JP2023016560A - 粘着テープ - Google Patents

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絢子 服部
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Abstract

【課題】離型剤層を備えることでロール状とすることが可能な粘着テープであって、水を吹きかけることにより粘着力が低下し、かつ被着体への糊残りの少ない粘着テープを提供する。【解決手段】基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層と、前記基材の他方の面に設けられる離型剤層とを備える粘着テープであって、該粘着テープを被着体に貼付して作製した粘着力測定用試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力Yが0.5N/25mm以下である、粘着テープ。【選択図】なし

Description

本発明は、粘着テープに関する。
粘着テープは、接着剤よりも施工が簡便であり、また、施工速度に優れることから、建築用材料、電子機器、織物、編物等の繊維材料等の様々な分野において用いられている。
粘着テープは、例えば、複数の建築用材料からなる被着体に貼付して建築用材料を固定した後、必要に応じて建築用材料から剥がして使用する、仮止め用途として用いられることがある。
複数の建築用材料などの被着体を仮止めする方法として、被着体にでんぷん糊を塗布した後、でんぷん糊の上から吸水紙を貼付する方法が知られている。この場合、吸水紙により被着体が仮止めされる。その後、必要に応じて吸水紙の上から水を吹き付けることにより、吸水紙に水が浸透し、でんぷん糊が溶解して吸水紙が剥がれて、被着体の吸水紙による仮止めが解除される。
また仮止め用途としては上記したでんぷん糊以外にも、水により粘着力が低下する粘着剤を用いることもでき、このような粘着剤としては、水性アクリル系感圧粘着剤などが知られている(特許文献1、2)。
特開2002-309209号公報 特許2009-013312号公報
しかしながら、上記したでんぷん糊及び吸水紙を用いて被着体を仮止めする方法では、水により吸水紙を剥離した後に、被着体上に糊残りが発生しやすくなり、被着体を洗浄するための作業時間を要するため、作業性が悪くなるという問題点があった。これは、吸水紙中に水が浸み込むため、でんぷん糊が吸水紙から脱離しやすくなるためと考えられる。このような糊残りの問題は、でんぷん糊の代わりに水性アクリル系感圧粘着剤などを用いても同様に生じると考えられる。
また、作業性の観点から、ロール状に巻回された粘着テープを用いて被着体を仮止めすることが望まれる。粘着テープをロール状に巻回して保管する場合は、粘着テープ同士の粘着を抑制するため、粘着テープの表面に離型剤層を設ける必要がある。しかしながら、離型剤層を設けると、水を吹きかけた時の水の浸透が抑制されるため、粘着剤が溶解せず、その結果粘着力を低下させ難くなり仮止め用途として使用することが困難となる。
そこで、本発明は、離型剤層を備えることでロール状とすることが可能な粘着テープであって、水を吹きかけることにより粘着力が低下し、かつ被着体への糊残りの少ない粘着テープを提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、粘着剤層、基材、及び離型剤層を備える粘着テープであって、該粘着テープを被着体に貼付した試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力が0.5N/25mm以下である粘着テープにより上記課題が解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。
本発明の要旨は、以下の[1]~[7]の通りである。
[1]基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層と、前記基材の他方の面に設けられる離型剤層とを備える粘着テープであって、該粘着テープを被着体に貼付して作製した粘着力測定用試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力Yが0.5N/25mm以下である、粘着テープ。
[2]初期粘着力Xが3N/25mm以上である、上記[1]に記載の粘着テープ。
[3]粘着力の低下率が50%以上である、上記[1]又は[2]に記載の粘着テープ。
[4]針穴及びスリットから選択される少なくともいずれかが形成されている、上記[1]~[3]のいずれかに記載の粘着テープ。
[5]前記粘着剤層が水系粘着剤組成物により形成されたものである、上記[1]~[4]のいずれかに記載の粘着テープ。
[6]幅が50mm以上である、上記[1]~[5]のいずれかに記載の粘着テープ。
[7]ロール状に巻回されてなる、上記[1]~[6]のいずれかに記載の粘着テープ。
本発明によれば、離型剤層を備えることでロール状とすることが可能な粘着テープであって、水を吹きかけることにより粘着力が低下し、かつ被着体への糊残りの少ない粘着テープを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る粘着テープを示す模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態に係る粘着テープを示す模式的な断面図である。 本発明の針穴が形成された粘着テープの一実施形態を示す上面図である。 本発明のスリットが形成された粘着テープの一実施形態を示す上面図である。 本発明のスリットが形成された粘着テープの他の実施形態を示す上面図である。 実施例における粘着力を測定する方法を模式的に示す図である。
[粘着テープ]
本発明の粘着テープは、基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層と、前記基材の他方の面に設けられる離型剤層とを備える粘着テープであって、該粘着テープを被着体に貼付して作製した粘着力測定用試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力Yが0.5N/25mm以下である。
本発明の粘着テープ10は、図1に示すように、基材11と、該基材11の一方の面に設けられる粘着剤層15と、基材11の他方の面に設けられる離型剤層14とを備える粘着テープである。基材11の他方の面とは、基材11の粘着剤層が設けられている面と反対側の面を意味する。なお、詳細は後述するが、基材11は図2に示すように樹脂層13とクラフト紙12が積層された多層基材などであってもよい。
(粘着力Y)
本発明の粘着テープは、粘着テープを被着体に貼付して作製した粘着力測定用試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力Yが0.5N/25mm以下である。粘着力Yが0.5N/25mm超であると、水を吹きかけたときの粘着力の低下が十分でないため剥離し難く、建築用材料などの被着体の仮止め用の粘着テープとして使用し難くなる。
水を吹きかけたときの粘着テープの被着体からの剥離性を向上させる観点から、粘着力Yは好ましくは0.3N/25mm以下であり、より好ましくは0.1N/25mm以下であり、さらに好ましくは0.05N/25mm以下である。
本発明の粘着テープは、例えば幅が50mm以上であって、面積が50mm×50mm以上のサイズであったとしても、粘着力Yを上記のとおり低くすることができる。そのため、複数の建築用材料の仮止め用途などに好適に使用できる。
粘着力Yは、後述する粘着テープの構造、粘着剤の種類などにより調整することができる。
本発明の粘着テープの粘着力Yは以下のとおり測定することができる。
まず、粘着テープを被着体表面に貼り付けて粘着力測定用試料を作製する。被着体としては、SUS板(ステンレス板)を用いる。粘着テープのSUS板への貼り付けは、粘着テープの粘着剤層側をSUS板表面に接触するようにして貼り付ける。
次いで、粘着力測定用試料の離型剤層側から水を吹きかける。吹きかける水の量は、粘着テープの面積200mm×200mmあたり、19mLとする。すなわち、粘着テープの面積1cmあたりの水の量が0.0475mLとなるように、均一に水を吹きかける。
そして水を吹きかけて5分経過後に粘着力Yを測定する。また水の吹きかけは、室温(23℃)、相対湿度50%の環境下で行うこととする。
粘着力Yは、JIS Z0237の方法に準じて、25mm幅における180°剥離強度を、引張試験機にて引張速度300mm/分の条件で測定する。
粘着力は上記した粘着力測定用試料を用いて測定されるが、粘着力測定用試料の端部と中央部とで粘着力が異なる場合がある。一般には、端部よりも中央部のほうが粘着力は高くなる傾向がある。したがって、本発明の粘着力Yは粘着力測定用試料における粘着テープの中央部の粘着力を意味することとする。中央部の粘着力は、粘着力測定用試料における粘着テープの中心点を含む部分を切り出した引張試験用試料を用いて測定される。このとき粘着力測定用試料における粘着テープの中心点と、引張試験用試料の中心点は一致している。なお、後述する初期粘着力Xについても、粘着力Yと同様に粘着力測定用試料における粘着テープの中央部の粘着力を意味することとする。
(初期粘着力X)
本発明の粘着テープの初期粘着力Xは、例えば3N/25mm以上であり、好ましくは5N/25mm以上であり、より好ましくは6N/25mm以上であり、さらに好ましくは8N/25mm以上である。初期粘着力Xがこのように一定以上であると、被着体との密着性が高まり、被着体を固定しやすくなる。初期粘着力Xの上限値は特に限定されないが、粘着力Yを上記した所望の値に調整し易くする観点から、初期粘着力Xは20N/25mm以下であることが好ましい。
初期粘着力Xは、水を吹きかける前の粘着力であり、上記した粘着力測定用試料を用いて測定される。初期粘着力Xも粘着力Yの場合と同様に、JIS Z0237の方法に準じて、25mm幅における180°剥離強度を、引張試験機にて引張速度300mm/分の条件で測定する。
(粘着力の低下率)
本発明の粘着テープの粘着力の低下率は、好ましくは50%以上であり、より好ましくは80%以上であり、さらに好ましくは95%以上であり、さらに好ましくは99%以上である。粘着力の低下率がこのように大きい場合は、初期粘着率Xが高く、かつ粘着力Yが低いことを意味する。すなわち、上記のような粘着力の低下率を備える粘着テープは、初期粘着力Xが高いため被着体を固定化し易くなり、さらに必要に応じて水を吹きかけることで被着体の固定化を開放できるため、粘着テープを仮止め用途に使用しやすくなる。
なお、粘着テープの粘着力の低下率は以下の式で計算される値である。
粘着力の低下率(%)=[(初期粘着力X-粘着力Y)/初期粘着力X]×100
(針穴、スリット)
本発明の粘着テープは針穴及びスリットから選択される少なくともいずれかが形成されていることが好ましい。以下、粘着テープに針穴又はスリットが形成されている実施形態を図面により説明するが、本発明は図面に限定されるものではない。
図3には粘着テープ10に複数の針穴16が形成されている一実施形態を示し、図4及び図5には粘着テープ10に複数のスリット17が形成されている一実施形態を示す。針穴16及びスリット17は、粘着テープ10の表面から裏面に貫通するように形成されている。該針穴16及びスリット17が形成されていることにより、粘着テープ10に水を吹きかけた際に、針穴16及びスリット17を通じて水が表面から裏面に(すなわち離型剤層側から粘着剤層側に)通過する。これにより、粘着剤層を形成する粘着剤の少なくとも一部が溶解して、被着体と粘着剤層との界面の粘着力が低下する。そのため、粘着力Yが低下し、粘着テープ10を被着体から容易に剥離することができる。この際、針穴16やスリット17が形成されていない箇所は離型剤層により水の浸透が抑制される。そのため、水が基材内部に浸透して基材と粘着剤層との密着性を低下させて粘着剤が脱離することを抑制でき、被着体表面への糊残りを有効に防止できる。
針穴16の直径は特に限定されないが、例えば0.1~5mmであり、好ましくは0.5~3mmである。針穴16の直径がこれら下限値以上であると、粘着力Yを低下させやすくなる。針穴16の直径がこれら上限値以下であると、初期粘着力Xを高めやすくなる。針穴16の数は特に限定されないが、例えば粘着テープの面積400cm(200mm×200mm)あたり10~300個であり、好ましくは20~200個であり、より好ましくは30~100個である。
スリット17は、細長の形状であり、その幅は特に限定されないが、例えば0.1~2mmであり、好ましくは0.2~1mmである。スリット17の幅がこれら下限値以上であると、粘着力Yを低下させやすくなる。スリット17の幅がこれら上限値以下であると、初期粘着力Xを高めやすくなる。
スリット17の長さは特に限定されないが、例えば1~10cm、好ましくは2~8cmである。幅方向に隣接するスリット12同士の間隔は特に限定されないが、例えば1~5cmであり、好ましくは2~3cmである。
なお、図4では粘着テープの縦方向に細長状のスリット17が互いに平行に形成されているが、このような態様に限定されない。例えば図5に示すように粘着テープの縦方向の一端側10aに近い領域に粘着テープの縦方向に形成されたスリット17aと、粘着テープの縦方向の他端側10bに近い領域に粘着テープの縦方向に形成されたスリット17bとが、粘着テープの横方向に交互に連続するように形成されてもよい。また、スリットは図4、図5で示した態様以外で形成されていてもよい。例えば、スリットは、粘着テープの縦方向に平行に配列されている必要はなく、2以上のスリットが互いに交差してもよく、個々のスリットの形状は同一である必要もない。
(粘着剤層)
本発明の粘着テープにおける粘着剤層は、粘着力Yが上記のとおり一定以下となるのであればその組成は制限されるものではないが、水系粘着剤組成物により形成されることが好ましい。粘着剤層が水系粘着剤組成物により形成されることにより、粘着力Yを所望の値に調整しやすくなる。
水系粘着剤組成物は、水を主成分とする溶媒(水系溶媒)及び粘着剤を含む組成物であり、例えば粘着剤の一部が水に分散した形態の組成物である。
水系粘着剤組成物に含まれる粘着剤の種類は特に限定されず、例えば、アクリル系、ポリエステル系、ウレタン系、ポリエーテル系、ゴム系、シリコーン系、ポリアミド系、フッ素系等の公知の各種粘着剤から選択される一種または二種以上の粘着剤を使用できる。これらの中でも、水系粘着剤組成物に含まれる粘着剤としてはアクリル系粘着剤が好ましく、中でも水に分散するアクリル系粘着剤がより好ましい。
<アクリル系粘着剤>
上記アクリル系粘着剤は、(a1)アクリル酸エステル、(a2)不飽和カルボン酸を少なくとも含むモノマー成分を重合したアクリル系共重合体であることが好ましい。
(a1)アクリル酸エステルは、以下の式(1)で表される単量体である。
CH=CH-COOR 式(1)
式(1)においてRは炭素数2~12の直鎖もしくは分岐アルキル基を示す。
(a1)アクリル酸エステルとしては、例えば、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、i-ブチルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリレート、i-オクチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-ノニルアクリレート、i-ノニルアクリレート等を挙げることができ、n-ブチルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリレート、i-オクチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-ノニルアクリレート、i-ノニルアクリレート等が特に好ましい。
上記(a1)アクリル酸エステルの含有量は、本発明で用いられるアクリル系粘着剤を形成するモノマー成分100質量%に対して、50~99.9質量%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは55~99.5質量%、さらに好ましくは60~97.7質量%、特に好ましくは65~94.5質量%であるのがよい。(a1)アクリル酸エステルの含有量がこれら下限値以上であれば、形成される粘着剤層の接着力、タック及び凝集力が良好になるので好ましく、一方、これら上限量以下であれば、凝集力が不足するなどの不都合が生じにくく好ましい。
(a2)不飽和カルボン酸としては、炭素数3~5の不飽和カルボン酸が好ましい。(a2)不飽和カルボン酸の具体例としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸などを挙げることができる。これらの中では、アクリル酸、メタクリル酸がより好ましい。
(a2)不飽和カルボン酸の含有量は、本発明で用いられるアクリル系粘着剤を形成するモノマー成分100質量%に対して、0.1~5質量%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.2~4質量%、さらに好ましくは0.3~3質量%、特に好ましくは0.5~2質量%であるのがよい。(a2)不飽和カルボン酸の含有量がこれら上限量以下であれば、形成される粘着剤層のタック及び耐水性が低下するなどの不都合が生じにくいので好ましい。一方、これら下限値以上であれば、得られる粘着剤層の接着力が優れ、凝集力が不足するなどの不都合が生じにくい。
アクリル系粘着剤を形成するためのモノマー成分には、上記した(a1)アクリル酸エステル、(a2)不飽和カルボン酸以外にも、これら(a1)及び(a2)と共重合可能な(a3)その他の単量体を含んでいてもよい。
(a3)その他の単量体としては、上記した(a1)以外のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、官能基を有する単量体などが挙げられる。前記官能基としては、例えば、アミド基もしくは置換アミド基、アミノ基もしくは置換アミノ基、ヒドロキシル基、炭素数6以下の低級アルコキシル基、エポキシ基、メルカプト基又は珪素含有基等が挙げられる。また、官能基を有する単量体としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、アルケニル基などのラジカル重合性不飽和基を有する化合物を使用することができ、ラジカル重合性不飽和基を2個以上有する単量体を使用してもよい。
(a3)その他の単量体の含有量は、本発明で用いられるアクリル系粘着剤を形成するモノマー成分100質量%に対して、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは40質量%以下であり、さらに好ましくは2~35質量%である。
アクリル系粘着剤は、(a1)アクリル酸エステル、(a2)不飽和カルボン酸を少なくとも含むモノマー成分を重合することで製造できる。重合方法としては特に制限されないが、乳化重合が好ましい。
<ポリビニルアルコール>
水系粘着剤組成物は、上記した粘着剤の他にポリビニルアルコールを含むことが好ましい。ポリビニルアルコールを含む水系粘着剤組成物を使用することにより、形成される粘着剤が水により溶解しやすくなり、そのため上記した粘着力Yを低下させやすくなる。
該ポリビニルアルコールは部分的にけん化している部分けん化ポリビニルアルコールであることが好ましく、ポリビニルアルコールのけん化度は好ましくは75~95%、より好ましくは80~90%である。このようなけん化度のポリビニルアルコールを用いると、上記した粘着力Yを低下させやすくなる。
水系粘着剤組成物におけるポリビニルアルコールの含有量は、アクリル系粘着剤(アクリル系重合体)100質量部に対して、好ましくは1~10質量部であり、より好ましくは2~8質量部であり、さらに好ましくは3~6質量部である。ポリビニルアルコールの含有量がこのような範囲であると、上記した粘着力Y及び初期粘着力Xを所望の範囲に調整しやすくなる。
<界面活性剤>
水系粘着剤組成物は、上記した粘着剤の他に界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤を含有することにより、上記した粘着力Yを低下させて、粘着テープの水による剥離性を向上させやすくなる。
界面活性剤の中でもノニオン系界面活性剤及びアニオン系界面活性剤が好ましく、アニオン系界面活性剤がより好ましい。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキル(もしくはアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート等のポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、オレイン酸モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等のグリセリン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマーなどが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム等の高級脂肪酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩等のアルキルアリールスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム等のアルキル(もしくはアルケニル)硫酸エステル塩、ポリエキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリエキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、モノオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルスルホコハク酸エステル塩及びその誘導体等を例示することができる。
これらの中でも、アニオン系界面活性剤としては、アルキルアリールスルホン酸塩が好ましく、中でもドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩がより好ましい。
界面活性剤を使用する場合は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
水系粘着剤組成物における界面活性剤の含有量は、アクリル系粘着剤(アクリル系重合体)100質量部に対して好ましくは0.5~2.5質量部、より好ましくは0.5~1.0質量部である。界面活性剤の含有量が該下限値以上であれば、得られる粘着テープの粘着力Yが低下しやすくなる。一方、界面活性剤の含有量が該上限値以下とすることにより、接着力の経時低下を抑えられるので好ましい。
水系粘着剤組成物は水を含み、必要に応じて水と相溶する有機溶媒を含んでもよい。かかる有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n-プロピルアルコール、i-プロピルアルコール、n-ブチルアルコール、t-ブチルアルコール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、アセトン、メチルエチルケトン等を挙げることができる。
水系粘着剤組成物における有機溶媒の含有量は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。
水系粘着剤組成物は、必要に応じて、アンモニア水等によってpH調節することができる。水系粘着剤組成物は、通常、固形分濃度30~70質量%、粘度100~20000mPa・s、pH3~8程度である。なお前記粘度は、BH型回転粘度計、25℃、20rpmの条件で測定される値である。
水系粘着剤組成物には、粘着剤、ポリビニルアルコール、界面活性剤以外のその他の成分を含んでもよい。その他の成分としては、例えば、粘着付与樹脂、可塑剤、湿潤剤、着色剤、無機質充填剤、安定剤、消泡剤、防腐剤、防黴剤等が挙げられる。
水系粘着剤組成物を使用して粘着剤層を形成する方法は特に制限されないが、例えば基材の上に該水系粘着剤組成物を、例えばロールコーター、ナイフコーターなどの一般に公知の手段を用いて直接塗布して乾燥させる方法が挙げられる。また、該水系粘着剤組成物を離型材上に同様の手段を用いて塗布し乾燥させて粘着剤層を形成させた後、該粘着剤層上に基材を重ね加圧し、該基材上に該粘着剤層を転写する方法も挙げられる。
粘着剤層の厚さは特に制限されないが、好ましくは10μm以上、より好ましくは15μm以上、さらに好ましくは20μm以上であり、そして好ましくは150μm以下であり、より好ましくは100μm以下である。粘着剤層の厚みがこれら下限値以上であると、粘着性能を確保しやすくなる。一方、粘着剤層の厚みがこれら上限値以下であると、粘着剤の使用量を少なくすることができ、かつ基材上の糊残りも抑制されやすくなる。
(基材)
本発明の粘着テープは基材を備える。基材は、図1に示すような単層の基材であってもよいし、図2に示すような多層基材であってもよいが、多層基材であることが好ましい。
単層の基材は、例えば樹脂フィルムなどで構成されたものが挙げられる。樹脂フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィン系フィルム、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルムなどが挙げられる。
多層基材としては、特に限定されないが、クラフト紙を備えるものが好ましく、図2に示すようなクラフト紙12と樹脂層13とを備える多層基材がより好ましい。このような多層基材を使用する場合、図2に示すように、粘着剤層15、クラフト紙12、樹脂層13、離型剤層14がこの順に積層された粘着テープであることが好ましい。樹脂層13がクラフト紙12と離型剤層14の間に配置されていることにより、離型剤層13を構成する離型剤がクラフト紙12に浸み込むことを防止することができる。
クラフト紙としては、例えば、未晒クラフト紙、半晒クラフト紙、晒クラフト紙などが挙げられる。さらに、これらに伸長性を付与するためにクルパック加工が施されたもの、また、これらに湿潤強度を付与するためにウェットストレングス加工が施されたもの等がクラフト紙として好適に使用される。
クラフト紙の厚みは特に限定されるものではないが、坪量で10g/m以上150g/m以下であることが好ましく、40g/m以上100g/m以下であることがより好ましい。
樹脂層の種類は特に限定されないが、クラフト紙との接着性や製造の容易性などの観点から、ポリオレフィン樹脂層であることが好ましい。ポリオレフィン樹脂層に使用されるポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂が好ましいが、ポリエチレン系樹脂がより好ましい。すなわち、樹脂層はポリエチレン系樹脂層であることが好ましい。ポリエチレン系樹脂を使用することで、耐熱性や、クラフト紙との接着性などが良好となりやすい。
樹脂層の厚さは、特に限定されないが、例えば、5μm以上100μm以下が好ましく、10μm以上50μm以下がより好ましい。
クラフト紙の表面に樹脂層を形成する方法は特に限定されないが、例えば押出ラミネート法を使用することができる。
また、粘着テープの基材の全体の厚みは、特に限定されないが、例えば10μm以上1000μm以下である。
(離型剤層)
本発明の粘着テープは離型剤層が設けられる。離型剤層が設けられることで、粘着テープをロール状に巻回して巻回体とする際、粘着剤層が離型剤層に接触することになる。そのため、粘着テープを巻回体から容易に繰り出すことが可能になる。
また、離型剤層が設けられることで、粘着テープに離型剤層側から水を吹きかけたときに、粘着テープ内部への水の浸透が抑制される。その結果、粘着剤が基材から脱離することが防止され、被着体表面への糊残りが低減される。
離型剤層は、シリコーン系離型剤、長鎖アルキル系離型剤などの公知の離型剤より形成すればよい。離型剤層の厚さは、特に限定されないが、その付着量が例えば0.1g/m以上10g/m以下、好ましくは0.3g/m以上5g/m以下程度となるように調製すればよい。
粘着テープの幅は特に限定されないが、例えば30mm以上であり、好ましくは50mm以上であり、より好ましくは100mm以上であり、そして好ましくは500mm以下である。このような幅を備える粘着テープは、建築用材料などの被着体の仮止め用途として使用し易くなる。
粘着テープは、ロール状に巻回されて保管されることが好ましい。すなわち、粘着テープは、ロール状に巻回された巻回体とするとよい。粘着テープは、例えば巻芯を中心にロール状に巻回するとよい。巻回体とする場合には、粘着剤層が内側、離型剤層が外側になるように巻回すればよく、それにより、巻回体の最外周面を離型剤層にできる。
勿論、粘着テープは巻回体とする必要はなく、シート状のままとしてもよい。そのような場合、粘着剤層の表面には、粘着剤層を保護するための離型シートなどを貼付してもよい。
本発明の粘着テープは、建築用材料などの被着体の仮止め用途として好適に使用できる。建築用材料の種類は特に限定されず、例えば建築物の外壁などに取り付けられる材料などが挙げられ、シート類、パネル類、タイル類などが例示される。
例えば、複数の建築用材料を準備して、該複数の建築用材料の意匠面に対して本発明の粘着テープを貼り付ける。このとき、粘着テープの粘着剤層側を建築用材料の意匠面に接触するように貼り付ける。
これにより、複数の建築用材料を一定間隔でまとめて保管でき、かつ意匠面が適切に保護される。そして、建築物(壁など)に対して建築用材料を施工して取り付ける際には、建築用材料の意匠面とは反対の面、又は建築物の表面に対して接着剤などを塗布し、建築用材料の意匠面とは反対の面を建築物の表面に接触し、押圧する。このようにして、建築物に建築用材料を取り付ける。また、本発明の粘着テープは上記したとおり、粘着力Yが一定以下であることより、粘着テープの離型剤層側から水を吹きかることによって、容易に粘着テープを取り外すことができ、さらに建築用材料の表面の糊残り(粘着剤残り)も少なく、施工性に優れる。
以下に本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
測定方法及び評価方法は、以下のとおりである。
<初期粘着力X>
図6により測定方法を説明する。
サイズ50mm×100mmのSUS板21を図6の(a)ように縦方向に3つ、横方向に3つの合計9つ配置した。このとき、縦方向のSUS板同士の間隔、横方向のSUS板同士の間隔は、それぞれ等間隔になるように配置した。
次いで、室温(23℃)、相対湿度50%の環境下で、実施例及び比較例の粘着テープ10(サイズ:200mm×200mm)の粘着剤層側をSUS板の表面に接触させて、2kgのローラで全体を2往復させて圧着させて、30分放置して粘着力測定用試料(図6(b))とした。なお、粘着テープ10はその中心と、中央部に配置されたSUS板21Bの中心が一致するように貼付した。また、SUS板の縦方向の端部と、粘着テープの縦方向の端部との距離d(図6(b))は、10mmとなるようにした。
粘着力測定用試料から、中央部のSUS板21Bの部分を粘着テープが積層された状態で切り出し、中央部の初期粘着力Xを測定するための試料(引張試験用試料)とした。また、粘着力測定用試料から、左端の列の中央に位置するSUS板21Aの部分を粘着テープが積層された状態で切り出し、端部の初期粘着力を測定するための試料(引張試験用試料)とした。
これらの各引張試験用試料について、JIS Z0237の方法に準じて、25mm幅における180°剥離強度を、引張試験機にて引張速度300mm/分の条件で測定した。
<粘着力Y>
粘着力Yについて、以下のとおり試料を作製して測定した。
上記した粘着力Xの場合と同様の方法で、図6(b)に示す粘着力測定用試料を作製した。次いで、室温(23℃)、相対湿度50%の環境下で、スプレー(株式会社フルプラ製、スウィングシリーズ普及型500mL)により、粘着力測定用試料の離型剤層側から水を噴霧することにより20回吹きかけた。水の吹きかけは、粘着テープから10cm離れた位置から、粘着テープ表面(離型剤層)に対して全体に均一に行なった。また吹きかけた水の量は全量で19mLであった。
水を吹きかけて5分経過後に、粘着力Yを測定した。粘着力Yは、次にように測定した。水を吹きかけた粘着力測定用試料から、中央部のSUS板21Bの部分を粘着テープが積層された状態で切り出し、粘着力Yを測定するための試料(引張試験用試料)とした。また、水を吹きかけた粘着力測定用試料から、左端の列の中央に位置するSUS板21Aの部分を粘着テープが積層された状態で切り出し、端部の粘着力を測定するための試料(引張試験用試料)とした。
これらの各試料について、JIS Z0237の方法に準じて、25mm幅における180°剥離強度を、引張試験機にて引張速度300mm/分の条件で測定した。
(全体剥離性の評価)
以下の基準で全体剥離性を評価した。
水を吹きかけて5分経過後の端部の粘着力及び中央部の粘着力が共に0.5N/25mm以下である場合を「〇」、水を吹きかけて5分経過後の端部の粘着力及び中央部の粘着力のすくなくともいずれかが0.5N/25mm超である場合を「×」として評価した。
[実施例1]
クルパック加工およびウェットストレングス加工が施された坪量75g/mの未晒クラフト紙の一方の面上に、ポリエチレン系樹脂からなる溶融混合物を押出しラミネーション法により押出して、厚み15μmのポリエチレン系樹脂層を積層し基材とした。
そして、基材のポリエチレン系樹脂層の上に、シリコーン系離型剤を乾燥後の付着量が1g/mとなるように塗布し乾燥して、離型剤層を形成した。
別途PETセパレーター(離型処理されたPETフィルム)を準備し、該PETセパレーター上に水系接着剤組成物(日本カーバイド工業製「TS2022」)を塗工し、110℃で2分乾燥させて、粘着剤層を形成させた。該粘着剤層を未晒クラフト紙上に転写させて、厚さ50μmの粘着剤層を備える本発明の粘着テープを作製した。
次いで、粘着テープの表面から裏面に貫通するように直径2mmの針穴を複数形成させた。針穴は粘着テープの面積200mm×200mmあたり49個となるように等間隔で形成させた。以上のようにして、実施例1の粘着テープを作製した。このようにして作製した粘着テープについて上記した各粘着力の測定を行った。結果を表1に示す。
実施例1で使用したポリエチレン系樹脂からなる溶融混合物の密度は0.935g/cmであり、MFRは7g/10分である。該溶融混合物は、密度0.973g/cm、MFR28g/10分の高密度ポリエチレン樹脂、密度0.916g/cm、MFR4.2g/10分、MT3.2gの高圧法低密度ポリエチレン樹脂、密度0.935g/cm、MFR2g/10分、MT8gの高圧法低密度ポリエチレン樹脂の混合物である。上記MFRは、JIS K-7210に準拠して、試験温度190℃、試験荷重21.18Nの条件で測定されたMFRを意味する。また、上記MTは、23℃-50%RHの雰囲気下において、MFR測定時と同一の試験温度及び試験荷重で押出しされた溶融ポリエチレン樹脂のストランドを8m/分の速度で引取った時の引取り張力(g)を意味する。
実施例1で使用した上記水系粘着剤組成物は、アクリル系粘着剤とポリビニルアルコールを含有する組成物である。
[比較例1]
針穴を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。このようにして作製した粘着テープについて上記した各粘着力の測定を行った。結果を表1に示す。
Figure 2023016560000001
実施例1の粘着テープは、初期粘着力が高く被着体に対する粘着性に優れ、かつ水を吹きかけたときに粘着力が低下して、被着体(SUS板)から粘着テープを容易に剥離することができることが分かった。さらに、実施例1の粘着テープは、被着体表面の糊残りも確認されなかった。
これに対して、比較例1の粘着テープは、初期粘着力は高いものの、水を吹きかけたときの粘着力(中央部)が低下せず、そのため、被着体(SUS板)から粘着テープを剥離することが困難であった。
10 粘着テープ
11 基材
12 クラフト紙
13 樹脂層
14 離型剤層
15 粘着剤層
16 針穴
17 スリット
21 SUS板

Claims (7)

  1. 基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層と、前記基材の他方の面に設けられる離型剤層とを備える粘着テープであって、該粘着テープを被着体に貼付して作製した粘着力測定用試料について、離型剤層の側から水を吹きかけて5分経過後に測定される粘着力Yが0.5N/25mm以下である、粘着テープ。
  2. 初期粘着力Xが3N/25mm以上である、請求項1に記載の粘着テープ。
  3. 粘着力の低下率が50%以上である、請求項1又は2に記載の粘着テープ。
  4. 針穴及びスリットから選択される少なくともいずれかが形成されている、請求項1~3のいずれかに記載の粘着テープ。
  5. 前記粘着剤層が水系粘着剤組成物により形成されたものである、請求項1~4のいずれかに記載の粘着テープ。
  6. 幅が50mm以上である、請求項1~5のいずれかに記載の粘着テープ。
  7. ロール状に巻回されてなる、請求項1~6のいずれかに記載の粘着テープ。


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