JP2023016363A - 巻き癖付与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】螺旋管となる帯状部材に巻き癖を付ける際に、帯状部材の損傷を抑制でき、作業性が良好な巻き癖付与装置を提供する。【解決手段】巻き癖付与装置20の支持フレーム21を、帯状部材90の巻重体99が収容されたドラム10のフランジ11の環状ガイド12に周回可能に支持させる。駆動部40によって、支持フレーム21を環状ガイド12の周方向に回転させる。巻き癖付与部30を、巻重体99の内側に配置して支持フレーム21に支持させる。帯状部材90における巻重体99から内側へ引き出された帯部分90aを巻き癖付与部30と係合させ、巻き癖付与部30によって帯部分90aに巻き癖を付与する。駆動部40による支持フレーム21の回転によって、巻き癖付与部30を、支持フレーム21と共にドラム10の周方向に回転させる。【選択図】図2

Description

本発明は、螺旋管となる帯状部材に巻き癖を付ける巻き癖付与装置に関し、特に、老朽化した下水道管等の既設管を更生するための帯状部材に対する巻き癖付与装置に関する。
例えば特許文献1に開示された巻き癖付与装置は、前後2段のピンチローラの対及び駆動モータを含む駆動ユニットと、リング状の支持フレームを備えている。巻き癖付与対象の帯状部材は、巻回された状態で、ドラム内に収容されている。リング状の支持フレームが、前記ドラムの両側部のフランジに回転可能に支持されている。駆動ユニットが、前記帯状部材の巻重体の内側に配置されるとともに、支持フレームに連結されて支持されている。駆動ユニットの後段部にカーリングローラが設けられている。帯状部材は、巻重体から内側へ引き剥がされて、前段及び後段のそれぞれ対をなすピンチローラ間に順次通されている。駆動モータによって各ピンチローラを回転駆動させることより、帯状部材がカーリングローラへ送り出され、カーリングローラによって該帯状部材の外周側から押されて内周側へ曲げられる。これによって、帯状部材に所定の曲率の巻き癖が連続的に付与される。かつ、帯状部材が送り出される反力によって、支持フレームひいては巻き癖付与装置全体が、ドラムの周方向に回転移動される。
国際公開番号WO2015/186416
前掲特許文献1の巻き癖付与装置においては、回転移動の反力を得るために、対をなすピンチローラによって帯状部材を強く挟み付けている。このため、帯状部材が断面変形を来たしたり、白化が生じたり、削れや被覆の剥がれが起きたりするおそれがあった。また、ピンチローラを駆動しても帯状部材が巻き取られるだけで支持フレームが止まっていることもあり、その場合、帯状部材が渦巻き状に巻き絞られ、捻じれて乱巻きになり、駆動ユニットにおいて帯状部材の座屈が起きて、装置が動作不能になるおそれがあった。これを防止するために、駆動ユニットの180°反対側のリング状支持フレーム上に駆動ユニットと同等の重さのバランスウェイトを配置して、支持フレームがスムーズに回転されるようにする必要がある。したがって、支持フレームはドラム径に合わせたリングでなければならず、装置が大型化し、かつバランスウェイトによって重量が増す。さらに、駆動ユニットにはモータ等の駆動機構が搭載されているため、重量が一層嵩み、巻重体の内部に組み込むのが容易でない。
本発明は、かかる事情に鑑み、帯状部材の損傷を抑制でき、作業性が良好な巻き癖付与装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、螺旋管となる帯状部材に巻き癖を付ける巻き癖付与装置であって、
前記帯状部材の巻重体が収容されたドラムのフランジの環状ガイドに周回可能に支持された支持フレームと、
前記支持フレームを前記環状ガイドの周方向に回転させる駆動部と、
前記巻重体の内側に配置されるとともに前記支持フレームに支持され、前記帯状部材における前記巻重体から内側へ引き出された帯部分と係合して該帯部分に巻き癖を付与する巻き癖付与部と、
を備え、前記駆動部による前記支持フレームの回転によって、前記巻き癖付与部が前記支持フレームと共に前記周方向に回転されることを特徴とする。
当該巻き癖付与装置においては、環状ガイドが支持フレームの回転移動の反力を受ける。したがって、帯状部材を強く挟み付ける必要が無く、帯状部材の断面変形や損傷が起きにくい。駆動部は支持フレームを回転駆動するものであるから、支持フレームが止まって帯状部材だけが巻き取られることがなく、帯状部材が巻き絞られて乱巻き状態になることはない。したがって、帯状部材の座屈が起きにくく、装置が動作不能になるのを回避できる。また、支持フレームをドラム径に合わせたリングにする必要が無く、バランスウェイトも不要であり、装置を小型化できる。巻き癖付与部は、モータ等の駆動機構が不要であるから軽量化でき、巻重体の内部への組み込み作業が容易である。
前記ドラムの軸方向の両側部にそれぞれ前記環状ガイドを有するフランジが設けられており、
前記支持フレームが、前記両側部の環状ガイドにそれぞれ支持された一対のフレーム本体と、前記巻重体の内部を通って前記一対のフレーム本体に架け渡された梁部材とを含み、前記梁部材に前記巻き癖付与部が支持されており、
前記駆動部が、少なくとも一方のフレーム本体に設けられて、当該一方のフレーム本体と対応する環状ガイド上を転動される転動体と、前記転動体を回転駆動する動力源を含むことが好ましい。
これによって、巻き癖付与部を安定的に支持できる。動力源によって転動体を回転駆動させると、転動体が環状ガイド上を転動され、支持フレームが環状ガイドに沿って回転移動される。
前記巻き癖付与部が、前記帯部分を該帯部分の内周側から押すとともに前記支持フレームの回転に伴う帯部分との相対移動によって従動回転される内周側従動回転体と、前記内周側従動回転体より前記支持フレームの回転方向の上流側に配置されて前記帯部分を該帯部分の外周側から押すとともに前記相対移動によって従動回転される外周側従動回転体とを含むことが好ましい。
前記帯部分を内周側従動回転体によって内周側から押し、かつ外周側従動回転体によって外周側から押すことで、帯状部材に巻き癖を確実に付与できる。内周側及び外周側の従動回転体はそれぞれ帯状部材との相対移動により従動回転されるものであり、自ら回転駆動されるものではないから、帯状部材がこれら従動回転体との接触によって損傷するのを抑制できる。
本発明によれば、帯状部材に巻き癖を付与する際に帯状部材の損傷を抑制できる。かつ巻き癖付与装置を軽量かつ小型化でき、ドラムへの組付けなどの作業性を良好化できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る巻き癖付与装置が組み込まれたドラムを含む既設管更生施工装置によって更生施工中の下水道管の側面断面図である。 図2は、前記巻き癖付与装置をドラムに組み込まれた状態で示す正面図である。 図3は、前記巻き癖付与装置をドラムに組み込まれた状態で示す、図4のIII-III線に沿う正面断面図である。 図4は、前記巻き癖付与装置をドラムに組み込まれた状態で示す、図2のIV-IV線に沿う側面断面図である。 図5は、前記巻き癖付与装置の支持フレームを解説的に示す、図4のV-V線に沿う側面図である。 図6は、図4のVI-VI線に沿う前記巻き癖付与装置の巻き癖付与部の正面図である。 図7は、前記巻き癖付与部の側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本発明は、例えば老朽化した下水道管等の既設管1の更生に適用される。既設管更生施工装置2は、製管機3と、ドラム10と、巻き癖付与装置20を備えている。製管機3によって、既設管1の内周に更生管9がライニングされることによって、既設管1が更生されている。既設管1としては、下水道管のほか、上水道管、農業用水管、ガス管、水力発電導水管、トンネル等が挙げられる。更生管9は、帯状部材90を製管機3によって螺旋状に巻回して製管した螺旋管である。図7に例示するように、帯状部材90は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる帯本体91と、スチール等の金属からなる補強帯材92を含み、外周側部(同図において下側部)には外周溝95が形成されている。帯本体91の幅方向の両端にはそれぞれ雌雄の嵌合部93,94が形成されている。図示は省略するが、更生管9においては、螺旋状に巻回された帯状部材90の隣接する嵌合部93,94どうしが嵌合されている。
なお、帯状部材90の断面形状は、図7に示す形状に限らない。補強帯材92の表面には、樹脂等の被覆層が設けられていてもよい。補強帯材92が、帯本体91に埋め込まれて内包されていてもよい。補強帯材92を省略してもよい。
図3及び図4に示すように、製管前の帯状部材90は、環状に巻き重ねられた巻重体99の状態で、地上のドラム10に収容されている。図1及び図4に示すように、ドラム10には所定の円周上に沿って間隔を置いて複数の枠材13が設けられている。枠材13によって、巻重体99が外側にほどけてドラム10からはみ出すことが規制されている。
図4に示すように、ドラム10の軸方向の両側部にはそれぞれフランジ11が設けられている。図2に示すように、フランジ11は、円形の中心開口11cを有する円形状の板状に形成されている。フランジ11は、ドラム10の軸方向と直交している。中心開口11cに沿って環状ガイド12が設けられている。環状ガイド12の軸は、ドラム10の軸と同じである。環状ガイド12は、枠材13が位置する所定の円周より内側に設けられている。図4及び図5に示すように、環状ガイド12の内周面および外周面には凹部12a,12bがそれぞれ形成されている。
図2に示すように、ドラム20に巻き癖付与装置20が組み込まれている。
図1及び図3に示すように、帯状部材90は、巻重体99から内側へ順次引き出され、巻き癖付与装置20によって巻き癖を付与されたうえで、製管機3によって更生管3に製管される。
図2~図4に示すように、巻き癖付与装置20は、支持フレーム21と、巻き癖付与部30と、駆動部40を備えている。支持フレーム21は、一対のフレーム本体22と、複数の梁部材23を含む。ドラム10の両側部のフランジ11に一対のフレーム本体22が配置されている。図2に示すように、各フレーム本体22は、一方向に長いボックス状ないしはプレート状に形成され、対応するフランジ11の環状ガイド12の周方向に離れた2点を結ぶように配置されている。フレーム本体22ひいては支持フレーム21は、環状ガイド12に周回可能されている。
図5に示すように、各フレーム本体22に駆動部40が搭載されている。駆動部40は、油圧モータ等の動力源41と、転動体42,43と、ギア列等の動力伝達機構44を含む。転動体42,43は、フレーム本体22の長手方向の両端部にそれぞれ配置されている。内周側(図5において上側)の転動体42は、環状ガイド12の内周側の凹部12aに嵌め込まれることによって環状ガイド12に対して転動可能に係合されている。外周側(図5において下側)の転動体43は、環状ガイド12の外周側の凹部12bに嵌め込まれることによって環状ガイド12に対して転動可能に係合されている。一対の転動体42,43が、環状ガイド12を挟み付けている。フレーム本体22ひいては支持フレーム21は、これら転動体42,43を介して環状ガイド12に係止されることで、フランジ11に支持されている。
各転動体42,43は、動力伝達機構44を介して動力源41と連結されている。動力源41の動力が動力伝達機構44を介して各転動体42,43に伝達されることで、各転動体42,43が回転駆動され、環状ガイド12上を転動される。これによって、フレーム本体22ひいては支持フレーム21が、環状ガイド12の周方向に回転される。巻き癖時における支持フレーム21の正転方向aは、図2において例えば時計まわりである。一対のフレーム本体22の駆動部40どうしは、互いに同期して駆動される。
図2~図4に示すように、ドラム10の両側部の一対のフレーム本体22どうしが、2つ(複数)の梁部材23によって連結されている。図4に示すように、梁部材23は、ドラム10の軸線と平行に向けられて、ドラム10内の巻重体99の内部に通され、一対のフレーム本体22に架け渡されている。図2に示すように、2つの梁部材23は、互いにフレーム本体22の長手方向に離間されている。
図3に示すように、一対の梁部材23ひいては支持フレーム21に巻き癖付与部30が支持されている。巻き癖付与部30は、ドラム10内の巻重体99の内側に配置され、帯状部材90における巻重体99の内側へ引き出された帯部分90aと係合して、該帯部分90aに巻き癖を付与する。
詳しくは、図6に示すように、巻き癖付与部30は、ハウジング31と、従動回転体32,33,34を含む。ハウジング31は、一対の連結アーム24を介して2つの梁部材23に架け渡されに吊支持されている。図4の両端矢印線bに示すように、ハウジング31は、梁部材23の延び方向へスライド可能である。
ハウジング31には、内周側従動回転体32と、補助従動回転体34が収容されている。内周側従動回転体32は、円筒形状に形成されている。図7に示すように、補助従動回転体34は、円板状の案内ローラ34aを含み、内周側従動回転体32よりもドラム10の外周側(図7において下側)に配置されている。
図6においては、内周側従動回転体32と補助従動回転体34とは、ドラム10の周方向の略同一位置において互いに対向するように配置されているが、これに限らず、補助従動回転体34が、内周側従動回転体32よりも支持フレーム21の回転(正転)方向aの上流側又は下流側にずれて配置されていてもよい。
図6に示すように、ハウジング31から支持フレーム21の回転方向aの概略上流側へアーム35が延びている。アーム35の先端部に外周側従動回転体33(カーリングローラ)が設けられている。外周側従動回転体33は、内周側従動回転体32より支持フレーム21の回転(正転)方向aの上流側に配置されている。
これら従動回転体32,33,34は、それぞれ自軸まわりに自由回転可能である。従動回転体32,33,34には、モータ等の回転駆動部が接続されていない。巻き癖付与部30には、従動回転体32,33,34のための回転駆動部が設けられていない。
図6に示すように、帯状部材90における巻重体99の引き剥がし位置99pから内側へ引き出された帯部分90aが、巻き癖付与部30に通されている。該帯部分90aにおける、引き剥がし位置99pに相対的に近い前段部に内周側従動回転体32及び補助従動回転体34が接し、帯部分90aにおける、引き剥がし位置99pより相対的に遠い後段部に外周側従動回転体33が接している。図6及び図7に示すように、内周側従動回転体32の外周面が、帯部分90aの内周側面(更生管9の内周面を構成する面)に押し当てられている。補助従動回転体34の案内ローラ34aが、帯状部材90の外周溝95に嵌っている。外周側従動回転体33が、帯部分90aの外周側部に押し当てられている。
前記の巻き癖付与装置20は、老朽化した既設管1の更生施工に際して次のように動作する。
帯部分90aは、前段の内周側従動回転体32によって該帯部分90aの内周側から押され、かつ後段の外周側従動回転体33によって該帯部分90aの外周側から押される。これによって、帯部分90aが内周側へ曲げられて巻き癖が付与される。アーム35の角度を調整することによって、巻き癖付与度合を調整できる。
補助従動回転体34の案内ローラ34aが帯部分90aの外周溝95に嵌ることによって、帯部分90aが巻き癖付与部30から脱落しないように案内できる。
併行して、駆動部40の動力源41によって転動体42,43が回転駆動されて環状ガイド12上を転動され、支持フレーム21が正転方向aへ回転移動される。これに伴って、巻き癖付与部30が、支持フレーム21と共にドラム10の周方向に沿って正転方向aへ回転される。したがって、巻き癖付与部30は、帯部分90aに対して、該帯部分90aの延び方向に沿って引き剥がし位置99pへ向けて相対移動される。これによって、従動回転体32,33,34が、それぞれ帯部分90aとの摩擦によって従動回転され、帯部分90a上を転動する。
巻き癖付与部30の回転に伴い、帯状部材90が、巻重体99から順次引き剥がされて、巻き癖付与部30に導入される。引き剥がし位置99pは、正転方向aへ順次移動される。さらに、巻重体99の軸方向における引き剥がし位置99pに応じて、巻き癖付与部30が梁部材23に沿ってスライドされる(図4の両端矢印線b)。
このようにして、帯状部材90に連続的に所要の巻き癖を付与できる。
巻き癖付与装置20においては、環状ガイド12が支持フレーム21の回転移動の反力を受ける。したがって、巻き癖付与部30において帯状部材90を強く挟み付ける必要が無く、回転体32,33,34は従動回転させればよく、回転駆動させる必要が無い。したがって、帯状部材90が断面変形を来たしたり、帯本体91を構成する合成樹脂の白化が生じたり、回転体の空転によって削れて傷が出来たり、被覆層が剥がれたりするのを防止又は抑制できる。
駆動部40は支持フレーム21を回転駆動するものであるから、支持フレーム21が止まって帯状部材90だけが巻き取られることがなく、帯状部材90が巻き絞られて乱巻き状態になることはない。したがって、帯状部材90の座屈が起きにくく、装置が動作不能になるのを回避できる。また、支持フレーム21をドラム径に合わせたリング構造にする必要が無く、バランスウェイトも不要であり、装置20全体を小型化できる。
巻き癖付与部30は、モータ等の駆動機構が不要であるから軽量化かつ小型化できる。したがって、巻重体99の内部への巻き癖付与部30の組み込み作業を容易化できる。
図1に示すように、巻き癖付与後の帯状部材90(帯部分90a)は、人孔4及び作製済の更生管9の内部を経て、更生管9の延伸方向の先端の製管機3に導入されて、更生管9に組み込まれる。これによって、更生管9が延伸される。該更生管9が既設管1の内周にライニングされることによって、既設管1が更生される。なお、図1に示す製管機3は、製管しながら推進される自走式であるが、これに限らず、更生管9の発進部に設置されて製管した更生管を既設管内へ押し込む元押し式、又は更生管の延伸先端側から牽引する牽引式の製管機であってもよい。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、駆動部40は、一対のフレーム本体22のうち少なくとも一方に設けられていればよい。環状ガイド12は、ドラム10の軸方向の一端側のみに設けられていてもよい。
フランジ11は、肉抜きされていてもよい。フランジ11、板状に限らず、放射状に組まれた柱材、同心円状に組まれた環状材等によって構成されていてもよい。
補助従動回転体34を省略してもよい。
巻き癖付与部30の回転体32,33,34の全部又は一部は、従動回転体に代えて、モータ等の回転駆動部に接続されて駆動回転される駆動回転体であってもよい。
本発明は、例えば老朽化した下水道管の更生に適用可能である。
1 既設管
2 既設管更生施工装置
3 製管機
9 更生管
90 帯状部材
90a 帯部分
91 帯本体
92 補強帯材
93,94 嵌合部
95 外周溝
99 巻重体
99p 引き剥がし位置
10 ドラム
11 フランジ
11c 中心開口
12 環状ガイド
20 巻き癖付与装置
21 支持フレーム
22 フレーム本体
23 梁部材
30 巻き癖付与部
31 ハウジング
32 内周側従動回転体
33 外周側従動回転体(カーリングローラ)
34 補助従動回転体
34a 案内ローラ
35 アーム
40 駆動部
41 動力源
42,43 転動体
44 動力伝達機構

Claims (3)

  1. 螺旋管となる帯状部材に巻き癖を付ける巻き癖付与装置であって、
    前記帯状部材の巻重体が収容されたドラムのフランジの環状ガイドに周回可能に支持された支持フレームと、
    前記支持フレームを前記環状ガイドの周方向に回転させる駆動部と、
    前記巻重体の内側に配置されるとともに前記支持フレームに支持され、前記帯状部材における前記巻重体から内側へ引き出された帯部分と係合して該帯部分に巻き癖を付与する巻き癖付与部と、
    を備え、前記駆動部による前記支持フレームの回転によって、前記巻き癖付与部が前記支持フレームと共に前記周方向に回転されることを特徴とする巻き癖付与装置。
  2. 前記ドラムの軸方向の両側部にそれぞれ前記環状ガイドを有するフランジが設けられており、
    前記支持フレームが、前記両側部の環状ガイドにそれぞれ支持された一対のフレーム本体と、前記巻重体の内部を通って前記一対のフレーム本体に架け渡された梁部材とを含み、前記梁部材に前記巻き癖付与部が支持されており、
    前記駆動部が、少なくとも一方のフレーム本体に設けられて、当該一方のフレーム本体と対応する環状ガイド上を転動される転動体と、前記転動体を回転駆動する動力源を含むことを特徴とする請求項1に記載の巻き癖付与装置。
  3. 前記巻き癖付与部が、前記帯部分を該帯部分の内周側から押すとともに前記支持フレームの回転に伴う帯部分との相対移動によって従動回転される内周側従動回転体と、前記内周側従動回転体より前記支持フレームの回転方向の上流側に配置されて前記帯部分を該帯部分の外周側から押すとともに前記相対移動によって従動回転される外周側従動回転体とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の巻き癖付与装置。
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