JP2023014678A - 情報処理システム、チャットボットシステム、情報提供方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、チャットボットシステム、情報提供方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報の要求元に応じてファイルの提供を制限することができる情報処理システムを提供すること。【解決手段】本発明は、情報の要求元2とネットワークアドレスを介して通信する情報処理システム1であって、前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記情報を前記要求元に提供する応答部と、前記決定部が決定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限する制限部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、チャットボットシステム、情報提供方法、及び、プログラムに関する。
情報処理システムが、ネットワーク経由でユーザーが入力するテキスト、音声又は画像等をパターン認識する。次に、情報処理システムがパターン認識の結果に基づいて、ユーザーとの会話を進行させるチャットボットシステムが知られている。また、チャットボットシステムによっては、ユーザーの指示に応じて、オペレータがチャットを行う有人対応を行うことができる。
例えば、チャットボットで用いられる対話シナリオの編集作業を補助するため、対話シナリオのうち、どの分岐がどの程度選択されたかを示す情報を文字及び図等によって表示する方法が知られている。このようにして、流れによって変わる対話シナリオを編集する上で、選択肢に対応する情報を纏めて閲覧できるようにする等の補助を行う方法が知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、従来の技術では、情報の要求元に応じてファイルの提供を制限することができないという問題があった。例えば、ユーザーからの質問に回答するための資料としてファイルが存在する場合、所定の組織に所属するユーザーか又はそれ以外のユーザーかによってファイルを提供するかどうかを変更したい場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、情報の要求元に応じてファイルの提供を制限することができる情報処理システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報の要求元とネットワークを介して通信する情報処理システムであって、前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記情報を前記要求元に提供する応答部と、前記決定部が決定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限する制限部と、を有する。
情報の要求元に応じてファイルの提供を制限することができる情報処理システムを提供できる。
有人対応が可能なチャットボットシステムの動作の概略を説明する図である。 チャットボットシステムの全体構成例を示す図である。 コンピュータの一例のハードウェア構成図である。 チャットボットシステムが有するサーバー装置、ユーザー端末、管理者端末及びオペレータ端末の機能構成例を示す図である。 質問回答情報記憶部が保持する質問回答情報の一例を示す図である。 ファイル情報記憶部が保持するファイル情報の一例を示す図である。 ファイルやファイルの公開範囲を管理者が登録するファイル登録画面の一例を示す図である。 ファイルが複数ページを有する場合のファイル登録画面の一例を示す図である。 質問回答編集画面の一例を示す図である。 ユーザー端末が表示するチャット画面の一例を示す図である。 社外から接続したユーザー端末が表示するチャット画面の一例を示す図である。 管理者がファイル及びファイルのページの公開範囲を設定する手順を示すシーケンス図の一例である。 ユーザーがボットとチャットする手順を示すシーケンス図の一例である。 制限部がユーザー端末のIPアドレスに基づいて、ファイルの公開を制限する手順を示すフローチャート図の一例である。 公開範囲が社内か否かで管理されるファイル情報の一例を示す図である。 アカウント情報の一例を示す図である。 ユーザー端末のIPアドレスに応じて異なるファイルが設定されたファイル情報の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例としてチャットボットシステムと、チャットボットシステムが行う情報提供方法について図面を参照しながら説明する。
<チャットボットシステムの概略>
図1は、有人対応が可能なチャットボットシステム100の動作の概略を説明する図である。ユーザー端末2ではWebブラウザが動作しており、サーバー装置1が提供するWebアプリを実行する。Webアプリは、ユーザーの質問に回答するチャットボットを実現している。
(1) 例えば、カタログが欲しいユーザー、商品の仕様を知りたいユーザー、又は、購入した商品の使い方が分からないユーザー等は、Webアプリが動作しているユーザー端末2に質問を入力する。
(2) サーバー装置1は質問からキーワードを抽出して、質問の内容を理解する。サーバー装置1は質問と回答の対応を学習したAI(Artificial Intelligence)でもよい。
(3) サーバー装置1は、質問回答情報記憶部41から質問に対応する回答を取得する。
(4) サーバー装置1は回答をユーザー端末2に送信する。また、質問によりシナリオが特定された場合、サーバー装置1は会話のためのシナリオに基づいて、メッセージをユーザー端末2に送信する。シナリオとは、予め登録されている会話の流れであり、ユーザーから取得すべき情報を順番に問い合わせるためのメッセージを有している。回答又はメッセージに資料となるファイルが使用される場合があり、この場合、サーバー装置1はユーザー又はユーザー端末2の識別情報に応じてファイル又はファイル内のページの提供を制限する。
(5) サーバー装置1は質問と回答の対応など、問い合わせ履歴をチャット履歴情報記憶部45に保存しておく。
(6) 一方、サーバー装置1が回答を見つけられない場合(ユーザーが期待した回答がない場合を含む)、ユーザーは有人対応を希望する操作をユーザー端末2に入力する。これにより、過去のチャット内容が、チャット中の質問のカテゴリに対応できるオペレータに転送される。
このように、チャットボットシステム100は、ユーザーが質問しているカテゴリに対応できるオペレータを自動的に判断して、チャットを転送できる。
(7) オペレータは自分が持つ知識や調べた内容を用いて、質問に対する回答をWebアプリに入力するので、ユーザー端末2はユーザーが期待する回答を受け取りやすくなる。
(8) 管理者は管理者端末3をサーバー装置1と通信させ、質問に対する回答を充実させる等のため、質問回答情報を編集できる。
このように、サーバー装置1は、回答に資料となるファイルが使用される場合、ユーザー又はユーザー端末2の識別情報(IPアドレスやユーザーID等)に応じてファイルを提供しなかったり、ファイルの一部のみを提供したりできる。したがって、チャットボットシステムが例えば社内及び社外のユーザーにより使用される場合でも、ユーザーが社員かどうかによりファイル(又はその一部)を提供するかどうかを制御できる。
<用語について>
会話とは、互いに話したり聞いたりして、共通の話を進めることをいう。会話は、質問と回答が交互に繰り返されて進行する場合がある。質問とは、疑問や理由を問いただすこと、又は、そのための情報をいう。回答とは、質問に対する返事である。なお、会話の内容は質問と回答には限らない。
会話のうち、リアルタイムに複数の人が文字を入力して(キーボードを使用しても音声入力でもよい)会話を交わすことをチャットという。会話とチャットは厳密には区別されなくてよい。
ボットとは、一定のタスクや処理を自動化するためのアプリケーションやプログラムをいう。本実施形態では、チャットボットという用語の省略形として使用される。
情報の要求元とは、チャットボットシステムから何らかの情報を受信するユーザーや端末をいう。情報は、質問に対する回答の他、単なる開示でもよい。また、情報はテキスト、画像、動画、又は音声でもよい。
ファイルとは、データの集まりである。このデータは、テキストデータ、画像データ、動画、又は音声のいずれでもよいし、これらの組み合わせでもよい。
<システム構成例>
図2は、チャットボットシステムの全体構成例を示す図である。チャットボットシステム100は、サーバー装置1を有する。サーバー装置1は、ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5の1つ以上とネットワークを介して通信する場合がある。
サーバー装置1は、チャットボットサービスを提供する情報処理システムの例である。サーバーとは、クライアントからの要求に対して情報や処理結果を提供する機能を果たすコンピュータやソフトウェアである。サーバー装置1は、インターネット上に存在してもよいし、オンプレミスに存在してもよい。本実施形態では、サーバー装置1はオンプレミスに存在すると共に、社外からのチャット要求をサーバー装置1に伝達する仕組みを有している。
また、サーバー装置1はクラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドとは、特定のハードウェア資源を意図しない場合に用いられる用語である。
サーバー装置1は、一台の情報処理装置で構成されても、複数の情報処理装置で構成されてもよい。以下、サーバー装置1が1台でサービスを提供する例で説明する。
ユーザー端末2は、チャットボットサービスにおいて、ユーザーが質問を入力したり、回答を閲覧したりする操作を行う情報処理装置である。このユーザーは社員の場合もあるし、社外の一般人の場合もある。ユーザー端末2は、Webブラウザ又はアプリ(Webアプリに対しネイティブアプリという)が動作している。ユーザー端末2は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、PC、などであるがこれらには限られない。
管理者端末3は、サーバー装置1等を管理するため、管理者等が質問回答情報の編集等の操作を行う情報処理装置である。管理者端末3は、Webブラウザ又はアプリ(Webアプリに対しネイティブアプリという)が動作している。管理者端末3は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、PC、などであるがこれらには限られない。
オペレータ端末5は、チャットボットサービスにおいて、有人対応を行うオペレータが回答の入力等の操作を行う情報処理装置である。オペレータ端末5は、Webブラウザ又はアプリ(Webアプリに対しネイティブアプリという)が動作している。オペレータ端末5は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、PC、などであるがこれらには限られない。また、管理者とオペレータが同じ社員であってもよい(管理者端末3とオペレータ端末5は同じものでもよい)。
サーバー装置1、ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5は、ネットワーク4を介して互いに接続する。例えば、ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)、WAN、及びインターネット等の1つ以上の組み合わせにより構築される。ネットワーク4に電話通信網が接続される場合もある。ネットワーク4の一部又は全体が有線又は無線でもよい。更に、可視光通信やBluetooth(登録商標)、赤外線通信等の近距離通信が含まれてもよい。
サーバー装置1は、ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5等と通信を行う。例えば、サーバー装置1は、ユーザーが入力する質問等の入力情報に対して、回答等となる応答情報を応答する、いわゆるチャットボットサービス等を提供する。
また、サーバー装置1は、ユーザー端末2及びオペレータ端末5との間、又は複数のユーザー端末間において、メッセージの送受信、いわゆるチャット等のサービスを提供する。すなわち、サーバー装置1は、インスタントメッセージサービス等を提供する。
<ハードウェア構成例>
<<コンピュータ>>
図2のサーバー装置1、ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5は例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図3はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3のコンピュータ500はコンピュータによって構築されており、図3に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDDコントローラ505(Hard Disk Drive)、ディスプレイ506、外部機器接続I/F508(Interface)、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、光学ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。光学ドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としての光記憶媒体513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。光学ドライブ514はCD、DVD、Blu-Ray等である。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<機能ブロック図>
図4は、チャットボットシステム100が有するサーバー装置1、ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5の機能構成例を示す図である。
サーバー装置1は、取得部11、決定部12、応答部13、通信部14、対話制御部15、保存部16、呼出部17、画面提供部18、制限部19、及び、ファイル登録部61を有する。サーバー装置1が有するこれらの機能は、図3に示したコンピュータ500が有するCPU501が、HD504からRAM503に展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
取得部11は、通信部14を介して、ユーザー端末2に入力される質問などの入力情報を取得する。決定部12は、入力情報に形態素解析を行い、質問回答情報記憶部41を検索する。このため、決定部12は、各質問回答情報に含まれる質問を予め形態素解析で複数のキーワードに分解しておく。そして、決定部12は、受信した質問文を形態素解析で複数のキーワードに分解する。また、決定部12は、別途、登録された類義語(例えば、採用の類語として「雇う」などを登録する)を参照し、類義語でも質問回答情報を検索する。決定部12はユーザーの質問と質問回答情報の質問の一致度を算出し、一致度が閾値以上で高い順にN個の回答を決定する。応答部13は、通信部14を介して、決定部12が検索して得た回答を応答情報としてユーザー端末2に応答する。
取得部11、決定部12、及び、応答部13によって、入力部21を介して入力される入力情報に対する応答情報が出力部22で出力される。したがって、取得部11、決定部12、及び、応答部13によって、ボット200が実現される。
なお、決定部12は、単に形態素解析でキーワードを決定するのでなく、質問とその意図の対応を学習したAIでキーワードを決定してもよい。この場合、意図がキーワードとなるが、質問に含まれないキーワードも抽出可能となる。また、決定部12は、質問だけでなく、時間帯や天候などの状況を考慮してキーワードを決定可能になる。
決定部12が検索した回答によりシナリオが定まった場合、対話制御部15は、シナリオに基づいて、ユーザー端末2とボットとの会話の流れを制御する。シナリオについては説明を省略する。また、対話制御部15は、ユーザー端末2から有人チャットを要求されると、適切なオペレータを特定する。
保存部16は、チャットの履歴をチャット履歴情報記憶部に保存する。本実施形態では、チャット履歴は使用されないため、説明を省略する。呼出部17は、ユーザーが有人対応を望んだ場合に、対話制御部15が決定したオペレータ端末5を呼び出す。呼出部17は、オペレータ端末5から対話開始を取得すると、対話制御部15に通知する。対話制御部15は、ユーザー端末2とオペレータ端末5との間でチャットを開始する。
画面提供部18は、管理者端末3が表示する各種の画面を生成し、その画面情報を管理者端末3に提供する。画面情報は、HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS(cascading style sheet)等で記述されたプログラムであり、主にHTMLによりWebページの構造が特定され、スクリプト言語によりWebページの動作が規定され、CSSによりWebページのスタイルが特定される。
制限部19は、決定部12が検索することで特定した回答にファイルが対応付けられている場合、ユーザー端末2のIPアドレスに応じてファイルを提供するか否かを判断する。制限部19はページ単位でファイルを提供するかどうかを判断できる。
ファイル登録部61は、管理者からファイルの登録を受け付けると共に、IPアドレスに基づいてファイルの公開範囲を受け付け、ファイル情報記憶部42に登録する。ファイル登録部61はページ単位でファイルの公開範囲を受け付ける。
ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5は、それぞれ入力部21,31,51、出力部22,32,52、及び、通信部23,33,53を有する。ユーザー端末2、管理者端末3及びオペレータ端末5が有するこれらの機能は、図3に示したコンピュータ500が有するCPU501が、HD504からRAM503に展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
入力部21,31,51は、ユーザー、管理者又はオペレータからの入力や操作を受け付ける。出力部22,32,52は、サーバー装置1から送信された各種の情報(回答、ファイル、画面等)をディスプレイに出力する。通信部23,33,53は、サーバー装置1と各種の情報を送受信する。
<記憶部の内容>
以下では、図5~図8を参照して、サーバー装置1の記憶部40が保持する情報について説明する。
図5は、質問回答情報記憶部41が保持する質問回答情報の一例である。質問回答情報は、ユーザー端末2から送信された質問の検索と、この質問に対応する回答の提供に使用される。ボットが質問し、ユーザー端末2が回答する場合もある。質問回答情報が有する各項目について説明する。
・IDは、質問回答情報(質問とその回答の対応)を識別する識別情報である。
・質問は、管理者が登録した、ユーザーから想定される問い合わせの具体的な内容である。質問は、上記のように形態素解析でキーワードに分解され、決定部12がユーザー端末2から送信された質問(形態素解析でキーワードに分解される)で検索される対象となる。
・回答は、質問に対する回答である。管理者は、質問に対する適切な回答を登録しておく。回答には、資料となるファイルのリンクが登録される場合がある。例えば、電話番号の質問に対する回答の場合は、組織内のアドレス帳が記載されたファイルのリンクが登録される。リンクは、ファイル情報記憶部42に記憶されているファイルと対応付けるためのファイルの識別情報である。リンクは例えばXMLファイルのタグで表されているが、リンクであることが分かれば形式は問わない。このタグにより、回答欄の文字列がリンクであると(回答でない)判断される。
図6は、ファイル情報記憶部42が保持するファイル情報の一例である。ファイル情報は、回答として提供されるファイルの保存場所等を管理すると共に、ファイルの公開範囲を管理する。
・ファイルIDは、ファイルの識別情報である。
・ファイル名は、当該ファイルのファイル名である。
・ファイルパスは、ファイルの保存場所を示し、例えばフォルダやディレクトリを示す。ファイルパスはURLでもよい。
・リンクは、ファイルの識別情報である。「●●●」や「▼▼▼」等は重複しない文字列である。
・公開範囲は、対象ページとIPアドレスを対応付けて管理する。対象ページは、このIPアドレスに適合するユーザー端末2に回答が送信される場合に、公開されるページ番号である。例えば、ファイルID=0006のファイルでは、ユーザー端末2のIPアドレスが、「192.168.10.10/32」に入る場合、「内線電話リスト.png」を公開することが管理されている。
ファイルID=007のファイルでは、ユーザー端末2のIPアドレスが、「192.168.10.10/32」に入る場合、「2021年度組織変更.pdf」の5~16ページを公開することが管理されている。この場合、これ以外のページ(1~4ページ)については制限がない。つまり、1~4ページはユーザー端末2のIPアドレスに関係なく提供される。例えば、「192.168.10.10/32」が社内のネットワークアドレスの場合、サーバー装置1は、社内から接続するユーザー端末2には、「2021年度組織変更.pdf」の詳細(5~16ページ)と制限がない1~4ページを送信する。サーバー装置1は、社外から接続するユーザー端末2には、「2021年度組織変更.pdf」の1~4ページのみを送信する。
なお、公開範囲のIPアドレスとして、1以上のIPアドレス以外のIPアドレスが設定されてもよい。例えば、「220.215.193.59、210.116.152.37以外」のように、「220.215.193.59」及び「210.116.152.37」以外のIPアドレスが公開範囲のIPアドレスとして設定される。すなわち、ユーザー端末2のIPアドレスが「220.215.193.59」と「210.116.152.37」との何れかである場合に、対象ページがユーザー端末2に提供されない。一方で、ユーザー端末2のIPアドレスが「220.215.193.59」と「210.116.152.37」との何れでもない場合に、対象ページがユーザー端末2に提供される。さらに、公開範囲のIPアドレスとして社外のIPアドレスが設定されてもよい。この場合、サーバー装置1は、社外のユーザー端末2に対し、特定のファイルやページを提供できる。例えば、競合企業のグローバルIPアドレス以外のIPアドレスを公開範囲のIPアドレスを設定しておけば、競合企業のユーザー端末2に対して、対象ページを提供しないように制御することができる。
<ファイルのリンクの登録>
図7は、ファイルやファイルの公開範囲を管理者が登録するファイル登録画面110の一例である。管理者は管理者端末3を操作してサーバー装置1にログインする。管理者に管理者権限があることが確認されると、画面提供部18が管理者端末3にファイル登録画面110を提供する。
ファイル登録画面110は、ファイル読み込みボタン111を有する。管理者がファイル読み込みボタン111を押下するとファイル選択画面が表示され、管理者は、管理者端末3に保存された画像ファイルやPDFファイルなどのファイルを選択する。
管理者が選択したファイルはサーバー装置1に送信され、ファイル登録画面110が更新される。更新後のファイル登録画面110では、管理者が選択したファイルのファイル名がファイル名欄112に表示され、サムネイルがサムネイル欄114に表示される。また、管理者端末3はサーバー装置1からファイルのリンクを取得する。このリンクはリンク欄113に表示される。管理者がコピーボタン116を押下すると、リンクがクリップボードにコピーされる。
ファイル登録画面110は公開範囲設定ボタン115を有する。管理者が公開範囲設定ボタン115を押下すると、公開範囲入力画面120がポップアップ表示される。公開範囲入力画面120は、ネットワークアドレス欄121、及び、IPアドレス範囲の指定欄122を有している。管理者は、ネットワークアドレス又はIPアドレスの範囲を直接、指定して公開範囲のIPアドレスを設定できる。
図8は、同じくファイル登録画面110の一例であるが、ファイルが複数ページを有する場合のファイル登録画面110を示す。複数ページを有するファイルが選択されると、サムネイル欄114には最初のページのサムネイルが表示される。また、ファイルが複数ページを有する場合、公開範囲入力画面120がページ入力欄123を表示する。管理者は、ページ単位で公開制限したい場合、ファイルのうち公開が制限されるページを入力できる。管理者がページ単位で公開制限したくない場合、ページ入力欄123には何も入力しない。なお、ページはプルダウンメニューなどの選択リストから選択可能でもよい。この場合、画面提供部18はファイルのページ数を特定し、公開範囲入力画面120に1~ページ数までがプルダウンメニューで表示される画面情報を生成する。
図9は、質問回答編集画面130の一例である。質問回答編集画面130は、ファイル登録画面110で管理者がタブ117を切り替えることで表示される。質問回答編集画面130は、質問欄131、及び、回答欄134を有している。管理者は、質問欄131に想定される質問を入力し、回答欄134に、この質問に対する回答132を入力する。回答132がファイルを必要とする場合、管理者はコピーボタンでコピーしておいたリンク133を貼り付ける。こうすることで質問回答情報の回答にリンクが設定される。
<チャット画面で表示されるファイルの一例>
図10は、ユーザー端末2が表示するチャット画面140の一例である。まず、図10では、ユーザーが社内から接続する場合を説明する。ユーザー端末2がサーバー装置1と通信を開始し、チャット画面140を表示すると初期画面に、「質問を直接入力するか、ボタンから調べる方法をお選び下さい。」というメッセージ141、カテゴリ選択ボタン142及びよくある質問ボタン143が表示される。図10では、ユーザーが入力欄148を操作して、直接、質問144を入力している。
この質問144に対し、チャット画面140は質問回答情報で検索に適合した回答145を表示する。図9の質問回答情報には2つのリンクが設定されている。制限部19がこのリンクに基づいて、ファイル情報記憶部42からリンク(ファイルID=0005,0006)を特定する。ファイルID=0005のリンクの公開範囲は、制限なしなので、制限部19はファイルID=0005のファイルパスからファイルを取得し、応答部13がユーザー端末2に提供する。ファイルID=0006のリンクの公開範囲は、IPアドレスが社内に制限されるが、ユーザーが社内から接続したので、制限部19はファイルID=0006のファイルパスからファイルを取得し、応答部13がユーザー端末2に提供する。以上により、図10では、回答145に2つのファイル146、147が表示されている。
図11は、社外から接続したユーザー端末2が表示するチャット画面140の一例である。制限部19が、ファイルID=0005のファイルの表示を制限しないのは、図10と同様である。
一方、ファイルID=0006のリンクの公開範囲は、IPアドレスが社内に制限されるが、ユーザーが社外から接続したので、制限部19はファイルID=0006のファイルをユーザー端末2に提供しない。このため、図11では、回答145に1つのファイル146のみが表示されている。
このように、サーバー装置1は、ユーザー端末2のIPアドレスに応じて、ファイルを公開するかどうかを制御できる。
<動作手順>
図12は、管理者がファイル及びファイルのページの公開範囲を設定する手順を示すシーケンス図の一例である。管理者端末3はすでにファイル登録画面110を表示しているものとする。
S1:管理者はファイル登録画面110のファイル読み込みボタン111を押下し、ファイルを選択する。入力部21がファイルの選択を受け付ける。
S2:管理者端末3の通信部33はファイルと該ファイルの登録要求をサーバー装置1に送信する。
S3:サーバー装置1の通信部14はファイルと該ファイルの登録要求を受信し、ファイル登録部61がファイルIDを採番し、ファイルを所定のフォルダ等に保存する。ファイル登録部61はファイルパスを取得し、また、リンクを生成する。
S4:ファイル登録部61は、採番したファイルID、ファイル名、ファイルパス、及び、リンクをファイル情報記憶部42に保存する。
S5:画面提供部18は、ファイルID、ファイル名、ファイルパス、及び、リンクと共に、ファイル登録画面110の更新を管理者端末3に送信する。
S6:管理者端末3の通信部33はこれらを受信し、出力部32がファイル登録画面110を更新する。
S7:次に、管理者は公開範囲設定ボタン115を押下する。入力部31は押下を受け付ける。押下により、管理者が選択したファイルIDが特定される。
S8:管理者端末3の出力部32は公開範囲入力画面120をポップアップ表示する。
S9:管理者は、公開範囲入力画面120で公開範囲を設定し、登録ボタンを押下する。入力部31は設定を受け付ける。
S10:管理者端末3の通信部33はファイルIDと公開範囲を指定して、公開範囲の登録要求をサーバー装置1に送信する。
S11:サーバー装置1の通信部14は公開範囲の登録要求を受信し、ファイル登録部61が公開範囲をファイル情報記憶部42に保存する。
S12:サーバー装置1の通信部14は登録完了を管理者端末3に送信する。
S13:管理者端末3の通信部33は登録完了を受信し、出力部32が登録完了を表示する。
S14:次に、管理者は質問回答編集画面130の表示を管理者端末3に入力する(タブを切り替える)。入力部31は入力を受け付ける。
S15:管理者端末3の通信部33は質問回答編集画面130の表示要求をサーバー装置1に送信する。
S16:サーバー装置1の画面提供部18は質問回答編集画面130の画面情報を管理者端末3に送信する。
S17:管理者端末3の通信部33は質問回答編集画面130の画面情報を受信し、出力部32が質問回答編集画面130を表示する。
S18:次に、管理者は質問回答編集画面130に、質問、回答及びリンクを含む必要事項を入力し、登録を指示する。入力部31は入力を受け付ける。
S19:管理者端末3の通信部33は質問回答情報の登録をサーバー装置1に要求する。
S20:サーバー装置1の通信部14は質問回答情報を受信し、保存部16が質問回答情報を質問回答情報記憶部41に保存する。
<チャットの手順>
図13は、ユーザーがボットとチャットする手順を示すシーケンス図の一例である。図13の処理は、ユーザー端末2がサーバー装置1に接続し、チャット画面140を表示した状態からスタートする。
S101:ユーザーが質問をユーザー端末2に入力する。入力部21は入力を受け付ける。ユーザーが単にメッセージを送信してもよい。
S102:ユーザー端末2の通信部23は質問をサーバー装置1に送信する。質問には、質問者IDとセッションIDが添付される。セッションIDは、ユーザー端末2とサーバー装置1との接続が確立したタイミングで生成され、ユーザー端末2に送信されている。
S103:サーバー装置1の通信部14は質問を受信し、決定部12が質問回答情報を検索して、回答を特定する。この処理の詳細を図14にて説明する。
S104:応答部13は回答をユーザー端末2に送信する。
S105:ユーザー端末2の通信部23は回答を受信し、出力部22が回答をチャット画面140に表示する。この回答にはファイルが含まれる場合がある。
図14は、制限部19がユーザー端末のIPアドレスに基づいて、ファイルの公開を制限する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、決定部12は質問回答情報の質問をユーザー端末2からの質問で検索してユーザーからの質問に対応する回答を特定する(S1)。
制限部19は、特定された回答に、ファイルのリンクが含まれているか否かを判断する(S2)。
回答にファイルのリンクが含まれている場合、制限部19はリンクに対応するファイルの公開範囲をファイル情報記憶部42から取得する(S3)。
公開範囲が設定されていない場合(S4のNo)、ファイルの公開は制限されないので、制限部19はファイル(複数ページがあれば全ページ)を含む回答をユーザー端末2に表示させると判断する(S10)。
公開範囲が設定されている場合(S4のYes)、ユーザー端末2の識別情報を取得する(S5)。識別情報は例えばIPアドレスである。
制限部19は、取得したIPアドレスが公開範囲のIPアドレスに含まれるか否かを判断する(S6)。
ステップS6の判断がYesの場合、制限部19は当該ファイルの全ページを含む回答をユーザー端末2に表示させると判断する(S10)。
ステップS6の判断がNoの場合、制限部19は公開範囲に対象ページが設定されているか否かを判断する(S7)。
ステップS7の判断がYesの場合、制限部19はファイルの公開範囲外のページを含む回答をユーザー端末2に表示させると判断する(S8)。例えば、公開範囲の対象ページが5~16ページの場合、制限部19は1~4ページのみを公開すると判断する。
ステップS7の判断がNoの場合、制限部19は当該ファイルを含まない回答をユーザー端末2に表示させると判断する(S9)。
制限部19は回答に対応付けられている全てのファイルについて図14の処理を行う(S11)。
このように、サーバー装置1はユーザー端末2のIPアドレスに応じて、回答に対応付けられているファイルの公開をページ単位で制御できる。
<変形例1>
図6のファイル情報記憶部42では、IPアドレスで公開範囲が管理されているが、公開範囲については、IPアドレスで指定する場合に限定されない。例えば、管理者が公開範囲を「社内」に設定しておく方法がある。
図15は、公開範囲が社内か否かで管理されるファイル情報の一例である。図15のファイル情報では、公開範囲が「社内のみ」に制限されている。例えば、「社内のみ」の項目の値がFalseの場合、公開が制限されず、Trueの場合、公開が制限される。
制限部19は、社内からのアクセスか否かはユーザーのアカウントにより判断できる。この場合、アカウント情報にユーザーごとの属性(社内、社外)が予め登録されている。
図16は、アカウント情報の一例を示す。アカウント情報には、チャットボットシステムを使用できるユーザーに関する情報が登録されている。
・アカウント名は、ユーザーの識別情報(ユーザーID)であり、例えばメールアドレスである。アカウント名は、氏名や社員ID等でもよい。
・ツール名は、ユーザーがチャットボットシステムを使用する場合に起動するアプリの名称である。
・属性は、ユーザーが社内の者か又は社外の者かを示す。
ユーザーはチャットボットシステム100を使用する場合、チャットボットシステム100又はアプリにログインする必要がある。ユーザーがチャットボットシステム100にログインしてから質問文を入力した場合や、アプリにログインしてからチャットボットシステム100を利用する場合、制限部19はログイン中のユーザーのアカウントを特定し、そのアカウントに対応する属性(社内or社外に)に基づいて、ファイルの公開が制限されるか否かを判断できる。
<変形例2>
また、図6のファイル情報記憶部42では、ファイル内のページ単位で公開が制限されているが、制限部19は、ユーザー端末2のIPアドレスで公開するファイルを切り替えてもよい。
図17は、ユーザー端末2のIPアドレスに応じて異なるファイルが設定されたファイル情報の一例である。図17のファイル情報では、ファイルID=0006に2つのファイルパスとリンクが登録されており、一方にのみIPアドレスによる制限が対応付けられている。
この場合、質問回答情報の回答にもファイルID=0006の2つのファイルが対応付けられている。ユーザーからの質問に対して回答が特定されると、ファイルID=0006の2つのファイルが特定される。制限部19は2つのファイルのうち、ユーザー端末2のIPアドレスに適合するファイルのみを提供すると判断する。
こうすることで、サーバー装置1はユーザーに応じて、同じ質問でも提供するファイルを切り替えることができる。
なお、図17では、公開範囲がIPアドレスで管理されているが、図16と同様にユーザーの属性で管理されてもよい。
<主な効果>
本実施形態のサーバー装置1は、回答に資料となるファイルが使用される場合、ユーザー又はユーザー端末2の識別情報(IPアドレスやユーザーID等)に応じてファイルを提供しなかったり、ファイルの一部のみを提供したりできる。したがって、チャットボットシステムが例えば社内及び社外のユーザーにより使用される場合でも、ユーザーが社員かどうかによりファイル(又はその一部)を提供するかどうかを制御できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、制限部19が質問に対する回答に対応づけられているファイルについて公開を制限したが、シナリオに基づいて提供されるファイルについても制限可能である。これらに限らず、制限部19は、ユーザー端末2に提供されるファイルについては制限可能である。
また、本実施形態では、社内か否かを例にしてファイルの提供を制限したが、IPアドレスやユーザーの属性はこれに限られず、国内と国外、各国ごと、IPアドレスで特定されるドメイン、OSの種類、Webブラウザの種類等、ユーザー端末2から取得可能な情報で制限してよい。
また、図4などの構成例は、ユーザー端末2,管理者端末3、オペレータ端末5及びサーバー装置1による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。ユーザー端末2,管理者端末3、オペレータ端末5及びサーバー装置1の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、サーバー装置1は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
更に、サーバー装置1は、本実施形態で開示された処理ステップ、例えば図15,図18,図19を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、サーバー装置1が有する複数の情報処理装置によって実行され得る。また、サーバー装置1は、1つのサーバー装置にまとめられていても良いし、複数のサーバー装置に分けられていても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 サーバー装置
2 ユーザー端末
3 管理者端末
5 オペレータ端末
100 チャットボットシステム
特開2018-195298号公報

Claims (11)

  1. 情報の要求元とネットワークを介して通信する情報処理システムであって、
    前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記情報を前記要求元に提供する応答部と、
    前記決定部が決定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限する制限部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記制限部は、前記ファイルが複数のページを有する場合、ページ単位で前記ファイルの提供を制限する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制限部は、前記要求元の識別情報に対応付けて公開する前記ファイルのページ番号が設定されているファイル情報を参照し、前記要求元の識別情報が前記ファイル情報の前記識別情報に適合する場合、前記ファイルの全ページを公開すると判断し、
    前記要求元の識別情報が前記ファイル情報の前記識別情報に適合しない場合、前記ページ番号以外のページのみ公開すると判断する請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記要求元の識別情報はIPアドレスであり、
    前記制限部は、前記IPアドレスの範囲に対応付けて前記ファイルを公開するか否かが設定されているファイル情報を参照し、前記要求元のIPアドレスが前記IPアドレスの範囲に含まれるか否かでファイルの提供を制限するかどうかを判断する請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記要求元の識別情報はユーザーのアカウントに関する識別情報であり、
    前記制限部は、アカウントに関する識別情報に対応付けてログインしたユーザーの属性を特定し、
    前記ユーザーの属性に対応付けて前記ファイルを公開するか否かが設定されているファイル情報を参照し、ログインした前記ユーザーの属性がファイル情報の前記ユーザーの属性に適合するか否かでファイルの提供を制限するかどうかを判断する請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記ユーザーの属性は、社内のユーザーか、又は、社外のユーザーかを示す請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記要求元の識別情報及び前記ファイル、又は
    前記要求元の識別情報、前記ファイル及び該ファイルのページ番号の前記ファイル情報への登録を受け付けるファイル登録部を有する請求項3~5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記決定部が特定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記制限部は、前記要求元の識別情報に基づいて提供するファイルを切り替える請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 情報の要求元と情報処理システムとがネットワークを介して通信するチャットボットシステムであって、
    前記情報処理システムは、
    前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記情報を前記要求元に提供する応答部と、
    前記決定部が決定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限する制限部と、を有し、
    前記要求元は、
    前記情報処理システムから受信したファイルを前記情報と共に出力する出力部を有するチャットボットシステム。
  10. 情報の要求元とネットワークを介して通信する情報処理システムが行う情報提供方法であって、
    前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定するステップと、
    決定された前記情報を前記要求元に提供するステップと、
    決定された前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限するステップと、
    を有する情報提供方法。
  11. 情報の要求元とネットワークを介して通信する情報処理システムを、
    前記要求元からの要求に適合する前記情報を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記情報を前記要求元に提供する応答部と、
    前記決定部が決定した前記情報にファイルが対応付けられている場合、前記要求元の識別情報に基づいてファイルの提供を制限する制限部、
    として機能させるためのプログラム。
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