JP2002163109A - ユーザ支援装置およびシステム - Google Patents

ユーザ支援装置およびシステム

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JP2002163109A
JP2002163109A JP2000360692A JP2000360692A JP2002163109A JP 2002163109 A JP2002163109 A JP 2002163109A JP 2000360692 A JP2000360692 A JP 2000360692A JP 2000360692 A JP2000360692 A JP 2000360692A JP 2002163109 A JP2002163109 A JP 2002163109A
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JP2000360692A
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Akihiro Yamada
晃弘 山田
Atsushi Maeda
篤志 前田
Tsugufumi Matsuoka
継文 松岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの多岐にわたる発話その他の要求を的
確に解釈して短時間で応答するエージェントは設計が困
難だった。 【解決手段】 複数のユーザ支援装置20、26、28
を専門分野に応じて設け、それらを異なるノードとして
ネットワーク14に接続する。それぞれのユーザ支援装
置は、ユーザの発話想定集と、その発話に対して応答す
るためのエージェント行動集を有し、担当する専門分野
に関する話題についてユーザと対話する。ユーザの発話
想定集は、一般的な発話を記録した一般発話ライブラリ
と、担当すべき専門分野に関連する発話を記録した専門
発話ライブラリとを含む。専門発話ライブラリは各ユー
ザ支援装置において独自に管理され、一般発話ライブラ
リは全てのユーザ支援装置において共用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザ支援技術
に関する。この発話はとくに、エージェントを利用して
ユーザの操作、検索その他の処理を支援するシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットや携帯電話の普及が牽引
となり、より多くの人がコンピュータや各種情報端末に
触れるようになった。ここ数年、パーソナルコンピュー
タをはじめとする機器の販売台数は大きく伸びており、
いわゆる初心者が激増している。CPUパワーやメモリ
容量の飛躍的な向上により、そうしたユーザでも比較的
容易に機器操作ができるためのGUI(グラフィカル・
ユーザ・インタフェイス)も整備されつつある。初心者
にとって、機器のもつ高度な機能を使いこなし、また、
必要な情報へ正しくアクセスすることは、GUIその他
の助けがなければ相当困難である。
【0003】そうしたユーザ支援技術のひとつに、エー
ジェントの利用が知られている。エージェントは、ユー
ザに代わって検索処理などを行う機能の総称であり、お
もに擬人化されたキャラクタがコンピュータ画面に登場
し、ユーザの発話を取得し、これをコンピュータ内へ伝
える構成となっている。コンピュータにおける処理の結
果は、キャラクタの発話としてユーザへ示される。エー
ジェントという存在により、ユーザはコンピュータとい
う機械を相手にする堅苦しさから解放され、コンピュー
タをより身近な存在として感じることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、エージェントを
設計する側としては、その適切な運用と洗練は非常に骨
の折れる作業である。ユーザは生身の人間であって、そ
の発話の内容はほぼ無限といってもよい。そうした発話
をすべて想定して対処することは事実上不可能である
が、ユーザはエージェントがどんな発話も的確に把握
し、瞬時に応答してくれることを期待する。仮に、ユー
ザの発話を相当数想定しても、実際にユーザが発したこ
とばをリアルタイムに近い反応時間で検索し、特定する
ことは非常に難しい。また、発話の想定数が大きくなれ
ばなるほど、エージェントを制御するサーバの扱うべき
データ量は多くなり、その負荷は増える。
【0005】本発明はこうした状況に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ユーザの多岐にわたる発話その他の
要求に対し、できるかぎり短い時間で応答するエージェ
ントを実現する技術の提供にある。本発明の別の目的
は、エージェントによる応答の精度を継続的に、かつ効
率的に高めていくことの可能な技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のユーザ支援装置
は、ユーザの発話を想定して作成された電子的なユーザ
発話集を有し、前記ユーザから発話が入力されたときそ
の内容を特定する第1のブロックと、前記発話に対する
応答を目的とするエージェントの行動を想定して作成さ
れた電子的なエージェント行動集を有し、前記ユーザの
発話に前記エージェントによって応答せしめる第2のブ
ロックとを含み、前記ユーザ発話集は、前記ユーザの一
般的な発話を記録する一般発話ライブラリと、前記エー
ジェントが担当すべき専門分野に関連する発話を記録す
る専門発話ライブラリとを含む。
【0007】一般発話ライブラリは、たとえば、かな漢
字変換システムにおける辞書のように、自然言語のライ
ブラリとして構成されてもよい。一般発話ライブラリと
専門発話ライブラリは、分離して設けられる必要はな
く、一般発話と専門発話が混在した一つのライブラリと
して設けられてもよい。「エージェント」は前述のごと
く、擬人化されたキャラクタのように可視的であるとは
限らず、システムのバックエンド等、見えないところで
ユーザを支援するプログラムその他の処理機能を指して
もよい。エージェントの「行動」は、エージェントの発
話、画像、動作その他、支援のための処理に関連する任
意の処理要素や処理動作を指す。
【0008】本発明のユーザ支援システムは、前述のユ
ーザ支援装置を前記専門分野に応じて複数設け、それら
を異なるノードとしてネットワークに接続し、前記ユー
ザからそれらの各ノードをアクセス可能に構成したもの
である。その場合、ユーザがクライアント、ユーザ支援
装置がサーバとなり、サーバクライアントシステムが構
築される。ユーザ支援装置は、ユーザに対するサービス
の内容ごとに設けられてもよく、たとえばニュース、占
い、旅行、料理、ビジネス、健康などのトピックごとに
設けられてもよい。この場合、それぞれのユーザ支援装
置が明確なテーマをもっているため、エージェントの洗
練が比較的容易になる。また、トピックごとに異なるノ
ードで処理ができるため、分散処理による負荷の軽減が
図られる。
【0009】ユーザ支援システム内に設けられた全ての
ユーザ支援装置の専門発話ライブラリを有するサーバを
設けておいてもよい。このサーバは、ユーザ支援システ
ム内で処理可能な全ての発話を特定できるエントランス
またはポータル的なサーバであり、そこで特定された発
話の内容にしたがい、複数のユーザ支援装置から適切な
ものが選定されてもよい。
【0010】このユーザ支援システムにおいて、前記複
数のユーザ支援装置は、前記専門発話ライブラリをそれ
ぞれ独自に管理する一方、前記一般発話ライブラリを共
用してもよい。このユーザ支援システムは、前記一般発
話ライブラリを管理し、その使用を希望する者に対し
て、当該ライブラリをオフラインまたはオンラインで提
供するライブラリ提供部をさらに含んでもよい。オフラ
インによる提供には、たとえば、一般発話ライブラリを
パッケージとして提供するなどの方法がある。オンライ
ンによる提供には、たとえば、一般発話ライブラリを置
いたサーバを設け、そのライブラリサイトの利用権を提
供するなどの方法がある。この構成により、第三者が専
門発話ライブラリおよびエージェント行動集を独自に開
発して、新たなユーザ支援装置を設けることが可能とな
り、ひいては、ユーザ支援システムのさらなる充実化を
図ることができる。
【0011】前記第1のブロックは、前記ユーザの発話
を前記ユーザ発話集の中で検索する発話検索部と、前記
ユーザの発話が前記ユーザ発話集の中に見いだされなか
ったとき、その旨をシステム管理者(以下、単に管理者
という)へ通知する通知部とを含んでもよい。その場
合、管理者がユーザに別途対応したり、ユーザ発話集お
よびエージェント行動集を改訂したりすることができ
る。
【0012】本システムはさらに、前記ユーザによる本
システムへのアクセス記録を取得する記録部を含んでも
よい。この場合、前記第2のブロックは、前記応答のた
めの前記エージェントの発話を前記ユーザによるアクセ
スの状況にしたがって複数の候補から選択してもよい。
例えば、あるユーザがエージェントAに対して「こんち
には」といったとき、そのユーザによる初回の訪問であ
れば、エージェントAは「こんにちは」と答えればよい
が、2回目であれば「やあ、また会いましたね」などと
応答してもよい。この場合、ユーザのアクセス履歴をも
とに最適と思われるものが選択され、より自然な、また
は、より親しみやすい会話が実現する。
【0013】前記第1のブロックは、前記ユーザ発話集
の内容に対するインデックスを保持するインデックス格
納部を有してもよい。この場合、前記検索部は、前記ユ
ーザの発話が入力されたとき、前記インデックス格納部
に対して初期的な検索、すなわち、絞込のための検索等
をかけることができ、検索の高速化が実現する。
【0014】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体などの間
で変換したものもまた、本発明の態様として有効であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態に係るユーザ
支援システム16を含むネットワークシステム10の全
体構成を示す。ここでは、ユーザ端末12とユーザ支援
システム16がインターネット14を介して接続されて
いる。ユーザ端末12はPC(パーソナルコンピュー
タ)、PDA、インターネット14へ接続可能な携帯電
話、その他任意のハードウエアである。
【0016】ユーザ支援システム16は、ユーザ支援装
置の一例であるおしゃべりサーバ20、献立サーバ2
6、旅行サーバ28を有し、これらがそれぞれインター
ネット14に接続されている。したがって、おしゃべり
サーバ20、献立サーバ26、旅行サーバ28は異なる
ネットワークノードとして構成されており、それぞれの
担当する専門分野に関するユーザの発話とエージェント
の発話の処理を行う。たとえば、おしゃべりサーバ20
は、「こんにちは」などの一般的なあいさつに関する発
話を処理し、献立サーバ26は、「レシピをおしえて」
などの献立に関する発話を処理し、旅行サーバ28は、
「国内旅行のおすすめは?」などの旅行に関する発話を
処理する。これにより、処理を分散させることができ、
また、エージェント単位のメンテナンスが容易になる。
おしゃべりサーバ20、献立サーバ26、旅行サーバ2
8という名称もその担当分野または専門分野に応じて与
えられている。
【0017】本実施形態では、ユーザがユーザ支援シス
テム16を利用する際に、最初にアクセスするサーバは
おしゃべりサーバ20とする。すなわち、おしゃべりサ
ーバ20は、ユーザの最初の発話を処理する。この意味
で、以下、おしゃべりサーバ20を「起点サーバ」とも
よぶ。また、おしゃべりサーバ20、献立サーバ26、
旅行サーバ28等を総括的に「専門サーバ」とよぶ。ま
た、専門サーバにおかれたエージェントを「専門エージ
ェント」とよぶ。ユーザ支援システム16は一体に構成
され、たとえばひとつのポータルサイト内に構成されて
もよいが、以下の説明では別ノードとして構成され、起
点サーバ20がユーザ端末12に対してポータルサーバ
として振る舞う例を考える。
【0018】専門サーバは、それぞれ、ユーザの発話を
想定して作成された電子的なユーザ発話集を有し、ユー
ザから発話が入力されたときにその内容を特定する第1
のブロックと、その発話に対する応答を目的とするエー
ジェントの行動を想定して作成された電子的なエージェ
ント行動集を有し、その発話に対してエージェントによ
って応答せしめる第2のブロックとを含む。ユーザ発話
集は、ユーザの一般的な発話を記録する一般発話ライブ
ラリと、専門エージェントが担当すべき専門分野に関連
する発話を記録する専門発話ライブラリを含む。すなわ
ち、専門サーバは、ユーザの一般的な発話と、自身の担
当する専門分野に関する発話とを特定し、それに応じて
専門エージェントに応答せしめる。
【0019】起点サーバ20のユーザ発話集には、ユー
ザ支援システム16に設けられた全ての専門サーバの専
門発話ライブラリが記録されている。他の専門サーバに
おいて特定できなかった発話は起点サーバ20に送ら
れ、起点サーバ20のユーザ発話集に照らして、その発
話を処理することができる専門サーバが割り出される。
処理可能な専門サーバが見つかれば、その専門サーバに
処理が引き継がれ、以下、ユーザがその専門分野に属す
る発話を続ける限り、その専門サーバが継続して処理を
行う。
【0020】詳細は後に述べるが、図1における処理の
概要は以下のとおりである。ユーザがユーザ端末12を
起動すると、ユーザ端末12内部に実装されたローカル
エージェントが現れる。このローカルエージェントはユ
ーザの最初の発話(以下この発話を「処理開始発話」と
いう)を待つ。処理開始発話はインターネット14を経
由して起点サーバ20へ送信される。このとき、ユーザ
端末12はWWWブラウザによって起点サーバ20のペ
ージを表示している。
【0021】起点サーバ20には、ユーザ発話集、すな
わちユーザがなすであろう発話の想定集が実装されてお
り、処理開始発話がそれに照合され、発話内容が特定さ
れる。その結果、処理開始発話に応答すべき専門エージ
ェントが特定され、その専門サーバのURL(同図中U
RLb、URLcと表記)がユーザ端末12のブラウザ
へ送られる。URLを取得したユーザ端末12の画面に
はその専門サーバのページが表示され、専門エージェン
トが現れる。専門サーバはそれぞれ専門エージェントの
ためのエージェント行動集をもっており、処理開始発話
およびそれ以降のユーザの発話(以下「通常発話」とい
う)に応答する。以下、エージェントの行動として主に
発話を例にとるが、それに限られるものではなく、エー
ジェントの身振りその他の動作、画像上の色、テクスチ
ャ等の変化、エージェントによる検索動作その他のプロ
グラム処理などでユーザに対応してもよい。
【0022】ユーザがその専門エージェントに新たな発
話、すなわち通常発話をしたとき、これが取得され、ま
ず、その専門サーバが有するユーザ発話集に照合され
る。発話内容が特定された場合は、上記と同様に、専門
サーバはURLをユーザ端末12のブラウザへ送り、同
じサーバ内の別のページを表示させるとともに、エージ
ェント行動集からエージェントの行動を読み出し、応答
処理を行う。以下、通常発話がその専門サーバにおいて
特定可能な発話である限り、ユーザ発話の取得、専門エ
ージェントによる応答、専門エージェントによる通常発
話の要求または促進、という一連の処理が繰り返され
る。
【0023】発話内容が特定されなかった場合は、その
発話内容が起点サーバ20(同図中URLsと表記)へ
送られる。起点サーバ20は、ユーザ発話集に照らして
その発話に応答すべき専門エージェントを特定し、その
専門サーバのURLをユーザ端末12へ送信する。以
下、その専門サーバに処理がうつり、その専門サーバに
設けられた第2のブロックにより応答処理が行われる。
起点サーバ20においても特定できなかった発話は、後
述するように、システム管理者へ通知される。
【0024】このように、それぞれの専門サーバは、自
身の担当する専門分野に関する話題について、ユーザと
対話を行う。起点サーバ20は、自身も「おしゃべりサ
ーバ」として、おしゃべりに関する話題についてユーザ
と対話を行うとともに、他の全ての専門サーバが担当す
る専門分野に関する発話を特定し、ユーザ端末12のア
クセス先を振り分ける機能も有する。
【0025】このような構成による利点として、さまざ
まな専門分野に関する専門サーバを第三者が独自に開発
することが可能であることが挙げられる。専門サーバの
管理者は、システム管理者から一般発話ライブラリをも
らい、専門発話ライブラリとその発話に対するエージェ
ント行動集とを独自に開発する。これにより、さまざま
な専門分野を担当する専門サーバの開発が促進され、比
較的短い時間で多くの専門分野を網羅したシステムの実
現が期待される。一般発話ライブラリは、パッケージと
して各専門サーバへ提供されてもよいし、一般発話ライ
ブラリを置いたサーバを設け、そのライブラリサイトの
利用権を提供してもよい。後者の場合、一般発話ライブ
ラリを継続的に改良する際に、その都度専門サーバへ最
新のパッケージを提供する手間を省くことができる。
【0026】図2は起点サーバ20の内部構成を示す。
同図中、「H」は発話データ、「I」は発話のインデッ
クス検索、「F」は特定されたユーザ発話に応答すべき
専門サーバのページのURLを保持するファイルの名
称、「X」は特定できなかった発話(以下、不明発話と
もいう)をそれぞれ示す。図2の構成は、ハードウエア
的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他
のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロー
ドされたプログラムなどによって実現されるが、ここで
はそれらの連携によって実現される機能ブロックを描い
ている。したがって、これらの機能ブロックがハードウ
エアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せに
よっていろいろな形で実現できることは、当業者には理
解されるところである。以下、同様の配慮は本明細書全
体にわたって有効とする。
【0027】通信部30はインターネット14を介して
専門サーバおよびユーザ端末12とやりとりをする。発
話取得部32はユーザ端末12からユーザの発話を取得
し、これを発話検索部34へ送る。発話検索部34はそ
の発話の第一文字をインデックスファイル36へ照合
し、まずインデックスによる絞り込みをかけ、その後、
発話の内容を特定する。この際、ユーザの発話全体につ
いてフレーズ検索をかける。フレーズ検索とは、単語の
順番まで含めて一致するものを見いだす処理である。フ
レーズ検索で該当するものが見つからないときは、後述
のように、発話を形態素に分け、キーワードまたは単語
によって近いものを検索する。
【0028】インデックスファイル36は、ユーザ発話
集38に格納されたユーザの想定発話を50音順に並べ
て生成され、前記の第一文字をこのインデックスファイ
ル36に照合することにより、たとえユーザ発話集38
が膨大であっても、非常に高速にユーザの発話を検索す
ることができる。後述するごとく、この実施の形態では
ユーザ発話集の充実化が容易であるため、短期間でユー
ザ発話集38の容量が非常に大きくなることが予想さ
れ、インデックス検索による高速化のメリットは大き
い。
【0029】インデックスファイル36で発話が特定さ
れると、その発話に応答すべき専門サーバのURL等の
情報が記述されたファイルがインデックスファイル36
内で特定され、ユーザ発話集38に内蔵されたそのファ
イル本体がオープンされ、前記URLが判明する。ユー
ザ発話集38には、ひとつの発話に対してひとつのファ
イルが形成されている。
【0030】判明したURLが自サーバのものであった
場合は、第2のブロックの一例としてのエージェント制
御部60にそのURLが伝達される。エージェント制御
部60は、通信部30を経てユーザ端末12のブラウザ
にそのURLを設定するとともに、エージェント行動集
62からそのURLに対応するエージェントの動作を読
み出して実行する。
【0031】判明したURLが他の専門サーバのもので
あった場合は、通信部30を経てユーザ端末12のブラ
ウザにそのURLが設定され、ユーザ端末12のアクセ
ス先がその専門サーバになる。厳密には、そのURLは
専門サーバのホームページを指しているのではなく、ユ
ーザの発話に応答するための個別のページを指してお
り、ひとつの発話に対してひとつ、または場合により複
数のページが割り当てられている。複数の場合は後述す
る。
【0032】ユーザの発話と完全に一致するものがユー
ザ発話集38に格納されているときは問題がないが、と
くにユーザ発話集38の充実化の過程では、そうならな
いことも多い。その場合、発話検索部34は既知の方法
でユーザの発話を形態素に分解し、それらのうち名詞の
論理積をとって再検索をかけるなどの処理により、最も
確からしい発話をユーザ発話集38から見いだす。再検
索の対象となった発話、および、そうした再検索を通し
ても判明しなかった発話は、ともに不明発話として不明
発話ファイル40に記録され、これが通知部42を通じ
てシステム管理者へ電子メール等により通報される。
【0033】システム管理者は、その発話に応答すべき
専門サーバの管理者に対して、その発話の内容を通知
し、専門エージェントによる応答処理の開発を依頼す
る。専門サーバの管理者は、その発話およびそれに応答
すべき専門サーバのページのURLを、自サーバのユー
ザ発話集38へ新規登録し、その発話のインデックスを
インデックスファイル36へ登録し、かつそのページに
おける専門エージェントの発話を含む処理を設計する。
開発が行われページが設置されると、専門サーバの管理
者は、起点サーバ20へ新たに開発した発話の内容、そ
の発話のインデックス、およびそれに応答すべき専門サ
ーバのページのURLを通知する。起点サーバ20の管
理者は、通知された内容をインデックスファイル36お
よびユーザ発話集38へ登録する。このメンテナンスに
よれば、適切に不明発話をユーザ発話集38に追加して
いくことができるため、ユーザ発話集38の充実は非常
に容易である。
【0034】アクセス記録部44は、専門サーバに対す
るアクセスの状況をユーザごとにアクセス情報ファイル
46へ記録する。これにより、同じユーザ発話に対して
異なる応答をすることが可能になる。例えば、おしゃべ
りサーバ20を初めて訪問したユーザが「こんにちは」
といったとき、おしゃべりサーバ20の専門エージェン
ト(以下、おしゃべりエージェントともいう)は「はじ
めまして」という。一方、そのユーザによるおしゃべり
サーバ20への再訪に際し、おしゃべりエージェントは
「こんにちは。あれからどうですか。」などということ
ができ、きめの細かい対応が実現する。アクセス記録部
44はアクセスの状況を発話検索部34へ伝える。発話
検索部34はユーザの発話に対応するための専門サーバ
のページが、いまの例のようにユーザ発話集38におい
て複数記述されているとき、その中からアクセスの状況
をもとにふさわしいものを選択し、そのURLをユーザ
端末12のブラウザへ設定する。
【0035】図3はインデックスファイル36の内部構
成、図4はユーザ発話集38の内部構成をそれぞれ示
す。インデックスファイル36は50音欄100、ユー
ザの発話欄102、ファイル名欄104を有する。ユー
ザの発話は50音順に整列され、第1文字が「あ」であ
れば、50音欄100の「あ」の下に分類され、以下同
様に第1文字をもとに分類されている。インデックスフ
ァイル36は、一般発話ライブラリと専門発話ライブラ
リとで別個に設けられてもよいし、双方を含む一つのフ
ァイルとして設けられてもよい。
【0036】ユーザ発話集38はファイル名欄104、
ユーザの発話欄102、応答すべき専門サーバのページ
欄120を有する。例えば、ユーザ発話「やあ」に応答
する専門サーバのページは「URLa43」であり、
「やあ」という発話と「URLa43」の組がファイル
f044を構成する。ユーザの発話は専門サーバごとに
まとめられ、例えばおしゃべりサーバ20が担当すべき
ユーザ発話110と、献立サーバ26が担当すべきユー
ザ発話112と、旅行サーバ28が担当すべきユーザ発
話114とがそれぞれひとまとまりで記述されている。
インデックスファイル36とユーザ発話集38はファイ
ル名によってリンクされ、例えば「こんにちは」という
発話には、インデックスファイル36においてファイル
f045が記述され、これがユーザ発話集38のファイ
ルf045を指している。
【0037】図4のごとく、「こんにちは」に対する応
答のページはURLa1とURLa2のふたつがある。
ここでは、おしゃべりサーバ20にはじめて来たユーザ
にはURLa1、再訪の場合はURLa2がそれぞれ送
信されるとする。
【0038】図5はアクセス情報ファイル46の内部記
述例である。同図では、あるユーザ「user1」は過
去に「おしゃべり」「献立」「オークション」という専
門サーバを訪れている。一方、ユーザ「user2」は
「旅行」「PC」という専門サーバを訪れている。した
がって、user2がおしゃべりサーバ20を訪れる
と、前述のごとく、おしゃべりエージェントから初回訪
問者用の発話がなされ、user1がおしゃべりサーバ
20を訪れると再訪者向けの挨拶が発話される。
【0039】図6はエージェント行動集62の内部構成
を示す。発話検索部34によって特定されたURL、す
なわち図4のごとくユーザ発話が「こんにちは」の場合
におけるURLa1またはURLa2は、エージェント
制御部60を経てエージェント行動集62に与えられ
る。エージェント行動集62は、専門エージェントの発
話に加えて、その画像や動作を記述するエージェントデ
ータ72を含む。また、発話検索部34によって特定さ
れたURLと一対一でページが設けられ、具体的には、
URLa1のページ64、URLa2のページ66、U
RLanのページ68のように構成される。ページはそ
れぞれいわゆるWebページであり、おしゃべりエージ
ェントによる発話だけでなく、その画像や動作の表示、
さらにはそのエージェントがなすべきサービス、たとえ
ば情報の検索なども実行する。すなわち、ユーザの発話
ひとつに対してWebページをひとつ設け、対応の柔軟
性と充実を図る趣旨である。
【0040】各ページはほぼ同じ構成であるから、同図
ではURLa1のページ64のみを詳述している。UR
La1のページ64はエージェント出力部70、特定処
理実行部76を有する。これらはこのページの背後で作
用するCGI(Common Gateway Interface)により実現
される。エージェント出力部70はエージェントデータ
72をもとに、おしゃべりエージェントによってユーザ
の発話へ応答する。特定処理実行部76は、前述のごと
く、発話による応答以外の処理、例えば情報の検索、各
種プログラムの実行など任意の処理を行う。一例とし
て、このページに到達する原因となったユーザの発話が
「今日のニュースが知りたい」であれば、おしゃべりエ
ージェントはインターネット14を通してニュースを検
索し、ユーザに示す。
【0041】ライブラリ提供部48は、一般発話ライブ
ラリを管理し、その使用を希望する者、すなわち、他の
専門サーバの管理者に対して、一般発話ライブラリをオ
フラインまたはオンラインで提供する。オフラインによ
る提供方法としては、たとえば、一般発話ライブラリを
パッケージとして提供する方法がある。オンラインによ
る提供方法としては、たとえば、一般発話ライブラリを
置いたサーバを設け、そのライブラリサイトの利用権を
提供する方法がある。本実施形態では、ライブラリ提供
部48は、他の専門サーバからの要求を受けて、ユーザ
発話集38から一般発話ライブラリを読み出し、通信部
30を介して専門サーバへ送信する。ライブラリ提供部
48は、一般発話ライブラリのみならず、専門発話ライ
ブラリを送受信してもよい。たとえば、他の専門サーバ
が新たな専門発話ライブラリを開発したときに、ライブ
ラリ提供部48がその専門発話ライブラリを受け取り、
インデックスファイル36およびユーザ発話集38に登
録してもよい。これにより、ユーザ支援システム全体の
メンテナンスを容易にすることができる。
【0042】次に、献立サーバ26、旅行サーバ28な
ど、起点サーバ20以外の専門サーバの構成および動作
について説明する。ここでは、献立サーバ26を例にと
って説明するが、他の専門サーバについても同様であ
る。献立サーバ26の内部構成は、図2に示した起点サ
ーバ20の内部構成とほぼ同じである。したがって、こ
こでは起点サーバ20と動作が異なる部材を中心に、一
連の処理の流れを説明する。
【0043】まず、起点サーバ20において取得された
ユーザの発話が、献立サーバ26によって処理可能であ
ると特定されたとき、ユーザのブラウザに献立サーバ2
6内のページのURLが設定される。ユーザのブラウザ
は、献立サーバ26にアクセスし、通信部30を介して
エージェント制御部60へ該当するページの取得を要求
する。エージェント制御部60は、起点サーバ20の場
合と同様に、エージェント行動集62から該当するペー
ジを読み出してユーザのブラウザへ送信するとともに、
必要な処理を実行する。
【0044】つづいて、献立サーバ26はユーザの次の
発話を待つ。ユーザが発話すると、起点サーバ20の場
合と同様に、発話取得部32がその発話を取得し、発話
検索部34がその発話を特定する。ここで、献立サーバ
26は、一般発話ライブラリと献立に関する専門発話ラ
イブラリを有し、ユーザの一般的な発話と献立に関する
発話を特定することができるが、その他の発話を特定す
ることはできない。発話検索部34においてユーザの発
話を特定することができた場合は、エージェント制御部
60が応答処理を行う。ユーザの発話を特定することが
できなかった場合は、その発話は不明発話として不明発
話ファイル40に記録され、通知部42によって起点サ
ーバ20へ送られる。そして、起点サーバ20のユーザ
発話集38に照らして処理すべき専門サーバが特定さ
れ、その専門サーバに処理がうつる。献立サーバ26の
管理者は、不明発話ファイル40に記録された不明発話
の中に献立に関する発話があれば、その発話に対する応
答処理を開発して献立サーバ26に登録する。これによ
り、比較的容易にエージェントの充実化を図ることがで
きる。本実施形態では、不明発話を、個々の専門サーバ
の不明発話ファイル40と、起点サーバ20の不明発話
ファイル40の双方に記録しているが、どちらか一方の
みであってもよい。
【0045】ライブラリ提供部48は、所定のタイミン
グで一般発話ライブラリの置かれたライブラリサイトへ
アクセスし、最新の一般発話ライブラリを取得してイン
デックスファイル36およびユーザ発話集38へ登録す
る。また、献立サーバ26において新たに開発された専
門発話ライブラリを起点サーバ20へ送信する。こうし
て、それぞれの専門サーバが独自に管理されながら、ユ
ーザ支援システム全体を充実化していくことができる。
【0046】図7は、ユーザ端末12の内部構成を示
す。通信部130はインターネット14を介して起点サ
ーバ20、献立サーバ26、旅行サーバ28等と通信す
る。ユーザインタフェイス138はユーザの意思決定を
促し、またそれを入力するための構成全般の総称で、キ
ーボード、マウス、表示装置、各種データインタフェイ
スを含む。ローカルエージェント出力部132はローカ
ルエージェントデータ134を読み出してユーザインタ
フェイス138を通じてユーザへ提供する。ユーザの処
理開始発話および通常発話は、ユーザインタフェイス1
38を介してユーザ発話入力部136に取得され、これ
が通信部130、インターネット14を経由して起点サ
ーバ20または他の専門サーバへ送信される。以上が実
施の形態の構成全般であり、以下その処理を具体例で示
す。
【0047】図8はユーザがユーザ端末12を起動した
とき表示される画面150を示す。ここではローカルエ
ージェント152が現れ、「ようこそ! 私とおしゃべ
りをいたしましょう。」と話す。ユーザは入力領域15
4に「こんにちは」と入力し、送信ボタンを押す。入力
領域154はユーザがローカルエージェント152をク
リックしたとき現れる構成としてもよく、クリックがな
されない間はローカルエージェント152がとりとめの
ないことばを発し続けてもよいし、ユーザに質問をして
発話を促してもよい。いずれにせよ、入力された「こん
にちは」は処理開始発話として起点サーバ20へ送ら
れ、その内容から専門サーバとしておしゃべりサーバ2
0自身が特定され、ユーザ端末12のアクセス先がその
ページへ移行する。
【0048】図9はそのとき表示される画面150であ
る。ここではおしゃべりエージェント156が表示され
るが、この実施の形態では、ローカルエージェント15
2と同一のエージェント画像を利用することにより、シ
ームレスな会話が続いているように見せている。おしゃ
べりエージェント156は「こんにちは! 私はおしゃ
べりエージェントのピー子です。・・・」と発話する。
ユーザが入力領域154で「レシピをおしえて」と入力
し、これを送信すると、これがおしゃべりサーバ20で
取得され、新たに献立サーバ26のひとつのページが特
定される。特定されたページのURLはユーザ端末12
へ送られ、ユーザ端末12のアクセス先がそのページへ
移る。
【0049】図10はそのとき現れる画面150を示
す。ここでは献立エージェント160が新たに登場し、
「りょうかい! 献立エージェントの私におまかせ
を。」と発話し、つづけて「どういう料理が知りたいで
すか?」と質問する。これはユーザの発話が漠然とレシ
ピを尋ねているとき、あまりにも候補が多いため、予め
絞込条件をユーザから取得する趣旨である。ユーザは入
力領域154において「中華」と入力し、これを送信す
る。この通常発話は献立サーバ26へ送られて特定さ
れ、献立サーバ26の中の別のページへ移る。
【0050】図11はそうして移った先のページを示す
画面150である。ここではさらに検索条件を絞り込む
ために、献立エージェント160が「さて、食材はどう
しましょう。ひとつ選んでください。」と尋ねている。
画面150の下部にはラジオボタン付きの食材候補を表
示する領域162が現れ、候補として「豚」「牛」
「魚」などが挙げられている。ユーザはここでは「牛」
を選択し、送信ボタンを押したとする。
【0051】図12はそのとき現れる画面150であ
る。図12の画面150は図11の画面150と異なる
ページであるが、今回は発話がもとでアクセス先が変化
したのではなく、前述の「牛」というラジオボタンにリ
ンクされたページへ飛んだ結果変化している。このよう
に、専門エージェントによる発話に、予め準備した選択
肢を組み込むことにより、一般論として、より簡便かつ
確実にユーザの意思を確認することができる。
【0052】図12では、すでに先のユーザの希望、す
なわち、 「中華」and「牛」and「レシピ」 という検索条件のもとで、特定処理実行部76によるイ
ンターネット14上への検索が完了しており、献立エー
ジェント160が「こういうのはどうでしょうか」と発
話し、「牛肉とピーマンの炒めもの」その他のレシピの
タイトル170が表示されている。これらのタイトル1
70にはリンクが貼られており、それぞれ詳細な説明の
ページへアクセス可能に構成されている。また、検索結
果欄172には、中華レシピを紹介するサイトが表示さ
れており、ユーザの便宜が図られている。いずれにせ
よ、この画面150を起点に、ユーザはレシピの詳細を
知ることができる。
【0053】同図では、さらなるユーザの通常発話とし
て、「飛行機の時刻表が見たい」が入力領域154に入
力されている。これが献立サーバ26に送信されると、
献立サーバ26のユーザ発話集38にはこの発話が記録
されていないので、不明発話として扱われ、起点サーバ
20へ送信される。起点サーバ20のユーザ発話集に照
らした結果、この発話を処理可能なサーバが旅行サーバ
28であると特定され、旅行サーバ28に処理がうつり
必要な処理が開始される。
【0054】一方、図示しないが、ユーザが例えば「エ
ジプトの王宮料理を知りたい」などと入力した場合、こ
れはどの専門サーバでも処理できない不明発話として扱
われる可能性がある。その場合、この発話がそのまま献
立サーバ26の管理者へ通知され、献立サーバ26のユ
ーザ発話集38とインデックスファイル36の更新が行
われると同時に、起点サーバ20のユーザ発話集38と
インデックスファイル36にも同様の内容が登録され
る。また、献立サーバ26の中にその発話に応答するた
めの新たなページが設けられ、以降、この発話に対して
は正しくエジプトの王宮料理に関する情報が返される。
【0055】以上、本発明をいくつかの実施の形態をも
とに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それ
らの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな
変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範
囲にあることは当業者に理解されるところである。そう
した例を挙げる。
【0056】図8等においてユーザの発話はテキストベ
ースで行われたが、これは音声認識で行ってもよい。そ
の場合、ユーザはより一層専門エージェントと対話して
いる形になる。専門エージェントも音声で発話してもよ
い。
【0057】不明発話は、ユーザ発話集38において特
定できなかった発話と考えたが、ユーザ発話集38では
特定できても、実際に専門エージェントによる応答が不
完全だったか、または全く実現できなかった場合に、そ
の発話を不明発話とよんでもよい。たとえば、「レシピ
を知りたい」というユーザの発話をもとに特定処理実行
部76が検索をかけたとき、候補が多すぎてユーザの意
に叶わなかったような場合も不明発話として管理者へ通
知し、専門エージェントによる対応を改善させてもよ
い。
【0058】実施の形態では、ユーザによる専門サーバ
へのアクセス状況を考慮して専門エージェントによる発
話を適宜選択した。これ以外にも、ユーザの属性情報を
もとに発話を選択してもよい。例えば、ユーザが女性の
場合、専門エージェントは比較的柔らかい表現を選択し
てもよいし、ユーザが年輩の場合、よりていねいな表現
を選択してもよい。
【0059】実施の形態では、ローカルエージェント1
52とおしゃべりエージェント156の画像を一致させ
たが、当然それに限る必要はない。また、ローカルエー
ジェント152をユーザ端末12に実装することはや
め、起動時に現れる「処理開始エージェント」のような
ものを起点サーバ20に実装しておいてもよい。
【0060】実施の形態では、おしゃべりサーバ20が
起点サーバとして機能したが、その他の専門サーバが起
点サーバとしての機能を有していてもよく、起点サーバ
が複数設けられていてもよい。専門サーバが起点サーバ
の機能を兼ねるのではなく、専門サーバと別に起点サー
バが設けられていてもよい。また、起点サーバを設けず
に、ある専門サーバで特定されなかった発話について、
他の専門サーバを巡回して処理可能であるか否かを問い
合わせ、処理可能な専門サーバを特定するような構成で
あってもよい。
【0061】実施の形態では、起点サーバ20において
ユーザの発話の特定と、それに応答するための専門サー
バのページのURLの設定が行われたが、起点サーバで
はユーザの発話を処理すべき専門サーバを特定するのみ
にとどまり、その専門サーバへ発話の特定および対応す
るページのURLの設定処理を行わせてもよい。これに
より、起点サーバ20にかかる負担を軽減することがで
きる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの多岐にわたる
発話その他の要求に対し、比較的短い時間で応答するエ
ージェントが実現する。また、エージェントによる応答
の精度を継続的に、かつ効率的に高めていくことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るユーザ支援システムを含む
ネットワークシステムの全体構成図である。
【図2】 ユーザ支援システムに含まれる起点サーバの
構成図である。
【図3】 起点サーバに含まれるインデックスファイル
の構成図である。
【図4】 起点サーバに含まれるユーザ発話集の構成図
である。
【図5】 起点サーバに含まれるアクセス情報ファイル
の構成図である。
【図6】 起点サーバに含まれるエージェント行動集の
構成図である。
【図7】 ユーザ支援システムを利用するユーザ端末の
構成図である。
【図8】 ユーザ端末を起動したときに現れるローカル
エージェントを示す図である。
【図9】 ユーザが発話したとき現れるおしゃべりエー
ジェントを示す図である。
【図10】 ユーザがレシピを尋ねたとき現れる献立エ
ージェントを示す図である。
【図11】 献立エージェントが検索の絞込条件をユー
ザに確認する様子を示す図である。
【図12】 献立エージェントが検索結果をユーザに提
示する場面を示す図である。
【符号の説明】
12 ユーザ端末、 16 ユーザ支援システム、 2
0 起点サーバ、 26 献立サーバ、 28 旅行サ
ーバ、 32 発話取得部、 34 発話検索部、 3
6 インデックスファイル、 38 ユーザ発話集、
42 通知部、44 アクセス記録部、 62 エージ
ェント行動集、 104 ファイル名、 120 応答
すべき専門サーバのページアドレス、 132 ローカ
ルエージェント出力部、 152 ローカルエージェン
ト、 156 おしゃべりエージェント、 160 献
立エージェント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 310 G06F 17/30 310Z (72)発明者 松岡 継文 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B075 PP07 PQ02 PR03 5E501 AA13 AC33 BA01 CA08 DA01 DA02 DA17 FA32 FA42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの発話を想定して作成された電子
    的なユーザ発話集を有し、前記ユーザから発話が入力さ
    れたときその内容を特定する第1のブロックと、 前記発話に対する応答を目的とするエージェントの行動
    を想定して作成された電子的なエージェント行動集を有
    し、前記ユーザの発話に前記エージェントによって応答
    せしめる第2のブロックとを含み、 前記ユーザ発話集は、前記ユーザの一般的な発話を記録
    する一般発話ライブラリと、前記エージェントが担当す
    べき専門分野に関連する発話を記録する専門発話ライブ
    ラリとを含むことを特徴とするユーザ支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユーザ支援装置を前記
    専門分野に応じて複数設け、それらを異なるノードとし
    てネットワークに接続し、前記ユーザからそれらの各ノ
    ードをアクセス可能に構成したことを特徴とするユーザ
    支援システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のユーザ支援装置は、前記専門
    発話ライブラリをそれぞれ独自に管理する一方、前記一
    般発話ライブラリを共用することを特徴とする請求項2
    に記載のユーザ支援システム。
  4. 【請求項4】 前記一般発話ライブラリを管理し、その
    使用を希望する者に対して、当該ライブラリをオフライ
    ンまたはオンラインで提供するライブラリ提供部をさら
    に含むことを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載
    のユーザ支援システム。
  5. 【請求項5】 前記第1のブロックは、 前記ユーザの発話を前記ユーザ発話集の中で検索する発
    話検索部と、 前記ユーザの発話が前記ユーザ発話集の中に見い出され
    なかったとき、その旨をシステム管理者へ通知する通知
    部と、 を含むことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記
    載のユーザ支援システム。
  6. 【請求項6】 前記第1のブロックは、前記ユーザ発話
    集の内容に対するインデックスを保持するインデックス
    格納部を有し、 前記検索部は、前記ユーザの発話が入力されたとき、前
    記インデックス格納部に対して初期的な検索をかけるこ
    とを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のユー
    ザ支援システム。
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