JP2023012815A - 形状凍結性に優れた自動車シート用部品及びその製造方法 - Google Patents
形状凍結性に優れた自動車シート用部品及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023012815A JP2023012815A JP2021116524A JP2021116524A JP2023012815A JP 2023012815 A JP2023012815 A JP 2023012815A JP 2021116524 A JP2021116524 A JP 2021116524A JP 2021116524 A JP2021116524 A JP 2021116524A JP 2023012815 A JP2023012815 A JP 2023012815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- main body
- automobile seat
- mold
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 18
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 18
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 238000007710 freezing Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す自動車シート100は、シートクッション101と、シートバック102と、クッションフレーム103と、バックフレーム104と、リクライナ105と、を備える。
自動車シート用部品1は、第1サイドフレーム104Aの本体部分を構成する帯状のパネルである。
本体2は、厚み方向から視て弓なりに湾曲した帯板状の部位である。本体2は、幅方向(つまり長手方向と直交する方向)における第1端部21と第2端部22とを有する。
第1フランジ3は、本体2の第1端部21から本体2の板面と交差する方向(つまり本体2の厚み方向)に突出する板状の部位である。第1フランジ3は、本体2を構成する金属板をプレス成形により第1端部21で曲げることで形成されている。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1フランジ3の本体2の長手方向に沿った長さが凹凸部31によって増加する。そのため、プレス成形時に発生する第1フランジ3の圧縮応力を低減できる。その結果、プレス成形における離型時の自動車シート用部品1の変形量が低減される。つまり、形状凍結性に優れた自動車シート用部品1が得られる。
[2-1.構成]
図5に示す自動車シート用部品の製造方法は、本体成形工程S10と、曲げ工程S20と、第1フランジ成形工程S30と、第2フランジ成形工程S40とを備える。この製造方法により、図2Aの自動車シート用部品1が得られる。
本工程では、図6Aに示すように、素材となる金属製の板材Mを第1ダイD1と第1パンチP1とを用いて厚み方向にプレスする。これにより、自動車シート用部品1の本体2に相当する部位に凹凸形状を形成する。
本工程では、図6Bに示すように、第2ダイD2と第2パンチP2とを用いたプレスにより、本体2の第1端部21及び第2端部22に相当する部位において本体成形工程S10後の板材Mを曲げる。これにより、第1端部21が膨出する向きに湾曲した帯板状の本体2が形成される。
本工程では、図6Cに示すように、板材Mのうち第1端部21において曲げられた第1部位M1に対して、第3ダイD3と第3パンチP3とを用いたプレスを行う。
本工程では、図6Dに示すように、板材Mのうち第2端部22において曲げられた第2部位M2に対して、第4ダイD4と第4パンチP4とを用いたプレスを行う。これにより、第2部位M2の本体2に対する曲がり角度が調整される。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)第1フランジ3の成形加工前に、第1フランジ3に加工される第1部位M1の本体2の長手方向に沿った長さが凹凸部31によって増加される。そのため、プレス成形時に発生する第1フランジ3の圧縮応力を低減できる。その結果、プレス成形における離型時の自動車シート用部品1の変形量が低減される。つまり、形状凍結性に優れた自動車シート用部品1が得られる。
[3-1.構成]
本実施形態の自動車シート用部品の製造方法は、第2実施形態の自動車シート用部品の製造方法と同様に、図5に示す本体成形工程S10と、曲げ工程S20と、第1フランジ成形工程S30と、第2フランジ成形工程S40とを備える。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)第1フランジ3の成形加工時に、第1フランジ3の本体2の長手方向に沿った長さが凹凸部31によって増加される。そのため、プレス成形時に発生する第1フランジ3の圧縮応力を低減できる。その結果、プレス成形における離型時の自動車シート用部品1の変形量が低減される。つまり形状凍結性に優れた自動車シート用部品1が得られる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
3…第1フランジ、3A…先端部、4…第2フランジ、4A…先端部、
21…第1端部、22…第2端部、31…凹凸部、31A…基準壁、31B…凹部、
31C…凸部、32…端面、100…自動車シート、101…シートクッション、
102…シートバック、103…クッションフレーム、104…バックフレーム、
104A…第1サイドフレーム、104B…第2サイドフレーム、
104C…アッパフレーム、105…リクライナ。
Claims (6)
- 自動車シートのフレームに用いられる金属製の形状凍結性に優れた自動車シート用部品であって、
幅方向における第1端部及び第2端部のうち前記第1端部が膨出する向きに湾曲した帯板状の本体と、
前記第1端部から前記本体の板面と交差する方向に突出する第1フランジと、
前記第2端部から前記本体の板面と交差する方向に突出すると共に、前記第1フランジと対向する第2フランジと、
を備え、
前記第1フランジは、前記本体の長手方向に沿って設けられた凹凸部を有する、自動車シート用部品。 - 請求項1に記載の自動車シート用部品であって、
前記凹凸部は、少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの凸部を含み、
前記少なくとも1つの凹部又は前記少なくとも1つの凸部は、前記第1フランジの前記本体とは反対側の端面まで到達する、自動車シート用部品。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動車シート用部品であって、
前記凹凸部は、
基準壁と、
前記基準壁よりも前記本体の幅方向内側に凹んだ少なくとも1つの凹部と、
を含む、自動車シート用部品。 - 請求項3に記載の自動車シート用部品であって、
前記少なくとも1つの凹部の前記本体の長手方向に沿った幅は、前記第1端部に近づくに連れて小さくなる、自動車シート用部品。 - 自動車シートのフレームに用いられる金属製の自動車シート用部品の製造方法であって、
幅方向における第1端部及び第2端部のうち前記第1端部が膨出する向きに湾曲した帯板状の本体が形成されるように、金型を用いたプレスにより前記第1端部及び前記第2端部において金属製の板材を曲げる工程と、
前記第1端部において曲げられた部位に対する金型を用いたプレスにより、前記第1端部から前記本体の板面と交差する方向に突出する第1フランジを成形する工程と、
前記第2端部において曲げられた部位に対する金型を用いたプレスにより、前記第2端部から前記本体の板面と交差する方向に突出すると共に、前記第1フランジと対向する第2フランジを成形する工程と、
を備え、
前記曲げる工程では、前記第1端部において曲げられる部位に前記本体の長手方向に沿って凹凸部を形成する、自動車シート用部品の製造方法。 - 自動車シートのフレームに用いられる金属製の自動車シート用部品の製造方法であって、
幅方向における第1端部及び第2端部のうち前記第1端部が膨出する向きに湾曲した帯板状の本体が形成されるように、金型を用いたプレスにより前記第1端部及び前記第2端部において金属製の板材を曲げる工程と、
前記第1端部において曲げられた部位に対する金型を用いたプレスにより、前記第1端部から前記本体の板面と交差する方向に突出する第1フランジを成形する工程と、
前記第2端部において曲げられた部位に対する金型を用いたプレスにより、前記第2端部から前記本体の板面と交差する方向に突出すると共に、前記第1フランジと対向する第2フランジを成形する工程と、
を備え、
前記第1フランジを成形する工程では、前記本体の長手方向に沿って凹凸部を形成しつつ前記第1フランジを成形する、自動車シート用部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021116524A JP7621213B2 (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | 形状凍結性に優れた自動車シート用部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021116524A JP7621213B2 (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | 形状凍結性に優れた自動車シート用部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023012815A true JP2023012815A (ja) | 2023-01-26 |
JP7621213B2 JP7621213B2 (ja) | 2025-01-24 |
Family
ID=85129505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021116524A Active JP7621213B2 (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | 形状凍結性に優れた自動車シート用部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7621213B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6189099B2 (ja) | 2013-06-20 | 2017-08-30 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP6995708B2 (ja) | 2018-07-02 | 2022-01-17 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用補強部材 |
-
2021
- 2021-07-14 JP JP2021116524A patent/JP7621213B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7621213B2 (ja) | 2025-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3832927B2 (ja) | アクスルケースの製造方法 | |
US20180281041A1 (en) | Method and system for flanging a metal piece | |
WO2011024246A1 (ja) | プレス成形方法 | |
WO2018066663A1 (ja) | プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
KR101579028B1 (ko) | 폐단면 구조 부품의 제조 방법 및 장치 | |
JPWO2015041009A1 (ja) | プレス成形品及びプレス成形品の製造方法並びにプレス成形品の製造装置 | |
JP5245755B2 (ja) | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
JP5223619B2 (ja) | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
US8926022B2 (en) | Vehicle frame component and manufacturing method for vehicle frame component | |
JP2023012815A (ja) | 形状凍結性に優れた自動車シート用部品及びその製造方法 | |
JP3870351B2 (ja) | 自動車用バンパービームおよびその製造方法 | |
JP2002172423A (ja) | 圧縮力付与装置および圧縮力付与方法 | |
JP6702522B1 (ja) | 湾曲部材の製造方法 | |
WO2019003766A1 (ja) | プレス成形品の製造方法 | |
US20170312806A1 (en) | Seat frame manufacturing method | |
JP3780428B2 (ja) | 角パイプの屈曲プレス成形金型装置及びこの成形金型装置によって製造された屈曲角パイプ | |
JP2018043713A (ja) | 車両ルーフ部構造及び車両用ルーフパネルの製造方法 | |
JP2021006348A (ja) | プレス用鋼板およびプレス成形品、並びにプレス用鋼板の製造方法 | |
JP2000135520A (ja) | プレス成形用金型装置 | |
JP3727535B2 (ja) | 2枚重ね製品の成形方法 | |
JP7110423B1 (ja) | 車体フレームおよび車体フレームの製造方法 | |
JP3727533B2 (ja) | 2枚重ね製品の成形方法 | |
JP7704721B2 (ja) | プレス成形品の製造方法 | |
JP3727534B2 (ja) | 2枚重ね製品の成形方法 | |
JP7246349B2 (ja) | プレス成形方法及びプレス成形金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20241008 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7621213 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |