JP2023012808A - 表示装置および表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】自発光型のディスプレイの画面の一部領域だけに日射が当たる状況であっても、日射領域/非日射領域の視認性確保および低消費電力の両立が可能な表示装置を実現する。【解決手段】表示装置は、ディスプレイにおける日射領域を推定する日射推定部12cと、ディスプレイの環境の照度情報を取得する照度取得部12dと、日射推定部の推定結果に基づいて輝度調整を行う輝度制御部12eとを有する。輝度制御部12eは、ディスプレイに出力する映像信号における階調値を調整する階調調整部12e1と、ディスプレイに出力する輝度制御信号における輝度値を調整する輝度調整部12e2とを有する。表示装置は、日射領域/非日射領域について、照度に応じて輝度値および階調値の制御を実行することで、視認性確保および低消費電力の両立を可能とする。【選択図】図10
Description
本発明は、有機発光ダイオード(OLED)などの自発光型のディスプレイの表示を制御可能な表示装置および表示システムに関する。
従来、ディスプレイに日射が当たった場合において、輝度制御を行うことで画面の見易さを向上可能な表示装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載の装置は、自動車等の移動体に搭載される車両用表示装置であって、使用時刻や車両の走行位置という条件に基づいて、ディスプレイ画面全体の輝度レベルを自動的に制御する構成となっている。これにより、明るさを検知するためのセンサを設けなくても、表示装置が搭載される周囲環境の明るさに対応した輝度となり、表示画面の見易さが向上している。
しかしながら、この表示装置は、所定の条件に対応して自動的にディスプレイ画面全体の輝度レベルを制御するため、画面の一部領域のみの輝度レベルの調整を行うことができない。例えば、この表示装置は、ディスプレイ画面の一部領域だけに日射が当たっているような状況であっても、画面全体の輝度レベルを上げてしまい、消費電力が必要以上に増大してしまう。また、このような状況において、表示画面は、日射領域では見易さが向上する一方で、非日射領域では必要以上に明るくなってしまい、却って見易さが低下しうる。画面全体の輝度レベルを上げる制御は、消費電力を低減する観点から、特にOLEDディスプレイのような自発光型の表示体を用いる場合には好ましくない。
また、本発明者らが自発光型の表示体における表示制御について鋭意検討を行った結果、階調値による輝度制御を行う方式の場合、例えば非日射領域などに低輝度の画像を表示する際に、階調値の範囲が狭くなることで、色の分解能が低下することが判明した。以下、説明の便宜上、低輝度表示における色の分解能の低下を「階調分解能の低下」と称する。
本発明は、上記の点に鑑み、表示装置および表示システムにおいて、自発光型のディスプレイの画面の一部領域だけに日射が当たる状況にて、日射領域および非日射領域の見易さを両立しつつも、消費電力の増大を抑制することを目的とする。また、低輝度表示の表示制御を行う際における階調分解能の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置は、自発光素子で構成された複数の画素を有するディスプレイ(20)における画像表示を制御する表示装置であって、ディスプレイのうち画像表示がされる面を表示面(20a)とし、表示面のうち日射されている領域を日射領域とし、表示面の残部を非日射領域として、太陽の位置情報に基づいて表示面に対する日射方向を算出し、算出した日射方向に基づいて日射領域を推定する日射推定部(12c)と、ディスプレイが配置される環境の照度情報を取得する照度取得部(12d)と、日射推定部の推定結果に基づいて、日射領域の輝度を非日射領域の輝度よりも高くする輝度調整を行う輝度制御部(12e)と、ディスプレイにて、輝度制御部による輝度調整が行われた画像表示を行わせるための映像出力信号を出力する映像出力部(12f)と、を備え、輝度制御部は、ディスプレイに出力する映像信号における階調値を調整する階調調整部(12e1)と、ディスプレイに出力する輝度制御信号における輝度値を調整する輝度調整部(12e2)とを有してなる。
この表示装置は、太陽位置に基づいて自発光型のディスプレイに対する日射方向を算出し、算出した日射方向に基づいてディスプレイの表示面における日射領域を推定し、日射領域の輝度を非日射領域の輝度よりも高くする輝度制御を実行する。そのため、ディスプレイの一部のみに日射が当たる状況において、日射領域のみの輝度を高くでき、表示画面の見易さを向上できる一方で、ディスプレイ全体の輝度を高くする必要がなくなり、消費電量の増大を抑制できる。
また、この表示装置は、輝度制御部が、階調値の調整を行う階調調整部と、輝度値の調整を行う輝度調整部とを有してなり、階調値と輝度値との制御が別個に行われる構成となっている。階調値の調整により輝度制御を行う方式の場合には、低輝度の画像を表示する際に、階調値の範囲も小さくなり、階調分解能が低下しうるのに対し、本表示装置は、階調値と輝度値とを別個制御により、低輝度の画像における階調分解能の低下も抑制できる。
請求項4に記載の表示システムは、表示システムであって、自発光素子で構成された複数の画素を有するディスプレイ(20)と、ディスプレイのうち画像表示がされる面を表示面(20a)とし、表示面のうち日射されている領域を日射領域とし、表示面の残部を非日射領域として、太陽の位置情報に基づいて表示面に対する日射方向を算出し、算出した日射方向に基づいて日射領域を推定する日射推定部(12c)と、ディスプレイが配置される環境の照度情報を取得する照度取得部(12d)と、日射推定部の推定結果に基づいて、日射領域の輝度を非日射領域の輝度よりも高くする輝度調整を行うための輝度値を演算し、ディスプレイに演算信号を出力する輝度制御部(12e)と、ディスプレイに映像出力信号を出力する映像出力部(12f)と、を備え、輝度制御部は、ディスプレイに出力される映像信号における階調値を演算する階調値演算部(12e3)と、ディスプレイが表示する画像の輝度値を演算する輝度値演算部(12e4)とを有してなり、ディスプレイは、映像出力部および輝度制御部からの入力信号に基づいて、階調値および輝度値を制御する階調/輝度制御部(21)を有する。
この表示システムは、日射推定部が太陽位置に基づいて自発光型のディスプレイに対する日射方向を算出し、算出した日射方向に基づいてディスプレイの表示面における日射領域を推定する。また、この表示システムは、輝度制御部が、階調値を演算する階調値演算部と、輝度値を演算する輝度値演算部とを有してなり、自発光型のディスプレイに演算信号を出力する。そして、自発光型のディスプレイが、輝度制御部からの入力信号に基づいて、階調値および輝度値を制御する階調/輝度制御部を有し、日射領域の輝度を非日射領域の輝度よりも高くする輝度制御を行う。そのため、ディスプレイの一部のみに日射が当たる状況において、日射領域のみの輝度を高くでき、表示画面の見易さを向上できる一方で、ディスプレイ全体の輝度を高くする必要がなくなり、消費電量の増大を抑制できる表示システムとなる。また、階調値と輝度値とを別個制御することにより、低輝度表示における階調分解能の低下を抑制することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置が適用されたOLED表示システムについて説明する。本実施形態では、OLED表示システムが自動車などの車両用とされた車載用表示システムである場合を代表例として説明するが、勿論、他の用途にも適用され得る。なお、OLED表示システムは、「有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示システム」とも、「EL表示システム」とも称され得る。
第1実施形態の表示装置が適用されたOLED表示システムについて説明する。本実施形態では、OLED表示システムが自動車などの車両用とされた車載用表示システムである場合を代表例として説明するが、勿論、他の用途にも適用され得る。なお、OLED表示システムは、「有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示システム」とも、「EL表示システム」とも称され得る。
〔基本構成〕
本実施形態のOLED表示システムは、例えば図1に示すように、描画用コントローラ10と、ディスプレイ20、センサ部30、車載機器40を有した構成とされている。
本実施形態のOLED表示システムは、例えば図1に示すように、描画用コントローラ10と、ディスプレイ20、センサ部30、車載機器40を有した構成とされている。
描画用コントローラ10は、ディスプレイ20による画像表示を制御する表示装置に相当するものであり、センサ部30からの検出信号や車載機器40から伝えられる各種信号に基づいてディスプレイ20での画像表示を制御する。描画用コントローラ10とディスプレイ20やセンサ部30とは直接的に接続配線を介して接続され、描画用コントローラ10と車載機器40とは車載用通信バス(以下、車内LAN(Local Area Network))50を通じて接続されている。このため、描画用コントローラ10には、直接もしくは車内LAN50を通じてセンサ部30からの検出信号や車載機器40からの各種信号が入力されるようになっている。なお、この描画用コントローラ10の詳細構成については後述する。
ディスプレイ20は、例えば、OLED等の自発光素子により構成された複数の画素を有するディスプレイによって構成されており、描画用コントローラ10からの映像出力信号に対応する画像表示を行う。ディスプレイ20は、画像表示を行う表示領域を構成している自発光素子ごと、すなわち画素ごとに、駆動電圧を可変して印加することで、輝度レベルの調整が可能な構成となっている。
なお、本明細書では、ディスプレイ20がOLEDディスプレイである場合を代表例として説明するが、OLEDディスプレイ等の自発光型ディスプレイについては公知であるため、ディスプレイ自体の詳細な説明については省略する。また、自発光素子としては、OLEDを代表例として説明するが、これに限定されるものではなく、無機ELやマイクロLEDなどの他の自発光素子であっても構わない。
センサ部30は、ディスプレイ20への日射量を検出するためのものであり、例えば、ディスプレイ20の区画される領域ごとの日射量を検出する。センサ部30は、例えば図1に示すように、第1照度センサ31、第2照度センサ32および第3照度センサ33の3つの照度センサによって構成されるが、照度センサの数に関しては任意である。照度センサの数が3つである場合には、例えば、ディスプレイ20のうち映像を表示する領域を表示領域として、表示領域を第1領域、第2領域および第3領域の3つに分割し、照度センサ31~33がそれぞれ第1領域~第3領域の1つに関連付けされる。そして、第1照度センサ31によって第1領域、第2照度センサ32によって第2領域、第3照度センサ33によって第3領域、それぞれの照度を検出し、その検出結果を示す検出信号を描画用コントローラ10に伝達する構成とされる。
なお、センサ部30が複数の照度センサにより構成される場合、照度センサの配置や表示領域の対応領域については任意であり、上記した例に限定されるものではなく、適宜変更されうる。
車載機器40は、映像信号を描画用コントローラ10に入力するための機器や車両情報を描画用コントローラ10に入力するための機器などで構成されている。ここでは、車載機器40として、ナビゲーション装置41、マルチメディア42、空調装置(以下、エアコンという)43、車両ECU(Electronic Control Unit)44が備えられている。ただし、ここで車載機器40として示したのは一例に過ぎず、ここで示した機器以外のものとされていても良い。
ナビゲーション装置41は、地図データベースに記憶してある地図情報に基づいて、自車両の現在位置や地図の映像などを示す映像信号を描画用コントローラ10に入力する。また、ナビゲーション装置41は、ユーザの操作に基づいて、例えば目的地設定を行うための映像や、車両周辺もしくは目的地周辺の施設や店舗情報に関する映像などを示す映像信号を描画用コントローラ10に入力する。さらに、ナビゲーション装置41は、例えば、公知のGPS(Global Positioning System)により車両の緯度、経度、現在時刻、車両が向いている方位に関する情報を取得し、これらの情報を描画用コントローラ10に入力している。
マルチメディア42は、文字や画像、動画、音声など、様々な種類・形式のメディアを組み合わせされて複合的に扱うことができるものである。メディアは、情報の記録、伝達、保管などを行う装置、媒体であり、車両においてはテレビ放送局、動画サイトなどの表示画像とする映像の提供媒体、もしくは、動画などを記録したUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体等が該当する。マルチメディア42は、それらメディアからの映像信号を無線通信もしくはUSBケーブルなどの通信バスを通じて描画用コントローラ10に入力する。
エアコン43は、車両における空調制御を行うものであり、その制御部に相当するエアコンECUからのエアコン制御に関する各種情報を描画用コントローラ10に入力する。例えば、エアコン43のモード選択に応じた制御信号が描画用コントローラ10に入力される。
車両ECU44は、各種車両に関する情報を取得し、その情報を描画用コントローラ10に入力する。例えば、車両ECU44は、車両の傾斜角度、つまり坂道などによる車両の傾きなどの車両状態を示す情報を描画用コントローラ10に入力している。なお、上記したように、本実施形態では、ナビゲーション装置41から緯度および経度、現在時刻、車両が向いている方位の情報を描画用コントローラ10に入力しているが、車両ECU44でこれらの情報を扱っている場合もある。その場合には、これらの情報を車両ECU44から描画用コントローラ10に入力しても良い。
以上が、OLED表示システムの基本的な構成である。
〔描画用コントローラ〕
続いて、描画用コントローラ10の詳細構成について説明する。
続いて、描画用コントローラ10の詳細構成について説明する。
上記したように、描画用コントローラ10は、ディスプレイ20による画像表示を制御するものであり、それを実現するための機能部として、通信部11、制御部12、外部記憶装置13を有した構成とされている。
通信部11は、車内LAN50を通じて車載機器40からの情報を取得する部分である。車載機器40から車内LAN50に伝えられている信号や情報については、通信部11にて取得される。図1では、ナビゲーション装置41やマルチメディア42について、情報や映像信号を描画用コントローラ10に対して直接入力できる取得経路と、通信部11を通じて入力できる取得経路を示した。このように、車載機器40からの情報や映像信号の取得経路については任意であり、情報や映像信号が描画用コントローラ10に直接入力されても良いし、車内LAN50からこの通信部11を通じて入力されても良い。
制御部12は、例えば、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータによって構成されている。制御部12は、外部記憶装置13に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することで、車載機器40から伝えられる映像信号や情報に基づいてディスプレイ20での表示画像の映像出力を行う。また、ここでは制御部12は、センサ部30からの検出信号を入力し、その検出信号に基づいてディスプレイ20の各領域の輝度レベルの調整も行っている。具体的には、制御部12は、映像入力/結合部12a、描画部12b、日射推定部12c、照度取得部12d、輝度制御部12eおよび映像出力部12fを有した構成とされている。
映像入力/結合部12aは、車載機器40から直接もしくは車内LAN50を通じて映像信号が入力され、その映像信号が示す画像データを輝度制御部12eに出力する。また、映像入力/結合部12aは、描画部12bで描画された画像データがある場合、それを入力して映像信号が示す画像データと結合し、結合後の画像データを輝度制御部12eに出力する。
描画部12bは、通信部11が取得した、エアコン43から伝えられるエアコン制御に関する各種情報や、車両ECU44から伝えられる各種車両に関する情報などを入力し、その情報をディスプレイ20に描画するための画像データを生成する。
日射推定部12cは、例えば、車載機器40から日時情報および自車両Vの位置や車両姿勢情報を取得し、これらの情報に基づいてディスプレイ20への日射方向および日射されている領域となる日射領域を推定し、その推定結果を輝度制御部12eに出力する。日射推定部12cの詳細については後述する。
照度取得部12dは、センサ部30を構成する照度センサ31~33からの出力信号が入力され、ディスプレイ20が設置された環境の照度である「環境照度」を取得する。照度取得部12dは、例えば、環境照度に応じた電気信号を照度情報として輝度制御部12eに出力する。
輝度制御部12eは、映像入力/結合部12aから入力される画像データに対して、ディスプレイ20を構成する画素群のうち日射領域に位置する画素群(以下、便宜的に「日射画素群」という)の輝度値および階調値の調整を行う。輝度制御部12eは、例えば、輝度値および階調値を調整した後、輝度値および階調値の制御信号を映像出力部12fに出力する。輝度制御部12eは、例えば、日射推定部12cにより推定された日射領域に基づいて、輝度制御の対象となる日射画素群を決定すると共に、照度取得部12dから得られる環境照度に基づいて日射画素群の設定輝度を高くした画像データを生成する。そして、輝度制御部12eは、例えば、日射画素群の設定輝度を調整した画像データを映像出力部12fに出力する。
なお、輝度制御部12eによる輝度調整は、ディスプレイ20の表示画像のうち日射領域の部分の見易さを向上させる場合、日射画素群の一部のみに実行されてもよいし、日射画素群の全部に実行されてもよい。例えば、輝度制御部12eは、表示画像が自車両の外部を撮像したものである、といったように日射領域の全域の見易さ向上が好ましい場合には日射画素群のすべての輝度を高くする調整を実行しうる。また、輝度制御部12eは、例えば、表示画像がテキスト等の情報部分と画面の背景等の非情報部分とによりなる、といったように日射領域の一部のみの見易さ向上が好ましい場合には、日射画素群のうち情報部分を表示する部分のみ輝度調整を実行しうる。後者の場合、背景部分の輝度レベルを維持または低下させつつ、情報部分の輝度レベルを向上させることで、コントラストが大きくなり、より見易い表示画像となる効果も期待される。このように、輝度制御部12eは、日射画素群の一部または全部のいずれの輝度調整を実行する構成とされうる。
映像出力部12fは、輝度制御部12eから伝えられる輝度調整後の画像データをディスプレイ20で表示させるべく、映像出力信号を出力する。
外部記憶装置13は、制御部12で実行する各種プログラムや制御部12から伝えられる各種データなどを記憶しており、制御部12によるプログラムの読み出しやデータの書き込みが可能となっている。なお、ここでは非遷移有形記録媒体として外部記憶装置13を挙げ、制御部12とは別の構成としたが、制御部12内のROMやRAMとしても良い。
以上が、描画用コントローラ10の基本的な構成である。
〔日射推定部〕
次に、日射推定部12cの構成について、図2~図9を参照して説明する。
次に、日射推定部12cの構成について、図2~図9を参照して説明する。
図5、図6では、ディスプレイ20の向きと自車両Vの向きとの関係を分かり易くするため、ディスプレイ20および自車両Vの両方を示すと共に、便宜的に、自車両Vの大きさをディスプレイ20よりも小さくしている。
日射推定部12cは、例えば図2に示すように、位置算出部12c1と、方向推定部12c2と、データ選択部12c3と、データベース部12c4とを有してなる。
位置算出部12c1は、例えば、ナビゲーション装置41から自車両が位置する地点の緯度の車両位置情報、並びに日時情報に基づいて、太陽の位置を算出する。具体的には、位置算出部12c1は、車載機器40から取得した上記の情報に基づいて、図3に示す自車両Vに対する太陽の高度角θ1、および図4に示す自車両Vに対する太陽の方位角φ1を算出する。
なお、高度角θ1および方位角φ1は、例えば、自車両Vの地点の緯度を指定し、太陽赤緯および時角を用いて球面三角法の公式により算出する、といった公知の方法により得られる。位置算出部12c1は、上記した公知の方法等により、高度角θ1および方位角φ1を太陽の位置として算出する。なお、太陽赤緯と時角については、例えば、松本の式、赤坂の式などの公知の方法により算出することが可能である。
高度角θ1は、例えば、図3に示すように、ディスプレイ20が搭載された自車両Vが位置する地平面を基準(0°)とし、自車両Vと太陽とを結ぶ仮想直線と地平面とのなす角度のうち鋭角のものとして定義されている。高度角θ1は、例えば、太陽が自車両Vよりも上方に位置する場合を正とされ、自車両Vよりも下方(地面側)に位置する場合を負とされ、-90°から90°の範囲内の値となる。
方位角φ1は、例えば、図4に示すように、自車両Vを上面視した状況において、自車両Vの進行方向を基準(0°)として、自車両Vと太陽とを繋ぐ第1の仮想直線と、当該基準の位置と自車両Vとを繋ぐ第2の仮想直線とのなす角度として定義されている。方位角φ1は、例えば、自車両Vの右方向が90°、自車両Vの後ろ方向が180°、自車両Vの左方向が270°といった具合に、上面視した状況において時計回りを正として定義され、0°から360°の範囲内の値となる。
なお、「自車両Vの進行方向」とは、自車両Vの全長方向に沿った方向であって、車室側からフロントガラス側に向かう方向を意味する。「自車両Vの後ろ方向」とは、進行方向とは逆方向を意味する。「自車両Vの右方向」および「自車両Vの左方向」とは、それぞれ、自車両Vの車幅方向に沿った方向であって、進行方向を向いた状態における右方向および左方向を意味する。以下における「進行方向」、「後ろ方向」、「右方向」および「左方向」は、上記の方向を意味する。
位置算出部12c1は、例えば、上記の定義に従って算出した高度角θ1および方位角φ1を太陽位置情報として、当該情報を方向推定部12c2に出力する。
方向推定部12c2は、太陽位置情報と、自車両Vに対するディスプレイ20の搭載情報と、自車両Vの車両姿勢情報とに基づいて、ディスプレイ20の表示面に対する日射方向を推定する。ディスプレイ20の搭載情報とは、例えば図5および図6に示す自車両Vに対するディスプレイ20の取付角度であるパネル取付角θ2、φ2である。車両姿勢情報とは、例えば図7に示すように、自車両Vのヨー、ロール、ピッチの車両姿勢のうちヨーに対応する角度であって、自車両Vの進行方向が指し示す方向である車両角度φ3である。
パネル取付角θ2は、例えば図5に示すように、側面視にて、自車両Vに取り付けられたディスプレイ20の表示面に対する法線方向が差し示す方向として定義されている。例えば、パネル取付角θ2は、側面視にて、自車両Vの後ろ方向を基準(0°)とし、自車両Vの上側を正とし、自車両Vの下側すなわち地平面側を負として、-180°から180°の範囲内の値とされる。パネル取付角θ2は、太陽の高度角θ1に対応している。
パネル取付角φ2は、例えば図6に示すように、上面視にて、自車両Vに取り付けられたディスプレイ20の表示面に対する法線方向が差し示す方向として定義されている。例えば、パネル取付角θ2は、側面視にて、自車両Vの後ろ方向を基準(0°)とし、自車両Vの左方向を正とし、自車両Vの右方向を負として、-180°から180°の範囲内の値とされる。パネル取付角φ2は、太陽の方位角φ1に対応している。
パネル取付角θ2、φ2は、ディスプレイ20の搭載状態に基づいて予め設定されており、外部記憶装置13あるいは制御部12内の図示しないROMやRAMなどの記憶媒体にデータとして格納されている。
車両角度φ3は、例えば図7に示すように、上面視にて、自車両Vの進行方向が指し示す方向として定義されている。車両角度φ3は、例えば、北を基準(0°)とし、東が90°、南が180°、西が270°とされ、0°から360°の範囲内の値とされる。車両角度φ3は、太陽の方位角φ1およびパネル取付角φ2に対応している。車両角度φ3は、例えば、自車両Vに搭載された図示しないジャイロセンサ等により取得される。
方向推定部12c2は、例えば、上記の各角度に基づいて、ディスプレイ20の表示面に対する日射方向として、太陽の方位方向の角度に対応するパネル入射角φaと、太陽の高度方向の角度に対応するパネル入射角θaとを算出する。
パネル入射角θaは、例えば、図5に示すパネル取付角θ2と同様の定義とされ、-180°から180°の範囲内の値とされる。パネル入射角θaは、ディスプレイ20の表示面を基準とする日射方向であるため、例えば、太陽の高度角θ1からパネル取付角θ2を差し引くことで算出される。なお、太陽の高度角θ1からパネル取付角θ2を差し引いた算出値が-180°から180°の範囲から外れる場合には、例えば、360°の加算または減算の処理をすることで、当該範囲内のパネル入射角θaを算出可能である。
パネル入射角φaは、例えば、図6に示すパネル取付角φ2と同様の定義とされ、-180°から180°の範囲内の値とされる。パネル入射角φaは、ディスプレイ20の表示面を基準とする日射方向であるため、例えば、太陽の方位角φ1からパネル取付角φ2および車両角度φ3を考慮した値を差し引くことで算出される。車両角度φ3を考慮した値とは、自車両Vの進行方向に対するディスプレイ20の表示面の向きを差し引いた値であり、例えば、ディスプレイ20の表示面が自車両Vの後ろ方向を向く場合には「φ3-180°」となる。また、パネル入射角φaについても、パネル入射角θaの算出と同様に、必要に応じて、例えば720°あるいは360°の加算または減算の処理をすることで、上記範囲内の値として算出される。
なお、パネル入射角θa、φaを-180°から180°の範囲内にする演算方法については、上記の方法に限定されるものではなく、180で除算し、余りを算出する方法であってもよく、適宜変更されてもよい。また、上記した高度角θ1、方位角φ1、パネル取付角θ2、φ2、車両角度φ3およびパネル入射角θa、φaの定義や数値範囲、数値調整の方法については、あくまで一例であり、適宜変更される。
方向推定部12c2は、算出したパネル入射角θa、φaを日射方向として推定し、算出結果に対応する信号をデータ選択部12c3に出力する。
データ選択部12c3は、方向推定部12c2から取得した日射方向の推定結果に基づき、データベース部12c4から当該推定結果に対応する日射領域データを1つ選択する。データ選択部12c3は、選択した日射領域データを日射領域情報として、輝度制御部12eに出力する。
日射領域データは、例えば図8に示すように、ディスプレイ20の表示面のうち日射が当たる領域である日射領域と、残部の領域である非日射領域との分布を示すデータである。日射領域データは、例えば、日射領域に対応する白、および非日射領域に対応する黒の二値化された画像形式のデータとされ、ディスプレイ20の表示面における座標と関連付けされている。つまり、日射領域データのうち日射領域に関連付けられた領域に位置する画素群が日射画素群であり、輝度制御部12eによる輝度制御が実行される。日射領域データは、例えば図9に示すように、異なるパネル入射角θa、φaに対応して1つずつ予め作成されており、データベース部12c4に格納されている。日射領域データは、例えば、ディスプレイ20が搭載される自車両Vの3Dデータに基づいて、光学シミュレーションソフトにより太陽位置、すなわちパネル入射角θa、φaを設定することで作成される。
データ選択部12c3は、データベース部12c4に格納された複数の日射領域データからなるデータ群のうち算出されたパネル入射角θa、φaに最も近い1つの日射領域データを選択する。例えば図9に示すように、算出されたパネル入射角θa、φaがそれぞれ-3°、58°である場合、データ選択部12c3は、パネル入射角θa、φaがそれぞれ0°、60°の日射領域データを1つ選択する。
データベース部12c4は、例えば、パネル入射角θa、φaごとの複数の日射領域データを格納しており、ROMやRAMなどの任意の記憶媒体である。なお、データベース部12c4に格納される日射領域データは、図9に示すように、パネル入射角θa、φaそれぞれ10°刻みの例に限られず、5°刻みであってもよく、その数については容量やCPUの処理能力等に応じて適宜変更されうる。
以上が、日射推定部12cの基本的な構成である。なお、日射推定部12cは、データベース部12c4に格納された複数の日射領域データから1つの日射領域データを選択することにより日射領域を推定する方式に限定されない。例えば、日射推定部12cは、パネル入射角θa、φaに近い複数の日射領域データに基づいて、新たな日射領域データを生成または既存の日射領域データの補正を行い、生成または補正をした日射領域データを選択することで日射領域を推定してもよい。
〔輝度制御部〕
次に、輝度制御部12eの構成および輝度制御について、図10~図16を参照して説明する。
次に、輝度制御部12eの構成および輝度制御について、図10~図16を参照して説明する。
なお、図11、図12では、ディスプレイ20に「有機ELディスプレイ」の文字を有する画像が表示されている場合を代表例として示しているが、このように文字が表示されている例に限定されない。また、図11、12では、画像の階調もしくは輝度の差を分かり易くするため、断面を示すものではないが、相対的に明るい部分ほどを白に近く、暗い部分ほどを黒に近いハッチングを施している。
輝度制御部12eは、例えば図10に示すように、映像信号の階調値を調整する階調調整部12e1と、ディスプレイ20の構成画素群の輝度値を調整する輝度調整部12e2とを有してなる。
階調調整部12e1は、例えば、映像入力/結合部12aからの映像信号と、日射推定部12cが推定した日射領域情報とに基づいて、ディスプレイ20における表示画像の視認性を確保するための階調値の調整を実行する。階調調整部12e1は、日射領域データに基づいて、ディスプレイ20に表示される画像のうち日射領域および非日射領域に位置する部分のそれぞれについて階調値を決定し、階調制御信号を映像出力部12fに出力する。階調調整部12e1は、例えば図11に示すように、日射推定部12cがディスプレイ20のうち破線で示す部分が日射領域、他の部分が非日射領域の場合、日射領域のうち情報部分について階調値を調整する。日射領域における照度が高く、表示画像の視認性が低下する場合には、例えば、階調調整部12e1は、日射領域のうち情報部分の階調の最大値を上げ、非日射領域のうち情報部分の階調の最大値を維持もしくは下げる調整を行う。
なお、ここでいう「情報部分」とは、例えば、ディスプレイ20に表示される画像のうち文字、数字、図形、記号および撮像された映像の少なくとも1つを含み、ユーザに何らの情報を提示する部分を意味し、ユーザの主な視認対象となる部分である。また、ディスプレイ20に表示される画像のうち情報部分とは異なる残部は、壁紙や背景等といったユーザに情報を提示しない部分であり、「背景部分」とも称されうる。
また、階調調整部12e1は、日射領域の照度が低く、日射により表示画像の視認性が低下しない場合には、例えば図12に示すように、日射領域および非日射領域それぞれの情報部分の階調値を下げる調整を実行しうる。この場合、日射領域の情報部分は、例えば、非日射領域の情報部分よりも階調の最大値が大きくされる。
輝度調整部12e2は、照度取得部12dが取得したディスプレイ20の環境の照度情報に基づいて、ディスプレイ20の日射領域および非日射領域に位置する画素群それぞれの輝度値を調整する。具体的には、例えば図13に示すように、照度値とこれに対応する輝度制御値とによりなるデータテーブルが描画用コントローラ10内の任意の記憶媒体に格納されており、輝度調整部12e2は、当該データテーブルに基づいて輝度値の調整を行う。
当該データテーブルは、段階的な照度値と、その照度値において視認性を確保可能な輝度制御値との組み合わせによりなる。照度値は、例えば、1~5の五段階で予め設定されており、数値が大きいほど照度が高い状況に対応している。例えば、照度値が1とは照度10lx以下に対応し、照度値が5とは照度20000lx以上に対応する。この照度値については、五段階に限られるものではなく、その数や対応する照度については適宜変更されうる。輝度制御値は、照度値ごとに予め設定され、当該照度値に対応する照度環境において、人の眼で視認性を確保可能な輝度値とされ、数値が大きいほど高輝度になっている。例えば、輝度値が1とは50cd/m2程度に設定され、輝度値が5とは1000cd/m2程度に設定される。輝度制御値は、例えば、照度値の数に合わせて設定されるが、輝度値についてはディスプレイ20の輝度特性等に合わせて適宜変更されうる。なお、照度に応じて視認性を確保可能な輝度値については、例えば、人の目視による官能評価により決定することができる。
輝度調整部12e2は、例えば、上記のように、照度情報に基づいて、日射領域および非日射領域それぞれの情報部分における輝度値の調整を行い、調整後の輝度制御信号をディスプレイ20に出力する。
これにより、ディスプレイ20は、部分的に日射が当たるような状況において、日射領域および非日射領域のそれぞれについて、照度に応じた輝度値および階調値の調整がなされた画像を表示することとなり、視認性の確保および低消費電力を両立が可能となる。
ここで、本発明者らが自発光型のディスプレイ20における視認性確保および低消費電力を両立する表示制御について鋭意検討をしたところ、階調の最大値を下げる制御をした場合に、色の分解能すなわち階調分解能が低下することが判明した。
ここで、ディスプレイ20の情報部分および背景部分の表示輝度調整を階調制御により行う場合について図14~図16を参照して説明する。なお、図14~図16における「背景画素」とはディスプレイ20のうち背景部分を表示する画素群を意味し、「文字画素」とはディスプレイ20のうち情報部分を表示する画素群を意味する。また、以下、説明の便宜上、「文字画素」のうち日射領域に位置するものを「日射文字画素」と称し、「文字画素」のうち非日射領域に位置するものを「非日射文字画素」と称する。
例えば図14では、非日射文字画素の階調値を下げる一方で、日射領域の照度が高く、日射文字画素の階調値を下げない階調制御を行う場合の一例を示している。この場合、階調値を下げた非日射文字画素については表示輝度が下がり、階調値を下げていない日射文字画素については表示輝度が維持される。そして、この階調制御の前後において、ディスプレイ20は、画素群の階調値の範囲が例えば0~255で維持されるため、色の分解能(階調分解能)が低下することはない。
これに対して、図15では、日射領域の照度が所定以下となり、非日射文字画素および日射文字画素の双方について階調値を単に下げる階調制御を実行した場合の一例を示している。この場合であっても、非日射文字画素および日射文字画素は、階調値を下げたことで表示輝度が下げられつつも、視認性を確保可能な明るさとなる。しかし、この階調制御を実行した場合、ディスプレイ20の画素群は、階調値の最大値(すなわち日射文字画素の階調値)が下がっているため、階調値の範囲が例えば0~100といった具合に狭まってしまい、階調分解能が低下してしまう。
そこで、日射領域の照度が所定以下となる場合については、階調調整部12e1は、例えば図16に示すように、非日射文字画素の階調値を下げつつ、日射文字画素の階調値を維持する調整を行う。これにより、ディスプレイ20の画素群は、階調値の範囲が階調制御の前後で変化しないため、階調分解能が低下することはない。ただ、このままでは、日射文字画素の表示輝度が下がらないため、輝度調整部12e2は、ディスプレイ20の最大輝度を下げる制御を実行する。例えば、階調値が255である日射文字画素の表示輝度が200cd/m2である場合、輝度調整部12e2は、階調値が255である日射文字画素の表示輝度が100cd/m2となるようにディスプレイ20の最大輝度を下げる制御を行う。その結果、階調調整部12e1の階調制御による階調分解能の低下を抑制しつつも、輝度調整部12による輝度制御によって、過度に日射文字画素の表示輝度が高くなることを抑制できる。
なお、日射領域の照度が所定以下となる状況としては、例えば、日中において天候が晴れであって、太陽が雲に一時的に隠れた状況、あるいは、夕方の薄暗い状況などが挙げられる。
〔処理動作例〕
次に、OLED表示システムにおける表示制御の一例について説明する。
次に、OLED表示システムにおける表示制御の一例について説明する。
OLED表示システムは、例えば、ディスプレイ20がオン状態になるなどの所定の開始条件を満たした場合、図17に示す制御フローを実行する。
ステップS100では、制御部12は、センサ部30の検出信号を取得する。これにより、第1照度センサ31、第2照度センサ32および第3照度センサ33それぞれの検出信号が取得され、ディスプレイ20が設置された環境照度が検出される。
続いて、制御部12は、ステップS110に処理を進め、車載機器40から自車両Vの位置情報および日時情報を取得し、上記した方法により太陽の高度角θ1および方位角φ1を算出する。
次いで、制御部12は、ステップS120に処理を進め、車載機器40から自車両Vの姿勢情報(車両角度φ3)を取得し、パネル取付角θ2、φ2、並びに太陽の高度角θ1および方位角φ1に基づいて、パネル入射角θa、φaを算出する。これにより、ディスプレイ20の表示面に対する日射方向が推定される。
そして、制御部12は、ステップS130に処理を進め、例えば、ステップS120にて推定した日射方向に基づき、データベース部12c4に格納された複数の日射領域データから推定された日射方向に対応する1つの日射領域データを選択する。これにより、ディスプレイ20の表示面における日射領域が推定される。
最後に、制御部12は、ステップS140に処理を進め、輝度制御部12eによる階調値および輝度値の制御、すなわち表示制御を実行する。具体的には、輝度制御部12eは、ステップS130で選択された日射領域データのうち日射領域に関連付けられた画素群、すなわち日射画素群、および他の画素群、すなわち非日射画素群のそれぞれについて照度に応じた表示制御を実行する。そして、輝度制御部12eは、照度取得部12dから出力された環境照度に基づいて、環境照度における見易さを向上させるため、日射画素群の輝度を高くする処理を行う。続いて、映像出力部12fは、輝度制御部12eからの出力信号に基づいて、輝度制御後の映像信号をディスプレイ20に出力する。その後、制御部12は、処理をステップS100に戻す。
これにより、ディスプレイ20は、表示面の一部に日射が当たっている状況において、画素レベルで輝度制御がなされ、表示画像のうち日射領域に位置する部分の輝度が大きくなり、表示画像の見易さが向上する。また、ディスプレイ20は、表示面のうち非日射領域についても照度に応じた階調値および輝度値の制御が実行される。そして、情報部分について階調制御により階調値の最大値が下がる場合には、輝度制御部12eは、ディスプレイ20の最大輝度を下げる制御を行う。これにより、階調制御により階調値範囲が狭まることに起因するディスプレイ20の階調分解能の低下を抑制しつつ、日射領域に位置する情報部分の輝度が過度に高くなることを抑制することができる。
なお、上記の輝度制御は、あくまで一例であり、ステップS100の処理がステップS130の後、あるいはステップS130と並行して行われてもよく、その処理の順番については可能な範囲内で適宜変更されてもよい。
本実施形態によれば、自車両Vの位置情報、走行方向、日時情報およびディスプレイ20の搭載情報に基づいて、ディスプレイ20の日射方向を推定した後、推定した日射方向に基づいて日射領域の推定および輝度制御を実行するOLED表示システムとなる。これにより、ディスプレイ20を構成する画素群のうち日射領域に位置する日射画素群を高精度で推定でき、ひいては日射画素群の一部または全部を選択的に輝度向上させることが可能であるため、表示画像の見易さが向上する。また、見易さ向上のためにディスプレイ20の全体の輝度レベルを高くする必要がなくなり、日射画素群の輝度レベルを選択的に高くすることにより、見易さ向上に伴う消費電力の増大を抑制できる。
また、このOLED表示システムは、輝度制御部12eが、階調値の調整を行う階調調整部12e1と、輝度値の調整を行う輝度調整部12e2とを有してなり、階調値と輝度値との制御を別個に実行する構成となっている。階調値の調整により輝度制御を行う方式の場合には、低輝度の画像を表示する際に、階調値の範囲も小さくなり、階調分解能が低下しうる。これに対し、本OLED表示システムは、階調値の最大値が所定以下となる場合には、ディスプレイ20の最大輝度を下げる制御を実行するため、階調値の範囲が狭まることに伴う階調分解能の低下を抑制することが可能となっている。
(第2実施形態)
第2実施形態のOLED表示システムについて説明する。
第2実施形態のOLED表示システムについて説明する。
本実施形態のOLED表示システムは、例えば図18に示すように、階調調整部12e1から輝度調整部12e2に信号が出力されると共に、輝度調整部12e2が日射を考慮したコントラスト比の調整を行う構成である点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
輝度調整部12e2は、本実施形態では、照度取得部12からの照度情報に基づいて、表示面における日射反射を加味した上で、情報部分と背景部分とのコントラスト比が所定の範囲内(例えば3~5など)となるように輝度値の調整を行う。具体的には、例えば図19に示すように、照度値とこれに対応する画面輝度値とによりなるデータテーブルが描画用コントローラ10内の任意の記憶媒体に格納されており、輝度調整部12e2は、当該データテーブルに基づいて画面輝度値の推定を行う。
ここで、画面輝度値とは、ディスプレイ20が黒表示(画素の電流値がゼロ)である状態における表示面の輝度値に相当するものであり、日射の強さに応じて変化する。つまり、画面輝度値とは、ディスプレイ20が非発光状態における表示面の明るさであり、日射領域においては日射の反射を加味した輝度値となる。画面輝度値は、例えば、黒表示のディスプレイ20の表示面を別体の光源で照らして疑似的な日射状況を作り、輝度測定器により当該表示面の輝度を測定する等の方法により予め取得される。例えば、図19に示す例では、画面輝度値は、照度値1~5に対して20、40、60、80、100cd/m2といった具合に照度値に対して段階的に設定されるが、照度値の数や照度に応じて適宜変更されうる。
輝度調整部12e2は、画面輝度値を推定した上で、例えば図20に示すように、情報部分の輝度である視認対象輝度Laと、背景部分の輝度である背景輝度Lbとのコントラスト比が所定未満(例えば3未満)である場合に、輝度値の再調整を行う。視認対象輝度Laおよび背景輝度Lbは、それぞれ以下の式(1)、(2)で表される。
La=L1+L3・・・(1)
Lb=L2+L3・・・(2)
La=L1+L3・・・(1)
Lb=L2+L3・・・(2)
L1は、環境照度が0lxである場合にディスプレイ20に映像を表示したときの情報部分の輝度値であり、例えば、ディスプレイ20に表示される情報部分の階調値に、階調値を輝度に換算する換算係数と、当該情報部分の輝度値とを乗じることで算出されうる。L2は、輝度制御部12eによる環境照度が0lxである場合にディスプレイ20に映像を表示したときの背景部分の輝度値であり、例えば、背景部分の階調値に、階調値を輝度に換算する換算係数と、当該情報部分の輝度値とを乗じることで算出されうる。また、L3は、上記した画面輝度値である。
輝度調整部12e2は、例えば図20に示すように、La/Lbで表されるコントラスト比が2である場合、La/Lbが所定の範囲内となるように、情報部分および背景部分の輝度値L1、L2を調整する。上記の所定の範囲内とは、ユーザの視認性を確保可能なコントラスト比(La/Lb)であり、例えば、3~5で設定される。例えば、輝度調整部12e2は、輝度値L1、L2をそれぞれ3倍に調整し、La/Lbを2から4に上げる。なお、輝度調整部12e2は、輝度値調整前のLa/Lbが所定の範囲を超えている場合(例えば6など)には、輝度値L1、L2をそれぞれ下げ、La/Lbが所定の範囲内となるように調整を行う。これにより、ディスプレイ20は、表示面における日射の反射を加味し、かつユーザが見易いコントラスト比とされた画像を表示することとなり、画像の視認性がより向上する。また、コントラスト比が所定の範囲内となるように制御することにより、必要以上に輝度を上げることを抑制でき、より低消費電力の効果が得られる。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られるOLED表示システムとなる。また、本実施形態では、以下の効果も得られる。
(1)ディスプレイ20の表示面における日射の反射を加味し、かつユーザが見易いコントラスト比に調整するため、画像の視認性がより向上すると共に、輝度が必要以上に上がることが抑制され、より低消費電力の表示が可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態のOLED表示システムについて説明する。
第3実施形態のOLED表示システムについて説明する。
本実施形態のOLED表示システムは、例えば図21に示すように、ディスプレイ20が階調/輝度制御部21を有し、輝度制御部12eから出力される演算信号に基づいて、ディスプレイ20内で階調/輝度値の制御を実行する点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
輝度制御部12eは、本実施形態では、例えば図21に示すように、階調値演算部12e3と、輝度値演算部12e4を有し、輝度値および階調値の演算結果をディスプレイ20に出力する構成となっている。輝度制御部12eは、上記第1実施形態または上記第2実施形態と同様の表示制御をディスプレイ20で実行するために必要な階調値および輝度値の演算を実行する。
階調値演算部12e3は、例えば、日射推定部12cからの日射領域情報に基づいて、日射領域および非日射領域についての階調値を演算し、その演算結果を演算信号としてディスプレイ20に出力する。この演算信号は、ディスプレイ20における階調値の制御に用いられる。
輝度値演算部12e4は、例えば、照度取得部12dからの照度情報に基づいて、ディスプレイ20の構成画素群の輝度値を演算し、その演算結果を演算信号としてディスプレイ20に出力する。この演算信号は、ディスプレイ20における輝度値の制御に用いられる。
ディスプレイ20は、本実施形態では、階調/輝度制御部21を備える。階調/輝度制御部21は、例えば、映像出力部12fからの映像信号および輝度制御部12eからの階調値、輝度値の演算信号に基づいて、日射領域および非日射領域のそれぞれについて階調値、輝度値の調整を実行する。つまり、本実施形態のOLED表示システムは、階調値および輝度値の調整を、上記第1、第2実施形態のように輝度制御部12eではなく、ディスプレイ20内で実行する構成となっている。
本実施形態によっても、上記第1実施形態または上記第2実施形態と同様の効果が得られるOLED表示システムとなる。
(他の実施形態)
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
(1)上記各実施形態では、照度取得部12dが照度センサ30からディスプレイ20が配置された環境の照度を取得する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、OLED表示システムは、図22に示すように、照度センサ30を有さず、照度取得部12dが車載機器40のうち通信機器45からの時刻情報や天候情報に基づいて環境照度の情報を取得する構成であってもよい。
この場合、通信機器45は、例えば、無線LANなどにより、インターネット経由で天候情報を取得し、車内LAN50を介して当該天候情報を通信部11に出力する。そして、例えば、時刻に対応する基準照度のデータが外部記憶装置13等に格納されており、照度取得部12dは、天候情報と基準照度とに基づいて環境照度を推定する。具体的には、例えば、照度取得部12dは、天候が晴れの場合には基準照度の100%、曇りの場合には基準照度の70%、雨の場合には基準照度の30%を環境照度として推定する。照度取得部12dは、この場合、「照度推定部」とも称され得る。
(2)本開示に記載の制御部12及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部12及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部12及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
12c 日射推定部
12d 日射取得部
12e 輝度制御部
12e1 階調調整部
12e2 輝度調整部
12e3 階調値演算部
12e4 輝度値演算部
12f 映像出力部
20 ディスプレイ
21 階調/輝度制御部
12d 日射取得部
12e 輝度制御部
12e1 階調調整部
12e2 輝度調整部
12e3 階調値演算部
12e4 輝度値演算部
12f 映像出力部
20 ディスプレイ
21 階調/輝度制御部
Claims (5)
- 自発光素子で構成された複数の画素を有するディスプレイ(20)における画像表示を制御する表示装置であって、
前記ディスプレイのうち前記画像表示がされる面を表示面とし、前記表示面のうち日射されている領域を日射領域とし、前記表示面の残部を非日射領域として、太陽の位置情報に基づいて前記表示面に対する日射方向を算出し、算出した前記日射方向に基づいて前記日射領域を推定する日射推定部(12c)と、
前記ディスプレイが配置される環境の照度情報を取得する照度取得部(12d)と、
前記日射推定部の推定結果に基づいて、前記日射領域の輝度を前記非日射領域の輝度よりも高くする輝度調整を行う輝度制御部(12e)と、
前記ディスプレイにて、前記輝度制御部による輝度調整が行われた前記画像表示を行わせるための映像出力信号を出力する映像出力部(12f)と、を備え、
前記輝度制御部は、前記ディスプレイに出力する映像信号における階調値を調整する階調調整部(12e1)と、前記ディスプレイに出力する輝度制御信号における輝度値を調整する輝度調整部(12e2)とを有してなる、表示装置。 - 前記階調調整部は、前記日射推定部からの日射領域情報に基づいて、前記ディスプレイに表示される画像の前記日射領域に位置する部分および前記非日射領域に位置する部分のそれぞれの階調値を調整し、
前記輝度調整部は、前記照度取得部からの前記照度情報に基づいて、前記ディスプレイの前記日射領域に位置する画素群および前記非日射領域に位置する画素群のそれぞれの前記輝度値を照度に応じた値に調整する、請求項1に記載の表示装置。 - 前記ディスプレイに表示される画像のうち文字、数字、図形および記号の少なくとも1つを含む部分を情報部分とし、前記情報部分とは異なる部分を背景部分として、
前記輝度調整部は、前記情報部分のうち前記階調調整部の階調値調整によって前記階調値の最大値が調整前よりも下がる場合には、前記ディスプレイの最大輝度を下げる調整を行う、請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記輝度制御部は、前記環境の照度に基づいて、当該照度において前記ディスプレイが黒表示をした場合の前記表示面の明るさである画面輝度値を推定し、
前記輝度調整部は、前記背景部分の輝度値と前記画面輝度値との和に対する、前記情報部分の輝度値と前記画面輝度値との和の比であるコントラスト比が所定範囲内となるように、前記輝度制御信号における前記輝度値を調整する、請求項3に記載の表示装置。 - 表示システムであって、
自発光素子で構成された複数の画素を有するディスプレイ(20)と、
前記ディスプレイのうち前記画像表示がされる面を表示面とし、前記表示面のうち日射されている領域を日射領域とし、前記表示面の残部を非日射領域として、太陽の位置情報に基づいて前記表示面に対する日射方向を算出し、算出した前記日射方向に基づいて前記日射領域を推定する日射推定部(12c)と、
前記ディスプレイが配置される環境の照度情報を取得する照度取得部(12d)と、
前記日射推定部の推定結果に基づいて、前記日射領域の輝度を前記非日射領域の輝度よりも高くする輝度調整を行うための輝度値を演算し、前記ディスプレイに演算信号を出力する輝度制御部(12e)と、
前記ディスプレイに映像出力信号を出力する映像出力部(12f)と、を備え、
前記輝度制御部は、前記ディスプレイに出力される映像信号における階調値を演算する階調値演算部(12e3)と、前記ディスプレイが表示する画像の輝度値を演算する輝度値演算部(12e4)とを有してなり、
前記ディスプレイは、前記映像出力部および前記輝度制御部からの入力信号に基づいて、階調値および輝度値を制御する階調/輝度制御部(21)を有する、表示システム。
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