JP2023012230A - プログラム、情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】税理士事務所等におけるリモートワークを円滑に遂行させることを可能にする技術を提供する。【解決手段】税務申告サービス提供システム1のサーバ20は、その機能として、ユーザが担当する顧客企業等の税務申告に必要な申告書データを作成する税務申告書作成モジュール2033と、申告書データを閲覧及び編集可能に共有する申告書共有モジュール2035と、申告書データに対して、コメントデータの付加入力を受け付ける申告書コメント受付モジュール2036と、申告書データに対して、修正入力を受け付ける申告書修正受付モジュール2037と、申告書データに対して承認申請(承認)を受け付け、承認者から、申告書データに対する承認を受け付ける承認受付モジュール2038と、申告書データを所定の所轄官庁へ提出する税務申告モジュール2039と、を備える。【選択図】図3

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本開示は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
企業等の事業者を顧客として税務申告サービスを提供する、税理士業務を行う税理士事務所等において、当該事務所以外の場所でも業務遂行を可能とする、いわゆるリモートワークに対応するWebサービスが提供されている。
顧問先から依頼を受け、会計事務所で会計処理を行うためのシステムとして、特許文献1には、取引の入力に際しての会計基準や税法上の取り扱い等に関する注意事項等の指摘事項について、例えば顧問先に対して指導を行うことが可能な会計処理システムについての技術が開示されている。
特開2017-033176号公報
税理士事務所では、当該税理士事務所の顧客向けにある担当者が作成した申告書に対して、同じ事務所内で(例えば指導的立場の)他の者がレビューを行っている。レビュー担当者は、例えば、申告書にコメントを記入し、作成担当者がそのコメントに対する回答や申告書の修正を行っている。
ところで、近年の感染症流行の状況に鑑みて、税理士事務所等においてもリモートワークが推奨されている。そのため、従来から行われているレビューをする場合、税務申告サービスを提供するWebサービスにおいても、申告書データに対してコメントを記入し、そのコメントに対する回答や申告書の修正を行える機能が求められていた。このとき、顧客データを適切に扱えるようにするため、閲覧や編集を可能にする者は限定される必要がある。
そこで、本開示では、税理士事務所等におけるリモートワークを円滑に遂行させることを可能にする技術について説明する。
本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、税務申告サービスを支援するためのプログラムが提供される。メモリには、ユーザの顧客に係る会計データが登録される。プログラムは、プロセッサに、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行させる。
本開示の一実施形態によると、制御部と、記憶部とを備え、税務申告サービスを支援する情報処理装置が提供される。記憶部には、ユーザの顧客に係る会計データが登録される。制御部は、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行する。
また、本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行され、税務申告サービスを支援するための方法が提供される。メモリには、ユーザの顧客に係る会計データが登録される。方法は、プロセッサが、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行する。
本開示によれば、顧客の税務申告に必要な申告書データがユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示され、コメントデータの付加入力、修正入力が行われる。この申告書データは、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出される。これにより、税理士事務所等におけるリモートワークを円滑に遂行させることが可能になる。
実施の形態1の税務申告サービス提供システム1の全体の構成を示す図である。 実施の形態1の税務申告サービス提供システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1の税務申告サービス提供システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。 サーバ20が記憶する事務所職員データベース2021、申告書データベース2022のデータ構造の例を示す図である。 サーバ20が記憶する申告書ワークフローデータベース2023、会計データベース2024のデータ構造の例を示す図である。 実施の形態1の税務申告サービス提供システム1による申告書作成処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の税務申告サービス提供システム1による税務申告処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置10に表示するコメント入力の画面例を示す図である。 端末装置10に表示するコメント詳細を表示する画面例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概要>
以下、本開示に係る税務申告サービス提供システムについて説明する。この税務申告サービス提供システムは、企業等の事業者を顧客として税務申告サービスを提供する、税理士業務を行う税理士事務所等に対して提供するシステムであり、税理士事務所等における税務申告サービスを支援するためのシステムである。税理士事務所等が提供する税務申告サービスとは、具体的には、企業における法人税、消費税、所得税、従業員の年末調整についての電子申告に対応した業務である。
本開示に係る税務申告サービス提供システムは、上記のように税務申告サービスの利用申請を管理する機能を単独で提供するシステムに限られず、1または複数の事業者に係る会計処理全般のサービスを提供するシステムであってもよい。例えば、企業等の事業者の取引に係る費用や入出金の情報を仕訳として生成して会計処理を行い、確定申告書等の作成を行う税務申告サービスの機能も備えた会計サービスを提供するシステムとして提供してもよい。また、本開示に係る税務申告サービス提供システムは、例えばクラウドサーバ等によりWebサービスとして、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるシステムであり、税理士事務所の職員であるユーザが所定の認証によりアクセス可能に構成されている。
上記のように、税理士事務所では、当該税理士事務所の顧客向けにある担当者が作成した申告書に対して、同じ事務所内で(例えば指導的立場の)他の者がレビューを行っている。レビュー担当者は、例えば、申告書にコメントを記入し、作成担当者がそのコメントに対する回答や申告書の修正を行っている。このようなレビューは、事務所内における職員への教育目的だけではなく、二重チェックを行うことにより顧客への納品物の品質向上を図る目的で行われている。税理士事務所におけるこのような業務をリモートワークで行う場合、税務申告サービス提供システムにおいても、申告書データに対してコメントを記入し、そのコメントに対する回答や申告書の修正を行える機能が必要になる。
そのため、本開示に係る税務申告サービス提供システムは、あるユーザが作成した申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者、例えばレビューを依頼するレビュー担当者に閲覧及び編集権限を付与して共有し、閲覧及び編集を可能にする。この権限付与は、当該サービスの提供を受ける顧客の企業担当者に対しても同様であり、企業担当者との間でも共有可能に構成されている。また、本開示に係る税務申告サービス提供システムは、ユーザが作成した申告書データについて、申告書データの作成状況、修正状況、承認状況、提出状況等を示すステータス状況を管理し、ユーザや共有者が閲覧可能に構成されている。
さらに、本開示に係る税務申告サービス提供システムは、あるユーザからレビュー依頼を受け付けるとレビュー担当者に通知し、レビュー担当者(とは限られない)から申告書データに対するコメントを受け付け、申告書データに対する修正入力やコメントへの回答を受け付ける。当該ユーザまたは共有者から、申告書データに対する承認申請を受け付け、承認申請について指定された承認者(共有者に含まれる)から申告書データに対する承認を受け付ける。すなわち、申告書データに対してレビューを行えるように構成されている。また、当該申告書データを顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出できるように構成されている。
上記のような構成により、税理士事務所等における税務申告サービスのリモートワークを円滑に遂行させることを可能にしている。
<第1の実施の形態>
以下、税務申告サービス提供システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
<1 税務申告サービス提供システム1の全体構成>
図1は、実施の形態1の税務申告サービス提供システム1の全体の構成を示す図である。図1に示すように、税務申告サービス提供システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20と、外部サーバ30とを含む。端末装置10とサーバ20と外部サーバ30とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用して税務申告サービス提供システム1の機能である、税務申告サービスを利用する税理士事務所等の職員、または当該税理士事務所の顧客である企業担当者等をいう。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
サーバ20は、税務申告サービスを提供するための申告書データに関する情報と、顧客である企業等の会計データとを管理する装置である。サーバ20は、税理士事務所等の職員であるユーザが申告書データを作成すると、当該ユーザの担当企業の申告書データとして登録する。サーバ20は、当該ユーザまたは当該ユーザから指定された共有者から、申告書データに対するコメントを受け付け、申告書データに対する修正入力やコメントへの回答を受け付け、承認を受け付ける。また、サーバ20は、当該申告書データを顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁(例えば、国税庁)の外部サーバ30へ提出する。
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
外部サーバ30は、税務申告データを受け付ける所定の所轄官庁、例えば、国税庁が提供、管理するサーバ装置であり、申告書データを受け付けて税務に係る各種処理を行う装置である。外部サーバ30は、当該ユーザ(税理士事務所等)または顧客である企業に対して所定の認証を行い、申告書データを顧客の税務申告書類データとして受け付ける。外部サーバ30は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、実施の形態1の税務申告サービス提供システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びマウス132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、ディスプレイ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
マウス132は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス132は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部170へ出力する。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
ディスプレイ150は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、端末装置10を使用して税務申告サービス提供システム1の機能である税務申告サービスを利用する、税理士事務所等の職員であるユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、ユーザの氏名、ユーザが所属している税理士事務所等の組織情報等が含まれる。
制御部170は、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部170は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、データ処理部173と、通知制御部174としての機能を発揮する。
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部173は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
通知制御部174は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部174は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理等を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、実施の形態1の税務申告サービス提供システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、事務所職員データベース2021と、申告書データベース2022と、申告書ワークフローデータベース2023と、会計データベース2024等を記憶する。
事務所職員データベース2021は、税務申告サービス提供システム1における税理士事務所等の職員に関する情報、具体的には氏名等の個人情報、所属する税理士事務所等の情報、担当している顧客企業等の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
申告書データベース2022は、税務申告サービス提供システム1で使用する税務申告書のフォーマットデータを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
申告書ワークフローデータベース2023は、税務申告サービス提供システム1における管理対象である、ユーザが作成した申告書データの作成状況、修正状況、承認状況、提出状況等を示すステータス状況に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
会計データベース2024は、税務申告サービス提供システム1を利用する税理士事務所等の顧客である、事業者の各種取引に係る会計情報、具体的には企業等に係る仕訳の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、税務申告書作成モジュール2033、ワークフロー共有モジュール2034、申告書共有モジュール2035、申告書コメント受付モジュール2036、申告書修正受付モジュール2037、承認受付モジュール2038、及び税務申告モジュール2039に示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
税務申告書作成モジュール2033は、税務申告サービス提供システム1を使用するユーザである税理士事務所の職員からの指示により、自己が担当する顧客である企業等の税務申告に必要な申告書データを作成する処理を制御する。税務申告書作成モジュール2033は、例えば、当該企業等の事業者の取引に係る費用や入出金の情報(仕訳)を会計データベース2024から取得し、その会計データに基づき、当該企業における法人税、消費税、所得税、従業員の年末調整について、確定申告書等の法定調書及び申告届出書の電子申告に必要な申告書データを作成する。税務申告書作成モジュール2033は、ユーザの手動操作により申告書データを作成してもよく、自動生成により申告書データを作成してもよい。
税務申告書作成モジュール2033は、例えば、申告書データベース2022に格納されている、XML形式やPDF形式である税務申告書のフォーマットデータの各項目に対して、会計データから取得、集計した各種データ、及び顧客企業の各種情報を入力することで、申告書データを作成する。税務申告書作成モジュール2033は、申告書データ(実際のデータでもよく、当該申告書データの格納先を示すリンク情報でもよい)を、例えば申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
ワークフロー共有モジュール2034は、ユーザの操作により税務申告書作成モジュール2033が作成した申告書データに係る、顧客である企業等の税務申告に必要な作業工程の状況を示すステータス情報を登録、管理する処理を制御する。ワークフロー共有モジュール2034が管理するステータス情報は、例えば、申告書データの作成状況、修正状況、承認状況、提出状況のいずれかまたは複数を示すステータス情報であり、申告書データの種類ごと、または顧客企業ごとに管理する。ワークフロー共有モジュール2034は、例えば、税務申告書作成モジュール2033が申告書データを作成すると、申告書データの作成状況として作成済であるステータス情報を登録する。その後、後述する申告書コメント受付モジュール2036によるコメントの受付、申告書修正受付モジュール2037による申告書データへの修正の受付、承認受付モジュール2038による申告書データへの承認の受付、税務申告モジュール2039による税務申告の各処理が行われると、それぞれのステータス情報を登録する。
また、ワークフロー共有モジュール2034は、ユーザである税理士事務所の職員や顧客企業等の担当者からの指示により、ステータス情報を提示するために端末装置10へ送信する。ワークフロー共有モジュール2034は、例えば、申告書データの作成状況、修正状況、承認状況、提出状況について必要な工程の一覧を提示し、それぞれの工程の中でどのような状況であるかを提示する。このとき、その工程の担当者であるユーザ、及びその工程に関連するユーザを提示してもよく、上記のコメントの受付、申告書データへの修正の受付、申告書データへの承認についても同様である。当該工程に関連するユーザとは、後述する申告書データの共有者であり、顧客である企業の担当者が含まれてもよい。ワークフロー共有モジュール2034は、ステータス情報を、例えば、申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
申告書共有モジュール2035は、ユーザの操作により税務申告書作成モジュール2033が作成した申告書データを登録、管理し、作成したユーザが設定する範囲の共有者に対して、申告書データを閲覧及び編集可能に提示可能に共有する処理を制御する。申告書データを閲覧及び編集可能に共有する範囲は、例えば当該職員の上長や、上記のレビュー担当者等である。申告書共有モジュール2035は、申告書データを作成したユーザから、申告書データを閲覧及び編集可能に共有する範囲の設定を受け付けてもよく、ユーザごとにあらかじめ設定されていて申告書データを作成するごとに自動的に適用してもよく、ワークフロー共有モジュール2034により顧客である企業等ごとに管理されていてもよい。また、申告書データを閲覧及び編集可能に共有する範囲は、当該税理士事務所内とは限らず、顧客である企業の担当者が含まれてもよい。
申告書コメント受付モジュール2036は、ユーザの操作により税務申告書作成モジュール2033が作成した申告書データに対して、コメントデータの付加入力を受け付ける処理を制御する。申告書データに対するコメントデータとは、例えば、上記のレビュー担当者が申告書データをレビューした結果として記載するコメントであり、申告書データの項目等に紐づけて(例えば、吹き出し等により)参照可能に記載されるテキストデータである。申告書コメント受付モジュール2036は、申告書データを作成したユーザから、レビュー担当者に対するレビュー依頼を受け付け、当該レビュー担当者へ通知する。このとき、あらかじめ設定されたレビュー担当者に自動通知するように構成してもよい。その後、申告書コメント受付モジュール2036は、当該レビュー担当者から、申告書データに対するコメントデータ(申告書データ全体に対するコメントでもよく、申告書データの特定の項目に対するものでもよい)を受け付け、レビュー依頼を送信したユーザに対して通知する。また、申告書コメント受付モジュール2036は、受け付けたコメントデータを申告書データと共に、申告書データを閲覧及び編集可能に共有されている範囲の者が参照可能に提示する。
また、申告書コメント受付モジュール2036は、申告書共有モジュール2035が受け付けたコメントデータに対する、さらなるコメントデータの付加入力を受け付ける。このコメントデータは、すでに付加されているコメントデータに対する回答のコメントデータでもよく、コメントデータの追加でもよい。このようなコメントデータは、申告書データを閲覧及び編集可能に共有されている範囲の者(顧客である企業の担当者が含まれてもよい)であれば誰から受け付けてもよい。さらに、申告書コメント受付モジュール2036は、受け付けたコメントデータに対するさらなるコメントデータについて、どのコメントに対する回答か分かるように、階層として提示してもよい。申告書コメント受付モジュール2036は、申告書データに付加されたコメントデータを、当該申告書データに紐づけて、例えば申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
申告書修正受付モジュール2037は、ユーザの操作により税務申告書作成モジュール2033が作成した申告書データに対して、修正入力を受け付ける処理を制御する。申告書データに対する修正入力は、例えば、申告書コメント受付モジュール2036が受け付けたコメントデータに基づく修正でもよく、ユーザ自身が後に修正したものでもよい。また、申告書修正受付モジュール2037は、申告書データを作成したユーザから修正入力を受け付けてもよく、レビュー担当者またはその他の共有されているユーザから受け付けてもよい。申告書修正受付モジュール2037は、修正入力を受け付けると、当該申告書データのレビュー担当者またはその他の共有されているユーザ(申告書データを作成したユーザが含まれてもよい)に対して、修正入力を受け付けたことを通知する。このとき、申告書コメント受付モジュール2036は、修正入力を受け付けたユーザから、申告書データが修正された旨のコメントデータを受け付けてもよい。また、申告書修正受付モジュール2037は、受け付けた修正入力が反映された申告書データを、閲覧及び編集可能に共有されている範囲の者が参照可能に提示する。
また、申告書修正受付モジュール2037は、受け付けた修正入力が反映された申告書データを、例えば申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
承認受付モジュール2038は、ユーザの操作により税務申告書作成モジュール2033が作成した申告書データに対して、当該申告書データに対する承認申請(承認)を受け付ける処理を制御する。承認受付モジュール2038は、作成された申告書データを後述する税務申告モジュール2039により税務申告処理を行うことについて、最終的な責任者(例えば、担当税理士)や、顧客である企業の担当者である承認者に対して承認を求める処理を行う。承認受付モジュール2038は、具体的には、申告書データを作成したユーザ、当該申告書データのレビュー担当者、またはその他の共有されているユーザから、当該申告書データに対する承認申請を受け付けると、承認者に対して承認が求められている旨を通知する。このときの申告書データは、申告書修正受付モジュール2037による修正入力の有無、及び申告書コメント受付モジュール2036によるコメントの有無にかかわらず承認申請を受け付けてもよい。
次に、承認受付モジュール2038は、当該承認者から、申告書データに対する承認を受け付けると、承認申請を行った者に対して承認があった旨を通知する。また、承認受付モジュール2038は、申告書データに対して承認申請があった旨、及びその承認がされた旨を、閲覧及び編集可能に共有されている範囲の者が参照可能に提示する。
また、承認受付モジュール2038は、申告書データに対する承認申請の情報、及び承認された旨の情報を、例えば申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
税務申告モジュール2039は、承認者の操作により承認受付モジュール2038が承認を受け付けた申告書データを、当該顧客の税務申告書類データとして、所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出する処理を制御する。税務申告モジュール2039は、作成された申告書データを、電子申告により外部サーバ30へ提出する。また、税務申告モジュール2039は、申告書データを所定の所轄官庁へ提出した旨の情報を、例えば申告書ワークフローデータベース2023に登録して記憶させる。
<2 データ構造>
図4は、サーバ20が記憶する事務所職員データベース2021、申告書データベース2022のデータ構造の例を示す図である。また、図5は、サーバ20が記憶する申告書ワークフローデータベース2023、会計データベース2024のデータ構造の例を示す図である。
図4に示すように、事務所職員データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「事務所ID」と、項目「事務所名」と、項目「職員詳細情報」等を含む。
項目「事務所ID」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所等それぞれを識別する情報である。
項目「事務所名」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所等の名称を示す情報である。
項目「職員詳細情報」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所に所属(勤務)する職員に関する情報であり、具体的には、項目「職員ID」と、項目「職員氏名」と、項目「正規/非正規」と、項目「担当業務」等を含む。
項目「職員ID」は、税理士事務所に所属(勤務)する職員それぞれを識別する情報である。
項目「職員氏名」は、税理士事務所に所属(勤務)する職員の氏名を示す情報である。
項目「正規/非正規」は、税理士事務所に所属(勤務)する職員の雇用形態を示す情報であり、例えば、正規雇用、非正規雇用等を示す情報が格納されている。
項目「担当業務」は、税理士事務所に所属(勤務)する職員の担当業務を示す情報であり、例えば、当該職員が担当する顧客企業等の情報が格納されている。税務申告サービス提供システム1では、顧客企業等の申告書データ等を閲覧及び編集可能に共有する範囲が定められているため、職員ごとに閲覧及び編集可能な顧客の情報が設定されている。
サーバ20は、税理士事務所等の職員の増減に伴って、事務所職員データベース2021の項目「職員詳細情報」のレコードを追加/削除する。
申告書データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「申告書ID」と、項目「申告書名」と、項目「申告書データ」等を含む。
項目「申告書ID」は、税務申告サービス提供システム1にて作成可能な税務申告書の申告書データそれぞれを識別する情報である。
項目「申告書名」は、税務申告サービス提供システム1にて作成可能な税務申告書の名称を示す情報であり、例えば、「確定申告書B」のような申告書の名称が格納されている。
項目「申告書データ」は、税務申告サービス提供システム1にて作成可能な税務申告書のフォーマットデータである。具体的には、XML形式やPDF形式である税務申告書のフォーマットデータであり、当該フォーマットデータが格納されてもよく、当該フォーマットデータの格納先を示すリンク情報が格納されてもよい。
サーバ20は、法改正等により税務申告書のフォーマットが変更されることに伴って、申告書データベース2022のレコード追加し、または変更する。
図5に示すように、申告書ワークフローデータベース2023のレコードのそれぞれは、項目「事務所ID」と、項目「顧客ID」と、項目「顧客名」と、項目「状況詳細情報」等を含む。
項目「事務所ID」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所等それぞれを識別する情報であり、事務所職員データベース2021の項目「事務所ID」に対応している。
項目「顧客ID」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所の顧客である企業等それぞれを識別する情報である。
項目「顧客名」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所の顧客である企業等の名称を示す情報であり、事務所職員データベース2021の項目「担当業務」に格納されている企業等の名称に対応している。
項目「状況詳細情報」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所における、顧客ごとの税務申告に必要な作業工程の状況を示すステータス情報に関する情報であり、具体的には、項目「職員ID」と、項目「日付」と、項目「内容」等を含む。この項目「状況詳細情報」は、顧客である企業等の申告書データについて、作成状況、修正状況、承認状況、提出状況について登録した更新情報であり、例えば、項目「日付」の順に時系列で、最新の情報がレコードとして追加されるように構成されている。
項目「職員ID」は、税理士事務所に所属(勤務)する職員それぞれを識別する情報であり、事務所職員データベース2021の項目「職員ID」に対応している。
項目「日付」は、税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所における、作業工程の状況が更新された日付を示す情報である。
項目「内容」は、税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所における、税務申告に必要な作業工程の状況を示す情報である。具体的には、申告書データの全体または特定の項目について、コメントデータが付加されたこと、申告書データへの修正がされたこと、申告書データへの承認がされたこと、税務申告がされたこと、等を示すステータス情報の内容が格納されている。
サーバ20のワークフロー共有モジュール2034は、ユーザから申告書データの作成、コメントデータの付加、申告書データへの修正、申告書データへの承認、税務申告の情報を受け付けることに伴って、申告書ワークフローデータベース2023の項目「状況詳細情報」にレコードを追加する。
会計データベース2024のレコードのそれぞれは、項目「事業者ID」と、項目「事業者名」と、項目「仕訳データ詳細情報」等を含む。
項目「事業者ID」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所の顧客である企業等それぞれを識別する情報であり、申告書ワークフローデータベース2023の項目「顧客ID」に対応している。
項目「事業者名」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所の顧客である企業等の名称を示す情報であり、申告書ワークフローデータベース2023の項目「顧客名」に対応している。
項目「仕訳データ詳細情報」は、税務申告サービス提供システム1にて税務申告サービスの提供を受ける税理士事務所の顧客である企業等における売上、売掛金、買掛金等の入出金の取引を記帳した仕訳データであり、具体的には、項目「日付」と、項目「借方/貸方」と、項目「摘要」と、項目「金額」等を含む。この項目「仕訳データ詳細情報」は、企業等が日々の取引について登録した情報に基づき、仕訳を行い、会計情報として登録した情報であり、例えば、項目「日付」の順に時系列で、最新の情報がレコードとして追加されるように構成されている。
項目「日付」は、税務申告サービス提供システム1にて管理する売上、売掛金、買掛金等の入出金の取引が発生した日付の情報である。
項目「借方/貸方」は、入出金の取引について仕訳を行った仕訳データの借方または貸方の区別を示す情報であり、例えば、借方である場合は「借方」の情報が、貸方である場合は「貸方」の情報が格納されている。借方及び貸方は、現在帳簿への記帳で一般的に使用されている、複式簿記における記載項目である。
項目「摘要」は、仕訳を行った仕訳データの勘定科目を示す情報である。勘定科目は、取引の入力で使用される費目の内容を示す情報であり、例えば図5に示すように、「クレジット売掛金」、「売上」、「現金」等の内容が格納されている。
項目「金額」は、仕訳を行った仕訳データの金額を示す情報である。項目「金額」には、項目「摘要」が示す勘定科目の例である、「クレジット売掛金」、「売上」、「現金」等の金額が格納されている。
<3 動作>
以下、図6及び図7を参照しながら、第1の実施の形態における税務申告サービス提供システム1による申告書作成処理及び税務申告処理について説明する。
図6は、実施の形態1の税務申告サービス提供システム1による申告書作成処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。図6において、申告書データを作成したユーザの端末装置10を端末装置10Aと、それ以外のユーザ(レビュー担当者または承認者)の端末装置10を端末装置10Bとして示す。
ステップS111の前処理として、端末装置10Aの入力操作受付部171は、税務申告サービスを利用する税理士事務所等の職員であるユーザから、税務申告サービス提供システム1のサービスを利用するために必要な認証を行うためのユーザID及びパスワードを入力する操作を受け付ける。送受信部172は、受け付けたユーザID及びパスワード、及びユーザ情報をサーバ20へ送信する。サーバ20は、ユーザID及びパスワードを、通信部201を介して受け付けて当該ユーザのユーザID及びパスワードが正当であることを確認し、所定の認証を行う。正当である場合、サーバ20は、認証完了の情報を、端末装置10Aへ通信部201を介して送信する。端末装置10Aの送受信部172は、サーバ20から送信された認証完了の情報を受け付ける。通知制御部174は、受け付けた認証完了の情報を、ディスプレイ150に表示させ、ステップS111が開始される。
ステップS111において、端末装置10Aの入力操作受付部171は、ユーザからの操作により、当該ユーザが参照する担当顧客企業についての処理画面を表示する表示指示を受け付ける。送受信部172は、受け付けた表示指示を、サーバ20へ送信する。端末装置10Aの送受信部172は、サーバ20から送信された担当顧客企業についての処理画面の表示データを受け付ける。通知制御部174は、受け付けた担当顧客企業についての処理画面の表示データを、ディスプレイ150に表示させる。
ステップS121において、サーバ20は、端末装置10Aから送信された担当顧客企業についての処理画面の表示指示を、通信部201を介して受け付ける。サーバ20は、担当顧客企業についての処理画面の表示データを、通信部201を介して端末装置10Aへ送信する。
ステップS112において、端末装置10Aの入力操作受付部171は、ユーザからの操作により、当該ユーザが担当する顧客である企業等の税務申告に必要な申告書データを作成する指示入力を受け付ける。送受信部172は、受け付けた申告書データを作成する指示情報を、サーバ20へ送信する。
ステップS122において、サーバ20の税務申告書作成モジュール2033は、端末装置10Aから送信された申告書データを作成する指示情報を、通信部201を介して受け付ける。税務申告書作成モジュール2033は、受け付けた申告書データを作成する指示情報により、顧客である企業等の税務申告に必要な申告書データを作成する。また、ワークフロー共有モジュール2034は、作成した申告書データに係る企業等の税務申告に必要な作業工程の状況(申告書データの作成状況)を示すステータス情報を登録する。
ステップS123において、サーバ20の申告書共有モジュール2035は、ステップS122で作成した申告書データについて、作成したユーザが設定する範囲の共有者に対して、申告書データを閲覧及び編集可能に提示可能に共有する。例えば、申告書データを作成したユーザの操作又はあらかじめ設定された情報により、当該職員の上長や、上記のレビュー担当者等について申告書データを閲覧及び編集可能に共有する。
ステップS114において、端末装置10Aの入力操作受付部171は、申告書データを作成したユーザからの操作により、当該ユーザからレビュー担当者に対するレビュー依頼を送信する送信指示を受け付ける。送受信部172は、受け付けたレビュー依頼の送信指示情報を、サーバ20へ送信する。端末装置10Aの送受信部172は、サーバ20から送信されたコメントデータの付加入力通知を受け付ける。通知制御部174は、受け付けたコメントデータの付加入力通知、及びコメントデータの内容を、ディスプレイ150に表示させる。この後、ユーザは必要に応じて申告書データに対する修正を行う。
ステップS124において、サーバ20の申告書コメント受付モジュール2036は、端末装置10Aから送信されたレビュー担当者に対するレビュー依頼を送信する送信指示情報を、通信部201を介して受け付ける。申告書コメント受付モジュール2036は、受け付けたレビュー担当者に対するレビュー依頼を送信する送信指示情報により、当該レビュー担当者に対するレビュー依頼を、通信部201を介して当該レビュー担当者の端末装置10Bへ送信する。また、申告書コメント受付モジュール2036は、端末装置10Bから送信されたコメントデータの付加入力通知により、申告書データに対するコメントデータの付加入力を、通信部201を介して受け付ける。申告書コメント受付モジュール2036は、受け付けたコメントデータの付加入力通知を、通信部201を介して申告書データを作成したユーザの端末装置10Aへ送信する。
また、ステップS124のある局面において、サーバ20の申告書修正受付モジュール2037は、端末装置10Aから送信された申告書データに対する修正入力がされた旨の通知情報を、通信部201を介して受け付ける。申告書修正受付モジュール2037は、受け付けた申告書データに対する修正入力がされた旨の通知情報により、申告書データに対する修正入力を受け付ける。
ステップS134において、端末装置10Bの送受信部172は、サーバ20から送信されたレビュー依頼を受け付ける。通知制御部174は、受け付けたレビュー依頼、及び対象の申告書データを、ディスプレイ150に表示させる。端末装置10Bの入力操作受付部171は、レビュー担当者のユーザからの操作により、当該申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付ける。送受信部172は、申告書データに対するコメントデータの付加入力がされたことを示す、コメントデータの付加入力通知を、サーバ20へ送信する。
ステップS115において、端末装置10Aの入力操作受付部171は、申告書データを作成したユーザからの操作により、当該ユーザから当該申告書データに対する承認申請を送信する送信指示を受け付ける。送受信部172は、受け付けた当該申告書データに対する承認申請を、サーバ20へ送信する。端末装置10Aの送受信部172は、サーバ20から送信された申告書データに対する承認通知を受け付ける。通知制御部174は、受け付けた申告書データに対する承認通知を、ディスプレイ150に表示させる。
ステップS125において、サーバ20の承認受付モジュール2038は、端末装置10Aから送信された当該申告書データに対する承認申請を、通信部201を介して受け付ける。承認受付モジュール2038は、受け付けた当該申告書データに対する承認申請により、承認者に対する承認依頼を、通信部201を介して当該承認者の端末装置10Bへ送信する。また、承認受付モジュール2038は、端末装置10Bから送信された承認通知により、申告書データに対する承認を、通信部201を介して受け付ける。承認受付モジュール2038は、受け付けた申告書データに対する承認通知を、通信部201を介して申告書データを作成したユーザの端末装置10Aへ送信する。
ステップS135において、端末装置10Bの送受信部172は、サーバ20から送信された当該申告書データに対する承認申請を受け付ける。通知制御部174は、受け付けた当該申告書データに対する承認申請、及び対象の申告書データを、ディスプレイ150に表示させる。端末装置10Bの入力操作受付部171は、承認者のユーザからの操作により、当該申告書データに対する承認を受け付ける。送受信部172は、申告書データに対する承認がされたことを示す、申告書データに対する承認通知を、サーバ20へ送信する。
ステップS126において、サーバ20のワークフロー共有モジュール2034は、ユーザから申告書データの作成、コメントデータの付加、申告書データへの修正、申告書データへの承認、税務申告の情報を受け付けることに伴って、申告書ワークフローデータベース2023の項目「状況詳細情報」にレコードを追加する。
以上のように、税務申告サービス提供システム1では、ユーザからの指示により申告書データを作成すると、ユーザが設定する範囲の共有者に対して、閲覧及び編集可能に共有する。申告書データを作成したユーザから、レビュー担当者に対するレビュー依頼を受け付けると、レビュー担当者または他の共有者からコメントデータの付加入力を受け付け、申告書データに対する修正入力を受け付け、申告書データに対する承認を受け付ける。これらの情報は、ユーザが設定する範囲の共有者に対して提示され、共有される。これにより、作成した申告書データの作業工程の状況を共有して把握することができる。
図7は、実施の形態1の税務申告サービス提供システム1による税務申告処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS211において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザからの操作により、当該ユーザが参照する担当顧客企業についての処理画面を表示する表示指示を受け付ける。送受信部172は、受け付けた表示指示を、サーバ20へ送信する。端末装置10の送受信部172は、サーバ20から送信された担当顧客企業についての処理画面の表示データを受け付ける。通知制御部174は、受け付けた担当顧客企業についての処理画面の表示データを、ディスプレイ150に表示させる。
ステップS221において、サーバ20は、端末装置10から送信された担当顧客企業についての処理画面の表示指示を、通信部201を介して受け付ける。サーバ20は、担当顧客企業についての処理画面の表示データを、通信部201を介して端末装置10へ送信する。
ステップS212において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザからの操作により、ステップS125で承認を受け付けた申告書データを、当該顧客の税務申告書類データとして、所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出する指示入力を受け付ける。送受信部172は、受け付けた申告書データを提出する指示情報を、サーバ20へ送信する。
ステップS222において、サーバ20の税務申告モジュール2039は、端末装置10から送信された申告書データを提出する指示情報を、通信部201を介して受け付ける。税務申告モジュール2039は、ステップS125で承認を受け付けた申告書データを、当該顧客の税務申告書類データとして、電子申告により所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出するため、通信部201を介して外部サーバ30へ送信する。
ステップS232において、外部サーバ30は、サーバ20から送信された当該顧客の税務申告書類データ(申告書データ)を受け付け、当該企業等の税務申告書類データとして登録する。
以上のように、税務申告サービス提供システム1では、税理士事務所内で、または顧客企業から承認を受け付けた申告書データを、当該顧客の税務申告書類データとして、所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出する。これにより、税務申告の手続きを確実に行うことが容易になる。
<4 画面例>
以下、図8及び図9を参照しながら、税務申告サービス提供システム1による申告書作成処理におけるコメント入力及びコメント詳細表示の画面例について説明する。
図8は、端末装置10に表示するコメント入力の画面例を示す図である。図8の画面例は、申告書コメント受付モジュール2036によるコメント入力を受け付けるための操作状態が表示された画面例を示す。図6のステップS114に相当する。
図8に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、作成した申告書データを表示する画面として、申告書データ表示欄1031aが表示されている。申告書データ表示欄1031a全体、または一部の項目についてコメントデータを入力するため、例えば入力項目1031bに対してコメントデータを入力しようとする場合、所定の操作(例えば、マウス132による右クリック)を行うと、コメント入力欄1031cが表示され、コメントデータを入力することが可能に構成されている。
図8に示す画面において、レビュー担当者であるユーザ(他の共有者でもよい)は、入力項目1031bの記載内容等についてコメントデータを入力する場合、コメント入力欄1031cにコメントを入力する。これにより、入力したコメントデータが登録され、その他のユーザに対して共有されるように構成されている。
図9は、端末装置10に表示するコメント詳細を表示する画面例を示す図である。図9の画面例は、図8の画面例において、コメントデータが入力された後にコメントデータの内容が提示(表示)された状態の画面例を示す。図6のステップS114に相当する。
図9に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、作成した申告書データを表示する画面として、申告書データ表示欄1032aが表示されている。申告書データ表示欄1032aの欄外、例えば右上には、コメント一覧表示ボタン1032bが設けられている。さらに、コメント一覧表示ボタン1032bを押下することで表示される、コメント一覧表示欄1032cが表示されている。
図9に示す画面において、コメント一覧表示欄1032cは、コメントデータを入力した職員名が表示され、受け付けたコメントデータに対するさらなるコメントデータについて、どのコメントに対する回答か分かるように階層表示する。これにより、コメントデータが誰により入力されたものか、コメントデータによる議論の推移を把握し、適切な修正等の後続処理をすることが可能に構成されている。
<小括>
以上のように、本実施形態によると、ユーザからの指示により申告書データを作成すると、ユーザが設定する範囲の共有者に対して、閲覧及び編集可能に共有する。申告書データを作成したユーザから、レビュー担当者に対するレビュー依頼を受け付けると、レビュー担当者または他の共有者からコメントデータの付加入力を受け付け、申告書データに対する修正入力を受け付け、申告書データに対する承認を受け付ける。これらの情報は、ユーザが設定する範囲の共有者に対して提示され、共有される。その後、承認を受け付けた申告書データを、当該顧客の税務申告書類データとして、所定の所轄官庁(例えば、国税庁)へ提出する。そのため、作成した申告書データの作業工程の状況を共有して把握し、税務申告の手続きを確実に行うことが容易になる。これにより、税理士事務所等におけるリモートワークを円滑に遂行させることが可能になる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータに実行させ、税務申告サービスを支援するためのプログラムであって、メモリ25には、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、プログラムは、プロセッサ29に、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップ(S122)と、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップ(S123)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップ(S124)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップ(S124)と、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップ(S222)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)プログラムは、さらに、申告書データの作成状況、修正状況、承認状況、提出状況のいずれかまたは複数を示すステータス状況を管理し、ユーザ、共有者、または承認者へ提示するステップを実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)顧客ごとにステータス状況を管理する、(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)申告書データを提示するステップにおいて、申告書データに対するコメントデータ、申告書データに対する修正入力の内容のいずれかまたは両方をユーザまたは共有者に提示する、(付記1)から(付記3)のいずれかに記載のプログラム。
(付記5)申告書データに対するコメントデータ、申告書データに対する修正入力の内容と共に、申告書データに対するコメントデータの付加入力を行ったユーザまたは共有者、申告書データに対する修正入力を行ったユーザまたは共有者を、ユーザまたは共有者にそれぞれ提示する、(付記4)に記載のプログラム。
(付記6)申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップにおいて、申告書データに対するコメントデータを受け付けると、申告書データの作成に係るユーザへコメントデータが付加されたことを通知する、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)プログラムは、さらに、コメントデータに対する回答入力、またはコメントデータに対する回答に対するさらなる回答入力を受け付けるステップを実行させる、(付記1)から(付記6)のいずれかに記載のプログラム。
(付記8)申告書データを提示するステップにおいて、コメントデータに対する回答入力の内容、及びコメントデータに対する回答に対するさらなる回答入力の内容を階層として提示する、(付記7)に記載のプログラム。
(付記9)プログラムは、さらに、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する承認申請を受け付け、承認申請について指定された承認者へ通知するステップと、承認者から、修正入力された申告書データに対する承認を受け付けるステップと、を備え、申告書データを所定の所轄官庁へ提出するステップにおいて、承認者から承認を受け付けた申告書データを提出する、(付記1)から(付記8)のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)申告書データに対する承認申請を受け付けるステップにおいて、申告書データに対するコメントデータの付加入力を行ったユーザまたは共有者から、または、コメントデータに対する回答入力を行ったユーザまたは共有者から受け付け、申告書データに対する承認を受け付けるステップにおいて、コメントデータごと、または修正入力ごとに承認を受け付ける、(付記9)に記載のプログラム。
(付記11)プログラムは、さらに、ユーザの設定により、共有者または承認者に対して、申告書データの閲覧または編集を許可する権限を付加する入力を受け付けるステップを実行させ、申告書データを提示するステップにおいて、権限に応じて、共有者または承認者に閲覧及び編集可能に提示する、(付記9)または(付記10)に記載のプログラム。
(付記12)制御部203と、記憶部202とを備え、税務申告サービスを支援する情報処理装置であって、記憶部202には、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、制御部203は、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップ(S122)と、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップ(S123)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップ(S124)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップ(S124)と、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップ(S222)と、を行う、情報処理装置。
(付記13)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータにより実行され、税務申告サービスを支援するための方法であって、メモリ25には、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、方法は、プロセッサ29が、会計データに基づき、顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップ(S122)と、申告書データを、ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップ(S123)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップ(S124)と、ユーザまたは共有者から、申告書データに対する修正入力を受け付けるステップ(S124)と、申告書データを、顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップ(S222)と、を実行する、方法。
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、130 操作受付部、161 ユーザ情報、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、2021 事務所職員データベース、2022 申告書データベース、2023 申告書ワークフローデータベース、2024 会計データベース、203 制御部


Claims (13)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、税務申告サービスを支援するためのプログラムであって、
    前記メモリには、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記会計データに基づき、前記顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、
    前記申告書データを、前記ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、
    前記申告書データを、前記顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記プログラムは、さらに、
    前記申告書データの作成状況、修正状況、提出状況のいずれかまたは複数を示すステータス状況を管理し、前記ユーザ、または前記共有者へ提示するステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記顧客ごとに前記ステータス状況を管理する、請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記申告書データを提示するステップにおいて、前記申告書データに対するコメントデータ、前記申告書データに対する修正入力の内容のいずれかまたは両方を前記ユーザまたは前記共有者に提示する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記申告書データに対するコメントデータ、前記申告書データに対する修正入力の内容と共に、前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を行った前記ユーザまたは前記共有者、前記申告書データに対する修正入力を行った前記ユーザまたは前記共有者を、前記ユーザまたは前記共有者にそれぞれ提示する、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップにおいて、前記申告書データに対するコメントデータを受け付けると、前記申告書データの作成に係る前記ユーザへコメントデータが付加されたことを通知する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記プログラムは、さらに、
    前記コメントデータに対する回答入力、または前記コメントデータに対する回答に対するさらなる回答入力を受け付けるステップを実行させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記申告書データを提示するステップにおいて、前記コメントデータに対する回答入力の内容、及び前記コメントデータに対する回答に対するさらなる回答入力の内容を階層として提示する、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記プログラムは、さらに、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対する承認申請を受け付け、前記承認申請について指定された承認者へ通知するステップと、
    前記承認者から、修正入力された前記申告書データに対する承認を受け付けるステップと、を備え、
    前記申告書データを所定の所轄官庁へ提出するステップにおいて、前記承認者から承認を受け付けた前記申告書データを提出する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記申告書データに対する承認申請を受け付けるステップにおいて、前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を行った前記ユーザまたは前記共有者から、または、前記コメントデータに対する回答入力を行った前記ユーザまたは前記共有者から承認申請を受け付け、
    前記申告書データに対する承認を受け付けるステップにおいて、前記コメントデータごと、または前記修正入力ごとに承認を受け付ける、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記プログラムは、さらに、
    前記ユーザの設定により、前記共有者または前記承認者に対して、前記申告書データの閲覧または編集を許可する権限を付加する入力を受け付けるステップを実行させ、
    前記申告書データを提示するステップにおいて、前記権限に応じて、前記共有者または前記承認者に閲覧及び編集可能に提示する、請求項9または請求項10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 制御部と、記憶部とを備え、税務申告サービスを支援する情報処理装置であって、
    前記記憶部には、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、
    前記制御部は、
    前記会計データに基づき、前記顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、
    前記申告書データを、前記ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、
    前記申告書データを、前記顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行する、情報処理装置。
  13. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行され、税務申告サービスを支援するための方法であって、
    前記メモリには、ユーザの顧客に係る会計データが登録され、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    前記会計データに基づき、前記顧客の税務申告に必要な申告書データを作成するステップと、
    前記申告書データを、前記ユーザの設定による範囲の共有者に閲覧及び編集可能に提示するステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対するコメントデータの付加入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザまたは前記共有者から、前記申告書データに対する修正入力を受け付けるステップと、
    前記申告書データを、前記顧客の税務申告書類データとして所定の所轄官庁へ提出するステップと、を実行する、方法。

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