JP7466743B1 - プログラム、情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子明細データを、所定の情報を付加することでインボイスデータとし、電子帳簿として保存するプログラム、情報処理装置及び方法を提供する。【解決手段】会計処理システムのサーバは、複数の事業者に関する事業者データと、事業者間における取引に関する取引データとを記憶し、取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップと、記憶されている取引データを参照し、電子明細データに対応する取引データを取得するステップと、取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップと、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させるステップと、ユーザからの操作に応じて、取得した取引データと、電子明細データと、取得した記載事項データとをユーザに提示するステップと、を実行させる。【選択図】図7

Description

本開示は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
本国では、売上に対する消費税の支払から控除することができる、仕入税額控除を受けるためには、適格請求書等保存方式という、いわゆるインボイス制度が導入されることが決定している。
例えば、特許文献1には、インボイス制度において、仕入税額控除の要件を満たす適格請求書についての適格性を、受け取った請求書の記載内容から判定する証憑判定装置についての技術が開示されている。
特開2021-071991号公報
ところで、金融機関、クレジットカード会社等から会計データとの同期の際に連携される、電子明細データをインボイス制度に準拠したインボイスとすることができれば、インボイス制度への対応が可能になると共に、業務効率化も可能になる。
そこで、本開示では、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを、所定の情報を付加することでインボイスデータとし、電子帳簿として保存することを可能にする技術について説明する。
本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メモリは、複数の事業者に関する事業者データと、事業者間における取引に関する取引データとを記憶し、プログラムは、プロセッサに、取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップと、記憶されている取引データを参照し、電子明細データに対応する取引データを取得するステップと、取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップと、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させるステップと、ユーザからの操作に応じて、取得した取引データと、電子明細データと、取得した記載事項データとをユーザに提示するステップと、を実行させる。
本開示によれば、インボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得し、電子明細データと取引データとに紐付けて記憶させる。そのため、このようなデータをインボイスデータとみなし、電子帳簿として保存することが可能になる。これにより、インボイス制度への対応が可能になると共に、業務効率化も可能になる。
実施の形態1の会計処理システム1の全体構成を示すブロック図である。 図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。 図3の事業者データベース2021のデータ構造の例を示す図である。 図3の取引データベース2022のデータ構造の例を示す図である。 図3の会計データベース2023のデータ構造の例を示す図である。 会計処理システム1によるデータ提示処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 会計処理システム1による認証処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。以下の説明では、同一の構成には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概要>
以下、本開示に係る会計処理システムについて説明する。本開示に係る会計処理システムは、ユーザである企業や個人事業主等の事業者に対して、会計処理のサービスを提供するためのシステムである。企業や個人事業主で行われる会計処理とは、仕入、売上、借入のような入出金の取引を管理することであり、取引を帳簿(仕訳帳、総勘定元帳)に記録(記帳)し、所定の決算期に決算処理として試算表を作成し、財務諸表である損益計算書や貸借対照表を作成している。また、決算処理の結果に基づき、法人税や事業所税、消費税等の申告書を作成する税務申告処理も行っている。本開示に係る会計処理システムは、仕入、売上等の入出金取引の入力を受け付けて帳簿への記帳を行い、試算表、財務諸表の作成し、税務申告の処理を支援するコンピュータシステムである。また、本開示に係る会計処理システムは、例えばクラウドサーバ等によりWebサービスとして、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるシステムである。
また、本開示に係る会計処理システムは、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを取得し、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得するためのシステムである。また、本開示に係る会計処理システムは、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させて管理するためのシステムである。
ところで、事業者が仕入等の目的で物品を購入して支払いをする際、または事業目的で各種サービスを経費として利用して支払をする際、通常の支払と同様に、当該支払先(取引先)に対して消費税を支払うことになっている。しかし、事業目的で仕入や経費のために支払った消費税については、一定の要件を満たすと、売上に対する消費税の支払から控除することができる、仕入税額控除を受けることが可能になっている。
このような仕入税額控除を受けるための手続きとして、本国では、適格請求書等保存方式という、いわゆるインボイス制度が導入されることが決定している。インボイス制度とは、消費税の仕入税額控除を受ける場合、インボイス事業者と認められた事業者から発行された適格請求書でないと、消費税の仕入税額控除が認められなくなる制度であり、消費税の仕入税額控除を受けるためには、事業者に対してインボイス事業者としての登録を必要とする制度である。適格請求書とは、請求額に適用される消費税がその適用税率ごとに正確に記載され、インボイス事業者として登録した際に付与される登録番号が記載されている等の要件を満たした請求書である。取引先がインボイス事業者であるか否かを確認する必要があるが、このような確認を支払の都度確認するのは、非常に手間がかかると想定される。なお、このような請求書をデータ化した請求書データを取引の相手方に送信する場合の規格として、Peppol(XML形式の国際標準規格)が規定されている。
また、金融機関、クレジットカード会社等から会計データとの同期の際に連携される、電子明細データは、会計の正確性や月次決算の早期化に利用できるものである。ただし、このような電子明細データは、税率、税額、課税事業所番号等が付与されていないデータである。また、このような電子明細データは、取引相手へ交付する、という性質のものではないため、インボイス制度に準拠したインボイスとすることはできない。
そこで、本開示に係る会計処理システムは、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを取得し、法令のインボイスの記載事項及び会計処理に便利な形式のインボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得する。また、本開示に係る会計処理システムは、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、記憶させて管理する。
さらに、本開示に係る会計処理システムは、記載事項データに基づき、インボイスデータを生成する。
上記のような構成により、電子明細データと、記載事項データとをインボイスデータ(に類するもの)とみなし、電子帳簿として保存することを可能にしている。これにより、インボイス制度への対応が可能になると共に、業務効率化も可能にしている。
<実施の形態1>
以下、会計処理システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
<1 会計処理システム1の全体構成>
図1は、実施の形態1の会計処理システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、会計処理システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20と、外部サーバ30とを含む。端末装置10とサーバ20と外部サーバ30とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。本実施の形態では、サーバ20はWebサーバ(クラウドサーバを含む)であり、端末装置10との間でWebページにより情報のやり取りを行う。また、外部サーバ30はWebサーバ(クラウドサーバを含む)であり、サーバ20との間で情報のやり取りを行う。なお、端末装置10にはWebページを閲覧するためのWebページブラウザがインストールされているが、サーバ20のサービスを提供するための専用アプリケーションがインストールされ、専用アプリケーションにより閲覧可能に構成してもよい。
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用して会計処理システム1の機能である物品販売、サービス提供、仕入等の取引データの登録、会計処理を行う者であり、例えば企業の担当者、または個人事業主等である。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
サーバ20は、物品販売、サービス提供等を行う複数の事業者に関する事業者データと、事業者間における取引に関する取引データとを記憶して管理する装置である。また、サーバ20は、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを取得し、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得する。また、サーバ20は、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させて管理する。さらに、サーバ20は、記載事項データに基づき、インボイスデータを生成する。
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
外部サーバ30は、記載事項データの認証を行う所定の所轄官庁、例えば、国税庁が提供、管理するサーバ装置であり、ユーザに対して所定の認証を行う。外部サーバ30は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びマウス132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、ディスプレイ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。図2に示す端末装置10は、移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末として説明するが、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
マウス132は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス132は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部170へ出力する。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
ディスプレイ150は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ15及び記憶部16により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、端末装置10を使用して、会計処理システム1の機能である物品販売、サービス提供、仕入等の取引データの登録、会計処理を行うユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、事業者または担当者の氏名または名称等の情報が含まれる。
制御部170は、例えばプロセッサ19により構成され、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10の記憶部160に格納され、インストールされているアプリケーションである図示しないプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、通知制御部173と、データ処理部174としての機能を発揮する。
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
通知制御部173は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部173は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理等を行う。
データ処理部174は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、例えばメモリ25、ストレージ26から構成され、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、事業者データベース2021と、取引データベース2022と、会計データベース2023等を記憶する。
事業者データベース2021は、会計処理システム1における取引先である事業者に関するデータ(事業者データ)、具体的には事業者の名称等の事業者に関する情報、インボイス事業者であるか否かを示す情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
取引データベース2022は、会計処理システム1における管理対象である、各種物品等の仕入、販売に係る売上、各種支払等の取引に関するデータ(取引データ)、具体的には事業者における入出金に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
会計データベース2023は、会計処理システム1の管理対象である、取引に係る会計情報、具体的には企業や個人事業主等に係る仕訳の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、電子明細データ取得モジュール2033、取引データ取得モジュール2034、記載事項データ取得モジュール2035、インボイスデータ生成モジュール2036、ユーザ提示モジュール2037、認証モジュール2038、及びユーザ通知モジュール2039に示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
電子明細データ取得モジュール2033は、取引に係る決済に関する電子明細データを取得する処理を制御する。電子明細データ取得モジュール2033が取得する電子明細データとは、例えば、金融機関、クレジットカード会社等から会計データとの同期の際に連携されるデータである。電子明細データ取得モジュール2033は、例えば、会計処理システム1のユーザの同意の下、金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスし、当該ユーザが保有している金融機関の口座情報、当該ユーザが使用しているクレジットカードの使用情報を取得する。電子明細データ取得モジュール2033による電子明細データを取得する処理は、上記のように金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスするプル型の情報取得処理でもよく、金融機関、クレジットカード会社のサーバから情報送信を受け付けるプッシュ型の情報取得処理でもよい。
なお、電子明細データ取得モジュール2033が取得する電子明細データは、会計の正確性や月次決算の早期化に利用するのに有用であるが、このような電子明細データは、税率、税額、課税事業所番号等が付与されていないデータである。
また、電子明細データ取得モジュール2033は、電子明細データを取得すると、記憶部202の所定の領域(図示は省略)に格納して記憶させる。
取引データ取得モジュール2034は、取引データベース2022に格納されている取引データを参照し、電子明細データ取得モジュール2033が取得した電子明細データに対応する取引データを取得する処理を制御する。取引データ取得モジュール2034が取得する取引データとは、例えば、会計処理システム1のユーザが他の事業者との取引、具体的には各種物品等の仕入、販売に係る売上、各種支払等のデータであり、取引の相手方を特定する情報(取引先ごとに付与された識別情報等)、取引日時と共に取得する。
なお、取引データ取得モジュール2034が参照する取引データベース2022は、会計処理システム1のユーザが取引に応じて登録したデータが格納されているが、証憑データ(領収書等の画像データ)をOCR処理にて読み取って自動取得したデータが格納されてもよい。
取引データ取得モジュール2034は、電子明細データ取得モジュール2033が取得した電子明細データに含まれる取引の相手方、取引内容を特定する情報(振込依頼人のデータ、摘要、クレジットカードの利用店名、金額等)から、取引データベース2022に格納されている取引データを参照して取引データを特定し、電子明細データに対応する取引データを取得する。
記載事項データ取得モジュール2035は、取引データ取得モジュール2034が取得した取引データに基づき、記載事項データを取得する処理を制御する。記載事項データ取得モジュール2035が取得する記載事項データは、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータであり、具体的には、事業者に関する情報であり、(国税庁に登録されている)課税事業者名及び登録番号を含むものである。
記載事項データ取得モジュール2035が取得する記載事項データは、上記の項目以外に、取引年月日、取引内容(軽減税率の対象品目である旨の記載も含む)、税率ごとの合計金額、税率、消費税額、受取人の氏名または名称等を含むデータである。
また、記載事項データ取得モジュール2035は、電子明細データ取得モジュール2033が取得した電子明細データと、取得した記載事項データとを、取引データ取得モジュール2034が取得した取引データに紐付けて、記憶部202の所定の領域(図示は省略)に格納して記憶させる。
なお、記載事項データ取得モジュール2035は、記載事項データを取得したことをユーザに通知してもよい。具体的には、記載事項データを取得した旨の通知を端末装置10へ送信し、ユーザに通知してもよい。
インボイスデータ生成モジュール2036は、電子明細データ取得モジュール2033が取得した電子明細データと、記載事項データ取得モジュール2035が取得した記載事項データに基づき、インボイスデータを生成する処理を制御する。インボイスデータ生成モジュール2036が生成するインボイスデータは、所定のフォーマットに基づくものであり、具体的には、Peppol(XML形式の国際標準規格)と呼ばれるフォーマットに準拠した請求書データである。
インボイスデータ生成モジュール2036が生成するインボイスデータは、上記のように、(国税庁に登録されている)課税事業者名、登録番号、取引年月日、取引内容(軽減税率の対象品目である旨の記載も含む)、税率ごとの合計金額、税率、消費税額、受取人の氏名または名称等を含むデータである。
インボイスデータ生成モジュール2036は、生成したインボイスデータを、記憶部202の所定の領域(図示は省略)に格納して記憶させる。
ユーザ提示モジュール2037は、ユーザによる端末装置10からの操作に応じて、取引データ取得モジュール2034が取得した取引データと、電子明細データ取得モジュール2033が取得した電子明細データと、記載事項データ取得モジュール2035が取得した記載事項データとをユーザに提示する処理を制御する。ユーザ提示モジュール2037は、取引データと、電子明細データと、記載事項データとを、端末装置10へ送信してディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。
また、ユーザ提示モジュール2037は、インボイスデータ生成モジュール2036が生成したインボイスデータを端末装置10へ送信し、ユーザに提示してもよい。
認証モジュール2038は、記載事項データの認証を行う外部システムである外部サーバ30へ送信し、記載事項データの認証結果を受信する処理を制御する。外部サーバ30では、記載事項データ(インボイスデータ)に含まれる、国税庁に登録されている課税事業者名及び登録番号について、正しいデータであることの認証を行うので、認証モジュール2038では、課税事業者名及び登録番号の情報を外部サーバ30へ送信し、認証結果を受信する。
認証モジュール2038が受信する認証結果は、課税事業者名及び登録番号が正しいデータであるか否かを示すデータである。
ユーザ通知モジュール2039は、認証モジュール2038が受信した認証結果を、ユーザに提示する処理を制御する。ユーザ通知モジュール2039は、認証結果を示すデータを端末装置10へ送信してディスプレイ150に表示させることにより、ユーザに提示する。
<2 データ構造>
以下、図4ないし図6を参照しながら、会計処理システム1により参照されるデータ構造について説明する。図4は、図3の事業者データベース2021のデータ構造の例を示す図である。図5は、図3の取引データベース2022のデータ構造の例を示す図である。また、図6は、図3の会計データベース2023のデータ構造の例を示す図である。
図4に示すように、事業者データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「取引先ID」と、項目「取引先詳細情報」等を含む。
項目「取引先ID」は、会計処理システム1における取引先である事業者それぞれを識別する情報である。
項目「取引先詳細情報」は、会計処理システム1にて管理する取引先(事業者)に関する管理情報であり、具体的には、項目「事業者名」と、項目「法人/個人」と、項目「インボイス事業者登録」と、項目「登録番号」と、項目「有効期限」等を含む。
項目「事業者名」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者の名称を示す情報であり、例えば、法人名称や個人事業主の氏名等が格納されている。
項目「法人/個人」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者が法人であるか、または個人(事業主)であるかの区分を示す情報であり、例えば、当該事業者が法人である場合は「法人」の情報が、当該事業者が個人事業主である場合は「個人」の情報が格納されている。
項目「インボイス事業者登録」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者がインボイス事業者であるか否かを示す情報であり、例えば、当該事業者がインボイス事業者である場合は「有」の情報が、当該事業者がインボイス事業者ではない場合は「無」の情報が格納されている。
項目「登録番号」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者がインボイス事業者である場合に、当該事業者がインボイス事業者として登録した際に付与される登録番号を示す情報である。なお、当該事業者がインボイス事業者ではない場合は、情報が格納されない。
項目「有効期限」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者がインボイス事業者である場合に、当該事業者がインボイス事業者であることの有効期限を示す情報である。なお、当該事業者がインボイス事業者ではない場合は、情報が格納されない。
サーバ20は、ユーザから事業者に関する情報を受け付けることに伴って、事業者データベース2021にレコードを追加する。
図5に示すように、取引データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「取引先ID」と、項目「事業者名」と、項目「取引詳細情報」等を含む。
項目「取引先ID」は、会計処理システム1における取引先である事業者それぞれを識別する情報であり、事業者データベース2021の項目「取引先ID」に対応している。
項目「事業者名」は、会計処理システム1にて管理する取引先事業者の名称を示す情報であり、例えば、法人名称や個人事業主の個人名が格納されている。事業者データベース2021の項目「事業者名」に対応している。
項目「取引詳細情報」は、会計処理システム1にて管理する取引に関する管理情報であり、具体的には、項目「日付」と、項目「摘要」と、項目「品目」と、項目「金額」等を含む。この項目「取引詳細情報」は、事業者、担当者等であるユーザが日々の取引について登録した情報であり、例えば、項目「日付」の順に時系列で、最新の情報がレコードとして追加されるように構成されている。
項目「日付」は、会計処理システム1にて管理する取引が発生した日付の情報である。
項目「摘要」は、会計処理システム1にて管理する取引について、支出(出金)であるか、または収入(入金)であるかを示す情報であり、例えば、支出である場合は「支出」の情報が、収入である場合は「収入」の情報が格納されている。
項目「品目」は、会計処理システム1にて管理する取引について、具体的な物品やサービス等の内容を示す情報である。
項目「金額」は、会計処理システム1にて管理する取引についての入出金の金額を示す情報である。
サーバ20は、ユーザから取引に関する情報を受け付けることに伴って、取引データベース2022の項目「取引詳細情報」にレコードを追加する。
図6に示すように、会計データベース2023のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「仕訳データ詳細情報」等を含む。
項目「ユーザID」は、会計処理システム1にて管理する取引情報の登録を行うユーザそれぞれを識別する情報である。
項目「ユーザ名」は、会計処理システム1にて管理する取引情報の登録を行うユーザである企業の名称(会社名)または個人事業主名である。
項目「仕訳データ詳細情報」は、会計処理システム1にて管理する仕入や売上等の入出金の取引を記帳した仕訳データであり、具体的には、項目「日付」と、項目「借方/貸方」と、項目「摘要」と、項目「金額」等を含む。この項目「仕訳データ詳細情報」は、事業者であるユーザが日々の取引について登録した情報に基づき、仕訳を行い、会計情報として登録した情報であり、例えば、項目「日付」の順に時系列で、最新の情報がレコードとして追加されるように構成されている。
項目「日付」は、会計処理システム1にて管理する取引が発生した日付の情報である。
項目「借方/貸方」は、仕訳を行った仕訳データの借方または貸方の区別を示す情報であり、例えば、借方である場合は「借方」の情報が、貸方である場合は「貸方」の情報が格納されている。借方及び貸方は、現在帳簿への記帳で一般的に使用されている、複式簿記における記載項目である。
項目「摘要」は、仕訳を行った仕訳データの勘定科目を示す情報である。勘定科目は、日々の取引の入力で使用される費目の内容を示す情報であり、例えば図5に示すように、「仕入」、「買掛金」、「仮払消費税」等の内容が格納されている。
項目「金額」は、仕訳を行った仕訳データの金額を示す情報である。項目「金額」には、項目「摘要」が示す勘定科目の例である、「仕入」、「買掛金」、「仮払消費税」等の金額が格納されている。
サーバ20は、取引に関する情報に基づき仕訳を行い、会計情報として登録することに伴って、会計データベース2023の項目「仕訳データ詳細情報」を更新する。
<3 動作>
以下、図7及び図8を参照しながら、実施の形態1における会計処理システム1によるデータ提示処理、及び認証処理について説明する。
図7は、会計処理システム1によるデータ提示処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS121において、サーバ20の電子明細データ取得モジュール2033は、金融機関、クレジットカード会社等から会計データとの同期の際に連携される、取引に係る決済に関する電子明細データを取得する。
ステップS122において、サーバ20の取引データ取得モジュール2034は、取引データベース2022に格納されている取引データを参照し、ステップS121で取得した電子明細データに対応する、会計処理システム1のユーザが他の事業者との取引、具体的には各種物品等の仕入、販売に係る売上、各種支払等のデータである取引データを取得する。
ステップS123において、サーバ20の記載事項データ取得モジュール2035は、ステップS122で取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである、記載事項データを取得する。
ステップS124において、サーバ20のインボイスデータ生成モジュール2036は、ステップS121で取得した電子明細データと、ステップS123で取得した記載事項データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを生成する。
ステップS125において、サーバ20のユーザ提示モジュール2037は、ユーザによる端末装置10からの操作に応じて、ステップS122で取得した取引データと、ステップS121で取得した電子明細データと、ステップS123で取得した記載事項データとをユーザに提示する。ステップS125では、取引データと、電子明細データと、記載事項データとを端末装置10へ送信し、ディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。
以上のように、会計処理システム1では、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを取得し、インボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得する。また、会計処理システム1では、電子明細データと、取得した記載事項データとを取引データに紐付ける。そのため、電子明細データと、記載事項データとをインボイスデータ(に類するもの)とみなし、電子帳簿として保存することが可能になる。
図8は、会計処理システム1による認証処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS221において、サーバ20の認証モジュール2038は、記載事項データの認証を行う外部システムである外部サーバ30へ送信し、記載事項データの認証結果を受信する。
ステップS222において、サーバ20のユーザ通知モジュール2039は、ステップS221で受信した認証結果を、ユーザに提示する。ステップS222では、認証結果を示すデータを端末装置10へ送信し、ディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。
以上のように、会計処理システム1では、記載事項データの認証を行う外部システムへ、記載事項データ(インボイスデータ)を送信して認証を行う。そのため、インボイス制度への対応が可能になる。
<小括>
以上のように、本実施の形態によると、金融機関、クレジットカード会社等から連携される電子明細データを取得し、インボイスデータを作成するための項目を含む記載事項データを取得する。また、会計処理システム1では、電子明細データと、取得した記載事項データとを取引データに紐付ける。そのため、電子明細データと、記載事項データとをインボイスデータ(に類するもの)とみなし、電子帳簿として保存することを可能にしている。これにより、インボイス制度への対応が可能になると共に、業務効率化も可能にしている。
また、本実施の形態によると、記載事項データの認証を行う外部システムへ、記載事項データ(インボイスデータ)を送信して認証を行う。そのため、インボイス制度への対応が可能になる。
以上、開示に係る実施の形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施の形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メモリ25は、複数の事業者に関する事業者データ(2021)と、事業者間における取引に関する取引データ(2022)とを記憶し、プログラムは、プロセッサ29に、取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップ(S121)と、記憶されている取引データを参照し、電子明細データに対応する取引データを取得するステップ(S122)と、取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップ(S123)と、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させるステップ(S123)と、ユーザからの操作に応じて、取得した取引データと、電子明細データと、取得した記載事項データとをユーザに提示するステップ(S125)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)プログラムは、さらに、電子明細データと、記載事項データに基づき、インボイスデータを生成するステップ(S124)を実行させ、ユーザに提示するステップにおいて、インボイスデータをユーザに提示する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)プログラムは、さらに、ユーザに対して、記載事項データを取得したことを通知する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記4)プログラムは、さらに、記載事項データの認証を行う外部システムへ送信し、記載事項データの認証結果を受信するステップ(S221)を実行させ、ユーザに提示するステップにおいて、記載事項データの認証結果をユーザに提示する、(付記1)から(付記3)のいずれかに記載のプログラム。
(付記5)制御部203と、記憶部202とを備える情報処理装置であって、記憶部202は、複数の事業者に関する事業者データ(2021)と、事業者間における取引に関する取引データ(2022)とを記憶し、制御部203は、取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップ(S121)と、記憶されている取引データを参照し、電子明細データに対応する取引データを取得するステップ(S122)と、取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップ(S123)と、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させるステップ(S123)と、ユーザからの操作に応じて、取得した取引データと、電子明細データと、取得した記載事項データとをユーザに提示するステップ(S125)と、を実行する、情報処理装置。
(付記14)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、メモリ25は、複数の事業者に関する事業者データ(2021)と、事業者間における取引に関する取引データ(2022)とを記憶し、方法は、プロセッサ29が、取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップ(S121)と、記憶されている取引データを参照し、電子明細データに対応する取引データを取得するステップ(S122)と、取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップ(S123)と、電子明細データと、取得した記載事項データとを取得した取引データに紐付けて、メモリに記憶させるステップ(S123)と、ユーザからの操作に応じて、取得した取引データと、電子明細データと、取得した記載事項データとをユーザに提示するステップ(S125)と、を実行する、方法。
1 :会計処理システム
10 :端末装置
10A :端末装置
10B :端末装置
20 :サーバ
30 :外部サーバ
80 :ネットワーク
201 :通信部
202 :記憶部
203 :制御部
2021 :事業者データベース
2022 :取引データベース
2023 :会計データベース
2031 :受信制御モジュール
2032 :送信制御モジュール
2033 :電子明細データ取得モジュール
2034 :取引データ取得モジュール
2035 :記載事項データ取得モジュール
2036 :インボイスデータ生成モジュール
2037 :ユーザ提示モジュール
2038 :認証モジュール
2039 :ユーザ通知モジュール

Claims (6)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記メモリは、複数の事業者に関する事業者データと、前記事業者間における取引に関する取引データとを記憶し、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップと、
    記憶されている前記取引データを参照し、前記電子明細データに対応する取引データを取得するステップと、
    前記取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップと、
    前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記取得した取引データに紐付けて、前記メモリに記憶させるステップと、
    ユーザからの操作に応じて、前記取得した取引データと、前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記ユーザに提示するステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記プログラムは、さらに、
    前記電子明細データと、前記記載事項データに基づき、前記インボイスデータを生成するステップを実行させ、
    前記ユーザに提示するステップにおいて、前記インボイスデータを前記ユーザに提示する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プログラムは、さらに、
    前記ユーザに対して、前記記載事項データを取得したことを通知する、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記プログラムは、さらに、
    前記記載事項データの認証を行う外部システムへ送信し、前記記載事項データの認証結果を受信するステップを実行させ、
    前記ユーザに提示するステップにおいて、前記記載事項データの認証結果を前記ユーザに提示する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記記憶部は、複数の事業者に関する事業者データと、前記事業者間における取引に関する取引データとを記憶し、
    前記制御部は、
    前記取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップと、
    記憶されている前記取引データを参照し、前記電子明細データに対応する取引データを取得するステップと、
    前記取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップと、
    前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記取得した取引データに紐付けて、前記記憶部に記憶させるステップと、
    ユーザからの操作に応じて、前記取得した取引データと、前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記ユーザに提示するステップと、を実行する、情報処理装置。
  6. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、
    前記メモリは、複数の事業者に関する事業者データと、前記事業者間における取引に関する取引データとを記憶し、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    前記取引に係る決済に関する電子明細データを取得するステップと、
    記憶されている前記取引データを参照し、前記電子明細データに対応する取引データを取得するステップと、
    前記取得した取引データに基づき、所定のフォーマットに基づくインボイスデータを作成するための項目を含むデータである記載事項データを取得するステップと、
    前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記取得した取引データに紐付けて、前記メモリに記憶させるステップと、
    ユーザからの操作に応じて、前記取得した取引データと、前記電子明細データと、前記取得した記載事項データとを前記ユーザに提示するステップと、を実行する、方法。

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