JP7496468B1 - プログラム、情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】取引の発生による仕訳後、会計データと証憑を示す証憑画像データとに基づき紐付けすると共に、修正入力を受け付け紐付けの補完を行うプログラム、情報処理装置及び方法を提供する。【解決手段】会計システムにおいて、情報処理装置であるサーバ20は、取引に係る会計データを取得して記憶し、ユーザから取得した取引に係る証憑画像データを読み取ってテキストデータに変換し、変換後のテキストデータに会計データ中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付け証憑画像データをメモリに記憶させる。サーバはさらに、判定の結果である証憑の記載内容に対応する会計データと紐付けて記憶された証憑画像データとをユーザに提示し、提示された会計データと証憑画像データとの紐付けに対して修正の入力を受け付け、修正の結果である証憑画像データとを紐付けて記憶する。【選択図】図7

Description

特許法第30条第2項適用 2023年8月1日 http://corp.freee.co.jp/news/20230801freee_invoice.html
特許法第30条第2項適用 2023年8月2日 http://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000001218_000006428
本開示は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
ユーザの業務に係る会計処理を行う会計システムにおいて、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データをOCR処理にて読み取り、読み取った内容に応じて会計データとして登録するサービスが、例えばWebサービスとして提供されている。
取引に係る伝票データの定期的な検査を行う技術として、特許文献1には、証憑書類の画像イメージデータを読み取った証憑データと、登録されている伝票データとの対応付けを自動で行う検査状況取得装置についての技術が開示されている。
特開2019-045959号公報
ところで、実際の取引では、取引データにより仕訳が先に行われ、後になって証憑を受領することがある。このような場合、会計システム上に登録されている仕訳と、顧客より受領した証憑を示す証憑画像データとを紐付ける必要がある。
そのため、このような会計システムでは、会計システム上に登録されている仕訳と証憑画像データとを、ユーザにより手動で紐付ける機能が提供されていた。しかし、このような手動で紐付けを行う機能は、ユーザにとって手間であり、煩わしいものであった。また、特許文献1に開示されているような対応付けを自動で行う場合、対応付けが完全に一致するとは限らない。例えば、会計システムでは取引日付の不一致、品目の不一致、金額の不一致等がありえるため、このような紐付けは困難であった。
そこで、本開示では、会計システムにおいて、取引の発生により仕訳を行った後に、会計データと証憑を示す証憑画像データとに基づいて自動で判定して紐付けを行うと共に、ユーザからの修正入力を受け付けて紐付けの補完を行う技術について説明する。
本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メモリは、ユーザの取引に係る会計データを記憶し、プログラムは、プロセッサに、ユーザからの入力により、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップと、取得した証憑画像データを読み取って証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップと、取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップと、判定の結果が証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データをメモリに記憶させるステップと、判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとを、ユーザに提示するステップと、提示された会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、ユーザからの修正の入力を受け付けるステップと、提示された会計データと、受け付けた修正の結果である証憑画像データとを紐付けてメモリに記憶させるステップと、を実行させる。
本開示によれば、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定して紐付けを行い、ユーザからの修正の入力を受け付ける。そのため、会計データと証憑画像データとの紐付けを自動で行うと共に、ユーザからの修正の入力を受け付けることが可能になる。これにより、ユーザにとって手間であり、煩わしい作業を軽減することが可能になる。
実施の形態1の会計システム1の全体構成を示すブロック図である。 図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。 図3の会計データベース2021のデータ構造の例を示す図である。 図3の証憑画像データベース2022のデータ構造の例を示す図である。 会計システム1による会計データ取得処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 会計システム1による証憑画像データ取得処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 会計システム1による修正受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置10に表示する証憑画像データの画面例を示す図である。 端末装置10に表示する会計データと帳票画像データとの紐付けを提示する画面例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。以下の説明では、同一の構成には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs(Application Specific Integrated Circuits)、CPU(a Central Processing Unit)、従来型の回路、および/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
<概要>
以下、本開示に係る会計システムについて説明する。本開示に係る会計システムは、ユーザである企業や個人事業主等の事業者に対して、会計処理のサービスを提供するためのシステムである。企業や個人事業主で行われる会計処理とは、仕入、売上、借入のような入出金を管理することであり、入出金を帳簿(仕訳帳、総勘定元帳)に記録(記帳)して(仕訳)会計データとして管理し、所定の決算期に決算処理として試算表を作成し、財務諸表である損益計算書や貸借対照表を作成している。また、決算処理の結果に基づき、法人税や事業所税、消費税等の申告書を作成する税務申告処理も行っている。本開示に係る会計システムは、仕入、売上等の入出金取引の入力を受け付けて帳簿への記帳を行い、試算表、財務諸表の作成し、税務申告の処理を支援するコンピュータシステムである。また、本開示に係る会計システムは、例えばクラウドサーバ等によりWebサービスとして、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるシステムである。
また、本開示に係る会計システムは、ユーザからアップロードされる、取引に係る領収書等の証憑をスキャン、撮影等して取得した証憑画像データを取得し、会計データと共に記憶して管理するためのシステムである。
ところで、上記のように取引を帳簿に記録して会計データとして管理する場合、取引上のデータを先に記録して管理するため、先に仕訳が行われて会計データが登録され、後になって領収書等の証憑を受領することがある。このような場合、会計システム上に登録されている会計データ(仕訳)と、顧客より受領した証憑を示す証憑画像データとを紐付ける必要がある。従来、このような紐付けはユーザにより手動で行われていたため、ユーザの作業が煩わしいものとなっていた。そこで、このような対応付けを自動で行うような機能が各種のシステムにより提供されていた。しかし、会計データと証憑との間には、会計データの登録日とのずれにより取引日付が不一致となること、品目の名称が統一されていないことによる品目の不一致、各種手数料等の扱いの差異等による金額の不一致、等がありえるため、このような紐付けは困難であった。
そこで、本開示に係る会計システムは、取引の発生により会計データの登録を行った後に、証憑を示す証憑画像データを読み取ってテキストデータを取得し、会計データとテキストデータとに基づいて自動で判定して紐付けを行うと共に、ユーザからの修正入力を受け付けて紐付けの補完を行う。
また、本開示に係る会計システムは、会計データとテキストデータとに基づく判定において、機械学習モデルを使用している。これにより、上記のような取引日付、品目、及び金額の不一致に対応した紐付けを可能にしている。
上記のような構成により、会計データと証憑画像データとの紐付けを自動で行うと共に、ユーザからの修正の入力を受け付けることを可能にしている。これにより、ユーザにとって手間であり、煩わしい作業を軽減することを可能にしている。
<実施の形態1>
以下、会計システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
<1 会計システム1の全体構成>
図1は、実施の形態1の会計システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、会計システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。本実施形態では、サーバ20はWebサーバ(クラウドサーバを含む)であり、端末装置10との間でWebページにより情報のやり取りを行う。また、端末装置10にはWebページを閲覧するためのWebページブラウザがインストールされているが、サーバ20のサービスを提供するための専用アプリケーションがインストールされ、専用アプリケーションにより閲覧可能に構成してもよい。
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用して会計システム1の機能である会計処理(仕訳処理)を行う者であり、例えば事業者である企業の担当者、または個人事業主等である。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
サーバ20は、ユーザである事業者の取引に係る会計処理に関する各種情報、例えば仕入、売上、借入のような入出金の情報を管理する装置である。サーバ20は、ユーザの取引に係る入出金の情報と、取引に係る領収書等の証憑画像データとを記憶する。サーバ20は、ユーザから証憑画像データを受け付けると、受け付けた証憑画像データを読み取って会計データとの紐付けを行う。また、サーバ20は、会計データと証憑画像データとの紐付けについて、ユーザから修正入力を受け付けて紐付けの補完を行う。
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びマウス132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、ディスプレイ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。図2に示す端末装置10は、移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末として説明するが、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
マウス132は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス132は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部170へ出力する。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
ディスプレイ150は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ15及び記憶部16により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、端末装置10を使用して、会計システム1の機能である会計処理を行うユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、事業者または担当者の氏名または名称等の情報が含まれる。
制御部170は、例えばプロセッサ19により構成され、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10の記憶部160に格納され、インストールされているアプリケーションである図示しないプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、通知制御部173と、データ処理部174としての機能を発揮する。
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
通知制御部173は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部173は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理等を行う。
データ処理部174は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、例えばメモリ25、ストレージ26から構成され、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、会計データベース2021と、証憑画像データベース2022と、判定モデルデータベース2023等を記憶する。
会計データベース2021は、会計システム1の管理対象である、取引に係る会計データ、具体的には企業や個人事業主等に係る入出金を記帳した仕訳のデータを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
証憑画像データベース2022は、会計システム1の管理対象である、取引に係る証憑を示す証憑画像データと、証憑画像データを読み取って生成したテキストデータとを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
判定モデルデータベース2023は、会計システム1において会計データと証憑画像データとの紐付けを判定するためのモデル情報を保持するためのデータベースである。判定モデルデータベース2023は、具体例として、会計データの記録内容と、証憑画像データに記載されている内容とを判定して出力する機械学習モデルでもよく、会計データ及び証憑画像データの項目ごとに判定して出力する機械学習モデルでもよい。この機械学習モデルは、例えば、OCRモデル、物体検出モデル(Object detection Model)、R CNN、Fast R CNN、Faster R CNN等が含まれてもよい。
制御部203は、サーバ20のプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、会計データ取得モジュール2033、証憑画像データ取得モジュール2034、証憑画像読取モジュール2035、判定モジュール2036、証憑画像データ紐付モジュール2037、会計データ提示モジュール2038、修正入力受付モジュール2039、及び証憑画像データ修正記憶モジュール2040に示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
会計データ取得モジュール2033は、会計システム1のユーザによる端末装置10の操作により、ユーザから入力された、ユーザにおける他の事業者との取引に係る会計データを受け付けて取得する処理を制御する。会計データ取得モジュール2033が受け付ける会計データとは、例えば、ユーザの取引に係る仕入、売上、借入のような入出金に関するデータであり、入出金の日付、金額等のデータである。
なお、会計データ取得モジュール2033は、例えば、ユーザが取引に係る決済をクレジットカード等により行った場合、金融機関、クレジットカード会社等とのデータ連携により同期処理を行い、金融機関、クレジットカード会社から電子明細データを取得して会計データとして反映させることにより取得してもよい。会計データ取得モジュール2033は、例えば、ユーザの同意の下、金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスし、当該ユーザが保有している金融機関の口座情報、当該ユーザが使用しているクレジットカードの使用情報を取得する。会計データ取得モジュール2033による電子明細データを取得する処理は、上記のように金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスするプル型の情報取得処理でもよく、金融機関、クレジットカード会社のサーバから情報送信を受け付けるプッシュ型の情報取得処理でもよい。
会計データ取得モジュール2033は、取得した会計データを、例えば会計データベース2021に格納して記憶させる。
証憑画像データ取得モジュール2034は、会計システム1のユーザによる端末装置10の操作により、ユーザから入力された、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得する処理を制御する。証憑画像データ取得モジュール2034が取得する証憑画像データは、例えば、ユーザの取引に必要な各種書類、例えば領収書、受領書、納品書等の証憑を示す画像データである。
証憑画像データ取得モジュール2034が受け付ける証憑画像データの種類は、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(eXtensible Markup Language)、jpeg、png、bmp、tiff、gif、eps、svg等の任意のデータフォーマットでよい。
証憑画像データ取得モジュール2034は、取得した証憑画像データを、例えば証憑画像データベース2022に格納して記憶させる。
証憑画像読取モジュール2035は、証憑画像データ取得モジュール2034が取得した証憑画像データを読み取り、証憑の記載内容を示すテキストデータを取得する処理を制御する。証憑画像読取モジュール2035は、例えば、取得した証憑画像データをOCR処理により読み取り、証憑の記載内容を示すテキストデータを取得する。
証憑画像読取モジュール2035は、OCR処理により証憑画像データを読み取る際、証憑画像データにおける文字列の画像からその文字列を判定するOCRモデル等により、証憑画像データに記載されている文字列の内容を読み取り、文字列の意味の解釈を行ってテキストデータを取得する。また、証憑画像読取モジュール2035は、例えば、画像データから物体(ここでは文字列の画像をいう)を検出する物体検出モデル等により、証憑画像データにおける文字列の位置情報を取得し、証憑画像データにおいて当該文字列が示す位置付け、例えばタイトルなのか、項目名なのか、金額なのか、等を判定してテキストデータを取得する。
証憑画像読取モジュール2035は、テキストデータを取得する際、証憑に記載されている項目ごとにテキストデータを取得してもよい。証憑画像読取モジュール2035は、例えば、証憑に記載されている項目、具体的には取引相手、発行日付、金額等の項目を判定し、項目ごとにテキストデータを取得する。
判定モジュール2036は、証憑画像読取モジュール2035が取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定する処理を制御する。判定モジュール2036は、テキストデータに基づいて会計データベース2021を読み取り、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定する。このとき、判定モジュール2036は、1の証憑画像データから読み取ったテキストデータが1の会計データに対応すると判定してもよく、1の証憑画像データから読み取ったテキストデータが複数の会計データに対応すると判定してもよく、複数の証憑画像データから読み取ったテキストデータが1の会計データに対応すると判定してもよく、複数の証憑画像データから読み取ったテキストデータが複数の会計データに対応すると判定してもよい。
判定モジュール2036は、証憑画像読取モジュール2035が取得したテキストデータが証憑に記載されている項目ごとに取得されている場合、テキストデータの項目のうち所定の項目が会計データの所定の項目と一致する場合、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定してもよい。会計データと証憑画像データとの間には、会計データの登録日がずれることにより日付が不一致となること、品目の名称が統一されていないことにより品目が不一致となること、各種手数料等の扱いの差異等により金額が不一致となること、等により、対応していると判定されないことがある。そのため、判定モジュール2036では、テキストデータの項目のうち所定の一部の項目が会計データの所定の項目と一致する場合には、他の一部の項目が不一致であっても、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定してもよいこととしている。
このとき、判定モジュール2036は、テキストデータの項目のうち所定の一部の項目が、会計データの所定の項目の所定の範囲内である場合、例えば日付が所定の範囲内(例えば、1週間以内)、金額が所定の範囲内(例えば、10%以内)である場合には、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定してもよい。
判定モジュール2036は、このような会計データと証憑画像データとの間の対応の判定を、判定モデルデータベース2023に格納されている、会計データと証憑画像データとの紐付けを判定するためのモデル情報に基づいて判定してもよい。判定モデルデータベース2023に格納されているモデル情報は、上記のように機械学習モデルでもよい。
証憑画像データ紐付モジュール2037は、判定モジュール2036による判定の結果が、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データを記憶させる処理を制御する。証憑画像データ紐付モジュール2037は、例えば、会計データベース2021に格納されている会計データと、証憑画像データベース2022に格納されている証憑画像データとを、紐付けて記憶させてもよい。このとき、証憑画像データ紐付モジュール2037は、判定モジュール2036による判定の結果に基づき、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとを紐付けて記憶させてもよい。
会計データ提示モジュール2038は、判定モジュール2036による判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとをユーザに提示する処理を制御する。会計データ提示モジュール2038は、会計データと証憑画像データとを、紐付けの情報と共に端末装置10へ送信し、ディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。会計データ提示モジュール2038は、例えば、会計データを一覧表のように端末装置10のディスプレイ150に表示させ、紐付く証憑画像データをその一覧表に含めて表示してもよい。このとき、会計データ提示モジュール2038は、判定モジュール2036による判定の結果に基づき、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとを紐付けて提示してもよい。
会計データ提示モジュール2038は、後述する修正入力受付モジュール2039による修正の入力を受け付けるため、会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとを選択可能にユーザに提示する。このとき、会計データ提示モジュール2038は、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとの紐付けを選択可能に提示してもよい。
修正入力受付モジュール2039は、会計データ提示モジュール2038が提示した会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、会計システム1のユーザによる端末装置10の操作により、ユーザからの修正の入力を受け付ける処理を制御する。会計システム1のユーザは、端末装置10のディスプレイ150に表示された会計データと証憑画像データとの紐付けを参照し、正しいか否かを判断する。このとき、ユーザが正しくないと判断した場合、ユーザは会計データと証憑画像データとの正しい紐付けを端末装置10の操作により修正入力するので、修正入力受付モジュール2039は、ユーザからの修正の入力を受け付ける。
修正入力受付モジュール2039は、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとの紐付けについて、ユーザからの修正の入力を受け付けてもよい。具体的には、修正入力受付モジュール2039は、1または複数の会計データに紐づけられている1または複数の証憑画像データについて、すべて異なる証憑画像データと紐付けるような修正の入力を受け付けてもよく、一部のみ異なる証憑画像データと紐付けるような修正の入力を受け付けてもよい。
また、修正入力受付モジュール2039は、会計データ提示モジュール2038が提示した会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、会計システム1のユーザによる端末装置10の操作により、ユーザから紐付けを確定させる入力を受け付けてもよい。上記のように、会計システム1のユーザは、ディスプレイ150に表示された会計データと証憑画像データとの紐付けを参照し、正しいか否かを判断する。このとき、ユーザが正しいと判断した場合、ユーザは会計データと証憑画像データとの紐付けを正しいものとして確定させる入力を端末装置10の操作により行うので、修正入力受付モジュール2039は、ユーザからの紐付けを確定させる入力を受け付ける。なお、このとき、会計データ提示モジュール2038は、会計データと証憑画像データとの紐付けが確定したものについて異なる態様で表示してもよく、会計データと証憑画像データとの紐付けについて修正の入力を受け付けたものについて異なる態様で表示してもよい。異なる態様で表示する具体例は、当該会計データ(証憑画像データを含めてもよい)を異なる色彩や大きさで表示する、強調表示する、一覧表における異なる欄に表示させる、等である。
証憑画像データ修正記憶モジュール2040は、修正入力受付モジュール2039が受け付けた会計データと証憑画像データとの紐付けの修正の結果について、修正後の会計データに紐付けて証憑画像データを記憶させる処理を制御する。証憑画像データ修正記憶モジュール2040は、例えば、会計データベース2021に格納されている会計データと、証憑画像データベース2022に格納されている証憑画像データとを、修正結果を反映させて紐付けて記憶させてもよい。このとき、証憑画像データ修正記憶モジュール2040は、修正の結果に基づき、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとを紐付けて記憶させてもよい。
なお、ある局面において、制御部203は、修正入力受付モジュール2039が受け付けた会計データと証憑画像データとの紐付けの修正結果に基づき、判定モデルデータベース2023に格納されているモデル情報の追加学習を行うように構成してもよい。具体的には、制御部203は、例えば、ファインチューニングまたは転移学習によりモデル情報の追加学習を行ってもよい。
<2 データ構造>
図4は、図3の会計データベース2021のデータ構造の例を示す図である。また、図5は、図3の証憑画像データベース2022のデータ構造の例を示す図である。
図4に示すように、会計データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「仕訳データ詳細情報」等を含む。
項目「ユーザID」は、会計システム1にて管理する会計データの登録を行うユーザそれぞれを識別する情報である。
項目「ユーザ名」は、会計システム1にて管理する会計データの登録を行うユーザである企業の名称(会社名)または個人事業主名である。
項目「仕訳データ詳細情報」は、会計システム1にて管理する会計データである、仕入や売上等の入出金の取引を記帳した仕訳データであり、具体的には、項目「日付」と、項目「借方/貸方」と、項目「摘要」と、項目「金額」等を含む。この項目「仕訳データ詳細情報」は、事業者であるユーザが日々の取引について登録した情報に基づき、仕訳を行い、会計情報として登録した情報であり、例えば、項目「日付」の順に時系列で、最新の情報がレコードとして追加されるように構成されている。
項目「日付」は、会計システム1にて管理する会計データに係る取引が発生した日付の情報である。
項目「借方/貸方」は、会計データの仕訳を行った仕訳データの借方または貸方の区別を示す情報であり、例えば、借方である場合は「借方」の情報が、貸方である場合は「貸方」の情報が格納されている。借方及び貸方は、現在帳簿への記帳で一般的に使用されている、複式簿記における記載項目である。
項目「摘要」は、会計データの仕訳を行った仕訳データの勘定科目を示す情報である。勘定科目は、日々の取引の入力で使用される費目の内容を示す情報であり、例えば図4に示すように、「仕入」、「買掛金」、「仮払消費税」等の内容が格納されている。
項目「金額」は、仕訳を行った仕訳データの金額を示す情報である。項目「金額」には、項目「摘要」が示す勘定科目の例である、「仕入」、「買掛金」、「仮払消費税」等の金額が格納されている。
サーバ20の会計データ取得モジュール2033は、ユーザが取引に関する情報に基づき仕訳を行い、会計データとして登録することに伴って、会計データベース2021の項目「仕訳データ詳細情報」を更新する。
図5に示すように、証憑画像データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「証憑ID」と、項目「取得ユーザID」と、項目「取得日時」と、項目「証憑読取項目詳細」等を含む。
項目「証憑ID」は、会計システム1にて管理する証憑画像データを識別する情報である。
項目「取得ユーザID」は、会計システム1にて管理する証憑画像データの登録を行うユーザそれぞれを識別する情報であり、会計データベース2021の項目「ユーザID」に対応している。
項目「取得日時」は、会計システム1にて管理する証憑画像データを取得した日時を示す情報である。
項目「証憑読取項目詳細」は、会計システム1にて管理する証憑画像データを、OCR処理により読み取った結果である項目ごとの記載内容を示すデータであり、具体的には、項目「項目名」と、項目「記載内容」等を含む。項目「証憑読取項目詳細」には、項目「証憑ID」が識別する証憑画像データに紐づけて、当該証憑画像データに記載されている項目ごとに、項目名とその記載内容が格納されている。
項目「項目名」は、証憑画像データに記載されている項目の項目名である。
項目「記載内容」は、証憑画像データに記載されている項目に記載されている記載内容である。
なお、図示は省略するが、証憑画像データベース2022には、証憑画像データそのもの、または証憑画像データの格納先リンクが格納されてもよい。
サーバ20の証憑画像データ取得モジュール2034は、証憑画像データを取得することに伴って、証憑画像データベース2022のレコードを追加する。証憑画像読取モジュール2035は、証憑画像データを読み取ることに伴って、証憑画像データベース2022の項目「証憑読取項目詳細」を更新する。
<3 動作>
以下、図6ないし図8を参照しながら、実施の形態1における会計システム1による会計データ取得処理、証憑画像データ取得処理、及び修正受付処理について説明する。
図6は、会計システム1による会計データ取得処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS121において、サーバ20の会計データ取得モジュール2033は、端末装置10から送信された当該ユーザの取引に係る会計データを、通信部201を介して受け付けて取得する。会計データとは、例えば、ユーザの取引に係る仕入、売上、借入のような入出金に関するデータであり、入出金の日付、金額等のデータである。取得した会計データは、会計データベース2021に格納して記憶される。
なお、ステップS121にて、サーバ20の会計データ取得モジュール2033は、金融機関、クレジットカード会社等とのデータ連携により同期処理を行い、金融機関、クレジットカード会社から電子明細データを取得して会計データとして反映させることにより取得してもよい。
以上のように、会計システム1では、取引に係る会計データの取得が行われ、記憶される。
図7は、会計システム1による証憑画像データ取得処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS221において、サーバ20の証憑画像データ取得モジュール2034は、端末装置10から送信された当該ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを、通信部201を介して受け付けて取得する。証憑画像データとは、例えば、ユーザの取引に必要な各種書類、例えば領収書、受領書、納品書等の証憑を示す画像データである。取得した証憑画像データは、証憑画像データベース2022に格納して記憶される。
ステップS222において、サーバ20の証憑画像読取モジュール2035は、ステップS221で取得した証憑画像データを読み取り、証憑の記載内容を示すテキストデータを取得する。ステップS222では、例えば、取得した証憑画像データをOCR処理により読み取られ、証憑の記載内容を示すテキストデータを取得する。このとき、証憑に記載されている項目ごとにテキストデータを取得してもよい。
ステップS223において、サーバ20の判定モジュール2036は、ステップS222で取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定する。ステップS223では、テキストデータに基づいて会計データベース2021が読み取られ、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かが判定される。
ステップS224において、サーバ20の証憑画像データ紐付モジュール2037は、ステップS223における判定の結果が、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データを記憶させる。ステップS224では、会計データベース2021に格納されている会計データと、証憑画像データベース2022に格納されている証憑画像データとを、紐付けて記憶させる。
以上のように、会計システム1では、取引に係る証憑を示す証憑画像データの取得が行われ、記憶される。証憑画像データが読み取られて証憑の記載内容を示すテキストデータが取得され、その記載内容に基づいて記憶されている会計データの中に対応する会計データが含まれるか否かが判定され、含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データが記憶される。これにより、会計データと証憑画像データとの紐付けが自動でされるので、ユーザにとって手間であり、煩わしい作業を軽減することが可能になる。
図8は、会計システム1による修正受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS321において、サーバ20の会計データ提示モジュール2038は、ステップS223における判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとをユーザに提示する。ステップS321では、会計データと証憑画像データとが、紐付けの情報と共に端末装置10へ送信され、ディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示される。
ステップS322において、サーバ20の修正入力受付モジュール2039は、ステップS321で提示した会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、会計システム1のユーザによる端末装置10の操作により、ユーザからの修正の入力を受け付ける。ステップS322では、ユーザから会計データと証憑画像データとの正しい紐付けの入力を端末装置10の操作により受け付ける。
ステップS323において、サーバ20の証憑画像データ修正記憶モジュール2040は、ステップS322で受け付けた会計データと証憑画像データとの紐付けの修正の結果について、修正後の会計データに紐付けて証憑画像データを記憶させる。ステップS323では、会計データベース2021に格納されている会計データと、証憑画像データベース2022に格納されている証憑画像データとが、修正結果が反映されて紐付けて記憶される。
以上のように、会計システム1では、自動で紐付けが行われた会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、会計システム1のユーザからの修正の入力を受け付け、修正後の会計データに紐付けて証憑画像データが記憶される。これにより、ユーザからの修正入力により紐付けの補完を行うことが可能になる。
<4 画面例>
以下、図9及び図10を参照しながら、会計システム1による証憑画像データの画面例、及び会計データと帳票画像データとの紐付けを提示する画面例について説明する。
図9は、端末装置10に表示する証憑画像データの画面例を示す図である。図9の画面例は、サーバ20の証憑画像データ取得モジュール2034により取得された証憑画像データを、端末装置10のディスプレイ150に表示した画面例を示す。当該処理は、会計システム1による動作例として示したものではないが、証憑画像データの例として説明する。
図9に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、ウィンドウ1031が表示されている。このウィンドウ1031には、証憑画像データ取得モジュール2034が取得した証憑画像データ1031aが表示されている。図9に示す例では、証憑画像データ1031aの例として領収書が表示されている。
証憑画像データ1031aには、記載項目として、発行元1031b、発行日付1031c、領収金額1031d等の項目が記載されている。それぞれの記載項目は、発行元1031bの記載内容が「〇◇株式会社」、発行日付1031cの記載内容が「2023年12月14日」、領収金額1031dの記載内容が「¥165,000」である。サーバ20の証憑画像読取モジュール2035は、証憑画像データ1031aにおける発行元1031b、発行日付1031c、領収金額1031d等の各項目の位置からそれぞれの文字列が何に該当するのかを判定し、記載内容をテキストデータとして取得する。
図10は、端末装置10に表示する会計データと帳票画像データとの紐付けを提示する画面例を示す図である。図10の画面例は、会計データ取得モジュール2033により取得された会計データと、証憑画像データ取得モジュール2034により取得された証憑画像データとの判定の結果が、紐付けの情報と共に端末装置10へ送信され、ディスプレイ150に表示された状態の画面例を示す。図8のステップS321に相当する。
図10に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、ウィンドウ1032が表示されている。このウィンドウ1032には、会計データ取得モジュール2033により取得された会計データの一覧である会計データ一覧1032aが表示されている。図10に示す例では、会計データ一覧1032aとして入出金の発生日付、入出金の内容、品目、金額が一覧表として表示されている。また、会計データ一覧1032aの各会計データに紐付けて、証憑画像データ(図10に示す例では、証憑画像データを簡略化したサムネイル画像データ)1032bが表示されている。これにより、ユーザが会計データと証憑画像データとの紐付けを把握することが可能になる。
図10に示す会計データ一覧1032aでは、会計データ一覧1032aの各会計データと、証憑画像データ1032bとの紐付けについて、ユーザからの修正の入力を受け付ける。この修正の入力により、会計データ一覧1032aの各会計データと証憑画像データ1032bとの紐付けの修正が行われる。これにより、ユーザからの修正入力により紐付けの補完を行うことが可能になる。
<小括>
以上のように、本実施形態によると、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データが取得され、証憑画像データが読み取られて証憑の記載内容を示すテキストデータが取得され、その記載内容に基づいて記憶されている会計データの中に対応する会計データが含まれるか否かが判定される。証憑画像データの記載内容に対応する会計データが含まれる場合、記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データが記憶され、ユーザに提示される。自動で紐付けが行われた会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、ユーザからの修正の入力が受け付けられ、修正後の会計データに紐付けて証憑画像データが記憶される。そのため、会計データと証憑画像データとの紐付けを自動で行うと共に、ユーザからの修正の入力を受け付けることを可能にしている。これにより、ユーザにとって手間であり、煩わしい作業を軽減することを可能にしている。
また、本実施形態によると、会計データと証憑画像データとの紐付けが一覧表示され、表示画面上でユーザからの修正の入力を受け付ける。これにより、会計データと証憑画像データとの紐付けの修正が容易に行えるので、ユーザの紐付けの作業が容易になる。
さらに、本実施形態によると、会計データと証憑画像データとの紐付けを機械学習モデルに基づいて判定し、ユーザからの修正結果に基づいて、機械学習モデルの追加学習が行われる。これにより、より精度の高い紐付けの判定が可能になる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メモリ25は、ユーザの取引に係る会計データ(2021)を記憶し、プログラムは、プロセッサ29に、ユーザからの入力により、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップ(S221)と、取得した証憑画像データを読み取って証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップ(S222)と、取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップ(S223)と、判定の結果が証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データをメモリに記憶させるステップ(S224)と、判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとを、ユーザに提示するステップ(S321)と、提示された会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、ユーザからの修正の入力を受け付けるステップ(S322)と、提示された会計データと、受け付けた修正の結果である証憑画像データとを紐付けてメモリに記憶させるステップ(S323)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)テキストデータを取得するステップにおいて、証憑に記載されている項目ごとにテキストデータを取得し、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、テキストデータの項目のうち所定の項目が、会計データの所定の項目と一致する場合、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、テキストデータの項目のうち所定の項目が、会計データの所定の項目の所定の範囲内である場合、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定する、(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するための機械学習モデルに基づき判定する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記5)プログラムは、さらに、受け付けた修正の結果に基づき、機械学習モデルの追加学習を行う、(付記4)に記載のプログラム。
(付記6)ユーザに提示するステップにおいて、1または複数の会計データと、1または複数の証憑画像データとを一覧として表示し、それぞれの紐付けを選択可能に提示する、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)ユーザからの修正の入力を受け付けるステップにおいて、ユーザから、会計データと証憑画像データとの紐付けを確定させる入力を受け付ける、(付記6)に記載のプログラム。
(付記8)ユーザからの修正の入力を受け付けるステップにおいて、ユーザから、会計データと証憑画像データとの紐付けを確定させる入力を受け付けると、受け付けた会計データと証憑画像データとの表示態様を異なる態様で表示する、(付記7)に記載のプログラム。
(付記9)制御部203と、メモリ25(記憶部202)とを備える情報処理装置であって、メモリ25は、ユーザの取引に係る会計データ(2021)を記憶し、制御部203は、ユーザからの入力により、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップ(S221)と、取得した証憑画像データを読み取って証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップ(S222)と、取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップ(S223)と、判定の結果が証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データをメモリに記憶させるステップ(S224)と、判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとを、ユーザに提示するステップ(S321)と、提示された会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、ユーザからの修正の入力を受け付けるステップ(S322)と、提示された会計データと、受け付けた修正の結果である証憑画像データとを紐付けてメモリに記憶させるステップ(S323)と、を実行する、情報処理装置。
(付記10)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、メモリ25は、ユーザの取引に係る会計データ(2021)を記憶し、方法は、プロセッサ29が、ユーザからの入力により、ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップ(S221)と、取得した証憑画像データを読み取って証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップ(S222)と、取得したテキストデータに基づき、記憶されている会計データの中に証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップ(S223)と、判定の結果が証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて証憑画像データをメモリに記憶させるステップ(S224)と、判定の結果である、証憑の記載内容に対応する会計データと、紐付けて記憶された証憑画像データとを、ユーザに提示するステップ(S321)と、提示された会計データと証憑画像データとの紐付けに対して、ユーザからの修正の入力を受け付けるステップ(S322)と、提示された会計データと、受け付けた修正の結果である証憑画像データとを紐付けてメモリに記憶させるステップ(S323)と、を実行する、方法。
1 :会計システム
10 :端末装置
10A :端末装置
10B :端末装置
13 :入力装置
14 :出力装置
15 :メモリ
16 :記憶部
19 :プロセッサ
20 :サーバ
25 :メモリ
26 :ストレージ
29 :プロセッサ
80 :ネットワーク
81 :無線基地局
82 :無線LANルータ
111 :アンテナ
112 :アンテナ
121 :第1無線通信部
122 :第2無線通信部
130 :操作受付部
131 :キーボード
132 :マウス
140 :音声処理部
141 :マイク
142 :スピーカ
150 :ディスプレイ
160 :記憶部
161 :ユーザ情報
170 :制御部
171 :入力操作受付部
172 :送受信部
173 :通知制御部
174 :データ処理部
201 :通信部
202 :記憶部
203 :制御部
2021 :会計データベース
2022 :証憑画像データベース
2023 :判定モデルデータベース
2031 :受信制御モジュール
2032 :送信制御モジュール
2033 :会計データ取得モジュール
2034 :証憑画像データ取得モジュール
2035 :証憑画像読取モジュール
2036 :判定モジュール
2037 :証憑画像データ紐付モジュール
2038 :会計データ提示モジュール
2039 :修正入力受付モジュール
2040 :証憑画像データ修正記憶モジュール

Claims (10)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記メモリは、ユーザの取引に係る会計データを記憶し、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記ユーザからの入力により、前記ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップと、
    前記取得した前記証憑画像データを、前記メモリに記憶させるステップと、
    前記取得した証憑画像データを読み取って前記証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップと、
    前記取得したテキストデータに基づき、前記記憶されている会計データの中に前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果が前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、前記証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて前記証憑画像データを前記メモリに記憶させるステップと、
    前記判定の結果である、前記証憑の記載内容に対応する会計データと、前記紐付けて記憶された前記証憑画像データとを、前記ユーザに提示するステップと、
    前記提示された会計データと前記証憑画像データとの紐付けに対して、前記ユーザからの修正の入力を受け付けるステップと、
    前記提示された会計データと、前記受け付けた修正の結果である前記メモリに記憶された証憑画像データであって、前記証憑画像データと異なる証憑画像データを紐付けて前記メモリに記憶させるステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記テキストデータを取得するステップにおいて、前記証憑に記載されている項目ごとに前記テキストデータを取得し、
    前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、前記テキストデータの項目のうち所定の項目が、前記会計データの所定の項目と一致する場合、前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、前記テキストデータの項目のうち所定の項目が、前記会計データの所定の項目の所定の範囲内である場合、前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれると判定する、請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップにおいて、前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するための機械学習モデルに基づき判定する、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記プログラムは、さらに、
    前記受け付けた修正の結果に基づき、前記機械学習モデルの追加学習を行う、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記ユーザに提示するステップにおいて、1または複数の前記会計データと、1または複数の前記証憑画像データとを一覧として表示し、それぞれの紐付けを選択可能に提示する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記ユーザからの修正の入力を受け付けるステップにおいて、前記ユーザから、前記会計データと前記証憑画像データとの紐付けを確定させる入力を受け付ける、請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記ユーザからの修正の入力を受け付けるステップにおいて、前記ユーザから、前記会計データと前記証憑画像データとの紐付けを確定させる入力を受け付けると、受け付けた前記会計データと前記証憑画像データとの表示態様を異なる態様で表示する、請求項7に記載のプログラム。
  9. 制御部と、メモリとを備える情報処理装置であって、
    前記メモリは、ユーザの取引に係る会計データを記憶し、
    前記制御部は、
    前記ユーザからの入力により、前記ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップと、
    前記取得した前記証憑画像データを、前記メモリに記憶させるステップと、
    前記取得した証憑画像データを読み取って前記証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップと、
    前記取得したテキストデータに基づき、前記記憶されている会計データの中に前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果が前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、前記証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて前記証憑画像データを前記メモリに記憶させるステップと、
    前記判定の結果である、前記証憑の記載内容に対応する会計データと、前記紐付けて記憶された前記証憑画像データとを、前記ユーザに提示するステップと、
    前記提示された会計データと前記証憑画像データとの紐付けに対して、前記ユーザからの修正の入力を受け付けるステップと、
    前記提示された会計データと、前記受け付けた修正の結果である前記メモリに記憶された証憑画像データであって、前記証憑画像データと異なる証憑画像データを紐付けて前記メモリに記憶させるステップと、を実行する、情報処理装置。
  10. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、
    前記メモリは、ユーザの取引に係る会計データを記憶し、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    前記ユーザからの入力により、前記ユーザの取引に係る証憑を示す証憑画像データを取得するステップと、
    前記取得した前記証憑画像データを、前記メモリに記憶させるステップと、
    前記取得した証憑画像データを読み取って前記証憑の記載内容を示すテキストデータを取得するステップと、
    前記取得したテキストデータに基づき、前記記憶されている会計データの中に前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果が前記証憑の記載内容に対応する会計データが含まれる場合、前記証憑の記載内容に対応する会計データに紐付けて前記証憑画像データを前記メモリに記憶させるステップと、
    前記判定の結果である、前記証憑の記載内容に対応する会計データと、前記紐付けて記憶された前記証憑画像データとを、前記ユーザに提示するステップと、
    前記提示された会計データと前記証憑画像データとの紐付けに対して、前記ユーザからの修正の入力を受け付けるステップと、
    前記提示された会計データと、前記受け付けた修正の結果である前記メモリに記憶された証憑画像データであって、前記証憑画像データと異なる証憑画像データを紐付けて前記メモリに記憶させるステップと、を実行する、方法。
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freeeカード Unlimitedのインボイス制度対応方針を公開 証憑の回収・紐付けとバーチャルカード発行に対応予定,freeeからのプレスリリース, [online],2023年07月26日,[令和6年2月4日検索], インターネット<URL : https://corp.freee.co.jp/news/20230726unlimitedcard.html>

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