JP2023011395A - 放熱部材 - Google Patents

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Henglong Chen
浩二 村上
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Abstract

Figure 2023011395000001
【課題】発熱体間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制する放熱部材を提供する。
【解決手段】放熱部材1は、冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ、第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向及び第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース2部と、ベース部2から第3方向一方側に柱状に突出する複数のピンフィン30A~30Cから構成される少なくとも1つのフィン群3A~3Cと、を有する。冷媒が接触可能な表面積をピンフィンの表面積として、少なくとも1つの領域において配置されるピンフィンの表面積は、別の領域において配置されるピンフィンの表面積よりも広い。
【選択図】図12

Description

本発明は、放熱部材に関する。
従来、発熱体の冷却に液冷ジャケットが用いられる。液冷ジャケットは、封止体を有する。封止体は、板状の本体部と、複数のピンフィンと、を有する。複数のピンフィンは、本体部から突出する。複数のピンフィンにおける隣接するピンフィン同士の間を流体が流れることにより、発熱体の熱は流体に移動する(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-1051号公報
ここで、液冷ジャケットでは、流体が流れる方向に複数の発熱体を配置させる場合、発熱体間に生じる温度差、およびピンフィンによる圧力損失が課題となっている。
上記状況に鑑み、本開示は、発熱体間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制することができる放熱部材を提供することを目的とする。
本開示の例示的な放熱部材は、冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、前記ベース部から第3方向一方側に柱状に突出する複数のピンフィンから構成される少なくとも1つのフィン群と、を有する。前記冷媒が接触可能な表面積を前記ピンフィンの表面積として、少なくとも1つの領域において配置される前記ピンフィンの表面積は、別の領域において配置される前記ピンフィンの表面積よりも広い。
本開示の例示的な放熱部材によれば、発熱体間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係る放熱部材の構成を示す図である。 図2は、第1実施形態の変形例に係る放熱部材の構成を示す図である。 図3は、四角柱として形成されるピンフィンの一例を示す模式図である。 図4は、円錐台形として形成されるピンフィンの一例を示す模式図である。 図5は、半円柱として形成されるピンフィンの一例を示す模式図である。 図6は、第1実施形態の変形例に係る放熱部材の構成を示す図である。 図7は、ピンフィンとベース部とが一体の部材として形成される例を示す図である。 図8は、ピンフィンとベース部とが別体の部材として形成される例を示す図である。 図9は、隣り合うフィン群間の構成の一例を示す図である。 図10は、第2実施形態に係る放熱部材の構成を示す図である。 図11は、第2実施形態の変形例に係る放熱部材の構成を示す図である。 図12は、第3実施形態に係る放熱部材の構成を示す図である。 図13は、表面に凹凸が形成されたピンフィンの一例を示す模式図である。
以下に、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、図面においては、第1方向をX方向として、X1を第1方向一方側、X2を第1方向他方側として示す。第1方向は、冷媒Wが流れる方向Fに沿い、下流側をF1、上流側をF2として示す。また、第1方向に直交する第2方向をY方向として、Y1を第2方向一方側、Y2を第2方向他方側として示す。また、第1方向および第2方向に直交する第3方向をZ方向として、Z1を第3方向一方側、Z2を第3方向他方側として示す。なお、上記直交とは、90度から若干ずれた角度での交差も含む。また、上記の各方向は、放熱部材1を各種機器に組み込んだときの方向を限定しない。なお、図面において図示される、後述するピンフィンの個数、サイズ、および配置態様などは、一例に過ぎない。
<1.第1実施形態>
図1は、本開示の第1実施形態に係る放熱部材1の構成を示す図である。図1における上段は、放熱部材1の第3方向一方側から視た平面図であり、図1における下段は、放熱部材1の第2方向一方側へ視た側面図である。
放熱部材1は、第1方向に配置される複数の発熱体4A,4B,4Cを冷却する装置である。発熱体4A,4B,4Cは、例えば、車両の車輪を駆動するためのトラクションモータに備えられるインバータのパワートランジスタである。当該パワートランジスタは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。この場合、放熱部材1は、トラクションモータに搭載される。なお、発熱体の個数は、3個以外の複数個であってもよい。
放熱部材1は、ベース部2と、放熱フィン部10と、を有する。放熱フィン部10は、上流側フィン群3Aと、中央フィン群3Bと、下流側フィン群3Cと、を有する。
ベース部2は、第1方向かつ第2方向に広がり、第3方向に厚みを有する板形状である。ベース部2は、熱伝導性の高い金属から構成され、例えば銅板から構成される。
上流側フィン群3A、中央フィン群3B、および下流側フィン群3Cは、この順に第1方向他方側(上流側)から第1方向一方側(下流側)に向けて、ベース部2の第3方向一方側に配置される。
上流側フィン群3A、中央フィン群3B、および下流側フィン群3Cは、それぞれ、複数のピンフィン30A,30B,30Cから構成される。ピンフィン30A,30B,30Cは、ベース部2の第3方向一方側面21から第3方向一方側に柱状に突出する。ピンフィン30A,30B,30Cは、第3方向に延びる円柱状である。ピンフィン30A,30B,30Cは、それぞれベース部2における領域RA,RB,RCに配置される。
各領域RA,RB,RCにおいて、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの列が第1方向に並んで配置される。
すなわち、放熱部材1は、ベース部2から第3方向一方側に柱状に突出する複数のピンフィン30A,30B,30Cから構成される少なくとも1つのフィン群3A,3B,3Cを有する。なお、フィン群は、2つ、または4つ以上の複数であってもよいし、1つであってもよい。
発熱体4A,4B,4Cは、ベース部2の第3方向他方側面22に直接的または間接的に接触される。第3方向に視て、発熱体4A,4B,4Cは、それぞれフィン群3A,3B,3Cと重なる(図1上段の一点鎖線)。
上流側フィン群3Aよりも上流側から冷媒Wが上流側フィン群3Aに供給されることで、冷媒Wは、フィン群3A,3B,3Cを順に流れ、下流側フィン群3Cから下流側へ排出される。このとき、発熱体4A,4B,4Cから発生した熱は、それぞれベース部2およびフィン群3A,3B,3Cを介して冷媒Wに移動する。これにより、発熱体4A,4B,4Cが冷却される。なお、放熱部材1は、図示しないウォータージャケットに取り付けられる。ウォータージャケットは、放熱部材1を第3方向一方側から覆う。冷媒Wは、ウォータージャケットとベース部2との間を流れる。
ここで、発熱体4A、4B,4Cのように冷媒Wが流れる方向に発熱体が複数並んで配置されると、次のような課題が生じる。上流側に配置された発熱体を冷媒Wにより冷却すると、冷媒Wの温度が熱移動により上昇する。従って、下流側に向かうにつれて冷媒Wの温度が高くなり、下流側での冷却性能が低下する。
そこで、本実施形態では、上流側フィン群3Aを構成するピンフィン30Aの径DA、中央フィン群3Bを構成するピンフィン30Bの径DB、および下流側フィン群3Cを構成するピンフィン30Cの径DCの大小関係は、DA<DB<DCとしている。すなわち、下流側のフィン群ほど、ピンフィンの径を太くしている。なお、領域RAに配置される個々のピンフィン30Aの径DAは同じとし、領域RBに配置される個々のピンフィン30Bの径DBは同じとし、領域RCに配置される個々のピンフィン30Cの径DCは同じとしている。また、ピンフィン30A,30B,30Cの各領域RA,RB,RCにおける個々の第3方向長さは同じとし、かつ、ピンフィン30A,30B,30Cの第3方向長さは同じとしている。
これにより、冷媒Wの温度が高くなって冷却性能の向上が必要となる下流側において、ピンフィン30B,30Cの径DB,DCを太くすることで、ピンフィンの周囲を流れる冷媒Wのレイノルズ数が大きくなり、熱伝達係数が大きくなる。従って、下流側において、冷却性能を向上させることができる。一方、冷却性能が十分である上流側においては、ピンフィン30Aの径DAを細くすることで、圧力損失を低減する。これにより、径を太くした箇所での圧力損失の増大分を削減でき、全体としての圧力損失を抑制できる。
すなわち、全体としての冷却性能を向上しつつ、全体としての圧力損失を抑制できる。冷却性能の向上により、発熱体4A,4B,4C間の温度差を抑制でき、温度が高くなりやすい下流側の発熱体4Cの温度を低下させることができる。
上記のような構成を換言すれば、以下の通りとなる。第3方向に垂直に広がる断面での断面積を、ピンフィン30A,30B,30Cの断面積とする。なお、ピンフィン30A,30B,30Cは、円柱状であるため、第3方向の任意の位置での断面で断面積は一定である。径の大小関係がDA<DB<DCであるため、ピンフィン30Bの断面積は、ピンフィン30Aの断面積より大きく、かつ、ピンフィン30Cの断面積は、ピンフィン30Bの断面積より大きい。すなわち、同じ第3方向位置において、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン30B,30Cの断面積は、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン30Aの断面積よりも大きい。
ピンフィン30B,30Cの断面積を大きくすることで、冷媒Wの流れのレイノルズ数が大きくなり、熱伝達係数が大きくなる。冷却性能の必要性が高い箇所ではピンフィン30B,30Cの断面積を大きくして冷却性能を向上させ、冷却性能の必要性が低い箇所ではピンフィン30Aの断面積を小さくすることで、圧力損失を低減させることができる。従って、全体としての圧力損失を抑えつつ、全体としての冷却性能を向上させることができる。これにより、発熱体4A,4B,4C間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制することができる。
また、放熱部材1は、冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側に向かうにつれて、断面積が大きくなるピンフィン30A,30B,30Cを有する。フィン群3A,3B,3Cごとに配置される発熱体4A,4B,4Cの発熱量のばらつきが小さい場合に、発熱体の温度が高くなりやすい下流側で冷却性能を向上させることができ、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
また、フィン群3A,3B,3Cは、第1方向に複数並ぶ。同じフィン群における個々のピンフィン30A,30B,30Cの断面積は同じであり、フィン群3A,3B,3Cごとに個々のピンフィン30A,30B,30Cの断面積は異なっている。フィン群3A,3B,3Cごとに配置される発熱体4A,4B,4Cの発熱量に応じて、ピンフィン30A,30B,30Cの断面積を異ならせることで、発熱体4A,4B,4Cの温度のばらつきを抑えることができる。
また、複数のフィン群3A,3B,3Cにおいて冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側のフィン群ほど、個々のピンフィン30A,30B,30Cの断面積が大きくなる。フィン群3A,3B,3Cごとに配置される発熱体4A,4B,4Cの発熱量のばらつきが小さい場合に、発熱体の温度が高くなりやすい下流側で冷却性能を向上させることができ、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
なお、第1方向一方側のフィン群ほど、個々のピンフィン30A,30B,30Cの断面積が大きくなることに限らず、例えば、上流側に発熱量の大きい発熱体が配置される場合は、上流側である第1方向他方側のフィン群ほど、個々のピンフィン30A,30B,30Cの断面積を大きくするなど、発熱体に応じて断面積の大小関係は調整される。
また、同じフィン群において、一部のピンフィンの断面積を大きくしてもよい。
<2.ピンフィンの各種実施形態>
上記のように、ピンフィン30A,30B,30Cは、円柱状であり、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン30B,30Cの径DB,DCは、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン30Aの径DAよりも太い。これにより、冷却性能の向上の必要性が高い箇所で、ピンフィンの径を太くすることで、レイノルズ数および熱伝達係数を大きくすることができる。
ただし、ピンフィンの形状は、円柱状に限ることはない。例えば、図2に示すように、領域RA,RB,RCのそれぞれに配置されるピンフィン301A,301B,301Cを楕円柱状としてもよい。この場合、図2に示すように、ピンフィン301A,301B,301Cの長径DA1,DB1,DC1を第2方向に沿わせるようにピンフィン301A,301B,301Cを配置し、長径の大小関係は、DA1<DB1<DC1としている。すなわち、下流側ほどピンフィンの長径を長くし、レイノルズ数および熱伝達係数を大きくし、冷却性能を向上させている。
なお、ピンフィン301A,301B,301Cの短径を第2方向に沿わせるようにピンフィン301A,301B,301Cを配置した場合は、短径が下流ほど長くなるようにすればよい。
すなわち、ピンフィン301A,301B,301Cは、楕円柱状であり、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン301B,301Cの長径または短径は、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン301Aの長径または短径よりも長い。これにより、冷却性能の向上の必要性が高い箇所で、ピンフィンの長径または短径を長くすることで、レイノルズ数および熱伝達係数を大きくすることができる。
また、ピンフィンは、図3に示すように、四角柱状の302としてもよい。なお、ピンフィンは、三角柱、あるいは5つ以上の辺を有する角形(例えば六角柱など)としてもよい。すなわち、ピンフィンは、角柱状である。これにより、角柱状の断面積を調整することで、熱伝達係数を調整できる。
また、ピンフィンは、図4に示すように、錐台形状のピンフィン303としてもよい。図4では円錐台形状のピンフィンを示すが、その他にもピンフィンは角錐台形状などとしてもよい。例えば、ピンフィンが円錐台形状の場合は、同じ第3方向位置に位置する円形断面の断面積が調整される。
また、ピンフィンは、図5に示すように、半円柱状のピンフィン304としてもよい。ピンフィン304は、平面部304Aと、曲面部304Bと、を有する。平面部304Aは、ベース部2に接合される。曲面部304Bは、冷媒Wが流れる方向Fに対向する。なお、先述した第3方向に延びる円柱状のピンフィンにおける第1方向他方側(上流側)のみの形状とした半円柱状のピンフィンを実施してもよい。
なお、上記各種形状のピンフィンは、組み合わせて実施してもよい。この場合、異なる第3方向位置において、ピンフィンの断面積の大小関係が調整されてもよい。すなわち、必ずしも同じ第3方向位置において、断面積の大小関係が調整されていなくてもよい。
<3.フィン群におけるピンフィンの配置形態>
図1に示すフィン群3A,3B,3Cにおいては、ピンフィン30A,30B,30Cは、いわゆる千鳥状に配置されている。すなわち、少なくとも1つのフィン群3A,3B,3Cの少なくともいずれかにおいて、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cをフィン列として、第1方向に隣り合うフィン列同士で、互いに一方のフィン列における第2方向に隣り合うピンフィンの間に、他方のフィン列におけるピンフィンが配置される。これにより、フィン群における乱流効果が高まり、冷却性能を向上させることができる。
または、図6に示すように、少なくとも1つのフィン群3A,3B,3Cの少なくともいずれかにおいて、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cをフィン列として、第1方向に隣り合うフィン列同士で、ピンフィンの第2方向位置は一致する構成としてもよい。これにより、ピンフィンを千鳥状に配置するよりも、圧力損失を低減できる。
なお、ピンフィンの第2方向位置が一致するとは、ピンフィンの中心位置が厳密に一致する場合に限らず、若干ずれている場合も含まれ、以下同様である。
なお、複数のフィン群において、上記のピンフィンの配置形態を組み合わせてもよい。
<4.放熱部材の形成方法>
放熱部材1は、例えば、鍛造によりピンフィン30A,30B,30Cとベース部2とを一体的に形成することで形成される。この場合、図7に示すように、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2とは、一体の部材として構成される。これにより、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2との接合部は、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2と同じ材質であるため、接合部での熱伝導率を後述のロウ付けなどよりも大きくすることができる。
また、放熱部材1は、例えば、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2とのロウ付けにより形成してもよい。この場合、図8に示すように、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2とは、ロウ材5によって接合される。すなわち、ピンフィン30A,30B,30Cとベース部2とは、別体の部材として構成される。これにより、一部のピンフィンの仕様を変更することが容易となる。例えば、一部のピンフィンとベース部とを鍛造により形成し、残りのピンフィンをロウ付けによりベース部に固定する場合に有効である。
<5.フィン群間の構成>
図1に示す構成では、フィン群3A,3B間の構成は、次のようになっている。放熱部材1は、第1方向に隣り合うフィン群3A,3Bにおける第1方向一方側の第1フィン群3Bと、第1方向他方側の第2フィン群3Aと、を有する。第1フィン群3Bにおける最も第1方向他方側の第2方向に並ぶピンフィン30Bの一列PBと、第2フィン群3Aにおける最も第1方向一方側の第2方向に並ぶピンフィン30Aの一列PAとで、ピンフィンの第2方向位置は一致する。これにより、第1フィン群3Bにおける最も第1方向他方側のピンフィンの一列PBにおける圧力損失を低減できる。なお、図1に示すフィン群3B,3C間でも同様の構成とされている。
なお、図9に示す構成のように、フィン群3A,3B間の構成において、フィン列PA,PBは、いわゆる千鳥状に配置されてもよい。すなわち、放熱部材1は、第1方向に隣り合うフィン群3A,3Bにおける第1方向一方側の第3フィン群3Bと、第1方向他方側の第4フィン群3Aと、を有する。第3フィン群3Bにおける最も第1方向他方側の第2方向に並ぶピンフィンの一列PBと、第4フィン群3Aにおける最も第1方向一方側の第2方向に並ぶピンフィンの一列PAとで、互いに一方のピンフィンの一列における第2方向に隣り合うピンフィンの間に、他方のピンフィンの一列におけるピンフィンが配置される。これにより、第3フィン群3Bにおける最も第1方向他方側のピンフィンの一列PBにおいて、乱流を発生させやすくし、冷却性能を向上させることができる。
<5.第2実施形態>
図10は、本開示の第2実施形態に係る放熱部材1の構成を示す平面図である。なお、図10においては、図1と同様に図示しない複数の発熱体が冷媒Wの流れ方向に沿って配置される。
領域RAに配置されて上流側フィン群3Aを構成する円柱状の個々のピンフィン30Aは、領域RAにおいて径は同じである。同様に、領域RBに配置されて中央フィン群3Bを構成する円柱状の個々のピンフィン30Bは、領域RBにおいて径は同じであり、領域RCに配置されて下流側フィン群3Cを構成する円柱状の個々のピンフィン30Cは、領域RCにおいて径は同じである。また、ピンフィン30A,30B,30Cの径は、同じである。
領域RA,RB,RCの第1方向の辺の長さは、同じである。領域RA,RB,RCの第2方向の辺の長さは、同じである。すなわち、領域RA,RB,RCの面積は、同じである。
領域RA,RB,RCにおいて、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの列の第1方向に並ぶ個数は、同じである。図10の例では、上記列の個数は、6個である。
一方、図10の例では、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの個数は、領域RAにおいて4個または5個、領域RBにおいて6個、領域RCにおいて7個または8個である。すなわち、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの個数を下流側の領域ほど多くしている。
これにより、各領域RA,RB,RCにおけるピンフィン30A,30B,30Cの個数は、下流側の領域ほど多くなる。ここで、第3方向に垂直に広がり、かつ同じ第3方向位置に位置する断面での断面積を、ピンフィンの断面積とする。各領域RA,RB,RCにおけるピンフィン30A,30B,30Cの断面積の各総和を、各領域RA,RB,RCの面積で除することで、ベース部2の単位面積当たりのピンフィンの断面積である配置密度が領域RA,RB,RCごとに算出される。各領域RA,RB,RCの配置密度の大小関係は、領域RAの配置密度<領域RBの配置密度<領域RCの配置密度となる。
このように、下流側の領域ほどピンフィンの配置密度を高くしている。これにより、冷却性能の向上が必要とされる下流側ほど、ピンフィン間の間隔を狭くし、ピンフィン間を流れる冷媒Wの流速を速め、冷却性能を向上させることができる。図10の例では、ピンフィン間の第2方向の間隔t1を狭くしている。一方、冷却性能が十分である上流側では、ピンフィン間の間隔を広くし、圧力損失を低減できる。従って、全体の圧力損失を抑制しつつ、全体としての冷却性能を向上させることができる。
換言すれば、本実施形態では、ベース部2の単位面積当たりのピンフィンの断面積を配置密度として、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン30B,30Cの配置密度は、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン30Aの配置密度よりも高い。ピンフィンの配置密度を高くすることで、隣り合うピンフィン間の間隔が狭くなり、冷媒Wの流速が高くなり、冷却性能が向上する。冷却性能の必要性が高い箇所ではピンフィン30B,30Cの配置密度を高くして冷却性能を向上させ、冷却性能の必要性が低い箇所ではピンフィン30Aの配置密度を低くすることで、圧力損失を低減させることができる。従って、発熱体間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制することができる。
また、ベース部2の単位面積当たりのピンフィン30A,30B,30Cの個数は、少なくとも1つの領域RB,RCが別の領域RAよりも多い。少なくとも1つの領域RB,RCと別の領域RAとで、個々のピンフィンの断面積が同じであれば、単位面積当たりのピンフィンの個数により配置密度を調整できる。
また、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの第2方向単位長さ当たりの個数は、少なくとも1つの領域RB,RCが別の領域RAよりも多い。これにより、第2方向に隣り合うピンフィン間の間隔t1を調整することで、ピンフィン間を流れる冷媒Wの流速を調整し、冷却性能を調整できる。
また、放熱部材1は、冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側に向かうにつれて、配置密度が高くなるピンフィン30A,30B,30Cを有する。下流側に向かうほど冷媒Wの温度が高くなり、下流側に向かうほど冷却性能の向上が必要となる場合に、ピンフィンの配置密度を高くすることで、流れ方向に沿って配置される発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。また、冷却性能の向上の必要性が低い上流側では、ピンフィンの配置密度を低くすることで、圧力損失を低減できる。
また、第1方向に並ぶ複数のフィン群3A,3B,3Cごとのピンフィンの配置密度は、異なっている。フィン群3A,3B,3Cごとに配置される発熱体の発熱量に応じて、ピンフィンの配置密度を異ならせることで、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
また、複数のフィン群3A,3B,3Cにおいて冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側のフィン群ほど、ピンフィンの配置密度が高くなる。フィン群3A,3B,3Cごとに配置される発熱体の発熱量のばらつきが小さい場合に、発熱体の温度が高くなりやすい下流側で冷却性能を向上させることができ、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
なお、第1方向一方側のフィン群ほど、ピンフィンの配置密度が高くなることに限らず、例えば、上流側に発熱量の大きい発熱体が配置される場合は、上流側である第1方向他方側のフィン群ほど、ピンフィンの配置密度を高くするなど、発熱体に応じて配置密度の高低関係は調整される。
また、同じフィン群において、一部の領域での配置密度を高くしてもよい。
図11は、第2実施形態の変形例に係る放熱部材1を示す平面図である。図11に示す構成では、先述した図10に示す構成との相違点として、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの個数は、領域RA,RB,RCで4個または5個と同じとしている。一方、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの列の第1方向に並ぶ個数を領域RAで6個、RBで7個、RCで8個とし、下流側の領域ほど多くしている。これにより、下流側の領域ほどピンフィンの配置密度を高くしている。
換言すれば、第2方向に並ぶピンフィン30A,30B,30Cの列の第1方向単位長さ当たりの個数は、少なくとも1つの領域RB,RCが別の領域RAよりも多い。これにより、第1方向および第2方向から傾く斜め方向に隣り合うピンフィン間の間隔t2を調整することで、ピンフィン間を流れる冷媒Wの流速を調整し、冷却性能を調整できる。
なお、図10と図11で例を示したピンフィンの配置密度の調整を組み合わせて実施してもよい。
また、先述したピンフィンの各種実施形態、フィン群におけるピンフィンの配置形態、放熱部材の形成方法、およびフィン群間の構成については、第2実施形態に適用して実施することが可能である。
なお、第1実施形態(図1など)に示すように、個々のピンフィンの断面積を調整することで、ピンフィンの配置密度を調整することも可能である。例えば、図1の例であれば、ピンフィン30A,30B,30Cの個数は領域RA,RB,RCで同じであるが、ピンフィン30A,30B,30Cの径をDA<DB<DCとすることで、下流側の領域ほど配置密度が高くなる。
<6.第3実施形態>
図12は、本開示の第3実施形態に係る放熱部材1の構成を示す図である。図12の上段は、第3方向一方側から視た平面図を示し、図12の下段は、第2方向一方側へ視た側面図である。なお、図12の下段においては、ウォータージャケット6の側面断面もあわせて図示している。また、図12においては、図1と同様に図示しない複数の発熱体が冷媒Wの流れ方向に沿って配置される。
領域RAに配置されて上流側フィン群3Aを構成する円柱状の個々のピンフィン30Aは、領域RAにおいて径は同じである。同様に、領域RBに配置されて中央フィン群3Bを構成する円柱状の個々のピンフィン30Bは、領域RBにおいて径は同じであり、領域RCに配置されて下流側フィン群3Cを構成する円柱状の個々のピンフィン30Cは、領域RCにおいて径は同じである。また、ピンフィン30A,30B,30Cの径は、同じである。
図12の下段に示すように、各領域RA,RB,RCに配置されるピンフィン30A,30B,30Cの第3方向長さha,hb,hcの大小関係は、ha<hb<hcとしている。
また、放熱部材1を第3方向一方側から覆うカバー部として機能するウォータージャケット6の天面部61における下面(第3方向他方側面)61Aは、ピンフィン30A,30B,30Cの天面(第3方向一方側面)と第3方向に対向する。下面61Aとピンフィン30A,30B,30Cの天面との間には、それぞれ隙間ta,tb,tcが設けられる。なお、最も第3方向長さが長いピンフィン30Cの天面と下面61Aとの間には、隙間を設けなくてもよい。
図12の例の場合、冷媒Wが接触可能なピンフィン30A,30B,30Cの表面積は、円周面の面積と天面の面積の総和となる。従って、ピンフィン30Aの表面積<ピンフィン30Bの表面積<ピンフィン30Cの表面積となり、下流側の領域ほどピンフィンの表面積が広くなる。これにより、冷却性能の向上が必要な下流側ほど、熱移動が行われる面積を広くすることで、冷却性能を向上させることができる。
一方、冷却性能が十分である上流側では、ピンフィンの第3方向長さを短くすることで、ウォータージャケット6の下面61Aとピンフィンの天面との間の空間を大きくし、圧力損失を低減できる。従って、全体の圧力損失を抑制しつつ、全体としての冷却性能を向上させることができる。
換言すれば、冷媒Wが接触可能な表面積をピンフィンの表面積として、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン30B,30Cの表面積は、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン30Aの表面積よりも広い。ピンフィンの冷媒Wが接触可能な表面積を広くすることで、冷却性能が向上する。冷却性能の必要性が高い箇所ではピンフィンの表面積を広くして冷却性能を向上させ、冷却性能の必要性が低い箇所ではピンフィンの表面積を狭くすることで、圧力損失を低減させることができる。従って、発熱体間の温度差を抑制しつつ、圧力損失を抑制することができる。
また、放熱部材1は、冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側に向かうにつれて、表面積が広くなるピンフィン30A,30B,30Cを有する。下流側に向かうほど冷媒Wの温度が高くなり、下流側に向かうほど冷却性能の向上が必要となる場合に、ピンフィンの表面積を大きくすることで、流れ方向に沿って配置される発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。また、冷却性能の向上の必要性が低い上流側では、ピンフィンの表面積を小さくすることで、圧力損失を低減できる。
また、フィン群3A,3B,3Cは、第1方向に複数並び、同じフィン群における個々のピンフィン30A,30B,30Cの表面積は同じであり、フィン群ごとに個々のピンフィンの表面積は異なっている。フィン群ごとに配置される発熱体の発熱量に応じて、ピンフィンの表面積を異ならせることで、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
また、複数のフィン群3A,3B,3Cにおいて冷媒Wが流れる下流側である第1方向一方側のフィン群ほど、個々のピンフィンの表面積が広くなる。フィン群ごとに配置される発熱体の発熱量のばらつきが小さい場合に、発熱体の温度が高くなりやすい下流側で冷却性能を向上させることができ、発熱体の温度のばらつきを抑えることができる。
また、少なくとも1つの領域RB,RCにおいて配置されるピンフィン30B,30Cの第3方向長さhb,hcは、別の領域RAにおいて配置されるピンフィン30Aの第3方向長さhaよりも長い。ピンフィン30A,30B,30Cの第3方向長さを調整することで、ピンフィンの表面積を調整できる。また、ピンフィンの天面とウォータージャケット6の天面部61との間の間隔は、ピンフィンの第3方向長さが短いほど長くなり、圧力損失を低減できる。
なお、第1方向一方側のフィン群ほど、ピンフィンの表面積が広くなることに限らず、例えば、上流側に発熱量の大きい発熱体が配置される場合は、上流側である第1方向他方側のフィン群ほど、ピンフィンの表面積を広くするなど、発熱体に応じて表面積の大小関係は調整される。
また、同じフィン群において、一部の領域でのピンフィンの表面積を広くしてもよい。
なお、ピンフィンの表面に設ける凹凸により、ピンフィンの表面積を調整してもよい。図13は、表面に凹凸が形成されたピンフィンの一例を示す図である。図13に示すピンフィン30の例では、ピンフィン30の表面に第3方向に延びる溝を形成することで、ピンフィン30の表面に凹部30Rと凸部30Tを設けている。なお、凹凸を形成する方法はこれに限らず、例えば、半球状の凹凸をピンフィンの表面に設けるなど、様々な方法を実施できる。また、凹部と凸部の一方のみをピンフィンの表面に形成してもよい。
そして、例えば、図12に示す構成の変形例として、領域RA,RB,RCで、ピンフィンの表面に形成される凹凸によりピンフィンの表面積を異ならせてもよい。なお、例えば上流側の領域RAにおいては、ピンフィンの表面に凹凸を形成しないことでピンフィンの表面積を狭くしてもよい。
換言すれば、少なくとも1つの領域RB,RCと別の領域RAとで、ピンフィンの表面に径方向内側に凹んで形成される凹部と、ピンフィンの表面に径方向外側に突出して形成される凸部の少なくとも一方によってピンフィンの表面積が異なっている。なお、径方向とは、ピンフィンの中心軸に対する径方向である。これにより、冷却性能の向上の必要性が高い箇所では、表面の凹凸によってピンフィンの表面積を広くすることで、冷却性能を向上させることができ、冷却性能の向上の必要性が低い箇所では、表面の凹凸によってピンフィンの表面積を狭くすることで、圧力損失を低減できる。
また、先述したピンフィンの各種実施形態、フィン群におけるピンフィンの配置形態、放熱部材の形成方法、およびフィン群間の構成については、第3実施形態に適用して実施することが可能である。
<7.その他>
以上、本開示の実施形態を説明した。なお、本開示の範囲は上述の実施形態に限定されない。本開示は、発明の主旨を逸脱しない範囲で上述の実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
例えば、発熱体と放熱部材との間に、ベイパーチャンバーまたはヒートパイプを設ける構成としてもよい。
本開示は、各種発熱体の冷却に利用することができる。
1 放熱部材
2 ベース部
3A 上流側フィン群
3B 中央フィン群
3C 下流側フィン群
4A、4B,4C 発熱体
5 ロウ材
6 ウォータージャケット
10 放熱フィン部
21 第3方向一方側面
22 第3方向他方側面
30 ピンフィン
30A,30B,30C ピンフィン
30R 凹部
30T 凸部
61 天面部
61A 下面
301A,301B,301C ピンフィン
302,303,304 ピンフィン
RA,RB,RC 領域
W 冷媒

Claims (12)

  1. 冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、
    前記ベース部から第3方向一方側に柱状に突出する複数のピンフィンから構成される少なくとも1つのフィン群と、
    を有し、
    前記冷媒が接触可能な表面積を前記ピンフィンの表面積として、
    少なくとも1つの領域において配置される前記ピンフィンの表面積は、別の領域において配置される前記ピンフィンの表面積よりも広い、放熱部材。
  2. 前記冷媒が流れる下流側である第1方向一方側に向かうにつれて、表面積が広くなる前記ピンフィンを有する、請求項1に記載の放熱部材。
  3. 前記フィン群は、第1方向に複数並び、
    同じ前記フィン群における個々の前記ピンフィンの表面積は同じであり、
    前記フィン群ごとに個々の前記ピンフィンの表面積は、異なっている、請求項1または請求項2に記載の放熱部材。
  4. 前記複数の前記フィン群において前記冷媒が流れる下流側である第1方向一方側の前記フィン群ほど、個々の前記ピンフィンの表面積が広くなる、請求項3に記載の放熱部材。
  5. 前記少なくとも1つの領域において配置される前記ピンフィンの第3方向長さは、前記別の領域において配置される前記ピンフィンの第3方向長さよりも長い、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放熱部材。
  6. 前記少なくとも1つの領域と前記別の領域とで、前記ピンフィンの表面に径方向内側に凹んで形成される凹部と、前記ピンフィンの表面に径方向外側に突出して形成される凸部の少なくとも一方によって前記ピンフィンの表面積が異なっている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放熱部材。
  7. 前記少なくとも1つのフィン群の少なくともいずれかにおいて、第2方向に並ぶ前記ピンフィンをフィン列として、第1方向に隣り合う前記フィン列同士で、互いに一方の前記フィン列における第2方向に隣り合う前記ピンフィンの間に、他方の前記フィン列における前記ピンフィンが配置される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の放熱部材。
  8. 前記少なくとも1つのフィン群の少なくともいずれかにおいて、第2方向に並ぶ前記ピンフィンをフィン列として、第1方向に隣り合う前記フィン列同士で、前記ピンフィンの第2方向位置は一致する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放熱部材。
  9. 少なくともいずれかの前記ピンフィンと前記ベース部とは、一体の部材として構成される、請求項1から請求項8に記載の放熱部材。
  10. 少なくともいずれかの前記ピンフィンと前記ベース部とは、別体の部材として構成される、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の放熱部材。
  11. 第1方向に隣り合う前記フィン群における第1方向一方側の第1フィン群と、第1方向他方側の第2フィン群と、を有し、
    前記第1フィン群における最も第1方向他方側の第2方向に並ぶ前記ピンフィンの一列と、前記第2フィン群における最も第1方向一方側の第2方向に並ぶ前記ピンフィンの一列とで、前記ピンフィンの第2方向位置は一致する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の放熱部材。
  12. 第1方向に隣り合う前記フィン群における第1方向一方側の第3フィン群と、第1方向他方側の第4フィン群と、を有し、
    前記第3フィン群における最も第1方向他方側の第2方向に並ぶ前記ピンフィンの一列と、前記第4フィン群における最も第1方向一方側の第2方向に並ぶ前記ピンフィンの一列とで、互いに一方の前記ピンフィンの一列における第2方向に隣り合う前記ピンフィンの間に、他方の前記ピンフィンの一列における前記ピンフィンが配置される、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の放熱部材。
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