JP2023010993A - 消火栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、
検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
検知器カバーの透明部位を含むカバー面を払拭するワイパー機構と、
洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、
検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
水噴射ノズルにより加圧水を噴霧した検知器カバーのカバー面に空気を吹き付けて乾燥させる送風機構と、
洗浄機構及び送風機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、
検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
洗浄機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
第1乃至第3発明の洗浄機構は、消火栓装置に引き込まれた給水配管から分岐接続して水噴射ノズルに接続した洗浄配管と、洗浄配管の途中に設けた電磁弁とを備える。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、
検知器カバーの透明部位を含むカバー面に空気を吹き付けて表面に空気の層流を形成する送風機構と、
送風機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位又は開口窓とした検知器カバーと、
検知器カバーの透明部位又は開口窓を含むカバー面の外側に密着して横方向に移動自在に配置した透明なフィルムシートと、
巻出ロールからフィルムシートを巻き出すと共に巻取ロールにフィルムシートを巻き取って検知器カバーの透明部位又は開口窓に位置したフィルムシートを新たなフィルムシートに入れ替えるフィルムスライド機構と、
フィルムスライド機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
受光ガラス窓を払拭する送風機構と、
洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
水噴射ノズルにより加圧水を噴霧した受光ガラス窓に空気を吹き付けて乾燥させる送風機構と、
洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、
洗浄機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
第6乃至第8発明の洗浄機構は、消火栓装置に引き込まれた給水配管から分岐接続して水噴射ノズルに接続した洗浄配管と、洗浄配管の途中に設けた電磁弁とを備える。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、
受光ガラス窓に空気を吹き付けて表面に空気の層流を形成する送風機構と、
送風機構を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、消火栓装置であって、筐体に外部からの給水配管を接続する消火栓接続口を設けると共に、消火用水を放水するノズル付きのホース及び消火栓接続口からホースに至る配管系統を収納し、
筐体の前面部であって、ホースを収納するホース収納空間の側方且つ配管系統の上方に火災検知器を設け、
更に、火災検知器の下方且つ側方に、ホースを筐体の前後方向に挿通するホース取出口を設け、
ホースを筐体に収納した状態で、ノズルの保持位置が、設置状態において前面部側から見たときに、ホース取出口と火災検知器との境界領域の下方に配置され、且つホース取出口の上端部が、ノズルの保持位置よりも下方に形成されたことを特徴とする。
本発明は、消火栓装置であって、筐体に外部からの給水配管を接続する消火栓接続口を設けると共に、消火用水を放水するノズル付きのホース及び消火栓接続口からホースに至る配管系統を収納し、
設置状態に於いて筐体の前面側から見たときに、ホースを収納するホース収納空間の側方であって配管系統を収納する配管系統収納空間の上方の検知器収納空間に火災検知器を配置し、
検知器収納空間は、仕切部材により少なくとも配管系統収納空間と仕切られており、
ホース収納空間にホースを収納した状態で、ノズルの少なくとも一部が、配管系統収納空間内の筐体の前面側に位置することを特徴とする。
本体部は、突出部が筐体の前面から外部に突出するように検知器収納空間に収納されており、
筐体の前面のうち検知器収納空間に対応する領域であって突出部を除く領域に、筐体に対して着脱自在なプレート部材を装着する。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、検知器カバーの透明部位を含むカバー面を払拭するワイパー機構と、洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、汚れの付着が少ない例えば1週間や10日といった所定期間毎に、洗浄機構により検知器カバーのカバー面に水を噴射してワイパー機構により払拭することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、水噴射ノズルにより加圧水を噴霧した検知器カバーのカバー面に空気を吹き付けて乾燥させる送風機構と、洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部と設けるようにしたため、所定期間毎に、洗浄機構により検知器カバーのカバー面に水を噴射して送風機構により乾燥することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要とし、維持管理が容易でコストも低減可能とし、また、火災検知器の外側を覆って透明な検知器カバーを配置し、そのカバー面を洗浄して汚れを払拭していることから、既存の火災検知器をそのまま消火栓装置に設置して、汚れの影響を無くすことを可能とし、更に、第1発明のワイパー機構に比べ、送風機構を設けたことで、構造を簡単にしてコストの低減を可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、検知器カバーの透明部位を含むカバー面に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、洗浄機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、所定期間毎に、洗浄機構により検知器カバーのカバー面に水を噴射して洗浄することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要とし、維持管理が容易でコストも低減可能とし、また、火災検知器の外側を覆って透明な検知器カバーを配置し、そのカバー面を洗浄していることから、既存の火災検知器をそのまま消火栓装置に設置して、汚れの影響を無くすことを可能とし、更に、洗浄機構により加圧水を噴射した洗浄のみであることから、構造を更に簡単にしてコストを低減可能とする。
また、第1乃至第3発明の洗浄機構は、消火栓装置に引き込まれた給水配管から分岐接続して水噴射ノズルに接続した洗浄配管と、洗浄配管の途中に設けた電磁弁とを備えるようにしたため、消火栓装置に対する給水配管に充填している加圧水を検知器カバーの洗浄に利用することで、別途、加圧水の供給源を準備する必要がなく、消火栓装置の水資源を効率的に利用して汚れ洗浄を可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位とした検知器カバーと、検知器カバーの透明部位を含むカバー面に空気を吹き付けて表面に空気の層流を形成する送風機構と、送風機構を制御する制御部を設けるようにしたため、例えば、常に送風機構を動作して検知器カバーの表面に空気の層流を形成しておくことで、空気中を浮遊してくる汚損物質は空気の層流に妨げられてカバー表面に付着せず、汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要とし、維持管理が容易でコストも低減可能とし、また、火災検知器の外側を覆って透明な検知器カバーを配置していることから、既存の火災検知器をそのまま消火栓装置に設置して、汚れの影響を無くすことを可能とし、更に、送風機構による層流の形成のみであることから、構造を更に簡単にしてコストを低減可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、火災検知器の前面外側を覆って配置され、少なくとも受光ガラス窓に相対した所定の部位を透明部位又は開口窓とした検知器カバーと、検知器カバーの透明部位又は開口窓を含むカバー面の外側に密着して横方向に移動自在に配置した透明なフィルムシートと、巻出ロールからフィルムシートを巻き出すと共に巻取ロールにフィルムシートを巻き取って検知器カバーの透明部位又は開口窓に位置したフィルムシートを新たなフィルムシートに入れ替えるフィルムスライド機構と、フィルムライド機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、火災検知器の受光ガラス窓に相対した検知器カバーの表面を覆っている透明なフィルムシートがある程度汚れたら、フィルムシートの巻取りにより汚れのないフィルムシートの部分が来るように移動することで汚れを解消し、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、またトンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要として維持管理が容易でコストも低減可能とし、また、火災検知器の外側を覆って透明な検知器カバーにスライド自在にフィルムシートを配置していることから、既存の火災検知器をそのまま消火栓装置に設置して、汚れの影響を無くすことを可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、受光ガラス窓を払拭するワイパー機構と、洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、汚れの付着が少ない例えば1週間や10日といった所定期間毎に、洗浄機構により受光ガラス面に水を噴射してワイパー機構により払拭することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、受光ガラス窓の汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の定期的な清掃作業を不要として維持管理が容易でコストも低減可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、水噴射ノズルにより加圧水を噴霧した受光ガラス窓に空気を吹き付けて乾燥させる送風機構と、洗浄機構及びワイパー機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、所定周期毎に、洗浄機構により受光ガラス面に水を噴射して送風機構により乾燥することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、受光ガラス窓の汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の定期的な清掃作業を不要として維持管理が容易でコストも低減可能とし、更に、第6発明のワイパー機構に比べ、送風機構を設けたことで、構造を簡単にしてコストを低減可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、受光ガラス窓に水噴射ノズルから加圧水を噴射して洗浄する洗浄機構と、洗浄機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、所定期間毎に、洗浄機構により受光ガラス面に水を噴射して洗浄することで、それまでに付着した汚れを除去することが可能となり、実質的に汚れの付着を無くすことで、受光ガラス窓の汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要とし、維持管理が容易でコストも低減可能とし、更に、洗浄機構により加圧水を噴射した洗浄のみであることから、構造を更に簡単にしてコストを低減可能とする。
本発明は、消火栓扉及び保守扉を開閉自在に設けた筐体前面の所定位置に、左右前面に配置した一対の受光ガラス窓の各々を介して入射する燃焼炎から放射される放射線を観測して左側又は右側の監視領域の火災を検知する火災検知器を配置した消火栓装置に於いて、受光ガラス窓に空気を吹き付けて表面に空気の層流を形成する送風機構と、送風機構を制御する制御部とを設けるようにしたため、例えば、常に送風機構を動作して検知器カバーの表面に空気の層流を形成しておくことで、空気中を浮遊してくる汚損物質は空気の層流に妨げられて受光ガラス面に付着せず、受光ガラス窓の汚れによる入射光の減衰を無くし、初期の炎検知性能を継続して維持可能とし、また、汚れの付着が起きないことから、トンネル通行規制を伴う火災検知器の清掃作業を不要とし、維持管理が容易でコストも低減可能とし、更に、送風機構による層流の形成のみであることから、構造を更に簡単にしてコストを低減可能とする。
本発明は、筐体に外部からの給水配管を接続する消火栓接続口を設けると共に、消火用水を放水するノズル付きのホース及び消火栓接続口からホースに至る配管系統を収納し、筐体の前面部であって、ホースを収納するホース収納空間の側方且つ配管系統の上方に火災検知器を設け、更に、火災検知器の下方且つ側方に、ホースを筐体の前後方向に挿通するホース取出口を設け、ホースを筐体に収納した状態で、ノズルの保持位置が、設置状態において前面部側から見たときに、ホース取出口と火災検知器との境界領域の下方に配置され、且つホース取出口の上端部が、ノズルの保持位置よりも下側に形成されたことで、ホース引き出しの際にホースの干渉により、火災検知器を汚したり損傷させたりすることを防止可能とする。
本発明は、消火栓装置であって、筐体に外部からの給水配管を接続する消火栓接続口を設けると共に、消火用水を放水するノズル付きのホース及び消火栓接続口からホースに至る配管系統を収納し、設置状態に於いて筐体の前面側から見たときに、ホースを収納するホース収納空間の側方であって配管系統を収納する配管系統収納空間の上方の検知器収納空間に火災検知器を配置し、検知器収納空間は、仕切部材により少なくとも配管系統収納空間と仕切られており、ホース収納空間にホースを収納した状態で、ノズルの少なくとも一部が、配管系統収納空間内の筐体の前面側に位置することで、ホースの取り出しやホース引き出しの際にホースの干渉により、火災検知器を汚したり損傷させたりすることを防止可能とする。
本発明による火災検知器を設けた消火栓装置の実施形態は、火災検知器を覆って設けた透明な検知器カバーの表面の汚れを除去する実施形態と、火災検知器の受光ガラス窓の汚れを直接除去する実施形態に大別される。
図1は本発明による火災検知器を設けた消火栓装置の第1実施形態を正面から示した説明図、2は図1について消火栓扉を外して本体内部構造を示した正面図、図3は火災検知器を取り出して示した斜視図である。
図1に示すように、消火栓装置10は、消火栓側と消火器側に筐体12を分割した構造であり、前面に分割した化粧枠14を各々装着し、筐体12に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定し、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。
図2に示すように、筐体12の略中央にはホース収納空間36を形成し、その右側にバルブ類収納空間38を形成している。
ホース収納空間36には、フレームパイプにより構成されたホースバケット40を設ける。ホースバケット40は、複数本のフレームパイプを縦横に配置し、中央下側に矩形のホース取出口42を仕切り形成している。
ホース収納空間36の右側に形成したバルブ類収納空間38には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口52からホース44に至る配管系統に、給水弁50、消火栓弁開閉レバー54aを備えた消火栓弁、自動調整弁55、自動排水弁、及びメンテナンス装置58を設けている。
図4は図1の火災検知器取付部位を取り出して正面及び平面から示した説明図、図5は図1の火災検知器取付部位を取り出して側面から示した説明図である。
図4乃至図5に示すように、消火栓装置10における前面の保守扉22の右側となる筐体12の位置に、前方に開口した矩形の空き空間を確保し、筐体12の内部に固定した取付板78に対し、前方開口から火災検知器60を組み込み、底部に設けた取付フランジをボルト75により取付板78に締め付け固定している。
角、例えば90°程度の回転角の範囲でワイパー駆動軸の回転方向を逆転し、これによりワイパーアーム72を図示の水平となる初期位置から斜め下向きとなるワイパーアーム70aの回転位置の間で搖動し、ワイパーブレード74により受光ガラス窓62に相対した領域を含むカバー表面の範囲を払拭して汚れを拭い落すようにしている。
図6は図1の火災検知器取付部位の組立分解状態を平面から示した説明図、図7は図1の火災検知器取付部位の組立分解状態を側面から示した説明図、図8は火災検知器の取付けに使用するカバープレートを取り出して示した説明図、図9は検知器カバーを取り出して正面と平面で示した説明図である。
いる機器や部材の配置に影響を及ぼすことは殆ど無い。
図10は図1の第1実施形態における配管系統と制御系統を示した説明図である。図10に示すように、消火ポンプ設備からトンネル内には給水本管86を設置しており、給水本管86から給水配管51を分岐して消火栓装置10の消火栓接続口52に接続している。消火栓接続口52からの配管は給水栓を設けた給水弁50に接続間し、また下方に分岐した配管に、消火栓弁54、自動調整弁55、自動排水弁56及びメンテナンス装置58を接続し、その先に、先端にノズル46を装着したホース44を接続している。
図11は火災検知器を設けた消火栓装置を設置したトンネル防災システムの概略を示した説明図、図12は複数の消火栓装置に設けた火災検知器の清掃制御を示したタイムチャート、図13は消火栓装置に設けた火災検知器の1回の清掃制御に使用する水噴射信号とワイパー駆動信号を示したタイムチャートである。
図14は検知器カバーにワイパー機構と送風機構を設けた消火栓装置の第2実施形態を示した説明図、図15は第2実施形態を側面から示した説明図、図16は第2実施形態を平面から示した説明図である。
た第1実施形態と同じであるが、汚れを除去するための構成として、水噴射ノズル66を設けた洗浄機構と送風機構110を設けたことを特徴とする。
図17は検知器カバーに洗浄機構のみを設けた消火栓装置の第3実施形態を示した説明図である。
図18は検知器カバーに送風機構のみを設けた消火栓装置の第4実施形態を示した説明図である。図18に示すように、本発明の第4実施形態は、消火栓装置10に設けた火災検知器60の前面を覆って透明な検知器カバー64を配置した点は図1乃至図9に示した第1実施形態と同じであるが、汚れを除去するための構成として、送風機構110のみを設けたことを特徴とする。
図19は検知器カバーにフィルムスライド機構を設けた消火栓装置の第5実施形態を正面及び平面から示した説明図、図20は第5実施形態の検知器カバーを取り出して正面、平面及び断面から示した説明図である。
図21は火災検知器の受光ガラス窓に洗浄機構とワイパー機構を設けた消火栓装置の第6実施形態を示した説明図である。
図22は受光ガラス窓に洗浄機構と送風機構を設けた消火栓装置の第7実施形態を示した説明図、図23は第7実施形態の洗浄機構と送風機構を平面から示した説明図である。
図24は受光ガラス窓に洗浄機構のみを設けた消火栓装置の第8実施形態を示した説明図、図25は第8実施形態の洗浄機構を平面から示した説明図である。
図26は受光ガラス窓に送風機構のみを設けた消火栓装置の第9実施形態を示した説明図、図27は第9実施形態の送風機構を平面から示した説明図である。
上記の実施形態は、火災検知器を消火栓装置の保守扉の横に空きスペースを確保して配置しているが、火災検知器の配置位置はこれに限定されず、火災検知器の監視エリアが確保でき且つ消火栓装置の機器や部材の配置に影響しない適宜に位置に設けるようにしても良い。
12:筐体
14:化粧枠
16,17:扉開口部
18:前傾式扉
36:ホース収納空間
38:バルブ類収納空間
40:ホースバケット
42:ホース取出口
44:ホース
46:ノズル
50:給水弁
54:消火栓弁
55:自動調整弁
56:自動排水弁
58:メンテナンス装置
60:火災検知器
62:受光ガラス窓
63:試験光源収納部
64:検知器カバー
65:カバープレート
66:水噴射ノズル
68:ノズルシャフト
70:ワイパー機構
71:ワイパー駆動軸
72:ワイパーアーム
73:シャフトケース
74:ワイパーブレード
76:ワイパーモータ
78:取付板
80:給水パイプ
84:電磁弁
88:コントローラ
90:防災受信盤
92:消火ポンプ設備
110:送風機構
112:送風ユニット
114:ブロワファン
118:吹出口
120:整流板
124:ブロワホース
130:フィルムシート
132:スライド溝
134:フィルムローラ
135:スリット開口
136:ガイドローラ
138:巻取ローラ
140:巻取モータ
Claims (5)
- 筐体に外部からの給水配管を接続する消火栓接続口を設けると共に、消火用水を放水するノズル付きのホース及び前記消火栓接続口から前記ホースに至る配管系統を収納し、
設置状態に於いて前記筐体の前面部側から見たときに、前記ホースを収納するホース収納空間の側方であって前記配管系統を収納する配管系統収納空間の上方の検知器収納空間に火災検知器を配置し、
前記検知器収納空間は、仕切部材により少なくとも前記配管系統収納空間と仕切られており、
前記ホース収納空間に前記ホースを収納した状態で、前記ノズルの少なくとも一部が、前記配管系統収納空間内の前記筐体の前面側に位置することを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
前記ホース収納空間に前記ホースを収納した状態で、前記ノズルの少なくとも一部が、前記配管系統収納空間の内部であって前記筐体の前面側に保持されたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1又は2記載の消火栓装置に於いて、
前記ホース収納空間に収納された前記ホースが前記筐体の前面側から外部へ引き出される際に前記筐体の前後方向に挿通するホース取出口を、前記検知器収納空間の下方であって前記ホース収納空間の内部であって前記筐体の前面側に配置したことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の消火栓装置に於いて、
前記火災検知器は、本体部と、当該本体部から突出して設けられ外部からの光を取り込む突出部を備え、
前記本体部は、前記突出部が前記筐体の前面から外部に突出するように前記検知器収納空間に収納されており、
前記筐体の前面のうち前記検知器収納空間に対応する領域であって前記突出部を除く領域に、前記筐体に対して着脱自在なプレート部材を装着したことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項4記載の消火栓装置に於いて、
前記ホース収納空間の上部側に位置する前記筐体の前面の一部に、前記プレート部材とは別体の保守扉を配置したことを特徴とする消火栓装置。
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