JP2002169219A - 監視カメラ用回転台装置 - Google Patents
監視カメラ用回転台装置Info
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- JP2002169219A JP2002169219A JP2000366212A JP2000366212A JP2002169219A JP 2002169219 A JP2002169219 A JP 2002169219A JP 2000366212 A JP2000366212 A JP 2000366212A JP 2000366212 A JP2000366212 A JP 2000366212A JP 2002169219 A JP2002169219 A JP 2002169219A
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- camera housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 監視カメラの映像の品質を簡易な構造により
信頼性高く確保する監視カメラ用回転台装置を提供する
こと。 【解決手段】 前面のガラス板21aを介して撮像可能
に監視カメラ11を収納するカメラ筐体21を、高所に
取り付け固定される固定台22上の回転盤23と支柱2
4とにより水平・垂直方向に回転可能に支持する監視カ
メラ用回転台装置10において、固定台22上に噴水孔
41と空気孔42を配置して、洗浄命令を入力されたと
き、前面のガラス板21aが噴水孔41と空気孔42に
向く洗浄位置までカメラ筐体21を回転移動させ、その
ガラス板21aの表面に噴水孔41から洗浄液Wを噴出
させて洗浄した後に空気孔42から噴出する圧縮空気A
を吹き付けて洗浄を行う洗浄部を備える。
信頼性高く確保する監視カメラ用回転台装置を提供する
こと。 【解決手段】 前面のガラス板21aを介して撮像可能
に監視カメラ11を収納するカメラ筐体21を、高所に
取り付け固定される固定台22上の回転盤23と支柱2
4とにより水平・垂直方向に回転可能に支持する監視カ
メラ用回転台装置10において、固定台22上に噴水孔
41と空気孔42を配置して、洗浄命令を入力されたと
き、前面のガラス板21aが噴水孔41と空気孔42に
向く洗浄位置までカメラ筐体21を回転移動させ、その
ガラス板21aの表面に噴水孔41から洗浄液Wを噴出
させて洗浄した後に空気孔42から噴出する圧縮空気A
を吹き付けて洗浄を行う洗浄部を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラ用回転
台装置に関し、詳しくは、無人で監視するためのカメラ
を入れた筐体を回転するものに関する。
台装置に関し、詳しくは、無人で監視するためのカメラ
を入れた筐体を回転するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高所や広大な土地を映像にて
監視する場合に、回転台装置に搭載して回転させること
により監視領域を死角なく撮像する監視カメラが知られ
ており、このような監視カメラを収納した回転台装置は
容易に人間が近寄れないような場所に設置されているこ
とが多く、その設置は人間がその場で行うが、設置後に
はその場には行かずに無人で遠隔地から操作・監視する
ことを可能にする。
監視する場合に、回転台装置に搭載して回転させること
により監視領域を死角なく撮像する監視カメラが知られ
ており、このような監視カメラを収納した回転台装置は
容易に人間が近寄れないような場所に設置されているこ
とが多く、その設置は人間がその場で行うが、設置後に
はその場には行かずに無人で遠隔地から操作・監視する
ことを可能にする。
【0003】この種の監視を実現するには、回転台装置
に搭載する監視カメラが、雨・風・埃により損傷してし
まわないように筐体内に収納するのが一般的ではある
が、この監視カメラの筐体の前面に設けられたガラス板
などの透光板も雨・雪・挨により汚れてしまうので、清
掃して撮像する映像の品質を確保する必要がある。
に搭載する監視カメラが、雨・風・埃により損傷してし
まわないように筐体内に収納するのが一般的ではある
が、この監視カメラの筐体の前面に設けられたガラス板
などの透光板も雨・雪・挨により汚れてしまうので、清
掃して撮像する映像の品質を確保する必要がある。
【0004】このため、監視カメラ用回転台装置は、監
視カメラを収納する筐体前面のガラス板を清掃するため
に、ガラス板表面に摺接しつつ往復移動するワイパー
と、そのガラス板の付近に洗浄液を噴出するノズルと
を、そのカメラ筐体に配設して、無人領域での撮像品質
を常に維持することを可能にしている。なお、このよう
な監視カメラ用回転台装置は、例えば、特開2000−
111992号公報、特開2000−13653号公報
に記載されている。
視カメラを収納する筐体前面のガラス板を清掃するため
に、ガラス板表面に摺接しつつ往復移動するワイパー
と、そのガラス板の付近に洗浄液を噴出するノズルと
を、そのカメラ筐体に配設して、無人領域での撮像品質
を常に維持することを可能にしている。なお、このよう
な監視カメラ用回転台装置は、例えば、特開2000−
111992号公報、特開2000−13653号公報
に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の監視カメラ用回転台装置にあっては、洗浄液
の供給チューブを回転する回転台のハウジング内に配管
してガラス板付近まで延長する必要があることから、太
いチューブを採用することが困難であり、そのために詰
まってしまう恐れがある。そして、洗浄液が出ないまま
ワイパーを作動すると、ガラス表面に付着した挨や砂で
傷つけてしまって、これを繰り返すことによりその傷が
増加すると共に深くなって撮像する映像の品質が劣化し
てしまうという問題があった。
うな従来の監視カメラ用回転台装置にあっては、洗浄液
の供給チューブを回転する回転台のハウジング内に配管
してガラス板付近まで延長する必要があることから、太
いチューブを採用することが困難であり、そのために詰
まってしまう恐れがある。そして、洗浄液が出ないまま
ワイパーを作動すると、ガラス表面に付着した挨や砂で
傷つけてしまって、これを繰り返すことによりその傷が
増加すると共に深くなって撮像する映像の品質が劣化し
てしまうという問題があった。
【0006】さらに、そのチューブが回転台の駆動の妨
げにならないようにする設計や組立作業が煩雑であると
ともに、チューブの可撓性が劣化することにより、ねじ
れによる断線が発生し、その断線による液漏れが生じる
恐れがあるという問題があった。
げにならないようにする設計や組立作業が煩雑であると
ともに、チューブの可撓性が劣化することにより、ねじ
れによる断線が発生し、その断線による液漏れが生じる
恐れがあるという問題があった。
【0007】なお、特開平7−15637号公報に記載
のもののように、洗浄液のタンクとカメラ筐体を一体化
することも考えられるが、回転台は洗浄液のタンクをも
回転動作させなければならず、洗浄液のタンクの容量も
必然的に限られてしまって、無人の監視領域に設置する
のには適さない。
のもののように、洗浄液のタンクとカメラ筐体を一体化
することも考えられるが、回転台は洗浄液のタンクをも
回転動作させなければならず、洗浄液のタンクの容量も
必然的に限られてしまって、無人の監視領域に設置する
のには適さない。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、監視領域を撮像する監視カメラの映
像の品質を簡易な構造により信頼性高く確保することの
できる監視カメラ用回転台装置を提供するものである。
になされたもので、監視領域を撮像する監視カメラの映
像の品質を簡易な構造により信頼性高く確保することの
できる監視カメラ用回転台装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の監視カメラ用回
転台装置は、監視対象を撮像するカメラと、前面に配設
した透光板を介して外部を撮像する前記カメラを収納す
るカメラ筐体と、前記カメラ筐体を垂直・水平方向に回
転させる回転台と、前記カメラ筐体の前記透光板を洗浄
する洗浄部とを備えた監視カメラ用回転台装置であっ
て、前記洗浄部は、洗浄液を噴出する噴水孔を前記回転
台の固定部に配置し、洗浄する場合に前記透光板が前記
噴水孔に向いた状態となる洗浄位置に前記カメラ筐体を
回転させ前記透光板の洗浄を行う構成を有している。
転台装置は、監視対象を撮像するカメラと、前面に配設
した透光板を介して外部を撮像する前記カメラを収納す
るカメラ筐体と、前記カメラ筐体を垂直・水平方向に回
転させる回転台と、前記カメラ筐体の前記透光板を洗浄
する洗浄部とを備えた監視カメラ用回転台装置であっ
て、前記洗浄部は、洗浄液を噴出する噴水孔を前記回転
台の固定部に配置し、洗浄する場合に前記透光板が前記
噴水孔に向いた状態となる洗浄位置に前記カメラ筐体を
回転させ前記透光板の洗浄を行う構成を有している。
【0010】この構成により、カメラ筐体の前面のガラ
ス板等の透光板が雨・雪・挨で汚れたときに、遠隔地か
ら入力するだけで、回転台の駆動によりカメラ筐体が回
転されて、固定部に配置した噴水孔にその透光板を向け
る洗浄位置に移動され、その噴水孔から噴出する洗浄液
により透光板表面の汚れを洗浄することができる。した
がって、噴水孔に洗浄液を供給するチューブは回転台の
固定部に配設するだけで回転するカメラ筐体へと配設す
る必要がなく、その配設する設計や作業を容易に行うこ
とができる。また、太いチューブを採用して詰まりを回
避することができるとともに、チューブにねじりを加え
ることを回避して断線してしまうことを防止することが
できる。このため、確実に透光板に洗浄液を吹き付けて
汚れを除くことができると共に、ワイパーを備える場合
には洗浄液のないままの作動により傷ついてしまうこと
を回避することができる。このことから、簡易な構造で
カメラの撮像映像の品質を信頼性高く確保することがで
きる。
ス板等の透光板が雨・雪・挨で汚れたときに、遠隔地か
ら入力するだけで、回転台の駆動によりカメラ筐体が回
転されて、固定部に配置した噴水孔にその透光板を向け
る洗浄位置に移動され、その噴水孔から噴出する洗浄液
により透光板表面の汚れを洗浄することができる。した
がって、噴水孔に洗浄液を供給するチューブは回転台の
固定部に配設するだけで回転するカメラ筐体へと配設す
る必要がなく、その配設する設計や作業を容易に行うこ
とができる。また、太いチューブを採用して詰まりを回
避することができるとともに、チューブにねじりを加え
ることを回避して断線してしまうことを防止することが
できる。このため、確実に透光板に洗浄液を吹き付けて
汚れを除くことができると共に、ワイパーを備える場合
には洗浄液のないままの作動により傷ついてしまうこと
を回避することができる。このことから、簡易な構造で
カメラの撮像映像の品質を信頼性高く確保することがで
きる。
【0011】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記洗浄部は、前記カメラ筐体
を撮像位置から前記洗浄位置に回転させ前記透光板の洗
浄後に前記撮像位置に回転させる構成を有することによ
り、監視するための撮像を中断して、カメラ筐体を撮像
位置から洗浄位置に回転させてその透光板を洗浄した後
に再度撮像位置に戻る、所謂プリセット制御動作を実行
することができ、回転操作を行うことなく、クリアーな
映像を確保しつつ監視を継続することができる。
発明特定事項に加えて、前記洗浄部は、前記カメラ筐体
を撮像位置から前記洗浄位置に回転させ前記透光板の洗
浄後に前記撮像位置に回転させる構成を有することによ
り、監視するための撮像を中断して、カメラ筐体を撮像
位置から洗浄位置に回転させてその透光板を洗浄した後
に再度撮像位置に戻る、所謂プリセット制御動作を実行
することができ、回転操作を行うことなく、クリアーな
映像を確保しつつ監視を継続することができる。
【0012】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記噴水孔の近傍に圧縮空気を
噴出する空気孔を設け、前記カメラ筐体が前記洗浄位置
に回転したときに前記空気孔から前記透光板に前記圧縮
空気を当てて付着物を除去する構成を有することによ
り、噴水孔から噴出する洗浄液で透光板を洗浄した後
に、空気孔から透光板に圧縮空気を吹き付けてその表面
の水滴を吹き飛ばすことができ、ワイパーなどの省略を
可能にして透光板に傷つけることを回避し、長期間の透
光板の透過性能を確保することができる。また、空気孔
は、噴水孔と連動して圧縮空気を噴出するだけでなく、
洗浄液の前または単独で透光板に吹き付けて付着物を吹
き飛ばすように使用することもできる。
発明特定事項に加えて、前記噴水孔の近傍に圧縮空気を
噴出する空気孔を設け、前記カメラ筐体が前記洗浄位置
に回転したときに前記空気孔から前記透光板に前記圧縮
空気を当てて付着物を除去する構成を有することによ
り、噴水孔から噴出する洗浄液で透光板を洗浄した後
に、空気孔から透光板に圧縮空気を吹き付けてその表面
の水滴を吹き飛ばすことができ、ワイパーなどの省略を
可能にして透光板に傷つけることを回避し、長期間の透
光板の透過性能を確保することができる。また、空気孔
は、噴水孔と連動して圧縮空気を噴出するだけでなく、
洗浄液の前または単独で透光板に吹き付けて付着物を吹
き飛ばすように使用することもできる。
【0013】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記空気孔から噴出する前記圧
縮空気を前記噴水孔の噴出口に導いて吹き付ける手段を
配設した構成を有することにより、噴水孔の噴出口に付
着した埃などを空気孔から噴出する圧縮空気により除去
することができ、噴水孔が詰まって洗浄不能になってし
まうことを回避して、カメラによる高品質な映像の撮像
を信頼性高く確保することができる。
発明特定事項に加えて、前記空気孔から噴出する前記圧
縮空気を前記噴水孔の噴出口に導いて吹き付ける手段を
配設した構成を有することにより、噴水孔の噴出口に付
着した埃などを空気孔から噴出する圧縮空気により除去
することができ、噴水孔が詰まって洗浄不能になってし
まうことを回避して、カメラによる高品質な映像の撮像
を信頼性高く確保することができる。
【0014】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部内に、前記カメ
ラ筐体の回転により前記孔の噴出方向を開閉するように
空間を形成し、前記空間は前記カメラ筐体が前記洗浄位
置に回転したときに前記孔の噴出方向を開口する構成を
有することにより、洗浄動作を実行する際に噴出方向を
開放して噴水孔や空気孔から洗浄液や圧縮空気を透光板
に吹き付けることができる一方、洗浄動作を実行しない
ときには、噴水孔や空気孔の噴出口を外部から覆って埃
が溜まって目詰まりしてしまうことを防止することがで
き、カメラによる高品質な映像の撮像を信頼性高く確保
することができる。
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部内に、前記カメ
ラ筐体の回転により前記孔の噴出方向を開閉するように
空間を形成し、前記空間は前記カメラ筐体が前記洗浄位
置に回転したときに前記孔の噴出方向を開口する構成を
有することにより、洗浄動作を実行する際に噴出方向を
開放して噴水孔や空気孔から洗浄液や圧縮空気を透光板
に吹き付けることができる一方、洗浄動作を実行しない
ときには、噴水孔や空気孔の噴出口を外部から覆って埃
が溜まって目詰まりしてしまうことを防止することがで
き、カメラによる高品質な映像の撮像を信頼性高く確保
することができる。
【0015】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部と前記固定部と
の間に、前記孔を配置したスペース内への埃の侵入を防
止する挨侵入防止パッキングを配設した構成を有するこ
とにより、回転台の固定部と回転部との間から挨が侵入
するのを防止して、噴水孔や空気孔の噴出口に挨が溜ま
って目詰まりしてしまうことを防止することができ、カ
メラによる高品質な映像の撮像を信頼性高く確保するこ
とができる。
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部と前記固定部と
の間に、前記孔を配置したスペース内への埃の侵入を防
止する挨侵入防止パッキングを配設した構成を有するこ
とにより、回転台の固定部と回転部との間から挨が侵入
するのを防止して、噴水孔や空気孔の噴出口に挨が溜ま
って目詰まりしてしまうことを防止することができ、カ
メラによる高品質な映像の撮像を信頼性高く確保するこ
とができる。
【0016】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部に、前記カメラ
筐体の回転に伴って前記孔の噴出口に摺接して清掃する
ブラシを配設した構成を有することにより、カメラ筐体
を回転させるために回転台の回転部が動作する度に、挨
が溜まって目詰まりしてしまう前に、噴水孔や空気孔の
噴出口をブラシで清掃することができ、カメラによる高
品質な映像の撮像を信頼性高く確保することができる。
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体を回転可能に前
記固定部に支持する前記回転台の回転部に、前記カメラ
筐体の回転に伴って前記孔の噴出口に摺接して清掃する
ブラシを配設した構成を有することにより、カメラ筐体
を回転させるために回転台の回転部が動作する度に、挨
が溜まって目詰まりしてしまう前に、噴水孔や空気孔の
噴出口をブラシで清掃することができ、カメラによる高
品質な映像の撮像を信頼性高く確保することができる。
【0017】本発明の監視カメラ用回転台装置は、上記
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体内の前記カメラ
で撮像可能に前記透光板の表面を映す鏡を配置した構成
を有することにより、設置場所に行かなくても、撮像映
像からカメラ筐体の透光板表面の汚れなどを確認するこ
とができ、適宜処置をすることによりカメラによる高品
質な映像の撮像を信頼性高く確保することができる。
発明特定事項に加えて、前記カメラ筐体内の前記カメラ
で撮像可能に前記透光板の表面を映す鏡を配置した構成
を有することにより、設置場所に行かなくても、撮像映
像からカメラ筐体の透光板表面の汚れなどを確認するこ
とができ、適宜処置をすることによりカメラによる高品
質な映像の撮像を信頼性高く確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図9は本発明に係る監視カメラ用回転台
装置の第1実施形態を示す図である。
明する。図1〜図9は本発明に係る監視カメラ用回転台
装置の第1実施形態を示す図である。
【0019】図1〜図3において、監視カメラ用回転台
装置10は、監視地域をもれなく監視することができる
ように監視映像を撮像する搭載監視カメラ11の撮像方
向を垂直・水平方向に回転させるようになっており、遠
隔地の監視システム12のキーボードなどの操作手段1
3から入力された制御信号Sに従って、監視カメラ11
が撮像映像Pを送信してモニタなどの表示手段14が監
視可能に表示出力するのと同様に、監視カメラ用回転台
装置10もその監視システム12から遠隔操作すること
ができるように構築されている。なお、監視システム1
2の操作手段13や表示手段14などは、伝送I/F1
5を介して監視カメラ11に接続されており、増幅器1
6により信号強度を増幅された監視カメラ11の映像信
号Pを受け取るようになっている。
装置10は、監視地域をもれなく監視することができる
ように監視映像を撮像する搭載監視カメラ11の撮像方
向を垂直・水平方向に回転させるようになっており、遠
隔地の監視システム12のキーボードなどの操作手段1
3から入力された制御信号Sに従って、監視カメラ11
が撮像映像Pを送信してモニタなどの表示手段14が監
視可能に表示出力するのと同様に、監視カメラ用回転台
装置10もその監視システム12から遠隔操作すること
ができるように構築されている。なお、監視システム1
2の操作手段13や表示手段14などは、伝送I/F1
5を介して監視カメラ11に接続されており、増幅器1
6により信号強度を増幅された監視カメラ11の映像信
号Pを受け取るようになっている。
【0020】そして、この監視カメラ用回転台装置10
は、例えば、市外地域・空港の敷地内・牧場敷地内・自
動車コース・遊園地・テーマパーク・工場敷地内等の高
所に設置されて、そこの安全・火災・防犯・観察などの
監視をするために広範囲の監視地域の映像を高性能の監
視カメラ11で撮像する監視作業を、監視システム12
を配置した遠隔地の監視制御室で行うことを実現する
が、その監視地域への設置時に用いた高所に取り付ける
ための足場が取られると、容易にメンテナンスを行うこ
とはできないことから、定期的な清掃などについてはメ
ンテナンスフリーとして作業を最大限省略することがで
きるようになっている。
は、例えば、市外地域・空港の敷地内・牧場敷地内・自
動車コース・遊園地・テーマパーク・工場敷地内等の高
所に設置されて、そこの安全・火災・防犯・観察などの
監視をするために広範囲の監視地域の映像を高性能の監
視カメラ11で撮像する監視作業を、監視システム12
を配置した遠隔地の監視制御室で行うことを実現する
が、その監視地域への設置時に用いた高所に取り付ける
ための足場が取られると、容易にメンテナンスを行うこ
とはできないことから、定期的な清掃などについてはメ
ンテナンスフリーとして作業を最大限省略することがで
きるようになっている。
【0021】監視カメラ用回転台装置10は、前面には
め込んだガラス板(透光板)21aを介して外環境を撮
像可能に監視カメラ11を収納するカメラ筐体21を、
その撮像方向(ガラス板21aの向かう方向)を垂直・
水平方向に回転可能に、高所に取り付け固定される固定
台(固定部)22上に支持するようになっており、この
固定台22上には、360°の水平回転をする回転盤2
3を設置すると共にさらにその回転盤23には上方向に
90°、下方向に10°〜30°の垂直回転を可能にカ
メラ筐体21の両側面を軸支する一対の支柱24を取り
付けて、そのカメラ筐体21を水平・垂直方向に回転さ
せる回転部を構築している。この回転盤23および支柱
24の回転軸は、モータ25、26により回転駆動する
ようになっており、増幅器27、28により信号強度を
増幅して伝送I/F15を介して監視システム12の操
作手段13や表示手段14などとの間で制御信号などを
やり取りするCPU31が、メモリ32内に格納する制
御プログラムに従って回転制御回路33、34で生成し
た制御信号をそのモータ25、26に送って駆動制御す
ることにより、カメラ筐体21内の監視カメラ11の撮
像方向が監視領域に向くように回転動作させる。
め込んだガラス板(透光板)21aを介して外環境を撮
像可能に監視カメラ11を収納するカメラ筐体21を、
その撮像方向(ガラス板21aの向かう方向)を垂直・
水平方向に回転可能に、高所に取り付け固定される固定
台(固定部)22上に支持するようになっており、この
固定台22上には、360°の水平回転をする回転盤2
3を設置すると共にさらにその回転盤23には上方向に
90°、下方向に10°〜30°の垂直回転を可能にカ
メラ筐体21の両側面を軸支する一対の支柱24を取り
付けて、そのカメラ筐体21を水平・垂直方向に回転さ
せる回転部を構築している。この回転盤23および支柱
24の回転軸は、モータ25、26により回転駆動する
ようになっており、増幅器27、28により信号強度を
増幅して伝送I/F15を介して監視システム12の操
作手段13や表示手段14などとの間で制御信号などを
やり取りするCPU31が、メモリ32内に格納する制
御プログラムに従って回転制御回路33、34で生成し
た制御信号をそのモータ25、26に送って駆動制御す
ることにより、カメラ筐体21内の監視カメラ11の撮
像方向が監視領域に向くように回転動作させる。
【0022】なお、このCPU31は、気象センサ35
から外気温や降雨の有無などの検出データを受け取っ
て、例えば、監視カメラ11に影響するほどの低温にな
ったときには温度制御回路36を介してカメラ筐体21
内のヒータ37に通電し設定温度に暖めたり、タイマー
38の計時に従って監視作業などを行うことができ、例
えば、カメラ筐体21内の監視カメラ11の撮像方向を
自動的に変更することもできるようになっている。
から外気温や降雨の有無などの検出データを受け取っ
て、例えば、監視カメラ11に影響するほどの低温にな
ったときには温度制御回路36を介してカメラ筐体21
内のヒータ37に通電し設定温度に暖めたり、タイマー
38の計時に従って監視作業などを行うことができ、例
えば、カメラ筐体21内の監視カメラ11の撮像方向を
自動的に変更することもできるようになっている。
【0023】さらに、この監視カメラ用回転台装置10
には、太いチューブ等を容易に配設することのできる回
転しない固定台22の上面より突出して洗浄液(水や洗
浄剤を含む液体)Wを噴出する噴水孔41と圧縮空気A
を噴出する空気孔42とが隣接して配置されており、こ
の噴水孔41および空気孔42は、回転盤23が予め設
定されている洗浄角度(洗浄位置)に回転したときに、
その回転盤23内に画成されているキャビティ(空間)
43内に位置(露出)して、図4および図5に示すよう
に、カメラ筐体21がその噴水孔41や空気孔42にガ
ラス板21aを向ける洗浄角度に回転した状態のときに
洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出して付着物を吹き飛ばす洗
浄作業を行うように洗浄部が構築されている。
には、太いチューブ等を容易に配設することのできる回
転しない固定台22の上面より突出して洗浄液(水や洗
浄剤を含む液体)Wを噴出する噴水孔41と圧縮空気A
を噴出する空気孔42とが隣接して配置されており、こ
の噴水孔41および空気孔42は、回転盤23が予め設
定されている洗浄角度(洗浄位置)に回転したときに、
その回転盤23内に画成されているキャビティ(空間)
43内に位置(露出)して、図4および図5に示すよう
に、カメラ筐体21がその噴水孔41や空気孔42にガ
ラス板21aを向ける洗浄角度に回転した状態のときに
洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出して付着物を吹き飛ばす洗
浄作業を行うように洗浄部が構築されている。
【0024】また、カメラ筐体21には、ガラス板21
aをはめ込んだ前面側下辺の回転軌跡に沿う形状に形成
されたカバー44がその下部に取り付けられており、こ
のカバー44は、図6に示すように、カメラ筐体21が
洗浄角度以外のときには回転盤23のキャビティ43の
天面を覆って埃などが侵入して溜まってしまうことを防
止する一方、洗浄角度に回転したときには、図7に示す
ように、回転盤23のキャビティ43の天面を開放して
噴水孔41や空気孔42がガラス板21aに向かって露
出することを許容するようになっている。
aをはめ込んだ前面側下辺の回転軌跡に沿う形状に形成
されたカバー44がその下部に取り付けられており、こ
のカバー44は、図6に示すように、カメラ筐体21が
洗浄角度以外のときには回転盤23のキャビティ43の
天面を覆って埃などが侵入して溜まってしまうことを防
止する一方、洗浄角度に回転したときには、図7に示す
ように、回転盤23のキャビティ43の天面を開放して
噴水孔41や空気孔42がガラス板21aに向かって露
出することを許容するようになっている。
【0025】一方、固定台22と回転盤23は、図8お
よび図9に示すように、対面する上面22aと下面23
aの間に一定間隔の隙間Lを形成することにより、その
相対回転を可能にしてカメラ筐体21を水平回転可能に
支持するが、その隙間Lには、周囲を囲う枠形状に形成
された挨侵入防止用パッキング45が固定台22に固設
されており(回転盤23側に固設するようにしてもよ
い)、このパッキング45は、固設された固定台22に
対向する回転盤23の下面23aに軽く触れるように隙
間Lの幅程度に形成することにより、その隙間Lから外
部の埃が侵入して固定台22の上面22aに配置した噴
水孔41や空気孔42の噴出口が目詰まりして適正な力
で洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出することができなくなっ
てしまうことを防止するようになっている。
よび図9に示すように、対面する上面22aと下面23
aの間に一定間隔の隙間Lを形成することにより、その
相対回転を可能にしてカメラ筐体21を水平回転可能に
支持するが、その隙間Lには、周囲を囲う枠形状に形成
された挨侵入防止用パッキング45が固定台22に固設
されており(回転盤23側に固設するようにしてもよ
い)、このパッキング45は、固設された固定台22に
対向する回転盤23の下面23aに軽く触れるように隙
間Lの幅程度に形成することにより、その隙間Lから外
部の埃が侵入して固定台22の上面22aに配置した噴
水孔41や空気孔42の噴出口が目詰まりして適正な力
で洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出することができなくなっ
てしまうことを防止するようになっている。
【0026】すなわち、監視カメラ用回転台装置10
は、監視システム12の操作手段13から手動入力され
た洗浄命令を受け取ったときに、CPU31がモータ2
5、26を駆動制御してガラス板21aが噴水孔41や
空気孔42に向かう洗浄位置にカメラ筐体21を回転移
動させた後に、これら噴水孔41や空気孔42から噴出
する洗浄液Wや圧縮空気Aによりそのガラス板21aの
表面を洗浄することができるようになっており、プリセ
ット制御命令を操作手段13からの手動入力あるいはタ
イマー38による定時入力などされたときにはこの洗浄
後には洗浄位置に移動する前の撮像位置に復帰するよう
になっている。
は、監視システム12の操作手段13から手動入力され
た洗浄命令を受け取ったときに、CPU31がモータ2
5、26を駆動制御してガラス板21aが噴水孔41や
空気孔42に向かう洗浄位置にカメラ筐体21を回転移
動させた後に、これら噴水孔41や空気孔42から噴出
する洗浄液Wや圧縮空気Aによりそのガラス板21aの
表面を洗浄することができるようになっており、プリセ
ット制御命令を操作手段13からの手動入力あるいはタ
イマー38による定時入力などされたときにはこの洗浄
後には洗浄位置に移動する前の撮像位置に復帰するよう
になっている。
【0027】具体的には、監視システム12において、
カメラ筐体21のガラス板21aの表面を洗浄するため
に洗浄命令が入力されたときには、CPU31は、予め
メモリ32内に設定されている回転位置情報を読み出し
て(この回転位置情報は伝送I/F15を介して監視シ
ステム12から受け取るようにしてもよい)駆動指示信
号を生成(変換)して回転制御回路33により水平モー
タ25を駆動させることによって、回転盤23を洗浄角
度まで回転させると共に、その回転量をメモリ32内に
格納保持しておき、また、同様に回転制御回路34によ
り上下モータ26を駆動させることによって、カメラ筐
体21を設定角度まで回転させるとともにその回転量を
保持することによって、ガラス板21aが噴水孔41や
空気孔42に向かう洗浄位置にカメラ筐体21を回転移
動させることができる。
カメラ筐体21のガラス板21aの表面を洗浄するため
に洗浄命令が入力されたときには、CPU31は、予め
メモリ32内に設定されている回転位置情報を読み出し
て(この回転位置情報は伝送I/F15を介して監視シ
ステム12から受け取るようにしてもよい)駆動指示信
号を生成(変換)して回転制御回路33により水平モー
タ25を駆動させることによって、回転盤23を洗浄角
度まで回転させると共に、その回転量をメモリ32内に
格納保持しておき、また、同様に回転制御回路34によ
り上下モータ26を駆動させることによって、カメラ筐
体21を設定角度まで回転させるとともにその回転量を
保持することによって、ガラス板21aが噴水孔41や
空気孔42に向かう洗浄位置にカメラ筐体21を回転移
動させることができる。
【0028】この後に、噴水孔41からは、CPU31
がコンプレッサ制御回路51を介してコンプレッサ53
を駆動制御することによって、パイプ55から供給され
て管内圧力を高めるように圧縮する洗浄液Wを開放弁5
7の一定時間の開口により適切な勢いで噴出させてカメ
ラ筐体21のガラス板21a表面を洗浄する一方、空気
孔42でも同様に、CPU31がコンプレッサ制御回路
52を介してコンプレッサ54を駆動制御することによ
って、圧縮空気Aを開放弁58の一定時間の開口により
適切な勢いで噴出させてそのガラス板21a表面の洗浄
液Wを含めて付着物を吹き飛ばすことができる。
がコンプレッサ制御回路51を介してコンプレッサ53
を駆動制御することによって、パイプ55から供給され
て管内圧力を高めるように圧縮する洗浄液Wを開放弁5
7の一定時間の開口により適切な勢いで噴出させてカメ
ラ筐体21のガラス板21a表面を洗浄する一方、空気
孔42でも同様に、CPU31がコンプレッサ制御回路
52を介してコンプレッサ54を駆動制御することによ
って、圧縮空気Aを開放弁58の一定時間の開口により
適切な勢いで噴出させてそのガラス板21a表面の洗浄
液Wを含めて付着物を吹き飛ばすことができる。
【0029】そして、監視システム12において、洗浄
命令としてプリセット制御が選択実行されているときに
は、CPU31は、カメラ筐体21のガラス板21aの
洗浄後に、メモリ32内に保持する回転量だけ逆方向に
水平モータ25と上下モータ26を駆動させて、洗浄制
御を開始する前の監視位置にカメラ筐体21(監視カメ
ラ11)を復帰させることができる。
命令としてプリセット制御が選択実行されているときに
は、CPU31は、カメラ筐体21のガラス板21aの
洗浄後に、メモリ32内に保持する回転量だけ逆方向に
水平モータ25と上下モータ26を駆動させて、洗浄制
御を開始する前の監視位置にカメラ筐体21(監視カメ
ラ11)を復帰させることができる。
【0030】したがって、カメラ筐体21内の監視カメ
ラ11が高品質の映像を撮像するにはガラス板21aの
透過度が直接影響するので、監視カメラ用回転台装置1
0を高所に設置する場合には、そのガラス板21a表面
の清掃が問題になり、一般に行われているようにワイパ
ーを往復駆動させるにしても、自動車のワイパーのよう
にどうしても拭き残しが発生し、また、乾いた状態でワ
イパーが動作する状態になってしまうとガラス板21a
に傷が付いて映像品質を劣化させる恐れがあるが、この
監視カメラ用回転台装置10を採用することにより、監
視システム12から簡易な操作をするだけで、ワイパー
によらずに洗浄液Wの吹き付けによりガラス板21aの
表面を洗浄することができるとともに、その洗浄液Wも
圧縮空気Aを吹き付けて取り除くことができ、長期間に
わたって現場でのメンテナンスフリーとすることができ
る。
ラ11が高品質の映像を撮像するにはガラス板21aの
透過度が直接影響するので、監視カメラ用回転台装置1
0を高所に設置する場合には、そのガラス板21a表面
の清掃が問題になり、一般に行われているようにワイパ
ーを往復駆動させるにしても、自動車のワイパーのよう
にどうしても拭き残しが発生し、また、乾いた状態でワ
イパーが動作する状態になってしまうとガラス板21a
に傷が付いて映像品質を劣化させる恐れがあるが、この
監視カメラ用回転台装置10を採用することにより、監
視システム12から簡易な操作をするだけで、ワイパー
によらずに洗浄液Wの吹き付けによりガラス板21aの
表面を洗浄することができるとともに、その洗浄液Wも
圧縮空気Aを吹き付けて取り除くことができ、長期間に
わたって現場でのメンテナンスフリーとすることができ
る。
【0031】また、この監視カメラ用回転台装置10
は、固定台22に噴水孔41や空気孔42を配置するの
で、これに連結するチューブ等を太めにして引き回すこ
とができ、回転部以外から大量の洗浄液W等を供給する
ことができるとともに、また、回転しないために捩れて
破断してしまうこともなく、洗浄液Wの漏洩によって内
部機構が錆びてしまったり、電気回路で事故を起こすこ
となどの心配もなくすことができる。
は、固定台22に噴水孔41や空気孔42を配置するの
で、これに連結するチューブ等を太めにして引き回すこ
とができ、回転部以外から大量の洗浄液W等を供給する
ことができるとともに、また、回転しないために捩れて
破断してしまうこともなく、洗浄液Wの漏洩によって内
部機構が錆びてしまったり、電気回路で事故を起こすこ
となどの心配もなくすことができる。
【0032】このように本実施形態においては、監視シ
ステム12から入力操作するだけで、洗浄位置に回転さ
せたカメラ筐体21前面のガラス板21aに、カバー4
4やパッキング45により埃が溜まって目詰まりさせて
しまうことを回避するキャビティ43内の噴水孔41か
ら洗浄液Wを噴出させると共に、空気孔42から圧縮空
気Aを吹き付けて洗浄することができ、この洗浄後には
監視位置に復帰することができる。これら噴水孔41や
空気孔42は固定台22に配置することにより、連結す
るチューブを太めにして詰まってしまうことを回避する
ことができ、そのチューブが回転力により損傷してしま
うこともない。
ステム12から入力操作するだけで、洗浄位置に回転さ
せたカメラ筐体21前面のガラス板21aに、カバー4
4やパッキング45により埃が溜まって目詰まりさせて
しまうことを回避するキャビティ43内の噴水孔41か
ら洗浄液Wを噴出させると共に、空気孔42から圧縮空
気Aを吹き付けて洗浄することができ、この洗浄後には
監視位置に復帰することができる。これら噴水孔41や
空気孔42は固定台22に配置することにより、連結す
るチューブを太めにして詰まってしまうことを回避する
ことができ、そのチューブが回転力により損傷してしま
うこともない。
【0033】したがって、噴水孔41や空気孔42に連
結するチューブの配設を簡易な構造にして設計・作業を
容易化することができ、長期にわたって、カメラ筐体2
1内に設置する監視カメラ11による高品質な監視映像
の撮像を確保することができる。
結するチューブの配設を簡易な構造にして設計・作業を
容易化することができ、長期にわたって、カメラ筐体2
1内に設置する監視カメラ11による高品質な監視映像
の撮像を確保することができる。
【0034】なお、本実施形態においては、ワイパーを
備えていない監視カメラ用回転台装置10を説明する
が、図10に示すように、ワイパー100を設けてもよ
いことはいうまでもなく、この場合には、洗浄液Wや圧
縮空気Aにより吹き飛ばすことのできないような付着物
でも、洗浄液Wを吹き付けた後に、そのワイパー100
により除去することができる。
備えていない監視カメラ用回転台装置10を説明する
が、図10に示すように、ワイパー100を設けてもよ
いことはいうまでもなく、この場合には、洗浄液Wや圧
縮空気Aにより吹き飛ばすことのできないような付着物
でも、洗浄液Wを吹き付けた後に、そのワイパー100
により除去することができる。
【0035】次に、図11および図12は本発明に係る
監視カメラ用回転台装置の第2実施形態を示す図であ
る。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成
されているので、同様な構成には同一の符号を付して特
徴部分を説明する(以下で説明する実施形態でも同様と
する)。
監視カメラ用回転台装置の第2実施形態を示す図であ
る。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成
されているので、同様な構成には同一の符号を付して特
徴部分を説明する(以下で説明する実施形態でも同様と
する)。
【0036】図11および図12において、監視カメラ
用回転台装置10は、固定台22の上面22aに対面す
る回転盤23の下面23aにブラシ61、62が固設さ
れており、このブラシ61、62は、噴水孔41と空気
孔42をカメラ筐体21のガラス板21aに対向させる
空間を画成するキャビティ43の正逆の両回転方向に隣
接する位置に配置されて、回転盤23の回転に伴って噴
水孔41と空気孔42の噴出口41a、42aに摺接す
るようになっている。
用回転台装置10は、固定台22の上面22aに対面す
る回転盤23の下面23aにブラシ61、62が固設さ
れており、このブラシ61、62は、噴水孔41と空気
孔42をカメラ筐体21のガラス板21aに対向させる
空間を画成するキャビティ43の正逆の両回転方向に隣
接する位置に配置されて、回転盤23の回転に伴って噴
水孔41と空気孔42の噴出口41a、42aに摺接す
るようになっている。
【0037】したがって、噴水孔41と空気孔42の設
置スペースに外部から侵入した埃があったとしても噴出
口41a、42a付近から掻き落とすことができ、目詰
まりして適正な力で洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出するこ
とができなくなってしまうことを防止することができ
る。
置スペースに外部から侵入した埃があったとしても噴出
口41a、42a付近から掻き落とすことができ、目詰
まりして適正な力で洗浄液Wや圧縮空気Aを噴出するこ
とができなくなってしまうことを防止することができ
る。
【0038】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、監視カメラ11による
撮像方向(監視位置)を変更するためにカメラ筐体21
(回転盤23)を回転させる度に、噴水孔41と空気孔
42の噴出口41a、42aをブラシ61、62により
清掃することができる。したがって、搭載する監視カメ
ラ11による高品質な監視映像の撮像を信頼性高く確保
することができる。
施形態による作用効果に加えて、監視カメラ11による
撮像方向(監視位置)を変更するためにカメラ筐体21
(回転盤23)を回転させる度に、噴水孔41と空気孔
42の噴出口41a、42aをブラシ61、62により
清掃することができる。したがって、搭載する監視カメ
ラ11による高品質な監視映像の撮像を信頼性高く確保
することができる。
【0039】次に、図13〜図15は本発明に係る監視
カメラ用回転台装置の第3実施形態を示す図である。
カメラ用回転台装置の第3実施形態を示す図である。
【0040】図13〜図15において、監視カメラ用回
転台装置10は、固定台22の上面22aに対面する回
転盤23の下面23aに開口する開口71a、71bを
その回転盤23内の円弧形状の経路で連通させる連通孔
71が穿孔されており、この連通孔71は、固定台22
に配置された噴水孔41と空気孔42がキャビティ43
内に位置する洗浄角度から予め設定されている吹飛角度
だけ回転盤23が回転したときに、開口71a、71b
がそれぞれ噴出口41a、42aに対面して、空気孔4
2の噴出する圧縮空気Aを連通孔71内に導入して噴水
孔41に吹き付けるようになっている。
転台装置10は、固定台22の上面22aに対面する回
転盤23の下面23aに開口する開口71a、71bを
その回転盤23内の円弧形状の経路で連通させる連通孔
71が穿孔されており、この連通孔71は、固定台22
に配置された噴水孔41と空気孔42がキャビティ43
内に位置する洗浄角度から予め設定されている吹飛角度
だけ回転盤23が回転したときに、開口71a、71b
がそれぞれ噴出口41a、42aに対面して、空気孔4
2の噴出する圧縮空気Aを連通孔71内に導入して噴水
孔41に吹き付けるようになっている。
【0041】したがって、空気孔42から圧縮空気Aを
噴出させることにより、噴水孔41の噴出口41aに積
もった外部からの埃などを吹き飛ばして清掃することが
でき、目詰まりして適正な力で洗浄液Wや圧縮空気Aを
噴出することができなくなってしまうことを防止するこ
とができる。
噴出させることにより、噴水孔41の噴出口41aに積
もった外部からの埃などを吹き飛ばして清掃することが
でき、目詰まりして適正な力で洗浄液Wや圧縮空気Aを
噴出することができなくなってしまうことを防止するこ
とができる。
【0042】また、この空気孔42による噴水孔41へ
の圧縮空気Aの吹付は、監視システム12の操作手段1
3から吹付命令を手動入力したときに、CPU31が回
転盤23を吹飛角度まで回転させて行ったり、また、プ
リセット制御命令を入力されたときに連続して行って噴
水孔41に付着する洗浄液Wをも吹き飛ばすようにする
こともできる。
の圧縮空気Aの吹付は、監視システム12の操作手段1
3から吹付命令を手動入力したときに、CPU31が回
転盤23を吹飛角度まで回転させて行ったり、また、プ
リセット制御命令を入力されたときに連続して行って噴
水孔41に付着する洗浄液Wをも吹き飛ばすようにする
こともできる。
【0043】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、吹飛命令を手動入力あ
るいは自動入力するだけで、噴水孔41を空気孔42の
噴出する圧縮空気Aにより清掃することができ、例え
ば、上述実施形態におけるブラシ61、62をも備える
場合には、そのブラシ61、62で落としきれない付着
物でもより確実に除去することができる。したがって、
搭載する監視カメラ11による高品質な監視映像の撮像
を信頼性高く確保することができる。
施形態による作用効果に加えて、吹飛命令を手動入力あ
るいは自動入力するだけで、噴水孔41を空気孔42の
噴出する圧縮空気Aにより清掃することができ、例え
ば、上述実施形態におけるブラシ61、62をも備える
場合には、そのブラシ61、62で落としきれない付着
物でもより確実に除去することができる。したがって、
搭載する監視カメラ11による高品質な監視映像の撮像
を信頼性高く確保することができる。
【0044】次に、図16〜図18は本発明に係る監視
カメラ用回転台装置の第4実施形態を示す図である。
カメラ用回転台装置の第4実施形態を示す図である。
【0045】図16〜図18において、監視カメラ用回
転台装置10は、カメラ筐体21の前面に配置されたガ
ラス板21aの表面を内部の監視カメラ11により撮像
可能に映す鏡81が配置されており、この鏡81は、噴
水孔41と空気孔42をカメラ筐体21のガラス板21
aに対向させるための空間(上述実施形態におけるキャ
ビティ43)を外方に拡張したキャビティ83内のスペ
ースに固設されて、反対側に配設されたライト82の照
明するガラス板21aの表面を監視カメラ11により撮
像可能に映すようになっている。
転台装置10は、カメラ筐体21の前面に配置されたガ
ラス板21aの表面を内部の監視カメラ11により撮像
可能に映す鏡81が配置されており、この鏡81は、噴
水孔41と空気孔42をカメラ筐体21のガラス板21
aに対向させるための空間(上述実施形態におけるキャ
ビティ43)を外方に拡張したキャビティ83内のスペ
ースに固設されて、反対側に配設されたライト82の照
明するガラス板21aの表面を監視カメラ11により撮
像可能に映すようになっている。
【0046】したがって、監視システム12の操作手段
13から洗浄命令やプリセット制御命令を入力して、ガ
ラス板21aが噴水孔41や空気孔42に向かう洗浄位
置にカメラ筐体21が回転移動したときに、CPU31
がライト82を点灯すると共に、監視カメラ11の撮像
する鏡81に映る映像でガラス板21aの表面の状態を
確認することができる。
13から洗浄命令やプリセット制御命令を入力して、ガ
ラス板21aが噴水孔41や空気孔42に向かう洗浄位
置にカメラ筐体21が回転移動したときに、CPU31
がライト82を点灯すると共に、監視カメラ11の撮像
する鏡81に映る映像でガラス板21aの表面の状態を
確認することができる。
【0047】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、監視カメラ用回転台装
置10の設置場所に行かなくても、監視カメラ11の撮
像映像によりカメラ筐体21のガラス板21a表面の汚
れなどを確認することができ、適宜、ガラス板21a表
面を繰り返し洗浄することができる。したがって、搭載
する監視カメラ11による高品質な監視映像の撮像を信
頼性高く確保することができる。
施形態による作用効果に加えて、監視カメラ用回転台装
置10の設置場所に行かなくても、監視カメラ11の撮
像映像によりカメラ筐体21のガラス板21a表面の汚
れなどを確認することができ、適宜、ガラス板21a表
面を繰り返し洗浄することができる。したがって、搭載
する監視カメラ11による高品質な監視映像の撮像を信
頼性高く確保することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、遠隔地
から操作して、監視カメラを収納するカメラ筐体前面の
透光板を、回転台の固定部に配置した噴水孔に向けて洗
浄可能な構造にすることにより、カメラ筐体や回転台の
回転動作を考慮することなく、噴水孔に洗浄液を供給す
るチューブとして太いチューブを採用し、容易に設計・
配設作業をすることができ、チューブの断線などを気に
することなく、監視作業を継続することができる。した
がって、カメラによる高品質な映像の撮像を簡易な構造
で長期間にわたって信頼性高く確保することができる、
という優れた効果を有する監視カメラ用回転台装置を提
供することができる。
から操作して、監視カメラを収納するカメラ筐体前面の
透光板を、回転台の固定部に配置した噴水孔に向けて洗
浄可能な構造にすることにより、カメラ筐体や回転台の
回転動作を考慮することなく、噴水孔に洗浄液を供給す
るチューブとして太いチューブを採用し、容易に設計・
配設作業をすることができ、チューブの断線などを気に
することなく、監視作業を継続することができる。した
がって、カメラによる高品質な映像の撮像を簡易な構造
で長期間にわたって信頼性高く確保することができる、
という優れた効果を有する監視カメラ用回転台装置を提
供することができる。
【図1】本発明に係る監視カメラ用回転台装置の第1実
施形態の外観を示す正面図
施形態の外観を示す正面図
【図2】その第1実施形態の外観を示す側面図
【図3】その第1実施形態の構成を示す系統ブロック図
【図4】その第1実施形態の動作を説明する正面状態図
【図5】その第1実施形態の動作を説明する側面状態図
【図6】その第1実施形態の要部構成を示す透視概念図
【図7】その第1実施形態の要部構成の作用を示す透視
概念図
概念図
【図8】その第1実施形態の要部構成を示す正面図
【図9】その第1実施形態の要部構成を示す拡大側面図
【図10】その第1実施形態の他の態様を示す正面図
【図11】本発明に係る監視カメラ用回転台装置の第2
実施形態を示す透視平面図
実施形態を示す透視平面図
【図12】その第2実施形態の要部構成を示す拡大正面
図
図
【図13】本発明に係る監視カメラ用回転台装置の第3
実施形態を示す正面図
実施形態を示す正面図
【図14】その第3実施形態を示す側面図
【図15】その第3実施形態の要部構成を示す拡大断面
図
図
【図16】本発明に係る監視カメラ用回転台装置の第4
実施形態を示す系統ブロック図
実施形態を示す系統ブロック図
【図17】その第4実施形態の動作時を示す正面図
【図18】その第4実施形態の動作時を示す側面図
10 監視カメラ用回転台装置 11 監視カメラ 12 監視システム 13 操作手段 14 表示手段 21 カメラ筐体 21a ガラス板 22 固定台 23 回転盤 24 支柱 31 CPU 41 噴水孔 41a、42a 噴出口 42 空気孔 43、83 キャビティ 44 カバー 45 挨侵入防止用パッキング 61 ブラシ 71 連通孔 81 鏡 82 ライト 100 ワイパー
Claims (8)
- 【請求項1】 前面に配設した透光板を介して外部を撮
像するカメラを収納するカメラ筐体と、前記カメラ筐体
を垂直・水平方向に回転させる回転台と、前記カメラ筐
体の前記透光板を洗浄する洗浄部とを備えた監視カメラ
用回転台装置であって、 前記洗浄部は、洗浄液を噴出する噴水孔を前記回転台の
固定部に配置し、洗浄する場合に前記透光板が前記噴水
孔に向いた状態となる洗浄位置に前記カメラ筐体を回転
させ前記透光板の洗浄を行うことを特徴とする監視カメ
ラ用回転台装置。 - 【請求項2】 前記洗浄部は、前記カメラ筐体を撮像位
置から前記洗浄位置に回転させ前記透光板の洗浄後に前
記撮像位置に回転させることを特徴とする請求項1に記
載の監視カメラ用回転台装置。 - 【請求項3】 前記噴水孔の近傍に圧縮空気を噴出する
空気孔を設け、 前記カメラ筐体が前記洗浄位置に回転したときに前記空
気孔から前記透光板に前記圧縮空気を当てて付着物を除
去することを特徴とする請求項1または2に記載の監視
カメラ用回転台装置。 - 【請求項4】 前記空気孔から噴出する前記圧縮空気を
前記噴水孔の噴出口に導いて吹き付ける手段を配設した
ことを特徴とする請求項3に記載の監視カメラ用回転台
装置。 - 【請求項5】 前記カメラ筐体を回転可能に前記固定部
に支持する前記回転台の回転部内に、前記カメラ筐体の
回転により前記孔の噴出方向を開閉するように空間を形
成し、前記空間は前記カメラ筐体が前記洗浄位置に回転
したときに前記孔の噴出方向を開口することを特徴とす
る請求項1から4のいずれかに記載の監視カメラ用回転
台装置。 - 【請求項6】 前記カメラ筐体を回転可能に前記固定部
に支持する前記回転台の回転部と前記固定部との間に、
前記孔を配置したスペース内への埃の侵入を防止する挨
侵入防止パッキングを配設したことを特徴とする請求項
1から5のいずれかに記載の監視カメラ用回転台装置。 - 【請求項7】 前記カメラ筐体を回転可能に前記固定部
に支持する前記回転台の回転部に、前記カメラ筐体の回
転に伴って前記孔の噴出口に摺接して清掃するブラシを
配設したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに
記載の監視カメラ用回転台装置。 - 【請求項8】 前記カメラ筐体内の前記カメラで撮像可
能に前記透光板の表面を映す鏡を配置したことを特徴と
する請求項1から7のいずれかに記載の監視カメラ用回
転台装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000366212A JP2002169219A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 監視カメラ用回転台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000366212A JP2002169219A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 監視カメラ用回転台装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18836868
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2002169219A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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