JP2023010008A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像をグループ化して格納可能なファイルフォーマットの画像ファイルを展開し、グループの属性に応じた表示を行う。【解決手段】複数の画像を格納可能な画像ファイルフォーマットの画像ファイルについて、画像ファイルに格納される複数の画像のそれぞれが所属するグループを識別する識別情報を取得する。画像ファイルの中身を示す情報として、グループのそれぞれに対応し、グループに所属する画像に基づく表示画像を、グループについて選択された方法に従って設定する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
PC又はスマートフォンで多数のイメージファイルを閲覧する際、一般的に各イメージファイルはアイコンや縮小画像などのサムネイルで一覧表示される。グループ管理された複数のイメージファイルを閲覧する先行技術として、特許文献1がある。特許文献1に開示される技術では、複数の画像の付帯情報に基づいて画像間に共通した関連情報を抽出し、抽出した関連情報に基づいて複数の画像をグループ化した上で、グループごとの画像の表示が行われている。
特開2004-013575号公報
しかしながら、従来技術では、複数の画像を格納してグループ化可能なファイルフォーマット(例えば、HEIF)の画像ファイルを展開する場合に、各画像の属するグループタイプに応じた表示方法で画像を表示する方法が用意されていなかった。
本発明は、複数の画像をグループ化して格納可能なファイルフォーマットの画像ファイルを展開し、グループの属性に応じた表示を行うことを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、複数の画像を格納可能な画像ファイルフォーマットの画像ファイルについて、前記画像ファイルに格納される複数の画像のそれぞれが所属するグループを識別する識別情報を取得する第1の取得手段と、前記画像ファイルの中身を示す情報として、前記グループのそれぞれに対応し、前記グループに所属する画像に基づく表示画像を、前記グループについて選択された方法に従って設定する第1の設定手段と、を備えることを特徴とする。
複数の画像をグループ化して格納可能なファイルフォーマットの画像ファイルを展開し、グループの属性に応じた表示を行う。
実施形態1に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 実施形態1に係る情報処理装置が表示する各ファイルの例を示す図。 実施形態1に係る展開処理の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係るサムネイルの設定処理の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係るサムネイルの表示順決定処理の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係る情報処理装置が扱うファイル構成の一例を示す図。 実施形態1に係る情報処理装置の画像ファイル展開画面の一例を示す図。 実施形態1に係る表示順の異なる画像ファイル展開画面の一例を示す図。 実施形態2に係る展開表示処理の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係る情報処理装置の展開画像の一例を示す図。 実施形態2に係る情報処理装置の展開画像の一例を示す図。 実施形態2に係る情報処理装置の展開画像の一例を示す図。 実施形態2に係る情報処理装置の展開画像の一例を示す図。 実施形態2に係る情報処理装置の展開画像の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
実施形態1に係る情報処理装置は、複数の画像を格納可能な画像ファイルフォーマットの画像ファイルについて、格納されている複数の画像それぞれが所属するグループを識別する識別情報を取得する。次いで、画像ファイルの中身を示す情報として、グループのそれぞれに対応し、グループに所属する画像に基づく表示画像を、グループについて選択された方法に従って設定する。ここで、複数の画像を格納してグループ化可能なファイルフォーマットとしては、例えばHEIF(High Efficiency Image File Format)が用いられる。HEIFフォーマットは、ISOベースメディアファイルフォーマット(ISOBMFF:ISO Base Media File Format)で定められるツールを元に拡張された格納フォーマットである。また、HEIFは、ISO/IEC23008Part12において「Image File Format」という名称で標準化が進行している。すなわち、HEIFファイルは、ISO/IEC23008Part12で定義されるファイルフォーマットに準拠したファイルである。HEIFはメタデータを含む規範的な構造を定めており、メタデータと画像とを関連付ける方法や、特定の形式のメタデータの構成について定めることができる。HEIFファイルの拡張子は、例えばheif、heic、又はavciである。処理対象となる画像ファイルは、複数の画像を格納してグループ化可能なファイルであればHEIFのファイルには限定されないが、以下においてはHEIFファイルを用いるものとして説明を行い、「画像ファイル」との記載はHEIFファイルを指すものとする。
HEIFファイルは、複数の画像をコレクション又はシーケンスとして格納することができる。HEIFにおいては、格納する画像の関連情報をヘッダ情報に記載し、画像のグループ管理を行う方法が規定されている。ここでグループとは、画像ファイルに格納される画像をその属性に応じてグループ化したものであり、例えば共通の識別子が複数の画像に割り振られることにより、それらの画像が同一のグループに属していると定義される。HEIFファイルにおいては、例えば自動露出ブラケット撮像による複数の撮像画像には識別子”aebr”が割り当てられ、撮像画像を合成した合成画像を生成するためのグループ化が行われる。HEIFにおけるグループについての詳細な説明は図6を参照して後述する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置101は、CPU102、メモリ103、管理部104、ユーザインタフェース(UI)部105、通信制御部106、画像処理部107、及び表示部108を備える。情報処理装置101の備える各機能部は、システムバス109を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU102は情報処理装置101の制御部であり、管理部104を制御することにより、メモリ103に格納されたファイルの管理を行う。CPU102は、OS(オペレーティングシステム)、ドライバ、又はアプリケーションなどを実行することができる。メモリ103は記憶領域であり、システムプログラムとアプリケーションとを格納するROMと、CPU102に実行させるためにROM内のデータを読み出すRAMと、を含む。UI部105は、不図示のマウス及びキーボード又はタッチパネルなどを介したユーザ入力を取得する。通信制御部106は、クラウド等、ネットワークを介して外部と通信し、データの送受信を行う。
画像処理部107は、画像の符号化処理及び復号処理を行う。画像処理部107は例えば、H.265(HEVC)、H.264(AVC)、若しくはJPEGなどの画像の符号化及び復号処理を行うビデオコーデックである。本実施形態において処理対象となる画像は予め格納されているものとして説明を行うが、情報処理装置101が撮像部(不図示)を備えて画像を取得してもよく、外部の装置から画像を取得してもよい。また、外部の装置から符号化済みの画像を取得し、画像処理部107による符号化処理が省略されてもよい。画像の符号化処理及び復号処理はどのように行われてもよいが、本実施形態においては公知の処理が用いられるため詳細な説明は省略する。
表示部108は、例えば液晶ディスプレイなどの、情報処理装置101による処理結果などを表示する画面である。表示部108は、詳細は後述するが、グループに応じてCPU102が決定した表示の形式で、画像を表示することができる。表示部108は、例えば画面タッチセンサを備え、GUIを介したユーザによるアプリケーション操作を可能にしてもよい。
本実施形態に係るCPU102は、画像ファイルに含まれる複数の画像が属するグループの種別を示す識別情報を取得する。そのために、CPU102は、画像ファイルを構成する複数のボックスを解析し、画像ファイルに含まれる各情報を取得することが可能である。図6は、HEIFファイルである画像ファイルのボックス構造の一例を示す模式図である。以下、CPU102が解析して取得する、HEIFファイルに格納される情報の一例について説明を行う。なお、これらはHEIFファイルにおける例であり、同様の情報を処理できるのであればこれに限定されるわけではない。
本実施形態においては、画像ファイルの有するボックスは4文字の識別子によって識別され、それぞれ用途別に情報を格納する。以下、各ボックスはそのボックスに割り当てられた4文字の識別子で表される。この例では、画像ファイルは、ボックスとしてftyp、meta、moov、及びmdatを含んでいる。
ftyp(FileTypeBox)は画像ファイルのタイプ/サブタイプを識別するための、brandと呼ばれる4文字の識別子を有する。ftypは、画像ファイルのタイプ/サブタイプを表すための識別子として、例えばmsf1、mif1、hevc、heic、heix、hevx、又はiso8などのbrandを有していてもよい。
meta(MetaDataBox)はメタデータを格納するボックスであり、画像ファイルに含まれる画像が属するグループの種別を示す識別情報を含む。また、metaは、各画像及びその符号化データ、並びに音声ファイルなどの各アイテムのID、メディアデータの符号化に関する情報、又はその画像ファイルへの格納方法に関する情報などの各種情報を格納してもよい。図6の例でmetaは、ボックスとして、hdlr、pitm601、iloc602、iinf603、iref604、iprp605、及びgrpl610を含む。hdlr(HandlerReferenceBox)は、meta内に含まれるコンテンツの構造及びフォーマットを識別するためのハンドラタイプの情報を格納する。
pitm(PrimaryItemBox)601は代表となる画像を示すメタデータ(代表情報)を格納する。代表情報とは、画像ファイルに含まれる画像のうちの優先的に表示する画像に関する情報であり、例えば優先的に表示する画像を指定するアイテムID(識別情報)である。ここで代表となる画像は、表示部108上で画像ファイルのサムネイル画像として表示されるなど、所望の表現のために使用することができる。本実施形態では、代表となる画像を含むグループにおいてはその画像がグループのサムネイル画像として設定され、その画像を含まないグループにおいてはサムネイルとする画像が画像間に設定される優先度に基づいて選択、又は画像の合成によって生成される。画像間に設定される優先度は、後述するiloc602において画像ごとに設定されるアイテムIDに基づいて(例えばIDの番号が小さいほど優先度が高いなど)判断されてもよく、ユーザの入力に基づいて設定されてもよい。
iloc(ItemLocationBox)602は、画像ファイル内の画像及びその符号化データなどの各アイテムのID(すなわち、各画像の識別情報)並びに格納場所(ロケーション)を示す情報を格納する。情報処理装置101が行う各処理においては、画像ファイル内で定義されたアイテムのデータがどこに存在するかを示す情報は、iloc602を参照することにより取得することができる。iinf(ItemInformationBox)603は画像ファイル内の画像の画像アイテム情報を格納する。画像アイテム情報とは、画像ファイル内の各アイテムのID(アイテムID)と、そのアイテムの種別(ここでは、HEVCで符号化された画像であること)を示すアイテムタイプと、アイテムの名称と、を示す情報である。
iref(ItemReferenceBox)604は、画像ファイル内の画像の関連情報を格納する。関連情報とは、画像ファイル内の参照関係にあるアイテムの、どのような参照が行われるのかなどアイテム間の関連付けに関する情報である。本実施形態においては、関連情報は、画像に関連付けられる、その画像がサムネイルとして指定された場合に表示するサムネイルイメージアイテムを示す情報である。サムネイルイメージアイテムは、例えばその画像を表示用に縮小させたものであってもよく、またサムネイル画像と同時に(又は順に)表示させる異なる画像であってもよい。CPU102は、例えばシーケンス型の画像群(非グループ)に含まれる画像について、サムネイル画像に対してずらしつつ重ねて表示する(例えば後述する図7のサムネイル705のように)画像を示す情報を、関連情報として取得することができる。
iprp(ItemPropertyBox)605は、画像ファイル内の画像の属性情報を格納する。そのために、iprp605は、ipco、及びipmaの各ボックスを含んでいる。属性情報とは、画像の幅及び高さ、並びに色コンポーネントの個数及びビット長など、画像の表示に関する情報である。ipco(ImagePropertyContainerBox)は、HEVCのパラメータのセットを示す情報と、画像の幅及び高さを示す情報と、を格納する。ipma(ItemPropertyAssociationBox)は、ipcoに格納されている情報とアイテムIDとの関連付けを示す情報を格納する。
grpl(GroupListBox)610は、各画像が属するグループの種別を示す識別情報を格納する。ここでは、grpl610は、各グループの識別子に対して、そのグループのID(ユニークID)、及びそのグループに所属するアイテムID(iinf603で記される)を関連付けるリストを識別情報として格納することができる。図6の例では、grpl610に、グループの識別子として、グループエントリであるpano606、aebr607、wbbr608、及びiaug609を記録し、そのエントリそれぞれに対応する各アイテムIDのリストを格納している。本実施形態に関しては、CPU102がgrpl610を参照することにより、各画像がグループに関連付けられる。ここでグループに所属するアイテムは画像に限らず、例えば音声データなどであってもよい。
ここでは、CPU102は、グループエントリの識別子を参照して、そのグループの種別を決定することができる。すなわちCPU102は、例えばバースト連続画像群を共通の識別子“brst”に関連付けるなどの方法により、所定の属性を有するアイテム群をグループ化し、参照することが可能となる。ここでは、そのようにグループ化されたアイテム群の属性をそのグループの属性とも呼ぶものとする。以下、HEIFファイルにおけるグループエントリの識別子及びその種別の一例について記載するが、所定の属性を有するアイテム群をグループ化できるのであれば特にこれには限定されない。
グループ識別子が“brst”の場合、そのグループの種別はバースト画像であり、グループ内にはバースト連続画像群を示すデータが記載される。また、グループ識別子が“tsyn”の場合、そのグループの種別は同期画像であり、グループ内には時間同期(同一タイミングで撮像した)画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“iaug”の場合、そのグループの種別はオーディオ関連画像であり、グループ内にはオーディオトラックに対して関連した画像を示すデータが記載される。グループ識別子が“ster”の場合、そのグループの種別はステレオ画像であり、グループ内に3D画像用の異なる視点からの左右画像ペア(最初にリストされたentity_idが左側、二番目のentity_idが右側の視点)の画像を示すデータが記載される。グループ識別子が“aebr”の場合、そのグループの種別は自動露出ブラケットであり、基準となる露出設定から補正幅を変化させて自動的に複数枚撮影された連続画像群を示すデータがグループ内に記載される。グループ識別子が“wbbr”の場合、そのグループの種別はホワイトバランスブラケットであり、グループ内にホワイトバランス(色温度)を変化させた連続画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“fobr”の場合、そのグループの種別はフォーカスブラケットであり、グループ内にピント位置を変化させた連続画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“afbr”の場合、そのグループの種別はフラッシュブラケットであり、グループ内にフラッシュ露光設定を変化させた連続画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“dobr”の場合、そのグループの種別はデプスブラケットであり、グループ内にデプス設定(視差、奥行き感)を変化させた連続画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“pano”の場合、そのグループの種別はパノラマ画像であり、グループ内にはパノラマ画像を生成するための画像群を示すデータが記載される。また、エンティティグループに関連付けられたpanorama item property 'pano'で、パノラマ画像へと合成される画像群を並べる方向が指定される。グループ識別子が“albc”の場合、そのグループの種別はアルバムコレクションであり、グループ内には閲覧用のコレクション画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“favc”の場合、そのグループの種別はお気に入りコレクションであり、グループ内には“albc”と同様閲覧用のコレクション画像群を示すデータが記載される。グループ識別子が“slid”の場合、そのグループの種別はスライドショーであり、グループ内にはスライドショーで用いる画像群を示すデータが記載される。
なお、本実施形態においては各画像が属するグループと関連付けられるが、何れのグループにも属していない画像が存在してもよく、また複数のグループに属している画像が存在していてもよい。
moov(MovieBox)は、動画のデータに関するメタデータを格納する。moovは、例えば、音声データなど、トラックに属するアイテムの属性、関連情報などを格納することができる。mdat(MediaDataBox)611は、符号化した画像、又は音声データを格納する。
CPU102は、このような画像ファイルを展開して内部の画像を表示する場合の表示形式を、その画像の属するグループの識別情報に基づいて設定する。ここで、画像ファイルを展開する処理とは、その画像ファイルに含まれる画像の一部又は全てを表示する処理のことである。CPU102は例えば、grpl610を参照し、グループごとにサムネイルを生成して表示することが可能である。
ここで、CPU102は、グループの属性に応じて、サムネイル画像を、そのグループに関連付けられている画像のいずれか1つとして設定してもよく、そのグループに関連付けられている画像のうちの複数を合成して生成される合成画像としてもよい。CPU102は、例えば合成画像のグループ(ステレオ画像群“ster”、又はブラケット画像群“aebr”、“wbbr”、“afbr”、若しくは“dobr”など)のサムネイル画像を、その種別に応じた方法で合成される合成画像としてもよい。合成画像の合成方法については公知の技術を用いて行われるため、詳細な説明は省略する。なお、合成画像の情報はiinf603に格納されており、後述するサムネイル画像の表示順で用いる優先度もiinf603を参照して取得される。
またCPU102は、合成画像でないグループについては、そのグループに関連付けられている画像群のうちの1つの画像を選択し、選択した画像をサムネイル画像としてもよい。CPU102は、代表画像がグループに含まれている場合には、そのグループのサムネイル画像を代表画像とする。またCPU102は、各画像に優先度を設定し、グループ内で最も優先度が高い画像をサムネイル画像として設定してもよい。ここでは、画像に割り振られたアイテムIDの番号の昇順(例えば、図6の例ではiinfにおける記載が早い順に)に優先度が高くなるように、各画像の優先度が設定される。この優先度は、画像ファイル内における全画像に対しての優先度であってもよく、グループ内でのみ適用される優先度であってもよい。例えば、ステレオ画像群のグループ“ster”において、CPU102は、左目用の画像の優先度を右目用の画像の優先度よりも高く設定し、サムネイル画像とすることができる。このように、CPU102は、合成画像のグループであっても、そのグループに関連付けられている画像1つをサムネイル画像としてもよい。またCPU102は、複数のグループに関連付けられている画像が存在する場合に、ユーザのお気に入りであることを示すグループ(お気に入りコレクション“favc”)に関連付けられている画像の優先度を、他のグループの画像よりも高く設定してもよい。この場合、“favc”に含まれる画像の優先度は、iinfにおける記載順に高く設定されるものとする。さらにCPU102は、各画像が所属しているグループ数に応じて(例えば、最も多くのグループに所属している画像を優先的にサムネイル画像とするように)優先度を設定してもよい。
図2は、表示部108が表示する展開前の画像ファイルの画面の一例を示す図である。画面201にはファイル202~207のサムネイルアイコンが表示されている。ここで、ファイル202~204及び207は複数の画像を含み拡張子がheicとなるHEIFファイルであり、ファイル205及び206は単一の画像を含み拡張子がjpegとなるJPEGファイルである。CPU102は、ユーザによってHEIFファイルが選択された場合に、そのファイルの展開表示を行うことができる。
また、CPU102は、各サムネイル画像の表示順を設定することができる。この例では、一覧表示におけるグループの表示順序を示す情報が格納されており、CPU102がそれを参照することにより、サムネイル画像の表示順を決定することができる。またCPU102は、代表画像を含むグループが存在する場合に、そのグループを先頭にしたうえで表示順を設定してもよい。またCPU102は、ユーザのお気に入りであることを示すグループ(favc)が存在している場合には、そのグループを先頭にしたうえで表示順を設定してもよい。後述する図6の例では、代表画像を含むグループとfavcとが共に存在する場合には、代表画像のグループを先頭としてfavcは2番目に設定されるが、これらの順番はユーザ任意に設定されてよい。なお、代表画像を含むグループ及びfavcのグループとは異なる、一覧表示においてサムネイル画像が優先的に表示されるグループが存在していてもよい。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置101が行う、画像ファイルの展開表示を行う処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図2に示されるようなGUIを介して画像ファイルの展開指示をユーザから取得した場合に行うことができる。
S301でCPU102は、例えば画像ファイルのヘッダ部にあるmetaボックスを解析し、表示する画像の候補となるコンテンツ画像を抽出する。S302でCPU102は、grpl610を参照し、各コンテンツ画像をグループ別に振り分ける。
S303でCPU102は、画像ファイル内に格納されているコンテンツ画像が1つであるか否かを判定する。コンテンツ画像が1つでない場合には処理はS304へと進み、1つの場合には処理がS308へと進む。
S304でCPU102は、グループごとに、そのグループに関連付けられたコンテンツ画像に基づいてサムネイルとする画像を設定(生成又は取得)する。ここでは、CPU102は、grpl610を参照することにより、各グループに関連付けられたコンテンツ画像を示す情報を取得する。図4は、本実施形態に係るCPU102がS304において行うサムネイル画像の設定処理の一例を示すフローチャートである。
S401でCPU102は、grpl610を参照してグループエントリ606~609の情報を取得する。S402でCPU102は、S401で取得したうちの1つのグループエントリを処理対象として、そのグループエントリについて、アイテムIDに対応するアイテム情報をiinf603から、属性情報をiprp605から取得する。またCPU102は、pitm601を参照して代表画像のアイテムIDを取得する。
S403でCPU102は、S402で処理対象としたグループエントリに含まれるアイテムIDに、代表画像のアイテムIDが含まれているか否かを判定する。含まれている場合には処理がS404へと進み、そうでない場合には処理はS405へと進む。S404でCPU102は、代表画像をサムネイル画像として設定し、処理をS408へと進める。
S405でCPU102は、S402で選択したグループが合成画像のグループであるか否かを判定する。合成画像のグループである場合には処理がS406へと進み、そうでない場合には処理はS407へと進む。S406でCPU102は、グループの属性に応じて合成画像を生成し、その合成画像をサムネイル画像として設定して処理をS408へと進める。CPU102は、例えばブラケット画像のグループについて、ブラケット画像として合成した合成画像をサムネイル画像に設定する。
S407でCPU102は、グループに関連付けられている画像のうちから、画像に設定された優先度に応じてサムネイル画像を選択し、処理をS408へと進める。ここでは、CPU102は、そのグループ内で画像ごとに割り振られたアイテムIDの番号が最も小さいものをサムネイル画像として設定する。
S408でCPU102は、iref604を参照し、サムネイル画像についてサムネイルイメージアイテムを取得する。ここでは、サムネイル画像を表示用に縮小させたものがサムネイルイメージアイテムであるものとする。以下、区別する必要がない場合、そのように縮小させた画像も含めて単に「サムネイル」と呼ぶものとする。
S409でCPU102は、S401で取得した全てのグループエントリをS402で処理対象としたか否かを判定する。まだ処理対象としていないグループエントリがある場合には処理がS402へと戻り、そうでない場合には図4の処理が終了してS305へと進む。
なおCPU102は、画像ファイル内にグループに所属しない画像が存在する場合には、その画像をサムネイル画像として設定する。またCPU102は、画像ファイル内にシーケンス型の画像群(非グループ)が存在する場合には、そのシーケンス中の最初の画像をサムネイル画像としてもよく、画像群のうちの複数画像をずらしつつ重ねて表示するサムネイル画像を生成してもよい。
S305でCPU102は、S304で設定したサムネイル画像に対して、重畳して表示するアイコンを設定する。ここで、アイコンとは、例えば後述する図7などにおいて表示されるような、そのグループの属性を表示する小画像であるものとする。図7の例では、パノラマ画像のグループでは「P」の字とともにパノラマを示すアイコンが表示され、自動露出のグループでは「AE」の文字を含むアイコンが表示され、音声ファイルを含むグループには音符のマークを含むアイコンが表示されている。
S306でCPU102は、S304で設定したサムネイル画像の、一覧表示における表示順を決定する。図6は、本実施形態に係るCPU102がS306において行うサムネイル画像の表示順を設定する処理の一例を示すフローチャートである。
S501でCPU102は、ここでは、CPU102は、iinf603から画像アイテム情報を取得し、一覧表示におけるグループ間の表示順を示す情報を取得する。ここでは、CPU102は、各グループのサムネイル画像の一覧表示における優先度を取得し、優先度に応じた順番を設定する。
S503でCPU102は、S401で取得したグループエントリに、ユーザのお気に入りであることを示すグループが含まれているか否かを判定する。含まれている場合には処理はS504へと進み、そうでない場合には処理はS505へと進む。S504でCPU102は、お気に入りであることを示すグループの表示順を、現在設定されている順番の先頭へと変更し、処理をS505へと進める。
S505でCPU102は、S401で取得したグループエントリに、代表画像が所属しているグループが含まれているか否かを判定する。含まれている場合には処理はS506へと進み、そうでない場合には処理が終了する。S506でCPU102は、代表画像が所属しているグループの表示順を、現在設定されている順番の先頭へと変更し、処理を終了する。
図7は、表示部108が表示する画像ファイルを展開した場合に表示される、格納されている画像をグループごとに表示する一覧画面の一例を示す図である。図7(a)では、図2のファイル202が選択されることによって展開されたウィンドウ701上に、画像202に格納されていた画像から設定されたサムネイル702~707が表示されている。サムネイル702はグループに所属していない単一の画像に対応し、サムネイルとしてもその画像が縮小されて表示されている。サムネイル703はパノラマ画像のグループのサムネイルであり、サムネイル画像に重畳して「P」の文字を含むアイコンが表示されている。サムネイル704は自動露出ブラケットのグループのサムネイルであり、サムネイル画像に重畳して「AE」の文字を含むアイコンが重畳表示されている。サムネイル705はシーケンス型の画像群のサムネイルであり、複数画像をずらして重ねた表示をすることによってシーケンス型であることが表現されている。サムネイル706は音声データを含むグループのサムネイルであり、音符マークを表示するアイコンが重畳表示されている。サムネイル707はホワイトバランスブラケットのグループのサムネイルであり、「WB」の文字を含むアイコンが重畳表示されている。また、図7(b)は、画像が1つのみ格納されているファイルが選択された(ファイル203が選択された)場合の図であり、ウィンドウ701は表示されず、画像708が直接表示されている。
図8は、図7とは異なる一覧画面の一例を示す図である。図8(a)では、ウィンドウ701上に一覧表示されるサムネイルに、お気に入りであることを示すグループfavcのサムネイルが含まれている。この場合、CPU102は、favcグループをウィンドウ701上の先頭に移動させて表示する。またこの例では、サムネイル801がfavcグループのサムネイルをであり、「fav」の文字を示す、強調表示のなされたアイコンが重畳表示されている。このようにCPU102は、優先的に順序を上にして表示するグループなど、所定の条件を満たすグループのアイコンについて、アイコンを強調表示するなどして、他のアイコンとは異なる表示を行ってもよい。図8の例では、普通のアイコンは白背景に黒文字で表示されており、強調表示されるアイコンは黒背景に白文字となっている。
図8(b)は、画像ファイルにホワイトバランスのグループが2つ含まれる場合の一覧表示の例である。図8(b)では、ウィンドウ701上に一覧表示されるサムネイルに、ホワイトバランスのアイコン「WB」が重畳表示されたサムネイルが2つ(806及び807)含まれている。CPU102は、同一の種別のグループであっても、サムネイルの設定を含む各処理はそれぞれ別に行うため、図8(b)に示されるように、それぞれに応じたサムネイルを設定し一覧画面上に表示する。
図8(c)では、ウィンドウ701上に一覧表示されるサムネイルに、アルバムコレクションのグループalbcのサムネイルが含まれている。ここでは、アルバムコレクションは、バースト連続画像群などとは異なり、特定の属性を有さない単純な画像の集合のグループであることから、図8(a)の「fav」のアイコンのように強調表示されたアイコン「ALB」が重畳表示されている。なお、この例ではalbcのグループのサムネイルについて、一覧表示における表示順の変更は行われない。
このような構成によれば、複数の画像を格納可能なファイルフォーマットの画像ファイルについて、格納している画像が所属しているグループそれぞれの識別情報から、そのグループに所属する画像に基づく表示画像を設定することができる。したがって、ブラケット撮像などで生成された複数の画像がグループとして格納されている場合であっても、その属性に応じた適切なサムネイル表示を行うことが可能となる。また、複数の撮像手法によって複数グループに分かれた画像を格納している場合であっても、それらの表示画像をそれぞれ設定し、グループごとの画像の内容と構成を把握しやすい一覧表示を行うことが可能となる。
[実施形態2]
実施形態2に係る情報処理装置101は、実施形態1と同様にして画像ファイルについてサムネイル画像の表示を行う。次いで、情報処理装置101は、ユーザによるサムネイル画像の選択を取得し、選択されたサムネイルに対応するグループに所属する画像の表示を行う。そのために、情報処理装置101は実施形態1と同様の構成を有し同様の処理を行うことが可能であり、重複する説明は省略する。
本実施形態に係るCPU102は、UI部105を介して、上述したユーザによるサムネイル画像の選択を取得する。ここでCPU102は、例えばタッチパネルに表示される図7などの画面上のサムネイル画像に対するユーザのタッチ入力を、そのサムネイルの選択として取得することができる。
CPU102は、選択されたグループの属性に基づいて、各グループに所属している全画像の表示を行うことができる。この処理の例については図9のS902~914を参照して説明するが、グループの属性に応じた処理であれば特にこれには限定されず、この属性としても公知の撮像技術などを任意に用いることができる。
図9は、ユーザによるサムネイル画像の選択を取得した場合に本実施形態に係るCPU102が行う、ユーザに選択されたサムネイルの展開表示処理の一例を示すフローチャートである。S901でCPU102は、ユーザが選択したサムネイルに対応する、グループと画像とを特定する。S902でCPU102は、ユーザが選択したサムネイルが、グループのサムネイルであるか、単一イメージのサムネイルであるかを判定する。グループのサムネイルが選択されている場合には処理をS904へと進め、そうでない場合には処理をS903へと進める。S903でCPU102は、選択されたサムネイルに対応する単一のイメージを表示し、処理を終了する。
S904でCPU102は、選択されたサムネイルがバースト画像のグループであるか否かを判定する。バースト画像のグループである場合には処理がS905へと進み、そうでない場合には処理がS906へと進む。S905でCPU102は、選択されたグループに所属している画像をバースト形式で表示し、処理を終了する。
図10は、バースト画像のグループについて、バースト形式で表示を行う例について説明を行うための図である。図10においては、図2のファイル207が選択された際にウィンドウ701が表示され、次いでウィンドウ701上のサムネイル702が選択された場合の、サムネイル702のグループに所属している画像を一覧表示する一覧表示1001が表示されている。一覧表示1001は、図10に示されるような画像全ての一覧表示であってもよく、各画像を時系列に沿ってコマ送りすることによる動画像としての表示であってもよく、任意の形式による表示が行われてよい。
S906でCPU102は、選択されたサムネイルがスライドショーのグループであるか否かを判定する。スライドショーのグループである場合には処理がS907へと進み、そうでない場合には処理がS908へと進む。S907でCPU102は、選択されたグループに所属している画像をスライドショー形式で表示し、処理を終了する。
S908でCPU102は、選択されたサムネイルがステレオ画像のグループ又はパノラマ画像のグループであるか否かを判定する。ステレオ画像のグループ又はパノラマ画像のグループである場合には処理がS909へと進み、そうでない場合には処理がS912へと進む。S909でCPU102は選択されたグループにおける表示形式の画像(ステレオ画像、又はパノラマ画像)が、利用可能な再生デバイスにおいて再生可能か否かを判定する。再生可能である場合には処理はS910に進み、再生可能でない場合には処理がS911へと進む。S910でCPU102は、そのグループに所属している画像をその表示形式で表示して処理を終了し、S911でCPU102は、そのグループに所属している画像を一覧表示して処理を終了する。
図11は、パノラマ画像のグループについて表示を行う例について説明を行うための図である。図11においては、図2のファイル202が選択された際にウィンドウ701が表示され、次いでウィンドウ701上のサムネイル703が選択された場合の、サムネイル703のグループに所属している画像を一覧表示する一覧表示1101が表示されている。ここでは、S909の処理でパノラマ画像の再生が不可能と判断されており、各画像が一覧表示されているが、再生可能であればパノラマ画像へと合成された画像が表示されても構わない。
S912でCPU102は、選択されたサムネイルがブラケット画像のグループであるか否かを判定する。ブラケット画像のグループである場合には処理がS913へと進み、そうでない場合には処理がS914へと進む。S913でCPU102は、選択されたグループに所属している画像を、自動露出ブラケット、ホワイトバランスブラケットなど、選択されたグループに応じたブラケット撮像の方法に基づいて合成した合成画像を表示し、処理を終了する。S914でCPU102は、選択されたグループに所属している画像を(例えば、お気に入りグループ、又はアルバムコレクショングループであるものとして)一覧表示して処理を終了する。
図12は、ブラケット画像のグループについて、自動露出ブラケット撮像の形式で表示を行う例について説明を行うための図である。図12においては、図2のファイル207が選択された際にウィンドウ701が表示され、次いでウィンドウ701上のサムネイル704が選択された場合の、サムネイル702のグループに所属している画像を合成した合成画像1201が表示されている。
図13は、アルバムコレクションのグループについて、所属している画像を一覧表示する例について説明を行うための図である。図9のフローチャートでは、S914の処理段階では選択されたグループはアルバムコレクション又はお気に入りのグループであると判定され、合成画像の表示ではなく一覧表示が行われる。図13においては、図2のファイル207が選択された際にウィンドウ701が表示され、次いでウィンドウ701上のサムネイル706が選択された場合の、サムネイル706のグループに所属している画像を一覧表示するウィンドウ1301が表示されている。
またCPU102は、一覧表示を行う画像について、その画像が所属しているグループを参照し、所属しているグループに応じたアイコンを重畳表示させてもよい。例えば、図13におけるアルバムコレクションに所属する画像1302について、画像1302はお気に入りのグループにも所属しているため、その旨を示すアイコンが重畳表示されている。このような表示により、グループ別に一覧表示された画像が、別のグループの属性も有していることを表現することが可能となる。
また、合成画像を表示できる場合であっても、ユーザが合成画像を構成する画像の一覧を確認することを望む場合が考えられる。そのような観点から、CPU102は、グループの属性によらず、そのグループに所属している画像をそれぞれ一覧表示させてもよい。図14は、ブラケット画像のグループのサムネイル704がユーザによって選択された場合に、所属している画像を一覧表示するウィンドウ1401が表示される例を示す図である。この場合、CPU102は、合成画像を表示するか一覧画像を表示するかの選択を行うUIをユーザに提示してもよく、そのどちらかの表示を固定で行ってもよく、一方の表示後にもう一方の表示に切り替えられるようなUIをユーザに提示してもよい。
例えばCPU102は、ユーザ入力の内容に応じて、一覧表示か合成表示(又はスライドショー)かを設定するようにしてもよい。例えばCPU102は、マウスの主ボタンによるクリック操作、又はタッチパネルを介したタッチ操作を受けた場合に合成表示を行ってもよい。また、マウスの副ボタンによるクリック操作、又はタッチパネルによるピンチアウト操作、若しくは長押し操作を受けた場合に、一覧表示を行ってもよい。これらの条件は一例であり、任意の操作に対して任意の表示が設定関連付けられ得る。
このような処理によれば、複数の画像が所属するグループをサムネイル表示し、そのサムネイルに対するユーザの選択操作を取得した場合に、そのグループに所属する画像の一覧表示又は合成画像の表示を行うことが可能となる。とりわけ、グループの属性に応じて、画像の一覧表示を行うか合成画像の表示を行うかが選択されることにより、画像ファイル内の画像が様々なグループに所属している場合であっても、撮像方法などに基づいて適切な表示を行うことが可能となる。したがって、画像ファイル内に格納された画像の内容を容易に認識することが可能となる。
<その他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、コンピュータ読取可能であり、実施形態において図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、以下に示す媒体がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM、DVD-R)などである。
プログラムの供給方法としては、以下に示す方法も可能である。すなわち、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットのホームページに接続し、そこから本発明のコンピュータプログラムそのもの(又は圧縮され自動インストール機能を含むファイル)をハードディスク等の記録媒体にダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせることも可能である。すなわち該ユーザは、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行し、コンピュータにインストールさせることができる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、実行されることによっても、前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、該プログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことが可能である。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:情報処理装置、102:CPU、103:メモリ、104:管理部、105:UI部、106:通信制御部、107:画像処理部、108:表示部、109:システムバス

Claims (21)

  1. 複数の画像を格納可能な画像ファイルフォーマットの画像ファイルについて、前記画像ファイルに格納される複数の画像のそれぞれが所属するグループを識別する識別情報を取得する第1の取得手段と、
    前記画像ファイルの中身を示す情報として、前記グループのそれぞれに対応し、前記グループに所属する画像に基づく表示画像を、前記グループについて選択された方法に従って設定する第1の設定手段と、
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記第1の設定手段が設定した表示画像を、前記グループごとに表示装置に表示させる制御手段をさらに備え、
    前記第1の設定手段は、前記表示画像として、前記グループのサムネイル画像を設定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記表示画像に重畳して、前記グループの属性を示すアイコンをさらに表示させることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段による前記グループごとの前記表示画像を表示させる順番を設定する第2の設定手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の設定手段は、前記グループの属性又は前記グループに所属している画像に基づいて、前記順番を決定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の設定手段は、前記画像ファイルに格納される複数の画像のうちの代表となる代表画像が所属しているグループの前記表示画像を先頭に表示するように順番を設定することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の設定手段は、ユーザのお気に入りであることを示すグループの前記表示画像を先頭に表示するように順番を設定することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の設定手段は、前記グループに所属している画像に設定される優先度に基づいて、前記順番を決定することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の設定手段は、前記表示画像として、前記グループに所属している画像のうちの1つ、又は前記グループに所属している画像のうちの複数を合成した合成画像に基づく画像を設定することを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の設定手段は、前記グループの属性に応じて、前記表示画像として、前記グループに所属している画像のうちの1つに基づく画像を設定するか、前記グループに所属している画像のうちの複数を合成した合成画像に基づく画像を設定するか、を決定することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記画像ファイルに格納される複数の画像のうちの1つを代表画像として設定する第3の設定手段をさらに備え、
    前記第1の設定手段は、前記代表画像が所属しているグループの表示画像として前記代表画像を設定することを特徴とする、請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記画像ファイルに含まれる複数の画像それぞれに優先度を設定する第4の設定手段をさらに備え、
    前記第1の設定手段は、前記グループの表示画像として、前記グループに所属している画像のうち最も前記優先度が高い画像を設定することを特徴とする、請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1の設定手段は、前記グループの表示画像として、前記グループに所属している画像のうち最も識別子の番号が小さい画像を設定することを特徴とする、請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1の設定手段は、前記グループに所属している画像のうちに、ユーザのお気に入り画像として設定されている画像が存在する場合に、前記お気に入り画像として設定されている画像を表示画像として設定することを特徴とする、請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  15. お気に入りとして設定されている画像は、ユーザのお気に入りであることを示すグループに所属していることを特徴とする、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記表示画像のうちの1つを選択するユーザ入力を取得する第2の取得手段と、
    前記ユーザ入力によって前記表示画像が選択されたグループに所属している全ての画像を用いた表示を表示装置に行わせる第2の制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至15の何れか一項に記載の情報処理装置。
  17. 前記グループに所属している全ての画像を用いた表示は、前記全ての画像を一覧で表示する表示、前記全ての画像を合成した合成画像を表示する表示、又は前記全ての画像を用いたスライドショーによる表示であることを特徴とする、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記第2の制御手段は、前記グループに所属している全ての画像を用いた表示を、
    前記ユーザ入力が前記表示画像のうちの1つに対するマウスの主ボタンによるクリック操作又はタッチパネルによるタッチ操作であった場合には、前記全ての画像を一覧で表示する表示又は、前記全ての画像を合成した合成画像を表示する表示とし、
    前記ユーザ入力が前記表示画像のうちの1つに対する長押し操作であった場合、又は前記表示画像のうちの1つに対するマウスの副ボタンによるクリック操作若しくはタッチパネルによるピンチアウト操作であった場合には、前記全ての画像を一覧で表示する表示とする、
    ことを特徴とする、請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記画像ファイルは、ISO/IEC23008Part12で定義されるファイルフォーマットに準拠したファイルであることを特徴とする、請求項1乃至18の何れか一項に記載の情報処理装置。
  20. 複数の画像を格納可能な画像ファイルフォーマットの画像ファイルについて、前記画像ファイルに格納される複数の画像のそれぞれが所属するグループを識別する識別情報を取得する工程と、
    前記画像ファイルの中身を示す情報として、前記グループのそれぞれに対応し、前記グループに所属する画像に基づく表示画像を、前記グループについて選択された方法に従って設定する工程と、
    を備えることを特徴とする、情報処理方法。
  21. コンピュータを、請求項1乃至19の何れか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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