JP2021182667A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示すること。【解決手段】複数の画像を格納可能な画像ファイルを展開表示する画像処理装置であって、前記画像の表示特性および前記画像間の関連性を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記画像の表示特性および前記画像間の関連性に基づいて、前記画像の展開表示形式として、コレクション形式またはシーケンス形式を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された展開表示形式で、前記画像ファイルを表示部に展開表示する表示制御手段と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
デジタルカメラやスマートフォンの撮像機能の向上により、近年では高速連写、HDR(High Dynamic Range)合成、複数イメージの合成表示などの機能が一般消費者でも容易に利用可能となった。これら機能に共通する特徴は、複数の撮像イメージ(撮像画像)を入力として一つ以上の合成イメージを取得することである。複数の撮像イメージを格納することができる画像ファイルフォーマットとして、近年標準化されたMPEG HEIFフォーマットがある。MPEGはMoving Picture Experts Groupの略であり、HEIFはHigh Efficiency Image Fileの略である。MPEG HEIFフォーマットは、ISO/IEC 23008−12に規定されている。
HEIFは最新のHEVC符号化を採用して高いデータ圧縮率を実現しつつ、複数のイメージ(画像)をコレクション化およびシーケンス化してファイル格納する方式を規定している。HEVCはHigh Efficiency Video Codingの略である。さらに、HEIFではファイル格納された一つ以上の画像を元に合成イメージ(derived image、派生イメージ)を得る表現の記載方法が規定されている。合成イメージを得る表現(記載方法)には、複数の画像をタイル整列する表現や、透過および重畳させる表現がある。HEIFの画像表示装置(再生機器)は、その表現表記(表現の仕方)に応じて合成イメージを出力する。
PC(Personal Computer)やスマートフォンで多数の画像ファイルを管理および閲覧する際、一般的に各画像ファイルはアイコンや縮小画像のサムネイルで一覧表示される。HEIFでは一つ以上の格納画像から代表画像(Primary Image)を指定することができ、サムネイル表示にも当該代表画像が使用されることが想定されている。サムネイルに対するマウス操作やタッチ操作により、指定した画像ファイルの画像を表示し、ファイル操作を行う。
複数の画像が格納された画像ファイルを閲覧する技術として、特許文献1に開示された技術がある。特許文献1では、複数の画像が含まれるMPFファイルについてユーザに表示方法を選択させ、ユーザに選択させた表示方法に従って、MPFファイルに含まれる画像を表示することが開示されている。MPFはMulti Picture Formatの略である。特許文献1には表示方法として、画像ファイルに含まれる複数の画像から1枚を表示する画像として選択し、その画像に重畳して例えばパノラマガイド枠を表示する方法が開示されている。
特開2011−188349号公報
特許文献1に開示された方法では、複数の画像が格納されているHEIFの画像ファイル(以下、「HEIFファイル」と称する)について、該当のHEIFファイルに含まれる複数の画像から1枚を表示することはできるが、複数の画像をその特性に基づいて表示させることはできない。そのため、ユーザはHEIFファイル内の複数の画像がどのような特性の画像群であるかを容易に識別することができない。
上記した課題に鑑み、本発明は、画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明のある態様による画像処理装置は、複数の画像を格納可能な画像ファイルを展開表示する画像処理装置であって、前記画像の表示特性および前記画像間の関連性を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記画像の表示特性および前記画像間の関連性に基づいて、前記画像の展開表示形式として、コレクション形式またはシーケンス形式を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された展開表示形式で、前記画像ファイルを表示部に展開表示する表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示できる。
本発明の実施形態1のシステムを示す図。 実施形態1の表示装置のハードウェア構成を示すブロック図。 実施形態1の表示装置の機能構成を示すブロック図。 実施形態1における画像ファイルの一覧表示の例を示す図。 コンテンツイメージを展開表示する際の表示内容判断を説明するフロー図。 コンテンツイメージの展開表示の詳細手順を説明するフロー図。 HEIF仕様におけるボックス構造の概要を説明する図。 実施形態1におけるシーケンス形式の展開表示の一例を示す図。 実施形態1におけるシーケンス形式の展開表示の他の例を示す図。 実施形態1におけるコレクション形式の展開表示の例を示す図。 実施形態2におけるコレクション形式の展開表示手順を説明するフロー図。 シーケンスイメージの再展開表示手順を説明するフロー図。 コレクション形式展開後のシーケンスイメージの再展開表示例を示す図。 実施形態3におけるピンチアウト操作による展開表示の例。 UI操作に応じて表示または展開処理を選択する手順を説明するフロー図。 UI操作に応じて表示または展開処理を選択する手順の他の例を説明するフロー図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態の構成は、本発明が適用されるシステムおよび装置の仕様および各種条件(使用条件、使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって確定されない。以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎない。 なお、以下の実施形態では画像ファイルとしてHEIFファイルを説明し、ファイルフォーマットはMPEG HEIFフォーマットであるとするが、本発明の適用はHEIFに限定されず、複数の画像を格納可能なファイルフォーマットであれば適用可能である。HEIFファイルは複数の画像を格納できる画像ファイルの一例である。なお、HEIFファイルに格納された1つ1つの画像は、時系列で表示されるべき画像の群で構成される場合もある。以下の説明において、HEIFファイルに格納された1つ1つの画像を画像アイテムと称することがある。また、画像の群を構成する1つ1つの画像を画像アイテムと称することもある。HEIFファイルの作成手順およびHEIFファイルの伝送手順については本発明と直接関係ないため、本明細書においてその説明を省略する。
以下の説明において、HEIFファイル内の画像の内、ユーザへの表示対象となっている画像(画像アイテム)をコンテンツ(コンテンツイメージ)と称する。HEIFの画像の内、ThumbnailフラグやHiddenフラグが指定された画像はコンテンツとして扱わない。また、派生イメージの派生元となる画像(被参照画像)はコンテンツとして扱わない。一方、派生イメージの派生元とならない派生イメージはコンテンツとして扱う。
<実施形態1>
<システムの構成>
本実施形態では、PCまたはスマートフォンにおいてストレージおよびクラウド上に格納されたHEIFファイルを含む複数の画像ファイルを一覧表示する際の手順を説明する。一覧表示において、HEIFファイルについては、HEIFファイルのヘッダ情報に応じて表示形態(展開表示形式)を選択し、格納画像をサムネイルで展開表示する。
図1は本実施形態のシステム1の構成を示す。システム1は、撮像装置10と、表示装置20と、クラウド30とを有する。
撮像装置10は、HEIFファイルを生成して出力可能な装置であり、例えば、デジタルカメラである。撮像装置10はメモリカードを内蔵している。メモリカードは、撮像装置10から取り外し可能である。
撮像装置10は、撮像した画像(イメージ)をHEIFファイルとしてメモリカードに格納する。ユーザは、メモリカードを撮像装置10から取り外して、表示装置20に装着(挿入)することができる。
なお、撮像装置10は、HEIFファイルを生成することができる装置であればよく、スマートフォン、タブレット端末、ビデオ装置等のその他の装置であってもよい。また、撮像装置10は表示装置20に有線または無線で接続されてもよい。その場合、撮像装置10が撮像した画像(イメージ)をHEIFファイルとして表示装置20に送信することができる。
表示装置20は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォンまたはウェラブルウオッチ等であり、撮像装置10から有線又は無線通信を介して、又はメモリカードを介して受け取ったHEIFファイルを含む画像ファイルを表示することができる。また、表示装置20はネットワーク通信機能を有しており、クラウド30のストレージから画像ファイル(例えば、JEPGファイルまたはHEIFファイル)を取得し表示することもできる。表示装置20はメモリカード入出力機能を有する。
クラウド30はストレージを有しており、ストレージに画像ファイルを格納している。クラウド30は、表示装置20からの要求に応じて、画像ファイルを表示装置20に送信する。表示装置20はHEIFファイルを生成する装置と一体となっていてもよい。即ち、表示装置20自体がHEIFファイルを生成し、生成したHEIFファイルを表示部(後述する)に表示してもよい。
本実施形態では、撮像装置10またはクラウド30から画像ファイルが表示装置20に供給されており、当該画像ファイルが表示装置20の記憶部(後述する)にHEIFファイルおよびJEPGファイルとして格納されているとする。そして、ユーザが画像ファイルの一覧表示を表示装置20に指示すると、表示装置20は、記憶部に格納されたHEIFファイルおよびJEPGファイルを解析し、表示装置20の表示部にサムネイルアイコンを描画するとする。
<表示装置のハードウェア構成>
図2Aは本実施形態に係る表示装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
表示装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、入力部25とを有する。制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24および入力部25は、バス26により相互に接続されている。本実施形態では、表示部24(のディスプレイ画面)の形状は、横に長い長方形である。
制御部21は、記憶部22に記憶される制御プログラムを実行することにより表示装置20全体を制御する。制御部21は、1つまたは複数のCPUやプロセッサを含む。
記憶部22は、制御部21が実行する制御プログラムと、通信パラメータや撮像画像データ(HEIFファイル、JEPGファイル)等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部22に記憶された制御プログラムを制御部21が実行することにより行われる。記憶部22は、1つ以上のROMやRAMなどからなる。ROMはRead Only Memoryの略であり、RAMはRandom Access Memoryの略である。
なお、記憶部22として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。DVDはDigital Versatile Discの略である。
通信部23は、有線および無線による通信を行う。より詳しくは、通信部23は、クラウド30との無線通信(ネットワーク通信)を行う。なお、撮像装置10が通信機能を有する場合、通信部23は撮像装置10との通信も行う。
表示部24は種々の情報(文字や画像など)を表示する。表示部24は、LCDやLEDを有し、LCDの画面やLEDの発光により、ユーザが視覚で認知可能な情報を出力する。LCDはLiquid Crystal Displayの略であり、LEDはLight Emitting Diodeの略である。表示部24は出力部と称することもできる。
ユーザは、入力部25を用いて、各種のデータ、数値、指示、プログラム等を表示装置20に入力する。入力部25は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル(タッチディスプレイ)などのUI(User Interface)を含み、ユーザからの入力を受け付ける。つまり、入力部25は画像ファイル(HEIFファイル)に対するユーザインターフェース操作を受け入れる。ユーザは、入力部25を介してデータおよび指示等を入力することにより、表示装置20を操作することができる。例えば、ユーザは、入力部25を操作して、画像ファイルの一覧表示を、表示装置20に指示することができる。入力部25は操作部と称することもできる。マウスは、主ボタンと副ボタンを有する。ユーザは、マウスを用いて、主ボタンクリックと副ボタンクリックを行うことができる。また、ユーザは、タッチパネルに触れる(タッチ操作をする)こと、タッチパネルにピンチアウト操作をすること、タッチパネルを長押しすること等により、指示を入力することができる。マウスはマウス機器と称してもよい。タッチディスプレイはタッチディスプレイ機器と称してよい。
<表示装置の機能構成>
図2Bは表示装置20の機能ブロックである。表示装置20は、表示部201、記憶部202、メモリカード操作部203、通信部204、ファイル管理部205、HEIF解析部206、映像データ復号部207および出力映像の描画部208を有し、各部は内部バス209で相互接続される。
表示部201は、図2Aの表示部24に対応している。記憶部202は、図2Aの記憶部22に対応している。メモリカード操作部203には、撮像装置10から外されたメモリカードが挿入される。通信部204は、図2Aの通信部23に対応している。
ファイル管理部205は、メモリカード操作部203および通信部204より取得したHEIFファイルを記憶部202に展開する。また、ファイル管理部205は、HEIF解析部206により解析されたHEIFファイルのヘッダ情報に基づいて、HEIFファイルに格納された画像の表示方法を決定し、格納画像のサムネイルの表示を描画部208に指示する。
HEIF解析部206は、HEIFファイルのヘッダ情報(メタ情報)を解析する。より詳しくは、HEIF解析部206は、HEIFファイルのBOX(ボックス)構造およびMETAボックスを解析し、ファイルに含まれる画像の数や、各画像の表示パラメータを取得する。
HEIF解析部206は、HEIFファイル(画像ファイル)のヘッダ情報に基づいて、HEIFファイルに格納されている画像の表示特性および画像間の関連性を取得する。
映像データ復号部207は、符号化画像(映像データ)を復号する。
描画部208は、ファイル管理部205により決定された格納画像の表示方法と、映像データ復号部207により復号された画像の描画とに基づいて、表示映像(出力映像)を生成する。生成された表示映像は、表示部201により表示される。
表示装置20は画像を処理する装置であるので、画像処理装置と称してもよい。
図2Bに示す各機能部は、ASIC等の専用のハードウェア又はソフトウェアとして表示装置20に実装される。ハードウェアとして実装される場合は、各機能部それぞれ又はいくつかをまとめた専用のハードウェアモジュールとして実装してもよい。ソフトウェアとして実装される場合には、各機能部を実行するためのプログラムが表示装置20の記憶部22に記憶され、制御部21のプロセッサにより適宜読み出されて実行される。ASICは、Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)の略である。
<表示装置による処理>
次に表示装置20にユーザが画像ファイルの一覧表示を指示した場合のファイル管理部205の処理手順を図3〜図9を参照して説明する。ファイル管理部205は表示装置20の表示制御を行う。
図3は表示装置20の表示部24に表示される複数の画像ファイルの一覧表示の例を示している。表示部24には、3つのHEIFファイル301、302、303と、3つのJPEGファイル304、305、306とが表示されている。HEIFファイル301〜303はファイル名に拡張子HEICを有している。よって、表示部24には、複数の画像の格納が可能なHEIFファイル301〜303と、単一画像のJPEGファイル304〜306とが混在して一覧表示されている。
HEIFファイル301のアイコン画像は、人物2名と山の画像である。HEIFファイル302のアイコン画像は、飛行機の画像である。HEIFファイル303のアイコン画像は自動車の画像である。各HEIFファイルのアイコン画像の決め方としては、まず、HEIFファイルのヘッダ情報を解析する。そして、当該解析により代表画像(Primary Image)が指定されていることが分かった場合は、代表画像をHEIFファイルのアイコン画像として使用する。あるいは、代表画像のサムネイルに関連付けされた画像をアイコン画像に使用してもよい。一方、代表画像が指定されていない場合は、HEIFファイルのヘッダ情報内の画像リストの先頭にある画像(先頭画像)をアイコン画像に使用する。図3に示されたHEIFファイル302のアイコン画像は、HEIFファイル302の代表画像であるとする。よって、HEIFファイル302の展開表示前のアイコン画像として代表画像を表示部25に表示している。
図3に示した一覧表示状態で、入力部25(マウスまたはタッチパネル)のUI操作により、HEIFファイル302内の格納画像を展開表示するまでの手順を、図4〜図9を参照して説明する。
図4および図5は画像ファイル一覧表示の際に検索された一つの画像ファイルに対して、サムネイルを展開表示するまでの表示内容判断のフロー図である。図6はHEIFファイルフォーマットのBOX構造を示す。図4および図5において表示装置20で実行される処理として説明される各ステップは、記憶部22に記憶されたプログラムを制御部21が実行することにより行われる。フロー図におけるSはStepの略である。
まず、S401において、HEIF解析部206は、当該画像ファイルの画像ファイルフォーマットを解析する。
S402において、ファイル管理部205は、S401の解析の結果に基づいて、当該画像ファイルがHEIFファイルであるか否かを判定する。S402の判定結果がNoの場合、つまり、当該画像ファイルがHEIFファイルではなく、JPEGファイル(単一画像ファイル)304〜306である場合、S403に進む。
S403において、ファイル管理部205(描画部208)は、展開表示ではなく、従来のサムネイルアイコン表示を行い、処理を終了する。
一方、当該画像ファイルがHEIFファイルである場合(S402:Yes)、S404に進む。
S404において、HEIF解析部206は、HEIFファイルのボックス構造およびMETAボックスを解析し、HEIFファイルに含まれる画像の数や、各画像の表示パラメータを取得する。
図6はHEIFファイルのボックス構造を示す。図6に示すように、iinfボックス601には画像の属性情報が格納され、ipmaボックス602には画像間の関連情報が格納され、mdatボックス603には各符号化データが格納される。ボックス構造に含まれる情報は、HEIFファイルのヘッダ情報の一例である。HEIF解析部206は、HEIFファイルのヘッダ情報を解析している。
図4に戻る。S404の後、S405に進む。
S405において、ファイル管理部205は、HEIFファイル内(画像ファイル内)の全ての画像(画像アイテム)を解析したかを判定する。S405の判定結果がNoの場合、S406に進む。S405の判定結果がYesの場合、S412に進む。
S406において、HEIF解析部206は、各画像の特性(表示特性)を解析する。より詳しくは、HEIF解析部206は、各画像がThumbnail特性を持っているか、Hidden画像特性を持っているか、派生関係の派生元であるかを解析する。
S407において、ファイル管理部205は、S406の解析結果に基づいて、画像がThumbnail画像であるかを判定する。つまり、画像が、Thumbnail特性を持っているかを判定する。本実施形態では、画像がサムネイルアイコンに使用される画像である場合、当該画像はThumbnail特性を持っているとする。S407の判定結果がNoの場合、S408に進む。S407の判定結果がYesの場合、S405に戻る。
S408において、ファイル管理部205は、S406の解析結果に基づいて、画像がHidden画像であるかを判定する。つまり、画像が、Hidden画像特性を持っているかを判定する。本実施形態では、画像が非表示属性を有する(非表示設定がされている)場合、当該画像はHidden画像特性を持っているとする。S408の判定結果がNoの場合、S409に進む。S408の判定結果がYesの場合、S405に戻る。本実施形態では、非表示属性の画像をコンテンツ(表示されるべき画像)としないので、非表示属性の画像は表示部24に表示されない。
S409において、ファイル管理部205は、S406の解析結果に基づいて、画像が、派生関係の派生元(被参照画像)であるかを判定する。S409の判定結果がNoの場合、S410に進む。S409の判定結果がYesの場合、S405に戻る。本実施形態では、画像ファイルに画像合成属性の画像が含まれている場合、被参照画像を表示部に表示しないことになる。
S410において、ファイル管理部205は、コンテンツ数に1を加算する。つまり、前記3つの特性を持たない場合は、コンテンツ数を1加算する。S407、S408およびS409のいずれかの判定結果がYesの場合、コンテンツ数への加算を行わない。つまり、前記3つの特性の何れかを持つ場合は、S410で加算を行わない。
S411において、ファイル管理部205(描画部208)は、展開表示に使用する当該画像のサムネイル画像を生成する。
S406〜S411の処理を、格納するすべての画像に対して行う(S405)。すべての画像について解析および判定が終了すると(S405:Yes)、コンテンツイメージの展開表示(S412)を行う。
<コンテンツイメージの展開表示>
次に、S412の処理の詳細を、図5、図7および図8を参照して説明する。
まず、S501において、ファイル管理部205は、図4で判定したコンテンツイメージがすべてイメージシーケンス(時系列で表示されるべき画像の群)のみであるか否かを判定する。コンテンツイメージがイメージシーケンスのみの場合、S502に進む。イメージシーケンスとは、時系列で表示される複数の画像(例えば、サムネイル画像)のことである。
S502において、ファイル管理部205は、当該コンテンツイメージ群をシーケンス形式で展開表示する。つまり、HEIFファイル(画像ファイル)に格納されている画像が時系列で表示されるべき画像のみである場合、展開表示形式としてシーケンス形式を選択する。図7は、表示部24に表示されたシーケンス形式での展開表示の一例を示す。本実施形態では、HEIFファイル302にイメージシーケンスのみのコンテンツイメージ群が含まれているとする。
HEIFファイル302を展開表示すると、ポップアップウィンドウ701とファイル名702が表示される。ポップアップウィンドウ701には、時系列のシーケンス並びで各コンテンツのサムネイル画像が一覧表示される。図7では、ポップアップウィンドウ701に、複数のサムネイル画像が横一列に(直線状に)且つ等間隔で表示されている。なお、図7のように表示部24が横長のディスプレイであっても(表示部24の表示画面の形状が横長の矩形であっても)、複数のサムネイル画像(701)を縦一列に表示してもよい。また、表示部24が縦に長い場合、複数のサムネイル画像を縦方向に(縦一列に)並べて表示してもよい。
また、横長の表示部24で図7のようにポップアップウィンドウ701に横一列に表示されている複数のサムネイル画像を、表示部24の表示画面が90度回転させられることに応じて縦一列に表示してもよい。つまり、表示部24の画面の向きに応じて、サムネイル画像の並び方向を横方向から縦方向に切り替えてもよい。
図8(a)は、表示部24に表示されたシーケンス形式での展開表示の他の例を示す。図8(a)はシーケンスイメージの内、UI操作により表示処理等の対象となったコンテンツイメージのサムネイル画像を最前面に表示する表示方式の例を示している。図8(a)では、ポップアップウィンドウ701に、複数のサムネイル画像が横方向にアーチ状で表示されており、中央のサムネイル画像801がユーザ側に飛び出ているように表示されている。中央のサムネイル画像801以外のサムネイル画像は互いに端部が重なるように表示されている。図8(b)はシーケンスイメージ群の展開表示直後の最前面画像をHEIFの代表画像802とした場合の表示例である。
図5に戻る。
S501においてイメージシーケンスのみでないと判定された場合は、S503に進む。
S503において、図4の手順でカウントしたコンテンツの数が2以上か否かを判定する。S503の判定結果がYesの場合、S504に進む。
コンテンツ数が2以上であれば、HEIFファイル301に複数のコンテンツイメージが含まれることになる(HEIFファイル301には表示されるべきコンテンツが、現在表示されているサムネイル画像以外に2つ以上存在することになる)。この場合、コレクション形式で格納コンテンツイメージの展開表示を行う(S504)。つまり、S501の判定結果がNoでS504に進む場合は、HEIFファイルに格納されている画像が時系列で表示されるべき画像と、時系列で表示されるべきでない画像とを含む場合であり、この場合には、展開表示形式としてコレクション形式が選択される。
図9はコレクション形式の展開表示の例を示す。本実施形態では、HEIFファイル301に6つのコンテンツイメージが含まれるものとする。HEIFファイル301を展開表示すると、展開表示用のポップアップウィンドウ901が表示部24に表示される。ポップアップウィンドウ901には、HEIFファイル301のHEIFファイル名902と、格納コンテンツイメージ903、904、905、906、907および908が一覧表示される。
一方、S503においてコンテンツ数が2以上でない場合は、HEIFファイルに含まれるコンテンツイメージは単一画像であり展開表示は不要である。よって、展開表示は行わず単一コンテンツイメージの表示処理を行う(S505)。つまり、展開表示の対象となる画像の数が1である場合、画像ファイルを展開表示しない。本実施形態では、HEIFファイル303のコンテンツ数が1であるとする。
<実施形態1の効果>
以上、本実施形態の表示装置20によれば、複数の画像を格納可能なHEIFファイルを含む複数の画像ファイルを一覧表示する際に、格納された画像のメタ情報(ヘッダ情報)に応じて格納画像の展開表示の形式を適切に選択することができる。より具体的には、格納された画像のメタ情報に応じて、格納画像の展開表示形式を、シーケンス形式またはコレクション形式とすることができる。ユーザは表示装置20の表示部24を見ることにより、HEIFファイルに複数の画像が格納されていることを一見して認識することができる。また、ユーザは、表示部24を見ることにより、当該複数の画像が時系列のシーケンスとして作成されたか、またはコレクション(集合)として格納されたものかを一見して認識することができる。従って、本実施形態によれば、画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示することができる。
なお、前記手順のコレクション形式またはシーケンス形式での展開方法を選択する別の条件として、代表画像がイメージシーケンスと関連しない画像である場合は展開表示形式としてコレクション形式を選択してもよい。つまり、時系列で表示されるべき画像に関連しない画像が画像ファイルの代表画像として使用されている場合、展開表示形式としてコレクション形式を選択してもよい。
また、本実施形態の表示装置20によれば、展開表示の際に表示される画像は、HEIFファイルのヘッダ情報に基づいて、表示対象となるコンテンツイメージに限定される。例えば表示用の元画像とサムネイル用に生成された縮小画像を同列に一覧表示すると、一覧表示時に元画像も縮小画像化されて表示されるため、ユーザは元画像とサムネイル用画像を判別することが困難になる。格納された画像を単純に展開表示せず、展開表示に使う画像をHEIFのヘッダ情報解析で得られるコンテンツとしての画像に限ることで、ユーザに誤解を与えることなく格納画像の展開表示を行うことが可能となる。
このように、本実施形態によれば、コンテンツイメージのアイコンに使われる代表画像の表示だけでなく、HEIFファイルのコンテンツイメージを展開表示することができる。よって、格納された複数の画像のプレビューとして、一覧表示や連写表示の設定に合わせたプレビューをユーザに提示することができる。
なお、図7に示されたHEIFファイル302のアイコン画像は、HEIFファイル302の代表画像であるとしたが、HEIFファイルに代表画像が無い場合には、HEIFファイルに格納されている複数の画像のうち先頭の画像をアイコン画像として使用してもよい。
また、ファイル管理部205は、例えば、ユーザからの指示(入力部25を介して入力される指示)に応じて、非表示属性の画像(Hiddenイメージ)を表示対象の画像に切り替えることができる。ユーザは、例えば、HEIFファイルに格納されている画像の編集機能を有効にすることにより、非表示属性の画像を表示対象の画像に切り替えることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5および図10〜図12に基づいて説明する。実施形態2では、HEIFファイル内にシーケンスイメージと一つ以上の非シーケンスイメージが格納された場合に、実施形態1とは異なる展開表示を行う例を説明する。つまり、図5のフローチャートでS501がNoとなりS503がYesとなりS504に進んだ場合、実施形態2では実施形態1の展開表示(図9)とは異なる展開表示を行う。以下の記載において、実施形態1と同様な構成や処理については、同一の参照符号を付け、その詳細な説明は省略する。シーケンスイメージは時系列で表示されるべき複数の画像(画像群)により構成されている。
図10は実施形態2で行う展開表示の処理手順を示すフローチャートである。より詳しくは、図10は、コレクション形式で展開表示した場合に、シーケンスイメージのサムネイル表示形式を連写形式にする手順を説明するフローチャートである。
図10に示すように、まず、S1001において、ファイル管理部205は、HEIFファイル内のすべてのコンテンツイメージを確認したかを判定する。S1001の判定結果がNoの場合、S1002に進む。
S1002において、ファイル管理部205は、コンテンツイメージがシーケンスイメージか否かを判定する。S1002の判定結果がNoの場合、S1003に進む。
S1003において、ファイル管理部205は、当該コンテンツイメージに関しては単一画像のサムネイル表示を行う(例えば、図12(a)のサムネイル表示1201)。S1003の後、S1001に戻る。
一方、S1002の判定結果がYesの場合(コンテンツイメージがシーケンスイメージの場合)、S1004に進む。
S1004において、ファイル管理部205は、連写形式のサムネイル表示を行う(例えば、図12(a)のサムネイル表示1203)。S1004の後、S1001に戻る。
上記した処理をすべてのコンテンツイメージに実行すると、S1001の判定結果がYesとなり、図10のフローチャートは終了する。
図12(a)は本実施形態の展開表示の例を示している。図12(a)では、HEIFファイル301に格納された6つのコンテンツイメージ1201〜1206のうち、コンテンツイメージ1203がシーケンスイメージであるとする。図12(a)に示すように、コンテンツイメージ1203の表示は他のコンテンツイメージ1201、1202、1204〜1206の表示と異なっている。具体的には、コンテンツイメージ1203の表示は、コンテンツイメージ1203のアイコンの後ろに2つの枠が少しずれて重ねられて表示されており、これをユーザが見た場合に連写を想定できる表現方法に切り替えられている。つまり、コンテンツイメージ1203のアイコン(矩形)と、アイコンの後方にある2つの枠により、連写を連想させている。従って、ユーザは表示部24を見ることにより、一見してHEIFファイル301のコレクション(1201〜1206)の中にシーケンスイメージ1203が含まれていることが分かる。また、ユーザは、それが何れのサムネイルであるのかを(コンテンツイメージ1203のサムネイルであることを)容易に認識することができる。なお、コンテンツイメージ1203については、1つのアイコンと2つの枠が少しずつずれて重ねられて表示されてるが、これはコンテンツイメージ1203が3つの画像から構成されることを表しているのではない。これは、ユーザに、コンテンツイメージ1203がシーケンスイメージであることを直感的に想定させるためのものである。なお、コンテンツイメージ1203のアイコンの後方の2つの枠は、連写を連想させることができる2以上の連続する任意の図形(線を含む)や記号に置換されてもよい。このように、コレクション形式で展開表示された画像1201〜1206のうち、時系列で表示されるべき画像の群(1203)については、当該画像の群を、2以上の連続する図形等を用いて表示している。
シーケンスイメージであるコンテンツイメージ1203のアイコン画像に使用する画像は、コンテンツイメージ1203のシーケンスイメージ(イメージ群)の中に代表画像として指定された画像がある場合は、当該指定された画像である。一方、代表画像に指定された画像がない場合は、当該シーケンスイメージ(イメージ群)の先頭画像をアイコン画像に使用する。
なお、図12(a)の状態では、例えば、コンテンツイメージ1203の内容のすべてがユーザに見えていないので、UI操作によりコンテンツイメージ1203の内容のすべてを横方向に(横一列に)展開表示してユーザに見えるようにしてもよい。以下に、図11および図12(b)を用いて、コンテンツイメージ1203を展開表示する処理について説明する。より具体的には、コンテンツイメージ1203の画像アイテムの展開表示をポンプアップウィンドウ901に重畳表示する処理について説明する。
図11は、コレクション形式展開表示をした後に(つまり、図12(a)の状態になった後に)、コンテンツイメージ1203をシーケンスイメージ1210として展開表示する場合のフローチャートである。
ユーザがポップアップウィンドウ901上のコンテンツイメージ1201〜1206のサムネイルに対してUI操作をすると(例えば、カーソルCでクリックすると)、ファイル管理部205は、各コンテンツイメージの特性情報を取得する(S1101)。そして、ファイル管理部205は、当該コンテンツイメージがシーケンスイメージか否かを判定する(S1102)。シーケンスイメージでない場合(例えば、コンテンツイメージ1201の場合)、ファイル管理部205は、単一画像の表示処理を行う(S1103)。一方、コンテンツイメージがシーケンスイメージの場合(例えば、コンテンツイメージ1203の場合)、ファイル管理部205はシーケンス形式の展開表示をポップアップウィンドウ901に重畳表示する(S1104)。
図12(b)はコンテンツイメージ1203をポップアップウィンドウ901に重畳展開した場合を示している。図12(b)では、図12(a)のコンテンツイメージ1203の連写形式展開から、コンテンツイメージ1203を再展開描画していると言える。なお、図12(b)の重畳表示は図7のポップアップウィンドウ701に似ているが、図12(b)ではファイル名702に相当するものがない。コンテンツイメージ(シーケンスイメージ)1203にはファイル名が割り当てられていないからである。
<実施形態2の効果>
以上、本実施形態の表示装置20によれば、複数の画像を格納可能なHEIF画像ファイルに関し、格納された画像にシーケンスイメージとそれ以外の表示画像がコレクションとして共存した場合でも、シーケンスイメージの展開表示を行うことができる。ユーザは、図12(b)の表示部24を見ることにより、HEIFファイルのコレクション内にシーケンスイメージが含まれることと、当該シーケンスイメージの各画像を容易に把握することが可能となる。従って、本実施形態によれば、画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示することができる。
なお、時系列で表示されるべき画像の群(シーケンスイメージ)が2以上ある場合、ファイル管理部205は、当該画像の群毎にまとめて展開表示する。例えば、画像1206もシーケンスイメージからなる場合、図12(b)に示したポップアップウィンドウ1210の下に、画像1206のシーケンス展開表示として、ポップアップウィンドウ1210と同様なポップアップウィンドウが表示される。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図13〜図15に基づいて説明する。実施形態3では、ユーザのUI操作の種類に応じて、従来の画像の表示と、実施形態2で説明したコンテンツイメージの展開表示のいずれかを選択する手順を説明する。以下の記載において、実施形態2と同様な構成や処理については、同一の参照符号を付け、その詳細な説明は省略する。
実施形態3では、マウス操作により画像の表示を行う場合、ユーザはマウスの主ボタンを操作するとする。つまり、当該UI操作(マウス操作)は主ボタンクリック操作であるとする。タッチディスプレイ操作により画像の表示を行う場合、ユーザはディスプレイ画面に触れる(タッチする)という操作をするとする。つまり、当該UI操作はタッチ操作であるとする。主ボタンクリック(主ボタン操作)は、例えば、マウスの左クリックである。
一方、マウス操作によりコンテンツイメージの展開表示を行う場合、ユーザはマウスの副ボタンを操作するとする。つまり、当該UI操作(マウス操作)は、副ボタンクリック操作であるとする。タッチディスプレイ操作によりコンテンツイメージの展開表示を行う場合、ユーザはディスプレイ画面にピンチアウト操作(画面上の操作対象を2本の指で広げる様に動かす操作)または長押し操作をするとする。つまり、当該UI操作はピンチアウト操作または長押し操作であるとする。長押し操作とは、例えば、ユーザがディスプレイ画面に2秒以上触れ続ける操作である。副ボタンクリック(副ボタン操作)は、例えば、マウスの右クリックである。
マウス操作は、ユーザインターフェース操作の一例である。
図13(a)は、HEIF画像アイコン301に対するピンチアウト操作の様子を示している。HEIF画像アイコン301に対してユーザの2本指タッチ1301、1302を黒矢印のように広げる方向に動かすと、ピンチアウト操作になる。ピンチアウト操作を行うと、図12(a)に示すようなポップアップウィンドウ901(HEIFファイル301の展開表示)が表示される。
図14は、図3のファイル一覧表示状態において操作対象のアイコンへUI操作を行った際に、従来の画像表示または実施形態2で説明した展開表示を選択する処理フローを示す。
まず、ファイル管理部205は、UI操作対象ファイルのファイルフォーマットを解析する(S1401)。S1401の解析結果に基づいて、ファイル管理部205は、UI操作対象ファイルがHEIFファイルか否か判定する(S1402)。
UI操作対象ファイルがHEIFファイルでない場合は、ファイル管理部205は、単一画像の表示を行う(S1403)。
一方、UI操作対象ファイルがHEIFファイルである場合は、ファイル管理部205は、UI操作の種類を判定する(S1404)。
S1404の判定の結果、UI操作が主ボタンクリック操作であると判定された場合またはタッチ操作であると判定された場合、ファイル管理部205は、該HEIFファイルの表示処理として代表画像の表示を行う(S1405)。つまり、従来の画像表示を行う。一方、UI操作が副ボタンクリック操作、ピンチアウト操作、または長押し操作であると判定された場合は、ファイル管理部205は、展開表示処理を行う(S1406)。S1406を実行すると、図12(a)の様な展開表示(ポップアップウィンドウ901)が表示部24に表示される。このように、本実施形態では、ユーザインターフェース操作の種類と、当該操作の対象となった画像ファイルのフォーマットとに基づいて、当該画像ファイルに格納された画像を展開表示する否かを決定する。
次に、図12(a)のように展開表示されたコンテンツイメージアイコンに対し、ユーザがさらにUI操作を行い、当該UI操作に応じた画像表示または展開表示が選択される場合を説明する。図13(b)は展開表示されたコンテンツイメージ1203に含まれるシーケンスイメージ群(サムネイル画像)に対して、ピンチアウト操作を行う様子を示している。シーケンスイメージアイコンに対しユーザの2本指タッチ1303、1304を黒矢印のように広げる方向に動かすと、ピンチアウト操作になる。ピンチアウト操作を行うと、図12(b)に示すようなシーケンスイメージ1210が展開表示される。
図15は、図12(a)のように展開表示されたコンテンツイメージのアイコンに対しUI操作を行った際に、画像表示または展開表示を選択する処理フローを示す。
まず、ファイル管理部205は、操作対象アイコンに対応する画像の特性情報(プロパティ情報)を取得する(S1501)。S1501で取得したプロパティ情報に基づいて、ファイル管理部205は、当該画像がシーケンスイメージか否かを判定する(S1502)。
当該画像がシーケンスイメージでない場合、当該画像は画像コレクションの中の一つの画像であるので、ファイル管理部205は、当該画像の表示処理を行う(S1503)。
一方、当該画像がシーケンスイメージの場合は、ファイル管理部205は、UI操作の種類を判定する(S1504)。
S1504の判定の結果、UI操作が主ボタンクリック操作であると判定された場合またはタッチ操作であると判定された場合、ファイル管理部205はシーケンスの再生処理を行う(S1505)。一方、UI操作が副ボタンクリック操作、ピンチアウト操作、または長押し操作であると判定された場合は、ファイル管理部205は、シーケンスイメージ群の展開表示を行う(S1506)。S1506を実行すると、図12(b)の様なシーケンス1210の展開表示が表示部24に表示される。
このように、入力部25は、図12(a)のように展開表示された画像に対するユーザインターフェース操作を受け入れることができる(図13(b))。そして、ファイル管理部205は、展開表示された画像に対するユーザインターフェース操作の種類と、当該操作の対象となった画像の特性とに基づいて、展開表示された画像をさらに展開表示するか、再生表示するかを決定する。
<実施形態3の効果>
本実施形態によれば、複数の画像を格納可能なHEIFファイルに関し、HEIFファイルに対するUI操作(1301、1302)及び格納された画像に対するUI操作(1303、1304)に応じて表示処理と内容展開処理を切り替えることが可能となる。シーケンスイメージとそれ以外の表示画像がコレクションとして共存した場合でも、全体を展開表示後(図12(a))に、更にシーケンスイメージ群の再生表示または内容展開表示(図)をUI操作に応じて行うことが可能となる。ユーザはHEIFファイルのコンテンツイメージに対しても簡易なUI操作で画像単位で表示及び展開を指示することが可能となる。従って、本実施形態によれば、画像ファイル内に格納されている複数の画像について、ユーザがその特性を容易に識別することができるように表示することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。この場合のプログラムとは、コンピュータ読取可能であり、実施形態において図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
1…システム、10…撮像装置、20…表示装置、21…制御部、22…記憶部、24…表示部、205…ファイル管理部、206…HEIF解析部、208…描画部

Claims (22)

  1. 複数の画像を格納可能な画像ファイルを展開表示する画像処理装置であって、
    前記画像の表示特性および前記画像間の関連性を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記画像の表示特性および前記画像間の関連性に基づいて、前記画像の展開表示形式として、コレクション形式またはシーケンス形式を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された展開表示形式で、前記画像ファイルを表示部に展開表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記画像ファイルのヘッダ情報に基づいて、前記画像の表示特性および前記画像間の関連性を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像ファイルに格納されている画像が時系列で表示されるべき画像のみである場合、前記選択手段は前記展開表示形式として前記シーケンス形式を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像ファイルに格納されている画像が時系列で表示されるべき画像と、時系列で表示されるべきでない画像とを含む場合、前記選択手段は前記展開表示形式としてコレクション形式を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 時系列で表示されるべき画像に関連しない画像が前記画像ファイルの代表画像として使用されている場合、前記選択手段は前記展開表示形式として前記コレクション形式を選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択手段が前記シーケンス形式を選択した場合、前記表示制御手段は、前記複数の画像を横一列または縦一列で表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記表示部の表示画面の向きに応じて、前記複数の画像を横一列で表示するか、縦一列で表示するかを決定することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 時系列で表示されるべき画像の群が2以上ある場合、前記表示制御手段は、当該画像の群毎にまとめて展開表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記画像ファイルの代表画像を、展開表示前のアイコン画像として前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像ファイルに代表画像がない場合、前記表示制御手段は、前記画像ファイルのヘッダ情報内の先頭画像を前記アイコン画像として前記表示部に表示することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 展開表示の対象となる画像の数が1である場合、前記表示制御手段は、前記画像ファイルを展開表示しないことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記表示制御手段は非表示属性の画像を前記表示部に表示しないことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像ファイルに画像合成属性の画像が含まれている場合、前記表示制御手段は被参照画像を前記表示部に表示しないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記コレクション形式で展開表示された画像のうち、時系列で表示されるべき画像の群については、前記表示制御部は、当該画像の群を、2以上の連続する図形を用いて表示することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  15. 前記表示制御手段は、非表示属性の画像を表示対象の画像に切り替えることができることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像の編集機能を有効にすると前記非表示属性の画像が表示対象の画像に切り替わることを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 前記画像処理装置は、前記画像ファイルに対するユーザインターフェース操作を受け入れる入力手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記ユーザインターフェース操作の種類と、前記画像ファイルのフォーマットとに基づいて、前記画像ファイルに格納された画像を展開表示するかを決定することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記入力手段は、前記展開表示された画像に対するユーザインターフェース操作を受け入れることができ、
    前記表示制御手段は、前記展開表示された画像に対するユーザインターフェース操作の種類と、当該操作の対象となった画像の特性とに基づいて、前記展開表示された画像をさらに展開表示するか、再生表示するかを決定することを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記入力手段はマウス機器とタッチディスプレイ機器を含み、前記マウス機器は主ボタンと副ボタンを有し、
    前記ユーザインターフェース操作が前記マウス機器の主ボタン操作または前記タッチディスプレイ機器へのタッチ操作である場合、前記表示制御手段は、前記画像を前記表示部上で再生表示し、
    前記ユーザインターフェース操作が前記マウス機器の副ボタン操作、前記タッチディスプレイ機器におけるピンチアウト操作、またはタッチディスプレイ機器における長押し操作である場合、前記表示制御手段は、前記画像を前記表示部に展開表示することを特徴とする請求項17または18に記載の画像処理装置。
  20. 前記画像ファイルのフォーマットが、MPEG HEIF(High Efficiency Image File)フォーマットであることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 複数の画像を格納可能な画像ファイルを展開表示する画像処理方法であって、
    前記画像の表示特性および前記画像間の関連性を取得するステップと、
    前記取得するステップにより取得した前記画像の表示特性および前記画像間の関連性に基づいて、前記画像の展開表示形式として、コレクション形式またはシーケンス形式を選択するステップと、
    前記選択するステップにより選択された展開表示形式で、前記画像ファイルを表示部に展開表示するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  22. コンピュータを、請求項1から20のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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