JP2023008403A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線の相互間の容量性カップリングに起因して配線に発生するノイズによる特性の影響を抑制できる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】半導体集積回路は、複数のセンスアンプユニット、第1データバス、第2データバス、転送回路およびデータラッチを備える。センスアンプユニットは、それぞれがビット線のいずれかに接続し、かつ第1グループと第2グループのいずれかに含まれる。第1データバスは、第1グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。第2データバスは、第2グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。転送回路は、第1データバスの一端と第2データバスの一端の間に接続され、第1データバスと第2データバスの間でのデータの転送を双方向について制御する。データラッチは、第2データバスの他端に接続し、データを保持する。
【選択図】図11
【解決手段】半導体集積回路は、複数のセンスアンプユニット、第1データバス、第2データバス、転送回路およびデータラッチを備える。センスアンプユニットは、それぞれがビット線のいずれかに接続し、かつ第1グループと第2グループのいずれかに含まれる。第1データバスは、第1グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。第2データバスは、第2グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。転送回路は、第1データバスの一端と第2データバスの一端の間に接続され、第1データバスと第2データバスの間でのデータの転送を双方向について制御する。データラッチは、第2データバスの他端に接続し、データを保持する。
【選択図】図11
Description
本発明の実施形態は、半導体集積回路に関する。
半導体集積回路は、データが伝搬する信号線や電源を供給する電源線などの配線を有する。配線の相互間の容量性カップリングに起因して、配線にノイズが発生する。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、配線の相互間の容量性カップリングに起因して配線に発生するノイズによる特性の影響を抑制できる半導体集積回路を提供することである。
実施形態に係る半導体集積回路は、複数のセンスアンプユニット、第1データバス、第2データバス、転送回路およびデータラッチを備える。センスアンプユニットは、それぞれがビット線のいずれかに接続し、かつ第1グループと第2グループのいずれかに含まれる。第1データバスは、第1グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。第2データバスは、第2グループに含まれるセンスアンプユニットのそれぞれに接続する。転送回路は、第1データバスの一端と第2データバスの一端の間に接続され、第1データバスと第2データバスの間でのデータの転送を双方向について制御する。データラッチは、第2データバスの他端に接続し、データを保持する。
次に、図面を参照して、実施形態について説明する。以下に説明する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。図面は模式的なものである。また、以下に示す実施形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、部品の材質、形状、構造、配置などを特定するものではない。実施形態は、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施形態に係る半導体集積回路は、例えば、図1に示すメモリシステムが含む不揮発性メモリ2である。不揮発性メモリ2は、データを不揮発に記憶する半導体メモリ装置である。不揮発性メモリ2は、例えばNANDフラッシュメモリを備える。メモリコントローラ1が、不揮発性メモリ2の動作を制御する。ホストは、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末などの電子機器である。
まず、図1に示すメモリシステムについて説明する。なお、以下の説明で、信号DQ<7:0>は、おのおのが1ビットの信号である信号DQ<0>、DQ<1>、・・・、DQ<7>の集合を意味する。信号DQ<7:0>は、8ビットの信号である。
メモリコントローラ1は、ホストから命令を受け取り、受け取られた命令に基づいて不揮発性メモリ2を制御する。具体的には、メモリコントローラ1は、ホストから書き込みを指示されたデータを不揮発性メモリ2に書き込み、ホストから読み出しを指示されたデータを不揮発性メモリ2から読み出してホストに送信する。不揮発性メモリ2の書き込み対象の不揮発性メモリセルは、メモリコントローラ1が指定する。以下において、不揮発性メモリ2の不揮発性メモリセルを「メモリセル」とも称する。
メモリコントローラ1と不揮発性メモリ2は、メモリコントローラ1と不揮発性メモリ2のインターフェース規格に従った信号を、個別の信号線を介して送受信を行う。メモリコントローラ1と不揮発性メモリ2の間で送受信する信号は、信号/CE、/RB、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、/WP、DQ<7:0>、DQS、/DQSなどである。
信号/CEは、不揮発性メモリ2をイネーブルにするためのチップイネーブル信号である。信号/RBは、不揮発性メモリ2がレディ状態(外部からの命令を受け付ける状態)であるか、ビジー状態(外部からの命令を受け付けない状態)であるかを示すレディビジー信号である。信号CLEは、信号CLEがH(High)レベルである間に不揮発性メモリ2に送信される信号DQ<7:0>がコマンドであることを不揮発性メモリ2に通知するコマンドラッチイネーブル信号である。信号ALEは、信号ALEがHレベルである間に不揮発性メモリ2に送信される信号DQ<7:0>がアドレスであることを不揮発性メモリ2に通知するアドレスラッチイネーブル信号である。
信号/WEは、不揮発性メモリ2に送信される信号DQ<7:0>を不揮発性メモリ2に取り込むことを指示するライトイネーブル信号である。信号/WEは、シングルデータレート(Single Data Rate、SDR)モードにおいて、信号/WEの立ち上がりエッジ(rising edge)で不揮発性メモリ2に送信されるコマンド、アドレス又はデータとしての信号DQ<7:0>を取り込むことを不揮発性メモリ2に指示する。また、信号/WEは、ダブルデータレート(Double Data Rate、DDR)モードにおいて、信号/WEの立ち上がりエッジで不揮発性メモリ2に送信されるコマンド又はアドレスとしての信号DQ<7:0>を取り込むことを不揮発性メモリ2に指示する。信号/WEは、メモリコントローラ1によりコマンド、アドレスおよびデータを不揮発性メモリ2が受信する都度、アサートされる。
信号/REは、メモリコントローラ1が、不揮発性メモリ2から信号DQ<7:0>を読み出すことを指示するリードイネーブル信号である。信号REは信号/REの相補信号である。例えば、信号DQ<7:0>を出力する際の不揮発性メモリ2の動作タイミングを制御するために、信号/REおよびREは使用される。より具体的には、信号/REおよびREは、シングルデータレートモードにおいて、信号/REの立ち下がりエッジ(falling edge)で不揮発性メモリ2にデータとしての信号DQ<7:0>を出力することを不揮発性メモリ2に指示する。また、信号/REおよびREは、ダブルデータレートモードにおいて、信号/REの立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジで不揮発性メモリ2にデータとしての信号DQ<7:0>を出力することを不揮発性メモリ2に指示する。
信号/WPは、データの書き込みの禁止を不揮発性メモリ2に指示するライトプロテクト信号である。信号DQ<7:0>は、不揮発性メモリ2とメモリコントローラ1との間で送受信されるデータの実体であり、コマンドCMD、アドレスADD、およびデータDATを含む。データDATは、書き込みデータおよび読み出しデータを含む。信号DQSは、信号DQ<7:0>に係る不揮発性メモリ2の動作タイミングを制御するために使用されるデータストローブ信号である。信号/DQSは信号DQSの相補信号である。信号DQSおよび/DQSは、例えば信号REおよび/REに基づいて生成される。より具体的には、ダブルデータレートモードにおいて、信号DQSの立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジで不揮発性メモリ2にデータとしての信号DQ<7:0>を取り込むことが指示される。また、信号DQSは、ダブルデータレートモードにおいて、信号/REの立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジに基づいて生成され、不揮発性メモリ2からデータとしての信号DQ<7:0>と共に出力される。
メモリコントローラ1は、RAM11、プロセッサ12、ホストインターフェース13、ECC回路14、およびメモリインターフェース15を備える。RAM11、プロセッサ12、ホストインターフェース13、ECC回路14、およびメモリインターフェース15は、互いにバス16で接続される。
RAM11は、ホストから受信したデータを不揮発性メモリ2に記憶するまでに一時格納したり、不揮発性メモリ2から読み出したデータをホストに送信するまでに一時格納したりする。RAM11は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの汎用半導体メモリである。
プロセッサ12は、メモリコントローラ1全体の動作を制御する。プロセッサ12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などである。プロセッサ12は、例えば、ホストから受信したデータの読み出し命令に応答して、読み出し命令を不揮発性メモリ2に対して発行する。この動作は、データの書き込みの場合についても同様である。プロセッサ12は、RAM11に蓄積されるデータに対して、不揮発性メモリ2の格納領域(メモリ領域)を決定する。また、プロセッサ12は、不揮発性メモリ2からの読み出しデータに対して、種々の演算を実行する機能を有する。
ホストインターフェース13は、ホストと接続し、ホストとの間のインターフェース規格に従った処理を実行する。ホストインターフェース13は、例えば、ホストから受信した命令およびデータを、プロセッサ12に転送する。また、ホストインターフェース13は、不揮発性メモリ2から読み出されたデータ、プロセッサ12からの応答などをホストに送信する。
ECC回路14は、RAM11に格納されたデータを符号化して、符号語を生成する。また、ECC回路14は、不揮発性メモリ2から読み出された符号語を復号する。
メモリインターフェース15は、バスを介して不揮発性メモリ2と接続し、不揮発性メモリ2との通信を実行する。メモリインターフェース15は、プロセッサ12の指示により、コマンドCMD、アドレスADD、および書き込みデータを不揮発性メモリ2に送信する。また、メモリインターフェース15は、不揮発性メモリ2から読み出しデータを受信する。
図1では、メモリコントローラ1が、ECC回路14とメモリインターフェース15をそれぞれ備える構成例を示した。しかし、ECC回路14がメモリインターフェース15に内蔵されてもよい。また、ECC回路14が、不揮発性メモリ2に内蔵されてもよい。
ホストから書き込み命令を受信した場合、メモリシステムは次のように動作する。プロセッサ12は、書き込みを指示されたデータをRAM11に一時記憶させる。プロセッサ12は、RAM11に格納されたデータを読み出し、ECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力されたデータを符号化し、符号語をメモリインターフェース15に入力する。メモリインターフェース15は、入力された符号語を不揮発性メモリ2に書き込む。
ホストから読み出し命令を受信した場合、メモリシステムは次のように動作する。メモリインターフェース15は、不揮発性メモリ2から読み出した符号語をECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力された符号語を復号し、復号されたデータをRAM11に格納する。プロセッサ12は、RAM11に格納されたデータを、ホストインターフェース13を介してホストに送信する。
図2は、不揮発性メモリ2の構成例を示すブロック図である。不揮発性メモリ2は、メモリセルアレイ21、入出力回路22、ロジック制御回路24、レジスタ26、シーケンサ27、電圧生成回路28、ロウデコーダ30、センスアンプ31を備える。更に、不揮発性メモリ2は、入出力用パッド群P32、ロジック制御用パッド群P34、および、電源入力用端子群P35を備える。
メモリセルアレイ21は、ワード線およびビット線に関連付けられた複数のメモリセル(図示せず)を含む。
入出力回路22は、メモリコントローラ1との間で、信号DQ<7:0>、信号DQSおよび信号/DQSを送受信する。入出力回路22は、信号DQ<7:0>内のコマンドCMDおよびアドレスADDをレジスタ26に転送する。また、入出力回路22は、書き込みデータおよび読み出しデータをセンスアンプ31との間で送受信する。
ロジック制御回路24は、メモリコントローラ1から信号/CE、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、/WP、/RBを受信する。また、ロジック制御回路24は、信号/RBをメモリコントローラ1に転送して、不揮発性メモリ2の状態を外部に通知する。
レジスタ26は、コマンドCMDおよびアドレスADDを保持する。レジスタ26は、アドレスADDをロウデコーダ30およびセンスアンプ31に転送すると共に、コマンドCMDをシーケンサ27に転送する。
シーケンサ27は、コマンドCMDを受け取り、受け取ったコマンドCMDに基づくシーケンスに従って不揮発性メモリ2の全体を制御する。
電圧生成回路28は、シーケンサ27からの指示に基づき、データの書き込み、データの読み出し、およびデータの消去などの動作に必要な電圧を生成する。レジスタ26からのアドレスに基づいて、電圧生成回路28から種々の電圧がロウデコーダ30、センスアンプ31およびメモリセルアレイ21に供給される。
ロウデコーダ30は、レジスタ26からアドレスADD内のブロックアドレスおよびロウアドレスを受け取る。ロウデコーダ30は、ブロックアドレスに基づいてブロックを選択すると共に、ロウアドレスに基づいてワード線を選択する。
センスアンプ31は、データの読み出し時には、メモリセルからビット線に読み出された読み出しデータをセンスし、センスした読み出しデータを入出力回路22に転送する。センスアンプ31は、データの書き込み時には、ビット線を介して書き込みデータをメモリセルに転送する。
センスアンプ31と入出力回路22の間のデータの転送は、データバスYIOを介して行われる。不揮発性メモリ2に書き込むデータおよび不揮発性メモリ2から読み出されたデータは、データバスYIOを伝搬する。
入出力用パッド群P32は、不揮発性メモリ2とメモリコントローラ1の間でデータを含む各信号の送受信を行うため、信号DQ<7:0>および信号DQS、/DQSに対応する複数の端子(パッド)を備える。
ロジック制御用パッド群P34は、不揮発性メモリ2とメモリコントローラ1の間で各信号の送受信を行うため、信号/CE、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、/WP、/RBに対応する複数の端子(パッド)を備える。
電源入力用端子群P35は、外部から不揮発性メモリ2に種々の動作電源を供給するため、電源電圧Vcc、VccQ、および接地電圧Vssが入力される複数の端子を備える。電源電圧Vccは、動作電源として一般的に外部から与えられる回路電源電圧である。例えば、電源電圧Vccは2.5Vである。電源電圧VccQは、メモリコントローラ1と不揮発性メモリ2との間で信号を送受信する際に用いられる。例えば、電源電圧VccQは1.2Vである。
図3Aは、不揮発性メモリ2の読み出し動作を指示するコマンドシーケンスの例を示す。図3Bは、不揮発性メモリ2からのデータの読み出し動作に関するコマンドシーケンスの例を示す。
図3Aに示すように、読み出し動作に際して、メモリコントローラ1は、信号/WEをトグルさせながら、読み出しコマンド「00h」、5サイクルにわたるアドレスADD、およびコマンド「30h」を続けて発行し、不揮発性メモリ2に送信する。読み出しコマンド「00h」は、不揮発性メモリ2のメモリセルアレイ21からのデータの読み出しを命令するコマンドである。コマンド「30h」は、読み出し動作の開始を命令するコマンドである。不揮発性メモリ2は、コマンド「30h」を受信すると、メモリセルアレイ21からのデータの読み出し動作を開始する。このとき、不揮発性メモリ2は、信号/RBをLレベルにして、不揮発性メモリ2がビジー状態であることをメモリコントローラ1に知らせる。メモリセルアレイ21からのデータの読み出しが完了した後、不揮発性メモリ2は、信号/RBをHレベルにして、不揮発性メモリ2がレディ状態であることをメモリコントローラ1に知らせる。
メモリコントローラ1は、不揮発性メモリ2がレディ状態になったことを確認した後、図3Bに示すように、信号/REおよびREをトグルさせる。不揮発性メモリ2は、信号/REおよびREに同期させて、読み出したデータを信号DQ<7:0>としてメモリコントローラ1に転送する。また、不揮発性メモリ2は、信号DQ<7:0>に同期させて信号DQSおよび/DQSをトグルさせ、メモリコントローラ1に転送する。
図4は、入出力回路22、センスアンプ31およびデータバスYIOを含む、不揮発性メモリ2の構成の一部を示すブロック図である。入出力回路22は、データバスYIOを経由して、書き込みデータおよび読み出しデータをセンスアンプ31との間で送受信する。
センスアンプ31は、ビット線BL0、・・・、BLmに接続するセンスアンプモジュール31A、センスアンプモジュール31Aに接続するデータレジスタ31B、データレジスタ31Bに接続するデータマルチプレクサ31Cを有する(mは1以上の整数)。ビット線の本数は、例えば約13万本である。センスアンプモジュール31Aは、ビット線に読み出された読み出しデータをセンスする。また、センスアンプモジュール31Aは、ビット線を介して書き込みデータをメモリセルに転送する。データレジスタ31Bは、読み出しデータや書き込みデータを保持する。データマルチプレクサ31Cは、ビット線BL0、・・・、BLmを伝搬するデータから、データバスYIOを構成する信号線を伝搬するデータを選択する。データバスYIOを構成する信号線は例えば128本である。
入出力回路22は、バス幅を変換する変換回路221を含んでもよい。変換回路221は、例えば128本のビット線を含むデータバスYIOを、信号DQ<7:0>がそれぞれ伝搬する8本の信号線を含むバスにバス幅を変換する。変換回路221は、例えばFIFO(First In First Out)回路であってもよい。センスアンプ31と変換回路221の間は電源電圧Vcc(例えば2.5V)で動作する。変換回路221とメモリコントローラ1の間は電源電圧VccQ(例えば1.2V)で動作する。
メモリセルアレイ21は、複数のブロックBLK0、・・・、BLKn(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、不揮発性メモリセルの集合であり、例えばデータの消去単位となる。また、メモリセルアレイ21には、複数のビット線および複数のワード線が設けられ、各メモリセルは、1本のビット線および1本のワード線に関連付けられている。
図5は、メモリセルアレイ21の回路構成の一例を示す回路図である。以下に、メモリセルアレイ21の回路構成について、1つのブロックBLKに注目して説明する。
ブロックBLKは、図5に示すように、例えば4つのストリングユニットSU0~SU3を含んでいる。以下において、ストリングユニットSU0~SU3を総称して「ストリングユニットSU」とも称する。各ストリングユニットSUは、ビット線BL0、・・・、BLmにそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含む。例えば、NANDストリングNSは、8個のメモリセルMT0~MT7、および選択トランジスタST1、ST2を含む。以下において、NANDストリングNSに含まれるメモリセルを「メモリセルMT」とも称する。
メモリセルMTは、制御ゲートおよび電荷蓄積層を含み、データを不揮発に保持する。NANDストリングNSに含まれるメモリセルMT0~MT7は、選択トランジスタST1のソースと選択トランジスタST2のドレインとの間に直列接続される。同一のブロックBLK内のメモリセルMT0~MT7の制御ゲートは、それぞれワード線WL0~WL7に共通接続される。
選択トランジスタST1および選択トランジスタST2は、メモリセルアレイ21の各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。同一のブロックBLK内のストリングユニットSU0~SU3にそれぞれ含まれた選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0~SGD3に共通接続される。各ブロックBLK内で同一列に対応する選択トランジスタST1のドレインは、それぞれ対応するビット線BLに共通接続される。同一のブロックBLK内の選択トランジスタST2のゲートは、選択ゲート線SGSに共通接続される。各ブロックBLK内の選択トランジスタST2のソースは、複数のブロックBLK間でソース線SLに共通接続される。
以下の説明では、1つのストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルMTのことを、セルユニットCUと称する。セルユニットCUは、それぞれのセルユニットCUに含まれるメモリセルMTが記憶するデータのビット数に応じて、記憶するデータの容量が変化する。
例えば、メモリセルMTの各々が1ビットデータを記憶する場合、1つのセルユニットCUは1ページデータを記憶することができる。また、メモリセルMTの各々が2ビットデータを記憶する場合、1つのセルユニットCUは2ページデータを記憶することができる。つまり、「1ページデータ」は、例えば、1つのセルユニットCUに含まれたメモリセルMTの各々が1ビットデータを記憶した場合に、セルユニットCUが記憶するデータの総量で定義される。
図6は、メモリセルアレイ21の平面レイアウトの一例を示している。なお、以下の説明に使用される図面では、X軸がビット線BLの延伸方向に対応し、Y軸がワード線WLの延伸方向に対応し、Z軸が半導体基板の表面に対する鉛直方向に対応している。例えば、ブロックBLKにおいてストリングユニットSUに対応する構造体は、Y方向に延伸して設けられ、X方向に配列している。
隣り合うストリングユニットSUの間には、例えばスリットSLTが設けられている。言い換えると、複数のスリットSLTのそれぞれはY方向に延伸して設けられ、X方向に配列している。図6では、スリットSLT間に1つのストリングユニットSUが設けられているが、スリットSLT間に複数のストリングユニットSUが設けられてもよい。
図6に示すように、Y方向に配列した複数のビット線BLのそれぞれは、ストリングユニットSUごとに1つのメモリピラーMHに接続されている。メモリピラーMHのそれぞれは、例えば1つのNANDストリングNSとして機能する。
具体的には、各ストリングユニットSUにおいて、メモリピラーMHの各々には例えば2本のビット線BLがオーバーラップするように設けられている。オーバーラップしている2本のビット線BLのうち1本のビット線BLは、コンタクトプラグCPを介して対応するメモリピラーMHに接続されている。
図7は、メモリセルアレイ21の断面構造の一例を示している。なお、以下の説明に用いる断面図では、層間絶縁膜を適宜省略して示している。
メモリセルアレイ21は、図6に示すように、例えば半導体基板40、導電体41~52、メモリピラーMH、およびコンタクトプラグCPを含んでいる。
半導体基板40の上方には、図示しない層間絶縁膜を介して導電体41が設けられている。導電体41は、XY平面に平行な板状に形成され、例えばソース線SLに対応している。
導電体41上には、各ストリングユニットSUに対応して、例えば、半導体基板40側から順に、導電体42~51が設けられている。これらの導電体のうちZ方向に隣り合う導電体は、図示しない層間絶縁膜を介して積層されている。導電体42~51のそれぞれは、XY平面に平行な板状に形成される。例えば、導電体42は選択ゲート線SGSに対応し、導電体43~50はそれぞれワード線WL0~WL7に対応し、導電体51は選択ゲート線SGDに対応する。
ストリングユニットSUは、YZ平面に平行に設けられた複数のスリットSLTによって、X方向に分離されている。スリットSLTは、少なくとも導電体51から導電体41上まで達する。例えば、導電体41上且つ隣り合うスリットSLT間の構造体が、1つのストリングユニットSUに対応する。
メモリピラーMHは、導電体42~51のそれぞれを通過(貫通)した柱状に設けられ、導電体41に接触している。また、メモリピラーMHは、例えばブロック絶縁膜53、絶縁膜54、トンネル酸化膜55、および半導体材料56を含んでいる。
ブロック絶縁膜53は、不揮発性メモリ2の製造プロセスで形成されるメモリホールの内壁に設けられている。ブロック絶縁膜53の内壁には、絶縁膜54が設けられている。絶縁膜54は、メモリセルMTの電荷蓄積層として機能する。絶縁膜54の内壁には、トンネル酸化膜55が設けられている。トンネル酸化膜55の内壁には、半導体材料56が設けられている。半導体材料56は導電性の材料を含み、NANDストリングNSの電流経路として機能する。半導体材料56の内壁には、さらに異なる材料が形成されてもよい。
以上で説明したメモリピラーMHと導電体42とが交差する部分が、選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMHと導電体43~50のそれぞれとが交差する部分が、それぞれメモリセルMT0~MT7として機能する。メモリピラーMHと導電体51とが交差する部分が、選択トランジスタST1として機能する。
メモリピラーMHの上面よりも上層には、層間絶縁膜を介して導電体52が設けられている。導電体52は、X方向に延伸したライン状に形成され、ビット線BLに対応する。図示を省略するが、複数の導電体52がY方向に配列される。導電体52は、ストリングユニットSU毎に対応する1つのメモリピラーMHと電気的に接続する。
具体的には、ストリングユニットSUのそれぞれにおいて、例えばメモリピラーMH内の半導体材料56上に導電性のコンタクトプラグCPが設けられ、コンタクトプラグCP上に1つの導電体52が設けられる。ただし、この構成に限定されず、メモリピラーMHおよび導電体52間は、複数のコンタクトプラグや配線などを介して接続されていてもよい。
以上にメモリセルアレイ21の構成について説明したが、メモリセルアレイ21は上記の構成に限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数は、任意の個数に設計することが可能である。また、各NANDストリングNSが含むメモリセルMT並びに選択トランジスタST1、ST2のそれぞれは、任意の個数に設計することができる。
また、ワード線WL、選択ゲート線SGDおよび選択ゲート線SGSの本数は、それぞれメモリセルMT、選択トランジスタST1および選択トランジスタST2の個数に基づいて変更される。選択ゲート線SGSには、複数層にそれぞれ設けられた複数の導電体42が割り当てられてもよく、選択ゲート線SGDには、複数層にそれぞれ設けられた複数の導電体51が割り当てられてもよい。1つのNANDストリングNSは、複数のメモリピラーMHがZ方向に連結された構造であってもよい。メモリピラーMHと導電体52との間は、複数のコンタクトプラグCPや導電体を介して接続されてもよい。
図8は、センスアンプ31の構成の一例を示している。図8に示すセンスアンプ31は、センスアンプモジュール31AがセンスアンプユニットSAU0、・・・、SAUmを含む。また、図8に示すセンスアンプ31のデータレジスタ31Bは、データラッチXDL0、・・・、XDLmを含む。
センスアンプユニットSAU0、・・・、SAUmは、それぞれビット線BL0、・・・、BLmに関連付けられている。また、センスアンプユニットSAU0、・・・、SAUmは、それぞれデータラッチXDL0、・・・、XDLmと互いにデータを送受信可能なように接続されている。以下において、センスアンプユニットSAU0、・・・、SAUmを総称して「センスアンプユニットSAU」とも称する。データラッチXDL0、・・・、XDLmを総称して「データラッチXDL」とも称する。
各センスアンプユニットSAUは、例えばセンスアンプ回路SA、ラッチ回路SDL、ADL、BDLを含む。センスアンプ回路SA、ラッチ回路SDL、ADL、BDLは、互いにデータを送受信可能なように接続されている。
センスアンプ回路SAは、例えば読み出し動作において、対応するビット線BLに読み出されたデータをセンスして、読み出したデータが“0”であるか“1”であるかを判定する。ラッチ回路SDL、ADL、BDLのそれぞれは、読み出しデータや書き込みデータなどを一時的に保持する。
データラッチXDLは、図示されない入出力回路に接続され、センスアンプユニットSAUと入出力回路との間のデータの入出力に使用される。つまり、データラッチXDLは、例えば不揮発性メモリ2のキャッシュメモリとして機能する。
図9は、センスアンプ回路SAとラッチ回路SDLの回路構成の例を示す。図9に示すように、センスアンプ回路SAは、トランジスタ60~68およびキャパシタ69を含む。トランジスタ60はpチャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタである。トランジスタ61~68はnチャネルMOSトランジスタである。ラッチ回路SDLは、インバータ70~71とトランジスタ72~73を含む。トランジスタ72~73は、nチャネルMOSトランジスタである。インバータ70とインバータ71は逆並列に接続されている。すなわち、インバータ70の出力端子とインバータ71の入力端子はノードINVを介して接続し、インバータ70の入力端子とインバータ71の出力端子はノードLATを介して接続する。ラッチ回路ADL、BDL、およびデータラッチXDLの回路構成は、例えばラッチ回路SDLの回路構成と同様のため、説明を省略する。
センスアンプ回路SAは、例えば、ラッチ回路SDLのノードINVの電位が“L”レベルのときに動作するように構成されている。なお、センスアンプ回路SAは、ラッチ回路SDLのノードINVの電位が“H”レベルのときに動作するように構成されていてもよい。また、センスアンプ回路SAは、ラッチ回路SDLのノードLATの電位を参照してもよい。
以下に、図9に示したセンスアンプ回路SAの構成の詳細を説明する。センスアンプ回路SAにおいて、トランジスタ60の第1端子は電源線に接続し、トランジスタ60のゲートはラッチ回路SDLのノードINVに接続する。トランジスタ60の第1端子に接続された電源線には、例えば不揮発性メモリ2の電源電圧である電圧VDDが印加される。トランジスタ61の第1端子はトランジスタ60の第2端子に接続し、トランジスタ61の第2端子はノードCOMに接続し、トランジスタ61のゲートには制御信号BLXが入力される。ここで、トランジスタの第1端子、第2端子はトランジスタの主電極であり、例えば、トランジスタの第1端子と第2端子はソースとドレインのいずれかである。すなわち、第1端子がソースであれば第2端子はドレインであり、第1端子がドレインであれば第2端子はソースである。
トランジスタ62の第1端子はノードCOMに接続し、トランジスタ62のゲートには制御信号BLCが入力される。トランジスタ63は、例えば高耐圧のnチャネルMOSトランジスタであり、トランジスタ63の第1端子はトランジスタ62の第2端子に接続し、トランジスタ63の第2端子は対応するビット線BLに接続し、トランジスタ63のゲートには制御信号BLSが入力される。
トランジスタ64の第1端子はノードCOMに接続し、トランジスタ64の第2端子はノードSRCに接続し、トランジスタ64のゲートはラッチ回路SDLのノードINVに接続する。ノードSRCには、例えば不揮発性メモリ2の接地電圧である電圧VSSが印加される。トランジスタ65の第1端子はトランジスタ60の第2端子に接続し、トランジスタ65の第2端子はノードSENに接続し、トランジスタ65のゲートには制御信号HLLが入力される。
トランジスタ66の第1端子はノードSENに接続し、トランジスタ66の第2端子はノードCOMに接続し、トランジスタ66のゲートには制御信号XXLが入力される。トランジスタ67の第1端子は接地され、トランジスタ67のゲートはノードSENに接続する。
トランジスタ68の第1端子はトランジスタ67の第2端子に接続し、トランジスタ68の第2端子はローカルバスLBUSに接続し、トランジスタ68のゲートには制御信号STBが入力される。キャパシタ69の第1端子はノードSENに接続し、キャパシタ69の第2端子にはクロックCLKが入力される。
次に、図9に示したラッチ回路SDLの構成の詳細を説明する。インバータ70の入力端子はノードLATに接続し、インバータ70の出力端子はノードINVに接続する。インバータ71の入力端子はノードINVに接続し、インバータ71の出力端子はノードLATに接続する。
トランジスタ72の第1端子はノードINVに接続し、トランジスタ72の第2端子はローカルバスLBUSに接続し、トランジスタ72のゲートには制御信号STIが入力される。トランジスタ73の第1端子はノードLATに接続し、トランジスタ73の第2端子はローカルバスLBUSに接続し、トランジスタ73のゲートには制御信号STLが入力される。
データラッチXDLは上記のラッチ回路SDLと同様の構成であるが、トランジスタ72の第2端子とトランジスタ73の第2端子は、データバスDBUSに接続する。データラッチXDLは、データバスDBUSからデータラッチXDLに保持するデータを取り込む。データラッチXDLにデータを取り込む場合には、制御信号STIによりトランジスタ72を導通させるか、若しくは、制御信号STLによりトランジスタ73を導通させる。また、データラッチXDLは、データバスDBUSにデータラッチXDLが保持しているデータを出力する。データラッチXDLからデータバスDBUSにデータを出力する場合には、制御信号STIによりトランジスタ72を導通させるか、若しくは、制御信号STLによりトランジスタ73を導通させる。
データバスDBUSは、トランジスタ74を介してローカルバスLBUSと接続する。トランジスタ74は、例えばnチャネルMOSトランジスタである。トランジスタ74の第1端子はローカルバスLBUSに接続し、第2端子はデータバスDBUSに接続し、トランジスタ74のゲートには制御信号DSWが入力されている。制御信号DSWに応答して、トランジスタ74は、ローカルバスLBUSとデータバスDBUSとの間を接続又は切断する。すなわち、トランジスタ74は、制御信号DSWに応答して、センスアンプ回路SAとデータラッチXDLとの間を接続又は切断する。例えば、トランジスタ74は、特定のセンスアンプユニットSAUからデータバスDBUSを経由してデータラッチXDLにデータを出力するためのスイッチとして機能する。
以上で説明した制御信号BLX、BLC、BLS、HLL、XXL、およびSTBのそれぞれは、例えばシーケンサ27によって生成される。センスアンプ回路SAがビット線BLに読み出されたデータを判定するタイミングは、制御信号STBがアサートされたタイミングに基づいている。ここで「制御信号STBをアサートする」とは、シーケンサ27が制御信号STBを“L”レベルから“H”レベルに一時的に変化させることに対応している。センスアンプユニットSAUの構成によっては、「制御信号STBをアサートする」という動作が、シーケンサ27が制御信号STBを“H”レベルから“L”レベルに一時的に変化させることに対応する場合もある。
なお、センスアンプユニットSAUは、以上で説明した構成に限定されず、種々変更することができる。例えば、センスアンプユニットSAUが備えるラッチ回路の個数は、適用される書き込み方式に基づいて適宜変更することができる。
図10は、実施形態に係るセンスアンプ31の構成を示す。センスアンプ31は、不揮発性メモリ2において、ワード線WLおよびビット線BLに関連付けられた複数のメモリセルMTとの間でデータを送受信する半導体集積回路である。図10に示すセンスアンプ31のセンスアンプモジュール31Aは、それぞれがビット線BL0、BL1、・・・と接続するセンスアンプユニットSAU0、SAU1、・・・を有する。図10に示すセンスアンプ31では、8個のセンスアンプユニットSAUと8個のデータラッチXDLが、データバスDBUSを介して接続されている。8個のセンスアンプユニットSAUを接続するデータバスDBUSの途中には、転送回路310が配置されている。転送回路310の詳細は後述する。
図11は、図10に示したセンスアンプ31の構成の一部を抽出した回路を示している。図11に示す回路は、センスアンプユニットSAU0~SAU7と、データバスDBUSを介してセンスアンプユニットSAU0~SAU7に接続するデータラッチXDLを含む。図11に示すデータラッチXDLは、例えば8個のラッチ回路を含んでもよい。データラッチXDLは、センスアンプ31とメモリセルMTとの間で転送されるデータを保持する。以下、図11に示した回路を用いて、実施形態に係る半導体集積回路を説明する。
図11に示すように、それぞれがビット線BL(図示略)のいずれかに接続するセンスアンプユニットSAU0~SAU7は、センスアンプユニットSAU4~SAU7を含む第1グループG1と、センスアンプユニットSAU0~SAU3を含む第2グループG2に分けられている。以下において、第1グループG1に含まれるセンスアンプユニットSAU4~SAU7を「第1SAU」とも称する。また、第2グループG2に含まれるセンスアンプユニットSAU0~SAU3を「第2SAU」とも称する。
センスアンプユニットSAU0~SAU7とデータラッチXDLを接続するデータバスDBUSは、第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2により構成されている。第1データバスDBUS1は、第1グループG1に含まれるセンスアンプユニットSAU4~SAU7のそれぞれに接続する。第2データバスDBUS2は、第2グループG2に含まれるセンスアンプユニットSAU0~SAU3のそれぞれに接続する。第2データバスDBUS2の他端に、データラッチXDLが接続する。センスアンプユニットSAU0~SAU7からデータバスDBUSに出力されたデータが、データラッチXDLに取り込まれる。なお、第1データバスDBUS1または第2データバスDBUS2を、複数のデータが同時に伝搬することはない。
第1データバスDBUS1の一端と第2データバスDBUS2の一端の間に転送回路310が接続されている。つまり、第1データバスDBUS1、転送回路310および第2データバスDBUS2は直列接続されている。転送回路310は、第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2の間でデータの転送を双方向について制御する。つまり、転送回路310は、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2へのデータの転送、および、第2データバスDBUS2から第1データバスDBUS1へのデータの転送を制御する。
転送回路310は、インバータ回路311とスイッチ回路312を有する。インバータ回路311は、第1データバスDBUS1の一端に入力端子が接続し、第2データバスDBUS2の一端に出力端子が接続する。インバータ回路311は、第1データバスDBUS1を伝搬してインバータ回路311に入力したデータの反転信号を、第2データバスDBUS2に出力する。スイッチ回路312は、第1データバスDBUS1の一端と第2データバスDBUS2の一端の間にインバータ回路311と並列に接続されている。スイッチ回路312は、第2データバスDBUS2から第1データバスDBUS1に向けてのデータの転送を制御する。スイッチ回路312は、例えばnチャネルMOSトランジスタである。
インバータ回路311は、不揮発性メモリ2のメモリセルMTから読み出された読み出しデータを、第1SAUからデータラッチXDLに転送する。スイッチ回路312は、メモリセルMTに記憶させる書き込みデータを、データラッチXDLから第1SAUに転送する。
ところで、例えば図12に示す比較例のように、不揮発性メモリ2では、データバスDBUSに近接して別の配線Lが配置される場合がある。配線Lは、例えば信号線又は電源線である。配線Lが信号線の場合、配線Lを伝搬する信号が遷移すると、データバスDBUSは線間容量を介してノイズを受ける。逆に、データバスDBUSを伝搬する信号が遷移すると、配線Lは線間容量を介してノイズを受ける。配線Lが電源線の時も同様で、電源ノイズが発生するとデータバスDBUSはノイズを受け、データバスDBUSを伝搬する信号が遷移すると電源線がノイズを受ける。
データバスDBUSがノイズを受けると、データバスDBUSを介したセンスアンプユニットSAUとデータラッチXDLの間のデータの転送時間は、ノイズが落ち着くまでの時間を見込むために、長くする必要がある。また、図12では8個のセンスアンプユニットSAUに対してデータバスDBUSは1本である、例えば16K×8個のセンスアンプユニットSAUが同時に遷移するNAND型半導体メモリ装置では、16K本のデータバスDBUSが存在する。このためデータバスDBUSに近接して電源線が配置されている場合に、データバスDBUSを伝搬する信号が遷移する時に電源線が受けるノイズが大きい。
上記の問題を解決する方法として、図13に示す比較例のセンスアンプのように、インバータ回路350によって、データをデータバスDBUSの途中で反転させる方法が考えられる。この方法によると、データバスDBUSにおけるデータの遷移の方向が、インバータ回路350の入力端子側の部分と、インバータ回路350の出力端子側の部分とで異なる。従って、配線Lの一部はデータに応じた遷移をするが、配線Lの残りの部分はデータの反転信号に応じて遷移をする。このため、配線Lにおいて、データに応じたノイズとデータの反転信号に応じたノイズとが打ち消しあう。また、配線Lの動作やノイズの影響をデータバスDBUSが配線容量を介して受ける場合にも、データバスDBUS上にはインバータ回路350が設けられているため、データバスDBUSにおけるインバータ回路350の入力端子側の部分が受けるノイズとインバータ回路350の出力端子側の部分とが受けるノイズとが打ち消しあう。このことから、データバスDBUSが配線Lから受けるノイズとデータバスDBUSが配線Lに与えるノイズとの両方を軽減することができる。
しかし、図13に示した構成では、センスアンプユニットSAUからデータラッチXDLへのデータの転送は行えるが、データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUへのデータの転送は行えない。
これに対し、図11に示す構成では、センスアンプユニットSAUからデータラッチXDLへのデータの転送と、データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUへのデータの転送のいずれも行える。なお、図11ではスイッチ回路312にnチャネルMOSトランジスタを使用しているが、スイッチ回路312にpチャネルMOSトランジスタを使用してもよい。データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUへのデータの転送のために、トランジスタではなく、入力端子をデータラッチXDLに接続するインバータ回路をインバータ回路311と逆並列に配置してもよい。しかし、2つのインバータ回路を使用した転送回路310は、最低でも4つのトランジスタが必要である。一方、スイッチ回路312にトランジスタを使用することにより、最低で3個のトランジスタで転送回路310を構成することが可能であり、転送回路310の面積の増大を抑制できる。
なお、図11に示す構成では、データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUにデータを転送するために、インバータ回路311を上回る駆動力でデータラッチXDLがデータバスDBUSを駆動する必要がある。言い換えると、インバータ回路311の駆動力がデータラッチXDLの駆動力よりも弱ければよい。例えば、インバータ回路311を構成するトランジスタが、データラッチXDLで配線を駆動する回路のトランジスタに比べて、ゲートのチャネル幅/チャネル長(W/L比)が十分に小さければよい。
データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUへのデータの転送を実現する方法として、インバータ回路311に出力を停止する機能を有する構成を採用してもよい。具体的には、クロックトインバータ又はインバータ素子の出力にスイッチ素子が接続されている構成をインバータ回路311に採用してもよい。このような構成により、データラッチXDLのデータバスDBUSを駆動する回路のトランジスタのW/L比が小さくても、データラッチXDLからセンスアンプユニットSAUへのデータの転送が可能である。出力を停止する機能を有するインバータ回路311は、例えば図14~図16に示す構成であってもよい。
図14~図16に示すインバータ回路311は、VDD端子とVSS端子から電源電圧が供給され、反転バッファ311aとスイッチ部SWを組み合わせた回路である。反転バッファ311aは、相補型MOSインバータにより構成されてもよい。反転バッファ311aの入力端子INは第1データバスDBUS1に接続し、反転バッファ311aの出力端子OUTは第2データバスDBUS2に接続する。反転バッファ311aは、トライステート(tri-state)型のインバータやシュミットトリガ(Schmitt trigger)型のインバータなどであってもよい。スイッチ部SWがオン状態のとき、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2にデータが伝搬する。スイッチ部SWがオフ状態のとき、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2へのデータの伝搬が停止する。
図14に示すインバータ回路311は、クロクットインバータである。反転バッファ311aとVDD端子の間に/CLK信号によりオンオフが制御されるスイッチ部SWが接続され、反転バッファ311aとVSS端子の間にCLK信号によりオンオフが制御されるスイッチ部SWが接続されている。図14に示すインバータ回路311では、OUT端子がVDD端子の電圧以上かつCLK信号の電圧以上になると、OUT端子とVDD端子の間に貫通電流が流れる。
図15に示すインバータ回路311は、反転バッファ311aの出力にスイッチ部SWを接続した回路である。図15に示すインバータ回路311は、OUT端子の電圧がVDD端子の電圧以上になっていても貫通電流が発生しないメリットがある。ただし、OUT端子にVDD端子の電圧を出力するときにnチャネルMOSトランジスタを経由するため、大きな電流を流すことが困難である。この問題を解決するためには、CLK信号の電圧をVDD端子の電圧よりも高くすればよい。つまり、スイッチ部SWを構成するトランジスタのゲート電圧を、インバータ回路311に電力を供給する電源電圧より高くしてもよい。
図16に示すインバータ回路311は、図15に示す回路の反転バッファ311aとVSS端子の間にスイッチ部SWを追加した回路である。具体的には、反転バッファ311aとVSS端子の間にCLKb信号をゲート入力とするnチャネルMOSトランジスタがスイッチ部SWとして配置されている。このため、CLKa信号をゲート入力とするnチャネルMOSトランジスタのスイッチ部SWを、閾値電圧の低いトランジスタにすることができる。CLKa信号をゲート入力とするnチャネルMOSトランジスタの閾値電圧を低くすることにより、VDD端子の電圧をOUT端子に出力する場合の駆動力を更に強くすることができる。CLKa信号の電圧は、図15に示す回路と同様にVDD端子の電圧以上にすることも可能であり、更に駆動力を強くすることができる。
ところで、図11に示すようにデータバスDBUSを分割した場合、データラッチXDLの近くに配置される第2SAU(センスアンプユニットSAU0~SAU3)からデータラッチXDLへのデータの転送時間と比べて、第1SAU(センスアンプユニットSAU4~SAU7)からデータラッチXDLへのデータの転送時間は長くなる。
第1SAUからのデータの転送時間を短縮するには、例えば以下のように、データバスDBUSでのデータの電圧振幅を調整する方法がある。すなわち、第1SAU(センスアンプユニットSAU4~SAU7)から第1データバスDBUS1にデータを出力する時の第1データバスDBUS1でのデータの電圧振幅を、第2SAU(センスアンプユニットSAU0~SAU3)から第2データバスDBUS2にデータを出力する時の第2データバスDBUS2でのデータの電圧振幅よりも大きくする。第1データバスDBUS1を伝搬するデータの電圧振幅を大きくすることにより、インバータ回路311の反転バッファ311aのゲート電圧が大きくなる。その結果、反転バッファ311aの駆動力が強くなり、第2データバスDBUS2でデータを伝搬するために必要な時間を短縮することができる。例えば、図17A~図17Bに示すように、第1データバスDBUS1を伝搬するデータD1の電圧振幅VD1を、第2データバスDBUS2を伝搬するデータD2の電圧振幅VD2よりも大きくする。電圧振幅VD2は、インバータ回路311を駆動する電源電圧VDDLと同等である。上記のように、第1SAUからのデータの転送時間を短縮するために、反転バッファ311aの入力端子の電圧振幅を、インバータ回路311に電力を供給する電源電圧より大きくしてもよい。
また、反転バッファ311aの出力を停止するためのスイッチ部SWをインバータ回路311に設けた場合、スイッチ部SWを構成するトランジスタのゲート電圧が、インバータ回路311に電力を供給する電源電圧と異なってもよい。例えば、スイッチ部SWを構成するトランジスタのゲート電圧を、インバータ回路311の電源電圧より高くしてもよい。また、スイッチ部SWを構成するトランジスタのゲート電圧を、反転バッファ311aの入力端子の電圧振幅より大きくしてもよい。スイッチ部SWをnチャネルMOSトランジスタで構成したときに、トランジスタのゲート電圧を大きくすることでスイッチ部SWのオン抵抗を下げ、高速動作させることができる。また、スイッチ部SWをpチャネルMOSトランジスタで構成した場合、オフ時のゲート電圧を電源電圧よりも高くすれば、閾値電圧の低いpチャネルMOSトランジスタでもオフできる。このため、スイッチ部SWのオン抵抗を低減して高速動作を実現できる。このように、スイッチ部SWを構成するトランジスタの閾値電圧を、反転バッファ311aを構成するトランジスタの閾値電圧よりも低くしてもよい。
図11に示す転送回路310を有するセンスアンプ31によれば、センスアンプユニットSAUからデータラッチXDLへのデータの転送動作の高速化も実現できる。スイッチ回路312により、データバスDBUSは第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2に分断されている。第2グループG2(センスアンプユニットSAU0~SAU3)からデータラッチXDLにデータを転送する場合は、第2データバスDBUS2の配線容量のみを充電すればよい。同様に、第1グループG1(センスアンプユニットSAU4~SAU7)からデータを出力する場合も、第1データバスDBUS1の配線容量のみを充電すればよい。データバスDBUSの途中に反転バッファ311aが設けられてデータバスDBUSが分断されることにより、1回あたりのデータ転送動作において充電すべき配線のRC遅延が短くなるため、動作の高速化が可能である。
例えば、データバスDBUSの延伸方向の中央付近に反転バッファ311aが配置されている場合を検討する。この場合、データラッチXDLの容量とデータラッチXDL上の配線容量を簡単のために無視すると第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2の配線抵抗と配線容量が同等である。このときの配線抵抗と配線容量をRとCとして、第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2のそれぞれの遅延時間はRCであり、第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2を合わせた遅延時間は2RCである。一方、データバスDBUSが分断されていない場合、配線抵抗と容量は2Rと2Cであるため、遅延時間は2R×2C=4RCである。つまり、データバスDBUSに反転バッファ311aを配置することにより、第1グループG1からのデータ転送は2倍の高速化が可能である。
第1グループG1と第2グループG2の両方からデータを転送するために必要な時間はデータバスDBUSが分断されていない場合、前記の第1グループG1からのデータ転送に必要な4RCと第2グループG2からのデータ転送に要する時間の和となる。第2グループG2からのデータ転送に必要な時間は第2データバスDBUS2のRC積のRCである。よって第1グループG1と第2グループG2の両方からデータ転送を行うために必要な時間は4RC+1RC=5RCである。このとき第1グループG1はデータラッチXDLから最も遠いセンスアンプユニットSAU7からデータを転送し、第2グループG2もデータラッチXDLからもっとも遠いセンスアンプユニットSAU3からデータを転送するものとした。データバスDBUSが分断されている場合、第1グループG1と第2グループG2の両方からデータを転送するために必要な時間は、第1グループG1からデータを転送するために要する時間2RCと第2グループG2からデータを転送するために必要な1RCの和の3RCとなる。このように、データバスDBUSが分断されている場合は、データバスDBUSが分断されていない場合に対して、第1グループG1と第2グループG2の両方から1ビットずつデータを転送するときのデータ転送速度は5RC/3RC=5/3となり、約1.67倍の高速化が実現できる。
更に、第2グループG2から出力したデータを第2データバスDBUS2を介してデータラッチXDLに転送している期間は、第1データバスDBUS1は使用されていない。このため、第2グループG2から第2データバスDBUS2を介してデータをデータラッチXDLに出力している期間に、第1グループG1から第1データバスDBUS1にデータを出力しておくことが可能である。第2グループG2(センスアンプユニットSAU0~SAU3)から第2データバスDBUS2へのデータ転送と第1グループG1(センスアンプユニットSAU4~SAU7)から第1データバスDBUS1へのデータ転送を同時に行うことができるため、データ出力動作全体の更なる高速化を実現できる。すなわち、第1グループG1のセンスアンプユニットSAUのうち1つがデータをデータバスDBUSへ出力するためのスイッチを導通するタイミングと、第2グループG2のセンスアンプユニットSAUのうち1つがデータをデータバスDBUSへ出力するためのスイッチを導通するタイミングは少なくとも部分的に重なる。データバスDBUSへデータ出力するためのスイッチは、例えば図9に示すトランジスタ74である。第1グループG1と第2グループG2から同時にデータを出力するときのデータ転送の遅延時間は、第2グループG2からデータを第2データバスDBUS2を介してデータラッチXDLに書き込むときの1RCと、第1グループG1のデータが第1データバスDBUS1に出力されている状態から第2データバスDBUS2を介してデータラッチXDLに書きこむ1RCの合計の2RCとなる。これによりデータバスDBUSを分断しない場合と比較し5RC/2RC=2.5倍の高速化が実現できる。
上記のように、第1グループG1に含まれる第1SAUが第1データバスDBUS1にデータを出力するタイミングと、第2グループG2に含まれる第2SAUが第2データバスDBUS2にデータを出力するタイミングが重なるようにしてもよい。第1SAUのデータを出力するタイミングと第2SAUのデータを出力するタイミングが重なることにより、第2SAUからのデータの出力と第1SAUからのデータの出力を異なるタイミングで行う場合よりも、2倍の高速化を実現できる。
以下に、図18を参照して、図11に示す回路の動作例を説明する。以下の動作例では、第1グループG1に含まれるセンスアンプユニットSAUと第2グループG2に含まれるセンスアンプユニットSAUが、同時にメモリセルMTからデータを読み出す。
まず、図18のステップS11において、インバータ回路311の反転バッファ311aを動作させない状態で、第1SAUおよび第2SAUから同時にデータバスDBUSにデータを出力する。すなわち、第1グループG1に含まれる1つのセンスアンプユニットSAUから第1データバスDBUS1にデータが出力され、第2グループG2に含まれる1つのセンスアンプユニットSAUから第2データバスDBUS2にデータが出力される。ここで、反転バッファ311aを動作させない状態とは、例えばインバータ回路311のスイッチ部SWがオフ状態であり、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2へのデータの伝搬を停止した状態である。
ステップS12において、第2SAUから第2データバスDBUS2に出力されたデータをデータラッチXDLで取り込む。その後、ステップS13において、第2SAUから第2データバスDBUS2へのデータの出力を停止する。
ステップS14において、インバータ回路311の反転バッファ311aを動作させる。ここで、反転バッファ311aを動作させるとは、例えばインバータ回路311のスイッチ部SWがオン状態であり、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2へのデータの伝搬を停止していない状態である。反転バッファ311aを動作させることにより、第1SAUから第1データバスDBUS1に出力されていたデータが、転送回路310において反転して、第2データバスDBUS2に伝搬する。そして、ステップS15において、第1データバスDBUS1から第2データバスDBUS2に伝搬したデータをデータラッチXDLで取り込む。
上記のように、第1グループG1に含まれるセンスアンプユニットSAUと第2グループG2に含まれるセンスアンプユニットSAUは、異なるタイミングでデータをデータラッチXDLに転送する。
図18では、第1SAUおよび第2SAUから同時にデータバスDBUSにデータを出力する動作例を説明した。しかし、反転バッファ311aを動作させる前に第1SAUから第1データバスDBUS1へのデータの出力が完了していれば、第1SAUからのデータの出力と第2SAUからのデータの出力が同時でなくても、動作時間に影響はない。図19を参照して、第1SAUからデータバスDBUSへのデータの出力と、第2SAUからデータバスDBUSへのデータの出力が、同時でない場合の動作例を説明する。
図19のステップS21において、インバータ回路311の反転バッファ311aを動作させない状態で、第2SAUからデータバスDBUSにデータを出力する。ステップS22において、反転バッファ311aを動作させない状態で、第1SAUからデータバスDBUSにデータを出力する。
その後、図18を参照して説明したステップS12~ステップS15と同様にして、第1SAUと第2SAUからそれぞれ出力されたデータをデータラッチXDLで取り込む。すなわち、第2SAUから第2データバスDBUS2に出力されたデータをデータラッチXDLで取り込んだ後、反転バッファ311aを動作させる。そして、第1SAUから第1データバスDBUS1に出力されていたデータを、転送回路310において反転して、データラッチXDLで取り込む。
図19を参照して説明した動作例では、第2SAUから第2データバスDBUS2にデータ出力した後に、第1SAUから第1データバスDBUS1にデータを出力する。このとき、第2データバスDBUS2に出力されたデータをデータラッチXDLが取り込み、かつ第2SAUから第2データバスDBUS2へのデータの出力を停止するまでに、第1SAUから第1データバスDBUS1にデータを出力する。
つまり、反転バッファ311aを動作させる前に、第2データバスDBUS2のデータをデータラッチXDLに取り込む時間および第2SAUからのデータの出力を停止する時間が必要である。したがって、第1SAUからのデータの出力の開始時間を、第2SAUからのデータの出力動作から遅らせることもできる。このため、センスアンプユニットSAUの動作に起因するピーク電流の発生するタイミングを、第1SAUからのデータの出力動作と第2SAUからのデータの出力動作とでずらすことができる。ピーク電流の発生するタイミングをずらすことにより、センスアンプユニットSAUの動作により発生するノイズを抑制することができる。
図18および図19を参照して説明した動作例では、第1SAUから出力されたデータが、転送回路310において反転してから、データラッチXDLに転送される。このため、第1SAUから出力するデータと第2SAUから出力するデータの正負の整合を取るために、第2SAUから出力するデータに対して、第1SAUから出力するデータを反転させてもよい。つまり、第1SAUは保持したデータを反転して出力し、第2SAUは保持したデータを反転せずに出力してもよい。例えば、図9に示したインバータ70とインバータ71を逆並列に構成したラッチ回路SDLからデータを出力する場合に、第2SAUではトランジスタ73を導通させるのに対して、第1SAUではトランジスタ72を導通させる。すなわち、第2SAUからデータDを出力する場合に、トランジスタ72をオフしトランジスタ73をオンして、図20Aに示すようにLAT端子からデータDを出力してもよい。そして、第1SAUからデータDを出力する場合に、トランジスタ72をオンしトランジスタ73をオフして、図20Bに示すようにINV端子からデータDを出力してもよい。
上記のように、第1SAUからデータを出力する場合と第2SAUからデータを出力する場合とで、ラッチ回路の異なる端子からデータを出力させてもよい。これにより、第1SAUから出力するデータと第2SAUから出力するデータの正負の整合を取ることができる。
或いは、データラッチXDLが第1SAUから出力されたデータを取り込む際に、データラッチXDLがデータを反転させて保持してもよい。例えば、データラッチXDLが図9に示したラッチ回路SDLと同様の回路構成である場合に、データラッチXDLは、インバータ70とインバータ71を逆並列に構成したラッチ回路にデータを保持する。この場合に、データラッチXDLが第1SAUから出力したデータを保持する場合と第2SAUから出力したデータを保持する場合とで、トランジスタ72とトランジスタ73の導通状態を逆にしてもよい。すなわち、データラッチXDLが第2SAUから出力したデータDを取り込む場合に、トランジスタ72をオフしトランジスタ73をオンして、図21Aに示すようにラッチ回路のLAT端子にデータDを入力してもよい。そして、データラッチXDLが第1SAUから出力したデータDを取り込む場合に、トランジスタ72をオンしトランジスタ73をオフして、図21Bに示すようにINV端子にデータDを入力してもよい。
上記のように、第1SAUからデータを出力する場合と第2SAUからデータを出力する場合とで、データラッチXDLが、データラッチXDLのラッチ回路の異なる端子からデータを取り込んでもよい。これにより、第1SAUから出力するデータと第2SAUから出力するデータの正負の整合を取ることができる。
上記では、不揮発性メモリ2の読み出し動作の場合について説明した。不揮発性メモリ2の書き込み動作では、反転バッファ311aを動作させない状態でスイッチ回路312を導通させて、センスアンプユニットSAUにデータを入力すればよい。書き込み動作は読み出し動作ほどの高速動作は要求されないため、動作速度を落とすことでノイズの影響を緩和できる。
なお、図11に示すようにデータバスDBUSが分割されていると、データラッチXDLから第2データバスDBUS2を介して第2SAUにデータを入力している期間に、第1SAUから第1データバスDBUS1にデータを出力することも可能である。このように第1SAUと第2SAUが同時に動作することで、センスアンプユニットSAUへのデータの入力とセンスアンプユニットSAUからのデータの出力を含む一連の動作を高速化できる。
また、データバスDBUSを第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2に分割することにより、第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2が連続する場合よりも第2データバスDBUS2の配線容量は小さい。このため、第1データバスDBUS1でのデータの転送と比較して、第2データバスDBUS2でのデータの転送は高速動作が可能である。この特徴を生かすため、第2SAUのみからデータを出力する動作(第1の読み出し動作)と、第1SAUのみからデータを出力する動作(第2の読み出し動作)と、第1SAUおよび第2SAUからデータを出力する動作(第3の読み出し動作)を設定してもよい。そして、用途に応じて、第1~第3の読み出し動作を使い分けてもよい。例えば、高速に読み出す必要のあるデータを第2SAUに対応するメモリセルに記憶し、高速な読み出しの必要がないデータを第1SAUに対応するメモリセルに記憶してもよい。また、読み出し動作が第1SAUのみの場合、第2SAUのみの場合、第1SAUおよび第2SAUの場合の3つの場合を想定して、用途に応じて2つの動作を選択することも可能である。
第1~第3の読み出し動作を外部コマンドで区別して不揮発性メモリ2に命令することにより、外部コマンドの数を削減することもできる。例えば、第2SAUのみからデータを出力する第1の読み出し動作を命令する外部コマンドを高速の読み出しコマンドとして使用する。そして、第1SAUのみからデータを出力する第2の読み出し動作を命令する外部コマンドを低速の読み出しコマンドとして使用する。このように、第1SAUにメモリセルからデータを読み出させる命令と、第2SAUにメモリセルからデータを読み出させる命令が異なってもよい。
或いは、第1の読み出し動作と第2の読み出し動作のみをサポートする不揮発性メモリ2においては、外部コマンドではなくアドレスにより第1の読み出し動作と第2の読み出し動作を区別してもよい。例えば、第2SAUに接続するビット線BLに関連付けられた特定のアドレスに対する読み出し命令により、高速な読み出し動作を実行してもよい。すなわち、メモリセルからデータを読み出す動作において、相対的に高速な読み出し動作の場合に、第2SAUに接続するにビット線BLに関連付けられたメモリセルに対応するアドレスを読み出し命令で指定する。そして、相対的に低速な読み出し動作の場合に、第1SAUに接続するビット線BLに関連付けられたメモリセルに対応するアドレスを読み出し命令で指定する。
例えば、不揮発性メモリ2が、全体で同時動作するセンスアンプユニットSAUの個数が16kBに対応する構成とする。この場合、第1SAUの個数と第2SAUの個数が均等であるようにデータバスDBUSを第1データバスDBUS1と第2データバスDBUS2に分割すると、第1SAUと第2SAUのそれぞれの個数は8kBに対応する。このため、第1の読み出し動作又は第2の読み出し動作に対応する8kBのデータのみの読み出し動作と、第3の読み出し動作に対応する16kBのデータの読み出し動作を、用途に応じて実行してもよい。
ところで、一般的なNANDフラッシュメモリの構成では、センスアンプユニットSAUはビット線BLと1対1で接続される。また、すべてのビット線BLからデータが同時に読み出される。このような構成においては、第1SAUに接続するビット線BLと第2SAUに接続するビット線BLを交互に配置することにより、以下のようにして動作の高速化を実現できる。
例えば、読み出し対象のビット線BLとして第1SAUに接続するビット線BLのみにデータが伝搬する時は、第2SAUに接続するビット線BLの電圧を一定の電圧に固定する。第2SAUに接続するビット線BLの電圧を一定の電圧に固定すると、第1SAUに接続するビット線BLの両隣に、電圧が固定されたビット線BLが存在することになる。電圧が固定されたビット線BLはシールド線として機能するため、第1SAUに接続するビット線BLの受けるノイズを軽減する。一方、読み出し対象のビット線BLとして第2SAUに接続するビット線BLのみにデータが伝搬する時は、第2SAUに接続するビット線BLの両隣に配置された第1SAUに接続するビット線BLの電圧を、一定の電圧に固定する。これにより、第2SAUに接続するビット線BLの受けるノイズを軽減する。
なお、一定の電圧に固定するビット線BLの電圧は、例えばNANDストリングNSのソース電圧にしてもよい。ビット線BLの電圧をNANDストリングNSのソース電圧に固定すると、NANDストリングNSに電流が流れない。しかし、一定の電圧に固定する接続するビット線BLの電圧が他の電圧でも構わない。
読み出し対象のビット線BLは読み出し動作中に電圧が変化するため、読み出し対象のビット線BLに近接するビット線BLでのデータの転送に影響する。しかし、読み出し対象のビット線BLに近接するビット線BLの電圧を固定することにより、読み出し対象のビット線BLに近接するビット線BLは、読み出し対象のビット線BLの電圧の変化の影響を受けない。このため、第1SAUに接続するビット線BLと第2SAUに接続するビット線BLを交互に配置することにより、高速動作が可能となる。
図22に、第1SAUに接続するビット線BLと第2SAUに接続するビット線BLを交互に配置した例を示す。図22では、センスアンプユニットSAU4~SAU7が第1SAUであり、センスアンプユニットSAU0~SAU3が第2SAUである。また、センスアンプユニットSAU12~SAU15が第1SAUであり、センスアンプユニットSAU8~SAU11が第2SAUである。第1SAUに接続するビット線BLの両側に、第2SAUに接続するビット線BLが配置されている。そして、第2SAUに接続するビット線BLの両側に、第1SAUに接続するビット線BLが配置されている。
(その他の実施形態)
以上の説明では、不揮発性メモリ2がNANDフラッシュメモリである場合を説明したが、不揮発性メモリ2が他の型式のメモリデバイスであってもよい。また、本発明の実施形態は不揮発性メモリ以外の半導体メモリ装置であってもよい。
以上の説明では、不揮発性メモリ2がNANDフラッシュメモリである場合を説明したが、不揮発性メモリ2が他の型式のメモリデバイスであってもよい。また、本発明の実施形態は不揮発性メモリ以外の半導体メモリ装置であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…メモリコントローラ
2…不揮発性メモリ
21…メモリセルアレイ
31…センスアンプ
31A…センスアンプモジュール
31B…データレジスタ
31C…データマルチプレクサ
310…転送回路
311…インバータ回路
312…スイッチ回路
BL0、・・・、BLm…ビット線
DBUS…データバス
DBUS1…第1データバス
DBUS2…第2データバス
SAU0、・・・、SAUm…センスアンプユニット
2…不揮発性メモリ
21…メモリセルアレイ
31…センスアンプ
31A…センスアンプモジュール
31B…データレジスタ
31C…データマルチプレクサ
310…転送回路
311…インバータ回路
312…スイッチ回路
BL0、・・・、BLm…ビット線
DBUS…データバス
DBUS1…第1データバス
DBUS2…第2データバス
SAU0、・・・、SAUm…センスアンプユニット
Claims (18)
- 半導体メモリ装置において、ワード線およびビット線に関連付けられた複数のメモリセルとデータを送受信する半導体集積回路であって、
それぞれが前記ビット線のいずれかに接続し、かつ第1グループと第2グループのいずれかに含まれる複数のセンスアンプユニットと、
前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットのそれぞれに接続する第1データバスと、
前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットのそれぞれに接続する第2データバスと、
前記第1データバスの一端と前記第2データバスの一端の間に接続され、前記第1データバスと前記第2データバスの間での前記データの転送を双方向について制御する転送回路と、
前記第2データバスの他端に接続し、前記データを保持するデータラッチと
を備える半導体集積回路。 - 前記転送回路が、
前記第1データバスの前記一端に入力端子が接続し、前記第2データバスの前記一端に出力端子が接続し、前記第1データバスを伝搬する前記データの反転信号を前記第2データバスに出力するインバータ回路と、
前記第1データバスの前記一端と前記第2データバスの前記一端の間に前記インバータ回路と並列に接続され、前記第2データバスから前記第1データバスに向けての前記データの転送を制御するスイッチ回路と
を備える、請求項1に記載の半導体集積回路。 - 前記インバータ回路が、
前記第1データバスの前記一端に入力端子が接続し、前記第2データバスの前記一端に出力端子が接続する反転バッファと、
前記反転バッファによる前記第1データバスから前記第2データバスへの前記データの伝搬を停止するスイッチ部を有する、請求項2に記載の半導体集積回路。 - 前記スイッチ部がMOSトランジスにより構成され、
前記スイッチ部を構成するMOSトランジスタのゲート電圧が、前記インバータ回路に電力を供給する電源電圧よりも高い、
請求項3に記載の半導体集積回路。 - 前記反転バッファが相補型MOSインバータを用いて構成され、
前記反転バッファの入力端子の電圧振幅が、前記インバータ回路に電力を供給する電源電圧よりも大きい、
請求項3に記載の半導体集積回路。 - 前記反転バッファが相補型MOSインバータを用いて構成され、
前記スイッチ部を構成するMOSトランジスタのゲート電圧が、前記反転バッファの入力端子の電圧振幅よりも大きい、
請求項3に記載の半導体集積回路。 - 前記スイッチ部を構成するMOSトランジスタの閾値電圧が、前記反転バッファを構成するMOSトランジスタの閾値電圧よりも低い、
請求項3に記載の半導体集積回路。 - 前記第1データバスを伝搬する前記データの電圧振幅が、前記第2データバスを伝搬する前記データの電圧振幅よりも大きい、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
- 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットと前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットが同時に前記メモリセルから前記データを読み出し、
前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットと前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットが、異なるタイミングで前記データを前記データラッチに転送する、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体集積回路。 - 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットが前記第1データバスに前記データを出力するタイミングと、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットが前記第2データバスに前記データを出力するタイミングが重なる期間を有する、請求項9項に記載の半導体集積回路。
- 前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットから前記第2データバスに前記データを出力した後であって、前記第2データバスに出力された前記データを前記データラッチが取り込み、かつ前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットから前記第2データバスへの前記データの出力を停止するまでに、前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットから前記第1データバスに前記データを出力する、請求項9に記載の半導体集積回路。
- 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットは保持した前記データを反転して出力し、
前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットは保持した前記データを反転せずに出力する、
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体集積回路。 - 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットと前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットが、同一の構成のラッチ回路を有し、
前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットが前記データを出力する端子と、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットが前記データを出力する端子は、前記ラッチ回路の異なる端子である、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体集積回路。 - 前記データラッチが前記データを保持するラッチ回路を有し、
前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットから出力した前記データを保持する場合と、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットから出力した前記データを保持する場合とで、前記ラッチ回路の異なる端子から前記データを取り込む、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体集積回路。 - 前記データラッチから前記第2データバスを介して前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットに前記データを入力している期間に、前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットから前記第1データバスに前記データを出力する、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
- 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットに前記メモリセルから前記データを読み出させる命令と、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットに前記メモリセルから前記データを読み出させる命令が異なる、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
- 前記メモリセルから前記データを読み出す動作において、
相対的に高速な読み出し動作の場合に、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットに接続する前記ビット線に関連付けられた前記メモリセルに対応するアドレスを読み出し命令で指定し、
相対的に低速な読み出し動作の場合に、前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットに接続する前記ビット線に関連付けられた前記メモリセルに対応するアドレスを読み出し命令で指定する、
請求項1乃至16のいずれか1項に記載の半導体集積回路。 - 前記第1グループに含まれる前記センスアンプユニットに接続する前記ビット線と、前記第2グループに含まれる前記センスアンプユニットに接続する前記ビット線が、交互に配置されている、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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