JP2023007248A - 警備システムおよび制御装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023007248000001
【課題】指定された人が警備操作器の操作を行っていることを認証することが可能な警備システムおよび制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、制御装置と、制御装置と通信ネットワークを介して接続する管理装置とを含む警備システムにおいて、登録者の携帯端末情報を管理する管理部と、制御装置に入力された認証情報により操作者の第1認証を行う第1認証部と、管理部に登録されている携帯端末情報の携帯端末から情報を受け付ける受付部と、携帯端末から受け付けた情報に基づき、操作者が指定された操作者であるかの第2認証を行う第2認証部と、を有し、制御装置は、第1認証および第2認証が成立した場合に警備状態を制御する、ことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、警備システムおよび制御装置に関する。
従来、個々の建物に各種センサーを設置して夜間や休日の建物への人の侵入や火災などを検知する警備システムが一般的に利用されている。最終退室者が建物の出入口の警備操作器で警備状態を警備開始に設定して退室することにより、警備システムにより各種センサーを利用した機械警備が開始される。警備状態は、最初の出勤者など、次に入室する人が警備操作器を操作することで警備解除に設定することができる。
警備操作器で警備解除を行う操作は、警備操作鍵があれば誰でも実施することができる。そのため、警備操作鍵に暗証番号を組み合わせることで、セキュリティを高める技術もある。なお、現金の引き出し等を行う自動取引システムの分野においては、カードの不正使用による被害を抑えるための技術を開示したものがある。開示の技術は、取引があると、取引のあった口座の顧客のメールアドレスへ取引があったことを知らせる電文を送信し、その電文を受信した携帯端末から取引を禁止する電文を受信した場合に該当口座の取引を禁止するというものである(特許文献1参照)。
特開2006-285812号公報
しかしながら、警備操作鍵や、暗証番号を入手すれば、指定された人以外でも警備操作器で警備解除が行える可能性が高まり、警備上のリスクとなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、指定された人が警備操作器の操作を行っていることを認証することが可能な警備システムおよび制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御装置と、前記制御装置と通信ネットワークを介して接続する管理装置とを含む警備システムにおいて、登録者の携帯端末情報を管理する管理部と、前記制御装置に入力された認証情報により操作者の第1認証を行う第1認証部と、前記管理部に登録されている前記携帯端末情報の携帯端末から情報を受け付ける受付部と、前記携帯端末から受け付けた前記情報に基づき、前記操作者が指定された操作者であるかの第2認証を行う第2認証部と、を有し、前記制御装置は、前記第1認証および前記第2認証が成立した場合に警備状態を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、指定された人が警備操作器の操作を行っていることを認証することができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる警備モデルの一例を示す図である。 図2は、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、操作パネルの外観構成の一例を示す図である。 図4は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、管理テーブルTの構成の一例を示す図である。 図6は、警備システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図7は、警備システム全体の認証シーケンスの一例を示す図である。 図8は、携帯端末のユーザに認証の入力を行わせる画面の一例を示す図である。 図9は、変形例1にかかる警備システムの構成の一例を示す図である。 図10は、位置の認証の説明図である。 図11は、携帯端末が専用アプリなどで後から表示する内容確認画面の一例を示す図である。 図12は、変形例2にかかる警備システム全体の認証シーケンスの一例を示す図である。 図13は、携帯端末のユーザに認証の入力を行わせる画面の一例を示す図である。 図14は、変形例3にかかる認証入力画面の一例を示す図である。 図15は、変形例4にかかる警備システム全体の認証シーケンスの一例を示す図である。 図16は、第2の実施の形態にかかる制御装置の構成の一例を示す図である。 図17は、制御装置における認証シーケンスの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる警備システムおよび制御装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる警備モデルの一例を示す図である。図1には、テナントAにおける警備モデルを示している。テナントAでは、従業員通用口A1の入り口に警備操作器50が設けられている。警備操作器50は、テナントAの警備状態を制御するための操作パネルと、制御装置とを備える。警備操作器50は、操作パネルにより従業員などの操作者Pから警備開始または警備解除などの操作を受け付け、認証が成立した場合に、その操作に応じた警備状態に制御する。
テナントAの内部には、天井に5台の警備用センサー10が設けられている。各警備用センサー10は、例えば画像センサーであり、テナントA内の異なる範囲をセンシングすることができるように、位置を離して設置されている。また、テナントAの天井に警告等を行うスピーカ30なども設けられている。テナントAの客通用口A2の扉には開閉センサー20が設けられている。この他、テナントAの各窓A3に開閉センサーが設けられている。つまり、このテナントAにおいて、最終退室者が戸締りをして警備操作器50で警備開始に設定することにより各種センサーを用いた機械警備が開始される。機械警備の開始後に侵入者がいると、各種センサーにより検知され、警備操作器50から監視センタへ検知信号が送信される。機械警備の開始後に従業員等が入室する場合は、警備操作器50で警備解除を行ってから入室する。
なお、センサーの種類や配置は一例であり、これに限定するものではない。センサーの種類や配置は警備対象に応じて適宜変更してよい。
また、従業員通用口A1の扉の鍵は適宜設けてよい。鍵を設ける場合、物理鍵を使用してもよいし、警備操作器50と連動して動作する電子錠を採用してもよい。また、スマートロックを採用してもよい。
また、テナントは一例である。契約者が入居する建物、施設、或いは住居などへの機械警備の設備を設けてもよい。
また、警備操作器50の数や配置は一例であり、これに限定するものではない。ビルの出入口や、ビルの各階のフロアごとなど、設置位置を適宜決めて設けてよい。
次に、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成について図2~図4を参照して説明する。図2は、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示す警備システム1は、警備操作器50と、監視センタ60と、管理装置80とを含む。
警備操作器50は、操作パネル50aと制御装置50bとを備える。操作パネル50aと制御装置50bとは通信接続される。ここでは操作パネル50aと制御装置50bとを別体にして区別しているが、操作パネル50aと制御装置50bは一体であっても勿論よい。また、1台の制御装置50bに対し複数台の操作パネル50aが通信接続する構成であってもよい。
図2に示すように、制御装置50bは、制御部501と、記憶部502と、入出力制御部503と、無線通信制御部504と、通信制御部505と、タイマ506を有する。
制御部501は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、CPUにワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)とを備えたコンピュータで構成される。制御部501は、CPUがROMなどに格納された制御プログラムを実行することにより、操作パネル50aから警備操作を受け付けて各部を制御する制御機能を発揮する。制御機能には、操作パネル50aの操作を行う操作者Pの認証機能なども含まれる。なお、これら機能は、一部またはすべてがソフトウェアにより実現されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現されてもよい。
タイマ506は、制御部501の指示により所定時間をカウントする。例えばタイマ506は、警備操作から警備開始までの所定時間をカウントする。
記憶部502は、例えばFlash ROMなどであり、制御装置50bに接続されている各種機器の管理情報などを記憶する。
入出力制御部503は、開閉センサー20やスピーカ30などの接続機器と制御部501との信号またはデータの入出力制御を行う。
無線通信制御部504は、無線LANやBluetoothなどの無線方式で警備用センサー10と無線通信接続し、警備用センサー10を制御する。
通信制御部505は、通信ネットワーク71に接続し、監視センタ60や管理装置80と通信する。
開閉センサー20は、扉や窓の開閉を検出するセンサーである。例えば、開閉センサー20としてマグネットセンサーなどを使用する。
スピーカ30は、音声情報または警告音などを音声出力する。例えばスピーカ30は、監視センタ60からの監視員による呼びかけを音声出力する。
なお、ここでは開閉センサー20とスピーカ30とを入出力制御部503に有線接続した場合の構成を示しているが、無線通信接続にしてもよい。また、警備用センサー10は、無線通信接続の構成であるが有線接続であっても勿論よい。
図3は、操作パネル50aの外観構成の一例を示す図である。図3に示すように、操作パネル50aは、液晶表示部142、警備開始ボタン143、警備解除ボタン144、戸締り確認ボタン145、入力パッドであるテンキー146、取消ボタン147、決定ボタン148、タッチ部149を有する。それぞれは操作パネル50aが内蔵する制御回路に接続されている。
液晶表示部142は、各種メッセージを表示する。警備開始ボタン143は、警備開始を宣言するための操作ボタンである。警備解除ボタン144は、警備解除を宣言するための操作ボタンである。戸締り確認ボタン145は、開閉センサー20、警備用センサー10などの状態を確認するためのボタンである。テンキー146は、0から9の暗証番号を入力する入力ボタンである。取消ボタン147は、入力した暗証番号の取消ボタンである。決定ボタン148は、入力した暗証番号の決定ボタンである。
また、図3に示すように、警備開始ボタン143の上部には警備状態が警備開始のときに点灯するLED143aが設けられている。また、警備解除ボタン144の上部には警備モードが警備解除のときに点灯するLED144aが設けられている。また、戸締り確認ボタン145の上部には開閉センサー20、警備用センサー10などの状態に応じて点灯するLED145aが設けられている。
タッチ部149には、警備操作鍵から非接触で警備操作鍵情報を読み取るリーダーが内蔵されている。警備操作鍵は、例えばICカードなどのセキュリティカード、或いはセキュリティキーである。なお、リーダーは、操作パネル50aと一体にして設けてもよいし、操作パネル50aとは別に制御装置50bと通信するように別体にして設けてもよい。
操作パネル50aは、操作者Pが警備開始ボタン143または警備解除ボタン144を押下すると、その操作者Pに対しメッセージ表示またはLEDの点滅などにより認証情報の入力を要求する。例えば、操作パネル50aにおいて、操作者Pに対し、テンキー146による暗証番号の入力、またはタッチ部149に対する警備操作鍵のタッチを、液晶表示部142へのメッセージ表示またはLEDの点滅などにより要求する。操作者Pがテンキー146に暗証番号を入力して決定ボタン148を押下したり、あるいはタッチ部149で警備操作鍵の読み取りを行わせたりすることにより、それらの入力情報が制御装置50bに送信される。制御装置50bにおいて入力情報の認証が成立すると、操作パネル50aには認証が成立した旨のメッセージが表示される。
図2に示すように、制御装置50bは、監視センタ60と、管理装置80と、通信ネットワーク71を介して接続される。通信ネットワーク71は、LAN(Local Area Network)またはVPN(Virtual Private Network)などである。
図4は、管理装置80のハードウェア構成の一例を示す図である。管理装置80は、一つまたは複数の情報処理装置により構成される。ここでは一つの情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。図4に示す情報処理装置は、CPU801と、ROM802と、RAM803と、HDD(ハードディスクドライブ)804と、通信部805とを備える。それぞれはバス806を介して通信する。その他、ユーザインタフェースとして例えばキーボード等の入力部や液晶ディスプレイ等の表示部を設けてもよい。
管理装置80は、機械警備の契約者が警備操作鍵情報、従業員情報などを管理、認証するための管理サーバとして機能する。一例として、管理部と、受付部と、認証部とを設ける。管理部は、警備操作鍵、従業員等の情報を管理する。受付部は、操作パネル50aの操作者Pが指定の者かの認証を行うための情報を受け付ける。認証部は、操作者Pが指定の者かの認証を行う。
CPU801が、HDD804等に記憶された対応プログラムをRAM803に読み出して実行することにより、受付部、管理部、および認証部などの機能を発揮する。ROM802は、固定プログラムを記憶する。RAM803は、CPU801がワーク領域として利用する。HDD804は、受付部、管理部、および認証部の対応プログラムや、受付部が情報の受け付けに使用する各種の画面情報や、管理部が管理する管理テーブルTのデータなどを記憶する。通信部805は、各種ネットワークに接続する通信インタフェースを有する。
なお、受付部、管理部、および認証部は、各機能部の一部またはすべてがASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、受付部、管理部、および認証部は、情報処理装置1台で実施してもよいし、各機能を複数の情報処理装置に分散し、装置間で連携をとるようにして実施してもよい。
図2に示す監視センタ60は、各契約者のビルやテナントなどに設置された制御装置50bと通信ネットワーク71を介して通信し、それぞれの制御装置50bから検知信号を受信するなどして契約者の警備エリアの侵入者や火災発生などを遠隔から監視する。
監視センタ60には、監視員の操作端末が複数台設けられている。制御装置50bから検知信号を受信すると、監視員が操作端末から制御装置50bを遠隔操作し、警備用センサー10から警備対象エリアの画像を取得し、侵入者がいる場合、マイクに向かって侵入者に呼びかけを行う。監視員の音声は操作端末から制御装置50bに送信され、警備対象エリアのスピーカ30から出力される。この他、監視員が待機中の警備員に異常が通報されたエリアへ向かうように指示したり、必要に応じて警察や消防など関係機関へ通報を行ったりする通報システムなども備えられている。
図5は、管理テーブルTの構成の一例を示す図である。管理テーブルTは、従業員等の情報を管理するテーブルであり、これに携帯端末90の携帯端末情報なども含まれている。携帯端末情報は、警備操作器の操作者本人が所持する携帯端末90の携帯端末情報であってよいが、これに限定するものではない。操作者以外で、他の従業員等による警備操作を承諾できる者などの携帯端末情報を登録しておいてもよい。つまり、ここに登録された登録者の携帯端末情報を使って警備操作の確認を要求する。図5には一例として複数のテーブル構成を示している。図5(a)は、警備操作鍵情報テーブルt1であり、図5(b)は、暗証番号情報テーブルt2であり、図5(c)は、従業員情報テーブルt3であり、図5(d)は、従業員連絡先情報テーブルt4である。図5(e)は、従業員識別情報テーブルt5である。図5(f)は、勤務スケジュールテーブルt10である。
警備操作鍵情報テーブルt1と暗証番号情報テーブルt2は、制御装置50bから送信される識別情報を一意に識別するための管理テーブルである。制御装置50bも、警備操作鍵情報テーブルt1と暗証番号情報テーブルt2と同じ対応関係で識別情報を送信している。
従業員情報テーブルt3は、テナントAの従業員を管理する管理テーブルである。従業員連絡先情報テーブルt4は、従業員情報テーブルt3に登録されている各従業員の連絡先を管理する管理テーブルである。連絡先として、電子メールアドレスを登録した例を示している。連絡先に対応付けて携帯端末90を一意に識別する情報、例えばMAC(Media Access Control)アドレスなども登録する。従業員識別情報テーブルt5は、従業員ごとの利用可能な識別情報を管理するテーブルである。これらのテーブルt3~t5から、識別情報により、対応する従業員IDの従業員情報や従業員の連絡先などを抽出することができる。
また、本実施の形態では、一例として勤務スケジュールテーブルt10を設けている。勤務スケジュールテーブルt10は、従業員の勤務スケジュールを管理するテーブルである。本実施の形態では、勤務スケジュールテーブルt10を組み合わせて使用することにより、操作パネル50aを操作することができる者を指定する。
図6は、警備システム1の機能ブロックの構成の一例を示す図である。ここでは主に認証処理にかかる構成を示している。携帯端末90は、情報設定部91を有する。操作パネル50aは、入出力部51を有する。制御装置50bは、制御部501に警備状態制御部52および第1認証部53を有する。管理装置80は、受付部81、管理部82、および第2認証部83を有する。
ここで、携帯端末90は、例えば個人所有のスマートフォン、携帯電話機、またはタブレット端末などの情報処理端末である。警備システム1に個人所有の携帯端末90を含めてもよい。情報設定部91は、携帯端末90が備える電子メールやSMS(Short Message Service)などの通信アプリまたはインターネットへ接続する通信アプリなどで、操作パネル50aの操作者Pが指定の者かを認証するための情報を設定して管理装置80に送信する。
入出力部51は、操作パネル50aにおける入出力を行う。入出力部51は、例えば警備開始ボタン143または警備解除ボタン144の押下により警備操作の宣言が行われると、液晶表示部142へのメッセージ表示や、LEDの点灯制御などにより暗証番号または警備操作鍵情報の入力を受け付け、宣言された警備操作の種類を示す警備操作情報d1と入力情報d2とを警備状態制御部52に出力する。
警備状態制御部52は、入出力部51から送信される警備操作情報d1と入力情報d2とに基づき、制御装置50bの警備状態を制御する。また、必要に応じて操作パネル50aの表示状態も制御する。
例えば警備状態制御部52は、警備操作情報d1により警備開始の宣言を受けたとする。その場合、警備状態制御部52は、この宣言の際に認証情報として入力された入力情報d2により認証を行い、認証が成立すると、警備状態を警備開始に制御する。
具体的に、警備状態制御部52は、タイマ506をセットして所定時間後に機械警備を開始する。警備状態制御部52は、機械警備の開始後は、警備用センサー10や開閉センサー20により対象エリアを機械警備する。警備状態制御部52は、警備用センサー10や開閉センサー20により異常を検知すると通信制御部505を介して監視センタ60へ検知信号を送信する。また、警備状態制御部52は、通信制御部505を介し、監視センタ60へ警備用センサー10が取得した画像を送信したり、監視センタ60から送信された監視員の音声をスピーカ30へ出力したりする。
また、警備状態制御部52は、警備操作情報d1により警備解除の宣言を受けたとする。その場合、警備状態制御部52は、この宣言の際に認証情報として入力された入力情報d2により認証を行い、認証が成立すると、機械警備を解除する。
認証は、少なくとも次に示す第1認証と第2認証とを含むものとする。第1認証は、操作者Pが操作パネル50aに対し、登録されている認証情報で認証入力を行っているかの認証を行い、第2認証は、登録されている認証情報を使った操作者Pが、そのときに警備操作の指定を受けている者であるかの認証を行う。
本実施の形態では、警備状態制御部52は、第1認証部53で第1認証を行い、第1認証が成立すると、管理装置80に第2認証を依頼して第2認証を行う。警備状態制御部52は、第1認証および第2認証が成立した場合に、宣言された警備開始または警備解除に警備状態を制御する。
第1認証部53は、入出力部51から送信された入力情報d2により認証(第1認証)を行う。例えば入力情報d2が暗証番号の場合、第1認証部53は、入力情報d2と予め登録されている暗証番号とが一致するかにより認証を行う。また、入力情報d2が警備操作鍵の場合、第1認証部53は、入力情報d2と予め登録されている警備操作鍵情報とが一致するかにより認証を行う。なお、認証情報の種類はこれらに限定されず、予め登録されたものであれば他の認証情報を使用してもよい。また、これら複数の認証情報を使用して第1認証を行ってもよい。また、第1認証部53は、制御装置50bではなく操作パネル50a側で行ってもよい。その場合は、操作パネル50aから制御装置50bに認証結果と入力情報d2を送信する。入力情報d2の代わりに、これを一意に識別可能な識別情報を送信してもよい。
第2認証部83は、警備状態制御部52から第2認証の依頼があると、指定の携帯端末90から送信された情報に基づいて第2認証を行う。例えば第2認証部83は、依頼に含まれる識別情報d3と、指定された携帯端末90から受付部81が受け付けた情報とにより第2認証を行う。識別情報d3は、第1認証で認証された認証情報に対応する識別情報である。第2認証部83は、その認証結果を依頼元へ返す。なお、第2認証で使用する情報は、携帯端末90に限らず固定の端末から送信された情報でもよいものとする。
受付部81は、携帯端末90から情報を受け付ける。受付部81は、第2認証部83から要求があると、管理部82から対象の連絡先情報を取得して、その連絡先に確認要求情報を送信する。指定されているものが操作を行っていることを確認することができる相手であれば対象の連絡先は任意かつ複数を指定してよい。本実施の形態では、一例として勤務スケジュールテーブルt10を参照し、操作パネル50aの操作が行われた時間に基づいて、その時間帯に勤務になっている従業員の連絡先を指定する。連絡先は、例えば携帯端末90の電話番号や、電子メールアドレスなどである。受付部81は、SMSまたはメールなどの機能を使用して、確認要求情報を連絡先に送信する。管理装置80と携帯端末90とは、公衆網などの通信ネットワーク72を介して通信してよい。この場合、受付部81は、携帯端末90から公衆網などを介して情報を受け付ける。
受付部81は、確認要求情報に指定のURLを含めて送信してもよい。携帯端末90から指定のURLに設けたWebサイトにアクセスさせて、そのWebサイトで認証のための入力を受け付ける。このように指定のURLを含めることより、指定のURLに設けたWebサイトで確認要求に対する認証の入力を受け付けることも可能である。
図7は、警備システム1全体の認証シーケンスの一例を示す図である。一例として、警備解除の操作を行う場合の認証シーケンスを示す。警備開始の場合も認証シーケンスは同様に実施することが可能であり、認証後の警備状態の制御が警備開始となる。
図7に示すように、操作パネル50aは、操作者Pから警備解除の宣言の操作があると(S1)、暗証番号入力または警備操作鍵の読み取りなどにより操作者Pから認証情報の入力を受け付け(S2)、入力された情報を制御装置50bに出力する(S3)。
制御装置50bは、操作パネル50aで入力された入力情報d2により第1認証を行う(S4)。制御装置50bは、第1認証が成立すると、この認証情報に対応する識別情報d3を管理装置80に送信する(S5)。識別情報d3は、認証情報に対し一意の情報であり、管理装置80にも予め登録されている。
管理装置80は、第2認証部83で識別情報d3についての第2認証を行う。第2認証部83は、受付部81に問合せ(S6)、指定の携帯端末90から情報を取得し(S7)、取得した情報で第2認証を行う(S8)。
受付部81は、ステップS7において、管理部82から識別情報d3に関連する携帯端末情報を取得し(S71)、携帯端末情報に指定されている携帯端末90の連絡先に確認要求を通知し(S72)、その携帯端末90から確認情報を受け付ける(S73)。第2認証部83は、携帯端末90から受け付けた確認情報により第2認証を行う(S8)。なお、操作パネル50aの操作者Pが、管理装置80で指定されている者である場合には、操作者Pが所持する携帯端末90に確認要求が通知されるため、操作者P本人が認証する。操作パネル50aの操作者Pが、管理装置80で指定されていない者である場合には、実際に指定されている者が所持する携帯端末90に確認要求が通知され、指定されている者が確認情報を入力するか、意図しない操作の場合は確認情報を入力しない。
第2認証部83は、第2認証後、要求元の制御装置50bに第2認証の認証結果を応答する(S9)。制御装置50bは、管理装置80から応答された認証結果が認証OK、つまり認証成立の場合に、操作パネル50aに対する警備解除の操作の宣言が有効であるものとし、操作パネル50aに警備操作が有効である旨の信号を出力する(S10)。操作パネル50aは、制御装置50bからの出力に基づき警備解除を有効にする(S11)。例えば操作パネル50aは、警備解除ボタンのLED144aを、警備状態が警備解除であることを示す点灯にしたり、液晶表示部142へメッセージを表示したりする。
その後、制御装置50bは機械警備を解除する(S12)。
図8は、携帯端末90のユーザに認証の入力を行わせる画面の一例を示す図である。操作者Pが操作パネル50aで警備解除の操作を行った場合に、指定の携帯端末90にSMSまたは電子メールなどにより確認要求情報が通知され、その確認要求情報に基づき携帯端末90のユーザから認証の入力を受け付ける。
図8(a)は、携帯端末90のSMSまたは電子メールなどのアプリで確認要求情報を画面表示したときの表示例である。この例では、ユーザに認証の入力を行わせるためにURLのリンク情報901を含めて通知している。ユーザが携帯端末90の画面に表示されているリンク901を画面タッチなどにより指定すると、携帯端末90がWebアプリを起動してURLで指定された管理装置80にログインする。ログイン後、ユーザは携帯端末90から、管理装置80が提供する認証画面で、操作者Pが操作パネル50aで行った操作(この例では警備解除)について有効にするかそれとも無効にするかの認証の入力を行う。
図8(b)は、管理装置80が提供する認証画面の構成の一例を示す図である。図8(b)の認証画面は、操作者Pが操作パネル50aで行った操作について有効にするかそれとも無効にするかを、携帯端末90のユーザから「はい」のボタンB2または「いいえ」のボタンB1の選択的な入力により受け付ける。管理装置80は、携帯端末90で「はい」のボタンB2がタッチされると、携帯端末90に次の認証画面を提供し、携帯端末90のユーザが指定の者であるかを認証する。
図8(c)は、認証画面のその他の一例を示す図である。図8(c)の認証画面では、携帯端末90のユーザから認証番号の入力と、操作者Pが操作パネル50aで行った操作を有効(この例では警備解除の実行)とするかの指示を受け付ける。認証番号は、携帯端末90のユーザ本人しか知らない番号である。ユーザは携帯端末90において認証画面の認証番号入力エリアB3に認証番号を入力し、解除操作実行ボタンB4をタッチする。管理装置80は、認証画面に入力された認証番号と、登録されている認証番号とが一致するかを確認し、これらが一致する場合で解除操作実行ボタンB4のタッチが受け付けられると、操作者Pが解除操作を行う指定の者であるとして認証する。
なお、認証画面において、認証番号ではなく本人情報の入力により携帯端末90のユーザ本人であるかの認証を行ってもよい。本人情報は、管理装置80に登録されている従業員情報などが利用できる。管理装置80は、予め登録された本人情報と認証画面で入力された本人情報とから本人確認を行う。このため、携帯端末90のユーザ以外が返信を行うことを阻止することができる。また、本人情報の入力を、図8(a)の認証画面で行ってもよい。これらの認証画面の構成は、一例であり、適宜変形や組み合わせを行って実施してよい。
以上のように、指定の携帯端末90から送信された情報に基づいて第2認証を行うことにより、指定された人が警備操作器の操作を行っていることを認証することが可能になる。指定されている者の携帯端末90に身に覚えのない確認要求依頼が通知された場合に操作者Pが行う警備解除の操作を無効にすることができるため、警備操作者の確認強化につながり、意図しない者が警備状態を変更することを阻止できる。また、全国展開のチェーン店等では勤務スケジュールに応じ多数の者が警備操作を実施する場合があるため、暗証番号や警備操作鍵を持ち回りで使用して不特定多数の者が警備解除することがあるが、勤務スケジュールに応じ、そのときに勤務の携帯端末90のユーザが第2認証を行うことが可能になる。これにより、そのときに入室を許可するものだけが警備解除可能となるように制限することも可能になる。
さらに、スマートロック等と組み合わせることにより、建物の物理鍵を個人に配布せずに意図しない者の入室を阻止することもできる。
(変形例1)
携帯端末90からの位置情報により第2認証を行うことができるように変形してもよい。例えば携帯端末90に専用アプリを配布し、専用アプリにより携帯端末90の位置情報を管理装置80へ返信させるようにする。
図9は、変形例1にかかる警備システムの構成の一例を示す図である。図9に示すように携帯端末90は、専用アプリ92と位置情報取得部93を備える。位置情報取得部93は、携帯端末90がGPS(Global Positioning System)機器などのハードウェアを備えて、位置を測位してもよいし、周囲の機器から無線通信により位置情報の提供を受けてもよい。
専用アプリ92は、管理装置80から通知された確認要求情報を受信すると、携帯端末90の位置情報を管理装置80へ返信する。返信は、携帯端末90のユーザによる返信操作により行ってもよいし、専用アプリ92が自動で返信を行ってもよい。
管理装置80は、識別情報と、操作パネル50aの位置情報とを対応付けた位置対応テーブルt6を、管理テーブルTに含む。管理装置80は、制御装置50bから識別情報d3を受信すると、携帯端末90の位置情報と、識別情報d3に対応付けられている操作パネル50aの位置情報とを比較し、これらの位置関係から操作者Pが指定されている者であるかを推定して認証する。
図10は、位置の認証の説明図である。図10(a)は、管理テーブルTが備える位置対応テーブルt6のテーブル構成図である。図10(a)に示すように、位置対応テーブルt6に識別情報と位置情報とが対応付けられる。位置情報には、基準となる1点の座標(例えば操作パネル50aの設置位置)を設定してもよいし、許容範囲を示す範囲情報(例えば操作パネル50a周囲の範囲を示す座標)を設定してもよい。基準となる1点の座標を設定する場合は、基準からの許容範囲を示す閾値を設ける。この場合、第2認証部83は、携帯端末90の位置情報が閾値未満の範囲にある場合に、指定されている者が許容範囲にいるため、操作者Pが指定されている者であると認証する。また、許容範囲の範囲情報を設定する場合には、第2認証部83は、携帯端末90の位置情報が許容範囲に含まれていれば、操作者Pが指定されている者であると認証する。
図10(b)は、位置対応テーブルt6に設定する位置情報の説明図である。図10(b)に示す平面の地図において、ビルk1~k6のうちビルk1を機械警備する対象ビルとする。この例において操作パネル50aはビルk1の入口に設けられている。操作者Pによる警備操作は操作パネル50aで行われるため、入口の操作パネル50aの座標情報を位置対応テーブルt6に設定する。なお、対象ビルk1内または対象ビルk1の近辺の機器から位置情報を取得することなどもあるため許容範囲を設けている。この例では、対象ビルk1を含む点線で囲む所定範囲を許容範囲mとし、座標1と座標2を設定している。携帯端末90からの位置情報が座標1と座標2で決定される矩形内に含まれれば、操作者Pが指定されている者であると認証される。
変形例1おいて、指定の携帯端末90に確認要求情報が通知された場合、携帯端末90の専用アプリ92が自動で位置情報を返信することも可能である。この場合、携帯端末90のユーザが、その返信の履歴を後から確認できるようにしてもよい。
図11は、携帯端末90が専用アプリ92などで後から表示する内容確認画面の一例を示す図である。この内容を、携帯端末90に履歴情報として残し、携帯端末90のユーザは、携帯端末90が自動で返信を行ったことを専用アプリ92の返信履歴から確認することができる。
なお、携帯端末90に確認要求情報が着信した際に、専用アプリ92が内容確認画面を表示し、その内容確認画面からEメールやSMSで確認情報を返信するように設定しても勿論よい。
また、携帯端末90の位置情報による認証を他の第2認証に組み込んで利用してもよい。
以上のように、携帯端末90の位置情報により認証を行う構成とすれば、指定されている者が携帯端末90を持って対象の建物にいるだけで第2認証を行うことができ、認証の操作が簡易になる。
(変形例2)
警備操作の立ち会い者にも認証を行わせることができるように構成してもよい。例えば銀行の金庫室などに警備解除を行って立ち入る場合において、立ち会い者の携帯端末にも確認要求を送信し、立ち会いした者のすべてに認証を行わせる。
図12は、警備システム1全体の認証シーケンスの一例を示す図である。図12には、一例として、指定された者と立ち会い者との2名に認証を行わせる場合の認証シーケンスを示している。この認証シーケンスは、実施の形態に示した認証シーケンス(図7参照)にさらにS720と、S75~S77を追加したものである。
受付部81は、S71で、指定された者の携帯端末情報を管理テーブルTの連絡先から取得し、S72で、その携帯端末90(この例では第1の携帯端末90-1)に確認要求情報を送信する。
そして、第1の携帯端末90-1のユーザが確認要求情報に対する認証の入力を行い(S720)、確認情報を管理装置80に送信する(S73)。このとき、第1の携帯端末90-1は、S720で確認情報の入力に加え、立ち会い者の設定も受け付け、S73でその立ち会い者情報も管理装置80に送信する。
受付部81は、第1の携帯端末90-1から確認情報を受け付けると、第1の携帯端末90-1で設定された立ち会い者情報に基づき管理テーブルTの連絡先から立ち会い者の連絡先情報を取得し(S75)、その携帯端末90(この例では第2の携帯端末90-2)に確認要求情報を送信する(S76)。
第2の携帯端末90-2のユーザは確認要求情報を受信すると、確認要求情報に対する確認情報の入力を行い、確認情報を管理装置80に送信する(S77)。
第2認証部は、第1の携帯端末90-1と第2の携帯端末90-2から受け付けた確認情報により第2認証を行う(S8)。つまり、第1の携帯端末90-1のユーザだけでなく、第1の携帯端末90-1のユーザが指定した第2の携帯端末90-2のユーザによる認証があった場合に、第2認証を認証成立とする。また、第1の携帯端末90-1から確認情報を受け付けた時点で第2認証を行い、認証が成立しなかった場合は、第2の携帯端末に確認要求情報を送信しないこととしてもよい。
図13は、携帯端末90のユーザに認証の入力を行わせる画面の一例を示す図である。図13(a)は、第1の携帯端末90-1で確認要求情報を画面表示したときの表示例である。なお、図13(a)は図8(a)で説明済みのため、ここでの説明は省略する。
図13(b)は、管理装置80が提供する認証画面の構成の一例を示す図である。図13(b)の認証画面は、操作者Pが操作パネル50aで行った操作について有効にするかそれとも無効にするかを、第1の携帯端末90-1のユーザから「はい」のボタンB2または「いいえ」のボタンB1の選択的な入力により受け付ける。図13(b)も図8(b)で説明済みのため、ここでの説明は省略する。
図13(c)は、認証画面から遷移する立ち会い者の設定画面の一例を示す図である。図13(c)の設定画面により、第1の携帯端末90-1のユーザから立ち会い者の設定を受け付けるようにしている。ユーザは第1の携帯端末90―1において設定画面の選択ボックスB11を操作して一覧をプルダウン表示し、一覧表示から、立ち会い者を任意に選択する。そして、ユーザは設定画面の警備操作依頼ボタンB12をタッチすることで、管理装置80に対し、設定した立ち会い者に対する警備操作依頼の認証を依頼する。
図13(d)は、管理装置80から通知された確認要求情報を、第2の携帯端末90-2で画面表示したときの表示例である。図13(d)では、図13(a)の表示の一部が「2名での」から「A様から」に変更されている、その他は、図13(a)と同じ内容である。第2の携帯端末90-2のユーザも確認要求情報に指定されているURLの認証画面で、第1の携帯端末90-1と同様の確認情報の入力を行う。
なお、図13に示す画面例では省略しているが、認証画面で認証番号や本人情報の入力により携帯端末90のユーザ本人であるかの認証も行ってもよい。この場合、管理装置80は、予め登録された本人情報と認証画面で入力された本人情報とから本人確認を行う。また、これらの認証画面の構成は、一例であり、適宜変形や組み合わせを行って実施してもよい。
また、立ち会い者の第2の携帯端末90-2の位置情報を取得することができるようにし、依頼者の第1の携帯端末90―1の位置情報との距離が指定された範囲(例えば○○m以内など)の場合に、認証を許可する構成としてもよい。
変形例2では、立ち会い者に対し認証を求める例を示したが、この仕組みは立ち会い者に限らず、確認要求情報を通知された人が、その他の人に認証を求める場合に適用することができる。例えば、確認要求情報を通知された人が、その場所にいない場合において、他の出勤者を指定して認証の代行を依頼する場合などに適用することができる。また、一例として、2人までの認証方法を説明したが、これに限定するものではなく、3人以上であってもよい。例えば、確認要求情報を通知された人が、任意に複数名を設定して認証の依頼を行ってもよいし、認証を依頼された人が、さらに次の人を指定して認証の依頼を行ってもよい。
(変形例3)
警備開始の操作において、最終退室者が携帯端末90で確認情報の入力を行う際、退室時のチェックリストの入力を行って、最終認証をオーナーへ依頼するようにしてもよい。例えば、警備開始に設定した時において、シフト表等から最終退室者を特定し、レジ締め、戸締り、火の元確認などの各状態を遠隔地にいる店舗オーナーが承認する仕組みに変形する。もしくは、最終チェックリストを最終退室者のスマホに送付する仕組みに変形する。
図14は、ユーザによる認証入力の画面の一例を示す図である。図14(a)は、最終退室者の携帯端末90(第1の携帯端末90-1に対応)に通知された確認要求情報の表示例である。表示されるURLのリンク情報901をタッチして管理装置80にログインする。
最終退室者は第1の携帯端末90-1から、管理装置80が提供する認証画面で、退室時のチェックリストを設定する。図14(b)は、チェックリストの画面の一例を示す図である。画面をスクロールして図14(b)のチェックリストを設定する。この例では、チェックリストの項目として戸締りやガスの元栓などを含めている。各項目についてそれぞれ確認済みの場合に画面のチェックボタンB21、B22を操作する。
図14(c)は、チェックリストの画面を下にスクロールすることで表示される承認者設定画面の一例を示す図である。例えば図14(b)の画面に対し上から下に指をフリックさせることで、図14(c)の画面がスクロールされて、表示される。承認者設定画面の選択ボックスB23を操作して一覧をプルダウン表示し、一覧表示から、承認者を任意に選択する。そして、ユーザは設定画面の最終退室確認依頼ボタンB24をタッチすることで、管理装置80に対し、設定した承認者に対する警備操作依頼の認証を依頼する。
図14(d)は、管理装置80から通知された確認要求情報を、携帯端末90(第2の携帯端末90-2に対応)で画面表示したときの表示例である。承認者は、図14(d)に表示されているURLのリンク情報901をタッチして管理装置80にログインし、認証画面で確認情報の入力を行う。承認者は、第2の携帯端末90-2で認証画面の入力を行う際に、最終退室者が設定したチェックリストを管理装置80から取得して画面表示させてもよい。
なお、認証シーケンスなど全体的な動作は変形例2とほぼ同様のためこれ以上の説明は省略する。
(変形例4)
操作パネル50aの操作を行う前に、事前に管理テーブルTに警備操作の予約を行っておいてもよい。例えば、次の日に警備解除を行う予定の最初の出勤者が、次の日の所定時間帯に警備解除を行うということを事前に管理装置80に予約登録する。予約は管理装置80が提供する予約画面などで行う。予約画面で、本人情報や、警備解除の時間帯などを送信する。管理装置80は、予約時に勤務スケジュールなどにより、指定された者からの予約かを認証し、認証が成功した場合に予約情報を登録する。先に認証を済ませているため、当日は、指定の携帯端末90での認証の入力を省略することが可能である。
具体的に、受付部81は、第2認証部83から依頼を受けると、管理部82から対応する予約情報を取得し、事前に登録された予約情報がある場合は、その予約情報を第2認証部へ返す。このように、操作パネル50aの操作時における携帯端末90への確認要求を省略することができる。
図15は、警備システム1全体の認証シーケンスの一例を示す図である。図15の認証シーケンスは、実施の形態に示した認証シーケンス(図7参照)に事前登録処理を追加したものである。
事前に、まず携帯端末90が受付部81にアクセスし、予約画面で予約情報を設定して受付部81に送信する(S21)。受付部81は、携帯端末90から受け付けた予約情報の登録を管理部82に依頼する(S22)。管理部82は、勤務スケジュールのテーブルを参照するなどして、指定の予約時間帯に携帯端末90のユーザが勤務予定かを確認して認証し、認証成立ならば管理テーブルTの予約テーブルに予約情報を登録する(S23)。その後は、S1から同様に手続きを行い、S7で、受付部81は、識別情報d3の関連情報を管理部82に要求し(S71)、管理部82に予約情報が存在すると、その予約情報を第2認証部83に返す(S79)。つまりS72の確認要求情報の通知は省略し、予約情報により第2認証を行う(S8)。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第2認証を制御装置50bから管理装置80に依頼する構成を示したが、制御装置50bで第2の認証を行うようにしてもよい。例えば、携帯端末90に専用アプリを配布し、制御装置50bは操作者Pが所持する携帯端末90から近距離無線通信を介して認証の情報を受け付けることができるように構成する。以下では制御部501に近距離無線通信部50cを接続した場合を例に説明する。なお、近距離無線通信部は、これに限定されず、制御装置50bが近距離無線通信部を介して携帯端末90から認証の情報を受け付けることができる構成であれば、適宜変形してよい。
図16は、第2の実施の形態にかかる制御装置50bの構成の一例を示す図である。図16に示されるように、第2の実施の形態にかかる制御装置50bは、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行う近距離無線通信部50cを備える。さらに、制御装置50bは、第1の実施の形態の管理装置80(図6参照)が備える第2認証部83および管理部82の機能も備える。以下では、第1の実施形態と共通する箇所の説明は適宜省略し、主に異なる箇所について説明する。
第2の実施の形態において、警備状態制御部52は、第1認証部53で第1認証を行い、第2認証部83で第2認証を行う。警備状態制御部52は、第1認証および第2認証が成立した場合に、宣言された警備開始または警備解除に警備状態を制御する。
第2認証部83は、警備状態制御部52から第2認証の依頼があると、操作パネル50aの周辺部の指定された携帯端末90から近距離無線通信部50cを介して認証の情報を受け付けて第2認証を行う。つまり、近距離無線通信部50cを介して操作者Pが所持する携帯端末90から認証の情報を受け付けて第2認証を行う。
具体的に、第2認証部83は、操作パネル50aの周辺部の携帯端末90と近距離無線通信部50cで通信を確立し、携帯端末90の専用アプリ92に確認要求情報を通知する。この通知により、携帯端末90では、ユーザが専用アプリ92を起動して、専用アプリ92の認証画面で認証の操作を行う。認証画面は、第1の実施の形態および各変形例に一例として示した認証画面と同じ構成であってよい。認証の情報は、専用アプリ92から第2認証部83に送信される。
そして、第2認証部83は、専用アプリから送信された情報と、管理部82の登録情報との比較により第2認証を行う。管理部82の登録情報は、第1の実施の形態に示す管理装置80の管理部82が管理する管理テーブルTの情報を使用してよい。例えば、任意のタイミングで制御装置50bと管理装置80とが通信し、管理装置80に登録されている管理テーブルTの情報を制御装置50bにコピーする。
このように構成することにより、通信ネットワーク71で制御装置50bと管理装置80との間に通信障害が発生した場合においても、オフラインで制御装置50bが認証を行うことが可能になる。
図17は、制御装置50bにおける認証シーケンスの一例を示す図である。一例として、警備解除の操作を行う場合の認証シーケンスを示す。警備開始の場合も認証シーケンスは同様に実施することが可能であり、認証後の警備状態の制御が警備開始となる。
図17に示すように、操作パネル50aは、操作者Pから警備解除の宣言の操作があると(S31)、暗証番号入力または警備操作鍵の読み取りなどにより操作者Pから認証情報の入力を受け付け(S32)、入力された情報を制御装置50bに出力する(S33)。
制御装置50bは、操作パネル50aで入力された入力情報d2により第1認証を行う(S34)。制御装置50bは、第1認証が成立すると、次のようにして第2認証部83で第2認証を行う。
まず、制御装置50bは、近距離無線通信部50cを介し、指定の携帯端末90から情報を取得し(S35-1、S35-2)、取得した情報で第2認証を行う(S36)。
制御装置50bは、第1認証と第2認証が認証OK、つまり認証成立の場合に、操作パネル50aに対する警備解除の操作が有効であるものとし、操作パネル50aに警備操作が有効である旨の信号を出力する(S37)。操作パネル50aは、制御装置50bからの出力に基づき警備解除を有効にする(S38)。その後、制御装置50bは機械警備を解除する(S39)。
なお、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
また、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本発明の実施の形態および変形例についていくつか説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらは適宜組み合わせてもよい。また、これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 警備システム
50 警備操作器
50a 操作パネル
50b 制御装置
51 入出力部
52 警備状態制御部
53 第1認証部
60 監視センタ
80 管理装置
81 受付部
82 管理部
83 第2認証部
90 携帯端末
91 情報設定部

Claims (7)

  1. 制御装置と、前記制御装置と通信ネットワークを介して接続する管理装置とを含む警備システムにおいて、
    登録者の携帯端末情報を管理する管理部と、
    前記制御装置に入力された認証情報により操作者の第1認証を行う第1認証部と、
    前記管理部に登録されている前記携帯端末情報の携帯端末から情報を受け付ける受付部と、
    前記携帯端末から受け付けた前記情報に基づき、前記操作者が指定された操作者であるかの第2認証を行う第2認証部と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記第1認証および前記第2認証が成立した場合に警備状態を制御する、
    警備システム。
  2. 前記受付部は、
    前記管理部に登録されている前記携帯端末情報のうち、指定されている操作者の携帯端末情報の連絡先に確認要求を通知することにより、指定されている操作者の携帯端末から情報を受け付ける
    請求項1に記載の警備システム。
  3. 前記携帯端末は、前記確認要求が通知されると前記携帯端末の位置情報を前記情報として返信し、
    前記第2認証部は、前記位置情報が所定の範囲に含まれるかにより前記操作者が指定された操作者であるかの前記第2認証を行う、
    請求項2に記載の警備システム。
  4. 前記制御装置は、前記操作者による操作により前記警備状態を警備開始または警備解除に制御する、
    請求項1~3のうちの何れか一項に記載の警備システム。
  5. 前記受付部は、事前に警備操作の予約を受け付け、
    前記第2認証部は、前記情報が、事前に警備操作の予約で受け付けられている場合に、前記警備操作の予約で受け付けた情報に基づき、前記操作者が指定された操作者であるかの前記第2認証を行う、
    請求項1~4のうちの何れか一項に記載の警備システム。
  6. 前記受付部は、指定された複数の携帯端末から前記情報を受け付け、
    前記第2認証部は、指定された複数の前記携帯端末からそれぞれ受け付けた前記情報に基づき、前記操作者が指定された操作者であるかの前記第2認証を行う、
    請求項1~4のうちの何れか一項に記載の警備システム。
  7. 登録者の携帯端末情報を管理する管理部と、
    入力された認証情報により操作者の第1認証を行う第1認証部と、
    前記管理部に登録されている前記携帯端末情報の携帯端末から情報を受け付ける受付部と、
    前記携帯端末から受け付けた前記情報に基づき、前記操作者が指定された操作者であるかの第2認証を行う第2認証部と、
    前記第1認証および前記第2認証が成立した場合に警備状態を制御する制御部と、
    を備える制御装置。
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