JP2023007095A - レゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法 - Google Patents

レゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法 Download PDF

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信吾 吉澤
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Abstract

Figure 2023007095000001
【課題】従来のレゾルバ構造には、モータノイズの入り込みを防ぐための構造が設けられていないため、モータノイズがレゾルバ出力に入っていた。
【解決手段】レゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法は、モータステータ巻線(23)を有するモータ(100)に設けられたレゾルバ(104)と、前記レゾルバ(104)の輪状ステータ(103)の外周(103A)に設けられた非磁性リング(105)と、前記非磁性リング(105)の外周(105A)に設けられた取付用磁性リング(106)と、前記取付用磁性リング(106)に部分的に多数形成された磁性突起部(107)と、を備え、前記磁性突起部(107)により、前記モータ(100)からのモータノイズ(120)が前記レゾルバ(104)の検出巻線(113)に入り込むことを抑制する構成と方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法に関し、特に、モータからのモータノイズがレゾルバの巻線部の検出巻線に入り込むことを抑制するために、輪状ステータの外周に非磁性リングを介して突起部を有する取付用磁性リングを設けるための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のモータ等の外部ノイズのレゾルバへの入り込みを抑制するための構成を示す特許公報としては、図3と図4で示される特許文献1の構成、及び、図5で示される特許文献2の構成を挙げることができる。
すなわち、図3と図4で示される構成は、特許文献1に開示されている構成であり、ステータ本体1のボビン支持枠12の周方向に並んでいる各ボビン2の一端部を、金属により形成した端部シールド41で覆い、ボビン支持枠12の周方向に並んでいる各ボビン2の列を、金属により形成した側部シールド42で取り囲む。これにより、各ボビン2のステータ巻線23を、磁界ノイズや電界ノイズから遮断する。
ボビン2に形成した取付ピン3を、端部シールド41のピン孔41aに挿通し、取付ピン3の先端部分の形状が、ピン孔41aの内径よりも大きくなるように、取付ピン3を熱変形させて、シールド本体4をステータ本体1に固定する構成であった。
また、他の従来構成を示す図5の構成においては、輪状ステータ1の複数の突出磁極5に巻回されたステータ巻線23と、前記輪状ステータ1の両端面50、51に設けられ前記ステータ巻線23を覆うための巻線封止用樹脂52とよりなるレゾルバステータ構造において、前記巻線封止用樹脂52の表面に設けられたシールド用金属板53又はシールド用金属メッキにより、外部からの磁気ノイズを防止する構成と方法である。
尚、前述のシールド用金属板53には、モータケース54が接続されている。
特開2013-165608号公報 特開2016-127614号公報
従来のレゾルバは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図3及び図4で示される第1従来構成の場合、ステータ本体1に対して輪状のシールド本体4を設け、このシールド本体4を、ボビン2に設けた取付ピン3を介して前記ステータ本体1に設け、シールド本体4から突出した取付ピン3の頭部を熱カシメしなければならなかった。
そのため、ステータ巻線23をシールドするためには、多くの部品と組立工数を必要とし、コストアップとなっていた。
また、図5で示される第2従来構成の場合、輪状ステータ1の突出磁極5の外周に設けられているステータ巻線23の表面を巻線封止用樹脂52で覆い、その外表面側には、シールド用金属板53が設けられていた。
そのため、前記ステータ巻線23とシールド用金属板53との間には、巻線封止用の樹脂を注入しなければならず、製造工程上の大なる障害となっていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、モータからのモータノイズがレゾルバの巻線部の検出巻線に入り込むことを抑制するために、輪状ステータの外周に非磁性リングを介して突起部を有する取付用磁性リングを設けるようにしたレゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法を提供することである。
本発明によるレゾルバ構造は、モータステータ巻線を有するモータに設けられたレゾルバと、前記レゾルバの輪状ステータの外周に設けられた非磁性リングと、前記非磁性リングの外周に設けられた取付用磁性リングと、前記取付用磁性リングに部分的に多数形成された磁性突起部と、を備え、前記磁性突起部により、前記モータからのモータノイズが前記レゾルバの検出巻線に入り込むことを抑制する構成であり、また、前記磁性突起部と前記取付用磁性リングとは、一体として断面L字型をなしている構成であり、また、本発明によるレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法は、モータステータ巻線を有するモータに設けられたレゾルバと、前記レゾルバの輪状ステータの外周に設けられた非磁性リングと、前記非磁性リングの外周に設けられた取付用磁性リングと、前記取付用磁性リングに部分的に多数形成された磁性突起部と、を用い、前記磁性突起部により、前記モータからのモータノイズが前記レゾルバの検出巻線に入り込むことを抑制する方法であり、また、前記磁性突起部と前記取付用磁性リングとは、一体として断面L字型をなす方法である。
本発明によるレゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、モータステータ巻線を有するモータに設けられたレゾルバと、前記レゾルバの輪状ステータの外周に設けられた非磁性リングと、前記非磁性リングの外周に設けられた取付用磁性リングと、前記取付用磁性リングに部分的に多数形成された磁性突起部と、を備え、前記磁性突起部により、前記モータからのモータノイズが前記レゾルバの検出巻線に入り込むことを抑制する構成及び方法としたことで、レゾルバ誤差の要因となりうるモータノイズを取付用磁性リングの磁性突起部に集中させ、モータノイズの検出巻線への影響を抑制して、レゾルバ出力信号の精度を保つことができる。
また、前記磁性突起部と前記取付用磁性リングとは、一体として断面L字型をなしていることにより、各磁性突起部及びその先端がアンテナの作用をなし、輪状ステータの円周に到達するモータノイズをスムーズに集めてアースに落とすことができる。
本発明の実施の形態によるレゾルバ構造を示すためのモータとレゾルバの配列構成図である。 図1のレゾルバの左側面図である。 第1従来構成のレゾルバステータを示す分解斜視図である。 図3のレゾルバステータを組立てた後の状態を示す斜視図である。 第2従来構成を示す断面図である。
本発明によるレゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法は、モータからのモータノイズがレゾルバの巻線部の検出巻線に入り込むことを抑制するために、輪状ステータの外周に非磁性リングを介して突起部を有する取付用磁性リングを設けることである。
以下、図面と共に本発明によるレゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1において符号100で示されるものは、サーボモータ等のモータであり、このモータ100のモータステータ101の周縁102Aには、図示しないモータロータを回転駆動させるためのモータステータ巻線23が設けられている。
前記モータ100に対して、周知のロータ(図示せず)を内設した少なくとも輪状ステータ103を有するレゾルバ104が設けられ、前記モータ100とレゾルバ104によってレゾルバ付モータ102が構成されている。
前記レゾルバ104と前記モータ100の取付構成としては、モータステータ巻線23を有するモータ100に対して、図示していないが、直接取り付ける構成(一般に行われて周知)、また、隣接して取り付ける構成、また、離間して取り付ける構成、の中の何れか1つの取付構成によりレゾルバ104が設けられている。
但し、最も多く用いられているレゾルバモータとしては、前記モータ100のモータ軸100A上に前記レゾルバ104が、直接取付されることによって一体となるような構成である。
次に、前記レゾルバ104の詳細構成について述べる。
前記レゾルバ104の輪状ステータ103の外周103Aには、樹脂、金属等の非磁性材からなる非磁性リング105が設けられている。
前記非磁性リング105の外周105Aには、その円周に沿って部分的に独立した磁性突起部107を多数個有する取付用磁性リング106が設けられ、前記レゾルバ104を前記モータ100に取り付ける際に前記取付用磁性リング106を用いている。
前記取付用磁性リング106の図1で見て左側、すなわち、前記モータ100側には、前記取付用磁性リング106と一体に形成された前記磁性突起部107が軸方向Pに沿って突出して設けられている。すなわち、前記磁性突起部107は、前記取付用磁性リング106の円周に沿って円状に連続形成されているのではなく、図示のように所定角度間隔毎に多数個形成され、図2のA’-A’断面を図1で示すように、前記磁性突起部107と前記取付用磁性リング106とを一体として断面とした時にのみ断面L字型となる。
すなわち、前記磁性突起部107は、前記取付用磁性リング106と一体であるため、前述のように、磁性突起部107と取付用磁性リング106を一体として断面で見るとL字型に形成され、前記磁性突起部107は前記取付用磁性リング106の一部に一体形成されている。
図2は、図1のレゾルバ104を左側から見た左側面図であり、前記磁性突起部107は、前記取付用磁性リング106の所定角度間隔毎に設けられ、図2の場合、合計7個(多数)で構成されていることが明らかである。
前記レゾルバ104の巻線部110は、前記輪状ステータ103の内側に所定角度間隔毎に突出して一体形成された多数の突出磁極111と、この各突出磁極111に巻回され、励磁巻線112及び検出巻線113からなるステータ巻線114と、から構成されている。
また、前記取付用磁性リング106の周縁には、レゾルバ104をモータ100に取り付ける際に必要とする長孔115及び切欠き116が設けられている。
前述の構成において、モータ100を駆動させると、前記モータステータ巻線23から主として発生する漏れ磁束からなるモータノイズ120がレゾルバ104側へ漏洩した場合、前記各磁性突起部107の先端107Aが前記輪状ステータ103の厚さTよりもモータ100側へ突出してモータ100に接近しているため、この磁性突起部107がアンテナの作用をなし、モータノイズ120が磁性突起部107を経て、図示しないアース側に流れるように構成され、かつ、レゾルバ104の検出巻線113に入り込むことを抑制することができ、レゾルバ出力の精度を向上させることができるように構成されている。
本発明によるレゾルバ構造及びレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法によれば、レゾルバの輪状ステータの外周に設けられた断面L字型の取付用磁性リングには多数の磁性突起部が形成されているため、モータからの漏洩磁束が、レゾルバの検出巻線に入ることを抑制されるため、レゾルバのレゾルバ出力を高精度化できる。
23 モータステータ巻線
100 モータ
100A モータ軸
101 モータステータ
102 レゾルバ付モータ
102A 周縁
103 輪状ステータ
103A 外周
104 レゾルバ
105 非磁性リング
105A 外周
106 取付用磁性リング
107 磁性突起部
107A 先端
110 巻線部
111 突出磁極
112 励磁巻線
113 検出巻線
114 ステータ巻線
115 長孔
116 切欠き
120 モータノイズ
P 軸方向
T 厚さ

Claims (4)

  1. モータステータ巻線(23)を有するモータ(100)に設けられたレゾルバ(104)と、前記レゾルバ(104)の輪状ステータ(103)の外周(103A)に設けられた非磁性リング(105)と、前記非磁性リング(105)の外周(105A)に設けられた取付用磁性リング(106)と、前記取付用磁性リング(106)に部分的に多数形成された磁性突起部(107)と、を備え、
    前記磁性突起部(107)により、前記モータ(100)からのモータノイズ(120)が前記レゾルバ(104)の検出巻線(113)に入り込むことを抑制する構成としたことを特徴とするレゾルバ構造。
  2. 前記磁性突起部(107)と前記取付用磁性リング(106)とは、一体として断面L字型をなしていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバ構造。
  3. モータステータ巻線(23)を有するモータ(100)に設けられたレゾルバ(104)と、前記レゾルバ(104)の輪状ステータ(103)の外周(103A)に設けられた非磁性リング(105)と、前記非磁性リング(105)の外周(105A)に設けられた取付用磁性リング(106)と、前記取付用磁性リング(106)に部分的に多数形成された磁性突起部(107)と、を用い、
    前記磁性突起部(107)により、前記モータ(100)からのモータノイズ(120)が前記レゾルバ(104)の検出巻線(113)に入り込むことを抑制することを特徴とするレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法。
  4. 前記磁性突起部(107)と前記取付用磁性リング(106)とは、一体として断面L字型をなしていることを特徴とする請求項3記載のレゾルバ構造の巻線部へのモータノイズの入り込み抑制方法。
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