JP2023006894A - 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 - Google Patents
樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023006894A JP2023006894A JP2021109741A JP2021109741A JP2023006894A JP 2023006894 A JP2023006894 A JP 2023006894A JP 2021109741 A JP2021109741 A JP 2021109741A JP 2021109741 A JP2021109741 A JP 2021109741A JP 2023006894 A JP2023006894 A JP 2023006894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- test space
- gas
- airtightness
- resin pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
【課題】簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる、樹脂配管の気密性検査方法および気密性検査装置を提供する。【解決手段】本発明は、樹脂配管の内部の気密性を検査するための、樹脂配管の気密性検査方法である。配管の内部に試験ガスを供給し、前記配管の内部を密閉し、前記配管の内部が密閉された後に当該配管を試験空間に配置し、前記試験空間に含まれる前記試験ガスの濃度を測定し、当該試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する。気密性検査装置は、試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する気密性判断部を含んでいる。【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置に関する。
従来の配管の気密性検査方法および気密性検査装置には、検査対象としての配管の内部に圧縮空気を注入し、次いで、当該圧縮空気が注入された前記配管を一定期間放置し、その後、圧縮空気の圧力の低下がないことが認められた場合には、前記配管を合格するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来技術は、圧縮空気を注入するために、前記配管の一端を気密に塞いだ状態で当該配管を試験台に対して支持する一方、前記配管の他端を塞ぐキャップに圧縮空気を注入するための通孔を設け、当該キャップをシリンダに挿入されたピストンロッドの先端に取り付けて当該ピストンロッドを押し込む方向に動作させる必要がある。このため、上記従来技術は、検査に要する工数が多く、複雑な装置を必要とする。さらに、上記従来技術は、試験台に支持する必要があるため、検査できる配管の長さに制約がある。
本発明の目的は、簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる、樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置を提供することである。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法は、樹脂配管の内部の気密性を検査するための、樹脂配管の気密性検査方法であって、前記樹脂配管の内部に試験ガスを充填する、試験ガス充填工程と、前記樹脂配管の内部を密閉する、樹脂配管密閉工程と、前記樹脂配管の内部が密閉された後に当該樹脂配管を試験空間に配置する、樹脂配管配置工程と、前記試験空間に含まれる前記試験ガスの濃度を試験空間ガス濃度として測定する、試験空間ガス濃度測定工程と、前記試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する、気密性判断工程と、を含んでいる。本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法によれば、簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法は、前記試験空間の外部において前記試験ガスの濃度を外部ガス濃度として測定する、外部ガス濃度測定工程と、前記試験空間ガス濃度と前記外部ガス濃度とに基いて前記樹脂配管の気密性をさらに判断する、気密性再判断工程と、をさらに含んでいることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法において、前記試験空間ガス濃度は、前記試験空間の複数の位置で測定されることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法において、前記試験ガスが空気よりも重いガスであり、前記試験空間ガス濃度が測定される位置は、前記試験空間の下半分の位置であることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法において、前記試験空間を、上下方向に対して直交する面による当該試験空間の断面面積が当該試験空間の最深部で最も小さくなるように構成し、前記内部ガス濃度が測定される位置として前記試験空間の前記最深部又は当該最深部と隣接する位置を含めることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより一層迅速にかつより一層高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法は、前記樹脂配管を配置した後に前記試験空間を閉じる、試験空間閉じ工程を含んでいることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査方法において、前記試験ガスは二酸化炭素ガスとすることができる。この場合、樹脂配管の気密性をより容易に検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置は、樹脂配管の気密性を検査するための、樹脂配管の気密性検査装置であって、前記樹脂配管の内部に試験ガスを充填する、試験ガス充填部と、前記樹脂配管の内部を密閉する、樹脂配管密閉部と、前記樹脂配管を配置可能な試験空間を有している、試験容器と、前記試験空間に配置されているとともに当該試験空間に含まれる前記試験ガスの濃度を電気信号に変換して試験空間ガス濃度として出力する、試験空間用ガスセンサと、前記試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する気密性判断部と、を含んでいる。本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置によれば、簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置は、前記試験容器の外部に含まれる前記試験ガスの濃度を電気信号に変換して外部ガス濃度として出力する、外部用ガスセンサと、前記試験空間ガス濃度と前記外部ガス濃度とに基いて前記樹脂配管の気密性をさらに判断する気密性再判断部と、を更に含んでいることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置において、前記試験空間用ガスセンサが前記試験空間の複数の位置に配置されていることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置において、前記試験ガスが空気よりも重いガスであり、前記試験空間用ガスセンサが前記試験空間の下半分の位置に配置されていることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置において、前記試験容器は、上下方向に対して直交する面による前記試験空間の断面面積が当該試験空間の最深部で最も小さくなるように構成されたものであり、前記試験空間用ガスセンサは、前記試験空間の前記最深部又は当該最深部と隣接する位置に配置されていることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより一層迅速にかつより一層高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置において、前記試験容器は、前記試験空間を閉じることが可能な蓋を有していることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより高い精度で検査することができる。
本発明に係る、樹脂配管の気密性検査装置において、前記試験ガスは二酸化炭素ガスであることが好ましい。この場合、樹脂配管の気密性をより容易に検査することができる。
本発明によれば、簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる、樹脂配管の気密性検査方法および気密性検査装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る、樹脂配管の内部の気密性を検査するための、気密性検査方法と、当該気密性検査方法を実行可能な、本発明の一実施形態に係る、気密性検査装置について、説明をする。
図1は、本発明の一実施形態に係る、樹脂配管の内部の気密性を検査するための、気密性検査方法を概略的に示すフローチャートである。また、図2は、図1のフローチャートに従って、当該気密性検査方法を実行可能な、本発明の一実施形態に係る、気密性検査装置1を示す。
本発明において、「樹脂配管」には、当該樹脂配管そのものと、当該樹脂配管に継手が接続された配管ユニットが含まれる。図2を参照すれば、上記気密性検査方法は、樹脂配管11に継手12が接続された配管ユニット10の、樹脂配管11と継手12との間の気密性を検査するための、配管ユニットの気密性検査方法を例として説明される。
(気密性検査方法)
図1を参照すれば、気密性検査方法は、樹脂配管11の内部に試験ガスgを充填する、試験ガス充填工程(ステップS1)と、樹脂配管11の内部を密閉する、樹脂配管密閉工程(ステップS2)と、樹脂配管11の内部が密閉された後に当該樹脂配管11を試験空間Sに配置する、樹脂配管配置工程(ステップS3)と、試験空間Sに含まれる試験ガスgの濃度を試験空間ガス濃度C1として測定する、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)と、試験空間ガス濃度C1に基いて樹脂配管11の気密性を判断する、気密性判断工程(ステップS7、ステップS9、ステップS10)と、を含んでいる。
図1を参照すれば、気密性検査方法は、樹脂配管11の内部に試験ガスgを充填する、試験ガス充填工程(ステップS1)と、樹脂配管11の内部を密閉する、樹脂配管密閉工程(ステップS2)と、樹脂配管11の内部が密閉された後に当該樹脂配管11を試験空間Sに配置する、樹脂配管配置工程(ステップS3)と、試験空間Sに含まれる試験ガスgの濃度を試験空間ガス濃度C1として測定する、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)と、試験空間ガス濃度C1に基いて樹脂配管11の気密性を判断する、気密性判断工程(ステップS7、ステップS9、ステップS10)と、を含んでいる。
また、本実施形態は、樹脂配管11を試験空間Sに配置した後に当該試験空間Sを閉じる、試験空間閉じ工程(ステップS4)を含んでいる。
加えて、本実施形態は、試験空間Sの外部において試験ガスgの濃度を外部ガス濃度C2として測定する、外部ガス濃度測定工程(ステップS6)と、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2とを比較して樹脂配管11の気密性をさらに判断する、気密性再判断工程(ステップS8、ステップS9、ステップS10)と、を含んでいる。
本実施形態をより具体的に説明すると、ステップS1は、試験ガス充填工程である。試験ガス充填工程(ステップS1)では、例えば、配管ユニット10の長手方向一方側端部を密封しておく一方で、配管ユニット10の長手方向他方側端部に試験ガス充填部2を接続する。配管ユニット10の長手方向一方側端部を密封する手段としては、例えば、樹脂、ゴムなどの弾性変形可能なキャップ3が挙げられる。キャップ3は、配管ユニット10の長手方向一方側端部に形成された開口に圧入させることができる。本実施形態では、樹脂配管11の長手方向一方側端部に形成された開口に圧入させる。また、本実施形態では、試験ガス充填部2は、配管ユニット10の継手12に接続する。
試験ガスgは、試験ガス充填部2から供給される。試験ガスgとしては、例えば、配管ユニット10(少なくとも樹脂配管11)に対するガス透過性能が低いガスが好ましい。ただし、本発明によれば、試験ガスgは、試験の重要性などの状況に応じたガス透過性能を有したガスであれば、適宜使用することができる。試験ガスgの具体例としては、二酸化炭素ガス、酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス、アルコールガス、窒素酸化物ガス、硫化水素ガス、アンモニアガスが挙げられる。試験ガス充填部2の試験ガス供給源2aとしては、例えば、ガスボンベが挙げられる。また、樹脂配管11の材料としては、例えば、ポリブデン、架橋ポリエチレン、直鎖状ポリエチレンが挙げられる。本実施形態では、樹脂配管11及び継手12は、ポリブデンによって形成されている。また、試験ガスgには、二酸化炭素ガスを使用している。
ステップS2は、樹脂配管密閉工程である。樹脂配管密閉工程(ステップS2)では、例えば、配管ユニット10の長手方向一方側端部が密閉された状態のまま、配管ユニット10の長手方向他方側端部から配管ユニット10の内部に、加圧された試験ガスgを供給する。この場合、配管ユニット10の長手方向他方側端部は、加圧された試験ガスgが供給されることによって、実質的に密閉された状態となる。これによって、配管ユニット10の内部に試験ガスgが充填されたまま、当該配管ユニット10の内部を密閉することができる。この場合、配管ユニット10の長手方向他方側端部は、例えば、後述するように、試験ガス充填部2の接続用配管2bに開閉弁2dを設け、当該開閉弁2dを閉じることもできる。或いは、本発明によれば、配管ユニット10の長手方向他側端部は、加圧された試験ガスg以外の方法で密閉することができる。この場合、配管ユニット10の長手方向一方側端部が密閉された状態のまま、配管ユニット10の長手方向他方側端部から配管ユニット10の内部に試験ガスgを充填する。次いで、試験ガス充填部2の接続用配管2bを取り外す。、その後、接続用配管2bを取り外した配管ユニット10の長手方向他方側端部に、配管ユニット10の長手方向一方側端部と同様のキャップ3を取り付けることによって、配管ユニット10の長手方向他方側端部を機械的に密封することもできる。即ち、本発明によれば、試験ガス充填工程(ステップS1)および樹脂配管密閉工程(ステップS2)は、同時に行うこともできる。また、本発明によれば、試験ガス充填工程(ステップS1)および樹脂配管密閉工程(ステップS2)は、いずれか一方を先んじて行うこともできる。
ステップS3は、樹脂配管配置工程である。樹脂配管配置工程(ステップS3)では、試験ガスgを充填させた配管ユニット10を試験空間Sに配置する。試験空間Sは、配管ユニット10を収容するための試験容器の内部に形成されている。配管ユニット10は、試験容器4の容器本体4aに形成された開口A4を通して試験空間Sに配置することができる。試験容器4は、容器本体4aの開口A4を除いて試験空間Sを配置された配管ユニット10全体を包囲することが好ましい。また、試験容器4は、配管ユニット10全体を完全に包囲しても良い。本発明によれば、試験容器4は、少なくとも樹脂配管11全体を完全に包囲していることが好ましい。容器本体4aの開口A4は、例えば、容器本体4aの上部に形成することができる。
ステップS4は、試験空間閉じ工程である。試験空間閉じ工程(ステップS4)では、配管ユニット10が配置された試験空間Sを閉じる。ここで、試験空間Sを閉じるとは、外界の空気が試験空間Sに流入しないように、当該試験空間Sの開口A4が完全に覆われることによって密閉されている場合と、外界の空気が試験空間Sに流入することを許容しつつ、当該試験空間Sに生じる外乱が抑制できる程度に当該試験空間Sの開口A4が簡易に覆われている場合との両方の場合を含む。即ち、本発明によれば、試験空間Sを閉じるとは、当該試験空間Sを気密状態に閉じることに限定されるものではない。試験容器4は、例えば、容器本体4aの開口A4を開閉可能な蓋4cを有していることが好ましい。これによって、容器本体4aの開口A4は、蓋4cによって閉じることができる。蓋4cは、例えば、容器本体4aに対する取付軸が1つの片開きの蓋、容器本体4aに対する前記取付軸が2つの観音開きの蓋とすることができる。ただし、本発明によれば、試験容器4の蓋4cは省略することができる。
ステップS5は、試験空間ガス濃度測定工程である。試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)では、試験空間Sに含まれる試験ガスgの濃度を試験空間ガス濃度C1として、当該試験空間ガス濃度C1を測定する。試験空間ガス濃度C1は、所定の時間間隔で連続的に測定される。
試験空間ガス濃度C1は、試験空間Sの複数の位置で測定されることが好ましい。この場合、試験空間ガス濃度C1のサンプルをより多く得ることができる。ただし、本発明によれば、試験空間ガス濃度C1は、試験空間Sの少なくとも1か所の位置で測定されてもよい。
また、試験ガスgが空気よりも重いガスである場合、試験空間ガス濃度C1が測定される位置は、試験空間Sの下半分の位置とすることが好ましい。ここで、試験空間Sの下半分とは、試験空間Sの上面(蓋4cの下面f4c)と試験空間Sの最も下に位置する最深部f4bmaxとの間の、中心位置よりも下側の位置をいう。例えば、本実施形態では、試験ガスgは二酸化炭素である。この場合、試験空間ガス濃度C1の測定は、試験空間Sの下半分の位置で行うことが好ましい。また、本実施形態とは反対に、試験ガスgが空気よりも軽いガスである場合、試験空間ガス濃度C1を測定する位置は、試験空間Sの上半分の位置とすることが好ましい。ここで、試験空間Sの上半分とは、試験空間Sの上面(蓋4cの下面f4c)と試験空間Sの最深部f4bmaxとの間の、中心位置よりも上側の位置をいう。例えば、試験ガスgがアルゴンである場合、試験空間ガス濃度C1の測定は、試験空間Sの上半分の位置で行うことが好ましい。
特に、本実施形態のように、試験ガスgが空気よりも重いガスである場合、図2に示すように、試験空間Sを、上下方向に対して直交する面による当該試験空間Sの断面面積が当該試験空間Sの最深部f4bmaxで最も小さくなるように構成し、試験空間ガス濃度C1が測定される位置として、試験空間Sの最深部f4bmax又は当該最深部f4bmaxと隣接する位置を含めることが好ましい。ここで、「上」とは、試験容器4の蓋4c側をいい、「下」とは、試験容器4の底部(最深部f4bmax)側をいう。さらに、最深部f4bmaxと隣接する位置とは、容器本体4aの側壁内面(試験空間Sの側面f4s)の下半分の位置をいう。ここで、試験空間Sの側面f4sの下半分の位置とは、試験空間Sの側面f4sの上端と当該試験空間Sの最深部f4bmaxとの間の、中心位置よりも下側の位置である。本実施形態では、試験空間Sの底面は、最深部f4bmaxと、最深部f4bmaxに向かって先細りする傾斜底面f4bによって形成されている。したがって、本実施形態において、最深部f4bmaxと隣接する位置とは、例えば、試験空間Sの傾斜底面f4bをいう。また、本実施形態とは反対に、試験ガスgが空気よりも軽いガスである場合、試験空間Sを、上下方向に対して直交する面による当該試験空間Sの断面面積が当該試験空間Sの上面で最も小さくなるように構成し、試験空間ガス濃度C1が測定される位置として、試験空間Sの上面又は当該上面と隣接する位置を含めることが好ましい。ここで、試験空間Sの上面とは、蓋4cの下面f4cをいう。さらに、試験空間Sの上面と隣接する位置とは、容器本体4aの側壁内面(試験空間Sの側面f4s)の上半分の位置をいう。ここで、試験空間Sの側面f4sの上半分の位置とは、試験空間Sの側面f4sの上端と当該試験空間Sの最深部f4bmaxとの間の、中心位置よりも上側の位置である。言い換えれば、試験空間Sの上面と隣接する位置とは、試験空間Sの、蓋4cの下面f4cを除く側面f4sのうちの、蓋4cの下面f4cと隣り合う位置をいう。
なお、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)は、試験空間閉じ工程(ステップS4)の後に開始することが効率的であるが、試験空間閉じ工程(ステップS4)に先立って開始されていてもよい。
ステップS6は、外部ガス濃度測定工程である。外部ガス濃度測定工程(ステップS6)では、試験容器4の外側において試験ガスgの濃度を外部ガス濃度C2として、当該外部ガス濃度C2を測定する。外部ガス濃度C2は、試験空間ガス濃度C1と同様、所定の時間間隔で連続的に測定される。外部ガス濃度C2の測定は、試験容器4に近い外気で行うことが好ましいが、本発明によれば、これに限定されるものではない、外部ガス濃度C2は、試験空間ガス濃度C1のように、試験空間Sよりも外側(試験容器4の外側)の複数の位置で測定することができる。この場合、外部ガス濃度C2のサンプルをより多く得ることができる。ただし、本発明によれば、外部ガス濃度C2は、試験容器4の外側の少なくとも1か所の位置で測定されてもよい。
また、図1のフローチャートでは、外部ガス濃度測定工程(ステップS6)は、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)の後に行われているが、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)と同時に、或いは、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)よりも前に開始することができる。また、外部ガス濃度測定工程(ステップS6)も、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)と同様、試験空間閉じ工程(ステップS4)の後に開始することが効率的であるが、試験空間閉じ工程(ステップS4)に先立って開始されていてもよい。
試験ガスgの濃度の測定には、様々な手段を用いることができる。本実施形態では、試験ガスgの濃度の測定には、例えば、当該試験ガスの濃度を電気信号に変換して出力する、ガスセンサを用いている。ガスセンサは、試験容器4の内面に取り付けることができる。また、ガスセンサは、試験容器4の内側に吊り下げることもできる。
ステップS7は、気密性判断工程である。気密性判断工程(ステップS7)では、例えば、前記ガスセンサから測定された試験空間ガス濃度C1が上昇したどうかを判断する。気密性判断工程(ステップS7)では、試験空間Sに含まれる試験空間ガス濃度C1が上昇したときには、配管ユニット10の気密性を良好ではないと判断し、次の工程(ステップS8)に進む。同時に、気密性判断工程(ステップS7)では、試験空間Sにおいて、試験空間ガス濃度C1が上昇していないときには、ステップS10に進んで、配管ユニット10の気密性は良好であると判断する。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを試験(検査)することができる。
試験空間ガス濃度C1が上昇したかどうかは、例えば、作業者が、ガスセンサからの電気信号に基づいてモニタ(ディスプレイ)に表示された試験空間ガス濃度C1の波形の変化から読み取ることができる。例えば、モニタに表示される波形が上昇した場合、作業者は、試験空間Sに収容された配管ユニット10に漏れが生じている可能性が高いと判断することができる。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを、作業者自身が直接的に判断することができる。或いは、パーソナルコンピュータなどの処理装置6を用いて、当該処理装置6に、ガスセンサから算出された試験空間ガス濃度C1が所定の値以上となったかどうかで判断させることができる。例えば、ガスセンサから算出された試験空間ガス濃度C1が所定の値以上となった場合、処理装置6は、試験空間Sに配置された配管ユニット10に漏れが生じている可能性が高いと判断する。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを、処理装置6に判断させることができる。
本発明によれば、気密性判断工程(ステップS7)にて、試験空間ガス濃度C1が上昇したと判断した時点で、次の工程としてステップS9に進んで、配管ユニット10の気密性は良好ではないと判断することができる。しかしながら、本実施形態では、試験空間ガス濃度C1が上昇したと判断した場合でも、外部ガス濃度C2との関係を考慮することにより、より再試験の有無を慎重に判断している。
ステップS8は、気密性再判断工程である。気密性再判断工程(ステップS8)では、試験空間ガス濃度C1の測定値と、外部ガス濃度C2の測定値とを比較して試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2を超えているかどうかを判断する。気密性再判断工程(ステップS8)では、試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2を超えているときには、次の工程としてステップS9に進んで、配管ユニット10の気密性は良好ではないと判断する。同時に、気密性再判断工程(ステップS8)では、試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2以下であるときには、次の工程としてステップS10に進んで、配管ユニット10の気密性は良好であると判断する。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを、より正確に試験(検査)することができる。
試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2を超えているかどうかは、例えば、作業者が、ガスセンサからの電気信号に基づいてモニタ(ディスプレイ)に表示された試験空間ガス濃度C1の波形と、外部ガス濃度C2の波形との間の差から読み取ることができる。例えば、モニタの表示上、試験空間ガス濃度C1の波形が外部ガス濃度C2の波形を超えている場合、作業者は、試験空間Sに収容された配管ユニット10に漏れが生じている可能性がより高いと判断することができる。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを、より正確に、作業者自身が直接的に判断することができる。或いは、パーソナルコンピュータなどの処理装置6を用いて、当該処理装置6に、試験空間ガス濃度C1の波形と、外部ガス濃度C2の波形との間の差が所定の値以上となったかどうかで判断させることができる。例えば、試験空間ガス濃度C1の測定値が外部ガス濃度C2の測定値を超えている場合、処理装置6は、試験空間Sに収容された配管ユニット10に漏れが生じている可能性がより高いと判断する。これによって、配管ユニット10の気密性に問題が無いかどうかを、より正確に、処理装置6に判断させることができる。
ステップS9では、配管ユニット10の気密性は良好ではないことを、作業者に対してさらに認識させることができる。配管ユニット10の気密性が良好ではないと判断される場合、例えば、ディスプレイ上に警告表示を表示させることにより、または、スピーカを通して警告音を発しさせることにより、作業者に対して認識させることができる。
また、ステップS10でも、配管ユニット10の気密性は良好であることを、作業者に対してさらに認識させることができる。配管ユニット10の気密性が良好である判断される場合、例えば、ディスプレイ上に警告表示と異なる表示をさせることにより、または、スピーカを通して警告音と異なる音を発しさせることにより、作業者に対して認識させることができる。
上述のとおり、本実施形態に係る、気密性検査方法は、試験ガス充填工程(ステップS1)と、樹脂配管密閉工程(ステップS2)と、樹脂配管配置工程(ステップS3)と、試験空間ガス濃度測定工程(ステップS5)と、試験空間ガス濃度に基いて判断される気密性判断工程(ステップS7、ステップS9、ステップS10)と、を含んでいる。これによって、作業者は、配管ユニット10の内部に試験ガスgを密閉充填して気密性の試験のための試験片とし、当該試験片を試験空間Sに配置した後に、試験空間Sに含まれる試験空間ガス濃度C1の上昇を追跡するだけで、配管ユニット10の気密性を検査することができる。
即ち、本実施形態によれば、従来の技術のように、配管ユニット10の内部に圧縮空気を充填し、当該圧縮空気の圧力の低下を確認する必要がない。このため、本実施形態によれば、気密性の試験のための試験片は、配管ユニット10に圧縮ガスを充填させることなく、配管ユニット10の内部に試験ガスgを充填した後に当該配管ユニット10の内部を密閉するだけで形成することができる。また、本実施形態では、圧縮ガスを使用する必要が無いため、従来技術のように、ピストンなどの機構を別途動作させて配管ユニット10の長手方向端部の開口にキャップを強固に圧入させる必要がない。さらに、従来技術のように、配管ユニット10を試験空間Sに取り付ける必要も無い。したがって、本実施形態によれば、検査に要する工数を軽減することができ、検査装置も簡易なものとすることができる。特に、本実施形態では、配管ユニット10を試験空間Sに取り付けて固定する必要が無いことから、例えば、当該配管ユニット10を丸めた状態で試験空間Sに配置することができる。したがって、本実施形態によれば、検査できる配管ユニット10の長さに対してより自由度を持たせることができる。
上述のとおり、本発明によれば、簡易な構成で配管ユニット10の気密性を検査することができ、加えて、検査できる配管ユニット10の長さに対してより自由度を持たせることができる、樹脂配管の気密性検査方法を提供することができる。
また、本実施形態は、外部ガス濃度測定工程(ステップS6)と、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2とに基いて判断される気密性再判断工程(ステップS8、ステップS9、ステップS10)と、を含んでいる。この場合、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2を比較することによって、試験空間Sと当該試験空間Sよりも外側の外界との関係を考慮することができる。これによって、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。具体的には、試験容器4の蓋4cを閉じることによって試験空間Sを外界に対して遮断することなく、当該試験空間Sを外界に通じさせている場合でも、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、本実施形態において、試験空間ガス濃度C1は、試験空間Sの複数の位置で測定される。この場合、試験空間ガス濃度C1のサンプルとしてより多くのサンプルが得られる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、本実施形態では、試験ガスgが空気よりも重いガスであり、試験空間ガス濃度C1が測定される位置は、試験空間Sの下半分の位置である。この場合、仮に配管ユニット10に充填された試験ガスgが試験空間Sに漏れた場合、当該試験ガスgは、試験空間Sの下側に沈降する傾向となる。したがって、この場合、試験空間ガス濃度C1のサンプルとして試験空間Sの下半分のガス濃度を利用すれば、配管ユニット10の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。
また、本実施形態では、試験空間Sを、上下方向に対して直交する面による当該試験空間Sの断面面積が当該試験空間Sの最深部f4maxで最も小さくなるように構成し、試験空間ガス濃度C1が測定される位置には、試験空間Sの最深部f4max又は当該最深部f4maxと隣接する傾斜底面f4bが含まれている。この場合、試験空間Sに沈降する試験ガスgを当該試験空間Sの最深部f4max近くに集約し、当該試験ガスgの濃度を、試験空間ガス濃度C1のサンプルとして利用することができる、したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより一層迅速にかつより一層高い精度で検査することができる。
また、本実施形態は、試験空間閉じ工程を含んでいる。この場合、配管ユニット10を配置した後に試験空間Sを閉じることにより、試験空間Sの外からの、当該試験空間Sへの空気の流れを抑制し、当該試験空間Sの空気が攪拌されないようにすることができる。また、この場合、空気中に含まれている試験ガスgと同様のガスが試験空間Sに流入することに伴う、検査に対する外乱を抑制することができる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、本実施形態において、試験ガスgは二酸化炭素ガスである。二酸化炭素は取り扱いが容易で、空気よりも重いために拡散し難い。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより容易に検査することができる。
また、本実施形態において、試験ガスgの濃度の測定に、当該試験ガスgの濃度を電気信号に変換して出力する、ガスセンサを用いている。この場合、試験ガスgの濃度を容易に測定することができる。
ところで、本実施形態は、配管ユニット10の内部に試験ガスgを充填するに先立って、即ち、試験ガス充填工程(ステップS1)の前に、配管ユニット10の内部の空気を追い出す、空気追い出し工程をさらに、含んでいてもよい。この場合、配管ユニット10の内部に存在しているガスが抜かれることによって、当該配管ユニット10の内部に充填される試験ガスgの充填量が高められる。これによって、配管ユニット10に試験ガスgの漏れが生じた場合であっても、当該試験ガスgの漏れを、より迅速にかつより高い精度で判断することができる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。配管ユニット10の内部の空気を追い出す方法としては、例えば、配管ユニット10の長手方向一方側端部が密閉された状態で、当該配管ユニット10の長手方向他方側端部に真空ポンプを接続し、当該真空ポンプによって、配管ユニット10の内部の空気を抜き取る方法がある。
また、本実施形態では、気密性判断工程(ステップS7)は、樹脂配管配置工程(ステップS3)または試験空間閉じ工程(ステップS4)の終了後、所定時間tが経過するまで行わないようにすることができる。即ち、本実施形態では、配管ユニット10を試験空間Sに配置した後、または、配管ユニット10を試験空間Sに配置して蓋を閉じた後、所定時間tの間、配管ユニット10を試験空間Sに放置し、当該試験空間Sに含まれる試験ガスgが上昇するかどうかの判断を待つことができる。この場合、所定時間tは、例えば、配管ユニット10の気密性に問題がある場合を予め考慮しておくことにより、漏れた試験ガスgの測定が可能となると想定される時間に設定することができる。
(気密性検査装置)
次に、図2の気密性検査装置1について説明をする。気密性検査装置1は、樹脂配管11に継手12が接続された配管ユニット10の気密性を検査することができる。具体例としては、樹脂配管11と継手12との間の気密性を検査することができる。
次に、図2の気密性検査装置1について説明をする。気密性検査装置1は、樹脂配管11に継手12が接続された配管ユニット10の気密性を検査することができる。具体例としては、樹脂配管11と継手12との間の気密性を検査することができる。
図2を参照すれば、気密性検査装置1は、配管ユニット10の内部に試験ガスgを充填する、試験ガス充填部2と、配管ユニット10の内部を密閉する、樹脂配管密閉部と、配管ユニット10を配置可能な試験空間Sを有している、試験容器4と、試験空間Sに配置されているとともに当該試験空間Sに含まれる試験ガスgの濃度を電気信号に変換して試験空間ガス濃度C1として出力する、試験空間用ガスセンサ5と、試験空間ガス濃度C1に基いて樹脂配管11の気密性を判断する気密性判断部(6)と、を含んでいる。
また、本実施形態では、試験容器4の外部に含まれる試験ガスgの濃度を電気信号に変換して外部ガス濃度c2として出力する、外部用ガスセンサ7と、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2とに基いて前記樹脂配管の気密性をさらに判断する気密性再判断部(6)と、を更に含んでいる。
より具体的に説明すると、本実施形態では、試験ガス充填部2は、試験ガスgが充填された試験ガス供給源2aと、試験ガス供給源2aを配管ユニット10に接続する接続用配管2bと、減圧弁2cと、開閉弁2dと、を有している。
試験ガス供給源2aから供給される試験ガスgには、上述のとおり、様々ガスを使用することができる。本実施形態では、試験ガスgとして二酸化炭素ガスを用いている。試験ガス供給源2aとしては、例えば、ガスボンベが挙げられる。接続用配管2bは、配管ユニット10の継手12に接続されている。本実施形態では、継手12は、三又継手である。継手12の長手方向一方側端は、配管ユニット10の樹脂配管11の長手方向他方側端部に接続されている。また、継手12の長手方向他方側端には、圧力計8が接続されている。さらに、継手12の分岐端部には、試験ガス充填部2の接続用配管2bが接続されている。減圧弁2cおよび開閉弁2dは、接続用配管2bの間に介在している。減圧弁2cは、試験ガス供給源2aから供給される試験ガスgの圧力を減圧する。開閉弁2dは、接続用配管2bの内部通路を開閉する。
前記樹脂配管密閉部は、配管ユニット10の内部を密閉する。本実施形態では、前記樹脂配管密閉部は、配管ユニット10の長手方向端部に形成された開口を封止するキャップ3を含んでいる。キャップ3は、例えば、樹脂、ゴムなどの弾性変形可能な材料によって形成することができる。本実施形態では、キャップ3は、配管ユニット10の長手方向一方側端部の開口を封止する。また、配管ユニット10の長手方向他方側端部の開口は、試験ガス充填部2の開閉弁2dを閉じることによって封止することができる。即ち、本実施形態では、前記樹脂配管密閉部には、圧力計8と、試験ガス充填部2(ただし、試験ガスgを供給し続ける例では、開閉弁2dの有無は、任意とする。)とが含まれている。ただし、本発明によれば、前記樹脂配管密閉部は、上述のとおり、2つのキャップ3によって構成することができる。また、符号9は、配管ユニット10に充填させた試験ガスgを抜き取るためのリーク弁である。ただし、本発明によれば、リーク弁9は、省略することもできる。
また、試験容器4は、容器本体4aと蓋4cと有している。容器本体4aの内部には、試験空間Sが形成されている。試験空間Sは、容器本体4aの側壁内面(側面f4s)と容器本体4aの底壁上面(最深部f4bmax、傾斜底面f4b)とによって形成されている。
さらに、試験容器4は、上下方向に対して直交する面による、試験空間Sの断面面積が当該試験空間Sの最深部f4bmaxで最も小さくなるように構成されたものである。図2を参照すれば、本実施形態では、試験空間Sの底面は、最深部f4bmaxと傾斜底面f4bとによって形成されている。また、本実施形態では、最深部f4bmaxは、試験空間Sの中心軸線上に配置されている。さらに、本実施形態では、傾斜底面f4bは、下方に向かうにしたがって最深部f4bmaxに向かうにように傾斜している。したがって、本実施形態において、試験空間Sの前記底面の形状は、例えば、図2に示すように、下方にしたがって先細るすり鉢形状(逆円錐形状)となっている。また、本発明によれば、試験空間Sの前記底面の形状は、窪みを有した形状とすることができる。この場合、試験空間用ガスセンサ5は、前記窪みに配置することができる。また。この場合、試験空間Sの最深部f4bは、本実施形態のように、1点の部分ではなく、平面とすることができる。さらに、本発明によれば、試験空間Sの前記底面の形状は、平面形状とすることができる。
また、試験容器4は、試験空間Sを閉じることが可能な蓋4cを有している。蓋4cは、容器本体4aの開口A4を閉じることができる。蓋4cには、上述のとおり、様々な開閉方式の蓋を採用することができる。本実施形態では、蓋4cは、容器本体4aに対する取付軸4pが1つの片開きの蓋としている。蓋4cは、外界の空気の流入がより抑えられる点では、容器本体4aの開口A4を気密状態に閉じるものであることが好ましい。ただし、本発明によれば、蓋4cは、容器本体4aの開口A4を閉じることができるものあれば、上述のとおり、気密状態に閉じることができるものに限定されるものではない。
本実施形態では、試験空間用ガスセンサ5は、試験空間Sの複数の位置に配置されている。本実施形態では、試験空間用ガスセンサ5には、試験空間用ガスセンサ5aと、試験空間用ガスセンサ5bとの、2つの試験空間用ガスセンサが含まれている。
また、本実施形態では、試験ガスgが空気よりも重いガスであることから、試験空間用ガスセンサ5は、試験空間Sの下半分の位置である。具体的には、試験空間用ガスセンサ5aは、試験空間Sの前記底面に配置されている。より詳細には、試験空間用ガスセンサ5aは、試験空間Sの最深部f4bmaxに配置されている。また、試験空間用ガスセンサ5aは、試験空間Sの最深部f4bmaxと隣接する位置に配置されている。より詳細には、試験空間用ガスセンサ5aは、試験空間Sの傾斜底面f4bに配置することもできる。また、試験空間用ガスセンサ5bは、試験空間Sの前記底面(試験空間Sの傾斜底面4fb)に隣接する位置に配置されている。試験空間用ガスセンサ5は、試験容器4の内面に取り付けることができる。また、試験空間用ガスセンサ5は、試験容器4の内面に吊り下げることもできる。
気密性判断部としては、処理装置6を用いることができる。処理装置6の具体例としては、例えば、パーソナルコンピュータが挙げられる。処理装置6は、試験空間用ガスセンサ5からの入力に基いて、配管ユニット10の気密性を判断することができる。本実施形態では、処理装置6は、試験空間用ガスセンサ5からの入力により、試験空間ガス濃度C1を検知し、当該試験空間ガス濃度C1が上昇しているかどうかを判断することができる。また、本実施形態では、処理装置6は、気密性判断部として用いることもできる。処理装置6は、試験空間用ガスセンサ5からの入力と、外部用ガスセンサ7からの入力とに基いて、配管ユニット10の気密性を再度判断することができる。本実施形態では、処理装置6は、外部用ガスセンサ7からの入力により、外部ガス濃度C2を検知し、当該外部ガス濃度C2が上昇しているかどうかも判断することができる。さらに、本実施形態では、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2とを比較して、試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2を超えているかどうかも判断することができる。即ち、本実施形態では、処理装置6は、気密性判断部及び気密性再判断部に相当する。さらに、本実施形態では、気密性検査装置1は、処理装置6に対するデータ入力を可能とする入力部6aと、処理装置6からの出力を表示または出力可能な出力部6bとを有している。入力部6aとしては、例えば、キーボード、マウスなどが挙げられる。出力部6bとしては、例えば、ディスプレイ(モニタ)、スピーカ、プリンタが挙げられる。
気密性検査装置1は、例えば、以下のように使用することができる。
作業者は、配管ユニット10の長手方向一方側端部をキャップ3で密閉する。また、作業者は、配管ユニット10の長手方向他方側端部に試験ガス充填部2を接続する。本実施形態では、作業者は、配管ユニット10の継手4の分岐端部に、試験ガス充填部2の接続用配管2bを接続する。また、本実施形態では、作業者は、継手12の長手方向他方側端に圧力計8及びリーク弁9を接続する。その後、作業者は、試験ガス充填部2の試験ガス供給源2aを操作して配管ユニット10の内部に試験ガスgを供給する。これによって、配管ユニット10の内部には、試験ガスgが充填される。
次いで、作業者は、試験ガス充填部2の開閉弁2dを閉じる。これによって、配管ユニット10は、試験ガスgが充填された状態で密閉される。なお、作業者は、試験ガス充填部2を取り外した後、配管ユニット10の長手方向他方側端部をキャップ3で密閉することもできる。キャップ3は、例えば、試験ガス充填部2を取り外された継手4の分岐端部に取り付けることができる。
次いで、作業者は、配管ユニット10を試験容器4の試験空間Sに配置する。配管ユニット10は、容器本体4aに形成された開口A4から挿入することができる。本実施形態では、配管ユニット10は、試験ガス充填部2に接続したまま、試験空間Sに配置される。なお、配管ユニット10の長手方向両端部をキャップ3で密閉したときは、配管ユニット10は、試験ガス充填部2を取り外した状態で、試験空間Sに配置される。
本実施形態では、作業者は、配管ユニット10を試験空間Sに配置した後、蓋4cを閉じる。
蓋4cを閉じた後、処理装置6では、試験空間ガスセンサ5の入力と、外部ガス用センサ7の入力とに基いて、配管ユニット10の気密性が良好であるかどうかを判断する。本実施形態では、試験空間用ガスセンサ5によって測定された試験空間Sの試験空間ガス濃度C1が上昇した場合、処理装置6は、配管ユニット10の気密性は良好ではないと判断する。本実施形態では、使用者は、この判断結果を、出力部6bを通して確認することができる。
ただし、本実施形態では、処理装置6は、試験空間用ガスセンサ5によって測定された試験空間Sの試験空間ガス濃度C1と、外部ガス用センサ7によって測定された外部ガス濃度C2とを比較することによって、配管ユニット10の気密性を再度判断する。本実施形態では、試験空間ガス濃度C1が外部ガス濃度C2よりも上昇した場合、処理装置6は、最終的に、配管ユニット10の気密性は良好ではないと判断する。本実施形態では、使用者は、この判断結果を、処理装置6の最終判断として、出力部6bを通して確認することができる。
気密性検査装置1は、試験ガス充填部2と、樹脂配管密閉部(2,3)と、試験容器4と、試験空間用ガスセンサ5と、試験空間ガス濃度C1に基いて配管ユニット10の気密性を判断する気密性判断部(6)と、を含んでいる。気密性検査装置1は、上記気密性検査方法の使用に適している。気密性検査装置1では、図1のフローチャートに示す工程のうち、所定の工程(ステップS5~S10)を処理装置6(気密性判断部)で行うことができる。これによって、使用者は、配管ユニット10の内部に試験ガスgを密閉充填して気密性の試験のための試験片とし、当該試験片を試験空間Sに配置した後に、試験空間Sに含まれる試験空間ガス濃度C1の上昇を追跡するだけで、配管ユニット10の気密性を検査することができる。したがって、気密性検査装置1によれば、簡易な構成で配管ユニット10の気密性を検査することができ、加えて、検査できる配管ユニット10の長さに対してより自由度を持たせることができる。
特に、気密性検査装置1は、出力部6bを有している。これにより、気密性検査装置1は、配管ユニット10の気密性が良好ではないことを、作業者に対してさらに認識させることができる。気密性検査装置1は、配管ユニット10の気密性が良好ではない場合、例えば、出力部6bのディスプレイ(モニタ)上に警告表示を表示させることにより、または、出力部6bのスピーカを通して警告音を発することにより、作業者に対して認識させることができる。
また、気密性検査装置1は、出力部6bを有していることにより、配管ユニット10の気密性が良好であることを、作業者に対してさらに認識させることができる。配管ユニット10の気密性が良好である場合、例えば、出力部6bのディスプレイ(モニタ)上に警告表示と異なる表示をさせることにより、または、出力部6bのスピーカを通して警告音と異なる音を発することにより、作業者に対して認識させることができる。
また、気密性検査装置1は、入力部6aを有している。これにより、気密性検査装置1は、配管ユニット10の材質、構造、寸法などの、当該配管ユニット10の基本情報、試験ガスgの種類、濃度などの、当該試験ガスgの基本情報などに応じて、検査に要する設定を適宜変更させることができる。
また、気密性検査装置1は、外部用ガスセンサ7と、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2とに基いて配管ユニット10の気密性をさらに判断する気密性再判断部(6)と、を更に含んでいる。この場合、試験空間ガス濃度C1と外部ガス濃度C2を比較することによって、試験空間Sと当該試験空間Sよりも外側の外界との関係を考慮することができる。これによって、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。具体的には、試験容器4の蓋4cを閉じることによって試験空間Sを外界に対して遮断することなく、当該試験空間Sを外界に通じさせている場合でも、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、気密性検査装置1では、複数の試験空間用ガスセンサ5(本実施形態では、5a、5b)が試験空間Sの位置に配置されている。この場合、試験空間ガス濃度C1のサンプルとしてより多くのサンプルが得られる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、気密性検査装置1では、試験ガスgが空気よりも重いガスであり、試験空間用ガスセンサ5が試験空間Sの下半分の位置に配置されている。この場合、仮に配管ユニット10に充填された試験ガスgが試験空間Sに漏れた場合、当該試験ガスgは、試験空間Sの下側に沈降する傾向となる。したがって、この場合、試験空間ガス濃度C1のサンプルとして試験空間Sの下半分に配置された試験空間用ガスセンサ5b、より好ましくは、試験空間用ガスセンサ5aのガス濃度を利用すれば、配管ユニット10の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。
また、気密性検査装置1において、試験容器4は、上下方向に対して直交する面による試験空間Sの断面面積が当該試験空間Sの最深部f4bで最も小さくなるように構成されたものであり、試験空間用ガスセンサ5a、5bは、試験空間Sの最深部f4b又は当該最深部f4bと隣接する傾斜底面f4bに配置されている。この場合、沈降する試験ガスgを試験空間Sの最深部f4bmax近くに集約し、当該試験ガスgの濃度を、試験空間ガス濃度C1のサンプルとして利用することができる。したがって、配管ユニット10の気密性をより一層迅速にかつより一層高い精度で検査することができる。特に好ましくは、試験空間用ガスセンサ5は、試験空間用ガスセンサ5aのように、試験空間Sの最深部f4bに配置する。
また、気密性検査装置1において、試験容器4は、試験空間Sを閉じることが可能な蓋4cを有している。この場合、蓋を閉じることによって、試験空間Sの外からの、当該試験空間Sへの空気の流れを抑制し、当該試験空間Sの空気が攪拌されないようにすることができる。また、この場合、空気中に含まれている試験ガスgと同様のガスが試験空間Sに流入することに伴う、検査に対する外乱を抑制することができる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより高い精度で検査することができる。
また、気密性検査装置1では、試験ガスgは二酸化炭素である。二酸化炭素は上述のとおり、取り扱いが容易で拡散し難い。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより容易に検査することができる。
なお、気密性検査装置1は、配管ユニット10の内部の空気を追い出す、空気追い出し部をさらに含んでいてもよい。この場合、配管ユニット10の内部に存在しているガスが抜かれることによって、当該配管ユニット10の内部に充填される試験ガスgの濃度が高められる。これによって、配管ユニット10に試験ガスの漏れが生じた場合であっても、当該試験ガスgの漏れを、より迅速にかつより高い精度で判断することができる。したがって、この場合、配管ユニット10の気密性をより迅速にかつより高い精度で検査することができる。空気追い出し部としては、例えば、配管ユニット10の長手方向端部に接続可能な真空ポンプが挙げられる。
また、気密性検査装置1では、処理装置6を用いることによって、図1のフローチャート中の、気密性判断工程(ステップS7)は、樹脂配管配置工程(ステップS3)または試験空間閉じ工程(ステップS4)の終了後、所定時間tが経過するまで行わないようにすることができる。即ち、気密性検査装置1では、上述のとおり、配管ユニット10を試験空間Sに配置した後、または、配管ユニット10を試験空間Sに配置して蓋を閉じた後、所定時間tの間、配管ユニット10を試験空間Sに放置し、当該試験空間Sに含まれる試験ガスgが上昇するかどうかの判断を待つことができる。この場合、所定時間tは、上述のとおり、例えば、配管ユニット10の気密性に問題がある場合を予め考慮しておくことにより、漏れた試験ガスgの測定が可能となると想定される時間に設定することができる。
上述のとおり、本発明によれば、簡易な構成で樹脂配管の気密性を検査することができ、加えて、検査できる樹脂配管の長さに対してより自由度を持たせることができる、樹脂配管の気密性検査方法および気密性検査装置を提供することができる。
上述したところは、本発明の一実施形態を例示したにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、配管ユニット10は、複数の樹脂配管11を、少なくとも1つ以上の継手12によって結合させたものを含む。また、配管ユニット10の長手方向両端部は、樹脂配管11の長手方向端部で構成させることができる。また、配管ユニット10の長手方向両端部は、継手12で構成させることもできる。また、気密性検査の試験片は、配管ユニット10だけでなく、樹脂配管11のみのものとすることができる。
1:樹脂配管の気密性試験装置, 2:試験ガス充填部, 2a:試験ガス供給源, 2b:接続用配管, 2c;減圧弁, 2d;開閉弁, 3:キャップ, 4;試験容器, 4a;容器本体, 4c;蓋, f4b;試験空間の底面, 5,5a,5b;試験空間用ガスセンサ, 6;処理装置, 6a;入力部, 6b;出力部, 7:外部用ガスセンサ, 8;圧力計, 9;リーク弁, 10;配管ユニット, 11;樹脂配管, 12;継手, A4;容器本体の開口, S;試験空間,
Claims (14)
- 樹脂配管の内部の気密性を検査するための、樹脂配管の気密性検査方法であって、
前記樹脂配管の内部に試験ガスを充填する、試験ガス充填工程と、
前記樹脂配管の内部を密閉する、樹脂配管密閉工程と、
前記樹脂配管の内部が密閉された後に当該樹脂配管を試験空間に配置する、樹脂配管配置工程と、
前記試験空間に含まれる前記試験ガスの濃度を試験空間ガス濃度として測定する、試験空間ガス濃度測定工程と、
前記試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する、気密性判断工程と、を含んでいる、樹脂配管の気密性検査方法。 - 前記試験空間の外部において前記試験ガスの濃度を外部ガス濃度として測定する、外部ガス濃度測定工程と、
前記試験空間ガス濃度と前記外部ガス濃度とに基いて前記樹脂配管の気密性をさらに判断する、気密性再判断工程と、をさらに含んでいる、請求項1に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。 - 前記試験空間ガス濃度は、前記試験空間の複数の位置で測定される、請求項1又は2に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。
- 前記試験ガスが空気よりも重いガスであり、前記試験空間ガス濃度が測定される位置は、前記試験空間の下半分の位置である、請求項1から3のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。
- 前記試験空間を、上下方向に対して直交する面による当該試験空間の断面面積が当該試験空間の最深部で最も小さくなるように構成し、前記内部ガス濃度が測定される位置として前記試験空間の前記最深部又は当該最深部と隣接する位置を含める、請求項4に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。
- 前記樹脂配管を配置した後に前記試験空間を閉じる、試験空間閉じ工程を含んでいる、請求項1から5のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。
- 前記試験ガスは二酸化炭素ガスである、請求項1から6のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査方法。
- 樹脂配管の気密性を検査するための、樹脂配管の気密性検査装置であって、
前記樹脂配管の内部に試験ガスを充填する、試験ガス充填部と、
前記樹脂配管の内部を密閉する、樹脂配管密閉部と、
前記樹脂配管を配置可能な試験空間を有している、試験容器と、
前記試験空間に配置されているとともに当該試験空間に含まれる前記試験ガスの濃度を電気信号に変換して試験空間ガス濃度として出力する、試験空間用ガスセンサと、
前記試験空間ガス濃度に基いて前記樹脂配管の気密性を判断する気密性判断部と、を含んでいる、樹脂配管の気密性検査装置。 - 前記試験容器の外部に含まれる前記試験ガスの濃度を電気信号に変換して外部ガス濃度として出力する、外部用ガスセンサと、
前記試験空間ガス濃度と前記外部ガス濃度とに基いて前記樹脂配管の気密性をさらに判断する気密性再判断部と、を更に含んでいる、請求項8に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。 - 前記試験空間用ガスセンサが前記試験空間の複数の位置に配置されている、請求項8又は9に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。
- 前記試験ガスが空気よりも重いガスであり、前記試験空間用ガスセンサが前記試験空間の下半分の位置に配置されている、請求項8から10のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。
- 前記試験容器は、上下方向に対して直交する面による前記試験空間の断面面積が当該試験空間の最深部で最も小さくなるように構成されたものであり、前記試験空間用ガスセンサは、前記試験空間の前記最深部又は当該最深部と隣接する位置に配置されている、請求項11に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。
- 前記試験容器は、前記試験空間を閉じることが可能な蓋を有している、請求項8から12のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。
- 前記試験ガスは二酸化炭素ガスである、請求項8から13のいずれか1項に記載された、樹脂配管の気密性検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021109741A JP2023006894A (ja) | 2021-06-30 | 2021-06-30 | 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021109741A JP2023006894A (ja) | 2021-06-30 | 2021-06-30 | 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023006894A true JP2023006894A (ja) | 2023-01-18 |
Family
ID=85107065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021109741A Pending JP2023006894A (ja) | 2021-06-30 | 2021-06-30 | 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023006894A (ja) |
-
2021
- 2021-06-30 JP JP2021109741A patent/JP2023006894A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8448498B1 (en) | Hermetic seal leak detection apparatus | |
JP6556226B2 (ja) | 漏洩検知用フィルムチャンバを較正する装置および方法 | |
CN107340101A (zh) | 一种密封装置气体微泄漏评价装置及方法 | |
US9097609B1 (en) | Hermetic seal leak detection apparatus with variable size test chamber | |
JP2008209220A (ja) | 漏れ検査方法及び装置 | |
JP2012047651A (ja) | リーク検出装置 | |
JP4567454B2 (ja) | スニフティング漏れ探査器のための試験漏れ装置 | |
JPS59170739A (ja) | タンクの漏洩検査方法 | |
JP4374241B2 (ja) | 対象物の密封性を測定するためのシステム及び方法 | |
CN104797916B (zh) | 测试泄漏检测系统的方法 | |
JP2017166909A (ja) | 被検査容器の漏洩検査方法、及び漏洩検査装置 | |
JP2003035624A (ja) | リーク検査方法及びその装置 | |
JP2023006894A (ja) | 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 | |
JP5006899B2 (ja) | ガスセンサの気密検査方法 | |
JP5132211B2 (ja) | リークテスターおよびリークテスト法 | |
JP4061779B2 (ja) | 漏れ量計測装置、および漏れ検査装置 | |
JP2007333550A (ja) | ハウジングなどの漏れ検査装置及び漏れ検査方法 | |
CN104111150A (zh) | 一种容器检测口的密封性检测装置和检测方法 | |
JP2024094094A (ja) | 樹脂配管の気密性検査方法および樹脂配管の気密性検査装置 | |
US20240060849A1 (en) | Leak test condition design method, leak test condition design device, leak testing method, and leak testing device | |
JP4391682B2 (ja) | 漏洩ガス測定装置、及び漏洩ガス測定装置の評価装置 | |
CN114136552A (zh) | 一种焊缝密封检测工装及焊缝密封检测方法、系统 | |
JP3715543B2 (ja) | 気密性能試験方法 | |
CN219161580U (zh) | 一种气密检测治具 | |
JP2002328111A (ja) | ガスセンサの気密検査装置及び検査方法 |