JP2023006714A - ステビア抽出物の新規用途 - Google Patents
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Abstract
【課題】インスリン抵抗性を改善する組成物を提供する。【解決手段】ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途のための組成物が提供される。【選択図】なし
Description
本発明は、ステビア抽出物の新規用途、特に、ステビア水熱反応抽出物の、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び/又は糖代謝改善に係る用途等に関する。
交通インフラが整備され、高カロリーの嗜好性の高い食品が容易に入手でき、さらにデスクワーク中心の職業に従事する人の割合が多くなった現代社会では、エネルギーの摂取量が消費量を上回る状態が多くなる傾向にあり、肥満が増加している。また、情報社会の高度化に伴うストレスの増加や、睡眠不足などの生活リズムの乱れにより、メタボリックシンドロームを呈する者も増えている。肥満やメタボリックシンドロームはインスリン抵抗性が生じる一因とされている。インスリン抵抗性は、インスリンの標的細胞がインスリンに適切に応答できなくなっている状態を指し、標的細胞におけるグルコースの取込みや代謝が障害される。インスリン抵抗性は2型糖尿病のみならず、心血管疾患、動脈硬化、脂質異常症、認知障害、高血圧など種々の病的状態の発症に関連している(非特許文献1~2)。インスリン抵抗性に対しては、食事内容の工夫や運動の奨励など生活習慣の改善で対応することも可能だが、このような自助努力は万人が実行できるものではなく、病的なインスリン抵抗性に対しては医学的処置が行われることもある。例えば、チアゾリジンなどのインスリン抵抗性改善薬が2型糖尿病の治療に使用されている(非特許文献3)。
Barber et al., Int J Mol Sci. 2021;22(2):546
Ormazabal et al., Cardiovasc Diabetol. 2018;17(1):122
Padhi et al., Biomed Pharmacother. 2020;131:110708
インスリン抵抗性を改善するさらなる手法の開発が期待されている。
本発明の一態様は、以下を提供する。
[1] ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための組成物。
[2] インスリン抵抗性を有する対象のための、[1]に記載の組成物。
[3] ステビアの水熱反応物が、反応過酷度300~5000での水熱反応により得られたものである、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 経口摂取用である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の組成物。
[5] 飲料である、[4]に記載の組成物。
[1] ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための組成物。
[2] インスリン抵抗性を有する対象のための、[1]に記載の組成物。
[3] ステビアの水熱反応物が、反応過酷度300~5000での水熱反応により得られたものである、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 経口摂取用である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の組成物。
[5] 飲料である、[4]に記載の組成物。
本発明により、糖取込促進及びインスリン抵抗性改善のためのさらなる手段が提供され、健康の維持、増進や、インスリン抵抗性が関与する状態の予防、改善のための選択肢が拡大する。
以下、本発明を詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をそのような実施の形態のみに限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施をすることができる。
なお、本明細書において引用した全ての文献、及び公開公報、特許公報その他の特許文献は、参照として本明細書に組み込むものとする。
なお、本明細書において引用した全ての文献、及び公開公報、特許公報その他の特許文献は、参照として本明細書に組み込むものとする。
<糖取込促進用組成物>
本発明の一側面は、ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための組成物(以下、「本発明の組成物」と称することがある)に関する。
本発明者らは、ステビアの水熱反応物が細胞の糖取込を促進する作用を有すること、及び、その作用がステビアの温水抽出物より強い傾向にあることを初めて見出し、本発明の組成物を完成させた。したがって、ステビアの水熱反応物は、本発明の組成物において有効成分として作用することができる。本発明の組成物において有効成分として作用することは、例えば、本発明の組成物と、ステビアの水熱反応物を含まない以外は本発明の組成物と同じ組成の対照組成物を比較したときに、本発明の組成物を用いた方が対照組成物を用いたときよりも糖取込が促進されることにより確認することができる。
本発明の一側面は、ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための組成物(以下、「本発明の組成物」と称することがある)に関する。
本発明者らは、ステビアの水熱反応物が細胞の糖取込を促進する作用を有すること、及び、その作用がステビアの温水抽出物より強い傾向にあることを初めて見出し、本発明の組成物を完成させた。したがって、ステビアの水熱反応物は、本発明の組成物において有効成分として作用することができる。本発明の組成物において有効成分として作用することは、例えば、本発明の組成物と、ステビアの水熱反応物を含まない以外は本発明の組成物と同じ組成の対照組成物を比較したときに、本発明の組成物を用いた方が対照組成物を用いたときよりも糖取込が促進されることにより確認することができる。
本発明の組成物におけるステビアの水熱反応物は、ステビア植物(Stevia rebaudiana Bertoni)やその抽出残渣を水熱処理することにより得られる。「水熱処理」とは、水等の溶媒を所定の温度及び圧力の条件下で亜臨界状態にした流体(亜臨界流体)を用いて対象物を処理(例えば、抽出)することを意味する。例えば、水は、温度374.15℃以上及び圧力22.12MPa以上の条件下で液体でも気体でもない状態を示す。この状態を示す点を臨界点といい、一般に、臨界点より低い近傍の温度及び圧力の熱水を亜臨界水という。本明細書中、「亜臨界」はより広義に解され、例えば、水の場合、大気圧下での沸点である100℃から臨界温度である374.15℃までの温度域で加圧することにより液体状態を保った水はすべて亜臨界水に含まれる。また、本明細書において、「水熱処理」及び「亜臨界水熱処理」は同義である。本発明の一態様において、水熱処理は亜臨界水を反応場とする。より具体的には、水熱処理は、例えば、反応温度130℃以上かつ下記式(1)で算出される反応過酷度が30~5000の条件で行うことができる。
上記水熱処理における反応温度は、反応過酷度が上記範囲に制御できる範囲であれば特に制限されず、例えば、130℃以上、135℃以上、140℃以上、145℃以上、150℃以上、155℃以上、160℃以上、165℃以上、170℃以上、175℃以上、180℃以上、185℃以上、190℃以上、195℃以上又は200℃以上等であってもよい。
反応温度の上限は、目安として、250℃以下、230℃以下又は210℃以下等とすることができる。
反応温度の上限は、目安として、250℃以下、230℃以下又は210℃以下等とすることができる。
一部の態様において、反応時間は、1~120分、1~60分、1~30分、1~20分、5~120分、5~60分、5~30分又は5~20分等であってもよい。
一部の態様において、反応時の圧力は、反応液が液圧として飽和蒸気圧以上となる圧力とすることができる。本明細書中、「反応液」とは、水熱処理装置の反応槽内に存在する液を指し、例えば、原料であるステビア植物、反応溶媒、生成物、及び任意の触媒が含まれ得る。また、飽和蒸気圧は、反応温度に依って異なるが、例えば、日本機械学会の「蒸気表」(1968年)等を参照して決定することができる。
一部の態様において、上記式(1)で算出される反応過酷度は、30~5000となるように制御することができる。特定の態様において、反応過酷度は、例えば、50~5000、100~5000、300~5000、500~5000、700~5000、900~5000、1000~5000、30~4000、50~4000、100~4000、300~4000、500~4000、700~4000、900~4000、1000~4000、30~3800、50~3800、100~3800、300~3800、500~3800、700~3800、900~3800、1000~3800、30~3600、50~3600、100~3600、300~3600、500~3600、700~3600、900~3600、1000~3600、30~3400、50~3400、100~3400、300~3400、500~3400、700~3400、900~3400、1000~3400、30~3200、50~3200、100~3200、300~3200、500~3200、700~3200、900~3200、1000~3200、30~3000、50~3000、100~3000、300~3000、500~3000、700~3000、900~3000、1000~3000、30~2800、50~2800、100~2800、300~2800、500~2800、700~2800、900~2800、1000~2800、30~2600、50~2600、100~2600、300~2600、500~2600、700~2600、900~2600、1000~2600、30~2400、50~2400、100~2400、300~2400、500~2400、700~2400、900~2400又は1000~2400等であってもよい。
本明細書中、「ステビア植物」には、ステビア植物の植物全体及び植物の部分が包含される。「植物の部分」には、ステビア植物の葉、茎、花、根及びこれらを任意に切断したもの、並びにステビア植物の細胞及び組織が包含される。特定の態様において、植物の部分はステビア植物の乾燥葉を含む。ステビア植物の乾燥葉の含水率は、好ましくは1~10重量%、より好ましくは、2~8重量%、特に好ましくは3~4重量%である。ステビア植物の抽出残渣は、ステビア植物を所定の手法で抽出した後の残渣を意味し、例えば、ステビア植物を温水抽出した後の残渣を含む。温水抽出は、例えば、60℃の温水中での60分の抽出であってもよい。
水熱反応物は、水熱反応により生成された粗反応物のみならず、粗反応物の濾液、上清、抽出物、溶解物、懸濁物、残渣等を包含する。特定の態様において、水熱反応物は、水熱反応により生成された粗反応物の濾液を含む。濾液は、既知の任意の濾過方法、例えば、吸引濾過や重力濾過等により得ることができる。
水熱反応物は、ステビオール配糖体及び香気成分から選択される成分を含んでいてもよい。ステビオール配糖体としては、例えば、総ステビオール配糖体の含有量に対して、3~80重量%の合計含有量のレバウジオシドA、レバウジオシドD及びレバウジオシドMを含んでいてもよく、香気成分としては、フラネオール、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)、フルフラール、バニリン、シクロテン及びダマセノンからなる群から選択される1種以上を含んでもよい。なお、本明細書中、レバウジオシドは「Reb」、「Reb.」又は「R」と略すことがある。例えばレバウジオシドAは、本明細書中「RebA」、「Reb.A」又は「RA」と表記されることがある。
本明細書において、「総ステビオール配糖体の含有量」とは、ステビオール配糖体の含有量の合計を意味する。一部の態様において、「総ステビオール配糖体の含有量」は、RebA、RebB、RebC、RebD、RebE、RebF、RebI、RebM、RebN及びステビオシドの合計含量である。一部の態様において、総ステビオール配糖体は、RebA、RebB、RebC、RebD、RebE、RebF、RebI、RebM、RebN及びステビオシドからなる。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebA、RebD及びRebMの合計含有量は、3~80重量%、6~80重量%、10~80重量%、12~80重量%、15~80重量%、20~80重量%、25~80重量%、30~80重量%、35~80重量%、40~80重量%、45~80重量%、50~80重量%、3~75重量%、6~75重量%、10~75重量%、12~75重量%、15~75重量%、20~75重量%、25~75重量%、30~75重量%、35~75重量%、40~75重量%、45~75重量%、50~75重量%、3~70重量%、6~70重量%、10~70重量%、12~70重量%、15~70重量%、20~70重量%、25~70重量%、30~70重量%、35~70重量%、40~70重量%、3~65重量%、6~65重量%、10~65重量%、12~65重量%、15~65重量%、20~65重量%、25~65重量%、30~65重量%、35~65重量%、40~65重量%、3~60重量%、6~60重量%、10~60重量%、12~60重量%、15~60重量%、20~60重量%、22~60重量%、25~60重量%、27~60重量%、30~60重量%、32~60重量%、35~60重量%、37~60重量%、40~60重量%、3~55重量%、6~55重量%、10~55重量%、12~55重量%、15~55重量%、20~55重量%、22~55重量%、25~55重量%、27~55重量%、30~55重量%、32~55重量%、35~55重量%、37~55重量%、40~55重量%、3~50重量%、6~50重量%、10~50重量%、12~50重量%、15~50重量%、20~50重量%、22~50重量%、25~50重量%、27~50重量%、30~50重量%、32~50重量%、35~50重量%、37~50重量%、3~45重量%、6~45重量%、10~45重量%、12~45重量%、15~45重量%、17~45重量%、20~45重量%、22~45重量%、25~45重量%、27~45重量%、30~45重量%、3~40重量%、6~40重量%、10~40重量%、12~40重量%、15~40重量%、17~40重量%、20~40重量%、22~40重量%、25~40重量%、27~40重量%又は30~40重量%等であってもよい。ステビオール配糖体は、液体クロマトグラフ質量分析計を用いて公知の方法で定量することができる。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebAの含有量は、1~60重量%、2~60重量%、3~60重量%、4~60重量%、5~60重量%、6~60重量%、7~60重量%、10~60重量%、12~60重量%、15~60重量%、20~60重量%、25~60重量%、27~60重量%、30~60重量%、35~60重量%、37~60重量%、40~60重量%、1~55重量%、2~55重量%、3~55重量%、4~55重量%、5~55重量%、6~55重量%、7~55重量%、10~55重量%、12~55重量%、15~55重量%、20~55重量%、25~55重量%、27~55重量%、30~55重量%、35~55重量%、37~55重量%、40~55重量%、1~50重量%、2~50重量%、3~50重量%、4~50重量%、5~50重量%、6~50重量%、7~50重量%、10~50重量%、12~50重量%、15~50重量%、20~50重量%、25~50重量%、27~50重量%、30~50重量%、35~50重量%、37~50重量%、40~50重量%、1~45重量%、2~45重量%、3~45重量%、4~45重量%、5~45重量%、6~45重量%、7~45重量%、10~45重量%、12~45重量%、15~45重量%、20~45重量%、25~45重量%、27~45重量%、30~45重量%、35~45重量%、1~40重量%、2~40重量%、3~40重量%、4~40重量%、5~40重量%、6~40重量%、7~40重量%、10~40重量%、12~40重量%、15~40重量%、20~40重量%、25~40重量%、27~40重量%、30~40重量%、1~32重量%、2~32重量%、3~32重量%、4~32重量%、5~32重量%、6~32重量%、7~32重量%、10~32重量%、12~32重量%、15~32重量%、20~32重量%、25~32重量%、1~27重量%、2~27重量%、3~27重量%、4~27重量%、5~27重量%、6~27重量%、7~27重量%、10~27重量%、12~27重量%、15~27重量%、20~27重量%又は25~27重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebDの含有量は、1~30重量%、2~30重量%、3~30重量%、4~30重量%、5~30重量%、6~30重量%、7~30重量%、8~30重量%、9~30重量%、10~30重量%、1~25重量%、2~25重量%、3~25重量%、4~25重量%、5~25重量%、6~25重量%、7~25重量%、8~25重量%、9~25重量%、10~25重量%、1~20重量%、2~20重量%、3~20重量%、4~20重量%、5~20重量%、6~20重量%、7~20重量%、8~20重量%、9~20重量%、10~20重量%、1~15重量%、2~15重量%、3~15重量%、4~15重量%、5~15重量%、6~15重量%、7~15重量%、8~15重量%、9~15重量%、10~15重量%、1~10重量%、2~10重量%、3~10重量%、4~10重量%、5~10重量%、6~10重量%、7~10重量%、8~10重量%、9~10重量%、1~9重量%、2~9重量%、3~9重量%、4~9重量%、5~9重量%、6~9重量%、7~9重量%又は8~9重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebMの含有量は、1~20重量%、2~20重量%、3~20重量%、4~20重量%、5~20重量%、6~20重量%、7~20重量%、8~20重量%、9~20重量%、10~20重量%、1~15重量%、2~15重量%、3~15重量%、4~15重量%、5~15重量%、1~12重量%、2~12重量%、3~12重量%、4~12重量%、5~12重量%、1~10重量%、2~10重量%、3~10重量%、4~10重量%、5~10重量%、1~9重量%、2~9重量%、3~9重量%、4~9重量%、5~9重量%、1~7重量%、2~7重量%、3~7重量%、4~7重量%、5~7重量%、1~5重量%、2~5重量%、3~5重量%、4~5重量%、1~4重量%、2~4重量%又は3~4重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebBの含有量は、1~95重量%、3~95重量%、5~95重量%、10~95重量%、12~95重量%、15~95重量%、17~95重量%、20~95重量%、22~95重量%、25~95重量%、27~95重量%、30~95重量%、32~95重量%、35~95重量%、38~95重量%、40~95重量%、1~90重量%、3~90重量%、5~90重量%、10~90重量%、12~90重量%、15~90重量%、17~90重量%、20~90重量%、22~90重量%、25~90重量%、27~90重量%、30~90重量%、32~90重量%、35~90重量%、38~90重量%、40~90重量%、1~85重量%、3~85重量%、5~85重量%、10~85重量%、12~85重量%、15~85重量%、17~85重量%、20~85重量%、22~85重量%、25~85重量%、27~85重量%、30~85重量%、32~85重量%、35~85重量%、37~85重量%、40~85重量%、1~80重量%、3~80重量%、5~80重量%、10~80重量%、12~80重量%、15~80重量%、17~80重量%、20~80重量%、22~80重量%、25~80重量%、27~80重量%、30~80重量%、32~80重量%、35~80重量%、37~80重量%、40~80重量%、1~75重量%、3~75重量%、5~75重量%、10~75重量%、12~75重量%、15~75重量%、17~75重量%、20~75重量%、22~75重量%、25~75重量%、27~75重量%、30~75重量%、32~75重量%、35~75重量%、37~75重量%又は40~75重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebA及びRebDの合計含有量は、5~80重量%、9~80重量%、10~80重量%、15~80重量%、20~80重量%、25~80重量%、30~80重量%、36~80重量%、40~80重量%、45~80重量%、5~70重量%、9~70重量%、10~70重量%、15~70重量%、20~70重量%、25~70重量%、30~70重量%、36~70重量%、5~65重量%、9~65重量%、10~65重量%、15~65重量%、20~65重量%、25~65重量%、30~65重量%、36~65重量%、5~60重量%、9~60重量%、10~60重量%、15~60重量%、20~60重量%、22~60重量%、25~60重量%、27~60重量%、30~60重量%、32~60重量%、36~60重量%、5~55重量%、9~55重量%、10~55重量%、15~55重量%、20~55重量%、22~55重量%、25~55重量%、27~55重量%、30~55重量%、32~55重量%、36~55重量%、5~50重量%、9~50重量%、10~50重量%、15~50重量%、20~50重量%、22~50重量%、25~50重量%、27~50重量%、30~50重量%、32~50重量%、36~50重量%、5~45重量%、9~45重量%、10~45重量%、15~45重量%、17~45重量%、20~45重量%、22~45重量%、25~45重量%、27~45重量%、30~45重量%、32~45重量%、36~45重量%、5~42重量%、9~42重量%、10~42重量%、15~42重量%、17~42重量%、20~42重量%、22~42重量%、25~42重量%、27~42重量%、30~42重量%、32~42重量%、36~42重量%、5~40重量%、9~40重量%、10~40重量%、15~40重量%、17~40重量%、20~40重量%、22~40重量%、25~40重量%、27~40重量%、30~40重量%、32~40重量%、36~40重量%、10~36重量%、15~36重量%、17~36重量%、20~36重量%、22~36重量%、25~36重量%、27~36重量%、30~36重量%又は32~36重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebA及びRebMの合計含有量は、5~70重量%、9~70重量%、10~70重量%、15~70重量%、20~70重量%、25~70重量%、30~70重量%、5~60重量%、9~60重量%、10~60重量%、15~60重量%、20~60重量%、22~60重量%、25~60重量%、27~60重量%、30~60重量%、32~60重量%、35~60重量%、5~55重量%、9~55重量%、10~55重量%、15~55重量%、20~55重量%、22~55重量%、25~55重量%、27~55重量%、30~55重量%、32~55重量%、35~55重量%、5~50重量%、9~50重量%、10~50重量%、15~50重量%、20~50重量%、22~50重量%、25~50重量%、27~50重量%、30~50重量%、32~50重量%、35~50重量%、5~45重量%、9~45重量%、10~45重量%、15~45重量%、17~45重量%、20~45重量%、22~45重量%、25~45重量%、5~39重量%、9~39重量%、10~39重量%、15~39重量%、17~39重量%、20~39重量%、22~39重量%、25~39重量%、5~31重量%、9~31重量%、10~31重量%、15~31重量%、17~31重量%、20~31重量%、22~31重量%又は25~31重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量に対するRebD及びRebMの合計含有量は、1~40重量%、3~40重量%、5~40重量%、7~40重量%、10~40重量%、11~40重量%、13~40重量%、15~40重量%、1~30重量%、3~30重量%、5~30重量%、7~30重量%、10~30重量%、11~30重量%、13~30重量%、15~30重量%、1~25重量%、3~25重量%、5~25重量%、7~25重量%、10~25重量%、11~25重量%、13~25重量%、15~25重量%、1~20重量%、3~20重量%、5~20重量%、7~20重量%、10~20重量%、11~20重量%、13~20重量%、15~20重量%、1~17重量%、3~17重量%、5~17重量%、7~17重量%、10~17重量%、11~17重量%、13~17重量%、15~17重量%、1~15重量%、3~15重量%、5~15重量%、7~15重量%、10~15重量%、11~15重量%、13~15重量%、1~13重量%、3~13重量%、5~13重量%、7~13重量%、10~13重量%又は11~13重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物における総ステビオール配糖体の含有量は、水熱反応物の固形分量に対して5~50重量%である。他の態様では、総ステビオール配糖体の含有量は、水熱反応物の固形分量に対して、1~50重量%、2~50重量%、3~50重量%、4~50重量%、5~50重量%、7~50重量%、10~50重量%、12~50重量%、14~50重量%、1~40重量%、2~40重量%、3~40重量%、4~40重量%、5~40重量%、7~40重量%、10~40重量%、12~40重量%、14~40重量%、1~30重量%、2~30重量%、3~30重量%、4~30重量%、5~30重量%、7~30重量%、10~30重量%、12~30重量%、14~30重量%、1~20重量%、2~20重量%、3~20重量%、4~20重量%、5~20重量%、7~20重量%、10~20重量%、12~20重量%、14~20重量%、1~17重量%、2~17重量%、3~17重量%、4~17重量%、5~17重量%、7~17重量%、10~17重量%、12~17重量%、14~17重量%、1~15重量%、2~15重量%、3~15重量%、4~15重量%、5~15重量%、7~15重量%、10~15重量%、12~15重量%又は14~15重量%等であってもよい。なお、本明細書において、固形分量は、水熱反応物が液体である場合、Brix計(例えば、ATAGO製Brix計RX-5000αなど)を用いて求めることができ、液体クロマトグラフ質量分析計等で測定したステビオール配糖体の量を用いて、水熱反応物の固形分量に対する総ステビオール配糖体の量を算出することができる。
一部の態様において、水熱反応物に含まれるRebA、RebD及びRebMの合計含有量は、水熱反応物の固形分量に対して、0.1~30重量%、0.5~30重量%、1~30重量%、2~30重量%、3~30重量%、4~30重量%、5~30重量%、0.1~20重量%、0.5~20重量%、1~20重量%、2~20重量%、3~20重量%、4~20重量%、5~20重量%、0.1~15重量%、0.5~15重量%、1~15重量%、2~15重量%、3~15重量%、4~15重量%、5~15重量%、0.1~12重量%、0.5~12重量%、1~12重量%、2~12重量%、3~12重量%、4~12重量%、5~12重量%、0.1~10重量%、0.5~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、3~10重量%、4~10重量%、5~10重量%、0.1~6重量%、0.5~6重量%、1~6重量%、2~6重量%、3~6重量%、4~6重量%又は5~6重量%等であってもよい。
一部の態様において、総ステビオール配糖体は、水熱反応物の総重量に対して、500~20,000ppm、800~20,000ppm、1,000~20,000ppm、3,000~20,000ppm、5,000~20,000ppm、7,000~20,000ppm、9,000~20,000ppm、9,500~20,000ppm、10,000~20,000ppm、500~18,000ppm、800~18,000ppm、1,000~18,000ppm、3,000~18,000ppm、5,000~18,000ppm、7,000~18,000ppm、9,000~18,000ppm、9,500~18,000ppm、10,000~18,000ppm、500~16,000ppm、800~16,000ppm、1,000~16,000ppm、3,000~16,000ppm、5,000~16,000ppm、7,000~16,000ppm、9,000~16,000ppm、9,500~16,000ppm、10,000~16,000ppm、500~14,000ppm、800~14,000ppm、1,000~14,000ppm、3,000~14,000ppm、5,000~14,000ppm、7,000~14,000ppm、9,000~14,000ppm、9,500~14,000ppm、10,000~14,000ppm、500~13,000ppm、800~13,000ppm、1,000~13,000ppm、3,000~13,000ppm、5,000~13,000ppm、7,000~13,000ppm、9,000~13,000ppm、9,500~13,000ppm又は10,000~13,000ppm等であってもよい。
一部の態様において、RebAは、水熱反応物の総重量に対して、25~10,000ppm、100~10,000ppm、200~10,000ppm、500~10,000ppm、1,000~10,000ppm、1,500~10,000ppm、2,000~10,000ppm、2,500~10,000ppm、3,000~10,000ppm、3,500~10,000ppm、4,000~10,000ppm、25~7,000ppm、100~7,000ppm、200~7,000ppm、500~7,000ppm、1,000~7,000ppm、1,500~7,000ppm、2,000~7,000ppm、2,500~7,000ppm、3,000~7,000ppm、3,500~7,000ppm、4,000~7,000ppm、25~6,000ppm、100~6,000ppm、200~6,000ppm、500~6,000ppm、1,000~6,000ppm、1,500~6,000ppm、2,000~6,000ppm、2,500~6,000ppm、3,000~6,000ppm、3,500~6,000ppm、4,000~6,000ppm、25~5,000ppm、100~5,000ppm、200~5,000ppm、500~5,000ppm、1,000~5,000ppm、1,500~5,000ppm、2,000~5,000ppm、2,500~5,000ppm、3,000~5,000ppm、25~4,000ppm、100~4,000ppm、200~4,000ppm、500~4,000ppm、1,000~4,000ppm、1,500~4,000ppm、2,000~4,000ppm、2,500~4,000ppm、3,000~4,000ppm、25~1,300ppm、100~1,300ppm、200~1,300ppm、500~1,300ppm又は1,000~1,300ppm等であってもよい。
一部の態様において、RebDは、水熱反応物の総重量に対して、5~3,000ppm、10~3,000ppm、100~3,000ppm、200~3,000ppm、450~3,000ppm、500~3,000ppm、800~3,000ppm、1,000~3,000ppm、5~2,400ppm、10~2,400ppm、100~2,400ppm、200~2,400ppm、450~2,400ppm、500~2,400ppm、800~2,400ppm、1,000~2,400ppm、5~2,000ppm、10~2,000ppm、100~2,000ppm、200~2,000ppm、450~2,000ppm、500~2,000ppm、800~2,000ppm、1,000~2,000ppm、5~1,200ppm、10~1,200ppm、100~1,200ppm、200~1,200ppm、450~1,200ppm、500~1,200ppm、800~1,200ppm、1,000~1,200ppm、5~400ppm、10~400ppm、100~400ppm又は200~400ppm等であってもよい。
一部の態様において、RebMは、水熱反応物の総重量に対して、10~2,000ppm、15~2,000ppm、50~2,000ppm、100~2,000ppm、150~2,000ppm、300~2,000ppm、400~2,000ppm、500~2,000ppm、10~1,500ppm、15~1,500ppm、50~1,500ppm、100~1,500ppm、150~1,500ppm、300~1,500ppm、400~1,500ppm、500~1,500ppm、10~900ppm、15~900ppm、50~900ppm、100~900ppm、150~900ppm、300~900ppm、400~900ppm、500~900ppm、10~600ppm、15~600ppm、50~600ppm、100~600ppm、150~600ppm、300~600ppm、400~600ppm、500~600ppm、10~200ppm、15~200ppm、100~200ppm又は150~200ppm等であってもよい。
一部の態様において、RebBは、水熱反応物の総重量に対して、50~10,000ppm、200~10,000ppm、500~10,000ppm、800~10,000ppm、1,000~10,000ppm、2,000~10,000ppm、3,000~10,000ppm、3,500~10,000ppm、4,000~10,000ppm、4,500~10,000ppm、5,000~10,000ppm、50~8,000ppm、200~8,000ppm、500~8,000ppm、800~8,000ppm、1,000~8,000ppm、2,000~8,000ppm、3,000~8,000ppm、3,500~8,000ppm、4,000~8,000ppm、4,500~8,000ppm、5,000~8,000ppm、50~7,000ppm、200~7,000ppm、500~7,000ppm、800~7,000ppm、1,000~7,000ppm、2,000~7,000ppm、3,000~7,000ppm、3,500~7,000ppm、4,000~7,000ppm、4,500~7,000ppm又は5,000~7,000ppm等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物は、上述の総ステビオール配糖体以外のステビオール配糖体を含んでいてもよい。そのようなステビオール配糖体としては、例えば、RebG、RebJ、RebK、RebO、RebQ、RebR、ズルコシドA、ズルコシドC、ルブソシド、ステビオールモノシド及びステビオールビオシド等が挙げられる。また、水熱反応物はステビオールを含んでいてもよい。
一部の態様において、水熱反応物は香気成分を含む。香気成分は、ステビア植物のメイラード反応生成物であってもよい。メイラード反応生成物は、ステビア植物に含まれるステビオール配糖体及び/又は還元糖とアミン供与体(例えば、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質等のアミノ化合物)を、100℃を超える高熱で反応させた際の生成物を含む。香気成分としては、例えば、フラネオール、HMF、フルフラール、バニリン、シクロテン及びダマセノン等が挙げられる。
一部の態様において、水熱反応物は、フラネオールを含み、水熱反応物におけるフラネオールの含有量は、水熱反応物の固形分量に対して0.00005~0.06重量%、0.0001~0.06重量%、0.00015~0.06重量%、0.0002~0.06重量%、0.0005~0.06重量%、0.001~0.06重量%、0.003~0.06重量%、0.005~0.06重量%、0.007~0.06重量%、0.009~0.06重量%、0.01~0.06重量%、0.00005~0.04重量%、0.0001~0.04重量%、0.00015~0.04重量%、0.0002~0.04重量%、0.0005~0.04重量%、0.001~0.04重量%、0.003~0.04重量%、0.005~0.04重量%、0.007~0.04重量%、0.009~0.04重量%、0.01~0.04重量%、0.00005~0.035重量%、0.0001~0.035重量%、0.00015~0.035重量%、0.0002~0.035重量%、0.0005~0.035重量%、0.001~0.035重量%、0.003~0.035重量%、0.005~0.035重量%、0.007~0.035重量%、0.009~0.035重量%、0.01~0.035重量%、0.00005~0.03重量%、0.0001~0.03重量%、0.00015~0.03重量%、0.0002~0.03重量%、0.0005~0.03重量%、0.001~0.03重量%、0.003~0.03重量%、0.005~0.03重量%、0.007~0.03重量%、0.009~0.03重量%、0.01~0.03重量%、0.00005~0.028重量%、0.0001~0.028重量%、0.00015~0.028重量%、0.0002~0.028重量%、0.0005~0.028重量%、0.001~0.028重量%、0.003~0.028重量%、0.005~0.028重量%、0.007~0.028重量%、0.009~0.028重量%又は0.01~0.028重量%等であってもよい。香気成分は、液体クロマトグラフ質量分析計又はガスクロマトグラフ質量分析計を用いて公知の方法で定量することができる。また、水熱反応物の固形分量に対する香気成分の量は、上述した水熱反応物の固形分量に対する総ステビオール配糖体の量の算出方法と同様の方法で算出することができる。
一部の態様において、水熱反応物は、HMFを含み、水熱反応物におけるHMFの含有量が、水熱反応物の固形分量に対して0重量%超かつ0.3重量%以下、0.00001~0.3重量%、0.0001~0.3重量%、0.001~0.3重量%、0.01~0.3重量%、0.02~0.3重量%、0.025~0.3重量%、0.03~0.3重量%、0.035~0.3重量%、0.04~0.3重量%、0.05~0.3重量%、0.06~0.3重量%、0.065~0.3重量%、0.07~0.3重量%、0.08~0.3重量%、0.1~0.3重量%、0重量%超かつ0.28重量%以下、0.00001~0.28重量%、0.0001~0.28重量%、0.001~0.28重量%、0.01~0.28重量%、0.02~0.28重量%、0.025~0.28重量%、0.03~0.28重量%、0.035~0.28重量%、0.04~0.28重量%、0.05~0.28重量%、0.06~0.28重量%、0.065~0.28重量%、0.07~0.28重量%、0.08~0.28重量%、0.1~0.28重量%、0重量%超かつ0.27重量%以下、0.00001~0.27重量%、0.0001~0.27重量%、0.001~0.27重量%、0.01~0.27重量%、0.02~0.27重量%、0.025~0.27重量%、0.03~0.27重量%、0.035~0.27重量%、0.04~0.27重量%、0.05~0.27重量%、0.06~0.27重量%、0.065~0.27重量%、0.07~0.27重量%、0.08~0.27重量%、0.1~0.27重量%、0重量%超かつ0.25重量%以下、0.00001~0.25重量%、0.0001~0.25重量%、0.001~0.25重量%、0.01~0.25重量%、0.02~0.25重量%、0.025~0.25重量%、0.03~0.25重量%、0.035~0.25重量%、0.04~0.25重量%、0.05~0.25重量%、0.06~0.25重量%、0.065~0.25重量%、0.07~0.25重量%、0.08~0.25重量%、0.1~0.25重量%、0.01~0.2重量%、0.02~0.2重量%、0.025~0.2重量%、0.03~0.2重量%、0.035~0.2重量%、0.04~0.2重量%、0.05~0.2重量%、0.06~0.2重量%、0.065~0.2重量%、0.07~0.2重量%、0.08~0.2重量%又は0.1~0.2重量%等であってもよい。
一部の態様において、フラネオールは、水熱反応物の総重量に対して、0ppm超かつ35ppm以下、0.01~35ppm、0.06~35ppm、0.1~35ppm、1.0~35ppm、1.5~35ppm、2.0~35ppm、2.5~35ppm、35~35ppm、3.5~35ppm、4.0~35ppm、4.5~35ppm、5.0~35ppm、5.5~35ppm、6.0~35ppm、6.5~35ppm、7.0~35ppm、7.5~35ppm、8.0~35ppm、8.5~35ppm、9.0~35ppm、10~35ppm、0ppm超かつ31ppm以下、0.01~31ppm、0.06~31ppm、0.1~31ppm、1.0~31ppm、1.5~31ppm、2.0~31ppm、2.5~31ppm、31~31ppm、3.5~31ppm、4.0~31ppm、4.5~31ppm、5.0~31ppm、5.5~31ppm、6.0~31ppm、6.5~31ppm、7.0~31ppm、7.5~31ppm、8.0~31ppm、8.5~31ppm、9.0~31ppm、10~31ppm、0ppm超かつ30ppm以下、0.01~30ppm、0.06~30ppm、0.1~30ppm、1.0~30ppm、1.5~30ppm、2.0~30ppm、2.5~30ppm、3.0~30ppm、3.5~30ppm、4.0~30ppm、4.5~30ppm、5.0~30ppm、5.5~30ppm、6.0~30ppm、6.5~30ppm、7.0~30ppm、7.5~30ppm、8.0~30ppm、8.5~30ppm、9.0~30ppm、10~30ppm、0ppm超かつ25ppm以下、0.01~25ppm、0.06~25ppm、0.1~25ppm、1.0~25ppm、1.5~25ppm、2.0~25ppm、2.5~25ppm、3.0~25ppm、3.5~25ppm、4.0~25ppm、4.5~25ppm、5.0~25ppm、5.5~25ppm、6.0~25ppm、6.5~25ppm、7.0~25ppm、7.5~25ppm、8.0~25ppm、8.5~25ppm、9.0~25ppm又は10~25ppm等であってもよい。
一部の態様において、HMFは、水熱反応物の総重量に対して、0ppm超かつ250ppm以下、0.001~250ppm、0.01~250ppm、0.1~250ppm、0.3~250ppm、1.0~250ppm、5.0~250ppm、10~250ppm、15~250ppm、20~250ppm、25~250ppm、30~250ppm、35~250ppm、40~250ppm、45~250ppm、50~250ppm、55~250ppm、60~250ppm、65~250ppm、70~250ppm、0ppm超かつ200ppm以下、0.001~200ppm、0.01~200ppm、0.1~200ppm、0.3~200ppm、1.0~200ppm、5.0~200ppm、10~200ppm、15~200ppm、20~200ppm、25~200ppm、30~200ppm、35~200ppm、40~200ppm、45~200ppm、50~200ppm、55~200ppm、60~200ppm、65~200ppm、70~200ppm、0ppm超かつ160ppm以下、0.001~250ppm、0.01~250ppm、0.1~160ppm、0.3~160ppm、1.0~160ppm、5.0~160ppm、10~160ppm、15~160ppm、20~160ppm、25~160ppm、30~160ppm、35~160ppm、40~160ppm、45~160ppm、50~160ppm、55~160ppm、60~160ppm、65~160ppm、70~160ppm、0ppm超かつ150ppm以下、0.001~150ppm、0.01~150ppm、0.1~150ppm、0.3~150ppm、1.0~150ppm、5.0~150ppm、10~150ppm、15~150ppm、20~150ppm、25~150ppm、30~150ppm、35~150ppm、40~150ppm、45~150ppm、50~150ppm、55~150ppm、60~150ppm、65~150ppm、70~150ppm、0ppm超かつ140ppm以下、0.001~140ppm、0.01~140ppm、0.1~140ppm、0.3~140ppm、1.0~140ppm、5.0~140ppm、10~140ppm、15~140ppm、20~140ppm、25~140ppm、30~140ppm、35~140ppm、40~140ppm、45~140ppm、50~140ppm、55~140ppm、60~140ppm、65~140ppm又は70~140ppm等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物におけるフラネオール/総ステビオール配糖体の重量比は、0重量%超かつ5.0重量%以下、0.0001~5.0重量%、0.001~5.0重量%、0.01~5.0重量%、0.015~5.0重量%、0.02~5.0重量%、0.025~5.0重量%、0.03~5.0重量%、0.035~5.0重量%、0.04~5.0重量%、0.045~5.0重量%、0.05~5.0重量%、0.07~5.0重量%、0.1~5.0重量%、0.15~5.0重量%、0.2~5.0重量%、0.8~5.0重量%、0重量%超かつ4.0重量%以下、0.0001~4.0重量%、0.001~4.0重量%、0.01~4.0重量%、0.015~4.0重量%、0.02~4.0重量%、0.025~4.0重量%、0.03~4.0重量%、0.035~4.0重量%、0.04~4.0重量%、0.045~4.0重量%、0.05~4.0重量%、0.07~4.0重量%、0.1~4.0重量%、0.15~4.0重量%、0.2~4.0重量%、0.8~4.0重量%、0重量%超かつ3.5重量%以下、0.0001~3.5重量%、0.001~3.5重量%、0.01~3.5重量%、0.015~3.5重量%、0.02~3.5重量%、0.025~3.5重量%、0.03~3.5重量%、0.035~3.5重量%、0.04~3.5重量%、0.045~3.5重量%、0.05~3.5重量%、0.07~3.5重量%、0.1~3.5重量%、0.15~3.5重量%、0.2~3.5重量%、0.8~3.5重量%、0重量%超かつ0.8重量%以下、0.0001~0.8重量%、0.001~0.8重量%、0.01~0.8重量%、0.015~0.8重量%、0.02~0.8重量%、0.025~0.8重量%、0.03~0.8重量%、0.035~0.8重量%、0.04~0.8重量%、0.045~0.8重量%、0.05~0.8重量%、0重量%超かつ0.5重量%以下、0.0001~0.5重量%、0.001~0.5重量%、0.01~0.5重量%、0.015~0.5重量%、0.02~0.5重量%、0.025~0.5重量%、0.03~0.5重量%、0.035~0.5重量%、0.04~0.5重量%、0.045~0.5重量%、0.05~0.5重量%、0重量%超かつ0.25重量%以下、0.0001~0.25重量%、0.001~0.25重量%、0.01~0.25重量%、0.015~0.25重量%、0.02~0.25重量%、0.025~0.25重量%、0.03~0.25重量%、0.035~0.25重量%、0.04~0.25重量%、0.045~0.25重量%、0.05~0.25重量%、0重量%超かつ0.2重量%以下、0.0001~0.2重量%、0.001~0.2重量%、0.01~0.2重量%、0.015~0.2重量%、0.02~0.2重量%、0.025~0.2重量%、0.03~0.2重量%、0.035~0.2重量%、0.04~0.2重量%、0.045~0.2重量%、0.05~0.2重量%、0重量%超かつ0.1重量%以下、0.0001~0.1重量%、0.001~0.1重量%、0.01~0.1重量%、0.015~0.1重量%、0.02~0.1重量%、0.025~0.1重量%、0.03~0.1重量%、0.035~0.1重量%、0.04~0.1重量%、0.045~0.1重量%又は0.05~0.1重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物におけるHMF/総ステビオール配糖体の重量比は、0重量%超かつ20.0重量%以下、0.0001~20.0重量%、0.001~20.0重量%、0.002~20.0重量%、0.01~20.0重量%、0.1~20.0重量%、0.2~20.0重量%、0.4~20.0重量%、0.5~20.0重量%、0重量%超かつ18.0重量%以下、0.0001~18.0重量%、0.001~18.0重量%、0.002~18.0重量%、0.01~18.0重量%、0.1~18.0重量%、0.2~18.0重量%、0.4~18.0重量%、0.5~18.0重量%、0重量%超かつ6.0重量%以下、0.0001~6.0重量%、0.001~6.0重量%、0.002~6.0重量%、0.01~6.0重量%、0.1~6.0重量%、0.2~6.0重量%、0.4~6.0重量%、0.5~6.0重量%、0重量%超かつ3.0重量%以下、0.0001~3.0重量%、0.001~3.0重量%、0.002~3.0重量%、0.01~3.0重量%、0.1~3.0重量%、0.2~3.0重量%、0.4~3.0重量%、0.5~3.0重量%、0重量%超かつ2.0重量%以下、0.0001~2.0重量%、0.001~2.0重量%、0.002~2.0重量%、0.01~2.0重量%、0.1~2.0重量%、0.2~2.0重量%、0.4~2.0重量%、0.5~2.0重量%、0重量%超かつ1.5重量%以下、0.0001~1.5重量%、0.001~1.5重量%、0.002~1.5重量%、0.01~1.5重量%、0.1~1.5重量%、0.2~1.5重量%、0.4~1.5重量%、0.5~1.5重量%、0重量%超かつ1.0重量%以下、0.0001~1.0重量%、0.001~1.0重量%、0.002~1.0重量%、0.01~1.0重量%、0.1~1.0重量%、0.2~1.0重量%、0.4~1.0重量%又は0.5~1.0重量%等であってもよい。
一部の態様において、水熱反応物は甘味を有する。別の態様において、水熱反応物は焙煎香を有する。特定の態様において、水熱反応物は甘味と焙煎香とを有する。甘味及び/又は焙煎香を有するかどうかは、例えば、官能評価により決定することができる。
本発明の組成物における水熱反応物の配合割合は、組成物全体に対する質量基準で、例えば、1~500,000ppm、1~400,000ppm、1~300,000ppm、1~200,000ppm、1~100,000ppm、1~80,000ppm、1~60,000ppm、1~40,000ppm、1~20,000ppm、1~10,000ppm、1~8,000ppm、1~6,000ppm、1~4,000ppm、1~2,000ppm、1~1,500ppm、1~1,200ppm、5~1,200ppm、1~1,000ppm、5~1,000ppm、10~1,000ppm、1~900ppm、5~900ppm、10~900ppm、15~900ppm、20~900ppm、25~900ppm、30~900ppm、35~900ppm、40~900ppm、45~900ppm、50~900ppm、55~900ppm、1~800ppm、5~800ppm、10~800ppm、15~800ppm、20~800ppm、25~800ppm、30~800ppm、35~800ppm、40~800ppm、45~800ppm、50~800ppm、55~800ppm、1~700ppm、5~700ppm、10~700ppm、15~700ppm、20~700ppm、25~700ppm、30~700ppm、35~700ppm、40~700ppm、45~700ppm、50~700ppm、55~700ppm、1~600ppm、5~600ppm、10~600ppm、15~600ppm、20~600ppm、25~600ppm、30~600ppm、35~600ppm、40~600ppm、45~600ppm、50~600ppm、55~600ppm、1~500ppm、5~500ppm、10~500ppm、15~500ppm、20~500ppm、25~500ppm、30~500ppm、35~500ppm、40~500ppm、45~500ppm、50~500ppm、55~500ppm、1~400ppm、5~400ppm、10~400ppm、15~400ppm、20~400ppm、25~400ppm、30~400ppm、35~400ppm、40~400ppm、45~400ppm、50~400ppm、55~400ppm、1~300ppm、5~300ppm、10~300ppm、15~300ppm、20~300ppm、25~300ppm、30~300ppm、35~300ppm、40~300ppm、45~300ppm、50~300ppm、55~300ppm、1~250ppm、5~250ppm、10~250ppm、15~250ppm、20~250ppm、25~250ppm、30~250ppm、35~250ppm、40~250ppm、45~250ppm、50~250ppm、55~250ppm、1~200ppm、5~200ppm、10~200ppm、15~200ppm、20~200ppm、25~200ppm、30~200ppm、35~200ppm、40~200ppm、45~200ppm、50~200ppm、55~200ppm、1~180ppm、5~180ppm、10~180ppm、15~180ppm、20~180ppm、25~180ppm、30~180ppm、35~180ppm、40~180ppm、45~180ppm、50~180ppm、55~180ppm、1~550ppm、1~540ppm、1~530ppm、1~520ppm、1~510ppm、1~505ppm、1~495ppm、1~490ppm、5~550ppm、5~540ppm、5~530ppm、5~520ppm、5~510ppm、5~505ppm、5~500ppm、5~495ppm、5~490ppm、10~550ppm、10~540ppm、10~530ppm、10~520ppm、10~510ppm、10~505ppm、10~495ppm、10~490ppm、15~550ppm、15~540ppm、15~530ppm、15~520ppm、15~510ppm、15~505ppm、15~495ppm、15~490ppm、100~500,000ppm、100~400,000ppm、100~300,000ppm、100~200,000ppm、100~100,000ppm、100~80,000ppm、100~60,000ppm、100~40,000ppm、100~20,000ppm、100~10,000ppm、100~8,000ppm、100~6,000ppm、100~4,000ppm、100~2,000ppm、100~1,500ppm、100~1,200ppm、100~1,000ppm、500~500,000ppm、500~400,000ppm、500~300,000ppm、500~200,000ppm、500~100,000ppm、500~80,000ppm、500~60,000ppm、500~40,000ppm、500~20,000ppm、500~10,000ppm、500~8,000ppm、500~6,000ppm、500~4,000ppm、500~2,000ppm、500~1,500ppm、500~1,200ppm、500~1,000ppm、1,000~500,000ppm、1,000~400,000ppm、1,000~300,000ppm、1,000~200,000ppm、1,000~100,000ppm、1,000~80,000ppm、1,000~60,000ppm、1,000~40,000ppm、1,000~20,000ppm、1,000~10,000ppm、1,000~8,000ppm、1,000~6,000ppm、1,000~4,000ppm、1,000~2,000ppm、1,000~1,500ppm、1,000~1,200ppm、5,000~500,000ppm、5,000~400,000ppm、5,000~300,000ppm、5,000~200,000ppm、5,000~100,000ppm、5,000~80,000ppm、5,000~60,000ppm、5,000~40,000ppm、5,000~20,000ppm、5,000~10,000ppm、5,000~8,000ppm、5,000~6,000ppm、10,000~500,000ppm、10,000~400,000ppm、10,000~300,000ppm、10,000~200,000ppm、10,000~100,000ppm、10,000~80,000ppm、10,000~60,000ppm、10,000~40,000ppm、10,000~20,000ppm、10,000~10,000ppm、15,000~500,000ppm、15,000~400,000ppm、15,000~300,000ppm、15,000~200,000ppm、15,000~100,000ppm、15,000~80,000ppm、15,000~60,000ppm、15,000~40,000ppm、15,000~20,000ppm、20,000~500,000ppm、20,000~400,000ppm、20,000~300,000ppm、20,000~200,000ppm、20,000~100,000ppm、20,000~80,000ppm、20,000~60,000ppm、20,000~40,000ppm、20,000~30,000ppm、25,000~500,000ppm、25,000~400,000ppm、25,000~300,000ppm、25,000~200,000ppm、25,000~100,000ppm、25,000~80,000ppm、25,000~60,000ppm、25,000~40,000ppm、25,000~30,000ppm、25,000~20,000ppm、30,000~500,000ppm、30,000~400,000ppm、30,000~300,000ppm、30,000~200,000ppm、30,000~100,000ppm、30,000~80,000ppm、30,000~60,000ppm、30,000~40,000ppm等であってよい。
糖取込は、糖取込能を有する細胞(例えば、脂肪細胞、骨格筋細胞等の筋細胞など)が糖(ブドウ糖)を細胞内に取り込むことを意味する。本発明の組成物による糖取込の促進は、本発明の組成物を使用しなかった場合に比べ、糖取込に関する指標が変化していることにより評価することができる。糖取込に関する指標としては、例えば、解糖系による代謝を受けないグルコース関連物質(例えば、2-デオキシグルコース(2DG)、2-デオキシ-2-[(7-ニトロ-2,1,3-ベンズオキサジアゾール-4-イル)アミノ]-D-グルコース(2-NBDG)など)投与後における細胞内の前記グルコース関連物質又はその誘導体(例えば、2-デオキシグルコース-6-リン酸(2DG6P)など)の量等が挙げられる。特定の態様において、糖取込の促進は、後述の実施例に記載のとおり、細胞(例えば、脂肪細胞、筋細胞など)を本発明の組成物で処理後、2DGを投与し、所定時間(例えば約5~約120分、好ましくは約10~60分)インキュベートした後、細胞内に存在する2DG6Pを検出試薬で検出し、定量化することにより確認することができる。指標の変化率は(上記の2DGを用いた方法では、細胞内2DG6Pの増加率)、例えば、本発明の組成物を使用しなかった以外は同じ条件で得られた指標に対して、5%以上、10%以上、15%以上、20%以上、25%以上、30%以上、35%以上、40%以上、45%以上、50%以上、55%以上、60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上又は100%以上であってもよく、大きいほど好ましい。指標は、複数の試験の平均値であってよい。また、指標の変化は統計学的な有意差を伴っていてもよい。
本発明の組成物はまた、糖取込促進により改善される状態の処置に使用することができる。したがって本発明は、ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進により改善される状態の処置のための組成物にも関する。糖取込促進により改善される状態としては、限定されずに、例えば、糖尿病(特に2型糖尿病)、糖代謝異常、高血糖症、インスリン抵抗性、認知障害、心血管疾患、脂質異常症、高血圧、動脈硬化等が挙げられる(非特許文献1~2等)。一態様において、糖取込促進により改善される状態は、インスリンによる反応性が低い状態である。別の態様において、本発明の組成物は、インスリン治療に反応する糖尿病(例えば、1型糖尿病)に罹患していない対象に使用される。別の態様において、本発明の組成物は、インスリン抵抗性を示す対象に使用される。今回明らかとなったステビアの水熱反応物の糖取込促進作用は、インスリンを介したものではないため、本発明の組成物は、インスリン非依存的にその効果を発揮することができる。したがって、上記のような、インスリンによる治療効果が期待できない状態にも使用することが可能となる。
本発明の組成物は、任意の形状であってよく、例えば、固体状(例えば、粉末状、顆粒状)、ペースト状、ゲル状又は液状であってもよい。また、本発明の組成物は、様々な形態をとることができる。例えば、本発明の組成物は、食品、食品添加物、医薬品、医薬部外品、化粧品などの形態をとること、又は、これら製品を製造するための原料として使用することができる。したがって、本発明は、ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための食品、食品添加物、医薬品、医薬部外品又は化粧品、あるいは、前記製品の原料に関する。
本発明において、食品は摂食可能な製品の総称であり、各国・地域で規定されている食品を含む。本発明における食品は、例えば、日本における一般食品(機能性食品、栄養補助食品、健康補助食品、自然食品などの健康食品を含む)、保健機能食品(特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品など)、特別用途食品(特定保健用食品、病者用食品、妊産婦、授乳婦用粉乳、乳児用調製乳、嚥下困難者用食品など)を含む。本発明における食品はまた、幼児用食品、未熟児用調製乳、老人用食品、介護用食品、医療用食品等を含む。
栄養補助食品とは、特定の栄養成分が強化されている食品をいう。健康食品とは、健康的な又は健康によいとされる食品をいい、栄養補助食品、自然食品、ダイエット食品等を含む。機能性食品とは、体の調節機能を果たす栄養成分を補給するための食品をいう。幼児用食品とは、約6歳までの子供に与えるための食品をいう。老人用食品とは、無処理の食品と比較して消化及び吸収が容易であるように処理された食品をいう。乳児用調製乳とは、約1歳までの子供に与えるための調製乳をいう。未熟児用調製乳とは、未熟児が生後約6ヶ月になるまで与えるための調製乳をいう。
食品の形態は特に限定されず、種々の形態とすることができる。このような形態の例としては、例えば、飲料、サプリメント、非飲料食品等が挙げられる。飲料は、アルコール飲料又はノンアルコール飲料のいずれであってもよい。
ノンアルコール飲料としては、例えば、ノンアルコールビール、麦芽飲料、乳酸菌飲料、発酵飲料、ココア飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク、茶系飲料(例えば、緑茶、ウーロン茶、玄米茶、紅茶等の茶飲料、麦茶、ハト麦茶、ゴマ麦茶、そば茶、さくら茶、甘茶、ハーブティー等の茶外茶飲料など)、清涼飲料、コーヒー飲料(容器詰コーヒー、リキッドコーヒーなど)、炭酸飲料(例えば、コーラフレーバー飲料、透明炭酸飲料、ジンジャエール、果汁系炭酸飲料、乳類入炭酸飲料又は無糖炭酸飲料など)、機能性飲料(例えば、スポーツドリンク、エナジードリンク、健康サポート飲料及びパウチゼリー飲料など)、果実・野菜系飲料(例えば、100%果汁飲料、果実入り飲料、低果汁入清涼飲料、果粒含有果実飲料又は果肉飲料など)、乳性飲料(例えば、牛乳、ドリンクヨーグルト、乳酸菌飲料又は乳類入清涼飲料など)、豆乳飲料(例えば、豆乳又は大豆飲料など)、フレーバーウォーター等が挙げられる。
ノンアルコール飲料としては、例えば、ノンアルコールビール、麦芽飲料、乳酸菌飲料、発酵飲料、ココア飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク、茶系飲料(例えば、緑茶、ウーロン茶、玄米茶、紅茶等の茶飲料、麦茶、ハト麦茶、ゴマ麦茶、そば茶、さくら茶、甘茶、ハーブティー等の茶外茶飲料など)、清涼飲料、コーヒー飲料(容器詰コーヒー、リキッドコーヒーなど)、炭酸飲料(例えば、コーラフレーバー飲料、透明炭酸飲料、ジンジャエール、果汁系炭酸飲料、乳類入炭酸飲料又は無糖炭酸飲料など)、機能性飲料(例えば、スポーツドリンク、エナジードリンク、健康サポート飲料及びパウチゼリー飲料など)、果実・野菜系飲料(例えば、100%果汁飲料、果実入り飲料、低果汁入清涼飲料、果粒含有果実飲料又は果肉飲料など)、乳性飲料(例えば、牛乳、ドリンクヨーグルト、乳酸菌飲料又は乳類入清涼飲料など)、豆乳飲料(例えば、豆乳又は大豆飲料など)、フレーバーウォーター等が挙げられる。
アルコール飲料は、アルコール原料を含有する飲料を指し、チューハイであってもよい。アルコール原料としては、例えば、醸造酒、蒸留酒、及び混成酒等が挙げられる。醸造酒としては、例えば、ワイン及びビール等が挙げられる。蒸留酒としては、例えば、スピリッツ類(例えばジン、ウオツカ、ラム、テキーラ、ニュースピリッツ(ウイスキー類の原酒が10%未満混和された酒類)等、及び原料用アルコール等)、リキュール類、ウイスキー類(例えばウイスキー、ブランデー等)、焼酎、等が挙げられる。ここでアルコール飲料は、検出可能な程度のアルコールを含むものであればよく、例えば、1体積%以上、2体積%以上、3体積%以上、4体積%以上、5体積%以上のアルコールを含む。
飲料は、種々のカロリーのものを含む。好ましい飲料は、低カロリー飲料(20kcal/100mL未満)、又はノンカロリー飲料(5kcal/100mL未満)である。
飲料は、種々のカロリーのものを含む。好ましい飲料は、低カロリー飲料(20kcal/100mL未満)、又はノンカロリー飲料(5kcal/100mL未満)である。
非飲料食品としては、限定されずに、例えば、麺類(そば、うどん、中華麺、即席麺など)、豆腐、菓子類(飴、ガム、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、クッキー、グミ、ケーキ、ウェハース、菓子パン、チョコレート、和菓子など)、パン類、水産又は畜産加工食品(かまぼこ、ハム、ソーセージなど)、乳製品(発酵乳、バター、チーズ、ヨーグルト、ギイなど)、油脂及び油脂加工食品(サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング、ファットスプレッドなど)、調味料(ソース、たれなど)、調理品又は半調理品(チャンプルなど)、レトルト食品(カレー、シチュー、丼、お粥、雑炊など)、冷菓(アイスクリーム、シャーベット、かき氷など)、粉末食品(粉末飲料、粉末スープ等)、経腸流動食などが挙げられる。
本発明における好ましい食品としては、飲料、サプリメントなどが挙げられる。
本発明における好ましい食品としては、飲料、サプリメントなどが挙げられる。
食品添加物は、食品を製造する際に食品原料に添加する製品であり、例えば、パウダー、顆粒、液体、ペースト等の形態をとり得る。
医薬品としては、種々の剤形のものが挙げられる。例えば、経口投与に適した剤形としては、限定することなく、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、ゲル剤、チュアブル剤、シロップ剤などが挙げられ、また非経口投与に適した剤形としては、注射剤(例えば、溶液性注射剤、懸濁性注射剤、乳濁性注射剤、用時調製型注射剤等)、軟膏、クリーム剤、ローション、湿布、パッチ剤、点眼剤、点鼻剤、吸入剤、噴霧剤等が挙げられる。
医薬部外品としては、限定されずに、例えば、歯磨、口中清涼剤、制汗剤、薬用化粧品、ヘアカラー、生理用ナプキン等の形態が挙げられる。
化粧品としては、限定されずに、例えば、洗顔料、メーク落とし、化粧水、美容液、パック、日焼け止め等が挙げられる。
医薬品としては、種々の剤形のものが挙げられる。例えば、経口投与に適した剤形としては、限定することなく、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、ゲル剤、チュアブル剤、シロップ剤などが挙げられ、また非経口投与に適した剤形としては、注射剤(例えば、溶液性注射剤、懸濁性注射剤、乳濁性注射剤、用時調製型注射剤等)、軟膏、クリーム剤、ローション、湿布、パッチ剤、点眼剤、点鼻剤、吸入剤、噴霧剤等が挙げられる。
医薬部外品としては、限定されずに、例えば、歯磨、口中清涼剤、制汗剤、薬用化粧品、ヘアカラー、生理用ナプキン等の形態が挙げられる。
化粧品としては、限定されずに、例えば、洗顔料、メーク落とし、化粧水、美容液、パック、日焼け止め等が挙げられる。
本発明の組成物は、ステビアの水熱反応物以外の成分を含んでよい。かかる成分は、本発明の組成物の形態、用途、用法などに応じて異なり得るが、その非限定例としては、例えば甘味料、賦形剤、結合剤、崩壊剤、コーティング剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、安定化剤、吸収促進剤、pH調製剤、防腐剤、抗酸化剤、香料、ビタミン類、微量金属成分などが挙げられる。
甘味料としては、天然甘味料、糖アルコール、人工甘味料、高甘味度甘味料、低カロリー甘味料等が挙げられる。より具体的には、例えば、グルコース、D-フルクトース、ガラクトース、マンノース、リボース、キシロース、マルトース、スクロース、ラクトース、アラビノース、希少糖(例えば、D-タガトース、D-ソルボース、D-アルロース(D-プシコース)、L-フルクトース、L-アルロース(L-プシコース)、L-タガトース、L-ソルボース、アルトロース、D-アロース、タロース、イドース、グロース等)、ペプチド系甘味料(例えば、アスパルテーム、ネオテーム、アリテーム等)、ショ糖誘導体(例えば、スクラロース等)、合成甘味料(例えば、アセスルファムK、サッカリン、アドバンテーム、チクロ、ズルチン等)、糖アルコール(例えば、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール等)、モネリン、クルクリン、ブラゼイン、ソーマチン、タウマリン、マビンリン、ブラゼイン、ペンタジン、ヘルナンズルチン、4β-ヒドロキシヘルナンズルチン、ミラクリン、グリチルリチン、フィロズルチン、Siraitia grosvenorii(羅漢果)抽出物、Glycyrrhiza glabra(ヨウカンゾウ)抽出物、Rubus suavissimus S. Lee(甜茶)抽出物、Hydrangea macrophylla var. thunbergii(甘茶)抽出物、Sclerochiton ilicifolius抽出物、Thaumataococcus daniellii Benth(シビレクズウコン)抽出物、Dioscoreophyllum volkensii(セレンディピティベリー)抽出物、Curculigo latifolia(クルクリゴ)抽出物、Richadella dulcifica(ミラクルフルーツ)抽出物、Pentadiplandra brazzeana(ニシアフリカイチゴ)抽出物、Capparis masaikai(マビンロウ)抽出物、Lippia dulcis(スイートハーブメキシカン)抽出物、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、パラチニット、高果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖、はちみつ、サトウキビ搾汁液(黒糖蜜)、砂糖(白糖、三温糖、黒糖、和三盆等)、メープルシロップ、モラセス(糖蜜)、水飴などが挙げられる。
本発明の組成物を食品とする場合、他の成分として食品添加物を含んでよい。食品添加物としては、例えば、賦形剤(例えば、コムギデンプン、トウモロコシデンプン、セルロース、乳糖、ショ糖、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、アルファー化デンプン、カゼイン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムなど)、結合剤(例えば、アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなど)、崩壊剤(例えば、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプンなど)、流動化剤(例えば、軽質無水ケイ酸など)、油脂(例えば、大豆油、ゴマ油、オリーブ油、亜麻仁油、エゴマ油、ナタネ油、ココナッツ油、トウモロコシ油などの植物油又は動物・魚由来の油)、栄養素(例えば、各種ミネラル、各種ビタミン、アミノ酸)、香料、甘味料、矯味剤、着色料、溶媒(例えば、エタノール)、塩類、pH調節剤、緩衝剤、抗酸化剤、安定化剤、ゲル化剤、増粘剤、滑沢剤、カプセル化剤、懸濁剤、コーティング剤、防腐剤、乳化剤などが挙げられる。食品添加物は、単独で又は2種以上組み合わせて含んでもよい。
本発明の組成物を医薬品又は医薬部外品とする場合、他の成分として、薬学的に許容し得る添加物(例えば、界面活性剤、担体、希釈剤、賦形剤など)を含んでもよい。薬学的に許容し得る添加物は医薬分野でよく知られており、例えば、その全体を本明細書に援用するRemington's Pharmaceutical Sciences, 18th Ed., Mack Publishing Co., Easton, PA (1990)などに記載されている。
本発明の組成物は、ステビアの水熱反応物を、必要に応じて上述したような他の成分と混合し、所望の形態に加工することなどにより製造することができる。
本発明の組成物は、ステビアの水熱反応物を、必要に応じて上述したような他の成分と混合し、所望の形態に加工することなどにより製造することができる。
本発明の組成物は、各形態に適した態様で使用することができる。例えば、食品は、経口的に摂取するほか、経鼻、経腸等の非経口的な栄養経路で摂取することができる。食品添加物は、食品に含有させた状態で、食品と同様の経路にて使用することができる。医薬品は、剤形に応じた投与経路、例えば、限定することなく、経口、頬側、口腔内、静脈内、筋肉内、皮下、皮内、局所、直腸、関節内、関節包内、動脈内、門脈内、心室内、経粘膜、経皮、鼻腔内、腹腔内、気道内、腫瘍内、脳内、くも膜下腔内、脳室内、肺内及び子宮内等の経路で投与することができる。医薬部外品及び化粧品も、その形態に応じた使用方法、例えば、皮膚への塗布や、うがいなどにより使用することができる。
ステビアの水熱反応物の摂取量(服用量、投与量)は特に限定されず、摂取する対象の年齢、体重、健康状態などに応じて適宜選択できるが、例えば、1日あたりの摂取量は、0.001mg以上(例えば、0.001~10,000mg)、0.01mg以上(例えば、0.05~5,000mg)、0.1mg以上(例えば、0.5~1,000mg)、1mg以上(例えば、5~500mg)などであってもよい。
本発明の組成物の使用のタイミングは、特に限定されるものではなく、例えば、食前、食中、食後、食間、就寝前などであってよい。
本発明の組成物の使用のタイミングは、特に限定されるものではなく、例えば、食前、食中、食後、食間、就寝前などであってよい。
本発明の組成物を含む製品には、各種用途や機能を表示してもよい。このような表示としては、例えば、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び/又は糖代謝改善、あるいはこれらと同視できる表示などが挙げられる。糖取込促進により改善される状態については、本発明の組成物について上記したとおりである。
本明細書において、用語「対象」は、本発明の組成物が所望の効果を発揮し得る任意の生物個体、好ましくは動物、さらに好ましくは哺乳動物、さらに好ましくはヒトの個体を意味する。対象は健常(例えば、特定の又は任意の疾患を有しない)であっても、何らかの疾患に罹患していてもよいものとするが、疾患の処置等が企図される場合には、典型的には当該疾患に罹患しているか、罹患するリスクを有する対象を意味する。
本明細書において、用語「処置」は、疾患の治癒、一時的寛解又は予防などを目的とする医学的に許容される全ての種類の予防的及び/又は治療的介入を包含するものとする。例えば、「処置」は、疾患の進行の遅延又は停止、病変の退縮又は消失、当該疾患発症の予防又は再発の防止などを含む、種々の目的の医学的に許容される介入を包含する。したがって、本発明の組成物は、疾患の治療及び/又は予防に用いることができる。
本明細書において、用語「処置」は、疾患の治癒、一時的寛解又は予防などを目的とする医学的に許容される全ての種類の予防的及び/又は治療的介入を包含するものとする。例えば、「処置」は、疾患の進行の遅延又は停止、病変の退縮又は消失、当該疾患発症の予防又は再発の防止などを含む、種々の目的の医学的に許容される介入を包含する。したがって、本発明の組成物は、疾患の治療及び/又は予防に用いることができる。
本発明の別の態様は、ステビアの水熱反応物の有効量をそれを必要とする対象に投与することを含む、前記対象において糖取込を促進する、糖取込促進により改善される状態を処置する、血糖値を低減する、及び/又は、糖代謝を改善する方法に関する。
本発明の方法におけるステビアの水熱反応物の有効量は、その方法に係る効果を達成し得るステビアの水熱反応物の量を含み、本発明の組成物について上記した評価手法や、対象とする疾患や状態に係る既知の動物モデルを用いた実験などにより決定することができる。特定の態様において、本発明の方法におけるステビアの水熱反応物の有効量は、1日当たり0.001mg以上(例えば、0.001~10,000mg)、0.01mg以上(例えば、0.05~5,000mg)、0.1mg以上(例えば、0.5~1,000mg)、1mg以上(例えば、5~500mg)などであってよい。
また、本発明の方法における他の構成要素、例えば、ステビアの水熱反応物、対象とする疾患や状態などは、本発明の組成物について上記したとおりである。
本発明の方法におけるステビアの水熱反応物の有効量は、その方法に係る効果を達成し得るステビアの水熱反応物の量を含み、本発明の組成物について上記した評価手法や、対象とする疾患や状態に係る既知の動物モデルを用いた実験などにより決定することができる。特定の態様において、本発明の方法におけるステビアの水熱反応物の有効量は、1日当たり0.001mg以上(例えば、0.001~10,000mg)、0.01mg以上(例えば、0.05~5,000mg)、0.1mg以上(例えば、0.5~1,000mg)、1mg以上(例えば、5~500mg)などであってよい。
また、本発明の方法における他の構成要素、例えば、ステビアの水熱反応物、対象とする疾患や状態などは、本発明の組成物について上記したとおりである。
本発明の別の態様は、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するためのステビアの水熱反応物に関する。この態様における各構成要素は、本発明の組成物について上記したとおりである。
本発明の別の態様は、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途のための医薬品の製造における、ステビアの水熱反応物の使用に関する。この態様における各構成要素は、本発明の組成物について上記したとおりである。
以下に本発明に関する実施例等を記載するが、本発明はこれらの具体的な態様に限定されるものではない。
[実施例1] ステビア抽出物の調製
ステビアの温水抽出物は、ステビア(Stevia rebaudiana Bertoni)の乾燥葉の粉砕物3.4gを25gのイオン交換水で60℃、60分の温水処理に供した後、吸引濾過により濾液を回収することにより得た。温水抽出残渣は、未粉砕の乾燥葉3.4gを25gのイオン交換水で60℃、60分の温水処理に供した後、吸引濾過による固液分離を2回繰り返して得た残渣を-80℃で凍結後、凍結乾燥、粉砕することにより得た。なお、乾燥葉はいずれも含水率10重量%以下のものを使用した。温水抽出残渣の温水抽出物は、前記温水抽出残渣を原料として使用した以外は、乾燥葉の温水抽出物の調製と同様にして得た。水熱反応抽出物は以下の手順により得た。SUS316製バッチ式水熱反応器(内容積:35mL)に、3.4gのステビア乾燥葉の粉砕物又は温水抽出残渣、25gのイオン交換水及び温度センサーを仕込んだ。これを下表の条件下で反応させた。反応器内部の温度は挿入した温度センサーで実測し、内容物が受けた温度変化を市販のデータロガーを用いて記録した。反応終了後、反応器ごと冷水で急速冷却し、内容物を吸引濾過による2回の固液分離に供し、濾液を水熱反応抽出物とした。記録した温度変化の履歴に基づき、式(1)により反応過酷度(実績)を算出した。
ステビアの温水抽出物は、ステビア(Stevia rebaudiana Bertoni)の乾燥葉の粉砕物3.4gを25gのイオン交換水で60℃、60分の温水処理に供した後、吸引濾過により濾液を回収することにより得た。温水抽出残渣は、未粉砕の乾燥葉3.4gを25gのイオン交換水で60℃、60分の温水処理に供した後、吸引濾過による固液分離を2回繰り返して得た残渣を-80℃で凍結後、凍結乾燥、粉砕することにより得た。なお、乾燥葉はいずれも含水率10重量%以下のものを使用した。温水抽出残渣の温水抽出物は、前記温水抽出残渣を原料として使用した以外は、乾燥葉の温水抽出物の調製と同様にして得た。水熱反応抽出物は以下の手順により得た。SUS316製バッチ式水熱反応器(内容積:35mL)に、3.4gのステビア乾燥葉の粉砕物又は温水抽出残渣、25gのイオン交換水及び温度センサーを仕込んだ。これを下表の条件下で反応させた。反応器内部の温度は挿入した温度センサーで実測し、内容物が受けた温度変化を市販のデータロガーを用いて記録した。反応終了後、反応器ごと冷水で急速冷却し、内容物を吸引濾過による2回の固液分離に供し、濾液を水熱反応抽出物とした。記録した温度変化の履歴に基づき、式(1)により反応過酷度(実績)を算出した。
[実施例2] ステビオール配糖体の分析
実施例1で得た抽出物中の各ステビオール配糖体の濃度を液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS/MS)法によって求めた。測定には、島津製作所社製M8050(UPLC:Nexsera)に、Phenomenex社製SecurityGurdTM Ultra AJ0-9502 C18 for 2.1 mm IDガードカラム及び島津製作所社製Shim-pack XR-ODSII(2.0×150mm)カラムを適用した。サンプル希釈には30v/v%アセトニトリルを用い、注入量を1μLとして、カラムオーブン温度40℃の条件下で送液モードisocraticを選択し、移動相Aとして超純水/0.1v/v%ギ酸混液を0.34mL/分、移動相Bとしてアセトニトリルを0.16mL/分で送液した。検出時間は13分であった。下表にステビオール配糖体の分析結果を示す。なお、TSGはRebA、RebB、RebC、RebD、RebE、RebF、RebI、RebM、RebN及びSTVの合計を、STVはステビオシドをそれぞれ示す。
実施例1で得た抽出物中の各ステビオール配糖体の濃度を液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS/MS)法によって求めた。測定には、島津製作所社製M8050(UPLC:Nexsera)に、Phenomenex社製SecurityGurdTM Ultra AJ0-9502 C18 for 2.1 mm IDガードカラム及び島津製作所社製Shim-pack XR-ODSII(2.0×150mm)カラムを適用した。サンプル希釈には30v/v%アセトニトリルを用い、注入量を1μLとして、カラムオーブン温度40℃の条件下で送液モードisocraticを選択し、移動相Aとして超純水/0.1v/v%ギ酸混液を0.34mL/分、移動相Bとしてアセトニトリルを0.16mL/分で送液した。検出時間は13分であった。下表にステビオール配糖体の分析結果を示す。なお、TSGはRebA、RebB、RebC、RebD、RebE、RebF、RebI、RebM、RebN及びSTVの合計を、STVはステビオシドをそれぞれ示す。
[実施例3]香気成分の分析
LC-MS/MSを用いてフラネオール及びHMFの生成量を評価した。測定には、島津製作所社製M8050(UPLC:Nexsera)に、Phenomenex社製SecurityGurdTM Ultra AJ0-9502 C18 for 2.1 mm IDガードカラム及び島津製作所社製Shim-pack XR-ODSII(2.0×150mm)カラムを適用した。
サンプル希釈には30v/v%アセトニトリルを用い、注入量を1μLとして、カラムオーブン温度40℃の条件下で送液モードbinary gradientを選択し、移動相Aとして超純水/0.1v/v%ギ酸混液を、移動相Bとして前記アセトニトリルを0.5mL/分で送液した。検出時間は12分であった。表5に、フラネオール及びHMFの濃度をそれぞれ示す。
また、水熱反応によって生成される各香気成分の量をガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)法によっても評価した。試料導入はダイナミックヘッドスペース(DHS)法により行い、表6に示す条件で香気成分の測定を行った。表7に、測定した各香気成分の内部標準物質に対するピーク面積比(ISTD比、10倍希釈)を示す。
LC-MS/MSを用いてフラネオール及びHMFの生成量を評価した。測定には、島津製作所社製M8050(UPLC:Nexsera)に、Phenomenex社製SecurityGurdTM Ultra AJ0-9502 C18 for 2.1 mm IDガードカラム及び島津製作所社製Shim-pack XR-ODSII(2.0×150mm)カラムを適用した。
サンプル希釈には30v/v%アセトニトリルを用い、注入量を1μLとして、カラムオーブン温度40℃の条件下で送液モードbinary gradientを選択し、移動相Aとして超純水/0.1v/v%ギ酸混液を、移動相Bとして前記アセトニトリルを0.5mL/分で送液した。検出時間は12分であった。表5に、フラネオール及びHMFの濃度をそれぞれ示す。
また、水熱反応によって生成される各香気成分の量をガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)法によっても評価した。試料導入はダイナミックヘッドスペース(DHS)法により行い、表6に示す条件で香気成分の測定を行った。表7に、測定した各香気成分の内部標準物質に対するピーク面積比(ISTD比、10倍希釈)を示す。
[実施例4]甘味及び香味の官能評価
試料2、4、8、11、13について甘味及び香味を評価した。各試料は重量基準で50倍のイオン交換水で希釈し、官能に関して訓練を受けたパネラー(4名)が下記の基準で評価した。評価は吐き出しで行い、各サンプルを口に含む前に4回以上口を漱いで実施した。表8及び9に、甘味及び焙煎香の2項目の評価結果をそれぞれ示した。
<評価基準>
スコア1:甘味又は焙煎香を感じない
スコア2:甘味又は焙煎香をやや感じる
スコア3:甘味又は焙煎香を強く感じる
試料2、4、8、11、13について甘味及び香味を評価した。各試料は重量基準で50倍のイオン交換水で希釈し、官能に関して訓練を受けたパネラー(4名)が下記の基準で評価した。評価は吐き出しで行い、各サンプルを口に含む前に4回以上口を漱いで実施した。表8及び9に、甘味及び焙煎香の2項目の評価結果をそれぞれ示した。
<評価基準>
スコア1:甘味又は焙煎香を感じない
スコア2:甘味又は焙煎香をやや感じる
スコア3:甘味又は焙煎香を強く感じる
[実施例5] ステビア抽出物による脂肪細胞における糖取込促進作用の検討
正常ヒト皮下前駆脂肪細胞(Cat. No. PT-5020、Lonza)5×105個を、T75フラスコにて、増殖培地(10%FBS、2mM L-グルタミン、50μg/mLゲンタマイシン、37ng/mLアンホテリシン-B添加PBM-2培地、Cat. No. PT-8002、Lonza)を用い、CO2インキュベーター(37℃、5%CO2、以下同じ)で6日間前培養した。0.25%トリプシン-EDTAを用いて細胞を剥離し、増殖培地を用いて96ウェルプレートに10,000個/100μL/ウェルで播種し、CO2インキュベーターで一晩培養した。翌日、分化培地(100μL)に交換し、CO2インキュベーターで10日間培養し、脂肪細胞への分化誘導を行った。分化誘導4日目及び7日目に新鮮な分化培地(100μL)に交換した。次に、血清非添加培地(2mM L-グルタミン、50μg/mLゲンタマイシン、37ng/mLアンホテリシン-B添加PBM-2培地、Cat. No. PT-8002、Lonza)100μLに交換し、CO2インキュベーターで18時間培養した。
試料1、7、11、14、19及び25を、原料に対する希釈倍率が10となるように、水で下表に示す倍率で希釈した。以下の実験では、こうして希釈した試料をストック溶液として使用した。
正常ヒト皮下前駆脂肪細胞(Cat. No. PT-5020、Lonza)5×105個を、T75フラスコにて、増殖培地(10%FBS、2mM L-グルタミン、50μg/mLゲンタマイシン、37ng/mLアンホテリシン-B添加PBM-2培地、Cat. No. PT-8002、Lonza)を用い、CO2インキュベーター(37℃、5%CO2、以下同じ)で6日間前培養した。0.25%トリプシン-EDTAを用いて細胞を剥離し、増殖培地を用いて96ウェルプレートに10,000個/100μL/ウェルで播種し、CO2インキュベーターで一晩培養した。翌日、分化培地(100μL)に交換し、CO2インキュベーターで10日間培養し、脂肪細胞への分化誘導を行った。分化誘導4日目及び7日目に新鮮な分化培地(100μL)に交換した。次に、血清非添加培地(2mM L-グルタミン、50μg/mLゲンタマイシン、37ng/mLアンホテリシン-B添加PBM-2培地、Cat. No. PT-8002、Lonza)100μLに交換し、CO2インキュベーターで18時間培養した。
試料1、7、11、14、19及び25を、原料に対する希釈倍率が10となるように、水で下表に示す倍率で希釈した。以下の実験では、こうして希釈した試料をストック溶液として使用した。
次いで、培地を種々の濃度の試料1、7、11、14、19又は25(ストック溶液=100%)を添加したグルコース非添加血清非添加培地(DMEM、no glucose、Cat. No. 11966025、Thermo Fisher Scientific)100μLに交換し、4時間CO2インキュベーターで培養した。なお、陽性対照として300μMアカデシン(AICAR、Cat. No. A9978、Sigma-Aldrich)を添加したグルコース非添加血清非添加培地、陰性対照としてグルコース非添加血清非添加培地のみの非添加対照(Control)を用いた。培養後、Glucose Uptake-Glo Assay kit(Cat.No.J1341、Promega)を用いて下記手順で細胞内2-デオキシグルコース-6-リン酸(2DG6P、2-デオキシグルコース(2DG)リン酸化産物)量を測定した。各ウェルの培地を1mM 2DG添加DPBS溶液(50μL)に交換し、10分間室温でインキュベートした後、Stop buffer(25μL)、Neutralization buffer(25μL)、2DG6P detection reagent(100μL)を添加し、室温で60分インキュベートした後、プレートリーダー(VARIOSKAN FLASH、Thermo Fisher Scientific)を用い、発光強度を測定して相対発光強度を相対細胞内2DG6P量とした。Dunnett検定により非添加群に対する有意差を評価した。両側検定を行い、P<0.05を有意差ありとした。表11~13及び図1~3の結果が示すとおり、ステビアの水熱反応抽出物は濃度依存的に脂肪細胞における糖取込を促進した。一方、ステビア乾燥葉の温水抽出物は、試験した濃度では糖取込を促進しなかった。
[実施例6] ステビア抽出物による筋細胞における糖取込促進作用の検討
正常ヒト骨格筋筋芽細胞(HSMM、Cat. No. CC-2580、Lonza)を、増殖培地(SkGM-2、Cat. No. CC-3245、Lonza)中、CO2インキュベーター(37℃、5%CO2、以下同じ)で4日間前培養した。Trypsin-EDTA(0.05%)、フェノールレッドを用いて細胞を剥離し、増殖培地を用いて96ウェルwhite プレート(Thermo Fisher Scientific, Cat. No. 165306)に7,500個/0.1mL/ウェルで播種し、CO2インキュベーターで培養した。翌日、0.1mLの分化培地(2% Horse Serum添加DMEM:F-12培地、Cat. No. 12-719F、Lonza)に交換し、4日間CO2インキュベーターで培養し、筋管分化誘導した。なお、分化開始2日後に新たな分化培地(0.1mL)に交換した。次に、血清非添加DMEM:F-12培地(0.1mL)に交換し、CO2インキュベーターで18時間培養した。次いで、培地を種々の濃度の試料1、7、11、14、19又は25(ストック溶液=100%)を添加したグルコース非添加血清非添加培地(DMEM、no glucose)0.1mLに交換し、4時間CO2インキュベーターで培養した。なお、陽性対照として300μMアカデシン(AICAR、Cat. No. A9978、Sigma-Aldrich)を添加したグルコース非添加血清非添加培地、陰性対照としてグルコース非添加血清非添加培地のみの非添加対照(Control)を用いた。培養後、Glucose Uptake-Glo Assay kitを用いて下記手順で細胞内2DG6P量を測定した。各ウェルの培地を0.1mM 2DG添加DPBS溶液(50μL)に交換し、60分間室温でインキュベートした後、Stop buffer(25μL)、Neutralization buffer(25μL)、2DG6P detection reagent(100μL)を添加し、室温で60分インキュベートした後、プレートリーダー(VARIOSKAN FLASH)を用い、発光強度を測定して相対発光強度を相対細胞内2DG6P量とした。Dunnett検定により非添加群に対する有意差を評価した。両側検定を行い、P<0.05を有意差有とした。表14~16及び図4~6の結果が示すとおり、ステビアの水熱反応抽出物は濃度依存的に筋細胞における糖取込を促進した。一方、ステビアの温水抽出物も筋細胞における糖取込を促進したが、水熱反応抽出物の方がより強い糖取込促進作用を示した。
正常ヒト骨格筋筋芽細胞(HSMM、Cat. No. CC-2580、Lonza)を、増殖培地(SkGM-2、Cat. No. CC-3245、Lonza)中、CO2インキュベーター(37℃、5%CO2、以下同じ)で4日間前培養した。Trypsin-EDTA(0.05%)、フェノールレッドを用いて細胞を剥離し、増殖培地を用いて96ウェルwhite プレート(Thermo Fisher Scientific, Cat. No. 165306)に7,500個/0.1mL/ウェルで播種し、CO2インキュベーターで培養した。翌日、0.1mLの分化培地(2% Horse Serum添加DMEM:F-12培地、Cat. No. 12-719F、Lonza)に交換し、4日間CO2インキュベーターで培養し、筋管分化誘導した。なお、分化開始2日後に新たな分化培地(0.1mL)に交換した。次に、血清非添加DMEM:F-12培地(0.1mL)に交換し、CO2インキュベーターで18時間培養した。次いで、培地を種々の濃度の試料1、7、11、14、19又は25(ストック溶液=100%)を添加したグルコース非添加血清非添加培地(DMEM、no glucose)0.1mLに交換し、4時間CO2インキュベーターで培養した。なお、陽性対照として300μMアカデシン(AICAR、Cat. No. A9978、Sigma-Aldrich)を添加したグルコース非添加血清非添加培地、陰性対照としてグルコース非添加血清非添加培地のみの非添加対照(Control)を用いた。培養後、Glucose Uptake-Glo Assay kitを用いて下記手順で細胞内2DG6P量を測定した。各ウェルの培地を0.1mM 2DG添加DPBS溶液(50μL)に交換し、60分間室温でインキュベートした後、Stop buffer(25μL)、Neutralization buffer(25μL)、2DG6P detection reagent(100μL)を添加し、室温で60分インキュベートした後、プレートリーダー(VARIOSKAN FLASH)を用い、発光強度を測定して相対発光強度を相対細胞内2DG6P量とした。Dunnett検定により非添加群に対する有意差を評価した。両側検定を行い、P<0.05を有意差有とした。表14~16及び図4~6の結果が示すとおり、ステビアの水熱反応抽出物は濃度依存的に筋細胞における糖取込を促進した。一方、ステビアの温水抽出物も筋細胞における糖取込を促進したが、水熱反応抽出物の方がより強い糖取込促進作用を示した。
多数の様々な改変が、本発明の精神から逸脱せずになされ得ることを当業者は理解する。したがって、本明細書に記載された本発明の形態は例示にすぎず、本発明の範囲を制限する意図がないことを理解すべきである。
Claims (5)
- ステビアの水熱反応物を含む、糖取込促進、糖取込促進により改善される状態の処置、血糖値低減及び糖代謝改善から選択される1以上の用途に使用するための組成物。
- インスリン抵抗性を有する対象のための、請求項1に記載の組成物。
- ステビアの水熱反応物が、反応過酷度300~5000での水熱処理により得られたものである、請求項1又は2に記載の組成物。
- 経口摂取用である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
- 飲料である、請求項4に記載の組成物。
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