JP2023006461A - モータ装置 - Google Patents

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Takahiro Nagai
真也 大木
Shinya Oki
和明 小林
Kazuaki Kobayashi
慶太 中林
Keita Nakabayashi
悠太 鈴木
Yuta Suzuki
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Abstract

【課題】コイルに与えるダメージを抑えつつ良好な巻装作業性を確保し、ティースに巻装されるコイルの占積率を高める。【解決手段】第3被覆部73に設けられる突出部73bに、インシュレータ70の外側から内側にコイル80を導入する長尺切欠部74を設け、当該長尺切欠部74を、突出部73bの先端から第1被覆部72aと第2被覆部72bとの接続部CPにまで延ばした。これにより、コイル80の始線部STを大きく折り曲げずに、第3被覆部73の平板部73aに沿わせることができる。よって、コイル80に与えるダメージが抑えられ、かつインシュレータ70の内部におけるコイル80の大きな屈曲が抑えられて、巻装作業性が向上する。2層目のコイル80を、接続部CPに配置された1層目のコイル80に重ねることができ、コイル80の占積率を高めることができる。【選択図】図11

Description

本発明は、複数の分割コアを環状に連結してなるステータと、ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置に関する。
複数の分割コアを環状に連結してなるステータと、ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された回転電機(モータ装置)は、複数の積層鉄心片(分割コア)を環状に配置して形成された固定子(ステータ)を備え、積層鉄心片を形成する極歯部(ティース)には、第1のインシュレータおよび第2のインシュレータを介して電線(コイル)が巻装されている。そして、固定子の径方向内側には、外周面に複数の永久磁石が固着された回転子(ロータ)が回転自在に設けられている。
特開2010-051088号公報
ところで、小型でありながら高出力が可能なモータ装置(高効率型)を得るためには、ティースに巻装されるコイルの占積率を高める必要がある。しかしながら、特許文献1に記載されたモータ装置では、第1のインシュレータおよび第2のインシュレータを形成する外周側フランジの内壁に接するようにして、コイルの始線部および終線部が配置されている。よって、外周側フランジの内側にコイルの始線部および終線部が設けられる分、ティースに巻装されるコイルの占積率が低下する。言い換えれば、外周側フランジの内壁に接するようにコイルを巻装可能とすることで、ティースに巻装されるコイルの占積率を向上させることが可能となる。
そこで、外周側フランジにコイルの始線部および終線部が入り込む切り欠きを設け、当該切り欠きにコイルの始線部および終線部を逃がすことも考えられるが、単に切り欠きを設けたのでは、特に、コイルの始線部においてコイルを大きく折り曲げる必要が生じ、その結果、コイルの表面に塗布されたエナメル塗料が剥離する等の問題が生じ得る。また、始線部の折り曲げ部分がインシュレータの内部に配置されて、却って占積率を低下させるようなことが起こり得る。
本発明の目的は、コイルに与えるダメージを抑えつつ良好な巻装作業性を確保することができ、さらにはティースに巻装されるコイルの占積率を高めることが可能なモータ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、複数の分割コアを環状に連結してなるステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を備えたモータ装置であって、前記分割コアは、前記ステータの周方向に延びるコア本体と、前記コア本体の径方向内側に突出されるティースと、前記ティースにインシュレータを介して巻装されるコイルと、を有し、前記インシュレータは、前記ティースを前記ステータの周方向から覆う第1被覆部と、前記ティースを前記ステータの軸方向から覆う第2被覆部と、前記コア本体の径方向内側を覆い、かつ前記ステータの軸方向に突出された突出部を有する第3被覆部と、を備え、前記突出部には、前記インシュレータの外側から内側に前記コイルを導入する切欠部が設けられ、前記切欠部が、前記突出部の先端から前記第1被覆部と前記第2被覆部との接続部にまで延びていることを特徴とする。
本発明によれば、第3被覆部に設けられる突出部に、インシュレータの外側から内側にコイルを導入する切欠部を設け、当該切欠部を、突出部の先端から第1被覆部と第2被覆部との接続部にまで延ばした。
これにより、コイルの始線部を大きく折り曲げること無く、第3被覆部に沿わせるように巻装することが可能となる。したがって、コイルに与えるダメージが抑えられ、かつインシュレータの内部におけるコイルの大きな屈曲が抑えられる。よって、巻装作業性を向上させることが可能となる。
また、2層目のコイルを、第1被覆部と第2被覆部との接続部に配置された1層目のコイルに重ねることができる。したがって、ティースに巻装されるコイルの占積率を高めることが可能となる。
ブラシレスモータをカバー部材側から見た斜視図である。 カバー部材の図示を省略した図である。 図2のA-A線に沿う断面図である。 ステータユニットを示す斜視図である。 (a),(b)は、分割コアを単体で示す斜視図である。 図5の分割コアからコイルを省略した斜視図である。 インシュレータ分割体の長尺切欠部に沿う断面図である。 第1,第2被覆部の形状を説明する断面図である。 分割コアの組み立て手順(1)を説明する斜視図である。 1層目の巻装手順を説明する図7に対応した図である。 2層目の巻装手順を説明する図8に対応した図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はブラシレスモータをカバー部材側から見た斜視図を、図2はカバー部材の図示を省略した図を、図3は図2のA-A線に沿う断面図を、図4はステータユニットを示す斜視図を、図5(a),(b)は分割コアを単体で示す斜視図を、図6は図5の分割コアからコイルを省略した斜視図を、図7はインシュレータ分割体の長尺切欠部に沿う断面図を、図8は第1,第2被覆部の形状を説明する断面図を、図9は分割コアの組み立て手順(1)を説明する斜視図を、図10は1層目の巻装手順を説明する図7に対応した図を、図11は2層目の巻装手順を説明する図8に対応した図をそれぞれ示している。
図1ないし図3に示されるブラシレスモータ10は、電動の自動二輪車等の駆動源に用いられるモータ装置である。具体的には、ブラシレスモータ10は、車体フレームに取り付けられ、チェーンやベルトを介して駆動輪の車軸を駆動する。なお、ブラシレスモータ10を、駆動輪の車軸に直接取り付けることもできる。
ブラシレスモータ10は、当該ブラシレスモータ10の外郭を形成するハウジング20を備えている。ハウジング20は、略有底筒状に形成されたアルミニウム製のハウジング本体21と、略円板状に形成されたアルミニウム製のカバー部材22とを備えている。
図3に示されるように、ハウジング20の内部には、モータユニット30が収容されている。モータユニット30は、ハウジング本体21の内側に固定されたステータ40と、ステータ40の径方向内側において微小隙間(エアギャップ)を介して回転されるロータ50と、を備えている。
図4に示されるように、ステータ40は、複数の分割コア60を環状となるように連結することで略筒状に形成されている。ここで、本実施の形態におけるステータ40は、合計12個の分割コア60を連結して略筒状に形成されている。そして、分割コア60を形成するティース63(図5参照)には、インシュレータ70を介して、U相,V相およびW相の三相に対応したそれぞれのコイル80が、それぞれ集中巻きにより巻装されている。なお、分割コア60の詳細構造については、後述する。
ステータ40の軸方向一側(図3の上側)には、環状のバスバーユニット41が設けられている。バスバーユニット41には、U相用電源ターミナルTU,V相用電源ターミナルTVおよびW相用電源ターミナルTWが、それぞれ電気的に接続されている。バスバーユニット41は、U相,V相およびW相の三相に対応したそれぞれのコイル80に対して、駆動電流を分配する機能を有する。
ロータ50は、複数の鋼板(磁性体)を積層して略筒状に形成されたロータ本体51を備えている。ロータ本体51の回転中心には、回転軸52が固定され、回転軸52は、ロータ本体51とともに回転される。ロータ本体51の内部には、略板状に形成された複数のマグネット53が埋設されている。そして、複数のマグネット53は、ロータ本体51の周方向に対して、N極およびS極が交互に現れるように配置されている。
ただし、上述のようにロータ本体51の内部に複数のマグネット53を埋め込んだ所謂「IPM(Interior Permanent Magnet)構造」に限らず、ロータ本体51の表面にマグネット(図示せず)を装着した所謂「SPM(Surface Permanent Magnet)構造」を採用することもできる。
回転軸52の軸方向一側には、略円板状に形成されたセンサマグネット54が固定されている。センサマグネット54は、ロータ50(回転軸52)の回転状態を検出するために用いられる。センサマグネット54は、ロータ50の軸方向において、センサ基板55に設けられた回転センサ56と対向している。
また、回転軸52の軸方向一側は、ベアリングホルダ57に装着された第1ボールベアリングBB1により回転自在に支持されている。これに対し、回転軸52の軸方向他側(図3の下側)は、ハウジング本体21に装着された第2ボールベアリングBB2により回転自在に支持されている。
ハウジング本体21は、略円板状に形成された底壁部21aを備えている。底壁部21aの中心部分には、略筒状に形成された軸受装着部21bおよびシール装着部21cが一体に設けられている。軸受装着部21bの径方向内側には第2ボールベアリングBB2の外輪が装着され、シール装着部21cの径方向内側にはゴム製のリップシールLSが装着されている。なお、第2ボールベアリングBB2の内輪は、回転軸52の軸方向他側に装着され、リップシールLSは、回転軸52の外周に接触されている。これにより、ハウジング20の内部への雨水や埃等の進入が阻止される。
ハウジング本体21は、略筒状に形成された筒状壁部21dを備えている。筒状壁部21dの軸方向他側は、底壁部21aの径方向外側に一体に設けられている。そして、筒状壁部21dの径方向内側には、ステータ40が圧入されて接着剤等により強固に固定されている。また、筒状壁部21dの径方向外側には、ブラシレスモータ10の駆動により発生した熱を、ハウジング本体21の外部に放熱する複数の冷却フィン21eが一体に設けられている。
さらに、ハウジング本体21は、多角形壁部23を備えている。多角形壁部23は、筒状壁部21dの軸方向一側(図3の上側)に、筒状壁部21dと同軸となるように一体に設けられている。図2に示されるように、多角形壁部23は、ハウジング本体21を軸方向一側から見ると、略正六角形となっている。多角形壁部23は、第1辺部23a,第2辺部23b,第3辺部23c,第4辺部23d,第5辺部23eおよび第6辺部23fを備えている。そして、多角形壁部23の開口部分からハウジング本体21の内部に、ステータ40やロータ50が組み付けられる。
第1辺部23aには、駆動用コネクタ24が装着され、駆動用コネクタ24は、ハウジング20の軸方向一側に設けられている。駆動用コネクタ24は、プラスチック等の樹脂材料からなるコネクタブロック24aを有し、コネクタブロック24aは、固定ねじ等(図示せず)により、第1辺部23aに固定されている。
コネクタブロック24aは、ハウジング20の外部に配置され、具体的には多角形壁部23の径方向外側に突出されている。コネクタブロック24aの内部には、U相用電源ターミナルTU,V相用電源ターミナルTVおよびW相用電源ターミナルTWが露出して設けられている。
U相用電源ターミナルTUには、一端側がコントローラCUに電気的に接続されたU相用電線EUの他端側が電気的に接続されている。V相用電源ターミナルTVには、一端側がコントローラCUに電気的に接続されたV相用電線EVの他端側が電気的に接続されている。W相用電源ターミナルTWには、一端側がコントローラCUに電気的に接続されたW相用電線EWの他端側が電気的に接続されている。これにより、ステータ40のそれぞれのコイル80に、駆動電流が供給される。
図2に示されるように、多角形壁部23には、ハウジング20の径方向外側に突出された凸部25が一体に設けられている。具体的には、凸部25は、第1辺部23aの隣に設けられた第2辺部23bからハウジング20の径方向外側に突出されている。凸部25は、略三角形の底壁25aを備えている。また、凸部25は、第1側壁25bおよび第2側壁25cを有している。このように、凸部25は、底壁25a,第1側壁25b,第2側壁25cおよび第2辺部23bにより囲まれて形成され、その内側には、接続用スペースSPが形成されている。なお、凸部25の開口部分もカバー部材22により閉塞される。
接続用スペースSPは、基板用ワイヤーハーネス42のコントローラ側コネクタ部43側が入り込む部分となっている。接続用スペースSPは、コントローラ側コネクタ部43を基板用コネクタ26に接続する際に、コントローラ側コネクタ部43を基板用コネクタ26に案内する機能を有する。よって、ブラシレスモータ10の組み立ての際に、コントローラ側コネクタ部43を基板用コネクタ26に容易に接続可能となっている。
図1および図3に示されるように、カバー部材22は、多角形壁部23の開口部分を閉塞するメインカバー部22aと、凸部25の開口部分を閉塞するサブカバー部22bとを備えている。メインカバー部22aおよびサブカバー部22bは一体となっており、メインカバー部22aは略円板状に形成され、サブカバー部22bは略三角形の板状に形成されている。カバー部材22は、その周方向に分散配置された合計7個の固定ボルトBTにより、ハウジング本体21に強固に固定されている。
凸部25の第1側壁25bには、ハウジング20の径方向外側に突出するようにして、コネクタ固定部25dが一体に設けられている。コネクタ固定部25dには、基板用コネクタ26が装着されている。基板用コネクタ26は、プラスチック等の樹脂材料からなり、略平板状に形成された固定板部26aを備えている。固定板部26aは、一対の第1ねじS1によりコネクタ固定部25dに固定されている。
また、基板用コネクタ26は、略箱形状に形成された内側接続部(図示せず)および外側接続部26bを備えている。内側接続部は、ハウジング20の内部に配置され、外側接続部26bは、ハウジング20の外部に配置されている。
基板用コネクタ26の内側接続部には、凸部25の内側の接続用スペースSPにおいて、基板用ワイヤーハーネス42のコントローラ側コネクタ部43が接続される。基板用コネクタ26の外側接続部26bには、一端側がコントローラCUに電気的に接続された基板用電線SE(図2参照)の他端側が接続される。
図1および図2に示されるように、ハウジング20の外部に配置されたコネクタブロック24aおよび外側接続部26bは、それぞれ同じ方向(図2の上方)を向いている。また、駆動用コネクタ24および基板用コネクタ26は、互いに横一列で並んで近接配置されている。よって、U相用,V相用,W相用電線EU,EV,EWおよび基板用電線SEを、駆動用コネクタ24および基板用コネクタ26に対して、それぞれ容易に接続可能となっている。
図2および図3に示されるように、ハウジング本体21の軸方向一側(図3の上側)には、略正六角形の板状に形成されたアルミニウム製のベアリングホルダ57が設けられている。ベアリングホルダ57は、多角形壁部23の径方向内側に配置され、第1ボールベアリングBB1を保持している。具体的には、第1ボールベアリングBB1は、ベアリングホルダ57の中央部分に形成された保持筒57aに装着されている。ベアリングホルダ57は、ハウジング本体21の軸方向一側に、合計6つの第1固定ボルトB1により強固に固定されている。
また、ベアリングホルダ57のロータ50側とは反対側で、かつ中央部分には、第1ボールベアリングBB1が保持筒57aから脱落するのを防止する環状の支持プレート57bが設けられている。支持プレート57bは、第1ボールベアリングBB1の外輪を押さえている。これにより、第1ボールベアリングBB1のスムーズな動作が確保される。支持プレート57bは、合計4つの第2固定ボルトB2(図2では3つのみ示す)により、ベアリングホルダ57に固定されている。
さらに、ベアリングホルダ57のロータ50側とは反対側で、かつ第1ボールベアリングBB1の周囲には、合計4つの支持柱57cが設けられている。これらの支持柱57cの先端部分には、センサ基板55が固定されている。具体的には、対角線上に配置された一対の支持柱57cに、一対の第2ねじS2によりセンサ基板55が固定されている。
ここで、センサ基板55は、略正方形に形成されたプリント基板(PCB)となっている。センサ基板55の中央部分には、磁気抵抗素子からなる回転センサ56が設けられている。回転センサ56は、回転軸52の軸方向一側に固定されたセンサマグネット54に対して、微小隙間を介して対向している(図3参照)。これにより、回転センサ56は、回転軸52の回転状態(回転方向や回転速度等)を検出する。
また、センサ基板55には、基板用ワイヤーハーネス42の基板側コネクタ部44が接続される基板側接続部58が設けられている。基板側接続部58は、図2に示されるように、凸部25の接続用スペースSPに向けられている。これにより、基板側コネクタ部44を基板側接続部58に容易に接続可能となっている。
ここで、基板用ワイヤーハーネス42は、センサ基板55と基板用コネクタ26との間に設けられ、基板用ワイヤーハーネス42は、ハウジング20の内部において、コントローラCU(図2参照)とセンサ基板55とを電気的に接続する機能を有する。よって、回転センサ56の検出信号は、基板用ワイヤーハーネス42および基板用電線SEを介して、コントローラCUに送出される。
図4ないし図11に示されるように、略筒状に形成されたステータ40は、合計12個の分割コア60を備えている。これらの分割コア60は、いずれも同様に形成され、コア部61と、インシュレータ70と、コイル80と、を備えている。
ここで、コイル80は、例えば、アルミニウムにより断面が略長方形に形成された所謂「平角線」を採用している。これにより、コイル80を整然と隙間なく巻装することができ、ひいては占積率の向上を実現している。なお、コイル80の表面には、エナメル塗料(図示せず)が塗布されており、これによりコイル80同士の短絡等を防止している。
図9に示されるように、コア部61は、複数の鋼板(磁性体)を積層することで略柱状に形成されている。コア部61をその長手方向と交差する方向から見ると、略T字形状となっている。コア部61は、コア本体62を備え、コア本体62は、ステータ40の周方向に対して略円弧状に延びている。コア本体62には、外側壁62aおよび内側壁62bが設けられ、外側壁62aが、筒状壁部21d(図3参照)の径方向内側に、接着剤等を介して強固に固定される。
また、内側壁62bには、コア本体62の径方向内側に突出され、かつコイル80が巻装されるティース63の基端側が一体に設けられている。具体的には、ステータ40の周方向における内側壁62bの略中央部に、ティース63が設けられている。これにより、コア部61をその長手方向と交差する方向から見ると、略T字形状となる。また、ステータ40を組み立てた状態において、それぞれのティース63の先端側は、ステータ40の中心部に向けられる(図4参照)。
さらに、ステータ40の周方向におけるコア本体62の一側(図9の上側)には、連結凸部62cが設けられている。これに対し、ステータ40の周方向におけるコア本体62の他側(図9の下側)には、連結凹部62dが設けられている。そして、連結凸部62cは、ステータ40の周方向一側の隣に配置された他の分割コア60の連結凹部(図示せず)に差し込まれる。一方、連結凹部62dには、ステータ40の周方向他側の隣に配置された他の分割コア60の連結凸部(図示せず)が差し込まれる。
ティース63は、コイル80が巻装される本体部63aを備えている。ここで、図3,図5(b)および図9では、コア本体62とティース63との境界部分に破線を施している。本体部63aは、略直方体形状に形成され、ステータ40の軸方向に延び、かつ互いに対向配置された一対の側壁63bを有している。また、本体部63aの長手方向両側には、互いに対向配置された一対の端壁63cがそれぞれ設けられている。すなわち、ステータ40を組み立てた状態(図4参照)において、一対の側壁63bは、ステータ40の周方向に面しており、一対の端壁63cは、ステータ40の軸方向に面している。
また、ティース63の先端側には、ステータ40の周方向において本体部63aよりも幅広となった幅広部63dが一体に設けられている。幅広部63dは、ティース63に巻装されたコイル80の脱落を防止する機能を有している。さらに幅広部63dは、ステータ40を組み立てた状態において、隣り合う分割コア60の幅広部63dとの間隔を狭くする機能を有している(図4参照)。これにより、コギングトルクの発生が抑えられ、ひいてはロータ50がステータ40に対して滑らかに回転可能となっている。
図5に示されるように、インシュレータ70は、ティース63とコイル80との間に設けられ、コイル80がティース63に対して短絡することを防止している。インシュレータ70は、一対のインシュレータ分割体71によって形成されている。これらのインシュレータ分割体71は、図9に示されるように、いずれも同様の形状となっており、プラスチック等の絶縁材料により略U字形状に形成されている。そして、図9の矢印M1に示されるように、一方のインシュレータ分割体71は、コア部61の長手方向一側(図中左側)に装着され、他方のインシュレータ分割体71は、コア部61の長手方向他側(図中右側)に装着される。
図6ないし図8に示されるように、インシュレータ分割体71は、ティース63の本体部63a(図9参照)の周囲を囲うようにして設けられる囲繞部72が設けられている。囲繞部72は、図8に示されるように略U字形状に形成され、本体部63aに設けられる一対の側壁63bをそれぞれ覆う一対の第1被覆部72aを備えている。これらの第1被覆部72aは、薄肉の平板状に形成され、ティース63をステータ40の周方向から覆う部分となっている。
また、囲繞部72は、本体部63aに設けられる端壁63cを覆う1つの第2被覆部72bを備えている。第2被覆部72bは、一対の第1被覆部72aの間に設けられ、かつ一対の第1被覆部72aを互いに接続している。ここで、図6ないし図8では、第2被覆部72bと第1被覆部72aとの接続部CPを一点鎖線で示している。なお、インシュレータ分割体71には、第2被覆部72bの第1被覆部72a寄りの部分に接続部CP(合計2箇所)が設けられるが、図6ないし図8では、一方の接続部CPのみが示されている。
さらに、第2被覆部72bは、ステータ40を径方向から見たときに、互いに対向配置された一対の第1被覆部72aの離間距離の半分を半径とする円弧形状に形成されている。これにより、コイル80を第2被覆部72bに沿わせて緩やかに折り曲げる(巻装する)ことができ、ひいてはコイル80の表面に塗布されたエナメル塗料(図示せず)の剥がれ等が効果的に抑えられる。なお、一方のインシュレータ分割体71の第2被覆部72bが、ステータ40の軸方向から一方の端壁63cを覆い、他方のインシュレータ分割体71の第2被覆部72bが、ステータ40の軸方向から他方の端壁63cを覆う。
また、図8に示されるように、第2被覆部72bを、ステータ40の径方向から見たときに、第2被覆部72bの肉厚は、第1被覆部72aの肉厚よりも若干厚くなっている。すなわち、第2被覆部72bの剛性は、第1被覆部72aの剛性よりも高くなっている。これにより、第2被覆部72bにコイル80を巻装する際に、そのときのコイル80の巻き力により第2被覆部72bが変形することが防止される。
さらに、第2被覆部72bの第1被覆部72a寄りの部分、つまり第2被覆部72bの接続部CP寄りの部分には、ステータ40を径方向から見たときに、第1被覆部72aの肉厚よりも厚い肉厚の肉厚部72cが設けられている。肉厚部72cは、一対の接続部CPのそれぞれに対応して2つ設けられ、これらの肉厚部72cは、第2被覆部72bの他の部分の肉厚よりも厚くなっている。
このように、一対の肉厚部72cを一対の接続部CPに対応させて設けているが、これは接続部CPの部分においてコイル80が折り曲げられ、当該接続部CPの部分にコイル80の巻き力が掛かるためである。つまり、肉厚部72cは、接続部CPを補強する機能を有する。特に、本実施の形態に係るブラシレスモータ10は、電動の自動二輪車等の駆動源に用いられる比較的大型のモータ装置であるため、コイル80の巻き力も比較的大きい。よって、接続部CPの部分に肉厚部72cを設けて、当該部分の剛性を高めている。
ここで、第2被覆部72bの全体を肉厚とすることも考えられるが、単純に第2被覆部72bの全体を肉厚にしてしまうと、インシュレータ分割体71を射出成形する際に、第2被覆部72bの部分にヒケやボイドが発生し、第2被覆部72bの部分が歪むことが起こり得る。よって、本実施の形態では、接続部CPの部分にのみ肉厚部72cを設け、第2被覆部72bの中央部分に肉盗み部72dを設けている。
具体的には、肉盗み部72dは、第2被覆部72bの肉厚部72cを除いた他の部分に設けられ、第2被覆部72bの肉厚を肉厚部72cの肉厚よりも薄くしている。これにより、インシュレータ分割体71の十分な剛性を確保しつつ、インシュレータ分割体71を精度良く成形可能としている。
ステータ40の径方向(図7の上下方向)において、囲繞部72の一側(図7の下側)には、コア本体62の径方向内側の内側壁62b(図9参照)を覆う第3被覆部73が設けられている。第3被覆部73は、略U字形状の平板状に形成され、囲繞部72に対して直交する方向に広がっている。
そして、第3被覆部73は、内側壁62bをステータ40の径方向から覆う一対の平板部73aと、これらの平板部73aに一体に設けられ、かつステータ40の軸方向に突出された突出部73bと、を備えている。なお、図6,図8および図9では、一対の平板部73aと突出部73bとの境界部分に破線を施している。
図7および図8に示されるように、突出部73bには、長尺切欠部74と、当該長尺切欠部74よりも深さ寸法が短い短尺切欠部75が設けられている。これらの長尺切欠部74および短尺切欠部75は、互いに平行に設けられ、いずれもステータ40の軸方向において、突出部73bの先端(図8の左側)から基端(囲繞部72側)に向けて延びている。
なお、長尺切欠部74は、突出部73bの先端から第1被覆部72aと第2被覆部72bとの接続部CPにまで延びている。また、長尺切欠部74は、第1被覆部72aと平板部73aとの接続部分の延長線上に配置されている。さらに、短尺切欠部75の深さ寸法は、長尺切欠部74の深さ寸法の略半分となっている。また、長尺切欠部74および短尺切欠部75の幅寸法は、コイル80が余裕を持って入り込める幅寸法となっている。
長尺切欠部74は、図10に示されるように、インシュレータ70(インシュレータ分割体71)の外側から内側にコイル80を導入する機能を有しており、長尺切欠部74の内側には、コイル80の始線部STが配置される。ここで、長尺切欠部74は、本発明における切欠部に相当する。
また、長尺切欠部74の最深部、つまり長尺切欠部74の長手方向における接続部CP寄りの部分には、傾斜角度が45度に設定された傾斜部74aが一体に設けられている。傾斜部74aは、図10に示されるように、インシュレータ分割体71の外側から内側にコイル80を導入する際に、コイル80の始線部STを大きく折り曲げることなく、第3被覆部73の平板部73aに沿わせる機能を有する。これにより、コイル80の始線部STの部分におけるエナメル塗料の剥がれ等が、効果的に抑えられる。
なお、コイル80の始線部STは、傾斜部74aの接続部CP寄りの部分で緩やかな角度(135度)で折り曲げられる。そのため、インシュレータ分割体71の内部におけるコイル80の屈曲が抑えられて巻装作業性が向上し、かつ図11に示されるように、2層目のコイル80は、接続部CPの部分において外側に大きく膨出することなく、1層目のコイル80(始線部ST)の外側に綺麗に巻装可能となっている。よって、コイル80の占積率が向上する。
ここで仮に、長尺切欠部の深さ寸法が短い場合、つまり接続部CPまで届かない場合には、当該長尺切欠部の最深部において2層目のコイル80が外側に大きく膨出することになる。すなわち、コイル80の所謂「巻き太り」が発生してしまう。この「巻き太り」は、コイル80の占積率の低下を招くばかりか巻装作業性の低下を招くため、できる限り発生を抑えることが望ましい。
そして、長尺切欠部74を介してインシュレータ分割体71の内側に導入されたコイル80の始線部STは、図11に示されるように、囲繞部72の第1被覆部72aおよび第3被覆部73の平板部73aの双方に接触するようにして巻装される。ここで、図10および図11では、コイル80の巻装状態を分かり易くするために、コイル80に網掛けを施している。
なお、短尺切欠部75には、例えば、コイル80の終線部EN(図5参照)を引っ掛けたりするのに用いられる。これにより、コイル80を巻装して完成した分割コア60を単体で搬送する場合等において、インシュレータ70からコイル80が解けること等を、効果的に抑えることが可能となる。
また、図6および図7に示されるように、ステータ40の径方向(図7の上下方向)において、囲繞部72の他側(図7の上側)には、ティース63に設けられる幅広部63d(図9参照)の内側を覆う第4被覆部76が設けられている。第4被覆部76においても、略U字形状の平板状に形成され、囲繞部72(第1被覆部72aおよび第2被覆部72b)に対して直交する方向に広がっている。
そして、第4被覆部76は、幅広部63dの内側をステータ40の径方向から覆う一対の平板部76aと、これらの平板部76aに一体に設けられ、かつステータ40の軸方向に突出された突出片76bと、を備えている。これにより、囲繞部72に巻装されたコイル80が、ステータ40の径方向内側に崩れることが防止される。
次に、以上のように形成された分割コア60の組み立て手順について、図9ないし図11を用いて詳細に説明する。なお、図10および図11では、コア部61の図示を省略し、かつ一方のインシュレータ分割体71のみを示している。
まず、図9に示されるように、別の製造工程を経て製造または組み立てられたコア部61および一対のインシュレータ分割体71(インシュレータ70)を準備する。次いで、図9の矢印M1に示されるように、一方のインシュレータ分割体71を、コア部61の長手方向一側(図中左側)に装着し、他方のインシュレータ分割体71を、コア部61の長手方向他側(図中右側)に装着する。これにより、コア部61を形成するティース63の本体部63aの周囲を覆うようにして、一対のインシュレータ分割体71(インシュレータ70)が設けられる。よって、図6に示されるような分割コアサブアッシーSAが完成する。
これに引き続き、分割コアサブアッシーSAを、自動巻き線機(図示せず)にセットする。次いで、自動巻き線機を作動させて、インシュレータ70のティース63に相当する部分の周囲に、コイル80を巻装していく。このとき、コイル80の始線部STを含む1層目は、図10の矢印T1に示されるように巻装される。具体的には、コイル80は、インシュレータ70(インシュレータ分割体71)の外部から、長尺切欠部74の傾斜部74aを介して、インシュレータ70の内部に導入される。そして、インシュレータ70の内部に導入された1層目のコイル80は、インシュレータ70の内部で大きく屈曲されることなく、第1被覆部72a,第2被覆部72b,第3被覆部73のそれぞれに接触しつつ巻装されていく。
その後、1層目のコイル80は、自動巻き線機の動作に伴って、図10の矢印M2に示されるように、第3被覆部73側から第4被覆部76側に向けて積み重ねられていく。このとき、コイル80は「平角線」であるため、積み重ねられるコイル80同士は、互いに隙間なく密着される。
次いで、1層目のコイル80を巻き終えると、自動巻き線機の動作に伴って、今度は1層目のコイル80の上に、2層目のコイル80が巻装されていく。具体的には、2層目のコイル80は、図11の矢印M3に示されるように、第4被覆部76側から第3被覆部73側に向けて積み重ねられていく。
ここで、図示の複雑化を避けるべく、2層目のコイル80の殆どの部分の図示を省略したが、2層目のコイル80は、第3被覆部73の近傍において、図10および図11の矢印T2に示されるように巻装されて、コイル80の始線部STの外側に重ねられる。
なお、コイル80の始線部STは、接続部CPの部分において、インシュレータ70の内部に導入され、かつ緩やかに折り曲げられているので、始線部STの外側に重ねられる2層目のコイル80は外側に膨出することがない。すなわち、コイル80の「巻き太り」が効果的に抑えられている。
その後、3層目のコイル80は、自動巻き線機の動作に伴って、1層目のコイル80と同様に、図10の矢印M2に示されるように、第3被覆部73側から第4被覆部76側に向けて巻装されていく。さらに、4層目のコイル80は、自動巻き線機の動作に伴って、2層目のコイル80と同様に、図11の矢印M3に示されるように、第4被覆部76側から第3被覆部73側に向けて巻装されていく。
これにより、インシュレータ70(ティース63)に対するコイル80の巻装作業が完了し、分割コア60の組み立てが終了する。このとき、コイル80の終線部EN(図5参照)は、短尺切欠部75の近傍に配置される。また、始線部STおよび終線部ENは、図5に示されるように略同じ方向に向けられる。なお、本実施の形態においては、1層目から4層目のコイル80の合計のターン数(巻き数)は32回となっている。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、第3被覆部73に設けられる突出部73bに、インシュレータ70(インシュレータ分割体71)の外側から内側にコイル80を導入する長尺切欠部74を設け、当該長尺切欠部74を、突出部73bの先端から第1被覆部72aと第2被覆部72bとの接続部CPにまで延ばした。
これにより、コイル80の始線部STを大きく折り曲げること無く、第3被覆部73の平板部73aに沿わせるように巻装することが可能となる。したがって、コイル80に与えるダメージが抑えられ、かつインシュレータ70の内部におけるコイル80の大きな屈曲が抑えられる。よって、巻装作業性を向上させることが可能となる。
また、2層目のコイル80を、第1被覆部72aと第2被覆部72bとの接続部CPに配置された1層目のコイル80に重ねることができる(図11参照)。したがって、インシュレータ70を介してティース63に巻装されるコイル80の占積率を高めることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、第2被覆部72bは、ステータ40を径方向から見たときに、互いに対向配置された一対の第1被覆部72aの離間距離の半分を半径とする円弧形状に形成されているので、コイル80を第2被覆部72bに沿わせて緩やかに折り曲げることができる。よって、コイル80の表面に塗布されたエナメル塗料の剥がれ等が効果的に抑えられる。
また、本実施の形態によれば、第2被覆部72bの接続部CP寄りの部分に、第1被覆部72aの肉厚よりも厚い肉厚の肉厚部72cが設けられているので、コイル80が折り曲げられる接続部CPの部分を補強することが可能となる。これにより、コイル80の巻き力が大きい場合であっても、当該巻き力によりインシュレータ70が変形することを効果的に抑えることができる。
さらに、本実施の形態によれば、第2被覆部72bの肉厚部72cを除いた他の部分に、第2被覆部72bの肉厚を肉厚部72cの肉厚よりも薄くする肉盗み部72dが設けられているので、インシュレータ70(インシュレータ分割体71)の十分な剛性を確保しつつ、インシュレータ70を精度良く成形することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、長尺切欠部74の長手方向における接続部CP寄りの部分に、コイル80を第3被覆部73の平板部73aに沿わせる傾斜部74aが設けられているので、当該傾斜部74aの部分においてコイル80を大きく折り曲げずに済む。よって、コイル80の始線部STの部分におけるエナメル塗料の剥がれ等を、効果的に抑えることができる。また、コイル80を平板部73aに沿わせることができるので、コイル80の巻装作業性および占積率をそれぞれ向上させることが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記実施の形態では、モータ装置としてのブラシレスモータ10を、電動の自動二輪車等の駆動源に適用したものを示したが、本発明はこれに限らない。例えば、電動の車椅子や電動の手押し車等の小型のモビリティの駆動源や、アームロボットの関節等の駆動源、さらにはパワーステアリング装置の駆動源にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、コイル80を、アルミニウム製でかつ断面が略長方形に形成された「平角線」としたものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、黄銅製でかつ断面が円形等の汎用のコイルを採用することもできる。
その他、上記実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記実施の形態に限定されない。
10:ブラシレスモータ(モータ装置),20:ハウジング,21:ハウジング本体,21a:底壁部,21b:軸受装着部,21c:シール装着部,21d:筒状壁部,21e:冷却フィン,22:カバー部材,22a:メインカバー部,22b:サブカバー部,23:多角形壁部,23a:第1辺部,23b:第2辺部,23c:第3辺部,23d:第4辺部,23e:第5辺部,23f:第6辺部,24:駆動用コネクタ,24a:コネクタブロック,25:凸部,25a:底壁,25b:第1側壁,25c:第2側壁,25d:コネクタ固定部,26:基板用コネクタ,26a:固定板部,26b:外側接続部,30:モータユニット,40:ステータ,41:バスバーユニット,42:基板用ワイヤーハーネス,43:コントローラ側コネクタ部,44:基板側コネクタ部,50:ロータ,51:ロータ本体,52:回転軸,53:マグネット,54:センサマグネット,55:センサ基板,56:回転センサ,57:ベアリングホルダ,57a:保持筒,57b:支持プレート,57c:支持柱,58:基板側接続部,60:分割コア,61:コア部,62:コア本体,62a:外側壁,62b:内側壁,62c:連結凸部,62d:連結凹部,63:ティース,63a:本体部,63b:側壁,63c:端壁,63d:幅広部,70:インシュレータ,71:インシュレータ分割体,72:囲繞部,72a:第1被覆部,72b:第2被覆部,72c:肉厚部,72d:肉盗み部,73:第3被覆部,73a:平板部,73b:突出部,74:長尺切欠部(切欠部),74a:傾斜部,75:短尺切欠部,76:第4被覆部,76a:平板部,76b:突出片,80:コイル,B1:第1固定ボルト,B2:第2固定ボルト,BB1:第1ボールベアリング,BB2:第2ボールベアリング,BT:固定ボルト,CP:接続部,CU:コントローラ,EN:終線部,EU:U相用電線,EV:V相用電線,EW:W相用電線,LS:リップシール,SA:分割コアサブアッシー,SE:基板用電線,SP:接続用スペース,ST:始線部,TU:U相用電源ターミナル,TV:V相用電源ターミナル,TW:W相用電源ターミナル

Claims (5)

  1. 複数の分割コアを環状に連結してなるステータと、
    前記ステータに対して回転するロータと、
    を備えたモータ装置であって、
    前記分割コアは、
    前記ステータの周方向に延びるコア本体と、
    前記コア本体の径方向内側に突出されるティースと、
    前記ティースにインシュレータを介して巻装されるコイルと、
    を有し、
    前記インシュレータは、
    前記ティースを前記ステータの周方向から覆う第1被覆部と、
    前記ティースを前記ステータの軸方向から覆う第2被覆部と、
    前記コア本体の径方向内側を覆い、かつ前記ステータの軸方向に突出された突出部を有する第3被覆部と、
    を備え、
    前記突出部には、前記インシュレータの外側から内側に前記コイルを導入する切欠部が設けられ、前記切欠部が、前記突出部の先端から前記第1被覆部と前記第2被覆部との接続部にまで延びていることを特徴とする、
    モータ装置。
  2. 前記第2被覆部は、前記ステータを径方向から見たときに、互いに対向配置された一対の前記第1被覆部の離間距離の半分を半径とする円弧形状に形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載のモータ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータ装置において、
    前記第2被覆部の前記接続部寄りの部分に、前記第1被覆部の肉厚よりも厚い肉厚の肉厚部が設けられていることを特徴とする、
    モータ装置。
  4. 請求項3に記載のモータ装置において、
    前記第2被覆部の前記肉厚部を除いた他の部分に、前記第2被覆部の肉厚を前記肉厚部の肉厚よりも薄くする肉盗み部が設けられていることを特徴とする、
    モータ装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記切欠部の長手方向における前記接続部寄りの部分に、前記コイルを前記第3被覆部に沿わせる傾斜部が設けられていることを特徴とする、
    モータ装置。
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