JP2023006031A - レンズユニット - Google Patents

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明典 山本
Akinori Yamamoto
功 水間
Isao Mizuma
政孝 川上
Masataka Kawakami
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【課題】フレキシブルプリント基板を折り曲げても、ヒータ部に給電する給電配線が完全に断線することを抑制すること。【解決手段】レンズユニット1は、第1レンズL1および第2レンズL2を含む複数のレンズを保持するレンズホルダ2と、第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置されるとともに、ヒータ部6を備えるフレキシブルプリント基板3とを有する。フレキシブルプリント基板3は、第1レンズL1の像側フランジ面13に当接する環状の環状部31と、環状部31から径方向外側へ延びる延伸部32とを備える。環状部31には、周方向に円弧状に延びるヒータ部6が配置され、延伸部32には、ヒータ部6の一端と接続する複数の第1給電配線81と、ヒータ部6の他端と接続する複数の第2給電配線82とが設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、複数のレンズを光軸上に配置したレンズユニットに関する。
特許文献1には、光学機器に用いられるレンズユニットが記載されている。同文献のレンズユニットは、複数のレンズと、複数のレンズを保持するレンズホルダとを備える。また、レンズユニットは、屋外での使用の際にレンズホルダ内で結露が発生することを抑制するためのヒータ部を備えるフレキシブルプリント基板を備える。
フレキシブルプリント基板は、最も物体側に配置された第1レンズと第1レンズに対して像側に配置された第2レンズとの間に配置される。フレキシブルプリント基板は、第1レンズに当接する環状の板状部と、板状部から径方向外側に延びる延伸部とを備える。また、ヒータ部を構成する導電体層は、板状部に配置された周回部と、周回部の一端から延伸部に沿って延伸する第1延伸部と、周回部の他端から延伸部に沿って延伸する第2延伸部とを備えており、第1延伸部および第2延伸部を介して周回部に給電することによって周回部が発熱する。これにより、第1レンズの周囲の温度が上昇する。
特開2019-168509号公報
ここで、フレキシブルプリント基板がレンズホルダに組み込まれる際、延伸部は、板状部に対して直角に折り曲げられ、像側に引き回される。この際、延伸部を折り曲げることによって、第1延伸部および第2延伸部が断線する恐れがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ヒータ部を備えたフレキシブルプリント基板を使用するレンズユニットにおいて、フレキシブルプリント基板を折り曲げても、ヒータ部に給電する給電配線が完全に断線することを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明のレンズユニットは、第1レンズと、前記第1レンズに対して像側に配置された第2レンズと、前記第1レンズおよび前記第2レンズを含む複数のレンズを保持するレンズホルダと、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に配置されるとともに、導電体層からなるヒータ部を備えるフレキシブルプリント基板と、を有し、前記第1レンズは、像側レンズ面と、前記像側レンズ面を囲む像側フランジ面とを備え、前記フレキシブルプリント基板は、前記像側フランジ面に重なる環状の環状部と、前記環状部から径方向外側へ延びる延伸部と、を備え、前記環状部には、周方向に円弧状に延びるヒータ部が配置され、前記延伸部には、前記ヒータ部の一端と接続する複数の第1給電配線と、前記ヒータ部の他端と接続する複数の第2給電配線とが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ヒータ部に給電するための第1給電配線および第2給電配線は、それぞれ複数設けられている。これにより、フレキシブルプリント基板がレンズホルダに組み込まれる際、延伸部を環状部に対して折り曲げた場合に、第1給電配線および第2給電配線の一部が断線したとしても、他の第1給電配線および第2給電配線がヒータ部と繋がっているので、ヒータ部が完全に機能しなくなることを抑制することができる。
本発明において、前記延伸部は、前記第1給電配線が配置された第1延伸部と、前記第2給電配線が配置された第2延伸部とを備えることが好ましい。このように構成すれば、第1延伸部と第2延伸部とが別々に設けられるので、第1給電配線および第2給電配線の一部が、同時に断線することを抑制することができる。
本発明において、前記第1延伸部および前記第2延伸部は、それぞれ複数設けられていることが好ましい。このように構成すれば、第1延伸部と第2延伸部とがそれぞれ複数設けられているので、一部の第1延伸部に配置された第1給電配線および一部の第2延伸部に配置された第2給電配線が、完全に断線した場合であっても、他の第1延伸部に配置された第1給電配線および他の第2延伸部に配置された第2給電配線がヒータ部と繋がっているので、ヒータ部が完全に機能しなくなることを抑制することができる。
本発明において、前記延伸部は、複数の前記第1給電配線のうち一部の第1給電配線および複数の前記第2給電配線のうち一部の第2給電配線が配置された第1延伸部と、複数の前記第1給電配線のうち他の一部の第1給電配線および複数の前記第2給電配線のうち他の一部の第2給電配線が配置された第2延伸部とを備え、前記他の一部の第1給電配線および前記他の一部の第2給電配線は、前記環状部において前記ヒータ部より径方向外側を周方向に円弧状に延在して前記第2延伸部まで配置されることが好ましい。このように構成すれば、第1延伸部および第2延伸部には、それぞれ、第1給電配線および第2給電配線が配置されるので、第1延伸部および第2延伸部の何れか一方に配置された第1給電配線および第2給電配線が完全に断線したとしても、他方に配置された第1給電配線および第2給電配線がヒータ部と繋がっているので、ヒータ部が完全に機能しなくなることを抑制することができる。
本発明において、前記第1延伸部と前記第2延伸部とは、前記複数のレンズの光軸を中心として点対称の位置に配置されていることが好ましい。ここで、ヒータ部は、第1給電配線および第2給電配線と接続する接続部分から周方向に離れるほど、発熱量が小さくなりやすい。したがって、このように構成すれば、第1給電配線と第2給電配線とが周方向に離れるので、第1給電線と第2給電線との間のヒータ部の周方向の長さが短くなる。この結果、第1給電配線と第2給電配線とが周方向に離れない場合と比べて、ヒータ部を均一に加熱させることができるので、第1レンズに発生する結露をより効率的に除去することが可能となる。
本発明において、前記ヒータ部は、周方向に複数回折り返されたヒータ線からなる態様を採用することができる。この場合、本発明において、前記ヒータ線の線幅は、前記第1給電配線および前記第2給電配線の線幅より狭いことが好ましい。ここで、導電線が細くなると電気抵抗が高くなり、導電線に給電された際の発熱量が大きくなる。したがって、このように構成すれば、ヒータ部を効率的に発熱させることが可能となる。
本発明によれば、ヒータ部に給電するための第1給電配線および第2給電配線は、それぞれ複数設けられているので、フレキシブルプリント基板がレンズホルダに組み込まれる際、延伸部を環状部に対して折り曲げても、ヒータ部に給電する給電配線が完全に断線することを抑制することができる。
本発明の実施形態に係るレンズユニットの断面図である。 図1のレンズユニットの分解断面斜視図である。 第1実施形態に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 第2実施形態に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 第3実施形態に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 第4実施形態に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 変形例のヒータ部に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用したレンズユニットの実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレンズユニットの断面図である。図2は、図1のレンズユニットの断面斜視図である。図1において、Lはレンズユニット1の光軸である。Laは、光軸方向の一方側であり、レンズユニット1の物体側である。Lbは、光軸方向の他方側であり、レンズユニット1の像側である。図1、図2に示すように、レンズユニット1は、複数のレンズと、複数のレンズを保持するレンズホルダ2と、導電体層からなるヒータ部6を備えるフレキシブルプリント基板3を備える。
(複数のレンズ)
複数のレンズは、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を備える。したがって、第1レンズL1は最も物体側Laに位置し、第6レンズL6は最も像側Lbに位置する。第2レンズL2と第3レンズL3との間には遮光板L7が配置され、第3レンズL3と第4レンズL4との間には絞りL8が配置される。
第1レンズL1および第4レンズL4はガラスレンズである。第1レンズL1は、物体側Laに凸の物体側レンズ面11と、物体側Laに凹の像側レンズ面12と、像側レンズ面12の外周側を囲む像側フランジ面13と、像側フランジ面13の外周側で物体側Laに凹む環状段部14とを備える。像側フランジ面13は、光軸Lに対して垂直な環状の平坦面である。環状段部14には、Oリング7が配置される。
第4レンズL4は、枠状のホルダ5に固定された状態でレンズホルダ2の内側に配置される。第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5、第6レンズL6はプラスチックレンズである。最も像側Lbに位置する第6レンズL6と第5レンズL5は、接合レンズL9を構成している。なお、レンズホルダ2に保持されるレンズの数および構成は、上記の数および構成に限定されるものではない。
(レンズホルダ)
レンズホルダ2は樹脂製である。レンズホルダ2は、第1レンズL1を保持する第1収容部21と、第1収容部21の像側Lbに配置される第2収容部22と、第2収容部22の外周側を囲むレンズケース23を備える。レンズケース23は、第1収容部21の外周端部から像側Lbへ延びている。第2収容部22には、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、および接合レンズL9が保持される。
図1、図2に示すように、レンズホルダ2には、第1収容部21の内周面を基準として第1レンズL1が配置される。また、第2収容部22の内周面を基準として第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、および接合レンズL9が配置される。
図1、図2に示すように、第1収容部21は、La方向を向く環状の底部24と、第1レンズL1を囲う周壁部25とを備える。第1レンズL1は、第1収容部21に収容されて、周壁部25の先端に設けられたカシメ部27によって固定される。第1レンズL1と第1収容部21との隙間は、Oリング7によって封止される。
図1、図2に示すように、第2収容部22は、第1収容部21の底部24に繋がる筒部28と、光軸L方向に延びる筒部28の像側Lbの端部に設けられた底部29を備える。第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、および接合レンズL9は、第2収容部22の底部29に形成されたレンズ座面29aを基準として光軸L方向に位置決めされる。
接合レンズL9は、第5レンズL5の外周部分がレンズ座面29aに当接することによって光軸L方向に位置決めされている。接合レンズL9の物体側Laに位置する第4レンズL4は、ホルダ5に保持されており、ホルダ5は第5レンズL5の外周部分と光軸L方向に当接する。また、第4レンズL4の物体側Laに位置する第3レンズL3の外周部分は、絞りL8を介してホルダ5の外周部分と光軸L方向に当接する。さらに、第3レンズL3の物体側Laに位置する第2レンズL2の外周部分は、遮光板L7を介して第3レンズL3の外周部分と光軸L方向に当接する。従って、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4は、いずれも、レンズ座面29aを基準として光軸L方向に位置決めされる。第2レンズL2は、筒部28の物体側Laの端部に設けられたカシメ部28aによってカシメ固定される。
また、レンズホルダ2は、第1収容部21の底部24を光軸L方向に貫通する貫通穴26を備える。貫通穴26は、第2収容部22の筒部28とレンズケース23との隙間に連通している。後述するように、フレキシブルプリント基板3は、貫通穴26に挿入され、レンズケース23の内周面と筒部28の外周面との隙間を通って、レンズホルダ2の像側Lbに引き出される。なお、貫通穴26の数、大きさおよび位置は、フレキシブルプリント基板3の形状に応じて構成される。
(フレキシブルプリント基板)
(第1実施形態)
図3は、第1実施形態に係るフレキシブルプリント基板3の平面図である。図1に示すように、フレキシブルプリント基板3は、第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置されている。図3に示すように、フレキシブルプリント基板3には、ヒータ部6および、ヒータ部6に電気的に接続して、ヒータ部6に給電するため給電配線8が配置される。
図2、図3に示すように、フレキシブルプリント基板3は、像側フランジ面13に重なる環状の環状部31と、環状部31から径方向外側に延びる延伸部32とを備える。環状部31の中央部には、第2レンズL2のレンズ面が露出するように、開口穴33が形成されている。環状部31は、第1収容部21の底部24と第1レンズL1の像側フランジ面13とに挟まれた状態で配置されている。
図2に示すように、延伸部32は、環状部31に対して直角に折り曲げられ、貫通穴26に挿入される。貫通穴26に挿入された延伸部32は、レンズケース23の内周面と筒部28の外周面との隙間を通って、レンズホルダ2の像側Lbに引き出される。
フレキシブルプリント基板3には導電体層9が設けられており、導電体層9は、ヒータ部6および給電配線8を含む。ヒータ部6は、フレキシブルプリント基板3の表面に形成されたヒータ線61からなる。ヒータ線61は、環状部31に配置される。ヒータ線61は、開口穴33の周囲に沿って周方向に円弧状に延びており、周方向に複数回折り返されている。給電配線8は、延伸部32に配置されている。給電配線8は、ヒータ線61の一端と接続する第1給電配線81と、ヒータ線61の他端と接続する第2給電配線82とを備える。第1給電配線81と第2給電配線82の一方は正の電極に接続され、第1給電配線81と第2給電配線82の他方は負の電極に接続される。第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ複数設けられている。本形態では、第1給電配線81および第
2給電配線82は、それぞれ3本設けられている。
フレキシブルプリント基板3は、ポリイミドなどの樹脂フィルムからなる可撓性基板30を備えており、可撓性基板30の表面にCuなどの導電体層9によってヒータ線61および給電配線8が形成される。可撓性基板30の表面には、ヒータ線61および給電配線8を覆うオーバーコート層が形成される。本形態において、ヒータ線61の線幅は、光軸L方向から見た場合、第1給電配線81および第2給電配線82の線幅より狭い。
フレキシブルプリント基板3は、基板に電気的に接続されており、基板から第1給電配線81および第2給電配線82に電力が供給されると、ヒータ線61が発熱する。ヒータ線61が発熱すると、環状部31と当接する第1レンズL1が加熱される。したがって、低い外気温下でレンズユニットを使用する場合において、ヒータ部6により第1レンズL1が加熱されるので、第1レンズL1の像側レンズ面12が結露することを抑制することができる。
(本形態の作用効果)
本形態によれば、ヒータ部6に給電するための第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ3本設けられている。これにより、フレキシブルプリント基板3がレンズホルダ2に組み込まれる際、延伸部32を環状部31に対して折り曲げた場合に、第1給電配線81および第2給電配線82の一部が断線したとしても、他の第1給電配線81および第2給電配線82がヒータ部6と繋がっているので、ヒータ部6が完全に機能しなくなることを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のフレキシブルプリント基板3について説明する。図4は、第2実施形態に係るフレキシブルプリント基板3の平面図である。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図4に示すように、フレキシブルプリント基板3は、像側フランジ面13に重なる環状の環状部31と、環状部31から径方向外側に延びる延伸部32とを備える。環状部31の中央部には、第2レンズL2のレンズ面が露出するように、開口穴33が形成されている。環状部31は、第1収容部21の底部24と第1レンズL1の像側フランジ面13とに挟まれた状態で配置されている。
延伸部32は、第1延伸部36と、第2延伸部37とを備える。第1延伸部36と第2延伸部37とは、光軸Lを中心として点対称の位置に設けられている。第1実施形態のフレキシブルプリント基板3と同様に、本形態の延伸部32は、環状部31に対して直角に折り曲げられ、貫通穴26に挿入される。
フレキシブルプリント基板3には導電体層9が設けられており、導電体層9は、ヒータ部6および給電配線8を含む。ヒータ部6は、フレキシブルプリント基板3の表面に形成されたヒータ線61からなる。ヒータ線61は、環状部31に配置される。ヒータ線61は、開口穴33の周囲に沿って周方向に円弧状に延びており、周方向に複数回折り返されている。給電配線8は、ヒータ線61の一端と接続する第1給電配線81と、ヒータ線61の他端と接続する第2給電配線82とを備える。第1給電配線81は、第1延伸部36に配置される。第2給電配線82は、第2延伸部37に配置される。第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ複数設けられている。本形態では、第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ3本設けられている。すなわち、3本の第1給電配線81は、第1延伸部36に配置される。3本の第2給電配線82は、第2延伸部37に配置される。本形態において、ヒータ線61の線幅は、光軸L方向から見た場合、第1給
電配線81および第2給電配線82の線幅より狭い。
(本形態の作用効果)
本形態によれば、3本の第1給電配線81は、第1延伸部36に配置される。3本の第2給電配線82は、第2延伸部37に配置される。したがって、第1延伸部36と第2延伸部37とが別々に設けられるので、第1給電配線81および第2給電配線82の一部が、同時に断線することを抑制することができる。また、第1延伸部36と第2延伸部37とは、光軸Lを中心として点対称の位置に設けられている。したがって、第1給電配線81と第2給電配線82とが周方向に離れるので、第1給電配線81と第2給電配線82との間のヒータ線61の周方向の長さが短くなる。この結果、第1給電配線81と第2給電配線82とが周方向に離れない場合と比べて、ヒータ線61を均一に加熱させることができるので、第1レンズに発生する結露をより効率的に除去することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のフレキシブルプリント基板3について説明する。図5は、第3実施形態に係るフレキシブルプリント基板3の平面図である。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図4に示すように、フレキシブルプリント基板3は、像側フランジ面13に重なる環状の環状部31と、環状部31から径方向外側に延びる延伸部32とを備える。環状部31の中央部には、第2レンズL2のレンズ面が露出するように、開口穴33が形成されている。環状部31は、第1収容部21の底部24と第1レンズL1の像側フランジ面13とに挟まれた状態で配置されている。
延伸部32は、第1延伸部36と、第2延伸部37とを備える。第1延伸部36および第2延伸部37は、それぞれ複数設けられる。本形態では、第1延伸部36および第2延伸部37は、それぞれ3本設けられている。第1延伸部36と第2延伸部37とは、光軸Lを中心として点対称の位置に設けられている。第1実施形態のフレキシブルプリント基板3と同様に、本形態の延伸部32は、環状部31に対して直角に折り曲げられ、貫通穴26に挿入される。
フレキシブルプリント基板3には導電体層9が設けられており、導電体層9は、ヒータ部6および給電配線8を含む。ヒータ部6は、フレキシブルプリント基板3の表面に形成されたヒータ線61からなる。ヒータ線61は、環状部31に配置される。ヒータ線61は、開口穴33の周囲に沿って周方向に円弧状に延びており、周方向に複数回折り返されている。給電配線8は、ヒータ線61の一端と接続する第1給電配線81と、ヒータ線61の他端と接続する第2給電配線82とを備える。第1給電配線81は、第1延伸部36に配置される。第2給電配線82は、第2延伸部37に配置される。第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ複数設けられている。本形態では、第1給電配線81は、および第2給電配線82は、それぞれ3本設けられている。具体的には、3本の第1給電配線81は、3つの第1延伸部36に、1本ずつ配置される。3本の第2給電配線82は、3つの第2延伸部37に、1本ずつ配置される。本形態において、ヒータ線61の線幅は、光軸L方向から見た場合、第1給電配線81および第2給電配線82の線幅より狭い。
(本形態の作用効果)
本形態によれば、3本の第1給電配線81は、3つの第1延伸部36に、1本ずつ配置される。3本の第2給電配線82は、3つの第2延伸部37に、1本ずつ配置される。したがって、第1延伸部36と第2延伸部37とがそれぞれ3つ設けられているので、一部の第1延伸部36に配置された第1給電配線81および一部の第2延伸部37に配置され
た第2給電配線82が、完全に断線した場合であっても、他の第1延伸部36に配置された第1給電配線81および他の第2延伸部37に配置された第2給電配線82がヒータ線61と繋がっているので、ヒータ部6が完全に機能しなくなることを抑制することができる。また、第1延伸部36と第2延伸部37とは、光軸Lを中心として点対称の位置に設けられている。したがって、第1給電配線81と第2給電配線82とが周方向に離れるので、第1給電配線81と第2給電配線82との間のヒータ線61の周方向の長さが短くなる。この結果、第1給電配線81と第2給電配線82とが周方向に離れない場合と比べて、ヒータ線61を均一に加熱させることができるので、第1レンズに発生する結露をより効率的に除去することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のフレキシブルプリント基板3について説明する。図6は、第4実施形態に係るフレキシブルプリント基板3の平面図である。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図6に示すように、フレキシブルプリント基板3は、像側フランジ面13に重なる環状の環状部31と、環状部31から径方向外側に延びる延伸部32とを備える。環状部31の中央部には、第2レンズL2のレンズ面が露出するように、開口穴33が形成されている。環状部31は、第1収容部21の底部24と第1レンズL1の像側フランジ面13とに挟まれた状態で配置されている。
延伸部32は、第1延伸部36と、第2延伸部37とを備える。本形態では、第1延伸部36と第2延伸部37とは、光軸Lを中心として点対称の位置に設けられている。第1実施形態のフレキシブルプリント基板3と同様に、本形態の延伸部32は、環状部31に対して直角に折り曲げられ、貫通穴26に挿入される。
フレキシブルプリント基板3には導電体層9が設けられており、導電体層9は、ヒータ部6および給電配線8を含む。ヒータ部6は、フレキシブルプリント基板3の表面に形成されたヒータ線61からなる。ヒータ線61は、環状部31に配置される。ヒータ線61は、開口穴33の周囲に沿って周方向に円弧状に延びており、周方向に複数回折り返されている。給電配線8は、ヒータ線61の一端と接続する第1給電配線81と、ヒータ線61の他端と接続する第2給電配線82とを備える。第1給電配線81および第2給電配線82は、それぞれ2本設けられている。
2本の第1給電配線81のうち一部の第1給電配線81aは、第1延伸部36に配置される。2本の第1給電配線81のうち他の一部の第1給電配線81bは、第2延伸部37に配置される。第1給電配線81bは、環状部31においてヒータ線61の径方向外側に配置された円弧部分811を備える。円弧部分811は、ヒータ線61の径方向外側を周方向において円弧状に延びる。したがって、第1給電配線81bは、環状部31においてヒータ線61の径方向外側を周方向に円弧状に延在して第2延伸部37まで配置される。
2本の第2給電配線82のうち一部の第2給電配線82aは、第1延伸部36に配置される。2本の第2給電配線82のうち他の一部の第2給電配線82bは、第2延伸部37に配置される。第2給電配線82bは、環状部31においてヒータ線61の径方向外側に配置された円弧部分821を備える。円弧部分821は、ヒータ線61の径方向外側を周方向において円弧状に延びる。したがって、第2給電配線82bは、環状部31においてヒータ線61の径方向外側を周方向に円弧状に延在して第2延伸部37まで配置される。
本形態において、ヒータ線61の線幅は、光軸L方向から見た場合、円弧部分811を含む第1給電配線81および円弧部分821を含む第2給電配線82の線幅より狭い。
(本形態の作用効果)
本形態によれば、第1延伸部36には、第1給電配線81aおよび第2給電配線82aが配置される。第2延伸部37には、第1給電配線81bおよび第2給電配線82bが配置される。したがって、第1延伸部36および第2延伸部37の何れか一方に配置された第1給電配線81および第2給電配線82が完全に断線したとしても、他方に配置された第1給電配線81および第2給電配線82がヒータ線61と繋がっているので、ヒータ部6が完全に機能しなくなることを抑制することができる。
本形態において、ヒータ線61の線幅は、光軸L方向から見た場合、円弧部分811を含む第1給電配線81および円弧部分821を含む第2給電配線82の線幅より狭い。言い換えれば、円弧部分811および円弧部分821の線幅は、ヒータ線61の線幅より広い。したがって、フレキシブルプリント基板3がレンズホルダ2に組み込まれる際、環状部31の外周側がレンズホルダ2に接触しても、第1給電配線81および第2給電配線82が断線することを抑制することができる。
(ヒータ部の変形例)
上記形態では、ヒータ部6は、周方向に複数回折り返されたヒータ線61からなるが、ヒータ部6は、この構成に限定されない。図7に示すように、ヒータ部6は、第1給電配線81および第2給電配線82の線幅より広く、周方向に複数回折り返されない円弧状であってもよい。
1…レンズユニット、2…レンズホルダ、3…フレキシブルプリント基板、5…ホルダ、5…第、6…ヒータ部、7…Oリング、8…給電配線、9…導電体層、11…物体側レンズ面、12…像側レンズ面、13…像側フランジ面、14…環状段部、21…第1収容部、22…第2収容部、23…レンズケース、24…底部、25…周壁部、26…貫通穴、27…カシメ部、28…筒部、28a…カシメ部、29…底部、29a…レンズ座面、30…可撓性基板、31…環状部、32…延伸部、33…開口穴、36…第1延伸部、37…第2延伸部、61…ヒータ線、81,81a,81b…第1給電配線、82,82a,82b…第2給電配線、811…円弧部分、821…円弧部分、L1…第1レンズ、L2…第2レンズ、L3…第3レンズ、L4…第4レンズ、L5…第5レンズ、L6…第6レンズ、L7…遮光板、L9…接合レンズ、L…光軸

Claims (7)

  1. 第1レンズと、
    前記第1レンズに対して像側に配置された第2レンズと、
    前記第1レンズおよび前記第2レンズを含む複数のレンズを保持するレンズホルダと、
    前記第1レンズと前記第2レンズとの間に配置されるとともに、導電体層からなるヒータ部を備えるフレキシブルプリント基板と、
    を有し、
    前記第1レンズは、像側レンズ面と、前記像側レンズ面を囲む像側フランジ面とを備え、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記像側フランジ面に重なる環状の環状部と、前記環状部から径方向外側へ延びる延伸部と、を備え、
    前記環状部には、周方向に円弧状に延びるヒータ部が配置され、
    前記延伸部には、前記ヒータ部の一端と接続する複数の第1給電配線と、前記ヒータ部の他端と接続する複数の第2給電配線とが設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    前記延伸部は、前記第1給電配線が配置された第1延伸部と、前記第2給電配線が配置された第2延伸部とを備えることを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項2に記載のレンズユニットにおいて、
    前記第1延伸部および前記第2延伸部は、それぞれ複数設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  4. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    前記延伸部は、複数の前記第1給電配線のうち一部の第1給電配線と複数の前記第2給電配線のうち一部の第2給電配線とが配置された第1延伸部と、複数の前記第1給電配線のうち他の一部の第1給電配線と複数の前記第2給電配線のうち他の一部の第2給電配線とが配置された第2延伸部と、を備え、
    前記他の一部の第1給電配線および前記他の一部の第2給電配線は、前記環状部において前記ヒータ部より径方向外側を周方向に円弧状に延在して前記第2延伸部まで配置されることを特徴とするレンズユニット。
  5. 請求項2から4のうち何れか一項に記載のレンズユニットにおいて、
    前記第1延伸部と前記第2延伸部とは、前記複数のレンズの光軸を中心として点対称の位置に配置されていることを特徴とするレンズユニット。
  6. 請求項1から5のうち何れか一項に記載のレンズユニットにおいて、
    前記ヒータ部は、周方向に複数回折り返されたヒータ線からなることを特徴とするレンズユニット。
  7. 請求項6に記載のレンズユニットにおいて、
    前記ヒータ線の線幅は、前記第1給電配線および前記第2給電配線の線幅より狭いことを特徴とするレンズユニット。
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