JP2023005555A - 繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体を提供すること。【解決手段】熱可塑性樹脂1と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維2とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである射出成形体からなる層が2層以上積層された積層成形体であり、前記積層成形体全体について、前記積層成形体の面方向に平行な方向への前記繊維の配向度が0.75以上であり、各層の表面の少なくとも一部が互いに直接融着していることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体。【選択図】図1

Description

本発明は、繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体及びその製造方法に関する。
熱可塑性樹脂と炭素繊維等の強化繊維とを複合化した繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体は、軽量かつ高い力学特性を有しており、自動車や建材等、様々な分野で使用されている。このような繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体は、繊維強化熱可塑性樹脂が成形加工性に優れているため、射出成形により製造されることが多い。
例えば、特開2013-133378号公報(特許文献1)には、質量平均繊維長が1~10mmの炭素繊維を10~70質量%含む炭素繊維強化熱可塑性樹脂であって、熱可塑性樹脂中で炭素繊維が2次元ランダム配向しており、長さが3mm~30mm、幅が1mm~10mm、厚みが0.5mm~10mmの炭素繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形することによって得られる、質量平均繊維長が0.4~10mmの炭素繊維を含む成形品が記載されている。しかしながら、この成形品においては、炭素繊維がランダムに分散しているため、大きな衝撃が加わるような用途においては、力学特性(特に、曲げ特性)が必ずしも十分なものではなかった。
一方、特開2016-98271号公報(特許文献2)には、数平均繊維長が1μm以上5mm以下であり、数平均繊維径が5nm以上30μm以下である不連続繊維及び熱可塑性樹脂を含む組成物を、塑性域において、ストロークに対する圧力の勾配が0Pa/mm以上1.0Pa/mm以下の条件で押出成形することによって得られる、不連続繊維が熱可塑性樹脂中に十分に配向しているプリプレグが記載されている。しかしながら、このプリプレグにおいては、不連続繊維が、その表面付近では一方向に配向しているものの、中心部ではランダムに分散しているため、大きな衝撃が加わるような用途においては、力学特性(特に、曲げ特性)が必ずしも十分なものではなかった。
また、特開2000-108236号公報(特許文献3)には、強化繊維で補強した繊維強化熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂層を交互に積層し、加圧プレス成形することによって得られる、強化繊維が配向している繊維強化熱可塑性樹脂積層板が記載されている。さらに、特開2016-180037号公報(特許文献4)には、一方向に配向した平均繊維長が5~50mmの炭素繊維及び熱可塑性樹脂を含む層と、一方向に配向した連続した炭素繊維及び熱可塑性樹脂を含む層とを有する炭素繊維強化熱可塑性樹脂複合材料を熱成形することによって得られる成形体が記載されている。しかしながら、これらの積層板や成形体においては、極めて薄い層を多量に積層して熱成形するため、面内全体にわたって均一に熱及び圧力を付与しても、各層でのたわみや高低差が生じることにより、繊維の向きにばらつきが生じやすく、特に、積層板や成形体の中心部における繊維の配向度は十分に高いものではなかった。このため、大きな衝撃が加わるような用途においては、力学特性(特に、曲げ特性)が必ずしも十分なものではなかった。また、これらの積層板や成形体は、射出成形により製造した積層体に比べて、コスト、賦形性、再加工性、多量生産(短時間での成形サイクル)、複雑な形状への適応性等に劣るものであった。さらに、厚さが2mmを超える積層板や成形体を製造するには、極めて多くの層を積層して熱成形する必要があるため、製造工程が複雑化するだけでなく、均一なプレス成形を行っても、繊維を均質に配向することが一層困難となる傾向にあった。
特開2013-133378号公報 特開2016-98271号公報 特開2000-108236号公報 特開2016-180037号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂と強化繊維とを複合化した繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形した場合、厚さが2mm以下の射出成形体においては、高い力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が得られるのに対して、厚さが2mmを超える単層の射出成形体においては、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が低下することを見出した。さらに、本発明者らは、厚さが2mm以下の射出成形体を重ね合わせたり、接着剤を用いて接着したりしても、得られる積層成形体においては、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が向上しないことも見出した。
そこで、本発明者らは、更に鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂と強化繊維とを複合化した繊維強化熱可塑性樹脂からなる、厚さが2mm以下の射出成形体の上に、繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形して、厚さが2mm以下の射出成形体を積層することによって、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた積層成形体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体は、熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである射出成形体からなる層が2層以上積層された積層成形体であり、前記積層成形体全体について、前記積層成形体の面方向に平行な方向への前記繊維の配向度が0.75以上であり、各層の表面の少なくとも一部が互いに直接融着していることを特徴とするものである。
本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体においては、前記積層成形体全体の厚さが2.0mm以上であることが好ましい。また、各層において、隣接する層と直接融着している層表面の割合が10%以上であることが好ましい。さらに、前記繊維が炭素繊維であることが好ましい。
また、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法は、熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである下層の成形体を射出成形又は射出プレス成形した後、前記下層の成形体の表面上に、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することにより、前記成形体からなる層同士が、その層表面の少なくとも一部において、互いに直接融着している積層成形体を得ることを特徴とする方法である。
本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法においては、前記下層の成形体を、表面温度が30~280℃となるように加熱しながら、前記上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することが好ましく、前記下層の成形体を、表面温度が前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)より5~100℃高い温度(Tg+5℃~Tg+100℃)となるように予熱した後、前記上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することがより好ましい。
なお、本発明によって、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体が得られる理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体は、繊維強化熱可塑性樹脂からなる、厚さが2mm以下の射出成形体の上に、繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形して、厚さが2mm以下の射出成形体を積層することによって得られるものである。繊維強化熱可塑性樹脂を厚さが2mm以下となるように射出成形した場合、繊維強化熱可塑性樹脂の流路が狭いため、繊維が一定の方向に揃いやすく、得られる射出成形体においては、図1に示すように、表面から中心部までの全体にわたって、熱可塑性樹脂1中で繊維2が成形体の面方向に平行な方向に高度に配向し、高い力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が得られると推察される。そして、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体においては、このような射出成形体を射出成形により積層しているため、射出成形体からなる各層が、その表面の少なくとも一部において直接融着しているため、積層成形体全体として、高い力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が得られると推察される。
一方、繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形して作製した、厚さが2mmを超える単層の成形体においては、繊維強化熱可塑性樹脂の流路が広いため、繊維の向きにばらつきが生じ、図2に示すように、熱可塑性樹脂1中で、繊維2は、成形体の表面付近においては成形体の面方向に平行な方向に配向しているものの、中心部においてはランダムに配向し、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が低下すると推察される。
また、繊維強化熱可塑性樹脂からなる、厚さが2mm以下の射出成形体を重ね合わせた場合には、射出成形体からなる各層が直接融着していないため、各層があたかも独立した成形体として振る舞い、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が向上しないと推察される。
さらに、繊維強化熱可塑性樹脂からなる、厚さが2mm以下の射出成形体を接着剤を用いて接着した場合においては、射出成形体からなる層と接着剤層との間に界面が生じるため、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が向上しないと推察される。
本発明によれば、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体を得ることが可能となる。
本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の内部構造を示す模式図である。 繊維強化熱可塑性樹脂からなる従来の単層の成形体の内部構造を示す模式図である。 実施例で作製した繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造工程を示す模式図である。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
〔繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体〕
先ず、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体について説明する。本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体(以下、単に「積層成形体」ともいう)は、熱可塑性樹脂と平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである射出成形体からなる層が2層以上積層された積層成形体であり、前記積層成形体全体について、前記積層成形体の面方向に平行な方向への前記繊維の配向度が0.75以上であり、各層の表面の少なくとも一部が互いに直接融着したものである。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、例えば、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、スチレン-ブタジエン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン系樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ乳酸等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。また、これらの熱可塑性樹脂の中でも、ポリアミド、ポリプロピレンが好ましい。
本発明に用いられる繊維としては、繊維強化熱可塑性樹脂に用いられる強化繊維であれば特に制限はなく、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、窒化ホウ素繊維、金属繊維等の無機繊維、パルプ、リグニン、ヘミセルロース、セルロース、セルロースナノファイバー等の天然繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等の有機繊維等が挙げられる。これらの繊維は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよく、また、リサイクル繊維やリユース繊維を用いることもできる。これらの繊維の中でも、炭素繊維、ガラス繊維、パルプ、セルロースナノファイバーが好ましい。
本発明に用いられる繊維の数平均繊維長は、0.05~20mmであることが必要であり、0.10~20mmであることが好ましく、0.15~15mmであることがより好ましく、0.20~10mmであることが更に好ましく、0.25~5mmであることが特に好ましく、0.3~4mmであることが最も好ましい。繊維の数平均繊維長が前記下限未満になると、アスペクト比が減少して繊維の配向がランダム配向となり、得られる積層成形体において、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、繊維の凝集や湾曲配向による力学特性のばらつきが増大し、得られる積層成形体において、力学特性に対する信頼性が低下する傾向にある。
本発明の積層成形体の各層を構成する射出成形体は、このような熱可塑性樹脂と繊維とを含有するものである。このような射出成形体において、繊維の含有率は、1~70質量%であることが必要であり、2~65質量%であることが好ましく、3~60質量%であることがより好ましく、5~50質量%であることが更に好ましい。繊維の含有率が前記下限未満になると、得られる積層成形体において、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。他方、繊維の含有率が前記上限を超える射出成形体は、粘度上昇により繊維強化熱可塑性樹脂の流動性が低下し、射出成形性が低下する場合がある。
また、前記射出成形体の厚さは、0.5~2mmであることが必要であり、0.6~1.9mmであることが好ましく、0.7~1.8mmであることがより好ましく、0.8~1.7mmであることが更に好ましい。厚さが前記下限未満の射出成形体は、冷却固化により繊維強化熱可塑性樹脂の流動性が低下し、射出成形性が低下する場合がある。他方、射出成形体の厚さが前記上限を超えると、得られる積層成形体において、繊維の配向度が低下するため、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。
本発明の積層成形体において、前記射出成形体からなる層の数は、2層以上であれば特に制限はなく、3層以上であってもよいが、生産性(総成形時間の短縮)の観点から、2層であることが好ましい。
また、本発明の積層成形体の全体の厚さとしては特に制限はないが、1.1mm以上が好ましく、1.2mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましく、2.0mm以上がまた更に好ましく、2.5mm以上が特に好ましく、3.0mm以上が最も好ましい。特に、成形体全体の厚さが2.0mmを超える場合には、単層で、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた射出成形体を得ることが困難であり、前記射出成形体を射出成形により積層する必要がある。
本発明の積層成形体においては、積層成形体全体について、積層成形体の面方向に平行な方向への繊維の配向度が0.75以上であることが必要であり、0.76以上であることが好ましく、0.77以上であることがより好ましく、0.78以上であることが更に好ましい。繊維の配向度が前記下限未満になると、得られる積層成形体において、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。
なお、繊維の配向度は以下の方法により求めることができる。すなわち、前記積層成形体において、5つの測定領域(縦2mm×横2mm)を無作為に抽出して切出し、これを試験片として、三次元計測X線CT装置を用いて、各試験片の3次元画像を取得する。得られた3次元画像について、CTデータ解析ソフトウェアを用いて、繊維の配向解析を行い、各試験片における繊維の配向テンソル及びその最大固有値を算出する。ここで、繊維の配向テンソルの最大固有値は、繊維の配向の強さを表す尺度として用いることができる。したがって、本発明においては、これを繊維の配向度とし、5つの測定領域(試験片)のそれぞれにおいて面方向に平行な方向への繊維の配向度を求め、その平均値を積層成形体における面方向に平行な方向への繊維の配向度とする。なお、繊維の配向度の上限は1.0であり、これは、全ての繊維が積層成形体の面方向に平行な方向に配向していることを意味する。
また、本発明の積層成形体においては、前記射出成形体からなる各層が、その表面の少なくとも一部において互いに直接融着していることが必要であり、各層においては、隣接する層と直接融着している層表面の割合が10%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましく、50%以上であることが更に好ましく、90%以上であることが特に好ましく、95%以上であることが最も好ましい。隣接する層と直接融着している層表面の割合が前記下限未満になると、積層成形体全体として、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。
〔繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法〕
次に、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法について説明する。本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法は、熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである下層の成形体を射出成形又は射出プレス成形した後、前記下層の成形体の表面上に、熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することにより、前記成形体からなる層同士が、その層表面の少なくとも一部において、互いに直接融着している積層成形体を得る方法である。また、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法においては、このような射出成形又は射出プレス成形を繰返すことにより、前記成形体からなる層が3層以上積層された積層成形体を製造することも可能である。
本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法においては、先ず、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである下層の成形体を射出成形又は射出プレス成形(好ましくは、射出成形)により作製する。具体的には、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、繊維の含有率が1~70質量%である繊維強化熱可塑性樹脂を、得られる下層の成形体の厚さが0.5~2mmとなるように射出成形又は射出プレス成形(好ましくは、射出成形)することによって、前記下層の成形体を作製する。
前記繊維強化熱可塑性樹脂としては、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを所定の割合で含有するものであれば、特に制限はなく、市販の繊維強化熱可塑性樹脂であっても、成形直前に前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを所定の割合で混合して調製したものであってもよい。
成形時に使用する金型としては特に制限はないが、射出成形と必要に応じて予熱とを行うことが可能な成形体の型を複数有する金型が好ましい。このような金型を用いることによって、一回の成形サイクルで複数の成形体の射出成形と必要に応じて予熱とを同時に実施することが可能である。また、コアバックシステムを採用した金型のように、成形体の厚さを変更することが可能な金型を用いることによって、下層の成形体を作製した後、金型の設定厚さを変更することによって、下層の成形体を金型から脱型せずに、上層の成形体を作製することが可能となる。
成形時の樹脂の溶融温度は、使用する樹脂に応じて適宜設定することができるが、150~450℃であることが好ましい。また、金型温度も、使用する樹脂に応じて適宜設定することができるが、30~280℃であることが好ましく、40~200℃であることがより好ましく、50~150℃であることが更に好ましい。
次に、このようにして作製した下層の成形体の表面上に、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形(好ましくは、射出成形)により作製する。具体的には、前記下層の成形体の表面上に、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、繊維の含有率が1~70質量%である前記繊維強化熱可塑性樹脂を、得られる上層の成形体の厚さが0.5~2mmとなるように射出成形又は射出プレス成形(好ましくは、射出成形)することによって、前記上層の成形体を作製する。このように、下層の成形体の表面上に、射出成形又は射出プレス成形により上層の成形体を作製することによって、成形体からなる層同士を、その層表面の少なくとも一部において、互いに直接融着させることができ、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた積層成形体を得ることができる。
成形時の樹脂の溶融温度は、使用する樹脂に応じて適宜設定することができるが、150~450℃であることが好ましい。また、金型温度も、使用する樹脂に応じて適宜設定することができるが、30~280℃であることが好ましく、40~200℃であることがより好ましく、50~150℃であることが更に好ましい。
また、上層の成形体を作製する際の下層の成形体の表面温度としては特に制限はないが、30~280℃が好ましく、40~200℃がより好ましく、50~150℃が更に好ましい。下層の成形体の表面温度が前記下限未満になると、成形体からなる層同士が十分に融着せず、積層成形体全体として、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、下層の成形体が熱変形して、繊維の配向が乱れるため、得られる積層成形体において、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。
また、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法においては、前記下層の成形体を、前記熱可塑性樹脂の融点や軟化点以下の温度で予熱した後、前記上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することが好ましい。これにより、成形体からなる層同士を、その層表面の少なくとも一部において、互いに直接融着させることができ、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた積層成形体を得ることができる。
予熱温度として具体的には、下層の積層体の表面温度が、前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)より5~100℃高い温度(Tg+5℃~Tg+100℃)となる温度が好ましく、前記Tgより10~60℃高い温度(Tg+10℃~Tg+60℃)となる温度がより好ましく、前記Tgより15~50℃高い温度(Tg+15℃~Tg+50℃)となる温度が更に好ましく、前記Tgより20~45℃高い温度(Tg+20℃~Tg+45℃)となる温度が特に好ましい。予熱温度が前記下限未満になると、成形体からなる層同士が十分に融着せず、積層成形体全体として、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、下層の成形体が熱変形して、繊維の配向が乱れるため、得られる積層成形体において、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)が十分に向上しない傾向にある。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
先ず、炭素繊維(CF)含有率が30質量%の炭素繊維強化ポリアミド6(東レ株式会社製「長繊維CF強化6ナイロン トレカTLP1060」)にポリアミド6(東レ株式会社製「アミランCM1001」)を混合して、CF含有率が10質量%の炭素繊維強化ポリアミド6を調製した。
次に、この炭素繊維強化ポリアミド6を用いて、溶融温度280℃、金型温度80℃の条件で射出成形を行い、図3(A)に示すように、厚さが2mmの多目的試験片形状の下層用成形体3を作製した。得られた下層用成形体3を金型に挿入し、この下層用成形体3の表面温度が50℃なるように加熱しながら、図(B)に示すように、前記炭素繊維強化ポリアミド6(CF含有率:10質量%)を溶融温度280℃の条件で前記下層用成形体3の表面上に射出成形して、厚さが2mmの上層の成形体4を積層し、図(C)に示すように、前記下層用成形体3と前記上層の成形体4とが直接融着している多目的試験片形状の積層成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
(実施例2)
CF含有率が30質量%の炭素繊維強化ポリアミド6(東レ株式会社製「長繊維CF強化6ナイロン トレカTLP1060」)にポリアミド6(東レ株式会社製「アミランCM1001」)を混合して、CF含有率が20質量%の炭素繊維強化ポリアミド6を調製した。
CF含有率が10質量%の炭素繊維強化ポリアミド6の代わりに、この炭素繊維強化ポリアミド6(CF含有率:20質量%)を用いた以外は実施例1と同様にして、前記下層用成形体3(厚さ:2mm)と前記上層の成形体4(厚さ:2mm)とが直接融着している多目的試験片形状の積層成形体(厚さ:4mm)を作製した。積層成形体を作製した。
(実施例3)
CF含有率が10質量%の炭素繊維強化ポリアミド6の代わりに、CF含有率が30質量%の炭素繊維強化ポリアミド6(東レ株式会社製「長繊維CF強化6ナイロン トレカTLP1060」)を、ポリアミド6を混合せずに、そのまま用いた以外は実施例1と同様にして、前記下層用成形体3(厚さ:2mm)と前記上層の成形体4(厚さ:2mm)とが直接融着している多目的試験片形状の積層成形体(厚さ:4mm)を作製した。
(実施例4)
下層用成形体を金型に挿入し、この下層用成形体の表面温度が80℃なるように予熱した後、前記炭素繊維強化ポリアミド6(CF含有率:30質量%)を溶融温度280℃の条件で前記下層用成形体の表面上に射出成形した以外は実施例3と同様にして、前記下層用成形体3(厚さ:2mm)と前記上層の成形体4(厚さ:2mm)とが直接融着している多目的試験片形状の積層成形体(厚さ:4mm)を作製した。
(比較例1)
実施例1と同様にして調製した炭素繊維強化ポリアミド6(CF含有率:10質量%)を用いて、溶融温度280℃、金型温度80℃の条件で射出成形を行い、多目的試験片形状の単層の成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
(比較例2)
実施例2と同様にして調製した炭素繊維強化ポリアミド6(CF含有率:20質量%)を用いて、溶融温度280℃、金型温度80℃の条件で射出成形を行い、多目的試験片形状の単層の成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
(比較例3)
CF含有率が30質量%の炭素繊維強化ポリアミド6(東レ株式会社製「長繊維CF強化6ナイロン トレカTLP1060」)を用いて、溶融温度280℃、金型温度80℃の条件で射出成形を行い、多目的試験片形状の単層の成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
(比較例4)
CF含有率が30質量%の炭素繊維強化ポリアミド6(東レ株式会社製「長繊維CF強化6ナイロン トレカTLP1060」)を用いて、溶融温度280℃、金型温度80℃の条件で射出成形を行い、厚さが2mmの多目的試験片形状の成形体を2枚作製した。この2枚の成形体を重ね合わせて、多目的試験片形状の積層成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
(比較例5)
比較例4と同様にして、厚さが2mmの多目的試験片形状の成形体を2枚作製した。この2枚の成形体を、接着剤(セメダイン株式会社製「SuperX」)を用いて接着し、多目的試験片形状の積層成形体(全長:170mm、平行部の長さ:80mm、端部の幅:20mm、中央の平行部の幅:10mm、厚さ:4mm)を作製した。
<繊維の数平均繊維長>
得られた多目的試験片形状の積層成形体の平行部から試験片(縦10mm×横10mm×厚さ4mm)を切出し、空気気流下、500℃で加熱して樹脂部を灰化除去した。残存した繊維を撮影し、画像解析ソフトを用いて、無作為に抽出した6千本の繊維について繊維長を測定して、その数平均値を求め、これを繊維の数平均繊維長とした。その結果を表1に示す。
<積層成形体における繊維の配向度>
得られた積層成形体から、無作為に抽出した5つの測定領域(縦2mm×横2mm)を切出し、これを試験片(縦2mm×横2mm×厚さ4mm)として、三次元計測X線CT装置(ヤマト科学株式会社製「TDM1000H-II」)を用いて、各試験片の3次元画像を取得した。得られた3次元画像について、CTデータ解析ソフトウェア(ボリュームグラフィックス株式会社製「VGSTUDIO MAX」)を用いて、繊維の配向解析を行い、各試験片における繊維の配向テンソル及びその最大固有値を算出した。繊維の配向テンソルの最大固有値は、繊維の配向の強さを表す尺度として用いることができ、本発明においては、これを繊維の配向度とした。5つの測定領域(試験片)のそれぞれにおいて面方向に平行な方向への繊維の配向度を求め、その平均値を積層成形体における面方向に平行な方向への繊維の配向度とした。その結果を表1に示す。
<融着領域の割合>
得られた積層成形体の積層間を剥離し、剥離面をデジタル式マイクロスコープ(キーエンス株式会社製「VHX-7000)を用いて観察し、剥離面の輝度の差に基づいて融着領域を特定し、剥離面全体に占める融着領域の割合を求めた。その結果を表1に示す。
<曲げ弾性率及び曲げ強度>
得られた積層成形体を用いて、試験速度:2mm/min、支持間距離:64mm、温度:23℃で3点曲げ試験を行い、曲げ弾性率及び曲げ強さを測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2023005555000002
表1に示したように、熱可塑性樹脂と炭素繊維とを含有する、特定の厚さの下層用成形体を射出成形した後、この下層用成形体上に、熱可塑性樹脂と炭素繊維とを含有する、特定の厚さの上層の成形体を射出成形することによって、面方向への炭素繊維の配向度が高く、力学特性(特に、曲げ特性)に優れた積層成形体が得られることがわかった(実施例1~4)。
また、下層用成形体を所定の温度に予熱した後、上層の成形体を射出成形した場合(実施例4)には、下層用成形体を所定の温度に予熱しなかった場合(実施例3)に比べて、力学特性(特に、曲げ特性)が向上することがわかった。
一方、熱可塑性樹脂と炭素繊維とを含有する単層の射出成形体(比較例1~3)は、実施例1~3で得られた積層成形体に比べて、面方向への炭素繊維の配向度が低く、力学特性(特に、曲げ特性)に劣ることがわかった。
また、熱可塑性樹脂と炭素繊維とを含有する、特定の厚さの射出成形体を、重ね合わせた場合(比較例4)や、接着剤により接着した場合(比較例5)には、面方向への炭素繊維の配向度が高い積層成形体が得られるものの、この積層成形体は、実施例1~3で得られた積層成形体に比べて、力学特性(特に、曲げ特性)に劣ることがわかった。
以上説明したように、本発明によれば、力学特性(特に、曲げ弾性率及び曲げ強度)に優れた繊維強化熱可塑性樹脂からなる成形体を得ることが可能となる。したがって、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体は、大きな衝撃が加わるような部材、例えば、自動車用部材、電車用部材、航空宇宙用部材、産業機械用部材、建築用部材、家電用素材、スポーツ・レジャー用素材、圧力容器、保護具用素材等として特に有用である。
1:熱可塑性樹脂、2:繊維、3:下層用成形体、4:上層の成形体

Claims (7)

  1. 熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである射出成形体からなる層が2層以上積層された積層成形体であり、
    前記積層成形体全体について、前記積層成形体の面方向に平行な方向への前記繊維の配向度が0.75以上であり、
    各層の表面の少なくとも一部が互いに直接融着していることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体。
  2. 前記積層成形体全体の厚さが2.0mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体。
  3. 各層において、隣接する層と直接融着している層表面の割合が10%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体。
  4. 前記繊維が炭素繊維であることを特徴とする請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体。
  5. 熱可塑性樹脂と数平均繊維長が0.05~20mmの繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである下層の成形体を射出成形又は射出プレス成形した後、前記下層の成形体の表面上に、前記熱可塑性樹脂と前記繊維とを含有し、前記繊維の含有率が1~70質量%であり、厚さが0.5~2mmである上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することにより、前記成形体からなる層同士が、その層表面の少なくとも一部において、互いに直接融着している積層成形体を得ることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法。
  6. 前記下層の成形体を、表面温度が30~280℃となるように加熱しながら、前記上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することを特徴とする請求項5に記載の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法。
  7. 前記下層の成形体を、表面温度が前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)より5~100℃高い温度(Tg+5℃~Tg+100℃)となるように予熱した後、前記上層の成形体を射出成形又は射出プレス成形することを特徴とする請求項5又は6に記載の繊維強化熱可塑性樹脂積層成形体の製造方法。
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