JP2023003732A - 処理装置、プログラム - Google Patents

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Naoki Kobayashi
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Abstract

【課題】状況に応じた好適な入力を可能にする。【解決手段】処理装置は、操作子を含む画面を表示する表示手段と、前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段と、前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段と、前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定する決定手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、処理装置、プログラムに関する。
接触入力と非接触入力とを受け付ける電子デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6833981号公報
しかしながら、状況に関わらず操作に応じて接触入力と非接触入力とが制御されるため、状況に応じた入力方法による入力ができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、状況に応じた好適な入力を可能にする技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、操作子を含む画面を表示する表示手段と、前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段と、前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段と、前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定する決定手段とを備えることを特徴とする処理装置である。
販売システムを説明するためのネットワークの概念図である。 登録精算装置の外観の一例である。 登録精算装置の構成例である。 客側表示部、店員側表示部における入力操作について説明する図である。 距離センサ部について説明する図である。 操作者による客側表示部に対する操作の状況等について説明する図である。 検出モード(入力モード)について説明する図である。 登録精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 登録精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 登録精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 登録精算装置の表示例である。 登録精算装置の表示例である。 登録精算装置の表示例である。 登録精算装置の表示例である。 携帯端末の表示例等である。 精算装置の表示例である。 精算装置の表示例である。 携帯端末の表示例である。 計量値付け装置の表示例である。 印刷装置の表示例である。 印刷装置の表示例である。 精算装置の表示例である。
図1は、本実施形態の販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30(例えば、サーバ等)、取引状況管理装置40(例えば、パーソナルコンピュータ等)、登録精算装置50、精算装置51、携帯端末60を含む。
販売システム1は、種々の業態(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、家電量販店等)に導入可能である。以下、販売システム1がスーパーマーケットSに導入されたものとして説明する。図1において、破線Tは、スーパーマーケットSの店舗内(商品陳列エリア、会計エリア、バックヤード等)を示している。図1に示すように、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、登録精算装置50、精算装置51は、スーパーマーケットSの店舗内に設置される。これらは、LAN19(有線でも無線でもよい)を介して通信可能に接続される。店舗内には、携帯端末60が存在する。本部サーバ10及びクラウドサーバは、店舗外(例えば、本社やデータセンタ等)に設置される。
図1において、各装置(端末)の台数は例示である。例えば、図1において、取引状況管理装置40の右側に「…」を図示したが、店舗内に設置される取引状況管理装置40の数は1台以上であればよい。また例えば、図1において、2台の携帯端末60を図示したが、店舗内において使用される携帯端末60の数は客の数に応じて変化する。
登録精算装置50は、店員又は顧客によって使用される。具体的には、登録精算装置50は、店員又は顧客の操作に基づいて商品を登録し、登録された商品について顧客の操作に基づいて精算する。
携帯端末60は、顧客によって使用される。具体的には、携帯端末60は、顧客の操作に基づいて商品を登録する。携帯端末60は、顧客の所有物であってもよいし、店側が貸与するものであってもよい。携帯端末60は、ショッピングカート(非図示)に取り付けられた状態で使用されるものであってもよい。
精算装置51は、顧客によって使用される。具体的には、精算装置51は、携帯端末60によって登録された商品について顧客の操作に基づいて精算する。つまり、販売システム1では、携帯端末60を使用して顧客自ら商品を登録し、精算装置51を使用して精算するといった態様のサービス(サービスAと称する場合がある)を提供する。
本部サーバ10は、販売システム1全体を管理するサーバである。本部サーバ10は、例えば、各種の設定情報(例えば、商品マスタ、特売ファイル等)や、各種の実績情報(例えば、売上実績情報、商品販売実績情報等)を記憶する。本部サーバ10は、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30と通信する。本部サーバ10は、他の装置(例えば、取引状況管理装置40、登録精算装置50、精算装置51等)と通信してもよい。本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
クラウドサーバ20は、サービスAを提供するサーバである。クラウドサーバ20は、例えば、サービスAの運用に必要な各種情報(例えば、商品マスタ、取引情報(カート情報とも称する)等)を記憶する。クラウドサーバ20は、本部サーバ10、携帯端末60と通信する。クラウドサーバ20は、他の装置(例えば、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置51等)と通信してもよい。クラウドサーバ20は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
ストアコントローラ30は、主に、店舗内の装置と店舗外の装置との間における情報の送受を制御する装置である。つまり、ストアコントローラ30は、LAN19内の各装置(例えば、登録精算装置50、精算装置51等)やLAN19外の各装置(例えば、本部サーバ10)と通信する。例えば、ストアコントローラ30は、本部サーバ10から商品マスタや特売ファイルを受信し、登録精算装置50や精算装置51に供給する。
取引状況管理装置40は、主に、店舗内の装置を管理(監視、制御)する装置である。例えば、取引状況管理装置40は、LAN19内の各装置と通信し、LAN19内の各装置の処理状況、動作状況等を監視等する。なお、取引状況管理装置40は、店舗外の装置(例えば、本部サーバ10、クラウドサーバ20)と通信(直接的に通信、又は、ストアコントローラ30を介して通信)し、例えばクラウドサーバ20に記憶される取引情報(カート情報)を参照してもよい。
(登録精算装置50)
図2は、登録精算装置50の外観の一例である。図2(A)は、客側から見た斜視図である。図2(B)は、店員側よりの側面から見た斜視図である。図3は、登録精算装置50の構成例である。図2及び図3において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図2を参照しつつ、図3に示した登録精算装置50の構成例を説明する。登録精算装置50は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、距離センサ部206と、客側スキャナ部207と、カード決済部(非現金決済部)208と、釣銭機(現金決済部)209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215と、撮像部216と、サインポール217とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、登録精算装置50の動作を制御する。
ROM122は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、主記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、ROM202やハードディスク204から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶する。
ハードディスク204は、補助記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク204は、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、ハードディスク204は、RAM203に代えて、ROM202から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶してもよい。なお、ハードディスク204に代えてSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。
客側表示部205は、顧客に種々の情報を表示する。また、客側表示部205は、タッチセンサ(例えば、静電容量センサ)を内蔵する。タッチセンサは、当該客側表示部205が表示する表示画面への接触による入力操作を検出する。
距離(測距)センサ部206(例えば、赤外線センサ)は、客側表示部205の表示画面の外側(枠部)に設置され、客側表示部205が表示する表示画面への非接触による入力操作を検出する。なお、距離センサ部206の詳細は後述する。
客側スキャナ部207は、客用のスキャナ部であり、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、客側スキャナ部207は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取る。また、客側スキャナ部207は、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、客側スキャナ部207は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、客側スキャナ部207は、他の装置(他の登録精算装置50等)が印刷、発行したお会計券(登録商標)に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
なお、客側スキャナ部207は、顧客が商品を登録する際に用いられるが、顧客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットボタン(プリセットキー)が表示されている場合、客は、当該プリセットボタンを操作し、商品を登録してもよい。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、デビット支払時におけるキャッシュカード、ポイント支払時におけるポイントカード等)による決済機構である。なお、カード決済部208は、読取対象のカードに応じた複数の部材であってもよい。つまり、登録精算装置50は、例えば、プリペイドカード用の第1カード決済部208a、クレジットカード用の第2カード決済部208bといった具合に複数のカード決済部208を備えていてもよい。
釣銭機209は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。紙幣や硬貨が投入口に投入された場合にはセンサによって検出(投入があった旨の検出、金種別の枚数の検出等)される。
店員側表示部210は、店員に種々の情報を表示する。また、店員側表示部210は、タッチセンサ(例えば、静電容量センサ)を内蔵する。タッチセンサは、当該客側表示部205が表示する表示画面への接触による入力操作を検出する。
キー操作部211は、店員が操作する各種ボタン(例えば、動作モードを切り替える動作モード切替ボタン等)を配置する。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、店員側スキャナ部212は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取る。また、店員側スキャナ部212は、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、店員側スキャナ部212は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、店員側スキャナ部212は、お会計券に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録してもよい。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットボタンが表示されている場合、店員は、当該プリセットボタンを操作し、当該商品を登録してもよい。
印刷部213は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷、発行する。印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能である。印刷部213の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードが切り替わることに基づいて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、他の装置(例えば、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40等)との間において情報を送受信する。
撮像部216は、例えば、操作者(顧客)を撮像する。登録精算装置50は、2以上の撮像部216を備え、顔と手元(釣銭機209の投入口や排出口付近)とを同時に撮像してもよい。
サインポール217は、先端部分に発光部を有し、発光部の発光態様によって、種々の情報(店員呼出、稼働状況等)を報知する。
なお、登録精算装置50は、操作者(顧客、店員)の存在を検出する人感センサ等を更に備えてもよい。
(登録精算装置50の動作モード)
登録精算装置50は、上述したように、複数の動作モードを有する。以下、動作モードについて説明する。なお、上記では、登録精算装置50は、動作モード切替ボタンの操作に基づいて動作モードを切り替えると説明したが、例えば、時間経過、登録情報の受信、店員コードの読み取り、他の装置から送信された動作モード切替命令の受信等に基づいて動作モードを切り替えてもよい。
(対面モード)
対面モード(対面型セミセルフモード、又は、通常モードとも称する)は、店員が当該登録精算装置50の一方側(店員側)を用いて商品を登録し、顧客が当該登録精算装置50の他方側(顧客側)を用いて精算する動作モードである。従って、動作モードが対面モードであるときは、店員と顧客と対面し、店員が商品を登録し、顧客が精算する。
(フルセルフモード)
フルセルフモードは、顧客が当該登録精算装置50の一方側(顧客側)を用いて商品を登録し、かつ精算する動作モードである。従って、動作モードがフルセルフモードであるときは、顧客側を用いて(店員側を用いずに)、顧客が商品を登録し、かつ精算する。
(登録専用モード)
登録専用モード(複数台型セミセルフ登録モードとも称する)は、店員が当該登録精算装置50の一方側(店員側)を用いて商品を登録する動作モードである。従って、動作モードが登録専用モードであるときは、店員側を用いて(顧客側を用いずに)、店員が商品を登録する。
(精算専用モード)
精算専用モード(複数台型セミセルフ精算モードとも称する)は、顧客が当該登録精算装置50の一方側(顧客側)を用いて精算する動作モードである。従って、動作モードが精算専用モードであるときは、顧客側を用いて(店員側を用いずに)、顧客が精算する。
登録専用モードの登録精算装置50は、他の登録精算装置50(具体的には、精算専用モードの登録精算装置50)に登録情報を送信(他の装置を介して間接的に送信、又は直接的に送信)することにより、当該登録精算装置50(登録専用モードの登録精算装置50)が登録した商品について、他の登録精算装置50(精算専用モードの登録精算装置50)に精算させる。換言すれば、精算専用モードの登録精算装置50は、他の登録精算装置50(具体的には、登録専用モードの登録精算装置50)が送信した登録情報を受信(他の装置を介して間接的に受信、又は直接的に受信)することにより、他の登録精算装置50(登録専用モードの登録精算装置50)が登録した商品について精算する。
なお、登録専用モードの登録精算装置50は、お会計券を発行し、当該登録精算装置50(登録専用モードの登録精算装置50)が登録した商品について、他の登録精算装置50(精算専用モードの登録精算装置50)に精算させてもよい。換言すれば、精算専用モードの登録精算装置50は、他の登録精算装置50(登録専用モードの登録精算装置50)が発行したお会計券に印刷されているコード読み取ることにより、他の登録精算装置50(登録専用モードの登録精算装置50)が登録した商品について精算してもよい。
なお、上述した各動作モードの動作は一例である。例えば、登録専用モードの登録精算装置50は、対面モードの登録精算装置50やフルセルフモードの登録精算装置50に登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、対面モードの登録精算装置50(フルセルフモードの登録精算装置50も同様)は、登録専用モードの登録精算装置50が登録した商品について精算してもよい。また例えば、対面モードの登録精算装置50は、フルセルフモードの登録精算装置50や精算専用モードの登録精算装置50に、登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、フルセルフモードの登録精算装置50(精算専用モードの登録精算装置50も同様)は、対面モードの登録精算装置50が登録した商品について精算してもよい。また例えば、対面モードの登録精算装置50は、他の対面モードの登録精算装置50に、登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、対面モードの登録精算装置50は、他の対面モードの登録精算装置50が登録した商品について精算してもよい。
図4は、客側表示部205、店員側表示部210における入力操作について説明する図である。上述したように、客側表示部205は表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵し、客側表示部205の外側には表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部206を設けている。一方、店員側表示部210は表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵するが、店員側表示部210の外側には上述のような距離センサ部を設けていない。従って、図4に示すように、客側表示部205の表示画面に対しては、タッチセンサによる接触操作の検出と、距離センサ部206による非接触操作の検出とが可能であり、店員側表示部210の表示画面に対しては、タッチセンサによる接触操作の検出が可能である。換言すれば、客側表示部205も店員側表示部210も表示画面に接触した入力方法である接触入力の受け付けが可能であるが、客側表示部205は接触入力に加え表示画面に接触しない入力方法である非接触入力の受け付けも可能である。
図5は、距離センサ部206について説明する図である。図5(A)に示すように、客側表示部205は、縦長の表示画面(図中の符号A)を有する。距離センサ部206は、表示画面Aの高さ方向と略同一の長さを有し、表示画面Aの向かって左側(表示画面Aを操作する顧客側から見て表示画面Aの左側)に設置されている。表示画面Aの左側に設置することで、表示画面Aの右側に設置されているカード決済部208との間の視線の移動や手の行き来の邪魔にならないようにしている。
距離センサ部206は、長手方向(表示画面Aの高さ方向)に、複数の赤外線発光部(非図示)と夫々の赤外線発光部に対応する複数の赤外線受光部(非図示)とを備える。図5(B)に示すように、夫々の赤外線発光部は、表示画面Aの手前の空間(表示画面Aから所定距離(例えば、表示画面Aの法線方向に数センチ程度離れた空間)に、表示画面Aの幅方向に、赤外線を発光(発射)する。なお、図5(B)は、客側表示部205の左上隅周辺を示している。夫々の赤外線受光部は、主に夫々に対応する赤外線発光部から発射された赤外線の反射光を受信する。つまり、ある赤外線発光部から発射された赤外線の光路上に遮蔽物(操作者である顧客の指等)がある場合、該赤外線は遮蔽物によって反射し、主に、当該赤外線発光部に対応する赤外線受光部によって受光される。
距離センサ部206は、表示画面Aのある位置(表示画面の高さ方向Y、幅方向Xの位置)の手前の空間に遮蔽物が存在する場合、表示画面Aの当該位置を検出する。具体的には、距離センサ部206は、どの位置の赤外線受光部が反射光を受光したかにより、上記高さ方向Yを特定し、受光した反射光を評価(例えば、強度等と距離との換算式等を用いて遮蔽物迄の距離を算出等)することにより、上記幅方向Xを特定する。
図6は、操作者による客側表示部205に対する操作の状況(操作状況)等について説明する図である。図6(A)は、操作者(顧客)の接触操作を検出する検出面(表示画面)Aと、操作者の非接触操作を検出する検出空間Bと、を模式的に示したものである。検出面Aは、客側表示部205の表示画面Aである。検出面(表示画面)Aに対する接触操作は、客側表示部205のタッチセンサによって検出される。検出空間Bに対する非接触操作は、距離センサ部206によって検出される。
図6(B)~図6(E)は、操作者による客側表示部205に対する操作状況を模式化して分類したものである。図6(F)は、図6(B)~図6(E)に示した各操作状況(操作状況1~3)について纏めたものである。図6(B)に示した操作状況1は、検出空間Bに顧客の指等(以下、指)が到達していない操作状況である。つまり、図6(F)に纏めたように、操作状況1は、指が、検出空間Bにも存在せず、かつ検出面Aにも接触していない操作状況である。図6(C)及び図6(D)に示した操作状況2は、検出空間Bに指が到達しているが、検出面Aには指が到達していない操作状況である。つまり、図6(F)に纏めたように、操作状況2は、指が、検出空間Bに存在するが、検出面Aには接触していない操作状況である。図6(E)に示した操作状況3は、検出面Aに指が到達している状況である。つまり、図6(F)に纏めたように、操作状況3は、指が、検出空間Bに存在し、かつ検出面Aにも接触している操作状況である。
なお、操作状況1は、操作状況2や操作状況3とは異なり、検出空間Bの外側に指があるため、図6(F)に示したように、操作状況1の操作を検出空間外の操作(図6(F)中は単に「検出空間外」と表記)と称する場合がある。また、操作状況3は、操作状況1や操作状況2とは異なり、検出面A上に指があるため、図6(F)に示したように、操作状況3の操作を検出面上の操作(図6(F)中は単に「検出面上」と表記)と称する場合がある。また、操作状況2については、操作状況1(検出空間外)や操作状況3(検出面上」)と区別するため、図6(F)に示したように、検出空間内の操作(図6(F)中は単に「検出空間内」と表記)と称する場合がある。
(登録精算装置50の検出方法)
登録精算装置50は、客側表示部205に対する操作(接触操作、非接触操作)を検出する操作検出方法(単に、検出方法と称する場合がある)として、複数の操作検出モード(単に、検出モードと称する場合がある)を有する。また、登録精算装置50は、客側表示部205に対する操作入力方法(単に、入力方法と称する場合がある)として、検出方法(検出モード)に対応する複数の入力方法(入力モード)を有する。検出モードと入力モードとは対応関係にある。
図7は、検出モード(入力モード)等について説明する図である。図7において、「非接触検出部:ON」は、距離センサ部206による非接触検出が行われる旨を示している。「非接触検出部:OFF」は、距離センサ部206による非接触検出が行われない旨(例えば、距離センサ部206に係るモジュールの停止)を示している。「接触検出部:ON」は、タッチセンサによる接触検出が行われる旨を示している。「接触検出部:OFF」は、タッチセンサによる接触検出が行われない旨(例えば、タッチセンサに係るモジュールの停止)を示している。
(非接触検出モード(非接触操作専用入力モード))
図7(A)は、検出モードの1つである非接触検出モードについて説明する図である。非接触検出モードは、入力モードの1つである非接触操作専用入力モードに対応する。非接触検出モードでは、図7(A)に示すように、非接触検出部(距離センサ部206)による非接触検出は実行されるが、接触検出部(タッチセンサ)による接触検出は実行されない。
図7(A)において符号aの行は、非接触検出部による検出(非接触検出)の有無を示している。操作状況1(検出空間外)では、非接触検出部は指を検出しない(図中は「検出無」と表記)。操作状況2(検出空間内)や操作状況3(検出面上)では、非接触検出部は指を検出する(図中は「検出有」と表記)。なお、操作状況1では、検出空間に指が到達していないため、非接触検出部による非接触検出の実行有無にかかわらず、非接触検出部は指を検出できない。他の検出モードにおいても同様である。
図7(A)において符号bの行は、接触検出部による検出(接触検出)の有無を示している。操作状況1や操作状況2の場合と同様、操作状況3でも、接触検出部は指を検出しない。なお、操作状況1及び操作状況2では操作面に指が到達していないため、接触検出部による接触検出の実行有無にかかわらず、接触検出部は指を検出できない。他の検出モードにおいても同様である。
図7(A)において符号cの行は、入力(非接触入力、接触入力)の受け付け有無を示している。非接触検出モードの場合、操作状況1では入力を受け付けないが(図中は「入力無」と表記)、操作状況2や操作状況3では非接触入力を受け付ける(図中は「入力有(非接触入力)」と表記)。つまり、非接触検出モードの場合、接触検出部による接触検出が実行されないため、操作状況3では、接触検出部による接触入力ではなく非接触検出部による非接触入力を受け付ける。
(接触検出モード(接触操作専用入力モード))
図7(B)は、検出モードの1つである接触検出モードについて説明する図である。接触検出モードは、入力モードの1つである接触操作専用入力モードに対応する。接触検出モードでは、図7(B)に示すように、非接触検出部(距離センサ部206)による非接触検出は実行されないが、接触検出部(タッチセンサ)による接触検出は実行される。
図7(B)において符号dの行は、非接触検出部による検出(非接触検出)の有無を示している。操作状況1の場合と同様、操作状況2や操作状況3でも、非接触検出部は指を検出しない。
図7(B)において符号eの行は、接触検出部による検出(接触検出)の有無を示している。操作状況1や操作状況2では、接触検出部は指を検出しない。操作状況3では、接触検出部は指を検出する。
図7(B)において符号fの行は、入力(非接触入力、接触入力)の受け付け有無を示している。非接触検出モードの場合、操作状況1や操作状況2では入力を受け付けないが(図中は「入力無」と表記)、操作状況3では接触入力を受け付ける(図中は「入力有(接触入力)」と表記)。つまり、接触検出モードの場合、非接触検出部による非接触検出が実行されないため、操作状況2では、非接触検出部による非接触入力を受け付けない。
(第1併用検出モード(非接触操作優先入力モード))
図7(C)は、検出モードの1つである第1併用検出モードについて説明する図である。第1併用検出モードは、入力モードの1つである非接触操作優先入力モードに対応する。第1併用検出モードでは、図7(C)に示すように、非接触検出部(距離センサ部206)による非接触検出も接触検出部(タッチセンサ)による接触検出も実行される。
図7(C)において符号gの行は、非接触検出部による検出(非接触検出)の有無を示している。図7(C)の符号gの行は、図7(A)の符号aの行と同一であるため、説明を省略する。
図7(C)において符号hの行は、接触検出部による検出(接触検出)の有無を示している。図7(C)の符号hの行は、図7(B)の符号eの行と同一であるため、説明を省略する。
図7(C)において符号iの行は、入力(非接触入力、接触入力)の受け付け有無を示している。第1併用検出モードの場合、操作状況1では入力を受け付けないが(図中は「入力無」と表記)、操作状況2や操作状況3では非接触入力を受け付ける(図中は「入力有(非接触入力)」と表記)。つまり、第1併用検出モードの場合、非接触検出部による非接触検出も接触検出部による接触検出も実行するが、接触検出部による接触検出については入力に反映しないようにしているため(後述するように、接触検出部による接触検出は接触検出モードへの移行の制御に用いているため)、操作状況3では接触検出部による接触入力ではなく非接触検出部による非接触入力を受け付ける。
第1併用検出モードでは、操作状況3における接触検出部による検出(接触検出)が、ある程度連続した場合には、接触検出モードに移行する。つまり、上述したように、第1併用検出モードでは、接触検出部による検出は入力には反映されないが、接触検出部による検出によって接触検出モードへの移行を制御している。なお、操作状況3における接触検出部による検出(接触検出)がある程度連続した場合に、接触検出モードに代えて第2併用検出モードに移行してもよい。
(第2併用検出モード(接触操作優先入力モード))
図7(D)は、検出モードの1つである第2併用検出モードについて説明する図である。第2併用検出モードは、入力モードの1つである接触操作優先入力モードに対応する。第2併用検出モードでは、図7(D)に示すように、非接触検出部(距離センサ部206)による非接触検出も接触検出部(タッチセンサ)による接触検出も実行される。
図7(D)において符号jの行は、非接触検出部による検出(非接触検出)の有無を示している。図7(D)の符号jの行は、図7(A)の符号aの行(図7(C)の符号gの行)と同一であるため、説明を省略する。
図7(D)において符号kの行は、接触検出部による検出(接触検出)の有無を示している。図7(D)の符号kの行は、図7(B)の符号eの行(図7(C)の符号hの行)と同一であるため、説明を省略する。
図7(D)において符号lの行は、入力(非接触入力、接触入力)の受け付け有無を示している。第2併用検出モードの場合、操作状況1や操作状況2では入力を受け付けないが(図中は「入力無」と表記)、操作状況3では接触入力を受け付ける(図中は「入力有(接触入力)」と表記)。つまり、第2併用検出モードの場合、非接触検出部による非接触検出も接触検出部による接触検出も実行するが、非接触検出部による非接触検出については入力に反映しないようにしているため(後述するように、非接触検出部による非接触検出は非接触検出モードへの移行の制御に用いているため)、操作状況2では非接触検出部による非接触入力を受け付けていない。
第2併用検出モードでは、操作状況2における非接触検出部による検出(非接触検出)が、ある程度連続した場合には、非接触検出モードに移行する。つまり、上述したように、第2併用検出モードでは、非接触検出部による検出は入力には反映されないが、非接触検出部による検出によって非接触検出モードへの移行を制御している。なお、操作状況2における非接触検出部による検出(非接触検出)がある程度連続した場合に、非接触検出モードに代えて第1併用検出モードに移行してもよい。
以上、図7を用いて、4種類の検出モード(非接触検出モード、接触検出モード、第1併用検出モード、第2併用検出モード)について説明した。換言すれば、4種類の入力モード(非接触操作専用入力モード、接触操作専用入力モード、非接触操作優先入力モード、接触操作優先入力モード)について説明した。
登録精算装置50について、4種類の検出モード(入力モード)を有すると説明したが、登録精算装置50は、複数の検出モード(入力モード)を有していればよく、上述した4種類の検出モード(入力モード)の全部を実装していなくてもよい。例えば、登録精算装置50は、図7(A)に示した非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)と図7(B)に示した接触検出モード(接触操作専用入力モード)の2種類の検出モード(入力モード)を実装してもよい。あるいは、登録精算装置50は、図7(A)に示した非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)と図7(D)に示した第2併用検出モード(接触操作優先入力モード)の2種類の検出モード(入力モード)を実装していてもよい。あるいは、登録精算装置50は、図7(C)に示した第1併用検出モード(非接触操作優先入力モード)と図7(B)に示した接触検出モード(接触操作専用入力モード)の2種類の検出モード(入力モード)を実装してもよい。あるいは、登録精算装置50は、図7(C)に示した第1併用検出モード(非接触操作優先入力モード)と図7(D)に示した第2併用検出モード(接触操作優先入力モード)の2種類の検出モード(入力モード)を実装していてもよい。あるいは、登録精算装置50は、4種類の検出モード(入力モード)の全部を実装していなくてもよい。後述する他の装置(精算装置51、計量値付け装置70、印刷装置80)についても同様である。
図7(A)にて説明した「非接触検出モード」と、図7(C)にて説明した「第1併用検出モード」は、共に、非接触入力に対応する検出モードである。図7(B)にて説明した「接触検出モード」と、図7(D)にて説明した「第2併用検出モード」は、共に、非接触入力に対応する検出モードである。
なお、図7(A)にて説明した「非接触操作専用入力モード」と、図7(C)にて説明した「非接触操作優先入力モード」は、共に、非接触入力を受けつける入力モードである。以下の説明において、「非接触操作専用入力モード」と「非接触操作優先入力モード」とを区別しない場合には「非接触入力モード」と称する場合がある。図7(C)にて説明した「非接触操作優先入力モード」の「優先」は、非接触操作も接触操作も検出されるが、非接触操作が入力として反映される旨を示している。
また、図7(B)にて説明した「接触操作専用入力モード」と、図7(D)にて説明した「接触操作優先入力モード」は、共に、接触入力を受け付ける入力モードである。以下の説明において、「接触操作専用入力モード」と「接触操作優先入力モード」とを区別しない場合には「接触入力モード」と称する場合がある。図7(D)にて説明した「接触操作優先入力モード」の「優先」は、非接触操作も接触操作も検出されるが、接触操作が入力として反映される旨を示している。
図8~図10は、登録精算装置50の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図8(A)のフローチャートは、非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)である場合の客側表示部205への非接触入力に関する動作を示している。図8(B)のフローチャートは、接触検出モード(接触操作専用入力モード)である場合の客側表示部205への接触入力に関する動作を示している。図9のフローチャートは、第1併用検出モード(非接触操作優先入力モード)である場合の客側表示部205への非接触入力に関する動作を示している。図10のフローチャートは、第2併用検出モード(接触操作優先入力モード)である場合の客側表示部205への接触入力に関する動作を示している。上述したフローチャートは、適宜開始(操作可能な状態において繰り返し開始)される。
(図8(A)のフローチャート)
ステップS1:登録精算装置50(距離センサ部206)は、客側表示部205に対する非接触操作(操作状況2、操作状況3の操作)を検出したか否かを判断する。非接触操作を検出した場合(ステップS1:YES)、ステップS2に進む。非接触操作を検出しなかった場合(ステップS1:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS2:登録精算装置50(CPU201、距離センサ部206等)は、表示画面上の入力領域(例えば、ボタンの表示領域)に対応する非接触操作(ボタンが表示された検出面の手前側(法線方向)の検出空間における非接触操作)であるか否かを判断する。つまり、登録精算装置50は、ステップS1において検出した非接触操作がボタンの手前側でなされた非接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する非接触操作であった場合(ステップS2:YES)、ステップS10に進む。入力領域に対応する非接触操作でなかった場合(ステップS2:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS10:登録精算装置50(CPU201)は、非接触入力を受け付ける。例えば、登録精算装置50は、ステップS1において検出した非接触操作を、当該非接触操作に対応する位置に表示されているボタンに対する操作として受け付ける。そして本フローチャートは終了する。
図8(A)のフローチャートによれば、非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)の登録精算装置50は、図7(A)に示したように、操作状況1では入力を受け付けないが、操作状況2や操作状況3では非接触入力を受け付ける。
(図8(B)のフローチャート)
ステップS3:登録精算装置50(タッチセンサ)は、客側表示部205に対する接触操作(操作状況3の操作)を検出したか否かを判断する。接触操作を検出した場合(ステップS3:YES)、ステップS11に進む。接触操作を検出しなかった場合(ステップS3:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS4:登録精算装置50(CPU201、タッチセンサ等)は、表示画面上の入力領域(例えば、ボタンの表示領域)に対応する接触操作(ボタンが表示された検出面への接触操作)であるか否かを判断する。つまり、登録精算装置50は、ステップS3において検出した接触操作がボタンに対する接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する接触操作であった場合(ステップS4:YES)、ステップS11に進む。入力領域に対応する接触操作でなかった場合(ステップS4:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS11:登録精算装置50(CPU201)は、接触入力を受け付ける。例えば、登録精算装置50は、ステップS3において検出した接触操作を、当該接触操作に対応する位置に表示されているボタンに対する操作として受け付ける。そして本フローチャートは終了する。
図8(B)のフローチャートによれば、接触検出モード(接触操作専用入力モード)の登録精算装置50は、図7(B)に示したように、操作状況1や操作状況2では入力を受け付けないが(図中は「入力無」と表記)、操作状況3では接触入力を受け付ける。
(図9のフローチャート)
図9のフローチャートにおいて、モード切替カウンタとは、操作状況3における入力領域に対応する非接触操作の連続数をカウントするカウンタ(例えば、RAM203内にカウンタ値を記憶)である。具体的には、モード切替カウンタは、ステップS52(YES)の入力領域に対応する非接触操作の連続数をカウントしている(ステップS63)。
ステップS21:登録精算装置50(距離センサ部206)は、図8(A)のステップS1と同様、客側表示部205に対する非接触操作を検出したか否かを判断する。非接触操作を検出した場合(ステップS21:YES)、ステップS23に進む。非接触操作を検出しなかった場合(ステップS21:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS23:登録精算装置50(タッチセンサ)は、図8(B)のステップS3と同様、客側表示部205に対する接触操作を検出したか否かを判断する。接触操作を検出した場合(ステップS23:YES)、ステップS52に進む。接触操作を検出しなかった場合(ステップS23:NO)、ステップS32に進む。
ステップS32:登録精算装置50(CPU201、距離センサ部206等)は、図8(A)のステップS2と同様、表示画面上の入力領域に対応する非接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する非接触操作であった場合(ステップS32:YES)、ステップS40に進む。入力領域に対応する非接触操作でなかった場合(ステップS32:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS40:登録精算装置50(CPU201)は、図8(A)のステップS10と同様、非接触入力を受け付ける。つまり、登録精算装置50は、ステップS21において検出した非接触操作を、当該非接触操作に対応する位置に表示されているボタンに対する操作として受け付ける。続いてステップS42に進む。
ステップS42:登録精算装置50(CPU201)は、モード切替カウンタの値を初期化する(カウンタ値に0を代入する)。そして本フローチャートは終了する。
ステップS52:登録精算装置50(CPU201、タッチセンサ等)は、ステップS32と同様、表示画面上の入力領域に対応する非接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する非接触操作であった場合(ステップS52:YES)、ステップS60に進む。入力領域に対応する非接触操作でなかった場合(ステップS52:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS60:登録精算装置50(CPU201)は、ステップS40と同様、非接触入力を受け付ける。つまり、登録精算装置50は、ステップS21において検出した非接触操作を、当該非接触操作に対応する位置に表示されているボタンに対する操作として受け付ける。続いてステップS63に進む。
ステップS63:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値に1を加算する。続いてステップS64に進む。
ステップS64:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値が所定数(例えば3)以上であるか否かを判断する。つまり、登録精算装置50は、操作状況3における入力領域に対応する非接触操作が所定回数(例えば3回)以上の連続したか否かを判断する。モード切替カウンタの値が所定数以上である場合(ステップS64:YES)、ステップS65に進む。モード切替カウンタの値が所定数未満である場合(ステップS64:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS65:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値を初期化する(カウンタ値に0を代入する)。続いてステップS66に進む。
ステップS66:登録精算装置50は、第1併用検出モードから接触検出モードに移行する。そして本フローチャートは終了する。なお、接触検出モードに移行した後は、図8(B)に示したフローチャートを実行する。
図9のフローチャートによれば、第1併用検出モード(非接触操作優先入力モード)の登録精算装置50は、図7(C)に示したように、操作状況1では入力を受け付けないが、操作状況2や操作状況3では非接触入力を受け付ける。また、操作状況3における接触検出部による検出(接触検出)が、ある程度連続(図9のフローチャートでは3回連続)した場合には、接触検出モード(接触操作専用入力モード)に移行する。
(図10のフローチャート)
図10のフローチャートにおいて、モード切替カウンタとは、操作状況2における入力領域に対応する非接触操作の連続数をカウントするカウンタ(例えば、RAM203内にカウンタ値を記憶)である。具体的には、モード切替カウンタは、ステップS132(YES)の入力領域に対応する非接触操作の連続数をカウントしている(ステップS143)。
ステップS121:登録精算装置50(距離センサ部206)は、図8(A)のステップS1と同様、客側表示部205に対する非接触操作を検出したか否かを判断する。非接触操作を検出した場合(ステップS121:YES)、ステップS123に進む。非接触操作を検出しなかった場合(ステップS121:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS123:登録精算装置50(タッチセンサ)は、図8(B)のステップS3と同様、客側表示部205に対する接触操作を検出したか否かを判断する。接触操作を検出した場合(ステップS123:YES)、ステップS154に進む。接触操作を検出しなかった場合(ステップS123:NO)、ステップS132に進む。
ステップS132:登録精算装置50(CPU201、距離センサ部206等)は、図8(A)のステップS2と同様、表示画面上の入力領域に対応する非接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する非接触操作であった場合(ステップS132:YES)、ステップS143に進む。入力領域に対応する非接触操作でなかった場合(ステップS132:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS143:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値に1を加算する。続いてステップS144に進む。
ステップS144:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値が所定数(例えば3)以上であるか否かを判断する。つまり、登録精算装置50は、操作状況2における入力領域に対応する非接触操作が所定回数(例えば3回)以上の連続したか否かを判断する。モード切替カウンタの値が所定数以上である場合(ステップS144:YES)、ステップS145に進む。モード切替カウンタの値が所定数未満である場合(ステップS144:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS145:登録精算装置50は、モード切替カウンタの値を初期化する(カウンタ値に0を代入する)。続いてステップS146に進む。
ステップS146:登録精算装置50は、第2併用検出モードから非接触検出モードに移行する。そして本フローチャートは終了する。なお、非接触検出モードに移行した後は、図9(A)に示したフローチャートを実行する。
ステップS154:登録精算装置50(CPU201、タッチセンサ等)は、図8(B)のステップS4と同様、表示画面上の入力領域に対応する接触操作であるか否かを判断する。入力領域に対応する接触操作であった場合(ステップS154:YES)、ステップS161に進む。入力領域に対応する接触操作でなかった場合(ステップS154:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS161:登録精算装置50(CPU201)は、図9(B)のステップS11と同様、接触入力を受け付ける。つまり、登録精算装置50は、ステップS123において検出した接触操作を、当該接触操作に対応する位置に表示されているボタンに対する操作として受け付ける。続いてステップS162に進む。
ステップS162:登録精算装置50(CPU201)は、モード切替カウンタの値を初期化する(カウンタ値に0を代入する)。そして本フローチャートは終了する。
図10のフローチャートによれば、第2併用検出モード(接触操作優先入力モード)の登録精算装置50は、図7(D)に示したように、操作状況1や操作状況2では入力を受け付けないが、操作状況3では接触入力を受け付ける。また、操作状況2における非接触検出部による検出(非接触検出)が、ある程度連続(図10のフローチャートでは3回連続)した場合には、非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)に移行する。
続いて、図11~図14を用いて登録精算装置50(客側表示部205)における表示について説明する。なお、図11~図14においては、説明の便宜上、登録精算装置50は、非接触操作専用入力モード(非接触検出モード)と接触操作専用入力モード(接触検出モード)の2種類の入力モード(検出モード)を実装しているものとする。
図11~図13は、登録精算装置50の表示例である。具体的には、図11は、客側表示部205に表示される登録画面の一例である。図12は、客側表示部205に表示されるレジ袋購入画面の一例である。図13は、客側表示部205に表示される支払方法(決済方法)選択画面の一例である。なお、登録精算装置50の動作モードはフルセルフモードであるものとする。
図11(A)は、接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示される登録画面の一例である。図11(B)は、非接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示される登録画面の一例である。以下、図11(A)及び図11(B)に示した登録画面について画面上部から順に説明する。
登録画面の上部左側には、入力方法(接触入力/非接触入力)を示した入力方法表示領域HR11が設けられている。接触操作専用入力モードであるときには、図11(A)に示すように、入力方法表示領域HR11には「接触入力」と表示される。非接触操作専用入力モードであるときには、図11(B)に示すように、入力方法表示領域HR11には「非接触入力」と表示される。
入力方法表示領域HR11の下側には、入力方法に関するメッセージMS12が表示される。接触操作専用入力モードであるときには、図11(A)に示すように、メッセージMS12として「ボタンはタッチして操作してください」なるメッセージが表示される。非接触操作専用入力モードであるときには、図11(B)に示すように、メッセージMS12として「ボタンは非接触で操作してください」なるメッセージが表示される。
登録画面の上部右側には、入力方法(入力モード)を切り替える入力方法切替ボタンBT13が設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示される入力方法切替ボタンBT13(図11(B)の入力方法切替ボタンBT13)は、接触操作専用入力モードであるときに表示される入力方法切替ボタンBT13(図11(A)の入力方法切替ボタンBT13)よりも大きい。
図11(A)の登録画面の入力方法切替ボタンBT13が操作(タッチ)された場合には、図11(B)の登録画面に切り替わる。図11(B)の登録画面の入力方法切替ボタンBT13が操作(非接触操作)された場合には、図11(A)の登録画面に切り替わる。つまり、接触操作専用入力モードの画面において入力方法切替ボタンBT13が操作された場合には非接触操作専用入力モードの画面に切り替わり、非接触操作専用入力モードの画面において入力方法切替ボタンBT13が操作された場合には接触操作専用入力モードの画面に切り替わる。
入力方法切替ボタンBT13の下側には、入力方法の切り替えに関するメッセージMS14が表示される。接触操作専用入力モードであるときには、図11(A)に示すように、メッセージMS14として「非接触入力へ切り替わります」なるメッセージが表示される。非接触操作専用入力モードであるときには、図11(B)に示すように、メッセージMS14として「タッチ入力へ切り替わります」なるメッセージが表示される。
メッセージMS12、MS14の下側には、商品の登録方法に関するメッセージMS20が表示される。メッセージMS20の下側には、登録した商品の合計情報を表示する合計情報表示領域HR21と、個々の商品の登録情報を表示する登録情報表示領域HR24とが設けられている。
登録情報表示領域HR24の下側には、商品の登録を完了して会計に進めるための会計ボタンBT30が設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示される会計ボタンBT30(図11(B)の会計ボタンBT30)は、接触操作専用入力モードであるときに表示される会計ボタンBT30(図11(A)の会計ボタンBT30)よりも大きい。
接触操作専用入力モードであるときに会計ボタンBT30が操作(タッチ)された場合(つまり図11(A)の会計ボタンBT30が操作された場合)には、図13(A)に示した支払方法選択画面に遷移する。非接触操作専用入力モードであるときに会計ボタンBT30が操作(非接触操作)された場合(つまり図11(B)の会計ボタンBT30が操作された場合)には、図13(B)に示した支払方法選択画面に遷移する。
会計ボタンBT30の下側には、プリセットボタンに関するメッセージMS31が表示されている。メッセージMS31の下側には、複数のプリセットボタンが表示されている。接触操作専用入力モードであるときには、図11(A)に示すように、野菜ボタンBT32、果物ボタンBT33と鮮魚ボタンBT34と精肉ボタンBT35とが表示され、非接触操作専用入力モードであるときには、図11(B)に示すように、野菜ボタンBT32と果物ボタンBT33とが接触操作専用入力モードであるときよりも大きく表示されている。つまり、非接触操作専用入力モードであるときに表示されるプリセットボタンは、接触操作専用入力モードであるときに表示されるプリセットボタンよりも大きく、非接触操作専用入力モードであるときに表示されるプリセットボタンの数は、接触操作専用入力モードであるときに表示されるプリセットボタンの数よりも少ない。
プリセットボタンの左右には、プリセットボタンの表示を切り替える(入れ替える)ための矢印ボタンBT40が設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示される矢印ボタンBT40(図11(B)の矢印ボタンBT40)は、接触操作専用入力モードであるときに表示される矢印ボタンBT40(図11(A)の矢印ボタンBT40)よりも大きい。
プリセットボタンの下側には、店員呼出ボタンBT50、レジ袋購入ボタンBT51、取消ボタンBT51、言語変更ボタンBT53~BT55が設けられている。図11(A)及び図11(B)に示すように、非接触操作専用入力モードであるときに表示される店員呼出ボタンBT50は、接触操作専用入力モードであるときに表示される店員呼出ボタンBT50よりも大きい。レジ袋購入ボタンBT51等も同様である。
接触操作専用入力モードであるときにレジ袋購入ボタンBT51が操作(タッチ)された場合(つまり図11(A)のレジ袋購入ボタンBT51が操作された場合)には、図12(A)に示したレジ袋購入画面に遷移する。非接触操作専用入力モードであるときにレジ袋購入ボタンBT51が操作(非接触操作)された場合(つまり図11(B)のレジ袋購入ボタンBT51が操作された場合)には、図12(B)に示したレジ袋購入画面に遷移する。
図12(A)は、接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示されるレジ袋購入画面の一例である。図12(B)は、非接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示されるレジ袋購入画面の一例である。以下、図12(A)及び図12(B)に示したレジ袋購入画面について登録画面と異なる部分を中心に説明する。
レジ袋購入画面の上部は、登録画面と同様、入力方法表示領域HR11や入力方法切替ボタンBT13が設けられ、メッセージMS12やメッセージMS14が表示される。
図12(A)のレジ袋購入画面の入力方法切替ボタンBT13がタッチされた場合には、図12(B)のレジ袋購入画面に切り替わる。図12(B)のレジ袋購入画面の入力方法切替ボタンBT13が非接触操作された場合には、図12(A)のレジ袋購入画面に切り替わる。
合計情報表示領域HR21の下側には、レジ袋の購入方法に関するメッセージMS60が表示されている。メッセージMS60の下側には、各サイズのレジ袋についてサイズと価格とを含むレジ袋画像GA61~GA63が表示されている。
Lサイズのレジ袋画像GA61の下側には、購入個数を表示する購入個数表示領域HR64が設けられている。Mサイズのレジ袋画像GA62、Sサイズのレジ袋画像GA63の下側も同様である(図中の符号は省略)。
接触操作専用入力モードであるときに表示される各サイズの購入個数表示領域HR64(図12(A)の夫々の購入個数表示領域HR64)の左右には、当該サイズの購入個数を増加させるためのプラスボタンBT65と当該サイズの購入個数を減少させるためのマイナスボタンBT66とが設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示される各サイズの購入個数表示領域HR64(図12(B)の夫々の購入個数表示領域HR64)の左側には、当該サイズの購入個数を増加させるためのプラスボタンBT65と当該サイズの購入個数を減少させるためのマイナスボタンBT66とが設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示されるプラスボタンBT65(図12(B)のプラスボタンBT65)は、接触操作専用入力モードであるときに表示されるプラスボタンBT65(図12(A)のプラスボタンBT65)よりも大きい。マイナスボタンBT66についても同様である。
購入個数表示領域HR64等の下側には、レジ袋の購入を決定するための決定ボタンBT70が設けられている。非接触操作専用入力モードであるときに表示される決定ボタンBT70(図12(B)の決定ボタンBT70)は、接触操作専用入力モードであるときに表示される決定ボタンBT70(図12(A)の決定ボタンBT70)よりも大きい。
図13(A)は、接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示される支払方法選択画面の一例である。図13(B)は、非接触操作専用入力モードであるときに客側表示部205に表示される支払方法選択画面の一例である。以下、図13(A)及び図13(B)に示した支払方法選択画面について登録画面と異なる部分を中心に説明する。
支払方法選択画面の上部は、登録画面やレジ袋購入画面と同様、入力方法表示領域HR11や入力方法切替ボタンBT13が設けられ、メッセージMS12やメッセージMS14が表示される。
図13(A)の支払方法選択画面の入力方法切替ボタンBT13がタッチされた場合には、図13(B)の支払方法選択画面に切り替わる。図13(B)の支払方法選択画面の入力方法切替ボタンBT13が非接触操作された場合には、図13(A)の支払方法選択画面に切り替わる。
メッセージMS12、MS14の下側には、支払方法(決済方法)に関するメッセージMS80が表示される。
メッセージMS80の下側には、支払方法を指定(選択)する複数の支払方法指定ボタン(現金ボタン、クレジットボタン、プリペイドボタン等)を表示する支払方法指定ボタン表示領域HR90が設けられている。図13(A)(B)に示すように、非接触操作専用入力モードであるときに表示される支払方法指定ボタンは、接触操作専用入力モードであるときに表示される支払方法指定ボタンよりも大きい。また、図13(B)に示すように、非接触操作専用入力モードであるときには、支払方法指定ボタン表示領域HR90に一部の支払方法指定ボタン(図13(A)に示したEPAYボタン、FPEYボタン)が表示できない場合がある。支払方法指定ボタン表示領域HR90に一部の支払方法指定ボタンが表示できない場合には、図13(B)に示すように、支払方法指定ボタン表示領域HR90に、他の支払方法指定ボタン(EPAYボタン、FPEYボタン)を表示させるためのその他ボタンを表示する。
図14は、登録精算装置50の表示例である。具体的には、図14は、客側表示部205に表示される取引開始画面(登録開始画面)の一例である。なお、説明の便宜上、順序が前後したが、登録精算装置50は、取引開始前(待機状態)には取引開始画面を表示し、取引開始画面から登録画面(図11)に遷移する。
(図14(A)の取引開始画面)
登録精算装置50は、取引開始前には図14(A)に示した取引開始画面を表示する。図14(A)に示した取引開始画面の上部には、入力方法表示領域HR11が設けられ、入力方法に関するメッセージMS12が表示されている。また、画面中央部には、登録スタートボタンBT01が設けられている。登録スタートボタンBT01は、取引を開始するためのボタンである。
図14(A)に示した取引開始画面は、図11(A)に示した登録画面や図12(A)に示したレジ袋購入画面や図13(A)に示した支払方法選択画面と同様、入力方法表示領域HR11には「接触入力」と表示され、メッセージMS12として「ボタンはタッチして操作してください」なるメッセージが表示されている。つまり、図14(A)に示した取引開始画面は、図11(A)に示した登録画面等と同じく、接触操作専用入力モードの画面である。つまり、図14(A)に示した取引開始画面では、接触操作(タッチ)を受け付ける。例えば、登録スタートボタンBT01がタッチされた場合には図11(A)に示した登録画面(但し、商品が1つも登録されていない状態の登録画面(初期登録画面))に遷移する。
(図14(B)の取引開始画面)
登録精算装置50は、取引開始前には図14(A)に示した取引開始画面に代えて図14(B)に示した取引開始画面を表示してもよい。図14(B)に示した取引開始画面の上部には、入力方法表示領域HR11が設けられ、入力方法に関するメッセージMS12が表示されている。また、画面中央部には、登録スタートボタンBT01が設けられている。
図14(B)に示した取引開始画面は、図11(B)に示した登録画面や図12(B)に示したレジ袋購入画面や図12(B)に示した支払方法選択画面と同様、入力方法表示領域HR11には「非接触入力」と表示され、メッセージMS12として「ボタンは非接触で操作してください」なるメッセージが表示されている。つまり、図14(B)に示した取引開始画面は、図11(B)に示した登録画面等と同じく、非接触操作専用入力モードの画面である。つまり、図14(B)に示した取引開始画面では、非接触操作を受け付ける。例えば、登録スタートボタンBT01が非接触操作された場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)に遷移する。
(図14(C)の取引開始画面)
登録精算装置50は、取引開始前には図14(A)や図14(B)に示した取引開始画面に代えて図14(C)に示した取引開始画面を表示してもよい。図14(A)に示した取引開始画面の上部には、入力方法表示領域HR11が設けられ、入力方法に関するメッセージMS12が表示されている。また、画面中央部には、登録スタートボタンBT02と登録スタートボタンBT03とが設けられている。登録スタートボタンBT02も登録スタートボタンBT03も取引を開始するためのボタンであるが、登録スタートボタンBT02は接触操作(タッチ)を希望する場合に操作するボタンであり、登録スタートボタンBT03は非接触操作を希望する場合に操作するボタンである。
図14(C)に示した取引開始画面は、図14(A)に示した取引開始画面と同様、入力方法表示領域HR11には「接触入力」と表示され、メッセージMS12として「ボタンはタッチして操作してください」なるメッセージが表示されている。つまり、図14(C)に示した取引開始画面は、図14(A)に示した取引開始画面と同じく、接触操作専用入力モードの画面である。つまり、図14(C)に示した取引開始画面では、接触操作(タッチ)を受け付ける。例えば、登録スタートボタンBT02がタッチされた場合には図11(A)に示した登録画面(初期登録画面)に遷移し、登録スタートボタンBT03がタッチされた場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)に遷移する。
(図14(D)の取引開始画面)
登録精算装置50は、取引開始前には図14(A)~図14(C)に示した取引開始画面に代えて図14(D)に示した取引開始画面を表示してもよい。図14(D)に示した取引開始画面の上部には、入力方法表示領域HR11が設けられ、入力方法に関するメッセージMS12が表示されている。また、画面中央部には、登録スタートボタンBT02と登録スタートボタンBT03とが設けられている。
図14(D)に示した取引開始画面は、図14(B)に示した取引開始画面と同様、入力方法表示領域HR11には「非接触入力」と表示され、メッセージMS12として「ボタンは非接触で操作してください」なるメッセージが表示されている。つまり、図14(D)に示した取引開始画面は、図14(B)に示した取引開始画面と同じく、非接触操作専用入力モードの画面である。つまり、図14(D)に示した取引開始画面では、非接触操作を受け付ける。例えば、登録スタートボタンBT02が非接触操作された場合には図11(A)に示した登録画面(初期登録画面)に遷移し、登録スタートボタンBT03が非接触操作された場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)に遷移する。
図11~図13は、非接触操作専用入力モード(非接触検出モード)と接触操作専用入力モード(接触検出モード)を実装している場合の表示例であると説明したが、非接触操作優先入力モード(第1併用検出モード)、接触操作優先入力モード(第2併用検出モード)を実装している場合の表示例について説明する。
(非接触操作優先入力モードの表示例等)
登録精算装置50が非接触操作優先入力モード(第1併用検出モード)を実装する場合について説明する。非接触操作優先入力モードでは、図7(C)に示したように非接触入力を受け付ける。従って、登録精算装置50は、非接触操作優先入力モードであるときには、ボタンが大きい画面を表示する。例えば、登録精算装置50は、非接触操作優先入力モードであるときには、登録画面としては図11(B)に示した登録画面を表示し、レジ袋購入画面としては図12(B)に示したレジ袋購入画面を表示し、支払方法選択画面としては図13(B)に示した支払方法選択画面を表示してもよい。つまり、登録精算装置50は、非接触操作優先入力モードであるときには、入力方法表示領域HR11に「非接触入力」と表示するなど、非接触操作専用入力モードと同様の画面を表示してもよい。
(接触操作優先入力モードの表示例等)
登録精算装置50が接触操作優先入力モードを実装する場合について説明する。接触操作優先入力モードでは、図7(D)に示したように接触入力を受け付ける。従って、登録精算装置50は、接触操作優先入力モードであるときには、ボタンが大きい画面を表示しなくてもよい。例えば、登録精算装置50は、接触操作優先入力モードであるときには、登録画面としては図11(A)に示した登録画面を表示し、レジ袋購入画面としては図12(A)に示したレジ袋購入画面を表示し、支払方法選択画面としては図13(A)に示した支払方法選択画面を表示してもよい。つまり、登録精算装置50は、接触操作優先入力モードであるときには、入力方法表示領域HR11に「接触入力」と表示するなど、接触操作専用入力モードと同様の画面を表示してもよい。
つまり、図11~図13では、非接触操作専用入力モードと接触操作専用入力モードに着目し、非接触操作専用入力モードであるときに入力方法切替ボタンBT13が操作(非接触操作)された場合には接触操作専用入力モードに切り替わり、接触操作専用入力モードであるときに入力方法切替ボタンBT13が操作(タッチ操作)された場合には非接触操作専用入力モードに切り替わると説明したが、全体としては、非接触操作専用入力モード又は非接触操作優先入力モードであるときに入力方法切替ボタンBT13が操作(非接触操作)された場合には接触操作専用入力モード又は接触操作優先入力モードに切り替わり、接触操作専用入力モード又は接触操作優先入力モードであるときに入力方法切替ボタンBT13が操作(タッチ操作)された場合には非接触操作専用入力モード又は非接触操作優先入力モードに切り替わる。
続いて、登録精算装置50における、入力モード(検出モード)の制御について説明する。登録精算装置50は、例えば、下記の何れかの態様で入力モード(検出モード)を制御する。
(入力モードの制御に関する態様1)
態様1は、各取引について処理開始時の入力モードを接触入力モード(接触操作専用入力モード、接触操作優先入力モードのうちの予め設定された一方)とし、処理開始後に明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)があった場合、接触操作優先入力モードにおいては明示的な操作に加えて非明示的な操作(所定数連続した非接触操作)があった場合、当該取引について入力モードを非接触入力モード(非接触操作専用入力モード、非接触操作優先入力モードのうちの予め設定された一方)とする態様である。換言すれば、態様1は、接触入力モードが初期設定であり、操作(明示的な操作、非明示的な操作)に基づいて非接触入力モードに切り替える態様である。態様1では、登録精算装置50は、例えば、図14(A)に示した取引開始画面を表示し、登録スタートボタンBT01がタッチされた場合には図11(A)に示した登録画面(初期登録画面)を表示する。
(入力モードの制御に関する態様2)
態様1は、各取引について処理開始時の入力モードを非入力モード(非接触操作専用入力モード、非接触操作優先入力モードのうちの予め設定された一方)とし、処理開始後に明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)があった場合、非接触操作優先入力モードにおいては明示的な操作に加えて非明示的な操作(所定数連続した接触操作)があった場合、当該取引について入力モードを接触入力モード(接触操作専用入力モード、接触操作優先入力モードのうちの予め設定された一方)とする態様である。換言すれば、態様2は、非接触入力モードが初期設定であり、操作(明示的な操作、非明示的な操作)に基づいて接触入力モードに切り替える態様である。態様2では、登録精算装置50は、例えば、図14(B)に示した取引開始画面を表示し、登録スタートボタンBT01が非接触操作された場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)を表示する。
(入力モードの制御に関する態様3)
態様3は、各取引について処理開始時に入力モードを選択(指定)する態様(処理開始後に明示的な操作や非明示的な操作に基づいて入力モードの切り替え可能な態様)である。態様3では、登録精算装置50は、例えば、図14(C)に示した取引開始画面又は図14(C)に示した取引開始画面を表示する。図14(C)に示した取引開始画面を表示する場合において、登録スタートボタンBT02がタッチされた場合には図11(A)に示した登録画面(初期登録画面)を表示し、登録スタートボタンBT03がタッチされた場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)を表示する。図14(D)に示した取引開始画面を表示する場合において、登録スタートボタンBT02が非接触操作された場合には図11(A)に示した登録画面(初期登録画面)を表示し、登録スタートボタンBT03が非接触操作された場合には図11(B)に示した登録画面(初期登録画面)を表示する。
なお、図11~図13では、登録精算装置50の動作モードがフルセルフモードであるときの客側表示部205における表示例であるが、他の動作モードであるときも同様である。つまり、動作モードが対面モードや精算専用モードであるときにも、フルセルフモードであるときと同様、客側表示部205では、入力モード(検出モード)に応じた各画面を表示する。
以上のように、登録精算装置50は、客側表示部205に対する入力モードを、当該客側表示部205に対する顧客の明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)や、当該客側表示部205に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)。
(精算装置51)
精算装置51の外観は、図示を省略するが、店員側表示部210、キー操作部211、店員側スキャナ部212に相当する構成が存在しない点が登録精算装置50と異なるが、他の点は登録精算装置50と同様である。つまり、構成図も省略するが、精算装置51は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、ハードディスク304と、表示部305と、距離センサ部306と、スキャナ部307と、カード決済部(非現金決済部)308と、釣銭機(現金決済部)309と、印刷部313と、音声出力部314と、通信部315と、撮像部316と、サインポール317とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
精算装置51が備えるCPU301、ROM302、RAM303、ハードディスク304、表示部305、距離センサ部306、スキャナ部307、カード決済部308、釣銭機309、印刷部313、音声出力部314、通信部315、撮像部316及びサインポール317は、登録精算装置50が備えるCPU201、ROM202、RAM203、ハードディスク204、客側表示部205、距離センサ部206、客側スキャナ部207、カード決済部208、釣銭機209、印刷部213、音声出力部214、通信部215、撮像部216、サインポール217と同様であるため説明を省略する。
精算装置51は、登録精算装置50が備える客側表示部205と同様の表示部305と、登録精算装置50が備える距離センサ部206と同様の距離センサ部306とを備える。つまり、登録精算装置50について、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した客側表示部205と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部206とを備えていると説明したが、精算装置51についても同様である。すなわち、精算装置51は、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した表示部305と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部306とを備えている。
また、登録精算装置50について、4種類の検出モード(入力モード)を有すると説明したが、精算装置51についても同様である。
なお、精算装置51は、各種ボタンを配置したキー操作部や、操作者(顧客)の存在を検出する人感センサ等を更に備えてもよい。
図15は、携帯端末60の表示例等である。図15(A)は、サービスAの取引開始画面(メニュー画面)である。携帯端末60は、サービスAの利用(登録)に際し、図15(A)に示したような取引開始画面を表示する。取引開始画面には種々のボタンが配置されている。例えば、取引開始画面には、買物開始指示を受け付ける買物開始ボタンBT600が配置されている。
図15(B)は、図15(A)の取引開始画面において、買物開始ボタンBT600が操作された後に表示される登録画面(初期登録画面)である。登録画面の上側は、主に撮像画像を表示する撮像画像表示領域HR601である。登録画面の下側は、主に商品の登録情報を表示する登録情報表示領域HR602である。
図15(C)は、図15(B)の登録画面において、商品(食パン)に付されているバーコードを撮像しているときの登録画面である。つまり、顧客は、所望の商品(購入する商品)の登録に際し、図15(C)に示すように、該商品に付されているバーコードを読み取らせる。
図15(D)は、商品の登録が完了した後の登録画面(商品の登録後の登録画面)である。具体的には、携帯端末60は、バーコードから取得した商品コードをクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コードに基づいて商品名「食パン」、価格「¥220」を取得する。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報(カート情報)として、当該商品情報(商品コード、商品名「食パン」、数量「1」、価格「¥220」等)を記憶するとともに、当該商品情報(商品名「食パン」、価格「¥220」等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品情報を受信した携帯端末60は、当該商品の商品情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図15(D)に示すように、当該商品の登録情報(商品名「食パン」、数量「1」、価格「¥220」)を表示し(符号a)、合計情報(概算合計「1点 ¥220」)を表示する(符号b)。携帯端末60は、登録情報の一部(数量)について数量ボタンBT603として表示する。数量ボタンBT603は、数量を変更するためのボタンである。
また、携帯端末60は、商品(1品目の商品)の登録後には、図15(D)に示すように、会計指示を受け付けるお会計へ進むボタンBT604を操作可能に表示する。顧客は、精算(会計)に進む場合(商品の登録を終える場合)、お会計へ進むボタンBT604を操作する。
図15(E)は、図15(D)の場面に続いて、2品目の商品(ウーロン茶)の登録が完了した後の登録画面である。つまり、携帯端末60は、2品目の商品に付されているバーコードから取得した商品コードをクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コードに基づいて商品名「ウーロン茶」、価格「¥150」を取得する。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報として、当該商品情報(商品コード、商品名「ウーロン茶」、数量「1」、価格「¥150」等)を記憶するとともに、当該商品情報(商品名「ウーロン茶」、価格「¥150」等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品情報を受信した携帯端末60は、当該2品目の商品情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図15(E)に示すように、当該商品の登録情報(商品名「ウーロン茶」、数量「1」、価格「¥150」)を表示(追加)し、合計情報(概算合計「2点 ¥370」)を表示(更新)する。
図15(F)は、図15(E)の場面に続いて、お会計へ進むボタンBT604が操作された後に表示される2次元コード表示画面である。2次元コード表示画面には、精算用2次元コード605が表示されている。精算用2次元コード605は、精算処理を実行するために必要となる情報を2次元コード化したものである。例えば、精算用2次元コード605は、クラウドサーバ20に記憶されている複数の取引情報のなかから当該取引の取引情報を識別する取引識別情報(カート識別情報)を2次元コード化したものである。なお、読み取り後に当該取引の取引情報を取得可能であれば、2次元コード化される情報は取引識別情報でなくてもよい。例えば、精算用2次元コード605は、当該取引の取引情報の所在情報(販売システム1内における記憶場所。URI(Uniform Resource Identifier)等)を2次元コード化したものであってもよい。
また、2次元コード表示画面には、概算合計表示領域HR606、戻るボタンBT607が配置されている。図15(F)の例では、概算合計表示領域HR606は、概算合計「2点 ¥370」と表示されている。戻るボタンBT607は、買い物に戻る(買物を再度開始)するためのボタンである。携帯端末60は、戻るボタンBT607が操作された場合、2次元コード表示画面に代えて、登録画面(お会計へ進むボタンBT604の操作直前の登録画面)を表示する。
図15(G)は、精算装置51による精算用2次元コード605の読み取りの様子を示している。商品登録を終えた顧客は、図15(G)に示すように、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード605を精算装置51に読み取らせる。
なお、精算装置51は、精算開始前(待機状態等)において精算開始画面を表示し、該精算開始画面において精算用2次元コード605を読み取った場合、商品一覧画面を表示する。
(精算装置51の表示例)
図16及び図17は、精算装置51の表示例である。具体的には、図16は、表示部305に表示される精算開始画面の一例である。図17は、表示部305に表示される商品一覧画面の一例である。
図16(A)は、接触入力モードであるときに表示部305に表示される精算開始画面の一例である。図16(B)は、非接触入力モードであるときに表示部305に表示される精算開始画面の一例である。以下、図16(A)及び図16(B)に示した精算開始画面について画面上部から順に説明する。
精算開始画面の上部は、登録精算装置50の客側表示部205における画面(登録画面等)と同様、入力方法表示領域HR11や入力方法切替ボタンBT13が設けられ、メッセージMS12やメッセージMS14が表示される。非接触入力モードであるときに表示される入力方法切替ボタンBT13(図16(B)の入力方法切替ボタンBT13)は、接触入力モードであるときに表示される入力方法切替ボタンBT13(図16(A)の入力方法切替ボタンBT13)よりも大きい。
図16(A)の精算開始画面の入力方法切替ボタンBT13がタッチされた場合には、図16(B)の精算開始画面に切り替わる。図16(B)の精算開始画面の入力方法切替ボタンBT13が非接触操作された場合には、図16(A)の精算開始画面に切り替わる。
メッセージMS12、MS14の下側には、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード605(図中は、QRコード(登録商標))を読み取らせる旨のメッセージMS100が表示される。メッセージMS100の下側には、精算用2次元コード605の読み取る方法(様子)を示した画像GA110が表示されている。
接触入力モードであるときに精算用2次元コード605を読み取った場合(つまり図16(A)の精算開始画面の表示中に精算用2次元コード605を読み取った場合)には、図17(A)に示した商品一覧画面に遷移する。非接触入力モードであるときに精算用2次元コード605を読み取った場合(つまり図16(B)の精算開始画面の表示中に精算用2次元コード605を読み取った場合)には、図17(B)に示した商品一覧画面に遷移する。
メッセージMS100の下側には、登録精算装置50の客側表示部205における画面(登録画面等)と同様、店員呼出ボタンBT50、レジ袋購入ボタンBT51、取消ボタンBT51、言語変更ボタンBT53~BT55が設けられている。非接触入力モードであるときに表示される店員呼出ボタンBT50は、接触入力モードであるときに表示される店員呼出ボタンBT50よりも大きい。レジ袋購入ボタンBT51等も同様である。
接触入力モードであるときにレジ袋購入ボタンBT51が操作(タッチ)された場合(つまり図16(A)に示したレジ袋購入ボタンBT51が操作された場合)には、接触入力モードに対応するレジ袋購入画面(非図示。図12(A)に示したようなレジ袋購入画面)に遷移する。非接触入力モードであるときにレジ袋購入ボタンBT51が操作(非接触操作)された場合(つまり図16(B)に示したレジ袋購入ボタンBT51が操作された場合)には、非接触入力モードに対応するレジ袋購入画面(非図示。図12(B)に示したようなレジ袋購入画面)に遷移する。
図17(A)は、接触入力モードであるときに表示部305に表示される商品一覧画面の一例である。図17(B)は、非接触入力モードであるときに表示部305に表示される商品一覧画面の一例である。以下、図17(A)及び図17(B)に示した商品一覧画面について登録精算装置50の登録画面(図11)と異なる部分を中心に説明する。
商品一覧画面の上部は、精算開始画面と同様、入力方法表示領域HR11や入力方法切替ボタンBT13が設けられ、メッセージMS12やメッセージMS14が表示される。
図17(A)の商品一覧画面の入力方法切替ボタンBT13がタッチされた場合には、図17(B)の商品一覧画面に切り替わる。図17(B)の商品一覧画面の入力方法切替ボタンBT13が非接触操作された場合には、図17(A)の商品一覧画面に切り替わる。
メッセージMS12、MS14の下側には、携帯端末60によって登録した商品の内容を確認し、内容に問題がなければ会計ボタンを操作する旨のメッセージMS120が表示される。
メッセージMS120の下側には、合計情報表示領域HR21と、価格帯別の商品の数量を示した価格帯別数量表示領域HR22と、登録情報表示領域HR24とが設けられている。精算装置51は、精算用2次元コード605を読み取ることによって、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求し、クラウドサーバ20から取得(受信)した取引情報に基づいて、当該取引において登録した商品の合計情報を合計情報表示領域HR21に表示し、価格帯別の商品の数量を価格帯別数量表示領域HR22に表示し、個々の商品の登録情報を登録情報表示領域HR24に表示する。
登録情報表示領域HR24の下側には、商品の確認を終了して会計に進めるための会計ボタンBT130が設けられている。非接触入力モードであるときに表示される会計ボタンBT130(図17(B)の会計ボタンBT130)は、接触入力モードであるときに表示される会計ボタンBT130(図17(A)の会計ボタンBT130)よりも大きい。
接触入力モードであるときに会計ボタンBT130が操作(タッチ)された場合(つまり図17(A)の会計ボタンBT130が操作された場合)には、接触入力モードに対応する支払方法選択画面(非図示。図13(A)に示したような支払方法選択画面)に遷移する。非接触入力モードであるときに会計ボタンBT130が操作(非接触操作)された場合(つまり図17(B)の会計ボタンBT130が操作された場合)には、非接触入力モードに対応する支払方法選択画面(非図示。図13(B)に示したような支払方法選択画面)に遷移する。
(携帯端末60による精算装置51における入力モードの設定)
携帯端末60は、精算装置51における入力モードに関する操作(接触入力モードとする旨の操作/非接触入力モードとする旨の操作)を受け付けてもよい。例えば、携帯端末60は、サービスAの最初の利用時に、精算装置51における入力モードを選択(設定)する操作を受け付けるとともに、以降は適宜、変更する操作を受け付けるようにしてもよい。また例えば、サービスAの初期値として精算装置51における入力モードの一方(例えば接触入力モード)が初期設定されており、携帯端末60は、適宜、変更する操作を受け付けるようにしてもよい。なお、精算装置51の入力モードに関する情報(接触入力モードとする旨の設定情報/非接触入力モードとする旨の設定情報)は、携帯端末60の記憶部に記憶してもよいし、クラウドサーバ20等が保持する顧客マスタに記憶してもよいし、当該取引の取引識別情報(カート識別情報)に対応付けて記憶してもよい。
図18は、携帯端末60の表示例である。携帯端末60は、図15(A)に示した取引開始画面に代えて、図18(A)又は図18(B)に示した取引開始画面を表示してもよい。具体的には、携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして接触入力モードが設定されている場合には、図18(A)に示した取引開始画面を表示してもよい。携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして非接触入力モードが設定されている場合には、図18(B)に示した取引開始画面を表示してもよい。
図18(A)又は図18(B)に示した取引開始画面には、精算装置51における入力モードに関するメッセージMS612が表示される。携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして接触入力モードが設定されている場合には、図18(A)に示すように、メッセージMS612として「精算機のボタンはタッチ操作です」なるメッセージを表示する。携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして非接触入力モードが設定されている場合には、図18(B)に示すように、メッセージMS612として「精算機のボタンは非接触操作です」なるメッセージを表示する。
図18(A)又は図18(B)に示した取引開始画面のメッセージMS612の下側には、精算装置51における入力モードを切り替えるための入力方法切替ボタンBT613が設けられている。携帯端末60は、図18(A)の取引開始画面の入力方法切替ボタンBT613がタッチされた場合には、精算装置51における入力モードの設定を接触入力モードから非接触入力モードに更新(設定変更)するとともに、図18(B)の取引開始画面に切り替える。携帯端末60は、図18(B)の取引開始画面の入力方法切替ボタンBT613がタッチされた場合には、精算装置51における入力モードの設定を非接触入力モードから接触入力モードに更新(設定変更)するとともに、図18(A)の取引開始画面に切り替える。
なお、携帯端末60は、図18(A)に示した取引開始画面の買物開始ボタンBT600がタッチされた場合には図18(C)に示した登録画面と同様のメッセージMS612を表示し入力方法切替ボタンBT613を配置した初期登録画面(非図示)を表示し、図18(B)に示した取引開始画面の買物開始ボタンBT600がタッチされた場合には図18(D)に示した登録画面と同様のメッセージMS612を表示し入力方法切替ボタンBT613を配置した初期登録画面(非図示)を表示する。
また、携帯端末60は、図15(E)等に示した登録画面に代えて、図18(C)又は図18(D)に示したような登録画面を表示してもよい。具体的には、携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして接触入力モードが設定されている場合には、図18(C)に示した登録画面を表示してもよい。携帯端末60は、精算装置51における入力モードとして非接触入力モードが設定されている場合には、図18(D)に示した登録画面を表示してもよい。
図18(C)に示した登録画面には、図18(A)に示した取引開始画面と同様、メッセージMS612として「精算機のボタンはタッチ操作です」なるメッセージが表示され、該メッセージMS612の下側には、精算装置51における入力モードを切り替えるための入力方法切替ボタンBT613が設けられている。図18(D)に示した登録画面には、図18(B)に示した取引開始画面と同様、メッセージMS612として「精算機のボタンは非接触操作です」なるメッセージが表示され、該メッセージMS612の下側には、精算装置51における入力モードを切り替えるための入力方法切替ボタンBT613が設けられている。
携帯端末60は、図18(C)の登録画面の入力方法切替ボタンBT613がタッチされた場合には、精算装置51における入力モードの設定を接触入力モードから非接触入力モードに更新(設定変更)するとともに、図18(D)の登録画面に切り替える。携帯端末60は、図18(D)の登録画面の入力方法切替ボタンBT613がタッチされた場合には、精算装置51における入力モードの設定を非接触入力モードから接触入力モードに更新(設定変更)するとともに、図18(C)の登録画面に切り替える。
携帯端末60は、図18(C)に示した登録画面のお会計へ進むボタンBT604がタッチされた場合には、精算処理を実行するために必要となる情報(カート識別情報等)に加え、精算装置51を接触入力モードに制御するための情報を2次元コード化した精算用2次元コード605を表示した2次元コード表示画面を表示する。一方、携帯端末60は、図18(D)に示した登録画面のお会計へ進むボタンBT604がタッチされた場合には、精算処理を実行するために必要となる情報に加え、精算装置51を非接触入力モードに制御するための情報を2次元コード化した精算用2次元コード605を表示した2次元コード表示画面を表示する。従って、精算装置51は、精算用2次元コード605を読み取れば、動作すべき入力モードを認識することができる。
なお、図18(A)~図18(D)の各画面(取引開始画面、登録画面)では、入力方法切替ボタンBT613を比較的大きなボタンとして示したが、入力方法切替ボタンBT613はお会計へ進むボタンBT604よりも小さなボタンであってもよい。また、取引開始画面(図18(A)、図18(B))、初期登録画面(非図示)、登録画面(図18(A)、図18(B))の全部ではなく、少なくとも1つの画面において、メッセージMS612や入力方法切替ボタンBT613を表示してもよい。
以上、図18を用いて説明したように、携帯端末60において精算装置51の接触・非接触を宣言することができる。なお、精算装置51を非接触入力モードに制御するための情報を2次元コード化した精算用2次元コード605を精算装置51に読み取らせた場合(精算装置51が図17(B)の商品一覧画面を表示する際に)、当該商品一覧画面において(又は、当該商品一覧画面の前面)において「非接触モードで開始します」等のメッセージを表示してもよい。なお、店内にある装置の全てが距離センサ部206を備えているとも限らないため(つまり、非接触入力未対応の精算装置と非接触入力対応済の精算装置とが店内に混在する場合には)、携帯端末60は、非接触入力未対応の精算装置51、非接触入力対応済の夫々の精算装置51の台数、設置位置、利用状況を表示(例えば、レイアウト画面上に表示)してもよい。これにより、携帯端末60の利用者である顧客は、混雑状況と接触・非接触とを勘案しながら自身の状況にあった精算装置を利用することができる。
続いて、精算装置51における、入力モード(検出モード)の制御について説明する。精算装置51は、下記の何れかの態様で入力モード(検出モード)を切り替える。
(入力モードの制御に関する態様1)
精算装置51における態様1は、上述した登録精算装置50における態様1と同様である。つまり、精算装置51における態様1は、接触入力モードが初期設定であり、操作(明示的な操作、非明示的な操作)に基づいて非接触入力モードに切り替える態様である。態様1では、精算装置51は、例えば、図16(A)に示したような精算開始画面を表示する。なお、態様1では、携帯端末60は、精算装置51における入力モードに関連しない各種画面(例えば、図15に示したような各種画面)を表示する。
(入力モードの制御に関する態様2)
精算装置51における態様2は、上述した登録精算装置50における態様2と同様である。つまり、精算装置51における態様2は、非接触入力モードが初期設定であり、操作(明示的な操作、非明示的な操作)に基づいて接触入力モードに切り替える態様である。態様2では、精算装置51は、例えば、図16(B)に示したような精算開始画面を表示する。なお、態様2では、携帯端末60は、精算装置51における入力モードに関連しない各種画面(例えば、図15に示したような各種画面)を表示する。
(入力モードの制御に関する態様3)
態様3は、精算装置51における処理開始前に入力モードを選択(具体的には携帯端末60においてに入力モードを選択)する態様(精算装置51における処理開始後にも明示的な操作や非明示的な操作に基づいて入力モードの切り替え可能な態様)である。態様3では、携帯端末60は、精算装置51における入力モードについて表示した各種画面(例えば、図18に示したような各種画面)を表示する。また、態様3では、精算装置51は、当該精算装置51における入力モードに関連しない精算開始画面(例えば、上部に入力方法表示領域HR11や入力方法切替ボタンBT13等を設けていない精算開始画面(非図示))を表示してもよい。
態様3では、精算装置51は、接触入力モードに制御するための情報等を2次元コード化した精算用2次元コード605(図18(C)に示したような登録画面から遷移する2次元コード表示画面(非図示)が表示する精算用2次元コード605)を読み取った場合には、接触入力モードに対応する商品一覧画面(図17(A)に示したような商品一覧画面)を表示する。精算装置51は、非接触入力モードに制御するための情報等を2次元コード化した精算用2次元コード605(図18(D)に示したような登録画面から遷移する2次元コード表示画面(非図示)が表示する精算用2次元コード605)を読み取った場合には非接触入力モードに対応する商品一覧画面(図17(B)に示したような商品一覧画面)を表示する。
以上のように、精算装置51は、表示部305に対する入力モードを、当該表示部305に対する顧客の明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)や、携帯端末60における顧客の明示的な操作(入力方法切替ボタンBT613の操作)や、当該客側表示部205に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)。
(計量値付け装置70)
スーパーマーケットSの店舗内に、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、登録精算装置50、精算装置51を設置すると説明したが(図1)、店舗内に設置する装置は上述した装置に限定されない。例えば、店舗内に、計量値付け装置70(非図示)を設置してもよい。計量値付け装置70は、LAN19に接続してもよい。
計量値付け装置70は、顧客によって使用される。計量値付け装置70は、計量して販売される商品(計量販売商品)を計量し、計量後に該商品の商品ラベルを印刷、発行する。
図示を省略するが、計量値付け装置70は、例えば、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、表示部405と、距離センサ部406と、印刷部413と、通信部415と、計量部418を備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。計量値付け装置70が備えるCPU401、ROM402、RAM403、ハードディスク404、表示部405及び距離センサ部406は、登録精算装置50が備えるCPU201、ROM202、RAM203、ハードディスク204、客側表示部205、距離センサ部206と同様であるため説明の一部又は全部を省略する。
計量値付け装置70は、登録精算装置50が備える客側表示部205と同様の表示部405と、登録精算装置50が備える距離センサ部206と同様の距離センサ部406とを備える。つまり、登録精算装置50について、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した客側表示部205と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部206とを備えていると説明したが、計量値付け装置70についても同様である。すなわち、計量値付け装置70は、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した表示部405と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部406とを備えている。
また、登録精算装置50について、4種類の検出モード(入力モード)を有すると説明したが、計量値付け装置70についても同様である。
通信部415は、他の装置と通信する。例えば、通信部415は、店舗内にて販売している複数種類の計量販売商品のなかから一の計量販売商品を特定するための情報を他の装置から受信する。一例として、通信部415は、計量販売商品を識別する商品識別情報を他の装置(機器90(非図示)と称する)から受信する。例えば、商品陳列エリアの計量販売商品コーナーに計量販売商品の種類毎に複数の機器90を設置する。夫々の機器90は、例えば、当該機器90が陳列している計量販売商品を識別する商品識別情報を記憶する記憶部903と、当該機器90に対する操作(動作)を検出する検出部919と、検出部919が操作を検出した場合に無線通信によって商品識別情報を計量値付け装置70に送信する通信部915と、を備える。つまり、計量値付け装置70の通信部415は、操作を検出した機器90から当該機器90に対応する計量販売商品の商品識別情報を受信する。機器90の具体例は後述する。
計量値付け装置70(通信部415)と機器90(通信部915)との間の通信は、LAN19による無線通信であってもよいし、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標)等)による無線通信であってもよい。計量値付け装置70は、LANに対応する第1通信部と、近距離無線通信に対応する第2通信部とを別個に備えていてもよい。
計量部418は、秤台(非図示)に置かれた商品等(計量販売商品、風袋)の重量を計量する。
印刷部413は、計量部418が計量した計量販売商品の商品ラベルを印刷、発行する。例えば、印刷部413は、計量部418が計量した計量販売商品の重量(NET)、販売価格等をコード化したバーコード等を印刷した商品ラベルを印刷、発行してもよい。
CPU401は、中央演算処理装置であり、ROM402に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、計量値付け装置70の操作を制御する。例えば、CPU401は、通信部415が受信した商品識別情報に基づいて計量販売商品(計量候補の計量販売商品)を特定する。CPU401は、特定した計量販売商品(計量候補の計量販売商品)に対応する商品ボタン(商品プリセットボタン)を表示部405に表示させる。また、CPU401は、計量部418が計量した計量値から風袋の重量を減算して計量販売商品の重量を算出し、更に、該計量販売商品の重量単価(自装置又はアクセス可能な他装置内に記憶)を参照して該計量販売商品の販売価格を算出する。CPU401は、算出した計量販売商品の重量や販売価格を表示部405に表示させる。
なお、計量値付け装置70は、キー操作部、音声出力部、撮像部、サインポール、人感センサ等を更に備えてもよい。また、計量値付け装置70は、音声入力を受け付ける音声入力部(マイク)を更に備えていてもよい。
計量販売商品の購入の流れについて簡単に説明する。顧客は、購入する計量販売商品に対応する機器90を操作する。また、顧客は、購入する計量販売商品を買物カゴ等に入れる。顧客は、複数種類の計量販売商品を購入する場合、夫々の計量販売商品に対応する機器90を操作し、夫々の計量販売商品を買物カゴ等に入れる。なお、夫々の機器90は顧客の操作を検出して商品識別情報を計量値付け装置70に送信するため、計量値付け装置70は商品識別情報に基づいて計量候補の計量販売商品(買物カゴ等に入れられた計量販売商品)を特定することができる。続いて、顧客は、計量値付け装置70の設置場所に移動する。顧客は、計量値付け装置70を使用し、購入する計量販売商品を計量し、計量値付け装置70が印刷、発行する商品ラベルを例えば計量販売商品に貼付する。計量値付け装置70は、計量販売商品の種類毎に商品ラベルを印刷、発行するため、計量販売商品を種類毎に計量する(つまり、異なる種類の計量販売商品を纏めて計量しない)。従って、顧客は、複数種類の計量販売商品を購入する場合には、計量前に計量する計量販売商品を指定(又は計量後に計量した計量販売商品を指定)する。
図19は、計量値付け装置70の表示例である。計量値付け装置70は、図19(A)に示したような商品選択画面を表示する。例えば、顧客が、〇〇リンゴに対応する機器90と〇〇レモンに対応する機器90を操作し、〇〇リンゴと〇〇レモンを買物カゴ等に入れて計量値付け装置70に移動し、計量値付け装置70の初期画面(非図示)の所定ボタン(スタートボタン。非図示)を操作した場合、計量値付け装置70は、図19(A)に示したような商品選択画面を表示する。
図19(A)に示した商品選択画面の上部には、計量販売商品の重量や販売価格等を表示する重量等表示領域HR200が設けられている。重量等表示領域HR200の下側(左側)には、入力方法表示領域HR11が設けられている。入力方法表示領域HR11には、「非接触入力」と表示されている。入力方法表示領域HR11の下側には、操作方法に関するメッセージMS201が表示されている。具体的には、メッセージMS201として「商品を選択(非接触操作)してその商品を台に載せてくだいボタンはタッチして操作してください」なるメッセージが表示されている。
メッセージMS201の下側には、商品プリセットボタンを表示する商品プリセットボタン表示領域HR202が設けられている。商品プリセットボタン表示領域HR202には、〇〇リンゴに対応する商品プリセットボタンBT203-1と〇〇レモンに対応する商品プリセットボタンBT203-2とが表示されている。つまり、商品プリセットボタン表示領域HR202には、機器90を操作することによって特定された計量候補の計量販売商品に対応する商品プリセットボタンが表示される。
図19(A)に示した商品選択画面では、計量候補の計量販売商品に対応する商品プリセットボタンのみを表示するため、表示する商品プリセットボタンの数は多くはならない。従って、図19(A)に示した商品選択画面では、個々の商品プリセットボタンを大きく表示し、非接触入力モードとしている。なお、図19(A)に示した商品選択画面では、計量値付け装置70は、操作(非接触操作)された商品プリセットボタンを消去する。
計量値付け装置70は、図19(B)に示した商品選択画面を表示してもよい。例えば、計量値付け装置70は、図19(A)に示した商品選択画面において所定の操作(例えば、画面右下のサーチボタンの操作)があった場合に、図19(B)に示した商品選択画面を表示してもよい。また、計量値付け装置70は、計量候補の計量販売商品が存在しない場合(例えば、顧客が機器90の操作をし忘れた場合等)に、図19(B)に示した商品選択画面を表示してもよい。
図19(B)に示した商品選択画面の上部には、計量販売商品の重量や販売価格等を表示する重量等表示領域HR200が設けられている。重量等表示領域HR200の下側(左側)には、入力方法表示領域HR11が設けられている。入力方法表示領域HR11には、「接触入力」と表示されている。入力方法表示領域HR11の下側には、操作方法に関するメッセージMS211が表示されている。具体的には、メッセージMS211として「商品を探してください。キーボードのタッチか、色をタッチ等してください」なるメッセージが表示されている。
メッセージMS211の下側には、商品プリセットボタンを表示する商品プリセットボタン表示領域HR212が設けられている。商品プリセットボタン表示領域HR212には、キーボード入力等によって抽出された計量販売商品に対応する商品プリセットボタンが表示される。
商品プリセットボタン表示領域HR212の下側には、商品プリセットボタン表示領域HR212における商品プリセットボタンの表示を切り替える切替タブTB213(ホームタブTB213a、フルーツタブTB213b、野菜TB213c)が設けられている。計量値付け装置70は、ホームタブTB213aが選択されているときには、キーボード入力等によって抽出された全部の計量販売商品に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する(ボタン数が多い場合には複数ページに分けて表示してもよい)。計量値付け装置70は、フルーツタブTB213bが選択されているときには、キーボード入力等によって抽出された計量販売商品のうちフルーツに分類される計量販売商品に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する(ボタン数が多い場合には複数ページに分けて表示してもよい)。計量値付け装置70は、野菜タブTB213cが選択されているときには、キーボード入力等によって抽出された計量販売商品のうち野菜に分類される計量販売商品に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する(ボタン数が多い場合には複数ページに分けて表示してもよい)。
タブTB213の下側には、文字(ひらがな、アルファベット、数字)ボタンを表示する文字ボタン表示領域HR214、色ボタンを表示する色ボタン表示領域HR215、音声入力を宣言する音声入力ボタンBT216、手書入力を宣言する手書入力ボタンBT217、手書入力(ひらがな、アルファベット、数字、漢字)を受け付ける手書受付領域UT218、入力結果(文字ボタンの入力結果)や認識結果(音声入力か手書入力の認識結果)を表示する結果表示欄HR219が設けられている。
例えば、顧客が、文字ボタン表示領域HR214の文字「り」を操作した場合、計量値付け装置70は、「り」を結果表示欄HR219に表示し、「り(ひらなが」又は「リ(カタカナ)」を含む計量販売商品(「〇〇リンゴ」、「××リンゴ」等)に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する。
顧客が、色ボタン表示領域HR215の赤色ボタンを操作した場合、計量値付け装置70は、計量販売商品毎に予め設定した色情報を参照し、赤色に対応する計量販売商品(「〇〇リンゴ」、「××リンゴ」、「〇〇トマト」等)に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する。
顧客が、音声入力ボタンBT216を操作し、音声を入力した場合、計量値付け装置70は、音声認識結果を結果表示欄HR219に表示し、音声認識結果に対応する計量販売商品に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212(「ホーム」タブとする)に表示する。例えば、計量値付け装置70は、「りんご」と認識した場合、「りんご」を結果表示欄HR219に表示し、「りんご(ひらなが」又は「リンゴ(カタカナ)」を含む計量販売商品(「〇〇リンゴ」、「××リンゴ」等)に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する。
顧客が、手書入力ボタンBT217を操作し、手書受付領域UT218に文字を入力した場合、計量値付け装置70は、文字認識結果を結果表示欄HR219に表示し、文字認識結果に対応する計量販売商品に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212(「ホーム」タブとする)に表示する。例えば、計量値付け装置70は、「北」と認識した場合、「北」を結果表示欄HR219に表示し、「北」を含む計量販売商品(「北海道産〇〇」等)に対応する商品プリセットボタンを商品プリセットボタン表示領域HR212に表示する。
図19(B)に示した商品選択画面では、文字ボタン表示領域HR214の各文字ボタンや色ボタン表示領域HR215の各色ボタンの大きさが小さいため、接触入力モードとしている。なお、図19(B)に示した商品選択画面では、計量値付け装置70は、操作(タッチ操作)された商品プリセットボタンを消去する。
以上のように、計量値付け装置70は、表示部405に対する入力モードを、画面の種類(例えば、図19(A)に示した商品選択画面、図19(B)に示した商品選択画面)や、当該表示部405に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)。
(同一画面における接触入力と非接触入力の混在)
図19(B)に示した商品選択画面において、商品プリセットボタン表示領域HR212に表示される商品プリセットボタンは、比較的大きく表示することが可能である。例えば、抽出された計量販売商品が少ない場合(絞り込みが進んだ場合)には、商品プリセットボタン表示領域HR212に表示される商品プリセットボタンの数は少なくなるため、個々の商品プリセットボタンを大きく表示することも可能である。あるいは、ボタン数が多い場合には複数ページに分けて表示することを前提に、個々の商品プリセットボタンを大きく表示することも可能である。
また、文字ボタン表示領域HR214の各文字ボタンや色ボタン表示領域HR215の各色ボタンに比べ、音声入力ボタンBT216や手書入力ボタンBT217は、大きく表示されている。
従って、図19(B)に示した商品選択画面のある部分(例えば、文字ボタン表示領域HR214の各文字ボタン、文字ボタン表示領域HR214の各色ボタン等)については接触入力とし、他の部分(例えば、商品プリセットボタン表示領域HR212の商品プリセットボタン、音声入力ボタンBT216、手書入力ボタンBT217等)については非接触入力としてもよい。つまり、同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させるようにしてもよい。同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させる入力モードを混在入力モード(又は複合入力モード)と称する場合がある。なお、混在入力モードにおける「混在」は、画面全体(つまり複数のボタン)に着目した場合に接触入力と非接触入力とが「混在」している旨を示すものであり、画面上の個々のボタンに注目した場合には接触入力か非接触入力の何れか一方であるため、「混在」とはならない。
同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させる方法(混在入力モードの実現方法)としては、例えば、以下の方法1、方法2がある。
(方法1)
第2併用検出モード(図7(D))を変形した検出モードを用意し、接触入力と非接触入力とを混在させる画面(例えば、図19(B)に示した商品選択画面)に適用する。第2併用検出モードでは、図7(D)に示すように、画面上の全操作領域について操作状況2(検出空間内)では入力無とし操作状況3(検出画面上)では入力有(接触入力)としている。一方、上述した第2併用検出モードを変形した検出モードでは、画面上の一の領域(例えば、文字ボタン表示領域HR214の各文字ボタン等)については、第2併用検出モードと同様、操作状況2では入力無とし操作状況3では入力有(接触入力)とするが、他の領域(例えば、商品プリセットボタン表示領域HR212の商品プリセットボタン等)については操作状況2では入力有(非接触入力)とする(操作状況3では入力有(接触入力)でも入力有(非接触入力)でもよい)。なお、接触入力と非接触入力とを混在させる画面では、上記「一の領域」と上記「他の領域」とを予め設定しておく(方法2の場合も同様)。
(方法2)
第2併用検出モード(図7(C))を変形した検出モードを用意し、接触入力と非接触入力とを混在させる画面(例えば、図19(B)に示した商品選択画面)に適用する。第1併用検出モードでは、図7(C)に示すように、画面上の全操作領域について操作状況2(検出空間内)でも操作状況3(検出画面上)でも入力有(非接触入力)としている。一方、上述した第1併用検出モードを変形した検出モードでは、画面上の一の領域(例えば、商品プリセットボタン表示領域HR212の商品プリセットボタン等)については、第1併用検出モードと同様、操作状況2でも操作状況3でも入力有(非接触入力)とするが、他の領域(例えば、文字ボタン表示領域HR214の各文字ボタン等)については操作状況2では入力無とし操作状況3では入力有(接触入力)とする。
計量値付け装置70は、接触入力と非接触入力とが混在した画面を表示する場合には、操作者に、接触入力である部分と非接触入力である部分とが分かるような情報を表示してもよい。例えば、計量値付け装置70は、当該画面において、接触入力の領域(1以上の操作対象を含む範囲)と非接触入力の領域とを例えば異なる背景色で表示するなどして区別して表示してもよいし、夫々の項目について、夫々の入力方法(接触入力/非接触入力)を報知してもよい。また、計量値付け装置70は、当該画面において、接触入力の領域又は非接触入力の領域のうちの一方の領域(例えば、面積が狭い方の領域)が画面上のどの部分であるかを例えば背景色や枠で囲むなどして報知してもよいし、接触入力の項目又は非接触入力の項目のうちの一方の項目(例えば、数が少ない方の項目)について、当該項目の入力方法を報知してもよい。また、計量値付け装置70は、接触入力と非接触入力とが混在した画面を表示する場合には、入力方法表示領域HR11において接触入力と非接触入力とが混在する旨(例えば、「接触入力/非接触入力」)を表示してもよい。
(音声入力の更なる活用)
商品プリセットボタン表示領域HR212の商品プリセットボタンを操作(非接触操作、接触操作)せずに、音声入力によって商品プリセットボタンを選択(指定)されるようにしてもよい。例えば、計量値付け装置70は、図19(B)の商品プリセットボタン表示領域HR212に、図19(A)に示したように商品プリセットボタンBT203-1と商品プリセットボタンBT203-2をと表示している場合に、「12」や「左」を音声認識したときには商品プリセットボタンBT203-1が操作されたと判断し、「45」や「右」を音声認識したときには商品プリセットボタンBT203-2が操作されたと判断してもよい。
(機器90)
機器90は、例えば、当該機器90を識別する機器識別情報を記憶し、当該機器90に対する操作を検出した場合に無線通信によって機器識別情報を計量値付け装置70に送信してもよい。つまり、計量値付け装置70(通信部415)が受信する、一の計量販売商品を特定するための情報は、機器90の機器識別情報であってもよい。なお、計量値付け装置70は、機器90から機器識別情報を受信した場合、機器識別情報と商品識別情報との対応関係を示した情報(自装置又はアクセス可能な他装置内に記憶)を参照し、計量候補の計量販売商品(買物カゴ等に入れられた計量販売商品)を特定してもよい。
機器90は、夫々の計量販売商品の近傍に設置した電子棚札であってもよい。つまり、顧客は、例えば「〇〇リンゴ」を購入する場合には「〇〇リンゴ」の近傍に設置された電子棚札をタッチする。電子棚札は、顧客のタッチ(振動等)を検出し(検出部919)、商品識別情報(または機器識別情報)を計量値付け装置70に送信する(通信部915)。
機器90は、夫々の計量販売商品(ナッツ類、ドライフルーツ類)を収納する陳列容器に設置されるセンサ機器であってもよい。例えば、陳列容器は、計量販売商品を取り出す際に操作する操作部(蓋、レバー等)を備え、センサ装置は、陳列容器の操作部等に設置され、顧客が操作部を操作したことを検出してもよい。つまり、顧客は、例えば「〇〇ナッツ」を購入する場合には「〇〇ナッツ」を収納する陳列容器のレバー等を操作する。センサ装置は、顧客の上記操作を検出し(検出部919)、商品識別情報(または機器識別情報)を計量値付け装置70に送信する(通信部915)。
機器90は、携帯端末60であってもよい。顧客は、例えば「〇〇リンゴ」を購入する場合には「〇〇リンゴ」の近傍に設置された棚札に印刷(電子棚札の場合には表示)されたコード(例えば、「〇〇リンゴ」の商品識別情報をコード化した2次元コード)を携帯端末60で撮像する。携帯端末60は、上記コードから「〇〇リンゴ」の商品識別情報を取得し、取得した商品識別情報を、例えば近距離無線通信(Bluetooth(登録商標)等)によって計量値付け装置70に送信する。なお、機器90が携帯端末60である場合には、計量値付け装置70は、商品ラベルを印刷、発行しなくてもよい。また、機器90が携帯端末60である場合には、計量値付け装置70は、計量後に計量販売商品の重量情報等を、例えば近距離無線通信によって携帯端末60に送信してもよい。
(印刷装置80)
スーパーマーケットSの店舗内に、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、登録精算装置50、精算装置51を設置すると説明したが(図1)、店舗内に設置する装置は上述した装置に限定されない。例えば、店舗内に、印刷装置80(非図示)を設置してもよい。
印刷装置80は、バックヤードに設置され、店員によって使用される。印刷装置80は、計量販売商品(肉、魚、惣菜等)を計量し、計量後に該商品のラベル(商品に貼付する商品ラベルや商品棚に貼付する棚ラベル)を印刷、発行する。印刷装置80は、被包装物(発砲トレー、クリアトレー等)に載せた計量販売商品(肉、魚等)をフィルム(塩化ビニール、ポリプロピレンフィルム等)で包装する包装機の一部を構成するもの(又は、包装機に接続されるもの)であってもよい。
図示を省略するが、印刷装置80は、例えば、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ハードディスク504と、表示部505と、距離センサ部506と、印刷部513と、計量部518を備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。印刷装置80が備える。CPU501、ROM502、RAM503、ハードディスク504、表示部505、距離センサ部506、印刷部513、計量部518は、計量値付け装置70が備えるCPU401、ROM402、RAM403、ハードディスク404、表示部405、距離センサ部406、印刷部413、計量部418と同様であるため説明を省略する。
印刷装置80は、登録精算装置50が備える客側表示部205と同様の表示部505と、登録精算装置50が備える距離センサ部206と同様の距離センサ部506とを備える。つまり、登録精算装置50について、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した客側表示部205と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部206とを備えていると説明したが、印刷装置80についても同様である。すなわち、印刷装置80は、表示画面への接触による入力操作を検出するタッチセンサを内蔵した表示部505と、該表示画面への非接触による入力操作を検出する距離センサ部506とを備えている。
また、登録精算装置50について、4種類の検出モード(入力モード)を有すると説明したが、印刷装置80についても同様である。
なお、印刷装置80は、キー操作部、音声出力部、音声入力部(マイク)、記憶媒体入力部、通信部等を更に備えてもよい。印刷装置80は、記憶部(RAM503、ハードディスク504)に記憶する各種情報(例えば、夫々の計量販売商品のラベルの設定情報等)を、記憶媒体入力部を介して記憶媒体(USB等)から取得してもよいし、通信部を介して他の装置から受信してもよい。
図20及び図21は、印刷装置80の表示例である。印刷装置80は、図20(A)に示したような値付け画面を表示する。例えば、印刷装置80は、ラベルを印刷、発行しようとする計量販売商品を呼び出した場合(例えば、計量販売商品を指定する指定情報(商品番号、商品名等)の入力を受け付ける商品呼出画面(非図示)において店員が指定情報を入力した場合)、図20(A)に示したような値付け画面を表示する。図20(A)に示した値付け画面の左側は、呼び出された計量販売商品のラベルの設定情報を表示するとともに、設定情報の変更(調整)を受付可能な設定情報表示領域である。図20(A)に示した値付け画面の右側は、設定情報に基づいて印刷、発行されるラベルのイメージ情報(ラベルイメージ)を表示するラベルイメージ表示領域である。
図20(A)に示した値付け画面の下部左側には、操作方法に関するメッセージMS300が表示されている。具体的には、メッセージMS300として、「よろしければ、ラベル発行ボタンを押してください」なるメッセージが表示されている。図20(A)に示した値付け画面の下部右側には、ラベルの印刷、発行へと進行(より詳細には、ラベルの印刷、発行前のイメージ確認操作へと進行)させるためのラベル確認ボタンBT301が配置されている。図20(B)の値付け画面については後述する。
図20(A)に示した値付け画面では、設定情報の変更(調整)するためのボタンやラベル確認ボタンBT301が小さいため、接触入力モードとしている。
印刷装置80は、図21(A)に示したような印刷項目確認画面を表示する。例えば、印刷装置80は、図20(A)に示した値付け画面において店員がラベル確認ボタンBT301を操作した場合、図21(A)に示したような印刷項目確認画面を表示する。印刷装置80は、印刷項目確認画面において、ラベルイメージを表示する。また、印刷装置80は、ラベルイメージ上の所定の印刷項目(設定情報として予め設定した印刷項目)について、指差し確認の対象項目であって指差し確認前(未確認)の印刷項目である旨を報知(表示)するとともに、指差し確認の対象項目であって指差し確認前の印刷項目に対する店員の指差し確認を受け付ける。
図21(A)に示した印刷項目確認画面の場合、指差し確認の対象項目であって指差し確認前の印刷項目は、100g当りの金額(398円)、販売価格(326円)、賞味期限(21.6.25)である。印刷装置80は、指差し確認の対象項目であって指差し確認前の印刷項目である旨の報知として、該当する印刷項目(100g当りの金額、販売価格、賞味期限)について、背景の態様を通常の第1態様(例えば無地)とは異なる第2態様(網掛)とし、二重丸を付加(表示)している。
印刷装置80は、指差し確認の対象項目であって指差し確認前の印刷項目に対する店員の指差し確認を受け付けた場合、指差し確認後(確認済)の印刷項目である旨を報知(表示)する。例えば、印刷装置80は、指差し確認の対象項目であって指差し確認後の印刷項目である旨の報知として、背景の態様を通常の第1態様(無地)とも第2態様(網掛)とも異なる第3態様(斜線)とし、二重丸を消去する。
例えば、図21(A)に示した印刷項目確認画面において、販売価格(指差し確認の対象項目であって指差し確認前の印刷項目の1つ)に対する店員の指差し確認を受け付けた場合、印刷装置80は、図21(B)に示したような印刷項目確認画面を表示する。図21(B)に示した印刷項目確認画面では、指差し確認を受け付けた指差し確認の対象項目(販売価格)について、背景の態様を第3態様(斜線)とし、二重丸を消去している。また、印刷装置80は、全部の指差し確認の対象項目について店員の指差し確認を受け付けた場合、図21(C)に示したような印刷項目確認画面を表示する。図21(C)に示した印刷項目確認画面では、全部の指差し確認の対象項目(100g当りの金額、販売価格、賞味期限)について、背景の態様を第3態様(斜線)とし、二重丸を消去している。
なお、図21(C)に示すように、全部の指差し確認が完了した印刷項目確認画面では、実行ボタンが表示され、実行ボタンの操作後にラベルが印刷、発行される。
図21に示した印刷項目確認画面では、指差し確認の対象項目の操作領域は比較的大きいため、非接触入力モードとしている(非接触操作による指差し確認としている)。
以上のように、印刷装置80は、表示部505に対する入力モードを、画面の種類(例えば、図20(A)に示した値付け画面、図21に示した印刷項目確認画面)や、当該表示部505に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)。
(同一画面における接触入力と非接触入力の混在)
印刷装置80は、図20(A)に示したような値付け画面に代えて図20(B)に示したような値付け画面を表示してもよい。例えば、印刷装置80は、ラベルを印刷、発行しようとする計量販売商品を呼び出した場合、図20(B)に示したような値付け画面を表示してもよい。図20(B)に示した値付け画面の左側は、図20(A)に示した値付け画面と同様、呼び出された計量販売商品のラベルの設定情報を表示するとともに、設定情報の変更(調整)を受付可能な設定情報表示領域である。図20(B)に示した値付け画面の右側は、図21に示した印刷項目確認画面と同様、ラベルイメージを表示するとともに、非接触による指差し確認を受け付ける領域である。なお、同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させる方法(混在入力モードの実現方法)は、例えば、上述した方法1、方法2であってもよい。
印刷装置80は、接触入力と非接触入力とが混在した画面(例えば、図20(B)の値付け画面)を表示する場合には、計量値付け装置70と同様、操作者に、接触入力である部分と非接触入力である部分とが分かるような情報を表示してもよい。
なお、印刷装置80は、図20の値付け画面や図21の印刷項目確認画面において、入力方法表示領域HR11を表示していないが、他の装置の画面と同様、入力方法表示領域HR11を表示してもよい。接触入力と非接触入力とが混在する画面(例えば、図20(B)の値付け画面)では、計量値付け装置70と同様、入力方法表示領域HR11において、接触入力と非接触入力とが混在する旨を表示してもよい。
なお、図20(B)に示した値付け画面において、全部の指差し確認が完了した場合、実行ボタン(図21(B)では非図示)が表示され、実行ボタンの操作後にラベルが印刷、発行される。つまり、図20(B)に示した値付け画面を表示する場合には、印刷項目確認画面を表示することなく、ラベルが印刷、発行される。
(距離センサを用いた報知)
距離センサ部206の検出空間は視認できるものではないため、操作者が無意識に当該検出空間に物品(例えば、財布、カバン、携帯電話(携帯型貸出端末))を侵入させてしまい、誤操作に繋がる虞がある。登録精算装置50は、距離センサ部206が一定時間連続して同一の座標を検出している場合、物品が侵入していると判断し、例えば、「画面前に物品があります。誤操作の原因となりますので画面前から物品を避けてください。」などと報知し、検出空間からの物品の排除を促してもよい。また、登録精算装置50は、距離センサ部206が所定時間連続して物品を認識し続けた場合(例えば、取引終了を跨いで所定時間連続して物品を認識し続けた場合)には、忘れ物が発生したと判断し、忘れ物を報知してもよい。忘れ物の報知は、当該登録精算装置50の画面(忘れ物報知画面)やサインポール217を用いた報知であってもよいし、取引状況管理装置40等のシステム内の他の装置への通知による報知であってもよい。これにより、忘れ物があった場合には、店員や持ち主本人に忘れ物の存在を知らせ、忘れ物の回収と持ち主への返却を徹底させることができる(結果的に置き引き等の犯罪の防止にも貢献する)。登録精算装置50は、忘れ物報知画面の表示中に検出空間から物品を取り除いた場合、忘れ物の報知を解除し、直前の取引の撮像動画を表示(自動再生)してもよい。これにより、忘れ物を回収した店員は、直ちに(その場で)、回収した忘れ物の持ち主であると思われる顧客の特徴(服装、容姿)を確認し、当該特徴を頼りに該当者を探し出し、忘れ物を届けることができる。なお、タッチパネルを用いて同様の報知を行ってもよい。
なお、例えば図11(A)(B)に示した切替ボタンBT13のように、接触入力の場合と非接触入力の場合とでボタンサイズを異ならせているが、以下の理由による。タッチパネルによる検出精度に比べて距離センサによる検出精度は低いため、検出精度が多少低くても、意図するボタンの操作として正しく認識されるように、又は、意図するボタンとは異なるボタンの操作として誤認識されないように、非接触入力ではボタンのサイズを大きくしている(ボタン(ボタンの重心)同志の間隔を広げている)。また、距離センサの検出精度の問題とは別に(つまり距離センサの検出精度が仮に高いとしても)、接触入力ではタッチパネル(検出面)に押し付けることで指の位置を固定できるのに対し、非接触入力では操作を意図するボタンの手前の空間(検出空間)で何の支えもなく指を維持する必要があり、操作が比較的難しい。そこで、非接触入力では、多少動いたとしても、意図するボタンの手前の空間から指が外れないように(意図するボタンの操作として正しく認識されるように)、又は、意図するボタンとは異なるボタンの手前の空間に指が入らないように(意図するボタンとは異なるボタンの操作として誤認識されないように)、ボタンのサイズを大きくし、使い勝手を向上させている。
(保留商品がある場合)
保留商品とは、所定の要因により正常に登録されなかったことで、一時的に保留扱いの状態で登録された商品である。保留商品の一例は、携帯端末60における商品のスキャンが正常に行われていない未スキャン商品や、販売に際し購入者の年齢確認を必要とする年齢確認商品や、例えば高額である等の理由で電子タグが付されたタグ商品などである。図17(A)、(B)は登録商品のなかに保留商品が含まれていない例であったが、保留商品が含まれている場合には、精算装置51は、保留商品が含まれている旨を報知し、店員(アテンダント店員)を呼び出すことができる。精算装置51に呼び出された店員は、当該精算装置51において専用の画面を表示し、保留商品に対して各種処理(例えば、未スキャン商品であればスキャン等)を行い、商品情報や金額情報を確定させる。これにより保留商品を消し込み(保留を解除し)、顧客が精算できる状態とする。店員が呼び出された場合には、店員が専用の画面を操作するため、また、顧客を待たせているため、処理が速い接触モードで操作することが好ましい。従って、店員呼び出しの前に顧客が使用していたモードが非接触モードであるときには、自動的に(例えば、専用画面が表示させるための店員カードの読み取りに基づいて自動的に)、非接触モードから接触モードに移行してもよい。
図22は、精算装置51の表示例である。図22(A)は、精算装置51のメンテナンスに係る小画面SG01がポップアップ表示されている様子を示す図である。なお、図22(A)の画面(図22(B)の画面も同様)では、画面上部の入力方法表示領域HR11~メッセージMS120の図示を省略している。当該画面(図22(B)の画面も同様)は、店員が操作する画面であるため、基本的には、接触モードで動作させる(例えば、初期設定として当該画面の表示開始時に接触モードとなる)。図22(B)の画面についても同様である。
なお、図22(A)の画面において注目すべき領域は、小画面SG01の領域である。従って、精算装置51は、図22(A)に示すように、小画面SG01の領域と領域AR501とを視認性が異なるように表示している。具体的には、精算装置51は、領域AR501を暗転表示し、小画面SG01の視認性を相対的に向上させている。視認性が異なるように表示することで、操作者は注目すべき範囲が明確になるため、操作性が向上する。
図22(B)は、保留商品(未スキャン商品)の消込(解除)に係る小画面SG02がポップアップ表示されている様子を示す図である。合計情報表示領域HR21や価格帯別数量表示領域HR22を含む領域AR521と、領域AR522とが存在し、領域AR522の前面には小画面SG02が表示されている。小画面SG02には、商品情報エリアAR41、入力操作エリアAR42、登録ボタンBT41、取消ボタンBT42、撮像画像エリアAR43(対象撮像画像エリアAR43-1、次撮像画像エリアAR43-2)が配置される。商品情報エリアAR41は、商品名、商品コード、価格、登録数量等が示されている。登録数量については、商品情報エリアAR41に配置されたプラスボタンとマイナスボタンとを操作して入力(登録)することが可能とされている。入力操作エリアAR42は、商品情報エリアAR41における商品情報を入力するためのソフトウェアキーボードとボタンとが配置されるエリアである。入力操作エリアAR42においては、数値入力に応じたキー配列のキーボードと、文字入力に応じたキー配列のキーボードとを、操作に応じて切り替え可能とされている。入力操作エリアAR42には、プリセット呼出ボタンBT421が配置されている。プリセット呼出ボタンBT421を操作することによっては、商品ごとに対応するプリセットキーが配置されたプリセットキー画面が表示される。店員は、例えば処理対象(保留解除対象)の保留商品の商品名を把握している場合にはプリセットキー画面を表示させてよい。店員は、表示されたプリセットキー画面において配置されるプリセットキーのうちから、処理対象の商品のプリセットキーを操作することで、処理対象の商品の商品情報を、商品情報エリアAR41に入力させる。また、入力操作エリアAR42には、商品コード入力宣言ボタンBT422が配置されている。商品コード入力宣言ボタンBT422は、商品コードの入力操作を行うことを宣言する際に操作されるボタンである。店員は、商品コード入力宣言ボタンBT422を操作したうえで、例えば、入力操作エリアAR42にて配置されるキーボードに対し、処理対象の商品において印刷等によって示されている商品コードの数値を入力する操作を行う。これにより、商品情報エリアAR41に商品コードが入力される。撮像画像エリアAR43において対象撮像画像エリアAR43-1は、対象撮像画像が表示されるエリアである。対象撮像画像は、今回の処理対象の商品が撮像範囲に収まっているときに撮像して得られた撮像画像である。撮像画像エリアAR43において次撮像画像エリアAR43-2は、次撮像画像が表示されるエリアである。次撮像画像は、今回の処理対象の商品に対応する商品登録操作の次に行われた商品登録操作のときに撮像して得られた撮像画像である。つまり、次撮像画像は、今回の処理対象の商品に対応する商品登録操作の後において、最初に商品コードの読み取りが成功し、商品が特定できた商品登録操作のときに対応する撮像画像である。次撮像画像は、次の商品登録操作に対応して得られた撮像画像のうちで、商品としての物品が検出された撮像画像がある場合には、検出された商品を含む撮像画像が選択される。撮像画像エリアAR43-2においては、数量表示部NMが配置されている。数量表示部NMは、次撮像画像が撮像されたときの商品登録操作により正常登録された商品について、例えば客の操作により登録された数量(登録数量)を示す画像部である。数量表示部NMが配置されることで、店員は、保留解除の操作を行う段階にて、処理対象の商品と重複して正常登録された商品についての登録数量を把握して、保留解除に関する作業や操作を的確に行うことができる。
なお、図22(B)の画面において注目すべき領域は、小画面SG02の領域である。また、領域AR521に示される情報は、小画面SG02に表示される情報を補助する情報である。従って、精算装置51は、図22(B)に示すように、注目領域である小画面SG02に表示される情報を補助する情報を表示する補助領域AR521の視認性を、注目領域である小画面SG02と同様の視認性で表示している。このようにすることで、注目領域以外の領域を一律で暗転表示させる場合と比較して、操作者は補助情報によって、より的確に表示内容を把握することができる。
以上、実施形態を説明したが、実施形態によれば、状況に応じた好適な入力方法による入力が可能になる。
(変形例等)
以上、実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記(1)、(2)、…に示すように、適宜変更が可能である。また、下記(1)、(2)、…は、夫々適宜組み合わされてよい。
(1)上記実施形態では、登録精算装置50が入力方法表示領域HR11と入力方法切替ボタンBT13とを別々に設けた画面を表示する例を説明したが、登録精算装置50は、入力方法を示すとともに入力方法を切り替える切替ボタンを設けた画面を表示してもよい。つまり、入力方法を切り替える切替ボタンが入力方法を表示してもよい。他の装置(例えば、精算装置51等)についても同様である。切替ボタンとは別に、現在のモード(非接触・接触)を示したアイコンを表示してもよいし、背景色や画面デザインを現在のモード(非接触・接触)に応じて異ならせてもよい。
(2)上記実施形態では、非接触入力の場合には接触入力の場合よりもボタンを大きく表示し、かつ、非接触入力の場合には接触入力の場合よりもボタン内(ボタン上)の表示(ボタン名称等)を大きくする例を説明したが、ボタン内の表示については大きくしなくてもよい。
(3)上記実施形態では、非接触入力の場合には接触入力の場合よりもボタンを大きく表示すると説明したが、必ずしも大きく表示しなくてもよい。例えば、非接触入力であってもボタンの数が少ない場合には、ボタンとボタンとを離して配置可能であるため、非接触入力の場合にも接触入力の場合と同程度の大きさのボタンを表示してもよい。ボタンの数を少なくすれば、非接触入力における、少なくとも誤認識を低減させることができる。
(4)上記実施形態では、非接触入力の場合には接触入力の場合よりもボタンを大きく表示すると説明したが、接触入力の場合にもボタンを大きく表示してもよい(例えば、非接触入力の場合と同程度の大きさで表示してもよい)。非接触による操作が歓迎される理由(期待される理由)は、不特定多数の者が触ったタッチパネルを触りたくないという顧客心理によるものである点を考慮すると、タッチパネルによる接触入力においても、ボタンを大きくするのは一定の効果がある。つまり、タッチできる範囲(面積)を大きくすれば、他者が触っていない部分を触る確率が高くなるため、あるいは、確率的に自身が触った部分について先に触った他者の少なくなるため、心理的負担を軽減することができる。なお、ボタンサイズ変更ボタンを画面の一部に配置し(例えば、大きなサイズで配置し)、接触の場合であっても非接触の場合であっても、自分の好みで、ボタンサイズを自由に小型化・大型化できるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、計量値付け装置70や印刷装置80について、同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させる例(混在入力モードを設ける例)を説明したが、登録精算装置50(精算装置51も同様)についても、計量値付け装置70や印刷装置80の如く、同一画面において接触入力と非接触入力とを混在させてもよい(混在入力モードを設けてもよい)。登録精算装置50(精算装置51も同様)は、接触入力と非接触入力とが混在した画面を表示する場合、計量値付け装置70と同様、操作者に、接触入力である部分と非接触入力である部分とが分かるような情報を表示してもよい。また、登録精算装置50(精算装置51も同様)は、接触入力と非接触入力とが混在した画面を表示する場合には、入力方法表示領域HR11において接触入力と非接触入力とが混在する旨(例えば、「接触入力/非接触入力」)を表示してもよい。
(6)上記実施形態では、登録精算装置50の客側表示部205については顧客が操作すると説明したが、店員が操作する場合もある。例えば、上記実施形態において説明したように、登録や精算に係る処理については顧客が操作するが、各種の設定・メンテナンス処理、閉店処理等については店員が客側表示部205を操作する場合もある。また、精算装置51の表示部305については顧客が操作すると説明したが、店員が操作する場合もある。例えば、上記実施形態において説明したように、精算に係る一般的な処理については顧客が操作するが、精算に係る特定の処理(年齢確認商品に係る処理、バーコードの読み取りが正常になされていない場合の処理等)、各種の設定・メンテナンス処理、閉店処理等については、店員が表示部305を操作する場合もある。また、計量値付け装置70の表示部405については顧客が操作すると説明したが、店員が操作する場合もある。例えば、上記実施形態において説明したように、商品プリセットボタンの操作から商品ラベルの印刷、発行に至る迄の一連の処理については顧客が操作するが、各種の設定・メンテナンス処理等については、店員が表示部405を操作する場合もある。
(7)上記実施形態では、登録精算装置50について、客側表示部205に対する非接触入力は受け付けるが、店員側表示部210に対する非接触入力を受け付けない例を説明したが、客側表示部205に加え、店員側表示部210においても非接触入力を受けるようにしてもよい。例えば、登録精算装置50は、客側表示部205の表示画面の外側に設置した距離センサ部206と同様の距離センサ部を店員側表示部210の表示画面の外側にも設置し、店員側表示部210においても非接触入力を受けるようにしてもよい。つまり、顧客が操作する画面に加えて店員が操作する画面において非接触入力を受けるようにしてもよい。なお、距離センサ部は、店員側表示部210の向かって左側(店員側表示部210を操作する店員側から見て店員側表示部210の左側)に設置しても、右側に設定しても、上側に設置しても、下側に設定してもよいが、左側か右側であることが好ましい。店員側表示部210の左側に設置すれば、右側に設置されているキー操作部211との間の視線の移動や手の行き来の邪魔にならないため有効である。店員側表示部210の上側に設置すれば、手元(商品)との間の視線の移動や手の行き来の邪魔にならないし、小さなゴミや埃等も溜まりにくいため有効である。
(8)上記実施形態では、登録精算装置50について、動作モードが対面モードや精算専用モードであるときにも、フルセルフモードであるときと同様、客側表示部205において、入力モード(検出モード)に応じた各画面を表示すると説明したが、上記(7)に関連し、動作モードが登録専用モードであるときにも(つまり、店員側表示部210においても)、入力モード(検出モード)に応じた各画面を表示してもよい。
(9)上記実施形態では、登録精算装置50は、客側表示部205に対する入力モードを、当該客側表示部205に対する顧客の明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)や、当該客側表示部205に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)と説明したが、入力モードを制御する方法はこれに限定されない。例えば、下記の方法a~方法hの1つ以上に基づいて入力モードを制御してもよい。換言すれば、入力モードを下記の方法a~方法iの1つ以上によって制御してもよい。上記(8)に関連し、店員側表示部210に対する入力モードの制御についても同様である。
(方法a)顧客による客側表示部205に対する明示的な操作。つまり、実施形態に例示した通り、入力方法切替ボタンBT13の操作に基づいて入力モードを制御する。なお、顧客による明示的な操作に基づいて入力モードを制御しない場合には画面上に入力方法切替ボタンBT13を配置しない。
(方法b)顧客による客側表示部205に対する非明示的な操作。つまり、実施形態に例示した通り、所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作に基づいて入力モードを制御する。なお、顧客による非明示的な操作に基づいて入力モードを制御しない場合には非接触操作優先入力モードや接触操作優先入力モードは不要である(実装しない)。
(方法c)操作対象の画面(画面の種類)。つまり、計量値付け装置70や印刷装置80と同様、操作対象の画面(画面の種類)に基づいて入力モードを制御する。また、上記(5)に説明したように、計量値付け装置70や印刷装置80と同様、混在入力モードに対応する画面を表示してもよい。
(方法d)操作者である顧客に関する情報。例えば、顧客毎に予め入力モードを登録(設定)し、当該登録情報(設定情報)に基づいて入力モードを制御する。
(方法e)日時、曜日等。つまり、日時や曜日等に基づいて入力モードを制御する。
(方法f)他の装置からの情報。例えば、店員が操作する取引状況管理装置40が送信する入力方法切替命令に基づいて入力モードを制御する。
(方法g)客側表示部205を操作する操作者の種類。つまり、上記(6)に関連するが、客側表示部205を顧客が操作しているか店員が操作しているに基づいて入力モードを制御する。例えば、顧客が操作している場合には非接触入力モードに制御し、店員が操作している場合には接触入力モードに制御してもよい。なお、登録精算装置50は、店員がログインした場合には店員による操作であると判断してもよい。また、登録精算装置50は、顧客が操作する顧客操作モードと店員が操作する店員操作モードとを有し、顧客操作モードであるか店員操作モードであるかに応じて入力モードを制御してもよい。例えば、登録精算装置50は、顧客操作モードでは非接触入力モードに制御し、店員操作モードでは接触入力モードに制御してもよい。なお、登録精算装置50は、店員がログインした場合には顧客操作モードから店員操作モードに切り替えてもよい。
(方法h)店員による店員側表示部210に対する操作。つまり、反対側の店員側表示部210における店員の所定の操作に基づいて入力モードを制御する。店員側表示部210が表示する画面には入力モードを切り替える切替ボタンを設けてもよい。
(方法i)動作モード。例えば、フルセルフモードであるか、対面モード(又は精算専用モード)であるかに応じて、入力モードを制御してもよい。また、上記(8)にも関連するが、対面モードであるか、登録専用モードであるかに応じて、店員側表示部210における入力モードを制御してもよい。
(10)上記実施形態では、精算装置51は、表示部305に対する入力モードを、当該表示部305に対する顧客の明示的な操作(入力方法切替ボタンBT13の操作)や、当該表示部305に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)と説明したが、入力モードを制御する方法はこれに限定されない。例えば、登録精算装置50の入力モードについて説明した上記方法a~方法hの1つ以上に基づいて入力モードを制御してもよい。換言すれば、入力モードを上記の方法a~方法hの1つ以上によって制御してもよい。
(11)上記実施形態では、計量値付け装置70は、表示部405に対する入力モードを、画面の種類(例えば、図19(A)に示した商品選択画面、図19(B)に示した商品選択画面)や、当該表示部405に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)と説明したが、入力モードを制御する方法はこれに限定されない。例えば、下記の方法a~方法gの1つ以上に基づいて入力モードを制御してもよい。換言すれば、入力モードを下記の方法a~方法gの1つ以上によって制御してもよい。
(方法a)顧客による表示部405に対する明示的な操作。つまり、登録精算装置50や精算装置51と同様、顧客による明示的な操作に基づいて入力モードを制御する。なお、顧客による明示的な操作に基づいて入力モードを制御する場合には画面上に入力方法切替ボタンBT13を配置する。
(方法b)顧客による表示部405に対する非明示的な操作。つまり、実施形態に例示した通り、所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作に基づいて入力モードを制御する。なお、顧客による非明示的な操作に基づいて入力モードを制御しない場合には非接触操作優先入力モードや接触操作優先入力モードは不要である(実装しない)。
(方法c)操作対象の画面(画面の種類)。つまり、実施形態に例示した通り、画面(画面の種類)に基づいて入力モードを制御する。また、実施形態に例示した通り、混在入力モードに対応する画面を表示してもよい。
(方法d)操作者である顧客に関する情報。例えば、顧客毎に予め入力モードを登録(設定)し、当該登録情報(設定情報)に基づいて入力モードを制御する。
(方法e)日時、曜日等。つまり、日時や曜日等に基づいて入力モードを制御する。
(方法f)他の装置からの情報。例えば、店員が操作する取引状況管理装置40が送信する入力方法切替命令に基づいて入力モードを制御する。
(方法g)表示部405を操作する操作者の種類。つまり、上記(6)に関連するが、表示部405を顧客が操作しているか店員が操作しているに基づいて入力モードを制御する。例えば、顧客が操作している場合には非接触入力モードに制御し、店員が操作している場合には接触入力モードに制御してもよい。なお、計量値付け装置70は、店員がログインした場合には店員による操作であると判断してもよい。また、計量値付け装置70は、顧客が操作する顧客操作モードと店員が操作する店員操作モードとを有し、顧客操作モードであるか店員操作モードであるかに応じて入力モードを制御してもよい。なお、計量値付け装置70は、顧客操作モードでは非接触入力モードに制御し、店員操作モードでは接触入力モードに制御してもよい。なお、計量値付け装置70は、店員がログインした場合には顧客操作モードから店員操作モードに切り替えてもよい。
(12)上記実施形態では、印刷装置80は、表示部505に対する入力モードを、画面の種類(例えば、図20(A)に示した値付け画面、図21に示した印刷項目確認画面)や、当該表示部505に対する顧客の非明示的な操作(所定数連続した接触操作、所定数連続した非接触操作)によって制御する(決定する、切り替える)と説明したが、入力モードを制御する方法はこれに限定されない。例えば、計量値付け装置70の入力モードについて説明した上記方法a~方法eの1つ以上に基づいて入力モードを制御してもよい。換言すれば、入力モードを上記の方法a~方法eの1つ以上によって制御してもよい。なお、計量値付け装置70の操作者は顧客であるが、印刷装置80の操作者は店員であるため、例えば、方法aは、計量値付け装置70の場合には「顧客による表示部405に対する明示的な操作」であるが、印刷装置80の場合には「店員による表示部505に対する明示的な操作」と読み替える。
(13)上記実施形態では、登録精算装置50について、非接触検出モード(非接触操作専用入力モード)では接触検出部(タッチセンサ)をOFFする(モジュールを停止する)と説明したが、OFFとせずに接触検出部による接触検出による検出結果を無視してもよい。また、登録精算装置50について、接触検出モード(接触操作専用入力モード)では非接触検出部(距離センサ部206)をOFFする(モジュールを停止する)と説明したが、OFFとせずに非接触検出部による非接触検出による検出結果を無視してもよい。他の装置(精算装置51、計量値付け装置70、印刷装置80)についても同様である。
(14)上記実施形態では、非接触検出部も接触検出部もONとなる場合(図7の第1併用検出モード、第2併用検出モードの場合)、予め定めた非接触操作か接触操作の一方を優先(第1併用検出モードでは基本的には非接触操作を入力として反映、第2併用検出モードでは基本的には接触操作を入力として反映)する例を説明したが、非接触検出部も接触検出部もONとする場合の制御は上記に限定されない。例えば、非接触検出部による検出と接触検出部による検出とのうち早い方に従って制御(「早い者勝ち」による制御)を行ってもよい。これに関連し、検出面で指を検出する前には必然的に検出空間でも指が検出されるが(図6)、距離センサ部206による検出は、タッチセンサによる検出よりも時間が掛かるため、一般的な操作の場合(速やかに検出面に指を到達させた場合)には、CPU201には、距離センサ部206による検出信号よりも先にタッチセンサによる検出信号が伝達する。従って、操作者が非接触操作を意図し検出空間において指を止めた場合(つまり、検出面に触れていない場合)には、距離センサ部206が検出空間において指を検出し、当該検出信号がCPU201に伝達される。この場合、登録精算装置50は、非接触操作を入力として反映させる(非接触操作を受け付ける)。一方、操作者が接触操作を意図し速やかに検出面に指を到達させた場合には、距離センサ部206が検出空間において指を検出し、その後にタッチセンサが指を検出するが、距離センサ部206による検出信号よりも先にタッチセンサによる検出信号がCPU201に伝達される。この場合、登録精算装置50は、接触操作を入力として反映させる(接触操作を受け付ける)。従って、例えば、距離センサ部206による検出(信号がCPU201に到達)に1秒を要し、タッチセンサによる検出(同上)に0.2秒を要すると仮定した場合、指が検出空間(距離センサ206部の光路)に入って距離センサ206部に検出されてから0.8秒が経過する前に検出面に触れたときにはタッチセンサの検出信号が先着するため、登録精算装置50は接触操作として受け付ける。一方、指が検出空間に入って距離センサ206部に検出されてから0.8秒が経過した後に検出面に触れたときには距離センサ部206の検出信号が先着するため、登録精算装置50は非接触操作として受ける。以上のように、両デバイスを活かした状態、かつ基本的には早い者勝ちの制御を実現してもよい。タッチセンサの検出信号の後に距離センサ部206の検出信号がある場合(上記の0.8秒が経過する前に検出面に触れた場合)や、距離センサ部206の検出信号の後にタッチセンサの検出信号がある場合(上記の0.8秒が経過した後に検出面に触れた場合)など続けて2回の検出信号がある場合には、2つ目の検出信号を無視する。つまり、登録精算装置50は、所定時間内(上記の例の場合には1~2秒以内)に、異なるデバイス(距離センサ部206、タッチセンサ)から、同一座標(又は、所定範囲内の座標)に対する検出信号があった場合には、2回目の検出信号を無視する。
(15)上記実施形態では、画面上に設けられたボタンに対する操作(接触操作、非接触操作)について説明したが、操作対象は、ボタンに限定されない。操作対象は、操作を受け付け可能であれば、画面上の一部又は全部の領域であってもよい。
(16)上記実施形態では、登録精算装置50について、客側表示部205の向かって左側に距離センサ部206を設ける例を説明したが、距離センサ部206を設ける位置は左側に限定されない。例えば、客側表示部205の右側、上側、下側に距離センサ部206を設けてもよい。なお、上記実施形態において説明したが、客側表示部205の左側に設置すれば、カード決済部208との間の視線の移動や手の行き来の邪魔にならないため有効である。同様に、客側表示部205の上側に設置すれば、手元(商品)との間の視線の移動や手の行き来の邪魔にならないし、小さなゴミや埃等も溜まりにくいため有効である。他の装置についても同様である。
(17)上記(7)や上記(16)では、デバイス(キー操作部211、カード決済部208)との関係において距離センサ部の位置を決める例を説明したが、デバイスとの関係に代えて又は加えて、顧客動線の観点から距離センサ部の位置を決めてもよい。例えば、フルセルフ(フルセルフモードの登録精算装置50、常にフルセルフの登録精算装置として動作する装置等)の場合、動線上流側に未登録商品が入った買物カゴを載置し、装置の前で商品を登録し、登録済商品を下流側の別の買物カゴに移動させる。その際、装置の前での商品登録において、バーコードが付された商品であれば、画面下方のスキャナ部が認識可能なスキャナエリアの前を通過させれば商品登録が完了するが、バーコードが付されていない野菜等の場合、画面操作(プリセットキーの操作)が必要になる。従って、上流の買物カゴから下流の他の買物カゴ(途中の画面も含む)との間には距離センサが配置されていると邪魔になるため配置されていないほうが好ましい。また、デバイスとの関係や顧客動線の観点に代えて又は加えて、例えば登録精算装置50において距離センサ部206を表示装置の縦辺に取り付けている理由(赤外線発光部や赤外線受光部を上下方向に縦に並べている理由)の1つでもあるが、画面のサイズやアスペクト比の観点から距離センサ部の位置を決めてもよい。例えば図2に示したように、登録精算装置50の画面は、縦長の比較的大きな画面である。仮に、横辺(上側又は下側)に距離センサを取り付けて縦方向にセンシングした場合、センシングの距離が長いためセンシングの精度が下がる虞もあるが、縦辺(上記実施形態では左側)に距離センサを取り付けて横方向にセンシングすれば縦方向にセンシングよりもセンシングの距離が短いため、比較的大きな画面において、センシングの精度を維持させている。なお、登録精算装置50の画面のサイズやアスペクト比は、図2等に示した例に限定されない。他の装置(精算装置51、計量値付け装置70、印刷装置80等)についても同様である。夫々の装置について、デバイスとの関係や、顧客動線の観点(客が使用しない装置の場合には店員の操作の流れの観点)や、画面のサイズやアスペクト比の観点から距離センサ部の位置を決めてもよい。
(18)上記実施形態では、登録精算装置50が備える距離センサ部206は、赤外線を用いて距離を測定すると説明したが、超音波やレーザーを用いて距離を測定するものであってもよい。他の装置についても同様である。
(19)上記実施形態では、登録精算装置50が、距離センサ部206によって非接触操作を検出する例を説明したが、非接触操作を検出する方法はこれに限定されない。例えば、登録精算装置50は、以下の方法によって非接触操作を検出してもよい。他の装置についても同様である。
(a)発光部と受光部とを一体的に備える物体検出センサ(光電センサ等)部を用いて非接触操作を検出する。発光部と受光部とを一体的に備える物体検出センサ部を、客側表示部205の左側(又は右側)に1つ設置し、客側表示部205の上側(又は下側)に1つ設置する。非接触操作の操作位置のうち客側表示部205の左右方向の位置を客側表示部205の左側(又は右側)に設置された物体検出センサで検出し、非接触操作の操作位置のうち客側表示部205の上下方向の位置を客側表示部205の上側(又は下側)に設置された物体検出センサで検出する。
(b)別体である発光部と受光部の組からなる物体検出センサ(光電センサ等)部を、客側表示部205の左右に1組設置(例えば、左側に発光部、右側に受光部をセット)し、客側表示部205の上下に1組設置(例えば、上側に発光部、下側に受光部をセット)する。非接触操作の操作位置のうち客側表示部205の左右方向の位置を客側表示部205の左右に設置された物体検出センサで検出し、非接触操作の操作位置のうち客側表示部205の上下方向の位置を客側表示部205の上下に設置された物体検出センサで検出する。
(c)客側表示部205の静電容量の変化に基づいて非接触操作を検出する。客側表示部205のある位置における静電容量の変化量が第1閾値に達した場合(第1閾値以上であって第1閾値よりも大きい第2閾値未満である場合)、当該位置において非接触操作があったと判断する。なお、客側表示部205のある位置における静電容量の変化量が第2閾値に達した場合、当該位置において接触操作があったと判断する。
(20)上記実施形態では、登録精算装置50が、操作者である顧客に対して入力方法を報知(入力方法表示領域HR11における表示)する例を説明したが、入力方法を操作者以外の者(店員、操作者以外の顧客)に報知してもよい。例えば、登録精算装置50は、入力方法を示した情報を店員が操作する装置(例えば、取引状況管理装置40、店員が携帯する端末等)に送信してもよい。また、登録精算装置50は、入力方法に対応する発光態様(例えば、接触入力の場合には第1発光態様、非接触入力の場合には第2発光態様)によってサインポール217を発光させてもよい。なお、登録精算装置50の近傍では、サインポール217の発光態様と入力方法との関係を示した情報を報知(例えば、印刷物、サイネージによる報知)してもよい。また、サイネージにおいて入力方法(複数台の場合には登録精算装置50毎の入力方法)を表示してもよい。例えば、取引状況管理装置40が、夫々の登録精算装置50から受信した入力方法を示した情報(例えば、入力モードを示した情報)に基づいて、サイネージにおける表示(登録精算装置50毎の入力方法の表示)を制御してもよい。
(21)上記実施形態では、複数の動作モードを有する登録精算装置50における入力方法について説明したが、夫々の動作モードを有する装置であってもよい。つまり、登録精算装置50における入力方法は、常にフルセルフの登録精算装置として動作する装置(登録精算装置50のフルセルフモードに相当する機能を有する装置)や、常にセミセルフの精算装置として動作する装置(登録精算装置50の精算専用モードに相当する機能を有する装置)や、常にセミセルフの登録装置として動作する装置(登録精算装置50の登録専用モードに相当する機能を有する装置)における入力方法としても適用可能である。
(22)上記実施形態では、複数の入力モード(例えば、接触入力モード、非接触入力モード)を備える装置として、登録精算装置50、精算装置50、計量値付け装置70、印刷装置80について説明したが、複数の入力モードを備える装置は、登録精算装置50、精算装置50、計量値付け装置70、印刷装置80に限定されない。例えば、主に顧客が操作するフルセルフの登録精算装置(登録精算装置50のフルセルフモードに相当する機能を有する装置。但し、登録精算装置50とは異なり店員側スキャナ部212等の店員が操作するための構成はなくてもよい)、主に顧客が操作するセミセルフの精算装置(登録精算装置50の精算専用モードに相当する機能を有する装置、但し、登録精算装置50とは異なり店員側スキャナ部212等の店員が操作するための構成はなくてもよい)や、一般的な登録装置(登録精算装置50の登録専用モードに相当する機能を有する装置。但し、登録精算装置50とは異なり客側スキャナ部207等の顧客が操作するための構成はなくてもよい)が複数の入力モードを備えていてもよい。また、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、家電量販店等に限定されず、各所(飲食店、病院、映画館、遊園地、イベント会場、球場、宿泊施設、駅、空港、観光地等)に設置される精算機、券売機、予約機、チャージ機(プリペイドの入金を受け付ける装置)等であってもよい。
上記(22)に関連し、セミセルフの登録装置において(登録専用モードの登録精算装置50等においても同様)、精算装置における接触・非接触のモードを指定してもよい。例えば、セミセルフの登録装置において商品登録後(小計ボタンの押下後)、接触・非接触のどちらを望むかを顧客に確認し、確認結果に応じた操作(接触との回答があった場合には接触を指定する操作、非接触との回答があった場合には非接触を指定する操作)を行うことによって接触・非接触の指定情報を登録情報とともに精算装置に送信してもよい。登録情報とともに接触・非接触の指定情報を受信した精算装置は、接触・非接触の指定情報に基づいて、接触又は非接触の何れかの動作モードで動作する。これにより、顧客は、登録情報の送信先の精算装置において、店員に伝えた操作方法(接触・非接触)により、操作を行うことができる。
なお、セミセルフの登録装置において精算装置を指定(選択)しない態様(例えば、送信ボタンの操作によって好適な(空いている)精算装置に登録情報が送信される態様)の場合、2つの操作(送信ボタンの操作、接触・非接触の指定操作)が存在するが、2つの操作の順序は特に限定しない。つまり、接触・非接触の指定操作後に送信ボタンの操作を行ってもよいし、送信ボタンの操作後に接触・非接触の指定操作を行ってもよい。セミセルフの登録装置において精算装置を指定する態様であって精算装置毎に送信ボタンが用意されている態様(つまり、送信先の精算装置の指定操作が送信操作を兼ねる態様)の場合についても同様である。また、セミセルフの登録装置において精算装置を指定する態様であって送信ボタンとは別に精算装置毎の指定ボタンが用意されている態様の場合、3つの操作(精算装置の指定操作、送信ボタンの操作、接触・非接触の指定操作)が存在するが、3つの操作の順序は特に限定しない。
また、非接触入力未対応の精算装置と非接触入力対応済の精算装置とが店内に混在する場合には、顧客が接触を希望したか非接触を希望したかに応じて登録情報の送信先を制御してもよい。具体的には、顧客が非接触を希望した場合(登録装置において非接触モードを指定する操作を行った場合)には、非接触入力未対応の精算装置に登録情報を送信しないように制御してもよい。例えば、セミセルフの登録装置において精算装置を指定しない態様(送信ボタンの操作によって好適な精算装置に登録情報が送信される態様)の場合、非接触を指定したときには、非接触入力対応済の何れかの精算装置に登録情報が送信され、非接触入力未対応の精算装置には登録情報が送信されないようにしてもよい(つまり送信先の候補から除外してもよい)。また、セミセルフの登録装置において精算装置を指定する態様であって精算装置毎に送信ボタンが用意されている態様の場合、接触・非接触の指定操作後に送信ボタンを操作する流れとし、非接触を指定したときには、非接触入力未対応の精算装置に対応する送信ボタンが操作されないようにしてもよい(例えば、グレーダウン表示)。
なお、上述したように、登録精算装置50は、対面モードであるときにも他の装置に登録情報を送信可能である。つまり、対面モードの登録精算装置50は、自装置(客側)での精算も他装置での精算も可能である。従って、店員は、接触・非接触のどちらを望むかを顧客に確認し、自装置で精算するか他装置(何れかの精算装置)で精算するかを判断してもよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、処理装置、プログラムに関する。
[背景技術]
接触入力と非接触入力とを受け付ける電子デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特許第6833981号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、状況に関わらず操作に応じて接触入力と非接触入力とが制御されるため、状況に応じた入力方法による入力ができないという問題がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、状況に応じた好適な入力方法による入力を可能にする技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である処理装置(例えば、登録精算装置50、精算装置51、計量値付け装置70、印刷装置80)は、操作子(例えば、ボタン等)を含む画面を表示する表示手段(例えば、客側表示部205、表示部305、表示部405、表示部505)と、前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段(例えば、タッチセンサ)と、前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段(例えば、距離センサ部206、距離センサ部306、距離センサ部406、距離センサ部506)と、前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定(例えば、方法a~方法iに基づいて決定)する決定手段とを備えることを特徴とする処理装置である。
(1)の処理装置によれば、状況(方法a~方法iに示した種々の状況)に応じた好適な入力が可能になる。例えば、処理装置を操作する操作者(方法a、方法b、方法d、方法g)や操作対象(方法c)等に応じた入力が可能になる。更に、印刷装置80では、指差し確認が非接触操作となるため、指差し確認によって表示画面が汚れることや不衛生になることを防止することができる。
(2)前記決定手段は、前記表示手段を店員が操作するか顧客が操作するかに基づいて(方法g)、前記接触入力モードと前記非接触入力モードのうちの一方を決定することを特徴とする(1)に記載の処理装置である。
(2)の処理装置によれば、状況に応じた好適な入力方法による入力が可能になる。
(3)前記接触操作を検出可能な第1表示手段(例えば、店員側表示部210)と、前記接触操作及び前記非接触操作を検出可能な第2表示手段(例えば、客側表示部205)とを備え、前記決定手段は、前記第1表示手段における前記接触操作に基づいて(方法h)、前記接触入力モードと前記非接触入力モードのうちの一方を決定することを特徴とする(1)又は(2)に記載の処理装置
(3)の処理装置によれば、状況に応じた好適な入力が可能になる。
(4)前記表示手段は、前記非接触入力モードであるときには、前記接触入力モードであるときよりも、前記操作子を大きく表示することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の処理装置である。
(4)の処理装置によれば、非接触入力モードであるときの非接触入力が容易になる。
(5)決済を行う決済手段を備え、前記非接触検出手段は、前記表示手段と前記決済手段とを結ぶ略直線上には存在しないよう配置されることを特徴とする(1)乃至(4)の何れかに記載の処理装置である。
(5)の処理装置によれば、好適に非接触入力を行うことができる。つまり、非接触検出手段が、決済手段の決済操作を邪魔にならないため、決済操作に何ら負担をかけずに非接触入力を行うことができる。
(6)上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、表示手段を備える処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段、前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段、前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定する決定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
(6)のプログラムによれば、状況に応じた好適な入力が可能になる。
なお、以上に説明した各装置(本部サーバ10、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、登録精算装置50、精算装置51、携帯端末60、ショッピングカート等)の機能を実現するためのプログラム(携帯端末60等においては例えば特定アプリ)をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…販売システム
10…本部サーバ
20…クラウドサーバ
30…ストアコントローラ
40…取引状況管理装置
50…登録精算装置
51…精算装置
60…携帯端末
70…計量値付け装置

Claims (6)

  1. 操作子を含む画面を表示する表示手段と、
    前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段と、
    前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段と、
    前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記表示手段を店員が操作するか顧客が操作するかに基づいて、前記接触入力モードと前記非接触入力モードのうちの一方を決定することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記接触操作を検出可能な第1表示手段と、
    前記接触操作及び前記非接触操作を検出可能な第2表示手段と
    を備え、
    前記決定手段は、
    前記第1表示手段における前記接触操作に基づいて、前記接触入力モードと前記非接触入力モードのうちの一方を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記表示手段は、
    前記非接触入力モードであるときには、前記接触入力モードであるときよりも、前記操作子を大きく表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の処理装置。
  5. 決済を行う決済手段を備え、
    前記非接触検出手段は、前記表示手段と前記決済手段とを結ぶ略直線上には存在しないよう配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の処理装置。
  6. 表示手段を備える処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記操作子への接触操作を検出可能な接触検出手段、
    前記操作子への非接触操作を検出可能な非接触検出手段、
    前記操作子への入力モードとして、前記接触操作による接触入力モードと前記非接触操作による非接触入力モードのうちの一方を決定する決定手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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