JP2023003307A - 放電ランプ、オゾン生成方法および放電容器の製造方法 - Google Patents

放電ランプ、オゾン生成方法および放電容器の製造方法 Download PDF

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Kotaro Ogawa
剛 小林
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和泉 芹澤
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Abstract

【課題】オゾン発生装置などにおいて、原料ガスなどが流れる流路に対して紫外線を効果的に照射する。【解決手段】エキシマランプ10は、外側管20と、内側管30とを備え、帯状の箔電極40A、40Bが外側管20と内側管30との間で埋設され、露出しないように、外側管20と内側管30とを部分的に溶着させる。そして、外側管20と内側管30との間に流路Rを形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、エキシマランプなどの放電ランプ、並びにエキシマランプなどを用いた紫外線照射装置並びにオゾン発生装置に関し、特に、放電容器の構成に関する。
内側管と外側管によって発光管を構成する二重管構造のエキシマランプでは、外側管と内側管とが封止部において溶着し、一体となって封止されている(例えば、特許文献1参照)。内側管と外側管との間に形成された放電空間には希ガスが封入され、電極間に高周波電圧を印加することにより、放電発光する。
エキシマランプを用いたオゾン発生装置では、オゾン生成用原料ガスに対して紫外線を効果的に照射するように流路を形成することが求められる。例えば、筒状筐体内に二重管構造のエキシマランプを配置し、外側管外表面と筐体内表面との間に原料ガスの流れる流路を形成する。(特許文献2、3参照)。
特許第5504095号公報 特開2003-165711号公報 特開2016-37416号公報
特定波長(例えば、172nm)の紫外線によっては、ランプから放射された紫外線は比較的短い距離で減衰する。そのため、原料ガスなどが流れる流路において、紫外線強度が十分でない空間領域が生じ、オゾン発生効率の低下を招く恐れがある。
したがって、原料ガスなどが流れる流路に対して紫外線を効果的に照射できる放電容器の構成が求められる。
本発明の放電ランプは、内側管と、内側管を収容する外側管と、内側管および外側管との間に配置された帯状電極とを備える。内側管と外側管とは、帯状電極を露出させないように、部分的に溶着し、第1の空間領域が、内側管内に形成され、第2の空間領域が、内側管と外側管との間の非溶着空間部分に形成されている。そして、第1の空間領域および第2の空間領域において、一方には放電空間が形成され、他方には流路が形成されている。
例えば、第1の空間領域を放電空間として形成し、流路を、第2の空間領域として形成することが可能である。この場合、帯状電極は、内側管を介して対向配置された電極対で構成することが可能である。一方、第1の空間領域を流路として形成し、第2の空間領域を放電空間として形成することも可能である。
放電空間が第1の空間領域に形成される場合、流路の構成としては、管軸に沿った軸方向流路と、内側管の一方の縮径部表面に沿って軸方向流路と繋がっている径方向流路とを設けることが可能である。あるいは、管軸に沿った軸方向流路を設け、外側管の一方の端部が開口するように、流路を構成することも可能である。この場合、内側管外表面と外側管内表面との径方向距離間隔が、紫外線減衰率が80%以上となる紫外線減衰距離以下となるように構成することができる。
一方、流路が第1の空間領域に形成される場合、流路の構成としては、内側管の少なくとも一方の端部を開口することによって、管軸に沿った軸方向流路を設けことができる。
本発明の一態様であるオゾン生成方法は、内側管と、内側管を収容する外側管との間に、帯状電極を配置し、内側管と外側管とを、帯状電極を埋設させるように溶着させ、紫外線を放射するための希ガスを、内側管内に形成される放電空間に封入し、流路を、内側管と外側管との間の非溶着空間部分に形成し、酸素を含む原料ガスを流路に流すことによって、オゾンを発生させる。
本発明の一態様である放電容器の生成方法は、内側管と、内側管を収容する外側管との間に、帯状電極を配置し、内側管と外側管とを、帯状電極を埋設させるように部分的に溶着させ、内側管と外側管との間の非溶着空間部分に、空間領域を形成する。空間領域としては、放電空間または流路となる空間領域(第1の空間)と、流路または放電空間となる空間領域(第2の空間領域)を形成するように、内側管と外側管とを部分的に溶着させればよい。
本発明によれば、オゾン発生装置などにおいて、原料ガスなどが流れる流路に対して紫外線を効果的に照射できる。
第1の実施形態であるエキシマランプの概略的側面図である。 第1の実施形態であるエキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。 エキシマランプの概略的断面図である。 第1の実施形態のエキシマランプの製造工程を示した図である。 第1の実施形態のエキシマランプの製造工程を示した図である。 第2の実施形態における、エキシマランプの概略的側面図である。 第2の実施形態における、エキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。 第2の実施形態における、エキシマランプの概略的断面図である。 第2の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。 第2の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。 第3の実施形態における、エキシマランプの概略的側面図である。 第3の実施形態における、エキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。 第3の実施形態における、エキシマランプの概略的断面図である。 第3の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。 第3の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態であるエキシマランプの概略的側面図である。図2は、エキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。
エキシマランプ10は、放電容器10Fに流路Rを形成した二重管構造の放電ランプであり、接続部60、70を介して流路管80と接続している。流路管80には、オゾンを発生させるための原料ガス(酸素を含むガスなど)あるいは除菌、消臭のために紫外線照射対象となる液体などが流れるように構成されている。
エキシマランプ10は、外側管20と、外側管20内に同軸的に配置される内側管30とを備える。内側管30内には放電空間Sが形成され、所望な波長の紫外線を内側管30外に向けて放射するように希ガスがチップ管35から封入されている。外側管20、内側管30は、加熱によって互いに溶着可能な素材から成り、ここでは所望な波長における透過性のある石英ガラスで構成されている。なお、図1、2では、外側管20の内表面20Sと内側管30の外表面30Sとで囲まれた流路R1、R2を破線で示している。
電極対40A、40Bは、管軸Cに沿って延び、ここでは帯状の箔電極によって構成されている。電極対40A、40Bは、内側管30と外側管20との間で径方向に沿って互いに向かい合う位置に設けられている。電極対40A、40Bには、内側管30のチップ管35とは反対側端部に対し、給電線50A、50Bがそれぞれ接続されている。
電極対40A、40Bに対して高周波(例えば、数kHz~数十MHzの範囲)高電圧(例えば、数kV~十数kVの範囲)が印加されることにより、放電空間Sにおいて放電(誘電体バリア放電など)が生じ、紫外線がエキシマ光として放電空間Sから放射される。ここでは、波長172nmの紫外線が放射される。
例えば、酸素を含む原料ガスが流路管80を流れる場合、エキシマランプ10内の流路Rを流れる原料ガスに対して紫外線が照射されることにより、オゾンが発生する。オゾンを含む原料ガスは、下方側の接続部70を介して流路管80へ流出し、除菌、消臭などに用いられる。
図3は、エキシマランプ10の概略的断面図である。ここでは、図1、2に示したラインA-A、B-B、C-Cに沿った断面図をそれぞれ示している。
図3のラインC-Cに沿った断面図から明らかなように、電極対40A、40Bは、外側管20と内側管30との間に挟まれた状態で径方向に沿って対向配置され、外側管20と内側管30との溶着によって埋設されて、空間領域に露出していない。図3のラインA-Aに沿った断面図から明らかなように、電極対40A,40Bの管軸Cに沿った長さは、内側管30の径一定部分30T0に対応した長さを有し、電極対40A、40B全体が外側管20と内側管30との溶着によって被覆され、露出していない。
また、内側管30のチップ管35と反対側の縮径部30T2と径一定部分の境界30M
付近では、外側管20が内側管30の周方向周り全体に渡って溶着している。このような外側管20と内側管30との部分的溶着により、流路Rが、外側管20と内側管30との非溶着部分である外側管20と内側管30の径方向に沿った隙間として形成されている。
図1および図3のラインB-Bに沿った断面図に示すように、外側管20の上流側(接続部60側)の流路Rと下流側(接続部70側)の流路R(図3では、軸方向に沿った流路として符号R1で表している)が、管軸Cに沿った軸方向流路として構成されている。そして、内側管30のチップ管35が形成された側の縮径部30T1の外表面に沿った流路R(図3では、径方向に沿った流路として符号R2で表している)を通じて、軸方向に沿った上流側と下流側の流路R1とが径方向で空間的に繋がっている。
放電容器10Fでは、内側管30内に放電空間S、外側管20と内側管30との間に流路Rを形成する空間が形成されているが、放電空間Sが放電容器10Fの大部分を占め、流路Rの空間領域は非常に狭い。
一般的に、特定のピーク波長の真空紫外線は、大気中での光の進行とともに減衰して紫外線強度が低下する。特に、理想的な測定環境では波長172nmの紫外線の場合、約1mmの進行で紫外線強度比が80%まで減衰し、約3mmで50%、約6mmで20%、
そして約30mmで紫外線がすべて吸収されてしまう。紫外線減衰率が80%以上(紫外線強度比が20%以下)まで減衰する距離(以下、紫外線減衰距離という)が非常に短いが、紫外線強度が低い領域を原料ガスが通過させると高濃度のオゾンを含むガスを生成することができない。そのため、原料ガスや液体が流路Rを流れる間、オゾンを生成する十分に紫外線強度が高い領域を通過させることができる流路Rを形成する必要がある。
本実施形態では、エキシマランプ10内に形成された流路R(R1)の径方向距離間隔、すなわち内側管外表面30Sと外側管内表面20Sとの距離間隔(以下、ギャップという)Kは、最大距離となる個所においても、紫外線減衰距離以下になっている。そのため、流路R内に紫外線強度が低い領域が形成されることを防ぎ、流路R(R1)を通る原料ガス、液体などに対し、十分な紫外線強度で紫外線を照射することができる。また、流路Rのギャップは、経路において距離間隔に大きな相違がなく、原料ガスや液体が流路R(R1)を流れる間、比較的均一な紫外線強度で紫外線を受けることができる。
さらに、放電空間Sにおいて放電が生じると、紫外線は放電空間Sの径方向、すなわち内側管30の周方向全体から放射されるだけでなく、管軸Cに沿った方向にも放射される。流路R(R1、R2)が、内側管30の縮径部30T2も含めて外表面30Sの大部分に沿って形成されているため、原料ガスや液体が流路Rを通過する間、紫外線を十分に照射することができる。
このような2重管構造のエキシマランプ10は、既存のエキシマランプのようにジャケット管などへの挿入、設置作業を必要とせず、流路管80へそのまま接続するだけでオゾン発生装置として構成することが可能であり、また、紫外線照射装置として構成することが可能である。
図4、5は、本実施形態のエキシマランプ10の製造工程を示した図である。図4、5を用いて製造方法について説明する。ただし、図1、2のラインA-A、B-Bに合わせた内側管、外側管の断面図を合わせて示している。また、図1~3に示す製造後の外側管、内側管に対応する管などの構成に関し、説明を容易にするために図1~3で使用した符号を付している。
まず、一方の端部に小径のチップ管を形成し、内部空間を形成するように他方の端部が閉じた有底の内側管を成形する。外側管に関しては、上下方向に関して相対する位置に流路管との接続部となる小径の開口部を形成するととともに、一方の端部に内側管のチップ管サイズに応じた小径の孔20Rを形成し、そして、小径の孔20R(内側管のチップ管)とは反対側端部を開口させた無底の外側管を成形する。
内側管および外側管を成形した後、内側管を外側管内に挿入する。このとき、内側管に対し、給電線を接続させた帯状の箔電極を、周方向の互いに相対する位置で維持しながら内側管に添えて外側管内に挿入する(工程1-1参照)。
図4では、内側管を外側管内に挿入した状態を示している。内側管と外側管との間の隙間は、箔電極を挿入するだけの僅かな隙間であり(図4では誇張して描いている)、箔電極の厚さに応じて内側管の径、外側管の径が定められている。
内側管の外側管への挿入後、外側管の両側を封止する。すなわち、外側管の一端の小径と内側管のチップ管との隙間部分と、反対側の開口部を加熱によって封止する。その後、外側管の上側の開口部を閉じて下側の開口部から真空引きを行う(工程1-2参照)。
外側管の下側の開口部を封止して外側管内を真空状態にした後、箔電極の位置に沿って外側管に対して加熱、縮径を行い、外側管と内側管とを溶着させる。このとき、外側管を回転させずに加熱することによって、箔電極の位置を維持する。その結果、箔電極が外側管と内側管との間に埋設された状態で外側管と内側管が溶着される。なお、内側管に関しては、大気解放されている。
箔電極部分の封着とともに、内側管の径一定部分と、チップ管反対側の縮径部分との境界付近30Mにおいて、外側管を加熱、縮径し、内側管全周に渡って外側管を溶着させる。これにより、外側管と内側管との間に流路が形成される(工程1-3参照)。そして、内側管を排気して放電ガスを封入した後、外側管の端部を内側管の端部に合わせて切断する。そして、外側管の上側、下側の封止部分を再び開口して接続部を形成する(工程1-4参照)。このような一連の工程によって、エキシマランプ10が製造される。
次に、図6~10を用いて、第2の実施形態であるエキシマランプについて説明する。第2の実施形態では、内側管のチップ管が給電線側に設けられている。
図6は、第2の実施形態における、エキシマランプの概略的側面図である。図7は、第2の実施形態における、エキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。図8は、第2の実施形態における、エキシマランプの概略的断面図である。
エキシマランプ100は、第1の実施形態と同様、外側管120と外側管120内に同軸的に収容される内側管130とを備え、内側管130内に放電空間Sが形成される一方、流路Rが外側管120と内側管130との間に形成されている。
図8のラインA-A、B-Bに沿った断面図に示すように、内側管のチップ管135の反対側端部で、流路R(図8では符号R2で示している)が管軸Cに沿った上流側と下流側の流路R(図8では符号R1で示している)と径方向に繋がることによって、原料ガス、液体などがエキシマランプ10内を通過していく。第1の実施形態とは違って流路R2側にチップ管が形成されていないため、流路R2の空間領域を広く確保することができ、原料ガスなどに対し紫外線を十分に照射することができる。
図9、10は、第2の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。図9、10を用いて、第2の実施形態であるエキシマランプの製造方法について説明する。
内側管に関しては、一方の端部に小径のチップ管を形成し、内部空間を形成するように他方の端部が閉じた有底筒状の内側管を形成する。外側管に関しては、一方の端部に小径のチップ管125を形成し、他方の端部に開口部120Aを形成する。そして、内側管のチップ管側を外側管のチップ管に向けて、内側管を外側管に挿入する(工程2-1参照)。このとき、第1の実施形態と同様、箔電極を内側管に沿えて外側管内に挿入する。
内側管の挿入後、外側管の両端、すなわち、開口部120Aおよびチップ管125を封止して端部120Bを形成し、外側管内を真空引きする(工程2-2参照)。そして、箔電極に沿って加熱、縮径し、外側管と内側管とを溶着させる。また、内側管のチップ管側の縮径部と径一定部分の境界付近130Mにおいて、外側管を内側管全周に渡って溶着させ、流路を形成する(工程2-3参照)。
その後、内側管を排気して放電ガスを封入し、内側管のチップ管を封止する一方、外側管の内側管との全周溶着部分よりもチップ管側を切断する。そして、内側管をチップオフ、すなわち切断封止した後、外側管の上側、下側の封止部を再び開口して接続部を形成する(工程2-4参照)。これによって、第2の実施形態であるエキシマランプ100が製造される。
次に、図11~15を用いて、第3の実施形態であるエキシマランプについて説明する。第3の実施形態では、外側管の一端が開口した放電容器が構成されている。それ以外の構成については、実質的に第2の実施形態と同じである。
図11は、第3の実施形態における、エキシマランプの概略的側面図である。図12は、第3の実施形態における、エキシマランプの軸方向から見た概略的平面図である。図13は、第3の実施形態における、エキシマランプの概略的断面図である。
エキシマランプ200は、外側管220と内側管230とを備え、外側管220の一端には開口部220Rが形成され、無底となっている。そして、外側管220の接続部60、70両方から、酸素を含む原料ガスが流入するように構成されている。
エキシマランプ200へ流入したガスは、管軸Cに沿った軸方向の流路R(R1)を通る間、紫外線によって照射され、オゾンが発生する。そして、オゾンを含むガスが開口部220Rから流出する。このように開口部220Rからオゾンを含むガスを流出させることにより、例えば、ワークW(図11参照)の表面に外側管220の開口部220Rを向けるようにしてエキシマランプ200を配置することで、除菌、消臭作用のあるオゾン発生装置として利用することが可能である。
図14、15は、第3の実施形態における、エキシマランプの製造工程を示した図である。図14、図15を用いて、第3の実施形態であるエキシマランプの製造方法について説明する。
第2の実施形態と同様、箔電極を添えて内側管を外側管内に挿入し、箔電極を露出させないように外側管と内側管とを溶着、また、内側管のチップ管側の縮径部と径一定部分との境界付近で外側管を内側管全周に渡って溶着する(図14の工程3-3参照)。
その後、外側管のチップ管と反対側端部を切断し、開口部を形成する。また、内側管のチップ管を封止する(図14の工程3-4参照)。その後、内側管に希ガスを封入してチップ管を封止する。また、外側管の上側、下側の封止部を再び開口して接続部を形成させる(図15の工程3-5参照)。これによって、第3の実施形態であるエキシマランプ200が製造される。
第1~第3の実施形態では、帯状の箔電極を一対として構成しているが、3つ以上の電極を用いてもよく、また、電極対の一方の電極を外側管外表面に配置してもよい。また、箔電極以外の管軸に沿って延びる電極を適用することも可能である。さらに、内側管の径一定部分の長さよりも短い電極長さで構成することも可能である。
第1~第3の実施形態では、内側管内部を放電空間、内側管と外側管との間を流路として形成しているが、流路と放電空間を空間領域として入れ替える構成も可能である。例えば、内側管内を管軸方向に沿って貫通させて流路を形成し、内側管と外側管との間に放電空間を形成することが可能である。流路の構成としては、内側管の少なくとも一方を開口することによって、管軸に沿った軸方向流路を設ける構成にすることができる。この場合、外側管の管壁に電極を埋設させる、あるいは外側管外表面に電極を配置すればよい。
10 エキシマランプ
20 外側管
30 内側管
40A 箔電極
40B 箔電極
S 放電空間
R 流路

Claims (10)

  1. 内側管と、
    前記内側管を収容する外側管と、
    前記内側管および前記外側管との間に配置された帯状電極とを備え、
    前記内側管と前記外側管とが、前記帯状電極を露出させないように、部分的に溶着し、
    第1の空間領域が、前記内側管内に形成され、
    第2の空間領域が、前記内側管と前記外側管との間の非溶着空間部分に形成され、
    前記第1の空間領域および前記第2の空間領域において、
    一方には放電空間が形成され、他方には流路が形成されていることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記放電空間が、前記第1の空間領域に形成され、
    前記流路が、前記第2の空間領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記流路が、管軸に沿った軸方向流路と、前記内側管の一方の縮径部表面に沿って前記軸方向流路と繋がっている径方向流路とを設けていることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。
  4. 前記流路が、管軸に沿った軸方向流路を設け、前記外側管の一方の端部が開口していることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。
  5. 前記流路において、前記内側管外表面と前記外側管内表面との径方向距離間隔が、紫外線減衰率が80%以上となる紫外線減衰距離以下となっていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の放電ランプ。
  6. 前記帯状電極が、前記内側管を介して対向配置された電極対で構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の放電ランプ。
  7. 前記流路が、前記第1の空間領域に形成され、
    前記放電空間が、前記第2の空間領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  8. 前記内側管の少なくとも一方の端部が開口し、
    前記流路が、管軸に沿った軸方向流路を設けていることを特徴とする請求項7に記載の放電ランプ。
  9. 内側管と、前記内側管を収容する外側管との間に、帯状電極を配置し、
    前記内側管と前記外側管とを、前記帯状電極を埋設させるように溶着させ、
    紫外線を放射するための希ガスを、前記内側管内に形成される放電空間に封入し、
    流路を、前記内側管と前記外側管との間の非溶着空間部分に形成し、
    酸素を含む原料ガスを前記流路に流すことによって、オゾンを発生させることを特徴とするオゾン生成方法。
  10. 内側管と、前記内側管を収容する外側管との間に、帯状電極を配置し、
    前記内側管と前記外側管とを、前記帯状電極を埋設させるように部分的に溶着させ、
    前記内側管と前記外側管との間の非溶着空間部分に、空間領域を形成することを特徴とする放電容器の製造方法。
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