JP2023003086A - 絞り弁装置 - Google Patents

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洋一 渡邉
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Abstract

【課題】スロットルシャフトの軸方向の規制の堅牢性を確保することができる絞り弁装置を提供する。【解決手段】絞り弁装置は、スロットル弁2と、第1軸31と第1軸31より太い第2軸32から構成され、第2軸32にスロットル弁2が取付けられるスロットルシャフト3と、スロットルシャフト3を回転可能に支持するニードルベアリング9と、ニードルベアリング9が取付けられる第1穴H1と第1穴H1より径が小さい第2穴H2から構成される段付き穴を有するスロットルボディ6と、スロットルシャフト3に設けられるスラストリテーナー12と、を備える。第1軸31の外周面と第2軸32の外周面とをつなぐ第1環状面S1は、第1穴H1の内周面と第2穴H2の内周面とをつなぐ第2環状面S2とニードルベアリング9との間に位置する。【選択図】図4

Description

本発明は、絞り弁装置に関する。
ニードルベアリングによってスロットルシャフトを回転支持しているモータ駆動式の絞り弁装置としては、特開2008-96231号に記載したものが知られている。
上記のニードルベアリングによってスロットルシャフトを回転支持する方式は、アルミダイキャスト製の絞り弁組体(以下スロットルボディと呼ぶ)にスロットルシャフトが配置されている。スロットルシャフトの両端はニードルベアリングで回転支持されている。
ニードルベアリングはスロットルボディに設けた軸受ボス部に圧入固定されている。また、スロットルシャフト上に設けたスリット部にC型ワッシャ(以下スラストリテーナーと呼ぶ)を挿入後、そのスラストリテーナーをニードルベアリングとスロットルボディで挟むことで、スロットルシャフトのスラスト方向の可動量を規制している。
特開2008-96231号公報
ニードルベアリングはその間に通すスロットルシャフトの回転支持とラジアル方向の位置規制をするが、スラスト方向の位置規制はない。吸気量制御弁(スロットル弁)では、スラスト方向の規制はスラストリテーナーと呼ばれる板状の部品をスロットルシャフトに組み付け、そのスラストリテーナーをニードルベアリングとスロットルボディで挟み込むことでスラスト規制を行っている構造がある。
その構造の場合、スラストリテーナーには、エンジンの振動により、そのスラスト規制対象部品のスラスト方向に発生する運動エネルギーが加わることになる。この運動エネルギーがスラストリテーナーの許容応力を超えた応力を加えたとき、スラストリテーナーは破損する。
スラストリテーナーがスラスト方向の振動によって破損すると、吸気量制御弁(スロットル弁)の機能が損なわれる。さらに、大排気量エンジンに取り付けられる吸気量制御弁(スロットル弁)は、吸気通路直径が大きく、スラストリテーナーで規制する部品群の総重量は重く、加わる運動エネルギーは大きくなり、スラストリテーナーの耐久性の重要度は増す。
つまり、スラストリテーナーの耐振性向上は吸気量制御弁(スロットル弁)の信頼性向上に多大に寄与する。しかし、ただスラストリテーナーを大きく重くすれば、コストアップ、組付性悪化を招くだけなので、現状のサイズはほとんど変えずにスラストリテーナーの耐振性を向上させたい。
本発明の目的は、スロットルシャフトの軸方向の規制の堅牢性を確保することができる絞り弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、スロットル弁と、第1軸と前記第1軸より太い第2軸から構成され、前記第2軸に前記スロットル弁が取付けられるスロットルシャフトと、前記スロットルシャフトを回転可能に支持するニードルベアリングと、前記ニードルベアリングが取付けられる第1穴と前記第1穴より径が小さい第2穴から構成される段付き穴を有するスロットルボディと、前記スロットルシャフトに設けられるスラストリテーナーと、を備え、前記第1軸の外周面と前記第2軸の外周面とをつなぐ第1環状面は、前記第1穴の内周面と前記第2穴の内周面とをつなぐ第2環状面と前記ニードルベアリングとの間に位置する。
本発明によれば、スロットルシャフトの軸方向の規制の堅牢性を確保することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
モータ駆動式の絞り弁装置の主要部拡大断面図である。 モータ駆動式の絞り弁装置の斜視図である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(比較例)である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(実施例1)である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(実施例2)である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(実施例3)である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(実施例4)である。 スラストリテーナー周辺部の拡大図(実施例5)である。
以下、図面を用いて、本発明の実施例の絞り弁装置の構成を説明する。本実施例は、回転体の回転軸(スロットルシャフト)をニードルベアリングで回転支持する吸気量制御弁(スロットル弁)に用いられるものであって、モータによって駆動される絞り弁で内燃機関の空気通路の開口面積を電気的に制御するモータ駆動式の絞り弁装置に関するものである。
[実施例1]
図1はモータ駆動式絞り弁装置の主要断面図、図2はモータ駆動式絞り弁装置の斜視図である。
アルミダイキャスト製の絞り弁組体(以下、スロットルボディ6と呼ぶ)には吸気通路(以下、ボア1と呼ぶ)とモータ20収納用のモータハウジング20Aが一緒に成型されている。
スロットルボディ6にはボア1の一つの直径線に沿って金属製の回転軸(以下、スロットルシャフト3と呼ぶ)が配置されている。スロットルシャフト3の両端はニードルベアリング9、10(軸受)で回転支持されている。ニードルベアリング9、10はスロットルボディ6に設けた軸受ボス部7、8に圧入固定されている。
また、スロットルシャフト3上に設けたスリット3AにC型ワッシャ(以下、スラストリテーナー12と呼ぶ)を挿入する。その際、スロットルシャフト3のスリット3Aとスラストリテーナー12の幅には差があり、スロットルシャフト3が回転可能なクリアランスを設けている。その後、ニードルベアリング9を圧入することで、スラストリテーナー12はニードルベアリング9とスロットルボディ6に挟まれることになり、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制している。
図3は、図1に示したスラストリテーナー12周辺部の拡大図(比較例による形状)である。上記した通りスラストリテーナー12は、スロットルシャフト3上に設けたスリット3Aに配設されるが、図3に示すように比較例ではスロットルシャフト3の段付部3Bと離れて設けられていた。このスロットルシャフト形状だと、スラストリテーナー12の受け面は段差分減少しており、さらに振動が加わりスロットルシャフト3がスラスト方向に動いたときはスラストリテーナー12に曲げモーメントが働きやすい構造だった。
これに対し、図4に示したスラストリテーナー12周辺部の拡大図(本実施例形状)のように、スロットルシャフト3の段付部3Bを廃止することで、スラストリテーナー12の受け面はスロットルシャフトの段付部3Bの分だけ接触面積を大きくとれ、その分、スラストリテーナー12に発生する応力を低減できる。
次に上記のスラスト規制構造をガソリンエンジン用のモータ駆動式絞り弁(スロットル弁)制御装置に適用した例を図1および図2を参照して具体的に説明する。
スロットルシャフト3には金属材製の円板で構成される絞り弁(以下、スロットル弁2と呼ぶ)がスロットルシャフト3に設けたスリットに差し込まれ、ねじ4、5でスロットルシャフト3に固定されている。かくして、スロットルシャフト3が回転するとスロットル弁2が回転し、結果的に吸気通路の断面積が変化してエンジンへの吸入空気流量が制御される。
モータハウジング20Aはスロットルシャフト3とほぼ並行に形成されており、ブラシ式直流モータで構成されるモータ20がモータハウジング20A内に差込まれ、スロットルボディ6の側壁にモータ20のブラケット20Bのフランジ部をねじ21でねじ止めすることで固定されている。また、モータ20の端部にはウェーブワッシャ25が配設されモータ20を保持する。
軸受ボス部7、8の開口はニードルベアリング9、10で封止されており、シャフトシール部を構成し、ボアからの気密を保つよう構成されている。また、軸受ボス部8側の端部はキャップ11で封止されており、スロットルシャフト3の端部およびニードルベアリング10が露出することを防止している。
これにより、軸受部からの空気の漏れ、あるいは軸受の潤滑用のグリースが外気中や、後述するギア収納室に漏れ出すのを防止している。
モータ20の回転軸端部には歯数の最も少ない金属製のギア22が固定されている。このギア22が設けられた側のスロットルボディ側面部にはスロットルシャフト3を回転駆動するための減速歯車機構やばね機構が纏めて配置されている。これら機構部は、スロットルボディ6の側面部に固定される樹脂材製のカバー(以下、ギアカバー26と呼ぶ)で覆われている。そして、このギアカバーで覆われた、いわゆるギア収納室に回転角度検出装置(以下、スロットルポジションセンサ27と呼ぶ)が設けられ、スロットルシャフト3の回転角度、結果的にはスロットル弁2の開度が検出される。
ギアカバー26側のスロットルシャフト3の端部にはスロットルギア13が固定されている。スロットルギア13は金属プレート14と、この金属プレート14に樹脂成形された樹脂材製ギア部15とから構成されている。金属プレート14の中心部にはカップ状の凹部を備えられ、凹部の開放側端部にギア成型用のフランジ部を有する。このフランジ部に樹脂成形によって樹脂材製ギア部15がモールド成型されている。
金属プレート14は凹部の中央に孔を有する。スロットルシャフト3の先端部の周囲にはねじ溝が刻まれている。金属プレート14の凹部の孔にスロットルシャフト3の先端を差込み、ねじ部にナット17を螺合する、もしくは金属プレートと溶接することでスロットルシャフト3に金属プレート14を固定する。かくして、金属プレート14及び、そこに成形された樹脂材製ギア部15はスロットルシャフト3と一体に回転する。
スロットルギア13の背面とスロットルボディ6の側面との間に弦巻ばねで形成されたリターンスプリング16が挟持されている。リターンスプリング16の片側は軸受ボス部7の周囲を取巻き、その先端がデフォルトレバー18に形成された切欠きに係止され、端部は回転方向には回転できないように構成されている。他端は金属プレート14のカップ状部を取巻き、その先端が金属プレート14に形成された孔に係止され、こちらの端部も回転方向には回転できないように構成されている。
モータ20の回転軸に取付けられたギア22とスロットルシャフト3に固定されたスロットルギア13との間にはスロットルボディ6の側面に圧入固定された金属材製の軸(以下、ギアシャフト24)に回転可能に支持された中間ギア23が噛み合っている。中間ギア23はギア22と噛み合う大径ギア23Aとスロットルギア13と噛み合う小径ギア23Bとから構成されている。両ギアは樹脂成形により一体に成型される。これらギア22,23A,23B,15は2段の減速歯車機構を構成している。
かくして、モータ20の回転はこの減速歯車機構を介してスロットルシャフト3に伝達される。
これら減速機構やばね機構は樹脂材製のギアカバー26によって覆われている。ギアカバー26の開口端側周縁にはシール部材を挿入する溝が形成されており、シール部材がこの溝に装着された状態で、ギアカバー26をスロットルボディ6に被せると、シール部材がスロットルボディ6の側面に形成されているギア収納室の周囲のフレームの端面に密着してギア収納室内を外気から遮蔽する。この状態でギアカバー26をスロットルボディ6に6個のクリップ28で固定する。
[実施例2]
図5は実施例1に対し、スロットルシャフト3のスリット3Aを廃し、スラストリテーナー12を円環状のスラストリテーナー12Aに変更する。円環状となったスラストリテーナー12Aはスロットルシャフトに圧入固定される。スラストリテーナー12Aをスロットルシャフト3に圧入固定後、ニードルベアリングを要求されるクリアランスを残した状態で圧入することでスロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制している。
[実施例3]
図6は実施例2に対し、スラストリテーナー12を廃し、代わりにスラストリテーナーの機能を有する鍔形状3Cを有した形状に変更する。この鍔形状3Cはニードルベアリング9を要求されるクリアランスを残した状態で圧入することで、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制している。
[実施例4]
図7は実施例1に対し、スラストリテーナー12とスロットルボディ6との間に摩耗抑止のシート30を配設し、スロットルボディ摩耗によるクリアランスの増加を防ぎ、クリアランスが増加したことで発生する運動エネルギーを減少させる。これによって、スラストリテーナー12に発生する応力を低減する。シート30の要件としては、スロットルボディ6の素材であるアルミダイキャスト合金より硬度が高いことである。
[実施例5]
図8は実施例1に対し、スラストリテーナー12およびスロットルシャフト3のスリット3Aおよび段付部3Bを廃止する。ニードルベアリング9はスロットルシャフト3の端部3Dとの間にクリアランスCの半分を残した状態で圧入される。また、ニードルベアリング10はスロットルシャフト3の端部3Eとの間にクリアランスCの半分を残した状態で圧入される。これにより、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制している。クリアランスCとは、A[ニードルベアリング端部9Aとニードルベアリング端部10Aの距離]-B[スロットルシャフト端部3Dと3Eの距離]である。
実施例1-5の主な特徴は、次のようにまとめることもできる。
図4に示すように、絞り弁装置は、少なくとも、スロットル弁2と、第1軸31と第1軸31より太い第2軸32から構成され、第2軸32にスロットル弁2が取付けられるスロットルシャフト3と、スロットルシャフト3を回転可能に支持するニードルベアリング9と、ニードルベアリング9が取付けられる第1穴H1と第1穴H1より径が小さい第2穴H2から構成される段付き穴を有するスロットルボディ6と、スロットルシャフト3に設けられるスラストリテーナー12と、を備える。第1軸31の外周面と第2軸32の外周面とをつなぐ第1環状面S1は、第1穴H1の内周面と第2穴H2の内周面とをつなぐ第2環状面S2とニードルベアリング9との間に位置する。
これにより、第1環状面S1でスラストリテーナー12を受けるため、スラストリテーナー12に発生する応力を低減できる。その結果、スロットルシャフト3の軸方向の規制の堅牢性が向上する。図4の例では、第1環状面S1の面積は、第2環状面S2よりも大きい。
なお、第2環状面S2は、スラストリテーナー12がスロットルシャフト3とともに軸方向(図4の下側)に移動することを規制する。これにより、スロットル弁2の軸方向の位置が規制されるため、例えば、吸入空気流量の制御精度が向上する。スラストリテーナー12と第2環状面S2との間には、第1クリアランスが設けられる。また、スラストリテーナー12とニードルベアリング9との間に第2クリアランスが設けられる。これにより、スロットルシャフト3の回転が摩擦力により制動されることを抑制することができる。
図4の例では、第1環状面S1は、スラストリテーナー12を支持する。換言すれば、第1環状面S1は、スラストリテーナー12に接する。これにより、例えば、スラストリテーナー12の安定性が向上する。
図4の例では、スラストリテーナー12は、C字状である。第1軸31は、スラストリテーナー12が挿入されるスリット3Aを有する。これにより、スラストリテーナー12のスロットルシャフト3への取付けが容易となる。
図5の例では、スラストリテーナー12Aは、円環状であり、第1軸31に圧入固定される。これにより、例えば、スラストリテーナー12Aのがたつきが防止される。
図6の例では、スラストリテーナーは、スロットルシャフト3と一体に成形され、鍔形状3Cを有する。これにより、例えば、スロットルシャフト3の軸方向の規制の堅牢性がさらに向上する。
図7の例では、第2環状面S2は、スロットルボディ6より硬度が高いシート30で覆われる。これにより、第2環状面S2の摩耗を抑制することができる。なお、スロットルボディ6がアルミダイキャスト合金製の場合、シート30は、例えば、ステンレス製とする。第1環状面S1を、スロットルボディ6より硬度が高いシート30で覆ってもよい。ただし、第1環状面S1を覆うシート30と第2環状面S2を覆うシート30は別体とする。
図8の例では、絞り弁装置は、少なくとも、スロットル弁2と、第1軸31と第1軸31より太い第2軸32と第2軸32より細い第3軸33から構成され、第2軸32にスロットル弁2が取付けられるスロットルシャフト3と、第1軸31に設けられ、スロットルシャフト3を回転可能に支持する第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)と、第3軸33に設けられ、スロットルシャフト3を回転可能に支持する第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)と、第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)が取付けられる第1穴H1と第1穴H1より径が小さい第2穴H2から構成される第1段付き穴と、第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)が取付けられる第3穴H3と第3穴H3より径が小さい第4穴H4から構成される第2段付き穴を有するスロットルボディ6と、を備える。
第1軸31の外周面と第2軸32の外周面とをつなぐ第1環状面S1は、第1穴H1の内周面と第2穴H2の内周面とをつなぐ第2環状面S2と第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)との間に位置する。第3軸33の外周面と第2軸32の外周面とをつなぐ第3環状面S3は、第3穴H3の内周面と第4穴H4の内周面とをつなぐ第4環状面S4と第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)との間に位置する。
第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)と第1環状面S1との距離は、第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)と第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)との間の距離と第2軸32の長さとの差の半分である。第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)と第3環状面S3との距離は、第1ニードルベアリング(ニードルベアリング9)と第2ニードルベアリング(ニードルベアリング10)との間の距離と第2軸32の長さとの差の半分である。これにより、スロットルシャフト3の軸方向の規制の堅牢性を確保しつつ、部品点数を低減することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明の実施例は、以下の態様であってもよい。
(1).アルミダイキャスト製のスロットルボディ6、前記スロットルボディ6に形成された吸気通路(ボア1)とモータ20収納用のモータハウジング20A、前記ボア1の一つの直径線に沿って金属製のスロットルシャフト3が配置され、前記スロットルシャフト3の両端はニードルベアリング9、10で回転支持され、前記ニードルベアリング9、10はスロットルボディ6に設けた軸受ボス部7、8に圧入固定され、スロットルシャフト3上に設けたスリット3Aにスラストリテーナー12が挿入され、スロットルシャフト3のスリット3Aとスラストリテーナー12の幅には差があり、スロットルシャフト3が回転可能なクリアランスを設けられ、前記スロットルシャフト3にニードルベアリング9を圧入することで、スラストリテーナー12はニードルベアリング9とスロットルボディ6に挟まれ、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制しているモータ駆動式絞り弁装置であって、スロットルシャフト3の段付部3Bを廃止することで、スラストリテーナー12の受け面をスロットルシャフトの段付部3Bの分だけ接触面積を大きくとれて、その分、スラストリテーナー12に発生する応力を低減できるモータ駆動式絞り弁装置。
(2).(1)に記載したものにおいて、スロットルシャフト3のスリット3Aを廃し、スラストリテーナー12を円環状(スラストリテーナー12A)に変更し、前記円環状となったスラストリテーナー12はスロットルシャフト3に圧入固定され、スラストリテーナー12Aを前記スロットルシャフト3に圧入固定後、前記ニードルベアリング9を要求されるクリアランスを残した状態で圧入することでスロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制しているモータ駆動式絞り弁装置。
(3).(2)に記載したものにおいて、スラストリテーナー12を廃し、代わりにスラストリテーナーの機能を有する鍔形状3Cを有した形状をスロットルシャフト3に有し、前記鍔形状3Cはニードルベアリング9を要求されるクリアランスを残した状態で圧入することで、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制しているモータ駆動式の絞り弁装置。
(4).(1)に記載したものにおいて、スラストリテーナー12とスロットルボディ6との間に摩耗抑止のシート30を配設し、前記シート30はスロットルボディ6の素材であるアルミダイキャスト合金より高い硬度を有し、スロットルボディ摩耗によるクリアランスの増加を防ぎ、クリアランスが増加したことで発生する運動エネルギーを減少させ、これによって、スラストリテーナー12に発生する応力を低減したモータ駆動式の絞り弁装置。
(5).(1)に記載したものにおいて、スラストリテーナー12およびスロットルシャフト3のスリット3Aおよび段付部3Bを廃止し、Aを[ニードルベアリング端部9Aとニードルベアリング端部10Aの距離]、Bを[スロットルシャフト端部3Dと3Eの距離]と定義した際に、クリアランスCをC=A-Bとして、ニードルベアリング9はスロットルシャフト3の端部3Dとの間にクリアランスCの半分を残した状態で圧入され、ニードルベアリング10はスロットルシャフト3の端部3Eとの間にクリアランスCの半分を残した状態で圧入され、これにより、スロットルシャフト3のスラスト方向の可動量を規制しているモータ駆動式の絞り弁装置。
すなわち、上記実施例では、スロットルシャフトの形状をスラストリテーナーの受け面積をより大きくできるものに変えて、スラストリテーナーに発生する応力を緩和する。また別の方法として、円環状のスラストリテーナーをスロットルシャフトに圧入することで部品間のガタを無くし、ガタがあったことで発生していた運動エネルギーを減少させる。また別の方法として、スロットルシャフトにスラストリテーナー形状の鍔を形成することで部品間のガタを無くし、ガタがあったことで発生していた運動エネルギーを減少させる。また別の方法として、スラストリテーナーとスロットルボディとの間に摩耗抑止のシートを配設し、摩耗によるガタの増大を防ぎ、ガタがあったことで発生していた運動エネルギーを減少させる。また、別の方法として、スラストリテーナーを廃し、ニードルベアリングの端部とスロットルシャフトの端部を利用してスラスト方向の位置規制を行う。
このような構造を採用することで、耐振性の高いモータ駆動式の絞り弁制御装置が得られる。
1…ボア、2…スロットル弁、3…スロットルシャフト、4…ねじ、5…ねじ、6…スロットルボディ、7…軸受ボス部、8…軸受ボス部、9…ニードルベアリング(軸受)、10…ニードルベアリング(軸受)、11…キャップ、12…スラストリテーナー、13…スロットルギア、14…金属プレート、15…樹脂材製ギア部、16…リターンスプリング、17…ナット、18…デフォルトレバー、19デフォルトスプリング、20…モータ、21…ねじ、22…ギア(モータギア)、23…中間ギア、24…ギアシャフト、25…ウェーブワッシャ、26…ギアカバー、27…スロットルポジションセンサ、28…クリップ、29…シール部材、30…シート(摩耗抑止シート)

Claims (10)

  1. スロットル弁と、
    第1軸と前記第1軸より太い第2軸から構成され、前記第2軸に前記スロットル弁が取付けられるスロットルシャフトと、
    前記スロットルシャフトを回転可能に支持するニードルベアリングと、
    前記ニードルベアリングが取付けられる第1穴と前記第1穴より径が小さい第2穴から構成される段付き穴を有するスロットルボディと、
    前記スロットルシャフトに設けられるスラストリテーナーと、を備え、
    前記第1軸の外周面と前記第2軸の外周面とをつなぐ第1環状面は、前記第1穴の内周面と前記第2穴の内周面とをつなぐ第2環状面と前記ニードルベアリングとの間に位置する
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  2. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記第1環状面は、前記スラストリテーナーを支持する
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  3. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記スラストリテーナーは、C字状であり、
    前記第1軸は、前記スラストリテーナーが挿入されるスリットを有する
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  4. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記スラストリテーナーは、
    円環状であり、
    前記第1軸に圧入固定される
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  5. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記スラストリテーナーは、
    前記スロットルシャフトと一体に成形され、鍔形状を有する
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  6. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記第2環状面は、
    前記スロットルボディより硬度が高いシートで覆われる
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  7. 請求項1に記載の絞り弁装置であって、
    前記第2環状面は、
    前記スラストリテーナーが前記スロットルシャフトとともに軸方向に移動することを規制する
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  8. 請求項7に記載の絞り弁装置であって、
    前記スラストリテーナーと前記第2環状面との間に第1クリアランスが設けられる
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  9. 請求項8に記載の絞り弁装置であって、
    前記スラストリテーナーと前記ニードルベアリングとの間に第2クリアランスが設けられる
    ことを特徴とする絞り弁装置。
  10. スロットル弁と、
    第1軸と前記第1軸より太い第2軸と前記第2軸より細い第3軸から構成され、前記第2軸に前記スロットル弁が取付けられるスロットルシャフトと、
    前記第1軸に設けられ、前記スロットルシャフトを回転可能に支持する第1ニードルベアリングと、
    前記第3軸に設けられ、前記スロットルシャフトを回転可能に支持する第2ニードルベアリングと、
    前記第1ニードルベアリングが取付けられる第1穴と前記第1穴より径が小さい第2穴から構成される第1段付き穴と、前記第2ニードルベアリングが取付けられる第3穴と前記第3穴より径が小さい第4穴から構成される第2段付き穴を有するスロットルボディと、を備え、
    前記第1軸の外周面と前記第2軸の外周面とをつなぐ第1環状面は、前記第1穴の内周面と前記第2穴の内周面とをつなぐ第2環状面と前記第1ニードルベアリングとの間に位置し、
    前記第3軸の外周面と前記第2軸の外周面とをつなぐ第3環状面は、前記第3穴の内周面と前記第4穴の内周面とをつなぐ第4環状面と前記第2ニードルベアリングとの間に位置し、
    前記第1ニードルベアリングと前記第1環状面との距離は、
    前記第1ニードルベアリングと前記第2ニードルベアリングとの間の距離と第2軸の長さとの差の半分であり、
    前記第2ニードルベアリングと前記第3環状面との距離は、
    前記第1ニードルベアリングと前記第2ニードルベアリングとの間の距離と第2軸の長さとの差の半分である
    ことを特徴とする絞り弁装置。
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