JP2023001753A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アクティブ状態とスリープ状態を頻繁に遷移することを抑えつつ、適切にスリープ状態から復帰することを可能にすること。【解決手段】画像形成装置101のコントローラ103のCPU304は、イベントの発生に基づいてスリープ状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定の期間内では、スリープ復帰イベントが発生した場合(S502でYes且つS505でYes)、該発生したイベントがタッチパネル押下又はキー押下イベントの場合にはスリープ復帰せず(S506でNo)、該発生したイベントが前記タッチパネル押下又はキー押下以外の場合にはスリープ復帰する(S506でYes、S504)。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
画像形成装置は、節電機能の向上により、ユーザが使っていない時は、より低電力で待機する機能を提供している。つまり、画像形成装置は、消費電力の高い待機状態(アクティブ状態)において、節電キー押下やスリープタイマの満了などの節電イベントが発生すると、消費電力の低い待機状態(スリープ状態)に遷移する。なお、アクティブ状態とは、例えばプリンタやスキャナに通電してコピーなどを即時実行できる状態に対応する。また、スリープ状態とは、例えばプリンタやスキャナを電源OFFして操作画面を消灯した状態に対応する。
なお、アクティブ状態からスリープ状態に遷移すると、プリンタのクールダウンのためのファン回転、帯電シャッター閉操作、プリンタを制御する電源リレースイッチOFFなどの、プリンタ装置の印刷後処理が発生する。また逆に、スリープ状態からアクティブ状態に遷移すると、電源リレースイッチON、プリンタの昇温などの、プリンタ装置の印刷前処理が発生する。
これらの処理は、ギアを回転させたり、電力を上げ下げして、プリンタ装置にアナログに作用するので、一定の時間がかかる。アクティブ状態からスリープ状態に頻繁に遷移すると、プリンタ装置の動作がついてこられず、さらに回数寿命のある電源リレースイッチON/OFFが繰り返される。そのため、アクティブ状態からスリープ状態への頻繁な遷移は、製品寿命を消費したり、故障の遠因になったりする場合がある。
そのため、スリープ状態からアクティブ状態に遷移した後、アクティブ状態からスリープ状態に遷移する処理を短期間で繰り返さないようにするため、電力状態遷移イベントに対応するイベントハンドラを実行しない期間を設ける、デバイス保護の対応がある。このデバイス保護の対応により、複数の電力状態遷移イベントが連続して発生するような場合でも、短期間に何度もプリンタ装置の電源リレースイッチをON/OFFなどする電力状態遷移を行わないようにしている。
特許文献1では、人検出センサによる検出と、タッチパネルによる検出との2系統の復帰要因を認識する画像形成装置において、人検出センサにより復帰した場合、タッチパネルへの操作を所定期間無効化する技術が提案されている。これにより、画像形成装置が人検知センサにより通常電力状態に復帰した直後にタッチパネル上のソフトウェア節電キーがタッチされてしまい、復帰直後に再び省電力状態へ移行してしまうことを防止できる。
特開2018-187848号公報
デバイスの保護の観点からすると、スリープ状態からアクティブ状態に復帰した場合に再度スリープ状態に突入することを一定期間禁止するのと同様、アクティブ状態からスリープ状態に突入した場合に再度アクティブ状態に復帰することも一定期間禁止したい。しかし、アクティブ状態からスリープ状態に突入した場合にアクティブ状態に復帰すること自体を一定期間に禁止してしまうと、ユーザの操作順序やタイミングによっては、適切な復帰ができなくなり、次の動作が行えなくなるといった課題があった。
以下に、その課題について具体例を用いて説明する。
例えば、スリープ状態からアクティブ状態へ復帰するイベントの一つとして前ドアカバー開があり、スリープ状態で前ドアカバーが開けられるとアクティブ状態へ復帰する。例えば、ユーザは、スリープ状態で前ドアカバーを開いてアクティブ状態に復帰させた後、UI操作部からトナーカバー開に対応するソフトウェアキーを押して、前ドアの内側にあるトナーカバーを電気的に開くことで、トナー交換を行えるようにする。
しかし、ユーザが、節電キーを押してアクティブ状態からスリープ状態へ突入した直後に、前ドアカバーを開けると、前ドアカバー開によるアクティブ状態への復帰が禁止され、スリープ状態からアクティブ状態に復帰できない。また、この場合、節電キー押下によるアクティブ状態への復帰も禁止されるため、節電キー押下でもスリープ状態からアクティブ状態へ復帰できない。このように、アクティブ状態からスリープ状態に突入した場合に再度アクティブ状態に復帰することを一定時間禁止する構成では、前ドアの内側にあるトナーカバーを開くことができず、ユーザがトナーを交換することができなくなってしまう場合がある。
2つ目の具体例を以下に示す。
スリープ状態からアクティブ状態へ復帰するイベントの一つとして、側面マルチ手差し給紙ユニットへの用紙挿抜がある。ユーザは、側面マルチ手差し給紙ユニットに印刷用紙を挿入して、装置をアクティブ状態に復帰させた後、UI操作部から、給紙する用紙サイズやマテリアルを正しく選択し、コピーやプリントなどの印刷を指示する。
例えば、ユーザが、節電キーを押してアクティブ状態からスリープ状態へ突入した直後に、側面マルチ手差し給紙ユニットに印刷用紙を挿入する。この際に、スリープ突入復帰イベントを一定時間禁止する構成では、用紙挿抜によるアクティブ状態への復帰が禁止され、スリープ状態からアクティブ状態に復帰できない。また、この場合、節電キー押下によるアクティブ状態への復帰も禁止されるため、節電キー押下でもスリープ状態からアクティブ状態へ復帰できない。このように、アクティブ状態からスリープ状態に突入した場合に再度アクティブ状態に復帰することを一定時間禁止する構成では、印刷用紙の選択等ができず、ユーザがプリント動作を行えなくなってしまう場合がある。
このように、アクティブ状態からスリープ状態に突入した場合にアクティブ状態に復帰すること自体を一定期間に禁止してしまうと、ユーザの操作順序やタイミングによっては、適切な復帰ができなくなり、次の動作が行えなくなるといった課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、アクティブ状態とスリープ状態を頻繁に遷移することを抑えつつ、適切にスリープ状態から復帰することを可能にする仕組みを提供することである。
本発明は、第1電力状態と、前記第1電力状態よりも消費電力の低い第2電力状態とを切り替え可能な画像形成装置であって、イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を切り替える制御手段を有し、前記制御手段は、イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を前記第2電力状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定の期間内では、前記第1電力状態への切り替えに対応するイベントが発生した場合、該発生したイベントが特定の種別のイベントの場合には前記第1電力状態へ切り替えず、該発生したイベントが前記特定のイベントとは異なる場合には前記第1電力状態へ切り替える、ことを特徴とする。
本発明によれば、アクティブ状態とスリープ状態を頻繁に遷移することを抑えつつ、適切にスリープ状態から復帰することを可能にする。
本実施形態の画像形成装置を含むシステムの構成を説明する図。 本実施形態の画像形成装置のコントローラと周辺装置の構成を示す図。 本実施形態の画像形成装置の電源構成を説明する図。 従来の画像形成装置における処理を説明するフローチャート。 本実施形態の画像形成装置における処理を説明するフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
〔第1実施形態〕
<システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置を含むシステムの構成の一例を説明するブロック図である。ここでは、本実施形態の画像形成装置の一例としてプリント機能、スキャナ機能及びデータ通信機能等を備える複合機を説明するが、これに限定されるものではない。
画像形成装置101は、LAN108を介してコンピュータ109と通信可能であり、コンピュータ109よりジョブを受信可能に構成されている。なお、コンピュータの接続数は、1以上であってもよい。
画像形成装置101は、コントローラ103、スキャナ装置102、プリンタ装置104、操作部105、ハードディスク106、FAX装置107等のモジュールを有する。
スキャナ装置102は、原稿から光学的に画像を読み取りデジタル画像に変換する。
プリンタ装置104は、デジタル画像を用紙等に出力する。
操作部105は、画像形成装置101に対する設定をユーザから受け付けたり、処理状態を表示したりするためのタッチパネルやハードキーを備える。
ハードディスク106は、デジタル画像や制御プログラム等を記憶する(以下「HDD」と記載する)。なお、HDD106の代わりに又は併用してSSD(Solid State Drive)やeMMC(embedded MultiMediaCard)などの他の不揮発記憶装置を設けてもよい。
FAX装置107は、電話回線等を介してデジタル画像を送受信する。
コントローラ103は、スキャナ装置102、プリンタ装置104、操作部105、HDD106、FAX装置107と接続され、各モジュールに指示を出すことで、画像形成装置101上でジョブを実行する制御装置である。
画像形成装置101は、LAN108経由でコンピュータ109と通信可能であり、コンピュータ109と通信して、デジタル画像の入力や出力、ジョブの発行や機器の指示等も行うことが可能である。
スキャナ装置102は、原稿束を自動的に逐次入れ替えることが可能な原稿給紙ユニット(DFユニット)121、原稿を光学スキャンしデジタル画像データに変換することが可能なスキャナユニット122を有する。スキャナユニット122により変換された画像データは、コントローラ103に送信される。
プリンタ装置104は、紙束から用紙等を一枚ずつ逐次給紙可能な給紙ユニット142、給紙された紙に画像データを印刷するためのマーキングユニット141、印刷後の紙を排紙するための排紙ユニット143を有する。
フィニッシャ装置150は、画像形成装置101のプリンタ装置104の排紙ユニット143から出力された用紙等に対して、排紙、ソート、ステープル、パンチ、裁断などの加工を施す。
また、画像形成装置101は、電源の給電を制御するための電源スイッチ110(図3)を有する。電源スイッチ110がオフされると、画像形成装置101は、ソフトウェアやハードウェアの終了処理を待って、電源スイッチ110のオンを検知するために必要な部分以外の給電を停止する。詳細は図3で説明する。
<システムの機能>
以下、画像形成装置101の実行可能なジョブ(機能)の一例を説明する。
〔複写機能〕
画像形成装置101は、スキャナ装置102から読み込んだ画像をHDD106に記録し、同時にプリンタ装置104を使用して印刷を行う複写機能を備える。
〔画像送信機能〕
画像形成装置101は、スキャナ装置102から読み込んだ画像を、LAN108を介してコンピュータ109に送信する画像送信機能を備える。
〔画像保存機能〕
画像形成装置101は、スキャナ装置102から読み込んだ画像をHDD106に記録し、必要に応じて画像送信や画像印刷を行う画像保存機能を備える。
〔画像印刷機能〕
画像形成装置101は、コンピュータ109から送信された、例えばページ記述言語を解析し、プリンタ装置104で印刷する画像印刷機能を備える。
<操作部105の構成>
操作部105は、コントローラ103に接続され、LCDタッチパネルや、節電キー、コピーボタン、キャンセルボタン、リセットボタン、テンキー、ユーザモードキー等を有し、画像入出力システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。これらのキーは、ハードウェアのキーや、LCD上に表示されたソフトウェアのキーなどであるが、ハードウェアキーの存在は必須ではない。
<コントローラ103のブロック図>
次に、図2を用いて、コントローラ103と周辺装置のブロック図を説明する。
図2は、コントローラ103と周辺装置の構成の一例を示すブロック図である。
コントローラ103は、メインボード200と、サブボード220を有する。
メインボード200は、いわゆる汎用的なCPUシステムである。メインボード200は、CPU340、ブートROM202、メモリ341、バスコントローラ204、不揮発性メモリ205を有する。
CPU340は、メインボード200全体を制御する。ブートROM202は、ブートプログラムを格納する。メモリ341は、CPU340のワークメモリとして使用される。バスコントローラ204は、外部バスとのブリッジ機能を有する。不揮発性メモリ205は、各種情報を記憶するための記憶装置であり、電源OFFされた場合でも情報を保持する。
また、メインボード200は、WDT230、ディスクコントローラ206、フラッシュディスク207、USBコントローラ208、ネットワークコントローラ211、RTC212等を有する。
WDT230は、コントローラ103を監視しリセットするウォッチドッグタイマである。ディスクコントローラ206は、HDD106、フラッシュディスク207等のストレージ装置を制御する。フラッシュディスク207は、半導体デバイスで構成された比較的小容量なストレージ装置であり、例えばSSDやeMMC等である。USBコントローラ208は、USBデバイス(例えばUSBメモリ209)を制御する。ネットワークコントローラ211は、LAN108との接続を制御する(以下「NC」と記載する)。RTC212は、時計機能を有する。
なお、メインボード200には外部に、USBメモリ209、操作部105、HDD106等が接続される。
サブボード220は、比較的小さな汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアから構成される。サブボード220は、CPU221、メモリ223、バスコントローラ224、不揮発性メモリ225、画像処理プロセッサ227、デバイスコントローラ226等を有する。
CPU221は、サブボード220全体を制御する。メモリ223は、CPU221によりワークメモリとして使用される。バスコントローラ224は、外部バスとのブリッジ機能を持つ。不揮発性メモリ225は、各種情報を記憶するための記憶装置であり、電源OFFされた場合でも情報を保持する。画像処理プロセッサ227は、リアルタイムデジタル画像処理を行う。デバイスコントローラ226は、外部装置を制御する。外部のスキャナ装置102とプリンタ装置104は、デバイスコントローラ226を介してデジタル画像データの受け渡しを行う。CPU221は、FAX装置107を直接制御する。
なお、図2は簡略化されたブロック図である。例えば、CPU340やCPU221等にはチップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、簡略化して記載してある。図2のブロック図の記載が本発明を制限するものではない。
コントローラ103の動作について、用紙等による画像複写を例に説明する。
ユーザが、紙原稿をスキャナ装置102にセットし、操作部105から画像複写を指示すると、CPU340がCPU221を介してスキャナ装置102に画像読み取り命令を送る。スキャナ装置102は、紙原稿を光学スキャンしデジタル画像データに変換して、デバイスコントローラ226を介して画像処理プロセッサ227に入力する。画像処理プロセッサは、CPU221を介してメモリ223にDMA転送を行いデジタル画像データの一時保存を行う。
CPU340は、デジタル画像データがメモリ223に一定量もしくは全て入ったことが確認できると、CPU221を介してプリンタ装置104に画像出力指示を出す。CPU221は、画像処理プロセッサ227にメモリ223の画像データのアドレスを教える。メモリ223上の画像データは、プリンタ装置104からの同期信号に従って、画像処理プロセッサ227とデバイスコントローラ226を介してプリンタ装置104に送信される。プリンタ装置104は、用紙等にデジタル画像データを印刷する。
なお、複数部の印刷を行う場合、CPU340は、メモリ223の画像データをHDD106等に保存しておく。2部目以降はスキャナ装置102から画像データを貰わずとも、HDD106やメモリ223からプリンタ装置104に、画像データを送ることが可能である。
<電源構成>
図3は、画像形成装置101の電源構成の一例を説明するブロック図である。以下、図3を用いて、画像形成装置101における、電源301、電源制御部303、コントローラ103、操作部105、スキャナ装置102、プリンタ装置104の構成について、本発明に関わる部分を説明する。
電源制御部303には、電源301から電源ライン経由で常時電源が供給されている。ただし、電源制御部303は微弱な電力消費にとどまるため、電源オフ時には、この電源制御部303だけに通電され、電力制御が行われる。
画像形成装置101では、電源スイッチ110が押下されると、これを電源制御部303が検知して、電源スイッチP310を制御し、コントローラ103のCPU340に給電する。同様に、電源制御部303は、電源スイッチQ311を制御して操作部105のCPU305、電源スイッチR312を制御してスキャナ装置102、電源スイッチL313を制御してプリンタ装置104にそれぞれ給電する。
なお、コントローラ103のCPU340は、電源制御部303に通知を行うことで、電源制御部303を介して電源スイッチQ311を制御して操作部105のCPU305へ、電源301から個別に給電することができる。また、コントローラ103のCPU340は、電源制御部303に通知を行うことで、電源制御部303を介して電源スイッチR312を制御してスキャナ装置102へ、電源301から個別に給電することができる。さらに、コントローラ103のCPU340は、電源制御部303に通知を行うことで、電源制御部303を介して、電源スイッチL313を制御してプリンタ装置104へ、電源301から個別に給電することもできる。また、この時、プリンタ装置104のマーキングユニット141や給紙ユニット142や排紙ユニット143を個別に電源制御することなども可能であるが、これについては説明を割愛する。
なお、図3のようなブロックごとの給電は、例えば、電源スイッチP310を2系統で構成することなどで実現できる。アクティブ状態では、両方の系統のリレースイッチをオンにする。スリープ状態では、電源をオフするブロックにつながるリレースイッチのみをオフとし、他方のリレースイッチをオンにしたままとする。また、シャットダウン状態では、両方の系統のリレースイッチをオフにする。この構成の場合、電源スイッチを制御する電源制御信号は二値ではなく、通電状態に応じた多値制御信号となる。本実施形態では特に詳細な記載は省略するが、アクティブ状態、スリープ状態、シャットダウン状態などを含む前述した各電力状態では、このような制御により電源供給が制御される。この制御は、電源制御部303が電源スイッチP310を多値制御してコントローラ103の各ブロックへ給電してもよい。また、コントローラ103のCPU340が電源制御部303に通知して、電源制御部303を介して電源スイッチP310を多値制御してコントローラ103の各ブロックへ給電してもよく、どのような形態でもよい。なお、電源スイッチP310を3以上の系統で構成して、さらに細かく電源制御してもよい。
<電源制御部303のスリープ移行時の給電>
続いて、コントローラ103のスリープ移行処理について説明する。
例えば、ユーザが使用しないアクティブ状態が一定時間続くと、CPU340は、オートスリープタイマによりスリープ状態に遷移する。この際、CPU340は、電源制御部303にスリープ状態への移行を通知し、コントローラ103への給電を変更する。前述したように、ブロックごとの給電は、例えば電源スイッチP310を例えば2系統で構成し、スリープ状態では、電源をオフするブロックにつながるリレースイッチのみをオフとし、他方をオンとしたままとすることなどで実現される。
また、この時、CPU340は、電源制御部303に通知し、電源制御部303を介して電源スイッチQ311をオフし、電源301から操作部105への給電を遮断することで、スリープ状態に遷移することもできる。なお、この時、CPU340は、操作部105のCPU305にシリアル通信などで通知し、操作部105のCPU305が操作パネルやペリフェラルを節電状態にすることで、スリープ状態に遷移することもできる。
同様に、CPU340が電源制御部303に通知し、スキャナ装置102、プリンタ装置104もスリープ状態に遷移できるが、詳細は割愛する。
<電源制御部303のスリープ時の給電>
続いて、画像形成装置101のスリープ状態について説明する。
まず、アクティブ状態とは、例えばプリンタ装置104やスキャナ装置102に通電してコピーなどを即時実行できる状態に対応する。また、スリープ状態とは、プリンタ装置104やスキャナ装置102を電源OFFして操作部105の操作画面を消灯した状態に対応する。スリープ状態は、アクティブ状態よりも電力消費量を抑え(消費電力が低く)、起動時間を通常起動時(電源オフからの起動時)よりも早くすることができる状態である。
例えば、ユーザが操作しない状態で一定時間が経過した時や、操作部105上のタッチパネルや節電キーを押下した時や、設定した時刻に達した時などに、スリープ状態に遷移する。スリープ状態では、コントローラ103のメモリ341、割り込みコントローラ(不図示)、NC211、RTC212、USBコントローラ208などに給電する。また、スリープ状態では、操作部105の節電キー、FAX装置の一部、各種センサなどにも給電する。ただし、スリープ復帰要因はシステムによって異なるため、スリープ状態の給電は本構成に限定されるものではない。
スリープ復帰時のソフトウェアの動作について述べる。
電源制御部303は、NC211、タイマやアラームを検知するRTC212、着信やオフフックを検知するFAX装置107、ソフトスイッチ、各種センサ、挿抜や通信を検知するUSBコントローラ208などから割り込みを受信可能である。電源制御部303は、スリープ中に、上述の1つ以上の割り込みを受けると、給電を開始する。そして、電源制御部303は、上述の割り込みに応じた割り込み原因をCPU340に通知し、CPU340はその通知を受けてソフトウェアの状態を通常状態に戻す処理、すなわちスリープ復帰処理を行う。
<電源制御部303のスリープ復帰時の給電>
続いて、コントローラ103のスリープ復帰処理について説明する。
電源制御部303は、スリープ中にスリープ復帰要因のイベント(例えば節電キーの押下イベント)を受信すると、電源スイッチP310をオンし、コントローラ103のCPU340をスリープ復帰する。なお、スリープ状態に複数の段階を設け、CPU340を割り込み待機状態で待機させる状態を設けてもよい。CPU340が割り込み待機状態の場合、電源制御部303は、電源スイッチP310を多値制御してコントローラ103の各ブロックに給電し、CPU340に割り込み信号を発行することで、CPU340をスリープ復帰するようにしてもよい。ここでは詳細は割愛する。
上述のようにスリープ復帰したCPU340は、電源制御部303に通知を行う。この通知に応じて電源制御部303は、電源スイッチ(311、312、313)をオンし、操作部105、スキャナ装置102、プリンタ装置104に給電を行うようにする。なお、FAX装置107などのデバイスの給電については図示していないが、同様に行うことができる。
例えば、ユーザによるコピージョブやネットワーク経由の印刷ジョブが終了すると、CPU340は再びスリープ状態に遷移する。CPU340は、スリープ移行を電源制御部303に通知する。この通知に応じて、電源制御部303は、電源制御信号により、電源スイッチ(311、312、313)をオフにし、コントローラ103以外の給電を停止する。この時、例えば、電源制御部303は、CPU340を割り込み信号待ち状態にし、電源スイッチP310を多値制御してコントローラ103の各ブロックをオフすることで、CPU340をスリープ状態にすることもできる。ここでは詳細は割愛する。なお、プリンタ装置104、スキャナ装置102は、印刷ジョブが生成されていない場合や、デバイス情報の取得が不要な場合は、給電しなくてもよい。
なお、CPU340は、画像形成装置の101の電力状態(アクティブ状態、スリープ状態等)を認識可能であり、メモリ341等を用いて管理している。
<従来の処理>
図4は、従来のスリープ突入復帰イベントが連続した場合の処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図5は本実施形態の処理に対応し、図4は図5と対比するために用いる。
以下、図4のフローチャートを説明する。なお、図4のフローチャートに示す処理は、CPU340がHDD106等に格納されたプログラムを必要に応じてメモリ341にロードして実行することにより実現される。
CPU340は、スリープ突入またはスリープ復帰のイベント(例えば、キー押下相当のイベント)を受けると(S401)、S402以降の処理を開始する。なお、S401でCPU340が受け取るイベントの一例を以下に示す。CPU340が電源オフ状態の場合、電源制御部303が節電キー押下や前ドア開の割り込みを受けてCPU340を復帰し、復帰したCPU340に割り込み復帰要因を通知する。例えば、この割り込み復帰要因を通知が、CPU340が受け取るスリープ復帰イベントとなる。また、スリープ状態でCPU340が割り込み待機状態の場合、スリープ復帰イベントとして、前ドアを制御しているCPU、操作部105のCPU305、プリンタ装置104などからシリアル受信(受信割り込み)を受ける。また、アクティブ状態の場合、スリープ突入イベントとして、操作部105のCPU305から節電キー押下の通知などを受ける。これらは、ほんの一例であり、USBコントローラ208やNC211、スキャナ装置102からスリープ復帰イベントを受信したり、スリープタイマの満了などのスリープ突入イベントを受信してもよく、これらに限定されるものではない。本実施形態では、これらを総称してイベントと呼ぶ。なお、CPU340は、上述した電源制御部303からの割り込み復帰要因の通知や、シリアル受信したパケットの内容から、スリープ復帰要因やスリープ突入要因等を認識可能である。
S402では、CPU340は、イベントのキャンセルタイマ実行中かどうかを判断する。イベントのキャンセルタイマ実行中でない場合(S402でNoの場合)、CPU340は、イベントのキャンセルタイマを開始し(S403)、S404に処理を進める。
ここで、イベントのキャンセルタイマについて説明する。
イベントのキャンセルタイマは、スリープ突入またはスリープ復帰のイベントが発生した後の所定期間、スリープ突入またはスリープ復帰のイベントが発生しても該イベントに応じた処理(イベントハンドラ)が実行されないようにするためのものである。本実施形態では、この所定期間を例えば1~2秒間程度とするが、これに限定されるものではなく、装置の種類や想定されるユーザ層その使用状況等により変更可能である。また、この所定期間を管理者やサービスマン等により設定変更可能にしてもよい。CPU340は、イベントのキャンセルタイマを開始する際に、イベントのキャンセルタイマが実行中であることを示す所定情報をメモリ341に記憶する(例えばフラグをON)。そして、所定期間が経過すると、CPU340は、前記所定情報をメモリ341から消去する(例えばフラグをOFF)。CPU340は、メモリ341に前記所定情報が記憶されている場合にはイベントのキャンセルタイマ実行中と判断し、メモリ341に前記所定情報が記憶されていない場合にはイベントのキャンセルタイマが実行中でないと判断する。なお、イベントのキャンセルタイマの管理は、この方法に限定されるものではなく、上記所定期間を管理可能な方法であれば、どのような方法でもよい。
以下、フローチャートの説明に戻る。
S404では、CPU340は、上記S401で受けたイベントに応じたスリープ突入又はスリープ復帰のイベントに対応するイベントハンドラを実行する。すなわち、スリープ突入のイベントを受けた場合にはスリープ突入のイベントハンドラを実行する。一方、スリープ復帰のイベントを受けた場合にはスリープ復帰のイベントハンドラを実行する。
一方、イベントのキャンセルタイマ実行中の場合(S402でYesの場合)、CPU340は、上記S401で受けたイベントに対応するイベントハンドラを何も実行せず、本フローチャートの処理を終了する。
以上のように、従来では、スリープ突入またはスリープ復帰のイベントを受けた時は、イベントのキャンセルタイマが発動し、イベントのキャンセルタイマが発動中は、全てのスリープ突入やスリープ復帰のイベントをキャンセル(無視)する。すなわち、従来では、イベントの発生に基づいて電力状態をスリープ状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定期間(イベントのキャンセルタイマ実行期間)においては、スリープ復帰のイベントが発生しても、スリープ復帰しない。また、イベントの発生に基づいて電力状態をアクティブ状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定期間においては、スリープ突入のイベントが発生しても、スリープ突入しない。
なお、アクティブ状態からスリープ状態へ移行するスリープ突入イベントには、次のようなものがある。スリープ突入イベントには、例えば、操作部105の節電キー押下、操作部105のUIタッチパネルのソフトウェア節電キー押下、スリープタイマによる自動スリープ遷移などがある。一方、スリープ状態からアクティブ状態へ復帰するスリープ復帰イベントには、次のようなものがある。スリープ復帰イベントには、例えば、操作部105の節電キー押下、操作部105のエニーキー押下、操作部105のUIタッチパネル押下、プリンタ装置の前ドアのカバー開閉、プリンタ装置のマルチ手差し給紙ユニットの印刷用紙挿抜がある。さらに、スリープ復帰イベントには、スキャナ装置の圧板開閉、スキャナ装置のオートドキュメントフィーダの原稿検知、NFCカードリーダのカード検知、人感センサ検知、FAXハンドセットのオフフック、FAX着信などもある。
操作部の節電キー押下、操作部のUIタッチパネル押下、操作部のUIタッチパネルのソフトウェア節電キー押下のイベントは、ユーザがキーやタッチパネルを連打して連続入力することで連続して発生してしまう場合がある。これらのイベントに応じてスリープ突入復帰イベントハンドラが連続して実行されてしまうと、デバイス寿命に影響を及ぼす可能性がある。このため、アクティブ状態へ復帰した直後にスリープ突入復帰イベントを一定時間キャンセルすることには意味がある。しかし、前ドアのカバー開閉や用紙検知などは、ハードウェア信号のチャタリングを省けば、基本的に1度しか起こらないイベントである。この種のイベントまで一律にキャンセルしてしまうと、その後のユーザのユースケースが実行できない場合がある。
このように、アクティブ状態とスリープ状態を行き来するイベントが連続して発生し得る状況がある。このような状況において、スリープ状態へ遷移するイベントハンドラを実行した後、一律に次のスリープ復帰イベントを一定時間キャンセルしてしまうと、スリープ状態からアクティブ状態へ遷移するイベントハンドラを実行できなくなる。このため、必要なスリープ復帰までキャンセルされてしまい、次の動作が行えなくなる場合がある。そこで、本実施形態では、イベントに応じてスリープ状態に移行した状態で、該イベントの発生から一定時間内にスリープ復帰イベントを受けた場合、一部の種別のイベントは破棄し、また逆に一部の種別のイベントは破棄しないように制御する。この構成により、適切にスリープ状態から復帰することができるようにする。以下、図5を用いて詳細に説明する。
<本実施形態の処理>
図5は、本実施形態のスリープ突入復帰イベントが連続した場合の処理の一例を説明するフローチャートである。図5のフローチャートに示す処理は、CPU340がHDD106等に格納されたプログラムを必要に応じてメモリ341にロードして実行することにより実現される。なお、図5のS501~S504の処理は、図4のS401~S404の処理と同様の処理であるが、図5のS502でYesの場合にS505以降の処理を行なうことが図4の処理と異なる。以下、図4と同様の箇所については簡単に説明し、図4と異なる箇所のみ詳細に説明する。
CPU340は、スリープ突入またはスリープ復帰のイベント(例えば、キー押下相当のイベント)を受けると(S501)、S502以降の処理を開始する。
S502では、CPU340は、イベントのキャンセルタイマ実行中かどうかを判断する。イベントのキャンセルタイマ実行中でない場合(S502でNoの場合)、CPU340は、イベントハンドラのキャンセルタイマを開始し(S503)、S504に処理を進める。S504では、CPU340は、上記S501で受けたイベントに対応するスリープ突入復帰のイベントハンドラを実行する。
一方、イベントのキャンセルタイマ実行中の場合(S502でYesの場合)、CPU340は、S505に処理を進める。
S505において、CPU340は、画像形成装置101の電力状態がスリープ状態、つまり操作部105のUI画面が非表示かどうかを判断する。スリープ状態ではなければ(S505でNoの場合)、CPU340は、上記S501で受けたイベントに対応するイベントハンドラを何も実行せず、本フローチャートの処理を終了する。
一方、スリープ状態の場合(S505でYesの場合)、CPU340は、上記S501で受けたイベントがタッチパネル押下とキー押下以外のイベントかどうかを判断する(S506)。タッチパネル押下とキー押下のイベントの場合(S506でNoの場合)、CPU340は、上記S501で受けたイベントに応じたイベントハンドラを何も実行せず、本フローチャートの処理を終了する。
一方、タッチパネル押下とキー押下のイベント以外の場合(S506でYesの場合)、CPU340は、上記S501で受けたイベントに応じたスリープ突入復帰のイベントハンドラを実行する。
本実施形態により、画像形成装置101はスリープ突入イベントでスリープ状態へ突入した場合、該イベントから所定期間内でスリープ復帰イベントを受けた時に、イベント種別ごとに、一部のイベントを破棄し、また逆に一部のイベントを破棄しない。これにより、適切にスリープ状態から復帰することができるようになる。例えば、イベントの発生に基づいて電力状態をスリープ状態へ切り替えた場合、イベントのキャンセルタイマを開始する。そして、該イベントの発生から所定期間内(イベントのキャンセルタイマ実行期間内)にスリープ復帰のイベントが発生した場合、該発生したイベントがタッチパネル押下又はキー押下イベントの場合はスリープ復帰しない。一方、該発生したイベントがタッチパネル押下又はキー押下以外のイベントの場合はスリープ復帰する。また、イベントの発生に基づいて電力状態をアクティブ状態へ切り替えた場合、イベントのキャンセルタイマを開始する。そして、該イベントの発生から所定期間内においては、スリープ突入のイベントが発生した場合であってもスリープ突入しない。
つまり、画像形成装置101は、スリープ突入またはスリープ復帰のイベントを受けた時は、イベントのキャンセルタイマを発動する。イベントのキャンセルタイマ発動中は、全てのスリープ突入イベントと、一部のスリープ復帰イベント(特定のスリープ復帰イベント)をキャンセルする。キャンセルする一部のスリープ復帰イベントは、短期間に複数回イベントが発生してスリープ突入とスリープ復帰が繰り返されるイベントである。具体的には、節電キー連打、節電キー押下によるスリープ突入とエニーキー押下によるスリープ復帰、ソフトウェア節電キー押下によるスリープ突入とUIタッチパネル押下によるスリープ復帰などの内、スリープ復帰イベントである。すなわち、操作キーの操作イベント(節電キー押下イベント、エニーキー押下イベント)、タッチパネルのタッチイベント(UIタッチパネル押下イベント)等のスリープ復帰イベントである。これらのスリープ復帰イベントのキャンセルは、ユーザが短期間に連続操作した時の対策であり、これらのイベントに対応するイベントハンドラの実行をキャンセルする必要がある。
一方、キャンセルしない一部のスリープ復帰イベントは、短期間に複数回のイベントハンドラが発生しないイベント、または、ユーザがスリープ復帰後に継続して処理を行うイベントである。このイベントは具体的には、プリンタ装置の前ドアのカバー開閉、プリンタ装置104のマルチ手差し給紙ユニットの印刷用紙挿抜が含まれる。また、図示しないスキャナ装置の圧板開閉、スキャナ装置102のオートドキュメントフィーダの原稿検知、NFCカードリーダのカード検知、人感センサ検知、FAXハンドセットのオフフック、FAX着信なども含まれる。これらは、一例であり、これに限定されるものではない。
本実施形態は、スリープ突入復帰のイベントの短期間連続再入に対するものであり、スリープ状態に遷移した場合に一定時間内に発生するスリープ復帰イベントの扱いを特徴とする。本実施形態によれば、アクティブ状態とスリープ状態を頻繁に遷移することによる製品寿命への影響を抑えつつ、適切にスリープ状態から復帰することを可能にする。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 画像形成装置
103 コントローラ
104 プリンタ装置
105 操作部
303 電源制御部
340 CPU

Claims (6)

  1. 第1電力状態と、前記第1電力状態よりも消費電力の低い第2電力状態とを切り替え可能な画像形成装置であって、
    イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を切り替える制御手段を有し、
    前記制御手段は、イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を前記第2電力状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定の期間内では、前記第1電力状態への切り替えに対応するイベントが発生した場合、該発生したイベントが特定の種別のイベントの場合には前記第1電力状態へ切り替えず、該発生したイベントが前記特定のイベントとは異なる場合には前記第1電力状態へ切り替える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の操作を行うための操作キーを有し、
    前記特定のイベントには、前記操作キーの操作イベントが含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の操作を行うためのタッチパネルを有し、
    前記特定のイベントには、前記タッチパネルへのタッチイベントが含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を前記第1電力状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定の期間内では、前記第2電力状態への切り替えに対応するイベントが発生した場合であっても、前記第2電力状態へ切り替えない、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 第1電力状態と、前記第1電力状態よりも消費電力の低い第2電力状態とを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、
    イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を切り替え制御する制御ステップを有し、
    前記制御ステップでは、イベントの発生に基づいて前記画像形成装置の電力状態を前記第2電力状態へ切り替えた場合、該イベントの発生から所定の期間内では、前記第1電力状態への切り替えに対応するイベントが発生した場合、該発生したイベントが特定の種別のイベントの場合には前記第1電力状態へ切り替えず、該発生したイベントが前記特定のイベントとは異なる場合には前記第1電力状態へ切り替える、ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. コンピュータを、請求項1~4のいずれか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
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