JP2022553241A - 化粧品パッケージングデバイス - Google Patents

Abstract

化粧品パッケージングデバイスであって、開口を通る開いた空洞部を形成するレセプタクルと、化粧品で含浸されるように意図された、空洞部内に受容される吸収性支持部であって、吸収性支持部の自由面が開口の近傍に位置する、吸収性支持部と、吸収性支持部およびリングを共に固定するために吸収性支持部の周縁部分内に受容された複数の突出部を備える、リングとを備える、化粧品パッケージングデバイス。

Description

本記載は、化粧品をパッケージングするためのデバイスに関する。さらに、本記載は、かかる化粧品パッケージングデバイス用のレフィルに関する。

本発明では、「化粧品」は、ヒトに対して適用されるように意図された化粧品を指すものとして理解される。より一般的には、「化粧品」は、例えば化粧品に関する２００９年１１月３０日付けの欧州議会および欧州理事会の法令（ＥＣ）Ｎｏ．１２２３／２００９に規定されるものなどの製品である。

化粧品をパッケージングするためのデバイスが先行技術から知られており、このデバイスは、化粧品を含浸された例えばフォームなどの吸収性支持部が中に収容されるレセプタクルを備える。この場合、ユーザは、この吸収性支持部、とりわけ吸収性支持部の中央部分を圧迫することにより化粧品を収集する。吸収性支持部を圧迫することにより、化粧品を放出させることが可能となる。しかし、この圧迫は、さらに吸収性支持部の変形を引き起こす。したがって、この場合には中央部分が非常に圧縮される。結果として、吸収性支持部の周縁部分が変形される場合もある。

変形の最中に、吸収性支持部は、見苦しく脆弱そうな視覚的外観を呈する。

さらに、吸収性支持部の周縁部分は、レセプタクルのエッジ上方に位置するまで変形される場合がある。この場合、外的要素が、意図せずに吸収性支持部と接触状態になる場合がある。この場合、この外的要素が化粧品で汚れてしまう場合がある、および／または逆に吸収性支持部がこの外的要素により汚されるおよび／または損なわれる場合がある。

結果として、化粧品を収集する最中に吸収性支持部の変形を阻止および限定することが求められている。

上述のような先行技術による化粧品パッケージングデバイスは、複数の層から構成された吸収性支持部をさらに備え得る。これらの層は、一般的には接着により共に固定される。しかし、各層の間に接着剤を追加することにより、吸収性支持部の個々の層を化粧品が通過することが妨げられる場合がある。さらに、化粧品の収集の最中に吸収性支持部が変形された場合、この接着剤が各層に著しい応力をもたらす場合がある。

さらに、特許文献１の出願が、化粧品で含浸されたやはりフォームである吸収性支持部を受けるレセプタクルを備える化粧品パッケージングデバイスについて記載している。このパッケージングデバイスは、凝集化を回避することにより吸収性支持部からの化粧品の均一かつ一定の収集を可能にするためのネットを吸収性支持部の上方に備える。このネットは、吸収性支持部の上方において定位置に保持され、下方リングと上方リングとの間にクランプ固定される。これらのリングは、上方リングから延在しこのネットを通過するレリーフ部が、下方リング中の相補的なレリーフ部中に受容されるように組み付けられる。上方リングは、レセプタクルに固定される。下方リングと上方リングのアセンブリは、吸収性支持部の周縁部分と接触状態においてこの吸収性支持部の上方に配置される。

したがって、特許文献１の出願に記載されているデバイスは、パッケージングデバイス内にネットを固定するための複雑なデバイスを提示している。さらに、このネットは、吸収性支持部に対して容易に変位され得る。さらに、特許文献１に記載のネットは、吸収性支持部から離間される。したがって、このネットは、吸収性支持部の圧縮が生じ得るような変形を被らなければならない。ネットの変形により、下方リングおよび下方リングとの固定部に応力が生じる。パッケージングデバイスを繰り返し使用し、かかる使用により応力が繰り返し引き起こされることにより、下方リングおよび／または上方リングからのネットの脱落および／またはネットの劣化がもたらされる場合がある。

さらに、特許文献２は、上にネットが配置される化粧品用のリザーバを備える化粧品パッケージングデバイスを開示している。しかし、このリザーバは、化粧品で含浸された支持部を備えない。

特許文献３は、特許文献２に記載のデバイスと実質的に同等である化粧品パッケージングデバイスについて記載している。

また、特許文献４は、特許文献２に記載のパッケージングデバイスと実質的に同等であるパッケージングデバイスについて記載している。

最後に、特許文献５は、レセプタクル内に収容された吸収性支持部を備える化粧品パッケージングデバイスについて記載している。この吸収性支持部は、化粧品で含浸される。また、特許文献５は、吸収性支持部上の、例えば織布などにより形成された可撓性メッシュについて記載している。ユーザが可撓性メッシュおよび吸収性支持部を同時に圧迫すると、化粧品が吸収性支持部から放出される。この放出された化粧品は、可撓性メッシュを通過する。したがって、指またはアプリケータ部材が、化粧品を収集するために可撓性メッシュと接触状態におかれる場合がある。しかし、特許文献５は、可撓性メッシュがパッケージングデバイスに組み込まれる方法について記載していない。

欧州特許出願公開第３２７３８２３号明細書 韓国特許１０－１７３７８８０第号公報 韓国特許１０－１９６７０３８第号公報 中国実用新案登録番号第２０６７１４３６２公報 仏国特許出願公開第３０３９３７８号明細書

したがって、先行技術のパッケージングデバイスの欠点の少なくともいくつかを有さないパッケージングデバイスが求められている。

そのために、化粧品パッケージングデバイスを説明する。この化粧品パッケージングデバイスは、
開口を通る開いた空洞部を形成するレセプタクルと、
化粧品で含浸されるように意図された、空洞部内に受容される吸収性支持部であって、吸収性支持部の自由面が開口の近傍に位置する、吸収性支持部と、
吸収性支持部およびリングを共に固定するために吸収性支持部の周縁部分内に受容された複数の突出部を備える、リングと
を備える。

したがって、吸収性支持部は、リングからの突出部によりリングに単純におよび効果的に固定される。

さらに、リングからの複数の突出部が吸収性支持部の周縁部分内に受容されることにより、圧力が吸収性支持部の中央部分に印加された場合における、吸収性支持部の、特に吸収性支持部の周縁部分の変形が制限される。

特定の有利な態様によれば、化粧品パッケージングデバイスは、以降の特徴の中の１つまたは複数を個別にまたはあらゆる可能な技術的組合せにしたがって備え得る。
リングは、側方スカートを備え、この側方スカートは、開口の周囲に延在するレセプタクルの第１の溝内に受容される。
側方スカートは、第１の溝内においてレセプタクルに固定される。
少なくとも１つの突出部が、尖った形状を有する。
少なくとも１つの突出部が、リングから延在する第１の円筒状部分と、第１の部分と同軸状である第２の円錐状部分とを有する。
第２の部分のベース直径が、第１の部分の直径と実質的に同等であり、第１の部分および第２の部分は、好ましくは第１の部分および第２の部分の共通軸の方向に沿って連続する。
第２の部分のベース直径が、第１の部分の直径よりも実質的に大きく、第１の部分および第２の部分は、好ましくは第１の部分および第２の部分の共通軸の方向に沿って連続する。
少なくとも１つの突出部が、複数の裁頭円錐状部からなるベース部分と、円錐状端部部分と備え、裁頭円錐状部および端部部分は、好ましくは同軸状であり、裁頭円錐状部および端部部分は、より好ましくは裁頭円錐状部および端部部分の共通軸の方向に沿って連続する。
吸収性支持部は、フォーム、不織繊維、繊維材料、柔軟多孔性材料、またはこれらの材料の組合せから作製される。
吸収性支持部は、複数の層からなり、突出部は、上方層を通過し下方層内に受容される。
分配ネットが、吸収性支持部の自由面上に配置され、複数の突出部は、分配ネットを通過し吸収性支持部内に受容されることにより、吸収性支持部、分配ネット、およびリングを共に固定する。
リングは、分配ネットの周縁部分を覆う。
分配ネットは、弾性ネット、フォーム、織成繊維、または不織繊維である。
吸収性支持部は、第１のフォームから作製され、分配ネットは、第２のフォームから作製され、第２のフォームは、第１のフォームよりも微細な孔を有する。
分配ネットの厚さが、吸収性支持部の厚さよりも小さい。
分配ネットおよび吸収性支持部は、円筒状であり、好ましくは回転対称である。
分配ネットは、吸収性支持部の自由面を完全に覆う。
分配ネットは、吸収性支持部に対して側方に突出し、吸収性支持部に対して側方に突出する分配ネットの部分は、リングとレセプタクルのエッジとの間に少なくとも部分的に位置する、および好ましくは挟まれる。
デバイスは、好ましくは気密状態において開口を閉じるための第１の蓋をさらに備える。
第１の蓋は、第１のヒンジによりレセプタクルに連結される。
第１の蓋は、閉位置にある場合、レセプタクルの第２の溝内に収容されるように意図されたリッジを備え、第２の溝は、開口を、および適切である場合には第１の溝を囲む。
第１の蓋は、開口に対して閉位置にある場合、レセプタクルの外方壁部上の相補的形状部と協働するように意図された少なくとも１つのクリップタブを備える。
デバイスは、化粧品を塗布するためのアプリケータ部材をさらに備え、アプリケータ部材は、好ましくは第１の蓋の凹部内に受容される。
吸収性支持部は、化粧品で含浸される。
デバイスは、ケースをさらに備え、レセプタクルはケース内に受容される。
デバイスは、ケースを閉じるための第２の蓋を備える。
第２の蓋は、第２のヒンジによりケースに連結される。
ケースは、第１の蓋の少なくとも１つのクリップタブを受けるための少なくとも１つのハウジングをレセプタクルと共に形成する。

別の態様によれば、パッケージを備える、特にあらゆる組合せにおける上述のようなデバイス用の化粧品レフィルが説明され、また、パッケージ内に受容された、あらゆる組合せにおける上述のような化粧品パッケージングデバイスが説明される。このパッケージは、好ましくは気密状態で閉じられる。

以降の詳細な説明を読み添付の図面を精査することにより、他の特徴、詳細、および利点が明らかになろう。

開かれた化粧品パッケージングデバイスの第１の例の概略斜視図である。 部分的に開かれた化粧品パッケージングデバイスの概略断面図である。 図１および図２のパッケージングデバイスのレセプタクルの概略断面図である。 図１および図２のパッケージングデバイスのサブアセンブリの概略断面図である。 図４Ａのパッケージングデバイスのサブアセンブリの細部の概略断面図である。 図１および図２のパッケージングデバイスに実装され得るリングの第１の例の概略断面図である。 図５のリングの第１の例の細部の概略断面図である。 図１および図２のパッケージングデバイスに実装され得るリングの第２の例の細部の概略断面図である。 図１および図２のパッケージングデバイスに実装され得るリングの第３の例のリングの細部の概略断面図である。 図１および図２に示すようなパッケージングデバイス用のレフィルの概略断面図である。 部分的に開かれた化粧品パッケージングデバイスの第２の例の概略断面図である。

これらのそれぞれの図において、同一の参照符号は、同等または同様の要素を示す。本説明の簡略化を目的として、これらの同等の要素が各実施形態で詳細に説明されることはない。実施例間の相違点のみが詳細に説明される。

まず初めに、図１および図２に示されるものなどの化粧品パッケージングデバイス１０が、レセプタクル１２を備える。

レセプタクル１２は、図３でより詳細に見ることができる。この図３に示すように、レセプタクル１２は底部１４を備える。また、レセプタクル１２は側壁部１６を備える。側壁部１６は、底部１４に対して直交する軸Ａ１に対して本質的に平行に、底部１４から側壁部１６の上方エッジ１８まで延在する。したがって、側壁部１６は実質的に円筒状である。

まず初めに、側壁部１６は、側壁部１６の実質的に全長にわたり延在する内方壁部２０を備える。この場合、高さは、軸Ａ１方向に沿って測定した側壁部１６の寸法を意味するものとして理解される。また、側壁部１６は、内方壁部２０に固定された外方壁部２２を備える。図示する例において、外方壁部２２は、側壁部１６の高さの一部分のみにわたり延在する。

上方エッジ１８において、第１の溝２４および第２の溝２６が形成される。第１の溝２４および第２の溝２６は、同心状である。この場合、第１の溝２４および第２の溝２６の中心は、軸Ａ１上に位置する。

第３の溝２８は、内方壁部２０と外方壁部２２との間に設けられる。第３の溝２８の中心もまた、軸Ａ１上に位置する。

図示する例では、第１の溝２４、第２の溝２６、および第３の溝２８は同心状である。第１の溝２４、第２の溝２６、および第３の溝２８は、図示する例によれば円形である。

チャネル３０が、レセプタクル１２の外方壁部２２上に形成される。

レセプタクル１２の内方壁部２０および底部１４は、開口３４を通る開口した空洞部３２を画定する。この場合、開口３４は、レセプタクル１２の側壁部１６の上方エッジ１８により画定される。この場合、空洞部３２は、軸Ａ１を有するおよび円形断面を有する実質的に円筒状のものである。

図示する例では、空洞部３２は、空洞部３２と相補的な形状の吸収性支持部３６を受ける。好ましくは、吸収性支持部３６は、空洞部３２を完全に満たす。特に、吸収性支持部３６の側方表面は、好ましくはレセプタクル１２の内方壁部２０と接触状態にある。また好ましくは、吸収性支持部３６は、空洞部３２内に完全に受容される。換言すれば、吸収性支持部３６は、空洞部３２の外部に部分的にも延在しない。特に、吸収性支持部３６は、好ましくは空洞部３２の軸Ａ１方向において空洞部３２の開口３４を越えて延出しない。

支持部３６は、化粧品で含浸されるように意図される。そのために、吸収性支持部３６は、好ましくは例えば毛管作用などにより化粧品を保持するのに適したものである。好ましくは、吸収性支持部３６は、化粧品で含浸される。

化粧品は、例えば液体ファンデーション、セミリキッドファンデーション、パウダー形態ファンデーション、または香水もしくは顔化粧品などの任意の他の化粧用物質もしくはセルフケア物質などである。特に、化粧品は、シーブ、メッシュ、またはスキンを介して分配される必要のあるものから選択され得る。また、化粧品は、例えばグロス、セフルタナー、パウダー含有香水、真珠質、または粒子などの、再混合を必要とするものから選択され得る。また、化粧品は、例えば
剥離効果をもたらす研磨要素を含むいわゆる「スクラブ」調合物、または
例えば特に「ウォーターインオイル」、「オイルインウォーター」、もしくは「ウォーターインシリコーン」タイプの多相セルフケア調合物、または
多相顔化粧落とし調合物
などの、セルフケア調合物から選択され得る。

また、化粧品は、界面活性剤を組み込んだ調合物から選択されてもよく、この界面活性剤は、エアレーションされた性質により発泡を発生させるためにも使用され得る。

上記に示した例は、包括的なものではなく、化粧品およびその使用の限定リストをなすものではない。

吸収性支持部３６は、２つの対向側に位置する面３６ａ、３６ｂを有する。吸収性支持部３６がレセプタクル１２の空洞部３２内に受容されると、吸収性支持部３６の第１の面３６ａは、レセプタクル１２の底部１４上に載置される。第１の面３６ａの対向側の第２の面３６ｂは、レセプタクル１２の開口３４に向かって配向される。吸収性支持部３６のこの第２の面３６ｂは、レセプタクル１２のいずれの壁部も第２の面３６ｂと接触状態になるように延在しない、またはさらにはこの第２の面３６ｂに対面すらしない点において、自由面として説明することができる。図１に示す例によれば、吸収性支持部３６の自由面３６ｂおよびレセプタクル１２の側壁部１６の上方エッジ１８は、軸Ａ１に対して鉛直方向の同一面内に含まれる。

吸収性支持部３６は、レセプタクル１２の空洞部３２からの化粧品の漏れまたはより一般的には損失を限定またはさらには防止し得る。

好ましくは、吸収性支持部３６は変形性および／または可撓性を有する。特に、吸収性支持部３６は、例えばユーザの指３７またはアプリケータ部材３８などによる手動圧力によって圧縮されて、化粧品を放出し得る。

吸収性支持部３６は、例えばフォーム、不織繊維、繊維材料、柔軟多孔性材料、またはこれらの材料の組合せなどから作製される。不織繊維は、個々の繊維がシート、マット、またはウェブの形態の構造体中にランダム配置された、ならびに織成または編成されたものでない、繊維を含む繊維材料を示すものと理解される。また代替的には、吸収性支持部３６は、積層造形法により、特に３Ｄ印刷により作製されてもよい。

また、吸収性支持部３６は、化粧品が放出され塗布される直前における化粧品の混合を可能にしてもよい。例えば、化粧品は、不溶性要素から構成されてもよく、静止状態において種々の相を有するエマルジョンの形態を有してもよい。特に、化粧品は、流体、および／または種々の密度を有する複数の流体の中に固体粒子を含んでもよい。この場合、吸収性支持部３６の軸Ａ１方向へと吸収性支持部３６を１回または複数回圧迫することにより、これらの種々の相が混合されることが、および／または化粧品中に粒子が分散されることが可能となる。したがって、塗布される化粧品は、より均質的なテクスチャを有する。

また、パッケージングデバイス１０は分配ネット４０を備える。分配ネット４０は、吸収性支持部３６の自由面３６ｂ上に位置決めされる。分配ネット４０は、吸収性支持部３６の自由面３６ｂの少なくとも一部分を、好ましくは自由面３６ｂの中央部分を覆う。この場合、分配ネット４０は、吸収性支持部３６と接触状態にあり、特に吸収性支持部３６の自由面３６ｂと接触状態にある。

分配ネット４０は、例えば塗布されることになる化粧品をさらに均質化することを可能にし得る。例えばこの場合では、分配ネット４０は、分配ネット４０を通過する化粧品の種々の構成成分を混合することを可能にする。

代替として、または追加として、分配ネット４０は、化粧品が分配ネット４０を通過するときに、化粧品をせん断変形させることを可能にし得る。化粧品のせん断変形により、化粧品の粘性が結果的に調節される。例えば、これにより、吸収性支持部３６中に収容された化粧品よりも低い粘性を有する化粧品を送達することが可能となり、したがってその塗布が容易化され得る。対照的に、吸収性支持部３６中におけるより高い粘性は、吸収性支持部３６中への化粧品の保持を容易にする。

代替として、または追加として、分配ネット４０の上方面４０ｂ（または視認可能面、すなわち吸収性支持部３６に向かって配向されない面）が、美的外観を、特に吸収性支持部３６の自由面３６ｂの外観よりも高い美観を有してもよい。特に、分配ネット４０の上方面４０ｂは、１つまたは複数の色を有してもよく、および／または美的レリーフおよび／またはデザインを有してもよい。

最後に、分配ネット４０は、自由面３６ｂよりも触り心地がより好ましい、特により柔らかい、したがって吸収性支持部３６の自由面３６ｂよりもさらに好ましい触感を有する、表面仕上げを追加的にまたは代替的に有してもよい。

図示する例では、分配ネット４０は、吸収性支持部３６の自由面３６ｂを完全に覆う。この例によれば、分配ネット４０は、吸収性支持部３６に対して側方に突出する。換言すれば、分配ネット４０は、吸収性支持部３６の自由面３６ｂを越えて延出する。したがって、分配ネット４０は、吸収性支持部３６の自由面３６ｂに加えて、レセプタクル１２の側壁部１６の上方エッジ１８の内方部分１８_１を覆う。

分配ネット４０は、例えば弾性ネット、フォーム、織成繊維、または不織繊維などである。分配ネット４０は、例えば金属材料またはプラスチック材料から作製された可撓性メッシュにより部分的にまたは完全に形成される。

この場合、分配ネット４０は、平坦であり、吸収性支持部３６の自由面３６ｂの形状と同様の形状を有する。例えば分配ネット４０は、軸Ａ１を中心とする回転対称である形状を有する。分配ネット４０は、例えばディスク形状を有する。図示する例によれば、分配ネット４０は、軸Ａ１方向に沿って測定した寸法に相当する厚さｅ２を有し、この厚さｅ２は、軸Ａ１方向に沿って同じく測定した吸収性支持部３６の厚さｅ１未満である。

ある特定の一例によれば、吸収性支持部３６は第１のフォームで作製され、分配ネット４０は第２のフォームで作製される。第１のフォームは、第２のフォームの孔の平均サイズを上回る平均サイズの孔を有する。このようにすることで、第１のフォームは、大量の化粧品を収容することができ、第２のフォームは、化粧品のより均質な分配を可能にし得る。

また、パッケージングデバイス１０はリング４２を備える。

リング４２は、分配ネット４０を受けるのに適した内方ハウジングを画定するＬ字形状断面を有する。換言すれば、リング４２は、軸Ａ１に対して鉛直方向の面内に延在する環状部分４４と、軸Ａ１を中心とする実質的に円筒形状の側方スカート４６とを備える。特に、ハウジングの断面は、分配ネット４０の形状に対して相補的である。リング４２は、分配ネット４０の上方面４０ｂ上に配置される。

リング４２は、吸収性支持部３６、分配ネット４０、およびリング４２を共に固定するために、少なくとも１つの突出部４８を、好ましくは複数の突出部４８を備える。図面に見られるように、このために、リング４２が分配ネット４０上に配置されると、突出部４８は、分配ネット４０を通過し、吸収性支持部３６内に受容される。

したがって、この場合、分配ネット４０は吸収性支持部３６に直接固定される。したがって、特にユーザが化粧品を収集するために圧力を印加した場合、ユーザが分配ネット４０を圧迫する方向にかかわらず、分配ネット４０に対する吸収性支持部３６の摺動または変位が制限されるかさらには防止される。

この場合、突出部４８は、リング４２の環状部分４４から延在する。この場合、突出部４８は、軸Ａ１方向に対して平行に延在する。突出部４８は、リング４２の環状部分４４にわたって一定の角度で分散される。

突出部は、例えば１ｍｍ以上、好ましくは２ｍｍ以上、より好ましくは３ｍｍ以上、および／または１０ｍｍ以下、好ましくは７ｍｍ以下、およびさらにより好ましくは５ｍｍ以下である、軸Ａ１に沿った長さを有する。軸Ａ１に沿った突出部４８の長さは、好ましくは分配ネット４０の厚さｅ２よりも大きい。したがって、突出部４８は、リング４２が分配ネット４０上に配置された場合、分配ネット４０を通過し、吸収性支持部３６内に受容される。

さらに、吸収性支持部３６は、複数の層から構成されてもよい。特に、個々の層が、それぞれ異なる吸収特性および混合特性を有するように、それぞれ異なる構造および／または材料を備えてもよい。これらの複数の層は、レセプタクル１２の底部１４上に配置された下方層と、下方層上に配置された少なくとも１つの上方層とを画定する。好ましくは、リング４２の突出部４８の軸Ａ１に沿った長さは、分配ネット４０の厚さに加えた少なくとも１つの上方層の厚さよりも大きい。さらに、好ましくは、リング４２の突出部４８の軸Ａ１に沿った長さは、吸収性支持部３６の厚さに加えた分配ネット４０の厚さよりも小さい。このようにすることで、リング４２が分配ネット４０上に配置された場合、突出部４８は、分配ネット４０と吸収性支持部３６の少なくとも１つの上方層とを越えて、吸収性支持部３６の下方層内に受容される。このようにして、吸収性支持部３６の複数の層が共に固定される。

図５および図６に示す第１の例によれば、少なくとも１つの突出部４８_１が、尖った形状を有する。図６の例によれば、この場合、突出部４８_１は、軸Ａ１に対して平行な軸Ａ’１に沿ってリング４２の環状部分４４から延在する実質的に円筒状であるベース部分５０を有する。また、図６の突出部４８_１は、円錐状または裁頭円錐状の端部部分５２を備える。ここでは、端部部分５２は、突出部４８_１は、突出部４８_１のベース部分５０と同軸状である。ベース部分５０および端部部分５２は、突出部４８_１の軸の方向において連続している。端部部分５２は、ベース部分５０から延在する。突出部４８_１の尖った形状により、分配ネット４０を貫通し吸収性支持部３６内に突出部４８_１を挿入することが容易になる。この場合、端部部分５２のベース直径ｄ２は、ベース部分５０の直径ｄ１と同等である。したがって、突出部４８_１は、径方向には突出しない。また、これにより、吸収性支持部３６および分配ネット４０の中に突出部４８_１を嵌入することが容易になる。

図７に示す第２の例によれば、突出部４８_２は、円錐状端部部分５２のベース直径ｄ２が円筒状ベース部分５０の直径ｄ１より大幅に大きい点を除いては、突出部４８_１と実質的に同等である。したがって、ベース部分５０に対して径方向に突出した環状表面（または切欠部）５４が、ベース部分５０と端部部分５２との間の境界部に形成される。したがって、この環状表面５４は、外れ防止機能を有して、吸収性支持部３６からおよび／または分配ネット４０からの突出部４８_２の意図しない外れを制限またはさらには防止し得る。有利には、この環状表面５４は吸収性支持部３６中に延在する。

図８に示す第３の例によれば、突出部４８_３のベース部分５０は、好ましくは連続する複数の同軸状裁頭円錐状部５６を備える。これらの裁頭円錐状部はいずれも、それらの大きい方の底面がリング４２の環状部分４４に向かい、それらの小さい方の底面が端部部分５２に向かい配向された状態で配向される。ベース部分５０および端部部分５２は、軸Ａ’１に沿って同軸状である。このようにして、複数の切欠部５４を有する突出部４８_３が形成される。有利には、この第３の例によれば、少なくとも１つの切欠部５４、好ましくは少なくとも２つの切欠部５４が、吸収性支持部３６内に受容され、および／または少なくとも１つの切欠部５４が、分配ネット４０内に受容される。

リング４２のすべての突出部４８が同等であってもよい。しかし代替的には、突出部４８は、特に上述の例の中の２つまたは３つの組合せによれば、それぞれ異なる構成を有する。

この場合、リング４２は、分配ネット４０の上方面４０ｂの周縁部分４０_１、４０_２を覆う。さらに、図示する例では、リング４２は、吸収性支持部３６の周縁部分３６”から側方に突出する。分配ネット４０の第１の環状部分４０_１は、吸収性支持部３６の周縁部分３６”とリング４２の環状部分４４の第１の部分４４_１との間に置かれ、好ましくはクランプ固定される。さらに、吸収性支持部は、リング４２により覆われないことを特徴とする中央部分３６’を画定する。この場合には第１の環状部分４０_１に対して径方向外部に位置する分配ネット４０の第２の環状部分４０_２が、レセプタクル１２の側壁部１６の上方エッジ１８とリング４２の環状部分４４の第２の部分４４_２との間に置かれ、好ましくはクランプ固定される。図示する例では、リング４２の環状部分４４の第２の部分４４_２は、リング４２の環状部分４４の第１の部分４４_１の径方向外部に配置される。したがって、分配ネット４０の張力が維持され得る。特に、分配ネット４０の張力により、化粧品のより良好な分配が可能となる、および／または分配ネット４０の美的外観が保持される。

図４Ｂに示すように、吸収性支持部３６の周縁部分３６”は、リング４２の複数の突出部４８を受ける。次いで、吸収性支持部３６の周縁部分３６”は、リング４２により維持される。したがって、特に化粧品の収集の最中に、吸収性支持部３６の周縁部分３６”の変形が制限される。

図示する例によれば、リング４２は、レセプタクル１２にも固定される。リング４２、分配ネット４０、および吸収性支持部３６により形成されるアセンブリが、レセプタクル１２に固定される。したがって、リング４２、分配ネット４０、および吸収性支持部３６により形成されるこのアセンブリは、レセプタクル１２に対して不動化される。

図示する例では、リング４２のスカート４６が、レセプタクル１２の第１の溝２４内に受容される。レセプタクル１２の第１の溝２４内にスカート４６が受容されることにより、吸収性支持部３６に対するリング４２および／または分配ネット４０の位置決めが容易になる。

例えば、スカート４６が、レセプタクル１２の第１の溝２４内にクランプ状態におよび／または弾性嵌入状態に受容される。そのために、スカート４６は、１つまたは複数の径方向に突出する突出部５７を形成し得る。例えば、スカート４６はビード５７を形成する。代替的には、側方スカート４６は、接着、溶接、または当業者には既知の任意の他の固定手段により、第１の溝２４に組み付けられてもよい。

図示する例では、パッケージングデバイス１０は、第１の蓋５８をさらに備える。この場合、第１の蓋５８は、第１のヒンジ６０によりレセプタクル１２にヒンジ連結される。したがって、第１の蓋５８は、閉位置と開位置との間で移動され得る。第１の蓋５８の開位置においては、分配ネット４０の上方面４０ｂがユーザにとってアクセス可能となる。

第１の蓋５８の閉位置においては、第１の蓋５８は、レセプタクル１２上にクリップ固定（または弾性嵌着）され得る。この場合、そのために、第１の蓋５８は、クリップタブ６２を備えてもよく、クリップタブ６２の端部は、レセプタクル１２の側壁部１６のチャネル３０内に受容されるように意図される。

第１の蓋５８は、第２の溝２６内に受容されるように意図された、この場合には円形であるリッジ６４を備えてもよい。第２の溝２６内に受容されたリッジ６４が協働することにより、第１の蓋５８が閉じられた場合における空洞部３２の確実な封止が確保され得る。リッジ６４は、第２の溝２６内にクランプ固定され得る。

有利には、第１の蓋５８の閉位置において、リング４２は、第１の蓋５８および分配ネット４０と接触状態にある。したがって、空気が捕獲され得る自由空間が、化粧品で含浸された吸収性支持部３６と第１の蓋５８との間に制限される。

図示する例によれば、第１の蓋５８の上方面が、化粧品アプリケータ部材３８を受ける凹部６６を有する。このアプリケータ部材３８は、例えばスポンジである。

図示する例によれば、パッケージングデバイス１０は、ケース６８をさらに備える。レセプタクル１２は、例えばケース６８内にクランプ固定および／または弾性嵌入される。例えば、ケース６８は、空洞部３２の周囲に延在する第３の径方向溝２８内にクランプ固定および／または弾性嵌入される。

ケース６８は、第１の蓋５８のクリップタブ６２を受けるのに適した複数のスロット７０をレセプタクル１２と共に画定するように形状設定されてもよい。

第２の蓋７２が、ケース６８を閉じるためにケース６８に付随してもよい。例えば、第２の蓋７２は、第２のヒンジ７４によりケース６８上にヒンジ連結される。したがって、第２の蓋７２は、閉位置と開位置との間で移動され得る。第２の蓋７２の閉位置において、閉じられたレセプタクル１２および第１の蓋５８は、ケース６８および第２の蓋７２により画定された空間内に完全に収容される。有利には、第２の蓋７２の内方面が、化粧品の塗布時にユーザを補助するために鏡７６を備える。図１に見られるように、レセプタクル１２と第１の蓋５８との間の第１のヒンジ６０は、第１の軸Ａ２に沿って延在し、ケース６８と第２の蓋７２との間の第２のヒンジ７４は、第２の軸Ａ３に沿って延在し、第１の軸Ａ２および第２の軸Ａ３は、軸Ａ１に対して鉛直方向の面内に含まれる。有利には、第１の軸Ａ２および第２の軸Ａ３は互いに直交する。

ケース６８は、弾性嵌入によりケース６８上への第２の蓋７２のロックを確保するために、第２の蓋７２中の相補的凹部８０と協働するのに適したクリップタブ７８を備えてもよい。

図１および図２のパッケージングデバイスは、図９に示すようなレフィル１００により補充され得る。

レフィル１００は、吸収性支持部３６、分配ネット４０、およびリング４２を有するレセプタクル１２を本質的に備え、吸収性支持部３６は、好ましくは化粧品で含浸される。また、第１の蓋５８が、レセプタクル１２上に組み付けられ得る。アプリケータ部材３８が、特に第１の蓋５８の凹部６６内に設けられてもよい。このアセンブリは、パッケージ１０２内に収容され得る。パッケージ１０２は、気密であってもよい。

したがって、ケース６８からレセプタクル１２を除去した後に、レフィル１００のレセプタクル１２がケース６８内に挿入される。

上述のようなパッケージングデバイスは、当業者には想起可能な多数の変形を許容し得る。

特に、リング４２のスカート４６は、空洞部３２内に直接受容されてもよい。

図１０のパッケージングデバイスの例は、本質的には分配ネット４０が存在しない点で、図１および図２の例とは異なる。この場合、吸収性支持部３６は、複数の重畳層から構成される。図１０の例では、吸収性支持部は、下方層３６_１および上方層３６_２から構成される。下方層３６_１は、レセプタクル１２の底部１４上に配置され、上方層３６_２は、下方層３６_１上に配置される。しかし、層数は２層に限定されない。

個々の層が、それぞれ異なる吸収特性および／または混合特性を有するように、それぞれ異なる構造および／または材料を備えてもよい。

好ましくは、リング４２の突出部４８は、上方層３６_２の厚さよりも大きい軸Ａ１に沿った長さを有する。より好ましくは、リングの突出部４８は、吸収性支持部３６の厚さよりも小さい、軸Ａ１に沿って測定した長さを有する。したがって、リング４２が吸収性支持部３６の自由面３６ｂ上に配置された場合、突出部４８は、上方層３６_２を通過し、下方層３６_１内に受容される。このようにすることで、上方層３６_２は下方層３６_１に固定される。

さらに、吸収性支持部は、リング４２の環状部分４４の下方に位置するおよび複数の突出部４８が中に受容される周縁部分３６”を有する。このようにすることで、中央部分３６’を圧迫することにより引き起こされる吸収性支持部の周縁部分３６”の変形が制限される。

吸収性支持部が３つ以上の層を備える代替例では、好ましくは、突出部４８は、下方層の上方に位置する層を通過し下方層内に受容されることにより、すべての層を共に固定する。

本発明は、上述の例のみに限定されず、当業者には想起可能な多数の変形を許容し得る。

１０ 化粧品パッケージングデバイス
１２ レセプタクル
１４ 底部
１６ 側壁部
１８ 上方エッジ
１８_１ 内方部分
２０ 内方壁部
２２ 外方壁部
２４ 第１の溝
２６ 第２の溝
２８ 第３の溝、第３の径方向溝
３０ チャネル
３２ 空洞部
３４ 開口
３６ 吸収性支持部
３６’ 中央部分
３６” 周縁部分
３６_１ 下方層
３６_２ 上方層
３６ａ 第１の面
３６ｂ 第２の面、自由面
３７ 指
３８ アプリケータ部材、化粧品アプリケータ部材
４０ 分配ネット
４０_１ 周縁部分、第１の環状部分
４０_２ 第２の環状部分
４０ｂ 上方面
４２ リング
４４ 環状部分
４４_１ 第１の部分
４４_２ 第２の部分
４６ 側方スカート
４８ 突出部
４８_１ 突出部
４８_２ 突出部
４８_３ 突出部
５０ ベース部分
５２ 端部部分
５４ 環状表面、切欠部
５６ 裁頭円錐状部
５７ 突出部、ビード
５８ 第１の蓋
６０ 第１のヒンジ
６２ クリップタブ
６４ リッジ
６６ 凹部
６８ ケース
７０ スロット
７２ 第２の蓋
７４ 第２のヒンジ
７６ 鏡
７８ クリップタブ
８０ 相補的凹部
１００ レフィル
１０２ パッケージ
Ａ１ 軸
Ａ２ 第１の軸
Ａ３ 第２の軸
ｄ１ ベース直径
ｄ２ ベース直径
ｅ１ 厚さ
ｅ２ 厚さ

Claims (21)

1. 化粧品をパッケージングするためのデバイス（１０）であって、
   開口（３４）を通る開いた空洞部（３２）を形成するレセプタクル（１２）と、
   化粧品で含浸されるように意図された、前記空洞部（３２）内に受容される吸収性支持部（３６）であって、前記吸収性支持部（３６）の自由面（３６ｂ）が前記開口（３４）の近傍に位置する、吸収性支持部（３６）と、
   前記吸収性支持部（３６）およびリング（４２）を共に固定するために前記吸収性支持部（３６）の周縁部分（３６”）内に受容された複数の突出部（４８）を備える、リング（４２）と
   を備え、
   分配ネット（４０）が、前記吸収性支持部（３６）の前記自由面（３６ｂ）上に配置され、前記複数の突出部（４８）は、前記分配ネット（４０）を通過し前記吸収性支持部（３６）内に受容されることにより、前記吸収性支持部（３６）、前記分配ネット（４０）、および前記リング（４２）を共に固定する、デバイス（１０）。
2. 前記リング（４２）は、側方スカート（４６）を備え、前記側方スカート（４６）は、好ましくは前記開口（３４）の周囲に延在する前記レセプタクル（１２）の第１の溝（２４）内に受容される、請求項１に記載のデバイス（１０）。
3. 少なくとも１つの突出部（４８、４８_１、４８_２、４８_３）が、尖った形状を有する、請求項１または２に記載のデバイス（１０）。
4. 少なくとも１つの突出部（４８_１、４８_２）が、前記リング（４２）から延在する円筒状の第１の部分（５０）と、前記第１の部分（５０）と同軸状である円錐状の第２の部分（５２）とを有する、請求項１から３のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
5. 前記第２の部分（５２）のベース直径（ｄ２）が、前記第１の部分（５０）の直径（ｄ１）と略同等であり、前記第１の部分（５０）および前記第２の部分（５２）は、好ましくは前記第１の部分（５０）および前記第２の部分（５２）の共通軸（Ａ’１）の方向に沿って連続する、請求項４に記載のデバイス（１０）。
6. 前記第２の部分（５２）のベース直径（ｄ２）が、前記第１の部分（５０）の直径（ｄ１）よりも実質的に大きく、前記第１の部分（５０）および前記第２の部分（５２）は、好ましくは前記第１の部分（５０）および前記第２の部分（５２）の共通軸（Ａ’１）の方向に沿って連続する、請求項４に記載のデバイス（１０）。
7. 少なくとも１つの突出部（４８_３）が、複数の裁頭円錐状部（５６）からなるベース部分（５０）と、円錐状の端部部分（５２）と備え、前記裁頭円錐状部（５６）および前記端部部分（５２）は、同軸状であり、前記裁頭円錐状部（５６）および前記端部部分（５２）は、より好ましくは前記裁頭円錐状部（５６）および前記端部部分（５２）の共通軸（Ａ’１）の方向に沿って連続する、請求項１から６のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
8. 前記吸収性支持部（３６）は、フォーム、不織繊維、繊維材料、柔軟多孔性材料、またはこれらの材料の組合せから作製される、請求項１から７のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
9. 前記吸収性支持部（３６）は、複数の層からなり、前記突出部（４８）は、上方層を通過し下方層内に受容される、請求項１から８のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
10. 前記リング（４２）は、前記分配ネット（４０）の周縁部分（４０_１、４０_２）を覆う、請求項１から９のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
11. 前記分配ネット（４０）は、弾性ネット、フォーム、織成繊維、または不織繊維である、請求項１から１０のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
12. 前記吸収性支持部（３６）は、第１のフォームから作製され、前記分配ネット（４０）は、第２のフォームから作製され、前記第２のフォームは、前記第１のフォームよりも微細な孔を有する、請求項１から１１のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
13. 前記分配ネット（４０）の厚さ（ｅ２）が、前記吸収性支持部（３６）の厚さ（ｅ１）よりも小さい、請求項１から１２のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
14. 前記分配ネット（４０）は、前記吸収性支持部（３６）に対して側方に突出し、前記吸収性支持部（３６）に対して側方に突出する前記分配ネット（４０）の周縁部分（４０_１、４０_２）は、前記リング（４２）と前記レセプタクル（１２）のエッジ（１８）との間に少なくとも部分的に位置する、および好ましくは挟まれる、請求項１から１３のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
15. 好ましくは気密状態において前記開口（３４）を閉じるための第１の蓋（５８）をさらに備える、請求項１から１４のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
16. 前記第１の蓋（５８）は、第１のヒンジ（６０）により前記レセプタクル（１２）に連結される、請求項１５に記載のデバイス（１０）。
17. 前記化粧品を塗布するためのアプリケータ部材（３８）をさらに備え、前記アプリケータ部材（３８）は、好ましくは前記第１の蓋（５８）の凹部（６６）内に受容される、請求項１５または１６に記載のデバイス（１０）。
18. 前記吸収性支持部（３６）は、化粧品で含浸される、請求項１から１７のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
19. ケース（６８）をさらに備え、前記レセプタクル（１２）は前記ケース（６８）内に受容される、請求項１から１８のいずれか一項に記載のデバイス（１０）。
20. 前記ケース（６８）を閉じるための第２の蓋（７２）を備える、請求項１９に記載のデバイス（１０）。
21. パッケージ（１０２）と、前記パッケージ（１０２）内に受容された請求項１から１８のいずれか一項に記載の化粧品パッケージングデバイス（１０）とを備える、特に請求項１９または２０に記載のデバイス用の、化粧品用のレフィル（１００）であって、前記パッケージ（１０２）は、好ましくは気密状態で閉じられる、レフィル（１００）。

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