JP2022553163A - バイオフィルム形成抑制用排水網 - Google Patents

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Abstract

本発明は、上部が開口した円筒構造であり、排水孔を有する排水網本体、本体の外部面または内部面に配置された第1電極、第1電極と予め決定された間隔で離隔され、本体の外部面または内部面に形成され接地された第2電極及び、第1電極にAC(alternating current)電圧、DC(direct current)電圧、及びAC電圧及びDC電圧が重畳された電圧のうち少なくとも一つの電圧を印加させるように構成された電圧供給部を含む、バイオフィルム形成抑制用排水網を提供する。

Description

本発明は、バイオフィルム形成抑制用排水網及びその製造方法に関し、より具体的に、電場を加えてバイオフィルムの形成を抑制するように構成されたバイオフィルム形成抑制用排水網に関する。
一般に、シンク(Sink)は、家庭や食堂等の厨房に設けられ、各種の器等の厨房容器を洗滌するための空間であって、洗滌水の供給を受けて厨房容器を洗滌した後、使用された洗滌水を外部に排出させることができるようになっている。
一方、シンクに設けられる排水口の一般的な構造は、シンク底面の中央に下側方向に排水口が形成され、排水口の内側には、食物カスを漉すことのできる排水網が挿入固定され、排水網の下部には、使用された洗滌水が排出され得るように排水ホースが連結されている。このとき、排水網の上部には、カバーが配置され得る。
このような構造的特徴により、排水口を通して洗滌水と食物カスが流入すると、排水網により食物カスは漉されるようになり、洗滌水だけが排水ホースを通して排出され得るようになる。
このとき、食物等の汚物を排水口を通してそのまま排出させずに漉す役割を果たす排水網の場合、主にプラスチックやステンレス材質で製造され得る。
しかし、このような排水網は、常に湿っぽくて食物のような汚物が満たされるようになるので、細菌が繁殖によるバイオフィルムが形成され、激しい悪臭が発生する問題を引き起こし得る。
一方、排水網に形成されたバイオフィルムの形成抑制方法としては、洗浄剤または塩素系漂白剤を排水網に処理して、排水網内外の細菌の繁殖を防ぐか殺菌を誘導する方法があり得る。しかし、このような方法は、大量の塩素系漂白剤を消費することで環境汚染を誘発する問題点があった。
従って、環境汚染を減らし、より効果的に排水網内のバイオフィルムの形成を抑制できる新たなシステムの開発が持続的に要求されている実情である。
発明の背景になる技術は、本発明に対する理解をより容易にするために作成された。発明の背景になる技術に記載の事項が先行技術として存在すると認めるものと理解されてはならない。
一方、前述したような従来の排水網内のバイオフィルム形成抑制システムが有する問題点を解決するための方案として、本発明の発明者らは、排水網の構造物に電場を加えて微生物膜の構造を緩和することで洗浄剤または塩素系漂白剤のような化学薬品の濃度を下げる方法を認知することができた。
本発明の発明者らは、バイオフィルムの生成を効果的に抑制しながら同時に感電の危険が少ない、排水網内のバイオフィルム形成抑制システムを開発しようとした。
結果的に、本発明の発明者らは、電場の強度の調節が可能なバイオフィルム形成抑制システムを開発することができた。
より具体的に、本発明の発明者らは、AC(alternating current)電圧とDC(direct current)電圧をそれぞれ印加するか、またはこれらの電圧を重畳して印加したとき、より安全な電場が印加され、バイオフィルムもまた効果的に除去されることを見出すことができた。
このとき、本発明の発明者らは、バイオフィルムの形成を効果的に抑制するための方案として、前記バイオフィルム形成抑制システムを排水網の構造物に適用することができた。
特に、本発明の発明者らは、2タイプの電圧の供給が可能な電極を排水網の構造物に適用しようとし、これによって空間的時間的制約なしにシンク内のバイオフィルム形成抑制が実行され得ることを期待することができた。
さらに、本発明の発明者らは、バイオフィルムの形成抑制が可能な排水網の構造物を提供することで、化学薬品の使用による環境汚染問題の解決に寄与できることを認知することができた。
一方、本発明の発明者らは、排水網の構造物に電場を高い効率で供給するように、即ち、電場密度を高めることのできる排水網の構造物内電極の構造及び配列を見出すことができた。
従って、本発明が解決しようとする課題は、多様な構造を有する第1電極及び第2電極が排水口本体に配列され、さらにAC電圧、DC電圧またはこれらの電圧を重畳して共に印加させるように構成された電圧供給部を含む、バイオフィルム形成抑制用排水網を提供することである。
本発明が解決しようとする他の課題は、第1電極、及び第1電極と予め決定された間隔だけ離隔され接地された第2電極がパターンを形成して、排水網の側面の一部を囲むように構成された、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置を提供することである。
本発明の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
前述したような課題を解決するために、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網が提供される。このとき、前記排水網は、上部が開口した円筒構造であり、排水孔を有する排水網本体、本体の外部面または内部面に配置された第1電極、第1電極と予め決定された間隔で離隔され、本体の外部面または内部面に形成され接地された第2電極及び、第1電極にAC(alternating current)電圧、DC(direct current)電圧、及びAC電圧とDC電圧が重畳された電圧のうち少なくとも一つの電圧を印加させるように構成された電圧供給部を含む。
本発明の特徴によれば、本体は、環形の枠部、及び枠部の周りに沿って内部または外部に配置された複数の柱を含むことができる。このとき、複数の柱の上部面または下部面が開口し、複数の柱の間に前記排水孔が形成され得る。また、第1電極は、開口した上部面または下部面に挿入可能な第1挿入電極、及び第1挿入電極の一面に配置され、枠部に対応する環形電極を含むことができる。さらに、第2電極は、開口した上部面または下部面のうち残りの一つの面に挿入可能な第2挿入電極、及び残りの一つの面に挿入時、前記下部面に配置され、互いに異なる直径を有する複数の円形電極が離隔されるように配置された支え電極を含むことができる。
本発明の他の特徴によれば、本体は、枠部の内部面または外部面に、複数の柱のうち上部面だけが開口した柱及び複数の柱のうち下部面だけが開口した柱が交互に配列され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、第1電極は、第1挿入電極と平行な支持電極、及び支持電極の一端に垂直に連結され、開口した上部面または下部面に挿入時、第2電極の支え電極と一定の間隔で離隔されるように構成された底電極をさらに含むことができる。
本発明のまた他の特徴によれば、本体は、下部面に固定されるか安着し、複数の排水孔を含む底部をさらに含むことができる。
本発明のまた他の特徴によれば、第1電極は、本体の内部面または外部面に配置され得る。また、第2電極は、本体の内部面または外部面のうち残りの面に配置され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、第1挿入電極及び第2挿入電極は、複数個であってよい。このとき、複数個の第1挿入電極のうち少なくとも一つの挿入電極及び複数の第2挿入電極のうち少なくとも一つの電極が開口した上部面または下部面にそれぞれ挿入可能であり得る。
本発明のまた他の特徴によれば、排水網表面に、0.25~5VのAC電圧、DC電圧、及び前記AC電圧と前記DC電圧が重畳された電圧のうち少なくとも一つの電圧が印加され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、予め決定された間隔は、0.01~50mmであり、第1電極または第2電極の直径は、0.01~20mmであってよい。
前述したような課題を解決するために、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網が提供される。このとき、本発明の他の実施例に係る排水網は、側面及び下部面を有する円筒構造の本体、側面及び下部面上に下部面と平行な方向に配置された複数の第1電極、複数の第1電極と離隔され、側面及び下部面上に下部面と平行な方向に配置された接地された第2電極、及び第1電極に電圧を供給するように構成された電圧供給部を含む。
本発明の特徴によれば、第1電極は、側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第1円形電極、及び下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第2円形電極を含むことができる。また、第2電極は、側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第3円形電極、及び下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第4円形電極を含むことができる。さらに、本体は、側面に第1円形電極及び第3円形電極が交互に配列され、下部面に第2円形電極及び前記第4円形電極が交互に配列され得る。
前述したような課題を解決するために、本発明の一実施例に係る挿入用バイオフィルム形成抑制用装置が提供される。このとき、前記装置は、円筒構造の排水網の側面の一部を囲むように構成された格子パターンになされた第1電極、第1電極と離隔され、第1電極と共に格子パターンを形成して排水網の側面の一部を囲む接地された第2電極、及び第1電極に電圧を供給するように構成された電圧供給部を含む。
本発明の特徴によれば、前記装置は、第1電極または第2電極の少なくとも一部を囲むように構成された、絶縁層をさらに含み、絶縁層は、Al、SiO、Si、シリコーン、テフロン(登録商標)及びプラスチックのうち少なくとも一つからなり得る。
本発明は、塩素系漂白剤のような強い化学薬品を使用して細菌の増殖及びバイオフィルムの形成を抑制することで環境問題を引き起こす従来のバイオフィルム形成抑制システムが有する問題点を解決できる効果がある。
より具体的に、本発明は、AC電圧、DC電圧または、AC電圧とDC電圧を重畳した電圧を印加するように構成されたバイオフィルム形成抑制用排水網を提供することで、より安全な電場を排水網の構造物に印加でき、バイオフィルムもまた効果的に除去できる効果がある。
特に、本発明は、空間的時間的制約なしに電場の供給が可能な排水網の構造物を提供することで、日常生活で排水網に対するバイオフィルム形成抑制が実行できる。
さらに、本発明は、高い効率で排水網の構造物に電場が印加可能であるように、電場密度を高めることのできる電極の多様な構造及び配列を提供できる効果がある。
本発明に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網に基づいた、バイオフィルム形成抑制システムの構成を例示的に示したものである。 本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。 本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。 本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。
発明の利点、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると、明確になるだろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現され、単に、本実施例は、本発明の開示が完全なものとなるようにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。
本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、大きさ、比率、角度、個数等は、例示的なものであるので、本発明は、図示された事項に限定されるものではない。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本明細書上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合に、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、当業者が十分に理解できるように技術的に多様な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であってもよく、関連関係で共に実施可能であってもよい。
本明細書の解釈の明確さのために、以下においては、本明細書において使用される用語を定義する。
本願明細書内の用語「排水網本体」は、シンク流し台、浴室流し台に挿入され、汚物は漉し、水は流す濾過網装置であり、第1電極及び第2電極が配置され得る。
このとき、本体は、ポリプロピレン(polypropylene)であってよいが、これに制限されるものではなく、より多様なプラスチック、等からなり得る。
一方、本発明の特徴によれば、排水網の本体は、上部面が開口した円筒構造を有し得る。例えば、本体は、環形の枠部、及び枠部の周りに沿って内部または外部に配置され、本体の側面を形成する複数の柱を含むことができる。このとき、本体は、側面に形成された複数の柱により形成された排水孔を含むことができる。
本発明の他の特徴によれば、本体は、排水孔が形成された底部をさらに含むことができるが、これに制限されるものではない。
本願明細書内の用語「底部」は、本体の下部面に配置され、排水孔を含んで排水が可能であるように構成された構造物であってよい。このとき、底部は、排水網本体と一体型であってもよく、本体の開口した上部面を通して下部面に安着可能な脱付着型であってもよい。
本願明細書内の用語「第1電極」及び「第2電極」は、電気伝導性を有する伝導性電極を意味する。
このとき、第1電極及び第2電極は、Au、Ni、Cu、Zn、Fe、Al、Ti、Pt、Hg、Ag、Pb、及びこれらの合金のうち少なくとも一つの金属からなり得る。さらに、電極は、カーボンブラック(carbon black)、カーボングラファイト(carbon graphite)、グラフェン(graphene)、フラーレン(fullerene)、カーバイド(carbides)のうち少なくとも一つの有機物からなり得る。
しかし、これに制限されず、第1電極及び第2電極は、アルミニウム合金、プラスチッククロムメッキ、伝導性シリコーン、伝導性ポリマーで構成された伝導体であってよい。
このとき、第1電極は、正電荷を有する電極であってよく、第2電極は、接地された電極を意味し得る。しかし、これに制限されるものではない。
本発明の特徴によれば、1電極及び第2電極それぞれは、予め決定された間隔で排水網の本体に配置され得る。
このとき、「予め決定された間隔」は、0.01~50mmであってよい。より具体的に、第1電極及び第2電極が本体上に0.01~50mmの間隔で配置される場合、0.82V以下の安定した電圧が発生し、1.25V/Cm以下の電場が排水網の構造物に印加され得る。一方、第1電極及び第2電極が本体上で20mm以上の間隔で配置される場合、0.82Vを超える電圧が要求され得、1.25V/Cmを超える電場が排水網の構造物に印加されることもあり得る。
例えば、第1電極は、本体の側面に沿って形成された上部面が開口した柱に挿入され、第2電極が本体の側面に沿って形成された下部面が開口した柱に挿入される場合、第1電極及び第2電極の間隔は、0.01~50mmであってよい。
このような構造的特徴によって、排水網本体に0.25~5Vの電圧が印加され得る。
本発明の他の特徴によれば、第1電極及び第2電極の直径は、0.01~20mmであってよい。しかし、直径は、これに制限されず、2電極の素材によってより多様に選択され得る。
一方、第1電極及び第2電極の高さは、本体の高さ、さらにバイオフィルム形成地点の位置によって多様に設定され得る。例えば、第1電極及び第2電極と排水網本体内のバイオフィルム形成地点(目標地点)の距離が15mm以内、好ましく、5mm以内である場合、電場が目標地点に印加され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、第1電極及び第2電極は、本体の側面と下部面上に、下部面と平行な方向に交互に配置された複数の円形電極を含むことができる。
本願明細書内の用語「円形電極」は、円筒構造の本体の側面と下部面を囲む形態の電極を意味し得る。
より具体的に、第1電極は、本体の側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第1円形電極、及び下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第2円形電極を含むことができる。
さらに、第2電極は、側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第3円形電極、及び下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第4円形電極を含むことができる。
このとき、本体の側面に第1円形電極及び第3円形電極が交互に配列され、本体の下部面に第2円形電極及び第4円形電極が交互に配列されることで、本体の全体領域に電場が印加され得る。
本発明の特徴によれば、第1円形電極、第2円形電極、第3円形電極及び第4円形電極は、排水網本体の内部または外部にプリンティングまたはコーティングされて配置され得る。しかし、これに制限されるものではない。
一方、第1電極及び第2電極の形態は、これに制限されるものではない。
本発明のまた他の特徴によれば、第1電極及び第2電極は、円筒構造の排水網の側面の一部を囲むように構成された格子パターンの第1電極及び第2電極を含むことができる。
このとき、第1電極及び第2電極は、互いに一定の間隔を有するように離隔されて格子パターンを形成することができる。
一方、第1電極及び第2電極の外部に絶縁層が形成され得る。
本願明細書内の用語、「絶縁層」は、第1電極または第2電極の表面に形成されたコーティング層の中間絶縁体であってよい。
例えば、絶縁層は、Al、SiO、Si、シリコーン、テフロン及びプラスチックのうち少なくとも一つからなり得るが、これに制限されるものではない。
本願明細書内の用語、「電圧供給部」は、第1電極と第2電極に連結され、排水網の構造物にAC電圧、またはDC電圧、またはこれらの電圧を共に印加させるユニットを意味し得る。
本発明の特徴によれば、電圧供給は、第1電極および/または第2電極に対して0.1MHz~100MHzの周波数で025V~0.82Vの振幅を有するAC電圧と、0.0001V~0.82VのDC電圧を共に印加するように構成され得る。しかし、電圧供給部は、これに制限されず、0.82V以下の電圧を第1電極および/または第2電極に印加するように構成され得る。
本発明の他の特徴によれば、電圧供給部は、AC電圧とDC電圧の印加を通して排水網の構造物に提供するエネルギー総量を1nJ~10nJに制御するように構成され得る。このとき、電圧供給部は、排水網の構造物または第1電極及び第2電極に提供する電圧を制御するように構成された、制御部と連結されてもよい。
一方、電圧供給部は、外部の電力供給源から磁気共鳴方式で電気エネルギーを受信する直接回路で構成されてもよく、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池またはリチウムイオンポリマー電池で構成されたバッテリーセルで構成された無線バッテリーであってもよい。
結果的に、第1電極または第2電極は、電圧供給部が印加する電圧に基づいて排水網本体に電場を形成できる。磁場により、排水網本体に既形成されたバイオフィルムの構造が破壊され得、新たなバイオフィルムの形成が抑制され得る。
以下においては、図1を参照して、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網に基づいた、バイオフィルム形成抑制システムについて具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網に基づいた、バイオフィルム形成抑制システムの構成を例示的に示したものである。
図1のバイオフィルム形成抑制システム1000を参照すると、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網100は、流し台200内の排水管と連結された排水口上に挿入され得る。このとき、バイオフィルム形成抑制用排水網100上に形成された電場は、排水網本体内のバイオフィルムの形成を抑制するか、既形成されたバイオフィルムの構造を破壊して除去できる。
より具体的に、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網100は、AC電圧、DC電圧またはこれらの電圧を共に供給する電圧供給部と連結された第1電極及び第2電極が前記排水網100の本体上に形成された構造を有する。このとき、本体領域に生成された電場により、前記排水網100の本体上に形成されたバイオフィルムは、第1電極と第2電極の直接的な接触がなくても電場が印加され得、そこでバイオフィルムの構造が破壊され得る。特に、少量の化学薬品が本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網100上に塗布される場合、電場によりこれらの分子運動が活発になることで、バイオフィルムに薬品の透過が促進され得、効果的にバイオフィルムが除去されることもあり得る。
以下においては、図2aから図2dを参照して、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構造を説明する。図2a は、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 図2b は、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 図2c は、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。 図2dは、本発明の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網及びその構成を例示的に示したものである。
まず、図2a及び図2bを参照すると、バイオフィルム形成抑制用排水網100は、大きく、正電荷を有し、排水網本体130に挿入される第1電極110、接地され、排水網本体130に対して第1電極110と反対となる方向に挿入される第2電極120、さらに第1電極110に電圧を供給する電圧供給部140で構成される。このとき、電圧供給部140は、バイオフィルム形成抑制用排水網100の上部面または下部面に配置され得るが、これに制限されるものではない。一方、電圧供給部140の電圧を制御するように構成された制御部(図示しない)がバイオフィルム形成抑制用排水網100上にさらに配置され得る。例えば、制御部は、電圧供給部140によるAC電圧とDC電圧の印加を通して本体130に提供されるエネルギー総量を1nJ~10nJに制御できる。
一方、バイオフィルム形成抑制用排水網100の本体130は、上部面及び下部面が開口した構造であってよい。
このとき、図2cのバイオフィルム形成抑制用排水網100に対する平面図を共に参照すると、互いに直径が異なる複数の円形構造の電極が一定の間隔で配置された第1電極110、及び互いに直径が異なる複数の円形構造の電極が第1電極110と一定の間隔で離隔されるように配置された第2電極120が本体130上にそれぞれ挿入されて、バイオフィルム形成抑制用排水網100の下部面を形成することができる。
より具体的に、図2dの(a)を共に参照すると、第1電極110は、本体130に挿入時、本体130の枠に対応する環形電極110a、環形電極110aの周りに沿って配置され、一定の高さを有し、本体130と締結する第1挿入電極110b、環形電極110aから延びた支持電極110c及び支持電極110cに固定される底電極110dからなり得る。このとき、支持電極110cは、第1挿入電極110bより内側に形成され得る。さらに、底電極110dの直径は、環形電極110aの直径及び本体130の下部面の直径より小さくてよい。そこで、第1電極110が本体130に挿入される場合、底電極110dは、本体130の下部面に配置され得る。一方、第1電極110は、環形電極110a、第1挿入電極110b、支持電極110c及び底電極110dが連結された一体型の電極であってよいが、これに制限されるものではない。例えば、第1電極110は、環形電極110a及び第1挿入電極110bが連結された電極と支持電極110c及び底電極110dが連結された電極の二つの電極からなってもよい。
図2dの(b)を参照すると、第2電極120は、本体130と締結可能であり、一定の高さを有する第2挿入電極120a、及び第2挿入電極120aの一端に配置され、挿入時、本体130の下部面に配置される支え電極120bからなり得る。このとき、支え電極120bの直径は、第1電極110の底電極110dより大きく、本体130の下部面の外部直径と同一であってもよいが、これに制限されるものではない。一方、支え電極120bは、本体130に第1電極110と挿入されたとき、本体130の下部面上で底電極110dと一定の間隔を有し、互いに交互に配置され得る。このとき、支え電極120b及び底電極110dの間隔は、0.01~50mmであってよいが、これに制限されるものではない。
図2dの(c)をさらに参照すると、本体130は、環形の枠部130a、及び枠部130aの周りに沿って内部に配置され、一定の高さを有する複数の柱130bからなり得る。即ち、本体130は、複数の柱130bにより形成された排水孔を含むことができる。このとき、枠部130bの位置は、複数の柱130bが固定される限り、多様に選択され得る。一方、複数の柱130b間の間隔は、0.01~50mmであってよいが、これに制限されるものではない。本発明の特徴によれば、複数の柱130bは、上部面が開口して内部直径を有し、第1電極110の第1挿入電極110bが挿入される柱と、下部面が開口して内部直径を有し、第2電極120の第2挿入電極120aが挿入される柱を含む。このとき、複数の柱130bの内部直径は、第1挿入電極110b及び第2挿入電極120aの直径と同一であるか広くてよい。本発明の他の特徴によれば、下部面が開口した柱と上部面が開口した柱は、互いに交互に枠部130aに沿って配置され得る。このとき、複数の柱130bは、第1挿入電極110b及び第2挿入電極120aが挿入される限り、上部面及び下部面が全て開口する等の多様な形態を有し得る。
一方、本体130は、上部面及び下部面が全て開口した円筒形構造を有するが、第1電極110及び第2電極120が締結される場合、底電極110d及び支え電極120bの配列により排水孔を有する下部面が形成され得る。このとき、第1挿入電極110b及び第2挿入電極120aの高さは、目標とする磁場印加地点、即ち、バイオフィルム形成が予測される地点の高さによって多様に設定され得る。例えば、第1挿入電極110b及び第2挿入電極120aとバイオフィルム形成予測地点(目標地点)の距離が15mm以内、好ましく、5mm以内に設定され得る。このような構造的特徴により、2電極により形成された電場が目標地点に印加され得る。
以上の一実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網は、前記のような構造的特徴により排水網の本体に電場を高い効率で印加することで、バイオフィルム形成抑制効果を提供することができる。
以下においては、図3aから図3cを参照して、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構造を説明する。図3aは、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 図3bは、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 図3cは、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。
まず、図3aのバイオフィルム形成抑制用排水網100'の前面図及び図3bのバイオフィルム形成抑制用排水網100'の平面図を参照すると、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網100'は、大きく、正電荷を有し、排水網本体130の内部面に挿入される第1電極110、接地され、排水網本体130の外部面に挿入される第2電極120からなり得る。さらに、バイオフィルム形成抑制用排水網100'は、本体130の下部面に安着して汚物が抜け出ないように止める底部150をさらに含むことができる。このとき、底部150上に複数の排水孔152が形成され得る。
より具体的に、図3cの(a)及び(c)を共に参照すると、第1電極110は、本体130の枠に対応する環形電極110a、及び環形電極110aの周りに沿って配置され、一定の高さを有し、本体130の内部面に挿入される第1挿入電極110bからなり得る。このとき、環形電極110aの直径は、本体130の上部面の内部直径と同一であるか小さくてよい。さらに、第1挿入電極110bのうち少なくとも一つの電極は、本体130をなす複数の柱130bと直接締結可能であるように環形電極110aの外部に形成され得る。
図3cの(b)及び(c)を参照すると、第2電極120は、本体130の外部面から挿入され、一定の高さを有する第2挿入電極120a、及び第2挿入電極120aの一端に配置され、挿入時、本体130の底部150に対応する支え電極120bからなり得る。このとき、支え電極120bの直径は、本体130の下部面、即ち、底部150の内部直径より大きくてよい。さらに、第2挿入電極120aのうち少なくとも一つの電極は、本体130をなす複数の柱130bと直接締結可能であるように支え電極120bの内部に形成され得る。
このとき、第1挿入電極110b及び第2挿入電極120a間の間隔は、0.01~50mmであってよいが、これに制限されるものではない。このような構造的特徴によって、第1電極110及び第2電極120は、本体130により効果的に固定され得、本体130の全体領域に磁場を印加してバイオフィルムの形成を抑制できる。
即ち、以上の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網は、前記のような構造的特徴により排水網の本体に電場を高い効率で印加することで、バイオフィルム形成抑制効果を提供することができる。
以下においては、図4aから図4dを参照して、本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構造を説明する。図4aは、本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 図4bは、本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 図4cは、本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。 図4dは、本発明のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網の構成を例示的に示したものである。
まず、図4aのバイオフィルム形成抑制用排水網100''の前面図及び図4bのバイオフィルム形成抑制用排水網100''の平面図を参照すると、本発明の他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網100''は、大きく、上部面が開口し、下部面に排水孔が形成された本体130、正電荷を有し、排水網本体130の側面及び下部面に配置され、下部面と平行な方向に配置された複数の第1電極110、及び第1電極110と一定の間隔で離隔され、接地され、排水網本体130の側面及び下部面に配置される第2電極120からなり得る。
このとき、図4cを共に参照すると、第1電極110及び第2電極120は、環形構造を有し、本体130の側面及び下部面に互いに交互に配列され得る。本発明の特徴によれば、第1電極110及び第2電極120は、本体130の内部面または外部面にプリンティングまたはメッキされ、互いに交互に配置され得る。
より具体的に、図4dの(a)、(b)及び(c)を共に参照すると、第1電極110は、本体130の側面に配置される第1円形電極110e及び本体130の下部面に配置される第2円形電極110fからなり得る。さらに、第2電極120は、本体130の側面に配置される第3円形電極120c及び本体130の下部面に配置される第4円形電極120dからなり得る。このとき、このとき、本体130の側面に第1円形電極110e及び第3円形電極120cが交互に配列され、本体130の下部面に第2円形電極110f及び第4円形電極120dが交互に配列され得る。このとき、互いに異なる直径を有する複数の第2円形電極110f及び複数の第4円形電極120dは、互いに一定の間隔で離隔されるように下部面に配列され得る。一方、第1電極110は、本体130の下部面に配置された複数の第2円形電極110fが固定され、本体130の側面上に配置される第1円形電極110eと繋がる支持電極110cをさらに含むことができる。さらに、第2電極120は、本体130の下部面に配置された複数の第4円形電極120dが固定され、本体130の側面上に配置される第3円形電極120cと繋がる支持電極120eをさらに含むことができる。このとき、4個の円形電極110e、110f、120c、120dは、一面が開けられたCタイプの形態を有し得る。従って、円形構造の第1電極110及び第2電極120が円筒構造の本体130の側面及び下部面上に安定して配列され、前記配列によって一定の電圧が本体130上に効率的に印加できる。
即ち、以上のまた他の実施例に係るバイオフィルム形成抑制用排水網は、前記のような構造的特徴により排水網の本体に電場を高い効率で印加することで、バイオフィルム形成抑制効果を提供することができる。
以下においては、図5aから図5cを参照して、本発明の一実施例に係る挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構造を説明する。図5aは、本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。 図5bは、本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。 図5cは、本発明の多様な実施例に係る、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置の構成を例示的に示したものである。
まず、図5aを参照すると、本発明の一実施例に係る挿入用バイオフィルム形成抑制用装置300は、円筒構造の排水網の本体の側面を囲むように構成された格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220からなり得る。このとき、格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220は、互いに一定の間隔を有するように離隔されて一つの格子パターンを形成することができる。
図5bの前面図及び図5c平面図を共に参照すると、格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220からなる挿入用バイオフィルム形成抑制用装置300は、円筒構造の排水網の本体130の内部に挿入可能であるように本体130の内部直径と同一であるか小さな直径を有し得る。しかし、これに制限されず、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置300は、円筒構造の排水網の本体130を外部で囲むように、本体130の外部直径と同一であるか大きな直径を有してもよい。
このような脱付着が容易な挿入用バイオフィルム形成抑制用装置300は、本体130に電場を印加して、バイオフィルムの形成を抑制するか、既形成されたバイオフィルムの構造を破壊して除去を促進できる。
一方、格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220の接触面、またはこれらの電極の全体領域に対して、電圧発生による過負荷を防止するための絶縁層(図示しない)がコーティングされ得る。そこで、格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220は、排水網の本体130に安定した電場を印加することができる。本発明の特徴によれば、絶縁層は、Al、SiO、Si、シリコーン、テフロン及びプラスチックのうち少なくとも一つからなり得るが、これに制限されるものではない。さらに、絶縁層は、格子パターン型第1電極210及び格子パターン型第2電極220と連結された電圧供給部(図示しない)の一部をカバーするように構成されてもよい。
以上の一実施例に係る挿入用バイオフィルム形成抑制用装置は、前記のような構造的特徴により排水網の構造物に電場を高い効率で印加することで、バイオフィルム形成抑制効果を提供することができる。
以上、添付の図面を参照して、本発明の実施例をさらに詳細に説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解すべきである。本発明の保護範囲は、下記の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
100、100'、100'':バイオフィルム形成抑制用排水網
110:第1電極
110a:環形電極
110b:第1挿入電極
110c、120e:支持電極
110d:底電極
110e:第1円形電極
110f:第2円形電極
120:第2電極
120a:第2挿入電極
120b:支え電極
120c:第3円形電極
120d:第4円形電極
130:本体
130a:枠部
130b:複数の柱
140:電圧供給部
150:底部
152:排水孔
200:流し台
210:格子パターン型第1電極
220:格子パターン型第2電極
1000:バイオフィルム形成抑制システム

Claims (13)

  1. 上部が開口した円筒構造であり、排水孔を有する排水網本体、
    前記排水網本体の外部面または内部面に配置された第1電極、
    前記第1電極と予め決定された間隔で離隔され、前記排水網本体の外部面または内部面に形成され接地された第2電極及び、
    前記第1電極にAC電圧(alternating current電圧)、DC電圧(direct current電圧)、及び前記AC電圧と前記DC電圧が重畳された電圧のうち少なくとも一つの電圧を印加させるように構成された電圧供給部を含む、バイオフィルム形成抑制用排水網。
  2. 前記排水網本体は、環形の枠部、及び前記枠部の周りに沿って内部または外部に配置された複数の柱を含み、前記複数の柱の上部面または下部面が開口し、前記複数の柱の間に前記排水孔が形成され、
    前記第1電極は、開口した上部面または下部面に挿入可能な第1挿入電極、及び前記第1挿入電極の一面に配置され、前記枠部に対応する環形電極を含み、
    前記第2電極は、前記開口した上部面または下部面のうち残りの一つの面に挿入可能な第2挿入電極、及び前記残りの一つの面に挿入時、前記下部面に配置され、互いに異なる直径を有する複数の円形電極が離隔されるように配置された支え電極を含む、請求項1に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  3. 前記排水網本体は、前記枠部の内部面または外部面に、前記複数の柱のうち上部面だけが開口した柱及び前記複数の柱のうち下部面だけが開口した柱が交互に配列された、請求項2に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  4. 前記第1電極は、前記第1挿入電極と平行な支持電極、及び前記支持電極の一端に垂直に連結され、前記開口した上部面または下部面に挿入時、前記第2電極の支え電極と一定の間隔で離隔されるように構成された底電極をさらに含む、請求項2に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  5. 前記排水網本体は、前記下部面に固定されるか安着し、複数の排水孔を含む底部をさらに含む、請求項2に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  6. 前記第1電極は、前記排水網本体の内部面または外部面に配置され、
    前記第2電極は、前記排水網本体の内部面または外部面のうち残りの面に配置される、請求項2に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  7. 前記第1挿入電極及び前記第2挿入電極は複数個であり、
    複数個の前記第1挿入電極のうち少なくとも一つの挿入電極及び複数の前記第2挿入電極のうち少なくとも一つの電極が前記開口した上部面または下部面に挿入可能である、請求項2に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  8. 前記排水網本体の表面に、0.25~5VのAC電圧、DC電圧、及び前記AC電圧と前記DC電圧が重畳された電圧のうち少なくとも一つの電圧が印加される、請求項1から7のいずれか一項に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  9. 前記予め決定された間隔は、0.01~50mmであり、
    前記第1電極または前記第2電極の直径は、0.01~20mmである、請求項1から8のいずれか一項に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  10. 側面及び下部面を有する円筒構造の本体、
    前記側面及び前記下部面上に前記下部面と平行な方向に配置された複数の第1電極、
    前記複数の第1電極と離隔され、前記側面及び前記下部面上に前記下部面と平行な方向に配置された接地された第2電極、及び
    前記複数の第1電極に電圧を供給するように構成された電圧供給部を含む、バイオフィルム形成抑制用排水網。
  11. 前記複数の第1電極は、前記側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第1円形電極、及び前記下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第2円形電極を含み、
    前記第2電極は、前記側面に一列に配置された互いに同じ直径の複数の第3円形電極、及び前記下部面に配置された互いに異なる直径を有する複数の第4円形電極を含み、
    前記本体は、前記側面に前記複数の第1円形電極及び前記複数の第3円形電極が交互に配列され、
    前記下部面に前記複数の第2円形電極及び前記複数の第4円形電極が交互に配列される、請求項10に記載のバイオフィルム形成抑制用排水網。
  12. 円筒構造の排水網の側面の一部を囲むように構成された格子パターンになされた第1電極、
    前記第1電極と離隔され、前記第1電極と共に格子パターンを形成して前記排水網の側面の一部を囲む接地された第2電極、及び
    前記第1電極に電圧を供給するように構成された電圧供給部を含む、挿入用バイオフィルム形成抑制用装置。
  13. 前記第1電極または前記第2電極の少なくとも一部を囲むように構成された、絶縁層をさらに含み、
    前記絶縁層は、Al、SiO、Si、シリコーン、テフロン及びプラスチックのうち少なくとも一つからなる、請求項12に記載の挿入用バイオフィルム形成抑制用装置。
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