JP2022551372A - エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、バッテリを収容することを意図したハウジングと、ハウジング内の所定の圧力に応じてハウジングの中から加圧ガスを排気するように構成された排気部品とを備え、それによって、ハウジングは細長い形状を有し、ハウジングは、内側がバッテリによって占められていない第１の先端においてハウジングの周囲に、目隠し部材によって目隠しされた第１の複数の孔を備え、第１の複数の孔及び目隠し部材は、それぞれ排気部品の一部である、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置を提供する。

Description

本発明は、エアロゾル生成装置の分野にあり、より詳細にはエアロゾル生成装置でバッテリを使用することの安全面にある。

従来技術参考文献米国特許出願公開第２０１７／０１７０４３９ Ａ１号明細書は、一般にエネルギー貯蔵装置を対象とする。より具体的には、それは、ハウジング又は容器、エネルギー貯蔵アセンブリをその構成要素を通る通信電流から電気的に切断するようにハウジングで構成された電流遮断装置、及び加圧ガスを排気するように構成された排気部品／装置で構成されたエネルギー貯蔵装置アセンブリに関する。排気エリア基板がハウジング（例えば、蓋及び／又は本体）に付着するように構成され、排気口は、基板が基板の少なくとも一部分を横切る／迂回する所定の経路に沿って裂ける／分離するような所定の方式で開くように構成される。この文献の開示では、排気口は、排気パネルを備える（例えば、本体及び／又はカバーと比較して厚みが減少したエリアを備え、それにより、排気エリア／排気パネルは、厚みが減少した位置で裂ける／破断するように構成されている）。

しかし、エアロゾル生成装置の本体内の利用可能な空間が比較的小さいため、及びエアロゾル生成装置の外観に関連した特定の態様のため、エアロゾル生成装置は、本質的に排気孔の設計に関する課題を提起する。

さらにまた、エアロゾル生成装置及びそのエネルギー貯蔵アセンブリの設計は、ユーザに危害を加えるいかなるリスクも最小限に抑えるようなものとすべきである。

本発明は、本明細書に上述した、排気孔の設計に関する課題を克服することを目指すものである。

本発明は、バッテリを収容することを意図したハウジングと、ハウジング内の所定の圧力に応じてハウジングの中から加圧ガスを排気するように構成された排気部品とを備え、それによって、ハウジングは細長い形状を有し、ハウジングは、内側がバッテリによって占められていない第１の先端においてハウジングの周囲に、目隠し部材によって目隠しされた第１の複数の孔を備え、第１の複数の孔及び目隠し部材は、それぞれ排気部品の一部である、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置を提供する。

好ましい実施形態では、目隠し部材は、第１の複数の孔に向かって、いかなる目隠し部材の変化も意図されたユーザによって容易に視覚的に検出されるような方法で、外側から見えるように、ハウジングの第２の視覚的態様と異なり、対照的な第１の視覚的態様を有する。

さらなる好ましい実施形態では、第１の複数の孔のそれぞれの孔が、細長い形状の長手方向に従って方向づけられた楕円形状を有する。

さらなる好ましい実施形態では、ハウジングは、内側がバッテリによって占められていない第１の先端と反対側の、第２の先端においてハウジングの周囲に、第２の目隠し部材によって目隠しされた第２の複数の孔を備え、第２の複数の孔及び第２の目隠し部材は、それぞれ排気部品の一部である。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、ハウジングの内側から複数の孔を目隠しする。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、ハウジングの内部で所定の圧力が生じた場合に変形して複数の孔を開くように構成されたスリーブを備える。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、ハウジングの内部で所定の圧力が生じた場合に、複数の孔から押しやられて複数の孔の少なくとも一部を開くように構成される。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、切断可能な電気的接続を通してバッテリに接続しているプリント回路基板アセンブリを支持するように構成されたキャリアを備える。

さらなる好ましい実施形態では、ハウジングの内側は、ハウジングの内側に目隠し部材を固定するように構成された複数の固定点を備える。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、ハウジングの外側から複数の孔を目隠しする。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、シリコンゴム又はアルミニウムなどの撥水コーティングされた材料のシートを含むリストからの材料を含む。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材は、ハウジングの壁と同じ材料から作られ、さらに、第１の複数の孔の位置で好ましい破断点を可能にするために、第１の複数の孔を目隠しする目隠し部材に対応するハウジング壁部分の第１の壁厚は、ハウジングの第２の通常の壁厚よりも小さい。

さらなる好ましい実施形態では、エネルギー貯蔵アセンブリは、ハウジングに収容されたバッテリをさらに備え、バッテリは、バッテリの内部から加圧ガスを排気するように構成された排気開口部を備える。

本発明は、好ましい実施形態の詳細な説明を通して、及び図面を参照して、よりよく理解されるであろう。

本発明による、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態を概略的に例示する断面図。 意図されたバッテリが排気した後の、図１に示されるようなエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態を概略的に例示する図。 本発明による、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関して例示的実施形態を概略的に例示する断面図。 意図されたバッテリが排気した後の、図３と同じ例示的実施形態を概略的に例示する図。 図１のものと同様である、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関して例示的実施形態を概略的に例示する断面図。 意図されたバッテリが排気した後の、図５に示されるようなエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態を概略的に例示する図。 本発明による、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図。 本発明による、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図。 本発明による、エネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略的な外観図。 本発明による、エネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略的な外観図。 本発明による、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図。 本発明による、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図。 図１１に示されたものと同様の、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図。 「展開された」表現で、本発明による、ハウジング内の第１の複数の孔及び第２の複数の孔に関する実施例を例示する図。 「展開された」表現で、本発明による、ハウジング内の第１の複数の孔及び第２の複数の孔に関するさらなる実施例を例示する図。 本発明による、第１複数の孔の各孔間のハウジングの壁厚がハウジングの通常の壁厚と比較して減少している実施例を例示する図。 矢印Ｃによって指示される平面に沿った、図１６からのハウジングの断面を概略的に例示する図。

以下の説明全体を通して、同じ又は類似の特徴を指定するために同じ参照符号が使用されることになる。

バッテリセルがエネルギー貯蔵装置の内部で損傷を受ける場合、それは、エネルギー貯蔵装置の内部の圧力を上昇させ、過熱を生じる可能性がある（熱暴走としても知られる）排気のプロセスによってガスを生じる可能性がある。エネルギー貯蔵装置がエアロゾル生成装置の内部で使用される場合、意図されたユーザに危害を加えることは、どんな費用をかけても回避すべきである。これを回避するために、バッテリ及びエネルギー貯蔵装置の外側にガスを放出することが重要である。ガスを放出する１つの明らかな方法は、エネルギー貯蔵装置内に１つ又は複数の排気孔を設けて、ガスが外側へと流れることを可能にすることである。しかし、そのような排気孔は、水または液体、例えばｅ－リキッド（e-liquid）、がエネルギー貯蔵装置に入ることを許し、潜在的に短絡などの安全問題を引き起こすおそれがあるので、保安上のリスクをもたらす。そのうえ、１つ又は複数の排気孔は、排気後にバッテリセルが完全に動作不能とならない限り、意図されたユーザがバッテリセルが排気したことを検出するためのいかなる指標も提供することができない。そのような指標は、バッテリの健康状態についての知識をユーザに提供することができるため、ユーザに、バッテリを交換するか、又は装置の使用を停止するように通知することができ、危険な使用状況を回避することができる。

本発明は、通常の動作中に排気孔が目隠し部材によって目隠しされる、エネルギー貯蔵装置に排気孔を実装するための解決策を提供する。排気した場合、目隠し部材が圧力によって圧縮されるので、排気孔がガス圧によって開かれる。開いた孔は、意図されたユーザによって観察され得、バッテリセルが排気しており、デバイスが処分されなければならないという情報を提供することができる。

目隠し部材は、例えば、撥水コーティングされた材料のシート、シリコンゴム、アルミニウムなどの材料を含み得、これゆえに通常の動作中に耐水封止を達成することができる。

図１を参照すると、これは、エアロゾル生成装置（図１に示されていないエアロゾル生成装置）用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置１に関する例示的実施形態を断面図で概略的に例示する。エネルギー貯蔵アセンブリ装置１は、意図されたバッテリ３を収容することを意図したハウジング２を備え、バッテリ３は、より良い理解のために図１に例示されているが、本発明の一部である必要はない。排気部品４、５が、ハウジング２内の所定の圧力に応じてハウジング２の中から加圧ガス（図１に例示されないガス）を排気するように構成される。図１は、意図されたバッテリ３と接触するように構成され得る電気接点６をさらに例示する。そのような電気接点６は、任意のエネルギー貯蔵アセンブリ装置用の標準装備と見なされ得る。ハウジング２は細長い形状を有し、図１の実施例では、例示された断面で見ると、それは何らかの形で長方形である。エネルギー貯蔵装置アセンブリは３次元装置であり、それは、例えば、中空の長方形棒又は円筒であり得る。

ハウジング２は、内側がバッテリ３によって占められていない第１の先端Ａにおいてハウジングの周囲に、目隠し部材４によって目隠しされた複数の孔５を備え、複数の孔５及び目隠し部材４の両方が、排気部品の一部である。

本明細書では、先端は、バッテリ３を配置するように意図された位置と、ハウジングの端部との間の領域を意味する。したがって、先端Ａは、端部Ａに向かってハウジングの最も遠い部分に限定されず、図１に示すように中間領域を同様に含む。さらにまた、複数の孔５は、１つの単一孔５で置換されてもよい。

目隠し部材４は、少なくとも複数の孔５に向かって、いかなる目隠し部材の変化も意図されたユーザによって容易に視覚的に検出されるような方法で、外側から見えるように、ハウジング２の第２の視覚的態様とは異なり、対照的な第１の視覚的態様を有する（視覚的態様及び意図されたユーザは図１に例示されていない）。視覚的態様は、例えば、光が反射される角度、表面パターン、色などの、人間の目によって知覚可能な効果であってもよい。本実施例では、目隠し部材４は、ハウジング２の内部にあり、比較的柔らかい材料から作られており、その理由は、図２を論じるときに明らかになるであろう。

図２を参照すると、これは、バッテリ３が排気した後の、図１に示されるようなエネルギー貯蔵アセンブリ装置１に関する例示的実施形態を概略的に例示する。排気は、太い矢印２０によって例示されるように第１の先端Ａに向かって圧力を及ぼす加圧ガスの生成を引き起こし、ハウジング２の内部で所定の圧力が生じてこれを超えた場合、目隠し部材４を第１の先端Ａに向かって押し、それによって目隠し部材４を変形させ、それは、目隠し部材４が作られる材料が柔らかいため比較的容易にされる。排気孔５が開かれて、排気ガス２１がそれらを通って逃げることを可能にする。換言すれば、目隠し部材４は、ハウジング２の内部で所定の圧力が生じた場合、複数の孔５から押しやられて複数の孔５の少なくとも一部を開くように構成される。

好ましい実施形態では、第１の視覚的態様及び第２の視覚的態様は、それぞれ、第１の色及び第２の色である。

さらなる好ましい実施形態では、目隠し部材４は、スリーブであってもよい。

図３を参照すると、これは、エネルギー貯蔵アセンブリ装置に関するさらなる例示的実施形態を断面図で概略的に例示する。図３に例示された実施例と比較した１つの相違点は、排気部品５、３１が、複数の孔５に加えて、ＰＣＢＡ３２（プリント回路基板アセンブリ）を支持又は保持するキャリア３１をさらに備えることである。ＰＣＢＡ３２は、例えば、エアロゾル生成装置（図３に示されていないエアロゾル生成装置の他の構成要素）の制御を行うように構成されてもよい。キャリア３１は、図１から知られている目隠し部材４と同様に、エネルギー貯蔵アセンブリの通常の動作中に複数の孔５を目隠しするように構成される。ＰＣＢＡ３２は、切断可能な電気的接続３３によって電気接点６に接続されている。

キャリア３１は、目隠し部材４と同様に、少なくとも複数の孔５に向かって、いかなるキャリアの変化も意図されたユーザによって容易に視覚的に検出されるような方法で、外側から見えるように、ハウジング２の第２の視覚的態様とは異なり、対照的な第１の視覚的態様を有する（視覚的態様及び意図されたユーザは図３に例示されていない）。視覚的態様は、例えば、光が反射される角度、表面パターン、色などの、人間の目によって知覚可能な効果であってもよい。

キャリア３１は、例えば、プラスチックフレームであってもよい。

図４を参照すると、これは、バッテリ３が排気した後の、図３に示されるようなエネルギー貯蔵アセンブリに関する例示的実施形態を概略的に例示する。排気は、太い矢印２０によって例示されるように第１の先端Ａに向かって圧力を及ぼす加圧ガスの生成を引き起こし、ハウジング２の内部で所定の圧力が生じてこれを超えた場合、キャリア３１を第１の先端Ａに向かって押し、それによって切断可能な電気的接続３３を切断する。排気孔５が開かれて、排気ガス２１がそれらを通って逃げることを可能にする。換言すれば、キャリア３１は、ハウジング２の内部で所定の圧力が生じた場合、複数の孔５から押しやられて複数の孔５の少なくとも一部を開くように構成される。同時に、切断可能な電気的接続３３が切断されるので、ＰＣＢＡ３２は切り離され、これは、ＰＣＢＡ３２をバッテリから切り離す効果があり、したがって、エアロゾル生成装置は動作することができず、エネルギー貯蔵アセンブリを動作させることのいかなる潜在的な悪影響も防止し、同様に、バッテリが排気し、作動し続けるために健全でないときに、危険な使用事例を防止する。

代替として、キャリア３１は、必ずしもＰＣＢＡを収納又は保持せず、何もＰＣＢＡを支持せずに、ただその機能を行う。本実施形態では、切断可能な電気的接続もない。

図５を参照すると、これは、図１のものと同様である、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置１に関して例示的実施形態を断面図で概略的に例示する。再び、意図されたバッテリ３は、より良い理解のために図５に例示されているが、本発明の必要な部分ではない。加えて、ハウジング２の内側は、ハウジング２の内側に目隠し部材４を固定するように構成された複数の固定点３０を備える。

図６を参照すると、これは、バッテリ３が排気した後の、図５に示されるようなエネルギー貯蔵アセンブリ装置１の例示的実施形態を概略的に例示する。図６は、固定点３０が、加圧ガスの影響下で目隠し部材４が変形されるとき、目隠し部材４を留めておくのにどのように役立つかを明確に示す。

図７及び図８を参照すると、これらは、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図を例示する。図１及び図２とは異なり、目隠し部材７０が、封止ハウジング２の外側から第１の複数の孔５を覆う。図１０でバッテリが排気した場合、加圧ガスは、ハウジング２の内側から逃げるために、目隠し部材７０を押して第１の複数の孔５の少なくともいくつかを開く。

図９及び図１０を参照すると、これらは、エネルギー貯蔵アセンブリ装置５０に関する例示的実施形態の概略的な外観図を例示しており、ハウジング２は、内側がバッテリ（図９及び図１０には例示されない）によって占められていない第１の先端Ａと反対側の、第２の先端Ｂにおいてハウジング２の周囲に、第２の目隠し部材５２によって内側から目隠しされた第２の複数の孔５１を備え、第２の複数の孔５１及び第２のスリーブ５２の両方が、排気部品の一部である。

本明細書では、先端は、バッテリ３を配置するように意図された位置と、ハウジングの端部との間の領域を意味する。したがって、先端Ｂは、端部Ｂに向かってハウジングの最も遠い部分に限定されず、図９に示すように中間領域を同様に含む。さらにまた、複数の孔５１は、１つの単一孔５１で置換されてもよい。

図９及び図１０は、第１の複数の孔５をさらに例示し、それらは、図９では目隠し部材４によって内側から覆われているが、図１０では、バッテリ（図９及び図１０に示されていないバッテリ）の排気に起因して、第１の複数の孔５の一部のみが目隠し部材４によって内側から覆われたままである一方、第１の複数の孔５の１つの孔５３は、もはや覆われておらず、そこを通してガスを逃がすように開かれている。１つの孔５３は、意図されたユーザによって明確に識別可能であり、バッテリが排気しており、装置が処分されるべきであることを指示する。

第１の複数の孔５又は第２の複数の孔５１のそれぞれは、円形状、楕円形状、長方形形状、多角形形状などを含む、バッテリが排気した場合に排気されるガスの量に適合した形状を有してもよい（これらの形状のいくつかは図９及び図１０に例示されない）。

好ましい実施形態では、第１の複数の孔５の孔のそれぞれが、細長い形状の長手方向に従って方向づけられた楕円形状を有する。これは、図９及び図１０に例示されているとおりである。

エネルギー貯蔵アセンブリ装置は、第１の先端Ａが、エアロゾル生成装置の非吸入端部、エアロゾル生成装置の吸入側と反対側の端部に対応又は近接するような方法で、エアロゾル生成装置に組み込まれる。これは、加圧ガスが高温でユーザに危険であり、吸入側から遠いところで外に排気する方が安全だからである。

図１１及び図１２を参照すると、これらは、それぞれ通常の使用状況及びバッテリ排気状況における、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置の概略断面図を例示する。図１１及び図１２は、図９及び図１０にすでに例示された第１の複数の孔５及び第２の複数の孔５１に関する使用事例シナリオを示しており、それによって図１１及び図１２には目隠し部材が例示されておらず、これは、目隠し部材が内側又は外側から孔を覆っていた前の実施例からすでに解説されている。両方の先端に孔を配置する本構造に、前述の特殊性のいずれが実装されてもよい。

バッテリ３の熱暴走／機能障害中に、バッテリ３は、例えば図１１及び図１２の両方で指示される位置９０で、膨張する場合があり、それによって、バッテリ３の膨張は、図１２にのみ見られ、それによって、バッテリ３とハウジング２との間の可能な隙間を埋め、可能な放出は何もなく、ハウジング２のエリア内でガスを潜在的に遮断する。例えば、第１の複数の孔５及び第２の複数の孔５１として具現化された、ハウジング２の両方の先端に位置する孔を有することにより、いかなる状況においてもガスを排出し、ガスの遮断を回避することが可能になる。

図１３を参照すると、これは、図１１に示されたものと同様の、エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置に関する例示的実施形態の概略断面図を例示する。バッテリ３の熱暴走／機能障害の場合、及びハウジング２に第１の複数の孔５及び第２の複数の孔５１が存在する場合であっても、発生したガスの体積がハウジング２から十分に速く放出され得ず、したがってバッテリ３及び／又はハウジング２に過度の圧力をかけることが起こり得、これは次に、それら２つのいずれか１つを予測不可能な方法で破損させる可能性があることが想起される。それゆえ、特にエネルギー貯蔵アセンブリ装置がエアロゾル生成装置で使用されるとき、機械的な機械加工プロセスによってハウジング２内に、定義済みの破断スキーム、すなわち弱点を、好ましくは意図されたユーザの顔と反対側に作り出すことが重要である。

孔の大きさ、形状及び分布だけでなく、目隠し部材の種類及び壁の厚みを伴う、多くの異なる破断スキームが実現され得る。

図１４は、「展開された」表現で、ハウジング２内の第１の複数の孔５及び第２の複数の孔５１に関する実施例を例示する。第２の複数の孔５１の孔は、第１の複数の孔５の孔よりも小さい直径を有する一方、第２の複数の孔５１及び第１の複数の孔５の数は同じである。したがって、第１の複数の孔５によって提示される（図１４に表されていない、目隠し部材の）第１の表面は、第２の複数の孔５１によって提示される第２の表面よりも大きく、圧力が上昇した場合に、ガスが第１の複数の孔５を通ってより大きな流れで逃げるようになる可能性をより高め、さらに、この側が意図されたユーザの顔から離れてエアロゾル生成装置内に位置するようにする（エアロゾル生成装置及び意図されたユーザの顔は図１４に例示されていない）。これは、加圧ガスが高温でユーザに危険であり、吸入側から遠いところで外に排気する方が安全だからである。同様に、及び重要なことに、第１の複数の孔５の周りに残っているハウジング２の材料は、第２の複数の孔５１の周りよりも少なく、ハウジング２の内部で極端に圧力が上昇した場合に、ハウジング２が第１の複数の孔５のエリアで破断することになる可能性がより高くなる。

第１の複数の孔５は、決定されたセクション１４１に制限されてもよく、第１の複数の孔５は、例えば、決定されたセクション１４１の５０％に対応する第１の孔の表面を覆う。パーセンテージは、エアロゾル生成装置の設計に依存して、より大きく又はより小さくシフトされることがある。

第２の複数の孔５１は、決定されたセクション１４２に制限されてもよく、第２の複数の孔５１は、例えば、決定されたセクション１４２の２５％に対応する第２の孔の表面を覆う。パーセンテージは、エアロゾル生成装置の設計に依存して、より大きく又はより小さくシフトされることがある。

図１５は、「展開された」表現で、ハウジング２内の第１の複数の孔５及び第２の複数の孔５１に関するさらなる実施例を例示する。第２の複数の孔５１の孔は、第１の複数の孔５の孔と同様の直径を有し、それらの数は同じである。したがって、第１の複数の孔５によって表される（図１５に表されていない、目隠し部材の）第１の表面は、第２の複数の孔５１によって提示される第２の表面と実質的に同じであり、圧力が上昇した場合に、ガスが第１の複数の孔５を通って第２の複数の孔５１を通るのと同様の流れで逃げるようになる可能性を高める。しかし、図１６に例示されるように、例えば、壁１４０の壁厚がハウジング２の通常の壁厚よりも小さくなるような、壁１４０によって第１の複数の孔５の孔のそれぞれが目隠しされるように計画し、極端に圧力が上昇した場合に、壁がより薄い部分で壁の破断が生じる可能性をより高めることが可能である。図１７は、図１６で矢印Ｃによって指示される平面に沿った、ハウジング２の断面を概略的に例示し、壁１４０の厚みｗがハウジング２の通常の壁厚ｈよりもいかに小さいかを示す。より薄い壁によって接続された孔が位置するハウジング２の側面は、傷害のリスクを減らすために、エアロゾル生成装置を設計するとき、意図されたユーザの顔から離して方向づけるべきである。

Claims (13)

1. エアロゾル生成装置用のエネルギー貯蔵アセンブリ装置であって、
   バッテリを収容することを意図したハウジングと、
   前記ハウジング内の所定の圧力に応じて前記ハウジングの中から加圧ガスを排気するように構成された排気部品と、
   を備え、
   それによって、前記ハウジングは細長い形状を有し、
   前記ハウジングは、内側が前記バッテリによって占められていない第１の先端において前記ハウジングの周囲に、目隠し部材によって目隠しされた第１の複数の孔を備え、前記第１の複数の孔及び前記目隠し部材は、それぞれ前記排気部品の一部である、エネルギー貯蔵アセンブリ装置。
2. 前記目隠し部材は、前記第１の複数の孔に向かって、いかなる目隠し部材の変化も意図されたユーザによって容易に視覚的に検出されるような方式で、外側から見えるように、前記ハウジングの第２の視覚的態様とは異なり及び対照的な第１の視覚的態様を有する、請求項１に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ装置。
3. 前記第１の複数の孔の前記孔のそれぞれが、前記細長い形状の長手方向に従って方向づけられた楕円形状を有する、請求項２に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
4. 前記ハウジングは、内側が前記バッテリによって占められていない前記第１の先端と反対側の、第２の先端において前記ハウジングの周囲に、第２の目隠し部材によって目隠しされた第２の複数の孔を備え、前記第２の複数の孔及び前記第２の目隠し部材は、それぞれ前記排気部品の一部である、請求項１から３のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
5. 前記目隠し部材は、前記ハウジングの内側から前記複数の孔を目隠しする、請求項１から４のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
6. 前記目隠し部材は、前記ハウジングの内部で前記所定の圧力が生じる場合に変形して前記複数の孔を開くように構成されたスリーブを備える、請求項１から５のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
7. 前記目隠し部材は、前記ハウジングの内部で前記所定の圧力が生じる場合に、前記複数の孔から押しやられて前記複数の孔の少なくとも一部を開くように構成される、請求項６に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
8. 前記目隠し部材は、切断可能な電気的接続を通して前記バッテリに接続しているプリント回路基板アセンブリを支持するように構成されたキャリアを備える、請求項７に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
9. 前記ハウジングの前記内側は、前記ハウジングの前記内側に前記目隠し部材を固定するように構成された複数の固定点を備える、請求項５から８のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
10. 前記目隠し部材は、前記ハウジングの前記外側から前記複数の孔を目隠しする、請求項１から４のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
11. 前記目隠し部材は、シリコンゴム又はアルミニウムなどの、撥水コーティングされた材料のシートを含むリストからの材料を含む、請求項１から１０のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
12. 前記目隠し部材は、前記ハウジングの壁と同じ材料から作られ、
    さらに、前記第１の複数の孔の位置で好ましい破断点を可能にするために、前記第１の複数の孔を目隠しする前記目隠し部材に対応するハウジング壁部分の第１の壁厚は、前記ハウジングの第２の通常の壁厚よりも小さい、
    請求項１に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。
13. 前記ハウジングに収容された前記バッテリをさらに備え、前記バッテリは、前記バッテリの内部から加圧ガスを排気するように構成された排気開口部を備える、請求項１から１２のいずれか一項に記載のエネルギー貯蔵アセンブリ。

Images