JP2022548571A - 遠心霧化による3d印刷装置及び方法 - Google Patents

遠心霧化による3d印刷装置及び方法 Download PDF

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Abstract

遠心霧化による3D印刷装置及び方法が提供される。3D印刷装置は、溶解システムと、内部が密封チャンバーであるカプセル(3)と、ターンテーブル(20)と、導流スリーブ(18)と、溶湯受け手段(7)を備えた3次元運動プラットフォームと、3次元運動プラットフォームを制御する制御手段とを含む。金属原料は、溶解されて密閉チャンバー内に入り、ターンテーブルの回転で霧化されて周方向へ振り切られる。導流スリーブの噴射スリット(24)を通した霧化金属溶湯は、3次元運動プラットフォームの受け手段に付着する。制御手段は、3次元運動プラットフォームの移動を制御し、受け手段が金属溶湯を受ける位置を変化させて、異なる形状のワークを形成する。遠心霧化による3D印刷方法は、印刷プロセス中に金属原料が直接溶解して霧化し、それから堆積して凝固し、金属原料の凝固速度を制御するだけで、製造されたワークの内部組織をより均一で緻密にすることができ、生産効率を向上させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、付加的な製造装置に関し、特に、遠心霧化による3D印刷装置及び方法に関する。
3D印刷は、複雑な形状のワークを製造できる増材製造の具体的な方式である。金属ワークの3D印刷では、通常、球状の金属粉末を原料として、そして、レーザ光と電子線の照射により球状の金属粉末を溶解して球状の金属粉末を一体化した後、溶融した金属溶湯を冷却して固形のワークを形成する。しかし、粉末の急速な成形過程における急速な加熱と急速な凝固は、材料にポア又はクラックなどの欠陥を生じさせ、製造されたワークの品質に影響を与え、ワークの廃棄につながる。また、その設備の開発、運転及びメンテナンスコストが高く、材料の生産効率が低い。これは、すべて3D印刷技術の工業化応用を制約する。
本発明の目的は、ワークの品質が低い、材料の生産性が低い、設備コストが高いなどの従来の3D印刷技術に存在する問題を解決するための、遠心霧化による3D印刷装置を提供することにある。同時に、本発明は、更に遠心霧化による3D印刷方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の遠心霧化による3D印刷装置の技術的解決手段として、遠心霧化による3D印刷装置は、溶解システム、カプセル、ターンテーブル、導流スリーブ、3次元運動プラットフォーム、受け手段及び制御手段を含み、溶解システムは、金属原料を溶融状態に加熱するためのものであり、カプセルは、溶解システムの排出口と連通し、カプセルの内部が密封チャンバーであり、ターンテーブルは、密封チャンバー内に設けられ、溶解システムの排出口の直下に位置し、溶解システムによって密封チャンバー内に入った金属溶湯を受け止めるためのものであり、ターンテーブルは、回転時に、ターンテーブルのディスク体に落下する金属溶湯を霧化して周方向に振り切ることができ、導流スリーブは、密封チャンバーの内部に固定され、ターンテーブルの外周に嵌合されてターンテーブルの周方向を遮蔽し、導流スリーブには、霧化された金属溶湯が振り出されるように導流スリーブの筒壁を貫通する少なくとも1つの噴射スリットが設けられ、
3次元運動プラットフォームは、密封チャンバー内に位置する動作出力端を有し、更に動作出力端の移動を駆動する駆動部材を有し、受け手段は、3次元運動プラットフォームの動作出力端に固定され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受けるためのものであり、制御手段は、3次元運動プラットフォームに制御接続され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受け手段の異なる位置で受けるように3次元運動プラットフォームの移動を制御する。
本発明の遠心霧化による3D印刷装置の有益な効果は以下のとおりである。金属原料は、溶解されて密封チャンバー内に入り、密封チャンバー内のターンテーブルの高速回転で遠心霧化され霧化された金属溶湯になり、同時にターンテーブルの回転でターンテーブルの周方向に振り出される。導流スリーブの遮蔽により、噴射スリットへ振り切られた溶湯のみが噴射スリットを通り抜けることができ、3次元運動プラットフォームの受け手段に成形される。制御手段は、受け手段による金属溶湯の受け位置を変化させて異なる形状のワークを形成するように3次元運動プラットフォームの移動を制御する。上述した3D印刷中に、金属原料が溶解した後に直接霧化して印刷を行うため、霧化した金属溶湯は、受け手段上で互いに融合して固体状に凝固し、受け手段の位置が変わるにつれて金属溶湯が次第に堆積してワークを形成する。印刷過程を通して金属原料を溶解した後に直接霧化し、それから堆積して凝固し、金属原料の凝固速度を制御するだけで、製造されるワークの内部組織をより緻密で均一にすることができ、製造されるワークの品質が低く、設備コストが高いという従来の3D技術における問題を解決する。
更に、噴射スリットは、周方向に2つ以上設けられている。噴射スリットは、金属溶湯の振り切り通路を多くし、各噴射スリットに3次元運動プラットフォームを設けることにより、複数のワークを同時に印刷することができ、生産効率の向上に寄与する。
更に、前記ターンテーブルのディスク体の下部には、回転モータに伝動連結される連結回転軸が固定され、連結回転軸の内部とターンテーブルのディスク体の内部には、冷却媒体が循環して流れる流路が設けられている。ターンテーブルのディスク体及び連結回転軸に流路を設けて冷却媒体を流通させ、ディスク体を冷却し、ディスク体上にある金属溶湯の熱を奪い、霧化された金属溶湯を振り切り飛ばす過程で半固体状態にし、金属溶湯が受け手段へ振り切られた際に、金属溶湯同士が互いに融合し、直ちに凝固することができ、ワークの生産効率を高め、液状金属溶湯が受け手段で互いに溶け合って流動し大きな液滴を形成してワークの成形を阻害することを防止することができる。
更に、前記溶解システムは、カプセルの上方に設けられた密閉された箱体を含み、箱体の内部には、金属原料を収容するための坩堝が固定され、坩堝の底部には、溶融した金属原料の流れを導く導流管が連通し、導流管は、箱体を貫通して密封チャンバーの内部に突出し、前記溶解システムの排出口は、導流管の密封チャンバーの内部に位置するノズルである。溶解システムをカプセルの上方に配置して、溶解した金属溶湯の輸送を容易にする。
更に、前記導流管の外部に、金属溶湯の凝固を防止する加熱構造が設けられている。加熱構造を設けることにより、坩堝内で溶解した金属原料が再凝固して導流管が閉塞することを防止するとともに、金属溶湯の温度が急激に変化しないようにすることができる。
更に、前記箱体には、不活性ガスが流入する箱体吸気口が設けられている。吸気口を設けることで、箱体内に保護ガスを充填し、金属原料の加熱中の酸化を防止するとともに、箱体内の圧力を制御して金属溶湯の流出速度を制御することができる。
更に、前記ターンテーブルの下方には、カプセル内部に固定された収集容器が設けられ、前記導流スリーブは、収集容器の上端に固定されている。霧化した金属溶湯は、噴射スリットからしか飛び出すことができないため、ほとんどの金属溶湯は、利用されない。ターンテーブルの下方に収集容器を設置して利用されなかった金属溶湯を回収して再利用することで、原料の節約に寄与する。
本発明の遠心霧化による3D印刷方法の技術的解決手段として、金属原料を溶解して金属溶湯を形成し、金属溶湯を遠心霧化により霧化し、遠心力により霧化した金属溶湯を、回転中心を円心として円周方向へ振り切り、前記回転中心を軸心とするスリーブを設け、スリーブの筒壁上の噴射スリットにより、霧化された金属溶湯の噴射方向を決定し、噴射スリットの外部に移動可能な受け手段を設けて噴射された金属溶湯を受け、受け手段上に金属溶湯を堆積して印刷を終了する。
本発明の遠心霧化による3D印刷方法の有益な効果は以下のとおりである。金属原料が溶解された後に直接遠心霧化し霧化された金属溶湯を形成し、スリーブ上の噴射スリットの案内の下で、一定の方向に向けて噴射する。金属溶湯を受けるように受け手段の移動を制御し、受け手段上に金属溶湯を堆積してワークを形成する。印刷過程を通して金属原料を溶解した後に直接霧化し、その後、堆積して凝固し、霧化された金属溶湯の粒子が小さく、製造されるワークの内部組織をより均一かつ緻密にし、生産効率を向上させる。
また、噴射スリットから飛び出した金属溶湯の凝固速度を一定にし、受け手段への落下点を一定にするために、受け手段への金属溶湯の堆積に伴って、受け手段の噴射スリットに対する位置を調整し、金属溶湯の噴射距離を一定に保ち、製造されるワークの精度をより高くする。
更に、印刷プロセスは、真空環境又は不活性保護ガス環境下で行われる。金属原料の酸化やその他のガスによる金属原料の汚染を防止し、製造されるワークピースの品質を保証する。
図1は、本発明の遠心霧化による3D印刷装置の実施例の概略図である。 図2は、図1の3次元運動プラットフォームの概略構成図である。 図3は、図1の導流スリーブの斜視図である。 図4は、図1の円弧状の遠心ディスクである。 図5は、図1のテーパ状の遠心ディスクである。
本発明の遠心霧化による3D印刷装置は、金属原料を溶融して直接霧化し、霧化した金属溶湯をターンテーブルによって3次元運動プラットフォームの受け手段へ振り切り、受け手段の受け位置を制御してワークの成形を実現し、ワークの品質と生産効率とが向上する。
以下、本発明の遠心霧化による3D印刷装置の実施例を図面に基づいて更に説明する。
本発明の遠心霧化による3D印刷装置の実施例は、図1に示すように、カプセル3と、カプセル3の上方に設けられた溶融システムとを含む。溶解システムは、密閉された箱体を含み、箱体内に溶解炉10が固定され、溶解炉10の内部に坩堝11が設けられている。溶解炉10は、坩堝11を加熱することができ、よって坩堝11内に置かれた金属原料を溶融して液状の金属溶湯とする。
坩堝11の底部には導流管17が連通している。坩堝11は、更にプラグ棒12を備える。プラグ棒12は、プラグ棒制御モータ15に接続されたプラグ棒ホルダー13に固定される。プラグ棒制御モータ15の正転又は逆転により、プラグ棒12の上又は下への移動が制御され、坩堝11と導流管17との連通又は隔離が制御される効果を奏する。
坩堝11内で溶融した金属溶湯がカプセル3内に流入できるように、導流管17の下端が箱体を貫通してカプセル3の内部に突出し、導流管のうち、カプセル3内に位置するノズルは、溶解システムの排出口を形成する。箱体には箱体吸気口14が設けられている。箱体吸気口14を設けて箱体内に不活性ガスを充填し、箱体内部全体を不活性ガス環境にし、金属原料の酸化を防止することができる。また、箱体内の不活性ガスの圧力を制御して箱体内の圧力を制御することにより、金属溶湯がカプセル3内に入る速度を制御することもできる。
カプセル3内には、導流管17のノズルから流出する金属溶湯を受けるターンテーブル20が設けられている。ターンテーブル20は、導流管17の直下に位置する。導流管7のノズルからターンテーブル20のディスク面までの距離は、10~30mmである。ターンテーブル20の直径は、35mm~80mmである。ターンテーブル20の回転数調節可能範囲は、0~24000r/minである。ターンテーブル20の材質は、高回転数と高温条件の需要を満たすために、銅合金又は特殊鋼を選択できる。ターンテーブル20の高速回転により、ディスク面に注がれた金属原料を霧化して振り切ることができる。導流管17の直径は、4~8mmであり、金属溶湯の流量を効果的に制御することができ、金属溶湯の流量過多によって金属溶湯がターンテーブル20のディスク面へ堆積して金属溶湯の霧化が円滑に行えないという事態の発生を防止する。
導流管17の内径が小さいため、金属溶湯が導流管17を通過する際に導流管17の内壁で凝固して導流管17を閉塞することを防止するために、導流管17の外部には、導流管17を加熱する加熱構造が設けられ、具体的な加熱構造は、導流管予熱炉16である。
ターンテーブル20の下方は、連結構造を介して回転モータ4に連結されている。本実施例では、連結構造は、ターンテーブル20のディスク体の下部に位置しディスク体20の軸線方向に延びる連結回転軸である。回転モータ4は、カプセル3の下方に固定されている。回転モータ4は、ターンテーブル20を高速回転させることができる。具体的な連結回転軸は、中空軸21である。ターンテーブル20は、高速回転によりターンテーブル20上の金属溶湯を霧化し、そしてターンテーブルを中心に周りに振っていく。
ターンテーブル20の内部には冷却室201が設けられている。冷却室201は、冷却媒体が流れる流動室を形成する。ターンテーブル20の下部は、ネジによって中空軸21に連結されている。中空軸21の上端外周面には、ターンテーブル20の下部に螺合する雄ねじが設けられている。ターンテーブル20と中空軸21とのシール性能を向上させるために、両者の連結箇所にガスケットが設けられている。中空軸21は、中空軸21を軸方向に貫通する回転軸給水流路を有する。回転軸給水流路は、流通部を介して流動室と連通し、外部の冷却媒体が流動室内に流入するようにする。中空軸の軸壁内には、更に、回転軸給水流路を囲み、中空軸を軸方向に貫通する回転軸排水流路が設けられている。回転軸排水流路は、流通部を介して流動室と連通し、流動室内の冷却水が流出するようにする。中空軸の中空構造及びターンテーブル内の流動室は、共に冷却媒体が循環流動する流路を形成し、冷却媒体の流動によって溶湯がターンテーブルに伝達した熱を奪い、金属溶湯のその後の凝固に寄与する。
中空軸21が高速回転する必要があるため、中空軸21の下端に回転継手を設置し、回転軸給水流路の下端をターンテーブル冷却給水口に接続し、回転軸排水流路をターンテーブル冷却排水口に接続し、冷却媒体の循環を保証する。
カプセル3の頂部にはカプセル抽気口19が設けられている。カプセル抽気口19は、カプセル外部の真空吸引装置に接続され、カプセル内に密封チャンバー23を形成させる。カプセル3の底部には、カプセル吸気口5が設けられている。カプセル吸気口5を介してカプセル3内に不活性ガスを充填することができ、カプセル3内に入った金属溶湯が大気と接触しないようにし、従来技術による酸化と汚染の可能性を回避し、不純物の含有量も減少させる。
図4に示すように、ターンテーブル20の頂部には円弧状凹部200が設けられている。円弧状凹部200の底面は、ターンテーブル20のディスク面を形成する。円弧状凹部の半径は、円弧状凹部の深さよりも大きい。金属溶湯が霧化して振り出される際に、ディスク体の端部の傾きが大きいため、振り出された金属溶湯が噴射スリットを通過する際に大きな噴射範囲を形成することができ、大型のワークを製造することができる。
図1、図2及び図3に示すように、ターンテーブル20の下部には、金属溶湯を収集する収集容器22が設けられている。収集容器22は、カプセル底壁に固着されている。中空軸21は、底部から収集容器22を貫通し、収集容器22との間に軸受が装着されている。収集容器22の上端には、ターンテーブル20と同心に配置された導流スリーブ18が連結されている。導流スリーブ18は、ターンテーブル20の周方向を遮蔽するようにターンテーブル20の外周に嵌合されている。導流スリーブ18には、筒壁を貫通する噴射スリット24が設けられている。噴射スリット24は、鉛直方向に延びる。ターンテーブル20が高速回転する際に、噴射スリット24に正対する霧化された金属溶湯のみが導流スリーブ18を通過して外部へ振り切られることができる。本実施例の導流スリーブ18には、8つの噴射スリット24が均等に設けられ、霧化された金属溶湯を8方向に振り切ることができるようになっている。導流スリーブ10の筒壁に遮られた金属溶湯は、収集容器22内に流れる。収集容器22の底部には、逆向きのテーパ筒状障壁が設けられている。テーパ筒状障壁の大端は、収集容器22の底壁に連結されている。中空軸21は、図1に示すように、収集容器22内の逆テーパ状障壁内を貫通する。逆テーパ状障壁は、導流スリーブによって遮蔽された金属溶湯を収集し、金属原料の利用率を向上させる。
本実施例では、遠心霧化による3次元印刷装置は、3次元運動プラットフォームと、前記噴射スリット24に正対して、噴射スリット24から振り切られた霧化金属溶湯を受ける受け手段7とを更に含む。前記3次元運動プラットフォームは、前記噴射スリット24に正対して霧化された金属溶湯の振り切り方向(すなわちターンテーブル20の径方向)に摺動するX方向摺動機構6と、ターンテーブル20の回転軸線延在方向にスライドするZ方向スライド機構8及びY方向スライド機構9を含む。Y方向スライド機構9は、X方向、Z方向に直交する方向にスライド可能である。本実施例では、X方向スライド機構6の固定端は、カプセル底壁に固定され、Z方向スライド機構8の固定端は、X方向スライド機構6の動作出力端に設けられ、Y方向スライド機構9の固定端は、Z方向スライド機構8の動作出力端に取り付けられている。Y方向スライド機構9の動作出力端は、3次元運動プラットフォーム全体の動作出力端とされ、Y形スライド機構の動作出力端に出力プラットフォーム90を有する。受け手段7は、Y方向スライド機構9の出力プラットフォーム90に固定される。3次元運動プラットフォームは、受け手段7を運動させることができ、受け手段7の異なる位置に金属溶湯を受けさせる。具体的には、3次元運動プラットフォームに含まれるX形スライド機構、Y方向スライド機構及びZ方向スライド機構は、いずれもねじナット機構であるが、もちろん、他の実施形態において他の直線出力機構を採用してもよい。
Y方向スライド機構9とZ方向スライド機構8は、噴射スリット24から振り出された金属溶湯を受け手段の異なる位置に落下させることができ、X方向スライド構造6は、噴射スリット24と受け手段7との間の間隔を調整することができ、金属溶湯が一定の凝固速度を有し、且つ受け手段上に一定の落下点を有するようにし、ワークの品質を保証する。
噴射スリット24が8個設けられているため、対応する3次元運動プラットフォームも8個設けられ、8個のワークを同時に加工することができ、3D印刷効率が向上する。また、制御手段により8つの3次元運動プラットフォームを個別に制御し、8つの3次元運動プラットフォームを異なる経路に従って移動させ、異なる形状のワークを形成することもできる。
本発明の遠心霧化による3D印刷装置は、使用時に、以下の手順で実施される。
(1)溶解すべき金属原料を坩堝11に入れておき、プラグ棒12の位置を調節することにより坩堝11と導流管17とを連通状態とし、カプセル3内をカプセル抽気口19により5Paまで予備真空吸引し、予備真空吸引を行った後、カプセル吸気口5を開いて少量のアルゴンガスをカプセル3内に導入し、次いで密封チャンバー23の圧力が1kPa程度になるまで再び真空吸引する。
(2)プラグ棒12の位置を調節して坩堝11と導流管17とを隔離状態にし、溶解炉10の電源をオンにすることにより、金属原料の溶解を開始する。同時に、導流管予熱炉16の電源を入れ、導流管17を300℃~600℃に予熱する。
(3)箱体吸気口14を開き、アルゴンガスを流して箱体を加圧し、箱体の圧力を120kPa~170kPa程度に制御して、溶融した金属原料がほぼ一定速度で導流管17から流出できるようにする。金属原料の注入を継続的に補償することができる。
(4)溶湯の過熱度が150~300℃に達すると10~15min保温し、金属溶湯中に未溶解の合金元素又は形成可能な高温化合物が存在しないことを確保し、金属溶湯の流動性が影響を受けることを防止する。
(5)回転モータ4の電源を入れ、ターンテーブル20を6000~18000r/minに調整し、循環水を流して冷却し、水流量を0.3~1t/hに調整する。各3次元運動プラットフォームの運動軌跡と運動速度を設定し、各3次元運動プラットフォームの独立運動を実現し、最終的に8つの必要な部品を得ることができる。
(6)プラグ棒12の位置を調節して坩堝11と導流管17とを連通状態とすることにより、金属溶湯が導流管17から高速回転するターンテーブル20上に注湯される。ここで導流管17の排出口からターンテーブル20までの距離は、2~5mmであり、遠心力の作用により金属液は、微細な小液滴に霧化される。ターンテーブル20は、金属液滴を360°振り切る。
(7)導流スリーブ18の噴射スリット24から振り出された金属溶湯が受けユニット7上に堆積し、制御システムは、予め設定された手順に従って3次元運動プラットフォームの移動を制御する。残りの金属溶湯は、リングスリーブ18の内壁に沿ってリングスリーブ18に連結されたテーパ状の金属収集容器22に流れ、次に同種の金属を溶製する際に溶解室に入れて再度溶解して金属部品を製造することができる。
(8)ターンテーブル20の回転数、金属溶湯過熱度、金属溶湯流量、冷却水流量、3次元運動プラットフォームの運動速度などのプロセスパラメータを調節することにより、異なる形状の複雑な部品を形成する。
本実施例における8つの3次元運動プラットフォームのうち、2つは、円柱形ワークを成形するために用いられる。制御システムは、3次元運動プラットフォームを1点から制御する。Y方向スライド機構9及びZ方向スライド機構8は、円を軌跡として受け手段を移動させる(円の半径が0mmから15mmまで大きくなり、更に15mmから0mmまで徐々に小さくなる)とともに、X方向スライド機構6を制御し、受け手段が金属溶湯を受ける距離を常に一定の値に保ち、金属溶湯の飛距離を一定に保つ。円柱の高さが5mmに達すると、高さ5mm、半径15mmの円柱が2つ得られる。
2つの3次元運動プラットフォームは、等辺三角形ワークを成形するために用いられる。制御システムは、3次元運動プラットフォームを1点から制御する。Y方向スライド機構9とZ方向スライド機構8は、等辺三角形を軌跡として受け手段を運動させる(等辺三角形の辺の長さが0mmから20mmまで大きくなり、更に20mmから0mmまで徐々に小さくなる)とともに、X方向スライド機構6を制御し、受け手段が金属溶湯を受ける距離を常に一定の値に保ち、金属溶湯の飛距離を一定に保つ。等辺三角形の厚さが5mmに達すると、厚さ5mm、辺の長さ20mmの等辺三角形ワークが2つ得られる。
2つの3次元運動プラットフォームは、正方形ワークを成形するために用いられる。制御システムは、3次元運動プラットフォームを1点から制御する。Y方向スライド機構9とZ方向スライド機構8は、正方形を軌跡として受け手段を運動させる(正方形の辺の長さが0mmから25mmまで大きくなり、更に20mmから0mmまで徐々に小さくなる)とともに、X方向スライド機構6を制御し、受けユニットが金属溶湯を受ける距離を常に一定の値に保ち、金属溶湯の飛距離を一定に保つ。正方形の厚さが5mmに達すると、厚さ5mm、辺の長さ20mmの正方形ワークが2つ得られる。
残りの2つの3次元運動プラットフォームは、長方形ワークを形成するために用いられる。制御システムは、3次元運動プラットフォームを1点から制御する。Y方向スライド機構9とZ方向スライド機構8は、長方形を軌跡として受け手段を運動させる(長方形の長さが0mmから25mm、幅が0mmから15mmに大きくなり、更に長さ25mm、幅15mmの長方形から始点まで小さくなる)とともに、X方向スライド機構6を制御し、受け手段が金属溶湯を受ける距離を常に一定の値に保ち、金属溶湯の飛距離を一定に保つ。長方形の厚さが5mmに達すると、厚さ5mm、長さ25mm、幅15mmの長方形ワークが2個得られる。
本発明の遠心霧化による3D印刷装置の実施例は、金属原料を溶解して霧化した後、受け手段上へ振り切り、3次元運動プラットフォームの作用でワークを形成する。3次元運動プラットフォームが複数設置されているため、複数のワークを同時に生成することができ、生産効率を向上させる。制御システムの制御の下で、各3次元運動プラットフォームの運動軌跡が異なっていてもよく、異なる形状のワークを生成することができ、印刷装置のマルチモード出力を実現している。
異なる数量、異なるタイプの生産需要を満たすために、他の実施例では、1つの噴射スリットのみ、対応して1つの3次元運動プラットフォームのみを設けることも可能であり、あるいは、必要に応じて、製造すべきワークのタイプに応じて、より多くの噴射スリットを設けることも可能である。もちろん、2つ以上の噴射スリットを設ける場合には、各3次元運動プラットフォームの運動軌跡を同一にして、同一種類のワークの量産を実現することも可能である。
他の実施例では、ターンテーブルのディスク面が逆テーパ状であってもよい。図5に示すように、ターンテーブル20の上面にテーパ状凹部202が設けられていると、霧化した金属溶湯が振り出される高さが低くなるが、受け手段が金属溶湯を受ける受け位置は、より容易に判断することができる。あるいは、他の実施形態では、ターンテーブルのディスク面は、平板であってもよい。
他の実施例では、導流管の外部に加熱構造を設けずに、金属溶湯の過熱度を高めることによって、導流管内での溶湯の凝固を防止することができる。
他の実施例では、箱体吸気口を設けずに、箱体に排気口を設け、溶解装置内の金属原料の溶解及び箱体内の温度上昇に伴って、箱体内のガスが箱体から排出されるようにしてもよく、箱体内のガスを減らし、金属原料の品質向上に寄与する。
他の実施例では、収集容器を設けずに、金属原料の集まり及び収集を容易にするために、カプセルの底部を逆円錐形又は傾斜した斜板としてもよい。
他の実施例では、導流スリーブは、その自体が収集容器を形成するようにカプセルの底板上に延在することもできる。
本発明の遠心霧化による3D印刷方法の実施例では、金属原料を溶融して金属溶湯を形成し、金属溶湯を遠心霧化により霧化し、遠心力によって霧化した金属溶湯を、回転中心を円心として円周方向へ振り切り、回転中心を円心とするスリーブを設け、スリーブ筒壁上の噴射スリットにより、霧化された金属溶湯の噴射方向を決定し、噴射スリットの外部に移動可能な受け手段を設けて噴射された金属溶湯を受け、受け手段上に金属溶湯を堆積して印刷を終了する。この方法を実施する3D印刷装置は、上述した遠心霧化による3D印刷装置の実施例における3D印刷装置と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
金属原料が溶解された後に直接遠心霧化して霧化した金属溶湯を形成し、噴射スリットに案内されて一定の方向に向けて噴射し、受け手段の移動を制御して金属溶湯を受け、受け手段に溶湯を堆積してワークを形成する。印刷中に金属原料を溶解させて直接霧化した後、堆積して凝固し、霧化された金属溶湯の粒が小さく、製造されるワークの内部組織をより均一かつ緻密にし、製造されるワークの品質を向上させる。
印刷プロセス全体は、真空環境で行われ、金属原料の酸化やその他のガスによる金属原料の汚染を防止し、製造されるワークの品質を保証する。他の実施例では、印刷プロセス全体を不活性保護ガス環境下で行うこともできる。
[付記]
[付記1]
溶解システム、カプセル、ターンテーブル、導流スリーブ、3次元運動プラットフォーム、受け手段及び制御手段を含み、
溶解システムは、金属原料を溶融状態に加熱するためのものであり、
カプセルは、溶解システムの排出口と連通し、カプセルの内部が密封チャンバーであり、
ターンテーブルは、密封チャンバー内に設けられ、溶解システムの排出口の直下に位置し、溶解システムによって密封チャンバー内に入った金属溶湯を受け止めるためのものであり、ターンテーブルは、回転時に、ターンテーブルのディスク体に落下する金属溶湯を霧化して周方向へ振り切ることができ、
導流スリーブは、密封チャンバーの内部に固定され、ターンテーブルの外周に嵌合されてターンテーブルの周方向を遮蔽し、導流スリーブには、霧化された金属溶湯が振り出されるように導流スリーブの筒壁を貫通する少なくとも1つの噴射スリットが設けられ、
3次元運動プラットフォームは、密封チャンバー内に位置する動作出力端を有し、更に動作出力端の移動を駆動する駆動部材を有し、
受け手段は、3次元運動プラットフォームの動作出力端に固定され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受けるためのものであり、
制御手段は、3次元運動プラットフォームに制御接続され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受け手段の異なる位置で受けるように3次元運動プラットフォームの移動を制御する、ことを特徴とする遠心霧化による3D印刷装置。
[付記2]
スリットは、周方向に2つ以上設けられている、ことを特徴とする付記1に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記3]
前記ターンテーブルのディスク体の下部には、回転モータに伝動連結される連結回転軸が固定され、連結回転軸の内部とターンテーブルのディスク体の内部には、冷却媒体が循環して流れる流路が設けられている、ことを特徴とする付記1に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記4]
前記溶解システムは、カプセルの上方に設けられた密閉された箱体を含み、箱体の内部には、金属原料を収容するための坩堝が固定され、坩堝の底部には、溶融した金属原料の流れを導く導流管が連通し、導流管は、箱体を貫通して密封チャンバーの内部に突出し、前記溶解システムの排出口は、導流管の密封チャンバーの内部に位置するノズルである、ことを特徴とする付記1又は2又は3に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記5]
前記導流管の外部に、金属溶湯の凝固を防止する加熱構造が設けられている、ことを特徴とする付記4に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記6]
前記箱体には、不活性ガスが流入する箱体吸気口が設けられている、ことを特徴とする付記4に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記7]
前記ターンテーブルの下方には、カプセル内部に固定された収集容器が設けられ、前記導流スリーブは、収集容器の上端に固定されている、ことを特徴とする付記1又は2又は3に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
[付記8]
金属原料を溶解して金属溶湯を形成し、金属溶湯を遠心霧化により霧化し、遠心力により霧化した金属溶湯を、回転中心を円心として円周方向へ振り切り、前記回転中心を軸心とするスリーブを設け、スリーブの筒壁上の噴射スリットにより、霧化された金属溶湯の噴射方向を決定し、噴射スリットの外部に移動可能な受け手段を設けて噴射された溶湯を受け、受け手段上に金属溶湯を堆積して印刷を終了する、ことを特徴とする遠心霧化による3D印刷方法。
[付記9]
受け手段上の溶湯の堆積に伴って、金属溶湯の噴射距離を一定に保つように噴射スリットに対する受け手段の位置を調整する、ことを特徴とする付記8に記載の遠心霧化による3D印刷方法。
[付記10]
印刷プロセスが真空環境又は不活性保護ガス環境下で行われる、ことを特徴とする付記8又は9に記載の遠心霧化による3D印刷方法。
1-ターンテーブル給水口、2-ターンテーブル排水口、3-カプセル、4-回転モータ、5-カプセル吸気口、6-X方向スライド機構、7-受け手段、8-Z方向スライド機構、9-Y方向スライド機構、90-出力プラットフォーム、10-溶解炉、11-坩堝、12-プラグ棒、13-プラグ棒ホルダー、14-箱体吸気口、15-プラグ棒制御モータ、16-導流管予熱炉、17-導流管、18-導流スリーブ、19-カプセル抽気口、20-ターンテーブル、21-中空軸、22-収集容器、23-密封チャンバー、24-噴射スリット、200-円弧状凹部、201-冷却室、202-テーパ状凹部
2つの3次元運動プラットフォームは、正方形ワークを成形するために用いられる。制御システムは、3次元運動プラットフォームを1点から制御する。Y方向スライド機構9とZ方向スライド機構8は、正方形を軌跡として受け手段を運動させる(正方形の辺の長さが0mmから2mmまで大きくなり、更に20mmから0mmまで徐々に小さくなる)とともに、X方向スライド機構6を制御し、受けユニットが金属溶湯を受ける距離を常に一定の値に保ち、金属溶湯の飛距離を一定に保つ。正方形の厚さが5mmに達すると、厚さ5mm、辺の長さ20mmの正方形ワークが2つ得られる。

Claims (10)

  1. 溶解システム、カプセル、ターンテーブル、導流スリーブ、3次元運動プラットフォーム、受け手段及び制御手段を含み、
    溶解システムは、金属原料を溶融状態に加熱するためのものであり、
    カプセルは、溶解システムの排出口と連通し、カプセルの内部が密封チャンバーであり、
    ターンテーブルは、密封チャンバー内に設けられ、溶解システムの排出口の直下に位置し、溶解システムによって密封チャンバー内に入った金属溶湯を受け止めるためのものであり、ターンテーブルは、回転時に、ターンテーブルのディスク体に落下する金属溶湯を霧化して周方向へ振り切ることができ、
    導流スリーブは、密封チャンバーの内部に固定され、ターンテーブルの外周に嵌合されてターンテーブルの周方向を遮蔽し、導流スリーブには、霧化された金属溶湯が振り出されるように導流スリーブの筒壁を貫通する少なくとも1つの噴射スリットが設けられ、
    3次元運動プラットフォームは、密封チャンバー内に位置する動作出力端を有し、更に動作出力端の移動を駆動する駆動部材を有し、
    受け手段は、3次元運動プラットフォームの動作出力端に固定され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受けるためのものであり、
    制御手段は、3次元運動プラットフォームに制御接続され、噴射スリットから噴射された霧化された金属溶湯を受け手段の異なる位置で受けるように3次元運動プラットフォームの移動を制御する、ことを特徴とする遠心霧化による3D印刷装置。
  2. スリットは、周方向に2つ以上設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  3. 前記ターンテーブルのディスク体の下部には、回転モータに伝動連結される連結回転軸が固定され、連結回転軸の内部とターンテーブルのディスク体の内部には、冷却媒体が循環して流れる流路が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  4. 前記溶解システムは、カプセルの上方に設けられた密閉された箱体を含み、箱体の内部には、金属原料を収容するための坩堝が固定され、坩堝の底部には、溶融した金属原料の流れを導く導流管が連通し、導流管は、箱体を貫通して密封チャンバーの内部に突出し、前記溶解システムの排出口は、導流管の密封チャンバーの内部に位置するノズルである、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  5. 前記導流管の外部に、金属溶湯の凝固を防止する加熱構造が設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  6. 前記箱体には、不活性ガスが流入する箱体吸気口が設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  7. 前記ターンテーブルの下方には、カプセル内部に固定された収集容器が設けられ、前記導流スリーブは、収集容器の上端に固定されている、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の遠心霧化による3D印刷装置。
  8. 金属原料を溶解して金属溶湯を形成し、金属溶湯を遠心霧化により霧化し、遠心力により霧化した金属溶湯を、回転中心を円心として円周方向へ振り切り、前記回転中心を軸心とするスリーブを設け、スリーブの筒壁上の噴射スリットにより、霧化された金属溶湯の噴射方向を決定し、噴射スリットの外部に移動可能な受け手段を設けて噴射された溶湯を受け、受け手段上に金属溶湯を堆積して印刷を終了する、ことを特徴とする遠心霧化による3D印刷方法。
  9. 受け手段上の溶湯の堆積に伴って、金属溶湯の噴射距離を一定に保つように噴射スリットに対する受け手段の位置を調整する、ことを特徴とする請求項8に記載の遠心霧化による3D印刷方法。
  10. 印刷プロセスが真空環境又は不活性保護ガス環境下で行われる、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の遠心霧化による3D印刷方法。
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