JP2022544270A - 衣類処理装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、衣類処理装置に関する。
本発明の衣類処理装置は、衣類が収容される処理空間を形成し、前方が開口されたキャビネット；前記キャビネットの開口された前方を開閉するドア；前記キャビネットの内側において前記処理空間の下側に配置され、前記処理空間の空気が吸入される吸入口と前記処理空間に空気が吐出される吐出口が形成された機械室；前記機械室の上側に配置され、前記処理空間から前記吸入口に流入する空気中の異物を濾過するか、前記処理空間から前記機械室の上部に落下する異物を収集するフィルタモジュールを含み、前記フィルタモジュールは、前記機械室の上部面に配置されるモジュールカバー；前記ドアが前記キャビネットの開口された前方を開放するとき、前記モジュールカバーの前方に引き出し可能に前記モジュールカバーの内側に配置され、前記モジュールカバーに落下する異物を濾過するフィルタ部を含む。

Description

本発明は、衣類処理装置に関し、より詳細には、処理空間の下側にフィルタ部が配置される衣類処理装置に関する。

衣類処理装置は、家庭内またはランドリーなどにおいて衣類の洗濯、乾燥、しわ取りなどのように衣類を管理するための全ての装置を意味する。

例えば、衣類処理装置は衣類の洗濯のための洗濯機、衣類の乾燥のための乾燥機、洗濯機能と乾燥機能を兼ねる乾燥機能付き洗濯機、衣類のリフレッシュのためのリフレッシャ（Ｒｅｆｒｅｓｈｅｒ）、衣類の不必要なしわを取り除くスチーマー（Ｓｔｅａｍｅｒ）などがある。

リフレッシャーは衣類の状態を快適かつ新鮮にするための装置であり、衣類を乾燥させたり、衣類に香を供給したり、衣類の静電気発生を防止したり、衣類のしわを取り除くなどの機能を果たす。従って、衣類を処理する処理空間内部において空気の流動により処理空間内部に配置されている衣類をリフレッシュすることができる。

韓国特許出願１０－２０１８－０１５６７５２号は、衣類を処理する処理空間内部において空気の流動により処理空間内部に配置されている衣類をリフレッシュする衣類処理装置を開示している。ただし、開示された衣類処理装置には、処理空間の下側に底面が形成され、底面の一部において吸入口と吐出口のためのグリルが形成されている構造を有しているため、吸入口と吐出口の以外の底面においては、処理空間を流動する空気により衣類から落下する異物が溜まる問題が発生する。

すなわち、処理空間の下側に溜まる異物は、その後、空気の流動により衣類に移動して、衣類を快適な状態に処理できないという問題を引き起こす可能性がある。

本発明が解決しようとする課題は、処理空間の下側に溜まる異物を除去できる衣類処理装置を提供することにある。

本発明が解決しようとする課題は、処理空間の下側に落下する異物を容易に収集して、手軽に処理できる衣類の処理装置を提供することにある。

本発明が解決しようとする課題は、衣類処理装置の処理空間内部を快適な状態を維持する衣類処理装置を提供することにある。

本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は以下の記載から業者に明確に理解できるであろう。

前記課題を達成するために、本発明による衣類処理装置は、衣類が収容される処理空間を形成し、前方が開口されたキャビネット、前記キャビネットの開口された前方を開閉するドア、前記キャビネットの内側において前記処理空間の下側に配置され、前記処理空間の空気が吸入される吸入口と前記処理空間に空気が吐出される吐出口が形成された機械室、及び前記処理空間の下側に配置され、前記処理空間から前記吸入口に流入する空気中の異物を濾過するか、前記処理空間から前記機械室の上部に落下する異物を収集するフィルタモジュールを含む（備える；構成する；構築する；包接する；包含する；含有する）ことにより、機械室の上側に積もる異物を処理することができる。

具体的に、前記フィルタモジュールは、前記処理空間の下側に配置されるモジュールカバーと、前記ドアが前記キャビネットの開口された前方を開放するとき、前記モジュールカバーの前方に引き出し可能に前記モジュールカバー内側に配置され、前記モジュールカバーに落下する異物を濾過するフィルタ部とを含む。

前記フィルタモジュールは、前記機械室の上側に分離可能に配置されているため、使用者がフィルタモジュールに積もっているか濾過された異物を除去することができる。

前記モジュールカバーには、前記フィルタ部が収容される収容空間と、前記フィルタ部が引込み又は引出しされる開口部とが形成され、前記フィルタ部は、前記モジュールカバーにスライド結合される。

前記モジュールカバーは、前記フィルタ部の下側に配置され、前記フィルタ部から落下する異物を収容する下部プレートと、前記下部プレートと結合されて、前記フィルタ部が収容される収容空間を形成した上部グリルとを含む。

前記下部プレートと前記上部グリルは、一側においてヒンジ結合され、他側においてフック結合されて、フィルタカバーの内側を容易に開閉又は分離できるため、モジュールカバーの内部を掃除することができる。

前記下部プレートと前記上部グリルが結合される時、前方に前記フィルタ部が引込み又は引出しされる開口部が形成されて、フィルタ部のみを簡単に分離して掃除及び交換することができる。

前記下部プレーは、パン状を有し、前記処理空間から前記機械室の上部に落下する異物を収集する空間を形成するプレート部と、前記プレート部の周面から、上側に突出する枠部を含み、前記プレート部には、前記吸入口の上側において上下方向に開口された吸入口対応ホールが形成されて、異物が収容される空間を形成し、吸入口に空気が流動するようにする。

前記下部プレートの内側端部には、前記モジュールカバーに挿入された前記フィルタ部の配置を固定する固定突起が形成されて、モジュールカバーの内側に挿入されたフィルタ部を固定する。

前記フィルタ部は、異物を濾過するフィルタと、前記モジュールカバーの収容空間に引込み又は引出しされ、格子型に配置されて前記フィルタを固定する複数のフィルタフレームとを含み、前記複数のフィルタフレームの１つには、前記固定突起が引っ掛かるように内側にくぼんだ係止溝が形成される。

前記上部グリルは、前記フィルタ部の上側に配置されるグリル部と、前記グリル部の両側端部のそれぞれから、両側方向に延長されるように配置され、前記グリル部から遠くなるほど、上側方向に延長される曲面を形成する曲面端部を含むことにより、処理空間から落下する異物をグリル部を介してフィルタ部に移動させることができる。

前記フィルタモジュールの後方には、吐出口を形成し、上側に傾斜して配置される吐出口カバーが配置され、前記上部グリルは、前記グリル部の後方端部に配置され、前記吐出口カバーと前記機械室の間に形成される挿入空間に挿入されて、フィルタモジュールが機械室の上側に固定されることができる。

前記機械室の上側には、前記フィルタモジュールが装着される装着面が形成され、前記下部プレートは、前記機械室の装着面から一定間隔離隔して配置される。

前記ドアは、前記処理空間に向かう内側面から前記処理空間方向に突出形成されたスロープを含み、前記スロープは、前記ドアが前記処理空間を閉鎖するとき、フィルタモジュールの上側に配置されて、ドアの開閉にもフィルタモジュールが干渉しない。

前記フィルタ部は、前記フィルタ部が前記モジュールカバーに挿入されるとき、前記開口部の前方に露出する取手部を含むことにより、使用者が容易にフィルタ部を引出し又は挿入することができる。

機械室は、上部面において、前記吸入口の前方に配置され、前記下部プレートが据置される前方据置部を含むことにより、機械室の上側にフィルタモジュールが据置されることができる。

前記フィルタモジュールが前記機械室の上側に装着されるとき、前記取手部は、前記前方据置部の上側に配置されて、フィルタモジュールが機械室の上側に装着されても、フィルタ部が容易に前方に引き出されることができる。

その他の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。

本発明の衣類処理装置によれば、以下のような効果が１つ又はそれ以上ある。

第１に、機械室の上側にフィルタモジュールを配置して、フィルタモジュールを介して、流動する異物を濾過するか、落下する異物を収容して、処理空間内部を清潔に維持することができる長所がある。これは、処理空間においてリフレッシュされる衣類の状態を快適に保つことができる。

第２に、フィルタモジュールが機械室の上側において分離可能に据置されるので、使用者はフィルタモジュールを着脱して、別途にフィルタモジュールを掃除できるので、濾過されるか、収容された異物を簡単に処理できる長所もある。

第３に、フィルタモジュールは、モジュールカバーとフィルタ部から構成され、フィルタ部はモジュールカバーからスライド結合され、フィルタモジュールが機械室の上側に装着された状態でも、引込み又は引出し可能に配置されるので、使用者がフィルタ部のみを容易に分離して使用できる長所もある。

本発明の効果は、以上で言及した効果に限定されるものではなく、言及されていないまた他の効果は請求範囲の記載から当業者が明確に理解できるであろう。

本発明の一実施例による衣類処理装置のドアが開放された図である。 図１からフィルタモジュールが除去された状態の図である。 本発明の一実施例によるフィルタモジュールの斜視図である。 本発明の一実施例によるフィルタモジュールの分解斜視図である。 本発明の実施例によるフィルタ部がフィルタカバーから引出又は挿入される状態を示す図である。 本発明の実施例によるフィルタカバーの開放状態を示す図である。 本発明の一実施例による吐出口カバーにフィルタ及びモジュールカバーが装着された状態の斜視図である。 本発明の実施例によるフィルタモジュールと吐出口形成面の一部を前後方向に切り出した断面図を示す図である。 図７のＡを拡大した図である。 本発明の一実施例による上部グリルと下部プレートのヒンジ部及びヒンジ対応部を説明するための図である。 本発明の一実施例によるフィルタモジュール、機械室前方、及びドアのスロープの関係を説明するための図である。

本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述する実施例を参照すると明確になる。しかしながら、本発明は、以下に開示される実施例に限定されるものではなく、相異なる様々な形態で実現されることができ、ただ本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書の全体において、同一参照符号は同一の構成要素を称する。

以下、本発明の実施例により衣類処理装置を説明するための図面を参照して本発明について説明する。

＜全体構成＞

図１、図２及び図１０を参照して、本実施例による衣類処理装置の全体構成を概略的に説明する。

本発明の衣類処理装置１は、内部に配置される衣類などの処理対象物（以下、「衣類」という。）にスチーム又は熱風を供給するか、高温の乾燥した供給することができる。また、衣類処理装置１は、内部に配置される衣類に振動を加えて、衣類に付いている異物を払い落とすことができる。

図１を参照すると、本発明による衣類処理装置１は、内部に衣類などの処理対象が配置される処理空間１０ｓを形成し、前面が開放されたキャビネット１０、キャビネット１０の開放された前面を開閉するドア３０、処理空間の下側に配置され、処理空間と空気を循環させる機械室２０を含む。

キャビネット１０の内部には、処理空間１０ｓの上側に配置され、処理空間１０ｓに収容される衣類を吊るす衣類掛け部１２、処理空間１０ｓに配置される小型の処理対象物を据置する棚１４が配置される。

衣類掛け部１２は、キャビネット１０の内側に配置される振動モジュール（図示せず）により振動する。振動モジュールの振動により衣類掛け部１２は、衣類掛け部１２に吊るされている衣類を振って、衣類に付いている異物を払い落とすことができる。棚１４は、キャビネット１０の処理空間１０ｓに着脱可能に配置される。

ドア３０は、キャビネット１０の前面をカバーするドア板３１と、ドア板３１が閉まった状態で、処理空間１０ｓに向かうドア板３１の内側面に配置され、衣類に圧力を加えるプレス装置３８、及びプレス装置３８に配置される衣類の位置を固定する衣類固定部３２を含む。衣類固定部３２はプレス装置３８の上側において衣類を固定して下側に垂らす。

ドア３０は、プレス装置３８の下側に配置され、ドア３０に沿って流れる凝縮水を吸入口２２ａに案内するスロープ４０を含む。スロープ４０はドア３０の内側から処理空間１０ｓ方向に傾斜して突出する。スロープ４０は、機械室２０の上側において形成され、下側に行くほど、ドア３０から突出した幅が増えるように形成される。

図２を参照すると、機械室２０は、キャビネット１０の内側に配置され、処理空間１０ｓの下側に配置されて、処理空間の空気を循環させる。機械室２０には、処理空間１０ｓに向かう上部面に機械室２０の内部に空気が吸入される吸入口２２ａ、機械室２０内部の空気が処理空間１０ｓに吐出される吐出口２４ａが形成される。

図１を参照すると、機械室２０の上側には、処理空間１０ｓの下側に落下する異物を収集するか、吸入口２２ａに流入する空気中の異物を濾過するフィルタモジュール１００が配置される。機械室２０の上部面には、フィルタモジュール１００が装着される空間を形成する装着面２２と、吐出口２４ａが形成される吐出口カバー２４が配置される。装着面２２の一側には、処理空間１０ｓの内部の空気が機械室２０の内部に流入する吸入口２２ａが形成される。

吐出口カバー２４も機械室２０の上側に分離可能に配置される。フィルタモジュール１００は、吐出口カバー２４が機械室２０の上側に装着された状態で、機械室２０の上側に分離可能に配置される。

図１０を参照すると、装着面２２には、吸入口２２ａの前方に配置され、以下で説明する下部プレート１６０の前方端部が据置される前方据置部２５が配置される。機械室２０は、上部面において、吸入口２２ａの前方に配置され、以下で説明するフィルタモジュール１００の下部プレート１６０が据置される前方据置部２５を含む。

前方据置部２５は、スロープ４０の下側に配置される。前方据置部２５は、後方に行くほど、下側に傾斜した形態を有し、後方端部に吸入口２２ａが形成される。前方据置部２５の上側には、以下で説明するフィルタ部１１０の取手部１１８が配置される。

フィルタモジュール１００は、機械室２０の上側において地面にほぼ平行に配置され、吐出口カバー２４は、フィルタモジュール１００に上側に傾斜して配置される。

機械室２０の内部には、吸入口２２ａに流入した空気を吐出口２４ａに流動させるファン（図示せず）、機械室２０の内部に流入した空気を空気処理部（図示せず）及び水を加熱してスチームを生成し、処理空間１０ｓに送るスチーム供給部（図示せず）が配置される。

空気処理部は、冷媒を圧縮、凝縮、膨張、及び蒸発過程で循環させて、吸入口２２ａに流入した空気を冷媒と熱交換により凝縮し、加熱して、高温乾燥した空気を吐出口２４ａに送ることができる。

機械室２０には、スチーム供給部に水を供給する第１タンク２６と、機械室２０の内部に空気の凝縮により発生した凝縮水が溜まる第２タンク２８とを含む。

＜フィルタモジュール＞

図１ないし図１０を参照して、本発明のフィルタモジュールとフィルタモジュールに関連する構成を説明する。

図１を参照すると、フィルタモジュール１００は、処理空間１０ｓから落下する空気中の異物を収集したり、吸入口に流動する空気中の異物を濾過する。フィルタモジュール１００は、機械室２０の上部面に配置される。フィルタモジュール１００は、機械室の装着面２２の上側に配置される。

図７を参照すると、モジュールカバー１３０は、内部にフィルタ部１１０が配置される収容空間１３２と、収容空間１３２の前端にフィルタ部１１０が引込み又は引出しされる開口部１３４が形成され、フィルタ部１１０は、モジュールカバー１３０にスライド結合される。

図３ないし図４を参照すると、フィルタモジュール１００は、処理空間１０ｓの異物が落下するように、機械室２０の上部面に配置されるモジュールカバー１３０と、モジュールカバー１３０の内側に引き出し可能に配置されて、モジュールカバー１３０に落下する異物を濾過するフィルタ部１１０とを含む。

図５ないし図６を参照すると、モジュールカバー１３０は、フィルタ部１１０の下側に配置され、フィルタ部１１０から落下する異物を収容する下部プレート１６０と、下部プレート１６０と結合されてフィルタ部１１０が収容される収容空間１３２を形成し、フィルタ部１１０の上側をカバーする上部グリル１４０を含む。

図４を参照すると、下部プレート１６０は板状を有し、一側に吸入口対応ホール１７０が形成されるプレート部１６２と、プレート部１６２の周面から上側に突出する枠部１７４とを含む。

図４を参照すると、吸入口対応ホール１７０は、フィルタモジュール１００が機械室２０のフィルタモジュール装着面２２に装着されるとき、吸入口２２ａの上側に配置される。吸入口対応ホール１７０には強度補強のための少なくとも１つのリブ１７２が形成される。

下部プレート１６０は、フィルタモジュール１００がフィルタモジュール装着面２２に装着されるとき、フィルタモジュール装着面２２から上側に一定間隔離隔して配置される。これは、処理空間１０ｓを流動する水分を含む空気から発生する凝縮水が吸入口２２ａに排水される空間を確保するためである。プレート部１６２の後方には、フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０の内部に挿入されるとき、位置を固定する係止突起１６４が形成される。係止突起１６４は、プレート部１６２の後方端部に形成される枠部１７４と隣接して配置される。係止突起１６４は、フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０に挿入されるとき、フィルタ部１１０の係止溝１１５ａに挿入されて、フィルタ部１１０の移動を制限する。

枠部１７４は、プレート部１６２の両側端部と、後方端部に形成される。プレート部１６２の前方端部には、フィルタ部１１０の引き出しのための開口部が形成されるので、枠部が形成されない。枠部１７４により、フィルタモジュール１００に落下された異物が下部プレート１６０に収集される。

図８を参照すると、プレート部１６２の後方に配置される枠部１７４は、上部グリル１４０の固定ガイド１５０との干渉を防止するように、外側に突き出た半円形状に形成される。

下部プレート１６０の両側端部の後方には、上部グリル１４０とヒンジ結合されるヒンジ部１６６が配置される。図９を参照すると、下部プレート１６０のヒンジ部１６６は、上部グリル１４０のヒンジ対応部１４６とヒンジ結合される。ヒンジ部１６６は、ヒンジピン又はヒンジピンが連結されるヒンジホールであってもよく、ヒンジ対応部１４６は、ヒンジピン又はヒンジホールに対応するヒンジホール又はヒンジピンであってもよい。

図９を参照すると、本発明の実施例による下部プレート１６０のヒンジ部１６６はヒンジホールが形成され、上部グリル１４０のヒンジ対応部１４６はヒンジピンが形成される。ヒンジ部１６６は、プレート部１６２の両側端部に配置される枠部１７４の後方に形成される。

ヒンジピンの形状を有するヒンジ対応部１４６に突出長（１４６Ｌ）は、ヒンジ部１６６に形成されるヒンジホールの深さ（１６６Ｈ）及びヒンジホールの直径（１６６Ｄ）より小さく形成される。従って、使用者は操作により容易に上部グリル１４０を下部プレート１６０から脱去することができる。

図４を参照すると、下部プレート１６０の両側端部の前方には、上部グリル１４０と結合する結合部１６８が配置される。下部プレート１６０の結合部１６８は、上部グリル１４０の結合対応部１４８とフック結合できる。従って、使用者の操作により、下部プレート１６０の結合部１６８と上部グリル１４０の結合対応部１４８が結合されるか、結合解除される。下部プレート１６０の結合部１６８と上部グリル１４０の結合対応部１４８が結合解除されるとき、上部グリル１４０は、後方にヒンジ結合されたヒンジ軸に沿って回転して、モジュールカバー１３０の内側が開放される。

下部プレート１６０の結合部１６８と上部グリル１４０の結合対応部１４８が結合する時、下部プレート１６０と上部グリル１４０の間にフィルタ部１１０が配置される収容空間１３２が形成される。

下部プレート１６０の結合部１６８は、フック形状を有し、上部グリル１４０の結合対応部１４８は、フック形状の結合部１６８が引っ掛かる係止突起の形状を有する。

図４を参照すると、上部グリル１４０は、下部プレート１６０の上側において、下部プレート１６０と結合される。上部グリル１４０は、フィルタ部１１０の上側に配置されるグリル部１４２、グリル部１４２の両側端部に配置され、グリル部１４２から遠くなるほど上側方向に延長される曲面を形成する曲面端部１４４、及びグリル部１４２の後方端部に配置され、吐出口カバー２４の挿入空間２４ｂに挿入されて、フィルタモジュール１００を機械室２０の上側に固定する固定カイド部１５０を含む。

前述したように、上部グリル１４０は、下部プレート１６０と結合されるための構造である、ヒンジ対応部１４６と結合対応部１４８をさらに含む。

グリル部１４２は、左右方向に形成された複数の水平グリル１４２ａと、前後方向に形成された複数の垂直グリル１４２ｂから形成される。水平グリル１４２ａの場合、垂直グリル１４２ｂより細かな間隔に配置されてもよい。

曲面端部１４４は、グリル部１４２の両側端部にそれぞれ配置される。曲面端部１４４は、下側に膨らんで、グリル部１４２から遠くなるほど、上側を向かう曲面を形成する。従って、処理空間から落下する異物が曲面端部１４４に沿って、グリル部１４２に移動することを誘導することができる。

図８を参照すると、固定カイド部１５０は、グリル部１４２の後方端部から後方に突出して、吐出口カバー２４の下側に形成される挿入空間２４ｂに挿入される。固定カイド部１５０が吐出口カバー２４の下側に形成される挿入空間２４ｂに挿入されるとき、モジュールカバー１３０又はフィルタモジュール１００は、機械室２０の上側に安定的に装着されることができる。

固定カイド部１５０は、グリル部１４２の後方端部から折曲されて下側に延長され、下部プレート１６０の後方をカバーする後方カバー１５２と、後方カバー１５２の下側端部から折曲されて、後方に延長される後方突起１５４を含む。後方突起１５４は、吐出口カバー２４の下側に形成される挿入空間２４ｂに挿入されるように、挿入空間２４ｂに対応する形態及びサイズを有する。

図１０を参照すると、下部プレート１６０の前方には、下側方向に延長され、吸入部２２ａに挿入される下側突出部１７１が形成される。下側突出部１７１は、吸入口対応ホール１７０の周りとして形成される。下側突出部１７１は、前方据置部２５に据置される。

図１０を参照すると、下部プレート１６０と上部グリル１４０が結合されるとき、内側にフィルタ部１１０が配置される収容空間１３２を形成し、前方にフィルタ部１１０が引き出される開口部１３４を形成する。モジュールカバー１３０が機械室２０の上側に装着されるとき、開口部１３４が前方据置部２５より上側に位置する。従って、開口部１３４を介して挿入されるフィルタ部１１０は、モジュールカバー１３０が機械室２０の上側に装着された状態でも、前方に引込み又は引出しされることができる。

図４を参照すると、フィルタ部１１０は、異物を濾過するフィルタ１１２、フィルタ１１２を固定し、モジュールカバー１３０の収容空間１３２に引込み又は引出しされるフィルタフレーム１１４、及びフィルタ部１１０がモジュールカバー１３０の内側に挿入されるとき、モジュールカバー１３０の開口部１３４の外側に露出する取手部１１８を含む。

図４を参照すると、フィルタフレーム１１４は、左右方向に形成される複数の水平フレーム１１５と、前後方向に形成される複数の垂直フレーム１１６を含む。フィルタフレーム１１４の切断面は、強度補強のために、中央から両側端部に行くほど、上下方向に長さが長くなる形態を有する。従って、下側面と上側面には、中央にくぼんだ係止溝１１５ａが形成される。

図８を参照すると、後方端部に配置される水平フレーム１１５に形成される係止溝１１５ａには、下部プレート１６０の係止突起１６４が挿入される。従って、フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０の収容空間１３２に挿入されるとき、後方端部に配置される水平フレーム１１５に形成される係止溝１１５ａに係止突起１６４が掛かって、フィルタ部１１０の配置を固定することができる。

図１０を参照すると、取手部１１８はフィルタフレーム１１４の前方に延長された形態を有する。取手部１１８は、フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０に装着されるとき、開口部１３４の前方に露出する。フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０に装着されるとき、取手部１１８は、前方据置部２５の上側に配置される。フィルタ部１１０がモジュールカバー１３０に装着されるとき、取手部１１８は、スロープ４０の下側に配置される。

取手部１１８は、上部面において、下側方向に形成される取手溝部１１８ａを含む。取手溝部１１８の一側には、上下方向に開口した取手ホール部１１８ｂを含む。ドア３０が処理空間１０ｓを閉鎖するとき、スロープ４０の処理空間方向に突出した端部は、取手溝部１１８ａの上側に配置される。

以上では、本発明の好ましい実施例について図示して説明したが、本発明は前述の特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野において通常の知識を有する者により様々な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は、本発明の技術的思想や展望から個別に理解されてはならない。

Claims (16)

1. 衣類処理装置であって、
   衣類が収容される処理空間を形成し、前方が開口されたキャビネット；
   前記キャビネットの開口された前方を開閉するドア；
   前記キャビネットの内側において前記処理空間の下側に配置され、前記処理空間の空気が吸入される吸入口と前記処理空間に空気が吐出される吐出口が形成された機械室；
   前記処理空間の下側に配置され、前記処理空間から前記吸入口に流入する空気中の異物を濾過するか、又は、前記処理空間から前記機械室の上部に落下する異物を収集する、フィルタモジュール；を備えてなり、
   前記フィルタモジュールは、
   前記処理空間の下側に配置されるモジュールカバー；
   前記ドアが前記キャビネットの開口された前方を開放するとき、前記モジュールカバーの前方に引出し可能に前記モジュールカバーの内側に配置され、前記モジュールカバーに落下する異物を濾過するフィルタ部を備える、衣類処理装置。
2. 前記フィルタモジュールは、前記機械室の上側に分離可能に配置される、請求項１に記載の衣類処理装置。
3. 前記モジュールカバーは、前記フィルタ部が収容される収容空間と、前記フィルタ部が引込み又は引出しされる開口部が形成され、
   前記フィルタ部は、前記モジュールカバーにスライド結合される、請求項１に記載の衣類処理装置。
4. 前記モジュールカバーは、
   前記フィルタ部の下側に配置され、前記フィルタ部から落下する異物を収容する下部プレートと、
   前記下部プレートと結合して、前記フィルタ部が収容される収容空間を形成する上部グリルと、を備える、請求項１に記載の衣類処理装置。
5. 前記下部プレートと前記上部グリルは、
   一側においてヒンジ結合され、
   他側においてフック方式で結合される、請求項４に記載の衣類処理装置。
6. 前記下部プレートと前記上部グリルが結合されるとき、前方に前記フィルタ部が引込み又は引出しされる開口部が形成される、請求項４に記載の衣類処理装置。
7. 前記下部プレートは、
   板形状を有し、前記処理空間から前記機械室の上部に落下する異物を収集する空間を形成するプレート部と、
   前記プレート部の周面から、上側に突出する枠部と、を備えてなり、
   前記プレート部には、前記吸込口の上側において上下方向に開口された吸込口対応穴が形成される、請求項４に記載の衣類処理装置。
8. 前記下部プレートの内側端部には、前記モジュールカバーに挿入された前記フィルタ部の配置を固定する固定突起が形成される、請求項４に記載の衣類処理装置。
9. 前記フィルタ部は、
   異物を濾過するフィルタと、
   前記モジュールカバーの収容空間に引込み又は引出しされ、格子状に配置されて前記フィルタを固定する複数のフィルタフレームと、を備え、
   前記複数のフィルタフレームのうちの１つには、前記固定突起が掛かるよう内側に窪んだ係止溝が形成される、請求項８に記載の衣類処理装置。
10. 前記上部グリルは、
    前記フィルタ部の上側に配置されるグリル部と、前記グリル部の両側端部とのそれぞれから、両側方向に延長されるように配置され、
    前記グリル部から遠くなるほど、上側方向に延長される曲面を形成する曲面端部を備える、請求項４に記載の衣類処理装置。
11. 前記フィルタモジュールの後方には、吐出口を形成し、上側に傾斜して配置される吐出口カバーが配置され、
    前記上部グリルは、前記グリル部の後方端部に配置され、前記吐出口カバーと前記機械室の間に形成される挿入空間に挿入される固定ガイド部を備える、請求項１０に記載の衣類処理装置。
12. 前記機械室の上側には、前記フィルタモジュールが装着される装着面が形成され、
    前記下部プレートは、前記機械室の装着面から一定間隔離隔して配置される、請求項４に記載の衣類処理装置。
13. 前記ドアには、
    前記処理空間に向かう内側から前記処理空間方向に突出形成されたスロープを備え、
    前記スロープは、前記ドアが前記処理空間を閉鎖するとき、フィルタモジュールの上側に配置される、請求項１２に記載の衣類処理装置。
14. 前記フィルタ部は、
    前記フィルタ部が前記モジュールカバーに挿入されるとき、前記開口部の前方に露出する取手部を備える、請求項１３に記載の衣類処理装置。
15. 機械室は、上部面において、前記吸入口の前方に配置され、前記下部プレートが据置される前方据置部を備える、請求項１４に記載の衣類処理装置。
16. 前記フィルタモジュールが前記機械室の上側に装着されるとき、前記取手部は、前記前方据置部の上側に配置される、請求項１５に記載の衣類処理装置。

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