JP2022539036A - 熱可塑性成形組成物 - Google Patents
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Abstract
熱可塑性成形組成物であって
A) 10~60質量%の熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、
B) 5~50質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、
C) 10~65質量%の繊維状及び/又は粒子状の充填剤と、
D) 0~30質量%のさらなる添加剤と、
を含み、
成分A)~D)の総質量%は100%である、熱可塑性成形組成物。
A) 10~60質量%の熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、
B) 5~50質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、
C) 10~65質量%の繊維状及び/又は粒子状の充填剤と、
D) 0~30質量%のさらなる添加剤と、
を含み、
成分A)~D)の総質量%は100%である、熱可塑性成形組成物。
Description
本発明は、繊維、フォイル又は成形品を調製するために使用することができるポリアミド-6と半芳香族ポリアミドを含む熱可塑性成形組成物に関する。
ポリアミド-6及びポリアミド-66などの熱可塑性ポリアミドは、優れた加工性、優れた機械的特性、及び多数の化学物質に対する優れた耐性を備えたガラス繊維強化成形組成物の形で使用されることが多い。取水性があるため、これらのポリアミド化合物は、乾燥した空気の状態に比べて湿度の高い環境では著しく低下した機械的パラメータを有する。
ポリアミド-66に非晶質半芳香族ポリアミド-6I/6Tを含有することにより、添加剤を含まないガラス繊維強化ポリアミド-6又はガラス繊維強化ポリアミド-66に比べて、60℃までの湿度環境下での機械的特性が改善されたガラス繊維強化ポリアミド化合物が得られる。
EP0400428A1は、機械的特性を改善するために、ポリアミド-6I/6Tが添加されたポリアミド-6T/6又はポリアミド-66を含む熱可塑性成形組成物を開示している。
EP0728812A1は、機械的特性を改善するために、コポリアミド-6I/6Tが添加されたポリアミド-6T/6又はポリアミド-6T/6Iをベースとした熱可塑性成形組成物を開示している。
ポリアミド-66/ポリアミド-6I/6Tの混合物の欠点は、純粋なポリアミド-66の融点に近い260℃の融点を有することである。さらに、この混合物は、非晶質ポリアミドを含有しているため、60℃を超えると弱い機械的特性しか示さないため、適用できる温度範囲が狭い。
本発明の基となる目的は、既知の成形組成物の欠点、具体的には高い融点と、高温での機械的特性の著しい低下を克服する繊維又は微粒子強化ポリアミド組成物を提供することである。
この目的は、本発明によれば、以下の熱可塑性成形組成物によって達成され、前記熱可塑性成形組成物は、
A) 10~60質量%の熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、
B) 5~50質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、
C) 10~65質量%の繊維状及び/又は粒子状の充填剤と、
D) 0~30質量%のさらなる添加剤と、
を含み、
ここで、成分A)~D)の総質量%は100%である。
A) 10~60質量%の熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、
B) 5~50質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、
C) 10~65質量%の繊維状及び/又は粒子状の充填剤と、
D) 0~30質量%のさらなる添加剤と、
を含み、
ここで、成分A)~D)の総質量%は100%である。
本発明はまた、60℃を超える温度、及び高い湿度の環境での機械的特性を改善するための熱可塑性半結晶ポリアミド-6組成物への添加剤としてのヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドの使用にも関する。
本発明はまた、繊維、フォイル、及び任意の種類の成形品を生成するためのこれらの熱可塑性成形組成物の使用に関する。
本発明はさらに、これらの熱可塑性成形組成物で作られた繊維、フォイル、成形品に関する。
本発明によれば、熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含有する熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、繊維状又は粒子状の充填剤との組み合わせが、上述の目的を達成できることが判明した。
成分A)の量は、10~60質量%、好ましくは15~50質量%、より好ましくは25~45質量%である。
成分B)の量は、5~50質量%、好ましくは5~40質量%、より好ましくは10~25質量%である。
好ましくは、成分A)と成分B)の質量比は、少なくとも1:1、より好ましくは少なくとも1.1:1、最も好ましくは少なくとも1.5:1である。好ましくは、成分A)と成分B)の質量比は、1:1~10:1、より好ましくは1.1:1~7:1、最も好ましくは1.5:1~5:1、具体的には2:1~4:1である。
成分C)の量は、10~65質量%、好ましくは30~65質量%、より好ましくは40~60質量%である。
成分D)の量は、0~30質量%、好ましくは0~20質量%、より好ましくは0~10質量%である。存在する場合、成分D)の量は、0.1~30質量%、好ましくは0.5~20質量%、より好ましくは1~10質量%である。
成分A)は、熱可塑性半結晶ポリアミド-6である。
成分A)は、ISO 307に従って25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定されて、好ましくは10.0~250ml/g、より好ましくは120~190ml/gの粘度数VZを有する。
ポリアミド-6は、最大10質量%、より好ましくは最大5質量%、最も好ましくは最大2質量%の少量のヘキサメチレンアジパミド単位を含有することができる。この場合、ポリアミド-6/66コポリアミドが採用される。好ましくは、そのような単位は存在しない。
成分B)は、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰返し単位を含有する熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドである。好ましくは、成分B)は、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰返し単位を45~95質量%、より好ましくは60~80質量%、最も好ましくは65~75質量%含む。残りは、カプロラクタム又はヘキサメチレンアジパミドのような脂肪族ポリアミドの繰り返し単位又はポリアミド-6Iのような半芳香族の繰り返し単位であってよい。
好ましくは、熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドB)は、ポリアミド-6T/6、ポリアミド-6T/66、ポリアミド-6T/6I及びそれらの混合物から選択される。
好ましくは、成分B)は、60~200ml/g、より好ましくは70~140ml/gの粘度数VZを有する。
言及される繊維状又は粒状充填剤C)は、炭素繊維、ガラス繊維、ガラスビーズ、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、チョーク、粉末状石英、マイカ、硫酸バリウム及び長石である。
言及される好ましい繊維状充填剤は、炭素繊維、アラミド繊維及びチタン酸カリウム繊維であり、Eガラスの形態のガラス繊維が特に好ましい。これらは、ロービングとして又は市販のチョップされたガラスの形態で使用されることができる。
繊維状充填剤は、熱可塑性物質との適合性を改善するために、シラン化合物で表面前処理されていてもよい。
適したシラン化合物は、一般式:
(X-(CH2)n)k-Si-(O-CmH2m+1)4-k
であり、式中、置換基は以下のように定義される:
(X-(CH2)n)k-Si-(O-CmH2m+1)4-k
であり、式中、置換基は以下のように定義される:
nは、2~10、好ましくは3~4の整数であり、
mは、1~5、好ましくは1~2の整数であり、
kは、1~3の整数、好ましくは1である。
mは、1~5、好ましくは1~2の整数であり、
kは、1~3の整数、好ましくは1である。
好ましいシラン化合物は、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノブチルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン及びアミノブチルトリエトキシシラン、また置換基Xとしてグリシジル基を含む対応するシランでもある。
表面コーティングに一般的に使用されるシラン化合物の量は、0.01~2質量%、好ましくは0.025~1.0質量%、及び特に0.05~0.5質量%の量(C1)を基準とする)である。
針状の鉱物充填剤も適している。本発明の目的のために、針状の鉱物充填剤は、強く発達した針状の特性を有する鉱物充填剤である。一例は、針状珪灰石である。鉱物のL/D(長さ対直径)比は、好ましくは8:1~35:1、好ましくは8:1~11:1である。鉱物充填剤は、任意に、上述のシラン化合物で前処理されてよいが、前処理は必須ではない。
言及される他の充填剤は、カオリン、焼成カオリン、珪灰石、タルク及びチョーク、また、薄板状又は針状のナノ充填剤でもあり得、これらの量は、好ましくは0.1~10%である。この目的のための好ましい材料は、ベーマイト、ベントナイト、モンモリロナイト、バーミキュライト、ヘクトライト及びラポナイトである。薄板状ナノ充填剤は、先行技術の方法により、有機バインダーとの良好な適合性を得るように有機的に修飾されている。本発明のナノ複合体への薄板状又は針状のナノ充填剤の添加は、機械的強度のさらなる増加をもたらす。
本発明の熱可塑性成形組成物は、成分D)として、従来の処理助剤、例えば安定剤、酸化遅延剤、熱分解及び紫外線分解に反作用する薬剤、潤滑剤及び離型剤、着色剤、例えば染料及び顔料、成核剤、可塑剤等を含み得る。
適切な成分D)の例は、以下に成分D1)~D4)として例示される。
本発明の成形組成物は、成分D1)として、0.05~3質量%、好ましくは0.1~1.5質量%、特に0.1~1質量%の潤滑剤を含むことができる。
Al塩、アルカリ金属塩、又はアルカリ土類金属塩、又は10~44個の炭素原子、好ましくは12~44個の炭素原子を有する脂肪酸のエステル又はアミドが好ましい。
金属イオンは、好ましくはアルカリ土類金属及びAlであり、特に好ましくは、Ca又はMgである。
好ましい金属塩は、ステアリン酸Ca及びモンタン酸Ca、ならびにステアリン酸Alである。
様々な塩の混合物を任意の所望の混合比で使用することも可能である。
カルボン酸は一塩基又は二塩基であり得る。言及される例は、ペラルゴン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、マルガリン酸、ドデカン二酸、ベヘン酸、及び特に好ましくはステアリン酸、カプリン酸、及びまたモンタン酸(30~40個の炭素原子を有する脂肪酸の混合物)である。
脂肪族アルコールは一価から四価(mono- to tetrahydric)であり得る。アルコールの例は、n-ブタノール、n-オクタノール、ステアリルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリトールであり、ここでグリセロール及びペンタエリスリトールが好ましい。
脂肪族アミンは、一塩基性から三塩基性(mono- to tribasic)であり得る。これらの例は、ステアリルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、及びジ(6-アミノヘキシル)アミンであり、ここでエチレンジアミン及びヘキサメチレンジアミンが特に好ましい。好ましいエステル又はアミドは、対応するグリセロールジステアレート、グリセロールトリステアレート、エチレンジアミンジステアレート、グリセロールモノパルミテート、グリセロールトリラウレート、グリセロールモノベヘネート、及びペンタエリスリトールテトラステアレートである。
任意の所望の混合比での、様々なエステルもしくはアミドの混合物、又はエステルをアミドと組み合わせた混合物も、使用することが可能である。
本発明の成形組成物は、成分D2)として、0.05~3質量%、好ましくは0.1~1.5質量%、特に0.1~1質量%の銅安定剤、好ましくは銅(I)ハロゲン化物、特にアルカリ金属ハロゲン化物、好ましくはKIとの混合物で、特に1:4の比率のもので、又は立体障害性フェノール、又はこれらの混合物からなることができる。
使用される一価(monovalent)の銅の好ましい塩は、酢酸銅、塩化銅、臭化銅及びヨウ化銅である。材料は、ポリアミドに基づいて、5~500ppm、好ましくは10~250ppmの銅の量でこれらを含む。
有利な特性は、銅がポリアミド中で分子分散の形態で存在する場合に、特に得られる。これは、ポリアミド、一価の銅の塩、及び固溶均質溶液の形態のアルカリ金属ハロゲン化物を含む濃縮物が、成形組成物に添加される場合に達成される。例として、典型的な濃縮物は、79~95質量%のポリアミドと、21~5質量%のヨウ化銅又は臭化銅及びヨウ化カリウムの混合物とから構成される。固溶均質溶液中の銅の濃度は、溶液の総質量に基づいて、好ましくは0.3~3質量%、特に0.5~2質量%であり、ヨウ化銅のヨウ化カリウムに対するモル比は、1~11.5、好ましくは1~5である。
濃縮物の適切なポリアミドは、ホモポリアミド及びコポリアミド、特にナイロン-6である。
酸化遅延剤/酸化防止剤及び熱安定剤の例は、立体障害性フェノール及び/又はホスファイト及びアミン(例えばTAD)、ハイドロキノン、ジフェニルアミンなどの芳香族二級アミン、これらの基の様々な置換されたメンバー、及びこれらの混合物の、熱可塑性成形組成物の質量に基づいて最大3質量%、より好ましくは最大1.5質量%、最も好ましくは最大1質量%の濃度のものである。
適した立体障害性フェノールD3)は、原則として、フェノール構造を有し、フェノール環上に少なくとも1つの嵩高な基を有するあらゆる化合物である。
例えば、下式の化合物を使用することが好ましく、
式中:
R1及びR2は、アルキル基、置換アルキル基、又は置換トリアゾール基であり、ラジカルR1及びR2は同一又は異なっていてもよく、R3は、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、又は置換アミノ基である。
R1及びR2は、アルキル基、置換アルキル基、又は置換トリアゾール基であり、ラジカルR1及びR2は同一又は異なっていてもよく、R3は、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、又は置換アミノ基である。
上述の種類の酸化防止剤は、例えばDE-A2702661(US-A4360617)に記載されている。
好ましい立体障害性フェノールの別の群は、置換ベンゼンカルボン酸から、特に置換ベンゼンプロピオン酸から誘導されるものによって提供される。
この部類からの特に好ましい化合物は、下式の化合物であり、
式中、R4、R5、R7、及びR8は、互いに独立して、それ自体が置換基を有し得る(そのうち少なくとも1個が嵩高な基である)C1~C8-アルキル基であり、R6は、1~10個の炭素原子を有し、その主鎖がC-O結合を有し得る二価(divalent)の脂肪族ラジカルである。
これらの式に対応する好ましい化合物は、
(BASF SE社製のIrganox(登録商標)245)
(BASF SE社製のIrganox(登録商標)259)
である。
である。
以下のすべては立体障害性フェノールの例として述べられる:
2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、1,6-ヘキサンジオールビス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリトリトールテトラキス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ジステアリル3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジルホスホネート、2,6,7-トリオキサ-1-ホスファビシクロ[2.2.2]オクタ-4-イルメチル3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナメート、3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル-3,5-ジステアリルチオトリアジルアミン、2-(2’-ヒドロキシ-3’-ヒドロキシ-3’,5’-ジ-tert-ブチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2,6-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノール、1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール)、3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジルジメチルアミン。
2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、1,6-ヘキサンジオールビス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリトリトールテトラキス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ジステアリル3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジルホスホネート、2,6,7-トリオキサ-1-ホスファビシクロ[2.2.2]オクタ-4-イルメチル3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナメート、3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル-3,5-ジステアリルチオトリアジルアミン、2-(2’-ヒドロキシ-3’-ヒドロキシ-3’,5’-ジ-tert-ブチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2,6-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノール、1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール)、3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジルジメチルアミン。
特に有効であることが証明され、したがって好ましく使用される化合物は、2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、1,6-ヘキサンジオールビス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート(Irganox(登録商標)259)、ペンタエリトリチルテトラキス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、そしてまたN,N’-ヘキサメチレンビス-3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナミド(Irganox(登録商標)1098)、ならびに特に良好な適合性を有する上記のBASF SE社製のIrganox(登録商標)245である。
個別に又は混合物として使用することができる、酸化防止剤D)の含有量は、成形組成物A)~D)の総質量に基づいて、0.05~3質量%、好ましくは0.1~1.5質量%、特に0.1~1質量%である。
いくつかの例では、フェノール性ヒドロキシ基に対してオルト位に1つ以下の立体障害基を有する立体障害性フェノールが、特に拡散光中での長期間貯蔵中に色堅牢度を評価する場合に、特に有利であることが証明されている。
他の従来の添加剤D4)の例は、エラストマーポリマー(衝撃改質性剤、エラストマー、又はゴムと呼ばれることも多い)の最大25質量%の量、好ましくは最大20質量%の量である。
これらは非常に一般には、以下のモノマー:エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソブテン、イソプレン、クロロプレン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、及びアクリレート及び/又はアルコール成分中に1~18個の炭素原子を有するメタクリレートのうち少なくとも2つから好ましくは構成されるコポリマーである。
このタイプのポリマーは、例えばHouben-WeylによるMethoden der organischen Chemie、14/1巻(Georg-Thieme-Verlag,Stut,ドイツ,1961)、392~406頁、及びC.B.Bucknallによるモノグラフ「Toughened Plastics」(Applied Science Publishers,London,UK,1977)に記載されている。
そのようなエラストマーのいくつかの好ましいタイプを以下に説明する。
そのようなエラストマーの好ましい種類は、エチレン-プロピレン(EPM)及びエチレン-プロピレン-ジエン(EPDM)ゴムとして知られているものである。
EPMゴムは、一般には二重結合が実質的に有していないが、EPDMゴムは、炭素原子100個あたり1~20個の二重結合を有している場合がある。
EPDMゴム用のジエンモノマーの言及される例は、共役ジエン、例えばイソプレン及びブタジエン、5~25個の炭素原子を有する非共役ジエン、例えば1,4-ペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、1,5-ヘキサジエン、2,5-ジメチル-1,5-ヘキサジエン及び1,4-オクタジエン、環状ジエン、例えばシクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン及びジシクロペンタジエン、及び同様にアルケニルノルボルネン、例えば5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-ブチリデン-2-ノルボルネン、2-メタリル-5-ノルボルネン及び2-イソプロペニル-5-ノルボルネン、及びトリシクロジエン、例えば3-メチルトリシクロ[5.2.1.02,6]-3,8-デカジエン、及びそれらの混合物である。1,5-ヘキサジエン、5-エチリデンノルボルネン及びジシクロペンタジエンが好ましい。EPDMゴムのジエン含有量は、ゴムの総質量に基づいて、0.5~50質量%、特に1~8質量%であることが好ましい。
EPMゴム及びEPDMゴムは、好ましくは、反応性カルボン酸又はそれらの誘導体によってグラフト化されてもよい。これらの例は、アクリル酸、メタクリル酸及びそれら誘導体、例えばグリシジル(メタ)アクリレート、及び無水マレイン酸である。
エチレンと、アクリル酸及び/又はメタクリル酸及び/又はこれらの酸のエステルとのコポリマーは、好ましいゴムのさらなる群である。ゴムは、ジカルボン酸、例えばマレイン酸及びフマル酸、又はこれらの酸の誘導体、例えばエステル、及び無水物、及び/又はエポキシ基を含むモノマーを含んでよい。これらのジカルボン酸誘導体又はエポキシ基を含むモノマーは、好ましくは、ジカルボン酸基及び/又はエポキシ基を含み、一般式I又はII又はIII又はIV
R1C(COOR2)=C(COOR3)R4 (I)
R1C(COOR2)=C(COOR3)R4 (I)
ラジカルR1~R9は、好ましくは水素であり、式中、mは0又は1であり、gは1である。対応する化合物は、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、アリルグリシジルエーテル及びビニルグリシジルエーテルである。
式I、II及びIVの好ましい化合物は、マレイン酸、無水マレイン酸及びエポキシ基を含む(メタ)アクリレート、例えばグリシジルアクリレート及びグリシジルメタクリレート、及び第三級アルコールとのエステル、例えばtert-ブチルアクリレートである。後者は遊離カルボキシ基を有しないが、それらの挙動は遊離酸の挙動と近似しているため、潜在的なカルボキシ基を有するモノマーと呼ばれる。
コポリマーは、有利には50~98質量%のエチレン、0.1~20.0質量%のエポキシ基を含むモノマー、及び/又はメタクリル酸及び/又は無水物基を含むモノマーから構成され、残りは(メタ)アクリレートである。
特に好ましくは、
- 50~98質量%、特に55~95質量%のエチレン、
- 0.1~40質量%、特に0.3~20質量%のグリシジルアクリレート及び/又はグリシジルメタクリレート、(メタ)アクリル酸及び/又は無水マレイン酸、及び
- 1~45質量%、特に5~40質量%のn-ブチルアクリレート及び/又は2-エチルヘキシルアクリレート、
から構成されるコポリマーである。
- 50~98質量%、特に55~95質量%のエチレン、
- 0.1~40質量%、特に0.3~20質量%のグリシジルアクリレート及び/又はグリシジルメタクリレート、(メタ)アクリル酸及び/又は無水マレイン酸、及び
- 1~45質量%、特に5~40質量%のn-ブチルアクリレート及び/又は2-エチルヘキシルアクリレート、
から構成されるコポリマーである。
他の好ましい(メタ)アクリレートは、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、及びtert-ブチルエステルである。
これらと一緒に使用できるコモノマーは、ビニルエステルとビニルエーテルである。
上述のエチレンコポリマーは、それ自体既知の方法によって、好ましくは高圧高温でのランダム共重合によって調製されることができる。適切な方法は周知である。
他の好ましいエラストマーはエマルションポリマーであり、その調製方法は、例えばBlackleyのモノグラフ「Emulsion Polymerization」に記載されている。使用できる乳化剤及び触媒はそれ自体既知である。
原則として、均質に構造化されたエラストマー、又はシェルの構造を有するエラストマーを使用することが可能である。シェル型の構造は、個々のモノマーの添加順序によって決まる。ポリマーの形態も、この添加順序によって影響を受ける。
エラストマーのゴム画分を調製するための、単に例として言及されるモノマーは、例えばn-ブチルアクリレート及び2-エチルヘキシルアクリレートなどのアクリレート、対応するメタクリレート、ブタジエン及びイソプレン、並びにこれらの混合物である。これらのモノマーは、例えば、スチレン、アクリロニトリル、ビニルエーテルなどの他のモノマーと、及びメチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート又はプロピルアクリレートなどの他のアクリレート又はメタクリレートと共重合してもよい。
エラストマーの軟質相又はゴム相(ガラス転移温度が0℃未満)は、コア、外被膜(outer envelope)、又は中間シェル(構造が2つを超えるシェルを有するエラストマーの場合)であってもよい。また、複数のシェルを有するエラストマーは、ゴム相からなる1つを超えるシェルを有していてもよい。
エラストマーの構造に、ゴム相に加えて、1つ以上の硬質成分(ガラス転移温度が20℃超)が含まれる場合、これらは一般的に、主要モノマーとして、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α-メチルスチレン、p-メチルスチレン、又はアクリレート又はメタクリレート、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート又はメチルメタクリレートを重合することによって調製される。これらに加えて、比較的小さな割合の他のコモノマーを使用することも可能である。
場合によっては、表面に反応性基を有するエマルジョンポリマーを使用することが有利であることが証明されている。このタイプの基の例としては、エポキシ基、カルボキシ基、潜在的なカルボキシ基、アミノ基及びアミド基、ならびに一般式
R10は、水素又はC1~C4-アルキル基であり、
R11は、水素、C1~C8-アルキル基又はアリール基、特にフェニルであり、
R12は、水素、C1~C10-アルキル基、C6~C12-アリール基、又は-OR13であり、
R13は、任意でOを含む基又はNを含む基による置換基を有することができるC1~C8-アルキル基又はC6~C12-アリール基であり、
Xは、化学結合、C1~C10-アルキレン基、又はC6~C12-アリーレン基、又は
EP-A208187に記載されているグラフトモノマーも、表面に反応性基を導入するのに適している。
言及される他の例は、アクリルアミド、メタクリルアミド及び置換されたアクリレート又はメタクリレート、例えば、(N-tert-ブチルアミノ)エチルメタクリレート、(N,N-ジメチルアミノ)エチルアクリレート、(N,N-ジメチルアミノ)メチルアクリレート及び(N,N-ジエチルアミノ)エチルアクリレートである。
ゴム相の粒子が架橋されていてよい。架橋モノマーの例は、1,3-ブタジエン、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート及びジヒドロジシクロペンタジエニルアクリレートであり、また、EP-A50 265に記載されている化合物である。
グラフト結合モノマー(graft-linking monomers)として知られているモノマー、すなわち、重合中に異なる速度で反応する2つ以上の重合可能な二重結合を有するモノマーを使用することも可能である。少なくとも1つの反応性基が他のモノマーとほぼ同じ速度で重合し、一方で他の反応性基(又は反応性基)は、例えば著しくゆっくりと重合する、このタイプの化合物の使用が好ましい。重合速度の違いにより、ゴム中の不飽和二重結合の所定の割合が生じる。このタイプのゴムに別の相をグラフトすると、ゴム中に存在する二重結合の少なくとも一部がグラフトモノマーと反応して化学結合を形成し、すなわち、グラフトした相はグラフトベースに少なくともある程度の化学結合を有することになる。
このタイプのグラフト結合モノマーの例としては、アリル基を含むモノマー、特にエチレン性不飽和カルボン酸のアリルエステル、例えばアリルアクリレート、アリルメタクリレート、マレイン酸ジアリル、フマル酸ジアリル及びイタコン酸ジアリル、及びこれらのジカルボン酸の対応するモノアリル化合物である。これらに加えて、様々な適したグラフト結合モノマーがある。さらなる詳細については、例えば米国特許第4148846号を参照されたい。
衝撃改質性ポリマーにおけるこれらの架橋モノマーの割合は、衝撃改質性ポリマーに基づいて、通常最大5質量%であり、好ましくは3質量%以下である。
いくつかの好ましいエマルジョンポリマーを以下に示す。ここではまず、コアと少なくとも1つのアウターシェル(outer shell)を有し、以下の構造を有するグラフトポリマーについて言及することができる:
構造が複数シェルを有するグラフトポリマーの代わりに、1,3-ブタジエン、イソプレン、及びn-ブチルアクリレート又はこれらのコポリマーからなる均質な、即ち単一シェルのエラストマーを使用することも可能である。これら生成物も、架橋モノマー又は反応基を有するモノマーの併用によって調製されることができる。
好ましいエマルジョンポリマーの例は、n-ブチルアクリレート-(メタ)アクリル酸コポリマー、n-ブチルアクリレート/グリシジルアクリレート又はn-ブチルアクリレート/グリシジルメタクリレートコポリマー、n-ブチルアクリレートから構成される、又はブタジエンに基づく内部コアと上記のコポリマーの外被膜とを有するグラフトポリマー、及び反応性基を提供するコモノマーとのエチレンのコポリマーである。
記載されているエラストマーは、他の従来の方法、例えば、懸濁重合によっても調製されることができる。
DE-A3725576、EP-A235690、DE-A3800603及びEP-A319290に記載されているように、シリコーンゴムも好ましい。
もちろん、上記のゴムの種類の混合物を使用することも可能である。
言及されるUV安定剤、その使用量が一般に成形組成物に基づいて最大2%であるUV安定剤は、様々な置換レゾルシノール、サリチル酸塩、ベンゾトリアゾール及びベンゾフェノンである。
着色剤として添加することができる材料は、酸化チタン、ウルトラマリンブルー、酸化鉄、カーボンブラックなどの無機顔料、フタロシアニン、キナクリドン、ペリレンなどの有機顔料、及びアントラキノンなどの染料である。
核剤として使用することができる材料は、フェニルホスフィン酸ナトリウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、及びまた、好ましくはタルクである。
本発明の熱可塑性成形組成物は、例えばスクリュー押出機、ブラベンダーミキサー、又はバンバリーミキサーなどの従来の混合装置で出発成分を混合し、次いで押出すことにより、それ自体既知の方法で製造されることができる。押し出した後、押出物を冷却し、ペレット化することができる。個々の成分を予備混合し、次いで残りの出発材料を個別に、及び/又は同様に混合物の形態で加えることも可能である。混合温度は一般的に230~320℃である。
別の好ましい操作モードでは、成分C)は、化合物A)のプレポリマーと任意に混合され、調合され、ペレット化されることもできる。次に、得られたペレットを、不活性ガス下で、成分A)の融点より低い温度で、所望の粘度に達するまで連続的又はバッチ式に固相縮合させる。
本発明の熱可塑性成形組成物は、高温高湿下でも、良好な機械的特性及びより低い融点を特徴とする。
これらの材料は、あらゆる種類の繊維、フォイル、成形品の製造に適している。いくつかの例を次に示す:シリンダーヘッドカバー、モーターサイクルカバー、インテークマニホールド、チャージエアークーラーキャップ、プラグコネクタ、ギアホイール、冷却ファンホイール、及び冷却水タンク。
電気分野及び電子分野においては、流動性が改善されたポリアミドは、プラグ、プラグ部品、プラグコネクタ、メンブランスイッチ、プリント回路基板モジュール、マイクロエレクトロニックコンポーネント、コイル、I/Oプラグコネクタ、プリント回路基板(PCB)用プラグ、フレキシブルプリント回路(FPC)用プラグ、フレキシブル集積回路(FFC)用プラグ、高速プラグコネクタ、端子板、コネクタプラグ、デバイスコネクタ、ケーブルハーネスコンポーネント、回路マウント、回路マウントコンポーネント、三次元射出成形回路マウント、電気コネクタエレメント及びメカトロニクスコンポーネントを製造するために使用されることができる。
自動車の内装では、ダッシュボード、ステアリングコラムスイッチ、シートコンポーネント、ヘッドレスト、センターコンソール、ギヤコンポーネント及びドアモジュールのために使用されることができ、自動車の外装では、ドアハンドル、外装ミラーコンポーネント、ウインドシールドワイパーコンポーネント、ウインドシールドワイパー保護ハウジング、グリル、ルーフレール、サンルーフフレーム、エンジンカバー、シリンガヘッドカバー、インテークパイプ(特にインテークマニホールド)、ウインドシールドワイパーならびに外部車体部品のために使用されることができる。
キッチン及び家庭分野においては、流動性が改善されたポリアミドは、例えばフライヤー、スムージングアイロン、ノブなどのキッチン用品のコンポーネント、ならびにガーデン及びレジャー範囲では、例えば灌漑システムのためのコンポーネント又は園芸用品及びドアハンドルへの用途のために使用されることができる。
次の成分を使用した:
成分A)
PA6:
ISO 307に従って25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが150ml/gのポリアミド-6(BASF SEのUltramid(登録商標)B27を使用)。
成分A)
PA6:
ISO 307に従って25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが150ml/gのポリアミド-6(BASF SEのUltramid(登録商標)B27を使用)。
PA66:
ISO 307に従って25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが150ml/gのポリアミド-66(BASF SEのUltramid(登録商標)A27を使用)。
ISO 307に従って25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが150ml/gのポリアミド-66(BASF SEのUltramid(登録商標)A27を使用)。
成分B)
PA6T/6:
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが125ml/gのポリアミド-6T/6(70:30)(BASF SEのUltramid(登録商標)T315を使用)。
PA6T/6:
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが125ml/gのポリアミド-6T/6(70:30)(BASF SEのUltramid(登録商標)T315を使用)。
PA6I/6T:
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが80ml/gのポリアミド-6I/6T(70:30)(DuPont de Nemours Deutschland GmbHのSelar(登録商標)3426を使用)。
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが80ml/gのポリアミド-6I/6T(70:30)(DuPont de Nemours Deutschland GmbHのSelar(登録商標)3426を使用)。
PA6T/6I:
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが90ml/gのポリアミド-6T/6I(70:30)(三井化学株式会社のArlen(登録商標)3000を使用)。
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが90ml/gのポリアミド-6T/6I(70:30)(三井化学株式会社のArlen(登録商標)3000を使用)。
PA6T/66:
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが100ml/gのポリアミド-6T/66(70:30)(三井化学株式会社のArlen(登録商標)C2000を使用)。
ISO 307に従って、25℃で96質量%濃度硫酸中の0.5質量%濃度溶液で測定された、粘度数VZが100ml/gのポリアミド-6T/66(70:30)(三井化学株式会社のArlen(登録商標)C2000を使用)。
成分C)
ガラス繊維:
直径10μmのDS 1110(3B Fibreglass社製)。
ガラス繊維:
直径10μmのDS 1110(3B Fibreglass社製)。
成分D)
熱安定剤:
BASF SEのIrganox(登録商標)1098。
熱安定剤:
BASF SEのIrganox(登録商標)1098。
潤滑剤:
Lonza Cologne GmbHのエチレンビスステアラミド(EBS)。
Lonza Cologne GmbHのエチレンビスステアラミド(EBS)。
顆粒の調製
自然色ポリアミド顆粒を、湿度が0.1%未満になるように、100℃の乾燥オーブンで4時間乾燥させた。その後、それらを、直径25mm及びL/D比44の二軸押出機を用いて他の成分と混合し、300~390min-1、20kg/h、比較例1及び2では290℃、比較例3では320℃、実施例1~3では350℃のシリンダー温度で運転した。押出物を水浴で冷却し、その後、造粒した。
自然色ポリアミド顆粒を、湿度が0.1%未満になるように、100℃の乾燥オーブンで4時間乾燥させた。その後、それらを、直径25mm及びL/D比44の二軸押出機を用いて他の成分と混合し、300~390min-1、20kg/h、比較例1及び2では290℃、比較例3では320℃、実施例1~3では350℃のシリンダー温度で運転した。押出物を水浴で冷却し、その後、造粒した。
得られた顆粒を、ISO 527-2に準拠した引張棒及びISO 179-1に準拠したシャルピー棒に射出成形するのに用いた。その結果を下表に示す。
引張弾性率、破断時の引張応力及び破断時の引張ひずみを、ISO 527に従って決定した。80℃における値は、ISO 178に従って得られたものである。シャルピー(ノッチ付き)衝撃抵抗は、それぞれISO 179-2/1eU及びISO 179-2/1eAfに従って決定した。融点及び結晶化温度は、ISO 11357に従って決定した。すべての基準は、2019年に有効なバージョンを参照している。
Claims (10)
- 熱可塑性成形組成物であって、
A) 10~60質量%の熱可塑性半結晶ポリアミド-6と、
B) 5~50質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドと、
C) 10~65質量%の繊維状及び/又は粒子状の充填剤と、
D) 0~30質量%のさらなる添加剤と、
を含み、
成分A)~D)の総質量%は100%である、熱可塑性成形組成物。 - 30~65質量%の繊維状充填剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性成形組成物。
- 熱可塑性ポリマーB)は、55~95質量%のヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む、請求項1又は2に記載の熱可塑性成形組成物。
- 熱可塑性ポリマーB)は、ポリアミド-6T/6、ポリアミド-6T/66、ポリアミド-6T/6I及びそれらの混合物から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物。
- 合計100%である成分A)~D)の総質量に基づいて、成分D)又は成分D)の一部として0.05~3質量%酸化防止剤を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物。
- 15~50質量%の成分A)を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物。
- 成分A)と成分B)の質量比は、1:1~10:1である、請求項1~6のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物。
- 60℃を超える温度と高い湿度の環境での機械的特性を改善するための熱可塑性半結晶ポリアミド-6組成物への添加剤としての、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の繰り返し単位を含む熱可塑性半芳香族半結晶ポリアミドの使用方法。
- 任意の種類の繊維、フォイル、及び成形品を生成するための請求項1~7のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物の使用方法。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の熱可塑性成形組成物から作られた繊維、フォイル又は成形品。
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