JP2022528796A - 楔状フィラープリフォーム - Google Patents
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Abstract
本発明は、強化繊維フィラメントからなる強化繊維束(2)を備える楔形状のフィラープリフォーム(1)であって、フィラメントが、繊維束内で互いに平行に向けられており、繊維束が、繊維重量に対して1~10重量%の範囲の濃度で第1の樹脂組成物を含み、繊維束(2’)が、2~20mmの範囲の長さを有し、繊維束(2’)の少なくとも60%が、楔状フィラープリフォーム(1)内にて湾曲形状で可逆的に固定され、これにより、湾曲した繊維束(2’)の側面(8’’,9’’)が、120°未満の開き角を形成し、湾曲した繊維束(2’)の開き角が、楔状フィラープリフォーム(1)の楔形状の開き角に関連する、楔形状のフィラープリフォーム(1)に関する。
Description
本開示は、楔状フィラープリフォーム、楔状フィラープリフォームを備える繊維複合体、楔状フィラープリフォームを製造するための方法、および楔状フィラープリフォームを備える繊維複合体を製造するための方法に関する。
アール付フィラーが先行技術において知られている。一体的に硬化された複合構造体の亀裂形成は、特に航空宇宙用途において、複合構造体のスキン要素と一体的な硬化要素との間の境界に位置するアール付フィラー(すなわち、ヌードル)内で始まることが多い。従来のアール付フィラーは、「ヌードル」とも呼ばれ、多量の樹脂を有する。
フィラープリフォームとは、最終製品の三次元形状に近い三次元の乾燥構造体である。よって、これはプリフォーム製品である。プリフォームは、最終製品の製造プロセス中にだけプリフォームに加えられる樹脂の量において最終製品と異なる。したがって、プリフォームは、樹脂の量が少ない乾燥構造体と表現される。少ない樹脂とは、プリフォームの総繊維重量の15重量%未満の樹脂濃度を意味する。
例えば米国特許第9,827,710号明細書には、アール付フィラーが記載されている。同明細書のアール付フィラーは樹脂を含み、これにより、樹脂は編組ステップの前または後に加えられる。上記文献の図5によれば、乾燥繊維は、編組された後に樹脂槽内で湿潤されるか、代替的に、繊維は、樹脂が予め含浸されたり、樹脂でコーティングされたりしたプリプレグ繊維として提供される。しかし、米国特許第9,827,710号明細書の全ての実施形態では、アール付フィラーの樹脂の量は、アール付フィラーの総繊維重量に対して10重量%よりもはるかに多い。よって、この文献は、プリフォームフィラーを開示していない。樹脂の量が多いため、アール付フィラーの重量が大きく、フィラーの寿命も少なくとも樹脂材料の寿命に関連付けられる。
加えて、先行技術のアール付フィラーは、空洞に適応できないか、または適応しにくいという欠点がある。
よって、本発明の目的は、先行技術の欠点を克服する楔状フィラープリフォームを創作することである。
この目的は、本請求項1記載の楔状フィラープリフォームによって達成される。
本出願の文脈では、用語「楔状」とは、フィラープリフォームが三角形形状を有することを意味する。「楔状」形状とは、2つの側面領域、それらの間の頂点、および2つの端面領域を有する三角形形状を意味する。各端面の表面積は、各側面領域の表面積よりも小さい。用語「楔状」は、台形形状の楔状フィラープリフォームも包含する。
本思想の楔状フィラープリフォームは、強化繊維束を備え、繊維束は、繊維重量に対して1~10重量%の範囲の濃度で第1の樹脂組成物を含む。強化繊維束の少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%が、湾曲した強化繊維束として湾曲形状で楔状フィラープリフォーム内に存在し、これにより、繊維束の湾曲形状が、第1の樹脂組成物を介して楔状フィラープリフォーム内で可逆的に固定される。湾曲した強化繊維束(湾曲した繊維束とも呼ぶ)は、2つの側面を有し、これにより、両側面は開き角α’を形成する。この開き角は120°未満である。楔状フィラープリフォーム内では、湾曲した繊維束は、湾曲形状の最小の変向点が楔状フィラープリフォームの頂点に向くように配置される。湾曲した繊維束の開き角の開き方向は、楔状フィラープリフォームの開き角の開き方向とほぼ同じである。
可逆的に固定された湾曲形状のため、湾曲した繊維束には、楔状フィラープリフォーム内で予荷重が加えられる。
米国特許出願公開第2013/0209724号明細書には、繊維束と結合繊維で構成されたパイルであって、繊維束がバインダ材料を有することができる、パイルが開示されている。繊維束は湾曲形状を有し、これにより、繊維束は、好ましい向きにされ、これにより、バインダ繊維によって層内に固定される。しかし、米国特許出願公開第2013/0209724号明細書は、プリフォームを開示していない。この文献は、繊維束が湾曲形状で存在し、これにより、湾曲形状がプリフォームの三次元形状に対応する、プリフォームも開示または教示していない。加えて、繊維重量に対して1~10重量%の樹脂組成物を含む繊維束も、この文献に開示されていない。
欧州特許第3446864号明細書には、炭素繊維を含むギャップフィラーが開示されている。炭素繊維は、繊維が多方向に配向されるようにギャップフィラー全体にランダムに分散する[0011]。この文献には、繊維束が好ましい方向に整列したプリフォームは開示されていない。欧州特許第3446864号明細書によるギャップフィラーのための製造プロセスでは、樹脂と炭素繊維とが、例えば押出機によって混合される[0030]。よって、この文献には、繊維重量に対して1~10重量%の範囲の樹脂濃度も開示されていない。
米国特許第5,650,229号明細書には、繊維束が空洞内で整列し、キャッピング装置が繊維束を空洞内に押し込む、フィラープリフォームが開示されている。この文献には、湾曲した繊維束は開示されていない。図4b、図4c、および図5bに見られるように、繊維は、フィラー内で湾曲していない。
楔状フィラープリフォーム内の強化繊維束は、本発明では、繊維比率に対して1~10重量%、好ましくは3~5重量%の範囲の第1の樹脂成分の含有量を有する。楔状フィラープリフォーム内には、第1の樹脂組成物が均質に分布する。これにより、強化繊維束に十分な安定性がもたらされ、個々のフィラメントへの分解が回避される。同時に、本発明による樹脂用途の使用により、楔状フィラープリフォームの形成中に強化繊維束が互いに付着し合うことが保証され、よって、楔状フィラープリフォームは、更なる取り扱いに対して十分な安定性を達成する。本発明の好ましい実施形態では、第1の樹脂組成物は、熱的に活性化可能なバインダ材料、例えば熱可塑性樹脂である。しかし、好ましくは、バインダ材料は、エポキシ樹脂をベースとし、バインダ材料は、複数回溶融することができ、室温まで冷却することによって固定された状態に変えることができる。この種の樹脂組成物、またはこの種の樹脂組成物を有する強化繊維は、例えば、国際公開第2005/095080号に開示されている。国際公開第98/22644号にも、バインダとして適したこれらの種の樹脂組成物が開示されている。第1の樹脂組成物を含む強化繊維束に関しては、参照によって本明細書に組み込まれる欧州特許出願公開第2736691号明細書が参照される。特に、本開示による第1の樹脂組成物について、6~15頁の樹脂複合体の開示が参照によって組み込まれる。
強化繊維束に第1の樹脂組成物を予め含浸させることにより、楔状フィラープリフォームの製造中に、これらの強化繊維束をコンパクトかつ安定的に位置させることができる。
好ましくは、強化繊維束の強化繊維は、炭素繊維である。好ましい一実施形態では、各強化繊維束は、500~24,000本の強化繊維フィラメントを有する。楔状フィラープリフォーム内の強化繊維束の最も均質な分布を達成するために、強化繊維束内の強化繊維フィラメントの数は、特に好ましくは500~6,000本の範囲であり、特により好ましくは1,000~3,000本の範囲である。楔状フィラープリフォーム内の高い繊維体積比率を達成するために、楔状フィラープリフォームが、強化繊維フィラメントの数が異なる強化繊維束の複数のグループを有する場合が有利であることが同様に分かっている。これは、楔状フィラープリフォーム内で高い充填密度の束を実現することが可能になるためである。例えば、3,000本、6,000本、および12,000本の強化繊維フィラメントを有する強化繊維束を組み合わせることができる。
好ましくは、繊維束は、楔状フィラープリフォームにわたって均質に分布する。用語「均質に分布する」とは、繊維束の量が楔状フィラープリフォームの全ての部分でほぼ同じであることを意味する。「ほぼ」とは、5%未満の変動が含まれることを意味する。特に楔状フィラープリフォームの頂点部では、繊維束の量が変化する場合がある。
好ましい一実施形態では、湾曲した強化繊維束は、楔状フィラープリフォームの開き角に対して平行な方向で等方的に配向される。そのため、「等方的」とは、個々の強化繊維束内で繊維の向きに異方性があるが、束全体としては好ましい向きを示さないことを意味すると理解される。強化繊維束が、型内に吹き付けられまたは流し込まれ、これにより、型の頂点は型の充填開口部から最も遠い点となる。
湾曲した強化繊維束の少なくとも60%が、楔状フィラープリフォームの開き角とほぼ同じ方向の開き角を有することを理解すべきである。用語「ほぼ同じ」は、値の差が30°未満、好ましくは20°未満であることを意味する。加えて、湾曲した強化繊維束の少なくとも60%が、楔状フィラープリフォームの開き角に関連する開き角を有する。つまり、湾曲した強化繊維束の開き角の値は、楔状フィラープリフォームの開き角の値と5°未満、好ましくは2°未満異なる。
別の実施形態では、強化繊維束は、楔状フィラープリフォームの特定の方向に配向される。例えば、強化繊維束の総量の少なくとも40%、より好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは少なくとも70%が、繊維束の繊維方向が楔状成形型の開き角とほぼ垂直になるように、楔状成形型の中で配向される。
好ましくは、繊維束(強化繊維束)の幅は、0.5~10mmの範囲で変化する。「変化」とは、指定された範囲内の全ての幅が可能であり、これにより、どの幅も他の幅よりも多く存在しないことを意味する。幅の変化および統計的な分布により、繊維束は、楔状フィラープリフォームを非常に良好に構成するためにプリフォームを充填することができる。
楔状フィラープリフォームの特により好ましい実施形態では、楔状フィラープリフォーム内に配置された強化繊維束は、異なる長さおよび/または異なる幅および/または異なる数の強化繊維フィラメントを有する。これにより、楔状フィラープリフォーム(よってフィラーを備える複合体)内の特に高い繊維体積比率が得られる。本発明によれば、楔状フィラープリフォームは、その全延長にわたって、すなわちその延長上の全ての点で、少なくとも35体積%の比率の強化繊維を有し、好ましくは少なくとも40体積%、特に好ましくは45体積%の比率の強化繊維を有する。強化繊維の比率が少なくとも50体積%である場合には、堅牢な構造構成要素をもたらすため、特に有利である。しかし、軽量の構造構成要素が必要とされる場合には、35体積%未満の強化繊維束を有するフィラーも可能である。繊維束の幅および長さ、フィラメントの数を変化させることができるため、フィラー内の繊維の量を調節することができる。
楔状フィラープリフォーム内の強化繊維の比率は、DIN EN 2564:1998に準拠して決定することができる。このために、楔状フィラープリフォームは、HexFlow RTM 6(Hexcel社)などのエポキシ樹脂が通常の方法で含浸され、複合材料へと硬化される。硬化された複合材料から試験体を切り出し、その質量および密度をDIN EN 2564:1998に従って測定するとともに、濃硫酸で処理してマトリックス樹脂を分離した後に、試験体に含まれる繊維の質量を測定する。DIN EN 2564:1998の規定によれば、そのようにして繊維質量比率を決定することができ、その結果から、繊維体積比率または強化繊維の比率を決定することができる。この方法は、複合体の繊維体積比率を決定するために使用することもできる。
好ましい一実施形態では、楔状フィラープリフォーム全体における樹脂の総量は、楔状フィラープリフォームの総繊維重量に対して10重量%未満である。楔状フィラープリフォーム内の樹脂は、繊維束の第1の樹脂組成物の形でのみ存在することが好ましい。楔状フィラープリフォーム全体内に、それ以外の樹脂は存在しない。樹脂の量が少ないため、楔状フィラープリフォームは軽量である。しかし、楔状フィラープリフォーム内の樹脂の量は、フィラーを所望の形状に保ち、繊維束の湾曲形状を保持するのに十分である。
楔状フィラープリフォームは、好ましくは単位面積当たり一定の質量を有する。強化複合体の製造プロセス中に楔状フィラープリフォームの厚さを可変に調節することができても、単位当たり質量は一定である。
好ましくは、楔状フィラープリフォームの少なくとも表面に、または楔状フィラープリフォームの周りのシースとして、織物層が配置される。織物層は、好ましくは、炭素繊維から作られた織層またはUD層である。織物層は、好ましくはマトリックス材料でコーティングされ、これにより、織物層のマトリックス材料は、楔状フィラープリフォームのマトリックス材料の総量の一部ではない。
他の一実施形態では、楔状フィラープリフォームは、部分的または完全にパーツに分離され、織物層上に配置される。好ましくは、この配置は、楔状フィラープリフォームと織物層との間の接着接続によって達成される。本実施形態のための織物層は、好ましくは、柔軟な織物層である。柔軟とは、織物層が湾曲形状に容易に配置され得ることを意味する。柔軟な織物層は、好ましくは、織層、不織層、もしくはUD層であるか、または柔軟な織物層は、言及した層の組み合わせからなる多層組成物である。部分的または完全に分離された楔状フィラープリフォームが柔軟な織物層上にあるため、楔状フィラープリフォームは、湾曲形状(別のプリフォームの湾曲した間隙)にも容易に適応可能である。
一実施形態では、楔状フィラープリフォームは、台形の端面を有する。つまり、楔状形状の2つの端面は、台形形状を有する。湾曲した繊維束の開き角α’は、同様の方向に配置され、フィラープリフォームの開き角αに関連する。台形の端面を有する楔状フィラープリフォームの開き角αは、楔状形状の2つの側面領域の仮想的な延長から生じる(図5を参照)。
本発明の別の目的は、上記配置による楔状フィラープリフォームを備える繊維複合体である。繊維複合体は、好ましくは強化繊維複合体である。
本発明の別の目的は、楔状フィラープリフォームを製造するための方法である。楔状フィラープリフォームを製造するために、強化繊維束が強化繊維フィラメントからなり、フィラメントが繊維束内で互いに平行に向けられ、強化繊維束が、繊維重量に対して1~10重量%の範囲で第1の樹脂組成物を含み、楔状成形型内に分布する。上記の繊維束は、好ましくは型内に吹き付けられる。この点では、欧州特許第2727694号明細書および同第2727693号明細書による装置が使用され、これらの文献は参照により本明細書に組み込まれる。本発明に係る方法および装置は、好ましくは長手方向の切断機構なしで使用される。しかし、楔状成形型に繊維束を流し込むことも可能である。楔状フィラープリフォームを製造するために、力および熱エネルギーが型に加えられる。熱エネルギーにより、第1の樹脂組成物は溶融し、粘着性を帯びる。楔状成形型は、2つの側面と、それらの間の型開き角βとを有する。さらに、楔状成形型は2つの端面を有し、これにより、各側面領域の表面積は、各端面領域の表面積よりも大きい。加えられた力は、少なくとも1つの側面領域にのみ作用する。この力により、繊維束は、湾曲形状にプレスされ、粘着性の第1の樹脂組成物によってこの形状で可逆的に保持される。強化繊維束の総量の少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%が、湾曲形状にプレスされる。「湾曲形状」とは、湾曲した繊維束が最小の変向点(頂点)を有し、これにより、繊維端が側面を構成することを意味する。湾曲した繊維束の側面は、120°未満、好ましくは100°未満、より好ましくは90°未満、最も好ましくは45°未満の開き角を形成する。湾曲した繊維束は、最小の変向点(頂点)が型の最小の変向点(頂点)に向けられるように、楔状成形型内に配置される。型の側面が互いに押し付けられるように、型に力が加えられる。その後、第1の樹脂組成物が冷却され、強化繊維束の湾曲形状が、楔状フィラープリフォーム内で可逆的に固定される。
製造方法により、湾曲した繊維束には、ばね張力のような初期荷重がかかる。楔状フィラープリフォームが再加熱された場合に、第1の樹脂組成物が再び溶融し、湾曲した繊維束は再び柔軟になる。湾曲した繊維束は、弛緩して細長い形状に戻ろうとする傾向がある。この作用は、楔状フィラープリフォームを備える強化繊維複合体を製造するための方法に利用される。型の開き角βは、楔状フィラープリフォームの開き角αに等しい。つまり、開き角αとβの値がほぼ等しく、また開いた方向もほぼ等しい。
強化繊維複合体を製造するための方法では、楔状フィラープリフォームは、別の型内の別の繊維プリフォーム内に配置される。第2の(暖かい)樹脂組成物が別の型に加えられ、熱(例えば、第2の樹脂組成物の熱または加熱された別の型による)により、第1の樹脂組成物が加熱され、湾曲した繊維束が柔軟になり、湾曲した強化繊維束の開き角が増加する。この作用により、楔状フィラープリフォームの厚さは、湾曲した繊維束の開き角が増加する、楔状フィラープリフォームの部分で増加する。このプロセスは、楔状フィラープリフォームが配置される強化繊維組成物の内部形状または空洞によって影響される。楔状フィラープリフォームの厚さは、楔状フィラープリフォームが強化繊維複合体に物理的に直接接触するまで増加することを理解すべきである。よって、強化繊維複合体の空洞の望ましくないまたは望ましい変化は、楔状フィラープリフォームによって補償することができる。
好ましくは、湾曲した繊維束の少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%、最も好ましくは少なくとも60%について、第2の樹脂組成物を加えることによって開き角が増加する。好ましくは、湾曲した繊維束の開き角は、楔状フィラープリフォームが強化繊維組成物内または別の型内に配置される前の開き角よりも、少なくとも5°、より好ましくは少なくとも10°、最も好ましくは少なくとも20°増加する。
好ましい一実施形態では、強化繊維複合体を製造するために加えられた楔状フィラープリフォームは、一定の厚さ勾配を有し、別の繊維プリフォームは、厚さが変化する少なくとも1つの空洞を有する。
この場合に別の樹脂組成物を注入または射出するための可能な方法は、いわゆる液状成形(liquid molding;LM)法、または、それに関連する、樹脂トランスファ成形(resin transfer molding;RTM)、真空補助樹脂トランスファ成形(vacuum assisted resin transfer molding;VARTM)、樹脂フィルム注入(resin film infusion;RFI)、液状樹脂注入(liquid resin infusion;LRI)、または樹脂注入可撓性工具(resin infusion flexible tooling;RIFT)などの方法である。
本発明は、図面によって説明される。
図1には、楔状フィラープリフォーム1(図示せず)を製造するための方法が概略的に示されている。ステップAでは、強化繊維束2が楔状成形型3内に吹き付けられる。繊維束2は、楔状成形型3内に均質に分布する。この処理ステップでは、楔状成形型3内に、湾曲した繊維束2’(図示せず)がほぼ存在しない。
処理ステップBでは、楔状成形型1が閉じられ、熱エネルギー4が楔状成形型3に、ひいては分布した繊維束2に加えられる。熱エネルギー4により、繊維束2の第1の樹脂組成物が、少なくとも部分的に溶融し、粘着性を得る。
処理ステップCでは、力5が楔状成形型3に、ひいては繊維束2に加えられる。力5は、楔状成形型3の側面8に作用し、楔状成形型3の内部では、繊維束2が湾曲形状にプレスされる。少なくとも部分的に溶融した第1の樹脂組成物により、繊維束2の湾曲形状は、楔状成形型3内(よって楔状フィラープリフォーム内)で可逆的に固定される。湾曲した強化繊維束が形成される。この例では、楔状フィラープリフォーム1を製造するために、別の樹脂組成物を使用しない。力5は、両方の側面8,9を介して同時に繊維束2に作用することもできる。
図2には、楔状フィラープリフォーム1が側面図で示されている。側面図では、楔状フィラープリフォーム1が、頂点7、2つの側面8’,9’、および開き角αを有することが分かる。楔状フィラープリフォーム1内には、繊維束が配置され、湾曲形状(湾曲した繊維束2’)で可逆的に固定される。湾曲した繊維束2’は、頂点、第1および第2の側面8’’,9’’、ならびに開き角α’を有する。湾曲した繊維束2’の頂点は、楔状フィラープリフォーム1の頂点7に対して平行である。また、楔状フィラープリフォーム1の開き角αは、湾曲した繊維束2’の開き角α’と同じ方向に開いている。
図2の実施形態では、楔状フィラープリフォーム1は、楔状フィラープリフォーム1の外側にシースとしての繊物層、例えば繊維層13を有する。繊維層13により、楔状フィラープリフォーム1の取り扱いが容易になる。
図3には、強化繊維複合体の形状の一例が示されている。形状は、異なる厚さ変化を有する空洞12を示している。厚さ変化には、楔状フィラープリフォーム1の単位当たり質量を変えることなく、楔状フィラープリフォーム1が再充填可能である。空洞部分14は、楔状フィラープリフォーム1が空洞12内に充填された後には空である。複合体が加熱された後に、空洞部分14にも楔状フィラープリフォーム材料が充填される。
図4には、楔状フィラープリフォーム1が示されている。楔状フィラープリフォーム1の上面15には、強化繊維束2がランダムに(等方的に)配向され、これにより、束の形状(束内でフィラメントが互いに平行である)が、楔状フィラープリフォーム1内にまだ存在している。
図5には、楔状成形型3および得られた楔状フィラープリフォーム1の2つの実施形態が示されている。図5の上側には、三角形の端面11および開き角βを有する楔状成形型3が示されている。開き角βは、楔状フィラープリフォーム1の開き角αに相当する。つまり、開き角αの値は、開き角βの値とほぼ等しい。加えて、開き角αの方向は、開き角βの開いた方向とほぼ等しい。図5の下側には、台形の端面11を有する楔状成形型3が示されている。開き角βは、楔状成形型3の側面8,9の仮想延長線上に形成される。また、この楔状成形型3によって得られた楔状フィラープリフォーム1は、三角形の端面を有する。
図6では、楔状フィラープリフォーム1は、楔状フィラープリフォーム1の裏面に、追加の柔軟な織物層13(例えば、非捲縮織物)が追加される。楔状フィラープリフォーム1は、部分的または完全にパーツに分離することができ、これにより、柔軟な織物層13は、(例えば、柔軟な織物層13にパーツを接着することによって)パーツを一緒に保持する。よって、柔軟な繊維層13は、分離されていない。分離により、楔状フィラープリフォーム1は、湾曲した別のプリフォームに適応可能である。
Claims (15)
- 強化繊維フィラメントからなる強化繊維束(2)を備える楔状フィラープリフォーム(1)であって、前記フィラメントが、前記強化繊維束(2)内で互いに平行に向けられており、前記強化繊維束(2)が、繊維重量に対して1~10重量%の範囲の濃度で第1の樹脂組成物を含む、楔状フィラープリフォーム(1)において、
前記強化繊維束(2)が2~20mmの範囲の長さを有し、前記強化繊維束(2)の少なくとも60%が、前記楔状フィラープリフォーム(1)内にて湾曲形状で可逆的に固定され、これにより、湾曲した前記強化繊維束(2’)の別の側面(8’,9’)が、120°未満の別の開き角(α’)を形成しており、前記湾曲した強化繊維束(2’)の前記別の開き角(α’)が、前記楔状フィラープリフォーム(1)の開き角(α)と同様の方向に配置され、前記開き角(α)に関連することを特徴とする、楔状フィラープリフォーム(1)。 - 前記強化繊維束(2)の前記強化繊維が炭素繊維である、請求項1記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 各強化繊維束(2)が、500~24,000本の強化繊維フィラメントを有する、請求項1から2までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記強化繊維束(2)が、前記楔状フィラープリフォーム(1)にわたって均質に分布している、請求項1から3までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記湾曲した強化繊維束(2)が、前記楔状フィラープリフォーム(1)の前記開き角に対して平行な方向に異方的に配向されている、請求項1から4までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記強化繊維束(2)の幅が、0.5~10mmの範囲で変化している、請求項1から5までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記楔状フィラープリフォーム(1)全体内の樹脂の総量が、前記楔状フィラープリフォーム(1)の総繊維重量に対して10重量%未満である、請求項1から6までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記楔状フィラープリフォーム(1)が、少なくとも1つの表面側に織物層(13)を有するか、または前記楔状フィラープリフォーム(1)が、少なくとも1つの織物層(13)によって覆われている、請求項1から7までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記楔状フィラープリフォーム(1)が、部分的または完全にパーツに分離され、柔軟な織物層(13)上に配置されている、請求項1から8までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記柔軟な織物層(13)が、織繊維層、不織繊維層、または一方向繊維層である、請求項9記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 前記楔状フィラープリフォーム(1)が、単位面積当たり一定の質量を有する、請求項1から10までの少なくとも1項記載の楔状フィラープリフォーム(1)。
- 繊維複合体であって、請求項1記載の楔状フィラープリフォーム(1)を備え、これにより、前記楔状フィラープリフォーム(1)が、前記複合体の可変の空洞に適合する、繊維複合体。
- 請求項1記載の楔状フィラープリフォーム(1)を製造するための方法であって、繊維重量に対して1~10重量%の範囲の濃度で第1の樹脂組成物を含む強化繊維束(2)が、楔状成形型(10)内に充填され、これにより、前記楔状成形型(10)が、2つの側面(8,9)と、前記2つの側面の間の型開き角(β)と、2つの端面(11)とを備え、これにより、前記側面(8,9)の各表面積が、前記端面(11)の各表面積よりも大きく、これにより、前記強化繊維束(2)の繊維フィラメントが、各強化繊維束(2)内で互いに平行に向けられている、方法において、
前記楔状成形型(10)内の前記強化繊維束(2)に力(5)および熱エネルギー(4)が加えられ、これにより、前記力(5)が、前記楔状成形型(10)の前記側面(8,9)の少なくとも一方にのみ作用し、前記力(5)により、前記強化繊維束(2)の少なくとも60%が湾曲し、湾曲した前記強化繊維束(2’)の別の側面(8’,9’)が、120°未満の別の開き角(α’)を形成し、前記湾曲した強化繊維束(2’)の前記別の開き角(α’)が、前記楔状成形型(10)の型開き角(β)と同様の方向に配置され、前記型開き角(β)に関連し、これにより、前記強化繊維束(2’)の前記湾曲形状が、前記熱エネルギー(4)による前記第1の樹脂組成物の部分的な溶融によって可逆的に固定されることを特徴とする、方法。 - 強化繊維複合体を製造するための方法であって、これにより、請求項13に従って製造された楔状フィラープリフォーム(1)が使用され、これにより、前記楔状フィラープリフォーム(1)が、別の繊維プリフォームの内部に配置され、これにより、両方のプリフォームが別の型内に配置され、前記別の型内に第2の樹脂組成物が加えられ、これにより、湾曲した強化繊維束(2’)の少なくとも20%の開き角(α’)が、前記第2の樹脂組成物を加えた後に、少なくとも5°増加し、その位置で固定される、方法。
- 請求項14記載の強化繊維複合体を製造するための方法であって、これにより、楔状フィラープリフォーム(1)が一定の厚さ勾配を有し、前記別の繊維プリフォームが、厚さ変化を有する空洞を有する、方法。
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