JP2022527844A - 耐火性建築用ブロック - Google Patents
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Abstract
前面、後面、右面、左面、底面、及び上面を含む多角形の形状を含むコアを含む耐火性建築用ブロック。耐火性建築用ブロックは、コアの少なくとも一部を取り囲む耐火性コーティングと、コアと耐火性コーティングとの間に配置された任意選択的な中間層とをさらに含む。耐火性建築用ブロックは複数の通路を含むことができ、耐火性建築用ブロックの上面は傾斜表面を含む。耐火性建築用ブロックは、建物の窓の上方に配置されるように構成でき、耐火性建築用ブロックの配置により、建物の外壁は全米防火協会基準285の標準火災試験方法及び/又はその他の火災試験規格に適合できる。【選択図】図1
Description
関連出願の相互参照
本願は、2019年3月25日に出願された、“FIRE RESISTANT CONSTRUCTION BLOCK”と題する米国仮特許出願第62/823,380号の優先権を主張するものであり、同仮出願の全体を参照によって本願に援用する。
本願は、2019年3月25日に出願された、“FIRE RESISTANT CONSTRUCTION BLOCK”と題する米国仮特許出願第62/823,380号の優先権を主張するものであり、同仮出願の全体を参照によって本願に援用する。
技術分野
本開示は一般に耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する使用方法に関する。より具体的には、本開示は、全米防火協会(NPA:National Fire Protection Agency)285の標準火災試験方法に適合できる耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する方法に関する。
本開示は一般に耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する使用方法に関する。より具体的には、本開示は、全米防火協会(NPA:National Fire Protection Agency)285の標準火災試験方法に適合できる耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する方法に関する。
本明細書における説明文は、非限定的且つ非網羅的である例示的実施形態について記している。下記のような図面に描かれているこのような例示的実施形態の何れかを参照する。
本明細書中で概説され、図示される実施形態の構成要素は、様々な構成に配置し、設計することができる。それゆえ、図面の中に表現されている各種の実施形態に関する以下のより詳しい説明は、本開示の範囲を限定しようとしているのではなく、単に各種の実施形態を代表しているにすぎない。実施形態の様々な面が図面において提示されているが、明確なことわりがないかぎり、図面は必ずしも正確な縮尺により描かれているとはかぎらない。
本明細書において使用される場合、「~に接続される」、「~に連結される」、「~と連通する」という語句は、2つ又はそれ以上の実体間のあらゆる形態の相互作用を指し、これには機械的、電気的、磁気的、電磁的、流体的、及び熱的相互作用が含まれるがこれらに限定されない。2つの構成要素は、相互に直接接触しなくても、相互に連結されてよい。例えば、2つの構成要素は中間構成要素を通じて相互に連結されてもよい。
本開示は、耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する使用方法に関する。以下に詳しく説明するように、耐火性建築用ブロックはコアを含むことができる。ブロックはまた、建物の火災中にブロックに着火し、又は燃えるのを阻止又は防止できる耐火コーティングを含むこともできる。
幾つかの実施形態において、耐火性建築用ブロックは壁システムで利用される。例えば、ブロックは建物構造の外側の壁システムに利用できる。このようなシステムは、外壁システムとも呼ぶことができる。ブロックはまた、希望に応じて内壁システムにも利用できる。幾つかの実施形態において、ブロックは、壁システムに沿った火の伝播を防止、最小化、又は軽減するのを助けるように構成できる。例えば、ブロックは、窓構造の上方に配置できる。このような例において、ブロックは、窓から出て建物の壁を伝って(例えば1つの階から他の階に)縦に上昇する火の垂直伝播を防止、最小化、又は軽減するのを助けるように構成できる。特定の実施形態において、このブロックを取り入れた壁システム(例えば、外壁システム)は、全米防火協会(NFPA)285の標準火災試験方法(例えば、NFPA 285火災試験規格2018及び/又は2019度版)及び/又はその他の火災試験規格に適合するように構成できる。
NFPA 285の標準火災試験方法とは、壁を不燃性にする必要のある外側の荷重無負荷型壁アセンブリ又はパネルの引火特性を特定するための、合意プロセスを通じて策定された試験方法である。この規格は、可燃性材料を使って構成された、又は可燃性構成要素が壁アセンブリに組み込まれた外側の無荷重負荷型壁アセンブリの火災伝播特性を評価するために使用される。壁アセンブリは、(1)壁アセンブリの外面上の火炎伝播に抵抗し、(2)可燃性構成要素内での1つの階から次の階への垂直火炎伝播に抵抗し、(3)壁アセンブリの内部表面上での1つの階から次の階への垂直火炎伝播に抵抗し、(4)火元の区画から隣接する区画又は空間への水平火炎伝播に抵抗する必要がある。建物火災は、窓等の開口部を通じて垂直に伝播する可能性があるため、NFPA 285の標準火災試験方法に適合できる建築材料が求められる。
限定するものではないが、本明細書において開示される耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する方法は、NFPA 285の標準火災試験方法及び/又はその他の火災試験規格に適合できる。特に、この耐火性建築用ブロック、システム、及び関連する方法は、(1)壁アセンブリの外面上の火炎伝播、(2)可燃性構成要素内での1つの階から次の階への垂直火炎伝播、(3)壁アセンブリの内部表面上での1つの階から次の階への垂直火炎伝播、(4)火元の区画から隣接する区画又は空間への水平火炎伝播のうちの1つ又は複数に抵抗するために使用できる。
図1は、本開示の実施形態による壁システム100の略図を示す。壁システム100は、外壁システム又は内壁システムを表すことができると理解されたい。特定の実施形態において、壁システム100は、NFPA基準285の標準火災試験方法(例えば、NFPA 285火災試験規格の2018及び/又は2019年度版)及び/又はその他の火災試験方法に適合し、又はそれ以外の方法でこれらを満たす。
図1に示されるように、壁システム100は耐火性建築用ブロック300を含む。ブロック300はまた、建物構造に連結され、又はそれ以外の方法でそれに取り付けられる。例えば、ブロック300は建物構造の壁(例えば、外壁)に連結できる。幾つかの実施形態において、ブロックはまた、窓構造200の上方に配置できる。図1において、例えば、ブロック300は窓構造200の上縁202の上方に連結される。ブロック300は耐火性を有することができ、それによってブロック300は建物火災中に着火せず、又は燃えない。ブロック300は着火せず、又は燃えないため、これは建物火災が窓構造200からその建物の壁(例えば、外壁)に(及び/又は縦に上方に)伝播するのを防止、最小化、又は軽減させるのに役立つことができる。幾つかの実施形態において、ブロック300は建物の各窓の上方に設置して、建物火災の伝播を防止、最小化、又は軽減するのに役立ててもよい。
ブロック300の大きさ及び/又は形状は、希望に応じて変更できる。例えば、図1に示されるように、幾つかの実施形態ではブロック300の長さは窓構造200の両側の側縁204及び206を超えて延びていてもよい。特定の実施形態において、ブロック300の長さは少なくとも8フィートである。しかしながら、本開示はそのように限定されず、ブロック300の長さは8フィートより長くても短くてもよい。幾つかの実施形態において、ブロック300の長さはそれと共に使用される窓構造200の長さに依存してよい。前述のように、幾つかの実施形態において、ブロック300の長さは窓構造200の側縁204及び206を超えて延びていてよい。換言すれば、ブロック300の両側の縁は窓構造200の両側の側縁204及び206を超えて延びていてよい。他の実施形態では、ブロック300の長さは窓構造200と同じ長さであってもよい。言い換えれば、ブロック300の両端の縁は窓構造200の側縁204及び206に対応してよい。
ブロック300の高さ及び/又は幅(厚さ)もまた変更できる。幾つかの実施形態において、ブロック300の高さは約18インチ未満、又は約12インチ未満である。他の実施形態では、ブロック300の高さは約2インチ~約8インチの間、又は約4インチ~約6インチの間である。特定の実施形態において、ブロック300の幅(厚さ)は約18インチ未満、又は約12インチ未満である。他の実施形態において、ブロック300の幅(厚さ)は約1~約6インチの間である。特定実施形態において、ブロック300の幅(厚さ)は、ブロック300の上方に配置される壁パネル600、例えば図5に関して説明する壁パネル600とほぼ同じ幅(厚さ)となるように構成される。
図1にさらに示されているように、壁システム100は壁被覆材400をさらに含んでいてよい。例えば、壁被覆材400は、れんが、石、羽目板、スタッコ等を含んでいてよい。図の実施形態において、例えば、複数のレンガが被覆材400として使用されている。被覆材400は、ブロック300に連結され、又はそれ以外の方法でそれに取り付けられてよい。特定の実施形態において、例えば、被覆材400はブロック300の外向きの表面に連結される。このような被覆材400は、ブロック300を各種気象条件から保護することができる。このようなに被覆材400はまた、建物構造に審美的外観も提供できる。
被覆材400は、様々な方法で適用できる。幾つかの実施形態において、例えば、被覆材400(例えば、複数のれんが)はブロック300に接着剤で連結される。使用可能な接着剤の例示的な種類には、建築用接着剤が含まれるがこれに限定されない。被覆材400はまた、ブロック300に固定具、例えば機械的固定具で連結することもできる。被覆材400をブロック300に接着するその他の方法もまた想定される。
ブロック300のある実施形態の各種の図が図2A、2B、3及び4に示されている。具体的には、図2Aはブロック300の上部斜視図を示し、図2Bは図2Aのブロック300の一部の詳細図を示し、図3はブロック300の一部の底部斜視図を示し、図4はブロック300の側方断面図を示す。その中に示されているように、ブロック300は長さ方向に長い多角形の形状を有していてよい。特定の実施形態において、ブロック300はまた、長さ方向に長い台形又は実質的に台形の形状を有すると説明することもできる。ブロック300は、前面310、後面320、第一の側面(左面330)、第二の側面(右面)340、底面350、及び上面360も含む。
図の実施形態にさらに示されるように、ブロック300の上面360は斜めの、又は傾斜した表面を含むことができる。後述のように、斜めの、又は傾斜した表面は雨水をブロック300の後面320及び/又は通路302へと案内するように構成できる。特定の実施形態において、上面360は、角度θだけ傾斜された表面を含む。限定することなく、角度θは約10度~約80度の間、約20度~約70度の間、又は約30度~約60度の間の範囲であってよい。
ブロック300はまた、各種の材料及び/又は層を含むことができる。幾つかの実施形態において、ブロック300はコア370を含む。コア370もまた、各種の材料を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態において、コア370はポリマ材料を含む。使用可能な例示的なポリマ材料には、ポリスチレン、ポリイソシアヌレート、及びポリビニルアルコールが含まれるが、これらに限定されない。ポリマ材料はまた、連続気泡又は独立気泡フォーム等のフォームも含むことができる。ポリマ材料は、成形し、切削によりある形状に加工し、及び/又は押出し加工することができる。幾つかの実施形態において、コア370はポリスチレンを含む。特定の実施形態において、コア370のポリマ材料はポリスチレンフォームを含む。また、特定の実施形態において、コア370は発泡ポリスチレンフォームを含む。他の実施形態において、コア370はポリイソシアヌレート又はポリイソシアヌレートフォームを含む。また、さらに他の実施形態において、コア370はポリビニルアルコール又はポリビニルアルコールフォームを含む。コア370はまた、他の種類の断熱材を含むこともできる。
図2Bは、ブロック300の内部の切欠き図を示し、コア370を図解している。その他の層も描かれており、これは任意選択による中間層380及びコーティング層390を含む。特定の実施形態において、中間層380は任意選択によりコア370の上に適用される。例えば、メッシュ層を中間層380としてコア370の上に配置できる。様々な種類の材料をこの中間及び/又はメッシュ層380の中に利用でき、これにはファイバグラス、金属、金属合金、ポリマ、及びこれらの組合せが含まれるがこれらに限定されない。中間又はメッシュ層380は、ブロック300の形状及び/又は構造を保持するのを助けることができる。中間又はメッシュ層380はまた、コーティング390をコア370に連結するのを支援できる。
例えば、幾つかの実施形態において、ブロック300は耐火性コーティング390を含む。コーティング390は、コア370の周辺に沿って配置でき、コア370の外面の一部又は全体を被覆できる。図2Bに示されるように、中間又はメッシュ層380はコア370とコーティング390との間に配置される。このような実施形態において、中間又はメッシュ層380は、コーティング390をコア370の周囲に接着し、又は保持するのを助けることができる。他の実施形態において、中間層380は使用されず、コーティング390がコア370に直接適用される。幾つかの実施形態において、コーティング370(及び/又は任意選択により中間層380)はブロック300の前面310、後面320、底面350、及び上面360の実質的に全部を被覆する。また別の実施形態において、コーティング370(及び/又は任意選択による中間層380)はまた、ブロック300の第一の側面(左面)330と第二の側面(右面)340の実質的に全部も被覆する。他の実施形態において、長さ方向の端面330、340は中間層380及び/又はコーティング370によって被覆されない。
コーティング390は、耐火性を有し、及び/又はブロック300が焼けたり燃えたりするのを阻止できる何れの適当な材料を含んでいてもよい。幾つかの実施形態において、耐火性コーティング390は、NFPA 285火災試験規格及び/又はその他の火災試験規格を満たすのに必要な温度に耐えるのと同時に、その構造的完全性を保持することができる。特定の実施形態において、コーティング390はコンクリート、セメント、又はセメント質材料を含む。他の耐火性材料もまた使用でき、これには金属、ポリマ、及び/又は複合材料が含まれるがこれらに限定されない。コーティング390はまた、各種の厚さとすることができ、例えば3インチ未満、2インチ、又は1インチ未満である。これらより厚い厚さを含むその他の厚さも使用できる。
耐火性コーティング390はまた、ブロック300がNFPA 285の標準火災試験方法及び/又はその他の火災試験規格に適合するのを助けることができる。例えば、幾つかの実施形態において、コア370は可燃性材料を含む。それでも、耐火性材料を含むコーティング390がコア370が燃えたり焼けたりするのを阻止又は防止できる。例えば、コーティング390は酸素がコア370に到達するのを阻止又は防止し、それによってコア370の燃焼及び/又は火の伝播を阻止又は防止することができる。他の実施形態において、コーティング390はコア370及び/又はブロック300の可燃性を最小化又は 軽減できる。また別の実施形態において、コア370は耐火性を有得る材料を含み、中間層380及び/又はコーティング390は任意選択的である。
図の実施形態に示されるように、ブロック300は複数の通路又は溝302をさらに含んでいてよい。他の実施形態において、ブロック300には通路302がない。通路302は、通路302の中を水が通過できるだけの十分な深さを有していてよい。例えば、幾つかの実施形態において、通路302の深さは4分の1インチ又はそれ以上であってよい。他の実施形態では、通路302の深さは4分の1インチより深くても、浅くてもよい。チャネル302は、後面320の上縁322から後面320の下端324まで延びていてよい。チャネル302はさらに、底面350の後縁352から底面350の前縁354まで延びていてよい。通路302は、実質的にU字型又は実質的に長方形の断面を有していてよいが、通路302はその他の断面形状、例えば三角形、半円、多角形等を含んでいてもよい。通路302はまた、円弧状の溝を有していてもよい。図2Bにおいて、通路302の隠れた部分は破線で示されている。
通路302は、ブロック300の長さに沿って均等に離間されていてよい。幾つかの実施形態において、通路302は約6~約30インチの間、約12~約24インチの間、又は約14~約18インチの間だけ離間されていてよい。しかしながら、本開示はそのように限定されず、通路302は16インチより大きく、又はそれより小さく離間されていてもよい。他の実施形態では、通路302は均等に離間されない。例えば、特定の実施形態において、相互に近い通路302の集合があってもよく、他の通路302はさらに大きく離間されていてよい。幾つかの実施形態において、通路302の集合はブロック300の中央付近に配置されてよい。他の実施形態において、通路302の集合はブロック300の両端に配置されてもよい。
図3は、ブロック300の一部の底部斜視図を示す。具体的には、図3は、ブロック300の後面又は表面及び底面又は表面320、350を示す。図3はさらに、通路302を示しており、これはブロック300の後面320に沿って(例えば、一方の端322から他方324へ)、底面350を通って(例えば、一方の縁352から他方354へと)連続的に延びる。前述のように、ブロック300が建物構造に利用されている場合、通路302は雨水の流れをブロック300の周囲で案内するために使用できる。
図4は、ブロック300の側方断面図を示す。図4に示されるように、ブロック300は、後表面320に関して角度θ1だけ傾けられた上側表面360を含む。上側表面360の傾斜は、雨水の流れを後表面320に向かって、及び/又は後表面320内の通路302に向かって案内することができる。
図4にさらに示されているように、コーティング390はコア370の周囲又は周辺に沿って延び、又はそれ以外の方法でこれを取り囲むことができる。任意選択的な中間又はメッシュ層380もまた、コーティング390とコア370との間に描かれており、同じくコア370の全部又は一部に沿って延びることができる。前述のように、中間又はメッシュ層380はコーティング390をコア370に連結するのを助けることができる。
ブロック300は様々な方法で形成できると理解されたい。例えば、前述のように、幾つかの実施形態において、コア370は整形され、切削によってある形状に加工され、及び/又はある形状に押出し加工される材料(例えば、ポリスチレン等)を含む。通路302をコア370の中にカットし、又はそれ以外の方法で形成できる。通路302を形成した後、中間層380は任意選択により、コア370の少なくとも一部(又は全体)の周囲に配置できる。それからコーティング層390を適用できる。例えば、コア構造370(中間層380を有していてもいなくてもよい)は、コーティング材料の混合物の中に浸漬させて、コア構造370をコーティングすることができる。他の実施形態では、コーティング材料はコア構造370の表面に塗装し、貼り付け、又はそれ以外の方法で適用できる。コーティング材料はその後乾燥又はそれ以外の方法で養生させて、コア構造370の表面上で固化させることができる。
図5は、本開示の他の実施形態による壁システム100の断面図を示す。図5の壁システム100は、図1の、切断して見る方向を示す線5-5に沿った断面図を表すことができる。しかしながら、本開示は、建築業界で典型的に使用されるものを含む各種の壁構造500に適用可能であると理解されたい。したがって、説明の一部は外壁構造500に関しているが、内壁構造もまた想定されると理解されたい。
図5に示されるように、壁構造500は様々な種類の支持構造、下地材、及びその他の構成要素510、520、530を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態において、壁構造500は1つ又は複数の支持材510を含み、これらは下地材又はシージング520に連結される。壁構造500はまた、耐候化バリア530も含むことができ、これは任意選択により下地材520上に配置される。雨押さえ構造540もまた任意選択により使用できる。
引き続き図5を参照すると、図の実施形態では、ブロック300は下地材520に連結されている。耐候化バリア530はまた、任意選択により下地材520とブロック300の間にも配置される。特定の実施形態において、耐候化バリア530とブロック300との間、又は下地材520とブロック300との間に配置された空間又は隙間があってもよい。図5にさらに示されているように、ブロック500はまた壁構造500に、窓構造200の上方の位置において連結される。ブロック300と窓構造200との間に配置された雨押さえ構造540もまた示されている。
ブロック300は、壁構造500(又はその一部、例えば下地材520、雨押さえ540等)に様々な方法で連結できる。例えば、幾つかの実施形態において、ブロック300は壁構造500に接着剤550で連結される。使用可能な例示的な接着剤550には建築用接着剤が含まれるが、これに限定されない。ブロック300を壁構造500に連結するためのその他の方法もまた本開示の範囲に含まれ、これには機械的固定具等の使用が含まれるが、これに限定されない。例えば、1つ又は複数のねじ又は釘を使ってブロック300を壁構造500に連結してもよい。図の実施形態に関して、接着剤550は後面320と底面350を壁構造500と窓構造200のそれぞれに連結する。
特定の実施形態において、1つ又は複数の壁パネル600もまた本明細書で開示されるシステムに関して使用されてよい。例えば、1つ又は複数の壁パネル600も壁構造500に連結されてよい。図の実施形態において、壁パネル600は壁構造500にブロック300の上方の位置において連結される。使用可能な例示的な外壁パネル600にはポリスチレンパネル、例えば米国特許第6,516,578号明細書及び同第7,121,051号明細書に記載されているパネル等が含まれ、各特許の全体を参照によって本願に援用する。
幾つかの実施形態において、壁パネル600は壁構造500(又は下地材520)に接着剤552(例えば、建築用接着剤)で連結されてよい。パネル600を連結するその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これには機械的固定具(例えば、釘、ねじ等)の使用が含まれるがこれに限定されない。幾つかの実施形態において、パネル600はブロック300のコア370と同じ材料(例えば、ポリスチレン、ポリイソシアヌレート、ポリビニルアルコール等)から形成されてよい。他の実施形態において、パネル600はブロック300のコア370とは異なる材料を含んでいてもよい。特定の実施形態において、パネル600はポリマ材料から製作されてよい。また、特定の実施形態において、パネル600はポリスチレンフォーム(例えば、発泡ポリスチレンフォーム)、ポリイソシアヌレートフォーム、又はポリビニルアルコールフォームのうちの少なくとも1つから製作されてよい。断熱材を含むその他の種類の材料もまた使用できる。
特定の実施形態において、壁パネル600は可燃性材料を含む。このような実施形態では、ブロック300は火が壁パネル600を伝って伝播する(例えば、垂直に伝播する)のを阻止又は防止する場合がある。例えば、ブロック300は、火炎が建物構造500に沿って上方に移動するのを阻止又は防止する場合がある。さらに、特定の実施形態において、火によって壁パネル600の少なくとも一部が溶ける場合があり、その際、火は建物に沿って伝播できない。例えば、壁パネル600の少なくとも一部が溶けて、上表面360に沿って、及び/又はブロック300の通路302の中に流れる。幾つかの例では、溶けた材料は酸素が通路を(例えば、壁の外部の領域から中間壁領域、例えば壁被覆材の裏側へと)通り抜けるのをブロック又は阻止することができ、それによって火災の伝播を減らすことができる。火災はまた、建物構造500に沿って上方に移動又は伝播するのを阻止又は防止される場合がある。
引き続き図5を参照すると、特定の実施形態において、壁被覆材400もまた、ブロック300及びパネル600に適用されてよい。例えば、図の実施形態において、壁被覆材400は複数のれんが402、404を含む。その他の種類の壁被覆材400も使用でき、これには石、羽目板、ストッコ等が含まれるがこれらに限定されない。図の実施形態において、ブロック300の前面310の高さはほぼ2つのれんがの高さであってよい。幾つかの実施形態において、例えば、ブロック300の前面310の高さは3インチ~7インチの間の範囲であってよい。図5にさらに示されているように、特定の実施形態において、第一のれんが(又は被覆ユニット)402はブロック300の前面310の底部に取り付けられてよく、第二のれんが(又は被覆ユニット)404はブロック300の前面310の上部とパネル600の底部に取り付けられてよい。れんが又は被覆ユニット404をブロック300とパネル600の両方に連結することによって、建物構造500の安定性を増大させることができる。
前述のように、壁被覆材400はブロック300及び/又はパネル600に接着剤554(例えば、建築用接着剤)によって連結されてよい。壁被覆材400を取り付けるその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これは例えば機械的固定具等の使用である。れんがと被覆ユニット間の空間又は隙間にはグラウト材410を充填してもよい。特定の実施形態において、パネル600は複数の溝、又はパネル600の前面から外側に延びる突起610を含んでいてよい。溝又は突起610は、パネル600の長さに沿って延びて、被覆材400をパネル600に接着する職人のための参照点を提供してよい。溝又は突起610はまた、れんが又は被覆ユニットに嵌るような大きさとすることもできる。図5に示されるように、突起は隣接する縦方向のれんが又は被覆ユニット間に配置される。
幾つかの実施形態において、雨押さえ構造540は任意選択によりブロック300と窓構造200との間に配置されてよい。雨押さえ構造540は、ブロック300及び被覆材400を超えて外側へと延びていてよい。雨押さえ構造540は、外側及び下方に突出するリップ542をさらに含んでいてよい。ブロック300は雨押さえ構造に接着剤550を介して取り付けられてよい。パネル600を取り付けるその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これは例えば機械的固定具等の使用である。雨押さえ構造540は、傾斜表面541(例えば、約1~約15度の間、約1~約10度の間、又は約1~約5度の間)を有していてよく、雨水の流れを外側へと、建物構造500から遠ざけるように案内してよい。
幾つかの実施形態において、壁システム100はまた、雨水の流れをブロック300の周囲に、及び/又は建物構造500から遠ざけるように案内するように構成されてよい。例えば、雨水はグラウト410又は被覆材を貫通するかもしれず、又はそれ以外の方法で壁被覆材400の裏側に漏出する場合がある。このような例において、ブロック300は、雨水を雨押さえ540に向かって案内し、雨水を雨押さえ540のリップ542の付近の開口546から排出するように構成できる。1つの実施形態において、例えば、雨水の流れは(例えば、重力によって)矢印A1により示されるようにブロック300の傾斜表面360に沿ってブロック320の後面320及び通路302に向かって案内される。雨水が上面360の後部に到達すると、雨水の流れは通路302に入り、図の矢印A2により示されるように下方に案内される場合がある。雨水はすると、底面350の通路302内の開口544に向かって図の矢印A3の方向へと流れる場合がある。すると、雨水の流れは外壁システム100から開口546を介して排出される。前述のように、建物火災の場合、壁パネル600が溶けて通路302に入る可能性があり、それによって酸素が通路302を通るのがブロック又は阻止される。
図6~8は、本開示の他の実施形態による耐火性建築用ブロック1300を示す。耐火性建築用ブロック1300は、特定の点において、図2~4において上述した耐火性建築用ブロック300と同様である。したがって、類似する特徴は類似する参照番号で指定され、先行する桁が「3」ではなく「13」に増えている。類似の識別による特徴に関して前述の関連する説明はそれゆえ、以下では繰り返されない場合がある。さらに、耐火性建築用ブロック1300の特定の特徴は、図中に示されず、若しくは参照番号で識別されず、又は以下の説明文の中で具体的に論じられない場合がある。しかしながら、これらの特徴は他の実施形態の中に示され、及び/又はそのような実施形態に関して説明された特徴と明確に同じか、又は実質的に同じである場合がある。したがって、このような特徴の関連する説明は耐火性建築用ブロック1300の特徴にも等しく適用され。耐火性建築用ブロック300に関して説明された特徴及びその変形型の何れの適当な組合せも、耐火性建築用ブロック1300と共に利用でき、及びその逆でもある。この開示パターンは、以降の図面に示され、以下に説明される別の実施形態にも等しく適用され、先行する桁はさらに増大される場合がある。
ブロック1300の実施形態の各種の図が図6~8に描かれている。具体的には、図6はブロック1300の上部斜視図を示し、図7はブロック1300の底部斜視図を示す、図8はブロック1300の側方断面図を示す。その中に示されるように、ブロック1300は長さ方向に長い多角形の形状を有していてよい。特定の実施形態において、ブロック1300はまた、長さ方向に長い台形又は実質的に台形の形状を有すると説明することもできる。ブロック1300はまた、前面1310、後面1320、第一の側面(左面)1330、第二の側面(右面)1340、底面1350、及び上面1360をさらに含む。
図の実施形態においてさらに示されているように、ブロック1300の上面1360は斜めの、又は傾斜した表面を含むことができる。前述のように、斜めの、又は傾斜した表面は雨水をブロック1300の後面1320に向かって案内するように構成できる。特定の実施形態において、上面1360は角度θ10だけ傾斜した表面を含む。限定することなく、角度θ10は約10度~約80度の間、約20度~約70度の間、又は約30度~約60度の間の範囲としてよい。
前述のように、ブロック1300は各種の材料及び/又は層を含むことができる。例えば、ブロック1300はコア1370を含む。ブロック1300はまた、任意選択により中間層1380及び/又はコーティング層1390も含む。
図2~4のブロック300とは異なり、図6~8のブロック1300にはその後面1320及び底面1350に沿った通路がない。このような実施形態において、雨水の流れはブロック300を建物構造に連結するために使用される接着剤1550の中のギャップ1555を通じて案内できる。例えば、図7に示されるように、接着剤1550は後面1320及び底面1350に沿って不連続的に配置でき、それによって1つ又は複数のギャップ1555が接着剤1550の領域間に形成される。
ギャップ1555は、ブロック1300の長さに沿って均等に離間されていてよい。幾つかの実施形態において、ギャップ1555は約6~約30インチの間、約12~約24インチの間、又は約14~約18インチの間だけ離れていてよい。しかしながら、本開示はそのように限定されず、ギャップ1555は16インチより大きく、又はそれより少なく離間されていてもよい。他の実施形態において、ギャップ1555は均等には離間されない。例えば、特定の実施形態において、相互に近接するギャップ1555の集合があってよく、その他のギャップ1555はそれより大きく離間される。幾つかの実施形態において、ギャップ1555の集合はブロック1300の中心付近に配置されてよい。他の実施形態では、ギャップ1555の集合はブロック1300の両端に配置されてもよい。
図8は、ブロック1300の側方断面図を示す。図8に示されるように、ブロック1300は上表面1360を含み、これは後表面1320に関して角度θ10だけ傾けられている。上表面1360の傾斜は、雨水の流れを後表面1320へと案内することができる。接着剤1550の領域もまた、後表面1320と底表面1350に配置されていることが示されている。わかるように、接着剤1550の領域は後及び底表面1320、1350と建物構造との間に空間を作り、その中にブロック1300が連結されることになる。それゆえ、接着剤領域1550間に形成されるギャップ1555により、雨水が上表面1360から後表面1320へ、そして底表面1350に沿って流れることができる。
図9は、本開示の他の実施形態による壁システム1100の断面図を示す。図9の壁システム1100は、図1の、切断して見る方向を示す線5-5に沿った断面図を表すことができる。しかしながら、本開示は、建築業界で典型的に使用されるものを含む各種の壁構造1500に適用可能であると理解されたい。したがって、説明の一部は外壁構造1500に関しているが、内壁構造もまた想定されると理解されたい。
図9に示されるように、壁構造1500は様々な種類の支持構造、下地材、及びその他の構成要素1510、1520、1530を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態において、壁構造1500は1つ又は複数の支持材1510を含み、これらは下地材又はシージング1520に連結される。壁構造1500はまた、耐候化バリア1530も含むことができ、これは任意選択により下地材1520上に配置される。雨押さえ構造1540もまた任意選択により使用できる。
引き続き図9を参照すると、図の実施形態では、ブロック1300は下地材1520に連結されている。耐候化バリア1530はまた、任意選択により下地材1520とブロック1300の間にも配置される。特定の実施形態において、耐候化バリア1530とブロック1300との間、又は下地材1520とブロック1300との間に配置された空間又は隙間があってもよい。図9にさらに示されているように、ブロック1300はまた壁構造1500に、窓構造1200の上方の位置において連結される。1ブロック300と窓構造1200との間に配置された雨押さえ構造1540もまた示されている。
ブロック1300は、壁構造1500(又はその一部、例えば下地材1520、雨押さえ1540等)に様々な方法で連結できる。例えば、幾つかの実施形態において、ブロック1300は壁構造1500に接着剤1550で連結される。使用可能な例示的な接着剤1550には建築用接着剤が含まれるが、これに限定されない。ブロック1300を壁構造1500に連結するためのその他の方法もまた本開示の範囲に含まれ、これには機械的固定具等の使用が含まれるが、これに限定されない。例えば、1つ又は複数のねじ又は釘を使ってブロック1300を壁構造1500に連結してもよい。図の実施形態に関して、接着剤1550は後面1320と底面1350を壁構造1500と窓構造1200のそれぞれに連結する。図7に関して述べたように、接着剤1550をブロック1300の後面1320及び底面1350に不連続的に適用することができる。このような実施形態では、1つ又は複数のギャップ1555が形成されてよく、それによって雨水がブロック1300と建物及び/又は窓構造1500、1200との間を通ることができる。
特定の実施形態において、1つ又は複数の壁パネル1600もまた本明細書で開示されるシステムに関して使用されてよい。例えば、1つ又は複数の壁パネル1600も壁構造1500に連結されてよい。図の実施形態において、壁パネル1600は壁構造1500にブロック1300の上方の位置において連結される。使用可能な例示的な外壁パネル1600にはポリスチレンパネル、例えば米国特許第6,516,578号明細書及び同第7,121,051号明細書に記載されているパネル等が含まれ、各特許の全体を参照によって本願に援用する。
幾つかの実施形態において、壁パネル1600は壁構造1500(又は下地材1520)に接着剤1552(例えば、建築用接着剤)で連結されてよい。パネル1600を連結するその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これには機械的固定具(例えば、釘、ねじ等)の使用が含まれるがこれに限定されない。幾つかの実施形態において、パネル1600はブロック1300のコア1370と同じ材料(例えば、ポリスチレン、ポリイソシアヌレート、ポリビニルアルコール等)から形成されてよい。他の実施形態において、パネル1600はブロック1300のコア1370とは異なる材料を含んでいてもよい。特定の実施形態において、パネル1600はポリマ材料から製作されてよい。また、特定の実施形態において、パネル1600はポリスチレンフォーム(例えば、発泡ポリスチレンフォーム)、ポリイソシアヌレートフォーム、又はポリビニルアルコールフォームのうちの少なくとも1つから製作されてよい。断熱材を含むその他の種類の材料もまた使用できる。
特定の実施形態において、壁パネル1600は可燃性材料を含む。このような実施形態では、ブロック1300は火が壁パネル1600を伝って伝播する(例えば、垂直に伝播する)のを阻止又は防止する場合がある。例えば、ブロック1300は、火炎が建物構造1500に沿って上方に移動するのを阻止又は防止する場合がある。さらに、特定の実施形態において、火によって壁パネル1600の少なくとも一部が溶けるかもしれず、その際、火は建物に沿って伝播できない。例えば、壁パネル1600の少なくとも一部が溶けて、上表面1360並びに/又は、ブロック1300の後面1320及び/若しくは底面1350の一部に沿って配置されたギャップ1555の中へと流れる場合がある。幾つかの例では、溶けた材料は酸素がギャップ1555を(例えば、壁の外部の領域から中間壁領域、例えば壁被覆材の裏側へと)通り抜けるのをブロック又は阻止することができ、それによって火災の伝播を減らすことができる。火災はまた、建物構造1500に沿って上方に移動又は伝播するのを阻止又は防止される場合がある。
引き続き図9を参照すると、特定の実施形態において、壁被覆材1400もまた、ブロック1300及びパネル1600に適用されてよい。例えば、図の実施形態において、壁被覆材1400は複数のれんが1402、1404を含む。ブロック1300の前面1310の高さはほぼ2つのれんがの高さであってよい。幾つかの実施形態において、例えば、ブロック1300の前面1310の高さは3インチ~7インチの間の範囲であってよい。図9にさらに示されているように、特定の実施形態において、第一のれんが(又は被覆ユニット)1402はブロック1300の前面1310の底部に取り付けられてよく、第二のれんが(又は被覆ユニット)1404はブロック1300の前面1310の上部とパネル1600の底部に取り付けられてよい。れんが又は被覆ユニット1404をブロック1300とパネル1600の両方に連結することによって、建物構造1500の安定性を増大させることができる。
前述のように、壁被覆材1400はブロック1300及び/又はパネル1600に接着剤1554(例えば、建築用接着剤)によって連結されてよい。壁被覆材1400を取り付けるその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これは例えば機械的固定具等の使用である。れんが又は被覆ユニット間の空間又は隙間にはグラウト材1410を充填してもよい。特定の実施形態において、パネル1600は複数の溝又は、パネル1600の前面から外側に延びる突起1610を含んでいてよい。溝又は突起1610は、パネル1600の長さに沿って延びて、被覆材1400をパネル1600に接着する職人のための参照点を提供してよい。溝又は突起1610はまた、れんが又は被覆ユニットに嵌るような大きさとすることもできる。図9に示されるように、突起は隣接する縦方向のれんが又は被覆ユニット間に配置される。
幾つかの実施形態において、雨押さえ構造1540は任意選択によりブロック1300と窓構造1200との間に配置されてよい。雨押さえ構造1540は、ブロック1300及び被覆材1400を超えて外側へと延びていてよい。雨押さえ構造1540は、外側及び下方に突出するリップ1542をさらに含んでいてよい。ブロック1300は雨押さえ構造に接着剤1550を介して取り付けられてよい。パネル1600を取り付けるその他の方法も本開示の範囲に含まれ、これは例えば機械的固定具等の使用である。雨押さえ構造1540は、傾斜表面541(例えば、約1~約15度の間、約1~約10度の間、又は約1~約5度の間)を有していてよく、雨水の流れを外側へと、建物構造1500から遠ざけるように案内してよい。
幾つかの実施形態において、壁システム1100はまた、雨水の流れをブロック1300の周囲に、及び/又は建物構造1500から遠ざけるように案内するように構成されてよい。例えば、雨水はグラウト1410又は被覆材を貫通するかもしれず、又はそれ以外の方法で被覆材1400の裏に漏出する場合がある。このような例において、ブロック1300は、雨水を雨押さえ1540に向かって案内し、雨水を雨押さえのリップ1542の付近の開口1546から排出するように構成できる。1つの実施形態において、例えば、雨水の流れは(例えば、重力によって)矢印A11により示されるようにブロック1300の傾斜表面1360に沿って後面1320へと、及びブロック1300の接着剤の領域1550間に配置されたギャップ1555の中へと案内される。雨水が上面1360の後部に到達すると、雨水の流れは接着剤の領域1550間に配置されたギャップ1555に入り、図の矢印A12により示されるように下方に案内される場合がある。雨水はすると、図の矢印A13により示されるように、底面1350の接着剤の領域1550間に配置されたギャップ1555を通り、開口1546に向かって方向へと流れる場合がある。すると、雨水の流れは外壁システム1100から開口1546を介して排出される。前述のように、建物火災の場合、壁パネル1600が溶けてギャップ1555に流入する可能性があり、それによって酸素がギャップ1555を通るのがブロック又は阻止される。
本願では、耐火性建築用ブロックの使用方法も開示される。特に、前述の構成要素、原理、及び/又は実施形態の何れも耐火性建築用ブロック、システム、又はその使用方法の何れにおいても利用されてよいことが想定される。耐火性建築用ブロックの例示的な使用方法は、耐火性建築用ブロックを建物の下地材に連結し、又は取り付けるステップを含むことができる。幾つかの実施形態において、ブロックは窓構造の上方に連結される。方法はまた、壁パネルを建物の下地材に連結し、又は取り付けるステップも含むことができる。方法は被覆材(例えば、れんがの被覆材)を建築用ブロックの前面及び/又はパネルの前面に連結するステップをさらに含むことができる。その他の方法ステップも想定される。
本願で開示される実施形態をさらに説明するために、以下の実施例が提供される。これらの例は例示的であり、特許請求項の範囲を如何様にも限定しようとしていない。
実施例1
本願で開示される耐火性建築用ブロックを取り入れた壁システを製作し、NFPA基準285の標準火災試験にしたがって評価した。耐火性建築用ブロックには、ポリスチレンフォーム、中間ファイバグラスメッシュ層、及びセメント質材料を含めた(図2A、2B、3、及び4の耐火性建築用ブロックと同様)。耐火性建築用ブロックを窓開口の上に配置し、壁構造に建築用接着剤を使って接着した。
本願で開示される耐火性建築用ブロックを取り入れた壁システを製作し、NFPA基準285の標準火災試験にしたがって評価した。耐火性建築用ブロックには、ポリスチレンフォーム、中間ファイバグラスメッシュ層、及びセメント質材料を含めた(図2A、2B、3、及び4の耐火性建築用ブロックと同様)。耐火性建築用ブロックを窓開口の上に配置し、壁構造に建築用接着剤を使って接着した。
ポリスチレンフォーム壁パネルを壁構造の耐火性建築用ブロックの上方に接着した。その後、れんがとモルタルをポリスチレンフォーパネルの上に塗り、壁システムを形成した(図5の壁システムと同様)。
その後、窓用バーナを窓開口の中央に設置し、バーナを30分間作動させて、NFPA 285火災試験方法を実施した。試験の結果は以下のとおりであった:1)火炎は開口ヘッダの10フィート上まで到達しなかった、2)火炎は垂直中心線から横方向に5フィートの距離に到達しなかった、3)火炎は1階の試験室の限界を超えて伝播しなかった、4)2階の試験室に炎は見えなかった、5)選択されたサーモカップルはその限度である1000°Fを超えなかった。結論として、耐火性建築用ブロックを取り入れた壁システムは、NFPA 285の標準火災試験に概要が記載されている受入条件を満たした。
本願で開示される何れの方法も、上記の方法を実行するための1つ又は複数のステップ又は行為を含む。方法ステップ及び/又は行為は相互に交換されてよい。換言すれば、ステップ又は行為の具体的な順序が実施形態の適正な動作に必要である場合を除き、特定のステップ及び/又は行為の順序及び/又は使用は変更されてもよい。さらに、本明細書に記載の方法のサブルーチン又は一部のみが本開示の範囲に含まれる別の方法であってもよい。言い換えれば、幾つかの方法はより詳しい方法の中に記載されているステップの一部のみを含んでいてもよい。
特許請求の範囲におけるある特徴又は要素に関する「第一の」という用語の使用は、必ずしも第二の、又はそれ以外のそのような特徴又は要素の存在を黙示しているとはかぎらない。当業者にとっては、上述の実施形態の詳細事項に、本開示の基本原理から逸脱せずに変更が加えられてよいことが明らかであろう。
本明細書全体を通じた「ある実施形態」又は「実施形態」への言及は、その実施形態に関して記載された特定の特徴、構造、又は特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味している。それゆえ、本明細書全体を通じて述べられている引用されたフレーズやその変形は、必ずしも同じ実施形態に関しているとはかぎらない。
同様に、実施形態に関する前述の説明の中で、様々な特徴が開示をわかりやすくするために1つの実施形態、図面、又はその説明にまとめられている場合がある。しかしながら、この開示方法は何れかの特許請求項にその請求項の中に明記されたもの以外の特徴が必要であるとの意図を反映しているとは解釈されないものとする。そうではなく、以下の特許請求の範囲に反映されているように、発明の態様は前述の何れの1つの実施形態の全ての特徴のうちの幾つかの特徴の組合せにある。
この開示文に続く特許請求の範囲は、本開示文の中に明確に含められ、各請求項は別の実施形態として独立している。本開示は、独立請求項とそれらの従属項とのあらゆる並べ替えを含む。さらに、以下のような独立及び従属請求項から導き出すことのできるその他の実施形態もまた、本開示文に明確に組み込まれる。
Claims (20)
- 耐火性建築用ブロックであって、
前面、後面、右面、左面、底面、及び上面を含む多角形の形状を含むコアと、
前記コアの少なくとも一部を取り囲む耐火性コーティングと、
前記コアと前記耐火性コーティングとの間に配置された中間層と、
を含み、
前記上面は傾斜表面を含む、耐火性建築用ブロック。 - 前記耐火性建築用ブロックは複数の通路を含む、請求項1に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記コアはポリスチレン又はポリイソシアヌレートを含む、請求項1又は請求項2に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記耐火性コーティングはコンクリート又はセメントを含む、請求項1~3の何れか1項に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記中間層はメッシュ材料を含む、請求項1~4の何れか1項に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記メッシュ材料は金属、金属合金、又はファイバグラス材料を含む、請求項4に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記傾斜表面は10度~80度の間で斜めにされている、請求項1~6の何れか1項に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記通路は前記ブロックの前記後面の中に垂直に延び、前記ブロックの前記底面において水平に延びる、請求項2~7の何れか1項に記載の耐火性建築用ブロック。
- 前記耐火性建築用ブロックは、建物の窓の上方に配置されるように構成され、前記耐火性建築用ブロックの前記配置によって、建物の外壁は全米防火協会基準285の標準火災試験方法に適合することが可能となる、請求項1~8の何れか1項に記載の耐火性建築用ブロック。
- 壁システムであって、
窓の上方に配置されるように構成される建築用ブロックを含み、前記建築用ブロックは、
前面、後面、右面、左面、底面、及び上面を含む多角形の形状を含むコアと、
前記コアの少なくとも一部を取り囲む耐火性コーティングと、
前記コアと前記耐火性コーティングとの間に配置された中間層と、
を含み、
前記上面は傾斜表面を含む、壁システム。 - 前記耐火性建築用ブロックは複数の通路を含む、請求項10に記載の壁システム。
- 前記窓と前記建築用ブロックとの間に配置された雨押さえをさらに含む、請求項10又は請求項11に記載の壁システム。
- 前記雨押さえはある角度だけ傾けられ、前記角度は0度~5度の間であり、前記耐火性建築用ブロックを超えて延びる、請求項12に記載の壁システム。
- 前記建築用ブロックの長さは前記窓の長さに対応し、前記建築用ブロックの両側の縁は前記窓の両側の縁に対応する、請求項10~13の何れか1項に記載の壁システム。
- 前記建築用ブロックの長さは前記窓の長さを超え、前記建築用フロックの両側の縁は前記窓の両側の縁を超えて延びる、請求項10~14の何れか1項に記載の壁システム。
- 前記建築用ブロックの上方に配置されたパネルをさらに含む、請求項10~15の何れか1項に記載の壁システム。
- 前記建築用ブロックの前面と前記パネルの前面に取り付けられる複数の壁被覆材をさらに含む、請求項16に記載の壁システム。
- 前記通路は前記ブロックの前記後面内で垂直に延び、前記ブロックの前記底面内で水平に延びる、請求項11~17の何れか1項に記載の壁システム。
- 前記耐火性建築用ブロックは窓の上方に配置されるように構成され、前記耐火性建築用ブロックの前記配置によって、建物の外壁は全米防火協会基準285の標準火災試験方法に適合することが可能となる、請求項10~18の何れか1項に記載の壁システム。
- 壁ステムを建物に取り付ける方法であって、
耐火性建築用ブロックを建物の下地材の前記建物の窓の上方に取り付けるステップであって、前記耐火性建築用ブロックは、
前面、後面、右面、左面、底面、及び上面を含む多角形の形状を含むコアと、
前記コアの少なくとも一部を取り囲む耐火性コーティングと、
前記コアと前記耐火性コーティングとの間に配置された中間層と、
を含み、
前記上面は傾斜表面を含むステップと、
パネルを前記建物の前記下地材の前記耐火性建築用ブロックの上方に取り付けるステップと、
被覆材を前記建築ブロックと前記パネルの少なくとも一方に取り付けるステップと、
を含む方法。
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