JP2022521558A - ペラミビル溶液吸入剤およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
2.本発明のペラミビル溶液吸入剤は、肺組織にターゲット分布されることができ、ペラミビル注射液に対して、肺組織における本発明のペラミビル溶液吸入剤の薬物濃度が、静脈内投与(10mg/kg)の1.58~5.31倍である。
3.本発明のペラミビル溶液吸入剤は、超音波プロセスによりもたらす薬物の分解および化学反応を、よりよく低減することができる。
表2の処方に従って、ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、70℃~80℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.0~6.0の間に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
過量のペラミビルバルク薬を量り取って25mlのメスフラスコに入れ、0.7%の塩水でマークまでメスアップし、シェーカーに置いて24時間振盪(25℃、75rpm)した後、希塩酸(5%、v/v)を用いてそれぞれpHを4.0、4.5、5.0、5.5に調整し、継続して48時間置いた後、0.45μmの濾膜でろ過を行い、ろ過液を脱イオン水で250倍に希釈し、ペラミビル標準のHPLC法を用いて、サンプルにおけるペラミビルの含有量を測定する。
処方1及び処方6は、それぞれ希塩酸(5% v/v)を用いてpH値を4.5、5.0、5.5に調整した溶液と、希塩酸でpH値を調整していない溶液に分け、その後、ペラミビル溶液をそれぞれ密閉の高温(60℃)、光照射(4500lX±500lX)の条件下に0日、30日間置いて、関連物質の状況を調査する。
処方:
ペラミビル 18g
塩化ナトリウム 6.5g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、75℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.5に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方:
ペラミビル 20g
塩化ナトリウム 7g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、75℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.5に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方:
ペラミビル 15g
塩化ナトリウム 8g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、70℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.7に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方:
ペラミビル 20g
塩化ナトリウム 7g
リン酸二水素ナトリウム 0.1g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、70℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.5に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方:
ペラミビル 25g
グルコース 8g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、75℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.5に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方:
ペラミビル 15g
塩化ナトリウム 8g
リン酸二水素ナトリウム 0.1g
5%塩酸 適量
注射用水 1000ml
製造方法:ペラミビルの原料と補助材料とを液体混合タンクで混合し、75℃の注射用水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、希塩酸(5%v/v)を用いて溶液のpH値を5.5に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る。
処方1および処方6の吸入溶液の送達速度と総送達量、微細粒子の用量をそれぞれ測定する。
NGIを冷却キャビネットに置き、冷却キャビネットの温度が4℃に下がった後、テストを開始し、NGIを底流速の真空ポンプおよび流速計に連結し、流速を15L/分(±5%)に調整する。2mlのペラミビルエアロゾル吸入溶液(20mg/ml)を含んでいるプラスチックアンプルを取り、よく振った後、アンプルを絞り、ペラミビルエアロゾル吸入溶液を霧化カップに添加し、霧化カップを圧縮機に連結し、まず、底流速の真空ポンプをオンにしてから圧縮機をオンにし、圧縮機によって生成される圧縮空気を利用して霧化し、16分(完全に霧化される)後に圧縮機をオフにし、霧化カップを取り外してから、底流速の真空ポンプをオフにする。サンプルを添加した霧化カップを取り外し、NGIから分離し、脱イオン水/メタノール(60:40)の混合溶媒を用いてアンプルを洗浄し、薬液を5mlのメスフラスコに回収し、霧化カップを洗浄して残留の薬液を100mlのメスフラスコに回収し、希釈液を用いて喉管を洗浄し50mlのメスフラスコに入れ、希釈液を用いてそれぞれ第1の収集層、第2の収集層、第3の収集層、第4の収集層、第5の収集層、第6の収集層、第7の収集層および濾過紙付のMOC収集層を洗浄し、対応する50mlのメスフラスコに回収し、3回の平行測定を行う。MOC収集層の試験溶液は0.45μmの濾膜を介してろ過され、その後のろ過液を取ってMOC収集層の試験溶液として使用し、他の試験溶液は直接注入することができる。
指示に従って、呼吸シミュレータと濾過紙を備えた濾過紙装置とを取り付ける。2mlのペラミビルエアロゾル吸入溶液(20mg/ml)を含んでいるプラスチックアンプルを取り、よく振った後、アンプルを絞り、ペラミビルエアロゾル吸入溶液を霧化カップに添加し、霧化カップを圧縮機に連結し、呼吸シミュレータを成人モード(15サイクル/分の呼吸数、500mlの潮汐量、吸入と呼気時間の比1:1)に設定する。呼吸シミュレータをオンにし、第1の段階の時間を1分に設定し、呼吸サイクルの開始時に圧縮機をオンにし、呼吸サイクルの終了時に圧縮機を同時にオフにする。希釈液を用いて濾過紙と濾過紙装置を洗浄して、同一の100mlメスフラスコに回収し、第1の段階の試験溶液とする。また、指示に従って、呼吸シミュレータと濾過紙を備えた濾過紙装置と、霧化カップと、セットの圧縮機とを取り付け、呼吸シミュレータをオンにし、第2の段階の時間を15分に設定し、呼吸サイクルの開始時に圧縮機をオンにし、呼吸サイクルの終了時に圧縮機を同時にオフにする。希釈液を用いて濾過紙と濾過紙装置を洗浄して、同一の100mlメスフラスコに回収し、第2の段階の試験溶液とする。
実験方法:15匹のSD雄ラットを取り、各組に5匹ずつランダムに3組に分け、静脈内注射を介して、ペラミビル塩化ナトリウム注射液(バッチ番号:3139262、広州南新製薬有限公司)を10mg/kgの用量で投与し、投与5分後、1時間後、3時間後に眼窩の静脈叢から0.20mlの血を採取した後、麻酔によって動物を死亡させてから肺組織(気管を含む)を取る。全血がヘパリンナトリウムによって抗凝固された後、遠心分離(10000rpm、5分)し、血漿部分を取り、肺組織をきれいに洗浄して秤量し、血漿と肺組織を試験のために-20℃で保存する。
肺組織の収集
投与後5分、1時間、3時間で麻酔によってラットを死亡させ、それぞれその体重を計って記録し、その後解剖し、その肺組織(気管を含む)を取り、生理食塩水で肺組織をきれいに洗浄し、濾過紙を用いて肺組織に残っている液体を吸収し、肺組織をEPチューブに入れ、重さを計り(EPチューブ自体の重さを取り除く)肺組織の重さを記録し、最後に肺組織を-20℃の冷蔵庫で保存する。
肺組織/生理食塩水の比率1g/4mLに従って、対応する生理食塩水を肺組織に加え、ホモジナイザーでホモジネートを製造し、遠心分離(10000rpm、10分)した後、100μLの上清を取り、1.5mLの遠心管に置いて、1g/mLの内部標準オセルタミビルメタノール溶液400μLを正確に加え、1分間ボルテックスして混合し、12000rpmで10分間遠心分離し、100μLの上清を取った後、100μLの水を加えて充分に混合し、その後、LC-MS/MS分析を待つ。
グラジエント希釈法に従って、1mg/mLの母液を用いて、濃度が0.5μg/mL、1μg/mL、5μg/mL、10μg/mL、50μg/mL、100μg/mLおよびイ200μg/mLのペラミビル標準溶液を調製する。ブランクの肺組織ホモジネート90μLを取り、上述の各濃度の標準液10μLをそれぞれ正確に加えることによって、濃度がそれぞれ0.05μg/mL、0.1μg/mL、0.5μg/mL、1μg/mL、5μg/mL、10μg/mLおよび20μg/mLの肺組織標準品を調製し、各種の肺組織標準品に、1g/mLの内部標準オセルタミビルメタノール溶液400μLを加え、1分間ボルテックスして混合し、12000rpmで10分間遠心分離し、100μLの上清を取り、その後、100μLの水を加えて充分に混合し、LC-MS/MS分析を待つ。毎日、肺組織の薬物濃度は、何れも標準プログラムで計算する。
クロマトグラフ条件:アゲラ(Agela)会社のVenusil XBP フェニルカラム(100mm×2.1mm、5μm)を用いて、流動相A(0.1%のギ酸水溶液、2mMの酢酸アンモニウムを含む)とB(0.1%ギ酸のメタノール)の比は60:40であり、流速は0.40mL/分で、カラム温度は40℃で、注入量は5μLである。
異なる投与方法と投与用量を経て、5分、1時間および3時間での研究の結果(表9)により、ペラミビルは、静脈内注射投与(10mg/kg)された後1時間および3時間で、肺組織における薬物濃度が、エアロゾル吸入投与の各用量組(P<0.001)に比べて何れも著しく低く、5分で、静脈内投与された肺組織の薬物濃度は、エアロゾル吸入投与の中用量組及び高用量組より著しく低いが、低用量の噴霧投与とは統計的に有意な差がない(P>0.05)。肺組織におけるペラミビルの薬物濃度は、エアロゾル吸入投与による用量依存的な特徴を表しており、用量の増加に従って増加する。肺組織の薬物濃度におけるペラミビルの2つの投与方法の差は、時間の延長に従って差が大きくなる。同じ投与の条件下(10mg/kg)で、各時点でのペラミビルの噴霧投与の肺組織濃度は、静脈内投与の2.02~11.58倍であり、各時点での低用量のエアロゾル吸入投与(2.5mg/kg)の肺組織濃度は、静脈内投与(10mg/kg)の1.07~4.58倍であり、各時点での中用量のエアロゾル吸入投与(5mg/kg)の肺組織濃度は、静脈内投与(10mg/kg)の1.58~5.31倍である。
超音波霧化の安定性実験
実施例1における処方1および処方6の吸入溶液を超音波噴霧器(2500KHz)に置いて超音波霧化し、それぞれ0分、20分、40分、60分および90分後にその関連物質の含有量を測定し、実験結果は表10に示す通りである。
Claims (9)
- ペラミビル溶液吸入剤であって、
前記溶液吸入剤は、ペラミビル、浸透圧調整剤、pH調整剤および水により製造され、ペラミビルの濃度は15mg/mlよりも大きく、浸透圧調整剤の濃度は8mg/mlよりも小さく、前記溶液吸入剤のpH値は5.0~6.0で、且つ非加熱方法で滅菌しており、前記浸透圧調整剤は、塩化ナトリウムまたはグルコースから選択されており、前記溶液吸入剤は霧化された後、その質量中央値空気力学的直径は3μm~4μmの間であり、微細粒子の有効堆積率は60%~80%の間である、ことを特徴とするペラミビル溶液吸入剤。 - ペラミビルの濃度は15mg/mlより大きく且つ25mg/mlより小さく、好ましくは20mg/mlであり、浸透圧調整剤の濃度は8mg/mlより小さく且つ6mg/mlより大きく、好ましくは7mg/mlであり、前記浸透圧調整剤は塩化ナトリウムである、ことを特徴とする請求項1に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- 前記pH調整剤は希塩酸である、ことを特徴とする請求項1に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- 前記pH値は5.5である、ことを特徴とする請求項1に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- 前記溶液吸入剤をエアロゾル吸入してから、1時間後の肺組織における薬物濃度は7μg/gよりも大きく、または、3時間後の肺組織における薬物濃度は5μg/gよりも大きい、ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- 前記溶液吸入剤の微細粒子用量は10mgよりも大きく、粒子の幾何標準偏差は3.0よりも小さい、ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- ペラミビル溶液吸入剤であって、
前記溶液吸入剤は、ペラミビル、浸透圧調整剤、pH調整剤、リン酸二水素ナトリウムおよび水により製造され、ペラミビルの濃度は15mg/mlよりも大きく、浸透圧調整剤の濃度は8mg/mlよりも小さく、リン酸二水素ナトリウムの濃度は0.05mg/ml~0.2mg/mlであり、前記溶液吸入剤のpH値は5.5で、且つ非加熱方法で滅菌しており、前記浸透圧調整剤は塩化ナトリウムまたはグルコースから選択されており、前記溶液吸入剤は霧化された後、その質量中央値空気力学的直径は3μm~4μmの間であり、微細粒子の有効堆積率は60%~80%の間である、ことを特徴とするペラミビル溶液吸入剤。 - 高温に30日間置いた後、前記溶液吸入剤の関連物質の含有量は0.3%よりも小さい、ことを特徴とする請求項7に記載のペラミビル溶液吸入剤。
- 請求項8に記載のペラミビル溶液吸入剤の製造方法は、
ペラミビルの原料と補助材料とを混合し、70℃~80℃の水を1000mlに加え、撹拌溶解した後冷却し、次に希塩酸を用いて溶液のpH値を5.0~6.0の間に調整し、その後、プリフィルタリングして無菌ろ過を行い、無菌充填してペラミビル溶液を得る、ことを特徴とする製造方法。
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