JP2022519270A - パッケージのためのスパウト及びパッケージ－スパウト組立体 - Google Patents

Abstract

スパウト（３）であって、パッケージ（２）の指定された注ぎ開口領域の周りに嵌合されることになるベースフレーム（４）と、開口組立体（５）であって、ベースフレーム（４）に可動に連結されるとともに、指定された注ぎ開口領域を少なくとも部分的に切断する及び／又は破裂させる及び／又は開く及び／又は穿孔するよう適合された開口組立体（５）と、開口組立体（５）を停止構成と作動構成との間で制御するように構成された制御デバイスとを含む、スパウト（３）が説明される。制御デバイスは、開口組立体（５）に接続された少なくとも１つの相互作用要素（２９）と、ベースフレーム（４）に回転可能に連結された少なくとも１つの制御リングと、制御リングに接続及び／又は連結されるとともに相互作用要素（２９）と相互作用するように構成された少なくとも１つの相互作用部材（３０）とを含む。使用の際、回転軸（Ｅ；Ｆ）の周りでの制御リングの回転時、開口組立体（５）を停止構成から作動構成へ制御するために、開口組立体（５）のカッター（１６）の並進を誘発するように、相互作用部材（３０）は相互作用要素（２９）と相互作用し、相互作用部材（３０）の軸方向端部分（３１）が、使用の際、制御リングの回転時、ベースフレーム（４）に対して固定される回転面内に配置される。【選択図】 図４

Description

本発明は、パッケージのためのスパウト、特に注入可能な製品で満たされたパッケージ、さらにより具体的には、注入可能な食品で満たされたパッケージに関する。

本発明はまた、パッケージ－スパウト組立体であって、パッケージ、特に注入可能な製品で満たされたパッケージ、さらにより具体的には、注入可能な食品で満たされたパッケージ、及びパッケージに配置されたスパウトを有するパッケージ－スパウト組立体に関する。

既知のとおり、多くの液体又は注入可能な食品、例えば果汁、ＵＨＴ（超高温殺菌処理された）牛乳、ワイン、トマトソースなどは、殺菌された梱包材料でできているパッケージに入れられて販売される。

典型的な例は、積層型ストリップ梱包材料を封止及び折り畳むことにより作られる、テトラブリックアセプティック（登録商標）として既知の注入可能な食品のための平行六面体形パッケージである。梱包材料は、熱融着プラスチック材料、例えばポリエチレンの層で両側が覆われたボール紙及び／又は紙ベース層を含む多層構造を有する。長期保存の製品のための殺菌パッケージの場合、梱包材料はまた、熱融着プラスチック材料の層に重ね合されたアルミニウム箔などの酸素遮蔽材料の層を含み、ひいてはパッケージの、最終的に食品に接触する内面を形成する熱融着プラスチック材料の別の層で覆われる。

これらのパッケージのいくつかのバージョンは、穿孔可能及び／又は破裂可能な指定された注ぎ開口領域と、パッケージに嵌合されたスパウトとを含む。

典型的なスパウトは、指定された注ぎ開口領域の周りに嵌合されるとともに内部空間と注出口とを画定するカラーを有するベースフレームと、内部空間内に移動可能に配置されるリング状カッターと、注出口を閉じるか又は開くためにカラーにねじ込まれる、ねじが切られた蓋とを含む。

蓋はまた、複数のフラップであって、蓋がカラーに当てられた状態で蓋から内部空間へ突出するとともに、カッターのそれぞれの相互作用要素に接触するように構成された複数のフラップを含む。最初に蓋を回して外す間、カッターを指定された注ぎ開口領域に向かって及び指定された注ぎ開口領域を通るように導くためのカッターの回転並進移動を誘発するために、各フラップがそれぞれの相互作用要素と相互作用する。カッターの回転並進移動はまた、カム機構により画定され、このカム機構のある部分はカラーの内面に提供され、別の部分はカラーの内面に面するカッターの外面に提供される。

これらの種類のスパウトの欠点は、カッターの制御には蓋が分離されることが必要であることにおいて見られる。これは蓋を紛失する原因となり得る。

したがって、特に注入可能な製品で満たされた、さらにより具体的には、注入可能な食品で満たされた封止パッケージのための改良されたスパウトを明快で低コストなやり方で提供することが本発明の目的である。

特に注入可能な製品で満たされた、さらにより具体的には注入可能な食品で満たされた封止パッケージとスパウトとを有するパッケージ－スパウト組立体を明快で低コストなやり方で提供することが本発明のさらなる目的である。

本発明によると、独立請求項に記載のスパウトが提供される。

スパウトのさらに有利な実施形態は従属請求項において特定される。

本発明によると、請求項１６に記載のパッケージ－スパウト組立体もまた提供される。

本発明の２つの非限定的な実施形態が、添付図面を参照して一例として説明される。

明確にするために部品が除去された、第１構成で配置された、本発明の第１実施形態によるスパウトを有するパッケージ－スパウト組立体の概略斜視図である。 明確にするために部品が除去された、スパウトが第２構成で配置されている、図１のパッケージ－スパウト組立体の概略斜視図である。 明確にするために部品が除去された、スパウトが第３構成で配置されている、図１のパッケージ－スパウト組立体の概略斜視図である。 明確にするために部品が除去された、図１～３のスパウトの分解図である。 明確にするために部品が除去された、それぞれ第１構成及び第２構成で配置された図１～４のスパウトの詳細の斜視図である。 明確にするために部品が除去された、それぞれ第１構成及び第２構成で配置された、図１～４のスパウトの他の詳細の斜視図である。 明確にするために部品が除去された、図１～４のスパウトの詳細の断面図である。 明確にするために部品が除去された、図１～４のスパウトのさらなる詳細の斜視図である。 明確にするために部品が除去された、第１構成で配置された、本発明の第２実施形態によるスパウトを有するパッケージ－スパウト組立体の概略斜視図である。 明確にするために部品が除去された、スパウトが第２構成で配置されている、図１８のパッケージ－スパウト組立体の概略斜視図である。 明確にするために部品が除去された、図９及び１０のスパウトの分解図である。 明確にするために部品が除去された、図９～１１のスパウトの詳細の断面図である。

数字の１は全体として、パッケージ－スパウト組立体であって、
－ 指定された注ぎ開口領域（図示されておらず、そういうものとして知られている）を有する封止パッケージ２、特に封止ボール紙パッケージと、
－ 指定された注ぎ開口領域の周りでパッケージ２に嵌合したスパウト３、特にプラスチックスパウトと
を含むパッケージ－スパウト組立体を示す。

好ましくは、パッケージ２は注入可能な製品、特に注入可能な食品、さらにより具体的には殺菌された及び／又は殺菌処理された注入可能な食品、例えば牛乳又は果汁で満たされているが、必ずしもそうであるとは限らない。

パッケージ２は多層構造を有する梱包材料のウェブ（図示せず）から得られ、少なくとも、紙又はボール紙など繊維状材料の少なくとも１つの層と、繊維状材料の層を互いの間に挿入する、ポリエチレンなど少なくとも２つの熱融着プラスチック材料の層とを含む。２つの熱融着プラスチック材料の層の１つは、注入可能な製品に接触するパッケージ２の内面を画定する。

好ましくは、梱包材料のウェブはまた、特に熱融着プラスチック材料の層のうちの１つと繊維状材料の層との間に配置されている、アルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムなどのガス及び光遮蔽材料の層を含むが、必ずしもそうであるとは限らない。優先的には、梱包材料のウェブはまた、ガス及び光遮蔽材料の層と繊維状材料の層との間に挿入されている熱融着プラスチック材料のさらなる層を含むが、必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、スパウト３は、成形プロセス及び／又は接着接合及び／又は溶接接合によるパッケージ２の形成、充填及び封止の前、間又は後にパッケージ２に取り付けられる。

代替的に、スパウト３は、梱包材料のウェブからパッケージ２を形成、充填及び封止するために、梱包材料のウェブを梱包機械内に配置する前又は梱包材料のウェブが梱包機械を通るよう前進している間に梱包材料のウェブに取り付けられてもよい。

特に図１及び３を参照すると、パッケージ２は長手方向軸Ａに沿って延在する。

優先的には、パッケージ２は平行六面体形であるが、必ずしもそうであるとは限らない。

特に、パッケージ２の指定された注ぎ開口領域は、特にスパウト３を通じたパッケージ２からの注入可能な製品の流出を可能にするように、少なくとも部分的に（非可逆的に）開かれる及び／又は破裂させられる及び／又は切断される及び／又は穿孔されるように構成される。さらにより具体的には、指定された注ぎ開口領域は、その完全性の損失の後に注入可能な製品の流出を可能にするように、並びに、それを切断する及び／又は開く及び／又は破裂させる及び／又は穿孔する前には注入可能な製品を外側の環境から保護するように構成される。

好ましい非限定的な実施形態によると、指定された注ぎ開口領域は、破裂させられる及び／又は開かれる及び／又は切断される及び／又は穿孔されるように構成された分離膜（図示されておらず、公知であるもの）を含む。特に、分離膜は、指定された注ぎ開口領域の領域において、特に指定された注ぎ開口領域で、パッケージ２の内側をパッケージ２の外側から分離する。優先的には、分離膜は、ガス及び光遮蔽材料、例えばアルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムを含むが、必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、分離膜は、梱包材料のウェブの一部、特に梱包材料のウェブの、繊維状材料の層とは異なる部分により画定される。

図４を特に参照すると、スパウト３は、少なくとも、
－ パッケージ２の指定された注ぎ開口領域の周りに嵌合されるように構成されたベースフレーム４と、
－ 開口組立体５であって、ベースフレーム４に可動に連結されるとともに、指定された注ぎ開口領域を少なくとも部分的に切断する及び／又は破裂させる及び／又は開く及び／又は穿孔するよう適合された開口組立体５と、
－ 制御デバイスであって、開口組立体５と相互作用するように、並びに、開口組立体５を、停止構成であって、特に、ベースフレーム４が指定された注ぎ開口領域、特に分離膜の周りに嵌合されている状態で開口組立体５が、指定された注ぎ開口領域から引っ込められる停止構成（すなわち、開口組立体５は、停止構成において制御されているときは、使用の際、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜を開かない及び／又は切断しない及び／又は破裂させない及び／又は穿孔しない）と、作動構成であって、使用の際、ベースフレーム４が指定された注ぎ開口領域、特に分離膜の周りに嵌合されている状態で開口組立体５が、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜を少なくとも部分的に切断する及び／又は破裂させる及び／又は開く及び／又は穿孔するように構成される作動構成との間で制御するように構成された制御デバイスと
を含む。

好ましい非限定的な実施形態によると、スパウト３はまた、出口キャップ６であって、使用の際、スパウト３がパッケージに配置されている状態で、並びに指定された注ぎ開口領域、特に分離膜が少なくとも部分的に開かれている及び／又は切断されている及び／又は破裂させられている及び／又は穿孔されている状態で、パッケージ２からの注入可能な製品の流出を可能にするように構成された出口キャップ６を含む。

好ましい非限定的な実施形態によると、スパウト３はまた、出口キャップ６を少なくとも選択的に閉じるか又は開くための蓋組立体７であって、少なくとも、特にパッケージ２からの注入可能な製品の流出を妨げるために蓋組立体７が出口キャップ６を閉じる及び／又は覆う閉鎖構成（図１を参照）と、特にパッケージ２からの注入可能な製品の流出を可能にするために蓋組立体７が出口キャップ６を開く開口構成（図３を参照）との間で制御可能である蓋組立体７を含む。

図４、６ａ及び６ｂを特に参照すると、ベースフレーム４は、スパウト３をパッケージ２に連結及び／又は接続するように構成された連結ベース１１と、内部空間１３を画定する及び／又は内部空間１３の境界を定めるとともに連結ベース１１に接続されているカラー１２とを含む。

優先的には、連結ベース１１は、特に、指定された注ぎ開口領域の領域において、さらにより具体的には指定された注ぎ開口領域で、パッケージ２の外面に固定されるように構成される及び／又は固定されているが、必ずしもそうであるとは限らない。

特に、使用の際、指定された注ぎ開口領域が、開かれている及び／又は切断されている及び／又は破裂させられている及び／又は穿孔されており、スパウト３がパッケージ２に嵌合している状態で、パッケージ２の内部と内部空間１３との間の流体接続が確立される（すなわち、注入可能な製品が内部空間１３の少なくとも一部に流入し得る）ように、連結ベース１１は、開口、特に円形の開口と、開口を取り囲むカラー１２とを含む。

優先的には、連結ベース１１の少なくとも一部は実質的にプレート状構成を有するが、必ずしもそうであるとは限らない。

優先的には、カラー１２は特に連結ベース１１から、長手方向軸Ｂに沿って、特に長手方向軸Ｂに平行に延在し、特に、長手方向軸Ｂはカラー１２の中心軸であるが、必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、カラー１２は、特に、軸Ｂに直交している面に関して円形状、特には円形断面形状を有する。

好ましい非限定的な実施形態によると、カラー１２は内部空間１３の方を向く内面１４を含み、外面１５は内面１４（及び内部空間１３）の反対にある。

図４、５ａ及び５ｂを特に参照すると、開口組立体５の少なくとも一部は、開口組立体５を停止構成から作動構成に制御するために、少なくとも並進する、特に回転及び並進するように構成される。

好ましい非限定的な実施形態によると、開口組立体５は、（リング状）カッター１６を含み、カッター１６の（カッター１６の軸方向端部分の）少なくとも切断セクション１７は、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜を開く及び／又は切断する及び／又は破裂させる及び／又は穿孔するよう適合される。

好ましい非限定的な実施形態によると、使用の際、開口組立体５を停止構成から作動構成へ制御する間、少なくともカッター１６は、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜に接触する、及び優先的に少なくとも部分的に貫通するまで、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜に接近する。

特に、カッター１６は、作動的組立体５が停止構成にある停止位置と作動的組立体５が作動構成にある作動位置との間で可動である。特に、カッター１６は、スパウト３がパッケージ２に配置されている状態で、停止位置において配置されているときは、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜から隔たっている及び／又は間隔をあけて配されており、作動位置において配置されているときは指定された注ぎ開口領域、特に分離膜を切断する及び／又は開く及び／又は破裂させる及び／又は穿孔する。

優先的には、カッター１６は外側面１８と内側面１９とを含むが必ずしもそうであるとは限らない。

優先的には、切断セクション１７は鋸歯状プロファイルを有する（含む）が必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、開口組立体５の少なくとも一部、特に、カッター１６は、内部空間１３内部に可動に配置される。特に、カッター１６、さらにより具体的には少なくとも外側面１８は、内面１４に少なくとも部分的に接触する。

好ましい非限定的な実施形態によると、カッター１６は、停止位置から作動位置に移動するために（すなわち、使用の際、作動的組立体５を停止構成から作動構成へ制御するとき）、制御デバイスの起動時に少なくとも並進する、特に回転及び並進するように構成される。

より詳細には、カッター１６は、カッター１６自体の中心軸Ｃの周りで回転可能であり、特に、軸Ｃは軸Ｂに平行であり、さらにより具体的には軸Ｂと同軸であり、軸Ｃ（及びＢ）に平行な方向Ｄに沿って、特に、指定された注ぎ開口領域、特に分離膜に向かって（及び通じて）、移動するように構成される。

特に、制御デバイスは、使用の際、開口組立体５を停止構成から作動構成に制御するための軸Ｃの周りでのカッター１６の回転及び方向Ｄに沿ったカッター１６の並進を作動させるように構成される。

好ましい非限定的な実施形態によると、制御デバイスは、停止位置から作動位置へのカッター１６の移動を案内するように構成されたカム群を含む。

優先的には、カム群はカムプロファイル２０と少なくとも１つの、優先的に複数の案内要素２１とを含み、カムプロファイル２０及び案内要素２１は、互いに協働してカッター１６を停止位置と作動位置との間の移動中に案内するように構成されるが、必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、カムプロファイル２０及び案内要素２１は、カッター１６が、使用の際、停止位置から作動位置へ移動するときに回転並進移動を実行するような方法で協働する。

優先的には、カムプロファイル２０は、カッター１６、さらにより具体的には外側面１８に関連付けられる及び／又は接続される及び／又は一体化される。特に、カムプロファイル２０は、カッター１６、特に外側面１８から突出する、及び／又はカッター１６に一体化されるが、必ずしもそうであるとは限らない。

優先的には、案内要素２１は、ベースフレーム４、特にカラー１２、さらにより具体的には内面１４に接続される及び／又は関連付けられる及び／又は一体化されるが、必ずしもそうであるとは限らない。特に、案内要素２１は、内面１４から突出する及び／又は内面１４に一体化される。

図４、６ａ及び６ｂを特に参照すると、出口キャップ６は、ベースフレーム４、特にカラー１２に回転可能に連結され、特に、出口キャップ６はそれぞれの回転軸Ｅの周りで回転可能である。

好ましい非限定的な実施形態によると及びさらに以下でさらに詳細に説明されるとおり、出口キャップ６は制御デバイスの少なくとも一部を担持する及び／又は含み、特に、制御デバイスのそれぞれの部分は出口キャップ６に一体化される。

より具体的には、スパウト３、特に出口キャップ６は、注入可能な製品の制御された流出を可能にするように構成された注出口２６を含む。

なおより具体的には、出口キャップ６は、出口キャップ６自体をカラー１２に回転可能に連結するように構成された連結リング２７と、好ましくは、必ずしもそうではないが、注出口２６を有する、特にマウスピースとして実現されたスタブ２８とを含む。

優先的には、連結リング２７は、少なくともカラー１２、特に少なくとも外面１５、さらにより具体的には外面１５及び内面１４に接するが、必ずしもそうであるとは限らない。

特に、連結リング２７のそれぞれの内面は、外面１５の方を向き、特に、少なくとも部分的に外面１５と接触している。

特に、連結リング２７は、カラー１２の一部を少なくとも部分的に囲む。

好ましい非限定的な実施形態によると、連結リング２７はカラー１２と同軸である。

図４、５ａ、５ｂ、６ａ及び６ｂを特に参照すると、制御デバイスは、
－ 開口組立体５、特にカッター１６に接続された、特に一体化された複数の相互作用要素２９と、
－ 特に軸Ｂ及び／又は軸Ｃ及び／又は軸Ｅに平行な、さらにより具体的には軸Ｂ及び／又は軸Ｃ及び／又は軸Ｅに同軸な回転軸Ｆの周りで、ベースフレーム４、特にカラー１２に回転可能に連結された少なくとも１つの制御リングと、
－ 制御リングに接続及び／又は連結された複数の相互作用部材３０であって、各々が１つのそれぞれの相互作用要素２９と相互作用するように構成された相互作用部材３０と
を含む。

特に、各相互作用部材３０は、軸Ｆの周りでの制御リングの回転が特に軸Ｆの周りでの相互作用部材３０の回転も誘発するように、制御リングに連結及び／又は接続される。

特に、使用の際、回転軸Ｆの周りでの制御リングの回転時、カッター１６が少なくとも停止位置から作動位置に並進するように、相互作用要素２９及び相互作用部材３０は互いと相互作用する。特に、相互作用要素２９及び相互作用部材３０の相互作用は、使用の際、制御リングの回転時、カッター１６を停止位置から作動位置へ移動させるためのカッター１６の回転並進移動が引き起こされるようなものである。さらにより具体的には、使用の際、制御リングの回転時、カッター１６は方向Ｄに沿って並進するとともに軸Ｃの周りで回転する。

優先的には、カッター１６の回転並進移動は、案内要素２１及びカムプロファイル２０の協働により案内されるが、必ずしもそうであるとは限らない。

各相互作用部材３０は、特に制御リングに対して末端側に、特に、回転軸Ｆに直交する回転面内に配置されている軸方向端部分３１を含むとともに、使用の際、回転軸Ｆの周りでの制御リングの回転時、当該回転面はベースフレーム４及び／又はパッケージ２及び／又は指定された注ぎ開口領域に対して固定される。換言すると、相互作用部材３０及びそれぞれの軸方向端部分３１は、ベースフレーム４及び／又はパッケージ２及び／又は指定された注ぎ開口領域に対して並進しない。

開示された好ましい非限定的な実施形態によると、各相互作用部材３０は、使用の際、軸Ｆ周りでの制御リングの回転時、軸Ｆの周りを回転する。

好ましい非限定的な実施形態によると、使用の際、軸Ｆの周りでの制御リング及び相互作用部材３０の回転は、相互作用部材３０と相互作用要素２９との間の相互作用及びカムプロファイル２０と案内要素２１との間の協働によりカッター１６の少なくとも並進、優先的には回転並進移動に変換される。

開示された好ましい非限定的な実施形態によると、制御リングは出口キャップ６の一部、特に連結リング２７により画定され、したがって、軸Ｆの周りでの制御リングの回転は、使用の際、回転軸Ｅの周りでの出口キャップ６の回転により作動させる。追加的に、相互作用部材３０は、出口キャップ６の、制御リングを画定する部分に接続される。換言すると、出口キャップ６は制御リングを含む。

代替的に、制御リングは出口キャップ６とは異なってもよい。

優先的には、各相互作用要素２９はカッター１６の内側面１９に配置されるが必ずしもそうであるとは限らない。特に、各相互作用要素２９は内側面１９から離れるように突出する。

優先的には、使用の際、作動的組立体５を停止構成から作動構成に制御するとき、各相互作用要素２９はそれぞれの相互作用部材３０に接するが必ずしもそうであるとは限らない。

優先的には、各相互作用要素３０は制御リング、特に、出口キャップ６から内部空間１３内へ突出する及び／又は延在するが必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、各相互作用部材３０はそれぞれの相互作用要素２９に接触している係合表面３７を含む。特に、各係合表面３７は軸Ｆに対して傾斜しているプロファイルを有する。

好ましい非限定的な実施形態によると、使用の際、停止位置から作動位置へのカッター１６の移動中、各相互作用要素２９はそれぞれの係合表面３７に沿って摺動する。特に、相互作用部材３０及びそれぞれの係合表面３７が軸Ｆの周りの回転運動のみを受ける一方で、相互作用要素２９は軸Ｆの周りの回転及び方向Ｄに沿った並進の両方を受ける。

好ましい非限定的な実施形態によると、各相互作用部材３０はフラップの形で実現される。

代替的非限定的実施形態によると、各相互作用部材３０は、他の任意のやり方において、例えば、案内バーの形において実現されてもよい。

図７を特に参照すると、スパウト３はまた、連結グループ３８であって、制御リング及び／又は出口キャップ６がそれぞれ軸Ｆ及び軸Ｅの周りで回転可能であるとともにベースフレーム４に対する制御リング及び／又は出口キャップ６の並進がブロックされる及び／又は妨げられるやり方で、制御リング及び／又は出口キャップ６をベースフレーム４に連結するように構成された連結グループ３８を含む。

好ましい非限定的な実施形態によると、連結グループ３８は、少なくとも１つの溝であって、
－ ベースフレーム４及び／又はカラー１２及び／又は外面１５、並びに
－ 制御リング及び／又は出口キャップ６及び／又は連結リング２７及び／又は連結リング２７の内面
のうちの一方に関連する及び／又は接続される少なくとも１つの溝を含む。

特に、連結グループ３８はまた、少なくとも１つの、優先的に複数の係合部材４０であって、溝に係合するように構成された及び／又は係合しているとともに、
－ ベースフレーム４及び／又はカラー１２及び／又は外面１５、並びに、
－ 制御リング及び／又は出口キャップ６及び／又は連結リング２７及び／又は連結リング２７の内面
のうちの他方と関連している、少なくとも１つの、優先的に複数の係合部材４０を含む。

好ましい非限定的な実施形態によると、溝は環状の形状を有する。

図示していない代替的実施形態によると、溝は円弧形プロファイルを有することができるか、又は複数の円弧形セクションを含むことができる。

好ましい非限定的な実施形態によると、各係合部材４０は円弧形プロファイルを有する。

代替的実施形態によると、係合部材４０は円形状を有することができる。

図７を特に参照すると、溝はベースフレーム４、特にカラー１２、さらにより具体的には外面１５に配置される。

図示の非限定的な実施形態によると、連結グループ３８は、２つの環状の突出部３９であって、互いから間隔をあけて配され、ベースフレーム２４、特にカラー１２、さらにより具体的には外面１５から突出し、溝を画定する２つの環状の突出部３９を含む。

優先的には、溝及び／又は環状の突出部３９はベースフレーム４に一体化しているが、必ずしもそうであるとは限らない。

図７を特に参照すると、各係合部材４０は、制御リング及び／又は出口キャップ６及び／又は連結リング２７及び／又は連結リング２７の内面に配置されるとともに制御リング及び／又は出口キャップ６及び／又は連結リング２７及び／又は連結リング２７の内面から溝内へ突出する。

優先的には、各係合部材４０は、制御リング及び／又は出口キャップ６及び／又は連結リング２７及び／又は連結リング２７の内面に一体化しているが、必ずしもそうであるとは限らない。

好ましい非限定的な実施形態によると、制御デバイスは、制御リング、特に出口キャップ６に接続された少なくとも１つの係合要素３２と、少なくとも第１当接要素３３及び少なくとも第２当接要素３４であって、ベースフレーム４に連結及び／又は接続及び／又は配置されるとともに、係合要素３２と相互作用するように、並びに協働して、制御リングの、特にまた出口キャップ６のそれぞれ角度の付いた開始位置及び角度の付いた終了位置を画定するように構成された少なくとも第１当接要素３３及び少なくとも第２当接要素３４とをさらに含む。

特に、制御リングが角度の付いた開始位置及び角度の付いた終了位置において配置された状態で、出口組立体５は、それぞれ停止位置及び作動位置において、それぞれ開口組立体及び／又はカッター１６の停止構成及び作動構成において制御される。使用の際、制御リング、特に出口キャップ６は、出口組立体５を停止構成から作動構成へ、及び／又はカッター１６を停止位置から作動位置へ制御するために、角度の付いた開始位置から角度の付いた終了位置へ回転させられる。

優先的には、角度の付いた開始位置及び角度の付いた終了位置は、それぞれ第１当接要素３３及び第２当接要素３４に接触している係合要素３２により画定されるが、必ずしもそうであるとは限らない。

図示された好ましい非限定的な実施形態によると、係合要素３２は少なくとも部分的に第１当接要素３３と第２当接要素３４との間に挿入される。

好ましい非限定的な実施形態によると、第１当接要素３３及び第２当接要素３４は、使用の際、制御リング、特にまた出口キャップ６の１６０°～２００°、特に実質的に１８０°の回転が制御リング、特にまた出口キャップ６を、角度の付いた開始位置から角度の付いた終了位置へ制御するように配置される。

より具体的には、第１当接要素３３及び第２当接要素３４はカラー１２、特に外面１５に配置される。特に、第１当接要素３３及び第２当接要素３４は互いに角度的に変位される。

優先的には、第１当接要素３３及び第２当接要素３４はベースフレーム４、特にカラー１２に一体化しているが、必ずしもそうであるとは限らない。

図４及び８を特に参照すると、蓋組立体７は、注入可能な製品の流出をそれぞれ妨げる及び可能にするために、（それぞれ閉鎖構成及び開口構成において制御されているときに）注出口２６を少なくとも選択的に閉じる及び開くように構成される。

優先的には、蓋組立体７は、リング状フレーム３５であって、それぞれの回転軸Ｇの周りで回転可能であるとともに、制御リングの、特にまた出口キャップ６の回転がリング状フレーム３５の回転をもたらし、及び／又は、リング状フレーム３５の回転が制御リング、特にまた出口キャップ６の回転をもたらすやり方で制御リング、特にまた出口キャップ６に連結されたリング状フレーム３５を含むが、必ずしもそうであるとは限らない。

図示された好ましい非限定的な実施形態によると、使用の際、ユーザがリング状フレーム３５の一部に接触し、リング状フレーム３５を回転させて制御リング及び出口キャップ６の回転を同時に作動させる。

優先的には、蓋組立体７はまた、蓋３６であって、リング状フレーム３５に蝶番で連結されるとともに、少なくとも、蓋３６が注出口２６及び／又は出口キャップ６を完全に閉じる閉鎖位置と、蓋３６が出口キャップ６及び／又は注出口２６を完全に開く開口位置との間で変位可能及び／又は制御可能である蓋３６を含むが、必ずしもそうであるとは限らない。

優先的には、蓋３６はまた、少なくとも、蓋３６が出口キャップ６及び／又は注出口２６を部分的に開く中間位置において変位可能及び／又は制御可能であるが、必ずしもそうであるとは限らない。

特に、蓋３６が閉鎖位置及び開口位置にある状態で、蓋組立体７はそれぞれ閉鎖構成及び開口構成において制御される。蓋３６が中間位置において制御されている状態で、蓋組立体７はそれぞれの中間構成において制御される。蓋３６の中間位置は、特にパッケージ２の初回の使用中に、消費者に対する助けとなると考えられる。

好ましい非限定的な実施形態によると、スパウト３は、作動デバイスであって、軸Ｇの周りでのリング状フレーム３５の回転時に蓋３６を閉鎖位置から中間位置へ制御するように構成された作動デバイスをさらに含む。

より詳細には、作動デバイスは、少なくとも１つのカム要素４１であって、特定の場合において２つ図示されている、ベースフレーム４、特にカラー１２、さらにより具体的には外面１５に接続された及び／又は配置された及び／又は一体化している少なくとも１つのカム要素４１と、少なくとも１つのカウンタカム要素４２であって、特定の場合において２つ図示されている、蓋３６に接続された及び／又は配置された及び／又は一体化しているとともに、蓋３６を閉位置から中間位置に移動させるために、リング状フレーム３５の回転の少なくとも一部における使用の際に、蓋３６に力をかけるために、カム要素４１と相互作用するように構成された少なくとも１つのカウンタカム要素４２とを含む。

特に、各カム要素４１及びそれぞれのカウンタカム要素４２は、リング状フレーム３５の少なくとも第１の画定された角度位置から始まり、各カム要素４１及びそれぞれのカウンタカム要素４２が、リング状フレーム３５のさらなる回転時にそれぞれのカウンタカム要素４２がカム要素４１のカム表面に沿って前進するように互いに係合するように配置される。

好ましい非限定的な実施形態によると、出口キャップ６は、特定の場合において２つ示されている、少なくとも１つの貫通孔４３を含み、この貫通孔４３を少なくとも１つのそれぞれのカウンタカム要素４２が貫通する。

使用の際、消費者が、開口組立体５が指定された注出口領域、特に分離膜を穿孔する及び／又は切断する及び／又は開く及び／又は破裂させるように、開口組立体５を停止構成から作動構成に制御するために、制御リングの回転を作動させる。

特に、制御リングの回転時、カッター１６は分離膜に向かって及び分離膜を通るように並進する。

図示された好ましい非限定的な実施形態によると、制御リングは出口キャップ６に一体化しており、したがって、制御リングの回転はまた、出口キャップ６の回転を意味する。特に、消費者が、リング状フレーム３５に接触して回転させて制御リング及び出口キャップ６の回転を誘発する。

リング状フレーム３５の回転中、作動デバイスは、蓋３６が閉鎖位置から中間位置に制御されることを保証する。

図９～１２を参照すると、数字の３’は、スパウト３’はスパウト３と同様であるため、本発明によるスパウトの代替的実施形態を指し、以下の説明はそれらの間の違いに限定され、可能な場合は、同一又は対応する部品には同じ参照符号を使用している。

特に、スパウト３’は出口キャップ６を含まないという点でスパウト３と異なっている。代替的に、ベースフレーム４が出口キャップ６を含む及び／又は画定する。

好ましい非限定的な実施形態によると、スパウト３’、特にベースフレーム４、さらにより具体的にはカラー１２は、注出口５０であって、特に内部空間１３と流体接続しているとともに、特に分離膜が完全性を失った状態でパッケージ２からの注入可能な製品の制御された流出を可能にするように構成された注出口５０を含む。

図９～１２に示された非限定的な実施形態によると、カラー１２は注出口５０を有するとともにスパウト３’のマウスピースを画定する。

特に、スパウト３’はまた、蓋組立体７’を含むという点でスパウト３と異なっている。蓋組立体７’は蓋組立体７と同様であるため、以下の説明はそれらの間の違いに限定され、可能な場合は、同様の又は対応する部品には同じ参照符号を使用している。

特に、蓋組立体７’は注出口５０を少なくとも選択的に閉じるか又は開くように構成される。したがって、蓋組立体７’は、少なくともそれぞれ、特にパッケージ２からの注入可能な製品の流出を妨げるために、蓋組立体７’が注出口５０を閉じる及び／又は覆う閉鎖構成（図９を参照）と、特にパッケージ２からの注入可能な製品の流出を可能にするために蓋組立体７’が注出口５０を開く開口構成（図１０を参照）との間で制御可能である。

特に、蓋組立体７’の蓋３６は、蓋組立体７’がそれぞれ閉鎖構成及び開口構成において制御される、閉鎖位置と開口位置との間で制御可能である、すなわち、蓋３６がそれぞれ閉鎖位置及び開口位置において制御されている状態で、蓋３６は注出口３６を閉じる及び／又は覆い、注出口３６を開く。

好ましい非限定的な実施形態によると、蓋組立体７’は制御デバイスを含む。

好ましい非限定的な実施形態によると、蓋組立体７’のリング状フレーム３５は制御リングを画定する及び／又は含む。特に、軸Ｆ及び軸Ｇは一致する。

優先的には、連結グループ３７は、リング状フレーム３５をベースフレーム４、特にカラー１２に回転可能に連結する及び／又は接続するが、必ずしもそうであるとは限らない。特に、リング状フレーム３５は溝及び係合部材４０のうちの１つ、特に図示の例においては係合部材４０を担持する。

好ましい非限定的な実施形態によると、相互作用部材３０は蓋組立体７’、特に蓋３６に接続される。さらにより具体的には相互作用部材３０は蓋３６から突出する。

好ましい非限定的な実施形態によると、相互作用部材３０は、蓋３６の、ベースフレーム４に面する内面、及び／又は内部空間１３に接続され、蓋３６は閉鎖位置に配置される及び／又は移動させられる及び／又は制御される。特に、蓋３６が閉鎖位置にある状態で、相互作用部材３０は蓋３６の内面から内部空間１３内へ突出する。

好ましい非限定的な実施形態によると、リング状フレーム３５（制御リング）及び蓋３６は互いに接続される。特に、蓋３６はリング状フレーム３５（制御リング）に蝶番で連結される。

スパウト３’の使用はスパウト３の使用と同様であるため、以下の説明はそれらの違いに限定される．

特に、開口組立体５を停止構成から作動構成へ制御する及び／又は移動させるために、消費者が軸Ｇの周りでの（したがって軸Ｆの周りでの）リング状フレーム３５の回転を作動させる。リング状フレーム３５の回転はまた、軸Ｆ（及び軸Ｇ）の周りでの相互作用部材３０の回転をもたらす。特に、蓋３６はリング状フレーム３５に接続される及び／又は蝶番で連結されるため、リング状フレーム３５の回転は、蓋３６に、それにより相互作用部材３０に移される。

本発明によるスパウト３及びスパウト３’の利点は前述の説明から明らかになる。

特に、スパウト３及びスパウト３’は、どの部品もパッケージ－スパウト組立体１自体から分離させること無しに、分離膜を穿孔する及び／又は切断する及び／又は開く及び／又は破裂させることを可能にする。

別の利点は、リング状フレーム３５の回転中に蓋３６を部分的に開くことを可能にすることに見られる。パッケージ－スパウト組立体１の使用全体を円滑にする。

しかし、明らかに、添付のクレームにおいて定義された保護の範囲から逸脱すること無しに、本明細書において説明されたスパウト３及びスパウト３’に変更がなされ得る。

Claims (16)

1. 注入可能な製品で満たされた封止パッケージ（２）のためのスパウト（３、３’）であって、
   前記スパウト（３）が、少なくとも、
   － 前記封止パッケージ（２）の指定された注ぎ開口領域の周りに嵌合されるように構成されたベースフレーム（４）と、
   － 開口組立体（５）であって、前記ベースフレーム（４）に可動に連結されるとともに、前記指定された注ぎ開口領域を少なくとも部分的に切断する及び／又は破裂させる及び／又は開く及び／又は穿孔するよう適合された開口組立体（５）と、
   － 制御デバイスであって、前記開口組立体（５）と相互作用するように、並びに、前記開口組立体（５）を、停止構成と、作動構成であって、使用の際、前記ベースフレーム（４）が前記指定された注ぎ開口領域の周りに嵌合されている状態で前記開口組立体（５）が、前記指定された注ぎ開口領域を少なくとも部分的に切断する及び／又は破裂させる及び／又は開く及び／又は穿孔するように構成される作動構成との間で制御するように構成された制御デバイスと
   を含み、
   前記制御デバイスが、
   － 前記開口組立体（５）に接続された少なくとも１つの相互作用要素（２９）と、
   － それぞれの回転軸（Ｅ；Ｆ；Ｇ）の周りで前記ベースフレーム（４）に回転可能に連結された少なくとも１つの制御リング（６、３５）と、
   － 前記制御リング（６、３５）に接続及び／又は連結されるとともに前記相互作用要素（２９）と相互作用するように構成された少なくとも１つの相互作用部材（３０）と
   を含み、
   前記制御リング（６、３５）の回転が前記相互作用部材（３０）の回転も誘発するように、前記相互作用部材（３０）が前記制御リング（６、３５）に連結及び／又は接続され、
   前記相互作用部材（３０）が、前記回転軸（Ｅ；Ｆ；Ｇ）に直交している回転面内に配置されている軸方向端部分（３１）を含み、
   使用の際、前記回転軸（Ｅ；Ｆ；Ｇ）の周りでの前記制御リングの回転時、前記開口組立体（５）を前記停止構成から前記作動構成へ制御するために、前記開口組立体（５）の少なくともカッター（１６）の並進を誘発するように、前記相互作用部材（３０）が前記相互作用要素（２９）と相互作用し、
   使用の際、前記制御リング（６、３５）の回転時、前記回転面が前記ベースフレーム（４）に対して固定される、スパウト（３、３’）。
2. 前記制御デバイスが、前記制御リングに接続された少なくとも１つの係合要素（３２）と、少なくとも第１当接要素（３３）及び第２当接要素（３４）であって、前記ベースフレーム（４）に連結されるとともに前記係合要素（３２）と相互作用するように、並びに協働して、前記制御リングのそれぞれ角度の付いた開始位置及び角度の付いた終了位置を画定するように構成された少なくとも第１当接要素（３３）及び第２当接要素（３４）とをさらに含み、
   前記角度の付いた開始位置及び前記角度の付いた終了位置が、それぞれ前記第１当接要素（３３）及び前記第２当接要素（３４）に接触している前記係合要素（３２）により画定される、請求項１に記載のスパウト。
3. 前記ベースフレーム（４）がカラー（１２）を含み、前記第１当接要素（３３）及び前記第２当接要素（３４）が前記カラー（１２）の外面（１５）に配置される、請求項２に記載のスパウト。
4. 前記第１当接要素（３３）及び前記第２当接要素（３４）が、使用の際、前記制御リングの１６０°～２００°、特に実質的に１８０°の回転が前記制御リングを前記開始位置から前記終了位置へ制御するように配置される、請求項２又は３に記載のスパウト。
5. 前記スパウトが、前記開口組立体（５）がそれぞれ前記閉鎖構成及び前記作動構成にある停止位置から作動位置への前記カッター（１６）の移動を案内するように構成されたカム群をさらに含む、請求項１～４のいずれか一項に記載のスパウト。
6. 前記カム群が、カムプロファイル２０と少なくとも１つの案内要素（２１）とを含み、
   前記カムプロファイル（２０）及び前記案内要素（２１）が互いに協働して、前記カッター（１６）を前記停止位置と前記作動位置との間の移動中に案内するように構成され、
   前記カムプロファイル（２０）及び前記案内要素（２１）の一方が前記ベースフレーム（４）に接続され、前記カムプロファイル（２０）及び前記案内要素（２１）の他方が前記カッター（１６）に接続される、請求項５に記載のスパウト。
7. 前記ベースフレーム（４）が、内部空間（１３）の境界を定めるカラー（１２）を含み、
   前記開口組立体（５）が前記内部空間（１３）内に配置されるとともに前記カラー（１２）の内面（１４）と少なくとも部分的に接触している、請求項１～６のいずれか一項に記載のスパウト。
8. 前記停止構成と前記作動構成との間での前記開口組立体（５）の制御中、前記カッター（１６）が回転及び並進するように構成される、請求項１～７のいずれか一項に記載のスパウト。
9. 前記スパウトが、出口キャップ（６）であって、前記ベースフレーム（４）に回転可能に連結されるとともに、前記スパウト（３）が前記パッケージ（２）に配置されている状態で、前記パッケージ（２）からの前記注入可能な製品の前記流出を可能にするように構成された出口キャップ（６）をさらに含み、
   前記出口キャップ（６）が、前記制御デバイスの少なくとも制御リング及び相互作用部材（３０）を担持する、請求項１～８のいずれか一項に記載のスパウト。
10. 前記制御リング及び前記相互作用部材（３０）が前記出口キャップ（６）に一体化されるとともに、前記出口キャップ（６）の回転が、使用の際、前記制御リングの回転をもたらす、請求項９に記載のスパウト。
11. 前記スパウトが、
    － 前記注入可能な製品の制御された流出を可能にするように構成された注出口（２６、５０）と、
    － 前記注出口（２６、５０）を少なくとも選択的に閉じるか又は開くための蓋組立体（７、７’）であって、少なくとも、前記蓋組立体（７、７’）が前記注出口（２６、５０）を閉じる閉鎖構成と、前記蓋組立体（７）が前記注出口（２６、５０）を開く開口構成との間で制御可能である、蓋組立体（７、７’）と
    をさらに含む、請求項１～１０のいずれか一項に記載のスパウト。
12. 前記蓋組立体（７）が、回転可能なリング状フレーム（３５）であって、前記制御リングの回転が前記リング状フレーム（３５）の回転をもたらし、及び／又は前記リング状フレーム（３５）の回転が前記制御リングの回転をもたらすやり方で前記制御リングに連結された、回転可能なリング状フレーム（３５）を含み、
    前記蓋組立体（７）が、蓋（３６）であって、前記リング状フレーム（３５）に蝶番で連結されるとともに、少なくとも、前記蓋（３６）が前記注出口（２６、５０）を完全に閉じる閉鎖位置、少なくとも、前記蓋（３６）が前記注出口（２６、５０）を部分的に開く中間位置、及び前記蓋（３６）が前記注出口（２６、５０）を完全に開く開口位置の間で変位可能である蓋（３６）を含み、
    前記スパウトが、前記リング状フレーム（３５）の回転時に前記蓋（３６）を前記閉鎖位置から前記中間位置へ制御するように構成された作動デバイスをさらに含む、請求項１１に記載のスパウト。
13. 前記作動デバイスが、前記ベースフレーム（４）に接続された少なくとも１つのカム要素（４１）と、少なくとも１つのカウンタカム要素（４２）であって、前記蓋（３６）に接続されるとともに、前記蓋（３６）を前記閉位置から前記中間位置に移動させるために、前記リング状フレーム（３５）の前記回転の少なくとも一部における使用の際に、前記蓋（３６）に力をかけるために、前記カム要素（４１）と相互作用するように構成された少なくとも１つのカウンタカム要素（４２）とを含む、請求項１２に記載のスパウト。
14. 前記出口キャップ（６）が、前記少なくとも１つのカウンタカム要素（４２）が貫通する少なくとも１つの貫通孔（４３）を含む、請求項１３に記載のスパウト。
15. 前記相互作用部材（３０）が前記蓋組立体（７’）に接続される、請求項１１に記載のスパウト。
16. 指定された注出口領域を含む注入可能な製品で満たされた封止パッケージ（２）と、前記指定された注出口領域の周りに嵌合された請求項１～１５のいずれか一項に記載のスパウト（３）とを含む、パッケージ－スパウト組立体（１）。

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