JP2023514358A - 容器のための注ぎ口及びパッケージ注ぎ口組立体 - Google Patents

Abstract

注ぐことができる製品が充填される容器（２）のための注ぎ口（３）が説明される。注ぎ口（３）は少なくとも、注ぐことができる製品の流出を可能とするように構成された注出口（６）を有するカラー（５）と、カラー（５）のまわりに回転可能に配置された結合リング（８）と、結合リング（８）にヒンジ連結されて、それぞれのヒンジ軸（Ｃ）のまわりに角度移動可能な蓋（９）とを有する蓋組立体（７）とを備える。蓋（９）は、少なくとも、閉構成と、開構成と、中間構成との間で制御可能である。注ぎ口（３）は、カラー（５）に部分的に関連付けられて、蓋（９）に部分的に関連付けられた相互作用装置（１６）を備える。相互作用装置（１６）は、閉構成から中間構成への蓋（９）の制御が回転軸（Ｅ）のまわりでの蓋（９）及び結合リング（８）の回転によってのみ可能であるように、且つ、中間構成から閉構成への蓋（９）の制御が、中間角度位置から閉角度位置への、ヒンジ軸（Ｃ）のまわりでの蓋（９）の唯一の角度移動によって可能であるように構成される。【選択図】 図４

Description

本発明は、注ぐことができる製品が充填される、さらに、注ぐことができる食品製品が充填される容器のための、特に、密封パッケージのための注ぎ口に関する。

本発明は、注ぐことができる製品が充填される、さらに、注ぐことができる食品製品が充填される密封パッケージと、密封パッケージ上に配置される注ぎ口とを有するパッケージ注ぎ口組立体にも関する。

知られているように、フルーツジュース、ＵＨＴ（ｕｌｔｒａ－ｈｉｇｈ－ｔｅｍｐｅｒａｔｕｒｅ ｔｒｅａｔｅｄ、超高温処理）ミルク、ワイン、トマトソースなどの、多くの液体食品又は注ぐことができる食品製品は、滅菌された包装材料から作られたパッケージで販売されている。

典型的な例は、ラミネートストリップ包装材料を密封して折り畳むことによって作られるＴｅｔｒａ Ｂｒｉｋ Ａｓｅｐｔｉｃ（登録商標）として知られる、注ぐことができる食品製品用の平行六面体状のパッケージである。包装材料は、ヒートシールプラスチック材料、たとえば、ポリエチレンの層で両側が覆われた厚紙及び／又は紙のベース層を備える多層構造を有する。長期保存製品用の無菌パッケージの場合、包装材料は、酸素バリア材料、たとえばアルミニウム箔の層を備え、当該酸素バリア材料は、ヒートシールプラスチック材料層に重ね合わされ、次に、食品製品に最終的に接触するパッケージの内面を形成する別のヒートシールプラスチック材料層で覆われる。

公知のパッケージ、特に、包装材料から形成されるパッケージのそれぞれの密封された本体のいくつかは、注ぐことができる製品のパッケージからの流出を可能にする、指定された注出開口面領域を備える。通常、指定された注出開口面領域は分離膜によって覆われ、分離膜は、パッケージの内部を外部環境から分離し、注ぐことができる製品の流出を可能とするように、注ぐことができる製品の最初の流出の前に開封又は除去又は断裂又は切断又は穿孔されることになっている。注ぐことができる製品の流出を制御するように、指定された注出開口面領域のまわりの本体上にカラー及び蓋を有する注ぎ口を配置することも知られている。カラーは、注ぐことができる製品のパッケージからの制御された流出を可能とするように、注出口を有し、蓋は、注出口の選択的な開閉を可能にする。

公知の注ぎ口のいくつかは、制御された方法で注出開口面領域を穿孔且つ／又は開封するように、開口組立体を備える。

これらの種類の注ぎ口の欠点は、カラーから蓋を切り離すことがカラーからの蓋の完全な分離を意味することであることが知られており、それは、場合によっては、蓋の望ましくない紛失、又は、無責任なユーザによる蓋の散乱につながることがある。

よって、注ぎ口及び／又はパッケージ注ぎ口組立体をさらに改善する必要性が本分野で感じられている。

したがって、本発明の目的は、注ぐことができる製品が充填される、さらに、注ぐことができる食品製品が充填される容器のための、特に、密封パッケージのための改良された注ぎ口を確実且つ低コストな方法で提供することである。

特に、本発明の目的は、注ぐことができる製品が充填される、さらに、注ぐことができる食品製品が充填される容器のための、特に、密封パッケージのための改良された注ぎ口を確実且つ低コストな方法で提供することであり、それにより、簡単且つ直観的な使用を伴うことで、ユーザエクスペリエンスを向上させる。

本発明のさらなる目的は、注ぐことができる製品が充填される、特に、注ぐことができる食品製品が充填される密封パッケージと、注ぎ口とを有するパッケージ注ぎ口組立体を確実且つ低コストな方法で提供することである。

本発明のさらなる目的は、注ぐことができる製品が充填される、特に、注ぐことができる食品製品が充填される密封パッケージと、注ぎ口とを有するパッケージ注ぎ口組立体を確実且つ低コストな方法で提供することである。それにより、簡単且つ直観的な使用を伴うことで、ユーザエクスペリエンスを向上させる。

本発明に従って、独立請求項に記載の注ぎ口が提供される。

注ぎ口のさらに有利な実施形態は、それぞれの従属請求項に明記される。

本発明に従って、請求項１５に記載のパッケージ注ぎ口組立体も提供される。

本発明の３つの非限定的な実施形態は、添付図面を参照して一例として説明される。

第１の構成で配置された本発明の第１の実施形態による注ぎ口を有するパッケージ注ぎ口組立体の概略斜視図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 図１のパッケージ注ぎ口組立体の概略拡大斜視図であり、注ぎ口は第２の構成で配置され、明瞭にするために部品が取り外されている。 図１のパッケージ注ぎ口組立体の概略拡大斜視図であり、注ぎ口は第３の構成で配置され、明瞭にするために部品が取り外されている。 図１～３の注ぎ口の拡大図であり、第３の構成で配置され、明瞭にするために部品が取り外されている。 第１の構成で配置された図１～３の注ぎ口のいくつかの詳細の拡大図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 第１の構成から第２の構成へ制御中の図１～３の注ぎ口のいくつかの詳細の拡大図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 図１～３の注ぎ口のいくつかの詳細の拡大図であり、第１の構成と第２の構成との間の構成であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 本発明の第２の実施形態による注ぎ口の詳細の斜視図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 本発明の第２の実施形態による注ぎ口のいくつかのさらなる詳細の斜視図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 本発明の第２の実施形態による注ぎ口のいくつかのより多くの詳細のさらなる斜視図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 本発明の第３の実施形態による注ぎ口のいくつかの詳細の斜視図であり、第１の構成であり、明瞭にするために部品が取り外されている。 第２の構成である図１１の注ぎ口の斜視図であり、明瞭にするために部品が取り外されている。

数字１は、全体として、
－ 注ぐことができる製品、特に、注ぐことができる食品製品が充填され、特に、指定された注出開口面領域（示されていないが、それ自体公知）を有する、容器、特に、密封パッケージ２、さらにいっそう特に、密封厚紙パッケージと、
－ 指定された注出開口面領域のまわりで、容器、特に、パッケージ２に装着された注ぎ口３、特に、プラスチック製注ぎ口と
を備える、容器注ぎ口組立体、特に、パッケージ注ぎ口組立体を示す。

パッケージ２は、特に、ウェブの形態であり、多層構造（図示せず）を有する包装材料から得られる。包装材料は、少なくとも、たとえば、紙又は厚紙などの繊維材料の層と、繊維材料の層を互いの間に配置する、ヒートシールプラスチック材料、たとえば、ポリエチレンの少なくとも２つの層とを備える。ヒートシールプラスチック材料のこれらの２つの層のうちの１つは、注ぐことができる製品に接触するパッケージ２の内面を画定する。

好ましくは、しかし必ずしもそうではないが、包装材料は、特に、ヒートシールプラスチック材料の層のうちの１つと繊維材料の層との間に配置される、ガス及び光バリア材料、たとえば、アルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムの層も備える。優先的に、しかし必ずしもそうではないが、包装材料は、ガス及び光バリア材料の層と繊維材料の層との間に配置されるヒートシールプラスチック材料のさらなる層も備える。

好ましい非限定的な実施形態によると、注ぎ口３は、パッケージ２の形成、充填、及び密封の前、その間、又はその後に、成形プロセス及び／又は接着接合及び／又は超音波接合によって、パッケージ２に取り付けられる。

或いは、注ぎ口３は、包装材料からパッケージ２を形成、充填、及び密封するための包装機の中に包装材料を配置する前に、又は、その包装機の中で包装材料が前進する間に、包装材料上に取り付けることができる。

特に図１を参照すると、パッケージ２は、長手方向軸Ａに沿って延在する。

優先的に、しかし必ずしもそうではないが、パッケージ２は平行六面体状である。

特に、パッケージ２の指定された注出開口面領域は、パッケージ２からの、特に、注ぎ口３を通しての、注ぐことができる製品の流出を可能とするように、少なくとも部分的に（非可逆的に）開封及び／又は断裂及び／又は切断及び／又は穿孔されるように構成される。さらにいっそう特に、注出開口面領域は、その完全性の喪失後に、注ぐことができる製品の流出を可能とし、且つ、その切断及び／又は開封及び／又は断裂及び／又は穿孔の前に、注ぐことができる製品を外部環境から保護するように構成される。

好ましい非限定的な実施形態によると、注出開口面領域は、断裂及び／又は開封及び／又は切断及び／又は穿孔されるように構成される分離膜（示されていないが、それ自体知られている）を備える。特に、分離膜は、指定された注出開口面領域の領域において、特に、指定された注出開口面領域で分離する、パッケージ２の外側からパッケージ２の内側。優先的に、しかし必ずしもそうではないが、分離膜は、ガス及び光バリア材料、たとえば、アルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムを備える。

好ましい非限定的な実施形態によると、分離膜は、包装材料の一部、特に、繊維材料の層とは異なる包装材料の層の一部によって画定される。

特に図１～７を参照すると、注ぎ口３は少なくとも、
－ パッケージ２の指定された注出開口面領域のまわりに装着されるように構成された、且つ／又は、装着されており、少なくとも注出口６が設けられ、パッケージ注ぎ口組立体１及び／又はパッケージ２からの注ぐことができる製品の（制御された）流出を可能とするように構成されたカラー５を有する、ベースフレーム４と、
－ ベースフレーム４、特に、カラー５に結合された且つ／又は結合可能であり、少なくとも選択的に注出口６を開閉するように構成されている蓋組立体７と
を備える。

特に、カラー５は、優先的に、しかし必ずしもそうではないが、長手方向軸Ａと平行な、長手方向軸Ｂに沿って（そして、パッケージ２から離れるように）延在する。

特に、長手方向軸Ｂは、カラー５及び／又は注出口６の中心軸を定義する（カラー５及び／又は注出口６の中心軸に等しい）。

優先的に、カラー５及び注出口６は、特に、長手方向軸Ｂに対して垂直な断面平面に関して（略）円形の断面プロファイルを示す。

有利なことには、蓋組立体７は、
－ 特に、結合リング８がカラー５から分離できないように、カラー５のまわりに回転可能に配置された結合リング８と、
－ 結合リング８にヒンジ連結されて、特に、長手方向の軸Ａ及び／又は長手方向軸Ｂに対して横断する、さらにいっそう特に、直交する、それぞれのヒンジ軸Ｃまわりに角度移動可能な蓋９と
を備える。

特に、蓋組立体７は、蓋９を結合リング８にヒンジ連結するように構成されて、ヒンジ軸Ｃを画定する結合要素１０を備える。

有利なことには、蓋９は、少なくとも、
－ 蓋９がヒンジ軸Ｃに関して閉角度位置であり、特に、パッケージ注ぎ口組立体１及び／又はパッケージ２からの注ぐことができる製品の流出を妨げるために、蓋９が注出口６を覆うように構成される且つ／又は注出口６を覆う、閉構成（図１参照）と、
－ 蓋９がヒンジ軸Ｃに関して開角度位置であり、蓋９が注出口６から分離されるように構成される且つ／又は注出口６から分離されている、開構成（図３参照）と、
－ 蓋９がヒンジ軸Ｃに関して中間角度位置であり、中間角度位置が閉角度位置と開角度位置との間に配置されている、中間構成（図２参照）と
の間で制御可能である。

特に、使用中、閉構成から開構成への蓋９の制御は、最初に、閉構成から中間構成への制御、次いで、中間構成から開構成への制御を必要とする。換言すれば、使用中、閉角度位置から開角度位置への蓋９の制御は、最初に、閉角度位置から中間角度位置、次いで、開角度位置への蓋９の制御を必要とする。

優先的に、蓋９は、
－ 蓋９が閉角度位置にあるときに、注出口６を覆うように構成された頂部１３と、
－ 頂部１３から突出し、蓋９が閉角度位置で制御されているときに、少なくともカラー５を部分的に囲むように構成された側壁１４と
を備える。

特に、蓋９が閉角度位置にあるとき、頂部１３は、長手方向軸Ｂに対して横断している、特に、垂直であり、側壁１４は、長手方向軸Ｂに（略）平行である。

いくつかの可能な非限定的な実施形態によると、蓋９が使用中、閉角度位置（及び、中間角度位置）にあるとき、蓋９、特に、頂部１３及び／又は側壁１４は、カラー５に結合されている。

優先的に、蓋９は内面１５を備え、特に、内面１５は、蓋９が閉角度位置（及び、中間角度位置）にあるとき、カラー５に面する。特に、頂部１３及び側壁１４は、内面１５を保持する。

有利なことには、注ぎ口３は、カラー５に部分的に関連付けられ（且つ／又は、接続するように部分的に関連付けられ、且つ／又は、保持され）、蓋７に部分的に関連付けられた（且つ／又は、接続するように部分的に関連付けられ、且つ／又は、保持され）、閉構成から中間構成への（換言すれば、閉角度位置から中間角度位置への）蓋９の制御が、特に、長手方向軸Ｂに平行、さらにいっそう特に、長手方向軸Ｂと同軸の（共通）回転軸Ｅのまわりでの蓋９及び結合リング８の回転によってのみ可能であるように、且つ、中間構成から閉角度構成への（換言すれば、中間角度位置から閉角度位置への）蓋９の制御が、中間角度位置から閉角度位置への、ヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋９の唯一の角度移動によって少なくとも可能であるように構成される、相互作用装置１６を備える。

優先的に、中間角度位置から閉角度位置への蓋９の制御は、中間角度位置から閉角度位置へのヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋９の唯一の角度移動によって、且つ、回転軸Ｅのまわりでの蓋９及び結合リング８の回転によって、選択的に可能である。

そのような非限定的な実施形態に従って、ユーザは、ヒンジ軸Ｃのまわりでの唯一の角度移動によって蓋９を制御するかどうか、又は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転によって中間角度位置から閉角度位置への蓋９の制御を引き起こすかどうかを自由に選択することができることに注目すべきである。中間角度位置から閉角度位置への蓋９の制御手段を両方組み合わせることも可能であることにさらに注目すべきである。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、注ぎ口３はまた、
－ ベースフレーム４、特に、カラー５に移動可能に結合され、指定された注出開口面領域、特に、分離膜を少なくとも部分的に切断及び／又は断裂及び／又は開封及び／又は穿孔するように構成されている（リング状）カッター１７と、
－ カッター１７と相互作用して、カッター１７が指定された注出開口面領域から後退するように構成された及び／又は指定された注出開口面領域から後退した休止位置と、カッター１７が指定された注出開口面領域を少なくとも部分的に切断及び／又は断裂及び／又は開封及び／又は穿孔するように構成された作動位置との間でカッター１７制御するように構成された制御装置１８と
を備える。

特に、制御装置１８は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９及び結合リング８の回転時に、休止位置から作動位置にカッター１７を制御するように構成される。さらにいっそう特に、制御装置１８は、蓋９及び結合リング８が使用時に閉角度位置から中間角度位置まで初めて蓋９を移動させるために回転軸Ｅのまわりで回転されるときに初めて、休止位置から作動位置にカッター１７を制御するように構成される。

特に図３～７を参照すると、カラー５は、カッター１７が少なくとも部分的に置かれる内部空間１９を区切る。

優先的に、カラー５は、長手方向軸Ｂと直交する断面に関して円形の断面形状を有する。

好ましい非限定的な実施形態によると、カラー５は、内部空間１３に面する内面２０と、内面１５（及び、内部空間１９）の反対側にある外面２１とを備える。

特に、蓋９が閉角度位置（又は、中間角度位置）にあるとき、内面１５は外面２１に面する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、カッター１７は、休止位置から作動位置への移動中に、少なくとも平行移動、特に、回転及び平行移動するように構成される。

優先的に、カッター１７は、指定された注出開口面領域、特に、分離膜を開封及び／又は切断及び／又は断裂及び／又は穿孔するように構成された、（軸方向端部に配置された且つ／又はカッター１７の軸方向端部を画定する）切断部２２を備える。優先的に、切断部２２は、鋸歯状プロファイルを有する（備える）。

好ましい非限定的な実施形態によると、制御装置１８は、休止位置から作動位置へのカッター１７の移動を案内するように構成されたカムグループを備える。

優先的に、カムグループは、カムプロファイルと、カムプロファイルと相互作用するように構成された少なくとも１つの、優先的に、複数の案内要素とを備える。特に、カムプロファイル及び案内要素は、使用時、カッター１７が休止位置から作動位置へ移動するときに回転平行移動を実行するように協働する。

優先的に、カムプロファイルは、カッター１７と関連付けられている、且つ／又は、接続されている、且つ／又は、一体である、そして、案内要素は、ベースフレーム４と、特に、カラー５と、さらにいっそう特に、内面１９と接続されている、且つ／又は、関連付けられている、且つ／又は、一体である。

特に図３～７を参照すると、ベースフレーム４は、注ぎ口３をパッケージ２に結合及び／又は接続するように構成された、並びに／或いは、注ぎ口３をパッケージ２に結合及び／又は接続する結合ベース２３をさらに備える。特に、結合ベース２３は、カラー５を保持する。

優先的に、結合ベース２３は、特に、指定された注出開口面領域の領域において、さらにいっそう特に、指定された注出開口面領域で、パッケージ２の外面に固定されるように構成される、且つ／又は、パッケージ２の外面に固定される。特に、結合ベース２３の少なくとも一部は、実質的に板状構成を有する。

優先的に、しかし必ずしもそうではないが、カラー５は、長手方向軸Ｂに沿って、特に、長手方向軸Ｂに平行に、結合ベース２３から延在する。

特に図４～７を参照すると、制御装置１８は、
－ カッター１７に接続された、特に、カッター１７と一体である、複数の相互作用要素２４と、
－ 蓋９に接続及び／又は結合され、それぞれが１つのそれぞれの相互作用要素２４と相互作用するように構成されている、複数の相互作用部材２５と
を備える。

特に、各相互作用部材２５は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転が回転軸Ｅのまわりでの相互作用部材２５の回転も導くように、蓋９に結合及び／又は接続される。

優先的に、使用中、回転軸Ｅのまわりでの蓋９及び相互作用部材２５の回転は、相互作用部材２５と相互作用要素２４との相互作用、及び、カムプロファイルと案内要素との協働によって、カッター１７の、少なくとも平行の、優先的に、回転平行の移動を引き起こす。

特に図１～４を参照すると、注ぎ口３は、特に、蓋９が使用時に閉角度位置から中間角度位置まで初めて制御される前に、結合リング８及び蓋９を互いに接続する複数の断裂可能な主結合ブリッジ２６も備える。特に、使用中、閉角度位置から中間角度位置へ蓋９を初めて制御する間に、主結合ブリッジ２６は、不可逆的に破断する。さらにいっそう特に、使用中、主結合ブリッジ２６は、休止位置から作動位置へのカッター１７の制御の後に、破断する。

特に図１～４を参照すると、注ぎ口３は、カラー５のまわりに、特に、結合ベース２３と結合リング８との間に配置されるタンパーエビデンスリング２７も備える。特に、タンパーエビデンスリング２７は結合リング８と平行であり、結合リング８から軸方向に移動される。

特に、注ぎ口３は、タンパーエビデンスリング２７及び結合リング８を互いに結合する断裂可能な補助結合ブリッジ２８も備える。補助結合ブリッジ２８は、回転軸Ｅのまわりの蓋９及び結合リング８が初めて回転されたときに、不可逆的に破断するように構成される。優先的に、使用中、補助結合ブリッジ２８は、休止位置から作動位置へのカッター１７の移動の前に破断する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、カラー５は、特に、外面２１から突出し、結合リング８と相互作用するように構成された相互作用リング２９を備える。優先的に、相互作用リング２９は、結合リング８をカラー５に不可分に結合し、回転軸Ｅのまわりの結合リング８の回転を可能とするように構成される。

有利なことには、特に図１～７を参照すると、相互作用装置１６は少なくとも、
－ カラー５に関連付けられた、特に、カラー５に接続された、且つ／又は、カラー５によって保持された主相互作用構造３３と、
－ 蓋９に関連付けられ、特に、蓋９に接続され、且つ／又は、蓋９によって保持され、主相互作用構造３３と相互作用するように構成された主相互作用ユニット３４と
を備える。

特に、主相互作用構造３３と主相互作用ユニット３４との相互作用は、使用中、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の移動が回転軸Ｅのまわりの蓋９（及び、結合リング８）の回転を必要とするような相互作用である（すなわち、主相互作用ユニット３４と主相互作用構造３３との間の相互作用は、閉角度位置から中間角度位置まで蓋９を制御するために、ヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋９の唯一の角度移動を可能にしない）。

本明細書の範囲内では、ヒンジ軸Ｃのまわりの蓋９の唯一の角度移動が、蓋９が回転軸Ｅに対して角度をなして固定されたまま生じるヒンジ軸Ｃのまわりの蓋９の角度移動であることに注目すべきである。換言すれば、蓋９が回転軸Ｅのまわりを回転しない場合、ヒンジ軸Ｃのまわりの蓋９の任意の角度移動は、唯一の角度移動である。

優先的に、主相互作用構造３３及び主相互作用ユニット３４の相互作用は、初めて回転軸Ｅのまわりで蓋９が回転するとき、ヒンジ軸Ｃのまわりの、特に、閉角度位置から中間角度位置までの蓋９の角度移動が、休止位置から作動位置までのカッター１７の移動後のみ実行されるような相互作用である。

優先的に、主相互作用ユニット３４は、
－ ヒンジ軸Ｃのまわりでの、特に、閉角度位置から中間角度位置までの蓋９の角度移動を妨げるように、主相互作用構造３３の当接面３６に当接するように構成された第１の係合面３５と、
－ ヒンジ軸Ｃのまわりの、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の角度移動を制御する且つ／又は作動させるように、特に、第１の係合面３５の反対側にあり、主相互作用構造３３の案内面３８に沿って摺動するように構成された第２の係合面３７と
を備える。

特に、第１の係合面３５及び当接面３６の相互作用は、閉角度位置における蓋９のロック機構を画定する。

特に、第２の係合面３７及び案内面３８は、それぞれのカム機構を画定する。

優先的に（図５及び６参照）、第１の係合面３５及び第２の係合面３７は、回転軸Ｅに対する蓋９の角度位置に依存して、それぞれ当接面３６及び案内面３８と相互作用するように構成される。

優先的に、主相互作用構造３３及び主相互作用ユニット３４は、蓋９が第１の角度の蓋位置と第２の角度の蓋位置との間で回転軸Ｅに対して位置付けられるとき、第１の係合面３５及び当接面３６が互いに相互作用し（図５参照）、蓋９が第３の角度の蓋位置と第４の角度の蓋位置との間で回転軸Ｅに対して配置されるとき、第２の係合面３７及び案内面３８が互いに相互作用する（図６参照）ように設計される。特に、第３の角度の蓋位置及び第４の角度の蓋位置は、第２の角度の蓋位置と第１の角度の蓋位置との間に配置される。

特に、蓋９が第１の角度の蓋位置と第２の角度の蓋位置との間で回転軸Ｅに対して位置付けられるとき、第２の係合面３７及び案内面３８は互いに相互作用せず（図５参照）、蓋９が第３の角度の蓋位置と第４の角度の蓋位置との間で回転軸Ｅに対して配置されるとき、第１の係合面３５及び当接面３６は互いに相互作用しない（図６参照）。

換言すれば、蓋９が第１の角度の蓋位置と第２の角度の蓋位置との間で回転軸Ｅに対して配置されるとき、第１の係合面３５は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転の間、当接面３６に対して当接するように構成され、蓋９が第３の角度の蓋位置と第４の角度の蓋位置との間に配置されるとき、第２の係合面３７は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転の間、案内面３８上で摺動するように構成される。

特に、蓋９が第３の角度の蓋位置から第４の角度の蓋位置まで回転するように、回転軸Ｅのまわりで蓋９がある程度まで回転するとき、ヒンジ軸Ｃのまわりの蓋９の角度移動は、閉角度位置から中間角度位置へ蓋９を移動させるような角度移動であることに注目すべきである。

さらにまた、使用中、第４の角度の蓋位置から第３の角度の蓋位置への蓋９の回転の間、ヒンジ軸Ｃのまわりで、中間角度位置から閉角度位置へ、蓋９を、角度を付けて移動させることが可能である。

特に、主相互作用ユニット３４及び主相互作用構造３３はまた、（再閉動作の間）中間角度位置から閉角度位置へ蓋９を制御するための、ヒンジ軸Ｃのまわりの唯一の角度移動が可能であるように構成される。そのような場合（すなわち、再閉動作の間）、主相互作用ユニット３４は、主相互作用構造３３を越えることができ、蓋９が再び閉角度位置になると、閉角度位置から中間角度位置への逆方向の移動は、当接面３６と第１の係合面３５との間の相互作用によって防がれる。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用構造３３及び主相互作用ユニット３４はまた、閉角度位置から中間角度位置への移動が終了した後、蓋９を中間角度位置に維持するように構成される。

優先的に、案内面３８は当接面３６の反対側にある。

特に、当接面３６は結合ベース２３に面し、案内面３８は結合ベース２３の反対に面する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用構造３３は、
－ 長手方向軸Ｂのまわりで第１の角度位置Ｘと第２の角度位置Ｙとの間で延在し、当接面３６を保持する係止部３９と、
－ 案内面３８を保持し、長手方向軸Ｂのまわりで第３の角度位置Ｖと第４の角度位置Ｗとの間で延在し、第２の角度位置Ｙと第１の角度位置Ｘとの間に配置されるカム部４０と
を備える。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、カム部４０は、少なくとも主カム部４２を備え、特に、主カム部４２から間隔をあけられた補助カム部４３も備える。優先的に、補助カム部４３は、回転軸Ｅに関して、主カム部４２から角度をなして、軸方向に離間している。

優先的に、主カム部４２は、案内面３８の主案内部４４を保持し（備え）、特に、補助案内部４３は、案内面３８の補助案内部４５を保持する（備える）。

特に、係止部３９は（略）円弧状である。

優先的に、係止部３９及び／又は当接面３６は、長手方向軸Ｂに対して横断方向の、特に、垂直な第１の平面内にある。

優先的に、カム部４０及び／又は案内面３８は、係止部３９及び／又は当接面３６に対して傾斜している。さらにより優先的に、主カム部４２及び主案内部４４、特に、さらに、補助カム部４３及び補助案内部４５は、係止部３９及び／又は当接面３６に対して傾斜している。

特に、主カム部４２及び／又は主案内部４４は、長手方向軸Ｂに対して横断方向の（第１の平面とは異なる）第２の平面内にある。さらにいっそう特に、補助カム部４３及び／又は補助案内部４５は、第２の平面から離間した（第１の平面及び第２の平面とは異なる）第３の平面内にある。

優先的に、第２の平面、及び特に第３の平面は、第１の平面に対して傾斜している。

特に、使用中、案内面３８上での第２の係合面３７の摺動は、蓋９を結合リング８から遠ざけるように、方向で結果として力になる。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用構造３３、特に、係止部３９は、（当接面３６の反対側の、）蓋９がヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋の唯一の角度移動によって中間角度位置から閉角度位置へ角度をなして移動することを可能にするように設計された、補助面４１を備える。特に、補助面４１は、ヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋９の唯一の角度移動の間に、主相互作用ユニット３４が、主相互作用構造３３、特に、係止部３９を越えるように設計される。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、蓋９を中間角度位置に維持するように蓋９が中間角度位置に制御されているとき、補助面４１はまた、主相互作用ユニット３４と相互作用するように構成される。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用構造３３、特に、係止部３９及びカム部４０は、外面２１に接続され、特に、外面２１から突出する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用ユニット３４は少なくとも、第１の係合面３５を保持する（備える）第１の相互作用要素５０と、第２の係合面３７の少なくとも第１の部分５２を保持する（備える）第２の相互作用要素５１とを備える。特に、第１の部分５２は、使用時、閉角度位置から中間角度位置まで蓋９を制御するために、主案内部４４に沿って摺動するように構成される。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、第１の相互作用要素５０は、第１の係合面３５の反対側の、蓋９が中間角度位置に配置されているときに、少なくとも補助面４１を係合するように構成された相互作用面５３を保持する（備える）。特に、相互作用面５３と補助面４１との係合により、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の移動終了後、蓋９を中間角度位置に維持することが可能となる（図７参照）。

図１～７に示される実施形態によると、相互作用面５３は、第２の係合面３７の第２の部分も画定する。特に、相互作用面５３は、使用時、補助案内部４５に沿って摺動するように構成され、使用中、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の移動を促進する。

優先的に、第１の相互作用要素５０は、第１の係合面３５を保持する（備える）主壁５４と、主壁５４から突出する少なくとも１つの歯５５とを備える。

特に、歯５５は、相互作用面５３を保持する（備える）。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によると、主相互作用ユニット３４、特に、第１の相互作用要素５０及び第２の相互作用要素５１は、特に、内面１５からの、特に、側壁１４からの突出部に接続される。

優先的に、第１の相互作用要素５０及び第２の相互作用要素５１は、回転軸Ｅに関して、軸方向に、特に、斜めにも、互いから変位する。

使用中、パッケージ注ぎ口組立体１、特に、パッケージ２からの注ぐことができる製品の流出は、注出口６の解放を必要とする。これは、閉構成から開構成まで蓋９を制御することによって行われる。さらにいっそう特に、最初、蓋９は、閉構成から中間構成まで制御され、次いで、中間構成から開構成まで制御される。

特に、閉構成から中間構成への蓋９の移動は、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転を必要とする。さらにいっそう特に、中間構成から開構成への制御は、ユーザがヒンジ軸Ｃのまわりで蓋９を、角度を付けて移動させることで行われる。

優先的に、初めて蓋９が閉構成から中間構成まで制御されるとき、カッター１７は、注出開口面領域、特に、分離膜を開封及び／又は断裂及び／又は穿孔するために、休止位置から作動位置まで制御される。特に、休止位置から作動位置へのカッター１７の制御は、閉構成から開構成までの蓋９の制御の前に発生する。

より詳細には、閉構成から中間構成への蓋９の制御の間、ヒンジ軸Ｃに対する蓋９の角度位置は、閉角度位置から中間角度位置に変えられる。第１の係合面３５が当接面３６に当接するとき、蓋９は、回転軸Ｅのまわりで、第１の角度の蓋位置から第４の角度の蓋位置まで、第２の角度の蓋位置及び第３の角度の蓋位置を通り過ぎて回転する必要がある。蓋９は回転軸Ｅのまわりを回転し、ヒンジ軸Ｃのまわりで、閉角度位置から中間角度位置への角度移動を作動させるように、第３の角度の蓋位置から第４の角度の蓋位置へ角度を付けて移動する間、第２の係合面３７は、案内面３８上で摺動する。

さらにより詳細には、第２の係合面３７が案内面３８上で摺動する間、少なくとも第１の部分５２は、主案内部４４に沿って摺動し、特にまた、相互作用面５３は、補助案内部４５に沿って摺動する。

優先的に、蓋９が中間角度位置に制御された後、相互作用面５３と補助面４１との係合は、ヒンジ軸Ｃに対して蓋９の角度位置が固定されるままであることを保証する。

ユーザが注ぐことができる製品の流出を新たに妨げることを意図するとき、ユーザは、蓋９を再び（再閉動作の間）閉角度位置に制御することができる。最初、蓋９を、開角度位置から中間角度位置まで制御する必要があり、続いて、蓋９を中間角度位置から閉角度位置へ制御する。後者は、ヒンジ軸Ｃのまわりでの蓋９の唯一の角度移動によって、特に或いは、回転軸Ｅのまわりでの蓋９の回転によって、得ることができる。

図８～１０を参照すると、数字３’は、本発明による注ぎ口の代替の実施形態を示す。注ぎ口３’は注ぎ口３と類似しているので、以下の説明は、可能な場合には、同一の又は対応する部分に同じ参照番号を使用して、それらの間の相違点に限定される。

特に、カム部４０が、主カム部４２を備え、補助カム部４３を備えないという点で、注ぎ口３’は注ぎ口３と異なる。さらにいっそう特に、相互作用面５３は、補助面４１を係合するように構成されるが、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の移動を促進しない。換言すれば、第２の相互作用要素５１のみが、閉角度位置から中間角度位置への蓋９の角度移動に寄与する。

優先的に、第１の相互作用要素５０が主壁５４から突出する２つの歯５５を備えるという点でも注ぎ口３’は注ぎ口３と異なる。特に、歯５５は互いに平行であり、それぞれが相互作用面５３の各部を保持する。

図１１及び１２を参照すると、数字３’’は、本発明による注ぎ口のさらなる代替の実施形態を示す。注ぎ口３’’は注ぎ口３’と類似しているので、以下の説明は、可能な場合には、同一の又は対応する部分に同じ参照番号を使用して、それらの間の相違点に限定される。

特に、主相互作用ユニット３４が少なくとも、第２の相互作用要素５１とは異なる（そして、引き離された）、第２の係合面３７の少なくとも第３の部分５７を保持する（備える）第３の相互作用要素５６を備えるという点で注ぎ口３’’は注ぎ口３’と異なる。特に、第３の相互作用要素５６は、回転軸Ｅに対して第２の相互作用要素５１から角度を付けて移動する。さらにいっそう特に、第３の相互作用要素５６は、使用中、閉構成から中間構成まで蓋９を制御する間、最初は、第３の部分５７が主案内部４４と係合し、その後、第１の部分５２が主案内部４４と係合するように配置される。

優先的に、第３の部分５７及び第１の部分５２は、特に、第２の平面と平行である共通の平面内にある。

優先的に、主相互作用構造３３、特に、カム部４０が、特に、主カム部４２の機械的安定性を高めるために、特に、主カム部４２と一体の、主カム部４２を支持するように構成された、複数の離間した支持隆起５８を備えるという点でも注ぎ口３’’は注ぎ口３’と異なる。

本発明による注ぎ口３、３’、及び３’’及び／又はパッケージ注ぎ口組立体１の利点は、前述の説明から明らかであろう。

特に、蓋９は、結合リング８に接続されることによって、パッケージ注ぎ口組立体１の他の部分から分離することができない。これは、蓋９が散乱する可能性を防ぐ。

パッケージ注ぎ口組立体１の開口（注出口６の開口）は、知られている種類の注ぎ口によるユーザの経験に従う蓋９の回転によって行われるので、蓋９の動作が直観的であるというさらなる利点がある。

いっそうさらなる利点は、第２の係合面３７と案内面３８との相互作用（さらに、補助案内部４５及び補助カム部４３による支持）が、蓋９を開角度位置の方へさらに移動させることが可能であることをユーザに示す中間角度位置に蓋９を移動させることであるが分かる。

別の利点は、使用時、主案内部４４と相互作用する第２の係合面３７の部分の表面積を増やすことを可能にする第３の相互作用要素５６も提供することに関する。

明らかに、本明細書に記載されるような注ぎ口３、３’、及び３’’並びに／又はパッケージ注ぎ口組立体１に、添付の特許請求の範囲で定義される保護の範囲から逸脱しない範囲で変更が行われてもよい。

示されない代替的な非限定的な実施形態によると、主相互作用ユニット３４は第１の相互作用要素５０のみ備え、第１の相互作用要素５０は、第１の係合面３５及び第２の係合面３７を保持する（備える）。さらにまた、カム部４０は、補助カム部４３のみ備える。

示されない代替的な非限定的な実施形態によると、主相互作用ユニット３４は、第３の相互作用要素５６も備える。

Claims (16)

1. 注ぐことができる製品が充填される容器（２）、特に、密封パッケージ（２）のための注ぎ口（３、３’）であって、少なくとも、
   － 前記注ぐことができる製品の流出を可能とするように構成された注出口（６）を有するカラー（５）と、
   － 前記カラー（５）のまわりに回転可能に配置された結合リング（８）と、前記結合リング（８）にヒンジ連結されて、それぞれのヒンジ軸（Ｃ）のまわりに角度移動可能な蓋（９）とを有する蓋組立体（７）と
   を備え、
   前記蓋（９）が、少なくとも、
   － 前記蓋（９）が前記ヒンジ軸（Ｃ）に関して閉角度位置であり、前記蓋（９）が前記注出口（６）を覆うように構成される且つ／又は前記注出口（６）を覆う、閉構成と、
   － 前記蓋（９）が前記ヒンジ軸（Ｃ）に関して開角度位置であり、前記蓋（９）が前記注出口（６）から分離されるように構成される且つ／又は前記注出口（６）から分離されている、開構成と、
   － 前記蓋（９）が前記閉角度位置と前記開角度位置との間に配置された、前記ヒンジ軸（Ｃ）に関して中間角度位置である、中間構成と
   の間で制御可能であり、
   前記注ぎ口（３）が、前記カラー（５）に部分的に関連付けられて、前記蓋（９）に部分的に関連付けられた相互作用装置（１６）を備え、
   前記相互作用装置（１６）が、前記閉構成から前記中間構成への前記蓋（９）の制御が回転軸（Ｅ）のまわりでの前記蓋（９）及び前記結合リング（８）の回転によってのみ可能であるように、且つ、前記中間構成から前記閉構成への前記蓋（９）の制御が、前記中間角度位置から前記閉角度位置への、前記ヒンジ軸（Ｃ）のまわりでの前記蓋（９）の唯一の角度移動によって可能であるように構成される、
   注ぎ口（３、３’）。
2. 前記中間構成から前記閉構成への前記蓋（９）の制御が、前記ヒンジ軸（Ｃ）のまわりでの前記蓋（９）の唯一の角度移動によって、且つ、前記回転軸（Ｅ）のまわりでの前記蓋（９）及び前記結合リング（８）の回転によって、選択的に可能である、
   請求項１に記載の注ぎ口。
3. 前記相互作用装置（１６）が少なくとも、
   前記カラー（５）に関連付けられた主相互作用構造（３３）と、
   前記蓋（９）に関連付けられ、前記主相互作用構造（３３）と相互作用するように構成された主相互作用ユニット（３４）と
   を備え、
   前記主相互作用ユニット（３４）が、
   － 前記ヒンジ軸（Ｃ）のまわりの、前記閉角度位置から前記中間角度位置への前記蓋（９）の角度移動を妨げるように、前記主相互作用構造（３３）の当接面（３６）に対して当接するように構成された第１の係合面（３５）と、
   － 前記ヒンジ軸（Ｃ）のまわりの、前記閉角度位置から前記中間角度位置への前記蓋（９）の角度移動を制御するように、前記主相互作用構造（３３）の案内面（３８）に沿って摺動するように構成された第２の係合面（３７）と
   を備える、
   請求項１又は２に記載の注ぎ口。
4. 前記第１の係合面（３５）及び前記第２の係合面（３７）が、前記回転軸（Ｅ）に対する前記蓋（９）の角度位置の関数として、それぞれ前記当接面（３６）及び前記案内面（３８）と相互作用するように構成される、
   請求項３に記載の注ぎ口。
5. 前記主相互作用構造（３３）が、
   － 前記注出口（６）及び／又は前記カラー（５）の長手方向軸（Ｂ）のまわりで第１の角度位置（Ｘ）と第２の角度位置（Ｙ）との間で延在し、前記当接面（３６）を保持する係止部（３９）と、
   － 前記案内面（３８）を保持し、前記長手方向軸（Ｂ）のまわりで第３の角度位置（Ｖ）と第４の角度位置（Ｗ）との間で延在し、前記第２の角度位置（Ｙ）と前記第１の角度位置（Ｘ）との間に配置されるカム部（４０）と
   を備える、
   請求項３又は４に記載の注ぎ口。
6. 前記係止部（３９）及び／又は前記当接面（３６）が、前記長手方向軸（Ｂ）に対して横断方向の、特に、垂直な平面内にある、
   請求項５に記載の注ぎ口。
7. 前記カム部（４０）が、前記係止部（３９）に対して傾斜している、
   請求項５又は６に記載の注ぎ口。
8. 前記案内面（３８）が前記当接面（３６）の反対側にある、
   請求項５～７のいずれか一項に記載の注ぎ口。
9. 前記蓋（９）が前記回転軸（Ｅ）に関して第１の角度の蓋位置と第２の角度の蓋位置との間で前記回転軸（Ｅ）に対して位置付けられるとき、前記第１の係合面（３５）が、前記回転軸（Ｅ）のまわりでの前記蓋（９）の回転の間、前記当接面（３６）に対して当接するように構成され、
   前記蓋（９）が第３の角度の蓋位置と第４の角度の蓋位置との間で前記回転軸（Ｅ）に対して位置付けられ、前記第２の角度の蓋位置と前記第１の角度の蓋位置との間に配置されるとき、前記第２の係合面（３７）が、前記回転軸（Ｅ）のまわりでの前記蓋（９）の回転の間、前記案内面（３８）に沿って摺動するように構成される、
   請求項３～８のいずれか一項に記載の注ぎ口。
10. 前記蓋（９）が内面（１５）を備え、前記カラー（５）が外面（２１）を備え、
    前記蓋（９）が前記閉構成に制御されているとき、前記内面（１５）及び前記外面（２１）が互いに面し、
    前記主相互作用構造（３３）が前記外面（２１）に接続され、前記主相互作用ユニット（３４）が前記内面（１５）に接続される、
    請求項３～９のいずれか一項に記載の注ぎ口。
11. 前記主相互作用構造（３３）が前記外面（２１）から突出し、且つ／又は、
    前記主相互作用ユニット（３４）が前記内面（１５）から突出する、
    請求項１０に記載の注ぎ口。
12. 前記主相互作用ユニット（３４）が、
    前記第１の係合面（３５）を保持する第１の相互作用要素（５０）と、
    前記第２の係合面（３７）の少なくとも第１の部分（５２）を保持する第２の相互作用要素（５１）と
    を備える、
    請求項１１に記載の注ぎ口。
13. 前記第１の相互作用要素（５０）が、前記第２の係合面（３７）の第２の部分（５３）を保持し、
    前記案内面（３８）が、主案内部（４４）と補助案内部（４５）とを備え、
    使用中、前記第２の相互作用要素（５１）が、前記主案内部（４４）と相互作用するように構成され、前記第１の相互作用要素（５０）が、前記補助案内部（４５）と相互作用するように構成される、
    請求項１２に記載の注ぎ口。
14. 前記主相互作用ユニット（３４）が、前記第２の相互作用要素（５１）とは異なり、前記第２の係合面（３７）の少なくとも第３の部分（５７）を保持する第３の相互作用要素（５６）を備える、
    請求項１２又は１３に記載の注ぎ口。
15. 前記主相互作用構造（３３）及び前記主相互作用ユニット（３４）が、前記閉角度位置から前記中間角度位置への移動が終了した後、前記蓋（６）を前記中間角度位置に維持するようにも構成される、
    請求項１～１４のいずれか一項に記載の注ぎ口。
16. 特に、多層包装材料から形成され、注ぐことができる製品が充填され、指定された注出出口面領域を備える密封パッケージ（２）と、
    前記指定された注出出口面領域のまわりに装着された、請求項１～１５のいずれか一項に記載の注ぎ口（３）と
    を備える、
    パッケージ注ぎ口組立体（１）。
    

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