JP2022517766A - プーリおよびケーブル構成 - Google Patents
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Abstract
第1のプーリ軸を中心に回転可能な第1のプーリと、第1のプーリが第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分が第1のプーリから巻き戻されるように、第1のプーリの周りに巻き付けられた第1のケーブル部分と、第1のプーリが第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第2のケーブル部分が第1のプーリにさらに巻き付けられるように、第1のプーリの周りに巻き付けられた第2のケーブル部分と、を備え、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分が、第1のプーリを半径方向に通過する連続ケーブルを形成する、プーリシステム。【選択図】図3
Description
本開示は、プーリシステム、およびそのようなプーリシステムを組み込んだロボットアームに関する。
トルクまたは回転運動を異なる位置の間で伝達するために、バンドおよびケーブルをプーリの周りに巻き付けることが知られており、異なるサイズのプーリを使用することによって、トルクは増減でき、また回転速度も増減できる。しかしながら、ケーブルおよびバンドはまた、プーリに対して滑るという難点を有する場合があり、これはシステムの効率を低下させる可能性がある。
ケーブルをプーリに取り付ける試みがなされており、この場合、バンドとは対照的にケーブルが使用される。しかしながら、既知の接続方法は、孔に当接する結び目のあるケーブルを含んでおり、小さな半径を通してケーブルを曲げ、それによってケーブル内に望ましくない高い応力を付与することを伴う。
本発明の第1の態様によれば、請求項1に記載のプーリシステムが提供される。
このようなプーリシステムでは、必要とされるケーブルの数を減らすことができ、製造の容易さを向上させることができる。この方法はまた、ケーブル内にいかなる結び目も形成する必要性を回避することができ、このことはケーブル内のピーク応力を低減し、それによってケーブルの寿命を改善することができる。2つのケーブル部分における張力はある程度相殺される場合があるため、ケーブルとプーリとの間の接続の強度も低下する可能性がある。
第1のプーリは螺旋溝を有してよく、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分はこの溝の中に置かれてよい。このことは、ケーブルがそれ自体と重なり合い、それによってプーリとの摩擦を増大させる可能性、または(隣接するプーリに対する機械的利点を変更することによって)プーリに、またはプーリから送達されるトルクを変化させる可能性を低減することができる。螺旋溝は、両方のケーブル部分が置かれる第1のプーリの周りの単一の連続した螺旋であってよい。
第1のプーリは、実質的に円筒形であってよく、プーリを通って軸方向に延びる通路を備えてよく、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、通路の内側で合流して連続ケーブルを形成してよい。第1のケーブル部分および第2のケーブル部分を接続するための軸方向通路を設けることによって、通路とは反対側のケーブル部分の各々の端部は、第2のプーリの周りに巻き付けられてよく、互いに隣接する位置で第1のプーリから離れることができ、それによって第1のプーリの内部応力を低減することができ、よりコンパクトな構成を提供することができる。
プーリシステムは、第2のプーリをさらに備えてよく、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、第1のプーリの回転が第2のプーリの回転を引き起こすように第2のプーリの周りに巻き付けられてよく、第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分は、第2のプーリ上さらに巻き付けられてよく、第2のケーブル部分は、第2のプーリから巻き戻されてよい。第2のプーリを設けることにより、プーリシステムは、2つのプーリ間でトルクを伝達することができる。第1のプーリを通過し、第2のプーリの周りに巻き付けられたケーブル部分を備える連続ケーブルを有することにより、構成の組み立てやすさ、および耐久性を向上させることができる。
本発明の第2の態様によれば、請求項5に記載のプーリシステムが提供される。このようなプーリシステムでは、2つの平行なケーブルがプーリ間でトルクを伝達することができ、それにより、より細いケーブルを使用することが可能になり、屈曲に起因する、ケーブル内のピーク応力を低減することができる。第1のプーリを半径方向に通過する単一のケーブルを使用することにより、とりわけ、部品の数がより少ないため、製造性が向上した構造を提供することができる。結び目のあるケーブル、およびケーブルの端部への接着剤の塗布に関連する応力の集中を回避することができるため、ケーブルの強度も改善されてよい。
第1のプーリは、第1の螺旋溝と、第1の螺旋溝と交互に配置された第2の螺旋溝とを有してよく、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、それぞれ第1螺旋溝および第2の螺旋溝内に置かれてよい。螺旋溝を使用することにより、ケーブルの一部がそれ自体と重なる可能性が低減され、それにより、より一貫したトルク応答を有するシステムを提供し、また螺旋溝を交互に配置することにより、よりコンパクトな構成が提供される。
第1のプーリは、実質的に円筒形であってよく、第1のプーリを通って半径方向に延びる通路を備えてよい。そのような半径方向の通路は、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分の反対側の端部をひとまとめにしながら、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分の端部がプーリの内側で合流することを可能にし、それによってよりコンパクトな構成を提供する。
通路は、プーリの軸方向端面に形成されたチャネルであってもよい。これにより、ケーブルを通路内により容易に配置することができ、より容易に製造可能なプーリを提供することができる。
プーリシステムは、第2のプーリをさらに備えてよく、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、第1のプーリの回転が第2のプーリの回転を引き起こすように第2のプーリの周りに巻き付けられ、第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分は、第2のプーリにさらに巻き付けられてよく、第2のケーブル部分は、第2のプーリにさらに巻き付けられてよい。これにより、2つの隣接するプーリ間でトルクを伝達するためのコンパクトな構成を提供することができる。
プーリシステムは、第1のプーリが第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第3のケーブル部分が第1のプーリにさらに巻き付けられるように、第1のプーリの周りに巻き付けられた第3のケーブル部分と、第1のプーリが第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第4のケーブル部分が第1のプーリにさらに巻き付けられ、かつ第3のケーブル部分および第4のケーブル部分が第1のプーリを半径方向に通過するさらなる連続ケーブルを形成し得るように、第1のプーリの周りに巻き付けられた第4のケーブル部分と、をさらに備えてよい。これにより、第1のプーリからトルクを伝達するためのより強固な構成を提供することができる。
第3のケーブル部分および第4のケーブル部分は、それぞれ第1のケーブル部分および第2のケーブル部分と実質的に同様であってよく、さらなる連続ケーブルは、連続ケーブルと実質的に同様であってよい。第1のプーリは、最初に言及した通路が形成される軸方向端面の反対側には、第1のプーリを通って半径方向に延びる第2の通路をさらに備えてよく、さらなる連続ケーブルが第2の通路を通過することができ、第2の通路は、第1のプーリの軸方向端面に形成されたチャネルであってもよい。
連続ケーブルおよびさらなる連続ケーブルは、第1のプーリの軸方向に対向する端部で第1のプーリを半径方向に通過することができる。
プーリシステムは、第2のプーリをさらに備えてよく、この場合、第1のケーブル部分、第2のケーブル部分、第3のケーブル部分および第4のケーブル部分は、第1のプーリの回転が第2のプーリの回転を引き起こすように第2のプーリの周りに巻き付けられてよく、第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、第2のプーリにさらに巻き付けられてよく、第3のケーブル部分および第4のケーブル部分は、第2のプーリから巻き出されてよい。
第1のケーブル部分および第2のケーブル部分の一方は、第2のプーリを半径方向に通過してよく、第3のケーブル部分および第4のケーブル部分の一方は、第2のプーリを半径方向に通過してよく、第2のプーリを半径方向に通過するケーブル部分は、第1のケーブル部分、第2のケーブル部分、第3のケーブル部分および第4のケーブル部分が単一の連続ケーブルを形成するように、第2のプーリの内側で接合されてよい。このことは、プーリシステムの製造性をさらに改善することができ、第1の態様を参照して上述した利点のいずれかを提供することができる。
第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、第2のプーリに固定されてよい。任意選択的に、それらはそれらの端部に固定されてもよい。これにより、第2のプーリに対するケーブル部分の滑りを低減することができ、したがって、プーリ間のトルク伝達の効率を改善することができる。
第1のケーブル部分および第2のケーブル部分は、実質的に平行な螺旋状に第1のプーリに巻き付けられてもよい。これは、螺旋溝が存在しない場合でも同様であり得る。
第1のケーブル部分は、第1のプーリの外面にある第1の空隙を通過することができ、第2のケーブル部分は、第1のプーリの外面にある第2の空隙を通過することができる。空隙は、中央空洞または通路に通じる湾曲面にある穴であってよく、またはチャネルへの入口を提供する凹部であってもよく、凹部は湾曲面の軸方向端部に形成される。
連続ケーブルは、少なくとも1つの点で第1のプーリに固定されてよい。これは、第1のプーリに対するケーブル部分の滑りを低減し、それによってシステムの効率を改善することができる。
連続ケーブルは、第1のプーリの内側の点で第1のプーリに固定されてもよい。このことにより、外面を滑らかなままにすることができ、連続ケーブルを取り囲むことができる接着剤を使用することが可能になり得る。これにより、連続ケーブルを第1のプーリにより強力に固定することができる。
連続ケーブルは、第1のプーリに固定されなくてもよい。連続ケーブルは、第1のプーリの周りに固定されずに巻き付けられてもよく、第1のプーリを自由に通過してもよい。これは、連続ケーブル内の応力の集中を低減し、ケーブル全体に均一な量の張力を提供し、それによってケーブルの寿命を改善することができる。このことはまた、2つのプーリを接続するケーブル部分間の均一な張力も可能にすることができる。
第1および/または第2の態様によるプーリシステムは、ロボットシステム用のアクチュエータに組み込まれてもよい。アクチュエータは、ハウジングと駆動シャフトとを有し、ハウジングに対して駆動シャフトを回転させるように構成されたモータと、第1の態様による第1のプーリシステムとを備えることができ、第1のプーリは駆動シャフトに結合されている。
第1のプーリシステムは、第1のプーリの回転により回転するように構成された第2のプーリをさらに備えてよい。第2のプーリは、第2のシャフトに固定されてよく、アクチュエータは、第2の態様による第2のプーリシステムをさらに備えてよく、第2のプーリシステムの第1のプーリは、第2のシャフトに固定される。
第2のプーリシステムは、第2のプーリをさらに備えてよく、第2のプーリシステムの第2のプーリは、モータの周りに配置されてよく、モータハウジングの外側に固定されてもよい。
ここで、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
図1は、第1のプーリ100から第2のプーリ200にトルクを伝達することができるプーリ構成10を示し、第1のプーリ100は、第1のプーリ軸A1を中心に回転可能であり、第2のプーリ200は、第2のプーリ軸A2を中心に回転可能である。第1のプーリ100は、第2のプーリ200よりも著しく小さい半径を有し、したがって、トルクが第1のプーリ100に加えられると、より大きなトルクが、第1のプーリ100よりも低い回転速度で第2のプーリ200に加えられる。しかしながら、第1のプーリ100は、第2のプーリ200よりも大きい半径を有する場合もある。一般に、第1のプーリ100および第2のプーリ200は、異なる半径を有してよい。
第1のプーリ100は、その周りに巻き付けられた2つのケーブル部分、すなわち第1のケーブル部分102と第2のケーブル部分104とを有する。第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104は、実質的に螺旋状に両方のプーリ100、200の周りに巻き付けられている。
ケーブル部分102、104が第1のプーリ100にどのように巻き付けられるかを見ると、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104が第1のプーリ100から離れる点から出発して、第1のケーブル部分102は、第1のプーリ100の第1の軸方向端部101に向かって螺旋状に第1のプーリ100に沿ってこの点から離れて延び、第2のケーブル部分104は、第2の軸方向端部103に向かって螺旋状にこの点から離れて延びる。したがって、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104は、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104が第1のプーリ100を離れる点から離れて反対の軸方向に延在する。第1のプーリ100が回転すると、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104が第1のプーリ100から離れる点は、ケーブル部分102、104が第1のプーリ100に巻きつけられ、第1のプーリ100から巻き出されるとき、第1のプーリに沿って軸方向に移動することが理解されよう。
第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104は、第1のプーリ100および第2のプーリ200が回転するときに、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104は、それらが第1のプーリ100からどのように巻き出され、どのように巻きつけられるかに対応して第2のプーリ200に巻き付けられ、かつ巻き出されるように、第2のプーリ200の周りに巻き付けられている。第1のケーブル部分102は第1の取り付け点202で第2のプーリ200に固定され、第2のケーブル部分104は第2の取り付け点204で第2のプーリ200に固定されている。
この例では、ケーブル部分102,104の両端は、それぞれの取り付け点202,204で二重のポストクリート(すなわち、プーリの表面から延びる2つの隣接する実質的に平行な支柱)の周りに8の字で巻きつけられている。このように構成することで、組み立て時にケーブルに張力をかけ、ケーブルに張力をかけたままプーリ上のポストクリート上にケーブルを巻き付け、張力を取り除く前にケーブルにシアノアクリレートなどの接着剤を塗布することが可能である。ケーブルの自由端は、接着剤に加えてケーブルのための確実な機械的固定を提供するために、8の字の第1のループの下に押し込まれてよい。ケーブル端部は、固定された後にトリミングされてもよい。
第1のプーリ100および第2のプーリ200は両方とも、ケーブルのより一貫した巻き付きを実現し、ケーブルがそれ自体に重なるのを回避するために、ケーブル部分を受け入れるように配置された螺旋溝を有してよい。2つのプーリのうちの大きい方のプーリにある螺旋溝は、2つのプーリのうちの小さい方のプーリにある螺旋溝よりも幅広に離間されてよく、その結果、2つのプーリの間に延びるケーブル部分は、大きな軸方向の範囲を持たない。
螺旋溝は、ケーブルが完全に溝内に置かれることができるように、ケーブルの直径よりも大きい深さを有してよい。溝の深さは、ケーブルの直径よりも少なくとも50%大きくてよく、必要に応じて少なくとも80%大きくてもよい。
図2は、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104を第1のプーリ100に結合するための構成を示す。この構成では、各ケーブル部分102,104はそれぞれの結び目102a、104aを有し、これはケーブル部分の端部がプーリから引き出されるのを防止し、したがってプーリ100に対するケーブル部分の滑りを低減することができる。
しかしながら、そのような結び目102a、104aの構築は、限定された空間内でそのような結び目を構築または結束するために高いレベルの器用さを必要とし、当該結び目を形成するために、ケーブルを小さな半径を通るように曲げる必要があり、これはケーブルが大きな曲げ応力を受けケーブルを弱める可能性があることを意味するので、困難な場合がある。
結び目102a、104aは、それぞれの空隙107,109に当接することができ、結び目が空隙107,109を通り抜けるように引っ張られることができないように、空隙107,109の直径よりも大きい直径を有することができる。
空隙107,109は、第1のプーリ100の外面上のその半径方向外側の開口が螺旋溝105内にあるように形成されてよい。これにより、ケーブル部分102,104は、第1のプーリ100の周りに周方向に巻きつけられてから、空隙107,109を介して第1のプーリ100を半径方向に通過するまで滑らかに移行することが可能になり得る。
図3は、本発明による第1のプーリ100の切り取り図を示す。この構成では、第1のケーブル部分102および第2のケーブル部分104は、第1のプーリ100内の軸方向通路110を通過する連続ケーブルを形成する。これは、通路110内に置かれ、第1の部分102および第2の部分104の両方と一体であるケーブルのさらなる部分106の追加を伴う。ケーブル部分106を通路110内に固定するように配置された接着剤108も提供される。接着剤108は、エポキシ樹脂であってもよく、プーリ100に対するケーブル部分102,104,106の滑りを防止することができる。あるいは、ケーブルに沿って均一な張力があることを確実にするために、接着剤は省略される場合もある。
図3から分かるように、この構成では、結び目は不要であり、よって結び目は使用されず、2つの別個のケーブル片とは対照的に、単一の連続したケーブル片のみが必要である。したがって、より高いレベルの製造性を達成することができる。
接着剤108は、通路110の長さの少なくとも一部を満たしてもよく、通路内のケーブル106の少なくとも一部を半径方向に囲んでもよい。
図3の構成の空隙107,109は、図2を参照して説明したものと実質的に同一であってよい。
図4は、第1のプーリ軸A3を中心に回転可能な第1のプーリ300と、第2のプーリ軸A4を中心に回転可能な第2のプーリ400とを備える第2のプーリ構成20を示す。第1のプーリ300および第2のプーリ400は、第1のケーブル部分302、第2のケーブル部分304、第3のケーブル部分312および第4のケーブル部314を介して結合されている。しかしながら、より少ないケーブルが存在してもよく、いくつかの実施形態では、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304のみが存在する場合もある。
第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304を見ると、これらのケーブル部分は平行に延び、等しい張力を伝えることができ、両方とも第1のプーリ300および第2のプーリ400に巻き付けられ、そこから巻き出されている。第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304は、交互に第1のプーリ300の周りに巻き付けられるように、異なる、平行な、交互に配置された螺旋溝322,324内に置かれてよい。螺旋溝は、上述したように、ケーブルの直径よりも大きい深さを有することができる。
第1のプーリ300の第1の軸方向端部305において、さらなるケーブル部分306は、プーリ300の軸方向端面にチャネルまたは深い溝として形成された通路310を通過することができ、この通路は、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304を接続してよい。第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304の張力は理論的に均一であるべきであるため、さらなるケーブル部分306を通路310に固定する必要はなく、実際には、任意のケーブルが第1のプーリ300に固定される点は存在しなくてもよく、このことは、第1のケーブル部分302と第2のケーブル部分304との間に等しい張力を確保することができるので有利であり得る。第1のプーリ300は、通路310およびさらなるケーブル部分306を囲むために、第1の端面305を覆うカバー(図示せず)をさらに備えてもよい。あるいは、通路310は、通路310内のケーブル部分306が外部から見えるように開放していてもよい。
第3のケーブル部分312および第4のケーブル部分314は、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304と実質的に同様であってよく、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304が第1プーリ300に巻き付けられるのと同じ螺旋溝322,324であり得る交互に配置された螺旋溝内に螺旋状に巻き付けられてよく、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304が接合される方法と実質的に同様の方法で第1の端面305とは反対側の第2の端面303で接合されてよい。第3のケーブル部分312および第4のケーブル部分314は、それらが第1のプーリ300から離れる点から第2の軸方向面303に向かって延びるように第1のプーリ300の周りに巻き付けられてよく、一方で、第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304は第1の軸方向面305に向かって反対方向に延びることが理解されよう。これは、図1に関して説明した第1のケーブル部分および第2のケーブル部分が巻き付けられる方法に類似していてもよく、図4に示される第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304は、図1に示される第1のケーブル部分102に相当し、図4に示される第3のケーブル部分312および第4のケーブル部分314は、図1に示される第2のケーブル部分104に相当する。
第1のケーブル部分302、第2のケーブル部分304、第3のケーブル部分312および第4のケーブル部分314は、第2のプーリ400に略螺旋状に巻き付けられ、第2のプーリ400に固定されてよい。あるいは、ケーブル部分の少なくとも一つは、第2のプーリを半径方向に通過し、他のケーブル部分の一つに隣接してもよく、その結果、4つのケーブル部分302,304,312,314のすべてが単一の連続ケーブルとして接続される。
図5は、2つの別個のケーブルが使用される一実施形態のケーブル構成を示しており、一方のケーブルは第1のケーブル部分302および第2のケーブル部分304を形成し、一方のケーブルは第3のケーブル部312および第4のケーブル部分314を形成する図5は、ケーブルがどのように巻き付けられ得るかを示すために、ケーブルのみを示し、プーリは示していない。
図6は、ケーブル部分がコネクタ500を介して第2のプーリ400にどのように接続され得るかを示す、第2のプーリ400の逆方向の図を示す。
図6から、コネクタ500は、実質的に湾曲しており、第2のプーリ400の外面の曲率と同様の曲率を有し、コネクタから離れるように延びるケーブル部分512,514を有し、ケーブル部分512,514は、コネクタ500の本体と第2のプーリ400との間にあり、ケーブル部分512,514は、固定点502,506でコネクタ500に接続され、固定点は、ケーブル部分512,514がコネクタ500から離れるように延びる端部とは反対側の端部でコネクタ500上に配置されていることが分かる。
ケーブル部分512,514は、図4および図5に示される第1のケーブル部分302、第2のケーブル部分304、第3のケーブル部分312および第4のケーブル部分314と同一のケーブル部分であってよいことが理解されよう。
図7は、コネクタ500の一方が取り外され、コネクタ500を受け入れるための受け入れ部分600を露出させたプーリ400を示す。受け入れ部分600は、第1のケーブル部分512および第2のケーブル部514を受け入れる二つの螺旋溝604,606と、コネクタ500の各歯と係合する受け歯602とを有する。
図8は、一部が除去されたコネクタ500の断面図を示す。したがって、ケーブル部分512は、第1の固定点502からコネクタの長さに沿って延びていることが分かる。コネクタ500はまた、ケーブル部分512の半径方向外側の実質的に平坦な湾曲部分であり、ケーブル部分512に隣接する半径方向内側に歯付き部分522を有する本体520を備える。
歯付き部分522は歯524を備え、各歯は、第1の固定点502から離れる第1の方向に面し、本体部分520に対して実質的に垂直であり、第2の固定点504の方に面する係合面526を有する。各歯はまた、その構造が係合面526を支持し、本体部分520と20度~60度の角度を定める傾斜面528と、係合面526と傾斜面528とを接合する湾曲面530とを有する。各歯524は中実であってよく、係合面526、傾斜面528および湾曲面530によって画定されてよく、本体部分520から離れて延びてよい。
図9は、コネクタ500の平面図を提供し、2つのケーブル平行部分512,514と、ケーブル間にある歯付き部分522とを示している。第2のケーブル部514もまた2つの固定点506,508でコネクタ500に固定されており、固定点502,504,506,508の間に歯付き部522が置かれている。このような対称的な配置を提供することにより、コネクタに対する応力をより均等に相殺させることができ、歯に対する曲げ力を低減することができる。
コネクタ500は、成形プロセスによって、任意選択的に射出成形プロセスによって形成されてよく、ケーブル部分512,514の周りに成形されてよい。ケーブル部分512,514は、金型内に配置され、プラスチックが金型内に導入され、プラスチックがケーブルの繊維を通って拡散し得るときに張力を維持することができる。このようにコネクタを成形することにより、ケーブルに沿ってより一貫した張力を形成することができる。これにより、コネクタ500は、特定のレベルの残留応力を有して形成されてよく、これは、ケーブル部分512,514の各々における引張応力、および本体部分520における圧縮応力として現れる。
余分なケーブルの部分が、金型から両方向(すなわち、固定点502,506から両方向に)に延びてもよく、これらのケーブル部分は、コネクタ500を第2のプーリ400に固定するために使用され、その後除去されてよい。余分なケーブル部分(図示せず)は、固定点502,506から離れて延びる場合があり、コネクタ500をプーリ400に弾性的に結合するために張力を受けて保持されてよい。
図10は、モータ702を備えるアクチュエータ700を示し、モータ702は、駆動シャフト704を回転させるトルクを生成するように構成される。駆動シャフト704は、第1のプーリ706を回転させるように構成されており、これは、第1のケーブル708に結合され、第1のケーブルは、第1のプーリ706を半径方向に通過している。第1のケーブル708は、第2のプーリ710に巻き付けられ、これを回転させるように配置されている。
第2のプーリ710は、第2のシャフトマウント718によって支持された第2のシャフト712上に固定されており、第2のシャフトマウント718は、モータ702に対して回転するように、特にモータ702のハウジングに対して回転するように配置されている。これにより、第2のシャフト712は、モータ702を周回してよい、または第2のシャフトマウント718が所定位置に固定されている場合、モータ702のハウジングが回転してもよい。
アクチュエータ700はまた、第2のシャフト712に固定された第3のプーリ714を備えてもよく、第3のプーリ714は、第2のケーブル、任意選択で第3のケーブル(図示せず)によって第4のプーリ716に結合されてよい。
アクチュエータはまた、ハウジング720を備えてもよく、ハウジングは、プーリ706,710,714,716およびモータ702、ならびに駆動シャフト704、第2のシャフト712、および第2のシャフトマウント718を取り囲むように配置されてよい。
さらなる開示は、以下の項に記載されている。
A.本体と、本体から離れて延び、第1の方向に面する係合面を各々有する複数の歯とを有する歯付き部分と、
歯付き部分に沿って延び、第1の固定点で歯付き部分に固定されるケーブル部分であって、第1の固定点から離れて歯付き部分に沿って第1の方向に延びるケーブル部分と
を備える、ケーブルをプーリに結合するためのコネクタ。
歯付き部分に沿って延び、第1の固定点で歯付き部分に固定されるケーブル部分であって、第1の固定点から離れて歯付き部分に沿って第1の方向に延びるケーブル部分と
を備える、ケーブルをプーリに結合するためのコネクタ。
B.ケーブル部分は、第2の固定点で歯付き部分に固定され、複数の歯は、第1の固定点と第2の固定点との間に位置する、条項Aに記載のコネクタ。
C.ケーブル部分は第1のケーブル部分であり、
コネクタは、第3の固定点で歯付き部分に固定された第2のケーブル部分をさらに備え、該ケーブル部分は、第3の固定点から離れて歯付き部分に沿って、第1のケーブル部分に実質的に平行に第1の方向に延びる、条項AまたはBに記載のコネクタ。
コネクタは、第3の固定点で歯付き部分に固定された第2のケーブル部分をさらに備え、該ケーブル部分は、第3の固定点から離れて歯付き部分に沿って、第1のケーブル部分に実質的に平行に第1の方向に延びる、条項AまたはBに記載のコネクタ。
D.第2のケーブル部分は、第4の固定点で歯付き部分に固定され、複数の歯は、第3の固定点と第4の固定点との間に配置されている、条項Cに記載のコネクタ。
E.複数の歯は、第1のケーブル部分と第2のケーブル部分との間に配置される、条項CまたはDに記載のコネクタ。
F.第1および/または第2のケーブル部分は、第1および/または第3の固定点でそれぞれ終端する、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
G.歯付き部分は湾曲している、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
H.歯付き部分はケーブル部分よりも可撓性が低い、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
I.各係合面は、本体に対して実質的に垂直である、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
J.歯の係合面は各々円弧に対して垂直であり、円弧に沿って置かれている、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
K.歯は実質的に三角形であり、各歯は係合面と本体との間に延在する角度を成す面を有する、任意の先行する条項に記載のコネクタ。
L.角度を成す面は、10度~60度の角度で本体と交わる、条項Kに記載のコネクタ。
M.歯は各々、角度を成す面が係合面と交わる湾曲面を有する、条項KまたはLに記載のコネクタ。
N.円筒面を有するプーリであって、円筒面は受け入れ部分を有し、受け入れ部分は、任意の先行する条項のコネクタを受け入れるように配置された歯付き凹部を有する、プーリ。
O.ケーブル部分を受け入れるように配置された螺旋溝をさらに備える、条項Nに記載のプーリ。
P.条項NまたはOに記載のプーリと、条項AからMのいずれか一項に記載のコネクタとを備える、プーリおよびケーブルシステム。
Q.コネクタの製造方法であって、
コネクタ部分を形成するための金型を設けることと、
金型の少なくとも1つの壁を通してケーブル部分を挿入することと、
コネクタ部分がケーブル内に引張残留応力を伴ってケーブルの周りに形成されるように、ケーブル部分が金型内で張力を受けて保持されながらケーブル部分の周りにコネクタ部分を成形することと、を含む方法。
コネクタ部分を形成するための金型を設けることと、
金型の少なくとも1つの壁を通してケーブル部分を挿入することと、
コネクタ部分がケーブル内に引張残留応力を伴ってケーブルの周りに形成されるように、ケーブル部分が金型内で張力を受けて保持されながらケーブル部分の周りにコネクタ部分を成形することと、を含む方法。
R.ケーブル部分がコネクタ部分から2つの方向に離れて延びるように、ケーブル部分はコネクタ部分の中を通って延びる、条項Qに記載の方法。
S.コネクタ部を形成するために使用される材料は、ケーブル部分の繊維を通って拡散する、条項QまたはRに記載の方法。
T.方法は、条項AからMのいずれか一項に記載のコネクタを形成する、条項Q、RまたはSに記載の方法。
U.条項Pに記載のプーリおよびケーブルシステムを構築する方法であって、
第1または第3の固定点から延びる余分なケーブル部分をコネクタ部分から離して保持することと、
余分なケーブル部分に張力を加えながらコネクタを移動させて受け入れ部分と係合させることと、
コネクタが受け入れ部分と係合された後、余分なケーブル部分を除去することと、を含む、方法。
第1または第3の固定点から延びる余分なケーブル部分をコネクタ部分から離して保持することと、
余分なケーブル部分に張力を加えながらコネクタを移動させて受け入れ部分と係合させることと、
コネクタが受け入れ部分と係合された後、余分なケーブル部分を除去することと、を含む、方法。
本発明を1つまたは複数の好ましい実施形態を参照して上述したが、添付の特許請求の範囲に定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更または修正を行うことができることが理解されよう。
Claims (19)
- 第1のプーリ軸を中心に回転可能な第1のプーリと、
前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分が前記第1のプーリから巻き戻されるように、前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第1のケーブル部分と、
前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に前記第1の方向に回転されるとき、第2のケーブル部分が前記第1のプーリにさらに巻き付けられるように、前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第2のケーブル部分と、を備え、
前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記第1のプーリを半径方向に通過する連続ケーブルを形成する、プーリシステム。 - 前記第1のプーリは螺旋溝を有し、前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は前記溝内に置かれている、請求項1に記載のプーリシステム。
- 前記第1のプーリは、実質的に円筒形であり、前記プーリを通って軸方向に延びる通路を備え、
前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記通路の内側で合流して前記連続ケーブルを形成する、請求項1または2に記載のプーリシステム。 - 第2のプーリをさらに備え、
前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記第1のプーリの回転が前記第2のプーリの回転を引き起こすように前記第2のプーリの周りに巻き付けられ、
前記第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、前記第1のケーブル部分は前記第2のプーリにさらに巻き付けられ、前記第2のケーブル部分は前記第2のプーリから巻き戻される、請求項1から3のいずれか一項に記載のプーリシステム。 - 第1のプーリ軸を中心に回転可能な第1のプーリと、
前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第1のケーブル部分が前記第1のプーリから巻き戻されるように、前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第1のケーブル部分と、
前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に前記第1の方向に回転されるとき、第2のケーブル部分が前記第1のプーリから巻き戻されるように、前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第2のケーブル部分と、を備え、
前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記第1のプーリを半径方向に通過する連続ケーブルを形成する、プーリシステム。 - 前記第1のプーリは、第1の螺旋溝と、前記第1の螺旋溝と交互に配置された第2の螺旋溝とを有し、前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記それぞれの第1の螺旋溝および前記第2の螺旋溝内に置かれている、請求項5に記載のプーリシステム。
- 前記第1のプーリは、実質的に円筒形であり、前記第1のプーリを通って半径方向に延びる通路を備える、請求項5または6に記載のプーリシステム。
- 前記通路は、前記プーリの軸方向端面に形成されたチャネルである、請求項7に記載のプーリシステム。
- 第2のプーリをさらに備え、
前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記第1のプーリの回転が前記第2のプーリの回転を引き起こすように前記第2のプーリの周りに巻き付けられ、
前記第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、前記第1のケーブル部分は前記第2のプーリにさらに巻き付けられ、前記第2のケーブル部分は前記第2のプーリにさらに巻き付けられる、請求項5から8のいずれか一項に記載のプーリシステム。 - 前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に第1の方向に回転されるとき、第3のケーブル部分が前記第1のプーリにさらに巻き付けられるように前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第3のケーブル部分と、
前記第1のプーリが前記第1のプーリ軸を中心に前記第1の方向に回転されるとき、第4のケーブル部分が前記第1のプーリにさらに巻き付けられるように前記第1のプーリの周りに巻き付けられた第4のケーブル部分と、をさらに備え、
前記第3のケーブル部分および前記第4のケーブル部分は、前記第1のプーリを半径方向に通過するさらなる連続ケーブルを形成する、請求項5から9のいずれか一項に記載のプーリシステム。 - 前記連続ケーブルおよび前記さらなる連続ケーブルは、前記第1のプーリの軸方向に向かい合う端部において前記第1のプーリを半径方向に通過する、請求項10に記載のプーリシステム。
- 第2のプーリをさらに備え、
前記第1のケーブル部分、前記第2のケーブル部分、前記第3のケーブル部分および前記第4のケーブル部分は、前記第1のプーリの回転が前記第2のプーリの回転を引き起こすように前記第2のプーリに巻き付けられ、
前記第1のプーリが第1の方向に回転されるとき、前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は前記第2のプーリにさらに巻き付けられ、前記第3のケーブル部分および前記第4のケーブル部分は前記第2のプーリから巻き出される、請求項10または11に記載のプーリシステム。 - 前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分の一方は、前記第2のプーリを半径方向に通過し、
前記第3のケーブル部分および前記第4のケーブル部分の一方は、前記第2のプーリを半径方向に通過し、
前記第2のプーリを半径方向に通過する前記ケーブル部分は、前記第1のケーブル部分、前記第2のケーブル部分、前記第3のケーブル部分および前記第4のケーブル部分が単一の連続ケーブルを形成するように前記第2のプーリの内側で接合されている、請求項12に記載のプーリシステム。 - 前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、前記第2のプーリに固定されている、請求項4、9、12または13に記載のプーリシステム。
- 前記第1のケーブル部分および前記第2のケーブル部分は、実質的に平行な螺旋状に前記第1のプーリに巻き付けられている、請求項1から14のいずれか一項に記載のプーリシステム。
- 前記第1のケーブル部分は、前記第1のプーリの外面にある第1の空隙を通過し、前記第2のケーブル部分は、前記第1のプーリの外面にある第2の空隙を通過する、請求項1から15のいずれか一項に記載のプーリシステム。
- 前記連続ケーブルは、少なくとも1つの点で前記第1のプーリに固定されている、請求項1から16のいずれか一項に記載のプーリシステム。
- 前記連続ケーブルは、前記第1のプーリの内側の点で前記第1のプーリに固定されている、請求項17に記載のプーリシステム。
- 前記連続ケーブルは前記第1のプーリに固定されていない、請求項1から16のいずれか一項に記載のプーリシステム。
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