JP2022514221A - 液体スプレーガン、コネクタリング、液体噴霧装置、及びアダプタシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、流体出口を介して流体リザーバに接続可能な液体スプレーガンを提供する。スプレーガンは、スプレーガンを流体出口と解放可能に接続するための協働コネクタと係合するように構成されたソケット形状を含む。ソケット形状は、一端に開口部を有するボアと、ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、ボアの中心軸に平行な軸方向に端面から離間したラグ部分と、を含む。ラグ部分は、コネクタと係合してコネクタを軸方向に保持するように適合された下面を有する。端面は、少なくとも1つの方向においてコネクタの回転を制限するように適合された第1のキー形状を含む。
Description
本発明は、液体スプレーガン及びコネクタリングに関する。また、本発明は、液体スプレーガンと、コネクタ、例えば、コネクタリングと、を備える液体噴霧装置に関する。更に、本発明は、コネクタリングと、対応するアダプタと、を備えるアダプタシステムに関する。
従来技術では、ほとんどの手持ち式スプレーガンは、従来の流体リザーバ又は塗料カップを取り付けるために、ねじ入口を含む。3MPPS(商標)、DeVibiss DeKUPS(登録商標)、NortonのPaint Cup System、及び類似の製品などの使い捨て塗料カップシステムの導入で、スプレーガンのねじ入口を異なる接続形状に変換するアダプタ(通常、CNC機械加工金属)が提供される。
SATAjet(登録商標)5000BRPスプレーガン(Sata QCC接続を装備)の場合、流体入口はねじ山を有さない。この例では、ラグ部分(突出部)の下に位置し、「くい込む」「ねじ楔」形状は、それ自体スプレーガンの本体又はソケットと一体であり、接続を容易にするために蓋の流体出口に組み込まれる。
米国特許出願公開第2017/0239681(A1)号は、ねじ式アダプタを非ねじ式流体入口に取り付ける手段を提供する変換スリーブを記載している。しかしながら、変換スリーブは、スプレーガンのソケットに設けられたラグ部分と同一平面にない。
欧州特許第2078564(A1)号は、非ねじ式スプレーガン入口に押し嵌めすることができる管状連結部材を記載している。切り欠き部は、スプレーガンソケット内でのインサートの本体部の回転を阻止する。したがって、ねじ式アダプタをねじ込むことができる。しかしながら、管状連結部材は、管状連結部材がスプレーガンソケットから引き出されることを防止する機械的保持部を含んでいない。
欧州特許第2027931(A1)号は、円周方向に、ねじ楔要素の上端から距離を置いて配置される停止要素を記載している。しかしながら、停止要素は、プラスチック製の蓋の一部であるためにプラスチック製である。万一、組み立て中に蓋が回転され過ぎてしまう場合、停止要素は、過度の力が加わることによって変形、歪曲、又は更には破壊され得る。したがって、停止要素は、蓋をスプレーガンのソケットに接続する際、蓋の堅牢な停止を提供しない。
本発明の目的は、従来技術の接続システムを簡略化し、改善することである。具体的には、本発明の1つの目的は、簡略化され改善された、少なくとも1つの方向においてコネクタの回転の制限を提供することである。この目的は、独立請求項に記載の特徴部によって達成される。従属請求項は、本発明の更なる実施形態に関する。
第1の態様によれば、本発明は、流体出口を介して流体リザーバに接続可能な液体スプレーガンを提供する。スプレーガンは、スプレーガンを流体出口と解放可能に接続するための協働コネクタと係合するように構成されたソケット形状を含む。ソケット形状は、一端に開口部を有するボアと、ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、ボアの中心軸に平行な軸方向に端面から離間したラグ部分と、を含む。ラグ部分は、コネクタと係合してコネクタを軸方向に保持するように適合された下面を有し、端面は、少なくとも1つの方向においてコネクタの回転を制限するように適合された第1のキー形状を含む。
したがって、スプレーガンのソケット形状上に第1のキー形状を設けることにより、安定性及び少なくとも1つの方向における回転制限が改善されたスプレーガンに、様々なコネクタを容易に取り付けることができる。
流体出口は、塗料を内部で直接混合するためのリザーバの出口であってもよい。
リザーバは、再使用可能な外側カップ及びカラーを更に備えてもよい。内部で塗料を混合するために、外側カップ内に使い捨てライナーが設けられてもよい。
使い捨てライナーは、使い捨てのフィルタ蓋で閉じることができる。
このようなシステムは、例えば、本出願人の国際公開第98/32539(A1)号(参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)に開示されている。あるいは、スプレーガンリザーバ用の他の種類のライナーは、例えば、米国特許第3,157,360号から公知である。
リザーバの一例は、3M Company(Maplewood,Minnesota,U.S.)製のPPS(商標)システムである。
あるいは、リザーバはカップを含んでもよく、カップは通常、射出成形され、塗料がガンから分注される際に圧潰されず、したがってベントを設けることができる。一例は、SATA(Kornwestheim,Germany)から販売されているRPS(商標)システムである。
塗料を調製、塗布、及び保存するためのこのようなベントが設けられた使い捨てカップは、例えば、米国特許第7,614,571号(参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)から公知である。
更なる非圧潰型カップは、例えば、国際公開第2005/068220(A1)号、国際公開第2006/098623(A1)号、及び本出願人の国際公開第98/32539(A1)号(これらは全て、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)から公知である。
ソケット形状の端面は、平坦であってもよい。
コネクタは、リザーバの蓋であってもよい。例えば、蓋は、スプレーガンを流体出口と解放可能に接続し、少なくとも1つの方向において蓋の回転を制限するための対応する第2のキー形状を含んでもよい。例えば、このような蓋は、SATA(Kornwestheim,Germany)から販売されているRPS(商標)システムで使用される蓋であってもよい。このような蓋は、例えば、欧州特許第2027931(A1)号から公知である。上で概説されるように、このような蓋は、ねじ楔構造を備えてもよく、この構造は、以下で更に説明するように、第2のキー形状として定義されてもよい。
蓋は、追加のアダプタを必要とせずに、スプレーガンのソケット形状に直接接続されてもよい。
あるいは、コネクタは、以下に更に記載されるようなコネクタリングであってもよく、コネクタリングは、各自の第2のキー形状を含む。
コネクタリングは、ねじ式アダプタ又は蓋の非ねじ式ソケット形状への接続を可能にするために使用されてもよい。しかしながら、非ねじ式ソケット形状からの他の変換も、本発明によるコネクタリング、例えば、バヨネット嵌合部又は摩擦嵌合部を使用して可能である。
第1のキー形状は、少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を含んでもよい。
少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を使用することにより、両方向に回転制限を提供することができ、したがって、より安定した嵌合を提供することができる。
少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部は、ボアの中心軸に平行な軸に沿って見たときに、ラグ部分の直下ではない端面の部分に設けられてもよい。
少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部は、単一の突出部又は凹部であってもよい。
ソケット形状の端面上へのラグ部分の中心の突出は、0°における端面上の基準位置として定義されてもよい。この場合、突出部又は凹部は、端面上の15°~345°、好ましくは30°~330°、より好ましくは45°~315°の任意の位置に設けられてもよい。
突出部又は凹部は、上記の定義に従って、30°又は330°、好ましくは45°又は315°、より好ましくは90°又は270°に位置決めされてもよい。
本明細書で言及されるように0°から始まる角度範囲は、端面に沿って時計回りの方向に延びてもよい。
少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部は、複数の突出部及び/又は凹部であってもよい。
複数の突出部及び/又は凹部は、互いに等距離又は不規則な距離で端面上に設けられてもよい。
複数の突出部及び/又は凹部は、端面上でラグ部分の反対側に位置する領域に設けられていてもよい。
上記の定義を考慮すると、すなわち、ソケット形状の端面上へのラグ部分の中心の突出は、0°における端面上の基準位置として定義され得る。この場合、複数の突出部及び/又は凹部は、端面上の15°~345°、好ましくは30°~330°、より好ましくは45°~315°に設けられてもよい。
複数の突出部及び/又は凹部は、上記の定義に従って、15°、180°及び/又は345°、好ましくは30°、180°及び/又は330°、より好ましくは45°、180°及び/又は315°に位置決めされてもよい。
コネクタがSATA(Kornwestheim,Germany)から販売されているRPS(商標)システムで使用される前述の蓋である場合、第1のキー形状は、少なくとも1つの突出部であってもよい。すなわち、第1のキー形状、すなわち、少なくとも1つの突出部は、ねじ楔の前縁部と突出部との係合によって、蓋の外周に配置されたねじ楔の回転を制限することができる。
RPS(商標)システムの蓋の前縁部は傾斜した前縁部であってもよいが、前縁部は、平坦な前縁部を含むように調整されてもよく、それによって、ソケット形状の端面上の少なくとも1つの突出部と係合するときに、より堅牢な端停止、すなわち、回転停止を提供することができる。
それにもかかわらず、RPS(商標)システムの蓋以外の他の蓋もまた、本発明に関連するコネクタとして使用されてもよい。したがって、任意の種類の蓋の場合、第1のキー形状は、少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を備えてもよい。コネクタリングに関連して以下に説明する第2のキー形状と同様、対応する第2のキー形状が、スプレーガンを流体出口と解放可能に接続し、少なくとも1つの方向において蓋の回転を制限するために、蓋に設けられてもよい。
コネクタが(以下に更に記載されるように)コネクタリングである場合、第1のキー形状は、少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を備えてもよい。
少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部は、ボアの軸方向に延びてもよい。
ラグ部分は、ソケット形状からボアの中心軸に向かって突出してもよい。
ラグ部分は、ソケット形状から、端面の幅とほぼ同じ距離だけボアの中心軸に向かって突出してもよい。したがって、アダプタ又は蓋を挿入するためのボアを塞ぐことはない。
好ましくは、ボアを取り囲むラグ部分の径方向内面は、ボアの中心軸に平行な軸方向に沿って見たときに少なくとも部分的に湾曲している。
上記の定義を考慮すると、すなわち、ソケット形状の端面上へのラグ部分の中心の突出は、0°における端面上の基準位置として定義され得る。ラグ部分は、両方向に40°、より好ましくは両方向に30°、更により好ましくは両方向に20°、最も好ましくは両方向に10°の角度範囲内で延びてもよい。
ラグ部分は、端面から軸方向に離間しており、ソケット形状の端面とラグ部分の下面との間の凹部を画定していてもよい。
ラグ部分の下面は、面取りされた面であってもよい。
下面は、少なくとも1mm、好ましくは少なくとも2mm、より好ましくは少なくとも3mm、更により好ましくは少なくとも4mm、端面から離間していてもよい。
端面は、波形形状、鋸歯状、規則的形状、不規則形状のうちの少なくとも1つであってもよい。
端面は、反復又は非反復形状を含んでもよい。
端面は、隆起面と凹面との組み合わせを含んでもよい。
上記の端面の形状は、第1のキー形状を画定し得る。すなわち、第1のキー形状は、端面の形状によって画定されてもよい。
第2の態様によれば、本発明は、上記スプレーガンと、コネクタと、を備える液体噴霧装置を提供する。コネクタは、ラグ部分の下面と係合して、コネクタを軸方向に保持するように適合された第1の面と、第1のキー形状と係合して、少なくとも1つの方向においてコネクタの回転を制限するように適合された第2のキー形状と、を含む。
第1の面は、好ましくはラグ部分の下面と係合したときに、端面から離れる方向に面してもよい。
コネクタは、第2のキー形状を有するコネクタリングを含んでもよい。
第1のキー形状は、好ましくは第2のキー形状とは逆の構造を含む。
コネクタリングは、コネクタリングの外周に沿って間隙を有するC字形状のコネクタリングであってもよく、第2のキー形状は、C字形状のコネクタリングの間隙によって画定されてもよい。
C字形状は、単にコネクタリングの一部であってもよく、機能的形状がC字形である限り、コネクタリングに含まれ得る他の幾何学的部分を除外しない。すなわち、コネクタリングが、第1のキー形状と係合される第2のキー形状を画定するC字形を含む限り、ということである。
コネクタリングのC字形状の部分は、ソケット形状の端面に追従してもよい。
第2のキー形状は、ソケット形状の端面に面するコネクタリングの第2の面上に少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの突出部を含んでもよい。
C字形状及び少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの突出部はいずれも、コネクタリングの回転停止を両方向に提供してもよい。
C字形状を含むコネクタリングは、ソケット形状の端面上に設けられた第1のキー形状に従って、少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を更に含んでもよく、より堅牢な嵌合を提供することができる。
コネクタリングは、ねじ山内面を含んでもよい。
あるいは、コネクタリングは、コネクタリング内にアダプタ又は蓋を保持して、それにより、ソケット形状のボアにアダプタ又は蓋を保持する方法を提供できる限り、バヨネット嵌合部又は摩擦嵌合部を備えてもよい。
液体噴霧装置は、コネクタリングのねじ山内面と係合するねじ山外面を有するアダプタを更に備えてもよい。
アダプタは、コネクタリングにねじ込まれるように適合され及びスプレーガンに当接するように適合され、これにより、アダプタがコネクタリング内にねじ込まれる際に、コネクタリングは、ラグ部分の下面に押し付けられ、液体スプレーガンとアダプタとの間に液密接続をもたらしてもよい。
あるいは、コネクタリングによれば、アダプタは、コネクタリングのバヨネット嵌合部と係合するピン、又はコネクタリング内にアダプタを保持して、それによりソケット形状のボアにアダプタを保持する対応する摩擦嵌合部を含んでもよい。
アダプタは、ボア内に延びるように適合された管状パイプ(流体出口又は流体導管とも称される)を有してもよい。
液体スプレーガンとアダプタとの間の液密接続は、管状パイプをボアに押し付けることによって提供され得る。
管状パイプの前端面は、ボア内の狭窄部に押し付けられてもよい。
管状パイプの前端面は、面取りされてもよい。
スプレーガンのソケット形状は、ソケット形状とは別の部分として追加のアダプタ部分を備えてもよく、アダプタ部分はソケット形状に接続可能であり、アダプタ部分は、ボアであって、ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面を有するボアと、ボアの軸方向に端面から離間したラグ部分と、を含む。ラグ部分は、コネクタと係合してコネクタを軸方向に保持するように適合された下面を有し、ソケット形状の端面は、少なくとも1つの方向においてコネクタの回転を制限するように適合された第1のキー形状を含む。
換言すれば、追加のアダプタ部分がスプレーガンのソケット形状に接続可能であるように設けられてもよく、アダプタ部分は、スプレーガンのソケット形状に加えて、又はその代わりに、前述のラグ部分及び第1のキー形状を含む。
第3の態様によれば、本発明は、噴霧される液体の流体出口に液体スプレーガンを解放可能に接続するためのコネクタリングを提供し、液体スプレーガンは、一端に開口部を有するボアと、ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、ボアの中心軸に平行な軸方向に端面から離間したラグ部分と、を含むソケット形状を含む。コネクタリングは、ラグ部分の下面と係合して、コネクタリングを軸方向に保持するように適合された第1の面と、ソケット形状の第1のキー形状と係合して、少なくとも1つの方向においてコネクタリングの回転を制限するように適合された第2のキー形状と、を含む。
第1の面は、端面から離れる方向に向いていてもよい。すなわち、ソケット形状の端面と係合するとき、第1の面は、端面から離れる方向を向く面として定義され得る。
コネクタリングは、コネクタリングの外周に沿って間隙を有するC字形状のコネクタリングであってもよく、第2のキー形状は、C字形状のコネクタリングの間隙によって画定されている。
第2のキー形状は、コネクタリングの第1の面から離れる方を向くコネクタリングの第2の面上に、少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの突出部を含んでもよい。
コネクタリングは、ねじ山内面を備えてもよい。
第4の態様によれば、本発明は、噴霧される液体の流体出口に液体スプレーガンを解放可能に接続するためのアダプタシステムを提供し、液体スプレーガンは、一端に開口部を有するボアと、ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、ボアの中心軸に平行な軸方向に端面から離間したラグ部分と、を含むソケット形状を含む。アダプタシステムは、上述のコネクタリングと、コネクタリングと係合するように構成されたアダプタと、を含む。
コネクタリングは、ねじ山内面を備えてもよく、アダプタは、コネクタリングの内面と係合するねじ山外面を備えてもよい。
アダプタは、コネクタリングにねじ込まれるように適合され及びスプレーガンに当接するように適合され、これにより、アダプタがコネクタリング内にねじ込まれる際に、コネクタリングは、ラグ部分の下面に押し付けられ、液体スプレーガンとアダプタとの間に液密接続をもたらしてもよい。
あるいは、コネクタリングは、バヨネット嵌合部又は摩擦嵌合部を含んでもよく、アダプタは、コネクタリングのバヨネット嵌合部と係合する対応するピン、又はコネクタリングと係合して、それによりコネクタリング内にアダプタを保持する対応する摩擦嵌合部を備えてもよい。
したがって、本発明は、スプレーガンと噴霧される液体の流体出口との間の改善された接続を提供する。更なる利点は、本明細書の本発明の説明から当業者に明らかであり得る。
本発明は、図面を参照することによって、例示的な実施形態に関して更に説明される。
本発明の一実施形態による液体スプレーガンのソケット形状の斜視図である。
図1による液体スプレーガンのソケット形状の側面図である。
図1による液体スプレーガンのソケット形状の上面図である。
本発明の一実施形態による蓋の斜視図である。
図3の蓋に接続された図1による液体スプレーガンのソケット形状の斜視図である。
本発明の一実施形態によるアダプタの斜視図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
図6Aのコネクタリングの側面図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
図1のソケット形状と、図5のアダプタと、図6Aのコネクタリングとが一緒に組み立てられている斜視図である。
本発明の一実施形態による液体スプレーガンのソケット形状の斜視図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
図9Aのコネクタリングの上面図である。
本発明の一実施形態による液体スプレーガンのソケット形状の斜視図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
本発明の一実施形態による液体スプレーガンのソケット形状の斜視図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
本発明の一実施形態によるコネクタリングの斜視図である。
図14Aのコネクタリングの背面図である。
図14Aのコネクタリングの正面図である。
本発明の一実施形態によるアダプタの斜視図である。
図15Aのアダプタの側面図である。
ここで、図面を参照して、いくつかの好ましい実施形態を説明する。説明のため、特許請求される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な具体的な詳細を記載する。同様の数字は、同じ特徴部を指す。また、特定の実施形態を参照して説明される特徴部の説明は、他の実施形態では繰り返さない。しかしながら、その説明は、他の実施形態にも適用されるものとする。
図1は、液体スプレーガン(図示せず)のソケット形状10の斜視図を示す。いくつかの実施形態では、ソケット形状は、スプレーガン本体と一体形成され得る。ソケット形状10は、図1に示すように、ボア11、端面12、ラグ部分13、ラグ部分13の径方向内面131、突出部14、及び接続面15を含む。
端面12は、ボアの開口部を取り囲む。端面12はボアの開口部を完全に包囲する、すなわち、端面12がボアの開口部の周囲に完全に延びていることが好ましい。いくつかの実施形態では、図1に示すように、ソケット形状の端面12は平坦である。
端面12は、本発明の意味におけるキー形状の一例である突出部14を更に含む。すなわち、本明細書で使用されるキー形状、例えば、突出部14は、対応する形状、好ましくは相補的に凹な形状、例えば突出部14の場合の凹部と係合するように構成された形状を画定する。しかしながら、以下に概説するように、突出部14はまた、(以下に記載されるように)凹部とは異なる対応する構造、例えば、蓋の前縁部と係合されてもよい。
突出部14は、端面12から軸方向に延びる。すなわち、突出部14は、端面12から、ボア11の中心軸A1に平行な方向に延びる。突出部14は、端面12の全幅W1又は端面12の一部のみにわたって延びてもよい。後者では、突出部14は、端面12の外側16から内側17、すなわち、端面12のボア11に位置する側に向かって延び得るが、端面12の内側までずっと延びずに、突出部14と端面12の内側との間の端面12上にいくらかの空間を残してもよい。
ラグ部分13は、中心軸A1に平行な軸方向に端面12から離間している。ラグ部分13は、ソケット形状10の本体からボア11の中心に向かって、すなわち、ボア11の中心軸A1に向かって延びる部分に関する。
ラグ部分13は、ボア11を部分的に取り囲み、軸方向に沿って見たときに湾曲している径方向内面131を有する。いくつかの実施形態では、径方向内面131は、端面12の湾曲に追従する。
ラグ部分13と端面12とは、接続面15によって接続されている。接続面15は、端面12から軸方向に延び、端面12とラグ部分13とを接続する。ラグ部分13と端面12との間の上記間隔は、接続面15が端面12から軸方向に延びることによって画定される。
接続面15は、端面12の外側16に位置する。ラグ部分13は、接続面15から端面12の幅W1とほぼ同じ長さだけボア11の中心軸に向かって延びる。
接続面15は、端面12及び径方向内面131と同じ曲率を有する。
ラグ部分13は、端面12から離れる方向を向く上面18と、端面12に面する下面19と、を有する。下面は、接続面15から径方向内面131までの延長部として画定されている。
ソケット形状10の端面12上へのラグ部分13の中心の突出は、0°における端面12上の基準位置23として定義されてもよい。この場合、突出部14は、図1では90°で端面12に位置決めされ、0°から始まる角度範囲は、端面に沿って時計回りの方向に延びる。
したがって、ラグ部分13は、両方向に約40°の角度範囲、すなわち0°~40°、及び320°~0°の角度範囲内で延びる。
図2A及び図2Bはそれぞれ、図1のソケット形状10の側面図及び上面図である。図2A及び図2Bは、端面12、ラグ部分13、突出部14、及び接続面15を示す。また、接続面15の延長はdで示されている。すなわち、接続面15は、端面12からラグ部分13の下面まで軸方向にパラメータdだけ延びる。
図2Bはまた、ラグ部分13の中心とボアの開口部の中心によって画定される中心線cを示す。中心線cは、本明細書に記載される角度関係を定義するために使用されてもよい。上記に定義したように、ソケット形状10の端面12上へのラグ部分13の中心の突出は、0°における端面12上の基準位置23として定義されてもよい。したがって、図2Bに示される角度α及びβは、ラグ部分13が示された中心線cから両方向に延びる上述の角度範囲を画定する。また、図2Bに示される角度γは、端面12上の突出部14の上述の位置を画定する。この例示的な概念は、本明細書で定義される全ての角度及び角度範囲に適用される。
図3は、蓋20の斜視図を示す。蓋20はまた、一般にコネクタと称されてもよい。図3に示される蓋20は、上面211と下面224と前縁部212とを有する「ねじ楔」形状21を有する流体出口を備える。
流体出口22は、図1及び図2を参照して説明されるように、ソケット形状10のボア11内に挿入される。
ねじ楔形状21は、流体出口22の外周に部分的に延びる、流体出口22の外面から突出する。ねじ楔形状21は、面取りされた上面211と、ねじ楔形状21の前方部分、すなわち、薄い部分にある前縁部212と、を有する。
蓋は、SATA(Kornwestheim,Germany)から販売されているRPS(商標)システムの蓋であってもよい。このような蓋は、例えば、欧州特許第2027931(A1)号から公知である。
図4は、図1及び図2を参照して説明したソケット形状10と図3を参照して説明された蓋20との間の接続部の斜視図を示す。図4から分かるように、ねじ楔形状21は、端面12とラグ部分13との間に挿入される。これは、突出部14が配置されていない側から、ラグ部分13と端面12との間の開口部に前縁部212を挿入することによって達成され得る。ねじ込み、旋回、又はねじり運動によって、ねじ楔形状21の上面211は、ラグ部分13の下面と係合して、ねじ楔形状21の下面は、ソケット形状10の端面12と係合する。これにより、蓋20又はむしろ蓋20の流体出口22は、ねじ楔形状21がラグ部分13と端面12との間にねじ込まれることによって、ソケット形状のボア11内に保持される。したがって、ラグ部分13と端面12とは、蓋20を軸方向に保持する。
また、ねじ楔形状21の前縁部212は、突出部14と係合する、干渉する、又は当接することにより、ねじ込み方向における蓋20の更なる回転移動を防止する。したがって、突出部14は、ねじ楔形状21の前縁部212と係合することによって、蓋20の回転停止を提供する。
ねじ楔形状21の前縁部212は、面取りされていても直線状であってもよい。前縁部212を真っ直ぐな縁部として設けることにより、突出部14の対応する直線、すなわち、側面と係合するときに、より堅牢な回転停止が達成され得る。
図5は、アダプタ30の斜視図を示す。アダプタ30は、図5に見られるように、流体出口31と、流体出口31の外面から、すなわち、流体出口31の軸方向に突出するねじ山外面32と、を含む。アダプタ30は、塗料を混合するためのリザーバ(図示せず)の流体出口に接続するように構成された接続形状33を更に含む。アダプタ30の機能については、図7を参照して以下に更に説明する。
図6A及び図6Bはそれぞれ、コネクタリング40の斜視図及び側面図である。コネクタリング40は、図6Aに見られるように、第1の面41、第2の面42、内面43、凹部44、及びブリッジ部441を含む。
コネクタリング40はまた、概してコネクタと称されてもよい。具体的には、上述したコネクタリング40及び蓋20はいずれも、スプレーガンのソケット形状10にリザーバを直接、又は上述のような追加の構成要素、例えばアダプタ30を使用して接続する目的に供するため、コネクタと称され得る。
第1の面41は、コネクタリング40の上面と称されてもよく、第2の面42は、下面と称されてもよい。第1の面41及び第2の面42は、コネクタリング40の開口部を取り囲む。第1の面41及び第2の面42は、互いに平行な平面内にある。
内面43は、第1の面41と第2の面42とを接続する。図6Aに示すように、内面43は、例えば、図5を参照して説明されるとおり、対応するねじ式アダプタ30を受け入れるようにねじ山をつけることができる。この場合、内面43はまた、ねじ山内面43と称されてもよい。
凹部44は、第2の面42の側からコネクタリング40の一部を切断し、ブリッジ部441を第1の面41上に残すことによって画定される。すなわち、凹部44は、第2の面42の側からの切り欠きであり、所定の幅W2を有するブリッジ部441は、凹部44の端面50及びコネクタリング40の第1の面41によって画定される。
図7を参照して以下の説明から明らかであるように、凹部44は、図1を参照して説明されるとおり、ソケット形状10の突出部14と係合するように構成され、コネクタリング40のねじ山内面43は、図5を参照して説明されるとおり、アダプタ30のねじ山外面32と係合するように構成されている。
しかしながら、本発明によるコネクタリング40のねじ山内面43は、アダプタ30と係合するように限定されないことは明らかである。コネクタリング40のねじ山内面43は、ソケット形状10と、塗料を混合するためのリザーバの流体出口との間の任意の対応するねじ式コネクタと係合することができる。例えば、対応するねじ山面は、対応するリザーバに接続する蓋に含まれてもよく、したがって、アダプタ30を使用せずにソケット形状10とリザーバとを接続することができる。
図6Cは、コネクタリング40の外周に沿って間隙(又は切り欠き)45を有するC字形状のコネクタリング40の斜視図を示し、第2のキー形状がC字形状のコネクタリング40の間隙45によって画定されている。
換言すれば、図6A及び図6Bのコネクタリング40は、ブリッジ部441が省略されるか又は削られるかして、コネクタリング40内の間隙45を画定するという点で修正される。
図7は、図1及び図2を参照して説明したソケット形状10と、図5を参照して説明したアダプタ30と、図6A及び図6Bを参照して説明したコネクタリング40との間の接続部の斜視図を示す。
第1に、コネクタリング40がソケット形状10と係合する結果、第2の面42がソケット形状10の端面12に面し、第1の面41がソケット形状10のラグ部分13の下面に面する。すなわち、コネクタリング40は、ソケット形状10のラグ部分13と端面12との間に少なくとも部分的に位置決めされる。また、ソケット形状10の突出部14は、コネクタリング40の凹部と係合し、それによってコネクタリング40の回転を防止する。
第2に、アダプタ30が、コネクタリング40内にねじ込まれる、すなわち、コネクタリング40のねじ山内面43が、アダプタ30のねじ山外面32と係合して、それによって回転運動が下向き運動に変換される。したがって、アダプタ30又はむしろアダプタ30の流体出口31は、ソケット形状10のボア11内に移動される。流体出口31の下面がボア11の底面と接触するとすぐに、コネクタリング40の第1の面41は、アダプタ30の回転によってラグ部分13の下面に対して押し付けられる。これにより、アダプタ30が、ソケット形状10に固定される。
図8は、別の実施形態による液体スプレーガン(図示せず)のソケット形状10の斜視図を示す。具体的には、図8のソケット形状10は、2つの突出部141、142がソケット形状10の端面12の両側に設けられている点で、図1のソケット形状10とは異なる。
ここでも、ソケット形状10の端面12上へのラグ部分13の中心の突出は、0°における端面12上の基準位置23として定義されてもよく、0°から始まる角度範囲は、端面に沿って時計回りの方向に延びる。この場合、第1の突出部141は、図8では、90°で端面12上に位置決めされ、第2の突出部142は、270°で端面12上に位置決めされている。すなわち、第1の突出部141は、端面12上で第2の突出部142に対して180°に位置決めされる。
図9A及び図9Bはそれぞれ、図8のソケット形状10によるコネクタリング40の斜視図及び上面図である。すなわち、図9A及び図9Bのコネクタリング40は、2つの突出部141、142を備える図8のソケット形状10と係合するように構成されている。したがって、図9A及び図9Bのコネクタリング40は、コネクタリング40の両側に2つの凹部461、462を含む。すなわち、上記の角度範囲の定義によれば、第1の面41上で第1の凹部461は、第2の凹部462に対して180°に位置決めされる。
また、凹部461、462は、凹部461、462が第1の面41及び第2の面42からの切り欠きとして画定されて、第1の面41及び第2の面42を含むそれぞれのブリッジ部421、422を残すという点で、図6A及び図6Bに示す凹部44とは異なる。対照的に、図6Aを参照して説明されるブリッジ部441は、第1の面41のみを含む。
換言すれば、凹部461、462は、凹部461、462におけるコネクタリング40の幅W3を低減させる切り欠きである。対照的に、図6Aを参照して説明される凹部44は、第2の面42に間隙を形成し、第1の面41の幅は、コネクタリング40が延びる全体に沿って均一である。
凹部461、462は、図8のソケット形状10のそれぞれの突出部141、142と係合するように構成されている。
図10は、別の実施形態による液体スプレーガン(図示せず)のソケット形状10の斜視図を示す。具体的には、図10によるソケット形状10は、1つの突出部141及び1つの凹部143が端面12上に設けられているという点で、図8によるソケット形状10とは異なる。
凹部143及び突出部141は、端面12上で互いに反対側に位置決めされる。上述の定義を採用すると、すなわち、ソケット形状10の端面12上へのラグ部分13の中心の突出は、0°における端面12上の基準位置23として定義されてもよい。角度範囲は0°から始まり、端面12に沿って時計回り方向に延びる。この場合、突出部141は、図10では、90°で端面12上に位置決めされ、凹部143は、270°で端面12上に位置決めされている。すなわち、突出部141は、端面12上で凹部143に対して180°に位置決めされる。
凹部143は、ボア11の外面35上に延びるように図10に示されている。しかしながら、凹部143はまた、ボア11の内面36上に延びてもよい。加えて、凹部143はまた、端面12の幅全体にわたって延びてもよい。
図11は、図10を参照して説明したソケット形状10によるコネクタリング40の斜視図を示す。すなわち、コネクタリング40は、1つの突出部47と、ブリッジ部421を有する1つの凹部461と、を含む。凹部461は、図10のソケット形状10の対応する突出部141と係合するように構成される。突出部47は、図10のソケット形状10の対応する凹部143と係合するように構成される。
したがって、突出部47は、第2の面42の幅にわたって部分的にのみ延びる。しかしながら、ソケット形状10の凹部143が端面12の全幅にわたって設けられる場合、突出部47はまた、第2の面42の全幅にわたって延びていてもよい。また、第2の面42上の突出部47の位置は、ソケット形状10上の凹部143の位置に対応してもよい。すなわち、ソケット形状10の凹部143が、図10に示されるようにボア11の外面35に形成される場合、突出部47は、コネクタリング40の外側37からコネクタリング40の幅の少なくとも一部にわたって延びてもよい。同様に、ソケット形状10の凹部143がボア11の内面36から延びる場合、突出部47は、コネクタリング40の内側38からコネクタリング40の幅の少なくとも一部にわたって延びてもよい。
図12は、別の実施形態による液体スプレーガン(図示せず)のソケット形状10の斜視図を示す。具体的には、図12によるソケット形状10は、第2の突出部142が端面12上の異なる位置に位置決めされるという点で、図8によるソケット形状10とは異なる。一方、第1の突出部141は、図8におけるように、端面12上の同じ位置に位置決めされる。
端面12に沿った角度範囲の上記の定義に関して、第1の突出部141は、端面12上の90°に位置決めされ、第2の突出部142は、端面12上の180°に位置決めされている。すなわち、第2の突出部142は、第1の突出部141よりも端面12に沿って更に90°に位置決めされる。
図13は、図12のソケット形状10によるコネクタリング40の斜視図を示す。すなわち、コネクタリング40は、基本的に図9A及び図9Bに示されるものに対応する第1の凹部461及び第2の凹部462を含む。しかしながら、第2の凹部462は、コネクタリング40上の異なる位置に位置決めされる。第2の凹部462は、第1の凹部461に対して、コネクタリング40の外周に沿って更に90°に位置決めされる。したがって、コネクタリング40は、突出部141、142が凹部461、462とそれぞれ嵌合することができるように、図12のソケット形状10に嵌合する。
図14A~図14Cは、代替のコネクタリング40の異なる図である。上記のコネクタリング40とは全く異なり、図14A~図14Cのコネクタリング40は、ねじ山内面を含まない。むしろ、図14A~図14Cのコネクタリング40は、以下で更に説明するように、アダプタの対応するピンと係合するバヨネット嵌合部48を含む。
具体的には、バヨネット嵌合部48は、第2の面42から所定の距離だけ第1の面41に向かって所定の角度で延びる第1の切り欠き52を含む。加えて、バヨネット嵌合部48は、第1の面41及び第2の面42に平行な方向に第1の切り欠きから所定の距離だけ延びる第2の切り欠き53を含む。
また、コネクタリング40は、コネクタリング40の側面に沿って切り欠き49を含む。切り欠き49は、ソケット形状10のラグ部分13を受け入れるように構成される。すなわち、切り欠き49は、切り欠き49がラグ部分13を収容できるだけの所定の寸法を有する。
切り欠き49は、バヨネット嵌合部48の反対側で、第1の面41及び第2の面42から等距離に位置決めされる。
図15A~図15Bは、ピン321を備えるアダプタ30をそれぞれ示し、ピンは図14A~図14Cのコネクタリング40のバヨネット嵌合部48に受け入れられて、コネクタリング40内にアダプタを保持することによって、ソケット形状10のボア11内にアダプタ30の流体出口31を保持することができる。
ピン321は、ピン321をバヨネット嵌合部48の第1の切り欠き52内に位置決めすることによってバヨネット嵌合部48に挿入されるように構成されている。したがって、ピン321は、回転下向き運動で、バヨネット嵌合部48の第1の切り欠き52から第2の切り欠き53まで誘導され、そこで、ピン321を第2の切り欠き53の端部に位置決めし、コネクタリング40内にアダプタ30を保持するために、最終的な回転運動がアダプタ30に加えられなければならない。
本発明によると、バヨネット嵌合部48に加えて、コネクタリング40内に、例えば、アダプタを保持するための代替的な嵌合部が使用されてもよい。例えば、本発明は、対応するアダプタと協働する摩擦嵌合部を含むコネクタリングを用いて使用されてもよい(コネクタリングが、何らかの程度の軸方向移動を受けて位置決めされ、固定されることを条件とする)。
上記及び下記の任意の種類の凹部が、本明細書に記載されるコネクタリング40のいずれかと関連して使用され得ることを理解されたい。本明細書に記載されるソケット形状10又はコネクタリング40上のいずれかの突出部の様々な設計についても同じことが当てはまる。すなわち、突出部及び凹部の具体的な設計は、記載される特定の実施形態に限定されるものではない。突出部が、それぞれの凹部と係合するように構成されていることが唯一の要件である。また、様々な突出部及び/又は凹部の設計が、1つの実施形態において使用されてもよい。
また、端面12上の様々な突出部及び凹部の位置は、特定の位置又は構成に限定されない。すなわち、1つ以上の突出部及び凹部が、端面12上の任意の位置に、かつ互いに対して任意の関係で位置決めされ得る。
本発明は、例示的な実施形態に基づいて説明してきたが、これはいかなる点でも本発明の範囲を制限するべきではない。当業者であれば、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に対する様々な修正が可能であることを理解するであろう。
加えて、当業者であれば、特定の実施形態を参照して説明された特定の特徴を別の実施形態の他の特徴と組み合わせることができることは明らかである。更に、請求項において、「含む(comprising)」という文言は、他の要素又は工程を除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は、複数を除外するものではない。単一のユニットが、請求項に記載されたいくつかの特徴部の機能を果たすことができる。属性又は値に関連した「本質的に」、「約」、「およそ」などの文言は、厳密な属性又は値もまたそれぞれ定義する。
Claims (21)
- 流体出口を介して流体リザーバに接続可能な液体スプレーガンであって、前記スプレーガンは、前記スプレーガンを前記流体出口と解放可能に接続するための協働コネクタと係合するように構成されたソケット形状を含み、
前記ソケット形状は、一端に開口部を有するボアと、前記ボアの開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、前記ボアの中心軸に平行な軸方向に前記端面から離間したラグ部分と、を含み、
前記ラグ部分は、前記コネクタと係合して前記コネクタを前記軸方向に保持するように適合された下面を有し、
前記端面は、少なくとも1つの方向において前記コネクタの回転を制限するように適合された第1のキー形状を含む、液体スプレーガン。 - 前記ソケット形状の前記端面は、平坦である、請求項1に記載の液体スプレーガン。
- 前記第1のキー形状は、少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部を含む、請求項1又は2に記載の液体スプレーガン。
- 前記少なくとも1つの突出部及び/又は少なくとも1つの凹部は、前記軸方向に延びる、請求項3に記載の液体スプレーガン。
- 前記ラグ部分は、前記ソケット形状から前記ボアの前記中心軸に向かって突出している、請求項1~4のいずれか一項に記載の液体スプレーガン。
- 前記ボアを取り囲む前記ラグ部分の径方向内面は、前記ボアの前記中心軸に平行な軸方向に沿って見たときに少なくとも部分的に湾曲している、請求項5に記載の液体スプレーガン。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の前記スプレーガンと、コネクタと、を備える液体噴霧装置であって、前記コネクタは、
前記ラグ部分の前記下面と係合して、前記コネクタを前記軸方向に保持するように適合された第1の面と、
前記第1のキー形状と係合して、少なくとも1つの方向において前記コネクタの回転を制限するように適合された第2のキー形状と、を含む、液体噴霧装置。 - 前記コネクタは、前記第2のキー形状を有するコネクタリングを含む、請求項7に記載の液体噴霧装置。
- 前記コネクタリングは、前記コネクタリングの外周に沿って間隙を有するC字形状のコネクタリングであり、前記第2のキー形状は、前記C字形状のコネクタリングの前記間隙によって画定されている、請求項8に記載の液体噴霧装置。
- 前記第2のキー形状は、前記ソケット形状の前記端面に面する前記コネクタリングの第2の面上に少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの突出部を含む、請求項8又は9のいずれか一項に記載の液体噴霧装置。
- 前記コネクタリングは、ねじ山内面を含む、請求項8~10のいずれか一項に記載の液体噴霧装置。
- 前記コネクタリングの前記ねじ山内面と係合するねじ山外面を有するアダプタを更に含む、請求項11に記載の液体噴霧装置。
- 前記アダプタは、前記コネクタリングにねじ込まれるように適合され及び前記スプレーガンに当接するように適合され、これにより、前記アダプタが前記コネクタリング内にねじ込まれる際に、前記コネクタリングは、前記ラグ部分の前記下面に押し付けられ、前記液体スプレーガンと前記アダプタとの間に液密接続をもたらす、請求項12に記載の液体噴霧装置。
- 噴霧される液体の流体出口に液体スプレーガンを解放可能に接続するためのコネクタリングであって、前記液体スプレーガンは、一端に開口部を有するボアと、前記ボアの前記開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、前記ボアの中心軸に平行な軸方向に前記端面から離間したラグ部分と、を含むソケット形状を含み、前記コネクタリングは、
前記ラグ部分の下面と係合して、前記コネクタリングを前記軸方向に保持するように適合された第1の面と、
前記ソケット形状の第1のキー形状と係合して、少なくとも1つの方向において前記コネクタリングの回転を制限するように適合された第2のキー形状と、を含む、コネクタリング。 - 前記コネクタリングは、前記コネクタリングの外周に沿って間隙を有するC字形状のコネクタリングであり、前記第2のキー形状は、前記C字形状のコネクタリングの前記間隙によって画定されている、請求項14に記載のコネクタリング。
- 前記第2のキー形状は、前記コネクタリングの前記第1の面から離れる方を向く前記コネクタリングの第2の面上に、少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つの突出部を含む、請求項14又は15に記載のコネクタリング。
- 前記コネクタリングは、ねじ山内面を含む、請求項14~16のいずれか一項に記載のコネクタリング。
- 噴霧される液体の流体出口に液体スプレーガンを解放可能に接続するためのアダプタシステムであって、前記液体スプレーガンは、一端に開口部を有するボアと、前記ボアの前記開口部を少なくとも部分的に取り囲む端面と、前記ボアの中心軸に平行な軸方向に前記端面から離間したラグ部分と、を含むソケット形状を含み、前記アダプタシステムは、
請求項14~17のいずれか一項に記載のコネクタリングと、
前記コネクタリングと係合するように構成されたアダプタと、を含む、アダプタシステム。 - 前記コネクタリングがねじ山内面を含み、前記アダプタは、前記コネクタリングの前記内面と係合するねじ山外面を含む、請求項18に記載のアダプタシステム。
- 前記アダプタは、前記コネクタリングにねじ込まれるように適合され及び前記スプレーガンに当接するように適合され、これにより、前記アダプタが前記コネクタリング内にねじ込まれる際に、前記コネクタリングが前記ラグ部分の前記下面に押し付けられ、前記液体スプレーガンと前記アダプタとの間に液密接続をもたらす、請求項19に記載のアダプタシステム。
- 前記コネクタリングは、バヨネット嵌合部又は摩擦嵌合部を含み、前記アダプタは、前記コネクタリングと係合する対応するピン又は摩擦嵌合部を含む、請求項20に記載のアダプタシステム。
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