JP2022189592A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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尚文 加藤
Naofumi Kato
正則 小杉
Masanori Kosugi
均至 村木
Kinji Muraki
哲也 江川
Tetsuya Egawa
貴史 長尾
Takashi Nagao
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Abstract

【課題】装置構成を簡素化できるステアリングロック装置を提供する。【解決手段】ステアリングロック装置15は、車両5のステアリングホイール12の回転をロックして、ステアリングホイール12の不正操作を防止する。ステアリングロック装置15は、車両5の電源遷移操作に使用するエンジンスイッチ11の操作荷重によって、ロック動作及びアンロック動作の少なくとも一方が実行される。【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングホイールの回転をロック可能なステアリングロック装置に関する。
従来、多くの車両には、車両盗難に対するセキュリティ性の確保のために、ステアリングホイールの操作をロック可能なステアリングロック装置が搭載されている(特許文献1等参照)。この種のステアリングロック装置には、例えば、ステアリングシャフトに係合されるロック部材を、モータ等の駆動力によって作動させることにより、ロック及びアンロックを切り換える電気式がある。
特開2012-25269号公報
しかし、ステアリングロック装置が電気式の場合、作動を制御するためのコンピュータや、電装品を繋ぐ配線などが必要となるので、装置構成が複雑化してしまう懸念があった。また、IC(Integrated Circuit)、モータ、配線などの種々の部品が必要となるので、コストも要してしまう問題があった。
前記課題を解決するステアリングロック装置は、車両のステアリングホイールの回転をロックして、前記ステアリングホイールの不正操作を防止する構成であって、前記車両の電源遷移操作に使用するエンジンスイッチの操作荷重によって、ロック動作及びアンロック動作の少なくとも一方が実行されるロック機構を備えている。
本発明によれば、装置構成を簡素化できる。
第1実施形態の電子キーシステムの構成図。 ステアリングロック装置の概要を示す斜視図。 ロック機構の主要部分の構成を示す斜視図。 ノブが第2位置をとるときのステアリングロック装置の断面図。 ノブが第1位置をとるときのステアリングロック装置の断面図。 (a)~(c)は、第2実施形態のステアリングロック装置において、ロック→アンロックの切り替わりを示す作動図。 (a)~(c)は、ステアリングロック装置のアンロック→ロックの切り替わりを示す作動図。 別例のステアリングロック装置の構成を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本開示の一実施形態を説明する。
[システムの全体構成]
図1に示すように、電子キー1の操作対象2は、無線通信によって電子キー1を認証して搭載装置3を作動させる電子キーシステム4を備えている。電子キーシステム4は、例えば、操作対象2からの通信を契機に電子キー1の認証を実行するスマートシステムを含む。操作対象2は、例えば、車両5である。搭載装置3は、例えば、ドアロック装置及びエンジン制御装置などがある。
電子キーシステム4は、電子キー1の認証を実行する制御装置7を備えている。制御装置7は、操作対象2に設けられている。制御装置7は、例えば、電子キー1を認証する照合ECU(Electronic Control Unit)を含む。制御装置7は、操作対象2に登録された電子キー1のID情報Didがメモリ(図示略)に保存されている。ID情報Didは、例えば、IDコード、暗号通信に用いる暗号鍵などを含む。ID情報Didは、電子キー1のメモリ(図示略)にも記憶されている。
制御装置7は、通信線8を介して搭載装置3と接続されている。通信線8は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)である。搭載装置3は、例えば、ドアロック制御装置、及びエンジン制御装置などがある。制御装置7は、制御に係る種々の指令を、通信線8を介して搭載装置3に出力することにより、搭載装置3を制御する。
制御装置7は、操作対象2に設けられた通信部9を介して電子キー1と無線通信する。通信部9は、例えば、操作対象2からの電波送信を実行する送信部と、及び、操作対象2における電波受信を実行する受信部とを含む。送信部は、例えば、LF(Low Frequency)帯の電波を送信する。受信部は、例えば、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。
操作対象2である車両5は、車両5において電源状態を切り替える際に操作するエンジンスイッチ11を備えている。本例の場合、エンジンスイッチ11は、車両5のステアリングホイール12に配置されている。エンジンスイッチ11は、例えば、プッシュ式である。エンジンスイッチ11は、スイッチ操作された場合に、その操作信号Saを制御装置7に出力する。
制御装置7は、通信部9(室外用の送信部)から室外に送信される電波の通信エリアに電子キー1が進入した場合、スマートシステムによって電子キー1の認証を実行する。具体的には、制御装置7は、室外用の送信部の電波の通信エリアに電子キー1が進入した場合、その電子キー1と無線による認証(スマート照合)を実行する。このようにして、車外の電子キー1を認証する車外スマート照合が実行される。スマート照合は、例えば、IDコードの認証、暗号鍵を用いたワンタイム認証などを含む。ワンタイム認証は、例えば、チャレンジレスポンス認証である。制御装置7は、車外スマート照合が成立すると、ドアの施解錠を許可又は実行する。
制御装置7は、通信部9(室内用の送信部)から室内に送信される電波の通信エリアに電子キー1が進入した場合、その電子キー1と無線による認証(スマート照合)を実行する。このようにして、車内の電子キー1を認証する車内スマート照合が実行される。制御装置7は、車内スマート照合が成立すると、車両電源の遷移操作を許可する。よって、エンジンスイッチ11を用いたエンジン始動操作が許可される。
[ステアリングロック装置15の構成]
図1及び図2に示すように、車両5は、車両5のステアリングホイール12(図2参照)の回転をロックしてステアリングホイール12の不正操作を防止するステアリングロック装置15を備えている。本例の場合、ステアリングロック装置15は、操作者の操作力によって機械的に動作状態(ロック状態やアンロック状態)が切り替えられる機械式である。また、ステアリングロック装置15は、エンジンスイッチ11の操作荷重を利用して、ロック動作及びアンロック動作の少なくとも一方が実行される装置である。
図2に示すように、エンジンスイッチ11は、ノブ16と、ノブ16が取り付けられた枠体17とを備えている。ノブ16は、枠体17の凹部18に収納されるとともに、操作時、枠体17の内部で動く。ノブ16は、本例の場合、円柱形状としたが、例えば、四角柱などの他の形状としてもよい。本例の場合、エンジンスイッチ11は、ノブ16が操作前の第1位置と操作後の第2位置とを選択的にとるオルタネータ式である。第1位置は、ノブ16が押されていない非プッシュ位置である。第2位置は、ノブ16が奥まで押されたプッシュ位置である。オルタネータ式のエンジンスイッチ11は、ノブ16がプッシュ位置まで操作されると、次にノブ16が再度押されるまでプッシュ位置が保持される。
ステアリングロック装置15は、車両電源の遷移操作に使用するエンジンスイッチ11の操作荷重に基づいて少なくともロック動作が実行されるロック機構21を備えている。本例の場合、ロック機構21は、ロック動作及びアンロック動作の両方を、エンジンスイッチ11の操作に連動して実行する。ロック機構21は、エンジンスイッチ11及びステアリングシャフト22の間に配置されている。ステアリングシャフト22には、周方向に沿って等間隔に配置された複数の凹部23が形成されている。
図3に示すように、ロック機構21は、エンジンスイッチ11の操作に連動する規制部25と、その規制部25の動きを案内する筒部26とを備えている。規制部25は、例えば、ノブ16の上下動に連動するワイヤ27であることが好ましい。ワイヤ27は、ステアリングシャフト22と係合した際に回転を制限可能な剛性を有することが好ましい。規制部25は、枠体17の底部に形成された孔17aに摺動可能に挿通されている。筒部26は、ワイヤ27を通すことが可能な細い筒形状をなすことが好ましい。規制部25及び筒部26のユニットは、直線状に形成されてもよいし、或いは途中で曲げられた形状のいずれでもよい。
ロック機構21は、ノブ16が第1位置をとるとき、ノブ16と連動する規制部25がステアリングシャフト22から離隔してアンロック状態をとる。すなわち、ノブ16が押下操作されていない非プッシュ位置をとるとき、ステアリングロック装置15がアンロック状態をとる。一方、ロック機構21は、ノブ16が第2位置をとるとき、規制部25がステアリングシャフト22に係合してロック状態をとる。すなわち、ノブ16が押下操作されたプッシュ位置をとるとき、ステアリングロック装置15がロック状態をとる。
[作用]
次に、本実施形態のステアリングロック装置15の作用について説明する。
図4に示すように、エンジン停止状態の場合、エンジンスイッチ11は、ノブ16が第2位置(プッシュ位置)をとっている。すなわち、ノブ16がプッシュ位置をとることで、規制部25が下方に押し込まれ、ステアリングシャフト22の凹部23に係合される。これにより、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がロック状態をとり、ステアリングホイール12の操舵操作が禁止される。よって、車両5が駐車状態(エンジン停止、ドア施錠)のとき、ステアリングホイール12の不正操作が禁止されるので、車両盗難などのセキュリティ対策となる。
図5に示すように、車両5のエンジンを始動する場合には、第2位置(プッシュ位置)をとっているノブ16をもう一度押して、エンジンスイッチ11を第1位置(非プッシュ位置)に切り替える。このとき、ノブ16が上方に移動するが、この動きに伴って規制部25も上方に移動することにより、規制部25がステアリングシャフト22の凹部23から離脱する。これにより、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がアンロック状態となる。よって、ステアリングホイール12の操舵操作が可能な状態に移行される。
エンジンスイッチ11は、第2位置(プッシュ位置)から第1位置(非プッシュ位置)に切り換わると、第1位置となった旨を通知する操作信号Saを制御装置7に出力する。制御装置7は、電子キー1との室内スマート照合が成立するとともに、エンジンスイッチ11から「第1位置」を通知する旨の操作信号Saを入力すると、エンジンの始動を許可する指令を、通信線8を介してエンジン制御装置に出力する。これにより、エンジン制御装置によって車両5のエンジンが始動される。
一方、車両5のエンジンを停止する場合には、第1位置(非プッシュ位置)をとっているノブ16を押して、エンジンスイッチ11を第2位置(プッシュ位置)に切り替える。このとき、ノブ16が下方に移動し、この動きに伴って規制部25も下方に移動することにより、規制部25がステアリングシャフト22の凹部23に係合する。これにより、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がロック状態となる。よって、ステアリングホイール12の操舵操作が不可な状態に移行される。
エンジンスイッチ11は、第1位置(非プッシュ位置)から第2位置(プッシュ位置)に切り換わると、第2位置となった旨を通知する操作信号Saを制御装置7に出力する。制御装置7は、エンジンスイッチ11から「第2位置」を通知する旨の操作信号Saを入力すると、エンジンを停止する指令を、通信線8を介してエンジン制御装置に出力する。これにより、エンジン制御装置によって車両5のエンジンが停止される。
上記実施形態のステアリングロック装置15によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1-1)ステアリングロック装置15は、車両5のステアリングホイール12の回転をロックして、ステアリングホイール12の不正操作を防止する。ステアリングロック装置15のロック機構21は、車両5の電源遷移操作に使用するエンジンスイッチ11の操作荷重によって、ロック動作及びアンロック動作の少なくとも一方が実行される。
本例の構成によれば、エンジンスイッチ11を操作した際の操作荷重を利用して、ロック機構21を作動させる。このように、ロック機構21を機械式としたので、電気式の場合に必要であった各種電装品が不要となる。よって、ステアリングロック装置15の装置構成を簡素化することができる。
(1-2)エンジンスイッチ11は、プッシュ式である。この構成によれば、エンジンスイッチ11を指でプッシュするという力の入れ易い操作によって、ロック機構21を確実にロック状態に切り換えることができる。
(1-3)エンジンスイッチ11は、ステアリングホイール12に配置されている。この構成によれば、運転者の対面位置にエンジンスイッチ11が配置されるので、無理な姿勢をとることなく自然な姿勢でエンジンスイッチ11を操作することができる。
(1-4)ロック機構21は、ロック動作及びアンロック動作の両方を、前記エンジンスイッチ11の操作に連動して実行する。この構成によれば、ステアリングロック装置15のロック動作及びアンロック動作の両方を、エンジンスイッチ11を操作した際の操作負荷によって実行することができる。
(1-5)エンジンスイッチ11の操作による車両5の電源遷移は、車両5の電子キー1の認証成立を1条件とする。この構成によれば、電子キー1の認証が成立していないと、車両5の電源状態を切り換えることができないので、車両5の不正使用に対するセキュリティ性を向上することができる。
(1-6)エンジンスイッチ11は、ノブ16が操作前の第1位置と操作後の第2位置とを選択的にとるオルタネータ式である。ロック機構21は、ノブ16が第1位置をとるとき、ノブ16と連動する規制部25がステアリングシャフト22から離隔してアンロック状態をとり、ノブ16が第2位置をとるとき、規制部25がステアリングシャフト22に係合してロック状態をとる。この構成によれば、ロック機構21の構成を、エンジンスイッチ11のノブ16と連動する規制部25を主に有するという簡素な構成とすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態のエンジンスイッチ11及びロック機構21の構成を変更した構成である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図6(a)~(c)に示すように、エンジンスイッチ11は、ノブ16が操作前の第1位置から第2位置に操作された後、ノブ16から手が離されると元の第1位置に自ら戻るモーメンタリ式である。すなわち、エンジンスイッチ11は、ノブ16のプッシュ操作後にノブ16から手を離すと、元の初期状態に自動で復帰するスイッチである。
ロック機構21は、ノブ16と連動する連動部31と、連動部31によって操作される位置保持部32とを備えている。連動部31は、例えば、ノブ16の上下動に連動するワイヤ33であることが好ましい。連動部31は、エンジンスイッチ11及び位置保持部32の間に配置された筒部34内に収納され、ノブ16の上下動の際、筒部34に沿って移動が案内される。連動部31は、枠体17の底部に形成された孔17aに摺動可能に挿通されている。筒部34は、ワイヤ33を通すことが可能な細い筒形状をなすことが好ましい。連動部31及び筒部34のユニットは、直線状に形成されてもよいし、或いは途中で曲げられた形状のいずれでもよい。
位置保持部32は、前述のオルタネート式スイッチと同様の構造を有する部材である。本例の場合、位置保持部32は、連動部31によって操作される可動部37と、可動部37が取り付けられたケース38とを備えている。可動部37は、ケース38の凹部39に収納されるとともに、操作時、ケース38の内部で動く。可動部37は、円柱形状、四角柱形状など、種々の形状としてもよい。
ロック機構21は、可動部37に連動する規制部41と、その規制部41の動きを案内する筒部42とを備えている。規制部41は、例えば、可動部37の上下動に連動するワイヤ43であることが好ましい。ワイヤ43は、ステアリングシャフト22と係合した際に回転を制限可能な剛性を有することが好ましい。規制部41は、ケース38の底部に形成された孔38aに摺動可能に挿通されている。筒部42は、ワイヤ43を通すことが可能な細い筒形状をなすことが好ましい。規制部41及び筒部42のユニットは、直線状に形成されてもよいし、或いは途中で曲げられた形状のいずれでもよい。
ロック機構21は、可動部37が操作前位置(図6(c)の状態)をとるとき、可動部37と連動する規制部41がステアリングシャフト22から離隔してアンロック状態をとる。すなわち、可動部37が押下操作されていない非プッシュ位置をとるとき、ステアリングロック装置15がアンロック状態をとる。一方、ロック機構21は、可動部37が操作後位置(図6(a)や図6(b)の状態)をとるとき、規制部41がステアリングシャフト22に係合してロック状態をとる。すなわち、可動部37が押下操作されたプッシュ位置をとるとき、ステアリングロック装置15がロック状態をとる。
次に、本実施形態のステアリングロック装置15の作用について説明する。
図6(a)に示すように、エンジン停止状態の場合には、エンジンスイッチ11は、ノブ16が第1位置(非プッシュ位置)をとっている。また、位置保持部32は、可動部37が操作後位置(プッシュ位置)をとっている。すなわち、可動部37がプッシュ位置をとることで、規制部41が下方に押し込まれ、ステアリングシャフト22の凹部23に係合される。これにより、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がロック状態をとり、ステアリングホイール12の操舵操作が禁止される。
図6(b)に示すように、車両5のエンジンを始動する場合には、モーメンタリ式のエンジンスイッチ11のノブ16を第2位置に押し操作する。このとき、ノブ16とともに連動部31が下方に動き、連動部31の先端が位置保持部32の可動部37を下方に押す動きをとる。位置保持部32は、操作後位置のときに可動部37が更に下方に押されると、位置保持の状態が解除されて、操作前位置に切り替わる動きをとる。
従って、図6(c)に示すように、位置保持部32が操作前位置をとるべく可動部37が上方に移動し、この動きに伴って規制部41も上方に移動することにより、規制部41がステアリングシャフト22の凹部23から離脱する。よって、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がアンロック状態となる。なお、プッシュ操作されたノブ16は、手が離されると、自動で元の第1位置に戻る。
一方、図7(a)に示すように、車両5のエンジンを停止する場合には、モーメンタリ式のエンジンスイッチ11のノブ16を、再度押し操作する。なお、この状態のとき、位置保持部32は、操作前位置(非プッシュ状態)をとっている。
図7(b)に示すように、ノブ16が第1位置から第2位置にプッシュ操作されると、ノブ16とともに連動部31が下方に動き、連動部31の先端が位置保持部32の可動部37を下方に押す動きをとる。位置保持部32は、操作前位置のときに可動部37が下方に押されると、操作後位置、すなわち、プッシュ位置に切り替わる動きをとる。このとき、位置保持部32が操作後位置をとるべく可動部37が下方に移動し、この動きに伴って規制部41も下方に移動することにより、規制部41がステアリングシャフト22の凹部23に係合する。これにより、ステアリングロック装置15(ロック機構21)がロック状態となる。
図7(c)に示すように、ステアリングロック装置15がロック状態となった後、エンジンスイッチ11のノブ16から手が離されると、ノブ16が自動で元の第1位置に戻る。エンジンスイッチ11のノブ16から手が離されても、ステアリングロック装置15(ロック機構21)は、オルタネータ式スイッチと同様の構造の位置保持部32の位置保持の構造によって、ロック状態が保持される。
上記実施形態のステアリングロック装置15によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2-1)エンジンスイッチ11は、ノブ16が操作前の第1位置から操作後の第2位置に操作された後、ノブ16から手が離されると元の第1位置に自ら戻るモーメンタリ式である。ロック機構21は、ノブ16と連動する連動部31と、連動部31によって可動部37が操作前位置と操作後位置とを選択的にとる位置保持部32とを備えている。ロック機構21は、可動部37が操作前位置をとるとき、可動部37と連動する規制部41がステアリングシャフト22から離隔してアンロック状態をとり、可動部37が操作後位置をとるとき、規制部41がステアリングシャフト22に係合してロック状態をとる。この構成によれば、エンジンスイッチ11を従来のようなモーメンタリ式としつつ、ロック機構21のロック状態の切り換えを、エンジンスイッチ11のノブ操作時の操作負荷によって実行することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、図8に示すように、ステアリングロック装置15は、ロック機構21のロック状態及びアンロック状態を検知する検知部51を備えていてもよい。検知部51は、例えば、規制部25がロック位置又はアンロック位置のいずれにあるのかを検知する。検知部51は、スイッチやセンサのいずれでもよい。センサ種類としては、例えば、磁気センサや光学センサなどがある。この場合、ロック機構21がいまどの状態にあるのかを適宜確認することが可能となるので、例えば、ロック機構21がロック状態のまま車両5を走行させてしまったり、ロック機構21がアンロック状態のまま車両5を放置させたりする状況を回避できる。
・各実施形態において、エンジンスイッチ11は、ステアリングホイール12に配置されることに限らず、運転席内の他の部品に配置されてもよい。
・各実施形態において、エンジンスイッチ11は、プッシュ式に限定されず、例えば、回転操作式などの他の形式に変更してもよい。
・各実施形態において、ロック機構21の構成は、前述の実施例の構成に限定されず、エンジンスイッチ11の操作に連動して機械的にロック状態に切り換えられる構成のものであればよい。
・各実施形態において、電子キーシステム4は、電子キー1のタグをRF-ID等の短距離無線通信によって認証するイモビライザーシステムでもよい。
・各実施形態において、車両5のドア施解錠は、例えば、メカニカルキーによって実行されてもよい。
・各実施形態において、エンジンスイッチ11は、例えば、電子キー1の認証が成立していないときにスイッチ操作を制限する機構を備えていてもよい。
・各実施形態において、エンジンスイッチ11は、走行中にスイッチ操作を不可とする機構を備えていてもよい。この場合、走行中、エンジンスイッチ11のノブ16を動かなくすることが可能となるので、走行中にロック機構21を誤って作動させずに済む。よって、走行の安全性を確保することができる。
・各実施形態において、ステアリングロック装置15のロック動作は、エンジンスイッチ11の操作と連動せず、例えば、電気式で実行されてもよい。
・各実施形態において、電子キー1は、主としてキー機能を有する車両キーに限定されない。例えば、電子キー1は、高機能携帯電話等の端末に鍵情報を登録したデジタルキーでもよい。
・各実施形態において、本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記ステアリングロック装置において、前記車両のエンジン始動は、車両の電子キーの認証が成立することと、前記エンジンスイッチが操作されたことと、その操作によって前記ロック機構がアンロック状態となったこととを、少なくとも条件とする。
1…電子キー、2…操作対象、10…車両、11…エンジンスイッチ、12…ステアリングホイール、15…ステアリングロック装置、16…ノブ、21…ロック機構、22…ステアリングシャフト、25…規制部、31…連動部、32…位置保持部、37…可動部、41…規制部。

Claims (7)

  1. 車両のステアリングホイールの回転をロックして、前記ステアリングホイールの不正操作を防止するステアリングロック装置であって、
    前記車両の電源遷移操作に使用するエンジンスイッチの操作荷重によって、ロック動作及びアンロック動作の少なくとも一方が実行されるロック機構を備えているステアリングロック装置。
  2. 前記エンジンスイッチは、プッシュ式である
    請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記エンジンスイッチは、前記ステアリングホイールに配置されている
    請求項1又は請求項2に記載のステアリングロック装置。
  4. 前記ロック機構は、ロック動作及びアンロック動作の両方を、前記エンジンスイッチの操作に連動して実行する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のステアリングロック装置。
  5. 前記エンジンスイッチの操作による前記車両の電源遷移は、前記車両の電子キーの認証成立を1条件とする
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のステアリングロック装置。
  6. 前記エンジンスイッチは、ノブが操作前の第1位置と操作後の第2位置とを選択的にとるオルタネータ式であり、
    前記ロック機構は、前記ノブが前記第1位置をとるとき、前記ノブと連動する規制部がステアリングシャフトから離隔してアンロック状態をとり、前記ノブが前記第2位置をとるとき、前記規制部が前記ステアリングシャフトに係合してロック状態をとる
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のステアリングロック装置。
  7. 前記エンジンスイッチは、ノブが操作前の第1位置から操作後の第2位置に操作された後、前記ノブから手が離されると元の前記第1位置に自ら戻るモーメンタリ式であり、
    前記ロック機構は、前記ノブと連動する連動部と、前記連動部によって可動部が操作前位置と操作後位置とを選択的にとる位置保持部とを備え、前記可動部が前記操作前位置をとるとき、前記可動部と連動する規制部がステアリングシャフトから離隔してアンロック状態をとり、前記可動部が前記操作後位置をとるとき、前記規制部が前記ステアリングシャフトに係合してロック状態をとる
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のステアリングロック装置。
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