JP2022189232A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通帳への印字を可能としつつ設置自由度の低下を抑制する。【解決手段】貨幣処理装置11は、筐体20と、前記筐体20の内部に設けられ、貨幣処理を行う貨幣処理部と、前記筐体20の内部に設けられ、前記貨幣処理部の処理結果を印字する印刷部32と、を備え、前記筐体20は、前記筐体20の外部から前記筐体20の内部の前記印刷部32に向けて通帳を挿通させる通帳挿入部26と、前記通帳をスライド可能に支持して前記通帳挿入部26に向かって前記通帳を案内する通帳ガイド部90と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、貨幣処理装置に関する。
特許文献1には、貨幣の入出金処理等の貨幣処理を行う貨幣処理部と、貨幣処理部による貨幣処理結果を通帳に印刷する通帳プリンターとを、備えた貨幣処理装置が記載されている。この特許文献1の貨幣処理装置においては、通帳プリンターが貨幣処理部に対して接続可能とされている。
特許第6681235号公報
特許文献1のような貨幣処理装置においては、貨幣処理部に通帳プリンターを接続する場合、設置台を設けるなど、通帳プリンターを設置するための専用のスペースが必要になる。上記のような貨幣処理装置の設置場所としては、小売店などのバックヤードが想定される。しかし、このような小売店などのバックヤードでは、十分なスペースが確保できない可能性が有るという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、通帳への印刷を可能としつつ設置自由度の低下を抑制することが可能な貨幣処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第一態様によれば、貨幣処理装置は、筐体と、前記筐体の内部に設けられ、貨幣処理を行う貨幣処理部と、前記筐体の内部に設けられ、前記貨幣処理部の処理結果を印刷する印刷部と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部から前記筐体の内部の前記印刷部に向けて通帳を挿通させる通帳挿入部と、前記通帳をスライド可能に支持して前記通帳挿入部に向かって前記通帳を案内する通帳ガイド部と、を備える。
このように構成することで、通帳を、通帳ガイド部に支持させた状態でスライドさせて筐体内に挿入することができる。そのため、筐体の外部に印刷部を設置するための専用のスペースが不要となり、且つ筐体の内部に設けた印刷部により通帳への印刷を容易に行うことが可能となる。したがって、通帳への印刷を可能としつつ設置自由度の低下を抑制することが可能になる。
本発明の第二態様によれば、第一態様に係る筐体は、上面部と、前記上面部から上方に向かって延びる前面部を有した上部構造部と、を備えるようにしてもよい。前記印刷部は、前記上部構造部の内部に設けられ、前記通帳ガイド部は、前記上面部に設けられ、前記上部構造部の前記前面部に前記通帳挿入部が設けられていてもよい。
このように構成することで、通帳を、筐体の上面部に支持させた状態でスライドさせるだけで、上部構造部の前面部に設けられた通帳挿入部に挿入することができる。よって、通帳挿入部に通帳を容易に挿入することができる。さらに、通帳をスライドさせて通帳挿入部に挿入する際には、通帳ガイド部によって通帳を案内できるので、通帳をより容易に通帳挿入部へ挿入することができる。
本発明の第三態様によれば、第一又は第二態様に係る通帳ガイド部は、前記通帳を前記通帳挿入部へ挿入する挿入方向に延び、前記通帳の二つの縁部を支持する一対の第一支持部と、前記一対の第一支持部の間に設けられて前記通帳との接触を回避する回避部と、を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、第一支持部が挿入方向に延びる通帳の二つの縁部を支持する一方で、通帳の縁部以外の箇所は回避部によって筐体との接触を回避することができる。そのため、通帳を挿入する際に、通帳の二つの縁部の間に位置する印刷領域などが汚れることを抑制できる。
本発明の第四態様によれば、第三態様に係る通帳ガイド部は、前記一対の第一支持部からそれぞれ上方に向かって立ち上がり、上下方向及び前記挿入方向と垂直な前記通帳の幅方向における前記通帳の変位を規制する幅方向ガイド部を備えていてもよい。
このように構成することで、通帳をスライドさせて通帳挿入部へ挿入する際に、通帳が幅方向へ変位することを抑制できる。したがって、通帳を筐体内により容易に挿入することができる。
本発明の第五態様によれば、第三態様に係るガイド部は、前記一対の第一支持部の間に設けられるとともに前記挿入方向に延びて、前記通帳を支持する第二支持部を更に備えるようにしてもよい。
このように構成することで、挿入方向に延びる通帳の二つの縁部の間の部分を第二支持部により支持することができるため、例えば、通帳が過度に撓むことを抑制することができる。したがって、通帳を筐体内により容易に挿入することができる。また、第二支持部が挿入方向に延びているので、通帳を挿入方向へ円滑にスライドさせることができる。また、第二支持部は、その幅方向の寸法を減少させても通帳の撓みを抑制できるため、通帳の二つの縁部の間の部分との接触面積を低減して、通帳の二つの縁部の間に位置する印刷領域などが汚れることを抑制できる。
本発明の第六態様によれば、第一から第五態様の何れか一つの態様に係る印刷部は、前記貨幣処理部が行った入金の処理を示す入金記録を通帳に印刷すると共に、前記入金記録を前記通帳に印刷する際に、前記入金記録が印刷されたことを示す印刷行マークを、前記通帳の前記入金記録が印刷された行と同じ行に印字するようにしてもよい。
このように構成することで、入金記録を通帳に印刷する際に印刷行マークに基づいて既に入金記録が印刷された行を容易に特定することができる。
本発明の第七態様によれば、第六態様に係る貨幣処理装置は、前記通帳に印字された前記印刷行マークを検出する印刷行マーク位置検出部と、前記印刷行マーク位置検出部が検出した前記印刷行マークに基づいて前記通帳の印刷済みの行を検出する印刷済行検出部と前記印刷済みの行のうち最下行の次の行を前記通帳の印刷開始位置に決定する印刷開始位置決定部と、を備えるようにしてもよい。前記印刷部は、前記印刷開始位置決定部が決定した印刷開始位置から前記入金記録と前記印刷行マークの印刷を開始するようにしてもよい。
このように構成することで、印刷行マーク位置検出部によって検出された印刷行マークの位置に基づいて、印刷開始位置決定部により印刷位置を決定することができるため、印刷部により、迅速に入金記録と印刷行マークとの印刷を開始することができる。
本発明によれば、通帳への印字を可能としつつ設置自由度の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態における貨幣処理装置の斜視図である。 この発明の実施形態における貨幣処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における通帳を通帳挿入部へ挿入した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における通帳プリンターの配置を示す斜視図である。 本発明の実施形態における通帳ガイド部を拡大した斜視図である。 図3のA-A線に沿う通帳ガイド部の断面図である。
本発明に係る一実施形態の貨幣処理装置について図面に基づき説明する。本実施形態の貨幣処理装置11は、セットされた紙幣及び硬貨からなる貨幣を識別し、受け入れ可能と識別された貨幣を計数して内部に収納する。本実施形態の貨幣処理装置11は、収納している貨幣を出金処理しない入金専用機であり、例えば、コンビニエンスストアやショッピングセンター等の店舗において、売上金を収納し管理するために用いられる売上金入金機である。
以下の説明において使用する「前」は貨幣処理装置11の使用者側、「後」は貨幣処理装置11の使用者とは反対側、「左」は貨幣処理装置11の使用者から見た左、「右」は貨幣処理装置11の使用者から見た右である。よって、以下の説明において使用する「前後方向」は、貨幣処理装置11の前後方向である装置前後方向であり、「左右方向」は、貨幣処理装置11の左右方向である装置左右方向である。
<構成>
図1は、本発明の実施形態における貨幣処理装置の斜視図である。図2は、この発明の実施形態における貨幣処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、貨幣処理装置11は、筐体20と、貨幣処理部15と、通帳プリンター(印刷部)32(図2参照)と、を備えている。筐体20は、その内部に貨幣処理部15及び通帳プリンター32を収容している。貨幣処理部15は、紙幣処理ユニット70と、硬貨処理ユニット60と、金庫ユニット80と、電源部101と、制御部102と、表示ユニット31と、を有している。
筐体20は、筐体本体部21と、上部構造部24とを備えている(図1参照)。筐体本体部21には、貨幣処理部15を構成する紙幣処理ユニット70と、硬貨処理ユニット60と、金庫ユニット80と、電源部101と、制御部102とがそれぞれ収容されている。上部構造部24には、表示ユニット31と、通帳プリンター32とがそれぞれ収容されている。
筐体本体部21の前部21aには、上方に向いて水平に広がる平坦な上面部22が形成されている。さらに、筐体本体部21は、前後方向に垂直な方向に広がり前方を向く主前面28を備えている。上部構造部24は、筐体本体部21の後部から上方に突出するように形成されている。上部構造部24は、筐体本体部21の上面部22の後端縁部から上方に向かって延びる前面部23を有している。本実施形態の前面部23は、後上がりに傾斜して広がる操作面をなしている。これら上部構造部24の前面部23と筐体本体部21の上面部22とにより上部カバー部25が形成されている。この上部カバー部25は、例えば、上下に揺動可能に設けられている。
表示ユニット31は、使用者に対し表示を行うと共に使用者の操作入力を受け付ける。表示ユニット31は、表示操作部41と、ジャーナルプリンター42と、磁気カードリーダー43と、ICカードリーダー44と、操作部45と、を備えている。
表示操作部41は、前面部23の左右方向の中間部に設けられている。この表示操作部41は、使用者に対し画面表示として貨幣処理装置11による貨幣の計数結果や貨幣処理装置11の状態等を表示するとともに、貨幣処理装置11に対する種々の操作入力を受け付けるいわゆるタッチパネルである。操作入力としては、例えば、数値等の入力を行う。
ジャーナルプリンター42は、表示操作部41の右側、すなわち前面部23の右側に設けられている。ジャーナルプリンター42は、計数結果(入金結果)等をロール紙に印字してレシートとして前面部23から排出する。
磁気カードリーダー43は、前面部23における表示操作部41及びジャーナルプリンター42の上側に、左右に延びて設けられている。磁気カードリーダー43は、貨幣処理装置11を使用する使用者によって走査された磁気カード(図示せず)に記録された電子情報(例えば、識別情報等)を読み取る。
ICカードリーダー44は、磁気カードリーダー43の左側に設けられている。ICカードリーダー44は、ICカード(図示せず)に記録された電子情報(例えば、識別情報等)を無線通信により読み取る。
操作部45は、表示操作部41とジャーナルプリンター42との間に設けられている。この操作部45は、貨幣処理装置11に対する種々の操作入力を受け付けるいわゆる静電容量スイッチ又は物理ボタンである。操作入力としては、例えば、確定及び完了の入力、スタート及びストップの入力を行う。
硬貨処理ユニット60は、硬貨入金部61と、硬貨搬送部62と、硬貨識別部63と、硬貨一時庫64と、硬貨返却箱65と、を備えている。
硬貨入金部61は、上面部22の右側の前部位置に設けられている。この硬貨入金部61には、計数対象のバラ硬貨が投入される。硬貨入金部61は、投入された硬貨を一枚ずつに分離して硬貨搬送部62に繰り出す。
硬貨搬送部62は、硬貨入金部61によって繰り出された硬貨を搬送する。硬貨識別部63は、硬貨搬送部62によって搬送中の硬貨を識別する。より具体的には、硬貨識別部63は、硬貨の金種を識別するとともに、識別した硬貨が受け入れ可能な金種の硬貨であるか、それ以外の受け入れ不可な硬貨であるかを識別する。そして、硬貨識別部63は、受け入れ可能な金種の硬貨について、金種別に計数を行う。硬貨識別部63による計数結果の情報は、制御部102に送られる。
硬貨一時庫64は、一時庫本体(不図示)と、この一時庫本体の底部に設けられた一時庫底板(不図示)とを有している。硬貨一時庫64は、硬貨識別部63により識別された硬貨のうち、硬貨返却箱65へ案内されなかった硬貨を一時貯留する。この硬貨一時庫64は、一時貯留した硬貨を返却する必要がある場合には、例えば、一時庫本体(不図示)を水平方向の一方に移動させると共に一時庫底板(不図示)を水平方向の他方に移動させて、一時庫本体(不図示)の底部を開いて硬貨を落下させることで、一時貯留した硬貨を硬貨返却箱65に放出する。一方で、硬貨一時庫64は、一時貯留した硬貨を金庫ユニット80に収納する必要がある場合には、例えば、一時庫本体(不図示)を他方に移動させると共に一時庫底板(不図示)を一方に移動させて、一時庫本体(不図示)の底部を開いて硬貨を落下させることで、一時貯留した硬貨を金庫ユニット80の硬貨カセット83に収納する。
硬貨返却箱65は、受け入れ不可と識別されて計数されなかった硬貨を、貨幣処理装置11の外部に取出し可能にリジェクトするために収容する。また、硬貨返却箱65は、受け入れ可能と識別されて計数された硬貨を、貨幣処理装置11の外部に取出し可能に返却するために収容する。
紙幣処理ユニット70は、紙幣入金部71と、紙幣上搬送部72と、紙幣識別部73と、紙幣リジェクト部74と、紙幣下搬送部75と、紙幣一時庫76と、紙幣返却扉77とを備えている。
紙幣入金部71は、硬貨入金部61の左側であり、筐体本体部21の上面部22の左側の前部位置から主前面28の上部にかけて設けられている。紙幣入金部71は、集積された状態でセットされた紙幣を一枚ずつに分離して所定の間隔をあけて紙幣上搬送部72に繰り出す。
紙幣上搬送部72は、紙幣入金部71から一枚ずつ分離して繰り出された紙幣を搬送する。紙幣識別部73は、紙幣上搬送部72により搬送中の紙幣を識別する。より具体的には、紙幣識別部73は、紙幣の金種を識別するとともに、識別した紙幣が受け入れ可能な金種の紙幣であるか、それ以外の受け入れ不可な紙幣であるかを識別する。そして、紙幣識別部73は、受け入れ可能な金種の紙幣について、金種別に計数を行う。この紙幣識別部73による計数結果の情報は、制御部102に送られる。
紙幣リジェクト部74は、紙幣入金部71の下側に設けられている。紙幣リジェクト部74は、受け入れ不可と識別されて計数されなかった紙幣を、貨幣処理装置11の外部に取出し可能にリジェクトするために収容する。また、紙幣リジェクト部74は、受け入れ可能と識別されて計数された紙幣を、貨幣処理装置11の外部に取出し可能に返却するために収容する。なお、本実施形態における紙幣処理ユニット70には、紙幣リジェクト部74の上側に、紙幣入金部71から筐体本体部21内に取り込まれた異物を排除する異物排除部が設けられている。
紙幣下搬送部75は、紙幣リジェクト部74へ案内されなかった紙幣を、紙幣一時庫76へ搬送する。
紙幣一時庫76は、紙幣リジェクト部74の下側に設けられている。紙幣一時庫76は、受け入れ可能と識別された紙幣を計数後に一時貯留する。紙幣一時庫76は、硬貨返却箱65の左側に設けられ、手前に揺動可能な紙幣返却扉77を有している。この紙幣一時庫76は、一時貯留した紙幣を返却する必要がある場合には、紙幣返却扉77を前方に揺動させることで、一時貯留した紙幣を外部に取出し可能となる。その一方で、一時貯留した紙幣を金庫ユニット80に収納する必要がある場合には、例えば、紙幣一時庫76の押し込み機構(不図示)によって紙幣一時庫76に一時貯留した紙幣を金庫ユニット80の紙幣カセット82に向けて上から押し込んで紙幣一時庫76の底部を開かせて、紙幣一時庫76に一時貯留した紙幣を金庫ユニット80の紙幣カセット82に収納する。紙幣返却扉77には、例えば、制御部102により施解錠が制御されるロック機構が設けられている。
金庫ユニット80は、前方へ引出可能な金庫トレー部81を備えている。金庫トレー部81は、紙幣カセット82と、硬貨カセット83と、重要物保管庫84と、保管庫扉85と、を備えている。紙幣カセット82は、紙幣一時庫76から落下した紙幣を収納する。硬貨カセット83は、硬貨一時庫64から落下した硬貨を収納する。重要物保管庫84は、例えば、釣銭バッグ、印鑑、通帳、有価証券、書類等の重要物を保管することが可能となっている。保管庫扉85は、金庫トレー部81の前壁部に揺動可能に連結されて重要物保管庫84の入出口を開閉する。保管庫扉85は、例えば、入出口80aの右側縁部に鉛直軸回りに揺動可能となるように支持されている。この保管庫扉85には、例えば、制御部102により施解錠が制御されるロック機構が設けられている。
電源部101は、例えば、商用の電力を直流変換して、筐体20の内部に収容された各ユニット、制御部102及び通帳プリンター32等へ電力供給する。
制御部102は、表示操作部41への操作入力に基づいて、上述した各ユニットや通帳プリンター32の動作を制御する。制御部102は、通帳プリンター32を動作させる機能構成として、少なくとも印刷済行検出部103と、印刷開始位置決定部104と、を備えている。印刷済行検出部103は、通帳プリンター32の後述する印刷行マーク位置検出部が検出した印刷行マークMpに基づいて通帳T(図3参照)の印刷済みの行を検出する。印刷開始位置決定部104は、印刷済行検出部103によって検出された印刷済みの行のうち最下行の次の行を通帳Tの印刷開始位置に決定する。
通帳プリンター(印刷部)32は、上述したように筐体20の上部構造部24の内部に収容されている。通帳プリンター32は、計数結果(入金結果)等を通帳Tに印刷する。本実施形態の通帳プリンター32は、上部構造部24のうち、左右方向の左側であり、ICカードリーダー44の下側に配置されている。上部構造部24には、通帳プリンター32を収容する収容空間が形成されており、この収容空間は前方に開口する開口部24aを有している。開口部24aは、筐体本体部21の上面部22の位置からICカードリーダー44の直下に至る範囲に形成され、前方から見て矩形状をなしている。そして、開口部24aには、矩形状の蓋24bが設けられ、通帳プリンター32をメンテンナンス等する場合に開閉することが可能となっている。蓋24bは、収容空間の開口部24aを閉塞した状態で、上述した上部構造部24の前面部23の一部を構成している。
前面部23には、通帳挿入部26が形成されている。本実施形態の通帳挿入部26は、蓋24bに形成されている。通帳挿入部26は、筐体20内部の収容空間に収容された通帳プリンター32に向けて通帳Tを挿通可能に形成されている。本実施形態の通帳挿入部26は、蓋24bの下縁部から上方に向かって凹むように形成されている。通帳挿入部26は、上下方向で通帳Tの厚さよりも大きい寸法を有するともに、左右方向で通帳Tの幅よりも大きい寸法を有している。
図3は、本発明の実施形態における通帳を通帳挿入部へ挿入した状態を示す斜視図である。
ここで、本実施形態における通帳Tは、縦長の矩形に形成されており、二つの短辺のうちの一方の短辺が綴られている。すなわち、通帳Tは、図3に示すように、その長手方向に開くことが可能となっている。本実施形態の通帳Tは、表紙(図示せず)と複数の記録用紙Pとがリング部材Rで綴じられて構成されている。通帳Tは、長手方向に開かれて印刷される記録用紙Pが後方に配置されるとともに、この印刷される記録用紙Pの印刷面Psが上方を向く姿勢(以下、単に印刷姿勢と称する)で通帳挿入部26へ挿入される。
図4は、本発明の実施形態における通帳プリンターの配置を示す斜視図である。
図4に示すように、通帳プリンター32は、用紙有無検出部33と、印刷行マーク位置検出部34と、フィードローラー35と、プリンターヘッド36と、を少なくとも備えている。通帳プリンター32は、筐体20内部の収容空間に収容されている。用紙有無検出部33は、通帳挿入部26から挿入された通帳Tの印刷面Psを検出する。印刷行マーク位置検出部34は、通帳の印刷面Psに印字されている印刷行マークMp(図3参照)を検出する。フィードローラー35は、通帳挿入部26から挿入された通帳Tの印刷面Psをグリップして、通帳Tの記録用紙Pを前後方向に移動させる。プリンターヘッド36は、フィードローラー35によって移動された通帳Tの上方を向く印刷面Psに、印刷する。
図5は、本発明の実施形態における通帳ガイド部を拡大した斜視図である。図6は、図3のA-A線に沿う通帳ガイド部の断面図である。
筐体20は、通帳Tをスライド可能に支持して通帳挿入部26に向かって通帳Tを案内する通帳ガイド部90を有している。通帳ガイド部90は、筐体本体部21の上面部22に設けられている。
図5に示すように、本実施形態の通帳ガイド部90は、紙幣入金部71の後縁部71aの近傍から前面部23の下縁部23aに至る範囲に形成され、通帳Tを通帳挿入部26へ挿入する方向である前後方向に延びている。本実施形態における通帳ガイド部90は、通帳Tの厚さ方向と上下方向とが一致し、通帳Tの長手方向と前後方向とが一致した状態の通帳Tを下方から支持して、通帳挿入部26に向かって案内可能となっている。
図6に示すように、通帳ガイド部90は、一対の第一支持部91と、回避部92と、を少なくとも備えている。本実施形態の通帳ガイド部90は、第一支持部91及び回避部92に加えて、幅方向ガイド部93と、第二支持部94と、を備えている。一対の第一支持部91は、左右方向に間隔をあけて形成され、通帳Tを通帳挿入部26へ挿入する挿入方向に延びている。つまり、これら一対の第一支持部91は、互いに平行となるように前後方向に延びている。これら一対の第一支持部91は、水平に広がる平面とされ、印刷姿勢となっている通帳Tの下方を向く面のうち、長辺に沿う縁部をそれぞれ下方から支持する。
回避部92は、一対の第一支持部91の間に設けられて通帳Tとの接触を回避している。本実施形態における回避部92は、第一支持部91よりも下方に凹むように形成されている。本実施形態における回避部92は、前後及び左右方向において一定の深さで形成されている。
幅方向ガイド部93は、上下方向及び挿入方向(言い換えれば、前後方向)と垂直な通帳Tの幅方向(言い換えれば、左右方向)における通帳Tの変位を規制する。幅方向ガイド部93は、一対の第一支持部91からそれぞれ上方に向かって立ち上がるように形成されている。本実施形態の幅方向ガイド部93は、第一支持部91の左右方向の外側の縁部から垂直上方に延びる平面とされている。これら二つの幅方向ガイド部93は、通帳Tの幅寸法よりも僅かに広い間隔で配置されるとともに、左右方向で対向配置されている。また、幅方向ガイド部93の上下方向の寸法は、閉じた状態の通帳Tの厚さよりも小さくなっている。幅方向ガイド部93は、上述した上面部22と第一支持部91とを繋ぐように形成されており、これにより第一支持部91は、上面部22よりも下方に位置している。
第二支持部94は、一対の第一支持部91の間に設けられるとともに通帳Tの挿入方向(言い換えれば、前後方向)に延びて、通帳Tを支持する。第二支持部94は、挿入方向に延びるリブ状に形成され、回避部92の底面から上方に向かって突出している。本実施形態の第二支持部94は、図6の断面視で、回避部92の底面から上方に向かうにつれて左右方向の寸法が小さくなる先細り形状とされると共に、頂点がR形状とされており、その上端部が、上下方向で第一支持部91よりも僅かに下方に配置されている。本実施形態の第二支持部94は、左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
<動作>
次に、上述した貨幣処理装置11の動作、特に通帳Tへ印刷する動作について説明する。
先ず、磁気カードリーダー43及びICカードリーダー44により使用者の個人認証を行う。次いで、貨幣の入金処理を行う。具体的には、表示操作部41から入金処理を開始するための操作入力を行い、硬貨入金部61にバラ硬貨をセットするとともに紙幣入金部71にバラ紙幣をセットし、スタート操作を行う。これにより、バラ硬貨は、筐体20内部の硬貨搬送部62に繰り出され、バラ紙幣は、筐体20内部の紙幣上搬送部72に繰り出される。硬貨搬送部62に繰り出された硬貨のうち、識別されて受け入れ可能な硬貨は、硬貨一時庫64に貯留され、紙幣上搬送部72に繰り出された紙幣のうち、識別されて受け入れ可能な紙幣は、紙幣一時庫76に貯留される。その一方で、受け入れ不可と識別された硬貨は、硬貨返却箱65に貯留され、受け入れ不可と識別された紙幣は、紙幣リジェクト部74に貯留される。
そして、紙幣識別部73で受け入れ可能と識別された紙幣の金種別の枚数及び総額と、硬貨識別部63で受け入れ可能と識別された硬貨の金種別の枚数及び総額と、紙幣識別部73で受け入れ可能と識別された紙幣の総額及び硬貨識別部63で受け入れ可能と識別された硬貨の総額を加算した入金貨幣の総額とが、表示操作部41に表示される。使用者は、この表示操作部41の表示内容を確認して、計数結果を了解して一時貯留している貨幣を収納する収納処理と、一時貯留している貨幣を返却する返却処理との何れかの選択操作を行う。使用者により収納処理の選択操作が行われると、硬貨一時庫64に貯留されていた硬貨が、硬貨カセット83に収納され、紙幣一時庫76に貯留されていた紙幣が紙幣カセット82に収納される。その一方で、使用者により返却処理の選択操作が行われると、硬貨一時庫64に貯留されていた硬貨は、硬貨返却箱65に返却されて使用者により筐体20外に取り出される。紙幣一時庫76に貯留されていた紙幣は、紙幣返却扉77が開放されることで使用者により筐体20外に取り出される。
本実施形態においては、貨幣の入金処理が行われた後、表示操作部41に通帳Tの挿入を促すメッセージ等が表示される。通帳Tの挿入タイミングは、貨幣処理が行われた後に限られず、例えば、個人認証後等にしてもよい。
通帳Tの挿入を促すメッセージが表示操作部41に表示されると、使用者は、通帳挿入部26を介して通帳Tを筐体20の内部に挿入する。より具体的には、使用者は、まず、印刷する通帳Tのページを開いて、当該ページが挿入方向の前方(言い換えれば、前後方向における後方)に配置され且つ上方を向くようにして通帳ガイド部90の上に置き、この通帳Tを、通帳挿入部26に向けてスライドさせる。そして、印刷するページのみを通帳挿入部26に挿入する。
通帳プリンター32は、制御部102により動作が制御されており、用紙有無検出部33によって通帳挿入部26への通帳Tの挿入を検出すると、フィードローラー35によって通帳Tを把持して、通帳Tを筐体20の内部へと引き入れる。さらに、通帳プリンター32は、印刷行マーク位置検出部34によって通帳Tの印刷行マークMpの位置を検出する。既に印刷されている印刷済みの行には印刷行マークMpが印刷されているため、制御部102は、この印刷行マーク位置検出部34の検出結果に基づいて、印刷済みの行を検出する。そして、制御部102は、印刷済みの行のうち、最下行の次の行を通帳Tの印刷開始位置に設定し、挿入方向における印刷開始位置とプリンターヘッド36との位置が一致するようにフィードローラー35により通帳Tを移動させる。
挿入方向における印刷開始位置とプリンターヘッド36との位置が一致すると、フィードローラー35は、通帳Tの移動を停止させる。そして、通帳プリンター32は、制御部102からの制御信号に基づいて、プリンターヘッド36により上記通帳Tの印刷開始位置から入金処理の結果(入金記録)を印刷する。さらに、通帳プリンター32は、入金処理の結果を印刷した行に、印刷行マークMpを印字する。その後、通帳プリンター32は、通帳Tをフィードローラー35によって挿入方向とは反対方向に移動させる。フィードローラー35による反対方向への通帳Tの移動が完了すると、使用者は、通帳Tを挿入方向とは反対方向にスライドさせて通帳挿入部26から抜き取るとともに上方に持ち上げて、通帳ガイド部90から離脱させて、上記の一連の入金処理を終了する。
<作用効果>
上述した実施形態の貨幣処理装置11は、筐体20と、筐体20の内部に設けられ、貨幣処理を行う貨幣処理部15と、筐体20の内部に設けられ、貨幣処理部15の処理結果を印刷する通帳プリンター32と、を備えている。そして、筐体20は、筐体20の外部から筐体20の内部の通帳プリンター32に向けて通帳Tを挿通させる通帳挿入部26と、通帳Tをスライド可能に支持して通帳挿入部26に向かって通帳Tを案内する通帳ガイド部90と、を備えている。このような貨幣処理装置11によれば、通帳Tを、通帳ガイド部90に支持させた状態でスライドさせて筐体20内に挿入することができるため、筐体20の外部に通帳プリンター32を設置するための専用のスペースが不要となり、且つ筐体20の内部に設けた通帳プリンター32により通帳Tへの印刷を容易に行うことが可能となる。したがって、通帳Tへの印刷を可能としつつ、貨幣処理装置11の設置自由度が低下することを抑制可能になる。
さらに、上記貨幣処理装置11の筐体20は、上面部22と、上面部22から上方に向かって延びる前面部23を有した上部構造部24と、を備えている。そして、通帳プリンター32は、上部構造部24の内部に設けられている。また、通帳ガイド部90は、上面部22に設けられている。さらに、上部構造部24の前面部23には、通帳挿入部26が設けられている。このような貨幣処理装置11によれば、通帳Tを、筐体20の上面部22に支持させた状態でスライドさせるだけで、上部構造部24の前面部23に設けられた通帳挿入部26に挿入することができる。よって、通帳挿入部26に通帳Tを容易に挿入することができる。さらに、通帳Tをスライドさせて通帳挿入部26に挿入する際には、通帳ガイド部90によって通帳Tを案内できるので、通帳Tをより容易に通帳挿入部26へ挿入することができる。
また、上記貨幣処理装置11の通帳ガイド部90は、通帳Tを通帳挿入部26へ挿入する挿入方向(前後方向)に延び、通帳Tの二つの縁部を支持する一対の第一支持部91と、一対の第一支持部91の間に設けられて通帳Tとの接触を回避する回避部92と、を備えている。このような貨幣処理装置11によれば、第一支持部91が挿入方向に延びる通帳Tの二つの縁部を支持する一方で、通帳Tの縁部以外の箇所は回避部92によって筐体20との接触を回避することができる。そのため、通帳Tを挿入する際に、通帳Tの二つの縁部の間に位置する記録用紙Pの裏側の印刷面Psなどが上面部22に接触して汚れることを抑制できる。
さらに、上記貨幣処理装置11の通帳ガイド部90は、一対の第一支持部91からそれぞれ上方に向かって立ち上がり、上下方向及び前記挿入方向と垂直な通帳Tの幅方向(左右方向)における通帳Tの変位を規制する幅方向ガイド部93を備えている。このような貨幣処理装置11によれば、通帳Tをスライドさせて通帳挿入部26へ挿入する際に、通帳Tが幅方向へ変位することを抑制できる。したがって、通帳Tを筐体20内により容易に挿入することができる。
また、上記貨幣処理装置11のガイド部は、一対の第一支持部91の間に設けられるとともに挿入方向に延びて、通帳Tを支持する第二支持部94を備えている。このような貨幣処理装置11によれば、挿入方向に延びる通帳Tの二つの縁部の間の部分を第二支持部94により支持することができるため、例えば、通帳Tが過度に撓むことを抑制することができる。したがって、通帳Tを筐体20内により容易に挿入することができる。また、第二支持部94が挿入方向に延びているので、通帳Tを挿入方向へ円滑にスライドさせることができる。また、第二支持部94は、その幅方向の寸法を減少させても通帳Tの撓みを抑制できるため、通帳Tの二つの縁部の間の部分との接触面積を低減して、通帳Tの二つの縁部の間に位置する記録用紙Pの裏側の印刷面Psなどが汚れることを抑制できる。
さらに、上記貨幣処理装置11の通帳プリンター32は、貨幣処理部15が行った入金処理の結果を示す入金記録を通帳Tに印刷すると共に、入金記録を通帳Tに印刷する際に、入金記録が印刷されたことを示す印刷行マークMpを、通帳Tの入金記録が印刷された行と同じ行に印字するようになっている。このような貨幣処理装置11によれば、入金記録を通帳Tに印刷する際に印刷行マークMpに基づいて既に入金記録が印刷された行を容易に特定することができる。したがって、迅速な印刷が可能となる。
また、上記貨幣処理装置11は、通帳Tに印字された印刷行マークMpを検出する印刷行マーク位置検出部34と、印刷行マーク位置検出部34が検出した印刷行マークMpに基づいて通帳Tの印刷済みの行を検出する印刷済行検出部103と、印刷済みの行のうち最下行の次の行を通帳Tの印刷開始位置に決定する印刷開始位置決定部104と、を備えている。そして、通帳プリンター32は、印刷開始位置決定部104が決定した印刷開始位置から入金記録と印刷行マークMpの印刷を開始するようになっている。このような貨幣処理装置11によれば、印刷行マーク位置検出部34によって検出された印刷行マークMpの位置に基づいて、印刷開始位置決定部104により印刷位置を決定することができるため、通帳プリンター32により、迅速に入金記録の印刷を開始すると共に印刷行マークMpとの印字を開始することができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、通帳Tが縦開きであり、印刷される行が左右方向に延びるいわゆる横組みである場合について説明した。また、通帳Tがリングにより綴られている場合について説明した。しかし、通帳Tの形状および通帳Tへの印刷方法は、上記構成に限られない。例えば、通帳Tが横開きであったり、縦組みであったりしてもよい。また通帳プリンター32は、磁気ストライプ付き通帳用のプリンターであってもよい。
さらに、通帳プリンター32は、フィードローラー35によって通帳Tの位置を合わせる場合について説明したが、例えば、手動で位置合わせをしたのちに印刷する通帳プリンター32であってもよい。
また、上記実施形態では、通帳ガイド部90と筐体本体部21の上面部22とを一体に形成する場合について説明した。しかし、通帳ガイド部90と筐体本体部21の上面部22とは、それぞれ別部材で構成してもよい。つまり、通帳ガイド部90を形成した後に、筐体本体部21の上面部22に固定する等してもよい。
さらに、上記実施形態では、印刷面Psに印刷された入金処理の結果の横に、更に印刷行マークMpを印字する場合について説明した。しかし、例えば、入金処理の結果を印刷する行が複数行にわたる場合には、印刷行マークMpを代表行(例えば、最下行)のみに印字したり、全ての行に印字したりしても良い。
また、上記実施形態の貨幣処理装置11としては、入金専用機を一例にして説明したが、出金可能な貨幣処理装置11であってもよい。
さらに、上記実施形態では、通帳ガイド部90が第二支持部94を備える場合について説明したが、第二支持部94を省略してもよい。
さらに、上記実施形態では、制御部102が、貨幣処理装置11の貨幣処理部15及び通帳プリンター32の各種の動作の制御を行い、直接的に貨幣処理装置11全体の制御を行っている場合を一例に説明した。しかし、この構成に限られず、例えば、貨幣処理装置11の貨幣処理部15と通帳プリンター32とにそれぞれ制御部を設けて、これらの制御部を介して、上位の制御部102により間接的に、貨幣処理部15と通帳プリンター32とを制御するようにしてもよい。貨幣処理部15に設けられる制御部としては、例えば、硬貨処理ユニット60に硬貨処理ユニット60の各種の動作の制御を行う硬貨制御部と、紙幣処理ユニット70に紙幣処理ユニット70の各種の動作の制御を行う紙幣制御部とを挙げることができる。また、通帳プリンター32に設けられる制御部としては、通帳プリンター32の各種の動作の制御を行うプリンター制御部を挙げることができる。このようにした場合、制御部102は、これら硬貨制御部、紙幣制御部、及びプリンター制御部の制御を行うと共に、これら硬貨制御部、紙幣制御部、及びプリンター制御部以外のユニット及び部材の制御を、直接又は間接的に行い、貨幣処理装置11全体の制御を行う。
11…貨幣処理装置 15…貨幣処理部 20…筐体 21…筐体本体部 21a…前部 22…上面部 23…前面部 23a…下縁部 24…上部構造部 24a…開口部 24b…蓋 25…上部カバー部 26…通帳挿入部 28…主前面 31…表示ユニット 32…通帳プリンター 33…用紙有無検出部 34…印刷行マーク位置検出部 35…フィードローラー 36…プリンターヘッド 41…表示操作部 42…ジャーナルプリンター 43…磁気カードリーダー 44…ICカードリーダー 60…硬貨処理ユニット 61…硬貨入金部 62…硬貨搬送部 63…硬貨識別部 64…硬貨一時庫 65…硬貨返却箱 70…紙幣処理ユニット 71…紙幣入金部 72…紙幣上搬送部 73…紙幣識別部 74…紙幣リジェクト部 75…紙幣下搬送部 76…紙幣一時庫 77…紙幣返却扉 80…金庫ユニット 81…金庫トレー部 82…紙幣カセット 83…硬貨カセット 84…重要物保管庫 85…保管庫扉 90…通帳ガイド部 91…第一支持部 92…回避部 93…幅方向ガイド部 94…第二支持部 101…電源部 102…制御部 103…印刷済行検出部 104…印刷開始位置決定部 T…通帳 R…リング部材 P…記録用紙 Ps…印刷面 Mp…印刷行マーク

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、貨幣処理を行う貨幣処理部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記貨幣処理部の処理結果を印刷する印刷部と、
    を備え、
    前記筐体は、
    前記筐体の外部から前記筐体の内部の前記印刷部に向けて通帳を挿通させる通帳挿入部と、
    前記通帳をスライド可能に支持して前記通帳挿入部に向かって前記通帳を案内する通帳ガイド部と、
    を備える貨幣処理装置。
  2. 前記筐体は、
    上面部と、
    前記上面部から上方に向かって延びる前面部を有した上部構造部と、を備え、
    前記印刷部は、前記上部構造部の内部に設けられ、
    前記通帳ガイド部は、前記上面部に設けられ、
    前記上部構造部の前記前面部に前記通帳挿入部が設けられている
    請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記通帳ガイド部は、
    前記通帳を前記通帳挿入部へ挿入する挿入方向に延び、前記通帳の二つの縁部を支持する一対の第一支持部と、
    前記一対の第一支持部の間に設けられて前記通帳との接触を回避する回避部と、
    を備える
    請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記通帳ガイド部は、
    前記一対の第一支持部からそれぞれ上方に向かって立ち上がり、上下方向及び前記挿入方向と垂直な前記通帳の幅方向における前記通帳の変位を規制する幅方向ガイド部を備える
    請求項3に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記通帳ガイド部は、
    前記一対の第一支持部の間に設けられるとともに前記挿入方向に延びて、前記通帳を支持する第二支持部を更に備える
    請求項3又は4に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記印刷部は、
    前記貨幣処理部が行った入金の処理を示す入金記録を通帳に印字すると共に、前記入金記録を前記通帳に印字する際に、前記入金記録が印刷されたことを示す印刷行マークを、前記通帳の前記入金記録が印刷された行と同じ行に印刷する
    請求項1から5の何れか一項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記通帳に印字された前記印刷行マークを検出する印刷行マーク位置検出部と、
    前記印刷行マーク位置検出部が検出した前記印刷行マークに基づいて前記通帳の印刷済みの行を検出する印刷済行検出部と
    前記印刷済みの行のうち最下行の次の行を前記通帳の印刷開始位置に決定する印刷開始位置決定部と、
    を備え、
    前記印刷部は、前記印刷開始位置決定部が決定した印刷開始位置から前記入金記録と前記印刷行マークの印刷を開始する
    請求項6に記載の貨幣処理装置。
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