JP2022187905A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光体およびシェードを備えた車両用灯具において、光利用効率を向上する。
【解決手段】車両用灯具は、LEDと、所定の延出方向に延出する導光体20であって、当該導光体20の端部に設けられ、LEDからの光を内部に入射する入光部と、当該導光体20の延出方向に沿った側面の一部に設けられ、入光部から入射した光を反射する反射面30と、側面における反射面30と対向する部分に設けられ、反射面30で反射した光を灯具前方に出射する出射面32と、を備える導光体20と、導光体20の出射面32の一部よりも灯具前方に配置されたシェード21とを備える。導光体20は、反射面30からシェード21に向かう光を反射する第1反射部34と、第1反射部34で反射した光を灯具前方に向けて反射する第2反射部36とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】車両用灯具は、LEDと、所定の延出方向に延出する導光体20であって、当該導光体20の端部に設けられ、LEDからの光を内部に入射する入光部と、当該導光体20の延出方向に沿った側面の一部に設けられ、入光部から入射した光を反射する反射面30と、側面における反射面30と対向する部分に設けられ、反射面30で反射した光を灯具前方に出射する出射面32と、を備える導光体20と、導光体20の出射面32の一部よりも灯具前方に配置されたシェード21とを備える。導光体20は、反射面30からシェード21に向かう光を反射する第1反射部34と、第1反射部34で反射した光を灯具前方に向けて反射する第2反射部36とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用灯具に関し、特に導光体およびシェードを用いた車両用灯具に関する。
従来より、LED等の光源と、該光源からの光を制御する導光体とを組み合わせた車両用灯具が提案されている。光源から出射された光は、導光体に入射する。導光体に入射した光は、入光部、反射面等の導光体の構成要素により反射、屈折、散乱等に供され、所定の出射面より出射する。これにより、車両外に居る者からは導光体全体が発光しているように見える。
上記のような導光体を用いた車両用灯具において、連続しない2つの領域から光が出射される発光状態を実現したい場合、単一の導光体の出射面の前方にシェードを配置して導光体からの光の一部を遮光する方法が考えられる。しかしながら、この方法の場合、シェードにより遮光される光が損失となるという課題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、導光体およびシェードを備えた車両用灯具において、光利用効率を向上できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、光源と、所定の延出方向に延出する導光体であって、当該導光体の端部に設けられ、光源からの光を内部に入射する入光部と、当該導光体の延出方向に沿った側面の一部に設けられ、入光部から入射した光を反射する反射面と、側面における反射面と対向する部分に設けられ、反射面で反射した光を灯具前方に出射する出射面と、を備える導光体と、導光体の出射面の一部よりも灯具前方に配置されたシェードと、を備える。導光体は、反射面からシェードに向かう光を反射する第1反射部と、第1反射部で反射した光を灯具前方に向けて反射する第2反射部と、をさらに備える。
第1反射部は、出射面の一部に設けられてもよい。
第2反射部は、側面における出射面と反射面の間の部分に設けられてもよい。
導光体の反射面は、入光部から遠ざかるにつれて反射面と出射面との間の距離が小さくなるように、光源の光軸に対して傾斜していてもよい。
導光体は、延出方向の略中間部分において反射面と光源の光軸とが交差するように配置されてもよい。
本発明によれば、導光体およびシェードを備えた車両用灯具において、光利用効率を向上できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る車両用灯具について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは車両用灯具が車両に装着されたときの姿勢における方向を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の概略正面図である。図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の概略正面図である。図2は、図1に示す車両用灯具10の概略A-A断面図(垂直断面図)である。図3は、図1に示す車両用灯具10の概略B-B断面図(水平断面図)である。図1~図3に示す車両用灯具10は、テール&ストップランプとして用いられるものである。
図1に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ12と、ランプボディ12の前面開口部を覆う透明なカバー14とを備える。ランプボディ12およびカバー14は、灯室16を形成している。
車両用灯具10はさらに、光源ユニット18と、導光体20と、シェード21と、を備える。
光源ユニット18は、LED22と、LED22を搭載する基板24と、LED22から発生した熱を放熱するためのヒートシンク26とを備える。光源ユニット18は、ソケット型LEDユニットであり、ランプボディ12に設けられたソケット孔12aに挿入固定される。図2に示すように、光源ユニット18がランプボディ12に固定された状態において、LED22および基板24は灯室16内に位置しており、ヒートシンク26は灯室16外に位置している。
導光体20は、所定の延出方向に延出する略板状の部材である。導光体20は、例えばアクリルなどの透明樹脂を押出成形することにより形成される。導光体20は、灯室16内に配置される。
導光体20は、一端部に設けられ、LED22からの光を内部に入射する入光部28と、延出方向に沿った側面の一部に設けられ、入光部28から入射して導光体内部を進行する光を反射する反射面30と、側面における反射面30と対向する部分に設けられ、反射面30で反射した光を灯具前方に出射する出射面32と、を備える。反射面30には複数のステップが形成されている。
図2には、LED22からの光が入光部28から導光体内部に入射し、導光体内部を進行した後に反射面30で反射し、出射面32から灯具前方に出射される様子が図示されている。
シェード21は、導光体20の出射面32の一部よりも灯具前方に配置され、導光体20の出射面32から出射する光の一部を遮光するものである。シェード21を設けることにより、連続しない2つの領域から光が出射される発光状態を実現できる。
図3に示すように、本実施形態では、出射面32に形成された溝部32aにシェード21の一部が挿入された状態となっている。したがって、本実施形態では、溝部32aの底面が出射面32の一部となっている。しかしながら、シェード21は溝部に挿入されている必要はなく、出射面32の全てよりも灯具前方に配置されてもよい。
図3の拡大図に示すように、本実施形態に係る導光体20は、反射面30からシェード21に向かう光を反射する第1反射部34と、第1反射部34で反射した光を灯具前方に向けて反射する第2反射部36と、を備える。第1反射部34は、出射面32の一部に設けられている。第1反射部34は、溝部32aの底面を反射面30に対して略45度傾斜した面とすることで形成されている。第2反射部36は、導光体20の側面における出射面32と反射面30の間の部分(出射面32と反射面30をつなぐ面)に設けられている。この第2反射部36も、反射面30に対して略45度傾斜した面とされている。
図3の拡大図には、反射面30で反射した光線が図示されている。前方にシェード21が配置されていない出射面32の部分に向かう多くの光は、直接出射面32から出射される(光線L1,L2参照)。一方、シェード21に向かう一部の光は、第1反射部34で反射した後にさらに第2反射部で反射され、出射面32から出射される(光源L3,L4参照)。
このように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、導光体20に第1反射部34および第2反射部36を設けたことにより、本来であれば(すなわち第1反射部34および第2反射部36が無ければ)シェード21により遮光されて損失となっていたはずの光の少なくとも一部を灯具前方に出射することができる。これにより、光の損失を減らすことができるので、光利用効率を向上できる。
図4は、LED22および導光体20の入光部28の周辺の概略拡大図である。図4に示すように、導光体20は、入光部38の中心がLED22の光軸Axと一致するように配置されている。そして、入光部28の中心は、導光体20の厚さの中心よりも反射面30側にずれている。また、図2から分かるように、導光体20の反射面30は、入光部28から遠ざかるにつれて反射面30と出射面32との間の距離が小さくなるように、LED22の光軸Axに対して傾斜している。その結果、導光体20は、延出方向の略中間部分において反射面30とLED22の光軸Axとが交差するように配置されている。
図5(a)および図5(b)は、入光部28のずれの効果を説明するための図である。図5(a)は、入光部28が導光体20の厚さの中心に位置している比較例を示す。この比較例では、入光部28から導光体20の内部に入射した光の一部が反射面30で反射されず、導光体20の入光部28と反対側の端部29から抜けている(光線L5参照)。
図5(b)は、入光部28が導光体20の厚さの中心よりも反射面30側にずれている本実施形態を示す。本実施形態では、導光体20の延出方向の略中間部分において反射面30とLED22の光軸Axとが交差していることにより、比較例の場合よりも多くの光が反射面30で反射され、導光体20の入光部28と反対側の端部29から抜ける光は比較例の場合よりも減少する。
このように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、入光部28の位置をずらすことにより、出射面32からの発光に寄与せずに導光体20から抜ける光を低減できるので、光利用効率をさらに向上できる。
図6は、LED22におけるLEDチップの配置を説明するための図である。図6に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10で用いているLED22においては、中心(光軸Ax)にテールランプ用LEDチップ40が配置されている。そして、テールランプ用LEDチップ40の周囲に4つのストップランプ用LEDチップ42が配置されている。
図7は、導光体20の入光部28周辺の斜視図である。本実施形態においては、図7に示すように入光部28が5つの領域に分割されている。入光部28は、LED22の5つのLEDチップのそれぞれに対応した入光面を有する。入光部28の中央には、テールランプ用LEDチップ40からの光を制御するテールランプ用入光面44が形成されている。テールランプ用入光面44の周囲には、4つのストップランプ用LEDチップ42からの光をそれぞれ制御する4つのストップランプ用入光面46が形成されている。
図8(a)および図8(b)は、入光部に入射する光を示す図である。図8(a)は、テールランプ用LEDチップ40から出射された光がテールランプ用入光面44に入射する様子を示す。図8(b)は、ストップランプ用LEDチップ42から出射された光がストップランプ用入光面46に入射する様子を示す。
図8(a)に示すように、テールランプ用入光面44は、テールランプ用LEDチップ40から出射された光を入射後に平行光とするように形成される。また、図8(b)に示すように、ストップランプ用入光面46は、ストップランプ用LEDチップ42から出射された光を入射後に平行光とするように形成される。
入光部28を分割されていない単一の入光面とし、その焦点にテールランプ用LEDチップ40を配置した場合、テールランプ用LEDチップ40からの光は平行光に制御することはできるが、焦点から外れたストップランプ用LEDチップ42からの光は平行光に制御することが難しい。その結果、導光体20内を好適に導光させることができない可能性がある。そこで、本実施形態のように、入光部28を複数の領域に分割し、各LEDチップに対応した入光面とすることで、各LEDチップからの光を平行光として導光体20内に入射させることが可能となり、テールランプ用LEDチップ40の点灯時およびストップランプ用LEDチップ42の点灯時の両方において、好適な発光状態を得ることができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述の実施形態では、光源としてLEDを例示したが、光源はLEDに限定されず、例えばLD(レーザダイオード)や有機ELであってもよい。
10 車両用灯具、 12 ランプボディ、 14 カバー、 16 灯室、 18 光源ユニット、 20 導光体、 21 シェード、 22 LED、 24 基板、 26 ヒートシンク、 28 入光部、 30 反射面、 32 出射面、 34 第1反射部、 36 第2反射部、 38 入光部、 40 テールランプ用LEDチップ、 42 ストップランプ用LEDチップ、 44 テールランプ用入光面、 45 ストップランプ用入光面。
Claims (5)
- 光源と、
所定の延出方向に延出する導光体であって、当該導光体の端部に設けられ、前記光源からの光を内部に入射する入光部と、当該導光体の延出方向に沿った側面の一部に設けられ、前記入光部から入射した光を反射する反射面と、前記側面における前記反射面と対向する部分に設けられ、前記反射面で反射した光を灯具前方に出射する出射面と、を備える導光体と、
前記導光体の前記出射面の一部よりも灯具前方に配置されたシェードと、
を備え、
前記導光体は、
前記反射面から前記シェードに向かう光を反射する第1反射部と、
前記第1反射部で反射した光を灯具前方に向けて反射する第2反射部と、
をさらに備えることを特徴とする車両用灯具。 - 前記第1反射部は、前記出射面の一部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記第2反射部は、前記側面における前記出射面と前記反射面の間の部分に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 前記導光体の前記反射面は、前記入光部から遠ざかるにつれて前記反射面と前記出射面との間の距離が小さくなるように、前記光源の光軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具。
- 前記導光体は、延出方向の略中間部分において前記反射面と前記光源の光軸とが交差するように配置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021096138A JP2022187905A (ja) | 2021-06-08 | 2021-06-08 | 車両用灯具 |
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JP2021096138A JP2022187905A (ja) | 2021-06-08 | 2021-06-08 | 車両用灯具 |
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JP2022187905A true JP2022187905A (ja) | 2022-12-20 |
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2021
- 2021-06-08 JP JP2021096138A patent/JP2022187905A/ja active Pending
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