JP2022187118A - 眼鏡レンズ、および、眼鏡レンズの製造方法 - Google Patents

眼鏡レンズ、および、眼鏡レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが、視距離に応じて、付加された眼鏡レンズにおいて、三次収差を低減できる技術を提供する。【解決手段】装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが付加された眼鏡レンズであって、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有し、逆プリズム勾配の絶対値は、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい、眼鏡レンズ。【選択図】図4

Description

本発明は、眼鏡レンズ、および、眼鏡レンズの製造方法に関する。
装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムを、視距離のディオプター換算値に応じた量だけ付加することで、加齢による輻輳力の低下がサポートされ疲労度が軽減されることが知られている。また、視距離に応じたインプリズム付加時のレンズ面のねじれにより、非点収差が発生することが知られており、例えば、特許文献1には、収差軽減のため、加入プリズム曲線を滑らかな単調増加曲線に置き換えることが提案されている。
特開2018-97283号公報
本発明の一実施形態は、装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが、視距離に応じて、付加された眼鏡レンズにおいて、三次収差を低減できる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが付加された眼鏡レンズであって、
前記眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有し、
前記逆プリズム勾配の絶対値は、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい、眼鏡レンズである。
本発明の第2の態様は、
前記眼鏡レンズの主子午線上、および、前記インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい、上記第1の態様に記載の眼鏡レンズである。
本発明の第3の態様は、
前記逆プリズム勾配の絶対値は、0.00625Δ/mm未満である、上記第1または第2の態様に記載の眼鏡レンズである。
本発明の第4の態様は、
前記眼鏡レンズの主子午線上、および、前記インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、0.00625Δ/mm未満である、上記第3の態様に記載の眼鏡レンズである。
本発明の第5の態様は、
視距離に応じて、付加されたインプリズム量が変化する、上記第1から第4のいずれか1つの態様に記載の眼鏡レンズである。
本発明の第6の態様は、
付加されたインプリズム量の最大値と最小値との差が、0.25Δ以上である、上記第1から第5のいずれか1つの態様に記載の眼鏡レンズである。
本発明の第7の態様は、
装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが付加された眼鏡レンズの製造方法であって、
前記眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有するように設計するプリズム設計工程を有し、
前記プリズム設計工程では、前記逆プリズム勾配の絶対値を、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きく設計する、眼鏡レンズの製造方法である。
本発明の一実施形態によれば、装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが、視距離に応じて、付加された眼鏡レンズにおいて、三次収差を低減することができる。
図1(a)は、インプリズムなしの度数分布図および収差分布図の一例であり、図1(b)は、インプリズムありの度数分布図および収差分布図の一例である。 図2(a)は、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の一例を示すグラフであり、図2(b)は、主子午線周辺でのサグ量Zの変化の一例を示すグラフである。 図3(a)は、加入プリズム曲線の一例を示すグラフであり、図3(b)は、加入プリズム曲線の勾配(加入プリズム曲線の一階微分)の一例を示すグラフであり、図3(c)は、加入プリズム曲線の曲率(加入プリズム曲線の二階微分)の一例を示すグラフである。 図4(a)は、式(1)のqの値を変化させた場合の加入プリズム曲線の一例を示すグラフであり、図4(b)は、qの値と、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値および加入プリズム曲線の最大曲率との関係を示すグラフである。 図5(a)~(c)は、実施例に係る、試料2~4の加入プリズム曲線を示すグラフである。 図6(a)~(d)は、実施例に係る、試料1~4の度数分布、非点収差分布、および三次収差分布を示す図である。 図7(a)~(c)は、実施例に係る、試料2~4の視線通過位置における、インプリズム、度数、非点収差、および三次収差を示すグラフである。
<発明者の得た知見>
まず、発明者が得た知見について説明する。
本明細書において、眼鏡レンズの垂直方向においては、上側を正、下側を負として表し、眼鏡レンズの水平方向については、装用者の耳側を正、鼻側を負として表すものとする。また、原点位置は、例えば、レンズ中心(幾何中心、光学中心、芯取り中心の少なくともいずれか)とする。
特許文献1等に記載されている手法は、レンズ面のねじれにより発生する主子午線上の非点収差のみを最適化している。しかしながら、インプリズムが付加された後は、そもそも元の主子午線上を視線が通過しないため、その意義は薄いと言える。なお、本明細書において、主子午線とは、装用者が眼鏡レンズを装用して上方から下方へと視線を移した際に、眼鏡レンズにおいて視線が通過する部分が集まって形成される線を指す。この主子午線は、眼鏡レンズを設計する際の基礎となる。
図1(a)は、インプリズムなしの度数(Power)分布図および非点収差(AS)分布図の一例であり、図1(b)は、インプリズムありの度数分布図および非点収差分布図の一例である。図1(a)および図1(b)においては、図の左側が鼻側である。図1(a)および図1(b)から、インプリズムにより、度数が左右非対称になっており、鼻側遠用側領域で低度数、鼻側近用側領域で高度数になっていることがわかる。また、臍点(累進屈折力レンズの中間領域および近用側領域において、処方に対する非点収差の誤差が比較的少ない領域)が鼻側にシフトしていることがわかる。
発明者の検討により、インプリズムにより臍点が鼻側にシフトすることに伴い、視線通過位置も鼻側にシフトすることがわかった。より具体的には、元の主子午線上と、シフトした臍点上との中間地点を視線が通過する傾向があることがわかった。これに基づき、発明者はインプリズムが付加された眼鏡レンズにおける、新たな課題を発見した。つまり、視線通過位置が鼻側にシフトすることに伴い、遠用側領域で度数不足(近用側領域で度数過剰)になるという課題である。また、視線通過位置における度数の変化に伴い、付加したインプリズム量が遠用側領域で過剰(近用側領域で不足)となる課題もある。
図2(a)は、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の一例を示すグラフであり、図2(b)は、主子午線周辺でのサグ量Zの変化の一例を示すグラフである。図2(a)では、加入プリズム曲線を単調増加曲線(下方に向かって単調増加、以下同様)とした場合を示している。図2(b)において、実線は主子午線から耳側に1mmシフトした位置(X=1mm)でのサグ量Zを示し、破線は主子午線から鼻側に1mmシフトした位置(X=-1mm)でのサグ量Zを示している。また、図2(a)および図2(b)の横軸(Y)は、眼鏡レンズの垂直方向の座標を示している。
図2(b)において、領域Z1では、サグ量Zの勾配(dZ/dY)が水平方向の座標(X)に伴い変化することで斜めの非点収差が発生する。これにより、主子午線上に収差が加わり、臍点が鼻側にシフトする。一方、領域Z2では、サグ量Zの曲率(dZ/dY)が水平方向の座標(X)に伴い変化することで三次収差が発生する。また、耳側と鼻側では度数が異なり、特に鼻側の遠用側領域で度数が小さくなる。
発明者は、特に上述の三次収差に着目して鋭意検討を行った。その結果、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有するように眼鏡レンズを設計することで、上述の課題を解決できることを見出した。
図3(a)は、加入プリズム曲線の一例を示すグラフであり、図3(b)は、加入プリズム曲線の勾配(加入プリズム曲線の一階微分)の一例を示すグラフであり、図3(c)は、加入プリズム曲線の曲率(加入プリズム曲線の二階微分)の一例を示すグラフである。図3(a)~図3(c)において、破線は加入プリズム曲線を単調増加曲線とした場合を示し、実線は加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する場合を示している。また、図3(a)~図3(c)の横軸は、眼鏡レンズの垂直方向の座標を示している。
図3(c)からわかるように、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する場合の方が、加入プリズム曲線を単調増加曲線とした場合よりも曲率の絶対値が小さい。したがって、曲率の変化によって発生する三次収差を低減することができる。三次収差を低減することで、視線通過位置のシフトに伴う度数変動を小さくすることができる。また、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する場合、遠用側領域ではマイナスのプリズムが付加されていることにより、インプリズム量が遠用側領域で過剰となる問題も解消できる。
[本発明の実施形態の詳細]
次に、本発明の一実施形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、本明細書における「水平方向」とは、乱視軸およびプリズム基底方向の定義における0または180度方向のことを指し、フレームへの枠入れのための2つのアライメント基準マーク(いわゆる隠しマーク)を結ぶ水平基準線の方向と一致した例について述べる。なお、本実施形態における水平基準線は、眼鏡レンズ(枠入れ加工前の丸レンズ)の上方頂点と下方頂点との中間において水平に延びる線である。また、本実施形態においては、当該2つの隠しマークを結ぶ水平基準線の中心を主子午線が通過するように隠しマークを配置する例について述べる。
また、本実施形態においては、累進屈折力レンズにおける主子午線を、遠用度数測定点と近用度数測定点とを結ぶ線としてもよい。
<本発明の第1実施形態>
(1)眼鏡レンズの構成
まず、本実施形態の眼鏡レンズの構成について説明する。本実施形態の眼鏡レンズは、例えば、1枚のレンズの一部または全部に、屈折力が連続的に変化する部分(累進帯)を含む累進屈折力レンズである。眼鏡レンズは、物体側面に、所定の設計をもとに形成された光学面を有する。眼鏡レンズとしては、眼球側面にも所定の光学面を有する、いわゆる完成品レンズだけではなく、例えば、眼球側面を、処方に合わせてさらに研磨することにより、完成品レンズを得ることができるセミフィニッシュトレンズを含んでもよい。また、一般的に、遠近両用レンズ、中近両用レンズ、近近レンズと呼ばれるレンズや、調節サポートレンズ等と呼ばれるレンズも累進屈折力レンズに含まれる。後述のインプリズムの付加は、物体側、眼球側のいずれでもよく、累進面側であるか否かも特に制約はない。
本実施形態の眼鏡レンズには、装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが、視距離に応じて、付加されている。つまり、本実施形態の眼鏡レンズは、視距離に応じて、付加されたインプリズム量が変化しており、例えば、近用側領域におけるインプリズム量は、遠用側領域におけるインプリズム量よりも大きくなっている。インプリズムは、例えば、輻輳力が弱い装用者が近くの物体を見る際に有用である。本実施形態の眼鏡レンズは、例えば、付加されたインプリズム量の最大値と最小値との差が、0.25Δ(プリズムジオプトリ)以上であることが好ましく、1Δ以上であることがより好ましい。この場合、上述した視線通過位置のシフトに伴う度数変動が眼鏡レンズの見え方に影響を及ぼす可能性が大きくなるため、本発明の効果がより顕著である。なお、付加されたインプリズム量の最大値と最小値との差の上限は、特に限定されないが、例えば、6Δ以下(または2Δ以下)である。
本実施形態の眼鏡レンズは、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有している。なお、本明細書において、加入プリズム曲線の遠用側領域とは、加入プリズム曲線の勾配が最大となる位置(または累進帯)より上側の領域を意味し、近用側領域とは、加入プリズム曲線の勾配が最大となる位置(または累進帯)より下側の領域を意味している。また、累進帯上の加入プリズム勾配とは、加入プリズム曲線の勾配の最大値としてもよい。
しかしながら、単に加入プリズム曲線の遠用側領域に逆プリズム勾配を与えただけでは、加入プリズム曲線が単調増加曲線である場合と比べて、加入プリズム曲線の曲率の絶対値が小さくならない場合がある。加入プリズム曲線の曲率の絶対値を小さくし、三次収差を低減するためには、与える逆プリズム勾配の量を適切に制御する必要がある。具体的には、本実施形態の眼鏡レンズは、以下の条件A、条件B、および条件Cを満たすことが好ましい。
(条件A)
図3(a)で例示したような加入プリズム曲線は、以下のシグモイド関数(式(1))で表すことができる。以下、加入プリズム曲線がシグモイド関数で表される場合を例として、三次収差を低減するために最低限必要な逆プリズム勾配の量について説明する。
Figure 2022187118000002
図4(a)は、式(1)のqの値を変化させた場合の加入プリズム曲線の一例を示すグラフである。図4(a)に示すように、q=0の場合、加入プリズム曲線は単調増加曲線であるが、q=0.7およびq=1.1の場合、加入プリズム曲線に逆プリズム勾配が与えられていることがわかる。図4(b)は、qの値と、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値および加入プリズム曲線の最大曲率との関係を示すグラフである。図4(b)において、実線は加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値を示し、破線は加入プリズム曲線の最大曲率(q=0の場合を1とした相対値)を示している。
加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値が正であるということは、加入プリズム曲線の勾配の最小値および最大値が同符号であることを意味する。つまり、図4(b)に示す領域Z3は、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有さない領域である。一方、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値が負である領域Z4および領域Z5は、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する領域である。なお、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する場合、加入プリズム曲線の勾配の最小値は、逆プリズム勾配と見なすことができるため、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値は、逆プリズム勾配/累進帯上の加入プリズム勾配と表すこともできる。
図4(b)に示すように、領域Z4では、加入プリズム曲線の最大曲率が、q=0の場合よりも大きくなっている。つまり、領域Z4は、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有するものの、加入プリズム曲線が単調増加曲線である場合と比べて、加入プリズム曲線の曲率の絶対値が小さくならない領域である。例えば、図4(a)に示すq=0.7の加入プリズム曲線は、q=0の加入プリズム曲線(単調増加曲線)よりも曲率の絶対値が大きくなってしまう。
一方、領域Z5では、加入プリズム曲線の最大曲率が、q=0の場合よりも小さくなっている。つまり、q>0.9(領域Z5)の場合、加入プリズム曲線が単調増加曲線である場合と比べて、加入プリズム曲線の曲率の絶対値が小さくなる。例えば、図4(a)に示すq=1.1の加入プリズム曲線は、q=0の加入プリズム曲線(単調増加曲線)よりも曲率の絶対値が小さくなる。
領域Z5においては、qの値と、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値が1対1対応しているので、q>0.9は、加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値が-0.014未満であると表すこともできる。加入プリズム曲線の勾配の最小値/最大値は、逆プリズム勾配/累進帯上の加入プリズム勾配と表すこともできるため、領域Z5において、逆プリズム勾配の絶対値は、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい。したがって、逆プリズム勾配の絶対値が、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい場合、加入プリズム曲線が単調増加曲線である場合と比べて、加入プリズム曲線の曲率の絶対値が小さくなり、三次収差を低減することができると言える。
(条件B)
条件Aでは、逆プリズム勾配の絶対値が、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい場合、三次収差を低減することができることを説明した。一方、逆プリズム勾配の絶対値が大きすぎる場合、斜めの非点収差が発生し、眼鏡レンズの見え方に悪影響を及ぼす可能性がある。以下、逆プリズム勾配による斜めの非点収差が、眼鏡レンズの見え方に悪影響を及ぼさないようにするための、逆プリズム勾配の好ましい範囲について説明する。
一般的に、非点収差は0.25D単位で処方されるため、その半分の0.125D未満の非点収差であれば、眼鏡レンズの見え方に及ぼす影響はほとんど無視できるとされている。逆プリズム勾配による非点収差発生量(D)=2×10×逆プリズム勾配(Δ/mm)の関係式から、逆プリズム勾配の絶対値が0.00625Δ/mm未満であれば、逆プリズム勾配による非点収差発生量を0.125D未満に抑えることができると言える。したがって、逆プリズム勾配による斜めの非点収差が、眼鏡レンズの見え方に悪影響を及ぼさないようにするためには、逆プリズム勾配の絶対値が0.00625Δ/mm未満であることが好ましい。
(条件C)
条件Aおよび条件Bで説明した、逆プリズム勾配の条件については、眼鏡レンズの主子午線上、および、「インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点のうち、主子午線から最も離れている点を通り、主子午線と平行な線上」の両方において、満たすことが好ましい。なお、煩雑性を避けるために、本明細書において、「インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点のうち、主子午線から最も離れている点を通り、主子午線と平行な線上」のことを、「インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上」または「シフトした臍点上」ともよぶ。つまり、眼鏡レンズの主子午線上、および、インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きいことが好ましい。また、眼鏡レンズの主子午線上、および、インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、0.00625Δ/mm未満であることが好ましい。なお、本実施形態での臍点は、非点収差分布図において、非点収差が最も小さい等高線に囲まれた領域とした。但し、加工誤差等により局所的に非点収差が減少している領域はこの限りでない。
上述したように、臍点が鼻側にシフトした場合、元の主子午線上と、シフトした臍点上との中間地点を視線が通過する傾向がある。したがって、眼鏡レンズの主子午線上、および、インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、条件A(または条件B)を満たすということは、視線通過位置が鼻側にシフトしたとしても、条件A(または条件B)を満たすことによる効果が維持されることを意味する。
次に、インプリズムにより臍点が鼻側にシフトする際、元の主子午線からどれだけシフトするかを示す臍点シフト量について説明する。臍点シフト量は、インプリズムによる非点収差発生量(D)/眼鏡レンズの水平方向の非点収差勾配(D/mm)で表される。また、インプリズムによる非点収差発生量(D)=2×10×累進帯上の加入プリズム勾配(Δ/mm)、および、眼鏡レンズの水平方向の非点収差勾配(D/mm)=2×加入度数勾配(D/mm)の関係式から、臍点シフト量(mm)=10×累進帯上の加入プリズム勾配(Δ/mm)/加入度数勾配(D/mm)の関係式を用いて、臍点シフト量を計算することができる。主子午線を、臍点シフト量(の最大値)だけ鼻側に平行移動させることで、「インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上」を規定することができる。
なお、加入プリズム曲線の近用側領域においては、逆プリズム勾配を有していてもよいし、逆プリズム勾配を有していなくてもよい。近用側領域において逆プリズム勾配を有する場合、近用側領域の逆プリズム勾配についても、上述の条件A、条件B、および条件Cを満たすことが好ましい。また、図3(a)の実線に示したように、遠用側領域と近用側領域との逆プリズム勾配が対称となるようにしてもよい。
(2)眼鏡レンズの製造方法
以下、本実施形態の眼鏡レンズの製造方法について説明する。なお、以降の記載において、本明細書に記載のない内容については、公知の技術を採用しても構わない。
(準備工程)
準備工程では、後の設計工程を行うための準備を行う。当該準備としては、まず、眼鏡レンズを設計する際に必要な情報を取得することが挙げられる。眼鏡レンズに係る情報としては、レンズアイテムに固有のデータであるアイテム固有情報と、装用者に固有のデータである装用者固有情報とに大別される。アイテム固有情報には、レンズ素材の屈折率nや、累進帯長に代表される累進面設計パラメータ等に関する情報が含まれる。装用者固有情報には、遠用度数(球面度数S、乱視度数C、乱視軸AX、プリズム度数P、プリズム基底方向PAX等)や、加入度数ADDや、レイアウトデータ(遠用PD、近用PD、アイポイント位置等)、フレーム形状、フレームと眼の位置関係を表すパラメータ(前傾角、そり角、頂点間距離等)等に関する情報が含まれる。
(設計工程)
設計工程では、準備工程で取得した情報に基づいて、眼鏡レンズの設計を行う。設計工程は、インプリズムの形状を設計するプリズム設計工程を含む。プリズム設計工程では、眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有するように、インプリズムの形状を設計する。
プリズム設計工程では、上述の条件A、条件B、および条件Cを満たすように、インプリズムの形状を設計することが好ましい。つまり、プリズム設計工程では、逆プリズム勾配の絶対値を、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きく設計することが好ましい。また、眼鏡レンズの主子午線上、および、インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、逆プリズム勾配の絶対値を、累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きく設計することが好ましい。また、逆プリズム勾配の絶対値を0.00625Δ/mm未満に設計することが好ましい。また、眼鏡レンズの主子午線上、および、インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値を、0.00625Δ/mm未満に設計することが好ましい。このようにインプリズムの形状を設計することで、(1)眼鏡レンズの構成にて説明した種々の効果を得ることができる。なお、本発明は、眼鏡レンズの製造方法以外にも、眼鏡レンズの設計方法としても成り立ちうる。
(製造工程)
製造工程では、設計工程で設計した結果に基づいて、眼鏡レンズを製造する。具体的な製造方法に関しては、公知の手法を採用しても構わない。例えば、設計工程により得られた設計データを加工機に入力し、レンズブランクに対して加工を行い、眼鏡レンズを製造しても構わない。
なお、上述の工程以外(例えば、洗浄工程やコーティング工程等)の工程を、必要に応じて適宜追加してももちろん構わない。
以上の工程により、三次収差が低減された眼鏡レンズを製造することができる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上述の臍点シフト量を考慮して、累進屈折力レンズにおける、内寄せ量やフィッティングポイントの調整を行ってもよい。
次に、本発明に係る実施例を説明する。これらの実施例は本発明の一例であって、本発明はこれらの実施例により限定されない。
(1)眼鏡レンズの作製
まず、以下のように、眼鏡レンズとしての試料1~4を作製した。
試料1は、インプリズムを付加しない累進屈折力レンズとした。累進帯の加入度数勾配は-0.141D/mmとした。なお、累進帯の加入度数勾配は、以下の試料2~4も同様とした。
試料2は、視距離に比例したインプリズムを付加した累進屈折力レンズとした。試料2の加入プリズム曲線を図5(a)に示す。図5(a)においては、実線が主子午線上の加入プリズム曲線、破線がシフトした臍点上の加入プリズム曲線を示している。主子午線上において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.086Δ/mm、曲率の最大値は0.0112Δ/mm、逆プリズム勾配は有さないとした。シフトした臍点上(臍点シフト量=6.1mm)において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.084Δ/mm、曲率の最大値は0.0109Δ/mm、逆プリズム勾配は有さないとした。
試料3は、加入プリズム曲線が単調増加曲線となるようにインプリズムを付加した累進屈折力レンズとした。試料3の加入プリズム曲線を図5(b)に示す。図5(b)においては、実線が主子午線上の加入プリズム曲線、破線がシフトした臍点上の加入プリズム曲線を示している。主子午線上において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.077Δ/mm、曲率の最大値は0.0105Δ/mm、逆プリズム勾配は有さないとした。シフトした臍点上(臍点シフト量=5.5mm)において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.072Δ/mm、曲率の最大値は0.0100Δ/mm、逆プリズム勾配は有さないとした。
試料4は、加入プリズム曲線の遠用側領域において、逆プリズム勾配を有するようにインプリズムを付加した累進屈折力レンズとした。試料4の加入プリズム曲線を図5(c)に示す。図5(c)においては、実線が主子午線上の加入プリズム曲線、破線がシフトした臍点上の加入プリズム曲線を示している。主子午線上において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.077Δ/mm、曲率の最大値は0.0088Δ/mm、逆プリズム勾配は0.0020Δ/mm、インプリズムの最小値は-0.051Δとした。シフトした臍点上(臍点シフト量=5.5mm)において、累進帯上の加入プリズム勾配は-0.072Δ/mm、曲率の最大値は0.0082Δ/mm、逆プリズム勾配は0.0020Δ/mm、インプリズムの最小値は-0.051Δとした。つまり、試料4は、上述の条件A、条件B、および条件Cをいずれも満たすようにした。
(2)特性評価
試料1~4について、度数(Power)分布、非点収差(AS)分布、および三次収差(3rd)分布を測定した。試料1の結果を図6(a)、試料2の結果を図6(b)、試料3の結果を図6(c)、試料4の結果を図6(d)に示す。
図6(b)~(d)からわかるように、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する試料4は、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有さない試料2、3に比べて、三次収差が低減されていた。
また、試料2~4について、臍点のシフトを考慮した視線通過位置(主子午線上とシフトした臍点上との中間位置)における、インプリズム、度数、非点収差、および三次収差を測定した。試料2の結果を図7(a)、試料3の結果を図7(b)、試料4の結果を図7(c)に示す。なお、図7(a)~(c)において、度数、非点収差、および三次収差の値は、眼鏡レンズの上部(例えば、Y=40mm)を基準とした変化量(単位:D)で示している。
図7(a)~(c)からわかるように、試料2~4の遠用側領域において、度数低下が発生していた。試料2の度数低下量は-0.34Dであり、試料3の度数低下量は-0.28Dであり、試料4の度数低下量は-0.23Dであった。つまり、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有する試料4は、加入プリズム曲線が逆プリズム勾配を有さない試料2、3に比べて、度数低下が低減されていた。
以上より、加入プリズム曲線の遠用側領域において、適切な量の逆プリズム勾配を与えることで、三次収差が低減され、視線通過位置が鼻側にシフトすることに伴う遠用側領域における度数低下も低減されることを確認した。

Claims (7)

  1. 装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが付加された眼鏡レンズであって、
    前記眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有し、
    前記逆プリズム勾配の絶対値は、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい、眼鏡レンズ。
  2. 前記眼鏡レンズの主子午線上、および、前記インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きい、請求項1に記載の眼鏡レンズ。
  3. 前記逆プリズム勾配の絶対値は、0.00625Δ/mm未満である、請求項1または請求項2に記載の眼鏡レンズ。
  4. 前記眼鏡レンズの主子午線上、および、前記インプリズムによって装用者の鼻側にシフトした臍点上の両方において、前記逆プリズム勾配の絶対値は、0.00625Δ/mm未満である、請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  5. 視距離に応じて、付加されたインプリズム量が変化する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
  6. 付加されたインプリズム量の最大値と最小値との差が、0.25Δ以上である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
  7. 装用者の鼻側の方向に光を曲げるインプリズムが付加された眼鏡レンズの製造方法であって、
    前記眼鏡レンズの垂直方向の座標の関数として表される加入プリズム曲線の少なくとも遠用側領域において、累進帯上の加入プリズム勾配とは異符号となる逆プリズム勾配を有するように設計するプリズム設計工程を有し、
    前記プリズム設計工程では、前記逆プリズム勾配の絶対値を、前記累進帯上の加入プリズム勾配の絶対値の0.014倍より大きく設計する、眼鏡レンズの製造方法。
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