JP2022186151A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加熱物が加熱されている期間において付着する汚れをより精度よく判定する。【解決手段】加熱調理器1は、加熱調理室15と、加熱部12と、取得部10Aと、判定部10Bとを備える。加熱調理室15には、被加熱物Sが配置される。加熱部12は、被加熱物Sを加熱する。取得部10Aは、加熱調理室15の内部を、加熱部12によって被加熱物Sが加熱されている期間において撮像した庫内画像を取得する。判定部10Bは、加熱調理室15の内部の汚れを示す特異画素が庫内画像に含まれるか否かを判定する。判定部10Bは、庫内画像の色情報に基づいて、特異画素が庫内画像に含まれるか否かを判定する。【選択図】図2
Description
本発明は、加熱調理器に関する。
被加熱物である食品の状態等を確認できるようにするために、加熱室内を撮像する撮像部を設けた加熱調理器が提案されている。加熱調理器では、使用を重ねるうちに、食品中の油、食品自体の飛び散り、壁面の結露に付着したほこりなどにより、加熱室内部壁面などが汚れてしまう。
特許文献1の加熱調理器では、加熱室に食品がない状態で加熱室内部を、第1の画像と第2の画像として撮像し比較判定することで、第1の画像と第2の画像との差分を汚れとして判定している。
加熱室の汚れは、主に加熱調理中に付着することが多い。一方、加熱室に配置された食品は、加熱調理により色彩等が変化するため、特許文献1に示すように2つの画像の差分をとると、加熱調理された食品を汚れと判定されてしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被加熱物が加熱されている期間において付着する汚れをより精度よく判定することが可能な加熱調理器を提供することにある。
本発明に係る加熱調理器は、加熱庫と、加熱部と、取得部と、判定部とを備える。前記加熱庫には、被加熱物が配置される。前記加熱部は、前記被加熱物を加熱する。前記取得部は、前記加熱庫の内部を、前記加熱部によって前記被加熱物が加熱されている期間において撮像した庫内画像を取得する。前記判定部は、前記加熱庫の内部の汚れを示す特異画素が前記庫内画像に含まれるか否かを判定する。前記判定部は、前記庫内画像の色情報に基づいて、前記特異画素が前記庫内画像に含まれるか否かを判定する。
本発明によれば、被加熱物が加熱されている期間において付着する汚れをより精度よく判定することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1及び図2を参照して、加熱調理器1及び被加熱物Sについて説明する。図1は、加熱調理器1の構成を示す図である。図1では、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直方向に平行であり、X軸及びY軸は水平方向に平行である。図2は、加熱調理器1の機能ブロック図である。
加熱調理器1は、被加熱物Sを加熱調理する。被加熱物Sは、例えばパン等の食材である。加熱調理器1は、例えば、電子レンジ及びオーブンレンジ等である。加熱調理器1は、例えば、台所に配置される。以下、オーブンレンジを例に説明する。
具体的には、加熱調理器1は、制御部10と、記憶部11と、加熱部12と、撮像部13と、本体部14と、加熱調理室15と、載置部16とを備える。制御部10は、取得部10Aと、判定部10Bとを有する。また、加熱調理器1は、マイク21と、湿度センサ22と、通信部23とを備えていてもよい。
記憶部11は、記憶装置を含み、ソフトウェアのようなコンピュータプログラム及び種々のデータを記憶する。具体的には、記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリ)と、ソリッドステートドライブ、及び/又は、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部11は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部10のプロセッサーは、記憶部11の記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを実行して、記憶部11、加熱部12、撮像部13、マイク21、湿度センサ22及び通信部23を制御する。
なお、記憶部11及び制御部10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)のような集積回路で構成されてもよい。
取得部10Aは、例えば、撮像部13が撮像した加熱調理室15の内部の画像を取得する。判定部10Bは、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。
本体部14は、筐体14bと、蓋14aとを含む。蓋14aは、筐体14bの一端に取付けられる。蓋14aは、筐体14bに対して開閉自在に設けられる。
加熱調理室15は、本体部14に収容される。加熱調理室15は、例えば箱状部材である。具体的には、加熱調理室15は、右壁15Rと、左壁15Lと、天壁15Uと、底壁15Dと、背壁15Bと、開口15Fとを有する。右壁15Rと左壁15Lとは、水平方向で対向する。天壁15Uと底壁15Dとは、鉛直方向で対向する。開口15Fと背壁15Bとは、水平方向で対向する。開口15Fは、加熱調理室15外と連通する。加熱調理室15は、加熱庫の一例である。
載置部16は、被加熱物Sを載置する。載置部16は、例えば底壁15Dである。載置部16には、被加熱物Sを載せた皿Dが配置される。
加熱部12は、加熱調理室15に配置された被加熱物Sを加熱する。本実施形態において、加熱部12は、例えば、レンジ加熱機能、熱風循環加熱機能、及びグリル加熱機能を有する。レンジ加熱機能は、例えば、加熱調理室15にマイクロ波を放射することによって、被加熱物Sを加熱調理する機能である。熱風循環加熱機能は、例えば、加熱調理室15に熱風を循環させて加熱調理室15の温度の均一化を図ったり、熱風を被加熱物Sの上面に直接吹き付けたりすることによって、被加熱物Sを加熱調理する機能である。グリル加熱機能は、主として、被加熱物Sを輻射熱に曝すことによって、被加熱物Sを加熱調理する機能である。つまり、加熱部12は、例えば、マイクロ波供給部及びヒータを含む。
例えば、加熱部12は、ユーザーが加熱調理器1に対して加熱開始の指示を入力すると、制御部10の制御により、マイクロ波又は熱風の供給を開始する。その結果、被加熱物Sの加熱が開始される。
撮像部13は、例えばカメラである。具体的には、撮像部13は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)デジタルテレビジョンカメラ等で構成されたカメラである。撮像部13は、例えば、加熱調理室15を構成する壁面に設置される。具体的には、撮像部13は、右壁15Rと天壁105との間に配置される。その結果、撮像部13は、所定方向から被加熱物Sの一部の領域を撮像する。具体的には、所定方向は、斜め下方である。
撮像部13は、所定間隔で加熱調理室15の内部の静止画を撮像する。所定間隔は、特に限定されないが、例えば2秒間である。又は、撮像部13は、所定期間において、加熱庫の内部の動画を撮像する。所定期間は、所定間隔より長い期間である。
例えば、撮像部13は、加熱部12によって被加熱物Sが加熱されている期間(調理期間)において、加熱調理室15の内部を撮像する。具体的には、撮像部13は、ユーザーが加熱調理器1に対して加熱開始の指示を入力すると、制御部10の制御により、加熱調理室15の内部の撮像を開始する。以降、撮像部13によって撮像された調理期間における加熱調理室15の内部の静止画及び動画を庫内画像と呼ぶ。
次に、図1及び図3を参照して、庫内画像と被加熱物の加熱の程度の判定について説明する。図3は、庫内画像の一例を示す図である。
図3は、図1の撮像部13によって撮像された庫内画像G1を示す。庫内画像G1は、被加熱物Sを載せた皿Dが載置部16に配置された状態の庫内画像である。庫内画像G1は、調理期間内のあるタイミングt1において、撮像部13によって撮像された庫内画像である。
制御部10は、庫内画像G1に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。例えば、制御部10は、加熱された被加熱物Sの色(焼き色、又は焦げ色等)に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。
具体的には、制御部10は、タイミングt1以降のあるタイミングtaで、庫内画像G1を取得する。詳細には、庫内画像が静止画である場合、制御部10は、タイミングtaにおいて庫内画像G1を取得する。また、庫内画像が動画である場合、制御部10は、調理期間内において撮像部13によって撮像された動画のうちのタイミングt1の時点でのフレームを庫内画像G1として取得する。
制御部10は、取得した庫内画像G1のうち、被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。領域GSを含む庫内画像G1は、複数の画素から構成される。
庫内画像に含まれる各画素には、各画素の色を示す色情報が設定されている。色情報は、例えば、彩度、明度及び色相を含む。したがって、庫内画像の色をより正確に表現できる。具体的には、色情報は、RGB値及びYUV値等である。RGB値は、画素の赤色成分(R)、緑色成分(G)、及び、青色成分(B)の組み合わせを示す。YUV値は、輝度(Y)、輝度と青色成分との差(U)、及び、輝度と赤色成分との差(V)の組み合わせを示す。
制御部10は、領域GSの色情報に応じて、加熱部12を制御する。例えば、制御部10は、領域GSの色情報に応じて、加熱部12による被加熱物Sの加熱を停止させたり、一定時間が経過してから加熱部12による被加熱物Sの加熱を停止させたりする。
マイク21は、加熱調理室15内の音を検出する。例えば、制御部10は、マイク21によって検出された音を取得し、音の変化に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定してもよい。
湿度センサ22は、加熱調理室15内の湿度を検出して測定する。例えば、制御部10は、湿度センサ22によって検出された湿度を取得し、湿度の変化に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定してもよい。
通信部23は、スマートフォン等の加熱調理器1外部の機器と通信を行う。例えば、通信部23とスマートフォンとは、ネットワークを介して相互に通信する。ネットワークは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、及び公衆電話網を含む。具体的には、通信部23は、例えば、所定の通信プロトコルに従って通信を行うネットワークインターフェースコントローラー(NIC)、又は、WiFiによる通信規格に準じた通信機器を含む。所定の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコル・スイート(つまり、インターネット・プロトコル・スイート)である。
なお、通信部23は、無線通信を行う無線通信モジュールであってもよい。具体的には、無線通信モジュールは、例えば、近距離無線通信を実行する。近距離無線通信は、例えば、通信距離が数メートルから数十メートル程度の無線通信である。近距離無線通信は、例えば、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)又はZigBee(登録商標)による通信規格に準じた通信である。Bluetooth(登録商標)による通信規格に準じた通信は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)である。
[汚れの識別]
例えば、被加熱物Sの加熱中に、加熱調理室15の内部に汚れが付着することがある。
例えば、被加熱物Sの加熱中に、加熱調理室15の内部に汚れが付着することがある。
次に、図1及び図4を参照して、汚れが付着した加熱調理室15の内部が撮像された庫内画像について説明する。図4は、汚れが映り込んだ庫内画像の一例を示す図である。
庫内画像G2は、調理期間内のタイミングt1より後のタイミングt2において、撮像部13によって撮像された庫内画像である。タイミングt1からタイミングt2までの間に、背壁15Bに「油汚れ」が付着したり、被加熱物Sの一部が焦げ付いたり、皿Dに「コゲ」がこぼれたりすると、庫内画像G2には、「油汚れ」及び「コゲ」等が映り込む。なお、タイミングt1とタイミングt2との間隔は、所定間隔(例えば2秒間)より長いものとする。
庫内画像G2において、「油汚れ」及び「コゲ」等に相当する領域GA1、GA2、GA3の色は、周囲と異なる色に変化する。図4では、色が周囲と異なることをハッチングで示す。本明細書において、「油汚れ」及び「コゲ」の他、「吹きこぼれ」等を含めて「汚れ」と総称する。また、庫内画像に映り込んだ「汚れ」に相当する領域を構成する画素を特異画素と呼ぶ。
制御部10(判定部10B)は、加熱調理室15の内部の汚れを示す特異画素が庫内画像に含まれるか否かを判定する。
[特異画素の判定方法1]
次に、図1及び図5を参照して、特異画素の判定方法について説明する。図5は、庫内画像の時間変化を示す図である。図5は、横軸に時間を示す。説明を簡単にするため、図5では、庫内画像の一部の領域(領域GSの周辺)を例示して説明する。
次に、図1及び図5を参照して、特異画素の判定方法について説明する。図5は、庫内画像の時間変化を示す図である。図5は、横軸に時間を示す。説明を簡単にするため、図5では、庫内画像の一部の領域(領域GSの周辺)を例示して説明する。
図5に示す庫内画像G1、G2は、それぞれ、図3及び図4に示す庫内画像G1、G2の一部の領域である。
制御部10は、タイミングt2以降のあるタイミングtaで、庫内画像G2を取得する。制御部10は、取得した庫内画像G2のうち、被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。
また、制御部10は、タイミングt1より前のタイミングt0において撮像部13によって撮像された庫内画像G0を、タイミングt0以降であってタイミングt1より前のタイミングttにおいて取得する。例えば、タイミングt0は、加熱開始のタイミングである。
更に、制御部10は、タイミングt2より後のタイミングt3において、撮像部13によって撮像された庫内画像G3を、タイミングt3以降のタイミングtcにおいて取得する。制御部10は、取得した庫内画像G3のうち、被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。庫内画像G3は、被加熱物Sの加熱の進行により、被加熱物S(領域GS)の色が庫内画像G2から変化している。図5では、被加熱物S(領域GS)の色の変化を、ハッチングの種類で区別する。
また、庫内画像G3には、庫内画像G2と同様、特異画素から構成される領域GA2、GA3が含まれる。
例えば、特異画素の色は、被加熱物Sの色の変化と比べて、急激に変化する。そこで、制御部10は、庫内画像の色情報に基づいて、加熱調理室15の内部の汚れを示す特異画素が庫内画像に含まれるか否かを判定する。
制御部10は、所定期間に撮像された、時系列に沿った複数の庫内画像を取得する。例えば、制御部10は、加熱部12による被加熱物Sの加熱の開始に応じて、庫内画像の取得を開始する。具体的には、制御部10は、タイミングt0からタイミングt1までの期間T0において撮像された、時系列に沿った複数の庫内画像を取得する。また、制御部10は、タイミングt1からタイミングt2までの期間T1において撮像された、時系列に沿った複数の庫内画像を取得する。また、制御部10は、タイミングt2からタイミングt3までの期間T2において撮像された、時系列に沿った複数の庫内画像を取得する。
次に、図1及び図6を参照して、特異画素の色が変化する期間T1と、期間T1における特異画素の判定方法の一例とについて詳細に説明する。図6は、期間T1における庫内画像の時間変化の一例を示す図である。
上述したように、制御部10は、タイミングt1以降のタイミングtaで、庫内画像G1を取得する。
また、制御部10は、タイミングt1より後のタイミングt11において、撮像部13によって撮像された庫内画像G11を、タイミングt11以降のタイミングta1において取得する。例えば、タイミングt1とタイミングt11との間隔は、所定間隔である。
また、制御部10は、タイミングt11より後のタイミングt12において、撮像部13によって撮像された庫内画像G12を、タイミングt12以降のタイミングta2において取得する。例えば、タイミングt11とタイミングt12との間隔は、所定間隔である。
また、制御部10は、タイミングt12より後のタイミングt2において、撮像部13によって撮像された庫内画像G2を、タイミングt2以降のタイミングtbにおいて取得する。例えば、タイミングt12とタイミングt2との間隔は、所定間隔である。
制御部10は、期間T1において取得した庫内画像のうちの1つを基準画像として選択する。例えば、制御部10は、庫内画像G1を基準画像として選択する。
また、制御部10は、基準画像より後に撮像された庫内画像のうちの1つを対象画像として選択する。例えば、制御部10は、庫内画像G11を対象画像として選択する。
制御部10は、対象画像に特異画素が含まれるか否かを判定する。具体的には、制御部10は、基準画像に含まれる画素の色情報と、対象画像に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する。例えば、制御部10は、庫内画像G11における領域GS以外の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する各画素の色情報との差分V0を算出する。差分V0はゼロ(差分なし)である。また、制御部10は、庫内画像G11における領域GSの各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさが、それぞれ、所定範囲内か、所定範囲外かを判定する。例えば、制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定する。
所定範囲は、被加熱物Sの加熱の進行に応じた色情報の変化範囲を示す。例えば、制御部10は、RGB値のうちの赤色成分(R)、緑色成分(G)、及び、青色成分(B)の各差分が、すべて所定値以下である場合、差分が所定範囲内であると判定する。
また、例えば、制御部10は、YUV値のうちの輝度(Y)の差分が所定値以下である場合、差分が所定範囲内であると判定してもよい。
制御部10は、差分が所定範囲外である画素が庫内画像G11に含まれていないため、特異画素が庫内画像G11に含まれないと判定する。
次に、制御部10は、特異画素が含まれるか否かを判定済みの対象画像(庫内画像G11)を新たな基準画像として設定する。そして、制御部10は、庫内画像G11より後に撮像された庫内画像G12を新たな対象画像として選択する。
制御部10は、庫内画像G11に含まれる画素の色情報と、庫内画像G12に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する。例えば、制御部10は、庫内画像G12における領域GS、GA2、GA3以外の各画素の色情報と、庫内画像G11において対応する画素の色情報との差分V0を算出する。また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA3を除く領域GSの各画素の色情報と、庫内画像G11において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA2の各画素の色情報と、庫内画像G11において対応する画素の色情報との差分V2を算出する。また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA3の各画素の色情報と、庫内画像G11において対応する画素の色情報との差分V3を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定する。一方、制御部10は、差分V2及び差分V3の大きさを所定範囲外であると判定する。制御部10は、所定範囲外と判定した差分V2及び差分V3を有する画素を特異画素であると判定する。
例えば、制御部10は、RGB値のうちの赤色成分(R)、緑色成分(G)、及び、青色成分(B)の少なくとも1つの成分の差分が所定値より大きい場合、差分が所定範囲外であると判定する。
また、例えば、制御部10は、YUV値のうちの輝度(Y)の差分が所定値より大きい場合、差分が所定範囲外であると判定する。
また、例えば、制御部10は、YUV値のうちの輝度(Y)の差分が所定値以下であって、輝度と青色成分との差(U)、又は、輝度と赤色成分との差(V)の差分が所定値より大きい場合、差分が所定範囲外であると判定する。
制御部10は、差分が所定範囲外である画素が庫内画像G12に含まれているため、特異画素が庫内画像G12に含まれると判定する。
また、制御部10は、庫内画像G12を新たな基準画像として設定する。そして、制御部10は、庫内画像G12より後に撮像された庫内画像G2を新たな対象画像として選択する。
制御部10は、庫内画像G12に含まれる画素の色情報と、庫内画像G2に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する。例えば、制御部10は、庫内画像G2における領域GS以外の各画素の色情報、及び庫内画像G2における領域GA3の各画素の色情報と、庫内画像G12において対応する画素の色情報との差分V0を算出する。また、制御部10は、庫内画像G2における領域GA3を除く領域GSの各画素の色情報と、庫内画像G11において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定し、庫内画像G2に新たな特異画素が存在しないと判定する。
図1~図6を参照して説明したように、制御部10は、被加熱物Sが加熱されている期間において撮像された庫内画像を取得し、庫内画像の各画素の色情報に基づいて、庫内画像に特異画素が含まれるか否かを判定する。したがって、被加熱物Sが加熱調理室15内にある状態においても、撮像画像の色情報の解析が可能になり、被加熱物Sが加熱されている期間において付着する汚れをより精度よく判定することができる。
また、制御部10は、時系列に沿った複数の庫内画像から基準画像と対象画像とを選択し、各画像の画素ごとの色情報の差分を算出する。そして、制御部10は、差分の大きさに基づいて、各画素が特異画素であるか否かを判定する。2つの庫内画像の色情報を比較することで、色情報の変化が被加熱物Sの加熱の進行による変化か、汚れの付着による変化かを識別できる。
また、制御部10は、特異画素が含まれるか否かを判定済みの対象画像を新たな基準画像として設定する。被加熱物Sの加熱の程度の判定周期より短い間隔で撮像された2つの庫内画像の色情報の差分の大きさを算出することで、短期間での色情報の変化を検出できる。
また、制御部10は、被加熱物Sの加熱の開始に応じて庫内画像の取得を開始する。調理期間において撮像されたすべての庫内画像に対して、特異画素が含まれるか否かが判定されるため、特異画素をより正確に判定できる。
[特異画素の判定方法2]
次に、図1及び図7を参照して、特異画素の色が変化する期間T1と、期間T1における特異画素の判定方法の他の例とについて詳細に説明する。図7は、期間T1における庫内画像の時間変化の他の例を示す図である。図7では、タイミングt11において、例えば、加熱調理器1の外部から加熱調理室15の内部へ差し込む光の加減により加熱調理室15の内部に影GKが生じ、庫内画像G11に映り込んでいる。
次に、図1及び図7を参照して、特異画素の色が変化する期間T1と、期間T1における特異画素の判定方法の他の例とについて詳細に説明する。図7は、期間T1における庫内画像の時間変化の他の例を示す図である。図7では、タイミングt11において、例えば、加熱調理器1の外部から加熱調理室15の内部へ差し込む光の加減により加熱調理室15の内部に影GKが生じ、庫内画像G11に映り込んでいる。
判定方法1と同様、制御部10は、庫内画像G1、G11、G12、G2を取得し、庫内画像G1を基準画像として選択し、庫内画像G11を対象画像として選択する。
制御部10は、庫内画像G11における影GK及び領域GS以外の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する各画素の色情報との差分V0を算出する。差分V0はゼロ(差分なし)である。また、制御部10は、庫内画像G11における領域GSのうち影GKと重なっていない各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
また、制御部10は、庫内画像G11における影GKの各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V4を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定する。一方、制御部10は、差分V4の大きさを所定範囲外であると判定する。
次に、制御部10は、庫内画像G1を基準画像として選択したまま、庫内画像G12を対象画像として選択する。
制御部10は、庫内画像G1に含まれる画素の色情報と、庫内画像G12に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する。例えば、制御部10は、庫内画像G12における領域GS、GA2、GA3以外の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V0を算出する。また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA3を除く領域GSの各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA2の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V2を算出する。また、制御部10は、庫内画像G12における領域GA3の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V3を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定する。一方、制御部10は、差分V2及び差分V3の大きさを所定範囲外であると判定する。
次に、制御部10は、庫内画像G1を基準画像として選択したまま、庫内画像G2を対象画像として選択する。
制御部10は、庫内画像G1に含まれる画素の色情報と、庫内画像G2に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する。例えば、制御部10は、庫内画像G2における領域GS、GA2、GA3以外の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V0を算出する。また、制御部10は、庫内画像G2における領域GA3を除く領域GSの各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V1を算出する。
また、制御部10は、庫内画像G2における領域GA2の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V2を算出する。また、制御部10は、庫内画像G2における領域GA3の各画素の色情報と、庫内画像G1において対応する画素の色情報との差分V3を算出する。
制御部10は、差分V0及び差分V1の大きさを所定範囲内であると判定する。一方、制御部10は、差分V2及び差分V3の大きさを所定範囲外であると判定する。
ここで、庫内画像G11において差分の大きさが所定範囲外であると判定された画素が、庫内画像G12及び庫内画像G2において差分の大きさが所定範囲内であると判定されている。一方、庫内画像G12において差分の大きさが所定範囲外であると判定された画素は、庫内画像G2においても差分の大きさが所定範囲外であると判定されている。
制御部10は、一度差分の大きさが所定範囲外であると判定された画素が、以降の対象画像においても差分の大きさが所定範囲外である場合、特異画素が対象画像に含まれると判定する。
一方、制御部10は、一度差分の大きさが所定範囲外であると判定された画素が、以降の対象画像において差分の大きさが所定範囲内であると判定された場合、特異画素が対象画像に含まれないと判定する。
以上のように、基準画像が固定されることで、庫内画像の一時的な変化の影響を除外でき、特異画素をより正確に判定できる。
[画像処理]
制御部10は、特異画素が対象画像に含まれると判定すると、特異画素の座標に基づいて、庫内画像に対して画像処理を行う。
制御部10は、特異画素が対象画像に含まれると判定すると、特異画素の座標に基づいて、庫内画像に対して画像処理を行う。
次に、図1及び図8を参照して、庫内画像に対して行われる画像処理の一例を説明する。図8は、庫内画像に対して行われる画像処理の一例を示す図である。図8は、図5に示す庫内画像G2及び庫内画像G3に対して行われる画像処理を示す。
制御部10は、庫内画像に特異画素が存在すると判定すると、特異画素の座標を取得する。制御部10は、例えば、取得した特異画素の座標に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度の判定に用いる庫内画像における特異画素の周囲の画素の色情報を取得する。
制御部10は、庫内画像における特異画素の色情報を、周囲の画素の色情報に変更する。その結果、図8に示す庫内画像G2が庫内画像G2Aになり、庫内画像G3が庫内画像G3Aになる。
制御部10は、画像処理後の庫内画像G2A、G3Aのうち、被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。
次に、図1及び図9を参照して、庫内画像に対して行われる画像処理の他の例を説明する。図9は、庫内画像に対して行われる画像処理の他の例を示す図である。図9は、庫内画像G2に対して行われる画像処理を示す。
例えば、制御部10は、取得した特異画素の座標に基づいて、庫内画像G2から領域GA2、GA3を除外した庫内画像G2Bを生成する。制御部10は、庫内画像G2Bのうち、被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。
なお、制御部10は、複数の特異画素の塊を特異領域に設定し、特異領域が所定の面積より大きい場合、庫内画像に対して画像処理を行ってもよい。
図8及び図9を参照して説明したように、制御部10は、特異画素の座標に基づいて、庫内画像に対して画像処理を行い、画像処理後の庫内画像に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する。このように、庫内画像に対して画像処理を行い、「汚れ」に相当する部分を庫内画像から取り除くことで、例えば、制御部10が、「汚れ」を被加熱物Sの加熱の進行による色情報の変化と間違って判定することを防ぐことができる。
次に、図10を参照して、本発明の実施形態に係る加熱程度判定方法について説明する。図10は、本発明の実施形態に係る加熱程度判定方法を示すフローチャートである。
まず、制御部10は、時系列に沿った複数の庫内画像を取得する(ステップS11)。
次に、制御部10は、特異画素判定を行う(ステップS12)。具体的には、制御部10は、加熱調理室15の内部の汚れを示す特異画素が各庫内画像に含まれるか否かを判定する。
制御部10は、特異画素判定の結果、特異画素が庫内画像に含まれると判定した場合(ステップS13でYes)、特異画素の座標を取得する(ステップS14)。
次に、制御部10は、取得した特異画素の座標に基づいて、庫内画像に対して画像処理を行う(ステップS15)。
次に、制御部10は、画像処理後の庫内画像における被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する(ステップS16)。そして、制御部10は、新たな複数の庫内画像を取得する(ステップS11)。
一方、制御部10は、特異画素判定の結果、特異画素が庫内画像に含まれないと判定した場合(ステップS13でNo)、庫内画像における被加熱物Sに相当する領域GSの色に基づいて、被加熱物Sの加熱の程度を判定する(ステップS16)。そして、制御部10は、新たな複数の庫内画像を取得する(ステップS11)。
次に、図11を参照して、本発明の実施形態に係る特異画素判定方法の一例について説明する。図11は、本発明の実施形態に係る特異画素判定方法の一例を示すフローチャートである。
図11は、図10のステップS12の一例として、対象画像に応じて基準画像が変更される特異画素判定方法の詳細を示す。
まず、制御部10は、取得した複数の庫内画像のうちの1つを基準画像として選択する(ステップS21)。
次に、制御部10は、基準画像より後に撮像された庫内画像のうちの1つを対象画像として選択する(ステップS22)。
次に、制御部10は、基準画像に含まれる画素の色情報と、対象画像に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する(ステップS23)。
次に、制御部10は、画素ごとに算出した差分の大きさが、それぞれ、所定範囲内か、所定範囲外かを判定する(ステップS24)。
制御部10は、算出した差分の大きさが所定範囲内であると判定すると(ステップS24でYes)、対応する画素が特異画素ではないと判定する(ステップS25)。
一方、制御部10は、算出した差分の大きさが所定範囲外であると判定すると(ステップS24でNo)、対応する画素が特異画素であると判定する(ステップS26)。
次に、制御部10は、対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれているかを判定する(ステップS27)。
対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれている場合(ステップS27でYes)、制御部10は、対象画像を新たな基準画像として選択する(ステップS28)。制御部10は、新たな基準画像より後に撮像された庫内画像のうちの1つを新たな対象画像として選択する(ステップS22)。
一方、対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれない場合(ステップS27でNo)、制御部10は、特異画素判定を終了する。処理が、図10のステップS13へ進む。
次に、図12を参照して、本発明の実施形態に係る特異画素判定方法の他の例について説明する。図12は、本発明の実施形態に係る特異画素判定方法の他の例を示すフローチャートである。
図12は、図10のステップS12の一例として、基準画像が固定される特異画素判定方法の詳細を示す。
まず、制御部10は、取得した複数の庫内画像のうちの1つを基準画像として選択する(ステップS31)。
次に、制御部10は、基準画像より後に撮像された庫内画像のうちの1つを対象画像として選択する(ステップS32)。
次に、制御部10は、基準画像に含まれる画素の色情報と、対象画像に含まれる画素の色情報との差分を画素ごとに算出する(ステップS33)。
次に、制御部10は、画素ごとに算出した差分の大きさが、それぞれ、所定範囲内か、所定範囲外かを判定する(ステップS34)。
制御部10は、算出した差分の大きさが所定範囲外であると判定すると(ステップS34でNo)、対応する画素の座標を保持する(ステップS35)。
次に、制御部10は、対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれているかを判定する(ステップS36)。
一方、制御部10は、算出した差分の大きさが所定範囲内であると判定すると(ステップS34でYes)、対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれているかを判定する(ステップS36)。
対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれている場合(ステップS36でYes)、制御部10は、対象画像より後に撮像された庫内画像のうちの1つを新たな対象画像として選択する(ステップS32)。
一方、対象画像より後に撮像された庫内画像が、取得した複数の庫内画像に含まれない場合(ステップS36でNo)、制御部10は、保持した画素の座標を比較する(ステップS37)。
制御部10は、画素の座標が複数の対象画像において一致する場合(ステップS37でYes)、対応する画素が特異画素であると判定し(ステップS38)、特異画素判定を終了する。処理が、図10のステップS13へ進む。
一方、制御部10は、画素の座標が複数の対象画像において一致しない場合(ステップS37でNo)、対応する画素が特異画素ではないと判定し(ステップS39)、特異画素判定を終了する。処理が、図10のステップS13へ進む。
本実施形態において、庫内画像は、撮像部13以外によって撮像された画像であってもよい。例えば、庫内画像は、加熱調理器1の外からスマートフォン等によって撮像された画像であってもよい。
通信部23は、庫内画像を撮像したスマートフォン等と通信を行う。例えば、スマートフォン等は、庫内画像を示す庫内画像データを加熱調理器1に送信する。通信部23は、庫内画像データを受信する。制御部10は、通信部23が受信した庫内画像データの示す庫内画像を取得する。
本実施形態において、制御部10は、加熱部12による被加熱物Sの加熱の開始以外のタイミングに応じて、庫内画像の取得を開始してもよい。例えば、制御部10は、マイク21及び湿度センサ22の検出結果に応じて、庫内画像の取得を開始する。これにより、撮像期間を庫内画像の変化が顕著な期間に調節して庫内画像データ量を低減させ、記憶部11の容量を節約できる。
以上、図面(図1~図12)を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、加熱調理器の分野に利用可能である。
1 :加熱調理器
10 :制御部
10A :取得部
10B :判定部
11 :記憶部
12 :加熱部
15 :加熱調理室
G0、G1、G11、G12、G2、G2A、G2B、G3、G3A :庫内画像
GA1~GA3、GS :領域
S :被加熱物
T0~T2 :期間
V0~V4 :差分
t0、t1、t11、t12、t2、t3、ta、ta1、ta2、tb、tc、tt :タイミング
10 :制御部
10A :取得部
10B :判定部
11 :記憶部
12 :加熱部
15 :加熱調理室
G0、G1、G11、G12、G2、G2A、G2B、G3、G3A :庫内画像
GA1~GA3、GS :領域
S :被加熱物
T0~T2 :期間
V0~V4 :差分
t0、t1、t11、t12、t2、t3、ta、ta1、ta2、tb、tc、tt :タイミング
Claims (6)
- 被加熱物が配置される加熱庫と、
前記被加熱物を加熱する加熱部と、
前記加熱庫の内部を、前記加熱部によって前記被加熱物が加熱されている期間において撮像した庫内画像を取得する取得部と、
前記加熱庫の内部の汚れを示す特異画素が前記庫内画像に含まれるか否かを判定する判定部と
を備え、
前記判定部は、前記庫内画像の色情報に基づいて、前記特異画素が前記庫内画像に含まれるか否かを判定する、加熱調理器。 - 前記取得部は、時系列に沿った複数の前記庫内画像を取得し、
前記判定部は、前記複数の庫内画像のうちの1つを基準画像として選択し、
前記判定部は、前記基準画像より後に撮像された前記庫内画像のうちの1つを対象画像として選択し、
前記判定部は、前記基準画像に含まれる画素の前記色情報と、前記対象画像に含まれる画素の前記色情報との差分を前記画素ごとに算出し、前記差分の大きさが所定範囲外である前記画素を前記特異画素であると判定する、請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記判定部は、前記特異画素が含まれるか否かを判定済みの前記対象画像を新たな基準画像として設定する、請求項2に記載の加熱調理器。
- 前記取得部は、前記加熱部による前記被加熱物の加熱の開始に応じて、前記庫内画像の取得を開始する、請求項2又は請求項3に記載の加熱調理器。
- 前記判定部は、前記庫内画像に基づいて、前記被加熱物の加熱の程度を判定し、
前記特異画素が前記対象画像に含まれる場合、前記判定部は、前記特異画素の座標に基づいて、前記庫内画像に対して画像処理を行い、前記画像処理後の庫内画像に基づいて、前記加熱の程度を判定する、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記色情報は、彩度、明度及び色相を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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JP2021094233A Pending JP2022186151A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 加熱調理器 |
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2021
- 2021-06-04 JP JP2021094233A patent/JP2022186151A/ja active Pending
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