JP2022185857A - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノンケミカルであり、使用感が優れ、保湿性が高く、乾燥による小じわを改善することのできる化粧料を提供する。【解決手段】平均粒子径が3~30μmである板状粉体と、トリエチルヘキサノインと、常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分と、平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子と、窒化ホウ素とを含む、化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料に関する。より詳細には、本発明は、ノンケミカルであり、使用感が優れ、保湿性が高く、乾燥による小じわを改善することのできる化粧料に関する。
従来、紫外線から肌を守るために、酸化チタンや酸化亜鉛、紫外線吸収剤を含む化粧料が開発されている。しかしながら、酸化チタンや酸化亜鉛を含む化粧料は、きしみが出たり、伸びが悪い傾向がある。一方、紫外線吸収剤を含む化粧料は、きしみや伸びの問題は少ないが、皮膚に対する刺激性の点から敬遠される傾向がある。そこで、紫外線吸収剤を含まない、ノンケミカルの化粧料が開発されている(特許文献1)。特許文献1に記載の化粧料は、揮発性成分、有機変性粘土鉱物、球状樹脂粉末および皮膜剤を含み、紫外線吸収剤を含まない。
特開平9-255543号公報
ところで、化粧料(特にメークアップ化粧料)は、スキンケア化粧料と異なり、メーク効果を創出するために、粉体を含むのが一般的である。粉体は、水分を吸収しやすい。そのため、粉体を含むメークアップ化粧料は、肌を乾燥させやすい。特許文献1に記載の化粧料もまた、保湿性に関して、改善の余地があり、乾燥による小じわを防ぐことができなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ノンケミカルであり、使用感が優れ、保湿性が高く、乾燥による小じわを改善することのできる化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明には、以下の構成が主に含まれる。
(1)平均粒子径が3~30μmである板状粉体と、トリエチルヘキサノインと、常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分と、平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子と、窒化ホウ素とを含む、化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、ノンケミカルであり、紫外線散乱剤に特有のきしみを生じにくく、なめらかで塗り広げやすく、使用感が優れる。また、化粧料は、板状粉体が肌上で拡げられることにより、肌からの水の蒸散を防ぎ、保湿性が優れ、乾燥が防がれやすい。さらに、化粧料は、トリエチルヘキサノインおよび常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分が含まれていることにより、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
(2)前記板状粉体の含有量は、7~45質量%である、(1)記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、板状粉体が肌上で拡げられ、肌を適度に覆いやすく、優れたメークアップ効果が得られるとともに、肌からの水の蒸散を防ぎ、保湿性が優れ、乾燥がより防がれやすい。
(3)前記油性成分の含有量は、前記板状粉体に対し、20~75質量%である、(1)または(2)記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、小じわがより改善されやすい。
(4)前記窒化ホウ素の含有量は、前記酸化チタン粒子の含有量の等量以上である、(1)~(3)のいずれかに記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、よりなめらかで塗り広げやすく、使用感が優れる。
(5)さらに、ポリオールと、非イオン性界面活性剤と、水とを含み、前記板状粉体の含有量は、5~6質量%であり、前記トリエチルヘキサノインの含有量は、2~6質量%である、(1)~(4)のいずれかに記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、より一層なめらかで塗りやすく、使用感に優れるという利点がある。
(6)さらにペースト状の第2油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、油中水型の乳化物であり、化粧下地用である、(5)記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を形成することで、より一層小じわが改善されやすい。また、化粧料は、より一層なめらかで塗りやすく、使用感が優れる。
(7)さらに液状の第1油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、油中水型の乳化物であり、ファンデーション用である、(5)記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を形成することで、より一層小じわが改善されやすい。また、化粧料は、より一層なめらかで塗りやすく、使用感が優れる。
(8)さらに、球状シリコーン粉末を含み、前記板状粉体の含有量は、30~45質量%であり、前記トリエチルヘキサノインの含有量は、2~6質量%であり、前記油性成分は、液状の第1油性成分と、ペースト状の第2油性成分とを含み、パウダーファンデーション用である、(1)~(4)のいずれかに記載の化粧料。
このような構成によれば、化粧料は、粉体を多く含むパウダーファンデーションである場合に、肌の水分が吸収されにくい。また、化粧料は、板状粉体によって、肌の閉塞性が高められ、優れた保湿効果が得られやすい。その結果、化粧料は、小じわを改善しやすい。
本発明によれば、ノンケミカルであり、使用感が優れ、保湿性が高く、乾燥による小じわを改善することのできる化粧料を提供することができる。
<化粧料>
本発明の一実施形態の化粧料は、平均粒子径が3~30μmである板状粉体と、トリエチルヘキサノインと、常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分と、平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子と、窒化ホウ素とを含む。以下、それぞれについて説明する。
(板状粉体)
板状粉体の原材料は特に限定されない。一例を挙げると、板状粉体の原材料は、タルク、マイカ、窒化ホウ素、合成フルオロフロゴパイト、セリサイト、カオリン、ケイ酸、無水ケイ酸、クレー、ベントナイト、雲母チタン、酸化チタン被覆ホウケイ酸、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト等である。これらの中でも、板状粉体は、肌を適度に閉塞し、優れた保湿効果が得られる点から、タルク、マイカ、窒化ホウ素であることが好ましい。さらに、板状粉体は、表面処理が施されたものでもよい。表面処理は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素、脂肪酸等の公知の処理剤によるものが挙げられる。
板状粉体の平均粒子径は、3μm以上であればよく、6μm以上であることが好ましい。また、板状粉体の平均粒子径は、30μm以下であればよく、26μm以下であることが好ましい。板状粉体の平均粒子径が3μm未満である場合、化粧料は、のびが悪く化粧持ちが悪くなりやすい。また、化粧料は、塗布中に表情が動くことで、板状粉体がシワに入り込み、シワがより目立つことがある。一方、板状粉体の平均粒子径が30μmを超える場合、化粧料は、光の反射が大きくなりすぎるためにメーキャップの仕上がりに不自然な印象を与えやすい。なお、本実施形態において、粉体の平均粒子径および厚みは、走査型電子顕微鏡を用いて任意の視野の任意粒子50個について、粒子径および厚みを測定し、平均値を算出することにより算出し得る。
板状粉体の長径は、3~30μmであることが好ましい。また、板状粉体の厚みは、0.5~4.0μm以下であることが好ましい。さらに、板状粉体のアスペクト比(長径/厚み)は、15~100であることが好ましい。板状粉体の寸法が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌を適度に閉塞し、優れた保湿効果が得られやすい。
なお、板状粉体の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、板状粉体の含有量は、化粧料中、7~45質量%であることが好ましい。板状粉体の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、板状粉体が肌上で拡げられ、肌を適度に覆いやすく、優れたメークアップ効果が得られるとともに、肌からの水の蒸散を防ぎ、保湿性が優れ、乾燥がより防がれやすい。
(トリエチルヘキサノイン)
トリエチルヘキサノインは、2-エチルヘキサン酸とグリセリンとのトリエステルであり、常温で揮発しない液状油である。本実施形態の化粧料は、トリエチルヘキサノインおよび後述する常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分が含まれていることにより、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
トリエチルヘキサノインの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、トリエチルヘキサノインの含有量は、化粧料中、2質量%以上であることが好ましく、2.3質量%以上であることがより好ましい。また、トリエチルヘキサノインの含有量は、6質量%以下であることが好ましく、5.2質量%以下であることがより好ましい。トリエチルヘキサノインの含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
(常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分)
常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分(以下、単に油性成分ともいう)は、上記したトリエチルヘキサノインとともに、肌の水分が粉体に吸収されることを防ぎ、保湿性を高めるために配合される。なお、本実施形態において、油性成分には、上記したトリエチルヘキサノインは含まれない。
油性成分の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、油性成分の含有量は、板状粉体に対し、20~75質量%であることが好ましい。油性成分の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
油性成分は、常温で揮発しない液状の油性成分(第1の油性成分)と、常温で揮発しないペーストの油性成分(第2の油性成分)とが併用されてもよい。
第1の油性成分は特に限定されない。一例を挙げると、第1の油性成分は、スクワラン、流動パラフィン、米胚芽油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ種子油、アボカド油、サフラワー油、米糠油、ヒマシ油、ブドウ種子油、アーモンド油、ヤシ油、パーム油、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、マカデミアナッツ油、ヒマワリ種子油、トリグリセリン等である。これらの中でも、第1の油性成分は、なめらかに伸び広がる心地よさが感じられるという理由により、スクワラン、流動パラフィン等であることが好ましい。
油性成分が第1の油性成分を含む場合、第1の油性成分の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、第1の油性成分の含有量は、化粧料中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、第1の油性成分の含有量は、13質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。第1の油性成分の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
第2の油性成分は特に限定されない。一例を挙げると、第2の油性成分は、ワセリン、シアバター、野菜油、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、マカデミアナッツ脂肪酸コレステリル、水添パーム油、ラノリン、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸フィトステリル、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2等である。これらの中でも、第2の油性成分は、水分透過性が低く使用感が心地よいという理由により、ワセリン、野菜油、シアバター等であることが好ましい。
油性成分が第2の油性成分を含む場合、第2の油性成分の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、第2の油性成分の含有量は、化粧料中、0.3質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、第2の油性成分の含有量は、5.0質量%以下であることが好ましく、4.0質量%以下であることがより好ましい。第2の油性成分の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌の水分が粉体に吸収されにくく、保湿性が高められ、小じわが改善されやすい。
(平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子)
平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子(以下、酸化チタン粒子ともいう)は、紫外線を散乱させることにより、肌を紫外線から防御するために配合される。一般に、酸化チタン粒子が配合されることにより、化粧料は、きしみが生じたり、伸びが悪くなる傾向がある。しかしながら、本実施形態の化粧料は、特定の粒子径の酸化チタン粒子を採用するとともに、上記したトリエチルヘキサノインおよび油性成分を含んでいることにより、そのようなきしみを防ぎ、かつ、伸びが悪くなるのを防ぐことができる。
酸化チタン粒子の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、酸化チタン粒子の含有量は、化粧料中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、酸化チタン粒子の含有量は、6質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。酸化チタン粒子の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、きしみを防ぎ、かつ、伸びが悪くなるのを防ぎやすい。
(窒化ホウ素)
窒化ホウ素は、化粧料を肌上で塗り広げやすくするために配合される。
窒化ホウ素の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、窒化ホウ素の含有量は、化粧料中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、窒化ホウ素の含有量は、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。窒化ホウ素の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、肌上で、より塗り広げやすい。
本実施形態の化粧料は、窒化ホウ素の含有量が、上記した酸化チタン粒子の含有量の等量以上であることがより好ましい。これにより、化粧料は、よりなめらかで塗り広げやすく、使用感が優れる。
化粧料全体の説明に戻り、本実施形態の化粧料は、用途に応じて、上記した成分以外の成分が適宜配合されてもよい。
(化粧下地用化粧料)
本実施形態の化粧料は、化粧下地用として使用され得る。この場合、化粧下地用化粧料はポリオールと、非イオン性界面活性剤と、水とを含むことが好ましい。
・ポリオール
ポリオールは特に限定されない。一例を挙げると、ポリオールは、グリセリン、1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロパンジオール、ジプロピレングリコール、分子量10000以下のポリエチレングリコール等である。これらの中でも、ポリオールは、保湿感が優れ、使用後のべたつき感が少ない点から、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、分子量が500~1000のポリエチレングリコールであることが好ましい。
ポリオールが含まれる場合、ポリオールの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、ポリオールの含有量は、化粧料中、7質量%以上であることが好ましく、9質量%以上であることがより好ましい。また、ポリオールの含有量は、18質量%以下であることが好ましく、16質量%以下であることがより好ましい。ポリオールの含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、化粧下地用の用途において、特に、乾燥を防ぎシワを改善しやすい。
非イオン界面活性剤のHLBは、肌に塗布後、化粧持続性に優れ、ムラなく仕上げる点から、1~6であることが好ましく、2~5であることがより好ましい。
非イオン界面活性剤は、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・フルオロアルキル共変性シリコーン等である。
非イオン性界面活性剤が含まれる場合、非イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、非イオン性界面活性剤の含有量は、化粧料中、2質量%以上であることが好ましく、4質量%以上であることがより好ましい。また、非イオン性界面活性剤の含有量は、8質量%以下であることが好ましく、6質量%以下であることがより好ましい。非イオン性界面活性剤の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、化粧下地用の用途において、特に、化粧持続性に優れ、ムラなく仕上がりやすい。
・水
水が含まれる場合、水の含有量は特に限定されない。なお、油中水型乳化組成物を構成する場合、水は必須であり、残量が水により調整され得る。
化粧料は、化粧下地用の用途において、5~6質量%の板状粉体と、2~6質量%のトリエチルヘキサノインを含むことが好ましい。これにより、より一層なめらかで塗りやすく、使用感が優れる。
また、本実施形態の化粧料は、化粧下地用の用途において、ペースト状の第2油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、油中水型の乳化物であることが好ましい。
・不揮発性シリコーン
不揮発性シリコーンは特に限定されない。一例を挙げると、不揮発性シリコーンは、ジメチルポリシロキサン、フェニル変性シリコーン等である。
不揮発性シリコーンが含まれる場合、不揮発性シリコーンの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、不揮発性シリコーンの含有量は、化粧料中、1質量%以上であることが好ましく、3質量%以上であることがより好ましい。また、不揮発性シリコーンの含有量は、11質量%以下であることが好ましく、9質量%以下であることがより好ましい。不揮発性シリコーンの含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、化粧下地の用途において、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を形成することで、より一層小じわが改善されやすい。
また、本実施形態の化粧下地用化粧料は、従来の化粧下地用化粧料において好適に配合される成分(たとえば、野菜油、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、キレート剤、多価アルコール、機能性成分、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、粉末成分、着色料、香料、水等)が適宜配合されてもよい。
・野菜油
野菜油は、ペースト状の油性成分であり、ワセリンなどの他のペースト状の油性成分と比較して、水分の蒸散を抑える効果が同等でありながら、粉体を含む化粧下地用に使用した際に、のびが優れ、べたつかない。そのため、野菜油を含む化粧下地用化粧料は、使用感がより優れ、小じわをより改善し得る。
野菜油が含まれる場合、野菜油の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、野菜油の含有量は、化粧料中、1質量%以上であることが好ましく、3質量%以上であることがより好ましい。また、野菜油の含有量は、5質量%以下であることが好ましく、4質量%以下であることがより好ましい。野菜油の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、化粧下地の用途において、のびが優れ、べたつかない。そのため、化粧料は、使用感が優れ、小じわを改善しやすい。
本実施形態の化粧下地用化粧料の調製方法は特に限定されない。一例を挙げると、化粧下地用化粧料は、トリエチルヘキサノインと液状からペースト状の油性原料、不揮発性シリコーン、非イオン性界面活性剤をよく混合し、そこに板状粉体と酸化チタン粒子、窒化ホウ素と着色料の混合物を加え、よく混合させる。次いで、油相を加温し、水とポリオールを均一に混合した水相をそれぞれ予め70~75℃に加温し、攪拌しつつ少量ずつ加えホモミキサーを用いて混合する手順により調製し得る。
(ファンデーション用化粧料)
本実施形態の化粧料は、ファンデーション用として使用され得る。この場合、ファンデーション用化粧料は、上記したポリオールと、非イオン性界面活性剤と、水とを含むことが好ましい。また、ファンデーション用化粧料は、5~6質量%の板状粉体と、2~6質量%のトリエチルヘキサノインを含むことが好ましい。さらに、ファンデーション用化粧料は、液状の第1油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、油中水型の乳化物であることが好ましい。これにより、化粧料は、ファンデーションの用途において、特に、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を形成することで、より一層小じわが改善されやすい。
また、本実施形態のファンデーション用化粧料は、従来のファンデーション用化粧料において好適に配合される成分(たとえば、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、キレート剤、多価アルコール、機能性成分、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、粉末成分、着色料、香料、水等)が適宜配合されてもよい。
本実施形態のファンデーション用化粧料の調製方法は特に限定されない。一例を挙げると、ファンデーション用化粧料は、トリエチルヘキサノインと液状からペースト状の油性原料、不揮発性シリコーン、非イオン性界面活性剤をよく混合し、そこに板状粉体と酸化チタン粒子、窒化ホウ素と着色料の混合物を加え、よく混合させる。次いで、油相を加温し、水とポリオールを均一に混合した水相をそれぞれ予め50~55℃に加温し、攪拌しつつ少量ずつ加えホモミキサーを用いて混合する手順により調製し得る。
(パウダーファンデーション用化粧料)
本実施形態の化粧料は、パウダーファンデーション用として使用され得る。この場合、パウダーファンデーション用化粧料は、球状シリコーン粉末を含むことが好ましい。また、パウダーファンデーション用化粧料は、上記した30~45質量%の板状粉体と、2~6質量%のトリエチルヘキサノインと、液状の第1油性成分と、ペースト状の第2油性成分とを含むことが好ましい。これにより、化粧料は、パウダーファンデーションの用途において、特に粉のほぐれがよく、また塗布時の伸びがよくなるなど、使用感が軽やかになり、保湿性がより高まる。
・球状シリコーン粉末
球状シリコーン粉末は特に限定されない。一例を挙げると、球状シリコーン粉末は、ポリメチルシルセスキオキサン、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー等である。
球状シリコーン粉末の平均粒子径は、3μm以上であることが好ましく、4μm以上であることがより好ましい。また、球状シリコーン粉末の平均粒子径は、7μm以下であることが好ましく、6μm以下であることがより好ましい。球状シリコーン粉末の平均粒子径が上記範囲内であることにより、化粧料は、使用感が柔らかくなる。なお、本実施形態において、球状シリコーン粉末の平均粒子径は、走査型電子顕微鏡を用いて、任意の50個の球状シリコーン粉末の粒子径を測定し、平均値を算出することにより算出し得る。
球状シリコーン粉末が含まれる場合、球状シリコーン粉末の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、球状シリコーン粉末の含有量は、化粧料中、5質量%以上であることが好ましく、8質量%以上であることがより好ましい。また、球状シリコーン粉末の含有量は、13質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。球状シリコーン粉末の含有量が上記範囲内であることにより、化粧料は、パウダーファンデーションの用途において、特に、使用感が柔らかくなる。
また、本実施形態のパウダーファンデーション用化粧料は、従来のパウダーファンデーション用化粧料において好適に配合される成分(たとえば、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、キレート剤、多価アルコール、pH調整剤、酸化防止剤、粉末、機能性成分)と、必要に応じて適宜配合される成分(香料、水溶性高分子、水等)とにより構成され得る。
本実施形態のパウダーファンデーション用化粧料の調製方法は特に限定されない。一例を挙げると、パウダーファンデーション用化粧料は、板状粉体、球状粉体、着色料等の粉体成分を混合・粉砕した後、液状~ペースト状の油性成分を加えて混合し、得られた混合物をさらに粉砕機で粉砕した。次いで、粉砕物を、容器に充填して、成型機で適切な圧力(1MPa~4MPa程度)で成型することにより、パウダーファンデーション用化粧料が調製され得る。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、これら実施例に何ら限定されない。
使用した原材料を以下に示す。
(平均粒子径が3~30μmである板状粉体)
マイカ:雲母粉SA-310((株)ヤマグチマイカ)、アスペクト比70、平均粒子径26μm
SA-タルクJA-13R(三好化成(株))、アスペクト比18、平均粒子径7μm
MI-タルクJA-46R(三好化成(株))、アスペクト比17、平均粒子径10μm
窒化ホウ素:アスペクト比20、平均粒子径18μm
(非イオン性界面活性剤)
KF-6028P(信越化学工業(株))
KF-6038(信越化学工業(株))
KF-6017(信越化学工業(株))
(球状シリコーン粉末)
KSP-300(信越化学工業(株))、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー
(実施例1:化粧下地用化粧料)
以下の処方(単位:質量%)に従って、各原材料を混合した。化粧下地用化粧料は、トリエチルヘキサノインと液状からペースト状の油性原料、不揮発性シリコーン、非イオン性界面活性剤をよく混合し、そこに板状粉体と酸化チタン粒子、窒化ホウ素と着色料の混合物を加え、よく混合させた。次いで、油相を加温し、水とポリオールを均一に混合した水相をそれぞれ予め70~75℃に加温し、攪拌しつつ少量ずつ加えホモミキサーを用いて混合した。
(化粧下地用化粧料の処方)
雲母粉SA-310 5.4
トリエチルヘキサノイン 2.3
常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分 1.0
野菜油 3.0
平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子 4.0
窒化ホウ素 4.0
ポリオール 16.0
不揮発性シリコーン 8.0
揮発性シリコーン 16.0
KF-6028P 3.5
KF-6038 1.0
KF-6017 0.5
着色料 0.2
水 残部
合計 100.0
(比較例1:化粧下地用化粧料)
平均粒子径が3~30μmである板状粉体に代えて、球状シリコーン粉末を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、化粧下地用化粧料を作製した。
(比較例2:化粧下地用化粧料)
不揮発性シリコーンに代えて、揮発性シリコーンを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、化粧下地用化粧料を作製した。
(実施例2:ファンデーション用化粧料)
以下の処方(単位:質量%)に従って、各原材料を混合した。ファンデーション用化粧料は、トリエチルヘキサノインと液状からペースト状の油性原料、不揮発性シリコーン、非イオン性界面活性剤をよく混合し、そこに板状粉体と酸化チタン粒子、窒化ホウ素と着色料の混合物を加え、よく混合した。この油相を加温し、水とポリオールを均一に混合した水相をそれぞれ予め50~55℃に加温し、攪拌しつつ少量ずつ加えホモミキサーを用いて混合した。
(ファンデーション用化粧料の処方)
SA-タルクJA-13R 6.0
トリエチルヘキサノイン 5.0
常温で揮発しない液状の油性成分 2.0
平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子 2.0
窒化ホウ素 2.0
ポリオール 10.0
不揮発性シリコーン 4.0
揮発性シリコーン 20.0
KF-6028P 2.0
KF-6038 0.75
KF-6017 1.75
その他粉体 16.0
水 残部
合計 100.0
なお、「その他粉体」は、平均粒子径300nm酸化チタンと酸化亜鉛、球状シリコーン粉末等であり、得られるファンデーション用化粧料の性質(特に保湿性および小じわ改善効果)には影響しない。
(比較例3:ファンデーション用化粧料)
平均粒子径が3~30μmである板状粉体に代えて、球状シリコーン粉末を用いた以外は、実施例2と同様の方法により、ファンデーション用化粧料を作製した。
(比較例4:ファンデーション用化粧料)
不揮発性シリコーンに代えて、揮発性シリコーンを増量した以外は、実施例2と同様の方法により、ファンデーション用化粧料を作製した。
(実施例3:パウダーファンデーション用化粧料)
以下の処方(単位:質量%)に従って、各原材料を混合した。パウダーファンデーション用化粧料は、板状粉体、球状粉体、着色料等の粉体成分を混合・粉砕した後、液状~ペースト状の油性成分を加えて混合し、得られた混合物をさらに粉砕機で粉砕した。粉砕物を、容器に充填して、成型機で適切な圧力(1MPa~4MPa程度)で成型した。
(パウダーファンデーション用化粧料の処方)
MI-タルクJA-46R 45.0
トリエチルヘキサノイン 3.0
常温で揮発しない液状の油性成分 11.0
常温でペースト状の油性成分 0.6
平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子 5.0
窒化ホウ素 15.0
KSP-300 8.0
着色料 12.4
合計 100.0
(比較例5:パウダーファンデーション用化粧料)
平均粒子径が3~30μmである板状粉体に代えて、球状シリコーン粉末を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、パウダーファンデーションを作製した。
(比較例6:パウダーファンデーション用化粧料)
常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分に代えて、揮発性シリコーンを用いた以外は、実施例3と同様の方法により、パウダーファンデーション用化粧料を作製した。
実施例1~3、比較例1~6において調製した化粧料を用いて、以下の評価方法により、なめらかさ、きしみ感の有無、保湿性、小じわ改善効果を確認した。結果を表1に示す。
<使用感(なめらかさ、きしみ感の有無)>
化粧下地用化粧料およびファンデーション用化粧料は、真珠粒大を手に取り、全顔に塗布した。パウダーファンデーション用化粧料は、パフで適量とり、全顔に塗布した。塗布時の使用感(なめらかさ、きしみ感の有無)について、専門パネラー10名により、以下の基準で評価した。
・なめらかさ
(評価基準)
◎:9人以上がなめらかと感じた。
○:6~8人がなめらかと感じた。
△:5人以下がなめらかと感じた。
・きしみ感の有無
(評価基準)
◎:9人以上がきしみ感がないと感じた。
○:6~8人がきしみ感がないと感じた。
△:5人以下がきしみ感がないと感じた。
<保湿性>
それぞれの化粧料を1か月連用し、その前後の目尻の角層水分量を測定した。被験者16名の角質水分量を測定した。角層水分量の測定条件は以下のとおりである。
使用機器:SKICON-200EX-USB((株)ヤヨイ)
測定領域:左右の外眼角から外側に直径約3cmの範囲。
測定方法:円を描く様に外周から中心に向けて15点測定した。
解析方法:測定結果の平均値、標準偏差、変動係数を算出し、変動係数が20%以下になるように、平均値からの差が大きい数値を除外した。平均値からの差が等しい場合、標準偏差がより小さくなるよう除外する数値を選択した。また、除外される数値が3つを超えた場合、そこで処理を終了し、最終の結果とした。
実施時期:連用前および連用後。
(評価基準)
◎(非常に良好):連用後角層水分量が有意に改善した。
○(良好) :連用後角層水分量が改善する傾向が見られた。
△(不良) :連用後角層水分量が改善しなかった、あるいは悪化した。
<シワ改善効果>
それぞれの化粧料を1か月連用し、その前後の目尻のシワグレードを写真およびレプリカ採取にて、シワ改善効果判定した。被験者16名を測定し、連用前および連用後のシワの状態を比較した。写真撮影およびレプリカ採取の条件は以下のとおりである。
・写真撮影
使用機器:CANON EOS Kiss X9i(キヤノン(株))
撮影条件:洗顔後、環境試験室(室温21±1 ℃、湿度50±5%)で20分間以上馴化後に撮影を行った。
撮影方法:左右の目尻
評価方法:撮影した写真から、シワグレード評価者が左右の目尻のシワグレードを評価しスコア化した。シワグレードの評価方法は化粧品機能評価法ガイドラインに従い、左右の目尻のシワグレードを評価し、スコア化した。目視評価と同様に行った。
実施時期:連用前および連用後。
・レプリカ採取
使用機器:レプリカ剤 SILFLO (MONADERM)
解析システム 反射用レプリカ解析システムASA-03RXDおよび反射型3次元皮膚解析ソフトVERSION 3.45((有)アサヒバイオメッド)
採取条件:洗顔後、環境試験室(室温21±1℃、湿度50±5%)で20分間以上馴化後、各種測定後にレプリカ採取を行った。
採取領域:左右の外眼角から外側に直径約3cmの範囲
解析領域:外眼角から顔の外側に約5mm離れた点を基点とする一辺10mmの正方形を主たる解析領域とした。
解析方法:レプリカ解析項目は総シワ平均深度(μm)、最大シワ最大深度(μm)とする。なおレプリカ解析は、連用前の測定時のレプリカ解析範囲(10mm×10mmの範囲)の位置を基準とした。
実施時期:連用前および連用後。
(評価基準)
◎(非常に良好):シワグレードが写真グレードかレプリカ解析いずれかの項目で有意に改善した。
○(良好) :シワグレードが写真グレードかレプリカ解析いずれかの項目で改善する傾向が見られた。
△(不良) :シワグレードが写真グレードかレプリカ解析いずれの項目でも改善が見られなかった、あるいは悪化した。
Figure 2022185857000001
表1に示されるように、実施例1~3の化粧料は、いずれも、ノンケミカルであるにもかかわらず、なめらかであり、きしみ感が無く、使用感が優れ、保湿性が高く、乾燥による小じわを改善することができた。
(板状粉体)
板状粉体の原材料は特に限定されない。一例を挙げると、板状粉体の原材料は、タルク、マイカ、合成フルオロフロゴパイト、セリサイト、カオリン、ケイ酸、無水ケイ酸、クレー、ベントナイト、雲母チタン、酸化チタン被覆ホウケイ酸、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト等である。これらの中でも、板状粉体は、肌を適度に閉塞し、優れた保湿効果が得られる点から、タルク、マイカであることが好ましい。さらに、板状粉体は、表面処理が施されたものでもよい。表面処理は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素、脂肪酸等の公知の処理剤によるものが挙げられる。

Claims (8)

  1. 平均粒子径が3~30μmである板状粉体と、トリエチルヘキサノインと、常温で揮発しない液状からペースト状の油性成分と、平均粒子径が30~100nmである酸化チタン粒子と、窒化ホウ素とを含む、化粧料。
  2. 前記板状粉体の含有量は、7~45質量%である、請求項1記載の化粧料。
  3. 前記油性成分の含有量は、前記板状粉体に対し、20~75質量%である、請求項1または2記載の化粧料。
  4. 前記窒化ホウ素の含有量は、前記酸化チタン粒子の含有量の等量以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の化粧料。
  5. さらに、ポリオールと、非イオン性界面活性剤と、水とを含み、
    前記板状粉体の含有量は、5~6質量%であり、
    前記トリエチルヘキサノインの含有量は、2~6質量%である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化粧料。
  6. さらにペースト状の第2油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、
    油中水型の乳化物であり、
    化粧下地用である、請求項5記載の化粧料。
  7. さらに液状の第1油性成分と不揮発性のシリコーンを含み、
    油中水型の乳化物であり、
    ファンデーション用である、請求項5記載の化粧料。
  8. さらに、球状シリコーン粉末を含み、
    前記板状粉体の含有量は、30~45質量%であり、
    前記トリエチルヘキサノインの含有量は、2~6質量%であり、
    前記油性成分は、液状の第1油性成分と、ペースト状の第2油性成分とを含み、
    パウダーファンデーション用である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化粧料。
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