JP2022183862A - 所要量算出装置、所要量算出方法および所要量算出プログラム - Google Patents

所要量算出装置、所要量算出方法および所要量算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】最終製品の販売計画を元に下位品目の所要量を算出できる所要量算出装置等の提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)製造構成マスタから、最上位品目CDと同じ上位品目CDと紐付き、かつ、所定の構成パターンCDと紐付く下位品目CD、構成分子及び構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目CDが製造構成マスタで上位品目CDとして設定されている場合、当該取得した下位品目CDを上位品目CDとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目CDが製造構成マスタで上位品目CDとして設定されていない状態となるまで繰り返し、(2)1番目に取得した下位品目CDについては、最上位品目の販売予定数並びに前記取得した構成分子及び構成分母を用いて所要量を算出し、2番目以降に取得した下位品目CDについては、算出した所要量並びに前記取得した構成分子及び構成分母を用いて所要量を算出する。【選択図】図8

Description

本発明は、所要量算出装置、所要量算出方法および所要量算出プログラムに関する。
特許文献1には、製品管理を工夫した上で、検索時間を高速にすることができるような製品検索装置が開示されており(特許文献1の0006段落参照)、また、2以上の品目群(物品)間の関係において、相対的に製品に近い物品(下流工程の物品)を上位品目といい、そうでない品目(上流工程の物品)を下位品目と定義することが開示されている(特許文献1の0024段落参照)。
特開2014-126993号公報
ここで、最終製品を製造するためには、中間体や原料等の下位品目が必要となるが、上記特許文献1に記載の技術では、当該下位品目の所要量を自動で算出することはできなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、最終製品の販売計画を元に、当該最終製品を構成するまたは当該最終製品の原料である下位品目の所要量を自動で算出することができる所要量算出装置、所要量算出方法および所要量算出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る所要量算出装置においては、制御部および記憶部を備える所要量算出装置であって、前記記憶部には、区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、が格納されており、前記制御部は、前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得手段と、前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得手段と、前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得手段で取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得手段と、前記下位品目等取得手段で1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得手段で2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る所要量算出装置においては、前記記憶部には、前記品目識別データと、前記構成パターン識別データと、設備を識別するための設備識別データと、単位設備稼働時間と、を含む製造指示マスタと、前記設備識別データと、所定期間あたりの最大設備稼働時間と、を含む設備マスタと、が更に格納されており、前記制御部は、前記製造指示マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得し、更に、前記下位品目等取得手段で取得した下位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得する設備等取得手段と、前記最上位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数および前記設備等取得手段で取得した当該最上位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出し、更に、前記下位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記所要量算出手段で算出した当該下位品目の所要量および前記設備等取得手段で取得した当該下位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出する稼働時間算出手段と、前記稼働時間算出手段で算出した前記稼働時間を前記設備識別データ毎に集計した値を、当該設備識別データに対応する前記設備マスタ中の前記所定期間あたりの最大設備稼働時間で除することにより、当該設備識別データで特定される設備の設備稼働率を算出する設備稼働率算出手段と、を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る所要量算出方法においては、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される所要量算出方法であって、前記記憶部には、区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得ステップと、前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得ステップと、前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得ステップで取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得ステップで取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得ステップと、前記下位品目等取得ステップで1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得ステップで取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得ステップで2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る所要量算出プログラムにおいては、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための所要量算出プログラムであって、前記記憶部には、区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得ステップと、前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得ステップと、前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得ステップで取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得ステップで取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得ステップと、前記下位品目等取得ステップで1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得ステップで取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得ステップで2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、最終製品の販売計画を元に、当該最終製品を構成するまたは当該最終製品の原料である下位品目の所要量を自動で算出することができるという効果を奏する。
図1は、所要量算出装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、各マスタおよび各データの相関の一例を示す図である。 図3は、販売計画データの一例を示す図である。 図4は、パターン対応マスタ、製造指示マスタおよび設備マスタの一例を示す図である。 図5は、製造構成マスタの一例を示す図である。 図6は、処理区分が1である場合における下位品目の展開イメージの一例を示す図である。 図7は、処理区分が2である場合における下位品目の展開イメージの一例を示す図である。 図8は、生産予定データの一例を示す図である。 図9は、設備判定データの一例を示す図である。
以下に、本発明に係る所要量算出装置、所要量算出方法および所要量算出プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
製造業においては、最終製品の販売計画だけでなく、中間工程の仕掛品の生産計画算出が必要となる。生産計画を立案するためには、使用する原料の購買計画も必要となる。
しかしながら、従来においては、仕掛品の生産計画や、仕掛品を製造するために必要な原材料の購買計画を手計算で作ることが多く、営業部、製造部および購買部等の部門間での計画調整に時間がかかっていた。また、仮にシステム化できていても、従来のシステムにおいては、生産予定展開時の目的に応じた構成情報の選択は行えず、このため、構成での比較や通常業務との区別が行えなかったため、結果として、同一システム内で生産予定のシミュレーションを行うことはできなかった。
そこで、本実施形態においては、例えば、最終製品の販売計画情報を取込し、製造構成マスタを多段階参照することで、中間体および原料レベルまでの所要量(計画数)を複数パターン算出し、早期の計画決定のための情報を提供できるようにした。より具体的には、本実施形態においては、例えば、以下の(1)~(3)を可能とした。
(1)製造計画を考慮した販売計画の調整を容易に行えるようにするために、中間体および原料の所要量(必要数)を、販売計画を元に算出できるようにした。前記中間体は、製造計画の決定に寄与し、製造構成マスタにおいて下位構成が存在するものである。一方、前記原料は、購買予算の決定に寄与し、製造構成マスタにおいて下位構成が存在しないものである。当該算出をできるようにすることで、営業部、製造部および購買部の部門を跨いだ計画の早期意思決定が可能となった。
(2)目的に応じて複数パターンでのシミュレーションを行えるようにするために、複数の販売計画(年間、月間および予算等)ならびに構成パターン(実運業務用およびシミュレーション用等)での生産予定数計算をできるようにした。これにより、期間ごとの比較や製造構成変更の検証が可能となった。
(3)製造設備の生産可能数および製造実現性を確認できるようにするために、すなわち、生産計画に対する製造設備の生産能力が足りているかの確認を可能するために、設備の稼働率を算出できるようにした。これにより、製造可能数のシミュレーションが可能となった。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る所要量算出装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、所要量算出装置100の構成の一例を示すブロック図である。
所要量算出装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、所要量算出装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
所要量算出装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。開始・終了予定日算出装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、所要量算出装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、所要量算出装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、販売計画データ106aと、パターン対応マスタ106bと、製造構成マスタ106cと、製造指示マスタ106dと、設備マスタ106eと、生産予定データ106fと、設備判定データ106gと、を備えている。
販売計画データ106aは、最上位品目(すなわち、最終製品)の販売予定数を管理するためのデータである。販売計画データ106aは、図2および図3に示すように、例えば、区分(処理区分)と、年月(会計年月)と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データ(品目CD)と、前記最上位品目の販売予定数と、等を含む。前記区分(処理区分)としては、例えば、月次、年次および予算等が挙げられる。
パターン対応マスタ106bは、図2および図4に示すように、例えば、前記区分(処理区分)と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データ(構成パターンCD)と、等を含む。
製造構成マスタ106cは、本発明の特徴であり、前記階層構造を管理するためのマスタである。製造構成マスタ106cは、図2および図5に示すように、例えば、上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データ(品目CD)と、前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)と、改定日と、構成番号と、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データ(下位品目CD)と、構成分子と、構成分母と、歩留率と、等を含む。
ここで、図5の製造構成マスタ106cにおける構成パターンCD「X」で特定される階層構造を、図6を参照して説明する。図5に示すように、品目CD「製品A」および構成パターンCD「X」についての下位品目CDとして、バルクAおよびドラムが設定されている。この関係を階層構造で表すと、図6の原価Lv=1に示すとおりである。
次に、図5に示すように、ドラムは品目CDとして設定されていない(すなわち、ドラムに属する下位品目は存在しない)。一方で、図5に示すように、バルクAは品目CDとして設定されており、品目CD「バルクA」についての下位品目CDとして、製品Bおよび原料Bが設定されている。この関係を階層構造で表すと、図6の原価Lv=2に示すとおりである。
そして、図5に示すように、原料Bは品目CDとして設定されていない(すなわち、原料Bに属する下位品目は存在しない)。一方で、製品Bは品目CDとして設定されており、品目CD「製品B」についての下位品目CDとして、バルクBおよび容器が設定されている。この関係を階層構造で表すと、図6の原価Lv=3に示すとおりである。なお、図5に示すように、容器は品目CDとして設定されていない(すなわち、容器に属する下位品目は存在しない)が、一方で、図5では省略しているが、バルクBが品目CDとして設定されている(すなわち、バルクBに属する下位品目が存在する)ものとする。
以上、図6を例にとって説明した原価Lv=1~3の階層構造において、「バルクA」、「製品B」および「バルクB」は、ある品目の下位品目であり、かつ、自分自身も下位品目を有する品目である。このような品目のことを、本実施形態においては「中間体」と定義する。一方で、図6を例にとって説明した原価Lv=1~3の階層構造において、「ドラム」、「原料B」および「容器」は、ある品目の下位品目であるが、自分自身は下位品目を有しない品目である。このような品目のことを、本実施形態においては「原料」と定義する。
製造指示マスタ106dは、単位設備稼働時間を管理するためのマスタである。製造指示マスタ106dは、図2および図4に示すように、例えば、前記品目識別データ(品目CD)と、前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)と、設備を識別するための設備識別データ(設備CD)と、単位設備稼働時間と、等を含む。当該単位設備稼働時間は、前記品目1単位あたりを製造するのに必要となる時間数である。例えば、図4の製造指示マスタ106dにおける1行目は、製品Aを設備Aにおいて1kg製造するのに必要な時間が、0.1時間であることを意味している。なお、詳細は以下の[3.処理の具体例]で説明するが、最終製品を展開した下位品目を、製造指示マスタ106dにおける設備情報(設備CDおよび単位設備稼働時間)と紐付けることで、各設備の稼働時間および稼働率を算出することが可能である。
設備マスタ106eは、所定期間あたりの最大の設備稼働時間を管理するためのマスタである。設備マスタ106eは、図2および図4に示すように、例えば、前記設備識別データ(設備CD)と、所定期間あたりの最大設備稼働時間と、等を含む。
生産予定データ106fは、前記最上位品目(すなわち、最終製品)から展開した前記下位品目およびその所要量を管理するためのデータである。生産予定データ106fは、図8に示すように、例えば、前記区分(処理区分)と、前記年月(会計年月)と、展開した際の階層レベル(原価Lv)と、前記最上位品目識別データ(最上位品目CD)と、前記上位品目識別データ(親品目CD)と、前記上位品目の所要量(親品目数量)と、前記下位品目識別データ(子品目CD)と、前記下位品目の所要量(子品目数量)と、前記設備識別データ(設備CD)と、前記単位設備稼働時間と、設備稼働時間と、等を含む。
前記階層レベル(原価Lv)について説明する。前記階層レベル(原価Lv)は、製造構成マスタ106cを参照して、前記最終製品を前記中間体および前記原料へ展開する際の階層数である。前記最上位品目(すなわち、最終製品)についての原価Lvは0となり、階層が増えるごとに原価Lvの数値も増える。なお、生産予定データ106fにおいて、原価Lv=0については、前記最上位品目自身を親子とする(すなわち、図8の例でいえば、親品目CDと子品目CDが共に「製品A」)レコードが生成される。一方で、原価Lv=1以降については、親品目CDと子品目CDには異なる品目CDが設定されることで親子関係を示すレコードが生成される。
前記子品目数量について説明する。前記子品目数量は、製造構成マスタ106cを用いて、例えば、「子品目数量=親品目数量×構成分子÷構成分母」という計算式により算出可能である。ただし、原価Lv=0のレコード中の子品目数量については、親品目数量と同じ数量が初期値として設定されるため、当該計算式によっては算出されない。
前記設備稼働時間について説明する。前記設備稼働時間は、例えば、「設備稼働時間=子品目数量×単位設備稼働時間」という計算式により算出可能である。なお、子品目とは、実際に生産が必要な品目を指すが、当該子品目の子品目CDを製造指示マスタ106dにおいて前記単位設備稼働時間と紐付けて管理しているため、各子品目に対応する前記設備稼働時間を算出することが可能である。
設備判定データ106gは、設備稼働率を管理するためのマスタである。設備判定マスタ106fは、図2および図9に示すように、例えば、前記区分(処理区分)と、前記設備識別データ(設備CD)と、所定期間あたりの合計の設備稼働時間(合計設備稼働時間)と、所定期間あたりの最大の設備稼働時間(最大設備稼働時間)と、設備稼働率と、等を含む。
制御部102は、所要量算出装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得手段としての販売予定数等取得部102aと、(2)前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得手段としての構成パターン取得部102bと、(3)前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得手段で取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得手段としての下位品目等取得部102cと、(4)前記下位品目等取得手段で1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得手段で2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出手段としての所要量算出部102dと、(5)前記製造指示マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得し、更に、前記下位品目等取得手段で取得した下位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得する設備等取得手段としての設備等取得部102eと、(6)前記最上位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数および前記設備等取得手段で取得した当該最上位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出し、更に、前記下位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記所要量算出手段で算出した当該下位品目の所要量および前記設備等取得手段で取得した当該下位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出する稼働時間算出手段としての稼働時間算出部102fと、(7)生産予定データ生成部102gと、(8)前記稼働時間算出手段で算出した前記稼働時間を前記設備識別データ毎に集計した値を、当該設備識別データに対応する前記設備マスタ中の前記所定期間あたりの最大設備稼働時間で除することにより、当該設備識別データで特定される設備の設備稼働率を算出する設備稼働率算出手段としての設備稼働率算出部102hと、を備えている。
販売予定数等取得部102aは、前記区分(処理区分)と前記年月(会計年月)と前記最上位品目識別データ(品目)と前記最上位品目の販売予定数とを含む販売計画データ106a(図3参照)から、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する。
構成パターン取得部102bは、前記区分(処理区分)と前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)とを含むパターン対応マスタ106b(図4参照)から、前記指定された区分(処理区分)と紐付く構成パターン識別データを取得する。
下位品目等取得部102cは、前記最上位品目が属する階層より1つ下位の階層を構成する前記下位品目についての情報を、本段落で説明する処理により取得する。すなわち、下位品目等取得部102cは、前記上位品目識別データ(品目CD)と前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)と前記下位品目識別データ(下位品目CD)と前記構成分子と前記構成分母とを含む製造構成マスタ106c(図5参照)から、販売予定数等取得部102aで取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、構成パターン取得部102bで取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行する。
下位品目等取得部102cは、更に、前記最上位品目が属する階層より1つ下位の階層より更に1つ下位の階層から最下位層までを構成する前記下位品目についての情報を、本段落で説明する処理により取得する。すなわち、下位品目等取得部102cは、当該取得した下位品目識別データが製造構成マスタ106cにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前段落で説明した前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが製造構成マスタ106cにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す。
所要量算出部102dは、前記最上位品目が属する階層より1つ下位の階層を構成する前記下位品目についての所要量を、本段落で説明する処理により算出する。すなわち、所要量算出部102dは、下位品目等取得部102cで1番目に取得した下位品目識別データについては、販売予定数等取得部102aで取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに下位品目等取得部102cで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する。
所要量算出部102dは、更に、前記最上位品目が属する階層より1つ下位の階層より更に1つ下位の階層から最下位層までを構成する前記下位品目についての所要量を、本段落で説明する処理により算出する。すなわち、所要量算出部102dは、下位品目等取得部102cで2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに下位品目等取得部102cで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する。
設備等取得部102eは、前記品目識別データ(品目CD)と前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)と前記設備識別データ(設備CD)と前記単位設備稼働時間とを含む製造指示マスタ106d(図4参照)から、販売予定数等取得部102aで取得した前記最上位品目識別データおよび構成パターン取得部102bで取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得し、更に、下位品目等取得部102cで取得した下位品目識別データおよび構成パターン取得部102bで取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得する。
稼働時間算出部102fは、前記最上位品目を設備等取得部102eで取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、販売予定数等取得部102aで取得した前記最上位品目の販売予定数および設備等取得部102eで取得した当該最上位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出し、更に、前記下位品目を設備等取得部102eで取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、所要量算出部102dで算出した当該下位品目の所要量および設備等取得部102eで取得した当該下位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出する。
生産予定データ生成部102gは、販売予定数等取得部102aでの処理から稼働時間算出部102fでの処理までの結果を用いて、生産予定データ106fを生成する。
設備稼働率算出部102hは、稼働時間算出部102fで算出した前記稼働時間を前記設備識別データ毎に集計した値を、当該設備識別データに対応する設備マスタ106e(図4参照)中の前記最大設備稼働時間で除することにより、当該設備識別データで特定される設備の設備稼働率を算出する。
[3.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。本項目では、まず、処理区分が1である場合における生産予定データ106fの生成について説明し、次に、処理区分が2である場合における生産予定データ106fの生成について説明し、最後に、設備判定データ106gの生成について説明する。
なお、本項目における説明の前提として、販売計画データ106aは図3に示す内容で、パターン対応マスタ106b、製造指示マスタ106dおよび設備マスタ106eは図4に示す内容で、製造構成マスタ106cは図5に示す内容で、予め登録されているものとする。
[3-1.処理区分=1の場合]
本項目では、処理区分として1が指定され、会計年月として2021/04が指定された場合における生産予定データ106fの生成について具体的に説明する。
まず、販売予定数等取得部102aは、図3の販売計画データ106aから、前記指定された処理区分「1」および会計年月「2021/04」と紐付く情報として、品目「製品A」および販売予定数「300」を取得する。
次に、構成パターン取得部102bは、図4のパターン対応マスタ106bから、前記指定された処理区分「1」と紐付く情報として、構成パターンCD「X」を取得する。
以下、前記最上位品目である最終製品Aが、1つ目の階層(原価Lv=1の階層)、2つ目の階層(原価Lv=2の階層)および最下位層である3つ目の階層(原価Lv=3の階層)へと展開されていく処理の詳細を、階層毎に場合分けして説明する。その後、設備稼働時間の算出および生産予定データ106fの生成について説明する。
(1)1つ目の階層(原価Lv=1の階層)について
下位品目等取得部102cは、最終製品Aの情報を展開することで、1つ目の階層(原価Lv=1の階層)についての下位品目等を以下のようにして取得する。すなわち、下位品目等取得部102cは、図5の製造構成マスタ106cから、販売予定数等取得部102aで取得した品目「製品A」と紐付き、かつ、構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、下位品目「バルクA」、構成分子「30」および構成分母「30」、ならびに、下位品目「ドラム」、構成分子「1」および構成分母「30」を取得する。
所要量算出部102dは、当該取得した下位品目の所要量を以下のようにして算出する。すなわち、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「バルクA」についての所要量を、「(販売予定数等取得部102aで取得した製品Aの販売予定数300)×(前記取得した構成分子30)÷(前記取得した構成分母30)」という計算式により、300kgと算出する。また、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「ドラム」についての所要量を、「(販売予定数等取得部102aで取得した製品Aの販売予定数300)×(前記取得した構成分子1)÷(前記取得した構成分母30)」という計算式により、10ドラムと算出する。
以上、1つ目の階層(原価Lv=1の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図6の原価Lv=1の図として示す。
(2)2つ目の階層(原価Lv=2の階層)について
前記(1)で取得した下位品目「バルクA」および「ドラム」のうち、「ドラム」については、図5の造構成マスタ106cの「品目CD」の列に設定されていないため、「ドラム」に属する下位品目は存在しない。これに対して、「バルクA」については、図5の造構成マスタ106cの「品目CD」の列に設定されているため、「バルクA」に属する下位品目が存在する。
このため、下位品目等取得部102cは、「バルクA」の情報を展開することで、2つ目の階層(原価Lv=2の階層)についての下位品目等を以下のようにして取得する。すなわち、下位品目等取得部102cは、図5の製造構成マスタ106cから、「バルクA」と紐付き、かつ、構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、下位品目「製品B」、構成分子「20」および構成分母「30」、ならびに、下位品目「原料B」、構成分子「10」および構成分母「30」を取得する。
所要量算出部102dは、当該取得した下位品目の所要量を以下のようにして算出する。すなわち、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「製品B」についての所要量を、「(前記(1)で「バルクA」について算出した所要量300)×(前記取得した構成分子20)÷(前記取得した構成分母30)」という計算式により、200kgと算出する。また、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「原料B」についての所要量を、「(前記(1)で「バルクA」について算出した所要量300)×(前記取得した構成分子10)÷(前記取得した構成分母30)」という計算式により、100kgと算出する。
以上、2つ目の階層(原価Lv=2の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図6の原価Lv=2の図として示す。
(3)3つ目の階層(原価Lv=3の階層)について
前記(2)で取得した下位品目「製品B」および「原料B」のうち、「原料B」については、図5の造構成マスタ106cの「品目CD」の列に設定されていないため、「原料B」に属する下位品目は存在しない。これに対して、「製品B」については、図5の造構成マスタ106cの「品目CD」の列に設定されているため、「製品B」に属する下位品目が存在する。
このため、下位品目等取得部102cは、「製品B」の情報を展開することで、3つ目の階層(原価Lv=3の階層)についての下位品目等を以下のようにして取得する。すなわち、下位品目等取得部102cは、図5の製造構成マスタ106cから、「製品B」と紐付き、かつ、構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、下位品目「バルクB」、構成分子「15」および構成分母「20」、ならびに、下位品目「容器」、構成分子「5」および構成分母「20」を取得する。
所要量算出部102dは、当該取得した下位品目の所要量を以下のようにして算出する。すなわち、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「バルクB」についての所要量を、「(前記(2)で「製品B」について算出した所要量200)×(前記取得した構成分子15)÷(前記取得した構成分母20)」という計算式により、150kgと算出する。また、所要量算出部102dは、前記取得した下位品目「容器」についての所要量を、「(前記(2)で「製品B」について算出した所要量200)×(前記取得した構成分子5)÷(前記取得した構成分母20)」という計算式により、50kgと算出する。
以上、3つ目の階層(原価Lv=3の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図6の原価Lv=3の図として示す。
以上、(1)~(3)で説明した最上位品目からの展開の処理の特徴をまとめると、以下の1~3のとおりとなる。
1.パターン対応マスタ106bを参照することで、前記区分(処理区分)対応する前記構成パターン識別データ(構成パターンCD)に従って展開を行うことができる。
2.1つ目の階層の所要量(展開数量)は、販売計画データ106a中の販売予定数に基づいて計算することができ、また、2つ目以降の階層の所要量(展開数量)は、1つ上位の階層の展開数量に基づいて計算することができる。
3.いくつ下位の階層へと展開されるかは、製造構成マスタ106cの設定内容により決定される。取得した下位品目CDが品目CDとして設定されている場合は、更に下位へと展開することができ、これに対して、取得した下位品目CDが品目CDとして設定されていない場合は、更に下位へと展開することはできない。
(4)設備稼働時間の算出
次に、前記最上位品目(製品A)ならびに前記中間体(バルクA、製品BおよびバルクB)についての設備稼働時間が、以下のようにして算出される。なお、前記原料(ドラム、原料Bおよび容器)については、自社で製造するのではなく、他社から購買することとなるため、設備稼働時間はそもそも発生しないため算出されない。
まず、前記最上位品目(製品A)についての設備稼働時間の算出について説明する。設備等取得部102eは、図4の製造指示マスタ106dから、「製品A」および構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、設備CD「設備A」および単位設備稼働時間「0.1」を取得する。
続けて、稼働時間算出部102fは、製品Aを設備Aにおいて2021/04に製造するのに必要な設備稼働時間を、「(製品Aの販売予定数300kg)×(設備等取得部102eで取得した単位設備稼働時間0.1)」という計算式により、30時間と算出する。
次に、前記中間体(バルクA、製品BおよびバルクB)についての設備稼働時間の算出について説明する。設備等取得部102eは、図4の製造指示マスタ106dから、「バルクA」および構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、設備CD「設備A」および単位設備稼働時間「0.1」を取得する。また、設備等取得部102eは、「製品B」および構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、設備CD「設備B」および単位設備稼働時間「0.1」を取得する。そして、設備等取得部102eは、「バルクB」および構成パターン取得部102bで取得した構成パターンCD「X」と紐付く情報として、設備CD「設備B」および単位設備稼働時間「0.1」を取得する。
続けて、稼働時間算出部102fは、バルクAを設備Aにおいて2021/04に製造するのに必要な設備稼働時間を、「(バルクAの所要量300kg)×(設備等取得部102eで取得した単位設備稼働時間0.1)」という計算式により、30時間と算出する。また、稼働時間算出部102fは、製品Bを設備Bにおいて2021/04に製造するのに必要な設備稼働時間を、「(製品Bの所要量200kg)×(設備等取得部102eで取得した単位設備稼働時間0.1)」という計算式により、20時間と算出する。そして、稼働時間算出部102fは、バルクBを設備Bにおいて2021/04に製造するのに必要な設備稼働時間を、「(バルクBの所要量100kg)×(設備等取得部102eで取得した単位設備稼働時間0.1)」という計算式により、15時間と算出する。
(5)生産予定データの生成
最後に、生産予定データ生成部102gは、[3-1]においてここまでの処理により取得および算出した情報に基づいて、図8に示す生産予定データ106fの上半分の部分(=処理区分=1に対応する部分)を生成する。図8に示す生産予定データ106fにおいて、ハッチングで示す子品目CDは、前記(1)~(3)において下位品目等取得部102cで取得した下位品目に対応し、ハッチングで示す子品目数量は、前記(1)~(3)において所要量算出部102dで算出した所要量に対応し、ハッチングで示す単位設備稼働時間は、前記(4)において設備等取得部102eで取得した単位設備稼働時間に対応し、ハッチングで示す設備稼働時間は、前記(4)において稼働時間算出部102fで算出した設備稼働時間に対応する。
[3-2.処理区分=2の場合]
本項目では、処理区分として2が指定され、会計年月として2021/04が指定された場合における生産予定データ106fの生成について具体的に説明する。
まず、販売予定数等取得部102aは、図3の販売計画データ106aから、前記指定された処理区分「2」および会計年月「2021/04」と紐付く情報として、品目「製品A」および販売予定数「600」を取得する。
次に、構成パターン取得部102bは、図4のパターン対応マスタ106bから、前記指定された処理区分「2」と紐付く情報として、構成パターンCD「Y」を取得する。
以下、前記最上位品目である製品Aが、1つ目の階層(原価Lv=1の階層)、2つ目の階層(原価Lv=2の階層)および最下位層である3つ目の階層(原価Lv=3の階層)へと展開されていく処理が実行されるが、当該処理の方法は[3-1]と同様であるため、詳細な説明は省略する。1つ目の階層(原価Lv=1の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図7の原価Lv=1の図として示す。2つ目の階層(原価Lv=2の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図7の原価Lv=2の図として示す。3つ目の階層(原価Lv=3の階層)として取得した下位品目およびその所要量をまとめた図を、図7の原価Lv=3の図として示す。
また、設備稼働時間の算出および生産予定データ106fの生成の方法についても、[3-1]と同様であるため、詳細な説明は省略する。算出された設備稼働時間および生成された生産予定データ106fを、図8の生産予定データ106fの下半分の部分(=処理区分=2に対応する部分)に示す。
[3-3.設備判定データの生成]
本項目では、[3-1]および[3-2]において生成された生産予定データ106fを元にして設備判定データ106gがどのように生成されるかを詳細に説明する。
設備稼働率算出部102hは、図8の生産予定データ106f中の設備稼働時間を、処理区分および設備の組合せ毎に集計する。具体的には、設備稼働率算出部102hは、処理区分=1かつ設備CD=設備Aの組合せについての2021/04の合計設備稼働時間を、30時間+30時間=60時間と集計し、処理区分=1かつ設備CD=設備Bの組合せについての2021/04の合計設備稼働時間を、20時間+15時間=35時間と集計し、処理区分=2かつ設備CD=設備Aの組合せについての2021/04の合計設備稼働時間を、60時間+60時間=120時間と集計し、処理区分=2かつ設備CD=設備Bの組合せについての2021/04の合計設備稼働時間を、40時間+20時間=60時間と集計する。
併せて、設備稼働率算出部102hは、図4の設備マスタ106eから、各設備に対応する最大設備稼働時間を取得する。具体的には、設備稼働率算出部102hは、図4の設備マスタ106eから、設備CD=設備Aに対応する最大設備稼働時間(月あたり)として120時間を取得し、設備CD=設備Bに対応する最大設備稼働時間(月あたり)として300時間を取得する。
そして、設備稼働率算出部102hは、前々段落で算出した2021/04の合計設備稼働時間を前段落で取得した最大設備稼働時間(月あたり)で除することにより、設備稼働率を算出する。具体的には、設備稼働率算出部102hは、処理区分=1かつ設備CD=設備Aの組合せについての2021/04の設備稼働率を、60時間÷120時間×100=50%と算出し、処理区分=1かつ設備CD=設備Bの組合せについての2021/04の設備稼働率を、35時間÷300時間×100≒12%と算出し、処理区分=2かつ設備CD=設備Aの組合せについての2021/04の設備稼働率を、120時間÷120時間×100=100%と算出し、処理区分=2かつ設備CD=設備Bの組合せについての2021/04の設備稼働率を、60時間÷300時間×100=20%と算出する。当該算出の結果をまとめた表を、図9に設備判定データ106gとして示す。
このように、各設備の設備稼働率を算出することで、例えば、設備の余剰生産能力および販売計画に対する生産可能性等を判定することが可能となる。
[4.本実施形態のまとめ]
このように、本実施形態に係る所要量算出装置100によれば、[3-1]および[3-2]で説明したように、最終製品の販売計画を元に、当該最終製品を構成するまたは当該最終製品の原料である下位品目の所要量を自動で算出することができる。これにより、例えば、営業部、製造部および購買部等の部門を跨いだ早期の意思決定が可能となる。
また、本実施形態に係る所要量算出装置100によれば、[3-1]および[3-2]で説明したように、処理区分に応じて、どのような販売計画(販売計画データ106aにて設定)を用いて、どのような階層構造(製造構成マスタ106cにて設定)に基づいて、所要量の計算を行うかを臨機応変に変えることができる。これにより、例えば、販売計画データ106aに月間単位の販売予定数を設定しておけば、月間単位での下位品目の所要量を把握することができる。また、例えば、製造構成マスタ106cに、実運業務用の階層構造およびシミュレーション用の階層構造を別々に登録しておけば、実運業務用とシミュレーション用という2つの視点での下位品目の所要量を把握することができる。
そして、本実施形態に係る所要量算出装置100によれば、[3-3]で説明したように、自動算出した下位品目の所要量に基づいて、各設備の稼働率を算出することができる。これにより、例えば、製造可能数のシミュレーションを行うことが可能となる。
[5.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[6.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、所要量算出装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、所要量算出装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて所要量算出装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、所要量算出装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、所要量算出装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、所要量算出装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、化学業界および機械業界等において有用である。
100 所要量算出装置
102 制御部
102a 販売予定数等取得部
102b 構成パターン取得部
102c 下位品目等取得部
102d 所要量算出部
102e 設備等取得部
102f 稼働時間算出部
102g 生産予定データ生成部
102h 設備稼働率算出部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 販売計画データ
106b パターン対応マスタ
106c 製造構成マスタ
106d 製造指示マスタ
106e 設備マスタ
106f 生産予定データ
106g 設備判定データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部および記憶部を備える所要量算出装置であって、
    前記記憶部には、
    区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、
    前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、
    上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得手段と、
    前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得手段と、
    前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得手段で取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得手段と、
    前記下位品目等取得手段で1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得手段で2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得手段で取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出手段と、
    を備えること、
    を特徴とする所要量算出装置。
  2. 前記記憶部には、
    前記品目識別データと、前記構成パターン識別データと、設備を識別するための設備識別データと、単位設備稼働時間と、を含む製造指示マスタと、
    前記設備識別データと、所定期間あたりの最大設備稼働時間と、を含む設備マスタと、
    が更に格納されており、
    前記制御部は、
    前記製造指示マスタから、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得し、更に、前記下位品目等取得手段で取得した下位品目識別データおよび前記構成パターン取得手段で取得した前記構成パターン識別データと紐付く設備識別データおよび単位設備稼働時間を取得する設備等取得手段と、
    前記最上位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記販売予定数等取得手段で取得した前記最上位品目の販売予定数および前記設備等取得手段で取得した当該最上位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出し、更に、前記下位品目を前記設備等取得手段で取得した設備識別データで特定される設備において前記指定された年月に製造するのに必要な当該設備の稼働時間を、前記所要量算出手段で算出した当該下位品目の所要量および前記設備等取得手段で取得した当該下位品目についての前記単位設備稼働時間を用いて算出する稼働時間算出手段と、
    前記稼働時間算出手段で算出した前記稼働時間を前記設備識別データ毎に集計した値を、当該設備識別データに対応する前記設備マスタ中の前記所定期間あたりの最大設備稼働時間で除することにより、当該設備識別データで特定される設備の設備稼働率を算出する設備稼働率算出手段と、
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の所要量算出装置。
  3. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される所要量算出方法であって、
    前記記憶部には、
    区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、
    前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、
    上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得ステップと、
    前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得ステップと、
    前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得ステップで取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得ステップで取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得ステップと、
    前記下位品目等取得ステップで1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得ステップで取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得ステップで2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする所要量算出方法。
  4. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための所要量算出プログラムであって、
    前記記憶部には、
    区分と、年月と、最上位の品目である最上位品目についての品目識別データである最上位品目識別データと、前記最上位品目の販売予定数と、を含む販売計画データと、
    前記区分と、前記品目で構成される階層構造のパターンを識別するための構成パターン識別データと、を含むパターン対応マスタと、
    上位の前記品目である上位品目についての前記品目識別データである上位品目識別データと、前記構成パターン識別データと、前記上位品目を構成するまたは前記上位品目の原料となる下位の前記品目である下位品目についての前記品目識別データである下位品目識別データと、構成分子と、構成分母と、を含むことにより、前記階層構造を管理する製造構成マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記販売計画データから、指定された区分および年月と紐付く最上位品目識別データおよび前記最上位品目の販売予定数を取得する販売予定数等取得ステップと、
    前記パターン対応マスタから、前記指定された区分と紐付く構成パターン識別データを取得する構成パターン取得ステップと、
    前記製造構成マスタから、前記販売予定数等取得ステップで取得した最上位品目識別データと同じ上位品目識別データと紐付き、かつ、前記構成パターン取得ステップで取得した構成パターン識別データと紐付く下位品目識別データ、構成分子および構成分母を取得する処理を実行し、更に、当該取得した下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて1つ下位の階層の前記上位品目識別データとして設定されている場合には、当該取得した下位品目識別データを前記上位品目識別データとして用いて、前記処理と同様の処理を、取得する下位品目識別データが前記製造構成マスタにおいて前記上位品目識別データとして設定されていない状態となるまで繰り返す下位品目等取得ステップと、
    前記下位品目等取得ステップで1番目に取得した下位品目識別データについては、前記販売予定数等取得ステップで取得した前記最上位品目の販売予定数ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出し、更に、前記下位品目等取得ステップで2番目以降に取得した下位品目識別データについては、算出した所要量ならびに前記下位品目等取得ステップで取得した構成分子および構成分母を用いて所要量を算出する所要量算出ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする所要量算出プログラム。
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