JP2022183479A - リアクトル - Google Patents

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Seiji Shigemasa
寛登 細川
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Abstract

【課題】バスバーとコイルの延出部との接続箇所がモールドされてないリアクトルにおいて、振動によるバスバーやコイルへの負荷を低減する。【解決手段】リアクトル4であって、コイル4cの充填部材から露出した部位から引き出された接続端部4c3に接続されると共にコイル4cとの間に隙間Sを有して対向配置された第2バスバー4e2を有し、コイル4cと第2バスバー4e2との間の隙間Sに配置されてコイル4c及び第2バスバー4e2の振動を抑制する絶縁性の振動抑制片4fを備る。【選択図】図2

Description

本発明は、リアクトルに関するものである。
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両には、バッテリとモータ等との間で電力変換を行う電力変換装置が設置されている。このような電力変換装置は、コンデンサやリアクトルを備えており、例えばバッテリから出力される直流電力を交流電力に変換してモータに給電する。特許文献1には、このような電力変換装置に設けられたリアクトルが開示されている。特許文献1に開示されたリアクトルは、コアに装着されるコイルと、コイルに電気的に接続されたバスバーとを備えている。
特開2019-121665号公報
ところで、特許文献1では、コイルを形成する巻線の端部がコイルの本体部から引き出されることで形成された延出部が設けられている。バスバーは、このように本体部から突出するように引き出された延出部と接合されている。また、コイルの本体部とケースとの間には延出部の引き出し箇所を露出させた状態で充填部材が充填されている。つまり、コイルは、延出部の引き出し箇所が充填部材でモールドされていない状態でケースに固定されている。このようなリアクトルでは、車両走行等に起因する外部振動が伝達されると、バスバーとコイルの延出部との接続箇所が振動しやすい。このため、バスバーやコイルへの負荷が大きくなる恐れがある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、バスバーとコイルの延出部との接続箇所がモールドされてないリアクトルにおいて、振動によるバスバーやコイルへの負荷を低減することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の態様は、ケースと、上記ケースに収容されたコアユニットと、上記コアユニットの周囲に配置されたコイルと、上記コイルの一部を露出させた状態で上記コイルと上記ケースとの間に充填される充填部材とを有するリアクトルであって、上記コイルの上記充填部材から露出した部位から引き出された延出部に接続されると共に上記コイルとの間に隙間を有して対向配置されたバスバーと、上記コイルと上記バスバーとの間の上記隙間に配置されて上記コイル及び上記バスバーの少なくとも一方の振動を抑制する絶縁性の振動抑制部とを備えるという構成を採用する。
第2の態様は、上記第1の態様において、上記振動抑制部が、上記コアユニット及び上記充填部材のいずれかに対して一体的に成形されているという構成を採用する。
第3の態様は、上記第1の態様において、上記コアユニットが、導電性のコアと、上記コアを覆う樹脂製のコアカバーとを有し、上記振動抑制部が、上記コアカバーに対して一体的に成形されているという構成を採用する。
第4の態様は、上記第1~第3いずれかの態様において、上記振動抑制部が、上記コイルと上記バスバーとの少なくも一方と接触しているという構成を採用する。
第5の態様は、上記第1~第4いずれかの態様において、上記コイルが、巻線が筒状体に巻回されてなる本体部と、上記巻線の先端部により形成されると共に上記本体部から上記筒状体の軸芯に沿った方向に延出された上記延出部とを有し、上記本体部の上記延出部の根本が接続された部位と上記バスバーとが平行に対向配置され、上記本体部の上記延出部の根本が接続された部位と上記バスバーとの間に形成された上記隙間に上記振動抑制部が配置されているという構成を採用する。
本発明によれば、コイルとバスバーとの間の隙間に絶縁性の振動抑制部が配置されている。コイルの延出部とバスバーとの接続箇所が振動した場合あるいは振動しようとした場合に、振動抑制部によってコイルあるいはバスバーの移動が規制される。このため、本発明によれば、コイルの延出部とバスバーとの接続箇所との振動を抑制することができる。したがって、本発明によれば、バスバーとコイルの延出部との接続箇所がモールドされてないリアクトルにおいて、振動によるバスバーやコイルへの負荷を低減することが可能になる。
本発明の一実施形態におけるリアクトルを備える電力変換装置の概略的な構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態におけるリアクトルの模式的な平面図である。 図2のA-A断面図である。 (a)が振動抑制片を含む模式的な拡大斜視図であり、(b)が(a)の第2バスバーを省略した図である。 図4(a)のB-B断面図である。 本発明の一実施形態におけるリアクトルの変形例を示す図5と同位置での模式的な断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るリアクトルの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のリアクトル4を備える電力変換装置1の概略的な構成を示す分解斜視図である。電力変換装置1は、電気自動車等の車両に搭載され、不図示のモータ(負荷)とバッテリとの間に設けられている。このような電力変換装置1は、図1に示すように、インテリジェントパワーモジュール2と、コンデンサ3と、リアクトル4と、DCDCコンバータ5と、本体ケース6とを備えている。
インテリジェントパワーモジュール2は、パワーモジュール10、ゲートドライバ基板11、ECU基板12等を備えている。パワーモジュール10は、パワー半導体素子を有する複数のパワーデバイス10aと、これらのパワーデバイス10aを収容する樹脂製のパワーモジュールケース10bと、パワーデバイス10aと接続されたバスバー10cとを備えている。また、パワーモジュール10は、バスバー10cの短絡を防ぐ絶縁樹脂部材、及び、冷却用のウォータジャケット等を備えている。
ゲートドライバ基板11は、パワーデバイス10aによって形成される昇降圧コンバータやインバータの駆動信号を生成するゲートドライバが設けられた基板である。このようなゲートドライバ基板11は、パワーモジュール10に積層されている。ECU基板12は、ゲートドライバ基板11の制御を行うECU(Electronic Control Unit)が設けられた基板である。このECU基板12は、ゲートドライバ基板11に積層されている。
コンデンサ3は、インテリジェントパワーモジュール2と接続されており、パワーモジュール10の側方に配置されている。本実施形態のリアクトル4は、インテリジェントパワーモジュール2の下方に配置されている。本実施形態のリアクトル4の構成については、後に詳細に説明する。DCDCコンバータ5は、リアクトル4の側方であって、インテリジェントパワーモジュール2の下方に配置されている。なお、DCDCコンバータ5は、バッテリ電力を周囲の電子部品(ゲートドライバ基板11やECU基板12に実装された電子部品等)に適した電圧に変換する。
本体ケース6は、インテリジェントパワーモジュール2、コンデンサ3、リアクトル4及びDCDCコンバータ5を収容するケースであり、上部ケース6aと、中央ケース6bと、下部ケース6cとを備えている。これらの上部ケース6a、中央ケース6b及び下部ケース6cは、パワーモジュール10とゲートドライバ基板11とECU基板12の積層方向に分割可能に接続されている。上部ケース6aは、ECU基板12側からインテリジェントパワーモジュール2を覆っており、中央ケース6bと締結されている。中央ケース6bは、インテリジェントパワーモジュール2、コンデンサ3、リアクトル4及びDCDCコンバータ5の周囲を覆っている。下部ケース6cは、リアクトル4及びDCDCコンバータ5を下方から覆っており、インテリジェントパワーモジュール2と不図示のモータとを接続するための接続コネクタが設けられ、中央ケース6bに締結されている。
図2は、本実施形態のリアクトル4の模式的な平面図である。また、図3は、図2のA-A断面図である。なお、図2において、リアクトルケース4aの蓋部4a2は省略されている。図2及び図3に示すように、本実施形態のリアクトル4は、リアクトルケース4aと、コアユニット4bと、コイル4cと、充填部材4dと、バスバー4eと、振動抑制片4f(振動抑制部)とを備えている。
リアクトルケース4aは、コアユニット4b、コイル4c、充填部材4d及び振動抑制片4fを収容するケースである。このリアクトルケース4aは、本体部4a1と、蓋部4a2とを有している。本体部4a1は、一面が開放された略方形の容器状に形成されており、内部にコアユニット4b、コイル4c、充填部材4d及び振動抑制片4fを収容している。蓋部4a2は、本体部4a1に着脱可能に取り付けられており、本体部4a1の開放面を開閉する。なお、リアクトルケース4aは、図2及び図3では図示を省略しているが、コアユニット4bの取付部や、本体部4a1と蓋部4a2との締結部等の構造を有している。
コアユニット4bは、例えば図3に示すように、コア4b1と、コアカバー4b2とを有している。コア4b1は、導電性の金属によって形成された芯材であり、コイル4cに挿通状態で配置されている。なお、本実施形態においては、コアユニット4bは、2本のコア4b1を有している。コアカバー4b2は、コア4b1を覆う樹脂製のカバー部材である。コアカバー4b2は、各々のコア4b1を覆うように設けられている。このコアカバー4b2は、リアクトルケース4aの本体部4a1に対して不図示のビス等によって締結されている。
コイル4cは、巻線4c1が巻回されることによって形成されており、本体部4c2と、接続端部4c3(延出部)とを有している。本実施形態では、2つのコイル4cが設けられている。各々のコイル4cは、2つの本体部4c2と、2つの接続端部4c3とを有している。本体部4c2は、巻線4c1が筒状体に巻回されてなる部位であり、コアカバー4b2が間に配置された状態でコア4b1が挿通されている。なお、図2及び図3に示すように、1つのコイル4cに設けられる2つの本体部4c2には、異なるコア4b1が挿通されている。
接続端部4c3は、巻線4c1の先端部によって形成されており、バスバー4eと接合される部位である。この接続端部4c3は、図2に示すように、本体部4c2から引き出されるようにして、筒状の本体部4c2の軸芯Lに沿った方向に延出されている。このように、接続端部4c3は、筒状の本体部4c2の端面に対して屈曲するように接続されている。このような接続端部4c3は、本体部4c2の上部(リアクトルケース4aの蓋部4a2側)から引き出されるように配置されている。
充填部材4dは、コイル4cの下部(リアクトルケース4aの本体部4a1の底部側)を埋設するように設けられており、コイル4cとリアクトルケース4aの本体部4a1との間に充填された樹脂製の部材である。つまり、充填部材4dは、コイル4cの上部を露出させた状態で、コイル4cとリアクトルケース4aの本体部4a1との間に充填されている。つまり、充填部材4dは、接続端部4c3が接続された本体部4c2の上部を露出させた状態で、本体部4c2の下部をモールドしている。
バスバー4eは、コイル4cと、リアクトル4の外部とを接続するための配線部材である。このバスバー4eの一方の端部は、コイル4cの接続端部4c3と接合されている。また、バスバー4eの他方の端部は、リアクトル4を外部機器と接続するための外部接続端子が設けられている。
本実施形態においては、バスバー4eが複数設けられている。図2に示すように、本実施形態のリアクトル4は、バスバー4eとして第1バスバー4e1と、第2バスバー4e2とを備えている。これらの第1バスバー4e1と第2バスバー4e2とは、異なる接続端部4c3に接合されている。
複数のバスバー4eの1つである第2バスバー4e2は、第2バスバー4e2が接合される接続端部4c3に連続する本体部4c2の巻線4c1に対向配置されている。より詳細には、第2バスバー4e2が接続される接続端部4c3が引き出された本体部4c2では、本体部4c2を形成する巻線4c1の終端部(以下、本体終端部4c4と称する)に第2バスバー4e2が対向配置されている。つまり、接続端部4c3が屈曲して接続された本体終端部4c4(接続端部4c3の根本が接続された本体部4c2の部位)に、第2バスバー4e2が隙間Sを介して対向配置されている。なお、比較のために説明すると、第1バスバー4e1は、第1バスバー4e1が接合される接続端部4c3が引き出された本体部4c2の本体終端部4c4とは対向配置されていない。
振動抑制片4fは、図2に示すように、第1バスバー4e1と本体部4c2の本体終端部4c4との間に形成された隙間Sに配置されている。図4(a)は、振動抑制片4fを含む模式的な拡大斜視図である。また、図4(b)は、図4(a)の第2バスバー4e2を省略した図である。また、図5は、図4(a)のB-B断面図である。これらの図に示すように、振動抑制片4fは、コアユニット4bのコアカバー4b2から突出して設けられた片状の部位である。
この振動抑制片4fは、樹脂によって形成された絶縁性の部材であり、コアカバー4b2に一体的に設けられている。例えば、振動抑制片4fをコアカバー4b2と同一材料によって形成することで、コアカバー4b2と同時に振動抑制片4fを一体成形することが可能になる。ただし、振動抑制片4fをコアカバー4b2と別材料によって形成することも可能である。また、コアカバー4b2の形成後に振動抑制片4fをコアカバー4b2に接合することも可能である。
図5に示すように、振動抑制片4fは、根本部4f1と先端部4f2とを有している。振動抑制片4fの根本部4f1は、先端部4f2よりも厚さ寸法が大きく、先端部4f2を支持する台部として機能する。先端部4f2は、根本部4f1に立設されており、第1バスバー4e1と本体部4c2の本体終端部4c4との間に配置されている。なお、図6(a)に示すように、振動抑制片4fは、コイル4cの本体終端部4c4と接触していても良い。また、図6(b)に示すように、振動抑制片4fは、第2バスバー4e2と接触していても良い。また、図6(c)に示すように、振動抑制片4fは、コイル4cの本体終端部4c4と第2バスバー4e2との両方に接触していても良い。
このような振動抑制片4fは、コイル4cの接続端部4c3と第2バスバー4e2との接続箇所が振動した場合あるいは振動しようとした場合に、コイル4cの接続端部4c3と第2バスバー4e2との移動を規制する。つまり、振動抑制片4fは、接続端部4c3及び第2バスバー4e2の振動を抑制する。
以上のような本実施形態のリアクトル4は、リアクトルケース4aと、リアクトルケース4aに収容されたコアユニット4bと、コアユニット4bの周囲に配置されたコイル4cとを備えている。さらに、本実施形態のリアクトル4は、コイル4cの一部を露出させた状態でコイル4cとリアクトルケース4aとの間に充填される充填部材4dを有している。
さらに、本実施形態のリアクトル4は、コイル4cの充填部材4dから露出した部位から引き出された接続端部4c3に接続されると共にコイル4cとの間に隙間Sを有して対向配置された第2バスバー4e2を有している。さらに、本実施形態のリアクトル4は、コイル4cと第2バスバー4e2との間の隙間Sに配置されてコイル4c及び第2バスバー4e2の少なくとも一方の振動を抑制する絶縁性の振動抑制片4fを備えている。
このような本実施形態のリアクトル4においては、コイル4cと第2バスバー4e2との間の隙間Sに絶縁性の振動抑制片4fが配置されている。コイル4cの接続端部4c3と第2バスバー4e2との接続箇所が振動した場合あるいは振動しようとした場合には、振動抑制片4fによってコイル4cあるいは第2バスバー4e2の移動が規制される。
このため、本実施形態のリアクトル4によれば、コイル4cの接続端部4c3と第2バスバー4e2との接続箇所との振動を抑制することができる。したがって、本実施形態のリアクトル4によれば、第2バスバー4e2とコイル4cの接続端部4c3との接続箇所がモールドされてないリアクトルにおいて、振動による第2バスバー4e2やコイル4cへの負荷を低減することが可能になる。
また、コイル4cと第2バスバー4e2との間の隙間Sに絶縁性の振動抑制片4fが配置されているため、コイル4cと第2バスバー4e2の途中部位との絶縁距離を確保することが可能となる。
また、本実施形態のリアクトル4では、振動抑制片4fは、コアユニット4bに対して一体的に成形されている。このため、振動抑制片4fをコアユニット4bによって支持することができ、振動抑制片4fを支持する支持部を別に設ける必要がない。このため、本実施形態のリアクトル4を小型化することが可能になる。
また、本実施形態のリアクトル4では、コアユニット4bは、導電性のコア4b1と、コア4b1を覆う樹脂製のコアカバー4b2とを有している。また、振動抑制片4fが、コアカバー4b2に対して一体的に成形されている。このため、コアカバー4b2と同時に振動抑制片4fを形成することができ、簡易に振動抑制片4fを備えるリアクトル4を形成することが可能になる。
また、本実施形態のリアクトル4では、振動抑制片4fは、コイル4cあるいは第2バスバー4e2と接触していても良い。振動抑制片4fがコイル4cあるいは第2バスバー4e2と接触することで、振動抑制片4fがコイル4c及び第2バスバー4e2から離れている場合と比較して、コイル4cあるいは第2バスバー4e2の振動による移動をより確実に規制することが可能となる。したがって、本実施形態のリアクトル4によれば、振動抑制片4fがコイル4cあるいは第2バスバー4e2と接触することで、振動によるコイル4cあるいは第2バスバー4e2への負荷をさらに低減することが可能になる。
また、本実施形態のリアクトル4では、コイル4cは、巻線が筒状体に巻回されてなる本体部4c2と、巻線の先端部により形成されると共に本体部4c2から筒状体の軸芯Lに沿った方向に延出された接続端部4c3とを有している。また、本体部4c2の接続端部4c3の根本が接続された部位(本体終端部4c4)と第2バスバー4e2とが平行に対向配置されている。さらに、本体終端部4c4と第2バスバー4e2との間に形成された隙間Sに振動抑制片4fが配置されている。
本体終端部4c4と第2バスバー4e2とが対向配置された構成では、振動抑制片4fを設けないと、第2バスバー4e2に対して振動による負荷が大きいことが確かめられた。本実施形態のリアクトル4では、本体終端部4c4と第2バスバー4e2との間に形成された隙間Sに振動抑制片4fが配置されているため、負荷が大きな部位が発生することを防止することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、振動抑制片4fがコアカバー4b2に対して一体的に設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、充填部材4dに対して振動抑制片4fが一体的に設けられていても良い。また、コアカバー4b2及び充填部材4dと別体の振動抑制片4fを設けるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、片状の振動抑制片4fを備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ブロック状等の片状と異なる他の形状の振動抑制片4fを設けるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本体終端部4c4と対向配置される第2バスバー4e2とコイル4cの本体部4c2との間にのみ振動抑制片4fを設置する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コイル4cと第1バスバー4e1との間の隙間に振動抑制片4fを設置する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、振動抑制片4fが第2バスバー4e2に対して接触している構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コイル4cや第2バスバー4e2が振動していない場合に、振動抑制片4fがコイル4c及び第2バスバー4e2と接触していない構成を採用することも可能である。このような場合には、例えば、コイル4cや第2バスバー4e2が振動している場合に振幅が大きくならないように、振幅が小さい状態で振動抑制片4fがコイル4c及び第2バスバー4e2と接触するように配置する。
また、本実施形態においては、振動抑制片4fが第2バスバー4e2に接触せずにコイル4cの本体終端部4c4に接触した構成を採用することも可能である。また、振動抑制片4fが本体終端部4c4及び第2バスバー4e2の両方に接触した構成を採用することも可能である。
1……電力変換装置、2……インテリジェントパワーモジュール、3……コンデンサ、4……リアクトル、4a……リアクトルケース(ケース)、4b……コアユニット、4b1……コア、4b2……コアカバー、4c……コイル、4c1……巻線、4c2……本体部、4c3……接続端部、4c4……本体終端部、4d……充填部材、4e……バスバー、4e1……第1バスバー、4e2……第2バスバー、4f……振動抑制片(振動抑制片)、4f1……根本部、4f2……先端部、L……軸芯、S……隙間

Claims (5)

  1. ケースと、前記ケースに収容されたコアユニットと、前記コアユニットの周囲に配置されたコイルと、前記コイルの一部を露出させた状態で前記コイルと前記ケースとの間に充填される充填部材とを有するリアクトルであって、
    前記コイルの前記充填部材から露出した部位から引き出された延出部に接続されると共に前記コイルとの間に隙間を有して対向配置されたバスバーと、
    前記コイルと前記バスバーとの間の前記隙間に配置されて前記コイル及び前記バスバーの少なくとも一方の振動を抑制する絶縁性の振動抑制部と
    を備えることを特徴とするリアクトル。
  2. 前記振動抑制部は、前記コアユニット及び前記充填部材のいずれかに対して一体的に成形されていることを特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記コアユニットは、導電性のコアと、前記コアを覆う樹脂製のコアカバーとを有し、
    前記振動抑制部は、前記コアカバーに対して一体的に成形されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  4. 前記振動抑制部は、前記コイルと前記バスバーとの少なくも一方と接触していることを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載のリアクトル。
  5. 前記コイルは、
    巻線が筒状体に巻回されてなる本体部と、
    前記巻線の先端部により形成されると共に前記本体部から前記筒状体の軸芯に沿った方向に延出された前記延出部と
    を有し、
    前記本体部の前記延出部の根本が接続された部位と前記バスバーとが平行に対向配置され、
    前記本体部の前記延出部の根本が接続された部位と前記バスバーとの間に形成された前記隙間に前記振動抑制部が配置されている
    ことを特徴とする請求項1~4いずれか一項に記載のリアクトル。
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