JP2022183015A - 情報処理装置、サービス提供システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より有益な情報を提供すること。【解決手段】情報処理装置は、ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得する取得部と、前記取得部により取得されたサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成する生成部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、サービス提供システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、外部信用情報機関への債権の照会から審査までを自動で行える審査実行装置が開示されている(特許文献1参照)。この審査実行装置は、(1)顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対しての融資申込者の顧客識別データと紐付く債権情報を取得し、(2)自社内で管理する融資申込者についての債権情報中の残債額と、前記取得した債権情報のうち自社以外についてのもの中の残債額と、を集計し、(3)審査内容と審査内容を満たさない場合の融資拒否度合とを審査項目毎に含む審査内容マスタを参照して、融資申込者に関する年齢等の個人情報及び前記集計した残債額合計額が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目毎にチェックし、(4)前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記融資拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを融資申込者の融資に対する最終的な審査結果として出力する。
しかしながら、従来の技術では、有益な情報を十分に得られない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より有益な情報を取得することができる情報処理装置、サービス提供システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得する取得部と、前記取得部により取得されたサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成する生成部とを備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、より有益な情報を提供することができる。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、サービス提供システム、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
本実施形態の情報処理装置は、ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得し、取得したサービス関連情報に基づいて、ユーザの特性を示す情報を生成する。
サービス関連情報とは、所定期間の電子決済サービスの利用額、電子決済サービスが利用された店舗の種別、電子決済サービスを利用して決済した商品またはサービスの種別、電子決済サービスが利用された位置、または電子決済サービスのチャージ残高のチャージ状況のうち、一部または全部を含む。特性を示す情報とは、対象のユーザの信用度を示す情報や評価を示す情報、信用度または評価を推定するための情報である。電子決済サービスを提供する提供元または異なるサービスを提供する提供元は、例えば、特性を示す情報に基づいてサービスを提供するか否かを決定する。
[情報処理システム]
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、一以上の端末装置10と、決済サーバ20と、複数のサービスサーバ40-1および40-2と、情報処理装置60とを備える。情報処理システム1は、サービスサーバ40-1および40-2に限らず、複数のサービスサーバを有していてもよい。以下、サービスサーバ40-1と、40-2とを区別しない場合は、サービスサーバ40と表現する。
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、一以上の端末装置10と、決済サーバ20と、複数のサービスサーバ40-1および40-2と、情報処理装置60とを備える。情報処理システム1は、サービスサーバ40-1および40-2に限らず、複数のサービスサーバを有していてもよい。以下、サービスサーバ40-1と、40-2とを区別しない場合は、サービスサーバ40と表現する。
端末装置10、決済サーバ20、サービスサーバ40、および情報処理装置60は、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、セルラー網などを含む。
端末装置10は、スマートフォンやパーソナルコンピュータ、タブレット端末などの通信機能と表示機能を有するコンピュータ装置である。端末装置10では、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、ブラウザやアプリケーションプログラムなどのUA(User Agent)とが協働して動作することで、端末装置10の表示部にコンテンツを表示させたり、各種処理を実行したりする。
決済サーバ20は、例えば、端末装置10により送信されたリクエストに応じたコンテンツを端末装置10に提供したり、端末装置10にインストールされたアプリケーションが起動して、起動したアプリケーションプログラムと通信を行って各種情報の送受信を行ってコンテンツを提供したりする。各種処理とは、例えば、電子マネーを用いた決済処理である。決済サーバ20の詳細については後述する。
[サービスサーバ]
サービスサーバ40は、例えば、端末装置10により送信されたリクエストに応じたコンテンツを端末装置10に提供するサーバ装置や、端末装置10にインストールされたアプリケーションが起動して、起動したアプリケーションプログラムと通信を行って各種情報の送受信を行ってコンテンツを提供するサーバ装置である。サービスサーバ40は、例えば、ニュースを提供するサービスや、ショッピングサービス、オークションサービス、マッチングサービス、株式売買サービス、銀行業務に関するサービス、ソーシャルネット・ネットワーキング・サービス、ナビゲーションサービスなどを、ネットワークを介して提供する。なお、決済サーバ20は、サービスサーバ40の一例である。
サービスサーバ40は、例えば、端末装置10により送信されたリクエストに応じたコンテンツを端末装置10に提供するサーバ装置や、端末装置10にインストールされたアプリケーションが起動して、起動したアプリケーションプログラムと通信を行って各種情報の送受信を行ってコンテンツを提供するサーバ装置である。サービスサーバ40は、例えば、ニュースを提供するサービスや、ショッピングサービス、オークションサービス、マッチングサービス、株式売買サービス、銀行業務に関するサービス、ソーシャルネット・ネットワーキング・サービス、ナビゲーションサービスなどを、ネットワークを介して提供する。なお、決済サーバ20は、サービスサーバ40の一例である。
サービスサーバ40は、サービスサーバが提供するサービスを、ユーザに提供するか否かを判断するためのユーザ情報(例えばユーザ登録情報の項目情報)の一部または全部を情報処理装置60から取得し、取得した情報に基づいて、前記ユーザにサービスを提供するか否かを決定する。
図2は、決済サーバ20の機能構成の一例を示す図である。決済サーバ20は、電子決済サービスを提供する。決済サーバ20は、例えば、取得部22と、決済管理部24と、決済処理部26と、記憶部30とを備える。取得部22と、決済管理部24と、決済処理部26とは、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶装置に記憶されたプログラムを実行して、後述する決済に関する処理を行う。記憶部30には、決済サービス情報32が記憶されている。決済サービス情報32は、例えば、支払い情報34と、入金情報36とを含む。
図3は、支払い情報34の内容の一例を示す図である。支払い情報34は、例えば、ユーザが電子決済サービスを使用して決済を行った履歴を含む情報である。支払い情報34は、例えば、決済が行われた日付と、店舗名と、店舗のジャンル(例えばスーパー、居酒屋、家電量販店など)と、店舗の位置情報とが対応付けられた情報である。
図4は、入金情報36の内容の一例を示す図である。入金情報36は、例えば、ユーザが電子決済サービスを利用するための金額の入金に関する情報である。入金情報36は、例えば、入金が行われた日付と、入金方法と、入金元と、金額とが対応付けられた情報である。入金方法は、例えば、コンビニエンスストアのATM(Automatic Teller Machine)を用いた入金、ユーザの銀行口座との連携によって行われた入金、他のユーザから送金された入金などである。送金は、例えば、電子決済サービスに実装されているユーザ間の送金サービスを利用したものである。
図2の説明に戻る。取得部22は、端末装置10にインストールされた電子決済アプリケーションプログラムにより送信された情報を取得する。決済管理部24は、取得部22により取得された情報を管理する。例えば、決済管理部24は、取得された情報を決済サービス情報32として管理する。決済処理部26は、電子決済アプリケーションプログラムや、決済サーバが提供している決済サービスを利用可能な店舗端末(不図示)などと連携して、電子的な決済処理を行う。決済サーバ20は、例えば、取引対象の店舗やユーザにサービスを提供するサービス提供者の口座を管理し、ユーザや店舗からの決済のリクエストに従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。
例えば、ユーザが電子決済アプリケーションプログラムにより生成されたコード情報(例えばバーコードやQRコード(登録商標)など)が表示された画面を、店舗の店員に提示し、店舗端末がコード情報をスキャナなどで読み取ると、店舗端末に設定された金額、店舗の識別情報、およびユーザの識別情報が決済サーバ20に送信される。例えば、コード情報にはユーザの識別情報がエンコードされており、店舗端末は、コード情報をデコードしてユーザの識別情報を取得し、更に、予め保持する店舗の識別情報や、精算する金額を決済サーバ20に送信する。決済サーバ20は、店舗端末から送信された金額を、チャージされたユーザの残高から差し引き、差し引いた金額のうち所定金額を店舗の識別情報に対応付けることで決済を行う。
例えば、店舗が指定したコード情報を、ユーザが端末装置10で読み取り、端末装置10を操作して支払う金額を入力し、決済を行うための操作を行うと、決済サーバ20は、上記の操作に応じた情報、店舗の識別情報、およびユーザの識別情報を端末装置10から取得する。そして、決済サーバ20は、送信された金額を、チャージされたユーザの残高から差し引き、差し引いた金額のうち所定金額を店舗の識別情報に対応付けることで決済を行う。
ユーザは端末装置10に所定の情報(ユーザ登録情報)を入力し、入力した情報を決済サーバ20に提供し、決済サーバ20が提供された情報を登録することで、ユーザは決済サービスを利用可能となる。
[情報処理装置]
図5は、情報処理装置60の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置60は、例えば、取得部62と、情報管理部64と、提供部66と、対価管理部68と、記憶部70とを備える。取得部62、情報管理部64、提供部66、および対価管理部68は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。上記の全ての構成要素が一つのプロセッサにより実現される必要はなく、適宜、複数のプロセッサによる分散処理などがなされてもよい。また、情報処理装置60の機能構成の一部または全部は、決済サーバ20に含まれてもよい。
図5は、情報処理装置60の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置60は、例えば、取得部62と、情報管理部64と、提供部66と、対価管理部68と、記憶部70とを備える。取得部62、情報管理部64、提供部66、および対価管理部68は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。上記の全ての構成要素が一つのプロセッサにより実現される必要はなく、適宜、複数のプロセッサによる分散処理などがなされてもよい。また、情報処理装置60の機能構成の一部または全部は、決済サーバ20に含まれてもよい。
取得部62は、決済サーバ20やサービスサーバ40により提供された情報を取得する。情報管理部64は、取得部62が取得した情報を記憶部70に記憶させる。情報管理部64は、例えば、生成部65を備える。生成部65は、情報処理装置60が取得した情報や保持している情報に基づいて、信用情報86を生成する。この処理の詳細については後述する。
記憶部70には、例えば、決済サービス情報72や、決済サービスユーザ情報78、第1サービスユーザ情報80、第2サービスユーザ情報82、統合情報84、信用情報86等が記憶されている。決済サービスユーザ情報78、第1サービスユーザ情報80、または第2サービスユーザ情報82をユーザ情報と称する場合がある。
決済サービス情報72は、支払い情報74および入金情報76を含む。決済サービス情報72、支払い情報74、および入金情報76は、それぞれは決済サーバ20から取得した情報であって、決済サービス情報32、支払い情報34、および入金情報36と同等の情報である。
決済サービスユーザ情報78は、ユーザが決済サーバ20に提供したユーザに関する情報(氏名や住所などのユーザ登録情報)である。第1サービスユーザ情報80は、ユーザがサービスサーバ40-1に提供したユーザに関する情報(例えばユーザ登録情報)であり、第2サービスユーザ情報82は、ユーザがサービスサーバ40-2に提供したユーザに関する情報(例えばユーザ登録情報)である。統合情報84は、決済サービスユーザ情報78、第1サービスユーザ情報80、および第2サービスユーザ情報82を統合した情報である。信用情報86は、ユーザの信用度を示す情報、またはユーザの評価を示す情報である。
提供部66は、サービスサーバ40または不図示の他のサービスサーバ40のリクエストに応じて、統合情報84のうち所定の情報をリクエスト元のサービスサーバ40に提供する。対価管理部68は、提供部66が、サービスサーバ40が有していないユーザ登録情報の項目情報を、当該サービスサーバ40に提供した場合、当該サービスサーバ40から対価を取得するための処理を行う。対価を取得するための処理とは、電子的な対価の授受を行う処理である。更に、対価管理部68は、サービスサーバ40または不図示の他のサービスサーバ40のリクエストに応じて、信用情報をリクエスト元のサービスサーバ40に提供した場合に、当該サービスサーバ40から対価を取得するための処理を行う。
[ユーザが決済サービスを受けるための処理(1)]
ユーザが決済サービスを利用する場合、事前にユーザ情報(ユーザ登録情報の項目情報)を決済サーバ20に提供する。例えば、決済サーバ20と連携する電子決済アプリケーションプログラムまたは決済サーバ20により提供され、端末装置10の表示部に表示されたインターフェース画面IM1に、ユーザは各種情報を入力する。
ユーザが決済サービスを利用する場合、事前にユーザ情報(ユーザ登録情報の項目情報)を決済サーバ20に提供する。例えば、決済サーバ20と連携する電子決済アプリケーションプログラムまたは決済サーバ20により提供され、端末装置10の表示部に表示されたインターフェース画面IM1に、ユーザは各種情報を入力する。
図6は、インターフェース画面IM1の一例を示す図である。インターフェース画面IM1は、例えば、電話番号や、メールアドレス、氏名、国籍、生年月日、性別、住所などを入力するための入力欄を含む。入力欄に入力された情報は、図7に示すように、端末装置10(アプリケーションプログラム)が情報処理装置60に送信する。情報処理装置60は、送信された情報を記憶部70に決済サービスユーザ情報78として記憶させる。このように、ユーザがサービスにおいて定められたユーザ情報を登録すると、ユーザは決済サービスを利用することができる。
[ユーザが決済サービスを受けるための処理(2)]
ユーザが決済サービスにおいて、所定のサービスを利用する場合、上述したユーザ情報よりも詳細なユーザ情報が登録されることで、所定のサービスが利用可能である。所定のサービスは、例えば、後払い決済サービスである。後払い決済サービスとは、チャージ残高が不足している場合であっても、管理者がユーザの利用金額を負担して決済が可能となるサービスである。ユーザは、翌月など指定された期間に管理者が負担した金額を返還する必要がある。
ユーザが決済サービスにおいて、所定のサービスを利用する場合、上述したユーザ情報よりも詳細なユーザ情報が登録されることで、所定のサービスが利用可能である。所定のサービスは、例えば、後払い決済サービスである。後払い決済サービスとは、チャージ残高が不足している場合であっても、管理者がユーザの利用金額を負担して決済が可能となるサービスである。ユーザは、翌月など指定された期間に管理者が負担した金額を返還する必要がある。
図8は、インターフェース画面IM2の一例を示す図である。インターフェース画面IM2は、例えば、インターフェース画面IM1に入力された情報の他に、他の情報を入力するための入力欄を含む。他の情報とは、例えば、配偶者の有無や、子供の人数、年収、住居が持ち家であるか、住居が賃貸であるかの情報、勤務先、勤務先の電話番号等である。入力欄に入力された情報は、図9に示すように、端末装置10(アプリケーションプログラム)が情報処理装置60に送信する。情報処理装置60は、送信された情報を記憶部70に記憶させる。このように、ユーザが所定のサービスにおいて定められたユーザ情報を登録すると、ユーザは所定のサービスを利用することができる。
なお、図8のインターフェース画面IM2において、図6のインターフェース画面IM1において入力された情報はプリセットされ、既に入力された状態にされてもよいし、入力の省略がされてもよい。この場合、端末装置10は、プリセットされた情報を情報処理装置60に送信することを省略してもよい。
上記のように、情報処理装置60は、入力インターフェース画面IM1およびインターフェース画面IM2に入力された情報を取得することができる。図10は、入力インターフェース画面IM1およびインターフェース画面IM2に入力された情報の一例を示す図である。
情報処理装置60は、決済サーバ20からユーザ情報を取得したように、他のサービスサーバ40がユーザに求めて取得した情報を取得し、取得した情報を統合して統合情報84を生成する。統合情報84とは、決済サーバ20およびサービスサーバ40から取得した情報に基づいて、ユーザごとに、そのユーザ情報を網羅的にまとめた情報である。情報処理装置60は、取得した複数のサービスに含まれるサービスの提供元(例えば第1サービスの提供元および第2サービスの提供元)から取得したユーザ情報をユーザ情報の項目情報ごとに整理して集約した統合情報84を生成する。
図11は、統合情報84について説明するための図である。図11に示すように、ユーザIDが「001」のユーザの情報1(例えば氏名)の具体的な情報である項目情報「山田××」、情報2(例えば住所)の項目情報「東京都新宿区××1丁目1」)は、サービス1を提供するサービスサーバ40-1により提供され、ユーザの情報3(例えば電話番号)の項目情報「090-XXXX-XXXX」)、情報4(例えばメールアドレス)の項目情報「△△△△@XXX.cоm」)は、サービス2を提供するサービスサーバ40-2により提供され、ユーザの情報5(例えば生年月日)の項目情報「○○年〇月〇日」)は、サービス3を提供するサービスサーバ40-3により提供され、ユーザの情報6(例えば勤務先)の項目情報「○○株式会社」は、サービスNを提供するサービスサーバ40-Nにより提供され、これらの情報が統合情報84として記憶されている。情報処理装置60は、各サービスサーバ40から取得したユーザ情報をユーザに対応付け、更に項目情報ごとに整理して統合情報84を生成する。
例えば、情報処理装置60は、複数のサービスに含まれる所定のサービスの提供元からユーザ情報を取得した場合において、統合情報84において所定のサービスの提供元が提供した項目情報と同じ種別の項目情報が対応付けられていない場合、統合情報84に所定のサービスの提供元により提供されたユーザの登録情報の項目情報を対応付けて統合情報84を生成する。
例えば、情報処理装置60は、複数のサービスに含まれる所定のサービスの提供元からユーザ情報を取得した場合において、統合情報84において所定のサービスの提供元が提供した項目情報と同じ種別の他の所定のサービスの提供元が提供したユーザ情報の項目情報が対応付けられている場合、以下の処理を行ってもよい。情報処理装置60は、例えば、統合情報84の他のサービスの提供元が提供した項目情報に加え、所定のサービスの提供元により提供された項目情報を更に統合情報84に対応付けてもよい。例えば、この場合、統合情報84には、複数の同じ種別の項目情報が対応付けられる。また、情報処理装置60は、統合情報84の項目情報を他のサービスの提供元により提供された項目情報に更新してもよい。例えば、他のサービスが、ユーザに、その項目情報が最新であることを確認した場合、情報処理装置60は、確認結果に基づいて、項目情報を更新する。
統合情報84が生成される際に、例えば、以下の処理が行われてもよい。情報処理装置60は、複数のサービスの提供元から取得した情報の内容、情報の種別、情報の形式、または情報に関連付けられたラベルの一部または全部に基づいて、情報がユーザ情報であると判別した場合、情報をユーザ情報として集約する。情報処理装置60は、情報の内容を認識し、その情報が、統合情報84で管理する対象のユーザの氏名や、住所、メールアドレスなどの情報であると判定した場合、その情報をユーザ情報として統合情報84の対象の項目に対応付ける。また、情報処理装置60は、例えば、情報の形式が所定の形式であると判定した場合、その情報をユーザ情報として統合情報84の対象の項目に対応付ける。例えば、アルファベット、数字またはこれらの組み合わせの後に「@」があり、「@」の後に「****.cоm」などのドメインと推定される文字列が含まれる場合、情報処理装置60は、この情報はユーザのメールアドレスと判別する。情報処理装置60は、予め保持する辞書情報に基づいて、ドメインを推定してもよいし、予め定められた文字列(例えば「.cоm」など)を有する場合、この情報はメールアドレスと推定する。また、情報処理装置60は、サービスの提供元から、項目情報の種別を示すラベル(例えば氏名の情報であることを示すラベルやメールアドレスの情報であることを示すラベル)と共に、そのラベルの情報を取得し、取得した情報に基づいて、統合情報84を生成してもよい。
例えば、サービスサーバ40ごとに、情報処理装置60に送信する情報の形態が異なることがある。この場合、情報処理装置60は、上記のように情報の内容や、種別、形式、ラベルなどを参照して、取得した情報がどのような項目情報に該当するかを判別することができる。例えば、サービスサーバ40-1は、「email;XXX@XXX.cоm」を送信し、サービスサーバ40-2は、「mail address;XXX@XXX.cоm」を送信することがある。このようにメールアドレスの項目の表記に相違がある場合であっても、情報処理装置60は、例えば、所定の辞書情報や、キーワード、文字の意味を解析して、これらがメールアドレスに該当することを判別することができる。このように、情報処理装置60は、サービスサーバ40が異なる形態の情報を提供する場合であっても、具体的な情報の形式の類似性などを加味して、いわゆる名寄せを行って情報がどの項目情報に該当するかを突き合わせることができる。なお、サービスサーバ40が、情報処理装置60から情報を受け取る場合も、上記のように情報の形式の類似性などを加味して、受け取った情報の種別を判別してもよい。
このように、情報処理装置60は、決済サーバ20やサービスサーバ40から取得した情報を統合して、情報を補完することで、詳細なユーザ情報を取得することができる。
[信用情報]
生成部65は、例えば、統合情報84または電子決済アプリケーションプログラムによって取得された情報(決済サーバから情報処理装置60に提供された情報)の一方または双方に基づいて、信用情報86を生成する。信用情報86は、上記のように特定のサービスに利用される情報であってもよいし、サービスを問わずに利用され、ユーザの信用を全般的に表す情報として利用されてもよい。電子決済アプリケーションプログラムによって取得された情報(決済サーバから情報処理装置60に提供された情報)または決済サービス情報72は、「サービス関連情報」の一例である。
生成部65は、例えば、統合情報84または電子決済アプリケーションプログラムによって取得された情報(決済サーバから情報処理装置60に提供された情報)の一方または双方に基づいて、信用情報86を生成する。信用情報86は、上記のように特定のサービスに利用される情報であってもよいし、サービスを問わずに利用され、ユーザの信用を全般的に表す情報として利用されてもよい。電子決済アプリケーションプログラムによって取得された情報(決済サーバから情報処理装置60に提供された情報)または決済サービス情報72は、「サービス関連情報」の一例である。
図12は、信用情報86が生成される処理について説明するための図である。図12の例では、例えば、ユーザが後払いや、ローンを利用する際に用いられる信用情報86が生成される例について説明する。生成部65は、統合情報84から取得したユーザの信用度を生成するための情報(例えば、年収、家族構成、住まいが賃貸か持ち家か、ローン残高など)と、決済サービス情報72から取得したユーザの信用度を生成するための情報(決済サービスの利用額や、利用パターン、会社などの所定の機関から入金状況)とに基づいて、信用度を導出する。利用パターンとは、例えば、利用パターンを決定するための複数の要素の組み合わせに応じたパターンである。要素とは、利用頻度や、利用回数、利用ごとの利用額、所定期間の利用額などを含む。
例えば、生成部65は、統合情報84に含まれる各要素と、決済サービス情報72に含まれる各要素とをスコア化して、このスコア化したスコアを統計的に処理して、信用度を生成してもよい。信用度は、スコアでもよいし、信用度あり、なしのような2値や、信用度が高い、中、低いなどの他段階の評価であってもよい。
また、例えば、生成部65は、統合情報84に含まれる各要素のうち一部の要素と、決済サービス情報72に含まれる各要素のうち一部の要素とに基づいてスコアを生成し、この手法により生成したスコアを統計的に処理して信用度を生成してもよい。
生成部65は、予め保持している収入情報と、所定期間の利用額とを比較して、比較の結果が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、信用度を低く設定してもよい。例えば、生成部65は、収入(月収)に対する利用額の割合に基づいて信用度を生成してもよい。例えば、利用額の割合が閾値以上である場合、信用度は低い傾向で生成され、利用額の割合が閾値未満である場合、信用度は高い傾向で生成される。また、利用額の割合が閾値以上である場合において割合が高いほど、信用度は低い傾向で生成されてもよい。
また、生成部65は、決済を行った店舗の種別や決済された商品(サービス)の種別を加味して、信用度を生成してもよい。生成部65は、例えば、所定の種別の店舗での決済または所定の種別の商品(またはサービス)の決済が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、信用度を低く設定してもよい。例えば、生成部65は、第1種別の店舗や第1種別の商品に関する決済の頻度が高い場合、信用度は低い傾向で信用情報を生成してもよい。第1種別の店舗とは、例えば、日常生活で必須でない店舗(例えば嗜好品や趣味で利用する商品やサービスを提供している店舗等)であり、第1の種別の商品とは、日常生活で必須でない商品(嗜好品や趣味で利用する商品等)である。
例えば、生成部65は、第2種別の店舗や第2種別の商品に関する決済の頻度が高い場合、信用度は高い傾向で信用情報を生成してもよい。第2種別の店舗とは、例えば、自己研鑽や仕事に役立つ商品やサービスを提供している店舗(例えば書店や資格取得スクール等)であり、第2の種別の商品とは、自己研鑽や仕事に役立つ商品(書籍や資格取得のための教材等)である。また、生成部65は、持ち家のユーザの信用度を高くし、家族を有するユーザの信用度を高くする傾向で信用情報を生成してもよい。
また、生成部65は、サービスが提供される前におけるユーザの統合情報84と、決済サービス情報72と、サービスが提供された後のユーザの行動とに基づいて、信用度を生成するための基準情報を生成してもよい。生成部65は、例えば、サービスがローンサービスである場合、ローンの返済が遅滞なく行われているユーザの特徴や要素のパターンを統合情報84または決済サービス情報72から導出して、導出した結果に基づいて、基準情報を生成してもよい。
例えば、年収○○〇万円から年収×××万円であり、家族構成が所定のパターンである場合、ローンの返済が遅滞なく行われている傾向であることが過去の実績で確認された場合、生成部65は、この情報に基づいて、年収○○〇万円から年収×××万円であり、家族構成が所定のパターンのユーザの信用度が高く導出される傾向となる基準情報を生成する。また、例えば、月収に対する利用額が○○パーセントからから××パーセントであり、利用パターンが所定のパターンである場合、ローンの返済が遅滞なく行われている傾向であることが過去の実績で確認された場合、生成部65は、この情報に基づいて、月収に対する利用額が○○パーセントからから××パーセントであり、利用パターンが所定のパターンのユーザの信用度が高く導出される傾向となる基準情報を生成する。
生成部65は、定期的に所定の機関から入金が行われている場合(チャージが行われている場合)、入金が行われていない場合よりも、信用度を高く設定する。例えば、所定の会社などから入金が定期的に行われている場合、収入が安定している、または副収入が定期的にあると推測されるため、信用度は高く生成されてもよい。
図13は、基準情報88の内容の一例を示す図である。基準情報88は、信用度に対して、統合情報84または決済サービス情報72の要素の一部または全部が対応付けられた情報である。具体的には、信用度に対して、年収のレンジや、所定期間の利用額のレンジ、入金状況等が対応付けられた情報である。例えば、生成部65は、例えば、基準情報88を検索して、年収のレンジA、利用額のレンジa、および入金状況のレンジ1のユーザの信用度は、信用度Aである情報を生成する。
生成部65は、家計簿アプリケーションプログラムや家計簿サービスを提供するサービスサーバ40から取得した収支の情報を加味して、信用度を生成してもよい。収支の情報には、例えば、借入金の月々の返済額や、家賃など種々の情報が含まれてもよい。例えば、この収支の情報に、上述した決済サービス情報72などの情報が加味されることで、より信頼性の高い信用度が生成される。また、生成部56は、銀行が提供しているアプリケーションプログラムなど、ユーザの資産やローン残高の情報を管理しているアプリケーションプログラムから情報を取得し、取得した情報に基づいて、より信頼性の高い信用度を生成してもよい。
生成部65は、電子決済アプリケーションプログラムから取得した位置情報(要素の一例)を利用して、信用度を示す情報を生成してもよい。位置情報とは、電子決済サービスが利用された位置であってもよい、電子決済サービスの利用とは関係がないユーザ(端末装置)の位置情報であってもよい。例えば、生成部65は、所定の位置情報の履歴を有するユーザの信用度は低い傾向であるという知見が得られた場合、その位置情報の履歴に類似する履歴を有するユーザの信用度を低く生成する。また、生成部65は、位置情報に基づいて、所定の場所を訪れているユーザの信用度が高い傾向であるという知見が得られた場合、その場所を訪れているまたは所定の頻度で訪れているユーザの信用度を高く生成してもよい。
生成部65は、学習済モデルを利用して信用度を生成してもよい。学習済モデルは、上述した統合情報84または決済サービス情報72の要素の一部または全部を入力すると、信用度を示す情報を出力するニューラルネットワークなどのモデルである。学習済モデルは、統合情報84または決済サービス情報72の要素の一部または全部を入力すると、予め実績として得られた正解データである信用度を示す情報を出力するように学習されたモデルである。
[シーケンス]
図14は、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、端末装置10が、サービスサーバ(決済サーバ20またはサービスサーバ40)にアクセスしてサービスの提供の依頼を行う(S100)。次に、端末装置100の電子決済アプリケーションプログラムが、情報処理装置60に、サービスサーバにアクセスしてサービスの提供の依頼を行ったことを示す情報を送信する(S102)。
図14は、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、端末装置10が、サービスサーバ(決済サーバ20またはサービスサーバ40)にアクセスしてサービスの提供の依頼を行う(S100)。次に、端末装置100の電子決済アプリケーションプログラムが、情報処理装置60に、サービスサーバにアクセスしてサービスの提供の依頼を行ったことを示す情報を送信する(S102)。
次に、情報処理装置60の情報管理部64が、アクセス先のサービスサーバ40に信用情報の提供が必要か否かを判定する(S104)。例えば、情報処理装置60の記憶部70には、信用情報86の提供が必要なサービスサーバ40の識別情報が記憶され、情報管理部64は、この情報を参照して、信用情報の提供の要否を判定する。信用情報86の提供が必要なサービスサーバ40は、サービスをユーザに提供する際に信用情報86を参照してサービスの提供の有無を判定するサービスの提供元が管理するサービスサーバ40である。
次に、情報管理部64が、当該サービスサーバ40において不足している情報を統合情報84から抽出する(S106)。不足している情報とは、サービスサーバ40がユーザにサービスを提供するために必要な情報であって、サービスサーバ40が保持していない情報である。
次に、情報処理装置60の提供部66が、信用情報86および不足している情報をサービスサーバ40に提供する(S108)。次に、サービスサーバ40は、信用情報86、ユーザから取得した情報、または情報処理装置60から取得した情報に基づいて、ユーザにサービスを提供するか否かを判定する(S110)。次に、サービスサーバは、S110の判定の結果を端末装置10に送信する(S112)。
上記のS110でサービスサーバ40が情報処理装置60からユーザ情報を取得し、取得した情報によってサービスを提供するために必要な情報が揃い、且つそれらの情報がサービスを提供するための条件を満たしている場合、サービスサーバ40は、ユーザにサービスを提供する。
上記のS110でサービスサーバ40が情報処理装置60からユーザ情報を取得し、取得した情報によってサービスを提供するために必要な情報が揃い、且つそれらの情報がサービスを提供するための条件を満たしていない場合、サービスサーバ40は、ユーザにサービスを提供することができないことを示す情報をユーザに提供する。
上記のように、サービスサーバ40は、情報処理装置60に提供された情報を用いて、ユーザにサービスを提供するかを決定することができるため、サービスの提供を円滑に行うことができる。また、情報をサービスサーバ40に提供するユーザの手間が軽減されるため、ユーザの利便性が向上する。
上記の例において、サービスサーバ40は、自装置が保持していなく且つサービスの提供に必要なユーザ情報の提供を情報処理装置60に依頼してもよい。例えば、サービスサーバ40は、ユーザの氏名や住所を保持しているが、年収や家族構成の情報を保持していなく、この情報がサービスを提供する際の審査に用いる情報である場合、この情報の提供を情報処理装置60に依頼してもよい。この場合、情報処理装置60は、依頼に応じてサービスサーバ40が保持していない項目情報を、ユーザ情報を集約した統合情報84から抽出し、抽出した項目情報をサービスサーバ40に提供する。これにより、情報処理装置60の処理負荷を軽減しつつ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、情報処理装置60は、信用情報に代えて(加えて)、またはサービスサーバ40がリクエストした情報に加えて、参考情報(「ユーザの特性を示す情報」または「信用度を推定するための情報」の一例)もサービスサーバ40に提供してもよい。参考情報とは、信用情報や、リクエストされた情報と共に提供することで、サービスサーバ40が、ユーザがどのような人物であるかを推認するのに役立つ情報である。例えば、サービスサーバ40が、サービスの提供に関する判断のために、年収の情報をリクエストとした場合、情報処理装置60は、例えば、年収の情報と共に、信用情報や参考情報をサービスサーバ40に提供してもよい。参考情報は、例えば、決済サービスの利用額(月々の平均の利用額)である。例えば、サービスサーバ40は、情報処理装置60からユーザの年収(例えば800万円)と、参考情報(月々の平均利用額20万円や月ごとの利用額)の情報に基づいて、ユーザの支払い能力や信用を判断して、サービスの提供の可否を判定してもよい。また、参考情報は、ユーザが決済を行った店舗名や店舗の種別、決済された商品等の情報を含んでもよい。例えば、サービスサーバ40は、利用額の割引が年収に対して高い場合であっても、店舗名や店舗の種別、決済された商品等の情報が所定の条件を満たす場合、サービスを提供すると判断することができる。所定の条件とは、ユーザが堅実な買い物等を行っていると推認される条件であり、例えば、生活に必須な商品等の購入のために決済を行っていることや、複数のユーザから得られた情報から生成された決済の特性を示す条件(サービスを提供しても問題ないとされる特性を示す条件)である。
また、情報処理装置60は、サービスサーバ40のリクエストに対して、リクエストされた情報に加え(または代えて)、代替情報(「ユーザの特性を示す情報」または「信用度を推定するための情報」の一例)をサービスサーバ40に提供してもよい。すなわち、情報処理装置60は、サービスサーバ40から所定のユーザの特性を示す情報の提供の依頼に応じて、依頼に係る所定のユーザの特性を示す情報に加えて(または代えて)、依頼に係る所定のユーザの特性を示す情報とは異なるユーザの特性を示す情報をサービスサーバ40に提供する。例えば、情報処理装置60は、年収の情報がリクエストされた場合、これに代えて(または加えて)、代替情報として月々の平均利用額(例えば2万円)や月ごとの利用額の情報をサービスサーバ40に提供してもよい。例えば、サービスサーバ40は、月々の平均利用額に基づいて、サービスの利用を判断することができる。
例えば、情報処理装置60は、対応テーブルを参照して、サービスサーバ40に提供する情報を決定する。対応テーブルは、例えば、サービスサーバ40のリクエストと、サービスサーバ40に提供する情報(代替情報)とが対応付けられた情報である。例えば、所定のサービスサーバ40の第1のリクエストに対しては、第1の所定の情報を提供し、上記の所定のサービスサーバ40の第2のリクエストに対しては、第2の所定の情報を提供し、他のサービスサーバ40の第3のリクエストに対しては、第3の所定の情報を提供することが、対応テーブルにおいて対応付けられている。この取り決めは、例えば、サービスサーバ40ごとに取り決められている。具体的には、例えば、所定のサービスサーバ40から年収の情報のリクエストが送信された場合、月々の利用額の情報が提供され、例えば、他のサービスサーバ40から子供の有無の情報のリクエストが送信された場合、子供用品店での決済履歴の情報が提供される。
このように、情報処理装置60は、サービスサーバ40にとって役立つ情報をサービスサーバ40に提供することができる。また、このように情報処理装置60が情報をサービスサーバ40に提供することで、ユーザはサービスの利用などにおいてサービスサーバ40に情報を提供することを省略することができるため煩雑さが軽減される。
なお、サービスサーバ40が情報処理装置60から情報を取得し、取得した情報によってもサービスを提供するために必要な情報が揃っていない場合、サービスサーバ40は、ユーザに不足する情報の提供を依頼してもよい。この場合、端末装置10は、不足する情報の入力をユーザから受け付け、受け付けた情報をサービスサーバ40に送信する。サービスサーバ40は、送信された情報を登録したり、送信された情報を用いてサービスを提供するための条件を満たすか否かを判断したりし、送信された情報を情報処理装置60に提供し、情報処理装置60は、提供された情報を統合情報84に含める。例えば、ユーザの承諾が得られた場合、提供された情報が統合情報84に含められてもよい。
上記のように、サービスサーバ40は、不足する情報を情報処理装置60が有している場合、情報処理装置60から不足する情報を取得することができる。
情報処理装置60は、例えば、ユーザ情報から、ユーザが利用しようとしている所定のサービスの提供元が保持していない項目情報を抽出し、抽出された項目情報を所定のサービスの提供元に提供してもよい。例えば、情報処理装置60は、所定のサービスが指定した項目情報およびユーザの識別情報を取得し、取得した情報に基づいて、統合情報84から所定のサービスに提供する項目情報を抽出してもよい。
情報処理装置60は、所定のサービスサーバ40が有しているユーザ情報に含まれる項目情報(例えば住所やメールアドレス等)を取得し、取得した項目情報と、統合情報とを比較することで、所定のサービスサーバ40が有していないユーザ情報を、統合情報から抽出し、抽出した情報をサービスサーバ40に提供してもよい。例えば、情報処理装置60は、所定のユーザに関して、他のサービスサーバ40から取得した項目情報が、統合情報84に含まれる同じ種別の項目情報と合致するか否かを判定し、合致しない場合、合致しない項目情報を抽出して、抽出した項目情報をサービスサーバ40に提供してもよい。例えば、ユーザの項目情報「住所」が合致せず、他の項目情報は合致する場合、合致しなかった項目情報「住所」をサービスサーバ40に提供する。これにより、サービスサーバ40は、正しい住所をユーザに確認したり、情報の信憑性を確認したりすることができる。
なお、情報処理装置60は、項目情報をサービスサーバ40に提供した場合、提供した情報のユーザの確認の結果を取得し、取得した確認の結果に基づいて、統合情報84を更新してもよい。例えば、提供された項目情報を確認したユーザが、提供された項目情報は古く、更新する指示および更新のための項目情報をサービスサーバ40に提供した場合、情報処理装置60は、サービスサーバ40から、その旨の情報および新しい項目情報を取得し、取得した項目情報に基づいて統合情報84を更新してもよい。
サービスサーバ40は、他のサービスサーバ40が取得した情報を情報処理装置60から取得して利用する場合、ユーザに問い合わせてもよいし、インターフェース画面に情報をプリセットしてもよい。
図15は、他のサービスサーバ40が取得した情報を情報処理装置60から取得して利用する場合に表示されるインターフェース画面IM3の一例を示す図である。例えば、インターフェース画面IM3には、他のサービスで入力した情報をインターフェース画面IM3に表示することなくそのまま援用することを許諾する操作ボタンまたはユーザの情報の入力の手間を省くために他のサービスで入力した情報をインターフェース画面IM3の項目にプリセットすることを指示する操作ボタンが含まれてもよい。プリセットすることを指示する操作ボタンが操作されると、情報処理装置60により提供された情報がインターフェース画面IM3の対応する項目にプリセットされる。
他のサービスで入力した情報を援用することを許諾する操作ボタンが操作されると、例えば、図16のインターフェース画面IM4が端末装置10の表示部に表示される。図16は、ユーザが過去に他のサービスサーバ40に提供した情報を確認するためのインターフェース画面IM4の一例を示す図である。インターフェース画面IM4には、例えば、過去にユーザが他のサービスサーバに提供した電話番号や、メールアドレス、住所などの情報が含まれる。
ユーザは、例えば、インターフェース画面IM4に含まれる情報を確認し、過去に提供した情報と、現在の情報とを照合し、修正が必要な場合は修正を行い、修正が不要な場合は登録ボタンを操作することで情報を更新することができる。更新された情報は、サービスサーバ40および情報処理装置60に送信され、サービスサーバ40および情報処理装置60は、ユーザの情報を更新する。更新された情報が送信されるサービスサーバ40は、過去に情報処理装置60から更新される前の情報を取得したサービスサーバ40も含む。このため、所定のサービスサーバ40とユーザとの処理において、情報が更新されたことが判明した場合、更新前の情報を有しているサービスサーバ40にも情報が更新されたこと、および更新された内容が提供される。
図17は、インターフェース画面IM5の一例を示す図である。例えば、サービスサーバ40が、情報処理装置60から必要な情報を取得することができない場合、必要な情報をユーザが入力するためのインターフェース画面IM5が端末装置10の表示部に表示される。例えば、サービスサーバ40は、ユーザの昨年度の年収や勤続年数の情報が必要であったが、情報処理装置60からこれらの情報を取得することができなかった場合、ユーザに情報の提供を依頼する。このように、不足する情報のみをユーザに提供するように依頼することができる。
[具体例(その1)]
図18は、決済サーバと端末装置10とにより実行される処理について説明するための図(その1)である。決済サーバ20は、ユーザの端末装置10にインストールされた電子決済アプリケーションプログラムと連携して、電子決済サービスとは異なるサービスに関するアプリケーションプログラムを起動させるための複数の種類のアイコン(ミニアプリのアイコン)を端末装置10の表示部に表示させる。
図18は、決済サーバと端末装置10とにより実行される処理について説明するための図(その1)である。決済サーバ20は、ユーザの端末装置10にインストールされた電子決済アプリケーションプログラムと連携して、電子決済サービスとは異なるサービスに関するアプリケーションプログラムを起動させるための複数の種類のアイコン(ミニアプリのアイコン)を端末装置10の表示部に表示させる。
端末装置10の表示部には、インターフェース画面IM6が表示される。インターフェース画面IM6には、複数のミニアプリ起動アイコンが表示されている。ミニアプリは、ミニアプリに対応するサービス提供元が決済サービス内で起動可能なように開発したアプリケーションである。例えば、ミニアプリは、電子決済アプリケーションプログラム内で起動し、webビュー機能を用いて各種画面を表示する。ミニアプリが起動すると、端末装置10は、ミニアプリに対応付けられたサービスサーバ40のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスし、webビュー機能により、サービスサーバ40が提供するコンテンツを表示部に表示させる。ミニアプリは、例えば、タクシーの配車アプリや、ショッピングアプリ、フリマアプリ、銀行アプリ、ローンアプリなど種々のミニアプリを含む。
アイコンの操作が行われた場合、アイコンに対応付けられたサービスサーバ40に端末装置10をアクセスさせ、端末装置10の表示部にサービスサーバ40が提供するコンテンツを表示される。サービスサーバ40は、アイコンの操作に応じて電子決済アプリケーションプログラムと連携してユーザの端末装置10にアイコンに対応するサービスを提供する。アイコンには、アイコンに対応するサービスを提供するサービスサーバ40が提供するコンテンツへのリンクが設定されている。決済サーバ20と、電子決済アプリケーションプログラムとは、連携してサービスサーバ40が提供するコンテンツを端末装置10に表示させる。連携してとは、例えば、決済サーバ20が、コンテンツの提供元のアクセス先(リンク)を電子決済アプリケーションプログラムに事前に提供することである。
例えば、ユーザが既にインストール済のローンアプリに対してタップ操作等をすると、ローンアプリが起動して、ローンアプリが提供するインターフェース画面IM6A(ローンアプリに対応するサービスサーバ40が提供するコンテンツ)が表示部に表示される。インターフェース画面IM6Aは、ローンの申し込みのために、ユーザ情報を入力するための画面である。例えば、決済サーバ20または情報処理装置60がユーザ情報を保持していない場合、ユーザがユーザ情報を入力すると、画面はインターフェース画面IM6Bに遷移する。インターフェース画面IM6Bは、公的な機関により発行された証明書をアップロードするための画面である。
インターフェース画面IM6Bにおいて、ユーザが証明書をアップロードすると、サービスサーバ40は、アップロードされた証明書の情報を取得する。更に、上述した処理の中で、ローンサービスを提供するサービスサーバ40は、情報処理装置60から信用情報86を取得する。サービスサーバ40が、証明書や入力されたユーザ情報、信用情報86に基づいて、ローンの審査を行う。サービスサーバ40は、ローンの審査結果を端末装置10に送信する。例えば、ローンの審査結果としてユーザが借りることができる金額が端末装置10の表示部に表示される。
[具体例(その2)]
図19は、決済サーバと端末装置10とにより実行される処理について説明するための図(その2)である。図17の説明との相違点について説明する。例えば、決済サーバ20または情報処理装置60がユーザ情報および証明書の情報を保持している場合、ユーザ情報がインターフェース画面IM7Aにおいてプリセットされる。ユーザがプリセットされた情報を確認すると、インターフェース画面IM7B(図15のインターフェース画面IM6Bに対応する画面)への遷移が省略され、インターフェース画面IM7Cに遷移する。そして、サービスサーバ40は、保持している証明書の情報や、ユーザ情報、信用情報86等に基づいて、審査を行い、審査結果をユーザに送信する。
図19は、決済サーバと端末装置10とにより実行される処理について説明するための図(その2)である。図17の説明との相違点について説明する。例えば、決済サーバ20または情報処理装置60がユーザ情報および証明書の情報を保持している場合、ユーザ情報がインターフェース画面IM7Aにおいてプリセットされる。ユーザがプリセットされた情報を確認すると、インターフェース画面IM7B(図15のインターフェース画面IM6Bに対応する画面)への遷移が省略され、インターフェース画面IM7Cに遷移する。そして、サービスサーバ40は、保持している証明書の情報や、ユーザ情報、信用情報86等に基づいて、審査を行い、審査結果をユーザに送信する。
例えば、証明書のアップロードの必要なユーザは、アップロードの煩雑さから、手続きが完了する前に手続きを行うことから離脱する離脱度合が所定度合以上である傾向となる場合がある。これに対して、上記のように情報処理装置60か証明書の情報を提供することによりアップロードが省略されれば、手続きの煩雑さは解消されて、離脱度合は減少する傾向となることが予測される。
更に、サービスサーバ40は、信用情報86を情報処理装置60から取得し、この信用情報86を用いて、ユーザにサービスを提供するか否かを決定することができる。これにより、サービスサーバ40は、サービスを提供するか否かをより適切に判定することができる。
[対価について]
情報処理装置60は、サービスサーバ40から対価を取得してもよい。図20は、情報処理装置60とサービスサーバ40との間で授受される対価について説明するための図である。例えば、ユーザがサービスサーバ40に第1サービスの提供を依頼し、サービスサーバ40が情報処理装置60からユーザ情報または信用情報86を取得した場合、サービスサーバ40の管理者は、情報処理装置60の管理者に対価を支払う。
情報処理装置60は、サービスサーバ40から対価を取得してもよい。図20は、情報処理装置60とサービスサーバ40との間で授受される対価について説明するための図である。例えば、ユーザがサービスサーバ40に第1サービスの提供を依頼し、サービスサーバ40が情報処理装置60からユーザ情報または信用情報86を取得した場合、サービスサーバ40の管理者は、情報処理装置60の管理者に対価を支払う。
ユーザがサービスサーバ40に第2サービスの提供を依頼し、サービスサーバ40が情報処理装置60からユーザ情報または信用情報86を取得した場合、サービスサーバ40の管理者は、情報処理装置60の管理者に対価を支払う。第2サービスは、第1サービスよりも詳細なユーザ情報に基づいて、ユーザにサービスを提供するかが判断されるサービスである。第2サービスに応じた対価は、第1サービスに応じた対価よりも高く設定されている。例えば、第1サービスは、決済サービスを利用するための登録であり、第2サービスは、ローンを設定するサービスや金銭を借りるサービスなどである。
例えば、ユーザは、ユーザ情報に変更が生じた場合、情報処理装置60(またはサービスサーバ40)にアクセスして、ユーザ情報の更新をしてもよい。この場合、情報処理装置60は、ユーザ情報を保持しているサービスサーバ40に更新されたユーザ情報を提供してもよい。これにより、サービスサーバ40は、ユーザがから直接、ユーザ情報が更新された情報を得ていなくても、情報処理装置60から更新された情報を得ることで、ユーザ情報を更新することができる。
例えば、ユーザの信用情報86が更新された場合、情報処理装置60は、サービスサーバ40に更新した信用情報86を送信してもよい。これにより、サービスサーバ40は、より精度の高い信用情報86を利用して、サービスの提供に関する判定を行うことができる。
サービスサーバ40が統合情報84の生成または統合情報84の更新に寄与した場合、このサービスサーバ40に対して、上述した対価の支払いの割引が行われたり、インセンティブが付与されたりしてもよい。例えば、サービスサーバ40が、ユーザからユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を情報処理装置60に提供する。このユーザ情報の項目情報が、統合情報84に対応付けられていなく新たに統合情報84に対応付けられた場合や、既に登録されているが既に登録された情報と今回取得したユーザ情報とは異なる情報であり今回取得したユーザ情報に登録されたユーザ情報が更新された場合などのように、サービスサーバ40の処理等が、統合情報84の生成や更新に寄与した場合、サービスサーバ40の貢献度に応じて、割引やインセンティブの付与が行われる。
なお、「ユーザの特性を示す情報」は、ユーザの信用度を示す情報に代えて、加えて、ユーザのパーソナリティを示す情報であってもよい。パーソナリティを示す情報とは、例えば、病気になりやすい傾向や、事故に遭遇しやすい傾向、家族構成などユーザの人柄や個性、属性などを示す情報である。生成部65は、上述したように統合情報84または決済サービス情報72の一部または全部の要素を用いて、上述した考え方に基づいて、ユーザの特性を示す情報を生成する。例えば、ユーザが、たばこやお酒を電子決済サービスにより大量に購入する行為を繰り返し、このようなユーザは病気になる確率が高いという知見が得られている場合、生成部65は、そのような行為を行っているユーザに対しては病気になる確率が高いというユーザの特性を示す情報を生成する。例えば、入院保険などを提供するサービスサーバ40は、このユーザの保険の加入に対して、上記のユーザの特性を示す情報を参照して、保険料を決定したり、サービスの提供を保留したりしてもよい。
以上説明したように、情報処理装置60によれば、ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得し、取得されたサービス関連情報に基づいて、ユーザの特性を示す情報を生成することにより、より有益な情報を取得することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1‥情報処理システム、10‥端末装置、20‥決済サーバ、22‥取得部、24‥決済管理部、26‥決済処理部、30‥記憶部、32‥決済サービス情報、34‥支払い情報、36‥入金情報、40‥サービスサーバ、60‥情報処理装置、62‥取得部、64‥情報管理部、65‥生成部、66‥提供部、68‥対価管理部、70‥記憶部、72‥決済サービス情報、74‥支払い情報、76‥入金情報、78‥決済サービスユーザ情報、80‥第1サービスユーザ情報、82‥第2サービスユーザ情報、84‥統合情報、86‥信用情報
Claims (17)
- ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成する生成部と、
を備える情報処理装置。 - 前記ユーザの特性を示す情報は、前記ユーザの信用度を示す情報または信用度を推定するための情報の一方または双方である、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記サービス関連情報は、所定期間の前記電子決済サービスの利用額を含み、
前記生成部は、
予め保持している収入情報と、前記所定期間の利用額とを比較して、比較の結果が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、前記ユーザの特性を示す情報である信用度を低く設定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記サービス関連情報は、前記電子決済サービスが利用された店舗の種別を含み、
前記生成部は、
所定の種別の店舗の利用度合が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、前記ユーザの特性を示す情報である信用度を低く設定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記サービス関連情報は、前記電子決済サービスを利用して決済した商品またはサービスの種別を含み、
所定の種別の商品またはサービスに対する利用度合が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、前記ユーザの特性を示す情報である信用度を低く設定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記サービス関連情報は、前記電子決済アプリケーションプログラムにより取得された位置情報を含み、
前記生成部は、
前記位置情報が基準を満たす場合、基準を満たさない場合よりも、前記ユーザの特性を示す情報である信用度を低く設定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記サービス関連情報は、前記電子決済サービスのチャージ残高のチャージ状況を含み、
前記生成部は、
定期的に所定の機関から前記チャージ残高にチャージが行われている場合、前記チャージが行われていない場合よりも、前記ユーザの特性を示す情報である信用度を高く設定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、ユーザの収入と支出とを管理するアプリケーションプログラムによって管理されている収入と支出とを示す収支情報を取得し、
前記生成部は、前記収支情報を加味して、前記ユーザの特性を示す情報を生成する、
請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 電子決済サービスを提供する決済部を更に備え、
前記決済部は、
ユーザの端末装置にインストールされた前記電子決済アプリケーションプログラムと連携して、前記電子決済サービスとは異なる複数のサービスに関する複数のアプリケーションプログラムのそれぞれを起動させるための複数の種類のアイコンを前記端末装置に表示させる、
請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記アイコンには、前記アイコンに対応するサービスを提供するサービスサーバが提供するコンテンツへのリンクが設定されている、
請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記特性を示す情報を、前記ユーザがサービスの利用を申し込んでいるサービスサーバに提供する提供部を備える、
請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特性を示す情報を、前記ユーザがサービスの利用を申し込んでいるサービスサーバからの依頼に応じて提供する提供部を備える、
請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、前記サービスサーバから所定のユーザの特性を示す情報の提供の依頼に応じて、前記依頼に係る前記所定のユーザの特性を示す情報に加えてまたは代えて、前記依頼に係る前記所定のユーザの特性を示す情報とは異なる前記ユーザの特性を示す情報を前記サービスサーバに提供する、
請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記提供部が、前記特性を示す情報を、当該サービスの提供元に提供した場合、当該サービスの提供元から対価を取得するための処理を行う対価処理部を更に備える、
請求項11から13のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成する生成部と、
ユーザの端末装置にインストールされた前記電子決済アプリケーションプログラムと連携して、前記電子決済サービスとは異なる複数のサービスに関する複数のアプリケーションプログラムのそれぞれを起動させるための複数の種類のアイコンを前記端末装置に表示させる決済部と、
を備える情報処理装置、および
前記アイコンに対応付けられ、前記アイコンの操作に応じて前記アプリケーションプログラムと連携して前記ユーザの端末装置にアイコンに対応するサービスを前記ユーザに提供するか否かを、前記特性を示す情報を参照して決定するサービスサーバ、
を備えるサービス提供システム。 - コンピュータが、
ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得し、
前記取得したサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成する、
情報処理方法。 - コンピュータに、
ユーザの識別情報がエンコードされたコード情報を表示部に表示させ、または店舗に設けられたコード情報を読み取って、決済サーバと連携して電子決済サービスを実行する電子決済アプリケーションプログラムが実行する電子決済サービスの利用によって得られたユーザのサービス関連情報を取得させ、
前記取得したサービス関連情報に基づいて、前記ユーザの特性を示す情報を生成させる、
プログラム。
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