JP2022182000A5 - - Google Patents

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本発明の実施形態による偏光子片の製造方法は、長尺状の表面保護フィルムであって、前記表面保護フィルムの長尺方向と直交する幅方向に間隔を空けて配置される複数の第1貫通穴を有する表面保護フィルムを、二色性物質を有する長尺状の偏光子に貼り合わせて、積層体を形成する工程と、前記複数の第1貫通穴から露出する偏光子の部分を、前記第1貫通穴を介して脱色処理し、前記偏光子に複数の非偏光部を形成する工程と、前記複数の非偏光部が形成された偏光子を含む積層体を、ロール状に巻き取る工程と、前記巻き取り後に、前記非偏光部を含む偏光子片を前記偏光子から複数切り出す工程と、を含み、前記表面保護フィルムは、前記複数の第1貫通穴のうち前記幅方向の一端に位置する第1貫通穴と、前記表面保護フィルムの前記幅方向の一端縁との間に位置する第2貫通穴をさらに有する。
1つの実施形態においては、前記複数の第1貫通穴のそれぞれの開口面積は、実質的に互いに同じであり、前記第2貫通穴の開口面積は、各前記第1貫通穴の開口面積に対して、0.5以上である。
1つの実施形態においては、前記複数の第1貫通穴のそれぞれの開口面積は、実質的に互いに同じであり、前記第2貫通穴の開口面積は、各前記第1貫通穴の開口面積に対して、0.5未満であり、前記第2貫通穴は、前記長尺方向に間隔を空けて複数配置される。
1つの実施形態においては、前記表面保護フィルムは、前記複数の第1貫通穴のうち前記幅方向の他端に位置する第1貫通穴と、前記表面保護フィルムの前記幅方向の他端縁との間に位置する第3貫通穴をさらに有する。
1つの実施形態においては、前記幅方向の一端に位置する第1の貫通穴と前記第2貫通穴との間の前記幅方向の間隔、および、前記第2貫通穴と前記表面保護フィルムの一端縁との間の前記幅方向の間隔のそれぞれは、前記複数の第1貫通穴のうち互いに隣り合う第1貫通穴の間の前記幅方向の間隔以下である。
図示例の偏光子片の製造方法は、複数の第1貫通穴1aを有する長尺状の表面保護フィルム1を、二色性物質を有する長尺状の偏光子21に貼り合わせて、積層体4を形成する工程(積層体の形成工程)と;複数の第1貫通穴1aから露出する偏光子21の部分を、第1貫通穴1aを介して脱色処理し、偏光子21に複数の非偏光部21aを形成する工程(偏光子の脱色処理工程)と;複数の非偏光部21aが形成された偏光子21を含む積層体4を、ロール状に巻き取る工程(積層体の巻取工程)と;巻き取り後に、非偏光部21aを含む偏光子片210を偏光子21から複数切り出す工程(偏光子片の切出工程)と;を含む。表面保護フィルム1は、長尺方向と直交する幅方向において、一端縁E1と、他端縁E2とを有する。複数の第1貫通穴1aは、表面保護フィルム1の幅方向に間隔を空けて配置される。表面保護フィルム1は、複数の第1貫通穴1aのうち幅方向の一端に位置する第1貫通穴1aと、表面保護フィルム1の幅方向の一端縁E1との間に位置する第2貫通穴1bをさらに有する。複数の貫通穴を有する表面保護フィルムを偏光子に貼り合わせた後、得られた積層体をロール状に巻き取ると、巻き締まりによって、積層体のロールの硬度(ロール内部応力)が局所的に高なる場合がある。とりわけ、積層体のロールの端部は、ロール内部応力が集中しやすく、硬度が高くなりやすい。この場合、積層体のロールにおける応力が集中する部分(具体的には、端部など)において、偏光子に打痕が生じるおそれがある。これに対して、上記のような方法によれば、表面保護フィルム1が、脱色処理に用いる複数第1貫通穴1aに加えて、幅方向の一端に位置する第1貫通穴1aと表面保護フィルム1の一端縁E1との間に位置する第2貫通穴1bを有しているので、積層体4のロール5の一端部にロール内部応力が集中することを抑制でき、積層体4のロール5の硬度(ロール内部応力)が局所的に高くなることを抑制できる。言い換えれば、ロール5における硬度(ロール内部応力)の均一性の向上を図ることができる。その結果、積層体4のロール5に含まれる偏光子21に打痕が生じることを抑制でき、偏光子21から、非偏光部21aを有し、かつ、外観に優れる偏光子片210を、複数切り出し得る。
[実施例1]
1.偏光板の作製
熱可塑性樹脂基材として、長尺状で、Tg約75℃である、非晶質のイソフタル共重合ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:100μm、幅:3900mm)を用い、樹脂基材の片面に、コロナ処理を施した。
ポリビニルアルコール(重合度4200、ケン化度99.2モル%)およびアセトアセチル変性PVA(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマー」)を9:1で混合したPVA系樹脂100重量部に、ヨウ化カリウム13重量部を添加したものを水に溶かし、PVA水溶液(塗布液)を調製した。
樹脂基材のコロナ処理面に、上記PVA水溶液を塗布して60℃で乾燥することにより、厚み13μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、130℃のオーブン内で縦方向(長手方向)に2.4倍に一軸延伸した(空中補助延伸処理)。
次いで、積層体を、液温40℃の不溶化浴(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、液温30℃の染色浴(水100重量部に対して、ヨウ素とヨウ化カリウムを1:7の重量比で配合して得られたヨウ素水溶液)に、最終的に得られる偏光子の単体透過率(Ts)が所望の値となるように濃度を調整しながら60秒間浸漬させた(染色処理)。
次いで、液温40℃の架橋浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを3重量部配合し、ホウ酸を5重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を、液温70℃のホウ酸水溶液(ホウ酸濃度4重量%、ヨウ化カリウム濃度5重量%)に浸漬させながら、周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に総延伸倍率が5.5倍となるように一軸延伸を行った(水中延伸処理)。
その後、積層体を液温20℃の洗浄浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを4重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させた(洗浄処理)。
その後、約90℃に保たれたオーブン中で乾燥しながら、表面温度が約75℃に保たれたSUS製の加熱ロールに接触させた(乾燥収縮処理)。
このようにして、樹脂基材上に厚み約5μmの偏光子を形成した。
得られた偏光子の表面(樹脂基材とは反対側の面)に、保護層としてのグルタルイミド構造を有するアクリル系樹脂フィルム(厚み:40μm)を、紫外線硬化型接着剤を介して貼り合せた。具体的には、硬化型接着剤の総厚みが約2.0μmになるように塗工し、ロール機を使用して貼り合わせた。その後、UV光線をアクリル系樹脂フィルム側から照射して接着剤を硬化させた。次いで、樹脂基材を剥離して、アクリル系樹脂フィルム(保護層)/偏光子の構成を有する偏光板(幅:1300mm)を得た。
2.第1の表面保護フィルム
長尺のエステル系樹脂フィルム(基材、厚み:38μm、幅:1300mm)の一方の表面に、アクリル系粘着剤を厚みが5μmになるように塗布して、第1の表面保護フィルムを得た。第1の表面保護フィルムに、ピナクル(登録商標)刃を用いて、直径3mmの第1貫通穴を、幅方向に220mmおきに形成した。また、複数の第1貫通穴が幅方向に並ぶ列を、長尺方向に310mmおきに形成した。また、図5に示すように、各列の数の第1貫通穴のうち幅方向の一端に位置する第1貫通穴と第1の表面保護フィルムの幅方向の一端縁との間に、直径3mmの第2貫通穴を形成した。第2貫通穴は、各列に含まれる複数の第1貫通穴を幅方向に一括して通る仮想線と重なるように配置した。
[実施例5]
図10に示すように、第1貫通穴の各列に対応して、複数の第2貫通穴に加えて、直径1mmの第3貫通穴を長尺方向に並ぶように複数形成したこと以外は、実施例4と同様にして、積層体のロールを得た。複数の第3貫通穴は、各列の数の第1貫通穴のうち幅方向の他端に位置する第1貫通穴と第1の表面保護フィルムの幅方向の他端縁との間に位置した。

Claims (5)

  1. 長尺状の表面保護フィルムであって、前記表面保護フィルムの長尺方向と直交する幅方向に間隔を空けて配置される複数の第1貫通穴を有する表面保護フィルムを、二色性物質を有する長尺状の偏光子に貼り合わせて、積層体を形成する工程と、
    前記複数の第1貫通穴から露出する偏光子の部分を、前記第1貫通穴を介して脱色処理し、前記偏光子に複数の非偏光部を形成する工程と、
    前記複数の非偏光部が形成された偏光子を含む積層体を、ロール状に巻き取る工程と、
    前記巻き取り後に、前記非偏光部を含む偏光子片を前記偏光子から複数切り出す工程と、を含み、
    前記表面保護フィルムは、
    前記複数の第1貫通穴のうち前記幅方向の一端に位置する第1貫通穴と、前記表面保護フィルムの前記幅方向の一端縁との間に位置する第2貫通穴をさらに有する、偏光子片の製造方法。
  2. 前記複数の第1貫通穴のそれぞれの開口面積は、実質的に互いに同じであり、
    前記第2貫通穴の開口面積は、各前記第1貫通穴の開口面積に対して、0.5以上である、請求項1に記載の偏光子片の製造方法。
  3. 前記複数の第1貫通穴のそれぞれの開口面積は、実質的に互いに同じであり、
    前記第2貫通穴の開口面積は、各前記第1貫通穴の開口面積に対して、0.5未満であり、
    前記第2貫通穴は、前記長尺方向に間隔を空けて複数配置される、請求項1に記載の偏光子片の製造方法。
  4. 前記表面保護フィルムは、
    前記複数の第1貫通穴のうち前記幅方向の他端に位置する第1貫通穴と、前記表面保護フィルムの前記幅方向の他端縁との間に位置する第3貫通穴をさらに有する、請求項1から3のいずれかに記載の偏光子片の製造方法。
  5. 前記幅方向の一端に位置する第1貫通穴と前記第2貫通穴との間の前記幅方向の間隔、および、前記第2貫通穴と前記表面保護フィルムの一端縁との間の前記幅方向の間隔のそれぞれは、前記複数の第1貫通穴のうち互いに隣り合う第1貫通穴の間の前記幅方向の間隔以下である、請求項1~4のいずれかに記載の偏光子片の製造方法。
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