JP2022181569A - 串刺し装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、串刺し装置に関し、特に、製品コストを低減できる串刺し装置に関する。
所定の大きさに成形された食品に串を刺す串刺し装置が知られている。例えば、特許文献1には、シュート22(食品供給部)から落下する蒟蒻を受け部9で受け止めた状態でカッター5によって切断し、その切断された蒟蒻に対し、串さしプッシャー17(駆動部)の動力で変位する押棒18(串押し棒)によって串11を刺す技術が記載される。
この技術では、串11が刺された蒟蒻を排出するための穴24がシュート22の下方に形成されており、蒟蒻に串11が刺される時には、受け部9によって穴24が塞がれている。一方、蒟蒻に串11が刺された後には、作動シリンダー10の動力によって受け部9が変位し、穴24を塞ぐ位置から受け部9が退くように構成される。これにより、串11が刺された蒟蒻を穴24から排出できる。
しかしながら、上述した従来の技術では、食品に串を刺すための動力に加え、串が刺された位置から食品を排出するための動力が別途必要になるため、串刺し装置の製品コストが増大するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、製品コストを低減できる串刺し装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の串刺し装置は、駆動部と、その駆動部の駆動力により串刺し方向に変位する串押し棒と、その串押し棒の前記串刺し方向における前方側に串を供給する串供給部と、その串供給部の前方側の載置領域に食品を供給する食品供給部と、を備え、前記串押し棒によって前記串を前記載置領域に向けて押し込むことにより、前記載置領域に載置された前記食品に前記串を刺すものであり、前記載置領域に向けて前記串刺し方向で変位し、串刺し後の前記食品を前方側へ押し出す食品押し棒と、その食品押し棒の前方側に形成され、串刺し後の前記食品を排出する排出口を有する前壁と、その前壁の前記排出口から前記食品が排出されることを規制する規制状態を形成可能な規制手段と、その規制手段によって形成される前記規制状態を解除する解除手段と、を備え、前記食品押し棒は、前記駆動部の駆動力によって変位し、前記食品押し棒が前記載置領域に進入する前に前記規制状態が前記規制手段によって形成され、前記食品押し棒が前記載置領域に進入している時に前記規制状態が前記解除手段によって解除される。
請求項1記載の串刺し装置によれば、食品の載置領域に向けて串刺し方向で変位し、串刺し後の食品を前方側へ押し出す食品押し棒と、その食品押し棒の前方側に形成され、串刺し後の食品を排出する排出口を有する前壁と、を備える。食品押し棒が載置領域に進入する前、即ち、串刺し後の食品が食品押し棒によって押し出される前は、排出口から食品が排出されることを規制する規制状態が規制手段によって形成される。これにより、串刺し中の食品が排出口から排出される(前方側に変位する)ことを抑制できるので、食品に串を刺すことができる。
一方、食品押し棒が載置領域に進入している時、即ち、串刺し後の食品が食品押し棒によって押し出されている時には、上記の規制状態が解除手段によって解除されるので、串刺し後の食品を排出口から排出できる。そして、食品押し棒は、串押し棒を変位させる駆動部の駆動力によって変位するため、串押し棒と食品押し棒とを共通の駆動部で変位させることができる。よって、食品を排出するための動力を別途設ける必要が無いため、串刺し装置の製品コストを低減できるという効果がある。
請求項2記載の串刺し装置によれば、請求項1記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。規制手段は、前壁に回転可能に取付けられ、排出口を開閉する蓋と、その蓋に排出口を閉じる方向の弾性力を付与する弾性体と、から構成される。これにより、弾性体の弾性力が付与された蓋によって排出口を閉鎖できるので、串刺し中の食品が排出口から排出されることを抑制できる。一方、弾性体の弾性力に抗して蓋を開放させることにより、串刺し後の食品を排出口から排出できる。よって、串刺し中の食品の排出を規制することと、串刺し後の食品の排出を許容することと、を簡易な構成で実現できるので、串刺し装置の製品コストを低減できるという効果がある。
請求項3記載の串刺し装置によれば、請求項2記載の串刺し装置の奏する効果に加え、解除手段は、蓋に向けて串刺し方向で変位し、蓋を押し開ける蓋押し棒から構成されるので、例えば、食品押し棒で押し出される食品によって蓋を開放する場合に比べ、食品に負荷が加わることを抑制できる。よって、食品が傷むことを抑制できるという効果がある。
請求項4記載の串刺し装置によれば、請求項3記載の串刺し装置の奏する効果に加え、蓋押し棒は、串押し棒を変位させる駆動部の駆動力によって変位するので、串押し棒と蓋押し棒とを共通の駆動部で変位させることができる。よって、蓋を開放するための動力を別途設ける必要が無いため、串刺し装置の製品コストを低減できるという効果がある。
請求項5記載の串刺し装置によれば、請求項4記載の串刺し装置の奏する効果に加え、蓋押し棒は、食品押し棒が載置領域に進入する前に蓋の開放を開始するので、食品が食品押し棒によって押し出される前に蓋の開放を開始できる。これにより、排出口を閉鎖する蓋に向けて食品が押し込まれることを抑制できるので、食品が傷むことを抑制できるという効果がある。
請求項6記載の串刺し装置によれば、請求項4又は5に記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。串押し棒、食品押し棒、及び、蓋押し棒が一体に形成される串刺しユニットと、その串刺しユニットをスライド面上でスライド変位させる車輪と、その車輪による串刺しユニットの変位を串刺し方向にガイドするレールと、を備える。これにより、串押し棒、食品押し棒、及び、蓋押し棒の各棒がユニット化された串刺しユニットの串刺し方向での変位をレールによってガイドできる。レールに沿う串刺しユニットの変位は、レールから串刺しユニットの取り外しが許容された状態でガイドされるので、串刺しユニットの変位をレールによってガイドしつつ、レールに対する串刺しユニットの着脱を容易にできる。よって、串刺しユニットのメンテナンス性を向上できるという効果がある。
請求項7記載の串刺し装置によれば、請求項6記載の串刺し装置の奏する効果に加え、食品押し棒または蓋押し棒の変位軌跡とスライド面との間に形成され、スライド面から突出する突起を備えるので、スライド面に向けた食品押し棒または蓋押し棒(串刺しユニット)の傾倒を突起によって規制できる。これにより、串刺しユニットをスムーズに変位させることができるという効果がある。
請求項8記載の串刺し装置によれば、請求項7記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。蓋は、排出口の上部においてスライド面と平行な軸回りに回転するので、蓋押し棒によって蓋を押し開ける際には、スライド面(下方)側に向けた反力が蓋押し棒に作用し、この反力によって蓋押し棒(串刺しユニット)が傾倒するおそれがある。これに対して請求項8では、突起が蓋押し棒の変位軌跡とスライド面との間に形成されるので、蓋を押し開ける時に生じる蓋押し棒(串刺しユニット)の傾倒を突起によって規制できる。これにより、串刺しユニットをスムーズに変位させることができるという効果がある。
請求項9記載の串刺し装置によれば、請求項8記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。突起は、串刺し前の初期位置において蓋押し棒の前端の下方または蓋押し棒よりも前方側に位置するので、蓋に比較的近い位置に突起を配置できる。これにより、蓋を押し開ける時の串刺しユニットの傾倒を突起によって効果的に規制できる。
この一方で、蓋押し棒の前端の下方または蓋押し棒よりも前方側に突起が形成される場合、串刺しユニットの着脱時や変位中に蓋押し棒が突起に干渉する(引っ掛かる)おそれがある。これに対して請求項9では、突起の後端側の上面には、スライド面に向けて下降傾斜する案内面が形成される。これにより、串刺しユニットの着脱時や変位中に、蓋押し棒が突起に干渉する(引っ掛かる)ことを抑制できるという効果がある。
請求項10記載の串刺し装置によれば、請求項9記載の串刺し装置の奏する効果に加え、突起は、蓋押し棒の変位軌跡とスライド面との間に形成され、蓋押し棒の前端側の下面には、前方側に向けて上昇傾斜する被案内面が形成されるので、突起の案内面に沿って蓋押し棒の被案内面をスライドさせることができる。これにより、蓋押し棒に被案内面が形成されていない場合に比べ、串刺しユニットの着脱時や変位中に、蓋押し棒が突起に干渉する(引っ掛かる)ことをより効果的に抑制できるという効果がある。
ここで、上記のような被案内面を食品押し棒の前端部に形成してしまうと、食品に対する食品押し棒の接触面積が小さくなってしまうため、食品を適切に押し出すことができなくなるおそれがある。これに対して請求項10では、食品押し棒の変位軌跡とスライド面との間には突起が形成されないので、上記のような被案内面を食品押し棒に形成することを不要にできる。よって、食品を食品押し棒によって適切に押し出すことができるという効果がある。
請求項11記載の串刺し装置によれば、請求項1から10のいずれかに記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。串押し棒および食品押し棒が一体に形成される串刺しユニットと、その串刺しユニットをスライド面上でスライド変位させる車輪と、その車輪による串刺しユニットの変位を串刺し方向にガイドするレールと、を備える。これにより、串押し棒おより食品押し棒の各棒がユニット化された串刺しユニットの串刺し方向での変位をレールによってガイドできる。レールに沿う串刺しユニットの変位は、レールから串刺しユニットの取り外しが許容された状態でガイドされるので、串刺しユニットの変位をレールによってガイドしつつ、レールに対する串刺しユニットの着脱を容易にできる。よって、串刺しユニットのメンテナンス性を向上できるという効果がある。
請求項12記載の串刺し装置によれば、請求項11記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。食品押し棒は、串供給部を挟んで一対に設けられ、串供給部は、串供給部から一対の食品押し棒の上方に突出する一対の突出部を備える。一対の突出部とスライド面との間に食品押し棒が挿入されるので、食品押し棒の左右方向への変位を串供給部によって規制できると共に、上方側への変位を突出部によって規制できる。これにより、レールから串刺しユニットの取り外しが許容されている場合であっても、串刺しユニットの変位を安定させることができる。即ち、食品を押し出す機能と、串刺しユニットの変位をガイドする機能とを食品押し棒に兼用させることができるという効果がある。
請求項13記載の串刺し装置によれば、請求項11又は12に記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。串供給部は、その後端部に形成され、串押し棒によって串を押し込むための被挿入孔を備え、串押し棒は、串刺し前の初期位置において被挿入孔に挿入される。スライド面上には、初期位置よりも後方側への串刺しユニットの変位を規制するストッパが形成されるので、被挿入孔から串押し棒が引き抜かれる方向に向けた串刺しユニットの変位をストッパによって規制できる。これにより、被挿入孔に串押し棒が挿入された状態を維持したまま串刺しを繰り返し行うことができるので、串刺し作業の作業性が向上するという効果がある。
請求項14記載の串刺し装置によれば、請求項13記載の串刺し装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。スライド面からのストッパの高さは、被挿入孔に対する串押し棒の抜き差しを許容可能な高さであるので、被挿入孔から串押し棒が引き抜かれる方向に向けた串刺しユニットの変位がストッパで規制されている場合であっても、レールに対する串刺しユニットの着脱を可能にできる。よって、被挿入孔に串押し棒が挿入された状態を維持して串刺し作業の作業性を向上させることと、串刺しユニットのメンテナンス性を向上させることとを両立できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1~図3を参照して、串刺し装置1の全体構成について説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態における串刺し装置1を構成する供給ユニット2の上面図であり、図1(b)は、図1(a)の矢印Ib方向視における供給ユニット2の側面図である。図2(a)は、串刺し装置1を構成する串刺しユニット3の上面図であり、図2(b)は、図2(a)の矢印IIb方向視における串刺しユニット3の側面図である。
図3(a)は、供給ユニット2に串刺しユニット3を装着した状態を示す串刺し装置1の上面図であり、図3(b)は、図3(a)のIIIb-IIIb線における串刺し装置1の断面図である。なお、図3(b)では、供給ユニット2に食品100及び串101が供給された状態を図示している。また、図3(b)では、理解を容易にするために、食品100にドット状のハッチングを付し、串101を2点鎖線で図示しており、以降の図においても同様とする。
図1~図3に示すように、串刺し装置1は、食品100及び串101(図3参照)を供給するための供給ユニット2と(図1参照)、その供給ユニット2に供給された食品100に串101を刺すための串刺しユニット3と(図2参照)、から構成される。なお、本実施形態の食品100は、前後方向に長く形成される直方体状の蒟蒻である。
串刺し装置1は、供給ユニット2の食品供給部20によって食品100を串刺し領域に供給し、その食品100に対し、串刺しユニット3の串押し棒30のスライド変位によって串101を刺すための装置である。この串刺し時における串刺しユニット3の変位方向(串刺し方向)(図1の左右方向)を串刺し装置1の前後方向、その前後方向と直交する方向であって串刺しユニット3が変位する変位面(スライド面24a)と平行な方向(図1(a)の上下方向)を左右方向、その左右方向および前後方向と直交する方向(図1(b)の上下方向)を上下方向と定義して説明する。
図1に示すように、供給ユニット2の食品供給部20は、上面が開放する箱状に形成され、食品供給部20の上部の開放部分から食品100(図3参照)の供給が可能に構成される。食品供給部20の内法は、食品100の外形寸法と同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成されている。
具体的には、食品供給部20の前端側(図1の左側)に位置する前壁20aと、後端側に(図1の右側)位置する後壁20bとの対向間隔は、直方体状の食品100の長手方向寸法と同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成される。また、食品供給部20の側面を構成する一対の側壁20c同士の左右方向(図1(a)の上下方向)の対向間隔は、食品100の幅方向寸法と同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成される。
よって、前壁20a、後壁20b、及び一対の側壁20cに取り囲まれる空間内に複数の食品100を投入することにより、それら複数の食品100が上下1列に並んだ状態で、食品供給部20の内部に保持される(図3参照)。この食品供給部20の内部において、最下部に位置する食品100を保持する領域が、食品100の「載置領域」である。
食品供給部20の前壁20aの前面には、ばね蝶番21を用いて板状の蓋22が固定されている。この蓋22は、食品100を食品供給部20から排出するための排出口20d(図5(a)参照)を開閉するためのものである。
食品供給部20の後壁20bには、串供給部23が固定される。串供給部23は、左右に所定間隔を隔てて対面する一対の板23aを備え、それら一対の板23aの前後の両端部分にはブロック体23b,23cが固定される。
串供給部23の内法は、丸棒状の串101(図3参照)の外形寸法と同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成されている。具体的には、串供給部23の一対の板23aの左右の対向間隔は、串101の外径と同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成される。また、ブロック体23b,23cの前後の対向間隔は、串101の長さと同一に(又は、それよりも僅かに広く)形成される。よって、一対の板23a及びブロック体23b,23cに取り囲まれる空間内に複数本の串101を投入することにより、それら複数の串101が上下1列に並んだ状態で、串供給部23の内部に保持される(図3参照)。
食品供給部20及び串供給部23は、前後に延びる板状のベース部24に支持され、ベース部24の上面には、左右に所定間隔を隔てる一対のレール25が固定される。レール25は、串刺しユニット3(図2参照)の前後方向に沿う変位をガイドするための板状の部材であり、このレール25が固定されるベース部24の上面は、串刺しユニット3をスライド変位させるスライド面24aである。
図2に示すように、串刺しユニット3は、串供給部23(図3参照)に供給された串101を前方側(図2の左側)に押し込むための串押し棒30を備える。串押し棒30は、前後に延びる丸棒状に形成されており、串押し棒30の後端側(図2の右側)の部位には、串刺しユニット3を手動で駆動させるための取っ手31が固定される。
取っ手31は、その前端部分を構成し上下(図2(b)の上下方向)に延びる第1部分31aと、その第1部分31aの上端から後方側に延びる第2部分31bと、その第2部分31bの後端から下方に延びる第3部分31cと、を備えるコ字状の部材である。
第1部分31a及び第3部分31cには、串押し棒30を挿入するための貫通孔(図示せず)が形成されており、それらの貫通孔に挿入された串押し棒30が第1部分31a及び第3部分31cに固定される。
取っ手31の左右の両面には、食品供給部20(図3参照)から食品100を押し出すための食品押し棒32が固定される。食品押し棒32は、前後に延びる角柱状の棒であり、串押し棒30を挟んで左右一対に設けられる。
一対の食品押し棒32の各々には、供給ユニット2の蓋22(図3参照)を開放するための蓋押し棒33が固定される。蓋押し棒33は、上面視においてL字状に形成される角柱状の棒であり、蓋押し棒33は、食品押し棒32の側面(左右方向における外面)から前方側に向けて突出している。
また、食品押し棒32には、蓋押し棒33の固定部分よりも後方側の部位に車輪34が回転可能に取付けられる。左右一対の車輪34を一組とすると、前後に所定間隔を隔てる2組の車輪34が食品押し棒32に軸支される。これらの複数の車輪34によって串刺しユニット3が前後に変位可能に支持される。即ち、串押し棒30、食品押し棒32、及び、蓋押し棒33の各棒を車輪34によって一体的にスライド変位(連動)させることができる。
次いで、図3~図5を参照して、供給ユニット2に串刺しユニット3を装着した串刺し装置1の詳細構成について説明する。図4(a)は、供給ユニット2に串刺しユニット3を装着した状態を示す串刺し装置1の側面図であり、図4(b)は、図4(a)の状態から串刺しユニット3を取り外す様子を示す串刺し装置1の側面図である。図5(a)は、図3(a)のVa-Va線における串刺し装置1の断面図であり、図5(b)は、図3(a)のVb-Vb線における串刺し装置1の断面図である。
図3及び図4に示すように、供給ユニット2のベース部24(スライド面24a)及びレール25は、串供給部23よりも後方側(図3及び図4の右側)に延びている。一対のレール25同士の左右方向(図3(a)の上下方向)における間隔は、串刺しユニット3の左右一対の車輪34の両端にわたる幅寸法と同一(又は、それよりも僅かに広く形成される)。これにより、一対のレール25の間に車輪34を嵌め込むことにより、前後に延びるレール25に沿った串刺しユニット3のスライド変位が可能になると共に、供給ユニット2に串刺しユニット3が装着された串刺し装置1が構成される。
このように、本実施形態では、串刺しユニット3の車輪34がレール25の間に挟まれているだけであり、レール25に沿う串刺しユニット3の前後方向の変位は、レール25から串刺しユニット3の取り外しが許容された状態でガイドされる。これは、レール25に対する串刺しユニット3の着脱を容易にして(図4(b)参照)、供給ユニット2及び串刺しユニット3の洗浄などのメンテナンス性を向上させるためである。
また、供給ユニット2の洗浄のし易さを考慮してスライド面24a上の凹凸を極力少なくするために、レール25の高さも比較的低く形成されている(本実施形態では、食品押し棒32の下面よりもレール25が下方に位置している)。
つまり、串刺しユニット3の車輪34とレール25との引っ掛かりは、比較的外れやすくなっているため、本実施形態では、レール25だけではなく、食品押し棒32によっても串刺しユニット3の変位をガイドする構成を採用している。
具体的には、食品押し棒32は、串供給部23の板23aを挟んで左右一対に設けられており(図3(a)参照)、食品押し棒32と板23aとの間の隙間は、レール25から車輪34が外れない程度に狭く(例えば、2mm以下に)形成されている。また、串供給部23のブロック体23cは、食品押し棒32よりも上方に位置する部位が左右に張り出しており(図3(a)参照)、この左右一対の張り出し部分は、食品押し棒32の上方側に向けて突出している。即ち、食品押し棒32は、ブロック体23cの張り出し部分とスライド面24aとの間に挿入される。
これにより、食品押し棒32の左右方向(図3(a)の上下方向)への変位を串供給部23の板23aによって規制できると共に、食品押し棒32の上方側への変位を、ブロック体23cの張り出し部分(突出部)の下面23c1(図4(a)参照)によって規制できる。よって、レール25から串刺しユニット3の取り外しが許容されている場合であっても、串刺しユニット3の変位を安定させることができる。言い換えると、後述する食品100を押し出す機能(図8参照)と、串刺しユニット3の変位をガイドする機能とを食品押し棒32に兼用させることができる。
また、串刺しユニット3の前方側(図3及び図4の左側)への変位時には、串押し棒30、食品押し棒32、及び蓋押し棒33の各棒がスライド面24aに向けて傾倒することがある。これは、串刺しユニット3の車輪34がレール25の間に挟まれているだけであることに加え、食品100や蓋22を押し込むために、食品押し棒32や蓋押し棒33を前方側に長く突出させる必要があり、串刺しユニット3の重心が前方側に偏り易いためである。串刺しユニット3に傾倒が生じると、串刺しユニット3の各部が供給ユニット2の各部に引っ掛かったり、摩擦抵抗が大きくなったりするため、串刺しユニット3をスムーズに変位させることができなくなる。
これに対して本実施形態では、ベース部24のスライド面24aからは突起26(図4(a)参照)が上方に突出している。この突起26は、蓋押し棒33の変位軌跡とスライド面24aとの間(本実施形態では、串刺し前の初期位置において蓋押し棒33の前端の下方)に配置される。これにより、スライド面24aに向けた蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒を突起26によって規制できる。よって、上記のような引っ掛かりや摩擦抵抗の増大を抑制できるので、串刺しユニット3をスムーズに変位させることができる。
レール25に沿う串刺しユニット3の後方側への変位は、レール25の後方側に設けられたストッパ27によって規制される。ストッパ27は、スライド面24aから上方に突出しており、串刺しユニット3の取っ手31及び食品押し棒32の後端部分がストッパ27に接触可能に構成される。以下の説明においては、串刺しユニット3がストッパ27に接触している状態を、串刺し前の「初期位置」と定義して説明する。
この初期位置においては、串刺しユニット3の串押し棒30の先端部が串供給部23の被挿入孔23d(図3(b)参照)に挿入される。被挿入孔23dは、串供給部23の後端側に位置するブロック体23cを前後に貫通する断面円形の孔であり、被挿入孔23dは、串供給部23の内部の空間の支持面23eに沿って形成される。支持面23eは、串101を支持する串供給部23の内部の底面である。
このように、初期位置において被挿入孔23dに串押し棒30が挿入され、且つ、初期位置よりも後方側への串刺しユニット3の変位がストッパ27によって規制されているので、被挿入孔23dから串押し棒30が引き抜かれることを抑制できる。これにより、被挿入孔23dへの串押し棒30の挿入状態を維持したまま串刺しを繰り返すことができるので、串刺し作業の作業性が向上する。
また、初期位置で被挿入孔23dに串押し棒30が挿入され、且つ、初期位置から後方側に向けた串刺しユニット3の変位が規制されているものの、本実施形態では、被挿入孔23dに対する串押し棒30の抜き差しが可能となっている。
具体的には、図4(b)に示すように、初期位置から取っ手31を持って串刺しユニット3を上方に持ち上げつつ、車輪34がストッパ27を乗り越えるように後方側へ引き抜いた場合に、被挿入孔23d(図3(b)参照)に挿入された串押し棒30に曲げが生じない(又は、塑性変形しない曲げに留まる)程度の隙間が被挿入孔23dと串押し棒30との間に形成されている。
また、串刺しユニット3を持ち上げる前には、ブロック体23cの張り出し部分の下面23c1と、食品押し棒32との間にも隙間が形成されている(図4(a)参照)。この隙間も、図4(b)に示すような串刺しユニット3の引き抜きを行った場合に、食品押し棒32がブロック体23cの張り出し部分に干渉しない(又は、串刺しユニット3の引き抜きを許容できる程度の干渉に留まる)ように形成されている。
更に、図4(a)に示すように、突起26の後端側の上面にはスライド面24aに向けて下降傾斜する案内面26aが形成され、蓋押し棒33の前端側の下面には前方側に向けて上昇傾斜する被案内面33aが形成される。これらのテーパ面によって形成される隙間も、図4(b)に示すような串刺しユニット3の引き抜きを行った場合に、蓋押し棒33が突起26に干渉しない(又は、串刺しユニット3の引き抜きを許容できる程度の干渉に留まる)ように形成されている。
言い換えると、スライド面24aからのストッパ27の高さは、被挿入孔23d(図3(b)参照)に対する串押し棒30の抜き差しを許容できる高さであって、供給ユニット2からの串刺しユニット3の着脱を許容できる高さに設定されている。これにより、後方側への串刺しユニット3の変位がストッパ27によって規制されている場合であっても、レール25に対する串刺しユニット3の着脱を可能にできる。よって、被挿入孔23dに串押し棒30が挿入された状態を維持して串刺し作業の作業性を向上させることと、串刺しユニット3のメンテナンス性を向上させることとを両立できる。
図3に戻って説明する。串101を支持する支持面23eの前端側には、連通孔23fが形成される。連通孔23fは、串供給部23の前端側に位置するブロック体23bを前後に貫通する断面円形の孔である。この連通孔23fが支持面23eに沿って前後に延びているため、串刺しユニット3を前方側(図3(b)の左側)に押し込むことにより、支持面23eに支持される串101が連通孔23fを通して食品供給部20の内部に向けて変位する。これにより、食品供給部20の内部に保持された食品100に串101が刺されることになるが、この刺し込み時の力によって食品100が前方側に向けて変位しようとする。この食品100の変位は、蓋22によって規制される。
図5に示すように、食品供給部20の前壁20aには矩形の排出口20dが形成され、この排出口20dを開閉する蓋22が前壁20aに取付けられる。上述した通り、蓋22は、ばね蝶番21(図3参照)を用いて前壁20aに取付けられ、排出口20dを閉鎖する方向の弾性力がばね蝶番21から蓋22付与されている。
よって、詳細は後述するが、蓋22が排出口20dを閉鎖する状態では、排出口20dからの食品100の排出(図5の紙面垂直方向奥側への変位)が蓋22によって規制され、食品100に串101を刺すことが可能となっている。一方、食品100に串101が刺された後の串刺し後には、蓋22が蓋押し棒33(図5(b)参照)によって押し開けられて排出口20dが開放状態になり、食品押し棒32で押し出される食品100が排出口20dから排出されるように構成されている。この食品押し棒32による食品100の押し出しを可能にするための貫通孔20eが食品供給部20の後壁20b(図3参照)に形成されている。
貫通孔20eは、食品100が載置される載置領域に繋がる孔であり、貫通孔20eと食品押し棒32とが前後方向視(図5(b)の紙面垂直方向視)で重なる位置に配置される。よって、食品押し棒32を前後に変位させることにより、食品押し棒32が貫通孔20eを通して食品供給部20の内部に進入する状態と、外部に退避する状態とを形成可能に構成されている。
また、上述した蓋押し棒33による蓋22の押し込みを可能とするために、蓋22は、食品供給部20の一対の側壁20c(図5(a)参照)よりも側方側に突出しており、蓋22と蓋押し棒33とが前後方向視(図5(b)の紙面垂直方向視)で重なる位置に配置される。
なお、貫通孔20eは、串供給部23のブロック体23bを貫通する連通孔23f(図5(b)参照)とも繋がっており、支持面23eに支持される串101(図3参照)は、連通孔23f及び貫通孔20eを通して食品供給部20の内部に押し込まれるように構成されている。
次いで、図6~図8を参照して、食品100に串101を刺す時の串刺し装置1の動作について説明する。図6(a)は、図3(b)の状態から串刺しユニット3を前方側に変位させた串刺し途中の状態を示す串刺し装置1の部分拡大断面図であり、図6(b)は、図6(a)の状態における串刺し装置1の部分拡大側面図である。
図7(a)は、図6(a)の状態から串刺しユニットを更に前方側に変位させた串刺し完了の状態を示す串刺し装置1の部分拡大断面図であり、図7(b)は、図7(a)の状態における串刺し装置1の部分拡大側面図である。図8(a)は、図7(a)の状態から串刺しユニット3を更に前方側に変位させた状態を示す串刺し装置1の部分拡大断面図であり、図8(b)は、図8(a)の状態から串刺しユニット3を更に前方側に変位させた状態を示す串刺し装置1の部分拡大断面図である。
図6(a)に示すように、被挿入孔23dや連通孔23fの内径は、串101の外径よりも僅かに大きく(又は、同一に)形成されており、串押し棒30の外径は、串101の外径と同一(又は、それよりも僅かに小さく)形成されている。よって、串刺しユニット3を前方側に押し込むことにより、串供給部23の内部で上下に並ぶ複数の串101のうち、下端に位置する(支持面23eに支持される)1本の串101のみが串押し棒30によって前方側に押し込まれる。前方側に押し込まれる串101は、連通孔23fを通して食品供給部20の内部に向けて前進する。この時、串押し棒30に押されずに串供給部23に留まる他の串101は、串押し棒30の上に乗った状態となる。
連通孔23fは、食品供給部20の内部の底面(食品100の載置面)よりも上方に位置しており、食品100の後面(図6(a)の右側の面)の上下方向略中央部分に向けて串101が刺さるように構成されている。この時、串101が刺される時の力で食品100が前方側に向けて変位しようとするが、この食品100の変位は、上述した通り、ばね蝶番21の弾性力が付与された蓋22によって規制される。
即ち、図5(b)に示すように、食品押し棒32が食品供給部20の内部(食品100の載置領域)に進入する前であって、食品100が食品押し棒32によって押し出される前は、蓋押し棒33が蓋22よりも後方側に位置するように構成されている。よって、排出口20d(図7参照)は、ばね蝶番21の弾性力が付与された蓋22によって閉鎖されており、この排出口20dを塞ぐ蓋22の力(ばね蝶番21の弾性力)は、串101が刺される時の食品100の推進力よりも大きく設定されている。これにより、串刺し中の食品100が排出口20dから排出される(前方側に変位する)ことを抑制できるので、食品100に串101を刺すことができる。
なお、食品供給部20に複数重ねられる食品100の重さにより、串刺し中の食品100に曲げなどの変形が生じることは少ないが、そのような変形を抑制するために、食品供給部20の底面(食品100の載置領域)に向けて、串刺し中の食品100に上方から圧力を加える手段を設けても良い。このような手段の一例として、錘や水圧、又はアクチュエータなどが例示される。
図7に示すように、串刺しユニット3を更に前方側に変位させることにより、食品押し棒32が貫通孔20e(図5(b)参照)を通して食品供給部20の内部(食品100の載置領域)に進入する位置に達する。この位置を串刺し完了位置とする。
串刺し完了位置は、食品押し棒32による食品100の押し出しが開始される位置であるため、この串刺し完了位置よりも前方側に串刺しユニット3が変位する際には、食品100及び串101の各々が食品押し棒32と串押し棒30とによって前方側に押し込まれる。よって、食品100及び串101が並進し、串101の刺し込み深さは変化しないため、この串刺し完了位置で食品100に対する串101の刺し込みが完了する。
なお、この串刺し完了位置では、食品100から串101が所定量露出した状態で串刺しが完了する。これは、食品押し棒32が串押し棒30よりも前方側に突出しているためである。よって、串押し棒30の前端から食品押し棒32の前端までの寸法Lを変化させることにより、食品100からの串101の露出量(串101の刺し込み深さ)を調整できる。
また、串刺し完了位置では、蓋押し棒33がばね蝶番21の弾性力(及び蓋22の自重)に抗して蓋22を僅かに開放するように構成されている。言い換えると、蓋押し棒33は、食品押し棒32が食品供給部20の内部に進入する前に蓋22の開放を開始するように構成される。これにより、食品100が食品押し棒32によって押し出される前に蓋22の開放を開始できるので、排出口20dを閉鎖する蓋22に向けて食品100が押し込まれることを抑制できる。よって、食品100が傷むことを抑制できる。
ここで、蓋22は、排出口20dの上部において左右方向(図7の紙面垂直方向)の軸回りに回転するので、蓋押し棒33によって蓋22を押し開ける際には、スライド面24a(下方)側に向けた反力が蓋押し棒33に作用する。この反力によって蓋押し棒33(串刺しユニット3)が傾倒するおそれがある。また、蓋押し棒33による蓋22の開放は、串押し棒30が連通孔23fに挿入される前に開始されるため、蓋22を押し開ける時に生じる蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒により、連通孔23fと串押し棒30との引っ掛かりが生じ易くなる。
これに対して本実施形態では、突起26が蓋押し棒33の下方に形成されるので、蓋22を押し開ける時に生じる蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒を突起26によって規制できる。これにより、連通孔23fと串押し棒30との引っ掛かりを抑制できるので、串刺しユニット3をスムーズに変位させることができる。
このように、蓋22を押し開ける時に生じる蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒を突起26によって規制する場合、突起26を出来るだけ蓋22に近付けて配置することが好ましい。よって、本実施形態では、串刺し前の初期位置において、蓋押し棒33の前端の下方に突起26を配置する構成を採用している(図4参照)。これにより、蓋22を押し開ける時や変位途中における蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒を効果的に抑制できる。
なお、本実施形態では、蓋押し棒33の前端の下方に突起26を配置しているが、串刺し前の初期位置において蓋押し棒33の前端よりも前方側に突起26を配置する構成でも良い。この構成によれば、突起26を更に蓋22に近付けて配置できるので、蓋22を押し開ける時の蓋押し棒33(串刺しユニット3)の傾倒をより効果的に抑制できる。
また、蓋押し棒33よりも前方側に突起26を形成する場合には、変位途中の蓋押し棒33が突起26に干渉する(引っ掛かる)おそれがあるため、突起26や蓋押し棒33に対し、本実施形態のような案内面26aや被案内面33aを形成することが特に好ましい。これにより、仮に、変位途中の蓋押し棒33が突起26に接触しても、蓋押し棒33の前端部を案内面26aに沿ってスライドさせ、突起26を乗り上げるように変位させることができる。よって、串刺しユニット3をスムーズに変位させることができる。
ここで、突起26と蓋押し棒33との干渉を抑制しつつ、蓋押し棒33の傾倒を蓋22の近傍で抑制するためには、例えば、突起26を前後方向に長く形成することも可能である。しかし、そのような構成では突起26が大型化してしまうため、突起は、本実施形態のように初期位置において蓋押し棒33の前端の下方に設けるか、若しくは、蓋押し棒33よりも前方側に設けることが好ましい。これにより、蓋押し棒33の変位途中や蓋22の開放時における串刺しユニット3の傾倒を小型の突起26で規制できるので、串刺し装置1の重量増やコスト増を抑制できる。
また、串刺しユニット3の傾倒を突起26によって規制する場合、例えば、食品押し棒32の変位軌跡とスライド面24aとの間に突起26を設けることも可能である。しかしながら、そのような構成の場合、突起26と食品押し棒32とをスムーズにスライドさせるためには、上記の被案内面33aに相当するテーパ面を食品押し棒32に形成する必要がある。そのようなテーパ面を食品押し棒32の前端部に形成すると、食品100に対する食品押し棒32の接触面積が小さくなってしまうため、食品100を適切に押し出せなくなるおそれがある。
これに対して本実施形態では、食品押し棒32の下方には突起26を形成しない構成を採用している。これにより、被案内面33aに相当するテーパ面を食品押し棒32に形成することを不要にできるので、食品100と食品押し棒32との接触面積を広く確保できる。よって、食品押し棒32によって食品100を適切に押し出すことができる。
図8に示すように、串刺し完了位置から串刺しユニット3を更に前方側に変位させることにより、蓋押し棒33によって蓋22が完全に開放された状態となり、食品押し棒32によって押し出される串刺し後の食品100が排出口20dから排出される。この時、食品押し棒32に押し込まれずに食品供給部20に留まる他の食品100は、食品押し棒32の上に乗った状態となる。
串刺しユニット3のスライド変位の終端位置は、取っ手31が串供給部23のブロック体23cに接触した位置になるが、この終端位置では、食品押し棒32が排出口20dよりも前方側に突出した状態となる(図7(b)参照)。これにより、串刺し後の食品100を排出口20dから確実に排出できる。
このように、食品押し棒32が食品供給部20の内部(食品100の載置領域)に進入している時、即ち、串刺し後の食品100が食品押し棒32によって押し出されている時には、蓋22の閉鎖状態が蓋押し棒33によって解除される。これにより、串101が刺された串刺し後の食品100を排出口20dから排出できる。
そして、本実施形態の串刺し装置1によれば、串押し棒30と食品押し棒32とが一体になった串刺しユニット3が車輪34(図3参照)によって変位するものである。つまり、串押し棒30と食品押し棒32とが共通の車輪34(駆動部)の駆動力で変位するため、食品100を排出するための駆動部を別途設ける必要が無い。よって、串刺し装置1の製品コストを低減できる。
また、例えば、串刺し中の食品100が排出口20dから排出されることを規制する手段(規制手段)を、アクチュエータなどの動力で変位する蓋22によって構成することも可能である。しかしながら、そのような構成では、蓋22を開閉するための動力を別途設ける必要があり、串刺し装置1の製品コストが増大する。
これに対して本実施形態では、排出口20dを開閉する蓋22と、その蓋22に排出口20dを閉じる方向の弾性力を付与するばね蝶番21とによって串刺し中の食品100の排出を規制している。これにより、串刺し中の食品100の排出を規制することと、串刺し後の食品100の排出を許容することと、を簡易な構成で実現できるので、これによっても串刺し装置1の製品コストを低減できる。
また、蓋22の開放を蓋押し棒33によって行う構成であるため、例えば、食品押し棒32で押し出される食品100によって蓋22を開放する場合に比べ、食品100に負荷が加わることを抑制できる。更に、この蓋押し棒33が串押し棒30及び食品押し棒32と一体に形成されているため、それらの各棒を共通の車輪34(駆動部)で変位させることができる。よって、蓋押し棒33を駆動させるための動力を別途設ける必要が無いため、串刺し装置1の製品コストを低減できる。
なお、串刺し後の食品100が排出口20dから排出された後は、取っ手31を持って串刺しユニット3を後方側(図8(b)の右側)に引っ張って初期位置まで戻す。これにより、串刺し中に食品押し棒32に乗っていた食品100が食品供給部20の内部の底面(載置領域)に落下すると共に、串押し棒30に乗っていた串101が串供給部23の支持面23eに落下する。
よって、初期位置に戻した串刺しユニット3を再度前方側へ押し込むことにより、次の食品100に対する串刺しを行うことができる。この場合、上述した通り、串刺しユニット3の後方側には、初期位置において被挿入孔23dへの串押し棒30の挿入状態を維持するためのストッパ27(図4参照)が形成されている。これにより、串刺しを繰り返す度に串押し棒30を被挿入孔23dに挿入する手間を省くことができるので、串刺し作業の作業性が向上する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、串101が刺される食品100の一例として蒟蒻を例示したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、練り物(はんぺんや蒲鉾など)、野菜(大根や芋など)、豆腐、厚揚げ又は羊羹など、串101を刺すことを目的とする食品であれば、他の食品に対しても上記の串刺し装置1で串刺しできる。
上記実施形態では説明を省略したが、串101の材質は特に限定されるものではなく、木、竹、樹脂、又は金属などの公知の串を採用できる。また、串101の形状も丸棒に限られるものではない。即ち、串押し棒30によって押し出せるものであれば、串101の材質や形状は適宜設定できる。言い換えると、串押し棒30の形状も、串101の形状などに応じて適宜変更しても良い。
上記実施形態では、串刺し装置1の各部の材質や固定方法についての説明を省略したが、かかる材質や固定方法は特に限定されるものではない。例えば、串刺し装置1の各部の材質は、金属や樹脂などを用いれば良いし、各部の固定は、締結手段(ねじやリベット)や溶接などによって行えば良い。
上記実施形態では、串押し棒30、食品押し棒32、及び、蓋押し棒33(串刺しユニット3)の各棒を駆動させる駆動部の一例として、取っ手31を操作すること(手動)で車輪34を転動させる構成を例示したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、アクチュエータ(シリンダやモータ)の駆動力によって各棒を駆動させる構成でも良い。
また、そのような駆動部によって各棒を連動させる(共通の駆動部で駆動させる)構成として、各棒を一体化して串刺しユニット3とする構成を例示したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、1つのアクチュエータの動力を各棒に伝達する構成でも良い。このような構成の一例として、例えばモータの駆動力を、複数のピニオンやラックを用いて各棒に伝達する構成が例示される。即ち、1つの駆動部によって各棒を連動させることができる構成であれば、各棒が一体化されていなくても良い。
上記実施形態では、食品供給部20や串供給部23が上方に開口を有する箱状に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品供給部20や串供給部23の形状は、食品100や串101の形状などに応じて適宜設定できる。また、食品100や串101を落下させるのではなく、例えば水平方向にから食品100や串101を供給する形態でも良い。即ち、串押し棒30の串刺し方向前方側に食品100や串101を供給できるものであれば、食品供給部20や串供給部23の形状(経路)は上記の形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、排出口20dからの食品100の排出を規制する手段の一例としてばね蝶番21や蓋22を例示したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、磁力(磁石)によって蓋22を前壁20aに吸着させる構成や、蓋22の自重(又は蓋22に錘を設ける構成)によって排出口20dからの食品100の排出を規制しても良い。また、蒟蒻のように所定の変形が許容される食品100の場合には、例えば、排出口20dの開口面積を食品100の前面の面積よりも小さくすることにより、排出口20dからの食品100の排出を規制しても良い。
上記実施形態では、ばね蝶番21の弾性力と蓋押し棒33とによって蓋22を開閉する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品押し棒32で押し出される食品100によって蓋22を押し開ける構成でも良い。また、アクチュエータなどの駆動力により、蓋22を回転させたり、前後方向と直交する平面で蓋22をスライド変位させたりすることで蓋22を開閉する構成でも良い。これらの構成の場合には、蓋押し棒33を省略できる。
また、上記実施形態では、排出口20dの上部において、蓋22が左右方向の軸回りに回転する場合を説明したが、排出口20dの側部や下部において、蓋22が上下方向の軸回りや左右方向の軸回りに回転する構成でも良い。
即ち、食品供給部20の内部に食品押し棒32が進入する前に食品100が排出されることを抑制しつつ、食品供給部20の内部に食品押し棒32が進入している時に食品100の排出を許容できる構成であれば、上記の形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、蓋押し棒33が、串押し棒30及び食品押し棒32と共通の車輪34(駆動部)で変位する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、串押し棒30及び食品押し棒32と蓋押し棒33とを別体に構成し、串押し棒30及び食品押し棒32とは異なる駆動部(アクチュエータなど)で蓋押し棒33を変位させる構成でも良い。
上記実施形態では、食品押し棒32が食品供給部20の内部に進入する前に蓋押し棒33によって蓋22の開放を開始する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品押し棒32が食品供給部20の内部に進入した時点または進入後に蓋押し棒33によって蓋22の開放を開始するでも良い。
上記実施形態では、串刺しユニット3に取付けられる車輪34によって串刺しユニット3を変位させる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、スライド面24a上に軸支した車輪34の上で串刺しユニット3を変位させる構成でも良いし、車輪34ではなく、ボールキャスタのような他の転動体によって串刺しユニット3を変位させる構成でも良い。また、そのような転動体(車輪やボールキャスタなど)を一対のレール25の外側で転動させる構成でも良い。
上記実施形態では、串刺しユニット3の前後方向への変位をレール25によって案内する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、串押し棒30、食品押し棒32、及び、蓋押し棒33の各棒を直動させることができるものであれば、リニアガイドやシリンダなどの公知の構成を採用できる。また、串刺しユニット3がレール25(供給ユニット2)から着脱不能に構成されても良い。
上記実施形態では、蓋押し棒33の変位軌跡とスライド面24aとの間に突起26を形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品押し棒32の変位軌跡とスライド面24aとの間に突起26を設けても良いし、突起26を省略しても良い。食品押し棒32の変位軌跡とスライド面24aとの間に突起26を設ける場合には、食品押し棒32の前端部に、被案内面33aに相当するテーパ面を形成しても良い。
上記実施形態では、突起26に案内面26aが形成され、蓋押し棒33に被案内面33aが形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、突起26の案内面26aや蓋押し棒33の被案内面33aは省略しても良い。
上記実施形態では、食品押し棒32や蓋押し棒33が左右一対に設けられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品押し棒32や蓋押し棒33を1又は3本以上設ける構成でも良い。
上記実施形態では、食品押し棒32の上方側への変位をブロック体23cの左右の張り出し部分(突出部)で規制する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ブロック体23cの左右の張り出し部分を省略し、食品押し棒32(串刺しユニット3)の上方側への変位を規制する手段が存在しない構成でも良い。
上記実施形態では、食品押し棒32(串刺しユニット3)の左右方向への変位が串供給部23によって規制される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、食品押し棒32と串供給部23との間の隙間を比較的大きく形成し、串刺しユニット3の左右の変位をレール25のみで規制する構成でも良い。
上記実施形態では、串刺し前の初期位置において被挿入孔23dに串押し棒30が挿入され、その挿入状態が串刺しユニット3とストッパ27との接触によって維持される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ストッパ27を省略し、串刺しユニット3がスライド面24a上で後方側へ変位した時に、被挿入孔23dから串押し棒30が引き抜かれる構成でも良い。
上記実施形態では、被挿入孔23dに対する串押し棒30の抜き差し(供給ユニット2に対する串刺しユニット3の着脱)を許容できる高さでストッパ27を形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、串刺しユニット3の後方側への変位をスライド面24a上で規制する規制位置と、スライド面24a上から退避する退避位置とに変位可能なストッパ27を形成することにより、被挿入孔23dに対する串押し棒30の抜き差し(供給ユニット2に対する串刺しユニット3の着脱)を可能にする構成でも良い。
1 串刺し装置
20 食品供給部
20a 前壁
20d 排出口
21 ばね蝶番(規制手段)(弾性体)
22 蓋(規制手段)
23 串供給部
23d 被挿入孔
23c ブロック体(突出部)
24a スライド面
25 レール
26 突起
26a 案内面
27 ストッパ
3 串刺しユニット
30 串押し棒
32 食品押し棒
33 蓋押し棒(解除手段)
33a 被案内面
34 車輪(駆動部)
100 食品
101 串
20 食品供給部
20a 前壁
20d 排出口
21 ばね蝶番(規制手段)(弾性体)
22 蓋(規制手段)
23 串供給部
23d 被挿入孔
23c ブロック体(突出部)
24a スライド面
25 レール
26 突起
26a 案内面
27 ストッパ
3 串刺しユニット
30 串押し棒
32 食品押し棒
33 蓋押し棒(解除手段)
33a 被案内面
34 車輪(駆動部)
100 食品
101 串
Claims (14)
- 駆動部と、その駆動部の駆動力により串刺し方向に変位する串押し棒と、その串押し棒の前記串刺し方向における前方側に串を供給する串供給部と、その串供給部の前方側の載置領域に食品を供給する食品供給部と、を備え、前記串押し棒によって前記串を前記載置領域に向けて押し込むことにより、前記載置領域に載置された前記食品に前記串を刺す串刺し装置において、
前記載置領域に向けて前記串刺し方向で変位し、串刺し後の前記食品を前方側へ押し出す食品押し棒と、その食品押し棒の前方側に形成され、串刺し後の前記食品を排出する排出口を有する前壁と、その前壁の前記排出口から前記食品が排出されることを規制する規制状態を形成可能な規制手段と、その規制手段によって形成される前記規制状態を解除する解除手段と、を備え、
前記食品押し棒は、前記駆動部の駆動力によって変位し、前記食品押し棒が前記載置領域に進入する前に前記規制状態が前記規制手段によって形成され、前記食品押し棒が前記載置領域に進入している時に前記規制状態が前記解除手段によって解除されることを特徴とする串刺し装置。 - 前記規制手段は、前記前壁に回転可能に取付けられ、前記排出口を開閉する蓋と、その蓋に前記排出口を閉じる方向の弾性力を付与する弾性体と、から構成されることを特徴とする請求項1記載の串刺し装置。
- 前記解除手段は、前記蓋に向けて前記串刺し方向で変位し、前記蓋を押し開ける蓋押し棒から構成されることを特徴とする請求項2記載の串刺し装置。
- 前記蓋押し棒は、前記駆動部の駆動力によって変位することを特徴とする請求項3記載の串刺し装置。
- 前記蓋押し棒は、前記食品押し棒が前記載置領域に進入する前に前記蓋の開放を開始することを特徴とする請求項4記載の串刺し装置。
- 前記串押し棒、前記食品押し棒、及び、前記蓋押し棒が一体に形成される串刺しユニットと、その串刺しユニットをスライド面上でスライド変位させる車輪と、その車輪による前記串刺しユニットの変位を前記串刺し方向でガイドするレールと、を備え、
前記レールから前記串刺しユニットの取り外しが許容された状態で、前記串刺しユニットの変位が前記レールによってガイドされることを特徴とする請求項4又は5に記載の串刺し装置。 - 前記食品押し棒または前記蓋押し棒の変位軌跡と前記スライド面との間に形成され、前記スライド面から突出する突起を備え、
前記スライド面に向けた前記食品押し棒または前記蓋押し棒の傾倒が前記突起によって規制されることを特徴とする請求項6記載の串刺し装置。 - 前記蓋は、前記排出口の上部において前記スライド面と平行な軸回りに回転し、
前記突起は、前記蓋押し棒の変位軌跡と前記スライド面との間に形成されることを特徴とする請求項7記載の串刺し装置。 - 前記突起は、串刺し前の初期位置において前記蓋押し棒の前端の下方または前記蓋押し棒よりも前方側に位置し、
前記突起の後端側の上面には、前記スライド面に向けて下降傾斜する案内面が形成されることを特徴とする請求項8記載の串刺し装置。 - 前記蓋押し棒の前端側の下面には、前方側に向けて上昇傾斜する被案内面が形成され、
前記突起は、前記食品押し棒の変位軌跡と前記スライド面との間には非形成とされることを特徴とする請求項9記載の串刺し装置。 - 前記串押し棒および前記食品押し棒が一体に形成される串刺しユニットと、その串刺しユニットをスライド面上でスライド変位させる車輪と、その車輪による前記串刺しユニットの変位を前記串刺し方向でガイドするレールと、を備え、
前記レールから前記串刺しユニットの取り外しが許容された状態で、前記串刺しユニットの変位が前記レールによってガイドされることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の串刺し装置。 - 前記食品押し棒は、前記串供給部を挟んで一対に設けられ、
前記串供給部は、前記串供給部から一対の前記食品押し棒の上方に突出する一対の突出部を備え、
一対の前記突出部と前記スライド面との間に前記食品押し棒が挿入されることにより、前記食品押し棒の左右方向への変位が前記串供給部によって規制され、上方側への変位が前記突出部によって規制されることを特徴とする請求項11記載の串刺し装置。 - 前記串供給部は、前記串供給部の後端部に形成され、前記串押し棒によって前記串を押し込むための被挿入孔を備え、
前記串押し棒は、串刺し前の初期位置において前記被挿入孔に挿入され、
前記スライド面上には、前記初期位置よりも後方側への前記串刺しユニットの変位を規制するストッパが形成されることを特徴とする請求項11又は12に記載の串刺し装置。 - 前記スライド面からの前記ストッパの高さは、前記被挿入孔に対する前記串押し棒の抜き差しを許容可能な高さであることを特徴とする請求項13記載の串刺し装置。
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